JP2004143164A - 活性化血液凝固第x因子阻害剤 - Google Patents

活性化血液凝固第x因子阻害剤 Download PDF

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藤本 光一
Naoki Tanaka
田中 直樹
Ikuko Shimada
島田 郁子
Fumitoshi Asai
浅井 史敏
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Abstract

 【課題】
 本発明は、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用な、ベンズアミジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する活性化血液凝固第X因子阻害剤を提供する。
 【解決手段】
 該活性化血液凝固第X因子阻害剤は、一般式
【化1】

[R1:H、ハロゲン原子、アルキル基又はOH;R2:H又はハロゲン原子;R3:H、置換可アルキル基、アラルキル基、置換可アルキルカルボニル基又は置換可アルキルスルホニル基等;R4及びR5:H、ハロゲン原子、置換可アルキル基、カルバモイル基等;R6:ヘテロ環等;R7及びR8:H、アルキル基等;n:0、1又は2]を有するベンズアミジン誘導体を含有する。
 【選択図】
 なし。

Description

 本発明は、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用な、活性化血液凝固第X因子阻害剤に関する。
 近年、人口の高齢化により、加齢に伴う循環器疾患の増加が目立っている。その中でも、脳梗塞、心筋梗塞、末梢循環障害などの血栓性疾患は、直接死因に結び付くばかりでなく、患者の予後の悪さ、生活に対する制限など個人的、社会的負担を多く強いることになる。これら血栓症に対する治療法として、抗凝固療法は今後ますます重要性が増すと考えられる。
 血液の凝固は、何らかの刺激に起因して活性化される酵素反応の多段階増幅過程を経て、最終的に活性化されたトロンビンが、可溶性血漿蛋白であるフィブリノーゲンを限定分解し、フィブリンを生成することにより生じる。フィブリンは不溶性蛋白で凝塊を形成する。この過程は血液凝固カスケードとして知られ、内因系および外因系の2つの経路が有り、それぞれの経路は、血液凝固第X因子を活性化して合流する。以上のように、生成した活性化血液凝固第X因子は、血液凝固カスケードの重要な位置を占める酵素で、最終的には、2価カルシウムイオン、リン脂質及び活性化血液凝固第V因子等と複合体をつくり、プロトロンビンをトロンビンに効率良く転換し、血液凝固反応を促進させる(例えば、非特許文献1参照。)。
 現在、抗凝固薬としてはワルファリンや抗トロンビン剤が知られ、使用されている。しかし、ワルファリンは経口の抗血栓薬として汎用されてはいるが、ビタミンK拮抗物質であり、食事や、併用薬剤との相互作用がしばしば見られるなど抗凝固能のコントロールが難しいことが知られている(例えば、非特許文献2参照。)。また、現在の抗トロンビン剤は、薬効に伴う副作用の出血傾向が観察されることから、新たな抗凝固薬の開発が望まれている。活性化血液凝固第X因子はトロンビンの生成に直接関与し、その阻害剤は抗凝固作用を示すことが知られており、新規の抗凝固剤として可能性が示唆されている(例えば、非特許文献3参照。)。
 ところで、芳香族アミジン誘導体又はアミジノナフチル誘導体を含有する競合拮抗型の活性化血液凝固第X因子阻害剤が、既に知られている(例えば、特許文献1、2及び3参照。)。また、例えば、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸 2トリフルオロ酢酸塩等のベンズアミジン誘導体を含有する活性化血液凝固第X因子阻害剤が知られている(例えば、特許文献4参照。)。更に、特願2002−102486号明細書には、特異なベンズアミジン誘導体及び当該ベンズアミジン誘導体を含有する医薬が記載されている(但し、当該出願は、化合物及び当該化合物の医薬用途が特許請求の範囲に包含されており、本出願は当該化合物の特定用途を特許請求の範囲とする点に於いて、両出願は重複特許の関係には無い。)。
特開平5−208946号公報(欧州特許出願公開第540051号明細書) 国際公開第96/16940号パンフレット(欧州特許出願公開第798295号明細書) 国際公開第00/47553号パンフレット 国際公開第98/31661号パンフレット(欧州特許出願公開第976722号明細書) スミス、ホワイト、その他著,「プリンシプルズ・オブ・バイオケミストリー:マーマリアン・バイオケミストリー」,1983年,第7版[ E. L. Smith, A. White et al 'Principles of Biochemistry: Mammalian Biochemistry 7th edition' McGraw-Hill, Inc. (1983)] 「クリニカル・ファーマコカイネティックス」,第30巻,第416頁(1996年)[Clin. Pharmacokinet., 30, 416 (1996)] 「ドラッグズ」,第49巻,第856頁(1995年)[Drugs, 49, 856 (1995)]
 本発明者等は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用の開発を目指し、種々のベンズアミジン誘導体の薬理活性について、長年に亘り、鋭意研究を行った結果、特異な構造を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、トリプシン阻害作用を示さないため、それに起因する副作用が無く、血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
 本発明は、血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬として有用な活性化血液凝固第X因子阻害剤、及び当該活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬を提供する。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤は、一般式(1)
 [上記式中、
 R1は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基又は水酸基を示し、
 R2は、水素原子又はハロゲン原子を示し、
 R3は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個の水酸基置換アルキル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基又は炭素数3乃至8個のカルボキシアルキルカルボニル基を示し、
 R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基、炭素数1乃至6個のアルコキシ基、カルボキシル基、炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素数2乃至7個のモノアルキルカルバモイル基又は炭素数3乃至13個のジアルキルカルバモイル基を示し、
 R6は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基、炭素数2乃至7個の脂肪族アシル基、炭素数7乃至11個の芳香族アシル基、カルバモイル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数6乃至10個のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基又は炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基を示し、
 R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル基を示し、
 あるいは、R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基を示し、
 nは、0、1又は2を示す。]を有する化合物又はその薬理上許容し得る塩或いはそのプロドラッグを含有する。
 R1、R2、R4及びR5の「ハロゲン原子」としては、例えば、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、弗素原子等が挙げられ、R1については、好適には、臭素原子、塩素原子又は弗素原子であり、特に好適には、弗素原子であり、R2については、好適には、臭素原子、弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には、弗素原子であり、R4及びR5については、弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には、弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には、塩素原子である。
 R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の「炭素数1乃至6個のアルキル基」としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル基等が挙げられ、R1については、好適には、メチル基であり、R3については、好適には、メチル、エチル又はイソプロピル基であり、特に好適には、イソプロピル基であり、R4及びR5については、好適には、メチル基であり、R6については、好適には、メチル、エチル、イソプロピル又はブチル基、特に好適には、メチル、エチル又はイソプロピル基であり、R7については、好適には、メチル基であり、R8については、好適には、メチル基である。
 R3の「炭素数1乃至6個の水酸基置換アルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至3個のものであり、さらに好適には、エチル基であり、好適な「炭素数1乃至6個の水酸基置換アルキル基」としては、2−ヒドロキシエチル基である。
 R3の「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、1乃至3個のものであり、さらに好適には、メチル基であり、好適な「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基」としては、カルボキシメチル基である。
 R3の「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基」のアルキル部分(アルコキシ部分のアルキル部分も含む)は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基」としては、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基であり、更に好適には、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、特に好適には、エトキシカルボニルメチル基である。
 R3の「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、さらに好適には、メチル基であり、好適な「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基」としては、カルボキシメタンスルホニル基である。
 R3の「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、さらに好適には、エチル基であり、好適な「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基」としては、エタンスルホニル基である。
 R3の「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基」のアルキル部分(アルコキシ部分のアルキル部分も含む)は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、さらに好適には、1乃至2個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基」としては、エトキシカルボニルメタンスルホニル基である。
 R3の「炭素数3乃至8個のカルボキシアルキルカルボニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、さらに好適には、炭素数1のものであり、好適な「炭素数3乃至8個のカルボキシアルキルカルボニル基」としては、カルボキシアセチル基である。
 R4及びR5の「炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基」としては、トリフルオロメチル基である。
 R4及びR5の「炭素数1乃至6個のアルコキシ基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであり、さらに好適には、炭素数1個のものであり、好適な「炭素数1乃至6個のアルコキシ基」としては、メトキシ基である。
 R4及びR5の「炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基」としては、エトキシカルボニル基である。
 R4及びR5の「炭素数2乃至7個のモノアルキルカルバモイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のモノアルキルカルバモイル基」としては、N―メチルカルバモイル基である。
 R4及びR5の「炭素数3乃至13個のジアルキルカルバモイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のジアルキルカルバモイル基」としては、N,N−ジメチルカルバモイル基である。
 R6の「炭素数3乃至8個の環状アルキル基」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等が挙げられ、好適には、シクロペンチル基である。
 R6の「炭素数7乃至16個のアラルキル基」としては、例えば、ベンジル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、フェネチル基等が挙げられ、好適には、ベンジル又はフェネチル基である。
 R6の「ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、ヘテロ環部分は、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒素原子を1乃至3個含む5乃至7員複素環基であり、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、 ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような芳香族複素環基及びモルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニルのようなこれらの基に対応する、部分若しくは完全還元型の基を挙げることができ、好適には、窒素原子を少なくとも1個含み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5乃至7員複素環基を示し、例えば、ピロリル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような芳香族複素環基及びモルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニルのようなこれらの基に対応する、部分若しくは完全還元型の基(例えば、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル)を挙げられ、また、上記「5乃至7員複素環基」は、他の環式基と縮環していてもよく、例えば、イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、インドリジニル、イソインドリル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、イソインドリニルのような基等が挙げられ、好適には、ピリジル基であり、好適な「ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基」としては、2−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル又は4−ピリジルメチル基又は2−(2−ピリジル)エチル、2−(3−ピリジル)エチル又は2−(4−ピリジル)エチル基である。      
 R6の「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基」としては、カルボキシメチル基である。
 R6の「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基」としては、メトキシカルボニルメチル基である。
 R6の「炭素数2乃至7個の脂肪族アシル基」としては、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル基等が挙げられ、好適には、アセチル基である。
 R6の「炭素数7乃至11個の芳香族アシル基」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフチルカルボニル、2−ナフチルカルボニル基等が挙げられ、好適には、ベンゾイル基である。
 R6の「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基」としては、メタンスルホニル基である。
 R6の「炭素数6乃至10個のアリール基」としては、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェナンスリル基等が挙げられ、好適には、フェニル基である。
 R6の「ヘテロ環」としては、前述の「ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、下記式のもの、すなわち、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル(A)、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル(B)、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル(C)、5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル(D)又は4−ピリジル基である。
 R6の「炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数3個のものであり、好適な「炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基」としては、1−イミノプロピル基である。
 R6の「炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基」としては、N−エチルホルムイミドイル基である。
 R6の「炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基」としては、例えば、イミノフェニルメチル、イミノナフチルメチル基等が挙げられ、好適には、イミノフェニルメチル基である。
 R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、形成される「炭素数2乃至5個のアルキレン基」としては、例えば、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン基等であり、好適には、エチレン又はトリメチレン基である。
 nは、好適には、1である。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤のうち、好適なものとしては、以下のものを挙げることができる。
(1) R1が、水素原子又は水酸基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(2) R2が、水素原子である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(3) R3が、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基又は炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(4) R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(5) R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基又はカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(6) R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(7) R6が、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数6乃至10個のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基又は炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(8) R6が、メチル、エチル又はイソプロピル基、シクロペンチル基、ベンジル又はフェネチル基、2−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジルメチル、2−(2−ピリジル)エチル、2−(3−ピリジル)エチル又は2−(4−ピリジル)エチル基、フェニル基、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル又は4−ピリジル基、ホルムイミドイル基、1−イミノプロピル基、イミノフェニルメチル基又はN−エチルホルムイミドイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(9) R7及びR8が、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(10) R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(11) R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、エチレン又はトリメチレン基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、
(12) nが、1である活性化血液凝固第X因子阻害剤
を挙げることができ、これらの組み合わせ、例えば、(1)、(2)、(3)、(5)、(7)、(9)及び(12)の組み合わせ、(1)、(2)、(4)、(6)、(8)、(9)及び(12)の組み合わせ等も、また、好適である。
 「その薬理上許容される塩」とは、本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)は、塩にすることができるので、その塩をいい、そのような塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸、トリフルオロ酢酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
 又、本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)は、大気中に放置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような塩も本発明に包含される。
 更に、本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)は、他のある種の溶媒を吸収し、溶媒和物となる場合があるが、そのような塩も本発明に包含される。
 「そのプロドラッグ」とは、本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)は、水酸基、アミノ基、アミジノ基又はカルボキシル基を有する場合があり、その場合に、それらの基が生体内で化学的又は生物化学的に切断される基で保護されたものをいい、プロドラッグを形成する基としては、水酸基、アミノ基又はアミジノ基の場合には、化学的方法により開裂し得る「反応における保護基」、及び、「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」を示し、
 斯かる「反応における保護基」としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイル及びヘナイコサノイルのようなアルキルカルボニル基、スクシノイル、グルタロイル、アジポイルのようなカルボキシ化アルキルカルボニル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ低級アルキルカルボニル基、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「脂肪族アシル基」;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリール基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジル、メチル、ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;フェノキシカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカルボニル、2−ニトロフェノキシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボニルのような、1乃至2個の、低級アルコキシ、ニトロ基又はハロゲン原子でアリール環が置換されていてもよい「アリールオキシカルボニル基」;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2個の低級アルコキシ又はニトロ基でアリール環が置換されていてもよい「アラルキルオキシカルボニル基」を挙げることができ、
 一方、「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」としては、例えば、エチルカルボニルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、ジメチルアミノアセチルキシメチル、1−アセトキシエチルのようなアシルオキシアルキル基;1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチルのような1−(アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;フタリジル基;4−メチル−オキソジオキソレニルメチル、4−フェニル−オキソジオキソレニルメチル、オキソジオキソレニルメチルのようなオキソジオキソレニルメチル基等の「カルボニルオキシアルキル基」;上記「脂肪族アシル基」;上記「芳香族アシル基」;「コハク酸のハーフエステル塩残基」;「燐酸エステル塩残基」;「アミノ酸等のエステル形成残基」;カルバモイル基;1乃至2個の低級アルキル基で置換されたカルバモイル基;及び、ピバロイルオキシメチルオキシカルボニルのような「カルボニルオキシアルキルオキシカルボニル基」を挙げることができ、そのような誘導体か否かは、ラットやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬理学的に許容される塩を検出できることにより決定でき、好適には、アセチル基であり、
 アミノ基又はアミジノ基の場合には、特に限定はなく用いることができるが、好適には、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ラウロイル、パルミトイル、ステアロイルのようなアルキルカルボニル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ低級アルキルカルボニル基、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪族アシル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の芳香族アシル基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのようなアルケニルオキシカルボニル基又はフェノキシカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカルボニル、2−ニトロフェノキシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボニルのような、1乃至2個の、低級アルコキシ、ニトロ基又はハロゲン原子でアリール環が置換されていてもよいアリールオキシカルボニル基を挙げることができ、好適には、エトキシカルボニル基、1−(プロピオニルオキシ)エトキシカルボニル基、4−メトキシフェノキシカルボニル基又は4−フルオロフェノキシカルボニル基であり、
 カルボキシル基の場合には、「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」及び、加水素分解、加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂し得る「反応における保護基」を示し、
 斯かる「反応における保護基」としては、好適には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルのような「低級アルキル基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルのような「アルケニル基」;エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニル、2−メチル−2−プロピニル、2−エチル−2−プロピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、2−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、2−メチル−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルのような「アルキニル基」;トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−ヨードエチル、3−クロロプロピル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル、2,2−ジブロモエチルのような「ハロゲノ低級アルキル基」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシ「低級アルキル基」;アセチルメチルのような「脂肪族アシル」−「低級アルキル基」;ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、6−フェニルヘキシル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリール基で置換された「低級アルキル基」、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノベンジルジフェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)メチル、ピペロニル、4−メトキシカルボニルベンジルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニル基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジtert−ブチルシリル、トリイソプロピルシリル、メチルジフェニルシリル、イソプロピルジフェニルシリル、ブチルジフェニルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような「シリル基」を挙げることができ、
 「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」は、人体内で加水分解等されて、フリーの酸又はその塩を生成するエステルをいい、
 このような「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」としては、具体的には、メトキシメチル、1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、tert−ブトキシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのような「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級アルキル基等の「アルコキシ低級アルキル基」:メトキシカルボニルメチルのような「低級アルコキシ」カルボニル「低級アルキル基」;シアノメチル、2−シアノエチルのようなシアノ「低級アルキル基」;メチルチオメチル、エチルチオメチルのような「低級アルキル」チオメチル基;フェニルチオメチル、ナフチルチオメチルのような「アリール」チオメチル基;2−メタンスルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスルホニルエチルのようなハロゲンで置換されてもよい「低級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」;2−ベンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニルエチルのような「アリール」スルホニル「低級アルキル基」;ホルミルオキシメチル、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオキシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミルオキシエチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバロイルオキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−イソバレリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエチル、2−ホルミルオキシエチル、2−アセトキシエチル、2−プロピオニルオキシエチル、2−ブチリルオキシエチル、2−ピバロイルオキシエチル、2−バレリルオキシエチル、2−イソバレリルオキシエチル、2−ヘキサノイルオキシエチル、1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプロピル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリルオキシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1−バレリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプロピル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセトキシブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチリルオキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−アセトキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチル、1−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキシペンチル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような「脂肪族アシル」オキシ「低級アルキル基」、シクロペンタノイルオキシメチル、シクロヘキサノイルオキシメチル、1−シクロペンタノイルオキシエチル、1−シクロヘキサノイルオキシエチル、1−シクロペンタノイルオキシプロピル、1−シクロヘキサノイルオキシプロピル、1−シクロペンタノイルオキシブチル、1−シクロヘキサノイルオキシブチルのような「シクロアルキル」カルボニルオキシ「低級アルキル基」、ベンゾイルオキシメチルのような「芳香族アシル」オキシ「低級アルキル基」等のアシルオキシ「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオキシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカルボニルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘキシル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−プロポキシカルボニルオキシエチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−ブトキシカルボニルオキシエチル、1−イソブトキシカルボニルオキシエチル、1−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−ペンチルオキシカルボニルオキシエチル、1−ヘキシルオキシカルボニルオキシエチル、1−シクロペンチルオキシカルボニルオキシエチル、1−シクロペンチルオキシカルボニルオキシプロピル、1−シクロヘキシルオキシカルボニルオキシプロピル、1−シクロペンチルオキシカルボニルオキシブチル、1−シクロヘキシルオキシカルボニルオキシブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、2−メトキシカルボニルオキシエチル、2−エトキシカルボニルオキシエチル、2−プロポキシカルボニルオキシエチル、2−イソプロポキシカルボニルオキシエチル、2−ブトキシカルボニルオキシエチル、2−イソブトキシカルボニルオキシエチル、2−ペンチルオキシカルボニルオキシエチル、2−ヘキシルオキシカルボニルオキシエチル、1−メトキシカルボニルオキシプロピル、1−エトキシカルボニルオキシプロピル、1−プロポキシカルボニルオキシプロピル、1−イソプロポキシカルボニルオキシプロピル、1−ブトキシカルボニルオキシプロピル、1−イソブトキシカルボニルオキシプロピル、1−ペンチルオキシカルボニルオキシプロピル、1−ヘキシルオキシカルボニルオキシプロピル、1−メトキシカルボニルオキシブチル、1−エトキシカルボニルオキシブチル、1−プロポキシカルボニルオキシブチル、1−イソプロポキシカルボニルオキシブチル、1−ブトキシカルボニルオキシブチル、1−イソブトキシカルボニルオキシブチル、1−メトキシカルボニルオキシペンチル、1−エトキシカルボニルオキシペンチル、1−メトキシカルボニルオキシヘキシル、1−エトキシカルボニルオキシヘキシルのような(アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、[5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、[5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、[5−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、[5−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオキソジオキソレニルメチル基等の「カルボニルオキシアルキル基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、ジメトキシフタリジルのような「フタリジル基」:フェニル、インダニルのような「アリール基」:上記「アルキル基」:カルボキシメチルのような「カルボキシアルキル基」:及び、フェニルアラニンのような「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることができ、そのような誘導体か否かは、ラットやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬理学的に許容される塩を検出できることにより決定でき、好適には、エチル基である。
 表1に、本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)を具体的に例示する。表1で使用される省略記号に於いて、Etはエチル基を示し、-MSは、-CH2SO2基を示し、Phは、フェニル基を示し、Pyrは、ピリジル基を示し、Pyrmは、ピリミジニル基を示し、cPnは、シクロペンチル基を示し、-(CH2)3-(5)は、R6とR7が一緒になってトリメチレン基を形成し、かつ、それらを含む環が5員環となることを示し、C3H4NOは、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル基を示し、C4H6Nは4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル基を示し、C3H4NSは、4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル基を示し、C5H8Nは2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル基を示し、C6H10Nは3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル基を示し、C4H6NSは5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル基を示し、C5F4Nは、2,3,5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル基を示し、H(CH3CH2N)Cは、N−エチルホルムイミドイル基を示し、-(CH2)2-は、2位R7と6位R8が一緒になってエチレン基を形成することを示し、C8H14Nは、3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニン−9−イル基を示す。
(表1)
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No.  R1  R2   R3  R4   R5  R6       R7    R8 n
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1   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3       H    H  1
2   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2     H    H  1
3   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
4   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
5   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   PhCH2      H    H  1
6   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph(CH2)2    H    H  1
7   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph       H    H  1
8   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3OCOCH2    H    H  1
9   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CO      H    H  1
10   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H2NCO      H    H  1
11   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3SO2     H    H  1
12   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   2-Pyr      H    H  1
13   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   3-Pyr      H    H  1
14   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   4-Pyr      H    H  1
15   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   2-Pyrm     H    H  1
16   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-3-CH2    H    H  1
17   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
18   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
19   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   cPn       H    H  1
20   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3      2-CH3   H  1
21   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
22   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H(NH)C     H    H  1
23   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
24   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph(NH)C     H    H  1
25   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C4H6N      H    H  1
26   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C5H8N      H    H  1
27   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C6H10N     H    H  1
28   H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C4H6NS     H    H  1
29   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3       H    H  1
30   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3CH2     H    H  1
31   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
32   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
33   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   PhCH2      H    H  1
34   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph(CH2)2    H    H  1
35   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph       H    H  1
36   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3OCOCH2    H    H  1
37   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3CO      H    H  1
38   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   H2NCO      H    H  1
39   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3SO2     H    H  1
40   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   2-Pyr      H    H  1
41   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   3-Pyr      H    H  1
42   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   4-Pyr      H    H  1
43   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   2-Pyrm     H    H  1
44   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-3-CH2    H    H  1
45   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
46   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
47   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   cPn       H    H  1
48   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3      2-CH3   H  1
49   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
50   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   H(NH)C     H    H  1
51   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
52   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph(NH)C     H    H  1
53   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C4H6N      H    H  1
54   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C5H8N      H    H  1
55   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C6H10N     H    H  1
56   H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C4H6NS     H    H  1
57   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3       H    H  1
58   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CH2     H    H  1
59   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3(CH3)CH   H    H  1
60   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
61   H   H  EtOOC-MS H    H   PhCH2      H    H  1
62   H   H  EtOOC-MS H    H   Ph(CH2)2    H    H  1
63   H   H  EtOOC-MS H    H   Ph       H    H  1
64   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3OCOCH2    H    H  1
65   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CO      H    H  1
66   H   H  EtOOC-MS H    H   H2NCO      H    H  1
67   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3SO2     H    H  1
68   H   H  EtOOC-MS H    H   2-Pyr      H    H  1
69   H   H  EtOOC-MS H    H   3-Pyr      H    H  1
70   H   H  EtOOC-MS H    H   4-Pyr      H    H  1
71   H   H  EtOOC-MS H    H   2-Pyrm     H    H  1
72   H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-3-CH2    H    H  1
73   H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-4-CH2    H    H  1
74   H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
75   H   H  EtOOC-MS H    H   cPn       H    H  1
76   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3      2-CH3   H  1
77   H   H  EtOOC-MS H    H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
78   H   H  EtOOC-MS H    H   H(NH)C     H    H  1
79   H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
80   H   H  EtOOC-MS H    H   Ph(NH)C     H    H  1
81   H   H  EtOOC-MS H    H   C4H6N      H    H  1
82   H   H  EtOOC-MS H    H   C5H8N      H    H  1
83   H   H  EtOOC-MS H    H   C6H10N     H    H  1
84   H   H  EtOOC-MS H    H   C4H6NS     H    H  1
85   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3       H    H  1
86   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3CH2     H    H  1
87   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
88   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
89   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   PhCH2      H    H  1
90   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph(CH2)2    H    H  1
91   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph       H    H  1
92   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3OCOCH2    H    H  1
93   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3CO      H    H  1
94   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H2NCO      H    H  1
95   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3SO2     H    H  1
96   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   2-Pyr      H    H  1
97   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   3-Pyr      H    H  1
98   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   4-Pyr      H    H  1
99   H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   2-Pyrm     H    H  1
100  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-3-CH2    H    H  1
101  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
102  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
103  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   cPn       H    H  1
104  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3      2-CH3   H  1
105  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
106  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H(NH)C     H    H  1
107  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
108  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph(NH)C     H    H  1
109  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C4H6N      H    H  1
110  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C5H8N      H    H  1
111  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C6H10N     H    H  1
112  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C4H6NS     H    H  1
113  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3       H    H  1
114  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CH2     H    H  1
115  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3(CH3)CH   H    H  1
116  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
117  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   PhCH2      H    H  1
118  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph(CH2)2    H    H  1
119  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph       H    H  1
120  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3OCOCH2    H    H  1
121  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CO      H    H  1
122  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H2NCO      H    H  1
123  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3SO2     H    H  1
124  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   2-Pyr      H    H  1
125  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   3-Pyr      H    H  1
126  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   4-Pyr      H    H  1
127  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   2-Pyrm     H    H  1
128  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-3-CH2    H    H  1
129  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-4-CH2    H    H  1
130  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
131  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   cPn       H    H  1
132  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3      2-CH3   H  1
133  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
134  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H(NH)C     H    H  1
135  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
136  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph(NH)C     H    H  1
137  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
138  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5H8N      H    H  1
139  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C6H10N     H    H  1
140  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6NS     H    H  1
141  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3       H    H  1
142  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2     H    H  1
143  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3(CH3)CH   H    H  1
144  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
145  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   PhCH2      H    H  1
146  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph(CH2)2    H    H  1
147  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph       H    H  1
148  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3OCOCH2    H    H  1
149  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CO      H    H  1
150  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H2NCO      H    H  1
151  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3SO2     H    H  1
152  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyr      H    H  1
153  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   3-Pyr      H    H  1
154  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   4-Pyr      H    H  1
155  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyrm     H    H  1
156  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-3-CH2    H    H  1
157  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-4-CH2    H    H  1
158  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
159  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   cPn       H    H  1
160  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      2-CH3   H  1
161  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
162  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(NH)C     H    H  1
163  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
164  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph(NH)C     H    H  1
165  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6N      H    H  1
166  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C5H8N      H    H  1
167  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C6H10N     H    H  1
168  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6NS     H    H  1
169  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3       H    H  0
170  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2     H    H  0
171  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3(CH3)CH   H    H  0
172  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  0
173  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   PhCH2      H    H  0
174  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph(CH2)2    H    H  0
175  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph       H    H  0
176  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3OCOCH2    H    H  0
177  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CO      H    H  0
178  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H2NCO      H    H  0
179  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3SO2     H    H  0
180  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   2-Pyr      H    H  0
181  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   3-Pyr      H    H  0
182  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   4-Pyr      H    H  0
183  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   2-Pyrm     H    H  0
184  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-3-CH2    H    H  0
185  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-4-CH2    H    H  0
186  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  0
187  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   cPn       H    H  0
188  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3      2-CH3   H  0
189  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   -(CH2)3-(5)   -    H  0
190  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H(NH)C     H    H  0
191  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2(NH)C   H    H  0
192  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph(NH)C     H    H  0
193  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C4H6N      H    H  0
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195  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C6H10N     H    H  0
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199  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3(CH3)CH   H    H  0
200  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  0
201  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   PhCH2      H    H  0
202  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph(CH2)2    H    H  0
203  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph       H    H  0
204  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3OCOCH2    H    H  0
205  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3CO      H    H  0
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207  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3SO2     H    H  0
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209  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   3-Pyr      H    H  0
210  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   4-Pyr      H    H  0
211  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   2-Pyrm     H    H  0
212  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-3-CH2    H    H  0
213  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-4-CH2    H    H  0
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229  H   H  EtOOC-MS H    H   PhCH2      H    H  0
230  H   H  EtOOC-MS H    H   Ph(CH2)2    H    H  0
231  H   H  EtOOC-MS H    H   Ph       H    H  0
232  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3OCOCH2    H    H  0
233  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CO      H    H  0
234  H   H  EtOOC-MS H    H   H2NCO      H    H  0
235  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3SO2     H    H  0
236  H   H  EtOOC-MS H    H   2-Pyr      H    H  0
237  H   H  EtOOC-MS H    H   3-Pyr      H    H  0
238  H   H  EtOOC-MS H    H   4-Pyr      H    H  0
239  H   H  EtOOC-MS H    H   2-Pyrm     H    H  0
240  H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-3-CH2    H    H  0
241  H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-4-CH2    H    H  0
242  H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  0
243  H   H  EtOOC-MS H    H   cPn       H    H  0
244  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3      2-CH3   H  0
245  H   H  EtOOC-MS H    H   -(CH2)3-(5)   -    H  0
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247  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CH2(NH)C   H    H  0
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249  H   H  EtOOC-MS H    H   C4H6N      H    H  0
250  H   H  EtOOC-MS H    H   C5H8N      H    H  0
251  H   H  EtOOC-MS H    H   C6H10N     H    H  0
252  H   H  EtOOC-MS H    H   C4H6NS     H    H  0
253  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3       H    H  0
254  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3CH2     H    H  0
255  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3(CH3)CH   H    H  0
256  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  0
257  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   PhCH2      H    H  0
258  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph(CH2)2    H    H  0
259  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph       H    H  0
260  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3OCOCH2    H    H  0
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262  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H2NCO      H    H  0
263  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3SO2     H    H  0
264  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   2-Pyr      H    H  0
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270  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  0
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291  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3SO2     H    H  0
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294  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   4-Pyr      H    H  0
295  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   2-Pyrm     H    H  0
296  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-3-CH2    H    H  0
297  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-4-CH2    H    H  0
298  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  0
299  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   cPn       H    H  0
300  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3      2-CH3   H  0
301  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   -(CH2)3-(5)   -    H  0
302  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H(NH)C     H    H  0
303  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CH2(NH)C   H    H  0
304  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph(NH)C     H    H  0
305  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
306  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5H8N      H    H  0
307  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C6H10N     H    H  0
308  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6NS     H    H  0
309  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3       H    H  0
310  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2     H    H  0
311  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3(CH3)CH   H    H  0
312  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3(CH2)2CH2  H    H  0
313  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   PhCH2      H    H  0
314  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph(CH2)2    H    H  0
315  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph       H    H  0
316  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3OCOCH2    H    H  0
317  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CO      H    H  0
318  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H2NCO      H    H  0
319  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3SO2     H    H  0
320  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyr      H    H  0
321  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   3-Pyr      H    H  0
322  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   4-Pyr      H    H  0
323  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyrm     H    H  0
324  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-3-CH2    H    H  0
325  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-4-CH2    H    H  0
326  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  0
327  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   cPn       H    H  0
328  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      2-CH3   H  0
329  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   -(CH2)3-(5)   -    H  0
330  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(NH)C     H    H  0
331  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2(NH)C   H    H  0
332  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph(NH)C     H    H  0
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338  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2     H    H  2
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343  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Ph       H    H  2
344  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3OCOCH2    H    H  2
345  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CO      H    H  2
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347  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3SO2     H    H  2
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352  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-3-CH2    H    H  2
353  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-4-CH2    H    H  2
354  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
355  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   cPn       H    H  2
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359  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
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362  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C5H8N      H    H  2
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370  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph(CH2)2    H    H  2
371  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Ph       H    H  2
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380  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-3-CH2    H    H  2
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382  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
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394  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CH2     H    H  2
395  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3(CH3)CH   H    H  2
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397  H   H  EtOOC-MS H    H   PhCH2      H    H  2
398  H   H  EtOOC-MS H    H   Ph(CH2)2    H    H  2
399  H   H  EtOOC-MS H    H   Ph       H    H  2
400  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3OCOCH2    H    H  2
401  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3CO      H    H  2
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403  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3SO2     H    H  2
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407  H   H  EtOOC-MS H    H   2-Pyrm     H    H  2
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409  H   H  EtOOC-MS H    H   Pyr-4-CH2    H    H  2
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433  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   3-Pyr      H    H  2
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435  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   2-Pyrm     H    H  2
436  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-3-CH2    H    H  2
437  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-4-CH2    H    H  2
438  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
439  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   cPn       H    H  2
440  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3      2-CH3   H  2
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443  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
444  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   Ph(NH)C     H    H  2
445  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C4H6N      H    H  2
446  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C5H8N      H    H  2
447  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C6H10N     H    H  2
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449  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3       H    H  2
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455  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph       H    H  2
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457  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CO      H    H  2
458  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H2NCO      H    H  2
459  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3SO2     H    H  2
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463  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   2-Pyrm     H    H  2
464  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-3-CH2    H    H  2
465  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Pyr-4-CH2    H    H  2
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471  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
472  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   Ph(NH)C     H    H  2
473  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6N      H    H  2
474  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5H8N      H    H  2
475  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C6H10N     H    H  2
476  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6NS     H    H  2
477  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3       H    H  2
478  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2     H    H  2
479  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3(CH3)CH   H    H  2
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483  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph       H    H  2
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485  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CO      H    H  2
486  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H2NCO      H    H  2
487  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3SO2     H    H  2
488  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyr      H    H  2
489  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   3-Pyr      H    H  2
490  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   4-Pyr      H    H  2
491  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   2-Pyrm     H    H  2
492  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-3-CH2    H    H  2
493  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-4-CH2    H    H  2
494  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
495  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   cPn       H    H  2
496  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      2-CH3   H  2
497  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
498  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(NH)C     H    H  2
499  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
500  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   Ph(NH)C     H    H  2
501  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6N      H    H  2
502  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C5H8N      H    H  2
503  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C6H10N     H    H  2
504  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6NS     H    H  2
505  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3       H    H  1
506  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3CH2     H    H  1
507  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
508  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
509  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   PhCH2      H    H  1
510  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Ph(CH2)2    H    H  1
511  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Ph       H    H  1
512  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3OCOCH2    H    H  1
513  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3CO      H    H  1
514  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H2NCO      H    H  1
515  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3SO2     H    H  1
516  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   2-Pyr      H    H  1
517  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   3-Pyr      H    H  1
518  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   4-Pyr      H    H  1
519  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   2-Pyrm     H    H  1
520  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Pyr-3-CH2    H    H  1
521  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
522  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
523  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   cPn       H    H  1
524  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3      2-CH3   H  1
525  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   -(CH2)3-(5)   -    H  1
526  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H(NH)C     H    H  1
527  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
528  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Ph(NH)C     H    H  1
529  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C4H6N      H    H  1
530  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C5H8N      H    H  1
531  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C6H10N     H    H  1
532  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C4H6NS     H    H  1
533  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3       H    H  1
534  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3CH2     H    H  1
535  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
536  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
537  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   PhCH2      H    H  1
538  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph(CH2)2    H    H  1
539  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph       H    H  1
540  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3OCOCH2    H    H  1
541  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3CO      H    H  1
542  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H2NCO      H    H  1
543  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3SO2     H    H  1
544  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   2-Pyr      H    H  1
545  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   3-Pyr      H    H  1
546  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   4-Pyr      H    H  1
547  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   2-Pyrm     H    H  1
548  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Pyr-3-CH2    H    H  1
549  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
550  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
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554  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H(NH)C     H    H  1
555  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
556  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph(NH)C     H    H  1
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558  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C5H8N      H    H  1
559  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C6H10N     H    H  1
560  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C4H6NS     H    H  1
561  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3       H    H  1
562  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3CH2     H    H  1
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566  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph(CH2)2    H    H  1
567  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph       H    H  1
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575  H   H  HOOC-MS  H    H   2-Pyrm     H    H  1
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583  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
584  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph(NH)C     H    H  1
585  H   H  HOOC-MS  H    H   C4H6N      H    H  1
586  H   H  HOOC-MS  H    H   C5H8N      H    H  1
587  H   H  HOOC-MS  H    H   C6H10N     H    H  1
588  H   H  HOOC-MS  H    H   C4H6NS     H    H  1
589  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3       H    H  1
590  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3CH2     H    H  1
591  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3(CH3)CH   H    H  1
592  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
593  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   PhCH2      H    H  1
594  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Ph(CH2)2    H    H  1
595  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Ph       H    H  1
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599  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3SO2     H    H  1
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603  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   2-Pyrm     H    H  1
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605  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Pyr-4-CH2    H    H  1
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611  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
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622  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph(CH2)2    H    H  1
623  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph       H    H  1
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629  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   3-Pyr      H    H  1
630  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   4-Pyr      H    H  1
631  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   2-Pyrm     H    H  1
632  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-3-CH2    H    H  1
633  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-4-CH2    H    H  1
634  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
635  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   cPn       H    H  1
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639  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3CH2(NH)C   H    H  1
640  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph(NH)C     H    H  1
641  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
642  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C5H8N      H    H  1
643  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C6H10N     H    H  1
644  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6NS     H    H  1
645  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3       H    H  1
646  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3CH2     H    H  1
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648  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3(CH2)2CH2  H    H  1
649  H   H  HOOC-MS  3-F   H   PhCH2      H    H  1
650  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph(CH2)2    H    H  1
651  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph       H    H  1
652  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3OCOCH2    H    H  1
653  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3CO      H    H  1
654  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H2NCO      H    H  1
655  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3SO2     H    H  1
656  H   H  HOOC-MS  3-F   H   2-Pyr      H    H  1
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659  H   H  HOOC-MS  3-F   H   2-Pyrm     H    H  1
660  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-3-CH2    H    H  1
661  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-4-CH2    H    H  1
662  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  1
663  H   H  HOOC-MS  3-F   H   cPn       H    H  1
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668  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph(NH)C     H    H  1
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671  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C6H10N     H    H  1
672  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C4H6NS     H    H  1
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674  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3CH2     H    H  0
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699  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C6H10N     H    H  0
700  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C4H6NS     H    H  0
701  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3       H    H  0
702  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3CH2     H    H  0
703  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3(CH3)CH   H    H  0
704  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  0
705  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   PhCH2      H    H  0
706  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph(CH2)2    H    H  0
707  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph       H    H  0
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713  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   3-Pyr      H    H  0
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851  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3SO2     H    H  2
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853  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   3-Pyr      H    H  2
854  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   4-Pyr      H    H  2
855  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   2-Pyrm     H    H  2
856  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   Pyr-3-CH2    H    H  2
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859  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   cPn       H    H  2
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862  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H(NH)C     H    H  2
863  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
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866  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C5H8N      H    H  2
867  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C6H10N     H    H  2
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883  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   2-Pyrm     H    H  2
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885  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Pyr-4-CH2    H    H  2
886  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
887  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   cPn       H    H  2
888  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3      2-CH3   H  2
889  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
890  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H(NH)C     H    H  2
891  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
892  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   Ph(NH)C     H    H  2
893  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C4H6N      H    H  2
894  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C5H8N      H    H  2
895  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C6H10N     H    H  2
896  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C4H6NS     H    H  2
897  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3       H    H  2
898  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3CH2     H    H  2
899  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3(CH3)CH   H    H  2
900  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3(CH2)2CH2  H    H  2
901  H   H  HOOC-MS  H    H   PhCH2      H    H  2
902  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph(CH2)2    H    H  2
903  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph       H    H  2
904  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3OCOCH2    H    H  2
905  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3CO      H    H  2
906  H   H  HOOC-MS  H    H   H2NCO      H    H  2
907  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3SO2     H    H  2
908  H   H  HOOC-MS  H    H   2-Pyr      H    H  2
909  H   H  HOOC-MS  H    H   3-Pyr      H    H  2
910  H   H  HOOC-MS  H    H   4-Pyr      H    H  2
911  H   H  HOOC-MS  H    H   2-Pyrm     H    H  2
912  H   H  HOOC-MS  H    H   Pyr-3-CH2    H    H  2
913  H   H  HOOC-MS  H    H   Pyr-4-CH2    H    H  2
914  H   H  HOOC-MS  H    H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
915  H   H  HOOC-MS  H    H   cPn       H    H  2
916  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3      2-CH3   H  2
917  H   H  HOOC-MS  H    H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
918  H   H  HOOC-MS  H    H   H(NH)C     H    H  2
919  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
920  H   H  HOOC-MS  H    H   Ph(NH)C     H    H  2
921  H   H  HOOC-MS  H    H   C4H6N      H    H  2
922  H   H  HOOC-MS  H    H   C5H8N      H    H  2
923  H   H  HOOC-MS  H    H   C6H10N     H    H  2
924  H   H  HOOC-MS  H    H   C4H6NS     H    H  2
925  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3       H    H  2
926  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3CH2     H    H  2
927  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3(CH3)CH   H    H  2
928  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3(CH2)2CH2  H    H  2
929  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   PhCH2      H    H  2
930  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Ph(CH2)2    H    H  2
931  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Ph       H    H  2
932  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3OCOCH2    H    H  2
933  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3CO      H    H  2
934  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   H2NCO      H    H  2
935  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3SO2     H    H  2
936  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   2-Pyr      H    H  2
937  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   3-Pyr      H    H  2
938  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   4-Pyr      H    H  2
939  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   2-Pyrm     H    H  2
940  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Pyr-3-CH2    H    H  2
941  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Pyr-4-CH2    H    H  2
942  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
943  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   cPn       H    H  2
944  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3      2-CH3   H  2
945  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
946  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   H(NH)C     H    H  2
947  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
948  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   Ph(NH)C     H    H  2
949  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C4H6N      H    H  2
950  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C5H8N      H    H  2
951  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C6H10N     H    H  2
952  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C4H6NS     H    H  2
953  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3       H    H  2
954  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3CH2     H    H  2
955  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3(CH3)CH   H    H  2
956  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3(CH2)2CH2  H    H  2
957  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   PhCH2      H    H  2
958  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph(CH2)2    H    H  2
959  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph       H    H  2
960  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3OCOCH2    H    H  2
961  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3CO      H    H  2
962  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   H2NCO      H    H  2
963  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3SO2     H    H  2
964  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   2-Pyr      H    H  2
965  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   3-Pyr      H    H  2
966  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   4-Pyr      H    H  2
967  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   2-Pyrm     H    H  2
968  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-3-CH2    H    H  2
969  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-4-CH2    H    H  2
970  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
971  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   cPn       H    H  2
972  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3      2-CH3   H  2
973  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
974  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   H(NH)C     H    H  2
975  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
976  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   Ph(NH)C     H    H  2
977  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6N      H    H  2
978  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C5H8N      H    H  2
979  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C6H10N     H    H  2
980  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6NS     H    H  2
981  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3       H    H  2
982  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3CH2     H    H  2
983  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3(CH3)CH   H    H  2
984  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3(CH2)2CH2  H    H  2
985  H   H  HOOC-MS  3-F   H   PhCH2      H    H  2
986  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph(CH2)2    H    H  2
987  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph       H    H  2
988  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3OCOCH2    H    H  2
989  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3CO      H    H  2
990  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H2NCO      H    H  2
991  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3SO2     H    H  2
992  H   H  HOOC-MS  3-F   H   2-Pyr      H    H  2
993  H   H  HOOC-MS  3-F   H   3-Pyr      H    H  2
994  H   H  HOOC-MS  3-F   H   4-Pyr      H    H  2
995  H   H  HOOC-MS  3-F   H   2-Pyrm     H    H  2
996  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-3-CH2    H    H  2
997  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-4-CH2    H    H  2
998  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Pyr-2-(CH2)2  H    H  2
999  H   H  HOOC-MS  3-F   H   cPn       H    H  2
1000  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3      2-CH3   H  2
1001  H   H  HOOC-MS  3-F   H   -(CH2)3-(5)   -    H  2
1002  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H(NH)C     H    H  2
1003  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3CH2(NH)C   H    H  2
1004  H   H  HOOC-MS  3-F   H   Ph(NH)C     H    H  2
1005  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C4H6N      H    H  2
1006  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C5H8N      H    H  2
1007  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C6H10N     H    H  2
1008  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C4H6NS     H    H  2
1009  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C3H4NO     H    H  1
1010  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1011  H   H  EtOOC-MS H    H   C3H4NO     H    H  1
1012  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1013  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1014  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1015  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C3H4NO     H    H  0
1016  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1017  H   H  EtOOC-MS H    H   C3H4NO     H    H  0
1018  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1019  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1020  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1021  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C3H4NO     H    H  2
1022  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C3H4NO     H    H  2
1023  H   H  EtOOC-MS H    H   C3H4NO     H    H  2
1024  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C3H4NO     H    H  2
1025  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  2
1026  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C3H4NO     H    H  2
1027  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C3H4NO     H    H  1
1028  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1029  H   H  HOOC-MS  H    H   C3H4NO     H    H  1
1030  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1031  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1032  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1033  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C3H4NO     H    H  0
1034  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1035  H   H  HOOC-MS  H    H   C3H4NO     H    H  0
1036  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1037  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1038  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1039  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C3H4NO     H    H  2
1040  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  2
1041  H   H  HOOC-MS  H    H   C3H4NO     H    H  2
1042  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  2
1043  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  2
1044  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C3H4NO     H    H  2
1045  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C5F4N      H    H  1
1046  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C5F4N      H    H  1
1047  H   H  EtOOC-MS H    H   C5F4N      H    H  1
1048  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C5F4N      H    H  1
1049  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5F4N      H    H  1
1050  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C5F4N      H    H  1
1051  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C5F4N      H    H  0
1052  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C5F4N      H    H  0
1053  H   H  EtOOC-MS H    H   C5F4N      H    H  0
1054  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C5F4N      H    H  0
1055  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5F4N      H    H  0
1056  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C5F4N      H    H  0
1057  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C5F4N      H    H  2
1058  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C5F4N      H    H  2
1059  H   H  EtOOC-MS H    H   C5F4N      H    H  2
1060  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C5F4N      H    H  2
1061  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C5F4N      H    H  2
1062  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C5F4N      H    H  2
1063  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C5F4N      H    H  1
1064  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C5F4N      H    H  1
1065  H   H  HOOC-MS  H    H   C5F4N      H    H  1
1066  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C5F4N      H    H  1
1067  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C5F4N      H    H  1
1068  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C5F4N      H    H  1
1069  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C5F4N      H    H  0
1070  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C5F4N      H    H  0
1071  H   H  HOOC-MS  H    H   C5F4N      H    H  0
1072  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C5F4N      H    H  0
1073  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C5F4N      H    H  0
1074  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C5F4N      H    H  0
1075  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C5F4N      H    H  2
1076  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C5F4N      H    H  2
1077  H   H  HOOC-MS  H    H   C5F4N      H    H  2
1078  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C5F4N      H    H  2
1079  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C5F4N      H    H  2
1080  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C5F4N      H    H  2
1081  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1082  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1083  H   H  EtOOC-MS H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1084  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1085  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1086  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1087  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1088  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1089  H   H  EtOOC-MS H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1090  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1091  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1092  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1093  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1094  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1095  H   H  EtOOC-MS H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1096  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1097  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1098  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1099  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1100  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1101  H   H  HOOC-MS  H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1102  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1103  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1104  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  1
1105  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1106  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1107  H   H  HOOC-MS  H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1108  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1109  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1110  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  0
1111  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1112  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1113  H   H  HOOC-MS  H    H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1114  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1115  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1116  H   H  HOOC-MS  3-F   H   H(CH3CH2N)C   H    H  2
1117  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1118  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1119  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1120  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1121  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1122  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1123  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1124  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1125  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1126  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1127  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1128  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1129  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1130  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1131  H   H  EtOOC-MS H    H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1132  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1133  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1134  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1135  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1136  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1137  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1138  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1139  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1140  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3      -(CH2)2-  -  1
1141  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1142  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  0
1143  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3      -(CH2)2-  -  0
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1145  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  0
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1147  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1148  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1149  H   H  HOOC-MS  H    H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1150  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1151  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1152  H   H  HOOC-MS  3-F   H   CH3      -(CH2)2-  -  2
1153  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C8H14N     H    H  1
1154  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C8H14N     H    H  1
1155  H   H  EtOOC-MS H    H   C8H14N     H    H  1
1156  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C8H14N     H    H  1
1157  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C8H14N     H    H  1
1158  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C8H14N     H    H  1
1159  H   H  EtOOC-MS 3-Cl  H   C8H14N     H    H  0
1160  H   H  EtOOC-MS 3-CH3  H   C8H14N     H    H  0
1161  H   H  EtOOC-MS H    H   C8H14N     H    H  0
1162  H   H  EtOOC-MS 3-CF3  H   C8H14N     H    H  0
1163  H   H  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C8H14N     H    H  0
1164  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C8H14N     H    H  0
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1170  H   H  EtOOC-MS 3-F   H   C8H14N     H    H  2
1171  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C8H14N     H    H  1
1172  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C8H14N     H    H  1
1173  H   H  HOOC-MS  H    H   C8H14N     H    H  1
1174  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C8H14N     H    H  1
1175  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C8H14N     H    H  1
1176  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C8H14N     H    H  1
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1178  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C8H14N     H    H  0
1179  H   H  HOOC-MS  H    H   C8H14N     H    H  0
1180  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C8H14N     H    H  0
1181  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C8H14N     H    H  0
1182  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C8H14N     H    H  0
1183  H   H  HOOC-MS  3-Cl  H   C8H14N     H    H  2
1184  H   H  HOOC-MS  3-CH3  H   C8H14N     H    H  2
1185  H   H  HOOC-MS  H    H   C8H14N     H    H  2
1186  H   H  HOOC-MS  3-CF3  H   C8H14N     H    H  2
1187  H   H  HOOC-MS  3-H2NCO H   C8H14N     H    H  2
1188  H   H  HOOC-MS  3-F   H   C8H14N     H    H  2
1189  H   H  H3CSO2  H    H   C3H4NO     H    H  0
1190  H   H  H3CSO2  3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1191  H   H  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NO     H    H  0
1192  H   H  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1193  H   H  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1194  H   H  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1195  H   F  H3CSO2  H    H   C3H4NO     H    H  0
1196  H   F  H3CSO2  3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1197  H   F  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NO     H    H  0
1198  H   F  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1199  H   F  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1200  H   F  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1201  H   H  H3CSO2  H    H   C3H4NO     H    H  1
1202  H   H  H3CSO2  2-F   H   C3H4NO     H    H  1
1203  H   H  H3CSO2  2-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1204  H   H  H3CSO2  2-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1205  H   H  H3CSO2  2-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1206  H   H  H3CSO2  2-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1207  H   H  H3CSO2  3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1208  H   H  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1209  H   H  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1210  H   H  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1211  H   H  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1212  H   F  H3CSO2  H    H   C3H4NO     H    H  1
1213  H   F  H3CSO2  3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1214  H   F  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1215  H   F  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1216  H   F  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1217  H   F  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1218  H   H  EtSO2   H    H   C3H4NO     H    H  0
1219  H   H  EtSO2   3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1220  H   H  EtSO2   3-Cl   H   C3H4NO     H    H  0
1221  H   H  EtSO2   3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1222  H   H  EtSO2   3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1223  H   H  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1224  H   F  EtSO2   H    H   C3H4NO     H    H  0
1225  H   F  EtSO2   3-F   H   C3H4NO     H    H  0
1226  H   F  EtSO2   3-Cl   H   C3H4NO     H    H  0
1227  H   F  EtSO2   3-CH3  H   C3H4NO     H    H  0
1228  H   F  EtSO2   3-CF3  H   C3H4NO     H    H  0
1229  H   F  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  0
1230  H   H  EtSO2   H    H   C3H4NO     H    H  1
1231  H   H  EtSO2   2-F   H   C3H4NO     H    H  1
1232  H   H  EtSO2   2-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1233  H   H  EtSO2   2-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1234  H   H  EtSO2   2-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1235  H   H  EtSO2   2-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1236  H   H  EtSO2   3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1237  H   H  EtSO2   3-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1238  H   H  EtSO2   3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1239  H   H  EtSO2   3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1240  H   H  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1241  H   F  EtSO2   H    H   C3H4NO     H    H  1
1242  H   F  EtSO2   3-F   H   C3H4NO     H    H  1
1243  H   F  EtSO2   3-Cl   H   C3H4NO     H    H  1
1244  H   F  EtSO2   3-CH3  H   C3H4NO     H    H  1
1245  H   F  EtSO2   3-CF3  H   C3H4NO     H    H  1
1246  H   F  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NO     H    H  1
1247  H   H  H3CSO2  H    H   C3H4NS     H    H  0
1248  H   H  H3CSO2  3-F   H   C3H4NS     H    H  0
1249  H   H  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NS     H    H  0
1250  H   H  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NS     H    H  0
1251  H   H  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NS     H    H  0
1252  H   H  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NS     H    H  0
1253  H   F  H3CSO2  H    H   C3H4NS     H    H  0
1254  H   F  H3CSO2  3-F   H   C3H4NS     H    H  0
1255  H   F  H3CSO2  3-Cl   H   C3H4NS     H    H  0
1256  H   F  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NS     H    H  0
1257  H   F  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NS     H    H  0
1258  H   F  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NS     H    H  0
1259  H   H  H3CSO2  H    H   C3H4NS     H    H  1
1260  H   H  H3CSO2  2-F   H   C3H4NS     H    H  1
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1262  H   H  H3CSO2  2-CH3  H   C3H4NS     H    H  1
1263  H   H  H3CSO2  2-CF3  H   C3H4NS     H    H  1
1264  H   H  H3CSO2  2-H2NCO H   C3H4NS     H    H  1
1265  H   H  H3CSO2  3-F   H   C3H4NS     H    H  1
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1267  H   H  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NS     H    H  1
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1273  H   F  H3CSO2  3-CH3  H   C3H4NS     H    H  1
1274  H   F  H3CSO2  3-CF3  H   C3H4NS     H    H  1
1275  H   F  H3CSO2  3-H2NCO H   C3H4NS     H    H  1
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1281  H   H  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NS     H    H  0
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1292  H   H  EtSO2   2-CF3  H   C3H4NS     H    H  1
1293  H   H  EtSO2   2-H2NCO H   C3H4NS     H    H  1
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1301  H   F  EtSO2   3-Cl   H   C3H4NS     H    H  1
1302  H   F  EtSO2   3-CH3  H   C3H4NS     H    H  1
1303  H   F  EtSO2   3-CF3  H   C3H4NS     H    H  1
1304  H   F  EtSO2   3-H2NCO H   C3H4NS     H    H  1
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1383  H   H  H3CSO2  3-CF3  H   C4H6N      H    H  1
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1404  H   H  EtSO2   3-CH3  H   C4H6N      H    H  1
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1410  H   F  H3CSO2  2-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1411  H   F  H3CSO2  2-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1412  H   F  H3CSO2  2-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
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1423  H   F  H3CSO2  2-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
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1430  H   F  EtSO2   2-F   H   C4H6N      H    H  0
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1432  H   F  EtSO2   2-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1433  H   F  EtSO2   2-CF3  H   C4H6N      H    H  0
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1436  H   F  EtSO2   3-Cl   H   C4H6N      H    H  0
1437  H   F  EtSO2   3-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1438  H   F  EtSO2   3-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1439  H   F  EtSO2   3-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
1440  H   F  EtSO2   H    H   C4H6N      H    H  1
1441  H   F  EtSO2   2-F   H   C4H6N      H    H  1
1442  H   F  EtSO2   2-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1443  H   F  EtSO2   2-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1444  H   F  EtSO2   2-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1445  H   F  EtSO2   2-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
1446  H   F  EtSO2   3-F   H   C4H6N      H    H  1
1447  H   F  EtSO2   3-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1448  H   F  EtSO2   3-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1449  H   F  EtSO2   3-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1450  H   F  EtSO2   3-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
1451  H   F  EtOOC-MS H    H   C4H6N      H    H  0
1452  H   F  EtOOC-MS 2-F   H   C4H6N      H    H  0
1453  H   F  EtOOC-MS 2-Cl   H   C4H6N      H    H  0
1454  H   F  EtOOC-MS 2-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1455  H   F  EtOOC-MS 2-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1456  H   F  EtOOC-MS 2-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
1457  H   F  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6N      H    H  0
1458  H   F  EtOOC-MS 3-Cl   H   C4H6N      H    H  0
1459  H   F  EtOOC-MS 3-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1460  H   F  EtOOC-MS 3-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1461  H   F  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
1462  H   F  EtOOC-MS H    H   C4H6N      H    H  1
1463  H   F  EtOOC-MS 2-F   H   C4H6N      H    H  1
1464  H   F  EtOOC-MS 2-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1465  H   F  EtOOC-MS 2-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1466  H   F  EtOOC-MS 2-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1467  H   F  EtOOC-MS 2-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
1468  H   F  EtOOC-MS 3-F   H   C4H6N      H    H  1
1469  H   F  EtOOC-MS 3-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1470  H   F  EtOOC-MS 3-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1471  H   F  EtOOC-MS 3-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1472  H   F  EtOOC-MS 3-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
1473  H   F  HOOC-MS  H    H   C4H6N      H    H  0
1474  H   F  HOOC-MS  2-F   H   C4H6N      H    H  0
1475  H   F  HOOC-MS  2-Cl   H   C4H6N      H    H  0
1476  H   F  HOOC-MS  2-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1477  H   F  HOOC-MS  2-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1478  H   F  HOOC-MS  2-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
1479  H   F  HOOC-MS  3-F   H   C4H6N      H    H  0
1480  H   F  HOOC-MS  3-Cl   H   C4H6N      H    H  0
1481  H   F  HOOC-MS  3-CH3  H   C4H6N      H    H  0
1482  H   F  HOOC-MS  3-CF3  H   C4H6N      H    H  0
1483  H   F  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6N      H    H  0
1484  H   F  HOOC-MS  H    H   C4H6N      H    H  1
1485  H   F  HOOC-MS  2-F   H   C4H6N      H    H  1
1486  H   F  HOOC-MS  2-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1487  H   F  HOOC-MS  2-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1488  H   F  HOOC-MS  2-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1489  H   F  HOOC-MS  2-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
1490  H   F  HOOC-MS  3-F   H   C4H6N      H    H  1
1491  H   F  HOOC-MS  3-Cl   H   C4H6N      H    H  1
1492  H   F  HOOC-MS  3-CH3  H   C4H6N      H    H  1
1493  H   F  HOOC-MS  3-CF3  H   C4H6N      H    H  1
1494  H   F  HOOC-MS  3-H2NCO H   C4H6N      H    H  1
-----------------------------------------------------------------------
 上記表に於いて、好適な活性化血液凝固第X因子阻害剤としては、14(実施例27)、21(実施例41)、22(実施例47)、23(実施例49)、25(実施例53)、26(実施例55)、53(実施例65)、54(実施例67)、81(実施例59)、82(実施例61)、85(実施例45)、109(実施例77)、110(実施例79)、137(実施例71)、138(実施例73)、507(実施例6)、518(実施例28)、523(実施例38)、525(実施例42)、526(実施例48)、527(実施例50)、529(実施例54)、530(実施例56)、557(実施例66)、558(実施例68)、585(実施例60)、586(実施例62)、589(実施例46)、613(実施例78)、614(実施例80)、641(実施例72)、642(実施例74)、1027(実施例89)、1029(実施例94)、1081(実施例86)又は1099(実施例87)を含有するものを挙げることができ、特に好適な活性化血液凝固第X因子阻害剤としては、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号14、実施例27)、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号22、実施例47)、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号23、実施例49)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号25、実施例53)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号53、実施例65)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号109、実施例77)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号507、実施例6)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号518、実施例28)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号523、実施例38)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号525、実施例42)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号526、実施例48)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号527、実施例50)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号529、実施例54)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号557、実施例66)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号585、実施例60)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号589、実施例46)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号613、実施例78)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号641、実施例72)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号1027、実施例89)、
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号1029、実施例94)又は
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号1099、実施例87)を含有するものを挙げることができる。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、毒性も弱いため、血液凝固性疾患(例えば、脳梗塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等の血栓性疾患)の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用である。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤の含有成分である化合物(1)は、例えば、以下のような方法で製造することができる。
 上記工程表中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びnは、前述と同意儀を示し、R1a、R3a、R4a、R5a及びR6aは、それぞれ、R1又はR1上の置換基が保護されたR1、R3又はR3上の置換基が保護されたR3、R4又はR4上の置換基が保護されたR4、R5又はR5上の置換基が保護されたR5、並びに、R6又はR6上の置換基が保護されたR6を示し、R6bは、R6a又はアミノ基の保護基を示し、Proは、水酸基の保護基を示し、Xは、ハロゲン原子又は水酸基を示す。
 A法は、本発明の化合物(1)を製造する方法である。
 第1工程
 本工程は、一般式(4)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(2)を有する化合物を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合物存在下、一般式(3)を有する化合物と縮合させることにより達成される。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えばヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン)或いはエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
 使用されるホスフィン類は、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1-C6アルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン等のトリC6-C10アリールホスフィン;或はトリルジフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニルホスフィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン等の、C1-C4アルキルを置換基として有してもよいトリC6-C10アリールホスフィンであり得、好適にはトリC1-C6アルキルホスフィン類(特にトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン又はトリブチルホスフィン、)又はトリC6-C10アリールホスフィン(特にトリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン)であり、更に好適には、トリブチルホスフィン又はトリフェニルホスフィンである。
 使用されるアゾ化合物は、例えば、アゾジカルボニルジピペリジン或いはアゾジカルボン酸ジメチル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジプロピル又はアゾジカルボン酸ジブチルのようなアゾジカルボン酸ジ−C1-C4アルキルであり得、好適には、アゾジカルボニルジピペリジン、アゾジカルボン酸ジメチル又はアゾジカルボン酸ジエチルである。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−50℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至60℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至24時間であり、好適には10分乃至6時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、不溶物が存在する場合にはそれをろ去し、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、抽出液を水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウム等で乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
 第2工程
 本工程は、一般式(1)を有する化合物を製造する工程であり、
(a) シアノ基をアミジノ基へと変換させる反応、
所望により、
(b) 保護されたアミノ基の保護基を除去する反応、
(c) アミノ基に所望の置換基を導入する反応、
(d) エステルの加水分解反応、
(e) 保護された水酸基の保護基を除去する反応
を、適宜順序を変えて、組み合わせることにより達成される。
 必須の反応(a)である「シアノ基をアミジノ基へと変換させる反応」は、一般にこの分野の技術に於て周知の方法に従い、
(1) 原料化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には不活性溶媒中)、酸存在下、アルコール類と反応させ、中間体として生じるイミノエーテル化合物をアンモノリシスさせるか、又は、
(2) 原料化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下、ヒドロキシルアミンと反応させ、中間体として生じるアミドオキシム化合物を加水素分解することにより達成される。
 反応(a)(1)は2段階からなる反応である。先ず、第1段階は、酸の存在下、ニトリル基をアルコールと反応させ、イミノエーテル化合物を得る反応である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)又はハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタンであり、特に好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)である。
 また、本反応は、溶媒も兼ねて、過剰のアルコール類中(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノール等であり得、好適には、メタノール又はエタノールである。)で行うことができ、また、通常、支障がないかぎりアルコール中で反応が行われる。
 使用される酸は、例えば、塩化水素、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或は、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、塩化鉄(III)、塩化亜鉛、塩化水銀(II)等のルイス酸であり得、好適には鉱酸又はルイス酸であり、特に好適には塩化水素である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、好適には1時間乃至15時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は、常法(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・精製することなく次の反応に用いることもできる。
 反応(a)(1)の第2段階は、第1段階で生成したイミノエーテル化合物を、加アンモニア分解させる反応である。この反応は、通常、不活性溶媒中、アンモニウムイオンの存在下に行われる。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;水;或いはアルコール類と水の混合溶媒であり得、好適には、メタノール、エタノール、水、含水メタノール又は含水エタノールであり、特に好適には、含水メタノール又は含水エタノールである。
 使用されるアンモニウムイオンのアンモニウム源としては、例えば、アンモニア水、塩化アンモニウム、炭酸アンモニウム又はそれらの混合物であり得、好適には、塩化アンモニウムである。
 反応に於けるpHは、中性乃至弱塩基性であり、好適には、アンモニア水及び塩酸を用いて、pH7乃至9である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、好適には1時間乃至15時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 反応(a)(2)は2段階からなる反応である。先ず、第1段階は、不活性溶媒中、所望に応じて塩基存在下、ニトリル基をヒドロキシルアミンと反応させ、アミドオキシム化合物を得る反応である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或いは水であり得、好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)である。
 使用されるヒドロキシルアミンの供給源としては、ヒドロキシルアミンの水溶液、有機溶媒の溶液又は酸との塩を挙げることができる。
 使用される塩基は、ヒドロキシルアミンの酸との塩を使用する場合に、それを中和し得るものであれば特に限定はないが(また、ヒドロキシルアミンの溶液を直接用いる場合は、必ずしも必要としない。)、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム)又はアルカリ金属アルコキシド類(特にカリウムt−ブトキシド)である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50℃乃至100℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・精製することなく、次反応に用いることもできる。
 反応(a)(2)の第2段階は、第1段階で生成したアミドオキシム化合物を加水素分解する反応である。
 通常、加水素分解に先立ち、水酸基を脱離性の基で修飾するが、簡便にアセチル基が常用される。アセチル化は、通常、酢酸中、無水酢酸を用いて行われるが、必要に応じて溶媒中で行うこともできる。
 アセチル化に使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;或いは、アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。       
 アセチル化の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
 アセチル化の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法(例えば、反応終了後、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・生成することなく次の反応に用いることもできる。
 アミドオキシム化合物の加水素分解(水酸基をアセチル化した場合は、脱アセトキシ化)は、通常、反応溶媒を変えず、引き続いて行われる。また、所望により、一度、溶媒を留去し、得られる残渣を再度、不活性溶媒に溶解させ行うこともできる。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のようなカルボン酸類;水;或いは、上記溶媒の混合溶媒であり得、好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、酢酸、或いはそれらの混合溶媒である。
 加水素分解に於て使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム、パラジウム−硫酸バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウム−炭素である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至80℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、触媒をろ去した後、溶媒を留去するか、或は、反応終了後、触媒をろ去した後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 所望の反応(b)である「保護されたアミノ基の保護基を除去する反応」は、一般に有機合成化学の技術において周知の方法に従い、以下の様に実施される。   
 アミノ基の保護基が、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除去することができる。尚、その際に、目的化合物を塩として得ることもできる。
 使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸であり得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒を挙げることができるが、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサン)、脂肪酸類(特に酢酸)、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、或は、水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
 反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
 反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分乃至48時間であり、好適には10分乃至15時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、必要に応じ、適宜中和して、溶媒を留去し、乾燥させるか、又は、反応液を水に注いだり、必要に応じ適宜中和して、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
 アミノ基の保護基がアルカノイル類、アリールカルボニル類、アルコキシカルボニル類、アルケニルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理することにより除去することができる。
 使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナト
リウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウム
メトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒ
ドラジン、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリ
ジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機
塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭
酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒドラジン又
はメチルアミン)である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのような
アルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混
合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類
、又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテト
ラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、エタノール
)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
 反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常
−10℃乃至50℃であり、好適には−5℃乃至10℃である。
 反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常
5分間乃至20時間であり、好適には10分間乃至3時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、又は必要に応じて酸で中
和した後溶媒を留去し、或いは、反応液に水を注ぎ、水層のpHを調整して生じ
た析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、
酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフ
ィー等によって更に精製できる。
 尚、アミノ基の保護基がt−ブトキシカルボニル基の場合には、特に不活性溶
媒中で、シリル化合物又はルイス酸と処理することによっても除去することもで
きる。
 使用されるシリル化合物としては、例えば、トリメチルシリルクロリド、トリ
メチルシリルイオダイド又はトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート
を挙げることができ、使用されるルイス酸としては、例えば塩化アルミニウム等
を挙げることができる。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素の
ようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン又はジオ
キサンのようなエ−テル類;或いは、アセトニトリルのようなニトリル類であり
得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン又はクロロホルム)
或いはニトリル類(特にアセトニトリル)である。
 反応温度は、原料化合物、試薬又は溶媒等によって変化するが、通常−20℃
乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、溶媒又は反応温度等によって変化するが、通
常10分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物をろ
取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等
)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で
乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
 尚、アミノ基の保護基がアリルオキシカルボニル基の場合は、特に、アラルキ
ル基等の場合の接触還元反応による除去方法と同様に除去することができる。即
ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン又はニッケルテトラカルボニルを使
用して除去することができる。
 アミノ基の保護基が、アラルキル基又はC7-C11アラルキルオキシカルボニル基
である場合には、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下
に接触還元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法を
挙げることができる。
 接触還元による保護基の除去反応の場合に於て、使用される溶媒は、本反応に
関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキサ
ンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ
ーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノール、エタ
ノール又は2−プロパノールのようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪
酸類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪族
炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂肪
酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、アルコール
類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸類(特に蟻酸又は酢酸)或いはこ
れらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
 使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定
はないが、例えば、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミ
ニウム又はパラジウム−硫酸バリウムを挙げることができるが、好適には、パラ
ジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。
 圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれ、好適には1気圧
である。
 反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される還元剤等によって変化するが、
通常0℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、溶媒、使用される還元剤又は反応温度等によって変
化するが、通常15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、触媒をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性
にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテ
ル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸
マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。
得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグ
ラフィー等によって更に精製できる。
 酸化による除去において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば
特に限定はないが、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのよう
なニトリル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのような
エーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又
はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、
好適には、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド
類、スルホキシド類或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適
には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン
)、ニトリル類(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホロ
トリアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホキシド)或いはこれらの有
機溶媒と水との混合溶媒である。
 使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニ
ウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ
−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適には、CAN又はDDQである。
 反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、
通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
 反応時間は、化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常
15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、酸化剤をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ
性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エー
テル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫
酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる
。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマト
グラフィー等によって更に精製できる。
 所望の反応(c)である「アミノ基に所望の置換基を導入する反応」は、原料
化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には、塩基存在下)、
試薬 R6-Xa (Xaは、ハロゲン原子(特に弗素原子又は塩素原子)、アルコキ
シ基(特にメトキシ基又はエトキシ基)を反応させることにより達成される。
 反応(c)で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解す
るものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメ
チルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケ
トン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロ
ニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プ
ロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メ
チル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又は
スルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、アルコール類(特にエ
タノール)である。
 反応(c)で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は
炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;或い
は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−
メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[
4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(炭
酸ナトリウム又は炭酸カリウム)或いは有機塩基類(特にトリエチルアミン)で
ある。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常1時間乃至
48時間であり、好適には5時間乃至15時間である。
 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反応液に
水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を
加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる
。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
 所望の反応(d)である「エステルの加水分解反応」は、一般に有機合成化学
の技術において周知の方法に従い、原料化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在
下、酸又は塩基存在下、加水分解することにより達成されるが、酸による加水分
解がより好ましい。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プ
ロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類及び水の混合
溶媒であり得、好適には含水メタノール又は含水エタノールである。
 使用される酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、
硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスル
ホン酸;或は、フマール酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸又はマレイン酸
等のカルボン酸塩であり得、好適には鉱酸(特に塩酸)である。
 使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;或は、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり得、好
適には水酸化ナトリウムである。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、酸を用いた反応では、通
常、0℃乃至150℃(好適には50℃乃至100℃)であり、塩基を用いた反
応では、通常、−10℃乃至50℃(好適には−5℃乃至10℃)である。
 反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、酸を用いた反応
では、通常、通常30分間乃至48時間(好適には3時間乃至10時間)であり
、塩基を用いた反応では、通常5分間乃至10時間(好適には10分間乃至3時
間)である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、酸(例
えば塩酸)を用いて反応液を酸性とし、析出する目的化合物をろ取するか、又は
水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的
化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾
燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。尚、反応終了
後、水性溶媒中、炭酸ガスを通じるか或いは炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムを
加えることにより、目的化合物の炭酸塩を得ることもできる。得られる目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に
精製することができる。
 所望の反応(e)である「保護された水酸基の保護基を除去する反応」は、例
えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版
,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド
・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T
. W. Greene & P. G. M. Wuts; John Wiley & Sons,Inc.]に記載される方法に
従い行うことができる。
 水酸基の保護基が、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、テトラヒドロピ
ラン−2−イル基、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル基、4−メトキシ
テトラヒドロピラン−4−イル基、テトラヒドロチオピラン−2−イル基、4−
メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イル基、テトラヒドロフラン−2−イル
基、テトラヒドロチオフラン−2−イル基、メトキシメチル基、1,1−ジメチ
ル−1−メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロ
ポキシメチル基、ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メトキシエト
キシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル基、ビス(2−クロロエ
トキシ)メチル基、1−エトキシエチル基、1−(イソプロポキシ)エチル基、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2
−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニ
ル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル
基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不活性
溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除去することができる。
 使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ
酢酸のような酸であり得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ
酢酸である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸
メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチ
ルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランの
ようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶
媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エス
テル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに
好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテト
ラヒドロフラン又はジオキサン)、エステル類(特に酢酸エチル)、脂肪酸類(
特に酢酸)或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
 反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−1
0℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至60℃である。
 反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分
乃至20時間であり、好適には10分乃至12時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、反応液を適宜中和し、溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、
水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し
た後、目的化合物を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥
させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化
合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によ
って更に精製できる。
 水酸基の保護基がアルカノイル類、カルボキシ化アルカノイル類、ハロゲノア
ルカノイル類、アルコキシアルカノイル類、不飽和アルカノイル類、アリールカ
ルボニル類、ハロゲノアリールカルボニル類、アルキル化アリールカルボニル類
、カルボキシ化アリールカルボニル類、ニトロ化アリールカルボニル類、アルコ
キシカルボニル化アリールカルボニル類又はアリール化アリールカルボニル類で
ある場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理することにより除去す
ることができる。
 使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナト
リウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウム
メトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒ
ドラジン、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリ
ジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機
塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭
酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒドラジン又
はメチルアミン)である。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのような
アルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混
合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類
、又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテト
ラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、エタノール
)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
 反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常−
10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常5
0分間乃至20時間であり、好適には10分間乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去し、反応液に水を注いだ後、水と混和しない溶
媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含
む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去
することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
 水酸基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場
合には、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下に接触還
元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法が好適であ
る。
 接触還元による保護基の除去反応の場合において、使用される溶媒は、本反応
に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキ
サンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのような芳香
族炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのような
エーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノール、エ
タノール又は2−プロパノールのようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂
肪酸類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪
族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂
肪酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、アルコー
ル類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸類(特に蟻酸又は酢酸)、又は
これらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
 使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定
はないが、例えば、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミ
ニウム又はパラジウム−硫酸バリウムであり得、好適には、パラジウム−炭素又
はラネ−ニッケルである。
 圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれ、好適には1気圧
である。
 反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される還元剤等によって変化するが、
通常0℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
 反応時間は、原料化合物、溶媒、使用される還元剤又は反応温度等によって変
化するが、通常15分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、触媒をろ去した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン
、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗した
後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目
的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、
再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
 酸化による除去において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば
特に限定はないが、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのよう
なニトリル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのような
エ−テル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又
はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適
には、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド類、
スルホキシド類、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には
、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、
ニトリル類(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホロトリ
アミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホキシド)又はこれらの有機溶媒
と水との混合溶媒である。
 使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニ
ウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ
−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適には、CAN又はDDQである。
 反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通
常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
 反応時間は化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常1
5分乃至24時間であり、好適には30分乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、酸化剤をろ去した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗し
た後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって
目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶
、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
 水酸基の保護基が、シリル類である場合には、通常、不活性溶媒中で、弗素ア
ニオンを生成する化合物と反応させさせることにより除去する方法が好適である
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1
,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;或は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエ
ーテルのようなエーテル類であり得、好適にはエーテル類(好適にはテトラヒド
ロフラン)である。
 使用される弗素アニオンを生成する化合物は、例えば、弗化テトラブチルアン
モニウム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン又は弗化カリウムであり得、好適
には弗化テトラブチルアンモニウムである。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−50℃乃至100℃
であり、好適には−10℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常5分間乃至1
2時間であり、好適には10分間乃至1時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン
、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 B法は、一般式(4)を有する化合物の製造方法である。
 第3工程
 本工程は、一般式(6)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(2)
を有する化合物を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合物存在下、一般式
(5)を有する化合物と縮合させることにより達成される。
 なお、本工程は、第1工程と同様にして行うことができる。
 第4工程
 本工程は、
 (a) 化合物(6)の水酸基の保護基を除去する工程、及び、
 (b) (a)工程で得られる化合物と、一般式(7)
[式中、R6a、R7、R8及びnは前述と同意義を示す。]で表される化合物とを縮合
して一般式(4)を有する化合物を製造する方法である。
 前者(a)は、第2工程(e)と同様に、後者(b)は、第1工程と同様にし
て行うことができる。
 C法は、一般式(2)を有する化合物を製造する方法である。
 第5工程
 本工程は、一般式(9)で示される化合物を製造する工程であり、
式 (Ph)3PCR2CHO [式中、Phはフェニル基を示し、R2は前述と同意義を示す。
]を有する化合物を、不活性溶媒中、一般式(8)を有する化合物と反応させる
ことにより達成される。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1
,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテル
のようなエーテル類;或いは、アセトニトリル、プロピオニトリル又はブチロニ
トリルのようなニトリル類であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼ
ン又はトルエン)である。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であ
り、好適には30℃乃至100℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィ
ーにより更に精製できる。
 第6工程
 本工程は、化合物(2)を製造する工程であり、化合物(9)を、不活性溶媒
中、還元剤存在下、還元することにより達成される。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1
,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテル
のようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノー
ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或いは、上記溶媒の
混合溶媒であり得、還元剤が水素化アルミニウム類又はジボランの場合には、脂
肪族炭化水素類(特にヘキサン又はシクロヘキサン)、芳香族炭化水素類(特に
ベンゼン、トルエン又はキシレン)或はエーテル類(特にジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン又はジオキサン)であり、還元剤が水素化硼素ナトリウムの場
合にはアルコール類(特にメタノール又はエタノール)又はハロゲン化炭化水素
類及びアルコール類の混合溶媒(特にジクロロメタン及びエタノールの混合溶媒
)である。
 使用される還元剤は、水素化リチウムアルミニウム若しくは水素化ジイソブチ
ルアルミニウム等のような水素化アルミニウム化合物、水素化硼素ナトリウム又
はジボラン等であり得、好適には水素化硼素ナトリウムである。尚、還元剤とし
て水素化硼素ナトリウムを用いる場合、塩化セリウムを触媒として用いることが
できる。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−78℃乃至100℃
であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
12時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和し
ない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽
出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ
た後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物
は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精
製できる。
 第7及び8工程
 本工程は、一般式(11)を有する化合物を製造する工程であり、
式 HCCCH2O-Pro (式中、Proは前述と同意義を示す。)を有する化合物を、
 (第7) 不活性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には、溶媒不存在下)、カテ
コールボランと反応させた後、
 (第8) 得られた中間体化合物を、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び塩基
存在下、一般式(10)を有する化合物と反応させることにより達成される。
 第7工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する
ものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン
、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン
又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよう
なハロゲン化炭化水素類;或いは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、脂肪族炭化水素類
(特に、ヘキサン又は石油エーテル)又は芳香族炭化水素類(特にトルエン)で
ある。
 第7工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃
至100℃であり、好適には30℃乃至80℃である。
 第7工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常1
0分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。尚、
特に精製することなく第8工程に用いることもできる。
 第8工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する
ものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン
、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン
又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよう
なハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−
プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或は上記
有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にトルエン)で
ある。
 第8工程で使用されるパラジウム触媒は、例えば、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体
、塩化パラジウムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯体又は酢酸パラジ
ウムビス(トリフェニルホスフィン)等のパラジウムホスフィン錯体;或いは、
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、ビス(ジベ
ンジリデンアセトン)パラジウム、酢酸パラジウム又はパイアリルパラジウムク
ロリド2量体であり得、好適には、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体又は塩化パラジウ
ムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯体であり、更に好適にはテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウムである。
 第8工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭
酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシド
のようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類で
あり得、好適には、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムエトキシド)
である。
 第8工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至1
50℃であり、好適には50℃乃至120℃である。
 本工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10
分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
 反応終了後、第8工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 第9工程
 第9工程は、化合物(2)を製造する工程であり、化合物(11)の水酸基の
保護基を除去することにより達成され、第2工程の反応(e)と同様の条件下で
行うことができる。
 第10工程
 第10工程は、一般式(14)を有する化合物を製造する工程であり、一般式
(12)を有する化合物に於いて、Xが脱離基を示す場合、
(a) 一般式(13)で示される化合物
[式中、R6b、R7、R8及びnは前述と同意義を示す。]
を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(12)と反応させるか、
又は、化合物(12)に於いて、Xが水酸基を示す場合、
(b) 前述の一般式(13)を、不活性溶媒中で、ホスフィン類とアゾ化合物
の存在下、化合物(12)と脱水縮合させることにより達成される。
 なお、本工程は、第1工程と同様にして行なうことができる。
 (a)法:
 本工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するも
のであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、
リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又
はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのような
ハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエーテル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニ
トリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロ
リジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのよ
うなスルホキシド類であり得、好適にはアミド類(特に、N,N−ジメチルホル
ムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド)である。
 本工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸
リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのよ
うなアルカリ金属酢酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリ
ウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は
水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなア
ルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチル
アミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1
,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類;メチルリチウム、エチ
ルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;或いは、リチウム
ジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドのようなリチウムア
ルキルアミド類であり得、好適にはアルカリ金属水素化物類(特に水素化リチウ
ム若しくは水素化ナトリウム)、金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシ
ド)又はアルキルリチウム類(特にブチルリチウム)である。
 本工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃
至100℃であり、好適には−5℃乃至50℃である。
 本工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常5
分間乃至24時間であり、好適には10分間乃至12時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、反応液に水を加えた後、水と混和しない溶媒(例えばベン
ゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有
機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去する
ことによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 第11工程
 本工程は、一般式(15)を有する化合物を製造する方法であり、R6b が一般
式(17)中のR6aと異なる置換基である場合に行われる工程である。
 アミノ基の保護基の脱保護は、前述した第2工程(b)に準じて行うことがで
きる。
 なお、本工程は、R6bが一般式(17)中のR6aと同じ置換基である場合には省
略される。
 第12工程
 本工程は、一般式(16)を有する化合物を製造する方法であり、一般式(1
5)を有する化合物に、
 (1) 不活性溶媒中、試薬 R6-Xa (Xaは、ハロゲン原子(特に塩素又は臭素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ又はエトキシ基)を、塩基の存在下、反応させるか、
 (2) 不活性溶媒中、試薬 R6-Xa (Xaは、ハロゲン原子(特に塩素又は臭素原子)、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基)を、パラジウム触媒、ホスフィン類及び塩基の存在下、反応させるか、又は、
 (3) 不活性溶媒中、炭素数1乃至6個の鎖状ケトン又は、炭素数3乃至8個の環状ケトンを、酢酸及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム又は水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム存在下、反応させる、
の、いずれかの方法により行われる。
 なお、本工程は、第11工程を省略した場合は、省略される。
 反応(1)は、前述した第2工程(c)に準じて行うことができる。
 反応(2)で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解す
るものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメ
チルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2
−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或は上
記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にトルエン)
である。
 使用されるパラジウム触媒は、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体、塩化パラ
ジウムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯体又は酢酸パラジウムビス(
トリフェニルホスフィン)等のパラジウムホスフィン錯体;或いは、トリス(ジ
ベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジ
ウム、酢酸パラジウム又はパイアリルパラジウムクロリド2量体であり得、好適
には酢酸パラジウム又は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムであ
る。
 使用されるホスフィン類は、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホス
フィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリt−ブチルホス
フィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1-C6
ルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はト
リナフチルホスフィン等のトリC6-C10アリールホスフィン;トリルジフェニルホ
スフィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニ
ルホスフィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン等の、C1-C4アル
キルを置換基として有してもよいトリC6-C10アリールホスフィン;或は2−(ジ
t−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフ
ェニル又は、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2'−(N、N−ジメチル
アミノ)ビフェニル等であり得、好適にはトリt−ブチルホスフィン、2−(ジ
t−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフ
ェニル又は、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2'−(N、N−ジメチル
アミノ)ビフェニルである。
 使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリ
チウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン
、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ
−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又
は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のよう
な有機アミン類であり得、好適には、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリ
ウムt−ブトキシド)である。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であ
り、好適には50℃乃至100℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常30分間乃至
24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィ
ーにより更に精製できる。
 反応(3)で使用される炭素数1乃至6個の鎖状ケトンとしては、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロパン−1−オン、プロパン−2−オン(アセト
ン)、ブタン−2−オン、ペンタン−2−オン、ヘキサン−2−オン等が挙げら
れ、好適には、アセトンであり、炭素数3乃至8個の環状ケトンとしては、シク
ロプロパノン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロ
ヘプタノン、シクロオクタノン、が挙げられ、好適にはシクロペンタノンである
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1
,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテル
のようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノー
ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2
−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのよう
なスルホキシド類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン
化炭化水素類(特にジクロロメタン)、アルコール類(メタノール又はエタノー
ル)或いはそれらの混合溶媒(特にジクロロメタン及びメタノールの混合溶媒)
である。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至150℃
であり、好適には0℃乃至100℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン
、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 また、本工程は、第11工程を省略した場合は、省略される。
 第13工程
 本工程は、化合物(17)を製造する工程であり、化合物(14)又は化合物
(16)を、
 (1) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、或いは、
 (2) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成される。
 接触還元に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解
するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トル
エン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、
2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或い
は、それらの混合溶媒であり得、好適にはアルコール類(特にメタノール)又は
エーテル類及びアルコール類の混合溶媒(特にテトラヒドロフラン及びメタノー
ル又はエタノールの混合溶媒)である。
 使用される接触還元触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、
特に限定はないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウ
ム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム、
パラジウム−硫酸バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウ
ム−炭素である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
10時間であり、好適には30分間乃至6時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、触媒をろ去した後、ろ液を留去することによって目的化合
物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱
、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 また、金属粉を用いた還元に於て使用される溶媒は、酢酸、塩酸水、水、アル
コール又は水に溶解する有機溶媒との混合物であり得、好適には酢酸である。
 使用される金属粉は、例えば、亜鉛粉、錫粉又は鉄粉であり得、好適には亜鉛
粉又は錫粉である。
 反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
10時間であり、好適には30分間乃至3時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、不溶物をろ去した後、ろ液を留去することによって目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈
澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 第14工程
 本工程は、一般式(3)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(17
)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式
 R3a-Xa (式中、R3aは前述と同意義を示し、Xaは脱離基を示す)を有する化
合物と反応させることにより達成される。
 使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1
,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテル
のようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニト
ロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのよ
うなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは
、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適
には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(ジエチルエ
ーテル若しくはテトラヒドロフラン)又はアミド類(特にN,N−ジメチルホル
ムアミド)である。
 使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナト
リウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウム
メトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルアミン、ジメチルアミ
ン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)
ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2
.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金
属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類
(特に炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)或いはアルカリ金属水素化物
類(特に水素化リチウム又は水素化ナトリウム)である。
 反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃
であり、好適には0℃乃至50℃である。
 反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン
、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
 本発明の原料化合物(5)、(7)、(8)及び(12)等は、公知であるか
又は公知の方法に従って容易に製造される。{例えば、バイオオーガニック・ア
ンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ,第8巻,第277頁(1998
年)[Bioorg. Med. Chem. Lett., 8, 277 (1998)]、テトラヘドロン・レターズ
,第37巻,第6439頁(1996年)[Tetrahedron Letters, 37, 6439 (19
96)]等}。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有するのみならず、毒性も弱いため、血液凝固性疾患(例えば、脳梗塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等の血栓性疾患)の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用である。
 本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤を、上記疾患の治療薬又は予防薬として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
 これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソル
ビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱
粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導
体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;及び、軽質
無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシ
ウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げる
ことができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリ
カ;ビーズワックス、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナト
リウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイ
シン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫
酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げるこ
とができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記
賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのよう
なセルロース誘導体;カルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロ
ース類を挙げることができる。)、乳化剤(例えば、ベントナイト、ビーガムの
ようなコロイド性粘土;水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような金属
水酸化物;ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウムのような陰イオン
界面活性剤;塩化ベンザルコニウムのような陽イオン界面活性剤;及び、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
、ショ糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤を挙げることができる。)
、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エス
テル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールの
ようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのような
フェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることが
できる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等を
挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
 その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り下
限1mg(好適には、10mg)、上限1000mg(好適には、500mg)を、静脈
内投与の場合には、1回当り下限0.5mg(好適には、5mg)、上限500mg(
好適には、250mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与す
ることが望ましい。
 以下に、実施例及び製剤例を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲は、これらに限定されるものではない。
 尚、NMRスペクトルは、内部標準にテトラメチルシランを用い、δ値をppmで示し、結合定数はJ値(Hz)で示した(0.5Hz単位に近似した)。カップリング・パターンは、
 d  : ダブレット、
 dd  : ダブルダブレット、
 ddd : ダブルダブルダブレット、
 dt  : ダブルトリプレット、
 t  : トリプレット、
 q  : カルテット、
 m  : マルチプレット、
 s  : シングレット、
 bs  : 幅広、または形の崩れたシングレット様に観測されたシグナル、
と略した。
 実施例1
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1)
 参考例7で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル(938mg)をジクロロメタン(30ml
)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた
後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタ
ノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(189mgを水10m
lに溶解)及び28%アンモニア水(0.35ml)を加えた後、室温で一晩攪
拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物841m
g(収率77%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.90-2.08 (2H, m)
, 2.14-2.26 (2H, m), 2.74 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.32 (1H, m), 3.40
-3.50 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4
.62及び4.87 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0
), 7.31 (1H, t, J=9.0), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m),
7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1352, 1156.
 実施例2
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号505)
 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(435mg)を3N 塩酸(
20ml)に溶解し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:1
3%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.
00ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物243mg(収率59%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.94及び2.03 (計2H, 各m), 2.19 (2H, m)
, 2.74 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.30-3.50 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4.47
(2H, d, J=6.0), 4.61及び4.87 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6
.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.
60 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1348, 1155.
 実施例3
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号2)
 参考例13で得られたN−[3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1240mg)をジクロロメタン(30
ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通
じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
エタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(243mgを水1
0mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.41ml)を加えた後、室温で一
晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し
、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物80
7mg(収率56%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.26 (3H, t, J=7.
0), 1.92-2.08 (2H, m), 2.21 (2H, m), 2.99 (2H, m), 3.09 (2H, m), 3.36及
び3.50 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.
0), 4.64及び4.90 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J
=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7
.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1155.
 実施例4
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号506)
 実施例3で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(400mg)を3N 塩酸(
20ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.00
ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付
すことにより、標記化合物324mg(収率85%)を無色無定形固体として得
た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.5), 1.98 (2H, m), 2.1
8 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.00-3.50 (4H, m), 4.15 (2H, s), 4.48 (2H, d, J
=6.0), 4.75 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7
.29 (1H, d, J=9.0), 7.43 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.62
(1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s)
;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1676, 1348, 1154.
 実施例5
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号3)
 参考例17で得られたN−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1171mg)をジクロロメタン
(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水
素を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(224mg
を水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.42ml)を加えた後、室
温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合
物904mg(収率67%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.28 (6H, m), 2.0
0-2.12 (2H, m), 2.18-2.36 (2H, m), 3.07 (2H, m), 3.22-3.52 (3H, m), 4.19
(2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.66及び4.95 (計1H,
各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.
41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73
(1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
 実施例6
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ス
ルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号507)
 実施例5で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(615mg)を3N
塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
17%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1
.00ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物433mg(収率74%)を無色無定形固体と
して得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (6H, d, J=6.5), 1.97 (2H, m), 2.1
8 (2H, m), 2.90-3.40 (5H, m), 3.99 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.75 (1
H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=
9.0), 7.46 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.65 (1H, d, J=2.5
), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1677, 1344, 1151.
 実施例7
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号4)
 参考例21で得られたN−[4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)
−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1177mg)をジクロロメタン(30
ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通
じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
エタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(219mgを水1
0mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.41ml)を加えた後、室温で一
晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し
、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物74
2mg(収率55%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5), 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.32 (2H, m), 1.67 (2H, m), 1.90-2.08 (2H, m), 2.15-2.28 (2H, m), 2.
95-3.10 (4H, m), 3.35-3.58 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4
.47 (2H, d, J=6.0), 4.63及び4.88 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0)
, 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.60 (1H, m), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
 実施例8
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号508)
 実施例7で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロ
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(600mg)を3N 塩酸(
20ml)に溶解し、60℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
0%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.
00ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物450mg(収率78%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 0.90 (3H, t, J=7.5), 1.31 (2H, m), 1.6
1 (2H, m), 1.92 (2H, m), 2.13 (2H, m), 2.87 (2H, m), 2.90-3.20 (4H, m),
4.03 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6
.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.45 (1H, dd, J=9.0, 2.5
), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.64 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.71 (
1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1676, 1347, 1153.
 実施例9
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号5)
 参考例25で得られたN−[4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ
)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1531mg)をジクロロメタン(3
0ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(233mgを水
10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.40ml)を加えた後、室温で
一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下
濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物9
31mg(収率53%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.94-2.05 (2H, m)
, 2.16-2.28 (2H, m), 3.01 (2H, m), 3.24-3.44 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0
), 4.31 (2H, m), 4.40 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.59及び4.88 (計1H,
各m), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9
.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, m), 7.43-7.51 (3H, m), 7.52-7.59 (2H
, m), 7.60-7.66 (2H, m), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.87
(1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1155.
 実施例10
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号509)
 実施例9で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロ
ロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(731mg)を3N 塩酸
(30ml)に溶解し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1
.00ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物547mg(収率87%)を無色無定形固体と
して得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.90-2.08 (2H, m), 2.12-2.26 (2H, m),
2.92-3.02 (2H, m), 3.20-3.50 (2H, m), 4.20-4.38 (2H, m), 4.25 (2H, s), 4
.46 (2H, d, J=6.0), 4.61及び4.83 (計1H, 各m), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 6.0)
, 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.40-7.50 (3H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.55-7.65 (3H, m), 7.66 (1H, d,
J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.85 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1349, 1154.
 実施例11
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号6)
 参考例29で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−
4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1013mg)をジクロロメタン(
30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(174mgを
水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.33ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニ
トリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧
下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
788mg(収率68%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.96-2.12 (2H, m)
, 2.19-2.32 (2H, m), 3.02-3.18 (4H, m), 3.24-3.40 (2H, m), 3.49及び3.62
(計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.6
5及び4.91 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.22-7.38 (6H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7.6
8 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
 実施例12
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号510)
 実施例11で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(588mg)を3N
塩酸(30ml)に溶解し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷
却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸
(1.00ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物405mg(収率72%)を無色無定形固
体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.02 (2H, m), 2.18-2.28 (2H, m), 3.07
(4H, m), 3.20-3.50 (4H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H,
m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.22-7.39 (6H, m)
, 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7
.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1349, 1154.
 実施例13
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号7)
 参考例33で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4
−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1440mg)をジクロロメタン(1
8ml)及びエタノール(18ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をエタノール(30ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(233mgを水
10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.49ml)を加えた後、室温で
一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:60%アセトニトリル/水)で精製することにより、無定
形固体924mgを得た。この固体254mgをエタノール(6ml)に溶解し
、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.31ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固
させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物278mg
(収率61%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.93-2.14 (2H, m)
, 2.16-2.37 (2H, m), 3.17-3.94 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s
), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (
1H, d, J=16.0), 7.21 (1H, m), 7.28-7.64 (4H, m), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.
42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.61 (1H, d, J=2.5), 7.69
(1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
 実施例14
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号511)
 実施例13で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(676mg)を3N 塩酸(9ml
)及びジオキサン(3ml)の混合溶媒に溶解し、80℃で6時間撹拌した。反
応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:40%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水
に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物385mg(収率53%)を
無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.88-2.08 (2H, m), 2.10-2.32 (2H, m),
3.04-3.91 (4H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.82 (1H, m), 6.44
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.11 (1H, m), 7.26-7.49 (4
H, m), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.88
(1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1349, 1155.
 実施例15
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号8)
 参考例37で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル
)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1700mg)をジ
クロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷
冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(227mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.42ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加え
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
35%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物950mg(収率48%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.84-2.32 (4H, m)
, 2.90-3.68 (4H, m), 3.76 (3H, s), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.30 (2H, m), 4.
41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.63及び4.84 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.55 (1
H, t, J=8.0), 7.59 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.
87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1742, 1675, 1353, 1156.
 実施例16
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−カルボキシメチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル
]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号512)
 実施例15で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジ
ン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(810
mg)を3N 塩酸(30ml)に溶解し、60℃で15時間撹拌した。反応液
を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物581mg(収率76%)を無色無定形固体と
して得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.91-2.07 (2H, m), 2.14-2.28 (2H, m),
3.00-3.90 (4H, m), 4.16 (2H, s), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.65
及び4.84 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0),
7.32 (1H, m), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H,
d, J=2.5), 7.72 (2H, m), 7.91 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1676, 1348, 1155.
 実施例17
 N−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号9)
 参考例39で得られたN−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ
)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(733mg)をジクロロメタン(30
ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通
じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
エタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(175mgを水1
0mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.22ml)を加えた後、室温で一
晩攪拌した。反応液に4N塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:35%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物488
mg(収率64%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.55 (1H, m), 1.6
5 (1H, m), 1.84 (1H, m), 1.93 (1H, m), 2.01 (3H, s), 3.28-3.44 (2H, m),
3.56-3.72 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0
), 4.75 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.29
(1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H
, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1677, 1354, 1157.
 実施例18
 N−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号513)
 実施例17で得られたN−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ
)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(352mg)を3N 塩酸
(20ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後
、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(0.5
0ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物109m
g(収率32%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.54 (1H, m), 1.65 (1H, m), 1.83 (1H,
m), 1.92 (1H, m), 2.00 (3H, s), 3.30-3.70 (4H, m), 3.83 (2H, s), 4.48 (
2H, d, J=6.0), 4.71 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.53 (1H, d, J=
16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.48 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.52 (1H, t, J=8.
0), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=2.5), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.85
(1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1682, 1345, 1152.
 実施例19
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号10)
 参考例43で得られたN−[4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオ
キシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1015mg)をジクロロメタン
(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水
素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(194mg
を水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.36ml)を加えた後、室
温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合
物737mg(収率66%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.46-1.58 (2H, m)
, 1.80-1.89 (2H, m), 3.15-3.24 (2H, m), 3.49-3.60 (2H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.68 (1H, m), 6.43 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0
), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1352, 1156.
 実施例20
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]ス
ルファモイル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号514)
 実施例19で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(600mg)を3N
塩酸(20ml)に溶解し、60℃で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水及びジオキサン(1滴)に懸濁し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物466mg(収率81%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.48-1.58 (2H, m), 1.80-1.90 (2H, m),
3.14-3.24 (2H, m), 3.50-3.60 (2H, m), 4.27 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0),
4.67 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1
H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H,
d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1676, 1348, 1155.
 実施例21
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号11)
 参考例47で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリ
ジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(835mg)をジクロロメタ
ン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化
水素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後
、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(150m
gを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.19ml)を加えた後、
室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧
下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:40%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、
減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物685mg(収率75%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.72-1.82 (2H, m)
, 1.93-2.03 (2H, m), 2.89 (3H, s), 3.12-3.22 (2H, m), 3.24-3.40 (2H, m),
4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6
.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.
39 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, d, J=2.5), 7.67
(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.85 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1677, 1346, 1156.
 実施例22
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号515)
 実施例21で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(502mg)を3
N 塩酸(20ml)及びジオキサン(5ml)の混合溶媒に溶解し、60℃で
5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25〜50%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物346mg(収率72%)を無色無定形固体として得
た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.82 (2H, m), 1.93-2.03 (2H, m),
2.89 (3H, s), 3.12-3.20 (2H, m), 3.23-3.40 (2H, m), 4.04 (2H, s), 4.48 (
2H, d, J=6.0), 4.68 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=
16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.44 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.
0), 7.63 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.86
(1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1679, 1344, 1155.
 実施例23
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号12)
 参考例51で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1095mg)をジクロロメ
タン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩
化水素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(197
mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.37ml)を加えた後
、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減
圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:50%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後
、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記
化合物533mg(収率42%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.72-1.84 (2H, m)
, 2.01-2.13 (2H, m), 3.68-3.79 (2H, m), 3.88-3.99 (2H, m), 4.20 (2H, q,
J=7.0), 4.43 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, m), 7.35 (1H, d, J=9.0), 7.
32-7.44 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1
H, d, J=2.5), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s), 7.
96 (1H, m), 8.02 (1H, d, J=4.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1353, 1155.
 実施例24
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号516)
 実施例23で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−
イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(533mg)を
3N 塩酸(30ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで
冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:30〜50%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1
N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に
付すことにより、標記化合物427mg(収率84%)を無色無定形固体として
得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.71-1.82 (2H, m), 2.01-2.12 (2H, m),
3.63-3.75 (2H, m), 3.85-3.97 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.84 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 6.89 (1
H, m), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.30-7.40 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5)
, 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (
1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s), 7.93 (1H, m), 8.02 (1H, J=6.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1349, 1155.
 実施例25
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号13)
 参考例55で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(490mg)をジクロロメタ
ン(15ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化
水素を通じた後、密栓をして室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をエタノール(9ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(79mgを水
3mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.17ml)を加えた後、室温で一
晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A
; YMC、溶出溶媒:40%アセトニトリル/水)で精製することにより、無定形
固体306mgを得た。この固体44mgをエタノール(4ml)に溶解し、4
N 塩化水素ジオキサン溶液(0.05ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物47mg(収率
58%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.69-1.82 (2H, m)
, 1.96-2.08 (2H, m), 3.42 (2H, m), 3.66 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.
43 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0
), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H
, d, J=8.0), 7.75 (1H, dd, J=9.0, 5.0), 7.89 (1H, s), 8.03 (1H, dd, J=9.
0, 2.5), 8.15 (1H, d, J=5.0), 8.48 (1H, d, J=2.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1352, 1155.
 実施例26
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号517)
 実施例25で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−
イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル(247mg)を3N 塩酸
(12ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後
、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(10m
l)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物427mg(収率84%)を無色無定形固体として得た
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.69-1.81 (2H, m), 1.97-2.08 (2H, m),
3.42 (2H, m), 3.67 (2H, m), 4.29 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H,
m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.
0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5),
7.69 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, dd, J=9.0, 5.5), 7.
89 (1H, s), 8.04 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 8.15 (1H, d, J=5.5), 8.48 (1H, d,
J=2.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1348, 1154.
 実施例27
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号14)
 参考例59で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(637mg)をジクロロメタ
ン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化
水素を通じた後、密栓をして室温で5.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(11
5mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.21ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標
記化合物456mg(収率62%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.72-1.82 (2H, m)
, 2.00-2.10 (2H, m), 3.71 (2H, m), 3.86 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.
42 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0
), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.23 (2H, J=7.5), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H
, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d
, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s), 8.24 (2H, d, J=7.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1352, 1155.
 実施例28
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル
]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号518)
 実施例27で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−
イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(315mg)を
3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で8時間撹拌した。反応液を室温まで
冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩
酸(0.50ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物286mg(収率95%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.70-1.80 (2H, m), 1.99-2.09 (2H, m),
3.69 (2H, m), 3.85 (2H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H,
m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.22 (2H, d, J=7.
5), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H
, s), 8.24 (2H, d, J=7.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1154.
 実施例29
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号15)
 参考例63で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1590mg)をジクロロ
メタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、
塩化水素を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(28
5mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.53ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標
記化合物1280mg(収率70%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.58-1.68 (2H, m)
, 1.89-1.99 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.04 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.
41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0
), 6.59 (1H, d, J=16.0), 6.63 (1H, t, J=4.5), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.39
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H
, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s), 8.36 (2H, d, J=4.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1740, 1676, 1348, 1151.
 実施例30
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号519)
 実施例29で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(800mg)
を3N 塩酸(40ml)に溶解し、60℃で9時間撹拌した。反応液を室温ま
で冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:35〜50%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物673mg(収率88%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.60-1.70 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m),
3.60-3.80 (2H, m), 4.00-4.10 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.81 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 6.68 (1
H, t, J=5.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H,
t, J=8.0), 7.58 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0)
, 7.89 (1H, s), 8.40 (2H, J=5.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1345, 1154.
 実施例31
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示化合物番号16)
 参考例67で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(945mg)をジクロ
ロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下
、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(166mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.31ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加え
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物328mg(収率29%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.96-2.09 (2H, m)
, 2.18-2.31 (2H, m), 3.07 (2H, m), 3.33及び3.46 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q
, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.42-4.52 (2H, m), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.62及び
4.89 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30
(1H, m), 7.40 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, s), 7.68 (1H, d,
J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, m), 7.87 (1H, s), 8.36-8.48 (1H,
m), 8.79 (1H, d, J=4.5), 8.96 (1H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1736, 1674, 1350, 1154.
 実施例32
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物番号520)
 実施例31で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩(175m
g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で8時間撹拌した。反応液を室
温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC
、溶出溶媒:15〜20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結
乾燥に付すことにより、標記化合物74mg(収率44%)を無色無定形固体と
して得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.97-2.12 (2H, m), 2.17-2.34 (2H, m),
3.00-3.17 (2H, m), 3.33及び3.46 (計2H, 各m), 4.27 (2H, s), 4.47 (2H, d,
J=6.0), 4.48-4.56 (2H, m), 4.62及び4.90 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1H, m), 7.36-7.45 (1H, m), 7.54 (1H
, t, J=8.0), 7.58 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.8
3-7.93 (2H, m), 8.60 (1H, m), 8.86 (1H, d, J=5.0), 9.06 (1H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1155.
 実施例33
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示化合物番号17)
 参考例72で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジルメチル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(971mg)をジクロ
ロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下
、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(1
71mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.32ml)を加え
た後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後
、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10
〜35%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸水
溶液に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物580mg(収率49%)を無色無定形固体として得た
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.98-2.16 (2H, m)
, 2.16-2.40 (2H, m), 3.07 (2H, m), 3.32及び3.44 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q
, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.44-4.56 (2H, m), 4.62及び
4.90 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30
(1H, m), 7.40 (1H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, s), 7.68 (1H, d,
J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s), 8.00 (2H, m), 8.82 (2H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1351, 1155.
 実施例34
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物番号521)
 実施例33で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジルメチル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩(440m
g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で2時間撹拌した。反応液を室
温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC
、溶出溶媒:10〜20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体を1N 塩酸水溶液に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し
、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物155mg(収率37%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.97-2.16 (2H, m), 2.16-2.40 (2H, m),
3.10 (2H, m), 3.32及び3.44 (計2H, 各m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0
), 4.56 (2H, m), 4.61及び4.90 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6
.57 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.
59 (1H, s), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, s), 8.18 (2H, m), 8.91 (2H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1154.
 実施例35
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示化合物番号18

 参考例77で得られたN−[3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)
エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]−N−[3−(3−シアノフェニル)−
2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1727mg)をジクロ
ロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下
、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(296mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.72ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加え
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
25〜30%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩
酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すこ
とにより、標記化合物944mg(収率45%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 2.00-2.12 (2H, m)
, 2.21-2.33 (2H, m), 3.10-3.70 (4H, m), 3.48-3.60 (4H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.82 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=
9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.67-7.75 (1H, m),
7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.80 (1H, m), 7.90 (1H, s), 8.
26 (1H, m), 8.73 (1H, d, J=5.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1736, 1674, 1350, 1154.
 実施例36
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物番号522)
 実施例35で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩(
400mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4.5時間撹拌した
。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A; YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無
定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し
、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物201mg(収率52%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.00-2.12 (2H, m), 2.20-2.32 (2H, m),
3.20-3.60 (4H, m), 3.39-3.48 (2H, m), 3.50-3.59 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4
.47 (2H, d, J=6.0), 4.81 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H,
d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.50-7.58 (1
H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.58-7.66 (1H, m), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.69
(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s), 8.07 (1H, m), 8.65 (
1H, d, J=4.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1730, 1675, 1347, 1154.
 実施例37
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号19)
 参考例81で得られたN−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジ
ン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.30g)をジクロロメタン
(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水
素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.24g
を水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.45ml)を加えた後、室
温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解し、減圧下
濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物1
.20g(収率80%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.47-1.60 (2H, m)
, 1.64-1.76 (2H, m), 1.76-1.90 (2H, m), 1.94-2.12 (4H, m), 2.16-2.36 (2H
, m), 3.02 (2H, m), 3.32-3.55 (3H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s)
, 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.68及び4.92 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6
.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.60 (1H, m), 7.68-7.76 (2H, m), 7.92 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1674, 1354, 1156.
 実施例38
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号523)
 実施例37で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(790mg)を3
N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温ま
で冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物522mg(収率69%)を無色無定形固体として得た
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.48-1.63 (2H, m), 1.63-1.76 (2H, m),
1.76-1.88 (2H, m), 1.93-2.10 (4H, m), 2.15-2.35 (2H, m), 2.91-3.13 (2H,
m), 3.20-3.59 (3H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.66及び4.91 (
計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H,
d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.61 (1H, d,
J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1348, 1155.
 実施例39
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号20)
 参考例89で得られたN−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1100mg)をジクロロメタン
(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水
素を通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をエタノール(25ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(240mg
を水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.54ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack O
DS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.
40ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物420m
g(収率33%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.33 (3H, d, J=6.
5), 1.70-1.85 (1H, m), 1.85-2.00 (1H, m), 2.20-2.35 (2H, m), 2.75 (3H, s
), 3.05-3.15 (1H, m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.43 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0)
, 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
 実施例40
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ス
ルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号524)
 実施例39で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イル
オキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(260mg)を3N
塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却
した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒
:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に
溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物220mg(収率8
9%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.33 (3H, d, J=6.5), 1.70-1.80 (1H, m)
, 1.85-1.95 (1H, m), 2.20-2.35 (2H, m), 2.76 (3H, s), 3.05-3.15 (1H, m),
3.20-3.35 (1H, m), 3.45-3.60 (1H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0)
, 4.64 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (
1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H,
d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676.
 実施例41
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号21)
 参考例95で得られたN−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキ
シ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル
]スルファモイル酢酸エチル(600mg)をジクロロメタン(20ml)及び
エタノール(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密
栓をして室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール
(25ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(130mgを水5mlに溶解
)及び28%アンモニア水(0.29ml)を加えた後、室温で一晩攪拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.20ml)を加え
た後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物140mg(収率20%)
を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.60-2.35 (8H, m)
, 3.00-3.10 (2H, m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.98 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.30-7.35 (1H, m), 7.40-7.45 (1H, m),
7.55 (1H, t, J=8.0), 7.55-7.65 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H,
d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
 実施例42
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩 (例示化合物番号525)
 実施例41で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(130mg)を3N 塩酸(15m
l)に溶解し、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物110mg(収率88%)を無色無
定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.60-2.35 (8H, m), 2.95-3.10 (2H, m),
3.15-3.50 (3H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.99 (1H, m), 6.44
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.30-7.35 (1H, m), 7.40-7.
45 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.55-7.65 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=8.0),
7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675.
 実施例43
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩 (例示化合物番号57)
 参考例99で得られたN−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル(570mg)をジクロロメタン(20ml)及びエタ
ノール(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓を
して室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(2
0ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(140mgを水5mlに溶解)及
び28%アンモニア水(0.31ml)を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応
液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒
:17.5%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(10ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.22ml)を加
えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物150mg(収率22%
)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-2.05 (2H, m)
, 2.05-2.25 (2H, m), 2.73 (3H, s), 3.00-3.15 (2H, m), 3.20-3.30 (1H, m),
3.40-3.50 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.
0), 4.50-4.60及び4.70-4.80 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55
(1H, d, J=16.0), 7.00-7.10 (2H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 7.54 (1H, t, J=8
.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674.
 実施例44
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 
2塩酸塩 (例示化合物番号561)
 実施例43で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(250mg)を3N 塩酸(30ml)
に溶解し、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下
濃縮乾固させることにより、標記化合物160mg(収率58%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.80-1.95 (1H, m), 1.95-2.05 (1H, m),
2.05-2.25 (2H, m), 2.70-2.80 (3H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.20-3.30 (1H,
m), 3.40-3.50 (1H, m), 4.20 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.53及び4.74 (
計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.02 (1H,
d, J=9.0), 7.05 (1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, d, J=9.0)
, 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1
H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) 1733, 1676.
 実施例45
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号85)
 参考例104で得られたN−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリ
フルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1298mg)をジクロ
ロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下
、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(246mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.32ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加え
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物1115mg(収率7
4%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.91及び2.06 (計2
H, 各m), 2.17-2.27 (2H, m), 2.73 (3H, m), 2.87及び3.50 (計2H, 各m), 3.37
及び3.44 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.45 (2H, m), 4.50 (2H, d, J=
6.0), 4.74及び5.00 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d,
J=16.0), 7.39及び7.45 (計1H, 各d, J=10.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.
74 (4H, m), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1676, 1353, 1155.
 実施例46
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニ
ル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号589)
 実施例45で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリ
フルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(803mg)
を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で8時間撹拌した。反応液を室温ま
で冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物607mg(収率79%)を無色無定形固体として得た
 1H NMR (500MHz, CD3OD)δppm : 1.93及び2.17 (計2H, 各m), 2.28及び2.39 (
計2H, 各m), 2.90 (3H, m), 3.10-3.25 (2H, m), 3.47及び3.60 (計2H, 各m), 4
.12 (2H, s), 4.55 (2H, d, J=6.5), 5.00 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.
5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30及び7.36 (計1H, 各m), 7.54 (1H, t, J=8.0),
7.65 (1H, d, J=8.0) 7.71 (1H, d, J=8.0) 7.72-7.80 (2H, m), 7.80 (1H, s)
;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1350, 1154.
 実施例47
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号22)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩
 参考例70で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1200mg)をジク
ロロメタン(30ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷
下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(
208mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.40ml)を加
えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
0%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(20
ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.50ml)を加えた後、
減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物662mg(収率56%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.88 (2H, m), 2.1
0 (2H, m), 3.08 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s)
, 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.78 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.57 (1
H, d, J=16.0), 7.30 (1H, d, J=9.5), 7.41 (1H, dd, J=9.5, 2.5), 7.55 (1H,
t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0
), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.79g)をエタノール(2
5ml)に溶解し、室温でエチルホルムイミデート塩酸塩(0.29g)及びト
リエチルアミン(0.72ml)を加えた後、同温で16時間放置した。反応液
に4N 塩化水素ジオキサン溶液(10ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水
)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解し、4N
塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを
水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.50g(収率61%)
を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm: 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.73-1.87 (2H, m),
1.99-2.10 (2H, m), 3.57-3.68 (2H, m), 3.71-3.78 (2H, m), 4.19 (2H, q, J
=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.86 (1H, m), 6.45 (1H, d
t, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd
, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.69-7.75 (2H,
m), 7.90 (1H, s), 7.99 (1H, dd, J=15.0, 7.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1702, 1675, 1351, 1155.
 実施例48
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号526)
 実施例47(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.35
g)を3N 塩酸(15ml)に溶解し、60℃で4.5時間撹拌した。反応液
を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.17g(収率52%)を無
色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.73-1.87 (2H, m), 1.98-2.11 (2H, m),
3.57-3.79 (4H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.79-4.86 (1H, m),
6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0),
7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.7
0 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s), 7.99 (1H, dd, J=15.
0, 7.0) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1703, 1675, 1347, 1154.
 実施例49
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号23)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.77g)をエタノール(2
5ml)に溶解し、室温で、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイ
エティ、第98巻、第567頁(1976年)[J. Amer. Chem. Soc., 98, 567
(1976)]に記載の方法に従いプロピオニトリルより合成されたエチルプロピオン
イミデート 塩酸塩(0.54g)及びトリエチルアミン(0.88ml)を加
えた後、同温で22時間放置した。反応の進行が遅いため、エチルプロピオンイ
ミデート 塩酸塩(0.18g)及びトリエチルアミン(0.35ml)を加え
、室温でさらに4.5時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(
10ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
をエタノール(10ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)
を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことに
より、標記化合物0.57g(収率67%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.5), 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.74-1.83 (2H, m), 2.01-2.10 (2H, m), 2.61 (2H, q, J=7.5), 3.58-3.77
(4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.80-4
.89 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=15.5, 5.5), 6.58 (1H, d, J=15.5), 7.33 (1H,
d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d,
J=2.5), 7.69-7.74 (2H, m), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1619, 1352, 1157.
 実施例50
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号527)
 実施例49で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.42
g)を3N 塩酸(15ml)に溶解し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液
を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.37g(収率93%)を無
色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.5), 1.71-1.87 (2H, m)
, 2.00-2.12 (2H, m), 2.63 (2H, q, J=7.5), 3.59-3.81 (4H, m), 4.30 (2H, s
), 4.48 (2H, d, J=5.5), 4.81-4.88 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6
.58 (1H, d, J=16.0), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.43 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.5
5 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.70-7.76 (2H, m), 7.94 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1671, 1620, 1349, 1156.
 実施例51
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−イミノフェニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号24)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.69g)をエタノール(2
0ml)に溶解し、室温で、エチルベンズイミデート 塩酸塩(0.63g)及
びトリエチルアミン(0.94ml)を加え、60℃で2.5時間撹拌した後、
室温で16.5時間放置した。さらに60℃で11.5時間撹拌した後、室温で
60.5時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(5ml)を加
えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒
:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(
5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧
下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.36g(収率45%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.73-1.81 (1H, m)
, 1.90-2.03 (2H, m), 2.17-2.24 (1H, m), 3.30-3.51 (2H, m), 3.78-3.86 (1H
, m), 3.89-3.95 (1H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (1H, d,
J=6.0), 4.83-4.88 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=1
6.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.73 (9H, m),
7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1605, 1353, 1156.
 実施例52
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−イミノフェニルメチルピペリジン−4−イルオキシ]−3−クロロフェ
ニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号528)
 実施例51で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−イミノフェニルメチルピペリジン−4−イルオキ
シ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.25g
)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後
、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.21g(収率89%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.70-1.78 (1H, m), 1.88-2.02 (2H, m),
2.14-2.22 (1H, m), 3.28-3.50 (2H, m), 3.83-3.90 (1H, m), 3.91-4.01 (1H,
m), 4.27 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=5.0), 4.82-4.89 (1H, m), 6.44 (1H, dt,
J=16.0, 5.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.51-7.71 (9H, m), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1673, 1605, 1349, 1155.
 実施例53
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例
示化合物番号25)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)をエタノール(2
5ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシ
ージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org.
Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンよ
り合成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.25g)
及びトリエチルアミン(0.69ml)を加え、同温で10時間撹拌した後、8
4時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(10ml)を加えた
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
5%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(10
ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下
濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合
物0.52g(収率62%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.86 (2H, m)
, 2.02-2.14 (4H, m), 2.97 (2H, t, J=8.0), 3.50-3.91 (6H, m), 4.19 (2H, q
, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.87 (1H, m), 6.45 (1H
, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H,
dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.70-7.74 (2
H, m), 7.91 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1352, 1156.
 実施例54
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合
物番号529)
 実施例53で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロー
ル−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩(0.36g)を3N 塩酸(15ml)に溶解し、60℃で6
時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPL
C(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15〜18%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0
.32g(収率90%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.73-1.88 (2H, m), 2.00-2.14 (4H, m),
2.97 (2H, t, J=8.0), 3.50-3.88 (6H, m), 4.30 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5
), 4.81-4.88 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.34 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.5
9 (1H, d, J=2.5), 7.71-7.76 (2H, m), 7.93 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1672, 1350, 1155.
 実施例55
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 
(例示化合物番号26)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.81g)をエタノール(2
0ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシ
ージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org.
Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いピペリジン−2−オ
ンより合成された6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(0.
33g)及びトリエチルアミン(0.74ml)を加え、35℃で3.5時間撹
拌した後、室温で11時間放置し、さらに45℃で24時間撹拌した。反応液に
4N 塩化水素ジオキサン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水
素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.21g(収率23%)を
無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.65-1.80 (6H, m)
, 2.00-2.09 (2H, m), 2.66-2.72 (2H, m), 3.30-3.36 (2H, m), 3.49-3.75 (4H
, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.81-4.87
(1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d,
J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.59 (2H, m), 7.69-7.74 (2H, m),
7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1354, 1155.
 実施例56
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示
化合物番号530)
 実施例55で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピ
リジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩(0.28g)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃
で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製
した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.
19g(収率71%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.64-1.81 (6H, m), 1.99-2.08 (2H, m),
2.67-2.72 (2H, m), 3.30-3.37 (2H, m), 3.55-3.78 (4H, m), 4.28 (2H, s), 4
.47 (2H, d, J=6.0), 4.80-4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58
(1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.
59 (2H, m), 7.67-7.74 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675, 1637, 1352, 1156.
 実施例57
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 (例示化合物番号27)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)をエタノール(2
5ml)に溶解し、室温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2
H−アゼピン(0.39g)及びトリエチルアミン(0.85ml)を加え、同
温で7時間撹拌した後、15時間放置した。反応の進行が遅いため、7−メトキ
シ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(0.22g)及びトリエ
チルアミン(0.51ml)を加え、45℃で12時間撹拌した後、室温で11
時間放置し、さらに45℃で10時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキ
サン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無
定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2
ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に
付すことにより、標記化合物0.30g(収率35%)を無色無定形固体として
得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.21 (3H, t, J=7.0), 1.52-1.63 (4H, m)
, 1.68-1.81 (4H, m), 2.04-2.10 (2H, m), 2.84-2.88 (2H, m), 3.36-3.42 (2H
, m), 3.62-3.91 (4H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d,
J=6.0), 4.81-4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=1
6.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.52- 7.59 (2H, m)
, 7.66-7.74 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1628, 1353, 1156.
 実施例58
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号531)
 実施例57で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−
2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.24g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し
、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水
)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧
下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物0.18g(収率76%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.52-1.62 (4H, m), 1.67-1.82 (4H, m),
2.00-2.09 (2H, m), 2.84-2.88 (2H, m), 3.43-3.49 (2H, m), 3.63-3.91 (4H,
m), 4.27 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=5.5), 4.80-4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt,
J=16.0, 5.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.51-7.61 (2H, m), 7.68-7.75 (2H, m), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675, 1628, 1351, 1156.
 実施例59
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号
81)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 2塩酸塩
 参考例108で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.46g)をジクロロメタン(
50ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を1時間通じた後、密栓をして室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(40ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.3
0gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.58ml)を加えた後
、室温で12時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後
、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15
%アセトニトリル/水)で精製することにより、標記化合物0.98g(収率6
8%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.83 (2H, m), 2.1
0 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s)
, 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.66 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1
H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=8.5), 7.39 (2H, d, J=8.5), 7.55 (1H, t, J=
8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.52g)をエタノール(5ml)に溶解
し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・イ
ンターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep. Proced.
Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成された5
−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.26g)及びトリエチル
アミン(0.60ml)を加え、同温で29時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(40ml)に溶
解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.75ml)を加えた後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0
.43g(収率77%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.68-1.80 (2H, m)
, 2.00-2.14 (4H, m), 2.96 (2H, t, J=8.0), 3.46-3.87 (6H, m), 4.20 (2H, q
, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.67-4.73 (1H, m), 6.44 (1H
, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H,
d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68-7.73 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1349, 1157.
 実施例60
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号585
 実施例59(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 
2塩酸塩(0.38g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で4時間撹
拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得ら
れた無定形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。
これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.21g(収
率59%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.68-1.80 (2H, m), 2.00-2.13 (4H, m),
2.96 (2H, t, J=8.0), 3.46-3.72 (5H, m), 3.83-3.92 (1H, m), 4.20 (2H, s),
4.45 (2H, d, J=5.5), 4.67-4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.5
4 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t
, J=8.0), 7.71(2H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1672, 1347, 1155.
 実施例61
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 
 (例示化合物82)
 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.50g)をエタノール(5ml)に溶解
し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・イ
ンターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep. Proced.
Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いピペリジン−2−オンより合成され
た6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(0.31g)及びト
リエチルアミン(0.60ml)を加え、同温で4日間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(25ml
)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0
.27g(収率47%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.65-1.78 (6H, m)
, 1.99-2.07 (2H, m), 2.68-2.72 (2H, m), 3.29-3.36 (2H, m), 3.44-3.55 (2H
, m), 3.70-3.90 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d,
J=5.5), 4.68-4.74 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.55 (1H, d, J=1
6.0), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=7.7Hz), 7
.68-7.73 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1351, 1157.
 実施例62
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 
 (例示化合物番号586)
 実施例61で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩(0.76g)を3N 塩酸(15ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌
した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。こ
れを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.60g(収率
83%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.78 (6H, m), 2.00-2.07 (2H, m),
2.68-2.71 (2H, m), 3.30-3.55 (4H, m), 3.70-3.87 (2H, m), 4.21 (2H, s), 4
.45 (2H, d, J=5.5), 4.67-4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55
(1H, d, J=16.0), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t,
J=8.0), 7.67-7.73 (2H, m), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1734, 1674, 1637, 1348, 1156.
 実施例63
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例
示化合物番号83)
 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.51g)をエタノール(5ml)に溶解
し、室温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(
0.34g)及びトリエチルアミン(0.60ml)を加え、同温で18時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
エタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加
えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことに
より、標記化合物0.14g(収率24%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.46-1.76 (8H, m)
, 2.01-2.10 (2H, m), 2.86-2.89 (2H, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.57-3.70 (2H
, m), 3.85-3.97 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d,
J=6.0), 4.70-4.76 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=1
6.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0Hz), 7
.69-7.73 (2H, m), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1674, 1629, 1351, 1158.
 実施例64
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合
物番号587)
 実施例63で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピ
ン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩(0.96g)を3N 塩酸(25ml)に溶解し、60℃で6
時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPL
C(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した
。得られた無定形固体を1N 塩酸(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固さ
せた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.54
g(収率59%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.53-1.64 (4H, m), 1.68-1.77 (4H, m),
2.02-2.10 (2H, m), 2.86-2.88 (2H, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.56-3.70 (2H,
m), 3.78-3.97 (2H, m), 4.21 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.69-4.75 (1H,
m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.
0), 7.40 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=7.5), 7.69-7.72 (2H, m), 7.90 (1
H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1677, 1629, 1344, 1154.
 実施例65
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例
示化合物番号53)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル2塩酸塩
 参考例112で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル
)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.90g)をジク
ロロメタン(40ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷
下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(
0.34gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.64ml)を加
えた後、室温で13時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加
えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒
:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(
20ml)に溶解し、4N 塩化水素酢酸エチル溶液(1ml)を加えた後、減
圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物1.36g(収率73%)を無色無
定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.87 (2H, m), 2.1
0 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.07 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0)
, 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0,
6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.05 (1H, d, J=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 2
.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, s
) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸

 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル(700mg)をエタノール(15ml)に
溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ
・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep. Proc
ed. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成され
た5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(405mg)及びトリエ
チルアミン(0.57ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセト
ニトリル/水)で精製することにより、無定形固体565mgを得た。この固体
151mgをエタノール(4ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(
2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物157mg(収率66%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.72-1.85 (2H, m)
, 1.98-2.14 (4H, m), 2.16 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=8.0), 3.46-3.81 (6H, m
), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m),
6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.07 (1H, d, J=9.0),
7.24 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.6
9 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1350, 1157.
 実施例66
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合
物番号557)
 実施例65(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル
酢酸エチル(409mg)を4N 塩酸(12ml)に溶解し、70℃で2時間
撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(
YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物266mg
(収率60%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.86 (2H, m), 1.97-2.14 (4H, m),
2.16 (3H, s), 2.96 (2H, m), 3.47-3.80 (5H, m), 3.72-3.82 (1H, m), 4.19 (
2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.72 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6
.56 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 7.2
9 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d,
J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1672, 1347, 1155.
 実施例67
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−メチル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 
(例示化合物番号54)
 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル(730mg)をエタノール(15ml)に
溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ
・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep. Proc
ed. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いピペリジン−2−オンより合成
された6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(482mg)及
びトリエチルアミン(0.59ml)を加え、同温で2日間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
8%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(6m
l)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.39ml)を加えた後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記
化合物331mg(収率36%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.64-1.70 (6H, m)
, 1.96-2.08 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.70 (2H, t, J=6.0), 3.25-3.37 (2H, m
), 3.46-3.83 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=
6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.
06 (1H, d, J=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55
(1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1351, 1157.
 実施例68
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−メチル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示
化合物番号558)
 実施例67で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピ
リジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩(265mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃
で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製
した。得られた無定形固体を1N 塩酸(8ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物23
6g(収率93%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.64-1.82 (6H, m), 1.96-2.08 (2H, m),
2.16 (3H, s), 2.70 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.46-3.83 (4H, m), 4.21 (2H, s
), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (
1H, d, J=16.0), 7.05 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 7.29 (1H
, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.
0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1637, 1347, 1156.
 実施例69
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−メチル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 (例示化合物番号55)
 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル(640mg)をエタノール(12ml)に
溶解し、室温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピ
ン(348mg)及びトリエチルアミン(0.26ml)を加え、同温で2.5
日間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.4
2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物336mg(収率40%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.52-1.64 (4H, m)
, 1.68-1.82 (4H, m), 1.98-2.09 (2H, m), 2.17 (3H, s), 2.87 (2H, m), 3.48
(2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 3.77-3.88 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.3
3 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.74 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0)
, 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H, dd, J=8.5, 2.5),
7.28 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H,
d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1628, 1351, 1157.
 実施例70
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−メチル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号559)
 実施例69で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−
2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(335mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解し
、60℃で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水
)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記
化合物258mg(収率80%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.53-1.65 (4H, m), 1.68-1.84 (4H, m),
1.98-2.10 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.88 (2H, m), 3.44-3.53 (2H, m), 3.62-3
.93 (4H, m), 4.19 (2H, s), 4.40 (2H, d, J=6.0), 4.74 (1H, m), 6.44 (1H,
dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.05 (1H, d, J=9.0), 7.26 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J
=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1628, 1348, 1156.
 実施例71
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号137)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 参考例119で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフ
ェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.40g)
をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解し
、氷冷下、塩化水素を2.5時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(0.50gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.
10ml)を加えた後、室温で13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解し、4
N 塩化水素酢酸エチル溶液(0.90ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物0.60g(収率25%)を無色無定形固体として得
た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-2.00 (2H, m)
, 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q,
J=7.0), 4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.24 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.54 (1H,
m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1736, 1671, 1658.
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 
2塩酸塩
 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(500mg)をエタノール(15m
l)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージ
ャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep
. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合
成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(340mg)及び
トリエチルアミン(0.77ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml)
に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.50ml)を加えた後、減圧下
濃縮乾固させることにより、標記化合物420mg(収率67%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.80-1.95 (2H, m)
, 2.00-2.15 (4H, m), 2.96 (2H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (1H, m),
3.61 (2H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.75-3.85 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0)
, 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0,
6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, dd, J=9.0, 2
.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77
(1H, d, J=2.5), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1670.
 実施例72
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号641)
 実施例71(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−
3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(380mg)を3N 塩酸(12ml)に溶解し
、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:13%アセトニトリル/水
)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.2ml)及び水(5ml
)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物240mg(収
率65%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (4H, m),
2.96 (2H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.61 (2H, m), 3.65-3
.75 (1H, m), 3.75-3.85 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.85
(1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d,
J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=8
.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, d, J=2.5), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1670.
 実施例73
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩 (例示化合物番号138)
 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(500mg)をエタノール(15m
l)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージ
ャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep
. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いピペリジン−2−オンよ
り合成された6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(360m
g)及びトリエチルアミン(0.77ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応
の進行が遅いため、6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(6
30mg)及びトリエチルアミン(0.77ml)を加え、同温で1日間撹拌し
た後、6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(320mg)及
びトリエチルアミン(0.35ml)を加え、さらに同温で1日間撹拌した。反
応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール
(6ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.25ml)を加えた
後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物200mg(収率31%)を
無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.65-1.90 (6H, m)
, 2.00-2.10 (2H, m), 2.70 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 3.70
-3.85 (2H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4
.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H,
d, J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d,
J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H, d, J=3.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1673.
 実施例74
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 
 (例示化合物番号642)
 実施例73で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒ
ドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩(200mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、
60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:13%アセトニトリル/水)
で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(0.9ml)に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物137g(収率71%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.90 (6H, m), 2.00-2.10 (2H, m),
2.69 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 4.24 (
2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6
.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.5
5 (1H, t, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, d,
J=3.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1674.
 実施例75
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン
−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 2塩酸塩 (例示化合物番号139)
 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(400mg)をエタノール(10m
l)に溶解し、室温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
アゼピン(280mg)及びトリエチルアミン(0.31ml)を加え、同温で
一晩撹拌した。反応の進行が遅いため、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−2H−アゼピン(280mg)及びトリエチルアミン(0.31ml)
を加え、さらに40℃で12時間撹拌した後、室温で一晩放置した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml
)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.20ml)を加えた後、減圧
下濃縮乾固させることにより、標記化合物140mg(収率26%)を無色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.50-1.65 (4H, m)
, 1.70-1.75 (2H, m), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.85-2.90 (2H
, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.75-3.85
(1H, m), 3.85-3.95 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H
, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16
.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0)
, 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H, d, J=2.5), 7.86 (1
H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672.
 実施例76
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン
−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2
塩酸塩 (例示化合物番号643)
 実施例75で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(130mg)を3N 塩酸(10ml)に
溶解し、60℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し
、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:12%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(0.25ml)及び水
(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物50m
g(収率40%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.55-1.65 (4H, m), 1.70-1.75 (2H, m),
1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.85-2.90 (2H, m), 3.45-3.50 (2H,
m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.80-3.90 (1H, m), 3.90-4.00 (
1H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, dd, J=
9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0)
, 7.77 (1H, d, J=2.5), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1674.
 実施例77
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 (例示化合物番号109)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル
]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 参考例122で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−シ
アノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.0
6g)をジクロロメタン(50ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に
溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶解し、塩化アンモニ
ウム水溶液(0.34gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.6
3ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキ
サン溶液(2.5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体をメタノール(20ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶
液(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物1
.21g(収率60%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.87 (2H, m), 2.0
8 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.33 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.44 (2H, s)
, 4.50 (2H, d, J=6.5), 4.89 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.57 (1
H, d, J=16.0), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.73 (4H,
m), 7.85 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩
 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフル
オロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(800mg)をエ
タノール(20ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・ア
ンド・プロシージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(199
2年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピ
ロリジノンより合成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(
370mg)及びトリエチルアミン(0.87ml)を加え、同温で一晩撹拌し
た。反応の進行が遅いため、5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール
(120mg)及びトリエチルアミン(0.26ml)を加え、さらに室温で4
時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:26%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下
濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、、標記化合物
622mg(収率70%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.82 (2H, m), 2.0
0-2.15 (4H, m), 2.97 (2H, t, J=8.0), 3.53-3.64 (4H, m), 3.72 (2H, m), 4.
19 (2H, q, J=7.0), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.96 (1H, m), 6.46
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.44 (1H, d, J=10.0), 7.55
(1H, t, J=8.0), 7.67-7.75 (4H, m), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1672, 1353, 1144.
 実施例78
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号613)
 実施例77(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(471mg)を3N 塩酸(20ml)に
溶解し、60℃で5.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニ
トリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧
下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
404mg(収率89%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82 (2H, m), 2.00-2.15 (4H, m), 2.96
(2H, t, J=8.0), 3.49-3.64 (4H, m), 3.70 (2H, m), 4.19 (2H, s), 4.50 (2H,
d, J=6.0), 4.95 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.
0), 7.43 (1H, d, J=9.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.77 (4H, m), 7.89 (1
H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1672, 1353, 1144.
 実施例79
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 2塩酸塩 (例示化合物番号110)
 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフル
オロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(900mg)をエ
タノール(20ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・ア
ンド・プロシージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(199
2年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いピペリ
ジン−2−オンより合成された6−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピ
リジン(480mg)及びトリエチルアミン(0.98ml)を加え、同温で一
晩撹拌した。反応の進行が遅いため、6−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロピリジン(480mg)及びトリエチルアミン(0.98ml)を加え、室
温で1日間撹拌した後、、さらに40℃で1日間撹拌した。反応液に4N 塩化
水素ジオキサン溶液(2.5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。こ
れを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物429mg(収率42
%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.64-1.85 (6H, m)
, 1.99-2.10 (2H, m), 2.70 (2H, m), 3.27-3.39 (2H, m), 3.53-3.73 (4H, m),
4.19 (2H, q, J=7.0), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.95 (1H, m), 6
.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, d, J=10.0), 7
.55 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.75 (4H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1675, 1355, 1141.
 実施例80
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩 (例示化合物番号614)
 実施例79で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(291mg)を3N 塩酸(20ml)に溶
解し、60℃で5.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下
濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物2
40mg(収率86%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.63-1.85 (6H, m), 2.03 (2H, m), 2.70
(2H, m), 3.20-3.48 (2H, m), 3.52-3.76 (4H, m), 4.12 (2H, s), 4.50 (2H, d
, J=6.0), 4.94 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0)
, 7.42 (1H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1
H, d, J=8.0), 7.73-7.78 (2H, m), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1352, 1143.
 実施例81
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号111)
 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフル
オロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(900mg)をエ
タノール(20ml)に溶解し、室温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン(540mg)及びトリエチルアミン(0.98ml
)を加え、同温で一晩撹拌した。反応の進行が遅いため、7−メトキシ−3,4
,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(540mg)及びトリエチルアミン
(0.98ml)を加え、さらに室温で5時間攪拌した後、40℃で1日間撹拌
した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル/水
)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固
させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物340mg
(収率33%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.52-1.67 (4H, m)
, 1.67-1.85 (4H, m), 2.06 (2H, m), 2.87 (2H, m), 3.48 (2H, m), 3.67-3.83
(4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.97 (
1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.44 (1H, d, J
=9.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.67-7.75 (4H, m), 7.90 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1675, 1354, 1142.
 実施例82
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号615)
 実施例81で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピ
ン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(307mg)を3N 塩酸(20m
l)に溶解し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減
圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:23%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後
、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記
化合物218mg(収率74%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.46-1.67 (4H, m), 1.67-1.87 (4H, m),
2.07 (2H, m), 2.87 (2H, m), 3.42-3.52 (2H, m), 3.64-3.85 (4H, m), 4.27 (
2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.96 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6
.58 (1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, d, J=10.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.7
6 (4H, m), 7.89 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1351, 1144.
 実施例83
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩 (例示化合物番号28)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.25g)をエタノール(1
0ml)に溶解し、室温で、インディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー、
第10巻、第323頁(1972年)[Indian J. Chem., 10, 323 (1972)]に記
載の方法に従い3−チオモルホリンより合成された5−エトキシ−3,6−ジヒ
ドロ−2H−[1,4]チアジン(0.24g)及びトリエチルアミン(0.2
3ml)を加え、同温で4時間撹拌した後、45℃で3時間撹拌し、室温で11
時間放置した。さらに45℃で12時間撹拌した後、室温で11時間放置した。
反応液に4N塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(4ml)に溶解し、4N塩
化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより
、標記化合物0.07g(収率24%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.73-1.82 (2H, m)
, 2.02-2.10 (2H, m), 2.91-2.96 (2H, m), 3.59-3.91 (8H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.88 (1H, m), 6.44 (1H,
dt, J=15.5, 6.0), 6.58 (1H, d, J=15.5), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.51- 7.60 (2H, m), 7.64-7.75 (2H, m), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1674, 1633, 1350, 1155.
 実施例84
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2,3,5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号1045)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(930mg)をエタノール(2
0ml)に溶解し、室温で、2,3,5,6−テトラフルオロピリジン(0.1
6ml)及びトリエチルアミン(0.64ml)を加え、同温で5時間撹拌した
。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:55%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物893mg(収
率81%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.73-1.84 (2H, m)
, 2.01-2.12 (2H, m), 3.38-3.48 (2H, m), 3.59-3.69 (2H, m), 4.19 (2H, q,
J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=
9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.66 (1H, d, J=8.0)
, 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) ; 1739, 1677, 1351, 1147.
 実施例85
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(2,3,5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号1063)
 実施例84で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,5,6−テトラフルオロ
ピリジン−4−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩(356mg)を3N 塩酸(20ml)及び4N 塩化水
素ジオキサン溶液(20ml)の混合溶媒に溶解し、60℃で8.5時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A; YMC、溶出溶媒:40%アセトニトリル/水〜アセトニトリルのみ)
で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固さ
せた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物322mg(
収率94%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.84 (2H, m), 2.00-2.12 (2H, m),
3.38-3.48 (2H, m), 3.59-3.69 (2H, m), 4.21 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.79 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1
H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H,
d, J=2.5), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1678, 1346, 1147.
 実施例86
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号1081)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.38g)をエタノール(2
0ml)に溶解し、室温で、アンゲバンテ・ケミイ、第75巻、第790頁(1
963年)[Angew. Chem., 75, 790 (1963)]に記載の方法に従いN−エチルホル
ムアミドより合成されたメチル N−エチルホルムイミデート(0.09g)及
びトリエチルアミン(0.30ml)を加えた後、同温で46時間撹拌した。反
応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N
塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることによ
り、標記化合物0.14g(収率35%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.16-1.27 (6H, m), 1.72-1.88 (2H, m),
1.99-2.10 (2H, m), 3.40-3.48 (2H, m), 3.51-3.73 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=
7.5), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.79-4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt
, J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.52- 7.59 (2H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.87 (1H, s), 8.11
(1H, d, J=13.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1738, 1697, 1675, 1350, 1156.
 実施例87
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号1099)
 実施例86で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(
0.38g)を3N 塩酸(14ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N塩酸(2ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.25g(収率67%)を
無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.19 (3H, t, J=7.0), 1.72-1.88 (2H, m)
, 1.98-2.09 (2H, m), 3.51-3.79 (6H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0
), 4.80-4.87 (1H, m), 6.44(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7
.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.52-7.60 (2H, m), 7.68-7
.75 (2H, m), 7.89 (1H, s), 8.13 (1H, d, J=13.5) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1731, 1698, 1677, 1347, 1155.
 実施例88
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号1009)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)をエタノール(2
5ml)に溶解し、室温で、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・オーガニック・
ケミストリー、第10巻、第2645頁(1999年)[Eur. J. Org. Chem., 1
0, 2645 (1999)]に記載の方法に従い2−オキサゾリドンより合成された2−エ
トキシ−4,5−ジヒドロオキサゾール(0.28g)及びトリエチルアミン(
0.68ml)を加え、同温で22時間撹拌した。反応液に4N塩化水素ジオキ
サン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A; YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無
定形固体をエタノール(10ml)に溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液(2
ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.56g(
収率67%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t,J=7.0), 1.75-1.86 (2H, m)
, 1.98-2.10 (2H, m), 3.51-3.78 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.19 (2H, q
, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.76-4.85 (3H, m), 6.44 (1H
, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H,
dd, J=9.0, 2.5), 7.52-7.60 (2H, m), 7.69 (1H, d, J=7.5), 7.73 (1H, d, J
=7.5), 7.87 (1H, s) ;
 MS (FAB, M+-2HCl) : 604.
 実施例89
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号1027)
 実施例88で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−
2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 2塩酸塩(0.29g)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃で10時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製した。
得られた無定形固体を1N 塩酸(2ml)に溶解した後、これを減圧下濃縮乾
固させることにより、標記化合物0.23g(収率82%)を無色無定形固体と
して得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.76-1.87 (2H, m), 1.98-2.10 (2H, m),
3.51-3.78 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5
), 4.77-4.84 (3H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.31 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.52-7.61 (2H, m), 7.68
(1H, d, J=7.5), 7.73 (1H, d, J=7.5), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1685, 1349, 1155.
 実施例90
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩 (例示化合物番号1117)
 参考例126で得られたN−[3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ
)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル(1.30g)をジクロロメタン(25ml)及びエ
タノール(35ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓
をして室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノー
ル(25ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.40gを水5mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.90ml)を加えた後、室温で一晩攪拌した
。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノ
ール(15ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(1.40ml)を
加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物1.07g(収率70
%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 2.05-2.30 (8H, m)
, 2.66 (3H, s), 3.94 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.47 (2
H, d, J=6.0), 4.84 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=6.0, 16.0), 6.57 (1H, d, J=1
6.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.50-7.60 (2H, m), 7.69 (1H, m), 7.73 (1H, m),
7.88 (1H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
 実施例91
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 
2塩酸塩 (例示化合物番号1135)
 実施例90で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(700mg)を3N 塩酸(20ml)
に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3.3ml)及び水
(10ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物58
0mg(収率86%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.05-2.30 (8H, m), 2.66 (3H, s), 3.93
(2H, m), 4.27 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.83 (1H, m), 6.44 (1H, dt,
J=6.0, 16.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.50-7.60 (2H, m)
, 7.68 (1H, m), 7.73 (1H, m), 7.87 (1H, m) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675.
 実施例92
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニ
ン−9−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 
2塩酸塩 (例示化合物番号1171)
 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.78g)をエタノール(2
0ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロシ
ージャ−ズ・インターナショナル.、第24巻、第147頁(1992年)[Org
. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従いアゾナン−2−オ
ンより合成された9−メトキシ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H
−アゾニン(0.80g)及びトリエチルアミン(0.71ml)を加えた後、
同温で18時間撹拌した。反応の進行が遅いため、9−メトキシ−3,4,5,
6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニン(0.29g)及びトリエチルアミ
ン(0.53ml)を加え、さらに72時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素
ジオキサン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル/水)で精製した。得ら
れた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶
液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結
乾燥に付すことにより、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3,4,5,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−2H−アゾニン−9−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩及び不純物の混合物0.28gを無色無定
形固体として得た。
 次いで、この混合物を3N 塩酸(10ml)に溶解し、50℃で6時間撹拌
した後、室温で61時間放置し、50℃でさらに7時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸(2ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物
0.09g(収率58%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.38-1.81 (12H, m), 2.00-2.09 (2H, m),
2.78-2.85 (2H, m), 3.48-3.57 (2H, m), 3.59-3.72 (2H, m), 3.73-3.86 (2H,
m), 4.27 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=5.5), 4.80-4.88 (1H, m), 6.44 (1H, dt,
J=16.0, 5.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.51-7.60 (2H, m), 7.64-7.75 (2H, m), 7.87 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1733, 1675, 1627, 1352, 1156.
 実施例93
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号1011)
 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E
)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(533mg)をエタノール(10ml)に溶
解し、室温で、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
、第10巻、第2645頁(1999年)[Eur. J. Org. Chem., 10, 2645 (199
9)]に記載の方法に従い2−オキサゾリドンより合成された2−エトキシ−4,
5−ジヒドロオキサゾール(235mg)及びトリエチルアミン(0.43ml
)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPL
C(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製した
。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキ
サン溶液(0.36ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記
化合物278mg(収率47%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.66-1.80 (2H, m)
, 1.94-2.10 (2H, m), 3.62-3.82 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.20 (2H, q
, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.68 (1H, m), 4.79 (2H, t,
J=8.5), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J
=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70 (2H, m), 7.88 (1H,
s) ;
 MS (FAB, M+-2HCl) : 570.
 実施例94
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号1029)
 実施例93で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(
272mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で5時間撹拌した。反
応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸(4ml)に溶解した後、これを減圧下濃縮乾固させることに
より、標記化合物209mg(収率80%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.81 (2H, m), 1.97-2.10 (2H, m),
3.43-3.62 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.21 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0
), 4.68 (1H, m), 4.79 (2H, t, J=8.5), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (
1H, d, J=16.0), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J
=8.0), 7.70 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1687, 1346, 1156.
 実施例97
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニ
ル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 (例示化合物番号1462)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−
プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル
 参考例131で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フル
オロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.41g)をジ
クロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解し、氷
冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で10時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶
液(0.25gを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.47ml)
を加えた後、室温で8時間放置した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(
1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製することにより、標記化合物
1.00g(収率75%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.81 (2H, m), 2.0
8 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.22 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.36 (2H, s)
, 4.56 (2H, d, J=16.5), 4.65 (1H, m), 5.94 (1H, d, J=39.0), 7.05 (2H, d,
J=9.5), 7.40 (2H, d, J=9.5), 7.56 (1H, d, J=8.0), 7.74 (2H, m), 7.81 (1
H, s).
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−
プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩
 実施例97(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フル
オロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.27g)をエタノール(50ml)
に溶解し、室温でオーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ
・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Prep. Proc
ed. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成され
た5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.73g)及びトリエ
チルアミン(2.10ml)を加え、同温で4時間攪拌した後、5−メトキシ−
3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.73g)及びトリエチルアミン(2.
10ml)を加え、さらに一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製
し、得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオ
キサン溶液(0.80ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標
記化合物0.60g(収率37%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.68-1.82 (2H, m)
, 2.02-2.13 (4H, m), 2.97 (2H, t, J=8.0), 3.47-3.53 (1H, m), 3.58-3.73 (
4H, m), 3.85-3.92 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.60 (2H,
d, J=16.0), 4.71 (1H, m), 5.95 (1H, d, J=39.0), 7.07 (2H, d, J=9.0), 7.4
1 (2H, d, J=9.0), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.76 (1H, d,
J=8.0), 7.82 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1672, 1354, 1161.
 実施例98
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニ
ル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
 (例示化合物番号1484)
 実施例97(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フル
オロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H
−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩(0.47g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、7
0℃で2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(2.5ml)に溶解し、減圧下濃縮乾固させること
により、標記化合物0.39g(収率86%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.68-1.81 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m),
2.96 (2H, t, J=8.0), 3.44-3.74 (6H, m), 4.23 (2H, s), 4.59 (2H, d, J=16.
0), 4.71 (1H, m), 5.95 (1H, d, J=39.0), 7.06 (2H, d, J=9.0), 7.42 (2H, d
, J=9.0), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.76 (1H, d, J=8.0),
7.81 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1672, 1352, 1158.
 実施例99
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニ
ル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロー
ル−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩 (例示化合物番号1472)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−
プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例132で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフ
ェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
(4.30g)をジクロロメタン(35ml)及びエタノール(35ml)の混
合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で3時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解し、塩化
アンモニウム水溶液(0.80gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(
1.80ml)を加えた後、室温で一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水
)で精製することにより標記化合物2.20g(収率58%)を無色無定形固体
として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.88-1.96 (2H, m)
, 2.09-2.17 (2H, m), 3.02-3.09 (2H, m), 3.17-3.24 (2H, m), 4.21 (2H, q,
J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.62 (2H, d, J=16.0), 4.81 (1H, m), 5.98 (1H, d, J
=38.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.57-7.71 (2H, m
), 7.73-7.78 (2H, m), 7.81 (1H, s).
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−
プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H
−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩
 実施例99(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フル
オロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.20g)をエタ
ノール(40ml)に溶解し、室温でオーガニック・プレパレーション・アンド
・プロシージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年
)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリ
ジノンより合成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.
64g)及びトリエチルアミン(1.80ml)を加え、同温で1時間攪拌した
後、一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固
体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(1.60
ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.40g(
収率26%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.81-1.92 (2H, m)
, 2.02-2.14 (4H, m), 2.96 (2H, t, J=8.0), 3.48-3.88 (6H, m), 4.21 (2H, q
, J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.62 (2H, d, J=16.0), 4.87 (1H, m), 5.98 (1H, d,
J=39.0), 7.30 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.63 (2H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7
.74-7.82 (3H, m);
 IR (KBr, cm-1) : 1669, 1354, 1156.
 実施例100
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニ
ル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロー
ル−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 
2塩酸塩 (例示化合物番号1494)
 実施例99(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フル
オロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,
5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(0.27g)を3N 塩酸(20ml)に溶
解し、70℃で2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPL
C(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製した
。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.2ml)に溶解し、減圧下濃縮乾固さ
せることにより、標記化合物0.20g(収率77%)を無色無定形固体として
得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82-1.93 (2H, m), 2.02-2.15 (4H, m),
2.96 (2H, t, J=8.0), 3.48-3.73 (5H, m), 3.78-3.88 (1H, m), 4.27 (2H, s),
4.62 (2H, d, J=16.0), 4.87 (1H, m), 5.98 (1H, d, J=39.0), 7.30 (1H, d,
J=9.0), 7.49-7.71 (3H, m), 7.73-7.83 (3H, m);
 IR (KBr, cm-1) : 1670, 1352, 1156.
 実施例101
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩
 (例示化合物番号1384)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]メタ
ンスルホンアミド 2塩酸塩
 参考例134で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフ
ェニル)−2−(E)−プロペニル]メタンスルホンアミド(1.01g)をジ
クロロメタン(7.5ml)及びエタノール(7.5ml)の混合溶媒に溶解し
、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をエタノール(15ml)に溶解し、塩化アンモニウム水
溶液(0.24gを水3mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.43ml)
を加えた後、室温で一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣にエタノール(
10ml)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、再び減圧
下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(10ml)に
溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固
させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.9
5g(収率98%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.87-1.97 (2H, m), 2.08-2.18 (2H, m),
3.06 (3H, s), 3.14-3.25 (2H, m), 3.65-3.74 (2H, m), 4.45 (2H, d, J=6.0),
4.80 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.23 (1
H, d, J=9.0), 7.48-7.59 (2H, m), 7.68-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, s);
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド 2塩
酸塩
 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.95g)をエタノール
(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プ
ロシージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[O
rg. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノ
ンより合成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.52
g)及びトリエチルアミン(1.20ml)を加え、同温で一晩放置した後、5
−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.17g)及びトリエチル
アミン(0.24ml)を加え、さらに6時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し
、残渣にエタノール(10ml)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(4ml)
を加えた後、再び減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC
、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1N
塩酸(5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.67g(収率63%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.79-1.92 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m),
2.99 (2H, t, J=8.0), 3.37 (3H, s), 3.41-3.58 (4H, m), 3.82-3.90 (2H, m),
4.46 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H
, d, J=16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.58 (2H, m), 7.67-7.77 (3H, m),
7.91 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1669, 1334, 1151.
 実施例102
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]エタンスルホンアミド 2塩酸塩
 (例示化合物番号1406)
 (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタ
ンスルホンアミド 2塩酸塩
 参考例135で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフ
ェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド(1.08g)をジ
クロロメタン(8ml)及びエタノール(8ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下
、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣をエタノール(16ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0
.26gを水3mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.46ml)を加えた
後、室温で一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣にエタノール(10ml
)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、再び減圧下濃縮し
、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解し、
4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させるこ
とにより、標記化合物0.68g(収率64%)を淡黄色無定形固体として得た
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.26 (3H, t, J=7.5), 1.86-1.94 (2H, m)
, 2.07-2.14 (2H, m), 3.01-3.09 (2H, m), 3.13-3.23 (4H, m), 4.45 (2H, d,
J=6.0), 4.77 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0),
7.20 (1H, d, J=9.0), 7.46-7.75 (5H, m), 7.87 (1H, s).
 (b) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−
N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]エタンスルホンアミド 2塩
酸塩
 実施例102(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]エタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.68g)をエタノール
(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プ
ロシージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[O
rg. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノ
ンより合成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.36
g)及びトリエチルアミン(0.85ml)を加え、同温で一晩放置した後、5
−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.19g)及びトリエチル
アミン(0.34ml)を加え、さらに5時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し
、残渣にエタノール(10ml)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(4ml)
を加えた後、再び減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC
、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1N
塩酸(8ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.56g(収率73%)を淡茶色無定
形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.27 (3H, t, J=7.5), 1.79-1.91 (2H, m)
, 2.02-2.14 (4H, m), 2.97 (2H, t, J=7.0), 3.21 (2H, q, J=7.5), 3.47-3.73
(5H, m), 3.90 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.46 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.58 (2H,
m), 7.69-7.76 (3H, m), 7.92 (1H, s) ;
 IR (KBr, cm-1) : 1671, 1331, 1146.
 実施例103
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩
 (例示化合物番号1211)
 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]メタンスルホンアミド(0.32g)をメタノール(15ml
)に溶解し、室温で、ヨーロピアン・ジャーナル.オブ・オーガニック・ケミス
トリー、第10巻、第2645頁(1999年)[Eur. J. Org. Chem., 10, 264
5 (1999)]に記載の方法に従い2−オキサゾリドンより合成された2−エトキシ
−4,5−ジヒドロオキサゾール(0.21g)及びトリエチルアミン(0.5
6ml)を加え、同温で2時間攪拌した後、一晩放置した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:12%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(2.0ml)に溶解
した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.11g(収率26%
)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.78-1.92 (2H, m), 1.98-2.11 (2H, m),
3.06 (3H, s), 3.47-3.88 (6H, m), 4.45 (2H, d, J=5.5), 4.76-4.85 (3H, m),
6.47 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.25 (1H, d, J=9.0),
7.49-7.58 (2H, m), 7.67-7.76 (3H, m), 7.91 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1686, 1334, 1151.
 実施例104
 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩
 (例示化合物番号1269)
 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]メタンスルホンアミド(0.32g)をテトラヒドロフラン(
3ml)、1,4−ジオキサン(3ml)及び水(3ml)の混合溶媒に溶解し
、氷冷下、2−クロロイソチオシアネート(0.05ml)及びトリエチルアミ
ン(0.07ml)を加え、室温で1.5時間攪拌した後、一晩放置した。反応
液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:1
2%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1.
2ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.15
g(収率59%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82-1.93 (2H, m), 2.02-2.12 (2H, m),
3.06 (3H, s), 3.52-3.63 (3H, m), 3.68-3.82 (2H, m), 3.91-4.02 (3H, m), 4
.45 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H,
d, J=16.0), 7.25 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.58 (2H, m), 7.68-7.76 (3H, m), 7
.91 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1673, 1632, 1333, 1151.
 実施例105
 N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]−N−[3−[3−(エトキシカルボニルアミノ)(イミノ)メチルフェニル
]−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
 4−ニトロフェノール(1.00g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し
、氷冷下、クロロギ酸エチル(0.70ml)及びピリジン(0.70ml)を
滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣に酢酸エチ
ルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水、飽和硫酸水素カリウム
水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下溶媒を留去することで得られた白色固体をヘキサンで濾取すること
により、4−ニトロフェニル炭酸エチル1.44g(収率95%)を白色固体と
して得た。
 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.42g)を水(5ml)
に溶解し、4−ニトロフェニル炭酸エチルのジクロロメタン溶液(0.14gを
ジクロロメタン5mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.11g)を加えた
後、室温で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後
、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=1/1)で
精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、1N 塩酸(
1.4ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結
乾燥に付すことにより、標記化合物0.36g(収率78%)を無色無定形固体
として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.33 (3H, t, J=7.
0), 1.90-2.07 (2H, m), 2.15-2.25 (2H, m), 2.74 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m
), 3.33 (1H, m), 3.40-3.50 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.35 (2H, q, J=
7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.62及び4.87 (計1H, 各m), 6.42
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.40 (1H, m),
7.54 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, m), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, d, J=
8.0), 7.86 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1742, 1674, 1354, 1157.
 実施例106
 N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]−N−[3−[3−(イミノ)(4−メトキシフェノキシカルボニルアミノ)
メチルフェニル]−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩
 4−メトキシフェノール(1.00g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロギ酸4−メトキシフェニル(1.25ml)及びピリジン(
0.72ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後
、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下濃縮乾固させることにより、二炭酸ビス(4−メトキシフ
ェニル)2.37g(収率定量的)を白色固体として得た。
 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.50g)を水(10ml
)に溶解し、二炭酸ビス(4−メトキシフェニル)のジクロロメタン溶液(0.
22gをジクロロメタン10mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.14g
)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液に水及び炭酸水素ナトリウムを加え
た後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した
。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=5/2
)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、1N 塩
酸(1.6ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.42g(収率67%)を無色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.83-1.93 (1H, m)
, 2.00-2.18 (2H, m), 2.20-2.27 (1H, m), 2.76 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m),
3.30-3.50 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.4
8 (2H, d, J=6.0), 4.60及び4.85 (計1H, 各m), 6.39 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.59 (1H, d, J=16.0), 6.99 (2H, d, J=9.0), 7.17 (2H, d, J=9.0), 7.31 (1H
, m), 7.41 (1H, m), 7.51 (1H, t, J=7.5), 7.60 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=7.
5), 7.80 (1H, d, J=7.5), 7.97 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1740, 1671, 1354, 1161.
 実施例107
 N−[3−[3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)(イミノ)メチルフェニ
ル]−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.43g)を水(10ml
)に溶解し、二炭酸ジ(t−ブチル)のジクロロメタン溶液(0.15gをジク
ロロメタン10mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.12g)を加えた後
、室温で5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、
酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=5/1)で精
製することにより、標記化合物0.36g(収率81%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.54 (9H, s), 1.87-
1.96 (2H, m), 1.97-2.06 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.39 (2H, m), 2.68 (2H, m
), 3.99 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 4.44 (2H, d, J=6.5),
6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1H, d, J=16.0), 6.91 (1H, d, J=9.0),
7.29 (1H, m), 7.34 (1H, t, J=8.0), 7.45 (1H, d, J=8.0), 7.52 (1H, d, J=2
.5), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1740, 1655, 1365, 1163.
 実施例108
 N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]−N−[3−[3−(4−フルオロフェノキシカルボニルアミノ)(イミノ)
メチルフェニル]−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 4−フルオロフェノール(2.00g)をジクロロメタン(40ml)に溶解
し、氷冷下、クロロギ酸4−フルオロフェニルのジクロロメタン溶液(2.35
mlをジクロロメタン5mlに溶解)及びピリジン(1.59ml)を滴下した
後、室温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣に飽和食塩水
を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することで得られた白色固
体をヘキサンで濾取することにより、二炭酸ビス(4−フルオロフェニル)4.
25g(収率95%)を白色固体として得た。
 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.50g)を水(10ml
)に溶解し、二炭酸ビス(4−フルオロフェニル)のジクロロメタン溶液(0.
20gをジクロロメタン10mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.20g
)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加えてた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=
1/1)で精製することにより、標記化合物0.47g(収率85%)を無色無
定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.86-1.95 (2H, m),
1.95-2.04 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.35 (2H, m), 2.66 (2H, m), 3.99 (2H, s
), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.26 (1H, dt,
J=16.0, 6.5), 6.47 (1H, d, J=16.0), 6.91 (1H, d, J=9.0), 7.08 (2H, m),
7.17 (2H, m), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.42 (1H, t, J=8.0), 7.53 (1H,
d, J=2.5), 7.54 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1739, 1668, 1355, 1162.
 実施例109
 N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−[3−(エト
キシカルボニルアミノ)(イミノ)メチルフェニル]−2−(E)−プロペニル
]メタンスルホンアミド 2塩酸塩
 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド 2塩酸塩(0.23g)をジクロロメタン(4.5ml)及び
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5ml)の混合溶媒に溶解し、実施例10
5で得られた4−ニトロフェニル炭酸エチル(0.10g)及びトリエチルアミ
ン(0.16ml)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
メタノール=50/0〜47/3)で精製した。得られた油状物質をエタノール
(2ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後
、減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体をジクロロメタンを加えた後、1
N 塩酸で抽出し、水層を減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物0.20g(収率84%)を無色無定形固体とし
て得た。
 1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.80-1.92 (2H, m)
, 2.02-2.14 (4H, m), 2.96 (2H, t, J=7.5), 3.06 (3H, s), 3.47-3.73 (4H, m
), 3.83-3.91 (2H, m), 4.35 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.87 (1H
, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9
.0), 7.49-7.69 (3H, m), 7.73-7.78 (2H, m), 7.88 (1H, s);
 IR (KBr, cm-1) : 1754, 1667, 1334, 1151.
 実施例110
 N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−[3−(イミ
ノ)(ピバロイルアミノ)メチルフェニル]−2−(E)−プロペニル]メタン
スルホンアミド
 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド 2塩酸塩(0.20g)をジクロロメタン(2.5ml)及び
アセトニトリル(2.5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、ピバリン酸4−ニ
トロフェニル(0.09g)及びトリエチルアミン(0.23ml)を加えた後
、室温で4時間撹拌した。反応液にジクロロメタンを加えた後、1N 水酸化ナ
トリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用
いて乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0〜47/3)で精製
することにより、標記化合物0.17g(収率86%)を無色無定形固体として
得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.28 (9H, s), 1.78-1.88 (2H, m), 1.96-2.
05 (2H, m), 2.07-2.14 (2H, m), 2.51 (2H, t, J=8.0), 2.96 (3H, s), 3.22-3
.31 (2H, m), 3.67-3.76 (4H, m), 4.44 (2H, d, J=6.5), 4.67 (1H, m), 6.23
(1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.52 (1H, d, J=16.0), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.38 (
1H, t, J=8.0), 7.45 (1H, d, J=8.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.82-7.88
(2H, m), 8.19 (1H, d, J=2.5);
 IR (KBr, cm-1) : 1670, 1339, 1153.
 実施例111
 N−[3−[3−(ベンゾイルアミノ)(イミノ)メチルフェニル]−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド
 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド 2塩酸塩(0.30g)をジクロロメタン(4ml)及びアセ
トニトリル(4ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、安息香酸4−ニトロフェニ
ル(0.15g)及びトリエチルアミン(0.28ml)を加えた後、室温で一
晩撹拌した。反応液にジクロロメタンを加え希釈した後、0.5N 水酸化ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾
燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0〜47/3)で精製した。
これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.24g(収率7
5%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.77-1.87 (2H, m), 1.94-2.12 (4H, m), 2.
50 (2H, t, J=8.0), 2.97 (3H, s), 3.20-3.28 (2H, m), 3.65-3.74 (4H, m), 4
.45 (2H, d, J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.27 (1H, dt, J=15.5, 6.5), 6.56 (1H,
d, J=15.5), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.42-7.56 (6H, m), 7.94-8.02 (2H, m), 8
.20 (1H, d, J=2.5), 8.36 (2H, d, J=7.5);
 IR (KBr, cm-1) : 1670, 1339, 1153.
 実施例112
 N−[3−[3−(アセチルアミノ)(イミノ)メチルフェニル]−2−(E
)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−
3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンス
ルホンアミド
 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド 2塩酸塩(0.29g)をジクロロメタン(3ml)及びアセ
トニトリル(3ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、酢酸4−ニトロフェニル(
0.09g)及びトリエチルアミン(0.26ml)を加えた後、室温で4時間
撹拌した。反応液にジクロロメタンを加え希釈した後、0.5N 水酸化ナトリ
ウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥
した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0〜47/3)で精製した。こ
れを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.16g(収率
58%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.78-1.88 (2H, m), 1.97-2.15 (4H, m), 2.
30 (3H, s), 2.52 (2H, t, J=8.0), 2.96 (3H, s), 3.22-3.31 (2H, m), 3.66-3
.77 (4H, m), 4.44 (2H, d, J=6.5), 4.68 (1H, m), 6.26 (1H, dt, J=15.5, 6.
5), 6.50 (1H, d, J=15.5), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.37-7.53 (3H, m), 7.72-7
.78 (2H, m), 8.18 (1H, d, J=3.0);
 IR (KBr, cm-1) : 1668, 1338, 1152.
 実施例113
 N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−[3−(イミ
ノ)(4−メトキシフェノキシカルボニルアミノ)メチルフェニル]−2−(E
)−プロペニル]メタンスルホンアミド
 4−ニトロフェノール(1.00g)をジクロロメタン(30ml)に溶解し
、氷冷下、クロロギ酸4−メトキシフェニル(1.10ml)及びピリジン(0
.64ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、減圧下溶媒を留去することで得られた白色固体をヘキサンで濾取
することにより、炭酸(4−メトキシフェニル)(4−ニトロフェニル)1.7
2g(収率83%)を白色固体として得た。
 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ
−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]メタン
スルホンアミド 2塩酸塩(0.29g)をジクロロメタン(3.5ml)及び
アセトニトリル(3.5ml)の混合溶媒に溶解し、炭酸(4−メトキシフェニ
ル)(4−ニトロフェニル)(0.15g)及びトリエチルアミン(0.27m
l)を加えた後、室温で1.5時間撹拌した。反応液にジクロロメタンを加え希
釈した後、0.5N 水酸化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層
を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=2
0/0〜19/1)で精製した。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことに
より、標記化合物0.23g(収率69%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.77-1.88 (2H, m), 1.94-2.13 (4H, m), 2.
51 (2H, t, J=8.0), 2.97 (3H, s), 3.21-3.31 (2H, m), 3.64-3.84 (7H, m), 4
.43 (2H, d, J=6.5), 4.68 (1H, m), 6.27 (1H, dt, J=15.5, 6.5), 6.51 (1H,
d, J=15.5), 6.91 (2H, d, J=8.5), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.13 (2H, d, J=8.5
), 7.40 (1H, t, J=7.5), 7.47-7.54 (2H, m), 7.80-7.90 (2H, m), 8.18 (1H,
d, J=2.5);
 IR (KBr, cm-1) : 1668, 1338, 1152.
 参考例1
 3−シアノ桂皮アルデヒド
 3−シアノベンズアルデヒド(4.5g)をトルエン(200ml)に溶解し
、トリフェニルホスホラニリデンアセトアルデヒド(13.6g)を加えた後、
70℃で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)で精製した後、さらにトルエン及
びヘキサンから再結晶化させることにより、標記化合物3.09g(収率57%
)を淡黄色針状結晶として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 6.76 (1H, dd, J=16.0, 7.5), 7.46 (1H, d,
J=16.0), 7.58 (1H, t, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.80 (1H, d, J=8.0),
7.84 (1H, s), 9.75 (1H, d, J=7.5).
 参考例2
 3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
 参考例1で得られた3−シアノ桂皮アルデヒド(3.00g)をジクロロメタ
ン(30ml)及びエタノール(70ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、水素
化ホウ素ナトリウム(1.32g)及び塩化セリウム(2.49g)を加えた後
、同温で1.5時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後
、ジクロロメタンで3回抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製す
ることにより、標記化合物3.27g(収率定量的)を淡黄色油状物質として得
た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 4.37 (2H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 5.0)
, 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, t, J=8.0), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.60 (
1H, d, J=8.0), 7.65 (1H, s).
 参考例3
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロ
ロニトロベンゼン
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.32g)、2
−クロロ−4−ニトロフェノール(2.36g)及びトリフェニルホスフィン(
5.11g)をジクロロメタン(60ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン
酸ジエチル(3.10ml)を滴下した後、室温で18時間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘ
キサン/酢酸エチル=5/2)で精製することにより、標記化合物3.90g(
収率76%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.84-1.98 (4H, m) 3.54 (2H
, m), 3.62 (2H, m), 4.73 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.14 (1H, dd, J=9
.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
 参考例4
 3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル
オキシ)−3−クロロニトロベンゼン(1.50g)を90%ギ酸(4.00g
)に懸濁し、37%ホルマリン(2.50g)を加え、100℃で2時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却し、炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物1.12g(収率98%
)を黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.10 (4H, m), 2.33 (3H, s), 2.35-2.
45 (2H, m), 2.60-2.70 (2H, m), 4.58 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (
1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0).
 参考例5
 3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例4で得られた3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキ
シ)ニトロベンゼン(8.48g)を酢酸(200ml)に溶解し、室温ですず
粉末(18.59g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液
を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで5回抽
出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタ
ノール=3/1)で精製することにより、標記化合物6.95g(収率92%)
を赤褐色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.82-2.02 (4H, m), 2.20-2.30 (2H, m), 2.
30 (3H, s), 2.68-2.78 (2H, m), 4.12 (1H, m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0),
6.72 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J=8.5).
 参考例6
 N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸エチル
 参考例5で得られた3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキ
シ)アニリン(6.95g)をジクロロメタン(150ml)に溶解し、氷冷下
、クロロスルホニル酢酸エチル(3.88ml)及びピリジン(4.67ml)
を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽
出した後、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=4/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物9.12g(収
率81%)を褐色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.90-2.00 (2H, m),
2.00-2.10 (2H, m), 2.37 (3H, s), 2.40-2.50 (2H, m), 2.70-2.80 (2H, m), 3
.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.2
1 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d, J=2.5).
 参考例7
 N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモ
イル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(3.30g)、参考例6で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メ
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(7.
37g)及びトリフェニルホスフィン(5.93g)をジクロロメタン(200
ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.49ml)を滴下し
た後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/3〜2/1)
で精製することにより、標記化合物7.29g(収率73%)を橙色無定形固体
として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m),
1.95-2.05 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.30-2.40 (2H, m), 2.60-2.70 (2H, m), 3
.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.
22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.3
1 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.46-7.58 (4H, m).
 参考例8
 3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル
オキシ)−3−クロロニトロベンゼン(7.91g)をジオキサン(80ml)
に溶解し、室温で4N 塩化水素ジオキサン溶液(70ml)を加えた後、同温
で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を水に溶解し、炭酸水素ナト
リウムを加えて中和した後、析出した結晶をろ取することにより、標記化合物8
.06g(収率定量的)を淡黄色針状結晶として得た。
 1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.50-1.60 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m),
2.57-2.68 (2H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.96 (1H, m), 7.45 (1H, d, J=9.0),
8.18 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
 参考例9
 4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼ

 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.00g)をピリジン(20ml)に溶解し、氷冷下、無水酢酸(
0.55ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加えた後、
酢酸エチルで抽出し、抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去すること
により、標記化合物1.05g(収率90%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.88-2.03 (4H, m), 2.14 (3H, s), 3.50-3.
63 (2H, m), 3.71 (1H, m), 3.94 (1H, m), 4.81 (1H, m), 7.01 (1H, d, J=9.0
), 8.15 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.32 (1H, d, J=2.5).
 参考例10
 4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
 参考例9で得られた4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−
クロロニトロベンゼン(1.05g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温ですず
粉末(2.09g)を加え、同温で10時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ
液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで5回抽出
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール
=15/1)で精製することにより、標記化合物0.82g(収率86%)を橙
色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.78-1.94 (4H, m), 2.11 (3H, s), 3.33-3.
43 (1H, m), 3.60-3.70 (1H, m), 3.70-3.82 (2H, m), 4.35 (1H, m), 6.53 (1H
, dd, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J=8.5).
 参考例11
 3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(230mg)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に懸濁し、氷冷下、参考例10で得られた4−(1−アセチルピ
ペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリンのテトラヒドロフラン(10
ml)溶液を滴下した後、3.5時間加熱還流した後、水素化リチウムアルミニ
ウム(115mg)を加え、さらに2時間加熱還流した。反応液を冷却した後、
硫酸ナトリウム・10水和物を加え、さらに室温で一晩攪拌した。不溶物をろ去
した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジ
クロロメタン/メタノール=3/1〜1/2)で精製することにより、標記化合
物448mg(収率58%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.11 (3H, t, J=7.0), 1.82-1.93 (2H, m),
1.93-2.04 (2H, m), 2.29 (2H, m), 2.45 (2H, q, J=7.0), 2.78 (2H, m), 4.15
(1H, m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J
=8.5).
 参考例12
 N−[3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]スルファモイル酢酸エチル
 参考例11で得られた3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオ
キシ)アニリン(853mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下
、クロロスルホニル酢酸エチル(0.45ml)及びピリジン(0.54ml)
を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽
出した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=3/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物1113mg(
収率82%)を黄褐色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.0), 1.34 (3H, t, J=7.0)
, 1.87-2.00 (2H, m), 2.00-2.13 (2H, m), 2.40-2.60 (4H, m), 2.70-2.83 (2H
, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.
0), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d, J=2.5).
 参考例13
 N−[3−クロロ−4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル
]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモ
イル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.48g)、参考例12で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1
.11g)及びトリフェニルホスフィン(0.87g)をジクロロメタン(20
ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.51ml)を滴下し
た後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/3〜1/1)
で精製することにより、標記化合物1.24g(収率83%)を橙色無定形固体
として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.12 (3H, t, J=7.0), 1.36 (3H, t, J=7.0)
, 1.86-1.98 (2H, m), 1.98-2.10 (2H, m), 2.35-2.50 (2H, m), 2.48 (2H, q,
J=7.0), 2.73 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4
.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.
93 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=7.5), 7.48-
7.58 (4H, m).
 参考例14
 3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベ
ンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.50g)をアセトン(20ml)に懸濁し、氷冷下、酢酸(0.
33ml)及びシアノ水素化ほう素ナトリウム(0.18g)を加えた後、室温
で4.5時間撹拌した後、シアノ水素化ほう素ナトリウム(0.18g)を加え
、3時間攪拌した後、酢酸(0.33ml)及びシアノ水素化ほう素ナトリウム
(0.18g)を加えた後、さらに室温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮し
、残渣を炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合
物1.36g(収率78%)を黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.09 (6H, d, J=6.5), 1.90-2.00 (2H, m),
2.00-2.15 (2H, m), 2.45-2.60 (2H, m), 2.75-2.90 (3H, m), 4.59 (1H, m), 6
.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0).
 参考例15
 3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例14で得られた3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−
イルオキシ)ニトロベンゼン(1.36g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温
ですず粉末(2.70g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、
ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで3
回抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=5/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物0.99g(収
率81%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.15 (6H, d, J=6.5), 1.80-2.20 (4H, m),
2.66 (2H, m), 2.97 (2H, m), 3.03 (1H, m), 4.27 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=
8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5).
 参考例16
 N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例15で得られた3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−
イルオキシ)アニリン(985mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、
氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.49ml)及びピリジン(0.59
ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン
/メタノール=10/1〜3/1)で精製することにより、標記化合物1094
mg(収率71%)を橙色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.10 (6H, d, J=6.5), 1.33 (3H, t, J=7.0)
, 1.84-1.98 (2H, m), 1.98-2.12 (2H, m), 2.50 (2H, m), 2.76-2.90 (3H, m),
3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.39 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7
.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.39 (1H, d, J=2.5).
 参考例17
 N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スル
ファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.46g)、参考例16で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル(1.09g)及びトリフェニルホスフィン(0.82g)をジクロロメタン
(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.48ml)を
滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/2〜1
/1)で精製することにより、標記化合物1.17g(収率80%)を黄色油状
物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.08 (6H, d, J=6.5), 1.36 (3H, t, J=7.0)
, 1.84-1.95 (2H, m), 1.95-2.09 (2H, m), 2.47 (2H, m), 2.72-2.88 (3H, m),
3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5),
6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7
.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
 参考例18
 4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.50g)及びブチルアルデヒド(1.04ml)をジクロロメタ
ン(30ml)に溶解し、氷冷下、酢酸(0.33ml)及びシアノ水素化ほう
素ナトリウム(0.18g)を加えた後、室温で3時間撹拌した後、シアノ水素
化ほう素ナトリウム(0.18g)を加えた後、さらに室温で一晩攪拌した。反
応液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、水、炭酸水素ナトリウム
水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:メタノール/ジクロロメタン=1/20)で精製することにより、標記化
合物0.88g(収率48%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.94 (3H, t, J=7.5), 1.35 (2H, m), 1.53
(2H, m), 1.92-2.04 (2H, m), 2.04-2.15 (2H, m), 2.44 (2H, m), 2.53 (2H, m
), 2.75 (2H, m), 4.62 (1H, m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, dd, J=9.0,
2.5), 8.30 (1H, d, J=2.5).
 参考例19
 4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
 参考例18で得られた4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−
クロロニトロベンゼン(1.48g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温ですず
粉末(2.81g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を
減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで2
回抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=5/1〜3/1)で精製することにより、標記化合物1.09g(収
率82%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5), 1.34 (2H, m), 1.60
(2H, m), 1.92-2.02 (2H, m), 2.08-2.18 (2H, m), 2.62 (2H, m), 2.79 (2H, m
), 2.94 (2H, m), 4.31 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J
=3.0), 6.79 (1H, d, J=8.5).
 参考例20
 N−[4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル
]スルファモイル酢酸エチル
 参考例19で得られた4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−
クロロアニリン(1.09g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下
、クロロスルホニル酢酸エチル(0.52ml)及びピリジン(0.62ml)
を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで
希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=20/1〜9/1)で精製す
ることにより、標記化合物1.41g(収率84%)を褐色無定形固体として得
た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5), 1.34 (3H, t, J=7.0)
, 1.28-1.38 (2H, m), 1.54 (2H, m), 1.86-1.99 (2H, m), 2.02-2.15 (2H, m),
2.40-2.60 (4H, m), 2.79 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.4
1 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d,
J=2.5).
 参考例21
 N−[4−(1−ブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル
]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモ
イル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.57g)、参考例20で得られたN−[4−(1−ブチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1
.41g)及びトリフェニルホスフィン(1.02g)をジクロロメタン(30
ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.60ml)を滴下し
た後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/20〜1/1
0)で精製することにより、標記化合物1.17g(収率63%)を黄褐色油状
物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5), 1.36 (3H, t, J=7.0)
, 1.28-1.40 (2H, m), 1.48-1.60 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.00-2.15 (2H
, m), 2.38-2.58 (4H, m), 2.77 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0)
, 4.38-4.52 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.
41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40
(1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
 参考例22
 4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼ

 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し
、氷冷下、ベンジルブロマミド(0.56ml)及び炭酸カリウム(0.81g
)を加えた後、室温で5時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和
食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=2/5〜酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合物1.0
2g(収率75%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.88-1.98 (2H, m), 1.98-2.08 (2H, m), 2.
42 (2H, m), 2.72 (2H, m), 3.55 (2H, s), 4.58 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0
), 7.23-7.37 (5H, m), 8.12 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.30 (1H, d, J=2.5).
 参考例23
 4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
 参考例22で得られた4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロニトロベンゼン(1.02g)を酢酸(40ml)に溶解し、室温です
ず粉末(1.75g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液
を減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
2回抽出した。抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し
た後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール
=10/1)で精製することにより、標記化合物0.78g(収率84%)を褐
色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.
26 (2H, m), 2.76 (2H, m), 3.52 (2H, s), 4.12 (1H, m), 6.50 (1H, dd, J=8.
5, 3.0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H, m), 7.28-7.
36 (4H, m).
 参考例24
 N−[4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例23で得られた4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロアニリン(780mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.35ml)及びピリジン(0.40ml
)を滴下した後、室温で2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチ
ルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=25/2)で
精製することにより、標記化合物1018mg(収率89%)を黄褐色無定形固
体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.93 (2H, m),
1.93-2.02 (2H, m), 2.36 (2H, m), 2.73 (2H, m), 3.54 (2H, s), 3.91 (2H, s
), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.37 (1H, m), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.19 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.27 (1H, m), 7.29-7.37 (4H, m), 7.38 (1H, d, J=2.5).
 参考例25
 N−[4−(1−ベンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.36g)、参考例24で得られたN−[4−(1−ベンジルピペ
リジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(
1.02g)及びトリフェニルホスフィン(0.69g)をジクロロメタン(2
0ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.40ml)を滴下
した後、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することにより、標
記化合物1.53g(収率定量的)を黄褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.93 (2H, m),
1.93-2.02 (2H, m), 2.36 (2H, m), 2.71 (2H, m), 3.53 (2H, s), 3.98 (2H, s
), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt,
J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.91 (1H, d, J=9.0), 7.23-7.37 (6H,
m), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.44-7.58 (4H, m).
 参考例26
 3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベン
ゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(957mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し
、氷冷下、フェネチルブロミド(0.61ml)及び炭酸カリウム(770mg
)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食
塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=1/5〜酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合物936m
g(収率70%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.03 (2H, m), 2.03-2.13 (2H, m), 2.
46-2.59 (2H, m), 2.61-2.71 (2H, m), 2.73-2.88 (4H, m), 4.61 (1H, m), 6.9
9 (1H, d, J=9.0), 7.17-7.24 (3H, m), 7.24-7.34 (2H, m), 8.13 (1H, dd, J=
9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
 参考例27
 3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例26で得られた3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)ニトロベンゼン(936mg)を酢酸(40ml)に溶解し、室温で
すず粉末(1540mg)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、
ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチ
ルで2回抽出した。抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗
浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノ
ール=10/1)で精製することにより、標記化合物720mg(収率84%)
を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.83-1.95 (2H, m), 1.95-2.06 (2H, m), 2.
37 (2H, m), 2.58-2.67 (2H, m), 2.77-2.91 (4H, m), 4.16 (1H, m), 6.52 (1H
, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.82 (1H, d, J=8.5), 7.17-7.24 (
3H, m), 7.24-7.32 (2H, m).
 参考例28
 N−[3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例27で得られた3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)アニリン(720mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷
冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.31ml)及びピリジン(0.35m
l)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチル
で希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=25/2)
で精製することにより、標記化合物936mg(収率89%)を黄色無定形固体
として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.88-1.98 (2H, m),
1.98-2.08 (2H, m), 2.48 (2H, m), 2.60-2.70 (2H, m), 2.76-2.89 (4H, m), 3
.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.1
8-7.24 (4H, m), 7.24-7.33 (2H, m), 7.39 (1H, d, J=2.5).
 参考例29
 N−[3−クロロ−4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(325mg)、参考例28で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
(936mg)及びトリフェニルホスフィン(610mg)をジクロロメタン(
20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.36ml)を滴
下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/2
〜酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合物1013mg(収率84
%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.87-1.98 (2H, m),
1.98-2.09 (2H, m), 2.47 (2H, m), 2.60-2.68 (2H, m), 2.76-2.87 (4H, m), 3
.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.2
2 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.17
-7.23 (3H, m), 7.23-7.34 (3H, m), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m)
.
 参考例30
 3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼ

 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(2.68g)、ブロモベンゼン(1.97g)、2−(ジ−t−ブチ
ルホスフィノ)ビフェニル(0.62g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)
ジパラジウム(0.95g)、及びt−ブトキシナトリウム(1.20g)をト
ルエン(30ml)に懸濁した後、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで
冷却した後、不溶物をろ去し、減圧下溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルで希釈
した後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより
、標記化合物1.86g(収率54%)を黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 2.00-2.10 (2H, m), 2.11-2.21 (2H, m), 3.
24 (2H, m), 3.48 (2H, m), 4.73 (1H, m), 6.88 (1H, t, J=7.5), 6.95-7.00 (
2H, m), 7.03 (1H, d, J=9.0), 7.25-7.32 (2H, m), 8.15 (1H, dd, J=9.0, 3.0
), 8.31 (1H, d, J=3.0).
 参考例31
 3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例30で得られた3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イル
オキシ)ニトロベンゼン(1.86g)を酢酸(35ml)に溶解し、室温です
ず粉末(3.32g)を加え、同温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ
液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液
及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下溶媒を留去することにより、標記化合物1.69g(収率定量的)を淡黄色固
体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.01 (2H, m), 2.03-2.12 (2H, m), 3.
07 (2H, m), 3.55 (2H, m), 4.27 (1H, m), 6.53 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74
(1H, d, J=3.0), 6.81-6.87 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=8.5), 6.96 (2H, d, J=8
.0) 7.23-7.29 (2H, m).
 参考例32
 N−[3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例31で得られた3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イル
オキシ)アニリン(1.69g)をジクロロメタン(25ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.15g)のジクロロメタン(5ml)溶
液及びピリジン(0.50ml)を滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応液
に飽和塩化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキ
サン=2/3)で精製することにより、標記化合物2.23g(収率88%)を
無色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.95-2.05 (2H, m),
2.06-2.15 (2H, m), 3.17 (2H, m), 3.50 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q
, J=7.0), 4.52 (1H, m), 6.86 (1H, t, J=7.5), 6.94-7.00 (2H, m), 6.97 (1H
, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.25-7.30 (2H, m), 7.40 (1H, d,
J=2.5).
 参考例33
 N−[3−クロロ−4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.41g)、参考例32で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(
1.16g)及びトリフェニルホスフィン(0.87g)をジクロロメタン(2
5ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.52ml)を滴下
した後、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/12
)で精製することにより、標記化合物1.45g(収率95%)を無色無定形固
体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.95-2.05 (2H, m),
2.06-2.16 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.49 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q
, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.42 (1H, d, J=16.0), 6.86 (1H, t, J=7.5), 6.93-6.99 (2H, m), 6.97 (1H,
d, J=9.0), 7.24-7.30 (2H, m), 7.33 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J
=7.5), 7.49-7.58 (4H, m).
 参考例34
 3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イルオキ
シ)ニトロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し
、氷冷下、ブロモ酢酸メチル(0.43ml)及び炭酸カリウム(0.81g)
を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩
水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精
製することにより、標記化合物1.16g(収率90%)を黄色油状物質として
得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.04 (2H, m), 2.04-2.15 (2H, m), 2.
59-2.69 (2H, m), 2.73-2.83 (2H, m), 3.29 (2H, s), 3.74 (3H, s), 4.62 (1H
, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.31 (1H, d, J=2.5
).
 参考例35
 3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イルオキ
シ)アニリン
 参考例34で得られた3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペ
リジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.16g)を酢酸(30ml)に
溶解し、室温ですず粉末(2.09g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナ
トリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=25/1)で精製することにより、標
記化合物0.79g(収率75%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.87-1.95 (2H, m), 1.95-2.03 (2H, m), 2.
43-2.53 (2H, m), 2.77-2.86 (2H, m), 3.25 (2H, s), 3.73 (3H, s), 4.17 (1H
, m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5
).
 参考例36
 N−[3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例35で得られた3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペ
リジン−4−イルオキシ)アニリン(0.79g)をジクロロメタン(20ml
)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.37ml)及びピリジ
ン(0.43ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
、酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することにより、標
記化合物1.06g(収率89%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.90-1.99 (2H, m),
1.99-2.08 (2H, m), 2.53-2.62 (2H, m), 2.75-2.84 (2H, m), 3.27 (2H, s), 3
.74 (3H, s), 3.91 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.92 (1H,
d, J=9.0), 7.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.39 (1H, d, J=2.5).
 参考例37
 N−[3−クロロ−4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.39g)、参考例36で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル(1.06g)及びトリフェニルホスフィン(0.74g)をジ
クロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.
44ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製する
ことにより、標記化合物1.70g(収率定量的)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.90-1.99 (2H, m),
1.99-2.08 (2H, m), 2.54-2.63 (2H, m), 2.75-2.84 (2H, m), 3.27 (2H, s), 3
.73 (3H, s), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.45 (1H, m), 4.46 (2H,
d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d
, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.44-7.58 (4H,
m).
 参考例38
 N−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例10で得られた4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロアニリン(650mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.33ml)及びピリジン(0.39ml
)を滴下した後、室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸
エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した
。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチルのみ〜酢酸エチル
/メタノール=10/1)で精製することにより、標記化合物773mg(収率
76%)を橙色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.82-1.98 (4H, m),
2.13 (3H, s), 3.47 (1H, m), 3.63 (1H, m), 3.72 (1H, m), 3.84 (1H, m), 3.
92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.60 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.23
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, d, J=2.5).
 参考例39
 N−[4−(1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(323mg)、参考例38で得られたN−[4−(1−アセチルピペ
リジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(
773mg)及びトリフェニルホスフィン(581mg)をジクロロメタン(2
0ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.34ml)を滴下
した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチルのみ〜酢酸エチル/メタノール
=9/1)で精製することにより、標記化合物733mg(収率71%)を淡黄
色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.82-1.98 (4H, m),
2.12 (3H, s), 3.48 (1H, m), 3.61 (1H, m), 3.70 (1H, m), 3.85 (1H, m), 3.
99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.63 (1H, m), 6.22
(1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.34
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
 参考例40
 4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベ
ンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(500mg)をN,N−ジメチルアセトアミド(10ml)に溶解し
、氷冷下、シアン酸カリウム(790mg)を加え、室温で一晩撹拌した後、シ
アン酸カリウム(790mg)を加え、40℃で一晩撹拌した後、4N塩化水素
ジオキサン溶液(1.0ml)を加え、さらに室温で1時間攪拌した。反応液を
酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した
後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物523mg(収率88%)を
淡黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.53-1.67 (2H, m), 1.86-2.00 (2H, m), 3.
18-3.31 (2H, m), 3.51-3.64 (2H, m), 4.92 (1H, m), 7.49 (1H, d, J=9.0), 8
.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.33 (1H, d, J=2.5).
 参考例41
 4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
 参考例40で得られた4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)
−3−クロロニトロベンゼン(1.25g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温
ですず粉末(2.47g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、
ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
メタノール=20/1)で精製することにより、標記化合物0.91g(収率8
1%)を淡橙色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.96 (4H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.
62-3.72 (2H, m), 4.33 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d,
J=3.0), 6.81 (1H, d, J=8.5).
 参考例42
 N−[4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例41で得られた4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)
−3−クロロアニリン(907mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、
氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.45ml)及びジイソプロピルエチ
ルアミン(0.88ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した後、クロロスルホ
ニル酢酸エチル(0.05ml)を加え、さらに室温で2時間攪拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノ
ール=30/1〜20/1)で精製することにより、標記化合物809mg(収
率57%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.83-1.99 (4H, m),
3.47 (2H, m), 3.61 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.58 (1H,
m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, d, J=2.5)
.
 参考例43
 N−[4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スル
ファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(322mg)、参考例42で得られたN−[4−(1−カルバモイル
ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル(809mg)及びトリフェニルホスフィン(610mg)をジクロロメタン
(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.36ml)を
滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=10/1)
で精製することにより、標記化合物1015mg(収率94%)を淡黄色無定形
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.99 (4H, m),
3.48 (2H, m), 3.59 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H
, d, J=6.5), 4.62 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16
.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.33 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0)
, 7.49-7.57 (4H, m).
 参考例44
 3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)ニト
ロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.00g)をジクロロメタン(20ml)に懸濁し、氷冷下、メタ
ンスルホニルクロリド(0.33ml)及びトリエチルアミン(1.09ml)
を加えた後、室温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食
塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘ
キサン=1/1)で精製することにより、標記化合物0.96g(収率73%)
を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 2.06-2.14 (4H, m), 2.84 (3H, s), 3.29 (2
H, m), 3.55 (2H, m), 4.82 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.16 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 8.33 (1H, d, J=2.5).
 参考例45
 3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)アニ
リン
 参考例44で得られた3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−
4−イルオキシ)ニトロベンゼン(955mg)を酢酸(30ml)に溶解し、
室温ですず粉末(1690mg)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過し
た後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル
/ヘキサン=5/3)で精製することにより、標記化合物737mg(収率85
%)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.92-2.08 (4H, m), 2.81 (3H, s), 3.33-3.
45 (4H, m), 4.38 (1H, m), 6.54 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0)
, 6.80 (1H, d, J=8.5).
 参考例46
 N−[3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ
)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例45で得られた3−クロロ−4−(1−メタンスルホニルピペリジン−
4−イルオキシ)アニリン(737mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.33ml)及びピリジン(0.
39ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し
、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/2)で精製す
ることにより、標記化合物805mg(収率73%)を桃色無定形固体として得
た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.26 (3H, t, J=7.0), 1.96-2.10 (4H, m),
2.82 (3H, s), 3.31 (2H, m), 3.47 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7
.0), 4.62 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.42
(1H, d, J=2.5).
 参考例47
 N−[4−(1−カルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スル
ファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(296mg)、参考例46で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸
エチル(805mg)及びトリフェニルホスフィン(560mg)をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.33ml
)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=
20/1〜10/1)で精製することにより、標記化合物835mg(収率79
%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.96-2.09 (4H, m),
2.82 (3H, s), 3.30 (2H, m), 3.48 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7
.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.65 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42
(1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.35 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (
1H, t, J=7.5), 7.50-7.55 (2H, m), 7.56 (1H, s), 7.56 (1H, d, J=2.5).
 参考例48
 3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニト
ロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(3.00g)をピリジン(30ml)に懸濁し、室温で2−ブロモピ
リジン(1.25ml)を加えた後、150℃で16時間撹拌した。反応液を室
温まで冷却した後、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)で精製するこ
とにより、標記化合物0.80g(収率20%)を黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.06 (2H, m), 2.06-2.17 (2H, m), 3.
60-3.72 (2H, m), 3.79-3.90 (2H, m), 4.79 (1H, m), 6.64 (1H, dd, J=7.0, 5
.0), 6.71 (1H, d, J=8.5), 7.04 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H, m), 8.16 (1H, d
d, J=9.0, 3.0), 8.20 (1H, dd, J=5.0, 2.0), 8.32 (1H, d, J=3.0).
 参考例49
 3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニ
リン
 参考例48で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]ニトロベンゼン(796mg)を酢酸(40ml)に溶解し、
室温ですず粉末(1420mg)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過し
た後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル
/ヘキサン=1/1)で精製することにより、標記化合物680mg(収率94
%)を淡赤紫色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.83-1.95 (2H, m), 1.97-2.07 (2H, m), 3.
41 (2H, m), 3.95 (2H, m), 4.34 (1H, m), 6.53 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.59
(1H, dd, J=7.0, 5.5), 6.69 (1H, d, J=8.5), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.85 (1H
, d, J=8.5), 7.47 (1H, m), 8.19 (1H, m).
 参考例50
 N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例49で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]アニリン(680mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.32ml)及びピリジン(0.
36ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で精製する
ことにより、標記化合物858mg(収率85%)を淡黄色無定形固体として得
た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.88-1.98 (2H, m),
1.98-2.08 (2H, m), 3.56 (2H, m), 3.86 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q
, J=7.0), 4.58 (1H, m), 6.61 (1H, m), 6.70 (1H, d, J=8.5), 6.97 (1H, d,
J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d, J=2.5), 7.48 (1H, m), 8.
19 (1H, m).
 参考例51
 N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(316mg)、参考例50で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル(858mg)及びトリフェニルホスフィン(590mg)をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.35ml
)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=1
0/1)で精製することにより、標記化合物1100mg(収率98%)を無色
無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.88-1.98 (2H, m),
1.98-2.08 (2H, m), 3.57 (2H, m), 3.84 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.31 (2H, q
, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.61 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5),
6.42 (1H, d, J=16.0), 6.61 (1H, dd, J=7.0, 5.0), 6.69 (1H, d, J=8.5), 6
.97 (1H, d, J=9.0), 7.33 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.48
(1H, m), 7.50-7.58 (4H, m), 8.19 (1H, m).
 参考例52
 3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニト
ロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(2.72g)、3−ブロモピリジン(2.01g)、2−(ジ−t−
ブチルホスフィノ)ビフェニル(0.32g)、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)ジパラジウム(0.49g)、及びt−ブトキシナトリウム(1.22g)
をトルエン(30ml)に懸濁した後、70℃で2時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、不溶物をろ去し、減圧下溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルで
希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製する
ことにより、標記化合物1.56g(収率44%)を黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 2.03-2.22 (4H, m), 3.31 (2H, m), 3.49 (2
H, m), 4.77 (1H, m), 7.03 (1H, d, J=9.0), 7.18 (1H, dd, J=8.5, 4.5), 7.2
4 (1H, m), 8.12 (1H, dd, J=4.5, 1.5), 8.16 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.32 (1
H, d, J=3.0), 8.36 (1H, d, J=3.0).
 参考例53
 3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニ
リン
 参考例52で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]ニトロベンゼン(1.54g)を酢酸(30ml)に溶解し、
室温ですず粉末(2.74g)を加え、同温で1時間撹拌した。反応液をろ過し
た後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製することにより、標記
化合物1.39g(収率99%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.92-2.11 (4H, m), 3.14 (2H, m), 3.56 (2
H, m), 4.31 (1H, m), 6.53 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 6.74 (1H, d, J=2.0), 6.8
4 (1H, d, J=9.0), 7.16 (1H, dd, J=8.5, 4.5), 7.21 (1H, m), 8.08 (1H, d,
J=4.5), 8.34 (1H, d, J=2.5).
 参考例54
 N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例53で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]アニリン(1.38g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.93g)のジクロロメタン(5
ml)溶液及びピリジン(0.37ml)を滴下した後、室温で2時間撹拌した
。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製することにより、標記化
合物1.61g(収率78%)を淡茶色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.97-2.15 (4H, m),
3.24 (2H, m), 3.51 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.56 (1H,
m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.18 (1H, dd, J=8.5, 4.0), 7.21-7.28 (2H, m),
7.42 (1H, d, J=2.5), 8.10 (1H, d, J=4.0), 8.35 (1H,s).
 参考例55
 N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(294mg)、参考例54で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル(840mg)及びトリフェニルホスフィン(630mg)をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.38ml
)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9
7/3)で精製することにより、標記化合物2060mg(収率定量的)を黄色
無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.97-2.16 (4H, m),
3.25 (2H, m), 3.49 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H,
d, J=6.5), 4.60 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1H, d, J=16.
0), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0),
7.44-7.71 (6H, m), 8.10 (1H, m), 8.35 (1H, m).
 参考例56
 3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニト
ロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(3.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し
、室温で4−ブロモピリジン(2.50g)及びN−メチルモルホリン(5.1
4ml)を加えた後、150℃で7時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後
、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=30/1〜1
0/1)で精製することにより、標記化合物1.27g(収率33%)を濃黄色
無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.98-2.14 (4H, m), 3.46-3.55 (2H, m), 3.
58-3.67 (2H, m), 4.83 (1H, m), 6.72 (2H, d, J=6.5), 7.03 (1H, d, J=9.0),
8.16 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.28 (2H, d, J=6.5), 8.32 (1H, d, J=3.0).
 参考例57
 3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニ
リン
 参考例56で得られた3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]ニトロベンゼン(1.26g)を酢酸(50ml)に溶解し、
室温ですず粉末(2.24g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した
後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチル
で3回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン
/メタノール=10/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物0.85
g(収率74%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.85-2.05 (4H, m), 3.30-3.38 (2H, m), 3.
65-3.73 (2H, m), 4.37 (1H, m), 6.54 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.69 (2H, dd,
J=5.0, 1.5), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.83 (1H, d, J=8.5), 8.25 (2H, dd, J=5
.0, 1.5).
 参考例58
 N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例57で得られた3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−
4−イルオキシ]アニリン(854mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.40ml)及びピリジン(0.
45ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を
炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで2回抽出し、抽出液を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
:ジクロロメタン/メタノール=5/1〜2/1)で精製することにより、標記
化合物888mg(収率70%)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.94-2.07 (4H, m),
3.47 (2H, m), 3.65 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.63 (1H,
m), 6.72 (2H, dd, J=5.0, 1.5), 6.96 (1H, d, J=9.0), 7.25 (1H, dd, J=9.0
, 2.5), 7.43 (1H, d, J=2.5), 8.26 (2H, dd, J=5.0, 1.5).
 参考例59
 N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ
]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(327mg)、参考例58で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル(887mg)及びトリフェニルホスフィン(620mg)をジクロロメ
タン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.36ml
)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=2
0/1〜10/1)で精製することにより、標記化合物637mg(収率55%
)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.97-2.07 (4H, m),
3.45 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H,
d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J=16.
0), 6.70 (2H, d, J=6.5), 6.96 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.41 (1H, t, J=7.5), 7.53 (2H, m), 7.56 (1H, s), 7.56 (1H, d, J=2.5), 8
.27 (2H, d, J=6.5).
 参考例60
 3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニ
トロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(2.50g)をエタノール(30ml)に溶解し、室温で2−クロロ
ピリミジン(1.12g)を加えた後、30℃で8時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、析出した結晶をろ取することにより、標記化合物及び2−クロ
ロピリミジンの混合物を得た。これにジクロロメタンを加え、不溶物をろ去した
後、ろ液を減圧下濃縮することにより、標記化合物1.29g(収率39%)を
淡黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.
92-4.00 (2H, m), 4.00-4.08 (2H, m), 4.82 (1H, m), 6.51 (1H, t, J=5.0), 7
.04 (1H, d, J=9.0), 8.16 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.32 (1H, d, J=3.0), 8.33
(2H, d, J=5.0).
 参考例61
 3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ア
ニリン
 参考例60で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン
−4−イルオキシ]ニトロベンゼン(1.29g)を酢酸(40ml)に溶解し
、室温ですず粉末(2.28g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過し
た後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後
、酢酸エチルで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=2/1)で精製する
ことにより、標記化合物1.01g(収率86%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m), 1.92-2.02 (2H, m), 3.
67 (2H, m), 4.20 (2H, m), 4.37 (1H, m), 6.46 (1H, t, J=4.5), 6.53 (1H, d
d, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.85 (1H, d, J=8.5), 8.30 (2H, d, J
=4.5).
 参考例62
 N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例61で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン
−4−イルオキシ]アニリン(1.01g)をジクロロメタン(30ml)に溶
解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.47ml)及びピリジン(0
.53ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残
渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=2/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物1.29
g(収率85%)を淡褐色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m),
1.95-2.05 (2H, m), 3.85 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.09 (2H, m), 4.30 (2H, q
, J=7.0), 4.61 (1H, m), 6.48 (1H, t, J=4.5), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.23 (
1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, d, J=2.5), 8.32 (2H, d, J=4.5).
 参考例63
 N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル
]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.47g)、参考例62で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル(1.29g)及びトリフェニルホスフィン(0.89g)をジクロロ
メタン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.52m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=
9/1)で精製することにより、標記化合物1.59g(収率94%)を無色無
定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m),
1.95-2.05 (2H, m), 3.87 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.06 (2H, m), 4.31 (2H, q
, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.64 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5),
6.43 (1H, d, J=16.0), 6.48 (1H, t, J=4.5), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.50-7.55 (2H, m), 7.55 (1H, d,
J=2.5), 7.57 (1H, s), 8.31 (2H, d, J=4.5).
 参考例64
 3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ
]ニトロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し
、室温で3−(ブロモメチル)ピリジン 臭化水素酸塩(1.08g)及び炭酸
カリウム(1.08g)を加えた後、同温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=
25/1)で精製することにより、標記化合物0.98g(収率72%)を黄色
油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.88-1.98 (2H, m), 1.98-2.08 (2H, m), 2.
39-2.49 (2H, m), 2.65-2.75 (2H, m), 3.56 (2H, s), 4.60 (1H, m), 6.97 (1H
, d, J=9.0), 7.27 (1H, dd, J=8.0, 5.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 8.12 (1H, d
d, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0), 8.52 (1H, dd, J=5.0, 1.5), 8.56 (1H
, d, J=1.5).
 参考例65
 3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ
]アニリン
 参考例64で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン(980mg)を酢酸(50ml)に溶
解し、室温ですず粉末(1670mg)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
した後、酢酸エチルで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/
1〜5/1)で精製することにより、標記化合物874mg(収率98%)を淡
黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.
32 (2H, m), 2.76 (2H, m), 3.55 (2H, s), 4.16 (1H, m), 6.51 (1H, dd, J=8.
5, 3.0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5), 7.27 (1H, m), 7.70 (1
H, d, J=7.5), 8.51 (1H, d, J=6.5), 8.55 (1H, s).
 参考例66
 N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例65で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリ
ジン−4−イルオキシ]アニリン(874mg)をジクロロメタン(20ml)
に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.39ml)及びピリジン
(0.44ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽
出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジ
クロロメタン/メタノール=20/1〜10/1)で精製することにより、標記
化合物770mg(収率60%)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.93 (2H, m),
1.93-2.02 (2H, m), 2.38 (2H, m), 2.72 (2H, m), 3.55 (2H, s), 3.91 (2H, s
), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.39 (1H, m), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.20 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.27 (1H, m), 7.39 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=7.5), 8.
51 (1H, d, J=3.5), 8.56 (1H, s).
 参考例67
 N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(275mg)、参考例66で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル(770mg)及びトリフェニルホスフィン(520mg)をジク
ロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.3
0ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=
10/1〜5/1)で精製することにより、標記化合物949mg(収率95%
)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.93 (2H, m),
1.93-2.02 (2H, m), 2.38 (2H, m), 2.70 (2H, m), 3.54 (2H, s), 3.98 (2H, s
), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.42 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt,
J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.26 (1H, dd,
J=7.5, 5.0), 7.30 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=7.5), 7.48-7.54 (
3H, m), 7.55 (1H, s), 7.68 (1H, d, J=7.5), 8.51 (1H, dd, J=5.0, 1.5), 8.
55 (1H, d, J=1.5).
 参考例68
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロ
ロアニリン
 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル
オキシ)−3−クロロニトロベンゼン(2.40g)を酢酸(50ml)に溶解
し、室温で亜鉛粉末(5.60g)を4回に分けて加え、同温で2時間撹拌した
。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより
、標記化合物1.99g(収率87%)を橙色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.87 (2H, m)
, 3.31 (2H, m), 3.72 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6
.73 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=9.0).
 参考例69
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例68で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イ
ルオキシ)−3−クロロアニリン(1.50g)をジクロロメタン(20ml)
に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.74ml)及びピリジン
(0.56ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチ
ル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.19g(収率54%)を淡
赤色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-
1.92 (4H, m), 3.46 (2H, m), 3.64 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7
.0), 4.52 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.22 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40
(1H, d, J=2.5).
 参考例70
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.40g)、参考例69で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル(1.19g)及びトリフェニルホスフィン(0.79g)をジク
ロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.5
0ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチ
ル=10/1)で精製することにより、標記化合物1.20g(収率78%)を
淡赤色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-
1.92 (4H, m), 3.47 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7
.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41
(1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.41 (
1H, t, J=7.5), 7.50-7.58 (4H, m).
 参考例71
 N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例70で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.25g)をエタノ
ール(15ml)に溶解し、室温で4N 塩化水素ジオキサン溶液(15ml)
を加えた後、同温で4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで
希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記
化合物1.10g(収率定量的)を淡黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.76-1.88 (2H, m),
2.00-2.10 (2H, m), 2.85 (2H, m), 3.20 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q
, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5),
6.41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.32 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7
.40 (1H, t, J=8.0), 7.49-7.59 (4H, m).
 参考例72
 N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例71で得られたN−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.10g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、室温で4−(ブロモメチル)ピリジン 臭化水素酸塩(0.59g)及び炭酸カリウム(0.59g)を加えた後、同温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=10/1)で精製することにより、標記化合物0.97g(収率75%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.86-1.95 (2H, m), 1.95-2.04 (2H, m), 2.38 (2H, m), 2.70 (2H, m), 3.53 (2H, s), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=6.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.49-7.54 (2H, m), 7.53 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, s), 8.54 (2H, d, J=6.0).
 参考例73
 2−(2−ブロモエチル)ピリジン
 2−ピリジンエタノール(1.00ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、室温で、トリフェニルホスフィン(3.51g)及び四臭化炭素(4.44g)を加えた後、同温で一晩攪拌した。反応液にエーテルを加えて不溶物をろ去した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/3)で精製することにより、標記化合物1.30g(収率78%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 3.34 (2H, t, J=7.0), 3.78 (2H, t, J=7.0), 7.15-7.23 (2H, m), 7.64 (1H, m), 8.57 (1H, m).
 参考例74
 3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.50g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、室温で、参考例73で得られた2−(2−ブロモエチル)ピリジン(1.30g)及び炭酸カリウム(1.21g)を加えた後、同温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/1〜5/1)で精製することにより、標記化合物1.57g(収率74%)を黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.89-2.00 (2H, m), 2.00-2.11 (2H, m), 2.52 (2H, m), 2.75-2.85 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.01 (2H, m), 4.59 (1H, m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 7.13 (1H, dd, J=7.5, 5.0), 7.20 (1H, d, J=8.0), 7.61 (1H, m), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0), 8.53 (1H, d, J=5.0).
 参考例75
 3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン
 参考例74で得られた3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル
]ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン(1.57g)を酢酸(50m
l)に溶解し、室温ですず粉末(2.58g)を加え、同温で一晩撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で中和した後、酢酸エチルで5回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=
5/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物1.26g(収率87%)
を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.82-1.94 (2H, m), 1.94-2.06 (2H, m), 2.
40 (2H, m), 2.81 (2H, m), 2.89 (2H, m), 3.02 (2H, m), 4.15 (1H, m), 6.51
(1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J=8.5), 7.12 (1
H, dd, J=7.5, 5.0), 7.20 (1H, d, J=8.0), 7.60 (1H, m), 8.52 (1H, d, J=5.
0).
 参考例76
 N−[3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−
4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例75で得られた3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル
]ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン(1.26g)をジクロロメタン(3
0ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.54ml)及び
ピリジン(0.61ml)を滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで3
回抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=10/1〜5/1)で精製することにより、標記化合物1.50g(
収率82%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.86-1.97 (2H, m),
1.97-2.08 (2H, m), 2.50 (2H, m), 2.77-2.92 (4H, m), 3.03 (2H, m), 3.92 (
2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.13 (1H
, m), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.17-7.24 (1H, m), 7.40 (1H, d, J=2.5),
7.61 (1H, m), 8.53 (1H, d, J=5.0).
 参考例77
 N−[3−クロロ−4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−
4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.52g)、参考例76で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(1.50g)及びトリフェニルホスフィン(0.98g
)をジクロロメタン(40ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.57ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
メタノール=30/1〜10/1)で精製することにより、標記化合物1.73
g(収率89%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.86-1.98 (2H, m),
1.98-2.10 (2H, m), 2.51 (2H, m), 2.78-2.92 (4H, m), 3.03 (2H, m), 3.99 (
2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H
, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.12 (1H,
m), 7.20 (1H, d, J=8.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0)
, 7.49-7.55 (3H, m), 7.56 (1H, s), 7.60 (1H, m), 8.53 (1H, d, J=4.5).
 参考例78
 3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン
 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(4.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(70ml)に溶解し
、室温で、シクロペンチルブロミド(1.96ml)及び炭酸カリウム(3.2
3g)を加えた後、100℃で7時間撹拌した。反応の進行が遅いため、シクロ
ペンチルブロミド(0.70ml)を加えた後、さらに100℃で2時間、12
0℃で5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルで希釈し、飽
和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメ
タン/メタノール=30/1〜10/1)で精製することにより、標記化合物2
.35g(収率46%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.37-1.48 (2H, m), 1.50-1.61 (2H, m), 1.
65-1.76 (2H, m), 1.85-2.00 (4H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.50 (2H, m), 2.5
7 (1H, m), 2.75 (2H, m), 4.59 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, dd
, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0).
 参考例79
 3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリ

 参考例78で得られた3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(2.35g)を酢酸(50ml)に溶解し、室
温ですず粉末(4.29g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後
、ろ液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸
エチルで5回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5/1〜1/1)で
精製することにより、標記化合物1.97g(収率92%)を淡褐色無定形固体
として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48-1.61 (2H, m), 1.61-1.78 (4H, m), 1.
86-2.02 (4H, m), 2.06-2.19 (2H, m), 2.76 (2H, m), 2.85 (1H, m), 2.94 (2H
, m), 4.29 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 6.73 (1H, d, J=2.5), 6.79
(1H, d, J=8.5).
 参考例80
 N−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例79で得られた3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4
−イルオキシ)アニリン(1.97g)をジクロロメタン(40ml)に溶解し
、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.94ml)及びピリジン(1.0
8ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢
酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し
、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール
=25/1〜10/1)で精製することにより、標記化合物1.09g(収率3
7%)を淡褐色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.38-1.62 (4H, m),
1.62-1.77 (2H, m), 1.80-1.96 (4H, m), 1.96-2.09 (2H, m), 2.47 (2H, m), 2
.59 (1H, m), 2.79 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.39 (1H,
m), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.39 (1H, d, J=2.5).
 参考例81
 N−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]ス
ルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.39g)、参考例80で得られたN−[3−クロロ−4−(1−
シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル(1.09g)及びトリフェニルホスフィン(0.77g)をジクロロメタ
ン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.45ml)
を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=10/1
〜5/1)で精製することにより、標記化合物1.30g(収率91%)を黄褐
色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.40-1.61 (4H, m),
1.64-1.80 (2H, m), 1.83-1.99 (4H, m), 1.99-2.14 (2H, m), 2.40-2.68 (3H,
m), 2.68-2.87 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m),
4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6
.92 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.48
-7.55 (3H, m), 7.56 (1H, s).
 参考例82
 1−t−ブトキシカルボニル−2−メチル−4−ピペリドン エチレン ケター

 4−ピペリドン エチレン ケタール(9.6g)をアセトン(100ml)に
溶解し、氷冷下、ジ t−ブチルジカーボネート(16.0g)を加え、室温で
1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエーテルで希釈し、水及び
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下溶媒を留去することにより、1−t−ブトキシカルボニル−4−ピペリドン
エチレン ケタール(17.4g)を淡黄色固体として得た。
 次いで、これをエーテル(200ml)に溶解し、−78℃で、N,N,N'
,N'−テトラメチルエチレンジアミン(13.0ml)及び1N s−ブチルリ
チウム(シクロヘキサン及びヘキサン混合溶液)(88.0ml)を滴下した後
、−30℃で30分間撹拌した。反応液を再び−78℃まで冷却した後、ヨウ化
メチルを加え、室温で3時間攪拌した。反応液に水を注いだ後、エーテルで抽出
し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)で精製することにより、標記化
合物6.0g(収率34%)を無色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.23 (3H, d, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.55-
1.70 (4H, m), 1.85-1.90 (1H, m), 3.05-3.15 (1H, m), 3.90-4.05 (4H, m), 4
.47 (1H, m).
 参考例83
 1−t−ブトキシカルボニル−2−メチル−4−ピペリドン
 参考例82で得られた1−t−ブトキシカルボニル−2−メチル−4−ピペリ
ドン エチレン ケタール(6.00g)をアセトン(150ml)に溶解し、氷
冷下、p−トルエンスルホン酸 1水和物(4.40g)を加え、室温で一晩撹
拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下溶媒を留去することにより、標記化合物2.40g(収率48%)を黄色油状
物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, d, J=7.0), 1.49 (9H, s), 2.20-
2.30 (1H, m), 2.30-2.40 (1H, m), 2.45-2.55 (1H, m), 2.65-2.70 (1H, m), 3
.25-3.35 (1H, m), 3.90-4.05 (1H, m), 4.20-4.30 (1H, m).
 参考例84
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン
 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(1.30g)をテトラヒドロフ
ラン(50ml)に懸濁し、氷冷下、参考例83で得られた1−t−ブトキシカ
ルボニル−2−メチル−4−ピペリドン(2.40g)を滴下した後、室温で1
時間撹拌した。反応液に硫酸ナトリウム・10水和物を加え、さらに室温で1時
間攪拌した。不溶物をろ去した後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによ
り、標記化合物の低極性化合物0.95g(収率39%)及び高極性化合物1.
02g(収率42%)をそれぞれ黄色油状物質として得た。
 高極性化合物の1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.14 (3H, d, J=7.0), 1.30-
1.40 (1H, m), 1.45-1.55 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.80-1.85 (1H, m), 1.90-1
.95 (1H, m), 2.85-2.95 (1H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 4.
45-4.55 (1H, m).
 低極性化合物の1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, d, J=7.0), 1.46
(9H, s), 1.60-1.75 (3H, m), 1.80-1.90 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.80-3
.85 (1H, m), 4.15-4.20 (1H, m), 4.25-4.35 (1H, m).
 参考例85
 4−(1−t−ブトキシカルボニル−2−メチルピペリジン−4−イルオキシ
)−3−クロロニトロベンゼン
 参考例84で得られた1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−メ
チルピペリジンの高極性化合物(1.02g)、2−クロロ−4−ニトロフェノ
ール(0.83g)及びトリフェニルホスフィン(1.62g)をジクロロメタ
ン(60ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.97ml)
を滴下した後、室温で8時間撹拌した。反応の進行が遅いため、トリフェニルホ
スフィン(1.62g)及びアゾジカルボン酸ジエチル(0.97ml)を加え
、さらに室温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製す
ることにより、標記化合物1.15g(収率76%)を黄色油状物質として得た
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, d, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.75-
1.85 (1H, m), 1.95-2.05 (3H, m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 4
.35-4.45 (1H, m), 4.87 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 8.15 (1H, dd, J=9.0
, 2.5), 8.32 (1H, d, J=2.5).
 参考例86
 3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベ
ンゼン
 参考例85で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニル−2−メチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン(1.15g)を90%ギ
酸(3.10g)に懸濁し、37%ホルマリン(2.50g)を加え、100℃
で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、炭酸カリウム水溶液で中和した後
、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製すること
により、標記化合物0.80g(収率90%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, d, J=6.0), 1.64 (1H, m), 1.85-
1.95 (1H, m), 2.05-2.25 (4H, m), 2.32 (3H, s), 3.00 (1H, m), 4.39 (1H, m
), 6.99 (1H, d, J=9.0), 8.12 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.30 (1H, d, J=2.5).
 参考例87
 3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例86で得られた3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−
イルオキシ)ニトロベンゼン(800mg)を酢酸(20ml)に溶解し、室温
ですず粉末(1700mg)を加え、同温で4時間撹拌した。反応液をろ過した
後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭酸カリウム水溶液を加えた後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物690mg(収率9
6%)を赤褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.13 (3H, d, J=6.0), 1.52 (1H, m), 1.75-
1.85 (1H, m), 1.90-2.15 (4H, m), 2.27 (3H, s), 2.93 (1H, m), 3.95 (1H, m
), 6.50 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.83 (1H, d, J=8.5).
 参考例88
 N−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例87で得られた3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−
イルオキシ)アニリン(690mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、
氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.40ml)及びピリジン(0.25
ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノー
ル=9/1〜3/1)で精製することにより、標記化合物800mg(収率73
%)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, t, J=7.0), 1.26 (3H, m), 1.55-
1.70 (1H, m), 1.75-1.90 (1H, m), 2.15-2.30 (2H, m), 2.55-2.75 (3H, m), 2
.80-3.30 (3H, m), 4.11 (2H, q, J=7.0), 4.20 (2H, s), 4.45-4.55 (1H, m),
7.17 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.29 (1H, d, J=2.5).
 参考例89
 N−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スル
ファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(320mg)、参考例88で得られたN−[3−クロロ−4−(1,
2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル(800mg)及びトリフェニルホスフィン(680mg)をジクロロメタン
(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.40ml)を
滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=4/
1〜ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製することにより、標記化合物
1100mg(収率定量的)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.14 (3H, d, J=6.0), 1.36 (3H, t, J=7.0)
, 1.50-1.65 (1H, m), 1.75-1.90 (1H, m), 1.95-2.20 (4H, m), 2.29 (3H, s),
2.95 (1H, m), 3.98 (2H, s), 4.21 (1H, m), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H
, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H,
m), 7.31 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.45-7.50 (1H, m), 7.50-7.60 (2H, m), 7
.65-7.70 (1H, m).
 参考例90
 インドリジン−7−オール
 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(2.30g)をテトラヒドロフ
ラン(50ml)に懸濁し、氷冷下、ヘテロサイクルズ,第43巻,第1391
頁(1996年)[Heterocycles, 43, 1391 (1996)]に記載の方法に従い4,
4−ジエトキシブチルアミン及びジエチル 1,3−アセトンジカルボキシレー
トより合成されたインドリジン−7−オン(2.80g)を滴下した後、同温で
1時間撹拌した。反応液に硫酸ナトリウム・10水和物を加え、さらに室温で1
時間攪拌した。不溶物をろ去し、ろ液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=4/1)で精製するこ
とにより、標記化合物1.70g(収率59%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.24 (1H, m), 1.40-1.50 (1H, m), 1.55-1.
80 (2H, m), 1.80-2.00 (4H, m), 2.00-2.15 (3H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.6
5 (1H, m).
 参考例91
 3−クロロ−4−メトキシメトキシアニリン
 2−クロロ−4−ニトロフェノール(5.2g)をN,N−ジメチルホルムア
ムド(50ml)に溶解し、氷冷下、メトキシメトキシクロリド(2.7ml)
及びトリエチルアミン(5.0ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反
応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去するこ
とにより、3−クロロ−4−メトキシメトキシニトロベンゼン(8.1g)を黄
色油状物質として得た。
 次いで、これをアセトン(100ml)及び水(100ml)の混合溶媒に溶
解し、室温で、亜鉛紛末(9.8g)及び塩化アンモニウム(8.0g)を加え
た後、60℃で40分間攪拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、
酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物5.4g(
収率96%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 3.53 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.52 (1H, dd
, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.98 (1H, d, J=8.5).
 参考例92
 N−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチ

 参考例91で得られた3−クロロ−4−メトキシメトキシアニリン(5.4g
)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチ
ル(4.7ml)及びピリジン(2.9ml)を滴下した後、室温で30分間撹
拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩
水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタ
ン/メタノール=19/1)で精製することにより、標記化合物8.0g(収率
82%)を赤褐色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 3.52 (3H, s), 3.92
(2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 5.24 (2H, s), 7.15-7.25 (2H, m), 7.41 (1H,
m).
 参考例93
 N−[3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル]−N−[3−(3−シア
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(1.6g)、参考例92で得られたN−(3−クロロ−4−メトキシ
メトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(3.4g)及びトリフェニルホ
スフィン(3.2g)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、氷冷下、アゾジ
カルボン酸ジエチル(1.9ml)を滴下した後、室温で40分間撹拌した。反
応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)で精製することにより、標記化合
物3.9g(収率81%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 3.51 (3H, s), 3.99
(2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 5.25 (2H, s), 6.22 (1
H, dt, J=15.5, 6.5), 6.42 (1H, d, J=15.5), 7.20 (1H, m), 7.34 (1H, m), 7
.41 (1H, m), 7.50-7.60 (4H, m).
 参考例94
 N−[3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル]−N−[3−(3−シアノフェ
ニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例93で得られたN−[3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル
酢酸エチル(3.9g)を酢酸エチル(50ml)及びジオキサン(50ml)
の混合溶媒に溶解し、氷冷下、4N 塩化水素ジオキサン溶液(25ml)を加
えた後、室温で一晩撹拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後
、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合
物3.6g(収率定量的)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 3.98 (2H, s), 4.31
(2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.40 (1
H, d, J=16.0), 7.03 (1H, m), 7.32 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.50-7.60 (4H,
m).
 参考例95
 N−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸
エチル
 参考例94で得られたN−[3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル]−N−[
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エ
チル(2.0g)、参考例90で得られたインドリジン−7−オール(1.7g
)及びトリフェニルホスフィン(3.2g)をジクロロメタン(60ml)に溶
解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.9ml)を滴下した後、室温で
6時間撹拌した。反応の進行が遅いため、トリフェニルホスフィン(3.2g)
及びアゾジカルボン酸ジエチル(1.9ml)を加えた後、さらに同温で一晩攪
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=2/1)で精製することにより、標記
化合物0.6gを橙色油状物質の不純物混入物として得た。
 参考例96
 N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
 4−メトキシメトキシアニリン(20.9g)をジクロロメタン(400ml
)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(18.0ml)及びピリジ
ン(33ml)を滴下し、室温で一晩撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標記化
合物28.0g(収率67%)を褐色油状物質として得た。
 1H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 3.48 (3H, s), 3.90
(2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 5.16 (2H, s), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.28 (2
H, d, J=9.0).
 参考例97
 N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−
メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.53g)、参考例96で得られたN−(4−メトキシメトキシフ
ェニル)スルファモイル酢酸エチル(1.00g)及びトリフェニルホスフィン
(1.12g)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボ
ン酸ジエチル(0.66ml)を滴下した後、室温で3.5時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.38
g(収率94%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0), 3.48 (3H, s), 3.99
(2H, s), 4.32 (2H, q, J=7.0), 4.49 (2H, d, J=6.0), 5.18 (2H, s), 6.25 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.06 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H
, t, J=7.0), 7.41 (2H, d, J=9.0), 7.52 (1H, d, J=7.0), 7.54 (1H, d, J=7.
0), 7.56 (1H, s).
 参考例98
 N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−
ヒドロキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
 参考例97で得られたN−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(
10.7g)を酢酸エチル(120ml)に溶解し、氷冷下、4N 塩化水素酢
酸エチル溶液(80ml)を加えた後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮し、酢酸エチルで希釈した後、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製す
ることにより、標記化合物9.1g(収率95%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 3.98 (2H, s), 4.30
(2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.0), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.39 (1
H, d, J=16.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.34 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=
7.5), 7.50 (2H, m), 7.54 (1H, s).
 参考例99
 N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ

 参考例98で得られたN−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(700
mg)、4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン(410mg)及びトリフェニ
ルホスフィン(920mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、
アゾジカルボン酸ジエチル(0.55ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した
。反応の進行が遅いため、4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン(410mg
)、トリフェニルホスフィン(920mg)及びアゾジカルボン酸ジエチル(0
.55ml)を加えた後、さらに同温で4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メ
タノール=2/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物690mg(収
率79%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.90 (2H, m),
1.95-2.05 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.65-2.75 (2H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3
.98 (2H, s), 4.25-4.35 (1H, m), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5)
, 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.40 (1H, d, J=16.0), 6.90 (2H, d, J=9.0),
7.35-7.45 (1H, m), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.45-7.55 (3H, m).
 参考例100
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリ
フルオロメチルニトロベンゼン
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(1.45g)、ジ
ャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー,第63巻,第4199頁(19
98年)[J. Org. Chem., 63, 4199 (1998)]に記載の方法に従い3−トリフルオ
ロメチルニトロベンゼンより合成された2−トリフルオロメチル−4−ニトロフ
ェノール(1.38g)及びトリフェニルホスフィン(2.27g)をジクロロ
メタン(65ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.4ml
)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)で精製すること
により、標記化合物2.28g(収率88%)を淡黄色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.49 (9H, s), 1.88-1.99 (4H, m), 3.51 (2
H, m), 3.64 (2H, m), 4.83 (1H, m), 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.41 (1H, dd, J=
9.0, 3.0), 8.53 (1H, d, J=3.0).
 参考例101
 4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニ
トロベンゼン
 参考例100で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン(2.45g)を90%
ギ酸(8.80g)に懸濁し、37%ホルマリン(5.50g)を加え、100
℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液で中
和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精
製することにより、標記化合物1.82g(収率95%)を黄色油状物質として
得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.94-2.02 (2H, m), 2.02-2.10 (2H, m), 2.
33 (3H, s), 2.40-2.53 (2H, m), 2.53-2.65 (2H, m), 4.68 (1H, m), 7.07 (1H
, d, J=9.0), 8.39 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.51 (1H, d, J=3.0).
 参考例102
 4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルア
ニリン
 参考例101で得られた4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−トリフルオロメチルニトロベンゼン(1.82g)をエタノール(30ml)
に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.18g)を加えた後、水素雰囲気下、室
温で4.5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=
10/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物1.55g(収率95%
)を淡褐色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.85-2.00 (4H, m), 2.29 (3H, s), 2.25-2.
40 (2H, m), 2.55-2.70 (2H, m), 4.31 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J=8.5, 3.0),
6.83 (1H, d, J=8.5), 6.91 (1H, d, J=3.0).
 参考例103
 N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメ
チルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例102で得られた4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−トリフルオロメチルアニリン(1.55g)をジクロロメタン(30ml)に
溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.76ml)及びピリジン(
0.91ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸
エチルで3回抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/1〜5/1)で
精製することにより、標記化合物2.39g(収率定量的)を淡褐色無定形固体
として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 2.00-2.15 (2H, m),
2.35-2.50 (2H, m), 2.62 (3H, s), 2.80-3.15 (4H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (
2H, q, J=7.0), 4.72 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1H, dd, J=9.0, 2
.5), 7.62 (1H, d, J=2.5).
 参考例104
 N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル
]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(500mg)、参考例103で得られたN−[4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル
酢酸エチル(1333mg)及びトリフェニルホスフィン(990mg)をジク
ロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.5
8ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノ
ール=15/1)で精製することにより、標記化合物755mg(収率43%)
を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.90-2.10 (4H, m),
2.33 (3H, m), 2.40-2.50 (2H, m), 2.55-2.65 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (
2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.53 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0,
6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7
.50-7.60 (4H, m), 7.71 (1H, d, J=2.5).
 参考例105
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベン
ゼン
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(50.1g)をN
,N−ジメチルアセトアミド(550ml)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウ
ム(10.5g)を加え、同温で30分間撹拌した後、4−フルオロニトロベン
ゼン(42.2g)のN,N−ジメチルアセトアミド(100ml)溶液を滴下
し、さらに室温で一晩撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=13/7)で精製することにより、標記化合物75.1
g(収率93%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.43 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.91 (2H, m)
, 3.34 (2H, m), 3.65 (2H, m), 4.56 (1H, m), 6.91 (2H, d, J=9.0), 8.15 (2
H, d, J=9.0).
 参考例106
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
 参考例105で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)ニトロベンゼン(11.9g)をメタノール(100ml)に溶解
し、パラジウム−炭素触媒(1.9g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時
間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製する
ことにより、標記化合物10.7g(収率99%)を淡赤色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m)
, 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.63 (2H, d, J=8.5), 6.76 (2
H, d, J=8.5).
 参考例107
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例106で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)アニリン(4.39g)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、
氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.4ml)及びピリジン(2.4ml
)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)
で精製することにより、標記化合物4.96g(収率75%)を淡赤色油状物質
として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75
(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 3.89 (2H, s), 4.29 (2
H, q, J=7.0), 4.44 (1H, m), 6.89 (2H, d, J=8.5), 7.27 (2H, d, J=8.5).
 参考例108
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.80g)、参考例107で得られたN−[4−(1−t−ブトキ
シカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル(2.21g)及びトリフェニルホスフィン(1.70g)をジクロロメタン
(40ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.0ml)を滴
下した後、同温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/
1)で精製することにより、標記化合物2.15g(収率74%)を無色油状物
質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75
(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2
H, q, J=7.0), 4.45 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 6.24 (1H, dt, J=15.5, 6
.0), 6.40 (1H, d, J=15.5), 6.90 (2H, d, J=8.5), 7.39 (3H, m), 7.51 (2H,
m), 7.55 (1H, s).
 参考例109
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチ
ルニトロベンゼン
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.62g)、2
−メチル−4−ニトロフェノール(2.55g)及びトリフェニルホスフィン(
5.25g)をジクロロメタン(100ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボ
ン酸ジエチル(3.2ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン)で精製することにより、標記化合物4.07gを淡黄色油状物質の不
純物混入物として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.84 (2H, m), 1.95 (2H, m)
, 2.29 (3H, s), 3.49 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.66 (1H, m), 6.86 (1H, d, J
=8.5), 8.07 (2H, m).
 参考例110
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチ
ルアニリン
 参考例109で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−メチルニトロベンゼン(4.07g)をメタノール(40m
l)に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.41g)を加えた後、水素雰囲気下
、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2
)で精製することにより、標記化合物2.73g(収率参考例109より2工程
で53%)を淡赤色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.87 (2H, m)
, 2.17 (3H, s), 3.30 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.25 (1H, m), 6.47 (1H, dd,
J=8.5, 2.5), 6.53 (1H, d, J=2.5), 6.68 (1H, d, J=8.5).
 参考例111
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例110で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−メチルアニリン(1.63g)をジクロロメタン(30ml
)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.86ml)及びピリジ
ン(0.81ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.84g(収率76%
)を淡褐色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.78
(2H, m), 1.89 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.43 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.90 (2
H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.48 (1H, m), 6.79 (1H, d, J=8.0), 7.12 (2H,
m).
 参考例112
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.64g)、参考例111で得られたN−[4−(1−t−ブトキ
シカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]スルファモ
イル酢酸エチル(1.84g)及びトリフェニルホスフィン(1.26g)をジ
クロロメタン(40ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.
76ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸
エチル=12/1)で精製することにより、標記化合物1.90g(収率79%
)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.78
(2H, m), 1.89 (2H, m), 2.21 (3H, s), 3.44 (2H, m), 3.60 (2H, m), 3.99 (2
H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1H, m), 6.24 (1H,
dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.80 (1H, d, J=8.0), 7.24 (2H,
m), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.50 (1H, d, J=7.5), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.56
(1H, s).
 参考例113
 5−ニトロサリチル酸エチル
 5−ニトロサリチル酸(10.8g)をエタノール(100ml)に溶解し、
室温で濃硫酸(92.0g)加えた後、7.5時間加熱還流させた。反応液を室
温まで冷却し、水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し
、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水、0.5N 塩酸及び飽和食塩水で順次洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去するこ
とにより、標記化合物10.7g(収率85%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (3H, t, J=7.0), 4.49 (2H, q, J=7.0)
, 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.33 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.79 (1H, d, J=3.0).
 参考例114
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エト
キシカルボニルニトロベンゼン
 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(10.2g)、参
考例113で得られた5−ニトロサリチル酸エチル(10.7g)及びトリフェ
ニルホスフィン(17.3g)をジクロロメタン(200ml)に溶解し、氷冷
下、アゾジカルボン酸ジエチル(10.4ml)を滴下した後、室温で4時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、得られた黄色固体に
ヘキサンを加えてろ取することにより、標記化合物12.3g(収率61%)を
白色固体として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.40 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.91
(4H, m), 3.58 (4H, m), 4.39 (2H, q, J=7.0), 4.79 (1H, m), 7.04 (1H, d, J
=9.0), 8.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.69 (1H, d, J=3.0).
 参考例115
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カル
ボキシニトロベンゼン
 参考例114で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−エトキシカルボニルニトロベンゼン(1.0g)をエタノー
ル(10ml)に溶解し、室温で、水酸化カリウム水溶液(0.2gを水0.5
mlに溶解)を加えた後、2時間加熱還流させた。反応液を室温まで冷却し、1
N 塩酸を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去する
ことにより、標記化合物0.9g(収率96%)を淡黄色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.00-2.
10 (2H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.87 (1H, m), 7.13 (1H
, d, J=9.0), 8.39 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.93 (1H, d, J=3.0).
 参考例116
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カル
バモイルニトロベンゼン
 参考例115で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン(0.9g)をジクロロメタン(
20ml)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(0.3ml)及びトリエ
チルアミン(0.4ml)を加え、同温で1時間撹拌した後、28%アンモニア
水(0.2ml)を加え、さらに室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン
/メタノール=19/1)で精製することにより、標記化合物0.9g(収率9
8%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.
20 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.81 (1H, m), 7.11 (1H
, d, J=9.0), 8.33 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 9.09 (1H, d, J=3.0).
 参考例117
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カル
バモイルアニリン
 参考例116で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−カルバモイルニトロベンゼン(5.7g)をメタノール(8
0ml)に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.6g)を加え、水素雰囲気下、
室温で2.5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール
=19/1)で精製することにより、標記化合物4.8g(収率91%)を淡黄
色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.95-2.
05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.44 (1H, m), 6.78 (1H, dd,
J=9.0, 3.0), 6.84 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H, d, J=3.0).
 参考例118
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−カルバモイルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例117で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−カルバモイルアニリン(4.8g)をジクロロメタン(80
ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.5ml)及びピリ
ジン(2.3ml)を滴下した後、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタ
ン/メタノール=19/1)で精製し、得られた橙色固体にエーテルを加えてろ
取することにより、標記化合物3.7g(収率53%)を淡黄色固体として得た
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-
1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.94 (
2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.0), 4.65 (1H, m), 7.02 (1H, d, J=9.0), 7.59 (1H
, dd, J=9.0, 3.0), 8.12 (1H, d, J=3.0).
 参考例119
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.7g)、参考例118で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル(2.0g)及びトリフェニルホスフィン(1.5g)をジ
クロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.
9ml)を滴下した後、室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
1/2)で精製することにより、標記化合物2.5g(収率94%)を黄色無定
形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-
1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.99 (
2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.53 (2H, d, J=7.0), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H
, dt, J=16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.01 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.
45-7.60 (2H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 8.32 (1H, m).
 参考例120
 4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリ
フルオロメチルアニリン
 参考例100で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン(2.28g)をメタノ
ール(50ml)に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.20g)を加えた後、
水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.69g(収率80%)を
淡赤色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.76-1.88 (4H, m), 3.43 (2
H, m), 3.59 (2H, m), 4.46 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.83 (1H,
d, J=9.0), 6.91 (1H, d, J=3.0).
 参考例121
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例120で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルアニリン(1.69g)をジクロロメタ
ン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.76ml
)及びピリジン(0.49ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.74g
(収率73%)を淡赤色油状物質として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.83-
1.94 (4H, m), 3.48-3.60 (4H, m), 3.91 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.65
(1H, m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.56 (1H, d, J
=2.5).
 参考例122
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(
E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(0.57g)、参考例121で得られたN−[4−(1−t−ブトキ
シカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル
]スルファモイル酢酸エチル(1.74g)及びトリフェニルホスフィン(1.
07g)をジクロロメタン(27ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジ
エチル(0.65ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロ
メタン/酢酸エチル=12/1)で精製することにより、標記化合物2.06g
(収率93%)を無色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.82-
1.92 (4H, m), 3.46-3.62 (4H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.48
(2H, d, J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d,
J=16.0), 6.98 (1H, d, J=7.5), 7.41 (1H, dd, J=8.0, 7.5), 7.52 (2H, m), 7
.57 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J=2.0).
 参考例123
 3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)ニトロベンゼン
 3−トロパノール(6.7g)、2−クロロ−4−ニトロフェノール(8.2
g)及びトリフェニルホスフィン(16.1g)をジクロロメタン(200ml
)及びテトラヒドロフラン(50ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、アゾジカ
ルボン酸ジエチル(9.7ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジ
クロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、標記化合物8.
5g(収率60%)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.65-1.75 (2H, m), 2.00-2.10 (4H, m), 2.
15-2.25 (2H, m), 2.46 (3H, s), 3.35-3.45 (2H, m), 4.68 (1H, m), 6.98 (1H
, d, J=9.0), 8.11 (1H, dd, J=3.0, 9.0), 8.28 (1H, d, J=3.0).
 参考例124
 3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)アニリン
 参考例123で得られた3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)ニト
ロベンゼン(8.5g)を酢酸(500ml)に溶解し、室温ですず粉末(17
.0g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を炭酸カリウ
ム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した
後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノー
ル=3/1)で精製することにより、標記化合物2.5g(収率32%)を無色
固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.50-1.60 (2H, m), 1.85-1.95 (4H, m), 2.
00-2.10 (2H, m), 2.38 (3H, s), 3.20-3.30 (2H, m), 4.23 (1H, m), 6.49 (1H
, dd, J=3.0, 8.5), 6.71 (1H, d, J=3.0) 6.81 (1H, d, J=8.5).
 参考例125
 N−[3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル
 参考例124で得られた3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)アニ
リン(2.5g)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、氷冷下、クロロスル
ホニル酢酸エチル(1.5ml)及びピリジン(0.9ml)を滴下した後、室
温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=4/1)で精製
することにより、標記化合物3.5g(収率89%)を淡茶色無定形固体として
得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0), 1.95-2.05 (2H, m),
2.20-2.25 (2H, m), 2.30-2.75 (4H, m), 2.84 (3H, s), 3.89 (2H, m), 3.98 (
2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.0), 4.49 (1H, m), 6.95 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H
, dd, J=2.5, 8.5), 7.45 (1H, d, J=2.5).
 参考例126
 N−[3−クロロ−4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3
−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチ

 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1
−オール(1.4g)、参考例125で得られたN−[3−クロロ−4−(トロ
パン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(3.5g)及び
トリフェニルホスフィン(2.9g)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、
氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.8ml)を滴下した後、室温で一晩撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1〜9/1)で精製するこ
とにより、標記化合物1.3g(収率27%)を黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.55-1.65 (2H, m),
1.90-2.00 (4H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.37 (3H, s), 3.27 (2H, m), 3.98 (
2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1H, m), 6.21 (1H
, dt, J=6.5, 16.0), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, m), 7.29 (1H, m), 7.
40 (1H, m), 7.50-7.60 (4H, m).
 参考例130
 3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペン−1−オ
ール
 ジャーナル・オブ・オーガノメタリック・ケミストリー,第332巻,第1頁
(1987)[J. Organomet. Chem., 332, 1 (1987)]に記載の方法に従い合成さ
れた2−ジエチルホスホノ−2−フルオロ酢酸(4.35g)をテトラヒドロフ
ラン(90ml)に溶解し、−78℃で1.6N ブチルリチウムヘキサン溶液
(28ml)を滴下し、同温で1時間撹拌した後、3−シアノベンズアルデヒド
(2.66g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を10分間かけて滴下し
、さらに同温で3時間撹拌した。反応液を0℃に昇温した後、水を加えて水層を
分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回抽出した。全ての水層を
合わせた後、濃塩酸で溶液のpHを4に調整し、t−ブチルメチルエーテルで5
回抽出した後、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去する
ことにより、中間体化合物(3.47g)を白色固体として得た。
 次いで、得られた中間体化合物(1.15g)及びトリエチルアミン(0.9
2ml)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、氷冷下、クロロ炭酸エチル(
0.63ml)を加えた後、室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣に酢酸エチルを加え不溶物をろ去した。ろ液を減圧下濃縮した後、残渣
をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム
水溶液(0.45gを水5mlに溶解)を加えた後、室温で18時間撹拌した。
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、t−ブチルメチルエーテルで
3回抽出し、抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製すること
により、標記化合物0.33g(収率31%)を無色固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 4.32 (2H, dd, J=12.5, 5.5), 5.82 (1H, d,
J=37.5), 7.45 (1H, t, J=8.0), 7.53 (1H, d, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0),
7.81 (1H, s).
 参考例131
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例130で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(
Z)−プロペン−1−オール(0.45g)、参考例107で得られたN−[4
−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(1.12g)及びトリフェニルホスフィン(0.80g
)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.48ml)を滴下した後、同温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン
/酢酸エチル=15/1)で精製することにより、標記化合物1.40g(収率
92%)を無色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.74
(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.30 (2
H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m), 4.54 (2H, d, J=15.0), 5.62 (1H, d, J=36.5),
6.92 (2H, d, J=9.5), 7.42 (3H, m), 7.51 (1H, d, J=7.0), 7.63 (1H, d, J=8
.0), 7.71 (1H, s).
 参考例132
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ
−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
 参考例130で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(
Z)−プロペン−1−オール(0.80g)、参考例118で得られたN−[4
−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモ
イルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.20g)及びトリフェニルホス
フィン(1.50g)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、氷冷下、アゾジ
カルボン酸ジエチル(0.86ml)を滴下した後、室温で2.5時間撹拌した
。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/4〜1/2)で精製することにより、標記
化合物3.40g(収量定量的)を淡黄色無定形固体として得た。
 1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-
1.84 (2H, m), 2.02-2.10 (2H, m), 3.23-3.30 (2H, m), 3.76-3.84 (2H, m), 4
.01 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.57-4.70 (3H, m), 5.65 (1H, d, J=36.5
), 7.03 (1H, d, J=9.0), 7.38-7.74 (5H, m), 8.35 (1H, d, J=3.0).
 参考例133
 3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル
オキシ)−3−カルバモイルフェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベ
ンゾニトリル
 参考例1で得られた3−シアノ桂皮アルデヒド(0.64g)、参考例117
で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−
3−カルバモイルアニリン(1.36g)及び粉末モレキュラーシーブス5A(
5.06g)をトルエン(30ml)に懸濁し、2.5時間加熱還流した。反応
液を室温まで冷却した後、セライトを用いてろ過し、ろ液を減圧下濃縮すること
によりイミン体を得た。
 次いで、得られたイミン体をエタノール(30ml)に懸濁し、氷冷下、水素
化ホウ素ナトリウム(0.31g)及び塩化セリウム(0.32g)を加え、室
温で一晩撹拌した後、水素化ホウ素ナトリウム(0.16g)を加え、さらに室
温で30分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルで抽出した後、抽出液を水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=7/3〜0/10)で精製することにより、標記
化合物1.77g(収率92%)を無色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.68-1.79 (2H, m), 1.98-2.
17 (2H, m), 3.14-3.22 (2H, m), 3.78-3.88 (2H, m), 3.99 (2H, d, J=5.5), 4
.45 (1H, m), 6.38 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.60 (1H, d, J=16.0), 6.75 (1H,
dd, J=9.0, 3.0), 6.89 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.49-7.53 (2
H, m), 7.58 (1H, d, J=8.0), 7.63 (1H, s).
 参考例134
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]メタンスルホンアミド
 参考例133で得られた3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニ
ルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]アミノ]−1−
(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(0.85g)をジクロロメタン(15m
l)に溶解し、氷冷下、メタンスルホニルクロリド(0.17ml)及びピリジ
ン(0.29ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液にメタノール(
3ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/0〜9/1)で精製するこ
とにより、標記化合物1.01g(収量定量的)を無色油状物として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.74-1.85 (2H, m), 2.03-2.
12 (2H, m), 2.96 (3H, s), 3.23-3.32 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.46 (2H
, d, J = 6.5), 4.68 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.48 (1H, d, J=
16.0), 7.02 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7.49-7.57 (4H, m), 8.18
(1H, d, J=3.0).
 参考例135
 N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−
プロペニル]エタンスルホンアミド
 参考例133で得られた3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニ
ルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]アミノ]−1−
(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(0.92g)をジクロロメタン(15m
l)に溶解し、氷冷下、エタンスルホニルクロリド(0.22ml)及びピリジ
ン(0.31ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した後、氷冷下、エタンスル
ホニルクロリド(0.04ml)及びピリジン(0.16ml)を滴下した後、
室温でさらに5時間撹拌した。反応液にメタノール(3ml)を加えた後、減圧
下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメ
タン/メタノール=10/0〜9/1)で精製することにより、標記化合物1.
08g(90%)を黄色油状物質として得た。
 1H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.42 (3H, t ,J=7.5), 1.47 (9H, s), 1.72-
1.82 (2H, m), 2.03-2.10 (2H, m), 3.08 (2H, q, J=7.5), 3.22-3.31 (2H, m),
3.74-3.83 (2H, m), 4.48 (2H, d, J = 6.5), 4.66 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J
=16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J=16.0), 7.00 (1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=7
.5), 7.48-7.55 (4H, m), 8.16 (1H, d, J=3.0).
 試験例1
 抗ファクターXa活性の測定
 抗ファクターXa活性の測定は、Haraらの方法[トロンボシス・アンド・ヘモス
タシス,第71巻,第314頁(1994年)[Thromb. Haemost., 71, 314 (19
94)]]を一部改変して行った。0.9%塩化ナトリウム、0.4mMの発色基質S-
2222(第一化学薬品)および被検化合物を含む50mMのTris塩酸緩衝液(pH8
.4)を混和し、0.25unit/mlのヒトファクターXa(コスモバイオ)を添
加することにより反応を開始した。コントロール群においては、被験化合物の代
わりに蒸留水を緩衝液に加えた。反応溶液(総容量0.1ml)は、室温で5分間
インキュベーションした。405nmの吸光度を96ウェルマイクロプレートリー
ダー(モデル550、バイオラッド)で持続的に測定し、5分間の吸光度の増加
をファクターXa活性の指標として算出した。被験化合物の抗ファクターXa活
性を評価するために、被験化合物がファクターXa活性を50%阻害する濃度(
IC50値)を求めた。
 その結果、本発明の前記一般式(1)を有するベンズアミジン誘導体が、優れ
た活性化血液凝固第X因子阻害作用を有することがわかった。IC50が15nM以
下の化合物を、表2に示す。尚、表中、化合物Aは、WO98/31661(E
P976722)に記載の、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリジ
ルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフェノキシ)エチル]スルフ
ァモイル酢酸の2塩酸塩を示す。
(表2)
──────────────────────
実施例化合物    ファクターXa阻害活性
番号        [IC50 (nM)]       
──────────────────────
実施例4      10
実施例10     15
実施例12     13
実施例27      7.9
実施例28      6.4
実施例36     13
実施例38     12
実施例42     11
実施例45      7.9
実施例46     11
実施例47      6.1
実施例48      5.8
実施例49      6.8
実施例50      6.3
実施例51      6.9
実施例52      7.8
実施例53      6.8
実施例54      7
実施例56     10
実施例60     14
実施例65     12
実施例66      8.3
実施例67     15
実施例68     15
実施例72      9.8
実施例77     12
実施例78     11
実施例79     15
実施例80     11
実施例83     13
実施例86     15
実施例87     13
実施例89     11
──────────────────────
化合物A     130
──────────────────────
 試験例2
 抗トリプシン活性の測定
 抗トリプシン活性の測定は、Taniuchiらの方法[トロンボシス・アンド・ヘモ
スタシス,第79巻,第543頁(1998年)[Thromb. Haemost., 79, 543 (
1998)]]を一部改変して行った。0.9%塩化ナトリウムを含む50mM Tri
s塩酸緩衝液85μl(pH8.4)、5μlの発色基質S−2222(終濃度0
.4mM、第一化学薬品)、および被検化合物5μlを混和し、5μlのウシ・トリ
プシン(終濃度0.25μg-protein/ml、シグマ)を添加することにより反応を
開始した。コントロール群においては、被検化合物の代わりに蒸留水を緩衝液に
添加した。反応溶液(総容量0.1ml)は室温でインキュベーションした。40
5nmの吸光度を96ウェルマイクロプレートリーダー(モデル550、バイオラ
ッド)にて連続測定して、5分間の吸光度の増加をトリプシン活性の指標として
算出した。被検化合物の抗トリプシン活性を評価するために、被検化合物がトリ
プシン活性を50%抑制するに要する濃度(IC50値)を求めた。結果を表3に
示す。
(表3)
──────────────────────
実施例化合物    抗トリプシン活性
番号        [IC50 (nM)]
──────────────────────
実施例27        540
実施例28        650
実施例42       7300
実施例47        790
実施例48       1200
実施例49        860
実施例50       1200
実施例53       2100
実施例54       2200
実施例60       3100
実施例65       2300
実施例66       5600
実施例72       4400
実施例77       3700
実施例78       5300
実施例87       3500
実施例89       2000
──────────────────────
 製剤例1
 ハードカプセル剤
 50mgの粉末状の実施例27の化合物、128.7mgのラクトース、70mgの
セルロース及び1.3mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、60メッシュの
ふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセ
ル剤とする。
 製剤例2
 錠剤
 50mgの粉末状の実施例27の化合物、124mgのラクトース、25mgのセル
ロース及び1mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠機により打錠して、
1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
 製剤例3
 注射剤
 1.5重量%の実施例27の化合物を、10容量%のプロピレングリコール中
で攪拌し、次いで、注射用水で一定容量に調整した後、滅菌して注射剤とする。
 

Claims (18)

  1.  一般式(1)
    [式中、
     R1は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基又は水酸基を示し、
     R2は、水素原子又はハロゲン原子を示し、
     R3は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個の水酸基置換アルキル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基又は炭素数3乃至8個のカルボキシアルキルカルボニル基を示し、
     R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基、炭素数1乃至6個のアルコキシ基、カルボキシル基、炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素数2乃至7個のモノアルキルカルバモイル基又は炭素数3乃至13個のジアルキルカルバモイル基を示し、
     R6は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキル基、炭素数2乃至7個の脂肪族アシル基、炭素数7乃至11個の芳香族アシル基、カルバモイル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数6乃至10個のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基又は炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基を示し、
     R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル基を示し、
     あるいは、R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基を示し、
     nは、0、1又は2を示す。]で表される化合物又はその薬理上許容し得る塩或いはそのプロドラッグを含有する、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  2.  R1が、水素原子又は水酸基である、請求項1に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  3.  R2が、水素原子である、請求項1又は2に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  4.  R3は、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基又は炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル基である、請求項1乃至3に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  5.  R3は、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である、請求項1乃至3に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  6.  R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基又はカルバモイル基である、請求項1乃至5に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  7.  R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基である、請求項1乃至5に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  8.  R6が、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数6乃至10個のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基又は炭素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基である、請求項1乃至7に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  9.  R6が、メチル、エチル又はイソプロピル基、シクロペンチル基、ベンジル又はフェネチル基、2−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジルメチル、2−(2−ピリジル)エチル、2−(3−ピリジル)エチル又は2−(4−ピリジル)エチル基、フェニル基、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル又は4−ピリジル基、ホルムイミドイル基、1−イミノプロピル基、イミノフェニルメチル基又はN−エチルホルムイミドイル基である、請求項1乃至7に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  10.  R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル基である、請求項1乃至9に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  11.  R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基である、請求項1乃至9に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  12.  R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒になって、エチレン又はトリメチレン基である、請求項1乃至9に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  13.  nが、1である、請求項1乃至12に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤。
  14.  下記群から選択される化合物を含有する、請求項1に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤:
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩及び
     N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩。
  15.  請求項1乃至14より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬。
  16.  請求項1乃至14より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子
    阻害剤を含有する、脳梗塞の治療薬又は予防薬。
  17.  請求項1乃至14より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子
    阻害剤を含有する、心筋梗塞の治療薬又は予防薬。
  18.  請求項1乃至14より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子
    阻害剤を含有する、末梢循環障害の治療薬又は予防薬。
JP2003345161A 2002-10-03 2003-10-03 活性化血液凝固第x因子阻害剤 Pending JP2004143164A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006064779A1 (ja) * 2004-12-14 2006-06-22 Shionogi & Co., Ltd. 6’位にカルボキシを有するインドロモルヒナン誘導体
JP4900238B2 (ja) * 2005-02-02 2012-03-21 味の素株式会社 新規ベンズアミジン化合物

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