JP2004143093A - ヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダメージのある毛髪に対して好適な、十分なうるおい、エモリエント性を付与しつつ、べたつきや不自然な重さのない、毛髪の指通りが良くしなやかで柔軟性のある優れた仕上がりになるヘアコンディショニング組成物を提供する。
【構成】(A)25℃で4〜100Pa・sの粘度を有する多価アルコールの縮合物、(B)融点30〜55℃の油剤、(C)アミノ基を有するシリコーンまたはその誘導体、(D)ポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤、(E)飽和一価高級脂肪族アルコールを特定量含有することを特徴とするヘアコンディショニング組成物であり、更に好ましくは、成分(F)カチオン性活性剤及び/またはカチオン性高分子を含有するヘアコンディショニング組成物である。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヘアコンディショニング組成物に関し、更に詳細には、ダメージのある毛髪に対して好適な、十分なうるおい、エモリエント性を付与しつつ、べたつきや不自然な重さのない、毛髪の指通りが良くしなやかで柔軟性のある優れた仕上がりになるヘアコンディショニング組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シャンプーは、頭皮や毛髪に付着した余分な皮脂、汗、フケ、塵埃等の汚れを除去して、頭皮や毛髪を清潔に保つものであるが、汚れだけでなく毛髪表面を保護している必要な油分までも除去してしまうため、シャンプー後は毛髪が柔軟性を失い、固くごわついた感触になる。この為シャンプー後には、毛髪の感触改善のためにカチオン性界面活性剤を主成分としたヘアリンスやヘアトリートメント等のヘアコンディショニング組成物が一般に使用されている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、カチオン性界面活性剤の配合のみでは、艶や滑らかさにおいて充分な効果が得られにくいため、各種油剤が組み合わせて使用されてきた(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−298627号公報
【特許文献2】
特開平10−7534号公報
【非特許文献1】
「化粧品の有用性−評価技術の進歩と将来展望−」日本化粧技術者会編集、2001年3月31日、p.374
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、毛髪の仕上がりの感触を改良するために、各種の炭化水素油、エステル油、トリグリセライド、シリコーン油等の油分の添加が試みられてはいるが、パーマやカラーリングなどによる傷みの程度のひどい毛髪(所謂ダメージヘア)に対して十分な効果を示すものを得ることは難しいのが現状である。更に、油剤で毛髪への吸着を狙うと仕上がりが重くなり、毛髪の自然な風合いが損なわれる。従って、より仕上がり効果に優れたダメージヘア向きのヘアコンディショニング組成物の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記実情に鑑み、本発明者は鋭意研究を行った結果、25℃で4〜100Pa・sの多価アルコールの縮合物、融点30〜55℃の油剤、アミノ基を有するシリコーンまたはその誘導体、ポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤、飽和一価高級脂肪族アルコールの各々特定量を組合せ配合することにより、ダメージのある毛髪に対して好適な、十分なうるおい、エモリエント性を付与しつつ、べたつきや不自然な重さのない、毛髪の指通りが良くしなやかで柔軟性のある優れた仕上がりになるヘアコンディショニング組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(E);
(A)25℃で4〜100Pa・sの多価アルコールの縮合物 1〜20質量%
(B)融点30〜55℃の油剤 0.1〜5質量%
(C)アミノ基を有するシリコーンまたはその誘導体 0.5〜10質量%
(D)ポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤 0.5〜5質量%
(E)飽和一価高級脂肪族アルコール 1〜10質量%
を含有することを特徴とするヘアコンディショニング組成物である。
また、更に成分(F)として、カチオン性界面活性剤および/またはカチオン性高分子を含有するヘアコンディショニング組成物に関するものである。
また、より好ましくは、成分(B)が硬化油またはセチルパルミテートであるヘアコンディショニング組成物、或いは、成分(C)がアミノ変性シリコーン・ポリエーテルブロック共重合体であるヘアコンディショニング組成物に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる成分(A)の25℃で4〜100Pa・sの多価アルコールの縮合物は、毛髪に対する保湿性を改善するために用いるものであり、特にダメージヘアに対して極めて有効に働くものである。この範囲内の粘度のものであれば、毛髪への吸着性、保湿性の付与が十分で、ヘアコンディショニング組成物として良好なものが得られる。成分(A)の具体例としては、ジグリセリン、トリグリセリン等のポリグリセリンやポリエチレングリコールなどが挙げられる。
【0008】
本発明において、成分(A)は、一種または二種以上を組合せて用いることができ、その配合量は、組成物中1〜20質量%(以下、単に「%」で示す)であり、好ましくは3〜15%である。1%未満では、保湿性の付与が不十分なものとなり、逆に20%を超えて配合するとべたつきを生じたり、洗い流すタイプのものでは、すすぎがしにくくなるなどの使用性が劣るものとなる。
【0009】
本発明に用いられる成分(B)の融点30〜55℃の油剤は、べたつきのないしなやかな毛髪に仕上げる効果を持つが、本発明では他の必須成分、特に成分(A)と組合せることでダメージヘアに優れたコンディショニング効果をもたらす。また、融点は35〜45℃が特に好ましい。35℃未満の場合、ダメージヘアに対する効果が不十分であり、55℃を超えた場合、毛髪に対してのしなやかさが保てない場合がある。
本発明に用いられる成分(B)の融点30〜55℃の油剤は、通常化粧料等に使用され、毛髪にコンディショニング効果を付与できる油剤であれば特に限定されず、ワセリン、ポリブテン、ヤシ油やパーム油、ヒマシ油などを水添して得られる硬化油、シアバター、シリコーンワックス、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸コレステリル等が例示される。
これらのうち、ダメージ毛に対するコンディショニング効果をより得るには、ヤシ油やパーム油、ヒマシ油などを水添して得られる硬化油、セチルパルミテートがより好ましい。本発明において、成分(B)の配合量は、全組成物中0.1〜5%であり、好ましくは0.5〜3%である。0.1%未満では、コンディショニング効果が不十分なものとなり、逆に5%を超えて配合すると製品の安定性を損なう場合がある。
【0010】
本発明に用いられる成分(C)のアミノ基を有するシリコーンとはアミノ基もしくはアンモニウム基を分子内に有するオルガノポリシロキサンであり、アミノ基を有するシリコーン誘導体とは、前記のアミノ基を有するシリコーンを構造中に有する誘導体を示す。アミノ基を有するシリコーン誘導体を具体的に例示すれば、アミノ基含有オルガノポリシロキサンとポリオキシエチレンとのブロックポリマー、もしくはグラフトポリマー、アミノ基含有オルガノポリシロキサンとポリビニルピロリドンとのブロックポリマー、もしくはグラフトポリマー、アミノ基含有オルガノポリシロキサンとアミノ酸及び/又はポリアミノ酸との縮合物等が挙げられる。また、成分(C)のアミノ基を有するシリコーンまたはその誘導体は、SM8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、SILSYILE 401(日本ユニカー社製)等の市販品を用いることも可能である。
これらのうち、ダメージ毛に対するコンディショニング効果をより得るには、アミノ変性シリコーン・ポリエーテルブロック共重合体がより好ましい。本発明において、成分(C)は、一種または二種以上を組合せて用いることができ、その配合量は、全組成物中0.5〜5%であり、好ましくは1〜3%である。0.5%未満では、毛髪に塗布した時の組成物の指通りや滑らかさを損なうものとなり、逆に5%を超えて配合すると毛髪への伸びが悪くなり、毛髪への不自然な重さを与え、コンディショニング効果が損なわれることがある。
【0011】
本発明に用いられる成分(D)のポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤は、成分(B)、(C)を乳化し、安定に配合する効果を持つが、本発明では他の必須成分、特に成分(B)と組合せることでダメージヘアに優れたコンディショニング効果をもたらす。本発明に用いられる成分(D)ポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤は、特に限定はされず、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(2E.O.)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリン酸モノエタノールアミドなどのアルカノールアミド類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。この中では、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油がより好ましい。
本発明において、成分(D)のポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤は、一種または二種以上を組合せて用いることができ、その配合量は、全組成物中0.5〜5%であり、好ましくは1〜3%である。0.5%未満では、成分(B)、(C)を安定に配合する効果が不十分なものとなり、油剤の毛髪への付着がうまく行かず、逆に5%を超えて配合するとベタツキを生じて、毛髪への不自然な重さを与えることがある。
【0012】
本発明に用いられる成分(E)の飽和一価高級脂肪族アルコールは、成分(D)のポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤と併用することで本発明のヘアコンディショニング組成物の安定性を高める働きを持っている。本発明に用いられる成分(E)の飽和一価高級脂肪族アルコールは、特に限定はされないが、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられ、この中では、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。
本発明において、成分(E)の飽和一価高級脂肪族アルコールは、一種または二種以上を組合せて用いることができ、その配合量は、全組成物中1〜10%であり、好ましくは2〜6%である。1%未満では(D)成分との併用による安定性、コンディショニング性などの相乗効果が不十分な場合があり、逆に10%を超えて配合すると、毛髪に対してごわつきを生じる場合がある。
【0013】
また本発明の更に好ましい実施態様として用いられる成分(F)のカチオン性界面活性剤及び/またはカチオン性高分子のうち、カチオン性界面活性剤は、毛髪への親和性および吸着性が良好で、毛髪に帯電防止効果や柔らかさを与える作用を有するが、本発明では他の必須成分との併用により、更に良好な仕上がりのしなやかさやエモリエント感を毛髪に与えることができる。本発明に用いられる成分(F)のカチオン性界面活性剤については、通常化粧料等に使用され、毛髪にコンディショニング効果を付与できるカチオン性界面活性剤であれば特に限定されず、モノ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩またはエチレンオキサイド付加型の前記第4級アンモニウム塩等が挙げられる。具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレン(15E.O.)ヤシ油アルキルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレン(4E.O.)ラウリルエーテルジメチルアンモニウム等が例示される。これらのうち、毛髪に柔らかさを与えるコンディショニング効果をより得るには、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム等のモノ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩がより好ましい。また毛髪にしっとりと落ち着かせるコンディショニング効果をより得るには、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム等のジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩がより好ましい。
本発明において成分(A)〜(E)に加えて成分(F)のカチオン性界面活性剤を配合する場合は、一種または二種以上を組合せて用いることができ、その配合量は特に限定されないが、全組成物中0.1〜5%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜3%である。
【0014】
また、同様に成分(F)として本発明に用いられるカチオン性高分子は、指通りの良さや仕上がりのしなやかさを毛髪に付与する作用を有するが、本発明では他の必須成分との併用により、更に良好な仕上がりのしなやかさやエモリエント感を毛髪に与えることができる。本発明に用いられるカチオン性高分子は、通常化粧料等に使用され、上記効果を付与できるものであれば特に限定されないが、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム・ビニルピロリドン共重合体等が挙げられる。
成分(F)のカチオン性高分子は一種または二種以上を組合せて用いることができ、これの配合量は、特に限定されないが、全組成物中0.1〜5%であることが好ましく、より好ましくは0.3〜3%である。
【0015】
また、本発明のヘアコンディショニング組成物には、上記の必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、粘度調整剤、乳化剤、乳化助剤、pH調整剤、髪質改良剤等ヘアコンディショニング組成物において汎用される成分の配合が可能である。粘度調整剤としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸塩等を例示することができる。乳化剤としては、ポリオキシエチレン付加型以外のノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤等の界面活性剤、乳化助剤としては、グリセリン脂肪酸エステル類等、pH調整剤としては、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、リン酸等の酸またはその塩等を使用することができる。
更にこれらに加えて、多価アルコール、低級アルコール等の水性成分、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤、殺菌剤、美容成分等、通常化粧料に配合される他の成分も配合することができる。
【0016】
本発明のヘアコンディショニング組成物は、他の成分との併用や容器の機構により、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ムース状等種々の形態にて実施することができ、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック、エアゾール製品等の毛髪用製品に用いることができる。
【0017】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0018】
実施例1〜24及び比較例1〜12  ヘアコンディショニング組成物
表1、表2、表3及び表4に示す組成のヘアコンディショニング組成物を下記に示す製法にて調製し、下記方法により使用感についての評価を行った。表1、表2、表3及び表4に結果を併せて記す。
【0019】
【表1】
Figure 2004143093
【0020】
【表2】
Figure 2004143093
【0021】
【表3】
Figure 2004143093
【0022】
【表4】
Figure 2004143093
【0023】
(製法)
A:成分1〜3、6、7を加熱溶解する。
B:成分8〜12及び14を加熱溶解する。
C:BにAを添加して均一に乳化混合し、冷却後に成分4、5、13を添加し混合しヘアコンディショニング組成物を得た。
【0024】
(評価方法)
(1)使用中の髪の感触(しなやかさ、なめらかさ)
(2)使用中の指通り
(3)仕上がり後の髪の感触(しなやかさ、べたつきのなさ)
(4)仕上がり後の髪の補修効果(うるおい感、なめらかさ)
専門評価パネル10名に、人毛のウィッグ(カツラ)を、市販のパーマ剤にて施術し、その後市販の通常タイプのシャンプーで洗浄した後に実施例1〜24および比較例1〜12の各試料を使用してもらい評価した。コンディショニング効果の評価として、使用中の髪の感触(しなやかさ、なめらかさ)、使用中の指通り、仕上がり後の髪の感触(しなやかさ、べたつきのなさ)、仕上がり後の髪の補修効果(うるおい感、なめらかさ)の各評価項目について下記(イ)絶対評価基準を用いて5段階評価をした。その後、各試料の評価の平均点を下記(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。
(イ)絶対評価基準
(評価) (内容)
4点 : 非常に良い。
3点 : 良い。
2点 : 普通。
1点 : やや悪い。
0点 : 悪い。
(ロ)4段階判定基準
(評点の平均点)    (判定)
3.5以上      :◎(非常に良好)
2.5以上3.5未満 :○(良好)
1.5以上2.5未満 :△(普通)
1.5未満      :×(不良)
【0025】
表1、表2、表3及び表4の結果から明らかなように、本発明に関わる実施例1〜24は、比較例1〜12のものと比べて、使用中の髪の感触(しなやかさ、なめらかさ)、使用中の指通り、仕上がり後の髪の感触(しなやかさ、べたつきのなさ)、仕上がり後の髪の補修効果(うるおい感、なめらかさ)の各評価項目において、ダメージヘアに対して優れた効果を示すことが実証された。
【0026】
Figure 2004143093
【0027】
(製法)
A:成分1〜4を加熱溶解する。
B:成分6〜9及び11、12を加熱溶解する。
C:BにAを添加して均一に乳化混合し、冷却後に成分5、10を添加して原液とする。
D:Cを原液とし90部、液化石油ガス(噴射剤)10部をエアゾール缶に充填して、ヘアトリートメントムースを得た。
【0028】
以上のようにして得られた実施例25のヘアトリートメントムースは、毛髪の指通りが良くしなやかで、柔軟性のある優れた仕上がり効果を有するものであった。
【0029】
Figure 2004143093
Figure 2004143093
【0030】
(製造方法)
A:成分1〜9を加熱溶解する。
B.成分15〜17を加熱溶解する。
C.BにAを添加して均一に乳化混合し、冷却後に成分10〜14および18〜22を添加してヘアコンディショナーを得た。
【0031】
以上のようにして得られた実施例26のヘアコンディショナーは、毛髪の指通りが良くしなやかで、すすぎ時も滑らかで、ダメージヘアに対する改善効果の高い、柔軟性のある優れた仕上がり効果を有するものであった。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明のヘアコンディショニング組成物は、ダメージのある毛髪に対して好適な、十分なうるおい、エモリエント性を付与しつつ、べたつきや不自然な重さのない、毛髪の指通りが良くしなやかで柔軟性のある優れた仕上がりになる極めて優れた品質を有するヘアコンディショニング組成物であった。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(E);
    (A)25℃で4〜100Pa・sの多価アルコールの縮合物 1〜20質量%、
    (B)融点30〜55℃の油剤 0.1〜5質量%、
    (C)アミノ基を有するシリコーンまたはその誘導体 0.5〜10質量%、
    (D)ポリオキシアルキレン付加ノニオン性界面活性剤 0.5〜5質量%、
    (E)飽和一価高級脂肪族アルコール 1〜10質量%
    を含有することを特徴とするヘアコンディショニング組成物。
  2. 更に成分(F)カチオン性界面活性剤および/またはカチオン性高分子を含有する請求項1に記載のヘアコンディショニング組成物。
  3. 成分(B)が硬化油またはセチルパルミテートである請求項1または2に記載のヘアコンディショニング組成物。
  4. 成分(C)がアミノ変性シリコーン・ポリエーテルブロック共重合体である請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアコンディショニング組成物。
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