JP2004142638A - ラジエータの取付構造 - Google Patents

ラジエータの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2004142638A
JP2004142638A JP2002310688A JP2002310688A JP2004142638A JP 2004142638 A JP2004142638 A JP 2004142638A JP 2002310688 A JP2002310688 A JP 2002310688A JP 2002310688 A JP2002310688 A JP 2002310688A JP 2004142638 A JP2004142638 A JP 2004142638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
mounting
core support
vehicle body
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002310688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4165182B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Tanabe
田邉 佳之
Yasutaka Tominaga
冨永 泰隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2002310688A priority Critical patent/JP4165182B2/ja
Publication of JP2004142638A publication Critical patent/JP2004142638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4165182B2 publication Critical patent/JP4165182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ラジエータコアサポートメンバの構造を簡素化して軽量化を図るとともに、ラジエータまたはラジエータコアサポートメンバの一方を車体側に残した状態で他方のみの取り外しを可能としたラジエータの取付構造の提供を図る。
【解決手段】車体側部材11に結合するラジエータコアサポートメンバ10にラジエータ20を支持するにあたって、ラジエータ20のマウントラバー30の第1取付部分32を第1保持部40を介してラジエータコアサポートメンバ10に支持するとともに、マウントラバー30の第2取付部分33を第2保持部50を介して車体側部材11に支持することにより、ラジエータコアサポートメンバ10によるラジエータ20の荷重負担割合を軽減し、また、ラジエータ20を車体側部材11に支持した状態でラジエータコアサポートメンバ10のみを取り外すことができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータを車体前端部に設けたラジエータコアサポートメンバに支持するようにしたラジエータの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では車体前部をフロントモジュール化して、車体前端部に結合するラジエータコアサポートメンバに、ラジエータやコンデンサおよびファンシュラウド等を予備組付けしておくようにしたものがある。
【0003】
この場合、ラジエータはマウントラバーを介してラジエータコアサポートメンバにソフトマウントすることにより、マウントラバーをばねとし、ラジエータを質量体としたダイナミックダンパーを構成して、車両のアイドリング振動を低減させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−166849号公報(第8頁、第12,13図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のラジエータの取付構造にあっては、ラジエータをダイナミックダンパーとして有効に機能させるためには、マウントラバーによるソフトマウント部のばね定数に対して、このマウントラバーを支持したラジエータコアサポートメンバの剛性を十分に高くする必要がある。
【0006】
このため、ラジエータコアサポートメンバの下部を構成するラジエータコアサポートロアーを金属製若しくは金属芯材を挿入した樹脂製として、これを車体側部材であるフロントサイドメンバの前端部に強固に結合し、かつ、ラジエータのマウントラバーを取り付ける部分を樹脂で補強するようになっているため、ラジエータコアサポートメンバの重量、ひいては車体重量が増大するとともに、コストアップを余儀なくされる。
【0007】
また、ラジエータをラジエータコアサポートメンバのみによって支持するようになっているため、修理等によってラジエータコアサポートメンバを取り外した場合にラジエータを保持することができない。
【0008】
このため、ラジエータコアサポートメンバとともにラジエータを一緒に取り外して修理を行った後、再度、ラジエータコアサポートメンバにラジエータを組み付けて車体側に結合する必要があり、修理作業が複雑となって修理費用が高くなってしまう。
【0009】
そこで、本発明はラジエータコアサポートメンバの構造を簡素化して軽量化を図るとともに、ラジエータまたはラジエータコアサポートメンバの一方を車体側に残した状態で他方のみの取り外しを可能としたラジエータの取付構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のラジエータの取付構造にあっては、車体前端部の車幅方向に配置されて車体側部材に結合するラジエータコアサポートメンバにラジエータを支持するにあたって、ラジエータの支持部分にマウントラバーを設け、このマウントラバーの一端部に第1取付部分を形成するとともに、他端部に第2取付部分を形成し、そして、ラジエータコアサポートメンバに、前記マウントラバーの第1取付部分を着脱可能に支持する第1保持部を設け、かつ、車体側部材に、前記マウントラバーの第2取付部分を支持する第2保持部を設けたことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、ラジエータは、マウントラバーの第1取付部分を介してラジエータコアサポートメンバの第1保持部に着脱可能に支持するとともに、マウントラバーの第2取付部分を介して車体側部材の第2保持部に支持するようになっているため、ラジエータをラジエータコアサポートメンバと車体側部材の両方で支持することができる。
【0012】
従って、ラジエータコアサポートメンバによるラジエータの荷重負担割合を軽減することができるため、ラジエータコアサポートメンバの構造を簡素化して軽量化およびコストダウンを図ることができる。
【0013】
また、マウントラバーの第1取付部分を着脱可能となった第1保持部から取外すことにより、ラジエータを第2取付部分および第2保持部を介して車体側部材に支持した状態で、ラジエータコアサポートメンバのみを取り外すことができるため、ラジエータコアサポートメンバの修理時にはこのラジエータコアサポートメンバのみの脱着が可能となって、修理作業を容易にしてその費用を低く抑えることができる。
【0014】
更に、マウントラバーの第1,第2取付部分の剛性を予め調整しておくことにより、このマウントラバーをばねとし、ラジエータを質量体とするダイナミックダンパーを構成することができ、この場合、マウントラバーを第2取付部分および第2保持部を介して車体側部材に強固に支持させることができるため、第1保持部を設けたラジエータコアサポートメンバには必ずしも高い剛性を必要としないため、この点からもラジエータコアサポートメンバの構造を簡素化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0016】
図1〜図7は本発明にかかるラジエータの取付構造の第1実施形態を示し、図1は取付構造の要部を示す分解斜視図、図2はマウントラバーの支持部分を分解した側面図、図3は図2中A−A線に沿った断面図、図4は第1保持部を示す分解斜視図、図5はラジエータコアサポートメンバの車体側部材への結合部分を示す断面平面図、図6はマウントラバーを第1保持部および第2保持部に支持した状態を示す側面図、図7はマウントラバーを第1保持部および第2保持部に支持した状態を示す断面平面図である。
【0017】
この第1実施形態のラジエータの取付構造は、図1に示すようにフロントエンドモジュールを構成するラジエータコアサポートメンバ10を備え、このラジエータコアサポートメンバ10は車体前端部の車幅方向に配置して、車体側部材としてのフロントサイドメンバ11に結合するようになっており、このラジエータコアサポートメンバ10にラジエータ20を支持してある。
【0018】
ここで、ラジエータ20は単体でもよく、また、このラジエータ20に図外のコンデンサやファンシュラウド等の他の部品を一体に組付け、この組付体をラジエータ20として扱う場合も含むものとする。
【0019】
ラジエータ20の支持部分となる両側下部には、図1に示すようにマウントピン21を車幅方向外方に突設してあり、このマウントピン21に円筒状に形成したマウントラバー30の中心穴31を圧入して取り付け、このマウントラバー30を介してラジエータ20を支持するようになっている。
【0020】
マウントラバー30のラジエータ20に近い側となる一端部に第1取付部分32を形成するとともに、車幅方向外方となる他端部に第2取付部分33を形成する一方、ラジエータコアサポートメンバ10にマウントラバー30の第1取付部分32を着脱可能に支持する第1保持部40を設け、フロントサイドメンバ11には前記マウントラバー30の第2取付部分33を支持する第2保持部50を設けてある。
【0021】
マウントラバー30は、図2に示すように第1取付部分32の直径をD1として形成するとともに、第2取付部分33は直径をD2として形成し、第2取付部分33を第1取付部分32よりも大径に形成(D1<D2)することにより、第2取付部分33の剛性を第1取付部分32よりも小さく形成してある。
【0022】
ラジエータコアサポートメンバ10は、図1に示すように下部を構成するロアー部材10Aと、上部を構成する図外のアッパー部材と、これらロアー部材10Aとアッパー部材の両側部分を連結するピラー部材10Bとを備え、このピラー部材10Bの下部に前記第1保持部40を形成している。
【0023】
第1保持部40は、図2,図3に示すように車体後方に開放して、その開放部41aからマウントラバー30の第1取付部分32を嵌合する凹部41と、この凹部41の開放部41aを閉塞する着脱可能な抜止部材としてのマウントクリップ42とによって構成してある。
【0024】
つまり、第1保持部40を形成したピラー部材10Bは、車体前方に向かって開放する断面U字状に形成してあり、前記凹部41は、このピラー部材10Bの後面10Baを、車体前方に向かって前記第1取付部分32の直径D1に相当する幅W1をもってU字状に凹設することにより形成してある。
【0025】
また、前記マウントクリップ42は、凹部41の開放部41aの幅W1をもって形成し、その外側に形成したフランジ42aを、図4に示すようにピラー部材10Bの後面10Baにファスナー44等の締結部材を介して固定するようになっており、マウントクリップ42の挿入側の先端面42bは、凹部41の底部41bと連続する円形を成すように円弧面が形成される。
【0026】
従って、マウントラバー30を第1保持部40に取り付ける際には、図2,図3に示すようにマウントクリップ42を取り外した状態で、マウントラバー30の第1取付部分32を凹部41に開放部41aから差し込み、そして、この開放部41aにマウントクリップ42を固定する。
【0027】
また、第1保持部40とこの第1保持部40に嵌合するマウントラバー30の第1取付部分32との間に、それぞれの嵌合位置を決定する位置決め部Kを形成してある。
【0028】
位置決め部Kは、図2,図3に示すように第1取付部分32の外周に形成した環状凸部34と、この周状凸部34の形成位置に対応して第1保持部40の凹部41内周およびマウントクリップ42の先端面42bに形成した凹部43とによって構成される。
【0029】
一方、前記マウントラバー30の第2取付部分33を支持する第2保持部50は、図1〜図3に示すように断面L字状のアングル材を、開放部50aが車体前方に配置されるようにした略馬蹄形に形成して、フロントサイドメンバ11とは別体に形成し、断面L字状となった一方の側面51をフランジとしてフロントサイドメンバ11の車幅方向内面11aにスポット溶接によって固設(またはボルト固定でもよい)してある。
【0030】
また、断面L字状となった他方の側面52は、前記側面51の内側となるようにして直径D2′(D2′はD2よりも若干小径となる)をもって湾曲形成してあり、この側面52の内面に前記マウントラバー30の第2取付部分33を嵌合支持するようになっている。
【0031】
このとき、前記側面52の開放部50aは第2取付部分33の差込み口となるが、この差込み口の幅W2は湾曲した側面52の径D2′よりも若干小幅に形成するとともに、その小幅部分よりも車体前方部分を外方に拡開して差込み案内部53としてある。
【0032】
そして、マウントラバー30の第2取付部分33を第2保持部50に取り付ける際には、第2取付部分33を差込み案内部53から差込み口で圧入しつつ湾曲した側面52の内方に嵌合し、この嵌合状態で第2取付部分33は小幅W2に形成した差込み口で抜止めされるようになっている。
【0033】
ラジエータコアサポートメンバ10は、図1に示すように取付部材としてのブラケット60を介してフロントサイドメンバ11の車幅方向内面11aに結合するようになっており、このブラケット60にはラジエータコアサポートメンバ10よりも剛性が低い脆弱部61を設けてある。
【0034】
ブラケット60は、図5に示すようにフロントサイドメンバ11に結合する取付部62と、この取付部62から段差部63を介して車体前方に突設した腕部64と、この腕部64の前端部を車体内方に折曲した取付面65とによって形成し、段差部63と腕部64によって前記脆弱部61を構成している。
【0035】
そして、前記ブラケット60の取付面65には、ラジエータコアサポートメンバ10のピラー部材10Bの後面10Baを、ボルト66,ナット66aを介して脱着可能に結合している。
【0036】
このようにしてラジエータ20は、図6,図7に示すようにマウントラバー30の第1取付部分32をラジエータコアサポートメンバ10の第1保持部40に着脱可能に支持するとともに、マウントラバー30の第2取付部分33をフロントサイドメンバ11の第2保持部50に支持することにより、ラジエータ20をラジエータコアサポートメンバ10とフロントサイドメンバ11の両方で支持できるようになっており、特にこの実施形態では第2保持部50へのラジエータ20の荷重分担割合を大きくして、ラジエータ20を剛性の高いフロントサイドメンバ11によって支持できるようになっている。
【0037】
以上の構成によりこの第1実施形態にかかるラジエータの取付構造にあっては、ラジエータ20はマウントラバー30を介してラジエータコアサポートメンバ10の第1保持部40とフロントサイドメンバ11の第2保持部50の両方で支持することができるため、ラジエータコアサポートメンバ10によるラジエータ20の荷重負担割合を軽減することができ、ラジエータコアサポートメンバ10の構造を簡素化して軽量化およびコストダウンを図ることができる。
【0038】
また、マウントラバー30の第1,第2取付部分32,33の剛性を予め調整しておくことにより、このマウントラバー30をばねとし、ラジエータ20を質量体とするダイナミックダンパーを構成した場合に、マウントラバー30を第2保持部50を介してフロントサイドメンバ11に強固に支持させることができるため、第1保持部40を設けたラジエータコアサポートメンバ10には必ずしも高い剛性を必要としなくなり、この点からもラジエータコアサポートメンバ10の構造を簡素化することができる。
【0039】
特に、この実施形態では第2保持部50へのラジエータ20の荷重分担割合を大きくして、ラジエータ20を剛性の高いフロントサイドメンバ11によって支持したことにより、マウントラバー30をばねとし、ラジエータ20を質量体としたダイナミックダンパーを構成した場合に、このダイナミックダンパーの機能を十分に発揮して、車体に発生するエンジンのアイドリング振動を効果的に低減することができる。
【0040】
更に、マウントラバー30の第1取付部分32を着脱可能となった第1保持部40から取外した場合にも、ラジエータ20を第2取付部分33および第2保持部50を介してフロントサイドメンバ11に支持させておくことができる。
【0041】
このため、ラジエータコアサポートメンバ10の修理を行う際に、第1保持部40からマウントラバー30を取外すとともに、ラジエータコアサポートメンバ10をブラケット60から取外すことにより、ラジエータ20をフロントサイドメンバ11に支持させた状態でラジエータコアサポートメンバ10のみを脱着できるため、修理作業を容易にしてその費用を低く抑えることができる。
【0042】
また、ラジエータコアサポートメンバ10をブラケット60を介してフロントサイドメンバ11に結合するが、この実施形態ではラジエータコアサポートメンバ10に高い剛性が要求されないことから、前記ブラケット60に脆弱部61を設けることができ、このように脆弱部61を設けたことにより、衝突等により車体前方から荷重がラジエータコアサポートメンバ10に入力された場合に、まず、前記ブラケット60が変形して衝突エネルギーを吸収できるため、ラジエータコアサポートメンバ10の変形量を減少して、修理コストを低く抑えることができる。
【0043】
更に、マウントラバー30の第1取付部分32を支持する第1保持部40は、開放部41aからマウントラバー30の第1取付部分32を嵌合する凹部41と、この凹部41の開放部41aを閉塞する着脱可能なマウントクリップ42とで構成し、前記凹部41の開放部41aを車体後方に開放したので、ラジエータ20を車体側に残した状態でラジエータコアサポートメンバ10を車体前方に取外すことが可能となり、ラジエータコアサポートメンバ10を車体前方から容易に脱着できるようになるとともに、ラジエータコアサポートメンバ10をフロントサイドメンバ11に結合した後にラジエータ20の組付けが可能となるため、組付けライン上の工順の選択自由度を広げることができる。
【0044】
更にまた、第1保持部40とこの第1保持部40に嵌合するマウントラバー30の第1取付部分32との間に、環状凸部34および凹部43からなる位置決め部Kを形成して、それぞれの嵌合位置を決定するようにしたので、第1保持部40にマウントラバー30を取り付ける際に、位置決め部Kがガイドとなってそれぞれの嵌合を迅速かつ正確に行えるため作業性を向上することができる。
【0045】
また、第2保持部50を、断面L字状のアングル材を略馬蹄形に湾曲形成してフロントサイドメンバ11と別体に形成したので、この第2保持部50の有無を任意に選択できるようになり、同一車種でガソリンエンジンとディーゼルエンジン等のように仕様が異なって、ラジエータ20のダイナミックダンパー化の必要が無い仕様では、前記第2保持部50を除去しておくことにより軽量化が可能になるとともに、マウントラバー30等の他の全ての部品の共用化が可能となって、コストダウンを達成することができる。
【0046】
更に、マウントラバー30は、第2取付部分33を第1取付部分32よりも大径に形成してそれぞれの剛性を変化させたので、第2取付部分33を第1取付部分32と同径に形成することにより、第2保持部50によって第2取付部分33を支持できなくしてダイナミックダンパー化を無くすことができるため、マウントラバー30の形状を若干変化させるという簡単な構成により、第2保持部50を含めた全ての部品の共用化を図りつつダイナミックダンパーの有無を容易に選択することができ、ひいては、コストダウンを達成することができる。
【0047】
図8は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0048】
図8は第1保持部を示す分解斜視図で、この第2実施形態のラジエータの取付構造は、第1保持部40のマウントクリップ42の上下面に係合爪45を形成するとともに、凹部41の上下内側面に前記係合爪45に係脱自在に係合する係合穴46を形成してある。
【0049】
従って、この第2実施形態にあっては、切欠状凹部41の開放部41aにマウントクリップ42を差し込むのみで、係合爪45が係合穴46に係合してマウントクリップ42を抜止めできるため、マウントクリップ42の装着性が向上するとともに、部品点数の削減や軽量化を達成し、かつ、コストダウンを図ることができる。
【0050】
尚、この第2実施形態ではマウントクリップ42の上下面に係合爪45を形成し、かつ、切欠状凹部41の上下内側面に係合穴46を形成したが、これらを逆に形成してマウントクリップ42に係合穴46、切欠状凹部31に係合爪45を形成することもできる。
【0051】
図9,図10は本発明の第3実施形態を示し、前記第1,第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0052】
図9は取付構造の要部を示す分解斜視図、図10はラジエータコアサポートメンバの車体側部材への結合部分を示す断面平面図で、この第3実施形態のラジエータの取付構造は、第1保持部40の凹部41の開放部41aを車体前方に設けている。
【0053】
即ち、前記凹部41を形成したラジエータコアサポートメンバ10のピラー部材10Bは、前記第1,第2実施形態と同様に断面U字状に形成してあるが、この第3実施形態ではこの断面U字状は車体後方に向かって開放してあり、凹部41を、ピラー部材10Bの前面10Bbを車体後方に向かって凹設することにより形成してある。
【0054】
また、ピラー部材10Bは車体後方に向かって開放した断面U字状としたことにより、ブラケット60に対しては図9に示すようにピラー部材10Bの内方に取付面65を包含するようにして、ボルト66,ナット66aを介して結合してある。
【0055】
従って、この第3実施形態のラジエータの取付構造にあっては、ラジエータ20を脱着する際に、ラジエータコアサポートメンバ10の前方から容易に脱着することができる。
【0056】
ところで、本発明のラジエータの取付構造は第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における取付構造の要部を示す分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるマウントラバーの支持部分を分解した側面図。
【図3】図3中A−A線に沿った断面図。
【図4】本発明の第1実施形態における第1保持部を示す分解斜視図。
【図5】本発明の第1実施形態におけるラジエータコアサポートメンバの車体側部材への結合部分を示す断面平面図。
【図6】本発明の第1実施形態におけるマウントラバーを第1保持部および第2保持部に支持した状態を示す側面図。
【図7】本発明の第1実施形態におけるマウントラバーを第1保持部および第2保持部に支持した状態を示す断面平面図。
【図8】本発明の第2実施形態における第1保持部を示す分解斜視図。
【図9】本発明の第3実施形態における取付構造の要部を示す分解斜視図。
【図10】本発明の第3実施形態におけるラジエータコアサポートメンバの車体側部材への結合部分を示す断面平面図。
【符号の説明】
10 ラジエータコアサポートメンバ
11 フロントサイドメンバ(車体側部材)
20 ラジエータ
30 マウントラバー
32 第1取付部分
33 第2取付部分
34 環状凸部
40 第1保持部
41 凹部
42 マウントクリップ(抜止部材)
43 凹部
45 係合爪
46 係合穴
50 第2保持部
60 ブラケット(取付部材)
61 脆弱部

Claims (7)

  1. 車体前端部の車幅方向に配置されて車体側部材に結合するラジエータコアサポートメンバを備え、このラジエータコアサポートメンバにラジエータを支持した車体構造であって、
    ラジエータの支持部分にマウントラバーを設け、このマウントラバーの一端部に第1取付部分を形成するとともに、他端部に第2取付部分を形成し、
    ラジエータコアサポートメンバに、前記マウントラバーの第1取付部分を着脱可能に支持する第1保持部を設け、
    車体側部材に、前記マウントラバーの第2取付部分を支持する第2保持部を設けたことを特徴とするラジエータの取付構造。
  2. ラジエータコアサポートメンバと車体側部材との間に介在して、ラジエータコアサポートメンバを車体側部材に脱着可能に結合する取付部材を備え、この取付部材にラジエータコアサポートメンバよりも剛性が低い脆弱部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のラジエータの取付構造。
  3. 第1保持部は、車体後方または車体前方に開放してその開放部からマウントラバーの第1取付部分を嵌合する凹部と、この凹部の開放部を閉塞する着脱可能な抜止部材と、で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のラジエータの取付構造。
  4. 第1保持部とこの第1保持部に嵌合するマウントラバーの第1取付部分との間に、それぞれの嵌合位置を決定する位置決め部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラジエータの取付構造。
  5. 第2保持部は、車体側部材と別体に形成してこの車体側部材に装着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のラジエータの取付構造。
  6. マウントラバーの第2取付部分を第1取付部分よりも大径に形成して、それぞれの剛性を変化させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラジエータの取付構造。
  7. 第1保持部の抜止部材または凹部の一方に係合爪を形成するとともに、他方にこの係合爪に係脱自在に係合する係合穴を形成したことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のラジエータの取付構造。
JP2002310688A 2002-10-25 2002-10-25 ラジエータの取付構造 Expired - Fee Related JP4165182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310688A JP4165182B2 (ja) 2002-10-25 2002-10-25 ラジエータの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310688A JP4165182B2 (ja) 2002-10-25 2002-10-25 ラジエータの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004142638A true JP2004142638A (ja) 2004-05-20
JP4165182B2 JP4165182B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=32456115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002310688A Expired - Fee Related JP4165182B2 (ja) 2002-10-25 2002-10-25 ラジエータの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4165182B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005002058A1 (de) * 2005-01-14 2006-09-14 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertrager
CN101456352A (zh) * 2007-12-14 2009-06-17 现代自动车株式会社 用于将散热器安装到前端模块支架上的结构
DE102012202884A1 (de) * 2012-02-24 2013-08-29 Behr Gmbh & Co. Kg Anordnung zur Befestigung eines Kühlmoduls
CN106379417A (zh) * 2016-10-20 2017-02-08 安徽江淮汽车股份有限公司 一种汽车前端支架总成

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005002058A1 (de) * 2005-01-14 2006-09-14 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertrager
CN101456352A (zh) * 2007-12-14 2009-06-17 现代自动车株式会社 用于将散热器安装到前端模块支架上的结构
JP2009143525A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Hyundai Motor Co Ltd フロントエンドモジュールキャリアのラジエータアッパーマウンティング部構造
US7946369B2 (en) 2007-12-14 2011-05-24 Hyundai Motor Company Structure for mounting radiator to front-end module carrier
CN101456352B (zh) * 2007-12-14 2013-06-12 现代自动车株式会社 用于将散热器安装到前端模块支架上的结构
DE102012202884A1 (de) * 2012-02-24 2013-08-29 Behr Gmbh & Co. Kg Anordnung zur Befestigung eines Kühlmoduls
CN106379417A (zh) * 2016-10-20 2017-02-08 安徽江淮汽车股份有限公司 一种汽车前端支架总成

Also Published As

Publication number Publication date
JP4165182B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3427188B2 (ja) 自動車用エンジンマウント
US7882913B2 (en) Cooling module
JP2002225668A (ja) 保持装置
US7748484B2 (en) Piping fixing structure
JP2001071756A (ja) 車両用冷却装置
JP2005119635A (ja) アウトサイドリヤビューミラー固定構造
CA2405275A1 (en) Mounting structure
JP2004142638A (ja) ラジエータの取付構造
JP2000025466A (ja) ラジエータ及びエアコン用のコンデンサの取付構造
JPH10227213A (ja) 車両用冷却器の支持装置
US20040084247A1 (en) Muffler silencer
KR101658062B1 (ko) 팬 슈라우드
JP2004060813A (ja) 作業車のエンジン搭載構造
US7562733B2 (en) Radiator core support
JP2004351959A (ja) 自動車のヘッドランプ取付け構造
JP2003220977A (ja) 自動車用衝撃吸収構造
JP4286078B2 (ja) ステアリングギヤハウジングの固定構造
JP2006015810A (ja) 車体前部構造
KR100902734B1 (ko) 프론트 엔드 모듈의 응축기 마운팅 구조
JPH10258644A (ja) 排気部材の支持構造
JP3475988B2 (ja) エアクリーナの取付構造
WO2017158817A1 (ja) 自動二輪車の車体フレーム構造
JP6529172B2 (ja) 車両の冷却装置
JPH027221Y2 (ja)
JPH10206066A (ja) 車両用熱交換器の保持機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080721

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees