JP2004142075A - 整備用工具収納ラック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下二段に分割形成された工具収納部2を有する整備用工具収納ラックにおいて、上下二段の工具収納部2のうち、少なくともいずれか一方の段の工具収納部2に、上下方向の面内に沿った状態で、且つ、前後方向に引き出し自在に形成された枠体を複数個収納する一方、枠体に上下方向の面内に略沿う面内にパンチングボード10を取り付け、このパンチングボード10に吊りフックFを介して整備用工具Tを保管するように構成した。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整備用工具収納ラックに係り、例えば車輌整備時に使用する整備用工具などの出し入れや、収納保管を容易にして作業効率を向上し、作業者の快適性を高め、さらには見栄えが高められる整備用工具収納ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、整備用工具などをパンチングボードに吊り下げて保管する技術として、例えば実開昭51−61593号、実公平6−16682号,および登録実用新案第3062756号の各公報が公知である。これらいずれの公報所載の技術も、多数の透孔を設けたパンチングボードに、適宜の吊り下げ具を介して整備用工具を吊り下げるように形成した構造のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開昭51−61593号公報のものは、作業台の上にパンチングボードを合掌状態に突き合わせるように設置しただけの構造であるため、パンチングボードに吊り下げる工具類は、表裏の2面のパンチングボードにしか吊り下げることができず、工具類を多数収納保管するには限界があり、また、裏側のパンチングボードに吊り下げた工具類を取り出す場合には、その都度作業台ごと回転させる必要があるので、作業に手間取り、さらには、工具類は常時露呈したままの状態となり、それだけ、作業環境において見栄えを悪くするといった問題がある。
【0004】
また、上記実公平6−16682号公報に所載の、上下二段に形成された整備用工具保管棚は、内部に傾斜して立てて取り付けたパンチングボードに工具類を吊り下げたり、取り出したりする場合には、その都度開閉扉を開閉操作しなければならないため、整備工場での作業性を著しく低下させていただけでなく、パンチングボードは上段の収納箱に、ただ一個しか設けられていなかったので、工具類の収納量が大きく制約され、整備対象となる部品などの数が多い場合には、このような整備用工具保管棚を複数台、作業場に設置する必要があり、その結果、作業場のスペースを有効活用するに大きな支障を来してしまう問題があった。
【0005】
さらに、登録実用新案第3062756号公報のものは、重量の重い工具類を吊り下げても動揺しないで吊り下げることができる取付金具と、パンチングボードとからなる工具吊り掛け装置ではあるものの、かかる工具吊り掛け装置に吊り下げられた工具類は、ただ単に外部に晒された状態にあるので、見栄えが悪く、また、工具類は一枚のパンチングボードだけにしか吊り掛けすることができず、そのため、多数の工具類を使用して複雑で大規模な整備作業を行うには、複数台の工具吊り掛け装置を配備しなければならず、作業スペースを狭めてしまう問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みて工夫されたものであり、整備作業スペースを狭めることなく、整備用工具類を多数収納して保管するだけでなく、整備用工具類の出し入れに要する労力を低減して整備作業の効率を高め、また、外観体裁をよくして作業者の作業快適性を向上する整備用工具収納ラックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、次のような構成を有する。すなわち、請求項1記載の発明に係る整備用工具収納ラックは、上下二段に分割形成された工具収納部を有する整備用工具収納ラックにおいて、上記上下二段の工具収納部のうち、少なくともいずれか一方の段の工具収納部に、上下方向の面内に沿った状態で、且つ、前後方向に引き出し自在に形成された枠体を複数個収納する一方、上記枠体に上記上下方向の面内に略沿う面内にパンチングボードを取り付け、上記パンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を保管するように構成したことを特徴とする。
【0008】
このように、請求項1記載の発明によれば、整備用工具収納ラックに形成された上下二段の工具収納部のうち、少なくともいずれか一方の段にある工具収納部に、複数個の枠体を引き出し自在に取り付ける一方、その枠体に上下方向の面内に略沿う面内にパンチングボードを設け、パンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を吊り下げて保管する構成を有するため、整備用工具を複数個の引き出し自在の枠体に取り付けたパンチングボードに保管できるので、一台の整備用工具収納ラックで種々の、しかも、多数の整備用工具類を保管や出し入れが可能となるばかりか、パンチングボードを取り付けた枠体を、作業者が前後に引き出したり、しまったりすることで、整備用工具のパンチングボードを前後に出し入れができ、そのため、整備用工具の取り出しや、保管操作作業の労力を大幅に軽減でき、ひいては、使い勝手の良い、整備作業の効率を高めることのできる整備用工具収納ラックを得ることが可能となる。
【0009】
また、請求項2記載の発明によれば、上記それぞれのパンチングボードの引き出し側に位置する上記枠体の前面に、開閉扉を設け、上記各枠体を上記工具収納部に収納して閉じた状態にしたとき、上記隣接する各開閉扉が互いに連続して同一面をなすので、見栄えがよく、清潔感や高品質感に溢れ、それにより整備作業者に快適性を高めて、整備サービスの向上を確保することが可能となる。
【0010】
また、請求項3記載の発明によれば、上記パンチングボードは、上記枠体に、付け替え可能に形成されたことを特徴とする。
この請求項2記載の整備用工具収納ラックによれば、パンチングボードを枠体に付け替えを可能に形成しているので、整備用工具収納ラックの側部に壁などがある場合にでも、パンチングボードを、中央だけでなく、左側、右側へと両面をも利用して自由に付け替え設定することにより、パンチングボードに保管した整備用工具の出し入れを容易に行えるとともに収納スペースを有効に利用できる。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、上記上下二段の工具収納部のうち、上記少なくともいずれか一方の段の工具収納部を、上段に設置し、いずれか他方の段の工具収納部を、下段に設置し、上記下段の工具収納部を上記上段の工具収納部に保管される整備用工具よりも大型の整備用工具などを収納する物置として形成したことを特徴とする。
この請求項4記載の発明によれば、整備用工具収納ラックの上段に、パンチングボードを取り付けた枠体を収納しているので、整備作業者は立った姿勢のままで、整備用工具の出し入れを行える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明に係る実施の形態を、図1〜図7に基づいて詳述する。図1は、第1の実施の形態に係る正面図、図2は、図1のII−II線における矢視側面断面図、図3は、図2においてパンチングボードを取り付けた枠体を整備用工具収納ラックから最大の引き出し位置までトラベルさせた状態を部分的に示した部分側面図、図4は、図1のIV−IV線における矢視拡大部分断面図、図5は、図3に示される状態を表側から視て示した外観斜視図、図6は、図5の矢印VIを拡大して示した要部拡大外観斜視図、図7は、枠体のパンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を吊り下げた状態を示した外観斜視作用説明図である。
【0013】
図において、整備用工具収納ラック1のラック本体は、例えば冷間圧延鋼材を板金加工し、適宜溶接により組み立てて形成した十分な耐震特性を有する構造体であって、上下二段の工具収納部2,3(収納スペース)に分割形成されている。上段の工具収納部2には、8個の立て置き型、すなわちバーチカル型の引き出し4(以下「引き出しラック」という)が並列状態に設けられる。これら引き出しラック4は、前後方向(図1において紙面に垂直方向)に引き出したり、押し込んだりして操作することにより、収納できるように配設されている。また、下段の工具収納部3は、観音開きの扉5で開閉され、その内部の収容スペースに、中棚6が設けられ、上段の引き出しラック4に収容される整備用工具類よりも比較的大型の整備用工具類を収容する物置とした構造に形成される。以下、これらの構造について、その詳細を説明していく。
【0014】
整備用工具収納ラック1の上段の工具収納部2は、下段の工具収納部3の天板8の上に載置され、上下段の両工具収納部2および3は、適宜公知の図示されない連結金具で結合され、地震による震動でも分離しないように形成している。
上段の工具収納部2に収容配置される引き出しラック4は、周囲を四角形状に囲ったフレーム材9a、9b、9c、9dでなる額縁状の枠体9と、この枠体9の内側に適宜ビス9e(図5,図7参照)などにより納められるようにして固定されたパンチングボード10とを有する。
【0015】
上記各パンチングボード10の引き出し側(前面)に面する上記各枠体9の正面フレーム材9bには、開閉扉9fが設けられている。引き出しラック4を上段の工具収納部2に収納して閉じた状態にしたとき、各隣接する開閉扉9fが、互いに連続して同一面をなすように形成される。
【0016】
また、これらの開閉扉9fには、取手9gに連動するラッチ9h(図6参照)が取り付けられていて、このラッチ9hが下部レール取付部2bに設けたストライカ2dに係脱するように形成される。こうして、ラッチ9hが、ストライカ2dに係合している場合には、不用意に引き出しラック4が手前に引き出されないように閉じた状態を維持し、係合が解除された場合に、引き出しラック4が前方にスライドして、開いた状態にすることができる。
【0017】
一方、上記パンチングボード10は、所定の耐荷重特性を有するように形成されていて、枠体9に上下方向の面内に略沿う面内に存するように取り付けられる。また、パンチングボード10は、図4に示されるように、枠体9の中央部や左側に寄せて取り付けたり、あるいは右側に寄せて取り付けたりされる。このように、ビス9eによりパンチングボード10を枠体9に取り付けられるようにすることで、パンチングボード10を枠体9に対して中央、左右(図1において紙面の左右)いずれの側にも適宜付け替えられるように考慮したものである。また、パンチングボード10には、多数の方形の穴10aが打ち抜かれ、これら適宜の穴10aに整備用工具T(図5参照)を吊り下げる吊りフックFが係止され、これら吊りフックFに種々の整備用工具類Tがボード両面または片面に係止されて保管される。整備用工具類Tとしては、各パンチングボード10毎に、例えば、ボデー用、ステアリング用、エンジン・トランスミッション・プロベラシャフト用、サスペンション用、アクスル用の整備用工具類、あるいは一般の整備用工具類などが吊り下げられる。パンチングボードは用途により一枚構造や袋構造に形成された形態のもので適宜使用されるものである。
なお、これら吊りフックFは、所定の耐荷重特性を有し、整備用工具類Tの形状、大きさ、重量など、その種類に応じた各種のものが用意される。
【0018】
他方、上段の工具収容部2の基台2aには、溶接により固定したハット型断面の下部レール取付部2b(図6参照)が、また、同様にそのレール取付部2bの真上に位置する天板には、例えばハット型断面を有する上部レール取付部(図示はしない)がそれぞれ前後方向に向けて設けられる。したがって、引き出しラック4は、各引き出しラック4に対応した位置に取り付けた下部レール取付部2bと、上部レール取付部との間に挟まれるので、左右方向には位置ズレすることなく、各引き出しラック4は、互いに微少な隙間を有しながら隣接し、前後方向には後述するレール手段により案内されてスライドできるように取り付けられる。
【0019】
また、これら下部レール取付部2bおよび上部レール取付部と、これら上下部両レール取付部に対応する枠体4との間には、レール手段11が設けられ、引き出しラック4がスムーズに前後方向にスライドしてトラベル(ストローク)する。
【0020】
なお、このレール手段11は、自体公知のボールスライド型のレールが用いられる。すなわち、本実施の形態に使用されるレール手段11の構造は、例えば、ダブルボールスライド型のレールであって、下部レール取付部2bおよび上部取付部に結合される外レール11a、引き出しラック4のフレーム材9cに結合される内レール11b、および外レール11aと内レール11bとの間に介在する中レール11cとの3つのレールからなり、各レール間には、ボールを介在させて互いに滑動自在に連結され、前後方向に相対移動して、伸縮変位可能に形成されているものである。
【0021】
また、レール手段11の設けられる数であるが、本実施の形態の場合は、引き出しラック4の下方の左右各部に1本づつ、上方には9cの上部に1本設けた構成としている。すなわち、引き出しラック4の下方の左右は、隣接する引き出しラック4や側壁と干渉するのを防ぐと共に、前後方向へのスライドを確実なものとするために、引き出しラック4の左右両側にレール手段11が取り付けられる(2本取り付け)。また、引き出しラック4の上方にレール手段11が取り付けられる(1本取り付け)。なお、これらレール手段11の取り付け本数は、これに限定されるものでなく、整備用工具収納ラック1に収納される整備用工具の支持荷重に応じて適宜の強度が得られるような本数を用いて設置するようにすることは言うまでもい。また、これらレール手段11は、3つの内、中、外のレールで形成される形式のものを採用したが、もちろん、2つのレールで形成されるタイプのものであってもよいことは勿論である。
【0022】
なお、引き出しラック4は、図3または図5に示すように、引き出された場合に、上段の工具収納部2から脱落しないようにする脱落防止手段が設けられる。この脱落防止手段は、例えば、引き出しラック4の枠体9の上方枠材であるフレーム材9aの後方に設けたラッチと、上段の工具収納部3の天板内面に設けたラッチ金具とで形成し、このラッチと、ラッチ金具とが係合することで、引き出しラック4が前方へスライドする最大トラベル量が規定され、脱落しないようにしている。
【0023】
下段の物置、あるいは保管庫としての工具収納部3には、中棚6の高さを調整するための調整穴が多数穿たれた調整穴列部3aが設けられている。この調整穴列部3aに係止されたフック3bに、中棚6の左右両端を係合させることで、中棚6が、任意の高さで位置決めセットされるものである。なお、図1において、符号5aは、扉5の取手を、4iはタグホルダーを、4jは錠前をそれぞれ示す。
【0024】
次に、本実施の形態の作用を説明する。すなわち、上段の工具収容部2に収納された状態の引き出しラック4を開ける操作をする場合には、取手9gを操作してラッチ9hをストライカ2dから外し(図6参照)、手前に引き出すことで、図3,図5,図6などに示すような状態に引き出すことができる。なお、このような引き出し操作は、転倒防止の見地から同時に2つ以上の引き出しラックについて、行わないようにする必要がある。 引き出された状態にある引き出しラック4のパンチングボード10に係止させた吊りフックFから整備用工具類を取り出したり、使用し終えた整備用工具類を吊りフックFに係止させて保管したりすることができる。整備用工具類の取り出しや保管が完了し終えたあとは、引き出しラック4を奥の方へ押し込み、ラッチ9hをストライカ2dに係止させることにより、引き出しラック4は上段の工具収納部2に収納される。このとき、引き出しラック4の開閉扉9fは、他の引き出しラック4の開閉扉9fと連続した面を形成することとなる。
【0025】
こうして、本実施の形態に係る整備用工具収納ラック1の上段の工具収納部2に8個の引き出しラック4を設けたため、整備用工具類の取り出しや、保管が楽な立った姿勢で行うことができ、また、このような整備用工具収納ラック1を使用することにより、車輌整備時における作業効率を向上でき、使い勝手がよく、見栄えのよい、整備用工具収納ラックを得ることができ、整備作業者に快適性を与え、ひいては整備サービスの向上に寄与しうる効果がある。また、一台の整備用工具収納ラックにより、形状や大きさ、重量が種々相違する多数の整備用工具類T(図5参照)を保管するため、整備作業スペースを広く使用できる効果もある。
【0026】
上記実施の形態では、上段の工具収納部2に引き出しラック4を設けた構造について説明したが、このような引き出しラック4を、下段の工具収納部3にも同様に設けることも可能である。また、下段の工具収納部3にのみ、引き出しラックを設けることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
上記したように、請求項1記載の発明によれば、整備用工具収納ラックに形成された上下二段の工具収納部のうち、少なくともいずれか一方の段にある工具収納部に、複数個の枠体を引き出し自在に取り付ける一方、その枠体に上下方向の面内に略沿う面内にパンチングボードを設け、パンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を吊り下げて保管する構成を有するため、整備用工具を複数個の引き出し自在の枠体に取り付けたパンチングボードに保管できるので、一台の整備用工具収納ラックで種々の、しかも、多数の整備用工具類を保管や出し入れが可能となるばかりか、パンチングボードを取り付けた枠体を、作業者が前後に引き出したり、しまったりすることで、整備用工具のパンチングボードを前後に出し入れができ、そのため、整備用工具の取り出しや、保管操作作業の労力を大幅に軽減でき、ひいては、使い勝手の良い、整備作業の効率を高めることのできる整備用工具収納ラックを得ることができる効果を奏する。
【0028】
また、請求項2記載の発明によれば、上記それぞれのパンチングボードの引き出し側に位置する上記枠体の前面に、開閉扉を設け、上記各枠体を上記工具収納部に収納して閉じた状態にしたとき、上記隣接する各開閉扉が互いに連続して同一面をなすので、見栄えがよく、清潔感や高品質感に溢れ、それにより整備作業者に快適性を高めて、整備サービスの向上を確保できる効果を奏する。
【0029】
また、請求項3記載の発明によれば、上記パンチングボードは、上記枠体に、付け替え可能に形成したので、整備用工具収納ラックの側部に壁などがある場合にでも、パンチングボードを、中央だけでなく、左側、右側へと自由に付け替え設定することにより、パンチングボードに保管した整備用工具の出し入れを、設置場所の壁の存在や作業者の右利きや左利きに関係無く容易に行えるとともに収納スペースを有効に利用できる効果を奏する。
【0030】
また、請求項4記載の発明によれば、整備用工具収納ラックの上段に、パンチングボードを取り付けた枠体を収納しているので、整備作業者は立った姿勢のままで、整備用工具の出し入れを行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る正面図である。
【図2】図1のII−II線における矢視側面断面図である。
【図3】図2においてパンチングボードを取り付けた枠体を整備用工具収納ラックから最大の引き出し位置までトラベルさせた状態を部分的に示した部分側面図である。
【図4】図1のIV−IV線における矢視拡大部分断面図である。
【図5】図3に示される状態を表側から視て示した外観斜視図である。
【図6】図5の矢印VIを拡大して示した要部拡大外観斜視図である。
【図7】枠体のパンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を吊り下げた状態を示した外観斜視作用説明図である。
【符号の説明】
1…整備用工具収納ラック
2…上段の工具収納部
2a…基台
2b…レール取付部
2d…ストライカ
3…下段の工具収納部
4…引き出しラック(バーチカル引き出し)
9…枠体
9a,9b,9c,9d…フレーム材
9e…ビス
9f…開閉扉
9g…取手
9h…ラッチ
10…パンチングボード
11…レール手段
11a…外レール
11b…内レール
11c…中レール
F…吊りフック
T…整備用工具類
Claims (4)
- 上下二段に分割形成された工具収納部を有する整備用工具収納ラックにおいて、上記上下二段の工具収納部のうち、少なくともいずれか一方の段の工具収納部に、上下方向の面内に沿った状態で、且つ、前後方向に引き出し自在に形成された枠体を複数個収納する一方、上記枠体に上記上下方向の面内に略沿う面内にパンチングボードを取り付け、上記パンチングボードに吊りフックを介して整備用工具を保管するように構成したことを特徴とする整備用工具収納ラック。
- 上記それぞれのパンチングボードの引き出し側に位置する上記枠体の前面には、開閉扉が設けられ、上記各枠体を上記工具収納部に収納して閉じた状態にしたとき、上記隣接する各開閉扉が互いに連続して同一面をなして上記工具収納部を閉じるように形成されたことを特徴とする請求項1記載の整備用工具収納ラック。
- 上記パンチングボードは、上記枠体に、付け替え可能に形成されたことを特徴とする請求項2記載の整備用工具収納ラック。
- 上記上下二段の工具収納部のうち、上記少なくともいずれか一方の段の工具収納部を、上段に設置し、いずれか他方の段の工具収納部を、下段に設置し、上記下段の工具収納部を上記上段の工具収納部に保管される整備用工具よりも大型の整備用工具などを収納する物置として形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の整備用工具収納ラック。
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