JP2004142014A - ピストンサークリップの組付検査装置 - Google Patents

ピストンサークリップの組付検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サークリップの組み付けを確実に検知できる汎用性に優れたピストンサークリップの組付検査装置を提供することにある。
【解決手段】検知ヘッド1に少なくとも2本の検知ピン2、3を独立したエア供給通路6、7に係合して移動可能に設け、エア供給通路6、7には検知ピン2、3の移動に応じて連通または閉塞するエアリーク通路8、9を設け、サークリップCが正しく組み付けられ、検知ピン2、3がピストンピン端面に当接して、検知ヘッド先端面がサークリップCに当接した状態にあるとき、エアリーク通路8、9をエア供給通路6、7に対して連通または閉塞させるようにして、少なくとも一つのエア供給通路6、7に対するエア流れの有りまたは無しをエア流れ検知手段24、25で検知したとき、サークリップ組み付け良と判定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンピン挿入孔からのピストンピンの抜け防止用として、ピストンピン挿入孔に形成されたクリップ溝に組み付けられるサークリップの組み付けの可否を検査するピストンサークリップの組付検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピストンサークリップの組付装置として、例えば図11に断面図で示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この組付装置は、サークリップの受渡し装置110とサークリップの受け取り装置120とから成っており、ピストンPのピストンピン挿入孔PHにピストンピンPPが挿入され、かつピストンピンPPにはコンロッドCRのスモールエンドが結合され、さらにピストンピン挿入孔PHの一端側に形成されたクリップ溝CHにはサークリップCが組み付けられた状態で、ピストンピン挿入孔PHの他端側に形成されたクリップ溝CHにサークリップを組み付けるものである。
【0004】
受渡し装置110は、円筒状のクリップキャッチャ111と、このクリップキャッチャ111の内側に軸方向に相対的に移動自在に設けた円筒状のプッシャ112と、このプッシャ112の内側に軸方向に相対的に移動自在に設けた芯出しピン113と、クリップキャッチャ111とプッシャ112との相対的移動距離を検出するセンサ(図示せず)とを有している。
【0005】
また、受取り装置120は、円筒状の大スリーブ121と、その内側に軸方向に相対的に移動自在に設けた円筒状の小スリーブ122と、この小スリーブ122の内側に軸方向に相対的に移動自在に設けた受け軸123と、大スリーブ121と小スリーブ122との相対的移動距離を検出するセンサ(図示せず)とを有している。
【0006】
この組付装置では、図12に示すように、受渡し装置110に保持されたサークリップCを受け取るために、受取り装置120の受け軸123をピストンピン挿入孔PHにその一端側から挿通させて、小スリーブ122を一端側のサークリップCに当接させると共に、大スリーブ121をピストン側面に当接させ、その際の大スリーブ121に対する小スリーブ122の相対移動距離を受取り装置120側のセンサで検出して、ピストンピン挿入孔PHの一端側のサークリップCの組み付け状態の可否を検知するようにしている。
【0007】
また、図13に示すように、受軸123で受け取ったサークリップCをピストンピン挿入孔PHの他端側のクリップ溝CHに組み付けるために、受渡し装置110のクリップキャッチャ111をピストンピンPPの他端側のピストン側面に当接させ、プッシャ112をピストンピン挿入孔PHに挿入して、受軸123に受け渡されているサークリップCをピストンピン挿入孔PHの他端側のクリップ溝CHに組み付け、その際のクリップキャッチャ111に対するプッシャ112の相対移動距離を受渡し装置110側のセンサで検出して、ピストンピン挿入孔PHの他端側のサークリップCの組み付け状態の可否を検知するようにしている。
【0008】
この組付装置によると、ピストンPに、ピストンピンPP、コンロッドCR、及びサークリップC、Cが適正に組み付けられたサブアセンブリを得ることができる。
【0009】
従って、このサブアセンブリを用いるエンジンの組み立てにおいては、サブアセンブリのピストンPをシリンダブロックのボア穴に挿入し、その後、コンロッドCRのビックエンドをシリンダブロックに予め組み込んだクランクシャフトのクランクピンに組み付けることにより、エンジンを組み立てることができる。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−68432号公報(段落番号0026〜0033、図4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したピストンサークリップの組付装置は、例えば水平対向エンジンのように、ピストンをシリンダブロックのボア穴に組み付けた状態でサークリップを組み付ける場合には適用が困難である。
【0012】
そこで、水平対向エンジンの組み立てにおいては、一般に、クランクシャフトのクランクピンにコンロッドのビックエンドを組み付け、そのサブアセンブリのコンロッドを左右のシリンダブロックに挿入して左右のシリンダブロックを組み合わせ、その状態で、シリンダブロックのボア穴にピストンを挿入して、シリンダブロックに形成されたサービスホールを通して、手組によりピストンピン挿入孔の一端側のクリップ溝にサークリップを組み付け、次に、ピストンピン挿入孔にピストンピンを他端側から挿入すると共に、ピストンピンにコンロッドのスモールエンドを結合し、その後、ピストンピン挿入孔の他端側のクリップ溝にサークリップを組み付けるようにしている。
【0013】
従来、このような水平対向エンジンの組み立てにおいては、例えば図14に斜視図で示すような検査装置150を用いて、サークリップの組み付け状態の可否を検査するようにしている。
【0014】
この検査装置150は、ピストンピン挿入孔に挿脱可能で、かつサークリップに当接可能な検知ヘッド151と、この検知ヘッド151の先端面の軸対称位置に、ピストンピンの端面に当接可能で、かつ一体に移動可能に設けた一対の検知ピン152、153と、これら検知ピン152、153の検知ヘッド151の先端からの突出量を検出する図示しない検出手段とを有しており、検知ピン152、153は図示しないコイルバネ等の弾性部材により検査ヘッド151の先端から突出する方向に付勢されている。
【0015】
この検査装置150を用いるサークリップの検査では、シリンダブロックのサービスホールを通して、図15に示すようにピストンピン挿入孔PHに検知ヘッド151を挿入して、一対の検知ピン152、153をピストンピンPPの端面に当接させると共に、検知ピン152、153の付勢力に抗して検知ヘッド151の先端面をサークリップCに当接させ、そのときの検知ヘッド151からの検知ピン152、153の突出量を検出手段で検出することにより、その突出量すなわちピストンピンPPの端面を基準とするサークリップCの高さからサークリップCの組み付け状態の可否を検知するようにしている。
【0016】
しかしながら、図16に示すように、ピストンピン挿入孔PHに組み付けられるサークリップCは、その爪CNの位置が一定でないため、検知ヘッド151を、例えばエアシリンダ等により検知ピン152、153の位置を一定にしてピストンピン挿入孔PHに対して自動的に挿脱させると、検知ピン152、153の一方がサークリップCの爪CNに乗り上げて、検知ヘッド151の先端から検知ピン152、153が突出しない場合がある。このため、サークリップCが正常に組み付けられていても、サークリップ無し、と誤検知されるおそれがある。
【0017】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、サークリップの組み付けを確実に検知できる汎用性に優れたピストンサークリップの組付検査装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載のピストンサークリップの組付検査装置の発明は、ピストンに形成されたピストンピン挿入孔に挿脱可能で、かつピストンピン挿入孔に組み付けられたサークリップに当接可能な検知ヘッドと、上記ピストンピン挿入孔に挿入されたピストンピンの端面に当接可能に、上記検知ヘッドの先端面に軸方向に移動自在に設けた検知ピンと、上記検知ピンを上記検知ヘッドの先端面から突出する方向に付勢する付勢手段と、上記各検知ピンの後端部が進入可能に上記検知ヘッドに形成したエア供給通路と、上記エア供給通路に結合して上記検知ヘッドに形成したエアリーク通路と、上記検知ピンの後端部に形成され、当該検知ピンの移動に応じて上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して選択的に連通または閉塞する弁部と、上記エア供給通路にエアを供給するエア供給手段と、上記エア供給通路に供給されるエアの流れを検知するエア流れ検知手段とを有し、上記検知ピンの弁部を、上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した状態にあるときに、上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して連通または閉塞させて、上記エア流れ検知手段がエア流れ有りまたは無しを検知したときに、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定することを特徴とする。
【0019】
請求項1の発明によると、検知ヘッドをピストンピン挿入孔に挿入し、エア流れ検知手段によるエア流れの有りまたは無しの検知結果に基づいてサークリップの組み付けを検査するので、ピストンにコンロッドを組み付けたサブアセンブリを組み付ける場合等にも適用でき、汎用性が高められる。
【0020】
上記目的を達成する請求項2に記載のピストンサークリップの組付検査装置の発明は、ピストンに形成されたピストンピン挿入孔に挿脱可能で、かつピストンピン挿入孔に組み付けられたサークリップに当接可能な検知ヘッドと、上記ピストンピン挿入孔に挿入されたピストンピンの端面に当接可能に、上記検知ヘッドの先端面に上記サークリップの爪間隔以上離間して軸方向に移動自在に設けた少なくとも2本の検知ピンと、上記各検知ピンを上記検知ヘッドの先端面から突出する方向にそれぞれ付勢する付勢手段と、上記各検知ピンの後端部がそれぞれ進入可能に上記検知ヘッドに独立して形成したエア供給通路と、上記各エア供給通路に結合して上記検知ヘッドに形成したエアリーク通路と、上記各検知ピンの後端部に形成され、当該検知ピンの移動に応じて対応する上記エアリーク通路を対応する上記エア供給通路に対して選択的に連通または閉塞する弁部と、上記各エア供給通路にエアを供給するエア供給手段と、上記各エア供給通路に供給されるエアの流れをそれぞれ検知するエア流れ検知手段とを有し、上記各検知ピンの弁部を、上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した状態にあるときに、対応する上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して連通または閉塞させて、少なくとも一つの上記エア流れ検知手段がエア流れ有りまたは無しを検知したときに、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定することを特徴とする。
【0021】
請求項2の発明によると、請求項1に加え、少なくとも一つのエア流れ検知手段がエア流れ有りまたは無しを検知したときは、両側のサークリップが正しく組み付けられていると判定するので、例えば一方の検知ピンがサークリップの爪に乗り上げても、サークリップの組み付けを確実に検知することが可能となる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項2のピストンサークリップの組付検査装置において、上記各検知ピンの弁部には、対応する上記エアリーク通路を閉塞する閉塞部分と、該エアリーク通路を対応する上記エア供給通路に連通させる連結通路とを形成し、上記検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力により上記検知ヘッドの先端面からほぼ最大限突出した状態で上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した第1の状態にあるときは、上記弁部を介することなく対応する上記エア供給通路と上記エアリーク通路とを直接連通させ、上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した第2の状態にあるときは、上記弁部の上記閉塞部分により対応する上記エアリーク通路を閉塞し、上記検知ピンの先端が上記付勢手段の付勢力に抗して上記検知ヘッドのほぼ先端面に位置する第3の状態にあるときは、上記弁部の上記連結通路を介して対応する上記エア供給通路と上記エアリーク通路とを連通させ、少なくとも一つの上記エア流れ検知手段がエア流れ無しを検知したときは、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定し、全てのエア流れ検知手段がエア流れ有りを検知したときは、少なくとも一方のサークリップが正しく組み付けられていないと判定することを特徴とする。
【0023】
請求項3の発明によると、検知ヘッドをピストンピン挿入孔に挿入し、少なくとも一つのエア流れ検知手段がエア流れ無しを検知したときは、両側のサークリップが正しく組み付けられていると判定し、全てのエア流れ検知手段がエア流れ有りを検知したときは、少なくとも一方のサークリップが正しく組み付けられていないと判定するので、サークリップの組み付け状態をより正確に検査することが可能となる。また、検知ヘッドをピストンピン挿入孔に挿入していないスタンバイ状態では、検知ピンが第1の状態とほぼ同じ状態にあり、各エア供給通路に供給されるエアは対応するエアリーク通路を経てリークするので、このスタンバイ状態において、各エア流れ検知手段により対応するエア供給通路及びエアリーク通路の詰まりも検知することができ、装置の信頼性の向上がもたらされる。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のピストンサークリップの組付検査装置において、上記検知ヘッドに、該検知ヘッドの長手方向にコンロッドとの干渉防止用の平坦部を形成したことを特徴とする。
【0025】
請求項4の発明によると、検知ヘッドにコンロッドとの干渉防止用の平坦部を形成することによって、隣接するコンロッドに干渉されることなくサークリップの組み付け状態を検査することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるピストンサークリップの組付検査装置の実施の形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
【0027】
図1はピストンサークリップの組付検査装置の要部の構成を示す概略図であり、図2は検知ヘッドとピストンピン挿入孔との関係を示す図、図3乃至図6は動作を説明するための図である。
【0028】
本実施の形態の組付検査装置は、ピストンPのピストンピン挿入孔PHに挿脱可能で、かつサークリップCに当接可能な検知ヘッド1を有している。検知ヘッド1には、ピストンピン挿入孔PHに挿入されたピストンピンPPの端面に当接可能にサークリップCの爪間隔以上離間して、本実施の形態ではほぼ軸対称位置に2本の検知ピン2、3を軸方向に移動自在に設け、これらの検知ピン2、3をそれぞれ付勢手段であるコイルバネ4、5により検知ヘッド1の先端面から突出する方向に付勢する。
【0029】
また、検知ヘッド1には、検知ピン2、3の後端部をそれぞれ進入させて独立したエア供給通路6、7を形成すると共に、これらエア供給通路6、7にそれぞれ結合してエアリーク通路8、9を形成する。本実施の形態では、検知ヘッド1の先端部中央に凹部10を形成し、この凹部10に連通させてエアリーク通路8、9が形成されている。
【0030】
また、エア供給通路6、7に進入する検知ピン2、3の後端部には、検知ピン2、3の移動に応じて対応するエアリーク通路8、9をエア供給通路6、7に対して選択的に連通または閉塞する弁部12、13が設けてある。
【0031】
本実施の形態では、弁部12、13に、対応するエアリーク通路8、9を閉塞する閉塞部分14、15と、エアリーク通路8、9を対応するエア供給通路6,7に連通させる連結通路16、17とを形成する。
【0032】
これら弁部12、13及び対応するエアリーク通路8、9は、検知ヘッド1がピストンピン挿入孔PHに挿入されず、検知ピン2、3が対応するコイルバネ4、5により検知ヘッド1の先端面から最大限突出したスタンバイ状態にあるとき、あるいは検知ピン2、3が検知ヘッド1の先端面からほぼ最大限突出した状態でピストンピンPPの端面に当接し、かつ検知ヘッド1の先端面がサークリップCに当接した第1の状態にあるときは、弁部12、13を介することなく対応するエア供給通路6、7とエアリーク通路8、9とを直接連通させる。また、サークリップCがピストンピン挿入孔PHに正しく組み付けられ、検知ピン2、3が対応するコイルバネ4、5の付勢力に抗してピストンピンPPの端面に当接し、かつ検知ヘッド1の先端面がサークリップCに当接した第2の状態にあるときは、弁部12、13の閉塞部分14、15により対応するエアリーク通路8、9を閉塞する。また、検知ピン2、3の先端がコイルバネ4、5の付勢力に抗して検知ヘッド1のほぼ先端面に位置する第3の状態にあるときは、弁部12、13の連結通路16、17を介して対応するエア供給通路6、7とエアリーク通路8、9とを連通させるように形成する。
【0033】
検知ヘッド1に形成したエア供給通路6、7は、それぞれエア配管21、22を介してエア供給手段であるエアポンプ23に連結してエアを供給するようにする。また、エア配管21、22には、それぞれエア流れ検知手段であるエアリークセンサ24、25を接続して、対応するエア供給通路6、7におけるエアの流れを検出し、検知ヘッド1をピストンピン挿入孔PHに挿入した検査状態で、少なくとも一つのエアリークセンサ24または25においてエアの流れが殆ど検出されないときは、ピストンピン挿入孔PHのピストンピンPPの両端側にそれぞれサークリップCが正しく組み付けられているとして「組み付け良」と判定する。エアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検出されたときは、いずれか一方のサークリップCが正しく組み付けられていないとして「組み付け不良」と判定するようにする。
【0034】
なお、本実施の形態の組付検査装置は、後述する水平対向6気筒エンジンの組み立て工程においても使用できるようにするため、検知ヘッド1に長手方向に延在してコンロッドとの干渉防止用の平坦部1aを形成する。
【0035】
また、検知ヘッド1は、例えばエアシリンダにより弾性部材を介して自動的に往復移動させるようにして、検査位置に位置決めされたピストンのピストンピン挿入孔PHに対して挿脱させると共に、検査時において検知ヘッド1の先端面を上記弾性部材によりサークリップCまたはピストンピンPPに弾性的に当接させるようにする。
【0036】
次に、図3乃至図6を参照して本実施の形態の組付検査装置の動作を説明する。
【0037】
図3は、ピストンピン挿入孔PHのピストンピンPPの両端側にそれぞれサークリップCが正しく組み付けられた正常組み付け状態における動作を示している。この場合は、検知ヘッド1の先端面はサークリップCに当接する。また、検知ピン2、3は、軸対称位置にあるので、サークリップCの爪CN(図2参照)の位置によって、一方が爪CNに乗り上げても、他方は必ずピストンピンPPの端面に当接することになる。
【0038】
ここで、図3に示すように、検知ピン2、3の双方がピストンピンPPの端面に当接した場合には、検知ピン2、3はそれぞれ第2の状態にあり、エアリーク通路8は検知ピン2の弁部12に形成された閉塞部分14により閉塞される。また、エアリーク通路9は検知ピン3の弁部13に形成された閉塞部分15により閉塞されて、エア供給通路6、7からはそれぞれエアリークが生じない。従って、エアリークセンサ24及び25の双方において、それぞれエアの流れが殆ど検出されないので、「組み付け良」と判定される。
【0039】
また、検知ピン2、3の一方、例えば検知ピン2がサークリップCの爪CNに乗り上げた場合には、検知ピン2に関しては、その先端が検知ヘッド1のほぼ先端面に位置する第3の状態となって、エア供給通路6は弁部12に形成された連結通路16を介してエアリーク通路8に連通されてエアリークが生じ、エアリークセンサ24において所定以上のエアの流れが検知される。しかし、他方の検知ピン3に関しては、第2の状態にあり、エアリークセンサ25においてエアの流れが検知されないので、この場合も「組み付け良」と判定される。
【0040】
図4は、検知ヘッド1を挿入する側のサークリップが欠品している場合の動作を示している。この場合は、検知ヘッド1の先端面もピストンピンPPの端面に当接するため、検知ピン2、3は第3の状態となって、エア供給通路6は弁部12に形成された連結通路16を介してエアリーク通路8に連通されてエアリークが生じ、エア供給通路7は弁部13に形成された連結通路17を介してエアリーク通路9に連通されてエアリークが生じることになる。従って、この場合には、エアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検知されて「組み付け不良」と判定される。
【0041】
図5は、検知ヘッド1を挿入する側とは反対側のサークリップが欠品している場合の動作を示している。この場合は、検知ヘッド1の先端面はサークリップCに当接し、検知ピン2、3の少なくとも一方はピストンピンPPの端面に当接する。しかし、この場合には、反対側のサークリップが欠品しているため、ピストンピンPPは、これに当接した検知ピン2及び/または3を突出する方向に付勢するコイルバネ4及び/または5の付勢力により移動される。
【0042】
従って、図5に示すように、検知ピン2、3の双方がピストンピンPPの端面に当接した場合には、検知ピン2、3はそれぞれ第1の状態となって、エア供給通路6、7は対応する弁部12、13を介することなくエアリーク通路8、9に直接連通してエアリークが生じるので、エアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検知されて「組み付け不良」と判定される。
【0043】
また、ピストンピンPPの端面に一方の検知ピンが当接され、他方の検知ピンがサークリップCに当接した場合には、一方の検知ピンは第1の状態となり、他方の検知ピンは第3の状態となって、それぞれエアリークが生じるので、この場合も「組み付け不良」と判定される。
【0044】
図6は、検知ヘッド1を挿入する側のサークリップCがクリップ溝CHに正しく組み付けられておらず、クリップ溝CHよりも手前側に位置している場合の動作を示している。この場合には、検知ヘッド1の先端面はサークリップCに当接し、検知ピン2、3の少なくとも一方はピストンピンPPの端面に当接する。しかし、この場合には、サークリップCが所定の組み付け位置よりも手前側に位置しているため、ピストンピンPPに当接する検知ピン2及び/または3は、第2の状態よりもさらに突出することになる。
【0045】
従って、図6に示すように、検知ピン2、3の双方がピストンピンPPの端面に当接した場合には、検知ピン2、3はそれぞれ第2の状態よりも突出して、エア供給通路6、7は対応する弁部12、13を介することなくエアリーク通路8、9に直接連通してエアリークが生じ、これによりエアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検知されて「組み付け不良」と判定される。
【0046】
また、検知ピン2、3の一方がピストンピンPPの端面に当接し、他方の検知ピンがサークリップCに当接した場合には、他方の検知ピンは第3の状態となってやはりエアリークが生じるので、この場合も「組み付け不良」と判定される。
【0047】
なお、図示しないが、検知ヘッド1を挿入する側とは反対側のサークリップCがクリップ溝CHに正しく組み付けられておらず、クリップ溝CHよりもピストンピン端面から離れて位置している場合には、ピストンピンPPの端面に当接した検知ピンによってピストンピンPPが反対側のサークリップCに当接するまで移動されるので、図6の場合と同様に、エアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検知されて「組み付け不良」と判定される。また、両側のサークリップCがそれぞれ対応するクリップ溝CHよりもピストンピン端面から離れて位置している場合にも、図6の場合と同様に、エアリークセンサ24、25の双方において所定以上のエアの流れが検知されて「組み付け不良」と判定される。
【0048】
このように、本実施の形態によれば、ピストンピンPPの両端側にそれぞれサークリップCが正しく組み付けられている場合には、エア供給通路6、7の少なくとも一方においてエアリークが発生せず、「組み付け良」と判定し、一方のサークリップCが欠品している場合や、一方または双方のサークリップCが所定のクリップ溝CHから外れて組み付けられている場合は、エア供給通路6、7の双方においてエアリークが発生して、「組み付け不良」と判定するようにしたので、サークリップCの組み付け状態を正確に検査することができる。
【0049】
また、検知ヘッド1をピストンピン挿入孔PHに挿入していないスタンバイ状態では、対応するエア供給通路6、7とエアリーク通路8、9とが直接連通してそれぞれエアリークが発生するようにしたので、エアリークセンサ24、25により対応するエア供給通路6、7及びエアリーク通路8、9の詰まりも検知することができ、装置の信頼性を向上することができる。
【0050】
さらに、本実施の形態の組付検査装置は、検知ヘッド1をピストンピン挿入孔PHに挿入し、エアリークセンサ24、25によるエア流れの検知結果に基づいてサークリップCの組み付けを検査するので、水平対向エンジンを組み立てる場合や、ピストンにコンロッドを組み付けたサブアセンブリを組み付ける場合等にも適用することができ、汎用性を高めることができる。
【0051】
次に、本実施の形態による組付検査装置を適用する具体的な検査方法について、水平対向6気筒エンジンを例にとって図7乃至図10を参照して説明する。
【0052】
図7乃至図9は、水平対向6気筒エンジンにおけるサークリップ組み付け検査方法の順次の工程を示す図であり、図10は検査に使用する左右の検知ヘッドとコンロッドとの関係を示す図である。
【0053】
先ず、クランクシャフト51、左右のシリンダブロック52、53、第1〜第6気筒#1〜#6のピストンP、コンロッドCR、ピストンピンPP、サークリップCの組み付け作業を経たエンジンブロック55を、パレット56に垂直面内で回動自在に保持し、その左右のシリンダブロック52、53にそれぞれ形成されたサービスホールSHに、上方から挿脱可能にそれぞれ左右の検知ヘッド1L、1Rを配置する。
【0054】
なお、検知ヘッド1L、1Rは、図7において左右のシリンダブロック52、53の中央に位置する第3気筒#3及び第4気筒#4を検査する際、その上方に位置する第1気筒#1及び第2気筒#2のコンロッドCRが、図10に示すように左右のサービスホールSHと一部重なるので、そのコンロッドCRを逃げるように、それぞれ平坦部1aをコンロッドCR側に向けて配置する。
【0055】
エンジンブロック55をパレット56にセットしたら、クランクシャフト51を回動して、図7に示すように、第3気筒#3及び第4気筒#4のそれぞれのピストンPのピストンピン挿入孔PHをサービスホールSHと一致させ、その状態で検知ヘッド1L、1Rを下降させて、サービスホールSHを通して対応するピストンピン挿入孔PHに挿入することにより、第3気筒#3及び第4気筒#4のそれぞれのピストンPに対するサークリップCの組み付けを同時に検査する。
【0056】
次に、検知ヘッド1L、1Rを上昇させてから、クランクシャフト51を回動して、図8に示すように、上方に位置する第1気筒#1及び第2気筒#2のそれぞれのピストンPのピストンピン挿入孔PHをサービスホールSHと一致させ、その状態で検知ヘッド1L、1Rを下降させて、サービスホールSHを通して対応するピストンピン挿入孔PHに挿入することにより、第1気筒#1及び第2気筒#2のそれぞれのピストンPに対するサークリップCの組み付けを同時に検査する。
【0057】
その後、検知ヘッド1L、1Rを上昇させてから、エンジンブロック55をパレット56上で180度回転して、図9に示すように第6気筒#6及び第5気筒#5を上方に位置させ、その状態で検知ヘッド1L、1Rを下降させて、サービスホールSHを通して対応するピストンピン挿入孔PHに挿入することにより、第6気筒#6及び第5気筒#5のそれぞれのピストンPに対するサークリップCの組み付けを同時に検査する。
【0058】
このように、左右の検知ヘッド1L、1Rを用いて、左右のシリンダブロック52、53の各ピストンPに対するサークリップCの組み付け検査を同時に行なうことにより、検査効率を向上することができる。
【0059】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、検知ヘッドに設ける検知ピンは2本に限らず、3本以上とすることもできる。また、検知ピンの他に、検知ヘッドの先端面から突出する方向に付勢して押さえピンを軸方向に移動可能に設けることもできる。さらに、サークリップの組み付けの良・不良の判定は、エアリークセンサの出力に基づいて自動的に行なうよう構成することもできる。
【0060】
また、上記実施の形態では、エアリークセンサ24、25の少なくとも一方においてエアの流れが検知されないときは、両側のサークリップCが正しく組み付けられていると判定し、エアリークセンサ24、25の双方においてエアの流れが検知されたときは、少なくとも一方のサークリップCが正しく組み付けられていないと判定するようにしたが、逆に、エアリークセンサ24、25の少なくとも一方においてエアの流れが検知されたときは、両側のサークリップCが正しく組み付けられていると判定し、エアリークセンサ24、25の双方においてエアの流れが検知されないときは、少なくとも一方のサークリップCが正しく組み付けられていないと判定するように構成することもできる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、検知ヘッドをピストンピン挿入孔に挿入し、エア流れ検知手段によるエア流れの有りまたは無しの検知結果に基づいて、両側のサークリップが正しく組み付けられていると判定するようにしたので、サークリップの組み付けを確実に検知することができ、また、水平対向エンジンを組み立てる場合や、ピストンにコンロッドを組み付けたサブアセンブリを組み付ける場合等にも適用できる汎用性に優れたピストンサークリップの組付検査装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピストンサークリップの組付検査装置の実施の形態の要部の構成を示す概略図である。
【図2】図1に示す検知ヘッドとピストンピン挿入孔との関係を示す図である。
【図3】図1に示す組付検査装置の動作説明図である。
【図4】同じく、動作説明図である。
【図5】同じく、動作説明図である。
【図6】同じく、動作説明図である。
【図7】図1に示す組付検査装置を適用する水平対向6気筒エンジンにおけるサークリップ組み付け検査方法の説明図である。
【図8】同じく、サークリップ組み付け検査方法の説明図である。
【図9】同じく、サークリップ組み付け検査方法の説明図である。
【図10】図7乃至図8に示す検査に使用する左右の検知ヘッドとコンロッドとの関係を示す図である。
【図11】従来のピストンサークリップの組付装置を示す断面図である。
【図12】図11に示す組付装置によるサークリップの組み付け検査動作を説明するための図である。
【図13】同じく、組み付け検査動作を説明するための図である。
【図14】従来の水平対向エンジン用サークリップの組付検査装置の斜視図である。
【図15】図15に示す組付検査装置の動作説明図である。
【図16】同じく、動作説明図である。
【符号の説明】
1    検知ヘッド
2、3  検知ピン
4、5  コイルバネ
6、7  エア供給通路
8、9  エアリーク通路
10    凹部
12、13 弁部
14、15 閉塞部分
16、17 連結通路
21、22 エア配管
23    エアポンプ
24、25 エアリークセンサ
P     ピストン
PP    ピストンピン
PH    ピストンピン挿入孔
C     サークリップ
CN    爪
CH    クリップ溝

Claims (4)

  1. ピストンに形成されたピストンピン挿入孔に挿脱可能で、かつピストンピン挿入孔に組み付けられたサークリップに当接可能な検知ヘッドと、
    上記ピストンピン挿入孔に挿入されたピストンピンの端面に当接可能に、上記検知ヘッドの先端面に軸方向に移動自在に設けた検知ピンと、
    上記検知ピンを上記検知ヘッドの先端面から突出する方向に付勢する付勢手段と、
    上記各検知ピンの後端部が進入可能に上記検知ヘッドに形成したエア供給通路と、
    上記エア供給通路に結合して上記検知ヘッドに形成したエアリーク通路と、
    上記検知ピンの後端部に形成され、当該検知ピンの移動に応じて上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して選択的に連通または閉塞する弁部と、
    上記エア供給通路にエアを供給するエア供給手段と、
    上記エア供給通路に供給されるエアの流れを検知するエア流れ検知手段とを有し、
    上記検知ピンの弁部を、上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した状態にあるときに、上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して連通または閉塞させて、上記エア流れ検知手段がエア流れ有りまたは無しを検知したときに、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定することを特徴とするピストンサークリップの組付検査装置。
  2. ピストンに形成されたピストンピン挿入孔に挿脱可能で、かつピストンピン挿入孔に組み付けられたサークリップに当接可能な検知ヘッドと、
    上記ピストンピン挿入孔に挿入されたピストンピンの端面に当接可能に、上記検知ヘッドの先端面に上記サークリップの爪間隔以上離間して軸方向に移動自在に設けた少なくとも2本の検知ピンと、
    上記各検知ピンを上記検知ヘッドの先端面から突出する方向にそれぞれ付勢する付勢手段と、
    上記各検知ピンの後端部がそれぞれ進入可能に上記検知ヘッドに独立して形成したエア供給通路と、
    上記各エア供給通路に結合して上記検知ヘッドに形成したエアリーク通路と、上記各検知ピンの後端部に形成され、当該検知ピンの移動に応じて対応する上記エアリーク通路を対応する上記エア供給通路に対して選択的に連通または閉塞する弁部と、
    上記各エア供給通路にエアを供給するエア供給手段と、
    上記各エア供給通路に供給されるエアの流れをそれぞれ検知するエア流れ検知手段とを有し、
    上記各検知ピンの弁部を、上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した状態にあるときに、対応する上記エアリーク通路を上記エア供給通路に対して連通または閉塞させて、少なくとも一つの上記エア流れ検知手段がエア流れ有りまたは無しを検知したときに、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定することを特徴とするピストンサークリップの組付検査装置。
  3. 上記各検知ピンの弁部には、対応する上記エアリーク通路を閉塞する閉塞部分と、該エアリーク通路を対応する上記エア供給通路に連通させる連結通路とを形成し、
    上記検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力により上記検知ヘッドの先端面からほぼ最大限突出した状態で上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した第1の状態にあるときは、上記弁部を介することなく対応する上記エア供給通路と上記エアリーク通路とを直接連通させ、
    上記サークリップが上記ピストンピン挿入孔に正しく組み付けられ、当該検知ピンが対応する上記付勢手段の付勢力に抗して上記ピストンピンの端面に当接し、かつ上記検知ヘッドの先端面が上記サークリップに当接した第2の状態にあるときは、上記弁部の上記閉塞部分により対応する上記エアリーク通路を閉塞し、上記検知ピンの先端が上記付勢手段の付勢力に抗して上記検知ヘッドのほぼ先端面に位置する第3の状態にあるときは、上記弁部の上記連結通路を介して対応する上記エア供給通路と上記エアリーク通路とを連通させ、
    少なくとも一つの上記エア流れ検知手段がエア流れ無しを検知したときは、上記ピストンピン挿入孔の上記ピストンピンの両端側にそれぞれサークリップが正しく組み付けられていると判定し、全てのエア流れ検知手段がエア流れ有りを検知したときは、少なくとも一方のサークリップが正しく組み付けられていないと判定することを特徴とする請求項2に記載のピストンサークリップの組付検査装置。
  4. 上記検知ヘッドに、該検知ヘッドの長手方向にコンロッドとの干渉防止用の平坦部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のピストンサークリップの組付検査装置。
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