JP2004140917A - 延線防護装置及び延線工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】径間に架けられた最上部支持線と回線の最上部支持線及び最下部支持線に金車を配置し、該金車間を防護ロープ群で繋いで形成した防護ユニットと、該防護ユニットの防護ロープ群を所定の間隔で繋いでネットを形成する連結ロープ群とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線・地線の新設延線、張替え、撤去などに用いられる延線防護装置及び延線工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、架空送電線の延線には、図17(a)及び(b)にその施工工程の一部を示すように、引抜き延線工法が採用されていた(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
引抜き延線工法が市街地で行われる場合には、図18に示すような手順で施工が行われていた。
【0004】
まず、道路等の防護足場1,2を設置する(ステップ1)。
上層の回線を施工するときは、順次、径間にナイロンロープを手延線し(ステップ2)、ウィンチ及びドラム3を用いてナイロンロープをワイヤロープに引替え(以後、単数本の引替えは引抜くという。)(ステップ3)、図17(a)に示すように、ワイヤロープaに延線ヨーク4を取付け、ワイヤロープa及び3条のナイロンロープb1乃至b3に引替える(ステップ4)。
【0005】
さらに、ナイロンロープb1乃至b3をワイヤロープc1乃至c3に引抜き、ワイヤロープc1乃至c3を電線d1乃至d3に引抜く(ステップ5、不図示)。
【0006】
また、下層の回線を施工するときは、図17(b)に示すように、上記ワイヤロープの3条目c3に延線ヨーク3を取付け、ワイアロープc3及び3条のナイロンロープb4乃至b6に引替え(ステップ6)、ナイロンロープb4乃至b6をワイヤロープc4乃至c6に引抜き、ワイヤロープc4乃至c6を電線d4乃至d6(不図示)に引抜く(ステップ7)。
【0007】
このように、引抜き延線工法は、その工法が簡便である反面、延線中の電線が道路や民家の上に垂下または落下して来る可能性があり、これを防護するために、防護足場を備える必要があった。
【0008】
これに対して、防護足場の構築が困難な市街地での延線には、図19(a)及び(b)にその施工工程の一部を示すような吊金工法が採用され、安全性が確保されていた(例えば、非特許文献参照。)。
【0009】
吊金工法が行われる場合には、上層の回線を施工するときは、図19(a)に示すように、最上部支持線eに連結ロープfを繋いだ吊金車5を移動自在に取付け、この吊金車5に3個の金車51乃至53を垂直方向にコードで吊下げてセットを形成する。3個の金車51乃至53にナイロンロープg1乃至g3を挿通して、このセットを延線方向に30m毎に繰出して、吊金車展開を行う。展開された吊金車5a乃至5cに乗せて、上層回線のナイロンロープg1乃至g3をワイヤロープh1乃至h3に引抜き、さらに、ワイヤロープh1乃至h3(不図示)を電線i1乃至i3に引き抜く。
【0010】
下層の回線を施工するときは、図19(b)に示すように、上述した上層回線の電線引抜き後、吊金車5及び51乃至53の回収と同時に、これらに対応させて新たな吊金車展開を行う。すなわち、最上部支持線eの代わりに電線i3を用い、これに連結ロープjを繋いだ吊金車7を移動自在に取付け、この吊金車5aに3個の金車54乃至56を垂直方向にコードで吊下げてセットを形成する。3個の金車54乃至56にナイロンロープg4乃至g6を挿通して、このセットを延線方向に30m毎に繰出して、吊金車展開を行う。展開された吊金車54乃至56に乗せて、下層回線のナイロンロープg4乃至g6をワイヤロープh4乃至h6(不図示)に引抜き、さらに、ワイヤロープh4乃至h6を電線i4乃至i6(不図示)に引き抜く。電線の延線が終われば、展開した吊金車を回収器にて回収していた。
【0011】
このように、吊金工法は、通常の引抜き延線工法に比べると、延線中の電線が道路や民家の上に垂下または落下して来る可能性を回避することができる反面、吊金車展開とその回収のための労力と施工時間が増大し、金車及びロープ等の機材費用も増大した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、市街地での架空送電線の延線において、従来の吊金工法は、安全性の面では有効であるが、吊金車展開と回収のための労力と施工時間並びに機材費用の面では改善してコスト低減を図らなければならないという問題があった。
【0013】
したがって、本願発明は、施工の安全面では、従来の吊金工法と同等の安全性を保ち、施工のコスト面では、従来の引抜き延線工法に準じた、施工の労力、時間及び機材による施工コスト低減が図れる延線防護装置及び延沿線工法を提案することを目的とする。
【0014】
【非特許文献1】送電線建設技術研究会、「架線工事施工基準解説書」、電気書院、平成10年2月、p219
【非特許文献2】送電線建設技術研究会、「架線工事施工基準解説書」、電気書院、平成10年2月、p222−224
【0015】
【課題を解決するための手段】
このような目的を解決するために、請求項1記載の延線防護装置は、径間に架けられた最上部支持線と回線の最上部支持線及び最下部支持線に金車を配置し、該金車間を防護ロープ群で繋いで形成した防護ユニットと、該防護ユニットの防護ロープ群を所定の間隔で繋いでネットを形成する連結ロープ群とを具備することを特徴とする。
【0016】
これにより、電線の垂下又は落下に対しては、従来の吊金工法と同様に、横断工作物を防護することができるとともに、従来の吊金工法ではできなかった電線の横振れに対しても安全性を確保することができる。
【0017】
請求項1記載の延線防護装置において、防護ロープ群が、少なくとも回線の最上部支持線及び最下部支持線の中段部分に架けられた回線の横方向の移動を抑制する横側防護ロープと、中段部分に架けられた回線の垂下又は落下を防止する下側防護ロープとを具備しているとよい。
【0018】
請求項3記載の延線工法は、径間に架けられた最上部支持線と回線の最上部支持線及び最下部支持線に金車を配置し、該金車間を防護ロープ群で繋いで形成した防護ユニットと、該防護ユニットの前記ロープ群を所定の間隔で繋いでネットを形成する連結ロープ群とを備えた延線防護装置を径間に配置する工程と、延線防護装置に囲われた領域で、引抜き延線工法を行う工程とを有することを特徴とする。
【0019】
これにより、請求項1記載の延線防護装置による効果に加えて、電線の延線工法として、簡便な引抜き延線工法を用いることにより、従来の吊金工法に比べて、吊金車の施工の労力、時間及び機材を削減できるので、施工コストの低減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図面を用いて、本発明の延線防護装置及び延線工法の実施の形態を説明する。まず、本発明の延線防護装置8(以後、リングガード8と呼ぶ)は、図1に示すように、連結ロープ(不図示)で繋がれて、径間に架けられた最上部支持線Aに取付けられた金車9と、同じく連結ロープ(不図示)で繋がれて、回線の最上部支持線B及び最下部支持線Cの位置に取付けられた金車10とに、垂直方向に横側防護ロープ11を、底辺方向に下側防護ロープ12を繋いで、U字形のリング状延線防護装置ユニット13(以後、リングガードユニット13と呼ぶ)を形成し、垂直方向の横側防護ロープ11に上部連結ロープDを所定の位置x点で繋ぎ、また底辺方向の下側防護ロープ12に下部連結ロープEを所定の位置y点で繋ぎ、上部連結ロープDと下部連結ロープEを引寄せ、閉じたアコーデオンを広げるような状態にして、リングガードユニット13を鉄塔径間に展開したものである。
【0021】
最上部支持線Aに取付ける支点移動金車には、例えば4面ローラを有するサークル金車9が用いられ、回線の最上部支持線B及び最下部支持線C取付ける金車には、上下二輪金車10が用いられる。
【0022】
リングガードユニット13を移動するための上部連結ロープD及び下部連結ロープEには、ナイロンロープを用い、垂直方向を構成する横側防護ロープ11には特強ロープを用い、底辺方向を構成する下側防護ロープ12には、特強ロープを用いる。特強ロープには、ケプラー等を用いて強度が高く磨耗性がよいものが好適である。
【0023】
リングガードユニット13は、これを20〜30mごとに上部連結ロープD及び下部連結ロープで繋ぎ足していくことにより、袋状のネットであるリングガード8を形成する。
【0024】
このように形成されたリングガード8によれば、その中で施工される電線の垂下又は落下及び電線の横揺れを防護して、従来の吊金工法と同等の安全性を確保することができる。また、従来の吊金工法に比べて、使用する金車及びロープの数量が3分の2以下で済むので、施工並びに機材の費用を低減することができる。
【0025】
リングガード8が展開された後、従来の引抜き延線工法を採用して、鉄塔径間の新規延線、張替え又は撤去等の施工作業を行うことができる。
【0026】
次に、本発明の延線工法の新設延線の場合について、詳細を説明する。
本発明の延線防護装置であるリングガードを用いた延線工法(以下、リングガード工法と呼ぶ。)は、新設延線の場合には、図2に示すような施工手順に従って進められる。各ステップの内容は、図3乃至図16に示すとおりである。
【0027】
各施工手順は、手前回線と向こう回線を一対にして行われるが、図面表示及び説明の便宜上、正面図については、手前回線のみを図示し、手前回線のみの説明を行う。なお、側面図については,手前回線と向こう回線を一対にして図示してある。
【0028】
まず、図3に示すように、ステップ1では、ロープの手延線を行う。図3の(a)は正面図、(b)は側面図である。
高所作業車を用いて、民家及び道路等の横断物を防護しながら、ナイロンロープFのロープ延線を行い、さらに、特強ロープGに引替える(以後、引抜くという)。なお、地上には、ウィンチ及びドラム3が設置されている。
【0029】
図4に示すように、ステップ2では、吊り金車展開を行う。図4の(a)は正面図、(b)は側面図である。
上記特強ロープGを支持線にして、自走機14にてX型吊金車15を所定の間隔をとって展開する。このとき、自走機14は、それぞれのX型吊金車15に固定された連結ロープHと、それぞれのX型吊金車15に挿入されて、X型吊金車15とは摺動自在の特強ロープIとを牽引する。
【0030】
図5に示すように、ステップ3では、ワイヤ引抜きを行う。図5の(a)は正面図、(b)は側面図である。
上記摺動自在の特強ロープIをワイヤロープJに引抜く。
【0031】
図6に示すように、ステップ4では、リングガード展開を行う。図6の(a)は正面図、(b)は側面図である。
ステップ3で引替えられたワイヤロープJを最上部支持線Aとして、リングガードユニット13を20〜30m毎に送出し、リングガード8を展開する。
【0032】
リングガードユニット13は、最上部支持線AのワイヤロープJにサークル金車9を、回線の最上部支持線Bの特強ロープK及び最下部支持線Cの特強ロープLの位置に上下二輪金車10を配置し、これらの6個の金車間を、最上辺を除いて、垂直辺の横側防護ロープ11と最下辺の下側防護ロープ12を繋いで、U字型リング状に構成されたものである。
このように構成されたリングガードユニット13は、1径間に10セット程度、予め地上で用意される。
【0033】
なお、リングガードユニット13の形状は、275kV級では、2条の地線の間隔が広いので、簡単にU字が象れるが、275kV級未満では、2条の地線の間隔が狭いので、U字の頭を狭めた形になる。
リングガードユニット13は、最上部支持線A上のサークル金車9と回線の最上部支持線B上の上下二輪金車10との間の垂直辺上の所定の点x(不図示)が、連結用ナイロンロープDに固定され、また、回線の最下部支持線C上の金車の間の低辺上の所定の点y(不図示)」が、連結用の特強ロープEに固定されている。
【0034】
図6に示すように、ワイヤロープJに吊るされている最後部のX型吊金車15が、上述のリングガードユニット13の上部連結用ナイロンロープD、上部の上下二輪金車10に通された特強ロープK、中間相引抜き用の特強ロープM、下部の上下二輪金車に通された特強ロープL及び上述のリングガードユニットの下部連結用特強ロープEの5本のロープを牽引することによって、リングガードユニット13が次々と引出されて、袋状ネットのリングガードが展開される。
【0035】
図7に示すように、ステップ5では、電線延線(C1)を行う。図7(a)は正面図、(b)は側面図である。
このときは、既に通してあった回線最上部用特強ロープKをワイヤロープK1に引換え、電線C1に引抜く。
【0036】
図8に示すように、ステップ6では、電線延線(C6)を行う。図8(a)は正面図、(b)は側面図である。
このときは、既に通してあった回線最下部用特強ロープLをワイヤロープL6に引換え、電線C6に引抜く。
【0037】
図9に示すように、ステップ7では、特強ロープ・ワイヤ引抜きを行う。図9(a)は正面図、(b)は側面図である。
まず、ステップ4で引いた中間層引抜き用特強ロープMをワイヤNに引き抜く。つぎに、ワイヤNに延線ヨークを取付けて、1条のワイヤNとともに3条の特強ロープOl乃至O3に引替える。
【0038】
つぎに、ワイヤNを電線C2の位置に、特強ロープO1乃至O3の3条を、それぞれ電線C3乃至C5の位置に配列替えをする。
【0039】
図10に示すように、ステップ8では、電線延線(C2)を行う。図10(a)は正面図、(b)は側面図である。
電線C2の位置のワイヤNに、一線引用延線ヨーク16を用いて電線C2を接続して、電線C2を延線する。
【0040】
図11に示すように、ステップ9では、電線C3乃至C5用ワイヤロープ引抜きを行う。図11(a)は正面図、(b)は側面図である。
C3乃至C5の位置の特強ロープO1乃至O3の3条をワイヤロープP1乃至P3に引抜く。
【0041】
図12に示すように、ステップ10では、C3乃至C5の電線延線を行う。図12(a)は正面図、(b)は側面図である。
C3乃至C5の位置にあるワイヤロープP1乃至P3を電線C3乃至C5に引抜く。
【0042】
図13に示すように、ステップ11では、電線延線終了後に、特強ロープの引抜きを行う。図13(a)は正面図、(b)は側面図である。
リングガードを支えてきた最上部支持線AのワイヤJを特強ロープQに引抜く。
【0043】
図14に示すように、ステップ12では、リングガード8の回収を行う。図14(a)は正面図、(b)は側面図である。
リングガードユニット13を繋いでいる連結ロープH、リングガードユニットの上部連結ロープD(不図示)、リングガードユニットの下部連結ロープEを引張ることによって、リングガードユニットを順次回収する。リングガードユニットの最後尾には、サイクル金車14の替りに風車型搬器又は上下二輪金車等の吊金車17を配置する。
【0044】
図15に示すように、ステップ13では、地線延線を行う。図15(a)は正面図、(b)は側面図である。
上述の特強ロープQを地線Rに引抜く。
【0045】
図16に示すように、最後のステップ14では、吊金車回収を行う。このとき、吊金車16は、セットされた回収器によって吊金車連結ロープHを引張ることにより回収されるが、最後尾の吊金車には、制動機18が付加されている。
【0046】
以上のとおり、新設延線の場合の施工手順について説明したが、本発明の延線防護装置であるリングガード及び延線工法であるリングガード工法は、電線の張替え又は撤去の場合にも採用できるものである。
【0047】
電線の張替え又は撤去の場合には、既設の上部線があればこれを利用して、別のものを引く手間を省略することができる。
【0048】
その反面、電線の張替え又は撤去の場合には、既設の装着物があれば、予めこれを外す作業が増えることになる。
【0049】
本発明の延線工法であるリングガード工法は、必ずしも市街地だけに採用を限定するものではない。また、3乃至4kmの長距離に亘る連続した径間にも採用することができる。
【0050】
本発明の延線防護装置であるリングガードは、最上部支持線、回線の最上部支持線及び最下部支持線だけに金車を取付け、6個の金車間をロープで繋いだU字型のリングガードユニットを、径間方向に連結して、径間の電線全てを袋状のネットで包み込むように構成したものである。これにより、電線の横揺れ、垂下及び落下を抑制することができるので、電線の新設延線、引替え及び撤去時の安全性を確保し、横断工作物を防護することができる。
【0051】
本発明の延線工法であるリングガード工法は、リングガードユニットが展開して、鉄塔径間にリングガードを形成することにより、簡便な引抜き工法を用いる延線工法である。これにより、上記リングガードの効果に加えて、従来の吊金工法に比べて、使用する金車の個数及びロープの数量等の機材が少なくなり、そのために施工工数も少なくなり、工期も短くなるので、施工コストの低減を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】
径間を袋状のネットで囲みこむ延線防護装置(リングガード)を用いて延線を行うことにより、市街地での延線においても、安全性を損なうことなく足場を不要とし、金車及びロープ等の使用工具を少なくし、労力も減らして、施工コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の延線防護装置の概念図。
【図2】本発明の延線防護装置を用いた延線工法の施工手順のフローチャート。
【図3】本発明の延線工法における施工手順ステップ1の説明図。
【図4】本発明の延線工法における施工手順ステップ2の説明図。
【図5】本発明の延線工法における施工手順ステップ3の説明図。
【図6】本発明の延線工法における施工手順ステップ4の説明図。
【図7】本発明の延線工法における施工手順ステップ5の説明図。
【図8】本発明の延線工法における施工手順ステップ6の説明図。
【図9】本発明の延線工法における施工手順ステップ7の説明図。
【図10】本発明の延線工法における施工手順ステップ8の説明図。
【図11】本発明の延線工法における施工手順ステップ9の説明図。
【図12】本発明の延線工法における施工手順ステップ10の説明図。
【図13】本発明の延線工法における施工手順ステップ11の説明図。
【図14】本発明の延線工法における施工手順ステップ12の説明図。
【図15】本発明の延線工法における施工手順ステップ13の説明図。
【図16】本発明の延線工法における施工手順ステップ14の説明図。
【図17】従来の引抜き延線工法の説明図。(a)は上層回線の場合、(b)は下層回線の場合。
【図18】引抜き延線工法の施工手順のフローチャート。
【図19】従来の吊金工法の説明図。(a)は上層回線の場合、(b)は下層回線の場合。
【符号の説明】
1,2・・・防護足場、3・・・ウィンチ及びドラム、4・・・延線ヨーク、5,51,52,53・・・上層回線の吊金車、5a,54,55,56・・・下層回線の吊金車、6・・・吊下げコード、8・・・延線防護装置(リングガード)、9・・・サークル金車、10・・・上下二輪金車、11・・・横側防護ロープ、12・・・下側防護ロープ、13・・・延線防護装置ユニット(リングガードユニット)、14・・・自走機、15・・・X型吊金車、16・・・一線引用延線ヨーク、17・・・吊金車、18・・・制動機、a・・・ワイヤロープ、b1〜b6・・・ナイロンロープ、c1〜c6・・・ワイヤロープ、d1〜d6・・・電線、e・・・最上部支持線、f・・・連結ロープ、g1〜g6・・・ナイロンロープ、h1〜h6・・・ワイヤロープ、i1〜i6・・・電線、j・・・連結ロープ、x,y・・・連結ロープ固定点、A・・・最上部支持線、B・・・回線の最上部支持線、C・・・回線の最下部支持線、D・・・上部連結ロープ、E・・・下部連結ロープ、F・・・手延線ナイロンロープ、G・・・引抜き特強ロープ、H・・・X型金車の連結ロープ、I・・・X型金車挿入特強ロープ、J・・・引抜きワイヤロープ、K・・・回線最上部用特強ロープ、L・・・回線最下部用特強ロープ、M・・・中間層引抜き用特強ロープ、N・・・引抜きワイヤロープ、O・・・C2〜C5用特強ロープ、P・・・J引抜き用特強ロープ、Q・・・最上層部支持線用特強ロープ、R・・・地線
Claims (3)
- 径間に架けられた最上部支持線と回線の最上部支持線及び最下部支持線に金車を配置し、該金車間を防護ロープ群で繋いで形成した防護ユニットと、
該防護ユニットの前記防護ロープ群を所定の間隔で繋いでネットを形成する連結ロープ群と
を具備することを特徴とする延線防護装置。 - 前記防護ロープ群が、少なくとも
前記回線の最上部支持線及び最下部支持線の中段部分に架けられた回線の横方向の移動を抑制する横側防護ロープと、
前記中段部分に架けられた回線の垂下又は落下を防止する下側防護ロープと
を具備することを特徴とする請求項1記載の延線防護装置。 - 径間に架けられた最上部支持線と回線の最上部支持線及び最下部支持線に金車を配置し、該金車間を防護ロープ群で繋いで形成した防護ユニットと、該防護ユニットの前記ロープ群を所定の間隔で繋いでネットを形成する連結ロープ群とを備えた延線防護装置を前記径間に配置する工程と、
前記延線防護装置に囲われた領域で、引抜き延線工法を行う工程と
を有することを特徴とする延線工法。
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