JP2004140444A - スピーカ装置 - Google Patents

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Naotaka Tomita
冨田 尚孝
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Technosound Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Technosound Co Ltd
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Abstract

【課題】バスレフレックス型のスピーカ装置において、3次高調波の発生を有効に抑制する。
【解決手段】本発明に係るスピーカ装置においては、キャビネット1の前面板11に、低音用のスピーカ5が取り付けられている。キャビネット1の前面板11と背面板12の間には、メインダクト2とサブダクト3が同軸上に配置され、互いに所定距離をおいて対向している。メインダクト2の前方端部21は、キャビネット1の前面板11に連結されて、キャビネット1の外部へ開放されている。又、サブダクト3の後方端部32は、キャビネット1の背面板12に連結されて、閉止されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット内にスピーカが設置され、該スピーカからの音波が放射される音響室がダクトを通じてキャビネットの外部に開放されているスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バスレフレックス型のスピーカ装置においては、図5に示す如く、キャビネット(1)の音響室(10)内にスピーカ(5)が設置され、該音響室(10)は、両端が開口したダクト(6)を通じて、キャビネット(1)の外部へ開放されている。
スピーカ(5)からは、キャビネット(1)の前方へ向かって音波が放射されると同時に、音響室(10)へ向かって音波が放射され、該音波はダクト(6)を経てキャビネット(1)の外部へ導かれ、これによって低音が増強されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のバスレフレックス型のスピーカ装置においては、ダクトの共振周波数とスピーカユニットの共振周波数との間の帯域において、基本周波数の3倍の周波数を有する3次高調波が発生し易く、これによって音に歪みが生じる問題があった。
例えば図7は、従来のバスレフレックス型のスピーカ装置に対し、1Wの交流信号(掃引周波数20Hz〜20KHz)を与えたときに発生するインピーダンスと、基本周波数の音圧と、3次高調波の音圧とを測定した結果を表わしている。図示の如く、ダクトの共振周波数Aとスピーカユニットの共振周波数Bとの間の帯域において、音圧レベルの高い3次高調波S′が発生していることがわかる。
【0004】
そこで本発明の目的は、3次高調波の発生を有効に抑制することが出来るスピーカ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るスピーカ装置は、キャビネット(1)内にスピーカ(5)が設置され、該スピーカ(5)からの音波が放射される音響室(10)は、ダクトを通じてキャビネット(1)の外部に開放されている。
前記ダクトは、同軸上を伸びるメインダクト部とサブダクト部から構成され、メインダクト部とサブダクト部の境界位置に、音響室(10)に通じる開口を有し、メインダクト部は、前記開口とは反対側の端部がキャビネット(1)の外部に開口し、サブダクト部は、前記開口とは反対側の端部が閉止されている。
【0006】
上記本発明のスピーカ装置においては、音響室(10)内に放射された音波が、ダクトの開口を経てメインダクト部とサブダクト部に導入され、従来のダクトと概ね同じ機能を発揮するメインダクト部では、両端を開放端とする共振が発生すると共に、新たに追加されたサブダクト部では、一方を開放端、他方を閉止端とする共振が発生することになる。
このメインダクト部とサブダクト部の作用によって、3次高調波の発生が有効に抑制されることが実験的に確認された。
【0007】
具体的構成において、前記ダクトは、メインダクト(2)とサブダクト(3)を同軸上にて互いに離間させて配置したものであり、両ダクト(2)(3)の互いに対向する開口端(22)(31)が前記開口を形成している。
或いは、前記ダクトは、1本の連続するダクト(4)であって、該ダクト(4)の途中には、前記開口となる孔(43)が開設され、該ダクト(4)の一方の端部がキャビネット(1)の外部に開口し、他方の端部は閉止されている。
【0008】
特に後者のダクト構造は、1本の連続するダクト(4)の一端をキャビネット(1)の前面板に連結し、他端をキャビネット(1)の背面板に連結して実現することが出来るので、キャビネット(1)の前面板と背面板がダクト(4)によって互いに連結されることとなり、キャビネット自体の構造強度が増大する。又、ダクト(4)の孔(43)を上向きに開設すれば、該孔(43)からキャビネット(1)内へ異物が落ち込む虞がなく、安全である。
【0009】
【発明の効果】
本発明に係るスピーカ装置によれば、3次高調波の発生が有効に抑制されて、低音の音質が改善される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
第1実施例
本実施例のスピーカ装置は、図1及び図2に示す如く、直方体状のキャビネット(1)を具え、該キャビネット(1)内には音響室(10)が形成され、キャビネット(1)の前面板(11)には、低音用のスピーカ(5)が取り付けられている。
【0011】
キャビネット(1)内には、前面板(11)と背面板(12)の間に、メインダクト(2)とサブダクト(3)が同軸上に揃えて配置され、メインダクト(2)の後方端部に形成された開口端(22)とサブダクト(3)の前方端部に形成された開口端(31)とが、所定距離をおいて互いに対向している。
メインダクト(2)の前方端部に形成された開口端(21)は、キャビネット(1)の前面板(11)に連結されて、キャビネット(1)の外部へ開放されている。又、サブダクト(3)の後方端部(32)は、キャビネット(1)の背面板(12)に連結されて、閉止されている。
【0012】
図6は、上記本発明のスピーカ装置に対して1Wの交流信号(掃引周波数20Hz〜20KHz)を与えたときに発生するインピーダンスと、基本周波数の音圧と、3次高調波の音圧とを測定した結果を表わしている。図示の如く、ダクトの共振周波数Aとスピーカユニットの共振周波数Bとの間の帯域において、3次高調波Sが発生しているが、その音圧レベルは、図7に示す従来のスピーカ装置における3次高調波の音圧レベルよりも抑圧されていることが分かる。
【0013】
第2実施例
本実施例のスピーカ装置は、図3及び図4に示す如く、直方体状のキャビネット(1)を具え、該キャビネット(1)内には音響室(10)が形成され、キャビネット(1)の前面板(11)には、低音用のスピーカ(5)が取り付けられている。
【0014】
キャビネット(1)内には、前面板(11)と背面板(12)の間に、ダクト(4)が配置され、該ダクト(4)の前方端部に形成された開口端(41)がキャビネット(1)の前面板(11)に連結されて、キャビネット(1)の外部に開放されている。又、ダクト(4)の後方端部(42)は、キャビネット(1)の背面板(12)に連結されて、閉止されている。
ダクト(4)の中間部には、孔(43)が上向きに開設され、該孔(43)よりも前方のダクト部が第1実施例のメインダクトに対応し、該孔(43)よりも後方のダクト部が第1実施例のサブダクトに対応している。
【0015】
従って、本実施例のスピーカ装置においても、図6に示す如く、ダクトの共振周波数Aとスピーカユニットの共振周波数Bとの間の帯域に発生する3次高調波Sが、従来よりも抑制されることになる。
【0016】
又、本実施例のスピーカ装置においては、キャビネット(1)の前面板(11)と背面板(12)をダクト(4)によって互いに連結した構造を有し、キャビネット(1)自体の構造強度が大きくなるため、キャビネット(1)の板厚を減少させることが可能であり、これによって材料コストの節減が図られる。
然も、ダクト(4)の孔(43)は上向きに開設されているので、ダクト(4)の開口端(41)から異物が侵入したとしても、該異物が孔(43)からキャビネット(1)内へ落下する虞はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスピーカ装置の一部破断斜視図である。
【図2】該スピーカ装置の垂直断面図である。
【図3】第2実施例のスピーカ装置の一部破断斜視図である。
【図4】該スピーカ装置の垂直断面図である。
【図5】従来のスピーカ装置の垂直断面図である。
【図6】本発明のスピーカ装置の出力特性を示すグラフである。
【図7】従来のスピーカ装置の出力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
(1) キャビネット
(11) 前面板
(12) 背面板
(10) 音響室
(2) メインダクト
(3) サブダクト
(4) ダクト
(43) 孔
(5) スピーカ

Claims (5)

  1. キャビネット(1)内にスピーカ(5)が設置され、該スピーカ(5)からの音波が放射される音響室(10)は、ダクトを通じてキャビネット(1)の外部に開放されているスピーカ装置において、前記ダクトは、同軸上を伸びるメインダクト部とサブダクト部から構成され、メインダクト部とサブダクト部の境界位置に、音響室(10)に通じる開口を有し、メインダクト部は、前記開口とは反対側の端部がキャビネット(1)の外部に開口し、サブダクト部は、前記開口とは反対側の端部が閉止されていることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記ダクトは、メインダクト(2)とサブダクト(3)を同軸上にて互いに離間させて配置したものであり、両ダクト(2)(3)の互いに対向する開口端(22)(31)が前記開口を形成している請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記ダクトは、1本の連続するダクト(4)であって、該ダクト(4)の途中には、前記開口となる孔(43)が開設され、該ダクト(4)の一方の端部がキャビネット(1)の外部に開口し、他方の端部は閉止されている請求項1に記載のスピーカ装置。
  4. ダクト(4)は、一方の端部がキャビネット(1)の前面板(11)に連結されると共に、他方の端部がキャビネット(1)の背面板(12)に連結されている請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. ダクト(4)の孔(43)は、上向きに開設されている請求項3又は請求項4に記載のスピーカ装置。
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