JP3181730U - スピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音響機器であるスピーカー装置の低音部を改善し、音程、音域、音質を向上させたスピーカー装置を提供する。
【解決手段】スピーカー装置内部のスピーカーユニット22周囲の上下左右背面に遮蔽板1〜4等を設け、遮蔽板1に開口部9を設け、スピーカーユニット背面遮蔽板2をスピーカーボックス前面パネルとの平行を避ける様に傾斜して取り付け、更にスピーカー後部に後面板4を設け、これら遮蔽板や後面板とスピーカーボックスにより出来た空間を伝播する音波により共鳴管から音程、音域、音質の向上した低音を放射するスピーカー装置とする。
【選択図】図1

Description

本考案は特に低音域の音質を改善するスピーカー装置に関する。
音響機器のスピーカー装置において、低音部の出力減衰を補うためにスピーカーボックスに工夫が凝らされている。スピーカーユニット自体では良い音質、音程、音量が得にくく、スピーカーボックス筐体に、例えば、バスレフ型やバックロードホーン型等の音声出力方法を設けている。
特開平06−217385号公報 特開2007−235282号公報 特開2006−253948号公報
従来のバスレフ型スピーカー装置では低音域が強調されるが、単調で音程が確かではないことがあり、バックロードホーン型スピーカー装置では装置が大きくなるか複雑になる欠点があった。
スピーカーボックス筐体とスピーカーユニットよりなるスピーカー装置において、スピーカーユニット周囲上下左右の側面の少なくとも1面と背面とを遮蔽板でスピーカーボックス筐体よりスピーカーユニットを遮蔽し、スピーカーユニット周囲上下左右の遮蔽板に少なくとも1箇所遮蔽板開口部を設け、更にスピーカーユニット背面の遮蔽板とスピーカーボックス筐体間にスピーカーユニット後面板を設け、スピーカーユニット側面遮蔽板とスピーカーボックス筐体間及びスピーカーユニット後面板とスピーカーボックス筐体間そしてスピーカーユニット背面遮蔽板とスピーカーユニット後面板間に空間を設け、遮蔽板開口部を通った音をその連続した空間からスピーカーボックス筐体外に放射する為に、両端が開放した管をこの空間からスピーカーボックス筐体外に管の片端を向け設けたスピーカー装置を提供する。スピーカーユニット周囲の側面遮蔽板とスピーカーボックス筐体間及びスピーカーユニット後面板とスピーカーボックス筐体間そしてスピーカーユニット背面遮蔽板とスピーカー後面板間の空間は連続しており、一体となっている。
遮蔽板開口部をスピーカーユニットの振動板及び磁石側面に設けたスピーカー装置を提供する。そして、スピーカーユニット中心軸に対して直角以外の角度で、望ましくは+5°乃至+85°或いは−5°乃至−85°の角度を以って、傾斜させた遮蔽板をスピーカーユニット背面に設けたスピーカー装置を提供する。
更に、必要により、スピーカーユニット側面遮蔽板やスピーカーユニット後面板のいずれかとスピーカーボックス筐体間に少なくとも一つ以上の桟を接着固定したスピーカー装置を提供する。
本考案はスピーカー装置における特に低音領域の音量、音程、音質向上の為に、バスレフ型の共鳴管(ダクト)を設け、小型で音量、音質共に更に改善、向上させたスピーカー装置とする。
本考案では外形図、図4、の断面図、図1、と内部斜視図、図2、そして模式図、図3の様に、特に図3のスピーカーユニット22側面遮蔽板5、6や図1の背面遮蔽板2とスピーカーユニット後面板4により音波を下方に導いた後に、図1の様にバスレフ型の共鳴管8により、音程の確かな低音をスピーカー装置外に管8の片端88から放射する様にしている。遮蔽板開口部9をスピーカーユニットの振動板及び磁石23側面に設けると振動圧が遮蔽板1外の空間11以降に、より少ない減衰で伝播する。更に、スピーカーユニット背面の遮蔽板2をスピーカーユニット中心軸26に対して直角以外の角度25を以って斜めに設置することにより、音波が遮蔽板開口部9に向き、音の籠もりが大きく減少する。
図2の様に、本考案の遮蔽板1、2、3、5、6をスピーカーユニット22周りに設けたことにより図1や図3の様にスピーカーボックス筐体30及び空間11、12、14、15、16周りの剛性が増し、空間11、12、14、15、16を伝播する低音質が向上し、低音の音程が確かとなる。スピーカーユニット遮蔽板1、2、3、5、6やスピーカーユニット後面板4の材質や寸法等により、剛性が足りないと考えられる時は図3の様にスピーカーユニット遮蔽板5、6や図1のスピーカーユニット後面板4とスピーカーボックス筐体30間に図3の様な桟33を少なくとも一つ以上接着固定すると音質向上が図れる。本考案実施例では側面遮蔽板5、6に桟33を複数個取り付けることにより、低音域の音程がより鮮明になった。
図1のスピーカーユニット遮蔽板1、2、3は水平板に拘らず、湾曲板でも良い。又、両端88、89が開放した共鳴管8は円管でも多面管でも良い。
本考案のスピーカー装置では立体的に数十センチメートル四方以内で構成できる小型で、良好な低音の音程、音域、音質、が提供できる。本考案のスピーカー装置により、低音域の周波数特性は元より、単なる低音では無く、音程のよりしっかりした低音を提供できる。再度、本発明のスピーカー装置により、低音域の周波数特性の向上ができると共に、小型スピーカー装置では得られない音域・音質を提供できる。更にスピーカーボックス内の音の籠もりや箱鳴りを回避できる。
本考案のスピーカー装置の図4の55−55、56−56での方向57から見た断面図である。 本考案のスピーカー装置の遮蔽板と後面板部分の斜視図である。 本考案のスピーカー装置を正面から見た内部の模式図である。 本考案のスピーカー装置の外観斜視図である。
小型スピーカーボックス内のスピーカーユニットを遮蔽板で囲み、開口部を遮蔽板に設け、更にスピーカーユニット後面板を設け、遮蔽板や後面板とスピーカーボックスとの間にできた空間を音道とし、共鳴管により音程、音質の良い低音放射を実現した。
図4の様に幅180mm、高さ390mm、奥行き180mm、の外形のスピーカー装置を作成した。図1は図4の断面図である。図1のスピーカーユニット22はウェーブコア社のWF146WA02−01型中低音用を使用し、本発明のスピーカー装置への音響アンプはソニー株式会社のTA−FA5ES型を使用し、音程、音域、音質を確認した。
図1及び図2の様に、スピーカー遮蔽板1、2、3、5、6やスピーカー後面板4は厚さ12mmの合板を使用した。スピーカーボックス筐体30は天板・底板は厚さ15mmとし、前後面板は厚さ12mmとした。共鳴管8は両端88、89が開放した内径48mm、長さ150mm、厚さ3mmの円筒状の塩化ビニール管を使用した。
図1の様にスピーカーユニット22上側面の遮蔽板1に直径50mmの円形開口部9を設け、スピーカーユニット22背面にスピーカーユニット中心軸26に角度25を80°斜めに背面板2をスピーカーボックス前面パネルとの平行を避ける様に取り付け、更にその後ろにスピーカーユニット後面板4を設け、又、図2の様に、スピーカーユニット22側面右左に遮蔽板5、6をそれぞれ設けた。尚、図4のスピーカー装置を上下逆さに置いた場合、図1ではスピーカーユニット中心軸26に対し、角度25は−80°斜めに背面板2を取り付けた事となる。
図1及び図2のスピーカーユニット22背面空間の音、音波、はスピーカーユニット22上側面の遮蔽板1開口部9より空間11を通り、図1の後面空間14及び図3の側面空間15、16を伝播する。図1のスピーカーユニット背面遮蔽板2と後面板4間の空間12を含めた空間11、14、12、図3の空間15、16の音圧により、共鳴管8で低音を選択的にスピーカーボックス30外に管8の片端88より音を放射する。
本実施例は音の道となる音道を図1や図3の様にスピーカーユニット上部空間11から後面空間14と側面空間15、空間16そしてスピーカーユニット背面空間12と連続した空間としている。又、本実施例の図1では遮蔽板2は上端が遮蔽板1、下端が遮蔽板3に接合されているが、上端が遮蔽板1又は後面板4、下端がスピーカーボックス前面30に接合し、遮蔽板3は設けなくても良い。
実施例1のスピーカー装置に、桟を設けたスピーカー装置を作成した。図3のスピーカーユニット両側面の間隙(15mm)である右空間15、左空間16に長さ30mm、高さ15mm、幅10mmの長方体の桟33を10本ずつ「ハ」の字形に適宜取り付けた。図3の模式図の様に桟33は遮蔽板5、6とスピーカーボックス筐体30双方に接着剤で強く固定された。
桟33は図3の様に遮蔽板5、6とスピーカーボックス筐体30間に取り付けられているのでスピーカーボックス筐体30の剛性が上がり、音質が良くなると同時に、よくあるスピーカーボックス自体の振動による箱鳴りが防止できる。更に、桟33を複数個取り付けることにより、音の迷路ができ、より良い低音が出た。桟33は特にスピーカーボックス筐体30の剛性が足りないと考えられる時に使用すると良い。
Figure 0003181730
上記グラフ1は周波数特性試験での結果である。縦軸は減衰率dB(デシベル)であり、横軸は周波数Hz(ヘルツ)である。150Hzより低い周波数では約70Hzをピークとして減衰が軽減され周波数特性が改善していた。
高音スピーカーユニット(ツィーター)を図1の空間11のスピーカーボックス30前面に取り付けたスピーカー装置とした場合、凡そ40Hzから20kHz位までは良い周波数特性が見られ、本考案による周波数特性向上が顕著に見られた。
本考案のスピーカー装置は音響機器の出力機器として、家庭内、企業、劇場、舞台等、屋内・屋外で使用される。
1 スピーカーユニット上側面の開口部のある遮蔽板
2 スピーカーユニット背面の遮蔽板
3 スピーカーユニット下側面の遮蔽板
4 スピーカーユニット後面の遮蔽板
5 スピーカーユニット前面から見て右側面の遮蔽板
6 スピーカーユニット前面から見て左側面の遮蔽板
8 両端が開放した管
9 遮蔽板の開口部
11 スピーカーユニット上側面遮蔽板とスピーカーボックス筐体間の空間
12 スピーカーユニット背面板と後面板間の空間
14 スピーカーユニット後面板とスピーカーボックス筐体間の空間
15 スピーカーユニット右側面とスピーカーボックス筐体間の空間
16 スピーカーユニット左側面とスピーカーボックス筐体間の空間
22 スピーカーユニット
23 スピーカーユニットの振動板と磁石のある部分
25 スピーカーユニット背面遮蔽板のスピーカーユニット中心軸に対する傾斜角度
26 スピーカーユニット中心軸
30 スピーカーボックス(筐体)
33 桟
55 断面図を作成するための切断する横軸
56 断面図を作成するための切断する縦軸
57 断面図を作成するための断面方向
88 開放した管の音の出力端
89 開放した管の後端

Claims (3)

  1. スピーカーボックス筐体とスピーカーユニットよりなるスピーカー装置において、スピーカーユニット周囲上下左右の側面の少なくとも1面とスピーカーユニット背面とを遮蔽板でスピーカーボックス筐体よりスピーカーユニットを遮蔽し、スピーカーユニット周囲上下左右の遮蔽板に少なくとも1箇所開口部を設け、更にスピーカーユニット背面の遮蔽板とスピーカーボックス筐体間にスピーカー後面板を設け、スピーカーユニット側面遮蔽板とスピーカーボックス筐体間及びスピーカーユニット後面板とスピーカーボックス筐体間そしてスピーカーユニット背面遮蔽板とスピーカーユニット後面板間の一体となった空間から遮蔽板開口部を通った音をスピーカーボックス筐体外に放射する為に、両端が開放した管をこの空間からスピーカーボックス筐体外に向け設けたことを特徴とするスピーカー装置。
  2. スピーカーユニット背面の遮蔽板をスピーカーユニット中心軸に対して+5°乃至+85°或いは−5°乃至−85°の角度を以って傾斜させ設けたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. スピーカーユニット上下左右の側面の遮蔽板とスピーカーユニット後面板の少なくとも1枚の板とスピーカーボックス筐体間に一つ以上の桟を接着固定させたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
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