JP2004139847A - 押釦スイッチ用部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】押釦スイッチ用部材に特別な視認性を付加して、装飾の視認性を変えることが可能な押釦スイッチ用部材を提供する。
【解決手段】キートップ外形形状に成形された凸部3を有する樹脂シート2と、凸部3の内側に固着されるキートップ芯材4とを有する押釦スイッチ用部材であって、キートップ芯材4には、キートップ芯材4の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層10を有し、キートップ芯材4の天面部、底面部及び透光性反射層10のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾6,7,12を有し、キートップ芯材4を天面部側から見た場合に、透光性反射層10を介して装飾6,7,12が組み合わされて見える。
【選択図】 図1
【解決手段】キートップ外形形状に成形された凸部3を有する樹脂シート2と、凸部3の内側に固着されるキートップ芯材4とを有する押釦スイッチ用部材であって、キートップ芯材4には、キートップ芯材4の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層10を有し、キートップ芯材4の天面部、底面部及び透光性反射層10のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾6,7,12を有し、キートップ芯材4を天面部側から見た場合に、透光性反射層10を介して装飾6,7,12が組み合わされて見える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器、家庭用電話、FAX装置、電子手帳、計測機器類、車載用スイッチ、リモコン或いは、パソコン用キーボード等に用いられる押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0002】
より詳しくは、押釦スイッチ用部材のキートップ芯材に透光性反射層を形成し、この透光性反射層を介して装飾を組み合わせることで、特別な視認性を付加した押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
一般に携帯電話に代表される移動体通信機器、電子手帳、計測器、リモコン或いはパソコン用キーボード等の押釦スイッチにおいては、この押釦スイッチの機能やデザイン性を高めるために文字、記号、図柄等の装飾が押釦スイッチ用部材に印刷形成されているものが多い。
【0004】
最近では、この押釦スイッチ用部材に印刷表示されている装飾が多様化し、様々な装飾が要望されている。例えば、押釦スイッチ用部材に形成された複数の装飾が組み合わせて見えるものや、操作者が装飾の見る角度により装飾が変化して見えるもの及び、装飾の見方により立体的に見えるもの等のように、様々な視認が可能な装飾が要望されている。
【0005】
ところが、従来の押釦スイッチ用部材の装飾は、樹脂シートに装飾を単にスクリーン印刷、パッド印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等の印刷方法により形成し、この装飾が形成された樹脂シートをキートップ外形形状の凸部を有する形状に成形して、この凸部の内側にキートップ芯材を固着して、凸部の天面部に機能やデザインを表示した押釦スイッチ用部材としているため、この装飾の視認性を変化させることは困難であった。
【0006】
また、装飾が立体的に視認できるものとしては、透明な樹脂キートップとベース部材とから構成される押釦スイッチ用部材のキートップの天面部に文字や記号、図柄等の装飾が設けられ、且つ樹脂キートップの底面に装飾の影が映る反射層が設けられており、操作者は装飾と反射層に映し出された装飾の影がずれて見えることで装飾の文字、記号、図柄等の装飾を立体的に視認するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
しかしながら、従来の装飾の影を映しだして、この装飾の影と装飾とがずれることで装飾を立体的に見せるものにあっては、押釦スイッチ用部材の天面部に装飾部が形成され、底面部に反射層が形成されているので、押釦スイッチ用部材の厚みが厚すぎると天面部の装飾と底面部の反射層との距離が離れてしまうため反射層に映る装飾の影がぼやけてしまい装飾が立体的に視認できなくなることや、押釦スイッチ用部材の上側からの照光により反射層に装飾の影を映し出して装飾を立体的に視認するため、上側からの自然光等の照光がない場合においては、装飾の影を映し出すことができなくなり装飾を立体的に視認できない問題点があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−42598号公報(第1図)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、以上のような従来の問題点を解消するためになされたもので、特別な視認性を付加して装飾の視認性を変えることが可能な押釦スイッチ用部材を提供することである。
【0010】
他の課題は、厚みのある押釦スイッチ用部材においても文字、記号、図柄等の装飾を立体的に視認することが可能であり、また、暗い場所等の上側からの照光がない場合でも装飾を立体的に視認することが可能な押釦スイッチ用部材を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、キートップ外形形状に成形された凸部を有する樹脂シートと、前記凸部の内側に固着されるキートップ芯材とを有する押釦スイッチ用部材であって、前記キートップ芯材には、該キートップ芯材の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層を有し、前記キートップ芯材の天面部、底面部及び前記透光性反射層のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾を有し、前記キートップ芯材を天面部側から見た場合に、前記透光性反射層を介して前記装飾が組み合わされて見えることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して平行な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して垂直な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材を側面から見て底面と傾斜する面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1つに記載の構成に加えて、前記天面部、底面部及び前記透光性反射層の装飾が異なる文字、記号、図柄等の装飾の組合せであることを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1つに記載の構成に加えて、前記キートップ芯材の底面には、下側樹脂シートが固着されていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0018】
[発明の実施の形態1]
図1及び図2は、この発明の実施の形態1を示す図であって、図1は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図であり、図2は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【0019】
まず構成を説明すると、図1中符号1は、押釦スイッチ用部材で、この押釦スイッチ用部材1は、図2に示すように、押釦スイッチのキートップ外形形状に合わせた凸部3に成形された樹脂シート2と、この樹脂シート2の凸部3の内側に固着されているキートップ芯材4と、このキートップ芯材4の下側に透明性接着剤11を介して固着された下側樹脂シート5とから構成されている。
【0020】
また、キートップ芯材4の天面部となる樹脂シート2の凸部3の内側天面には、円形状の図形で透光性を有する装飾6が印刷されている。さらにまた、下側樹脂シート5には、樹脂シート2に形成された装飾6と同一の円形状で透光性を有する装飾7が、凸部3の天面を平面から見て装飾6と重なる位置に形成されている。
【0021】
さらに、キートップ芯材4は、透光性を有する第1芯材8及び第2芯材9と、キートップ芯材4の底面と平行な平面で第1芯材8と第2芯材9とを仕切る透光性反射層10とから構成されている。
【0022】
また、下側樹脂シート5のキートップ芯材4の底面の略中央部には、押釦スイッチの電気接点を押圧するための押子20が透明性接着剤(図示せず)を介して形成されている。
【0023】
そして、押釦スイッチ用部材1を形成する樹脂シート2、下側樹脂シート5、第1芯材8、第2芯材9及び透光性反射層10のうち、樹脂シート2、下側樹脂シート5及び、透光性反射層10は同じ屈折率を有している。しかも、透光性反射層10は、反射機能を有しており、このため押釦スイッチ用部材1の自然光等の上方向からの照光により樹脂シート2の装飾6を反射させて装飾6の映写装飾14を映し出すことができ、且つ押釦スイッチ装置(図示せず)のバックライティングによる押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により下側樹脂シート5の装飾7を反射させて装飾7の映写装飾15を映し出すことにより、キートップ芯材4を天面部側から見たときに、透光性反射層10を介して透光された映写装飾15を視認することができる。
【0024】
樹脂シート2は、基本的には熱可塑性で無色透明若しくは有色透明或いは半透明樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、凸部3の成形性を考慮すると、例えば、アクリル系樹脂シート、ポリカーボネート系樹脂シート、ポリアクリロニトリル系樹脂シートから選択するとよい。
【0025】
下側樹脂シート5は、基本的には透光性を有する熱可塑性樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、取扱いや印刷性を考慮すると、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シート、ポリオレフィン系樹脂シート、ポリメチルメタクリレート系樹脂シートから選択するとよい。
【0026】
そして、キートップ芯材4をさらに詳しく説明すると、第1芯材8は、直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して凸部3の内側上部に固着されている。
【0027】
第1芯材8は、押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光で透光性反射層10に映った装飾6の映写装飾14を視認できるように透光性を有する熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であれば、特に限定されるものではない。ただし、成形性を考慮すると熱硬化性樹脂が望ましく、例えば、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が使用できる。
【0028】
そして、この第1芯材8の底面に直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して透光性反射層10が固着されている。
【0029】
透光性反射層10は、反射機能を有する無色透明若しくは有色透明或いは半透明の透光性の樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリカーボネート系樹脂シート又は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートにアルミニウム、酸化ケイ素、ケイ素酸化物を蒸着した樹脂シート等が使用できる。
【0030】
そして、透光性反射層10の裏面に、直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して凸部3の内側下部に第2芯材9が固着されている。
【0031】
第2芯材9は、押釦スイッチ装置等によるバックライティング(照光)で装飾7の映写装飾15を透光性反射層10に映し出せるように、透光性を有する熱可塑若しくは熱硬化性樹脂で、第1芯材と同様な材質が用いられている。
【0032】
また、第2芯材9の底面は、下側樹脂シート5が固着できるような平坦な平面で形成されている。
【0033】
さらに、装飾6,7と透光性反射層10との距離が近すぎると透光性反射層10に映し出された映写装飾14,15と、樹脂シート2及び下側樹脂シート5の装飾6,7とが完全に重なってしまい立体的に視認することができなくなるので、透光性反射層10は、天面部及び底面部を除いた位置に形成されている。
【0034】
また、下側樹脂シート5とキートップ芯材4の底面とを固着する透明性接着剤11、透光性反射層10と第1芯材8及び第2芯材9とを固着する透明性接着剤とは、作業性及び接着性を考慮して選択されるが、樹脂シート2の装飾や下側樹脂シート5の装飾を視認できるように透明性を有する接着剤が用いられる。
【0035】
なお、この実施の形態1では、樹脂シート2に装飾6を形成し、下側樹脂シート5に装飾7を形成しているが、これに限定されず、押釦スイッチ用部材1の天面部が複雑な立体形状を有し、装飾6を印刷し難い場合等には、透光性反射層10に装飾6を形成し、下側樹脂シート5に装飾7を形成して、押釦スイッチ装置のバックライティング(照光)により透光性反射層10に装飾7の映写装飾15を映し出し、装飾6と映写装飾15とが干渉しあい、キートップ芯材4に浮かんだように見えることで、立体的に視認することも可能である。さらに、このように形成された押釦スイッチ用部材1は、自然光等の上方向からの照光がなく、暗い場所においても、下方向の照光だけで、キートップ芯材4に浮かんだように見せることができ、立体的に視認することが可能となる。また、樹脂シート2に装飾6を形成し、透光性反射層10に装飾7を形成して、自然光等の照光により透光性反射層10に装飾6の映写装飾14を映し出し、この映写装飾14と装飾7とが干渉しあい、キートップ芯材4に浮かんだように見えることで、立体的に視認することも可能である。
【0036】
また、装飾7が形成された下側樹脂シート5をキートップ芯材4の底面に固着しているが、キートップ芯材4の底面に装飾7を形成して下側樹脂シート5を用いないで押釦スイッチ用部材1を形成することも可能である。
【0037】
さらに、押釦スイッチ用部材1を形成する樹脂シート2、下側樹脂シート5、第1芯材8、第2芯材9及び透光性反射層10の部材のうち、樹脂シート2、下側樹脂シート5及び、透光性反射層10は、同じ屈折率を有しているが、これに限定されず、例えば、第1芯材8と第2芯材9とが同じ屈折率を有し、樹脂シート2と下側樹脂シート5とが同じ屈折率で、第1芯材8と異なる屈折率を有し、透光性反射層10が第1芯材8と樹脂シート2と異なる屈折率等としても透光性反射層10を介して装飾6,7の映写装飾14,15を組み合わせることが可能である。
【0038】
このように構成された押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10を有し、この透光性反射層10は、自然光等の押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光で透光性反射層10に装飾6の映写装飾14を映し出し、バックライティング等の下方向からの照光で透光性反射層10に装飾7の映写装飾15を映し出し、この2つの映写装飾14,15が透光性反射層10を介して干渉しあうことで押釦スイッチ用部材1に装飾が付加されるため、装飾の視認性を変化することが可能となる。
【0039】
また、キートップ芯材4に、透光性反射層10を1層形成した簡単な構成でも装飾6と装飾7とを組み合わせて視認性を変化させることができる。
【0040】
さらに、透光性反射層10がキートップ芯材4の底面と平行な平面であるので、装飾6,7の形状を保持した状態で透光性反射層10に付加することができるため、装飾6,7がキートップ芯材4に浮かんだように見え、立体的に視認することが可能となる。
【0041】
しかも、従来のように天面部に形成された装飾の影を底面部に映し出すのでなく、キートップ芯材4の中に形成された透光性反射層10を介して装飾を浮かんだように見せるため、厚みのある押釦スイッチ用部材1の場合でも装飾を立体的に視認することが可能である。
【0042】
また、キートップ芯材4の底面には、下側樹脂シート5が固着されているので、立体形状を有するキートップ芯材4の底面ではなく、予めシート状である下側樹脂シート5に装飾7を形成してキートップ芯材4の底面に固着することができるため、押釦スイッチ用部材1の製造効率を向上させることができる。さらに、予め押子を固着することができるため、確実に押釦スイッチの電気接点を押圧する押釦スイッチ用部材1である。
【0043】
[発明の実施の形態2]
図3乃至図5は、この発明の実施の形態2を示す図であって、図3は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図4は、押釦スイッチ用部材の平面図であり、図5は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0044】
この発明の実施の形態2は、実施の形態1の透光性反射層10が、図3に示すように、キートップ芯材4の底面と垂直な平面で第1芯材8と第2芯材9とを左右に仕切るように形成されている。
【0045】
また、図4に示すように、樹脂シート2に半円形状の図形で透光性を有する装飾6が形成され、下側樹脂シート5に装飾6の半円形状を180度回転させた透光性を有する装飾7が形成されている。装飾6はキートップ芯材4を天面から見たときに、第1芯材8側に半円形状の直線部が透光性反射層10の中心線O1上と重なる位置に形成され、装飾7は、キートップ芯材4を天面から見たときに、第2芯材9側に半円形状の直線部が透光性反射層10の中心線O1上に重なる位置に形成されている。
【0046】
なお、この実施の形態2では、装飾7が半円形状の図形でキートップ芯材4を天面から見て第2芯材9側に形成されているが、これに限定されず、装飾7は、文字、記号、絵柄等で、どの位置に形成されていてもよい。
【0047】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、キートップ芯材4の透光性反射層10が第1芯材8と第2芯材9とをキートップ芯材4の底面と垂直な平面で仕切るように形成されているので、透光性反射層10に装飾6の鏡像16と装飾7の鏡像17とを映し出し装飾6と装飾7とを組み合わせた装飾を視認することができる。さらに、第2芯材9よりの天面部側より押釦スイッチ用部材1を見たときには、透光性反射層10に装飾7の鏡像17が映り、キートップ芯材4の底面部に円形状等を視認することができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾6,7の鏡像16,17を映し出すことで装飾が形成された天面部又は底面部に、押釦スイッチ用部材1に形成された装飾と左右対称の装飾が形成されているように見えることで、視認を変化させることができる。
【0048】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0049】
[発明の実施の形態3]
図6及び図7は、この発明の実施の形態3を示す図であって、図6は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図7は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0050】
この発明の実施の形態3は、実施の形態1のキートップ芯材4の透光性反射層10が、図6に示すように、キートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜し、第1芯材8と第2芯材9とを仕切るように形成されている。
【0051】
さらに、樹脂シート2の装飾6及び下側樹脂シート5の装飾7は、キートップ芯材4を平面から見て透光性反射層10に映るように形成されている。
【0052】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、キートップ芯材4の透光性反射層10がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜しているので、図7に示すように、押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光により透光性反射層10に装飾6が略楕円形状に変形した状態の映写装飾18を映し出すことができる。また、押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により透光性反射層10に装飾7が略楕円形状に変形した状態の映写装飾19を映し出すことができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、見方により透光性反射層10に装飾6、7が変形した状態の映写装飾18,19を映し出すことで視認性を変化させることができる。
【0053】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0054】
[発明の実施の形態4]
図8乃至図10は、この発明の実施の形態4を示す図であって、図8は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図9は、押釦スイッチ用部材の平面図であり、図10は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0055】
この発明の実施の形態4は、図8に示すように、実施の形態1のキートップ芯材4の透光性反射層10の表面に、装飾12を形成している。また、図9に示すように、樹脂シート2の装飾6及び下側樹脂シート5の装飾7を同一の正三角形の装飾6,7とし、透光性反射層10の装飾12は、装飾6を180度回転させた正三角形である。さらに、装飾6と装飾7とは、キートップ芯材4を天面からみて重なるように形成され、また、装飾12は、図10に示すように、キートップ芯材4を天面から見て少なくとも一部が装飾6,7と重なるように形成されている。
【0056】
なお、この実施の形態4では、装飾6,7,12が正三角形の図形であるが、これに限定されず、文字、記号、絵柄等でよい。また、装飾6,7が装飾12と少なくとも一部が重なる位置に形成されているが、装飾6,7が装飾12と重ならない位置に形成されていてもよい。
【0057】
さらに、装飾12が透光性反射層10の片側表面にのみ形成されているが、両面に形成することも可能である。
【0058】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾12が形成されているので、押釦スイッチ用部材1の上方向側からの照光により透光性反射層10に映し出された装飾6の映写装飾14と装飾12とが重なり合い、透光性反射層10に星形形状を視認することができる。また、押釦スイッチ用部材の下方向からの照光により透光性反射層10に映し出された装飾7の映写装飾15と装飾12とが重なり合い、透光性反射層10に星形形状を視認することができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾12と装飾6,7との組合せの装飾を映し出すことが可能となるため装飾12の視認性を変化させることができる。
【0059】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0060】
[発明の実施の形態5]
図11及び図12は、この発明の実施の形態5を示す図であって、図11は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図12は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0061】
この発明の実施の形態5は、実施の形態3のキートップ芯材4の透光性反射層10が、図11及び図12に示すように、三角形状に形成された反射面13を4面有し、この各反射面13がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜し、第1芯材8と第2芯材9とを仕切るように形成されている。
【0062】
透光性反射層10は、実施の形態1と同様で、反射機能を有する無色透明若しくは有色透明或いは半透明の透光性の樹脂シートで、この樹脂シートを四角錐状に成形したものである。
【0063】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、複数の反射面13がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜して形成されているので、押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により透光性反射層10の各反射面13に装飾6,7が略楕円形状に変形した状態の映写装飾18、19を映し出すことができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、見方により透光性反射層10に装飾7が変形した状態の映写装飾18、19を複数映し出すことで視認性を変化させることができる。
【0064】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態3と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、キートップ外形形状に成形された凸部を有する樹脂シートと、凸部の内側に固着されるキートップ芯材とを有する押釦スイッチ用部材であって、キートップ芯材には、該キートップ芯材の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層を有し、キートップ芯材の天面部、底面部及び透光性反射層のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾を有し、キートップ芯材を天面部側から見た場合に、透光性反射層を介して前記装飾が組み合わされて見えるので、この組み合わされて付加された装飾と、押釦スイッチ用部材に形成された装飾とを視認することにより、装飾の視認性を変化させることが可能となる。
【0066】
請求項2に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材の底面に対して平行な平面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加えて、装飾をほぼ同一な形状で透光性反射層に付加することができるため、押釦スイッチ用部材に形成された装飾がキートップ芯材に浮かんだように見えることで、装飾を立体的に視認することが可能となる。
【0067】
さらに、従来の装飾を立体的に見せる押釦スイッチ用部材のように天面部に形成された装飾の影を底面部に映し出すのでなく、キートップ芯材の中に形成された透光性反射層に装飾を介して、装飾を浮かんだように見せるため、厚みのある押釦スイッチ用部材の場合でも装飾を立体的に視認することが可能である。
【0068】
また、透光性反射層とキートップ芯材の底面部に装飾を形成した場合には、バックライティングだけで、透光性反射層に装飾を浮かんだように見えるため、暗い場所等でも立体的に視認することができる。
【0069】
請求項3に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材の底面に対して垂直な平面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加え、押釦スイッチ用部材の装飾が形成された天面部又は底面部に、押釦スイッチ用部材1に形成された装飾と左右対称の装飾が形成されているように見えることで、視認を変化させることが可能となる。
【0070】
請求項4に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材を側面から見て底面と傾斜する面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加え、押釦スイッチ用部材に形成された装飾を透光性反射層に変形した状態の装飾として映し出すことが可能となる。
【0071】
請求項5に記載の発明によれば、天面部、底面部及び透光性反射層の装飾が異なる文字、記号、図柄等の装飾の組合せであるので、請求項1乃至4の何れか1つの効果に加え、押釦スイッチ用部材に形成された装飾と別形状の複雑な装飾を映し出すことが可能となる。
【0072】
請求項6に記載の発明によれば、キートップ芯材の底面には、下側樹脂シートが固着されているので、請求項1乃至5の何れか1つの効果に加え、予めシート形状である下側樹脂シートに透光性反射層に映し出せる装飾を形成してキートップ芯材の底面に固着することができるため、押釦スイッチ用部材の製造効率を向上させることができる。さらに、予め押子を固着することができるため、確実に押釦スイッチの電気接点を押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図2】同実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図4】同実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。
【図5】同実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図7】同実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図9】同実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。
【図10】同実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態5に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図12】同実施の形態5に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ用部材
2 樹脂シート
3 凸部
4 キートップ芯材
5 下側樹脂シート
6,7,12 装飾
8 第1芯材
9 第2芯材
10 透光性反射層
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器、家庭用電話、FAX装置、電子手帳、計測機器類、車載用スイッチ、リモコン或いは、パソコン用キーボード等に用いられる押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0002】
より詳しくは、押釦スイッチ用部材のキートップ芯材に透光性反射層を形成し、この透光性反射層を介して装飾を組み合わせることで、特別な視認性を付加した押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
一般に携帯電話に代表される移動体通信機器、電子手帳、計測器、リモコン或いはパソコン用キーボード等の押釦スイッチにおいては、この押釦スイッチの機能やデザイン性を高めるために文字、記号、図柄等の装飾が押釦スイッチ用部材に印刷形成されているものが多い。
【0004】
最近では、この押釦スイッチ用部材に印刷表示されている装飾が多様化し、様々な装飾が要望されている。例えば、押釦スイッチ用部材に形成された複数の装飾が組み合わせて見えるものや、操作者が装飾の見る角度により装飾が変化して見えるもの及び、装飾の見方により立体的に見えるもの等のように、様々な視認が可能な装飾が要望されている。
【0005】
ところが、従来の押釦スイッチ用部材の装飾は、樹脂シートに装飾を単にスクリーン印刷、パッド印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等の印刷方法により形成し、この装飾が形成された樹脂シートをキートップ外形形状の凸部を有する形状に成形して、この凸部の内側にキートップ芯材を固着して、凸部の天面部に機能やデザインを表示した押釦スイッチ用部材としているため、この装飾の視認性を変化させることは困難であった。
【0006】
また、装飾が立体的に視認できるものとしては、透明な樹脂キートップとベース部材とから構成される押釦スイッチ用部材のキートップの天面部に文字や記号、図柄等の装飾が設けられ、且つ樹脂キートップの底面に装飾の影が映る反射層が設けられており、操作者は装飾と反射層に映し出された装飾の影がずれて見えることで装飾の文字、記号、図柄等の装飾を立体的に視認するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
しかしながら、従来の装飾の影を映しだして、この装飾の影と装飾とがずれることで装飾を立体的に見せるものにあっては、押釦スイッチ用部材の天面部に装飾部が形成され、底面部に反射層が形成されているので、押釦スイッチ用部材の厚みが厚すぎると天面部の装飾と底面部の反射層との距離が離れてしまうため反射層に映る装飾の影がぼやけてしまい装飾が立体的に視認できなくなることや、押釦スイッチ用部材の上側からの照光により反射層に装飾の影を映し出して装飾を立体的に視認するため、上側からの自然光等の照光がない場合においては、装飾の影を映し出すことができなくなり装飾を立体的に視認できない問題点があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−42598号公報(第1図)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、以上のような従来の問題点を解消するためになされたもので、特別な視認性を付加して装飾の視認性を変えることが可能な押釦スイッチ用部材を提供することである。
【0010】
他の課題は、厚みのある押釦スイッチ用部材においても文字、記号、図柄等の装飾を立体的に視認することが可能であり、また、暗い場所等の上側からの照光がない場合でも装飾を立体的に視認することが可能な押釦スイッチ用部材を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、キートップ外形形状に成形された凸部を有する樹脂シートと、前記凸部の内側に固着されるキートップ芯材とを有する押釦スイッチ用部材であって、前記キートップ芯材には、該キートップ芯材の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層を有し、前記キートップ芯材の天面部、底面部及び前記透光性反射層のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾を有し、前記キートップ芯材を天面部側から見た場合に、前記透光性反射層を介して前記装飾が組み合わされて見えることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して平行な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して垂直な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、前記透光性反射層は、前記キートップ芯材を側面から見て底面と傾斜する面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1つに記載の構成に加えて、前記天面部、底面部及び前記透光性反射層の装飾が異なる文字、記号、図柄等の装飾の組合せであることを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1つに記載の構成に加えて、前記キートップ芯材の底面には、下側樹脂シートが固着されていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0018】
[発明の実施の形態1]
図1及び図2は、この発明の実施の形態1を示す図であって、図1は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図であり、図2は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【0019】
まず構成を説明すると、図1中符号1は、押釦スイッチ用部材で、この押釦スイッチ用部材1は、図2に示すように、押釦スイッチのキートップ外形形状に合わせた凸部3に成形された樹脂シート2と、この樹脂シート2の凸部3の内側に固着されているキートップ芯材4と、このキートップ芯材4の下側に透明性接着剤11を介して固着された下側樹脂シート5とから構成されている。
【0020】
また、キートップ芯材4の天面部となる樹脂シート2の凸部3の内側天面には、円形状の図形で透光性を有する装飾6が印刷されている。さらにまた、下側樹脂シート5には、樹脂シート2に形成された装飾6と同一の円形状で透光性を有する装飾7が、凸部3の天面を平面から見て装飾6と重なる位置に形成されている。
【0021】
さらに、キートップ芯材4は、透光性を有する第1芯材8及び第2芯材9と、キートップ芯材4の底面と平行な平面で第1芯材8と第2芯材9とを仕切る透光性反射層10とから構成されている。
【0022】
また、下側樹脂シート5のキートップ芯材4の底面の略中央部には、押釦スイッチの電気接点を押圧するための押子20が透明性接着剤(図示せず)を介して形成されている。
【0023】
そして、押釦スイッチ用部材1を形成する樹脂シート2、下側樹脂シート5、第1芯材8、第2芯材9及び透光性反射層10のうち、樹脂シート2、下側樹脂シート5及び、透光性反射層10は同じ屈折率を有している。しかも、透光性反射層10は、反射機能を有しており、このため押釦スイッチ用部材1の自然光等の上方向からの照光により樹脂シート2の装飾6を反射させて装飾6の映写装飾14を映し出すことができ、且つ押釦スイッチ装置(図示せず)のバックライティングによる押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により下側樹脂シート5の装飾7を反射させて装飾7の映写装飾15を映し出すことにより、キートップ芯材4を天面部側から見たときに、透光性反射層10を介して透光された映写装飾15を視認することができる。
【0024】
樹脂シート2は、基本的には熱可塑性で無色透明若しくは有色透明或いは半透明樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、凸部3の成形性を考慮すると、例えば、アクリル系樹脂シート、ポリカーボネート系樹脂シート、ポリアクリロニトリル系樹脂シートから選択するとよい。
【0025】
下側樹脂シート5は、基本的には透光性を有する熱可塑性樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、取扱いや印刷性を考慮すると、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シート、ポリオレフィン系樹脂シート、ポリメチルメタクリレート系樹脂シートから選択するとよい。
【0026】
そして、キートップ芯材4をさらに詳しく説明すると、第1芯材8は、直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して凸部3の内側上部に固着されている。
【0027】
第1芯材8は、押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光で透光性反射層10に映った装飾6の映写装飾14を視認できるように透光性を有する熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であれば、特に限定されるものではない。ただし、成形性を考慮すると熱硬化性樹脂が望ましく、例えば、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が使用できる。
【0028】
そして、この第1芯材8の底面に直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して透光性反射層10が固着されている。
【0029】
透光性反射層10は、反射機能を有する無色透明若しくは有色透明或いは半透明の透光性の樹脂シートであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリカーボネート系樹脂シート又は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートにアルミニウム、酸化ケイ素、ケイ素酸化物を蒸着した樹脂シート等が使用できる。
【0030】
そして、透光性反射層10の裏面に、直接又は透明性接着剤(図示せず)を介して凸部3の内側下部に第2芯材9が固着されている。
【0031】
第2芯材9は、押釦スイッチ装置等によるバックライティング(照光)で装飾7の映写装飾15を透光性反射層10に映し出せるように、透光性を有する熱可塑若しくは熱硬化性樹脂で、第1芯材と同様な材質が用いられている。
【0032】
また、第2芯材9の底面は、下側樹脂シート5が固着できるような平坦な平面で形成されている。
【0033】
さらに、装飾6,7と透光性反射層10との距離が近すぎると透光性反射層10に映し出された映写装飾14,15と、樹脂シート2及び下側樹脂シート5の装飾6,7とが完全に重なってしまい立体的に視認することができなくなるので、透光性反射層10は、天面部及び底面部を除いた位置に形成されている。
【0034】
また、下側樹脂シート5とキートップ芯材4の底面とを固着する透明性接着剤11、透光性反射層10と第1芯材8及び第2芯材9とを固着する透明性接着剤とは、作業性及び接着性を考慮して選択されるが、樹脂シート2の装飾や下側樹脂シート5の装飾を視認できるように透明性を有する接着剤が用いられる。
【0035】
なお、この実施の形態1では、樹脂シート2に装飾6を形成し、下側樹脂シート5に装飾7を形成しているが、これに限定されず、押釦スイッチ用部材1の天面部が複雑な立体形状を有し、装飾6を印刷し難い場合等には、透光性反射層10に装飾6を形成し、下側樹脂シート5に装飾7を形成して、押釦スイッチ装置のバックライティング(照光)により透光性反射層10に装飾7の映写装飾15を映し出し、装飾6と映写装飾15とが干渉しあい、キートップ芯材4に浮かんだように見えることで、立体的に視認することも可能である。さらに、このように形成された押釦スイッチ用部材1は、自然光等の上方向からの照光がなく、暗い場所においても、下方向の照光だけで、キートップ芯材4に浮かんだように見せることができ、立体的に視認することが可能となる。また、樹脂シート2に装飾6を形成し、透光性反射層10に装飾7を形成して、自然光等の照光により透光性反射層10に装飾6の映写装飾14を映し出し、この映写装飾14と装飾7とが干渉しあい、キートップ芯材4に浮かんだように見えることで、立体的に視認することも可能である。
【0036】
また、装飾7が形成された下側樹脂シート5をキートップ芯材4の底面に固着しているが、キートップ芯材4の底面に装飾7を形成して下側樹脂シート5を用いないで押釦スイッチ用部材1を形成することも可能である。
【0037】
さらに、押釦スイッチ用部材1を形成する樹脂シート2、下側樹脂シート5、第1芯材8、第2芯材9及び透光性反射層10の部材のうち、樹脂シート2、下側樹脂シート5及び、透光性反射層10は、同じ屈折率を有しているが、これに限定されず、例えば、第1芯材8と第2芯材9とが同じ屈折率を有し、樹脂シート2と下側樹脂シート5とが同じ屈折率で、第1芯材8と異なる屈折率を有し、透光性反射層10が第1芯材8と樹脂シート2と異なる屈折率等としても透光性反射層10を介して装飾6,7の映写装飾14,15を組み合わせることが可能である。
【0038】
このように構成された押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10を有し、この透光性反射層10は、自然光等の押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光で透光性反射層10に装飾6の映写装飾14を映し出し、バックライティング等の下方向からの照光で透光性反射層10に装飾7の映写装飾15を映し出し、この2つの映写装飾14,15が透光性反射層10を介して干渉しあうことで押釦スイッチ用部材1に装飾が付加されるため、装飾の視認性を変化することが可能となる。
【0039】
また、キートップ芯材4に、透光性反射層10を1層形成した簡単な構成でも装飾6と装飾7とを組み合わせて視認性を変化させることができる。
【0040】
さらに、透光性反射層10がキートップ芯材4の底面と平行な平面であるので、装飾6,7の形状を保持した状態で透光性反射層10に付加することができるため、装飾6,7がキートップ芯材4に浮かんだように見え、立体的に視認することが可能となる。
【0041】
しかも、従来のように天面部に形成された装飾の影を底面部に映し出すのでなく、キートップ芯材4の中に形成された透光性反射層10を介して装飾を浮かんだように見せるため、厚みのある押釦スイッチ用部材1の場合でも装飾を立体的に視認することが可能である。
【0042】
また、キートップ芯材4の底面には、下側樹脂シート5が固着されているので、立体形状を有するキートップ芯材4の底面ではなく、予めシート状である下側樹脂シート5に装飾7を形成してキートップ芯材4の底面に固着することができるため、押釦スイッチ用部材1の製造効率を向上させることができる。さらに、予め押子を固着することができるため、確実に押釦スイッチの電気接点を押圧する押釦スイッチ用部材1である。
【0043】
[発明の実施の形態2]
図3乃至図5は、この発明の実施の形態2を示す図であって、図3は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図4は、押釦スイッチ用部材の平面図であり、図5は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0044】
この発明の実施の形態2は、実施の形態1の透光性反射層10が、図3に示すように、キートップ芯材4の底面と垂直な平面で第1芯材8と第2芯材9とを左右に仕切るように形成されている。
【0045】
また、図4に示すように、樹脂シート2に半円形状の図形で透光性を有する装飾6が形成され、下側樹脂シート5に装飾6の半円形状を180度回転させた透光性を有する装飾7が形成されている。装飾6はキートップ芯材4を天面から見たときに、第1芯材8側に半円形状の直線部が透光性反射層10の中心線O1上と重なる位置に形成され、装飾7は、キートップ芯材4を天面から見たときに、第2芯材9側に半円形状の直線部が透光性反射層10の中心線O1上に重なる位置に形成されている。
【0046】
なお、この実施の形態2では、装飾7が半円形状の図形でキートップ芯材4を天面から見て第2芯材9側に形成されているが、これに限定されず、装飾7は、文字、記号、絵柄等で、どの位置に形成されていてもよい。
【0047】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、キートップ芯材4の透光性反射層10が第1芯材8と第2芯材9とをキートップ芯材4の底面と垂直な平面で仕切るように形成されているので、透光性反射層10に装飾6の鏡像16と装飾7の鏡像17とを映し出し装飾6と装飾7とを組み合わせた装飾を視認することができる。さらに、第2芯材9よりの天面部側より押釦スイッチ用部材1を見たときには、透光性反射層10に装飾7の鏡像17が映り、キートップ芯材4の底面部に円形状等を視認することができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾6,7の鏡像16,17を映し出すことで装飾が形成された天面部又は底面部に、押釦スイッチ用部材1に形成された装飾と左右対称の装飾が形成されているように見えることで、視認を変化させることができる。
【0048】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0049】
[発明の実施の形態3]
図6及び図7は、この発明の実施の形態3を示す図であって、図6は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図7は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0050】
この発明の実施の形態3は、実施の形態1のキートップ芯材4の透光性反射層10が、図6に示すように、キートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜し、第1芯材8と第2芯材9とを仕切るように形成されている。
【0051】
さらに、樹脂シート2の装飾6及び下側樹脂シート5の装飾7は、キートップ芯材4を平面から見て透光性反射層10に映るように形成されている。
【0052】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、キートップ芯材4の透光性反射層10がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜しているので、図7に示すように、押釦スイッチ用部材1の上方向からの照光により透光性反射層10に装飾6が略楕円形状に変形した状態の映写装飾18を映し出すことができる。また、押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により透光性反射層10に装飾7が略楕円形状に変形した状態の映写装飾19を映し出すことができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、見方により透光性反射層10に装飾6、7が変形した状態の映写装飾18,19を映し出すことで視認性を変化させることができる。
【0053】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0054】
[発明の実施の形態4]
図8乃至図10は、この発明の実施の形態4を示す図であって、図8は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図9は、押釦スイッチ用部材の平面図であり、図10は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0055】
この発明の実施の形態4は、図8に示すように、実施の形態1のキートップ芯材4の透光性反射層10の表面に、装飾12を形成している。また、図9に示すように、樹脂シート2の装飾6及び下側樹脂シート5の装飾7を同一の正三角形の装飾6,7とし、透光性反射層10の装飾12は、装飾6を180度回転させた正三角形である。さらに、装飾6と装飾7とは、キートップ芯材4を天面からみて重なるように形成され、また、装飾12は、図10に示すように、キートップ芯材4を天面から見て少なくとも一部が装飾6,7と重なるように形成されている。
【0056】
なお、この実施の形態4では、装飾6,7,12が正三角形の図形であるが、これに限定されず、文字、記号、絵柄等でよい。また、装飾6,7が装飾12と少なくとも一部が重なる位置に形成されているが、装飾6,7が装飾12と重ならない位置に形成されていてもよい。
【0057】
さらに、装飾12が透光性反射層10の片側表面にのみ形成されているが、両面に形成することも可能である。
【0058】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾12が形成されているので、押釦スイッチ用部材1の上方向側からの照光により透光性反射層10に映し出された装飾6の映写装飾14と装飾12とが重なり合い、透光性反射層10に星形形状を視認することができる。また、押釦スイッチ用部材の下方向からの照光により透光性反射層10に映し出された装飾7の映写装飾15と装飾12とが重なり合い、透光性反射層10に星形形状を視認することができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、透光性反射層10に装飾12と装飾6,7との組合せの装飾を映し出すことが可能となるため装飾12の視認性を変化させることができる。
【0059】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0060】
[発明の実施の形態5]
図11及び図12は、この発明の実施の形態5を示す図であって、図11は、押釦スイッチ用部材の要部縦断面図であり、図12は、押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【0061】
この発明の実施の形態5は、実施の形態3のキートップ芯材4の透光性反射層10が、図11及び図12に示すように、三角形状に形成された反射面13を4面有し、この各反射面13がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜し、第1芯材8と第2芯材9とを仕切るように形成されている。
【0062】
透光性反射層10は、実施の形態1と同様で、反射機能を有する無色透明若しくは有色透明或いは半透明の透光性の樹脂シートで、この樹脂シートを四角錐状に成形したものである。
【0063】
このように形成された押釦スイッチ用部材1は、複数の反射面13がキートップ芯材4を側面から見て底面と傾斜して形成されているので、押釦スイッチ用部材1の下方向からの照光により透光性反射層10の各反射面13に装飾6,7が略楕円形状に変形した状態の映写装飾18、19を映し出すことができる。すなわち、この押釦スイッチ用部材1は、見方により透光性反射層10に装飾7が変形した状態の映写装飾18、19を複数映し出すことで視認性を変化させることができる。
【0064】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態3と同様であるので同一の構成には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、キートップ外形形状に成形された凸部を有する樹脂シートと、凸部の内側に固着されるキートップ芯材とを有する押釦スイッチ用部材であって、キートップ芯材には、該キートップ芯材の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層を有し、キートップ芯材の天面部、底面部及び透光性反射層のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾を有し、キートップ芯材を天面部側から見た場合に、透光性反射層を介して前記装飾が組み合わされて見えるので、この組み合わされて付加された装飾と、押釦スイッチ用部材に形成された装飾とを視認することにより、装飾の視認性を変化させることが可能となる。
【0066】
請求項2に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材の底面に対して平行な平面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加えて、装飾をほぼ同一な形状で透光性反射層に付加することができるため、押釦スイッチ用部材に形成された装飾がキートップ芯材に浮かんだように見えることで、装飾を立体的に視認することが可能となる。
【0067】
さらに、従来の装飾を立体的に見せる押釦スイッチ用部材のように天面部に形成された装飾の影を底面部に映し出すのでなく、キートップ芯材の中に形成された透光性反射層に装飾を介して、装飾を浮かんだように見せるため、厚みのある押釦スイッチ用部材の場合でも装飾を立体的に視認することが可能である。
【0068】
また、透光性反射層とキートップ芯材の底面部に装飾を形成した場合には、バックライティングだけで、透光性反射層に装飾を浮かんだように見えるため、暗い場所等でも立体的に視認することができる。
【0069】
請求項3に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材の底面に対して垂直な平面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加え、押釦スイッチ用部材の装飾が形成された天面部又は底面部に、押釦スイッチ用部材1に形成された装飾と左右対称の装飾が形成されているように見えることで、視認を変化させることが可能となる。
【0070】
請求項4に記載の発明によれば、キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、透光性反射層は、キートップ芯材を側面から見て底面と傾斜する面で第1芯材と第2芯材とを仕切るので、請求項1の効果に加え、押釦スイッチ用部材に形成された装飾を透光性反射層に変形した状態の装飾として映し出すことが可能となる。
【0071】
請求項5に記載の発明によれば、天面部、底面部及び透光性反射層の装飾が異なる文字、記号、図柄等の装飾の組合せであるので、請求項1乃至4の何れか1つの効果に加え、押釦スイッチ用部材に形成された装飾と別形状の複雑な装飾を映し出すことが可能となる。
【0072】
請求項6に記載の発明によれば、キートップ芯材の底面には、下側樹脂シートが固着されているので、請求項1乃至5の何れか1つの効果に加え、予めシート形状である下側樹脂シートに透光性反射層に映し出せる装飾を形成してキートップ芯材の底面に固着することができるため、押釦スイッチ用部材の製造効率を向上させることができる。さらに、予め押子を固着することができるため、確実に押釦スイッチの電気接点を押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図2】同実施の形態1に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図4】同実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。
【図5】同実施の形態2に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図7】同実施の形態3に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図9】同実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。
【図10】同実施の形態4に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態5に係る押釦スイッチ用部材の要部縦断面図である。
【図12】同実施の形態5に係る押釦スイッチ用部材を上方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ用部材
2 樹脂シート
3 凸部
4 キートップ芯材
5 下側樹脂シート
6,7,12 装飾
8 第1芯材
9 第2芯材
10 透光性反射層
Claims (6)
- キートップ外形形状に成形された凸部を有する樹脂シートと、前記凸部の内側に固着されるキートップ芯材とを有する押釦スイッチ用部材であって、
前記キートップ芯材には、該キートップ芯材の天面部及び底面部を除いた位置に透光性反射層を有し、
前記キートップ芯材の天面部、底面部及び前記透光性反射層のうち、少なくとも何れか2つに文字、記号、図柄等の装飾を有し、
前記キートップ芯材を天面部側から見た場合に、前記透光性反射層を介して前記装飾が組み合わされて見えることを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、
前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して平行な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。 - 前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、
前記透光性反射層は、前記キートップ芯材の底面に対して垂直な平面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。 - 前記キートップ芯材には、透光性を有する第1芯材及び第2芯材を有し、
前記透光性反射層は、前記キートップ芯材を側面から見て底面と傾斜する面で前記第1芯材と前記第2芯材とを仕切ることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。 - 前記天面部、底面部及び前記透光性反射層の装飾が異なる文字、記号、図柄等の装飾の組合せであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の押釦スイッチ用部材。
- 前記キートップ芯材の底面には、下側樹脂シートが固着されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の押釦スイッチ用部材。
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-
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