JP2005285754A - 透過型キーシートおよび透過型キーシートを用いた入力キースイッチおよびこの入力キースイッチを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 透光性樹脂を用いた透過型キーシートにおいて、全体厚の薄さを確保し且つ光透過率の減少を抑え、効率よい照射発光を行う。
【解決手段】 入力キースイッチ11における透過型キーシート1は、キーシートユニット1A及び1Bをキートップ2及び押し子4の成形面と反対の面同士にて透光性接着剤で貼り合わせてなる。キーシートユニット1Aは、下面に文字印刷した透光性樹脂フィルム3上に透光性樹脂製のキートップ2を一体化成形したもの、キーシートユニット1Bは透光性樹脂フィルム5に透光性樹脂製の押し子4を一体化成形したものである。基板7上の光源9からの光は、押し子4、透光性樹脂フィルム5及び3、キートップ2を通し、キーシートユニット1A下面の文字等を外部に視認させキー照明となる。キートップ2の押下操作で押し子4を介しキースイッチ10が押されて凹み、基板7上の電極13と接触してキー入力が行われる。
【選択図】 図6

Description

本発明は携帯電話や自動車電話などの各種移動通信機器あるいは各種端末機器などの電子機器において、キートップが透光性樹脂からなる入力キースイッチに用いられる透過型キーシート、およびこれを用いた入力キースイッチに関する。
従来、各種移動通信機器や各種端末機器などの電子機器における入力キー機構の入力キースイッチに、透光性樹脂からなるキートップを用いる技術はよく知られている。
このような透光性樹脂からなるキートップを用いた入力キースイッチには2つの形式がある。第1の形式は押し子にシリコンラバーを用いたものであり、他の形式はキートップとフィルムを一体化したもの(下記、特許文献1による)である。
従来の第1の形式の入力キースイッチを図11に示す。図11に示すように入力キースイッチ31は、透光性樹脂からなるキートップ32を透光性接着剤を介しキーパッド33の上面に貼り合わせてなる。キーパッド33は透光性を有するシリコンのラバーシートからなり、キートップ32と相対する位置に突出成形した押し子33aを有する。入力キースイッチ31はキートップ32が外部に露出するように筐体38に実装される。筐体38内の補強板35上の基板34には押し子33aと相対するキースイッチ37があり、キートップ32の押下により押し子33aを介してキースイッチ37が押され、基板34上の図示しない電極と接触してキー入力が行われる。基板34上の光源36からの光は透光性のキーパッド33を通し、キートップ32の下面に印刷された文字等をキートップ32を透過させて外部に視認させ、キー照明となる。
しかしこの構成の場合、押し子33aを成形したシリコンラバーのキーパッド33をキートップ32に接着しているため、厚みの増加は避けられない問題である。また透光性を有すると言ってもシリコンラバーは乳白色等を呈するので、輝度低下による透過率の減少が問題となる
このような問題を解消するものとして、従来のキートップとフィルムを一体化した技術が考案され、その一例が特許文献1に開示されている。
特開2003−217396号公報(段落0049、0050、図1) 特許文献1によると図12に示すように、キーシート41は、厚み50〜250μmで凸状に形成された樹脂フィルム43の裏側に樹脂部材からなるキートップ42を一体化したものであり、キートップ42にはさらに押し子42aが突出成形されている。
上述した特許文献1の技術によれば、押し子にシリコンラバーを用いた従来の第1の形式のものに比し、厚みの増加は解消される。しかし特許文献1のようなフィルム一体キーの場合、キートップに押し子が成形されるため、文字印刷はキートップ上面となり且つ指等が触れないよう、キートップ上に印刷を施したフィルムを被せざるを得ない。従って、キーシート全体の光透過率の減少が生じるという問題がある。また、予め印刷を施したフィルムを要するので、印刷内容や化粧内容に制限が生じるという問題もある。
本発明の目的は、透光性樹脂と樹脂フィルムを組み合わせてキーシート全体の薄さを確保し且つ光透過率の減少を抑えて上記従来の問題点を解消し、さらに樹脂フィルムへの新たな追加処置により種々の新たな効果を発揮させ、もって小型装置にて入力キースイッチを小面積に数多く配置し、少ない光源光量で効率のよい照射発光が行える透過型キーシートおよびこれを用いた入力キースイッチならびに電子機器を提供するものである。
本発明の請求項1に係わる透過型キーシートは、第1の樹脂フィルム上に透光性樹脂からなるキートップを成形した第1のキーシートユニットと、前記第1のキーシートユニットの前記キートップの位置に対応して第2の樹脂フィルム上に透光性樹脂からなる押し子を成形した第2のキーシートユニットとを備え、前記第1のキーシートユニットの前記キートップ成形面の反対面と前記第2のキーシートユニットの前記押し子成形面の反対面とを前記キートップ及び前記押し子の位置が対応するように接着剤にて貼り合わせてなることを特徴とする。
本発明の請求項2に係わる透過型キーシートは、前記第1及び第2の樹脂フィルムが透光性を有することを特徴とする。
本発明の請求項3に係わる透過型キーシートは、前記接着剤が透光性接着剤であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係わる透過型キーシートは、前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子に対応する位置に印刷された文字あるいは絵柄を有することことを特徴とする。
本発明の請求項5に係わる透過型キーシートは、前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された反射材を有することを特徴とする。
本発明の請求項6に係わる透過型キーシートは、前記反射材がミラーインクもしくはミラー箔を印刷してなることを特徴とする。
本発明の請求項7に係わる透過型キーシートは、前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された照明隠蔽材を有することを特徴とする。
本発明の請求項8に係わる透過型キーシートは、前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された蓄光性塗料を有することを特徴とする。
本発明の請求項9に係わる透過型キーシートは、前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子に対応する位置に彩色を施してなることを特徴とする。
本発明の請求項10に係わる透過型キーシートは、前記第1及び第2の樹脂フィルムならびに前記キートップ及び前記押し子をなす前記透光性樹脂の少なくとも一つの材料にブラックライトに反応して発光する蓄光材を添加してなることを特徴とする。
本発明の請求項11に係わる透過型キーシートは、前記第1のキーシートユニット及び前記第2のキーシートユニットの種類をそれぞれ複数種類備え、前記第1のキーシートユニットの種類と前記第2のキーシートユニットの種類を適宜組み合わせてなることを特徴とする。
本発明の請求項12に係わる透過型キーシートを用いた入力キースイッチは、上述した請求項1ないし11のいずれかに記載の透過型キーシートと、前記透過型キーシートを前記キートップが外部に露出するように実装する筐体と、前記筐体内に設けられた回路基板と、前記回路基板上に前記キートップと相対する位置に設けられ前記キートップの押下操作により前記押し子を介して押されるキースイッチと、前記回路基板上に前記キースイッチと相対して設けられ前記押下操作により押される前記キースイッチと接触して電気信号を出力する電極と、前記回路基板上の前記透過型キーシートとの間隙空間に設けられ発光して前記透過型キーシートを透過して外部にキー照明を行う光源とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項13に係わる入力キースイッチを用いた電子機器は、上述した請求項12に記載の透過型キーシートを用いた入力キースイッチを備えることを特徴とする。
第1の効果は、キーシート全体の薄さを確保できることである。
その理由は、下面に文字印刷したキートップ側の樹脂フィルムと押し子側の樹脂フィルムとに分けて成形したものを貼り合わせて透過型キーシートを構成したためである。
第2の効果は、光透過性の減少が防止できることである。
その理由は、従来のシリコンゴムラバーでは色が乳白のため輝度低下があったのに対し、本発明ではキートップ及び押し子として用いる部材ならびにこれらを成形するフィルム部材の全てに透光性樹脂を用いたためである。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の透過型キーシートを示す断面図であり、図2及び図3はこの透過型キーシートの構成要素である2つのキーシートユニット(第1及び第2のキーシートユニット)をそれぞれ示す詳細図、図4は2つのキーシートユニットを貼り合わせる状態を示す断面図、図5はキーシートユニットの一方(第2のキーシートユニット)に反射材を印刷した場合を示す平面図、図6は第1の実施の形態の透過型キーシートを用いた入力キースイッチの断面図である。
第1の実施の形態の透過型キーシート1は、図1に示すように、キーシートユニット1Aとキーシートユニット1Bとを透光性接着剤6を用いて互いに貼り合わせて形成される。
キーシートユニット1Aは、透光性を有する樹脂フィルムである透光性樹脂フィルム3の上に透光性樹脂からなるキートップ2をインモールド成形により一体化成形したものである。同様にキーシートユニット1Bは、透光性を有する樹脂フィルムである透光性樹脂フィルム5に透光性樹脂からなる押し子4をインモールド成形により一体化成形したものである。なお、透光性樹脂フィルムとしてはPET(ポリエチレンテレフタレート)等が使用でき、また透光性樹脂としてはポリカーボネート樹脂、透明アクリル樹脂、透明ABS樹脂、PMM(ポリメタクリル酸メチル)等が使用できる。
なお、この第1の実施の形態及び以下に説明する各実施の形態において、透光性樹脂フィルムと記載する構成要素は、所定の光透過率を有するものであれば、単なる樹脂フィルムであってもよいものとする。
図2にキーシートユニット1Aの構成が詳細に示されている。図2(a)はキーシートユニット1Aの平面図、(b)は長手方向の側面図、(c)は(a)のア−ア線における断面図、(d)は短手方向の側面図、(e)は(a)のイ−イ線における断面図、(f)は裏面平面図である。
図2に示すように、長方形の透光性樹脂フィルム3の上に、透光性樹脂からなる複数のキートップ2がインモールド成形により一体化成形で搭載され、等間隔にて整然と配列されてキーシートユニット1Aを構成している。同図(f)のごとく、透光性樹脂フィルム3の裏面には等間隔配列の複数のキートップ2の対応箇所以外の部分に透光性接着剤6が塗布される。なお、透光性樹脂フィルム3の裏面の周囲に透光性接着剤からなる溶着面6aが設けられてもよい。
図3にキーシートユニット1Bの構成が詳細に示されている。図3(a)はキーシートユニット1Bの平面図、(b)は長手方向の側面図、(c)は(a)のウ−ウ線における断面図、(d)は短手方向の側面図、(e)は(a)のエ−エ線における断面図、(f)は裏面平面図である。
図3に示すように、長方形の透光性樹脂フィルム5に、透光性樹脂からなる複数の押し子4がインモールド成形により一体化成形で搭載され、等間隔にて整然と配列されてキーシートユニット1Bを構成している。押し子4の配列は、図2にて示したキートップ2の配列と個数、間隔とも同じで、キートップ2と対応する配列である。同図(f)のごとく、透光性樹脂フィルム5には等間隔配列の複数の押し子4の対応箇所以外の部分に透光性接着剤6が塗布される。また透光性樹脂フィルム5の周囲に透光性接着剤からなる溶着面6aが設けられてもよい。なお、透光性接着剤6及び溶着面6aが設けられるのは実際には透光性樹脂フィルム5の表面側である。また同図(a)に示す斜線部は、後述する反射材、照明隠蔽材、蓄光性塗料などが印刷できる範囲である。
以上のような構成のキーシートユニット1Aとキーシートユニット1Bを、図4に示すように貼り合わせて合体する。即ち、キーシートユニット1Aのキートップ成形面の反対面とキーシートユニット1Bの押し子成形面の反対面とを、それぞれの複数のキートップ2と複数の押し子4とがちょうど位置的に対応するようにし、透光性接着剤6を用いて貼り合わせる。このようにキーシートユニット同士を貼り合わせ固定することにより、キー操作時にキートップ2の中心と押し子4の中心がその都度ずれてしまうのを防止することができる。
なお上述した例では、透光性接着剤6の塗布がキートップ2及び押し子4の対応箇所以外の部分に行うとしたが、接着剤の透光性と透明性が完全であれば、さらに広い部分に塗布して接着性を向上させるようにしてもよい。
上述した透光性樹脂および透光性樹脂フィルムからなるキーシートユニット1Aの下面には、キー表示に必要な様々な文字あるいは絵柄を印刷することができる。従来、透光性樹脂からなるキートップの下面に文字を印刷しようとすると、押し子が成形できなくなるために別途押し子成形用のシリコンラバーシートが必要となり、従って厚みが増加する要因となり、また光透過性の減少が避けられなかった。しかしこの実施の形態の透過型キーシート1では、キーシートユニット1Aの透光性樹脂フィルム3の平滑な下面にキートップ2と対応する位置に文字印刷(図2(f)に示す文字3a)あるいは絵柄印刷(図2(f)に示す絵柄3b)を可能とする。また押し子4はキーシートユニット1B側の透光性樹脂フィルム5に成形するので、キーシート全体の薄さが確保でき且つ光透過性の減少も避けられる。なお印刷する文字や絵柄は、キートップ2をインモールド成形する前に透光性樹脂フィルム3の下面に印刷しておくものとする。
図5に示すように、この第1の実施の形態ではキーシートユニットの一方に反射材を印刷することができる。図5の例では、キーシートユニット1Bの透光性樹脂フィルム5の押し子4の反対面に、押し子4の部分を避けるようにして斜線で示すような反射材、具体的にはミラーインク(またはミラー箔)21あるいは白等の反射率の高い反射材を印刷している。なお、この反射材の印刷は、図2に示したキーシートユニット1Aに対してキートップ2の反対面にキートップ2の部分を避けるように施してもよい。
図6に上述した第1の実施の形態の透過型キーシートを用いた入力キースイッチの構成を示す。
この入力キースイッチ11は、各種移動通信機器や各種端末機器における入力キー機構の操作部において、上述したような透過型キーシート1と、この透過型キーシート1を透光性樹脂からなるキートップ2が外部に露出するようにして実装する筐体12と、筐体12内に設けられた基板7と、基板7を支持する補強板8と、基板7上にキートップ2と相対する位置に設けられた凸状の導電性ばね板からなるキースイッチ10と、キースイッチ10の下の基板7上に設けられた電極13と、基板7上の透過型キーシート1との間隙空間に配置された光源9とを備えて構成される。なお透過型キーシート1のキーシートユニット1Bには、上述したような反射材(図5のミラーインク21)が印刷されているものとする。
このような構成の入力キースイッチ11において、透過型キーシート1のキートップ2が押下操作されると、押し子4を介しキースイッチ10が押されて凹み、基板7上の電極13と接触してキー入力が行われる。基板7上の光源9からの光は、透光性の押し子4、透光性樹脂フィルム5及び3、透光性のキートップ2を通し、透光性樹脂フィルム3の下面に印刷された文字や絵柄等をキートップ2を透過させて外部に視認させ、キー照明となる。このとき、キーシートユニット1Bには反射材が印刷されているため、光源9からの光は反射材により反射が促進され、照明輝度を増幅した形で間隙空間内を満たし、光源9の光を余すことなく透過型キーシート1を介して外部にキー照明として発することができる。従って、少ない光源光量で効率のよい照射発光を行うことができる。なおキーシートユニット1Bに代わって、反射材の印刷をキーシートユニット1Aのキートップ2の反対面にキートップ2の部分を避けるように施したものを用いてもよい。
次に、上述した入力キースイッチ11の構成におけるキーシートユニット1A及びキーシートユニット1Bの他の実施の形態について説明する。ここでは簡便のために、キーシートユニット1B(請求項1における第2のキーシートユニットに相当)の他の実施の形態について説明する。
図7及び図8は第2のキーシートユニットの第2及び第3の実施の形態を示す図であり、それぞれ(a)は平面図、(b)は側断面図である。
図7に示すように、第2の実施の形態のキーシートユニット1Cは、透光性樹脂フィルム5の等間隔配列で成形された複数の押し子4の反対面に、押し子4を避ける位置に照明隠蔽材22が印刷される。照明隠蔽材22としては、黒等の隠蔽力が高く反射率の低い色が用いられる。このようなキーシートユニット1Cを図6に示す入力キースイッチ11のキーシートユニット1Bに代わって用いることにより、照明隠蔽材22によって不要な部分から光が外部に漏れるのを防ぐことができる。また照明隠蔽材22によって、光源9からの光がキートップ2から直接出てこないよう、光源9を配置した部分を隠蔽することもできる。
図8に示すように、第3の実施の形態のキーシートユニット1Dは、透光性樹脂フィルム5の等間隔配列で成形された複数の押し子4の反対面に、押し子4を避ける位置に蓄光性塗料23が印刷される。このようなキーシートユニット1Dを図6に示す入力キースイッチ11のキーシートユニット1Bに代わって用いることにより、光源9から出た光を蓄光性塗料23によって蓄積し、光源9が切れた後も発光することができ、補助的な照明として利用できる。
図9は第2のキーシートユニットの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
図9に示すように、第4の実施の形態のキーシートユニット1Eは、透光性樹脂フィルム5の等間隔配列で成形された複数の押し子4の反対面に、押し子4と対応する位置に絵柄24を印刷してなる。絵柄24は、複数の押し子4に対応する位置ごとに絵柄内容を変えることができる。このようなキーシートユニット1Eを図6に示す入力キースイッチ11のキーシートユニット1Bに代わって用いることにより、それぞれの絵柄24が光源9の光で押し子4を通して照明され、さらにキーシートユニット1Aを通しキートップ2の表面から外部にて視認できる。このように入力キースイッチ11のそれぞれのキートップ2において、それぞれが必要とする絵柄をキー表示として視認することができる。なおこの場合、絵柄24に代わって文字を印刷するようにしてもよい。
この第4の実施の形態のキーシートユニット1Eには、上述した第1ないし第3の実施の形態における反射材、照明隠蔽材、蓄光性塗料の印刷のいずれかを組み合せて施してもよい。
また第4の実施の形態のキーシートユニット1Eに施す絵柄24や文字は、上述した第1の実施の形態におけるキーシートユニット1Aの文字3aや絵柄3bと重複しないようにする必要がある。即ち2つのキーシートユニットにおいて、いずれか一方に文字を印刷し、他方に絵柄を印刷するようにする。
図10は第2のキーシートユニットの第5の実施の形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
図10に示すように、第5の実施の形態のキーシートユニット1Fは、透光性樹脂フィルム5の等間隔配列で成形された複数の押し子4の反対面に、押し子4と対応する位置に彩色25を印刷してなる。彩色25は、複数の押し子4に対応する位置ごとに色の内容を変えることができ、彩色の自由度が得られる。このようなキーシートユニット1Fを図6に示す入力キースイッチ11のキーシートユニット1Bに代わって用いることにより、それぞれの彩色25の色が光源9の光で押し子4を通して照明され、さらにキーシートユニット1Aを通しキートップ2の表面から外部にて視認できる。このように入力キースイッチ11のそれぞれのキートップ2において、それぞれが必要とする色をキー表示として視認することができる。
なおこの第5の実施の形態のキーシートユニット1Fには、上述した第1ないし第3の実施の形態における反射材、照明隠蔽材、蓄光性塗料の印刷のいずれかを組み合せて施してもよい。
また上述した第1ないし第5の実施の形態のキーシートユニットは、請求項1における第2のキーシートユニットに対して反射材、照明隠蔽材、蓄光性塗料、絵柄、彩色などの印刷を施した場合について説明したが、これらの印刷は請求項1における第1のキーシートユニット、即ち図2に示したキーシートユニット1Aのキートップ2成形面の反対面に施すこともできる。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態はキーシートユニットに蓄光材を添加するものである。
第6の実施の形態としては特に図示はしないが、上述したような第1及び第2のキーシートユニットの図2に示すキーシートユニット1Aのキートップ2あるいは透光性樹脂フィルム3、または図3に示すキーシートユニット1Bの押し子4あるいは透光性樹脂フィルム5の材料に、ブラックライトに反応して発光する蓄光材を添加・混練する。
このようなブラックライトを添加したキーシートユニットを有する入力キースイッチ11にブラックライトが当たると、蓄光材がブラックライトに反応して発光し、キートップ2が光って見やすくなり、またキートップ部全体の装飾性が一段と向上する。
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。第7の実施の形態は請求項1における第1及び第2のキーシートユニットの種類をそれぞれ複数種類備え、これらを適宜組み合わせて透過型キーシートとするものである。
図1ないし図3を参照して説明すると、透過型キーシート1を構成するキーシートユニット1A及びキーシートユニット1Bをそれぞれ複数種類用意する。これらキーシートユニットの種類を増やすとは、例えばキートップ2の高さの違うキーシートユニット1Aや押し子4の高さの違うキーシートユニット1Bをそれぞれ複数種類用意すること、あるいは同じキーピッチでキートップ2や上述した各種印刷のデザインの違うものを複数種類用意することを意味する。
これら複数種類のキーシートユニット1A、1Bを適宜組み合わせることにより、例えばクリック感は同じであるがキートップ2の高さが違うことで操作性を変えることができたり、あるいはキートップ2の高さは同じであるが押し子4の高さが違うことでクリック感を変えることができたりする。このようにして、操作者の所望する操作性に適した様々な透過型キーシート1を得ることができる。またデザインの違うものを適宜組み合わせることにより、透過型キーシート1の化粧面の変更が容易に行える。
本発明の第1の実施の形態の透過型キーシートを示す断面図である。 第1の実施の形態の透過型キーシートの要素であるキーシートユニット1Aの構成を示す図で、(a)はキーシートユニット1Aの平面図、(b)は長手方向の側面図、(c)は(a)のア−ア線における断面図、(d)は短手方向の側面図、(e)は(a)のイ−イ線における断面図、(f)は裏面平面図である。 第1の実施の形態の透過型キーシートの要素であるキーシートユニット1Bの構成を示す図で、(a)はキーシートユニット1Bの平面図、(b)は長手方向の側面図、(c)は(a)のウ−ウ線における断面図、(d)は短手方向の側面図、(e)は(a)のエ−エ線における断面図、(f)は裏面平面図である。 キーシートユニット1A及び1Bを貼り合わせる状態を示す断面図である。 第1の実施の形態のキーシートユニットの一方(キーシートユニット1B)に反射材を印刷した場合を示す平面図である。 第1の実施の形態の透過型キーシートを用いた入力キースイッチの断面図である。 キーシートユニットの第2の実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 キーシートユニットの第3の実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 キーシートユニットの第4の実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 キーシートユニットの第5の実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 従来の入力キースイッチの一例の構成を示す断面図である。 従来のキートップとフィルムを一体化したキーシートの一例の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 透過型キーシート
1A、1B、1C、1D、1E、1F キーシートユニット
2、32、42 キートップ
3、5 透光性樹脂フィルム
3a 文字
3b 絵柄
4、33a、42a 押し子
6 透光性接着剤
6a 溶着面
7、34 基板
8、35 補強板
9、36 光源
10、37 キースイッチ
11、31 入力キースイッチ
12、38 筐体
13 電極
21 ミラーインク(またはミラー箔)
22 照明隠蔽材
23 蓄光性塗料
24 絵柄
25 彩色
33 キーパッド
43 樹脂フィルム

Claims (13)

  1. 第1の樹脂フィルム上に透光性樹脂からなるキートップを成形した第1のキーシートユニットと、前記第1のキーシートユニットの前記キートップの位置に対応して第2の樹脂フィルム上に透光性樹脂からなる押し子を成形した第2のキーシートユニットとを備え、前記第1のキーシートユニットの前記キートップ成形面の反対面と前記第2のキーシートユニットの前記押し子成形面の反対面とを前記キートップ及び前記押し子の位置が対応するように接着剤にて貼り合わせてなることを特徴とする透過型キーシート。
  2. 前記第1及び第2の樹脂フィルムが透光性を有することを特徴とする請求項1記載の透過型キーシート。
  3. 前記接着剤が透光性接着剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の透過型キーシート。
  4. 前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子に対応する位置に印刷された文字あるいは絵柄を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の透過型キーシート。
  5. 前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された反射材を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の透過型キーシート。
  6. 前記反射材がミラーインクもしくはミラー箔を印刷してなることを特徴とする請求項5記載の透過型キーシート。
  7. 前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された照明隠蔽材を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の透過型キーシート。
  8. 前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子を避ける位置に印刷された蓄光性塗料を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の透過型キーシート。
  9. 前記第1の樹脂フィルムの前記キートップ成形面の反対面もしくは前記第2の樹脂フィルムの前記押し子成形面の反対面における前記キートップ及び前記押し子に対応する位置に彩色を施してなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の透過型キーシート。
  10. 前記第1及び第2の樹脂フィルムならびに前記キートップ及び前記押し子をなす前記透光性樹脂の少なくとも一つの材料にブラックライトに反応して発光する蓄光材を添加してなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかまたは請求項9に記載の透過型キーシート。
  11. 前記第1のキーシートユニット及び前記第2のキーシートユニットの種類をそれぞれ複数種類備え、前記第1のキーシートユニットの種類と前記第2のキーシートユニットの種類を適宜組み合わせてなることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の透過型キーシート。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の透過型キーシートと、前記透過型キーシートを前記キートップが外部に露出するように実装する筐体と、前記筐体内に設けられた回路基板と、前記回路基板上に前記キートップと相対する位置に設けられ前記キートップの押下操作により前記押し子を介して押されるキースイッチと、前記回路基板上に前記キースイッチと相対して設けられ前記押下操作により押される前記キースイッチと接触して電気信号を出力する電極と、前記回路基板上の前記透過型キーシートとの間隙空間に設けられ発光して前記透過型キーシートを透過して外部にキー照明を行う光源とを備えることを特徴とする透過型キーシートを用いた入力キースイッチ。
  13. 請求項12記載の透過型キーシートを用いた入力キースイッチを備えることを特徴とする電子機器。
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