JP2004139529A - 電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動でURLによるネットワークアクセスを行い、アクセス先のコンテンツ情報を印刷できるLモードサービス対応の電話装置を提供する。
【解決手段】この電話装置では、予めURL、接続開始時刻、プリントON/OFF等の項目の内容をアクセス情報として設定してアクセス情報記憶部23に登録しておく。制御部22は、アクセス情報記憶部23のアクセス情報を参照し、設定された接続開始時刻になると、モデム21及び電話回線7を通じて、ネットワーク上の対応するURLのサーバ装置にアクセスする。そして、サーバ装置が提供する当該URL上のコンテンツ情報を取得し、取得情報記憶部24に記憶する。このURLに対応するプリント設定がONになっている場合、取得したコンテンツ情報をプリンタ部25で印刷する。また、プリント設定がOFFであっても、取得したコンテンツ情報をLCD部26に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】この電話装置では、予めURL、接続開始時刻、プリントON/OFF等の項目の内容をアクセス情報として設定してアクセス情報記憶部23に登録しておく。制御部22は、アクセス情報記憶部23のアクセス情報を参照し、設定された接続開始時刻になると、モデム21及び電話回線7を通じて、ネットワーク上の対応するURLのサーバ装置にアクセスする。そして、サーバ装置が提供する当該URL上のコンテンツ情報を取得し、取得情報記憶部24に記憶する。このURLに対応するプリント設定がONになっている場合、取得したコンテンツ情報をプリンタ部25で印刷する。また、プリント設定がOFFであっても、取得したコンテンツ情報をLCD部26に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、この情報処理装置が提供するコンテンツ情報を取得する電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電話装置として、Lモードサービス対応の電話装置が知られている。ここで、Lモード(登録商標)サービスとは、NTTドコモ(株)が同社の携帯電話向けに提供しているiモード(登録商標)サービスの固定電話版とも言えるサービスであり、アナログ電話回線通信技術を用い、コンピュータを内蔵した専用の固定電話機を、電話回線やISDN回線を通じてインターネットに接続し、サービス提供用のサーバ装置を介してWWW(World Wide Web)で構成されたホームページの閲覧、電子メールのやり取りなどを行うサービスである。このサービスは現在、NTT地域会社(NTT東日本(株)、NTT西日本(株))によって運営されている。
【0003】
また、無線携帯端末では、インターネットのホームページを閲覧可能なものが相当数出回っており、これらの中には、現在の日時が自動接続条件に合致すると、登録されたアドレス(URL)に接続してそのホームページ情報を取得するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−101116号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のLモードサービス対応の電話装置では、コンテンツ情報を得るためにサーバ装置にアクセスを行う際、必ず手動でURL等のアドレスを入力しなければならず、その入力に手間がかかっていた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、自動でURLによるネットワークアクセスを行うことができるLモードサービス対応の電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電話装置は、コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置より提供されるコンテンツ情報を取得する電話装置であって、前記ネットワークを介して目的の情報処理装置と通信を行う通信手段と、前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と、前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、前記通信手段により目的の情報処理装置にアクセスし、前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成により、コンテンツ指定情報及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、設定された接続開始時刻になると自動的にコンテンツ指定情報によるネットワークアクセスを行うことができ、コンテンツ指定情報によって指定されたアクセス先のコンテンツ情報を取得して印刷することが可能となる。この場合、アクセスの度に手動操作でコンテンツ指定情報を入力する必要なく、目的のコンテンツ情報にアクセスして取得するまでの一連の作業を自動で行うことが可能である。
【0009】
また、前記アクセス情報記憶手段は、前記アクセス情報として複数のコンテンツ指定情報及び時間情報を記憶可能であることを特徴とする。
【0010】
この構成により、例えばニュース、天気予報、株価情報、料理情報、趣味情報など、希望する複数のコンテンツ情報を容易に入手できる。
【0011】
また、前記時間情報は、前記接続開始時刻として、1日当たり複数回に設定された時刻、または任意の曜日に設定された時刻を含むことを特徴とする。
【0012】
この構成により、時々刻々と変わるコンテンツ情報であっても、設定した時間毎に最新情報を取得することができる。
【0013】
また、前記アクセス情報は、前記コンテンツ指定情報毎に印刷の有無を設定する印刷設定情報を含み、前記印刷設定情報に基づき、印刷有りに設定されたコンテンツ指定情報を基に取得したコンテンツ情報を印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
この構成により、印刷手段を設けることで取得したコンテンツ情報を印刷するまでの作業を自動で行うことが可能である。また、紙等に印刷出力する必要のないコンテンツ情報の場合、印刷しない設定として紙の消費を減らすことができる。
【0015】
また、前記取得したコンテンツ情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
この構成により、取得したコンテンツ情報を表示によって瞬時に視認することができる。また、前記印刷手段と組み合わせることで、例えば家にいる場合や紙等に印刷出力する必要のないコンテンツ情報の場合、表示のみに設定することで無駄な紙の消費を減らすことができる。
【0017】
また、前記アクセス情報記憶手段に記憶するアクセス情報を登録するための設定入力を行う情報登録手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
この構成により、使用者が任意にコンテンツ指定情報や接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録できる。
【0019】
また、前記コンテンツ指定情報に基づくコンテンツ情報の取得動作の実行停止を指示するための指示入力を行う実行停止指示手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
この構成により、コンテンツ情報の取得動作の実行停止を指示または設定することで、アクセス情報が設定されている場合であっても、アクセス実行を容易に停止できるので、不要なアクセスを防止でき、例えば旅行などで外出している際の通信費を削減できる。
【0021】
本発明に係るコンテンツ情報取得方法は、コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置に記憶されているコンテンツ情報を取得する電話装置のコンテンツ情報取得方法であって、前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を設定して記憶するアクセス情報登録ステップと、前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、目的の情報処理装置にアクセスして前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得ステップと、前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
上記手順により、コンテンツ指定情報及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、設定された接続開始時刻になると自動的にコンテンツ指定情報によるネットワークアクセスを行い、所望のコンテンツ情報を取得するまでの一連の作業を自動で行うことが可能となり、手動入力などを行う手間を無くし、操作性を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の電話装置1は、一般に普及した広域のネットワークであるインターネットに接続された情報処理装置であるサーバ装置に電話回線を通じてアクセスし、このサーバ装置に保存されているホームページ(WWWページ)等のコンテンツ情報を取得可能なLモードサービス対応の電話機である。情報取得のためにサーバ装置にアクセスする際には、URL(Uniform Resource Locator)で表されるネットワーク上のアドレスによって、ネットワークを介して目的のサーバ装置に接続するようになっている。
【0024】
この電話装置1は、電話機能部3及びモデム機能部5を有して構成される。電話機能部3には、PSTN網などの公衆回線である電話回線7に接続された着信検出回路11、制御部12、呼出音出力部13、スピーカ14、同じく電話回線7に接続された通話回路15、送受話器16が設けられている。また、モデム機能部5には、モデム21、制御部22、アクセス情報記憶部23、取得情報記憶部24、プリンタ部25、表示部であるLCD部26、パネル設定部27が設けられている。
【0025】
電話機能部3において、通話回路15は電話回線(局線)7を通じて送受話器16により通話される音声信号を処理する。着信信号検出部11は、電話回線7を通じて入力される着信信号を検出する。制御部12は電話機能部3の各部を制御するとともに、着信検出回路11によって着信信号が検出された場合、呼出音出力部13を駆動する。呼出音出力部13はスピーカ14から呼出音を出力させ、着呼があったことを報知する。
【0026】
モデム機能部5において、パネル設定部27は複数のキーを有し、使用者のキー操作に基づいてアクセス先のURL、接続開始時刻等を設定するための設定入力を行う。アクセス情報記憶部23は予め設定されたURL、接続開始時刻等のアクセス情報を、後述する設定テーブルの形式で記憶する。モデム21は電話回線7に接続され、URLで指定したアドレスにアクセスして接続先のサーバ装置が提供するコンテンツ情報を取得するためにLモードによるデータ通信を行う。取得情報記憶部24は取得されたコンテンツ情報を記憶する。プリンタ部25は取得されたコンテンツ情報等を印刷する。LCD部26は取得されたコンテンツ情報等をディスプレイ画面上に表示する。制御部22はこれら各部の制御を司る。
【0027】
ここで、モデム21は特許請求の範囲に記載の通信手段に相当する。また、アクセス情報記憶部23は特許請求の範囲に記載のアクセス情報記憶手段に相当する。また、制御部22は特許請求の範囲に記載のコンテンツ情報取得手段の機能を有している。また、取得情報記憶部24は特許請求の範囲に記載の取得情報記憶手段に相当する。また、プリンタ部25は特許請求の範囲に記載の印刷手段に相当する。また、LCD部26は特許請求の範囲に記載の表示手段に相当する。また、パネル設定部27は特許請求の範囲に記載の情報登録手段及び実行停止指示手段の機能を有している。
【0028】
次に、上記構成を有する電話装置の動作を説明する。図2はURL、接続開始時刻等のアクセス情報の設定処理手順を示すフローチャートである。この設定処理プログラムは制御部22内のROMに格納されており、同じく制御部22内のCPUによって、パネル設定部27に配置された設定開始キー(図示せず)が押下される度に割り込み処理として実行される。
【0029】
まず、アクセス先のURL、接続開始時刻等が登録されたアクセス情報の設定テーブルをアクセス情報記憶部23から読み込む(ステップS1)。図3はLCD部26に表示された状態での設定テーブルの内容を示す説明図である。この設定テーブルには、アクセス情報として、アクセス先を指定するためのURL、曜日(または日付)、接続開始時刻、プリントON/OFF、アクセスON/OFFの5つの項目が予約番号(1、2、…、N)毎に設けられて記憶されている。ここで、URLは特許請求の範囲に記載のコンテンツ指定情報に相当する。また、曜日及び接続開始時刻は特許請求の範囲に記載の時間情報に相当する。また、プリントON/OFFの項目は特許請求の範囲に記載の印刷設定情報に相当する。
【0030】
そして、アクセス情報を設定するために、使用者がパネル設定部27に配置された設定入力キー(情報登録手段)を使い、設定したい内容に合わせて設定テーブルの各項目の内容を変更する(ステップS2)。例えば、曜日の項目では、日付を直接指定可能である他、「毎日」、「月〜金」、「月〜土」等の設定も可能である。また、接続開始時刻の項目では、時刻を直接指定可能である他、「4時間経過毎」、「50分経過毎」など、所定時間経過毎の設定が可能である。さらに、プリントON/OFFの項目では、印刷の有無を設定可能である。アクセスON/ OFFの項目では、接続開始時刻になったときに、該当するURLにアクセスするか否かを予約番号毎に設定可能である。
【0031】
ステップS2で設定テーブルの内容が変更されると、パネル設定部27に配置された設定完了キー(図示せず)の押下を監視し、設定済みであるか否かを判別する(ステップS3)。設定済みである場合、新規入力や変更等が行われた設定テーブルの内容をアクセス情報記憶部23に記憶し、本設定処理を終了する。一方、設定済みでない場合、ステップS2の処理に戻る。
【0032】
図4は接続先へのアクセス処理手順を示すフローチャートである。このアクセス処理プログラムは制御部22内のROMに格納されており、同じく制御部22内のCPUによって一定周期(例えば、30秒)毎に実行される。
【0033】
まず、アクセス情報記憶部23に記憶された設定テーブルを参照し(ステップS11)、各予約番号の中で接続開始時刻に達したものがあるか否かを判別する(ステップS12)。接続開始時刻に達しているものがない場合、達するまでステップS12の処理を繰り返し、接続開始時刻に達すると、そのURLに対応するアクセスが禁止されているか否かを判別する(ステップS13)。
【0034】
ここで、アクセスの禁止は2通りの方法で行われる。その1つの方法として、前述した設定テーブルにおけるアクセスON/OFFの項目にOFFを設定することで、各URL毎に個別に設定可能である。もう1つの方法として、パネル設定部27に設けられた図示しないアクセス禁止/再開ボタン(実行停止指示手段)をOFFに設定するスイッチ操作を行うことで、設定テーブルのアクセスON/OFFの設定内容にかかわらず、全てのアクセスを禁止することができる。このようにアクセス禁止を一斉に行うことで、例えば、旅行などで外出する際の通信料を削減できる。
【0035】
ステップS13でアクセスが禁止されている場合、ステップS12の処理に戻る。一方、アクセスが禁止されていない(許可されている)場合、接続開始時刻に達した予約番号において設定登録されたURLにモデム21を用いてアクセスし、そのアクセス先のサーバ装置が提供する該当URL上のコンテンツ情報(インターネット上のホームページ情報)を取得する。そして、取得したコンテンツ情報を取得情報記憶部24に記憶する(以上、ステップS14)。
【0036】
この後、アクセス情報記憶部23に記憶された設定テーブルのプリントON/OFFの項目を参照し、プリント処理がON(プリント実行、印刷有り)に設定されているか否かを判別する(ステップS15)。プリント実行に設定されている場合、前記取得したコンテンツ情報、または取得情報記憶部24に一旦記憶したコンテンツ情報を印刷し(ステップS16)、このアクセス処理を終了する。なお、ステップS16でコンテンツ情報を印刷すると共に、LCD部26に取得したコンテンツ情報を表示してもよい。
【0037】
一方、ステップS15でプリント処理がOFF(プリント不実行、印刷無し)に設定されている場合、取得したコンテンツ情報を印刷することなく、LCD部26に表示し(ステップS17)、コンテンツ情報の表示のみで本アクセス処理を終了する。
【0038】
上記のように、第1実施形態のLモードサービス対応の電話装置では、予め、URL、接続開始時刻等のアクセス情報を設定テーブルに登録しておくだけで、情報取得のためにサーバ装置へアクセスを行う度に、手動でURL入力を行わなくても済み、煩雑な操作の手間をなくすことができる。この場合、設定情報に従って自動でURLによるアクセスを行い、そのURL上で提供されるコンテンツ情報を取得して印刷するまでの一連の作業を自動で行うことができる。
【0039】
また、ニュース、天気予報、株価情報、料理情報、趣味情報など、希望する複数のコンテンツ情報を自動で入手できる。さらに、時々刻々と変わるコンテンツ情報を所定時間毎に取り出すことができる。また、紙に出力する必要のないコンテンツ情報の場合、表示のみとして無駄な紙の消費を減らすことができる。例えば、家に居る場合、LCD画面上でコンテンツ情報を確認できるので、紙の消費を減らせる。さらに、アクセス禁止/再開ボタンの操作などによってコンテンツ情報取得のためのアクセスを簡単に停止できるので、旅行などで外出している際の通信費を削減できる。
【0040】
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図である。第2実施形態における電話装置31は、前記第1実施形態と同様、Lモードサービス対応の電話機であり、電話機能部3及びモデム機能部35を有して構成される。ここで、前記第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いて説明を省略する。
【0041】
第2実施形態では、電話装置本体内にプリンタ部を設ける代わりに、モデム機能部35にプリンタインタフェース(I/F)28を設け、このプリンタI/F28に外部のプリンタ装置41が接続可能となっている。このプリンタ装置41は、前記第1実施形態のプリンタ部25と同様、取得されたコンテンツ情報を印刷するものである。また、モデム機能部35にパネル設定部27の他、外部インタフェース29が設けられており、この外部インタフェース29を介してリモコン42が接続される。このリモコン42のボタン操作は、パネル設定部27のボタン操作と略同一の機能を有する。すなわち、使用者はパネル設定部27を用いて、前述した設定テーブルの変更操作やアクセス禁止/再開操作等を行ってもよいし、リモコン42を用いて同様の操作を行ってもよい。
【0042】
なお、外部インタフェース29とリモコン42との間は、IrDA等の赤外線インタフェース、RS232C等のシリアルインタフェース、USBインタフェース、Bluetooth等の無線インタフェースなどによってデータ転送を行うことが可能である。また、リモコン42として、電話機専用のリモコンの他、親機と送受信を行う電話装置の子機であってもよいし、一般的な携帯情報端末(PDA)あるいはノート型PCに専用のソフトウェアをインストールして電話装置本体とデータのやり取りを行えるようにしたものでもよい。
【0043】
第2実施形態におけるアクセス情報の設定動作及びURLによるアクセス動作は、プリンタ装置41及びリモコン42を用いる以外、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0044】
このように、第2実施形態では、電話装置本体の構成を簡単にすることで、小型化が可能である。また、接続されるプリンタ装置は、例えばカラープリンタ、モノクロプリンタ、オートカット機能付きプリンタなど、その種類の選択は任意である。さらに、リモコンを用いることで、URL、接続開始時刻等のアクセス情報の入力を遠隔操作できる。
【0045】
上述した本実施形態によれば、URL及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、所定時刻に自動的にURLによるネットワークアクセスを行うことができ、アクセス先のコンテンツ情報を取得して印刷することが可能となる。この場合、アクセスの度に手動操作でURL入力を行うことなく、目的のURLにアクセスすることができ、コンテンツ情報を取得して印刷するまでの一連の作業を自動で行うことが可能である。また、使用者が所望する複数のコンテンツ情報を容易に入手できる。さらに、時々刻々と変わるコンテンツ情報であっても、設定した時間毎に最新情報を取得することができる。また、プリントする必要がないコンテンツ情報の場合は表示のみに設定することで、無駄な紙の消費を減らすことができる。さらに、アクセス停止を設定や操作によって容易に行うことができるので、不要なアクセスを防止して通信費を削減できる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自動でURLによるネットワークアクセスを行うことができるLモードサービス対応の電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図
【図2】第1実施形態におけるアクセス情報の設定処理手順を示すフローチャート
【図3】LCD部に表示された状態での設定テーブルの内容を示す説明図
【図4】第1実施形態におけるURLによる接続先へのアクセス処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、31 電話装置
3 電話機能部
5、35 モデム機能部
7 電話回線
21 モデム
22 制御部
23 アクセス情報記憶部
24 取得情報記憶部
25 プリンタ部
26 LCD部
27 パネル設定部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、この情報処理装置が提供するコンテンツ情報を取得する電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電話装置として、Lモードサービス対応の電話装置が知られている。ここで、Lモード(登録商標)サービスとは、NTTドコモ(株)が同社の携帯電話向けに提供しているiモード(登録商標)サービスの固定電話版とも言えるサービスであり、アナログ電話回線通信技術を用い、コンピュータを内蔵した専用の固定電話機を、電話回線やISDN回線を通じてインターネットに接続し、サービス提供用のサーバ装置を介してWWW(World Wide Web)で構成されたホームページの閲覧、電子メールのやり取りなどを行うサービスである。このサービスは現在、NTT地域会社(NTT東日本(株)、NTT西日本(株))によって運営されている。
【0003】
また、無線携帯端末では、インターネットのホームページを閲覧可能なものが相当数出回っており、これらの中には、現在の日時が自動接続条件に合致すると、登録されたアドレス(URL)に接続してそのホームページ情報を取得するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−101116号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のLモードサービス対応の電話装置では、コンテンツ情報を得るためにサーバ装置にアクセスを行う際、必ず手動でURL等のアドレスを入力しなければならず、その入力に手間がかかっていた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、自動でURLによるネットワークアクセスを行うことができるLモードサービス対応の電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電話装置は、コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置より提供されるコンテンツ情報を取得する電話装置であって、前記ネットワークを介して目的の情報処理装置と通信を行う通信手段と、前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と、前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、前記通信手段により目的の情報処理装置にアクセスし、前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成により、コンテンツ指定情報及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、設定された接続開始時刻になると自動的にコンテンツ指定情報によるネットワークアクセスを行うことができ、コンテンツ指定情報によって指定されたアクセス先のコンテンツ情報を取得して印刷することが可能となる。この場合、アクセスの度に手動操作でコンテンツ指定情報を入力する必要なく、目的のコンテンツ情報にアクセスして取得するまでの一連の作業を自動で行うことが可能である。
【0009】
また、前記アクセス情報記憶手段は、前記アクセス情報として複数のコンテンツ指定情報及び時間情報を記憶可能であることを特徴とする。
【0010】
この構成により、例えばニュース、天気予報、株価情報、料理情報、趣味情報など、希望する複数のコンテンツ情報を容易に入手できる。
【0011】
また、前記時間情報は、前記接続開始時刻として、1日当たり複数回に設定された時刻、または任意の曜日に設定された時刻を含むことを特徴とする。
【0012】
この構成により、時々刻々と変わるコンテンツ情報であっても、設定した時間毎に最新情報を取得することができる。
【0013】
また、前記アクセス情報は、前記コンテンツ指定情報毎に印刷の有無を設定する印刷設定情報を含み、前記印刷設定情報に基づき、印刷有りに設定されたコンテンツ指定情報を基に取得したコンテンツ情報を印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
この構成により、印刷手段を設けることで取得したコンテンツ情報を印刷するまでの作業を自動で行うことが可能である。また、紙等に印刷出力する必要のないコンテンツ情報の場合、印刷しない設定として紙の消費を減らすことができる。
【0015】
また、前記取得したコンテンツ情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
この構成により、取得したコンテンツ情報を表示によって瞬時に視認することができる。また、前記印刷手段と組み合わせることで、例えば家にいる場合や紙等に印刷出力する必要のないコンテンツ情報の場合、表示のみに設定することで無駄な紙の消費を減らすことができる。
【0017】
また、前記アクセス情報記憶手段に記憶するアクセス情報を登録するための設定入力を行う情報登録手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
この構成により、使用者が任意にコンテンツ指定情報や接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録できる。
【0019】
また、前記コンテンツ指定情報に基づくコンテンツ情報の取得動作の実行停止を指示するための指示入力を行う実行停止指示手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
この構成により、コンテンツ情報の取得動作の実行停止を指示または設定することで、アクセス情報が設定されている場合であっても、アクセス実行を容易に停止できるので、不要なアクセスを防止でき、例えば旅行などで外出している際の通信費を削減できる。
【0021】
本発明に係るコンテンツ情報取得方法は、コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置に記憶されているコンテンツ情報を取得する電話装置のコンテンツ情報取得方法であって、前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を設定して記憶するアクセス情報登録ステップと、前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、目的の情報処理装置にアクセスして前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得ステップと、前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
上記手順により、コンテンツ指定情報及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、設定された接続開始時刻になると自動的にコンテンツ指定情報によるネットワークアクセスを行い、所望のコンテンツ情報を取得するまでの一連の作業を自動で行うことが可能となり、手動入力などを行う手間を無くし、操作性を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の電話装置1は、一般に普及した広域のネットワークであるインターネットに接続された情報処理装置であるサーバ装置に電話回線を通じてアクセスし、このサーバ装置に保存されているホームページ(WWWページ)等のコンテンツ情報を取得可能なLモードサービス対応の電話機である。情報取得のためにサーバ装置にアクセスする際には、URL(Uniform Resource Locator)で表されるネットワーク上のアドレスによって、ネットワークを介して目的のサーバ装置に接続するようになっている。
【0024】
この電話装置1は、電話機能部3及びモデム機能部5を有して構成される。電話機能部3には、PSTN網などの公衆回線である電話回線7に接続された着信検出回路11、制御部12、呼出音出力部13、スピーカ14、同じく電話回線7に接続された通話回路15、送受話器16が設けられている。また、モデム機能部5には、モデム21、制御部22、アクセス情報記憶部23、取得情報記憶部24、プリンタ部25、表示部であるLCD部26、パネル設定部27が設けられている。
【0025】
電話機能部3において、通話回路15は電話回線(局線)7を通じて送受話器16により通話される音声信号を処理する。着信信号検出部11は、電話回線7を通じて入力される着信信号を検出する。制御部12は電話機能部3の各部を制御するとともに、着信検出回路11によって着信信号が検出された場合、呼出音出力部13を駆動する。呼出音出力部13はスピーカ14から呼出音を出力させ、着呼があったことを報知する。
【0026】
モデム機能部5において、パネル設定部27は複数のキーを有し、使用者のキー操作に基づいてアクセス先のURL、接続開始時刻等を設定するための設定入力を行う。アクセス情報記憶部23は予め設定されたURL、接続開始時刻等のアクセス情報を、後述する設定テーブルの形式で記憶する。モデム21は電話回線7に接続され、URLで指定したアドレスにアクセスして接続先のサーバ装置が提供するコンテンツ情報を取得するためにLモードによるデータ通信を行う。取得情報記憶部24は取得されたコンテンツ情報を記憶する。プリンタ部25は取得されたコンテンツ情報等を印刷する。LCD部26は取得されたコンテンツ情報等をディスプレイ画面上に表示する。制御部22はこれら各部の制御を司る。
【0027】
ここで、モデム21は特許請求の範囲に記載の通信手段に相当する。また、アクセス情報記憶部23は特許請求の範囲に記載のアクセス情報記憶手段に相当する。また、制御部22は特許請求の範囲に記載のコンテンツ情報取得手段の機能を有している。また、取得情報記憶部24は特許請求の範囲に記載の取得情報記憶手段に相当する。また、プリンタ部25は特許請求の範囲に記載の印刷手段に相当する。また、LCD部26は特許請求の範囲に記載の表示手段に相当する。また、パネル設定部27は特許請求の範囲に記載の情報登録手段及び実行停止指示手段の機能を有している。
【0028】
次に、上記構成を有する電話装置の動作を説明する。図2はURL、接続開始時刻等のアクセス情報の設定処理手順を示すフローチャートである。この設定処理プログラムは制御部22内のROMに格納されており、同じく制御部22内のCPUによって、パネル設定部27に配置された設定開始キー(図示せず)が押下される度に割り込み処理として実行される。
【0029】
まず、アクセス先のURL、接続開始時刻等が登録されたアクセス情報の設定テーブルをアクセス情報記憶部23から読み込む(ステップS1)。図3はLCD部26に表示された状態での設定テーブルの内容を示す説明図である。この設定テーブルには、アクセス情報として、アクセス先を指定するためのURL、曜日(または日付)、接続開始時刻、プリントON/OFF、アクセスON/OFFの5つの項目が予約番号(1、2、…、N)毎に設けられて記憶されている。ここで、URLは特許請求の範囲に記載のコンテンツ指定情報に相当する。また、曜日及び接続開始時刻は特許請求の範囲に記載の時間情報に相当する。また、プリントON/OFFの項目は特許請求の範囲に記載の印刷設定情報に相当する。
【0030】
そして、アクセス情報を設定するために、使用者がパネル設定部27に配置された設定入力キー(情報登録手段)を使い、設定したい内容に合わせて設定テーブルの各項目の内容を変更する(ステップS2)。例えば、曜日の項目では、日付を直接指定可能である他、「毎日」、「月〜金」、「月〜土」等の設定も可能である。また、接続開始時刻の項目では、時刻を直接指定可能である他、「4時間経過毎」、「50分経過毎」など、所定時間経過毎の設定が可能である。さらに、プリントON/OFFの項目では、印刷の有無を設定可能である。アクセスON/ OFFの項目では、接続開始時刻になったときに、該当するURLにアクセスするか否かを予約番号毎に設定可能である。
【0031】
ステップS2で設定テーブルの内容が変更されると、パネル設定部27に配置された設定完了キー(図示せず)の押下を監視し、設定済みであるか否かを判別する(ステップS3)。設定済みである場合、新規入力や変更等が行われた設定テーブルの内容をアクセス情報記憶部23に記憶し、本設定処理を終了する。一方、設定済みでない場合、ステップS2の処理に戻る。
【0032】
図4は接続先へのアクセス処理手順を示すフローチャートである。このアクセス処理プログラムは制御部22内のROMに格納されており、同じく制御部22内のCPUによって一定周期(例えば、30秒)毎に実行される。
【0033】
まず、アクセス情報記憶部23に記憶された設定テーブルを参照し(ステップS11)、各予約番号の中で接続開始時刻に達したものがあるか否かを判別する(ステップS12)。接続開始時刻に達しているものがない場合、達するまでステップS12の処理を繰り返し、接続開始時刻に達すると、そのURLに対応するアクセスが禁止されているか否かを判別する(ステップS13)。
【0034】
ここで、アクセスの禁止は2通りの方法で行われる。その1つの方法として、前述した設定テーブルにおけるアクセスON/OFFの項目にOFFを設定することで、各URL毎に個別に設定可能である。もう1つの方法として、パネル設定部27に設けられた図示しないアクセス禁止/再開ボタン(実行停止指示手段)をOFFに設定するスイッチ操作を行うことで、設定テーブルのアクセスON/OFFの設定内容にかかわらず、全てのアクセスを禁止することができる。このようにアクセス禁止を一斉に行うことで、例えば、旅行などで外出する際の通信料を削減できる。
【0035】
ステップS13でアクセスが禁止されている場合、ステップS12の処理に戻る。一方、アクセスが禁止されていない(許可されている)場合、接続開始時刻に達した予約番号において設定登録されたURLにモデム21を用いてアクセスし、そのアクセス先のサーバ装置が提供する該当URL上のコンテンツ情報(インターネット上のホームページ情報)を取得する。そして、取得したコンテンツ情報を取得情報記憶部24に記憶する(以上、ステップS14)。
【0036】
この後、アクセス情報記憶部23に記憶された設定テーブルのプリントON/OFFの項目を参照し、プリント処理がON(プリント実行、印刷有り)に設定されているか否かを判別する(ステップS15)。プリント実行に設定されている場合、前記取得したコンテンツ情報、または取得情報記憶部24に一旦記憶したコンテンツ情報を印刷し(ステップS16)、このアクセス処理を終了する。なお、ステップS16でコンテンツ情報を印刷すると共に、LCD部26に取得したコンテンツ情報を表示してもよい。
【0037】
一方、ステップS15でプリント処理がOFF(プリント不実行、印刷無し)に設定されている場合、取得したコンテンツ情報を印刷することなく、LCD部26に表示し(ステップS17)、コンテンツ情報の表示のみで本アクセス処理を終了する。
【0038】
上記のように、第1実施形態のLモードサービス対応の電話装置では、予め、URL、接続開始時刻等のアクセス情報を設定テーブルに登録しておくだけで、情報取得のためにサーバ装置へアクセスを行う度に、手動でURL入力を行わなくても済み、煩雑な操作の手間をなくすことができる。この場合、設定情報に従って自動でURLによるアクセスを行い、そのURL上で提供されるコンテンツ情報を取得して印刷するまでの一連の作業を自動で行うことができる。
【0039】
また、ニュース、天気予報、株価情報、料理情報、趣味情報など、希望する複数のコンテンツ情報を自動で入手できる。さらに、時々刻々と変わるコンテンツ情報を所定時間毎に取り出すことができる。また、紙に出力する必要のないコンテンツ情報の場合、表示のみとして無駄な紙の消費を減らすことができる。例えば、家に居る場合、LCD画面上でコンテンツ情報を確認できるので、紙の消費を減らせる。さらに、アクセス禁止/再開ボタンの操作などによってコンテンツ情報取得のためのアクセスを簡単に停止できるので、旅行などで外出している際の通信費を削減できる。
【0040】
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図である。第2実施形態における電話装置31は、前記第1実施形態と同様、Lモードサービス対応の電話機であり、電話機能部3及びモデム機能部35を有して構成される。ここで、前記第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いて説明を省略する。
【0041】
第2実施形態では、電話装置本体内にプリンタ部を設ける代わりに、モデム機能部35にプリンタインタフェース(I/F)28を設け、このプリンタI/F28に外部のプリンタ装置41が接続可能となっている。このプリンタ装置41は、前記第1実施形態のプリンタ部25と同様、取得されたコンテンツ情報を印刷するものである。また、モデム機能部35にパネル設定部27の他、外部インタフェース29が設けられており、この外部インタフェース29を介してリモコン42が接続される。このリモコン42のボタン操作は、パネル設定部27のボタン操作と略同一の機能を有する。すなわち、使用者はパネル設定部27を用いて、前述した設定テーブルの変更操作やアクセス禁止/再開操作等を行ってもよいし、リモコン42を用いて同様の操作を行ってもよい。
【0042】
なお、外部インタフェース29とリモコン42との間は、IrDA等の赤外線インタフェース、RS232C等のシリアルインタフェース、USBインタフェース、Bluetooth等の無線インタフェースなどによってデータ転送を行うことが可能である。また、リモコン42として、電話機専用のリモコンの他、親機と送受信を行う電話装置の子機であってもよいし、一般的な携帯情報端末(PDA)あるいはノート型PCに専用のソフトウェアをインストールして電話装置本体とデータのやり取りを行えるようにしたものでもよい。
【0043】
第2実施形態におけるアクセス情報の設定動作及びURLによるアクセス動作は、プリンタ装置41及びリモコン42を用いる以外、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0044】
このように、第2実施形態では、電話装置本体の構成を簡単にすることで、小型化が可能である。また、接続されるプリンタ装置は、例えばカラープリンタ、モノクロプリンタ、オートカット機能付きプリンタなど、その種類の選択は任意である。さらに、リモコンを用いることで、URL、接続開始時刻等のアクセス情報の入力を遠隔操作できる。
【0045】
上述した本実施形態によれば、URL及び接続開始時刻等のアクセス情報を設定登録しておくことで、所定時刻に自動的にURLによるネットワークアクセスを行うことができ、アクセス先のコンテンツ情報を取得して印刷することが可能となる。この場合、アクセスの度に手動操作でURL入力を行うことなく、目的のURLにアクセスすることができ、コンテンツ情報を取得して印刷するまでの一連の作業を自動で行うことが可能である。また、使用者が所望する複数のコンテンツ情報を容易に入手できる。さらに、時々刻々と変わるコンテンツ情報であっても、設定した時間毎に最新情報を取得することができる。また、プリントする必要がないコンテンツ情報の場合は表示のみに設定することで、無駄な紙の消費を減らすことができる。さらに、アクセス停止を設定や操作によって容易に行うことができるので、不要なアクセスを防止して通信費を削減できる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自動でURLによるネットワークアクセスを行うことができるLモードサービス対応の電話装置及びそのコンテンツ情報取得方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図
【図2】第1実施形態におけるアクセス情報の設定処理手順を示すフローチャート
【図3】LCD部に表示された状態での設定テーブルの内容を示す説明図
【図4】第1実施形態におけるURLによる接続先へのアクセス処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態に係る電話装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、31 電話装置
3 電話機能部
5、35 モデム機能部
7 電話回線
21 モデム
22 制御部
23 アクセス情報記憶部
24 取得情報記憶部
25 プリンタ部
26 LCD部
27 パネル設定部
Claims (8)
- コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置より提供されるコンテンツ情報を取得する電話装置であって、
前記ネットワークを介して目的の情報処理装置と通信を行う通信手段と、
前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を記憶するアクセス情報記憶手段と、
前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、前記通信手段により目的の情報処理装置にアクセスし、前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、
前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶手段と、
を備えたことを特徴とする電話装置。 - 前記アクセス情報記憶手段は、前記アクセス情報として複数のコンテンツ指定情報及び時間情報を記憶可能であることを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
- 前記時間情報は、前記接続開始時刻として、1日当たり複数回に設定された時刻、または任意の曜日に設定された時刻を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電話装置。
- 前記アクセス情報は、前記コンテンツ指定情報毎に印刷の有無を設定する印刷設定情報を含み、
前記印刷設定情報に基づき、印刷有りに設定されたコンテンツ指定情報を基に取得したコンテンツ情報を印刷する印刷手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。 - 前記取得したコンテンツ情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
- 前記アクセス情報記憶手段に記憶するアクセス情報を登録するための設定入力を行う情報登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
- 前記コンテンツ指定情報に基づくコンテンツ情報の取得動作の実行停止を指示するための指示入力を行う実行停止指示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
- コンテンツ指定情報を基に、電話回線を通じてネットワークに接続された情報処理装置にアクセスし、前記情報処理装置に記憶されているコンテンツ情報を取得する電話装置のコンテンツ情報取得方法であって、
前記コンテンツ指定情報とこのコンテンツ指定情報による接続開始時刻を表す時間情報とを含むアクセス情報を設定して記憶するアクセス情報登録ステップと、
前記アクセス情報を参照して、前記時間情報において設定された接続開始時刻に達した場合、この接続開始時刻に対応するコンテンツ指定情報に基づき、目的の情報処理装置にアクセスして前記コンテンツ指定情報によって指定されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得ステップと、
前記取得したコンテンツ情報を記憶する取得情報記憶ステップと、
を有することを特徴とするコンテンツ情報取得方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8521787B2 (en) | 2006-08-11 | 2013-08-27 | Facebook, Inc. | Generating a consolidated social story for a user of a social networking system |
-
2002
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