JP2004139461A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004139461A JP2004139461A JP2002305021A JP2002305021A JP2004139461A JP 2004139461 A JP2004139461 A JP 2004139461A JP 2002305021 A JP2002305021 A JP 2002305021A JP 2002305021 A JP2002305021 A JP 2002305021A JP 2004139461 A JP2004139461 A JP 2004139461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- server
- client
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Record Information Processing For Printing (AREA)
Abstract
【課題】外部装置(例えば、クライアント端末)上において一度に全画像情報の出力イメージを確認することを可能とする。
【解決手段】画像情報の出力指示情報をクライアント端末101から受信することに応じて、画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を画像生成部111にて画像情報の各ページに夫々対応させて生成し、生成されたサムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、クライアント端末101に対して送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像情報の出力指示情報をクライアント端末101から受信することに応じて、画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を画像生成部111にて画像情報の各ページに夫々対応させて生成し、生成されたサムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、クライアント端末101に対して送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して帳票等の印刷を行うためのリモート印刷の応用サービスを実現可能な情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの急速な発展に伴い、クライアント端末上からネットワークを経由してWebサーバ等のサーバ上で動作する印刷処理プログラムに対して印刷命令を発行し、遠隔地から業務処理で使用する帳票等の書式に従った印刷業務を遂行することが行われるようになってきた。
【0003】
このようにクライアントとサーバがネットワークを経由して特定の書式に従った印刷業務を遂行する方法において、特開2000−284937号公報では、サーバ上で画像データを作成してクライアントへ送信しクライアント側の印刷機で印刷する場合(クライアント側印刷)に関して、Adobe Systems社のPDF(Portable Document Format)文書等に変換した印刷イメージを生成して全てのページを一括してクライアントへ送信する方法が開示されている。
【0004】
また、特開2000−20270号公報では、サーバ上で画像データを作成してサーバ側に接続された印刷機から印刷する場合(サーバ側印刷)に関して、印刷イメージから成る画像を生成し、Webサーバで公開し、クライアントから該印刷イメージをダウンロードして確認する方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−284937号公報
【特許文献2】
特開2000−20270号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−284937号公報に開示されるクライアント側印刷の場合には、Adobe Systems 社の PDF (Portable Document Format)文書等に変換した印刷イメージを生成して全てのページを一括してクライアントへ送信し、クライアントではページ毎に画像イメージを表示するため、各々のページの画像イメージを同時に確認できないという問題があった。
【0007】
さらに、上記従来例では全ての印刷イメージを送信している為、単に印刷結果を確認する目的で印刷イメージをクライアントに送信する必要がないにも拘わらず、印刷イメージ自体をクライアントに送信して通信処理の負荷を大きくしたり、クライアント側での画像イメージのラスタライズ処理が発生する問題があった。
【0008】
特開2000−20270号公報に開示されるサーバ側印刷の場合では、該サーバ上では生成した印刷イメージを保存し公開する為、サーバ側の記憶領域を使用し圧迫する可能性があるという問題があった。
【0009】
また、上記従来例では、Webサーバの応答メッセージ中には生成された画像のURL(Uniform Resource Locator)が埋め込まれ、該URLを使用してWebブラウザが再びWebサーバにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信を行って該印刷イメージを得る為、通信処理が多くなるという問題があった。
【0010】
さらに、上記従来例では、サーバ側の印刷機から印刷された時点で印刷イメージを作成し公開する為に、印刷処理の後で印刷イメージを確認する必要がなくなった場合にも必ず印刷イメージが作成され公開されてしまう。つまり、不要な公開処理および不要な印刷イメージの作成処理を行っていた。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、外部装置(例えば、クライアント端末)上において一度に全画像情報の出力イメージを確認することを可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、画像情報の出力指示情報を外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施形態を概略的に説明する。
従来のリモート印刷システムにおけるクライアント側印刷では、サーバはクライアントからの最初の応答を受けて、印刷イメージを作成し、該印刷イメージを一括してクライアントへ返答する処理が行われている。これに対して、本発明の実施形態では、上記の印刷イメージの代わりに印刷イメージのサムネイル画像を生成する。即ち、応答メッセージに含まれるフォームデータを記憶し、該フォームデータから印刷するページ数を計算し、該ページ数が単数ページの場合は上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合は各印刷ページに対応した上記サムネイル画像を配置した1ページの返答用画像を生成し、該返答用画像からなるデータを返答メッセージの中に埋め込み返答する。これにより、クライアント側で該返答用画像を表示して各ページの印刷イメージを一度に確認可能とする。
【0014】
従来のリモート印刷システムにおけるサーバ側印刷では、サーバ側で印刷イメージを作成し、サーバ側の印刷機による印刷処理と同時に該印刷イメージをWebサーバ等のサーバで公開するものであり、該印刷イメージにつきURL(Uniform Resource Locator)等のネットワーク識別子を設け、該ネットワーク識別子をクライアントへ応答することによってクライアントは該印刷イメージにアクセスすることを可能としている。
【0015】
これに対して、本発明の実施形態では、上記の印刷イメージの代わりに印刷イメージのサムネイル画像を生成する。即ち、本発明の実施形態では、サーバは、クライアントからサーバへの応答メッセージに含まれるフォームデータを記録し、該フォームデータに基づきサーバが印刷イメージを作成する。作成された印刷イメージはサーバ側の印刷機から印刷される。さらにサーバでは、印刷イメージのページ数を決定し、該ページ数が単数ページの場合は上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合は各印刷ページに対応した上記サムネイル画像を配置した1ページの返答用画像を生成し、該返答用画像からなるデータを返答メッセージの中に埋め込みクライアントへ返答する。これによって、クライアント側で該返答用画像を表示して各ページの印刷イメージを一度に確認可能とするものである。
【0016】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成を示したブロック図である。
101は、クライアントであるPC等の情報処理装置である。102は、サーバに対してデータの入出力を行うデータ入出力部(Webブラウザ)である。103は、Webブラウザ102の指示により、Webブラウザ102に表示されているイメージを標準的な印刷用データに変換する為のプリント出力部(印刷出力部)である。104は、クライアント側の印刷装置(プリンタ等)である。105は、サーバとクライアントがネットワークで接続されている事を示す。ネットワーク形態として、LAN、インターネット、無線等、Web環境の通信手順に対応するものであれば、その種類は問わない。
【0017】
106は、Webサーバである情報処理装置である。107は、106がWebサーバである役割を行うネットワーク通信制御部である。108は、帳票印刷を行う為の帳票テンプレートの格納部(帳票テンプレート格納部)である。109は、フォームデータ等のデータ格納部である。110は、各業務に従ったアプリケーションロジックが格納されているデータ処理部である。111は、帳票イメージを決められた様式に従って作成する画像生成部である。112は、画像生成部111で作成されたデータをプリンタが出力できる形式に変換する印刷出力部であり、一般にはプリンタドライバと呼ばれている。113は、サーバ側の印刷装置(プリンタ等)である。
【0018】
ただし、クライアント側印刷のみの場合には、図2(a)に示されるように、図1の112プリンタドライバおよび113サーバ側の印刷装置は不要である。また、サーバ側印刷のみの場合には、図2(b)に示されるように、図1の103印刷出力部および104クライアント側の印刷装置は不要である。
【0019】
<第1の実施形態>
次に、Webブラウザからの印刷指示について述べる。通常、Webブラウザ102とサーバ110上のデータ処理部との間では、Webブラウザ102からのデータの受付、解析、また場合によっては、受付データに応じてデータ格納部109からのデータ検索、結果のWebブラウザ102への返信など処理が行われる。この時、Webブラウザ102上には、一般的にボタンが表示され、Webブラウザ102のユーザがボタンを押す等の操作をした時、サーバへの要求を行い、サーバ側での処理が行われ、Webブラウザ102への応答となる。
【0020】
図3は、本発明の第1の実施形態におけるクライアント側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示している。図3は、クライアント側印刷の場合におけるクライアント上の画面表示を示した図である。
201は、PCなどのモニタに表示されるWebブラウザのウィンドウであり、202のエリアにタイトルが表示される。203および204のエリアにはWebブラウザが持つコマンドが表示されている。Webブラウザに表示されている内容を印刷する為のコマンドも通常この位置にある。205は、接続するWebサーバのネットワーク識別子を入出力するテキストフィールドである。206および207は、クライアント側のユーザが選択する為のフィールドである。208はボタンで、この例においては、このボタンが押下されることにより、206、207で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバからの応答を待つことになる。210はボタン208が押下された後にサムネイル画像が表示される領域である。
【0021】
図3は人事システムの例を示している為、207で選択された人物の当月の勤務状況に関するデータが図1のデータ格納部109より検索される。次に、サーバではデータ格納部109から検索されたデータから当該人物の月時帳票のイメージ画像を生成した場合、当該イメージ画像はどれぐらいのページ数に相当するかを計算する。次に、サーバは、計算したページ数分の各イメージ画像に対応したサムネイル画像を生成し、各サムネイル画像が1ページの画像に配置されたデータが埋め込まれた返信メッセージをクライアントに返信する。
【0022】
よって、本実施形態によれば、クライアントのWebブラウザは返答メッセージを210に表示し、ユーザは210に表示された返答メッセージ中のイメージから各ページに対応する印刷ページを一度に確認することが可能になる。
【0023】
次に、Webブラウザからの印刷指示について具体的に述べる。
最初にユーザはWebブラウザのテキストフィールド205にWebサーバを指定するURL(Uniform Resource Locator)であるネットワーク識別子を入力し接続要求を出す。図3ではURLの例として、http://192.168.1.100を入力している。Webブラウザは上記のURLにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で接続し、GETメソッドで返答を受ける。
【0024】
Webサーバは上記の返答として、2つのフレーム要素から成るHTML(Hypertext Markup Language)文書を返す。1番目のフレームは図2の206、207、208を含むHTML文書example1.htmlを要素とし、2番目のフレームはNAME属性の値がresultであるHTML文書result1.htmlを要素とする。
フレーム要素の例:
<FRAMESET ROWS=“50%,50%” TITLE=“example1”>
<FRAME SRC=“example1.html” NAME=“selection” TITLE=“selection”>
<FRAME SRC=“result1.html” NAME=“result” TITLE=“result”>
</FRAMESET>
【0025】
Webブラウザは再び上記WebサーバのURI(Uniform Resource Indicator)であるexample1.htmlおよびresult1.htmlで指定されるHTML文書をGETメソッドで受け取り、Webブラウザの画面201上に表示する。この例で206、207はHTML文書example1.htmlのSELECT要素であり、208はHTMLのIMPUT要素であるボタンである。
【0026】
206の例:
<SELECT NAME=“table−selection”>
<OPTION VALUE=“Kyuuka” selected>休暇取得状況
<OPTION VALUE=“Weekly”>週間勤務状況
<OPTION VALUE=“Monthly”>月次集計
<OPTION VALUE=“Yearly”>年間集計
</SELECT>
207の例:
<SELECT NAME=“name−selection”>
<OPTION VALUE=“Natsume” selected>夏目漱石
<OPTION VALUE=“Masaoka”>正岡子規
<OPTION VALUE=“Mori”>森 鴎外
</SELECT>
208の例:
<INPUT TYPE=“submit” VALUE=“表示”>
【0027】
図3に表示されているように、206、207から適当な表および個人を選択し、208のボタンを押下することによりサブミット命令が実行され、HTML文書example1.htmlのFORM要素のPOST メソッドが実行され、FORM要素のACTION要素の値である /cgi−bin/ClientPrint2.cgiを指定し、TARGET属性の値を2番目のフレームに指定して、Webサーバへ印刷要求が発行される。
フォーム要素の例:
<FORM METHOD=“POST” ACTION=“/cgi−bin/ClientPrint2.cgi” TARGET=“result”>
・・・省略・・・
</FORM>
【0028】
Webサーバは印刷要求に対応してフォームデータを受け取り、CGI(Common Gateway Interface)プログラムであるClientPrint2.cgiにフォームデータを渡す。該CGIプログラムは該フォームデータから表および個人のデータを判別し、フォームデータに対応する表および個人のデータから帳票のサムネイル画像を作成し、Webブラウザに返答する。Webブラウザは受信したサムネイル画像を図3に示すようにTARGET属性の値resultで指定された2番目のフレームに表示する。
【0029】
このように、本実施形態では、ClientPrint2.cgiを用いて印刷イメージのサムネイル画像を作成するものであり、サーバがクライアントから受信するフォームデータに基づいて帳票の印刷イメージのページ数を計算し、該ページ数が単数ページの場合には上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合には上記サムネイル画像を配置した一つの返答用画像を作成して、Webブラウザに返答するものである。
【0030】
上記の例は、特に最初の返答メッセージとして、PNG (Portable Network Graphics)画像を使用し、該PNG画像には印刷イメージの各印刷ページのサムネイル画像から成る要素を含むものである。該返答用画像には印刷イメージを含まない為、サーバからクライアントへの返答メッセージの通信量を減らす効果、特に上記印刷イメージのデータ量が対応するサムネイル画像と比較して大きい場合に、クライアント側での不要な印刷イメージのラスタライズ処理およびサーバ側での不要な印刷イメージの作成処理を省略できる効果が顕著となる。特に、クライアントが携帯情報端末や携帯電話等の場合には、画像処理の負担を減らす効果が有効なものとなる。
【0031】
また、本実施形態では、クライアント側のWebブラウザが表示できる画像フォーマットであれば、PNG フォーマットの代わりにGIF、JPEG、Adobe Systems社のPDF(Portable Document Format)、W3C(World Wide Web Consortium)のSVG(Scalable Vector Graphics)等のフォーマットを用いてもよい。
【0032】
図3では、ページ数が4ページの場合の返答メッセージにおける返答画像の例を示している。ページ数が4ページである為、各ページのサムネイル画像を“田の字”形に配置した返答用画像が生成されて、Webブラウザに返答される。この処理によりクライアント側で各ページの印刷イメージを一度に確認することが実現される。
【0033】
<比較例1>
次に、上記本発明の第1の実施形態によるクライアント側印刷との比較を図るべく本発明者が想到したクライアント側印刷の他の例を比較例1として説明する。図6は、本比較例1にて使用するWebブラウザによる表示画面を示した図である。図6の201〜208は図3と同じであり、209はボタン208を押下した後に印刷イメージが表示される領域である。図8は、本比較例1におけるWebブラウザからの印刷指示の流れについて示した図である。
【0034】
ボタン208が押下されると(ステップS501)、206、207で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、クライアントはサーバからの応答を待つことになる。サーバは、受信したフォームデータから206で選択された帳票名及び207で選択された人名に基づいて、当該フォームデータに対応する帳票を認識する(ステップS502)。続いて、その帳票の紙サイズ、用紙の方向等の帳票内の可変な条件を検知し(ステップS503)、帳票のインデックスデータを作成する(ステップS504)。そして、帳票のテンプレートデータをマージした後(ステップS505)、印刷イメージを作成し(ステップS506)、当該印刷イメージの全ページを一括してWebブラウザに返答することによってクライアント側印刷を可能とする(ステップS507)。
【0035】
しかしながら、本比較例1では、当該印刷イメージの全ページのデータを一括してWebブラウザに送信しても、クライアント側では図3に示すようにWebブラウザ上で表示される印刷イメージは1ページ毎に表示されるため、各々のページの印刷イメージを同時に確認することができない。また、単に印刷結果を確認する目的で印刷イメージ自体をクライアントに送信する必要はない。それにも拘わらず、本比較例1では、印刷イメージ自体をクライアントに送信して通信処理の負荷を大きくしている。
【0036】
これに対して、上記第1の実施形態では、印刷イメージの全ページに対応したサムネイル画像を1ページの画像データ内に配置し、その画像データをクライアントへの返答メッセージに含ませているため、クライアント側では印刷イメージの全ページに対応した画像を一度に確認することが可能となる。また、サムネイル画像を扱うことによって通信処理の負荷も軽減される。
【0037】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態として、サーバ側印刷の場合に、印刷結果の各ページのサムネイル画像と共に印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像を合成して1ページの返信用画像を生成する例を示す。尚、図4では、サーバ側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示している。図4の301から307は、図3の201から207とそれぞれ順に同等である。
【0038】
308はボタンで、この例においては、このボタンが押下されることにより、306、307で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバ側で送信されたフォームデータにより対応する帳票のテンプレートから印刷イメージが作成されサーバ側の印刷機から印刷される。図4(b)に示されるように、ボタンの押下により、306で選択した帳票名、および307で選択した人名に基づき、309の帳票の印刷イメージが4ページ印刷されている。さらに、上記印刷イメージから印刷ページのページ数4が計算され、ページ数4に対応する“田の字”形の配置が選択され、各ページに対応するサムネイル画像が生成され、印刷結果を示す文字列“印刷結果:OK”をラスタライズしイメージに変換した画像312、及び、各サムネイル画像を“田の字”形に配置した画像311を1ページの画像に合成した送信用画像が生成され、クライアントに送信される。これにより、図4(a)に示されるように、Webブラウザの画面上に311および312から成る送信用画像が表示される。
【0039】
このように、本実施形態によれば、印刷結果を示す文字列から成る画像312と4ページ分の印刷イメージをサムネイル画像に変換し配置した画像311とを合成した画像が返信用画像としてクライアントのWebブラウザに表示されることにより、ユーザは印刷結果および各ページの印刷イメージを一度に確認できる。
【0040】
上記の例は、HTMLのフレーム要素を用いて、フォームデータ選択の為の画面(図3の206、207、208又は図4の306、307、308を表示する画面)と、印刷結果の画面(図3の210又は図4の311、312を表示する画面)とをクライアントの同一画面内に表示したものである。ここで、本実施形態では、HTMLのフレーム要素に未対応のWebブラウザで表示可能にする為、HTMLのフレーム要素を用いずに上記フォームデータ選択の為の画面と上記印刷結果の画面を別々の画面に表示できるようにしてもよい。例えば、図4のフレーム要素から成る画面の代わりに別々の画面を用いた例を図5に示す。図5(a)は図4におけるフォームデータ選択の為の画面に対応する例を示している。図5(b)は図4における印刷結果の画面に対応する例を示している。図5の401〜408、411、412は、図4の301〜308、311、312とそれぞれ順に同等である。
【0041】
また、上記の例はCGIプログラムを使用したものである。ここでCGIプログラムの代わりにCGIプログラムと同様なServletプログラム等を用いるようにしてもよい。
【0042】
<比較例2>
次に、上記本発明の第2の実施形態によるサーバ側印刷との比較を図るべく本発明者が想到したサーバ側印刷の他の例を比較例2として説明する。図7は、本比較例2にて使用するWebブラウザによる表示画面及び印刷イメージの出力結果を示した図である。図7の301〜308は図4と同じである。
【0043】
本比較例2においては、ボタン308が押下されることにより、306、307で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバ側では、送信されたフォームデータに対応する帳票のテンプレートから印刷イメージが作成された後、サーバ側の印刷機から印刷される。また、作成された印刷イメージはサーバが備える記録領域内に保存され、Web上で公開される。公開された印刷イメージはサーバからクライアントにダウンロードされることによりユーザが参照することができる。本比較例2では、ボタン308の押下により、306で選択された帳票名及び307で選択された人名に基づいて、309の帳票の印刷イメージが4ページ印刷されている。また印刷イメージが出力された後には、サーバからクライアントに印刷結果が通知され、310で表示される。
【0044】
しかしながら、本比較例2では、印刷イメージをWeb上で公開するために、印刷処理後に当該印刷イメージを記録領域内に保存する必要があり、記録領域の容量を圧迫してしまう可能性がある。また、本比較例2では、クライアントがサーバから印刷イメージをダウンロードするためには、当該印刷イメージのURLを使用してHTTPによる通信を行う必要があり、通信処理を増加させてしまう。さらに、本比較例2では、印刷処理が実行された後に印刷イメージをWeb上で公開されるが、印刷処理は既に実行され、既に印刷イメージを確認する必要はないことにも拘わらず、不要な公開処理及び印刷イメージの作成処理を実行している。
【0045】
これに対して、上記第2の実施形態では、印刷イメージの全ページに対応したサムネイル画像を1ページの画像データ内に配置し、その画像データのクライアントへの返答メッセージに含ませているため、クライアント側では印刷イメージの全ページに対応した画像を一度に確認することができるとともに、サーバ側の記録領域が圧迫されることからも回避される。また、上記第2の実施形態では、クライアントからURLを指定して印刷イメージをダウンロードする通信処理を行う必要がなくなり、不要な公開処理や印刷イメージの作成処理等からの回避される。
【0046】
以上のように、本発明の実施形態によれば、クライアント側印刷またはサーバ側印刷の場合に、それぞれ印刷する各ページの印刷イメージのサムネイル画像を作成し、クライアント側で一度に確認することが可能となる。
【0047】
また、本発明の実施形態によれば、特にサーバ側印刷の場合に、サーバ側の印刷機における印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像を生成し、上記サムネイル画像と共に一つの画像に合成してクライアント側で表示可能とすることにより、印刷結果と印刷イメージとを一度に確認することが可能となる。
【0048】
<その他の実施形態>
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0049】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】
本発明の実施態様の他の例を以下に列挙する。
(実施態様1)画像情報の出力指示情報を外部装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【0054】
(実施態様2)前記画像生成手段は、前記画像情報の出力結果を示す情報を前記サムネイル画像とともに生成し、前記送信手段は、前記サムネイル画像及び前記画像情報の出力結果を示す情報を含む前記返答用画像情報を前記外部装置に対して送信することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0055】
(実施態様3)前記画像情報の出力結果を示す情報は、前記画像情報の出力結果を示す文字情報がラスタライズされて生成された情報であることを特徴とする実施態様2に記載の情報処理装置。
【0056】
(実施態様4)複数の装置が互いに通信可能に接続されて成る情報処理システムであって、
前記複数の装置のうち少なくとも1つの装置は、実施態様1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置の機能を有することを特徴とする情報処理システム。
【0057】
(実施態様5)画像情報の出力指示情報を受信手段にて外部装置から受信するステップと、
前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、画像生成手段が前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成するステップと、
前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、送信手段が前記外部装置に対して送信するステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【0058】
(実施態様6)前記画像生成方法は、前記画像情報の出力結果を示す情報を前記サムネイル画像とともに生成し、前記送信方法は、前記サムネイル画像及び前記画像情報の出力結果を示す情報を含む前記返答用画像情報を前記外部装置に対して送信することを特徴とする実施態様5に記載の情報処理方法。
【0059】
(実施態様7)前記画像情報の出力結果を示す情報は、前記画像情報の出力結果を示す文字情報がラスタライズされて生成された情報であることを特徴とする実施態様6に記載の情報処理方法。
【0060】
(実施態様8)実施態様5〜7の何れか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0061】
(実施態様9)実施態様8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、画像情報の出力指示情報の外部装置からの受信に応じて、当該画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像が1ページ内に配置された返答用画像情報を当該外部装置に対して送信するように構成したので、外部装置(例えば、クライアント端末)上において一度に全画像情報の出力イメージを確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成を示したブロック図である。
【図2】クライアント側印刷及びサーバ側印刷におけるWebブラウザの一例を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるクライアント側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるサーバ側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示した図である。
【図5】HTMLのフレーム要素から成る画面の代わりに別々の画面を用いた例を示した図である。
【図6】比較例1にて使用されるWebブラウザによる表示画面を示した図である。
【図7】比較例2にて使用されるWebブラウザによる表示画面及び印刷イメージの出力結果を示した図である。
【図8】比較例1におけるWebブラウザからの印刷指示の流れについて示した図である。
【符号の説明】
101 クライアントであるPC等の情報処理装置
102 サーバに対してデータの入出力を行うWebブラウザ
103 クライアント側の印刷出力部
104 クライアント側の印刷装置(プリンタ等)
105 サーバとクライアントが接続されているネットワーク
106 Webサーバである情報処理装置
107 Webサーバである役割を行うネットワーク通信制御部
108 帳票印刷を行う為の帳票テンプレートの格納部分
109 フォームデータ等のデータ格納部
110 データ処理部で各業務に従ったアプリケーションロジック
111 帳票イメージを決められた様式に従って作成する画像生成部
112 プリンタドライバ
113 サーバ側の印刷装置(プリンタ等)
201、301、401 PCなどのモニタに表示されるブラウザのウィンドウ
202、302、402 タイトルが表示されるエリア
203、303、403 ブラウザが持つコマンドが表示されるエリア
204、304、404 ブラウザが持つコマンドが表示されるエリア
205、305、405 接続するWebサーバのアドレスを入出力するテキストフィールド
206、306、406 クライアント側のユーザが選択する為のフィールド
207、307、407 クライアント側のユーザが選択する為のフィールド
208 送信ボタン
209 表示される帳票のイメージ
210 印刷イメージのサムネイル画像から成る印刷イメージ
308、408 サーバ側の印刷機からの印刷ボタン
309、409 サーバ側の印刷機から印刷される帳票のイメージ(合計4ページ)
311、411 印刷イメージのサムネイル画像
312、412 サーバ側の印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して帳票等の印刷を行うためのリモート印刷の応用サービスを実現可能な情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの急速な発展に伴い、クライアント端末上からネットワークを経由してWebサーバ等のサーバ上で動作する印刷処理プログラムに対して印刷命令を発行し、遠隔地から業務処理で使用する帳票等の書式に従った印刷業務を遂行することが行われるようになってきた。
【0003】
このようにクライアントとサーバがネットワークを経由して特定の書式に従った印刷業務を遂行する方法において、特開2000−284937号公報では、サーバ上で画像データを作成してクライアントへ送信しクライアント側の印刷機で印刷する場合(クライアント側印刷)に関して、Adobe Systems社のPDF(Portable Document Format)文書等に変換した印刷イメージを生成して全てのページを一括してクライアントへ送信する方法が開示されている。
【0004】
また、特開2000−20270号公報では、サーバ上で画像データを作成してサーバ側に接続された印刷機から印刷する場合(サーバ側印刷)に関して、印刷イメージから成る画像を生成し、Webサーバで公開し、クライアントから該印刷イメージをダウンロードして確認する方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−284937号公報
【特許文献2】
特開2000−20270号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−284937号公報に開示されるクライアント側印刷の場合には、Adobe Systems 社の PDF (Portable Document Format)文書等に変換した印刷イメージを生成して全てのページを一括してクライアントへ送信し、クライアントではページ毎に画像イメージを表示するため、各々のページの画像イメージを同時に確認できないという問題があった。
【0007】
さらに、上記従来例では全ての印刷イメージを送信している為、単に印刷結果を確認する目的で印刷イメージをクライアントに送信する必要がないにも拘わらず、印刷イメージ自体をクライアントに送信して通信処理の負荷を大きくしたり、クライアント側での画像イメージのラスタライズ処理が発生する問題があった。
【0008】
特開2000−20270号公報に開示されるサーバ側印刷の場合では、該サーバ上では生成した印刷イメージを保存し公開する為、サーバ側の記憶領域を使用し圧迫する可能性があるという問題があった。
【0009】
また、上記従来例では、Webサーバの応答メッセージ中には生成された画像のURL(Uniform Resource Locator)が埋め込まれ、該URLを使用してWebブラウザが再びWebサーバにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信を行って該印刷イメージを得る為、通信処理が多くなるという問題があった。
【0010】
さらに、上記従来例では、サーバ側の印刷機から印刷された時点で印刷イメージを作成し公開する為に、印刷処理の後で印刷イメージを確認する必要がなくなった場合にも必ず印刷イメージが作成され公開されてしまう。つまり、不要な公開処理および不要な印刷イメージの作成処理を行っていた。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、外部装置(例えば、クライアント端末)上において一度に全画像情報の出力イメージを確認することを可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、画像情報の出力指示情報を外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施形態を概略的に説明する。
従来のリモート印刷システムにおけるクライアント側印刷では、サーバはクライアントからの最初の応答を受けて、印刷イメージを作成し、該印刷イメージを一括してクライアントへ返答する処理が行われている。これに対して、本発明の実施形態では、上記の印刷イメージの代わりに印刷イメージのサムネイル画像を生成する。即ち、応答メッセージに含まれるフォームデータを記憶し、該フォームデータから印刷するページ数を計算し、該ページ数が単数ページの場合は上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合は各印刷ページに対応した上記サムネイル画像を配置した1ページの返答用画像を生成し、該返答用画像からなるデータを返答メッセージの中に埋め込み返答する。これにより、クライアント側で該返答用画像を表示して各ページの印刷イメージを一度に確認可能とする。
【0014】
従来のリモート印刷システムにおけるサーバ側印刷では、サーバ側で印刷イメージを作成し、サーバ側の印刷機による印刷処理と同時に該印刷イメージをWebサーバ等のサーバで公開するものであり、該印刷イメージにつきURL(Uniform Resource Locator)等のネットワーク識別子を設け、該ネットワーク識別子をクライアントへ応答することによってクライアントは該印刷イメージにアクセスすることを可能としている。
【0015】
これに対して、本発明の実施形態では、上記の印刷イメージの代わりに印刷イメージのサムネイル画像を生成する。即ち、本発明の実施形態では、サーバは、クライアントからサーバへの応答メッセージに含まれるフォームデータを記録し、該フォームデータに基づきサーバが印刷イメージを作成する。作成された印刷イメージはサーバ側の印刷機から印刷される。さらにサーバでは、印刷イメージのページ数を決定し、該ページ数が単数ページの場合は上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合は各印刷ページに対応した上記サムネイル画像を配置した1ページの返答用画像を生成し、該返答用画像からなるデータを返答メッセージの中に埋め込みクライアントへ返答する。これによって、クライアント側で該返答用画像を表示して各ページの印刷イメージを一度に確認可能とするものである。
【0016】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成を示したブロック図である。
101は、クライアントであるPC等の情報処理装置である。102は、サーバに対してデータの入出力を行うデータ入出力部(Webブラウザ)である。103は、Webブラウザ102の指示により、Webブラウザ102に表示されているイメージを標準的な印刷用データに変換する為のプリント出力部(印刷出力部)である。104は、クライアント側の印刷装置(プリンタ等)である。105は、サーバとクライアントがネットワークで接続されている事を示す。ネットワーク形態として、LAN、インターネット、無線等、Web環境の通信手順に対応するものであれば、その種類は問わない。
【0017】
106は、Webサーバである情報処理装置である。107は、106がWebサーバである役割を行うネットワーク通信制御部である。108は、帳票印刷を行う為の帳票テンプレートの格納部(帳票テンプレート格納部)である。109は、フォームデータ等のデータ格納部である。110は、各業務に従ったアプリケーションロジックが格納されているデータ処理部である。111は、帳票イメージを決められた様式に従って作成する画像生成部である。112は、画像生成部111で作成されたデータをプリンタが出力できる形式に変換する印刷出力部であり、一般にはプリンタドライバと呼ばれている。113は、サーバ側の印刷装置(プリンタ等)である。
【0018】
ただし、クライアント側印刷のみの場合には、図2(a)に示されるように、図1の112プリンタドライバおよび113サーバ側の印刷装置は不要である。また、サーバ側印刷のみの場合には、図2(b)に示されるように、図1の103印刷出力部および104クライアント側の印刷装置は不要である。
【0019】
<第1の実施形態>
次に、Webブラウザからの印刷指示について述べる。通常、Webブラウザ102とサーバ110上のデータ処理部との間では、Webブラウザ102からのデータの受付、解析、また場合によっては、受付データに応じてデータ格納部109からのデータ検索、結果のWebブラウザ102への返信など処理が行われる。この時、Webブラウザ102上には、一般的にボタンが表示され、Webブラウザ102のユーザがボタンを押す等の操作をした時、サーバへの要求を行い、サーバ側での処理が行われ、Webブラウザ102への応答となる。
【0020】
図3は、本発明の第1の実施形態におけるクライアント側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示している。図3は、クライアント側印刷の場合におけるクライアント上の画面表示を示した図である。
201は、PCなどのモニタに表示されるWebブラウザのウィンドウであり、202のエリアにタイトルが表示される。203および204のエリアにはWebブラウザが持つコマンドが表示されている。Webブラウザに表示されている内容を印刷する為のコマンドも通常この位置にある。205は、接続するWebサーバのネットワーク識別子を入出力するテキストフィールドである。206および207は、クライアント側のユーザが選択する為のフィールドである。208はボタンで、この例においては、このボタンが押下されることにより、206、207で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバからの応答を待つことになる。210はボタン208が押下された後にサムネイル画像が表示される領域である。
【0021】
図3は人事システムの例を示している為、207で選択された人物の当月の勤務状況に関するデータが図1のデータ格納部109より検索される。次に、サーバではデータ格納部109から検索されたデータから当該人物の月時帳票のイメージ画像を生成した場合、当該イメージ画像はどれぐらいのページ数に相当するかを計算する。次に、サーバは、計算したページ数分の各イメージ画像に対応したサムネイル画像を生成し、各サムネイル画像が1ページの画像に配置されたデータが埋め込まれた返信メッセージをクライアントに返信する。
【0022】
よって、本実施形態によれば、クライアントのWebブラウザは返答メッセージを210に表示し、ユーザは210に表示された返答メッセージ中のイメージから各ページに対応する印刷ページを一度に確認することが可能になる。
【0023】
次に、Webブラウザからの印刷指示について具体的に述べる。
最初にユーザはWebブラウザのテキストフィールド205にWebサーバを指定するURL(Uniform Resource Locator)であるネットワーク識別子を入力し接続要求を出す。図3ではURLの例として、http://192.168.1.100を入力している。Webブラウザは上記のURLにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で接続し、GETメソッドで返答を受ける。
【0024】
Webサーバは上記の返答として、2つのフレーム要素から成るHTML(Hypertext Markup Language)文書を返す。1番目のフレームは図2の206、207、208を含むHTML文書example1.htmlを要素とし、2番目のフレームはNAME属性の値がresultであるHTML文書result1.htmlを要素とする。
フレーム要素の例:
<FRAMESET ROWS=“50%,50%” TITLE=“example1”>
<FRAME SRC=“example1.html” NAME=“selection” TITLE=“selection”>
<FRAME SRC=“result1.html” NAME=“result” TITLE=“result”>
</FRAMESET>
【0025】
Webブラウザは再び上記WebサーバのURI(Uniform Resource Indicator)であるexample1.htmlおよびresult1.htmlで指定されるHTML文書をGETメソッドで受け取り、Webブラウザの画面201上に表示する。この例で206、207はHTML文書example1.htmlのSELECT要素であり、208はHTMLのIMPUT要素であるボタンである。
【0026】
206の例:
<SELECT NAME=“table−selection”>
<OPTION VALUE=“Kyuuka” selected>休暇取得状況
<OPTION VALUE=“Weekly”>週間勤務状況
<OPTION VALUE=“Monthly”>月次集計
<OPTION VALUE=“Yearly”>年間集計
</SELECT>
207の例:
<SELECT NAME=“name−selection”>
<OPTION VALUE=“Natsume” selected>夏目漱石
<OPTION VALUE=“Masaoka”>正岡子規
<OPTION VALUE=“Mori”>森 鴎外
</SELECT>
208の例:
<INPUT TYPE=“submit” VALUE=“表示”>
【0027】
図3に表示されているように、206、207から適当な表および個人を選択し、208のボタンを押下することによりサブミット命令が実行され、HTML文書example1.htmlのFORM要素のPOST メソッドが実行され、FORM要素のACTION要素の値である /cgi−bin/ClientPrint2.cgiを指定し、TARGET属性の値を2番目のフレームに指定して、Webサーバへ印刷要求が発行される。
フォーム要素の例:
<FORM METHOD=“POST” ACTION=“/cgi−bin/ClientPrint2.cgi” TARGET=“result”>
・・・省略・・・
</FORM>
【0028】
Webサーバは印刷要求に対応してフォームデータを受け取り、CGI(Common Gateway Interface)プログラムであるClientPrint2.cgiにフォームデータを渡す。該CGIプログラムは該フォームデータから表および個人のデータを判別し、フォームデータに対応する表および個人のデータから帳票のサムネイル画像を作成し、Webブラウザに返答する。Webブラウザは受信したサムネイル画像を図3に示すようにTARGET属性の値resultで指定された2番目のフレームに表示する。
【0029】
このように、本実施形態では、ClientPrint2.cgiを用いて印刷イメージのサムネイル画像を作成するものであり、サーバがクライアントから受信するフォームデータに基づいて帳票の印刷イメージのページ数を計算し、該ページ数が単数ページの場合には上記サムネイル画像を返答用画像とし、該ページ数が複数ページの場合には上記サムネイル画像を配置した一つの返答用画像を作成して、Webブラウザに返答するものである。
【0030】
上記の例は、特に最初の返答メッセージとして、PNG (Portable Network Graphics)画像を使用し、該PNG画像には印刷イメージの各印刷ページのサムネイル画像から成る要素を含むものである。該返答用画像には印刷イメージを含まない為、サーバからクライアントへの返答メッセージの通信量を減らす効果、特に上記印刷イメージのデータ量が対応するサムネイル画像と比較して大きい場合に、クライアント側での不要な印刷イメージのラスタライズ処理およびサーバ側での不要な印刷イメージの作成処理を省略できる効果が顕著となる。特に、クライアントが携帯情報端末や携帯電話等の場合には、画像処理の負担を減らす効果が有効なものとなる。
【0031】
また、本実施形態では、クライアント側のWebブラウザが表示できる画像フォーマットであれば、PNG フォーマットの代わりにGIF、JPEG、Adobe Systems社のPDF(Portable Document Format)、W3C(World Wide Web Consortium)のSVG(Scalable Vector Graphics)等のフォーマットを用いてもよい。
【0032】
図3では、ページ数が4ページの場合の返答メッセージにおける返答画像の例を示している。ページ数が4ページである為、各ページのサムネイル画像を“田の字”形に配置した返答用画像が生成されて、Webブラウザに返答される。この処理によりクライアント側で各ページの印刷イメージを一度に確認することが実現される。
【0033】
<比較例1>
次に、上記本発明の第1の実施形態によるクライアント側印刷との比較を図るべく本発明者が想到したクライアント側印刷の他の例を比較例1として説明する。図6は、本比較例1にて使用するWebブラウザによる表示画面を示した図である。図6の201〜208は図3と同じであり、209はボタン208を押下した後に印刷イメージが表示される領域である。図8は、本比較例1におけるWebブラウザからの印刷指示の流れについて示した図である。
【0034】
ボタン208が押下されると(ステップS501)、206、207で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、クライアントはサーバからの応答を待つことになる。サーバは、受信したフォームデータから206で選択された帳票名及び207で選択された人名に基づいて、当該フォームデータに対応する帳票を認識する(ステップS502)。続いて、その帳票の紙サイズ、用紙の方向等の帳票内の可変な条件を検知し(ステップS503)、帳票のインデックスデータを作成する(ステップS504)。そして、帳票のテンプレートデータをマージした後(ステップS505)、印刷イメージを作成し(ステップS506)、当該印刷イメージの全ページを一括してWebブラウザに返答することによってクライアント側印刷を可能とする(ステップS507)。
【0035】
しかしながら、本比較例1では、当該印刷イメージの全ページのデータを一括してWebブラウザに送信しても、クライアント側では図3に示すようにWebブラウザ上で表示される印刷イメージは1ページ毎に表示されるため、各々のページの印刷イメージを同時に確認することができない。また、単に印刷結果を確認する目的で印刷イメージ自体をクライアントに送信する必要はない。それにも拘わらず、本比較例1では、印刷イメージ自体をクライアントに送信して通信処理の負荷を大きくしている。
【0036】
これに対して、上記第1の実施形態では、印刷イメージの全ページに対応したサムネイル画像を1ページの画像データ内に配置し、その画像データをクライアントへの返答メッセージに含ませているため、クライアント側では印刷イメージの全ページに対応した画像を一度に確認することが可能となる。また、サムネイル画像を扱うことによって通信処理の負荷も軽減される。
【0037】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態として、サーバ側印刷の場合に、印刷結果の各ページのサムネイル画像と共に印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像を合成して1ページの返信用画像を生成する例を示す。尚、図4では、サーバ側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示している。図4の301から307は、図3の201から207とそれぞれ順に同等である。
【0038】
308はボタンで、この例においては、このボタンが押下されることにより、306、307で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバ側で送信されたフォームデータにより対応する帳票のテンプレートから印刷イメージが作成されサーバ側の印刷機から印刷される。図4(b)に示されるように、ボタンの押下により、306で選択した帳票名、および307で選択した人名に基づき、309の帳票の印刷イメージが4ページ印刷されている。さらに、上記印刷イメージから印刷ページのページ数4が計算され、ページ数4に対応する“田の字”形の配置が選択され、各ページに対応するサムネイル画像が生成され、印刷結果を示す文字列“印刷結果:OK”をラスタライズしイメージに変換した画像312、及び、各サムネイル画像を“田の字”形に配置した画像311を1ページの画像に合成した送信用画像が生成され、クライアントに送信される。これにより、図4(a)に示されるように、Webブラウザの画面上に311および312から成る送信用画像が表示される。
【0039】
このように、本実施形態によれば、印刷結果を示す文字列から成る画像312と4ページ分の印刷イメージをサムネイル画像に変換し配置した画像311とを合成した画像が返信用画像としてクライアントのWebブラウザに表示されることにより、ユーザは印刷結果および各ページの印刷イメージを一度に確認できる。
【0040】
上記の例は、HTMLのフレーム要素を用いて、フォームデータ選択の為の画面(図3の206、207、208又は図4の306、307、308を表示する画面)と、印刷結果の画面(図3の210又は図4の311、312を表示する画面)とをクライアントの同一画面内に表示したものである。ここで、本実施形態では、HTMLのフレーム要素に未対応のWebブラウザで表示可能にする為、HTMLのフレーム要素を用いずに上記フォームデータ選択の為の画面と上記印刷結果の画面を別々の画面に表示できるようにしてもよい。例えば、図4のフレーム要素から成る画面の代わりに別々の画面を用いた例を図5に示す。図5(a)は図4におけるフォームデータ選択の為の画面に対応する例を示している。図5(b)は図4における印刷結果の画面に対応する例を示している。図5の401〜408、411、412は、図4の301〜308、311、312とそれぞれ順に同等である。
【0041】
また、上記の例はCGIプログラムを使用したものである。ここでCGIプログラムの代わりにCGIプログラムと同様なServletプログラム等を用いるようにしてもよい。
【0042】
<比較例2>
次に、上記本発明の第2の実施形態によるサーバ側印刷との比較を図るべく本発明者が想到したサーバ側印刷の他の例を比較例2として説明する。図7は、本比較例2にて使用するWebブラウザによる表示画面及び印刷イメージの出力結果を示した図である。図7の301〜308は図4と同じである。
【0043】
本比較例2においては、ボタン308が押下されることにより、306、307で選択された内容がフォームデータとしてサーバ側に送信され、サーバ側では、送信されたフォームデータに対応する帳票のテンプレートから印刷イメージが作成された後、サーバ側の印刷機から印刷される。また、作成された印刷イメージはサーバが備える記録領域内に保存され、Web上で公開される。公開された印刷イメージはサーバからクライアントにダウンロードされることによりユーザが参照することができる。本比較例2では、ボタン308の押下により、306で選択された帳票名及び307で選択された人名に基づいて、309の帳票の印刷イメージが4ページ印刷されている。また印刷イメージが出力された後には、サーバからクライアントに印刷結果が通知され、310で表示される。
【0044】
しかしながら、本比較例2では、印刷イメージをWeb上で公開するために、印刷処理後に当該印刷イメージを記録領域内に保存する必要があり、記録領域の容量を圧迫してしまう可能性がある。また、本比較例2では、クライアントがサーバから印刷イメージをダウンロードするためには、当該印刷イメージのURLを使用してHTTPによる通信を行う必要があり、通信処理を増加させてしまう。さらに、本比較例2では、印刷処理が実行された後に印刷イメージをWeb上で公開されるが、印刷処理は既に実行され、既に印刷イメージを確認する必要はないことにも拘わらず、不要な公開処理及び印刷イメージの作成処理を実行している。
【0045】
これに対して、上記第2の実施形態では、印刷イメージの全ページに対応したサムネイル画像を1ページの画像データ内に配置し、その画像データのクライアントへの返答メッセージに含ませているため、クライアント側では印刷イメージの全ページに対応した画像を一度に確認することができるとともに、サーバ側の記録領域が圧迫されることからも回避される。また、上記第2の実施形態では、クライアントからURLを指定して印刷イメージをダウンロードする通信処理を行う必要がなくなり、不要な公開処理や印刷イメージの作成処理等からの回避される。
【0046】
以上のように、本発明の実施形態によれば、クライアント側印刷またはサーバ側印刷の場合に、それぞれ印刷する各ページの印刷イメージのサムネイル画像を作成し、クライアント側で一度に確認することが可能となる。
【0047】
また、本発明の実施形態によれば、特にサーバ側印刷の場合に、サーバ側の印刷機における印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像を生成し、上記サムネイル画像と共に一つの画像に合成してクライアント側で表示可能とすることにより、印刷結果と印刷イメージとを一度に確認することが可能となる。
【0048】
<その他の実施形態>
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0049】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】
本発明の実施態様の他の例を以下に列挙する。
(実施態様1)画像情報の出力指示情報を外部装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【0054】
(実施態様2)前記画像生成手段は、前記画像情報の出力結果を示す情報を前記サムネイル画像とともに生成し、前記送信手段は、前記サムネイル画像及び前記画像情報の出力結果を示す情報を含む前記返答用画像情報を前記外部装置に対して送信することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0055】
(実施態様3)前記画像情報の出力結果を示す情報は、前記画像情報の出力結果を示す文字情報がラスタライズされて生成された情報であることを特徴とする実施態様2に記載の情報処理装置。
【0056】
(実施態様4)複数の装置が互いに通信可能に接続されて成る情報処理システムであって、
前記複数の装置のうち少なくとも1つの装置は、実施態様1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置の機能を有することを特徴とする情報処理システム。
【0057】
(実施態様5)画像情報の出力指示情報を受信手段にて外部装置から受信するステップと、
前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、画像生成手段が前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成するステップと、
前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、送信手段が前記外部装置に対して送信するステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【0058】
(実施態様6)前記画像生成方法は、前記画像情報の出力結果を示す情報を前記サムネイル画像とともに生成し、前記送信方法は、前記サムネイル画像及び前記画像情報の出力結果を示す情報を含む前記返答用画像情報を前記外部装置に対して送信することを特徴とする実施態様5に記載の情報処理方法。
【0059】
(実施態様7)前記画像情報の出力結果を示す情報は、前記画像情報の出力結果を示す文字情報がラスタライズされて生成された情報であることを特徴とする実施態様6に記載の情報処理方法。
【0060】
(実施態様8)実施態様5〜7の何れか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0061】
(実施態様9)実施態様8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、画像情報の出力指示情報の外部装置からの受信に応じて、当該画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像が1ページ内に配置された返答用画像情報を当該外部装置に対して送信するように構成したので、外部装置(例えば、クライアント端末)上において一度に全画像情報の出力イメージを確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成を示したブロック図である。
【図2】クライアント側印刷及びサーバ側印刷におけるWebブラウザの一例を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるクライアント側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるサーバ側印刷の場合のWebブラウザにおける業務処理の状況を示した図である。
【図5】HTMLのフレーム要素から成る画面の代わりに別々の画面を用いた例を示した図である。
【図6】比較例1にて使用されるWebブラウザによる表示画面を示した図である。
【図7】比較例2にて使用されるWebブラウザによる表示画面及び印刷イメージの出力結果を示した図である。
【図8】比較例1におけるWebブラウザからの印刷指示の流れについて示した図である。
【符号の説明】
101 クライアントであるPC等の情報処理装置
102 サーバに対してデータの入出力を行うWebブラウザ
103 クライアント側の印刷出力部
104 クライアント側の印刷装置(プリンタ等)
105 サーバとクライアントが接続されているネットワーク
106 Webサーバである情報処理装置
107 Webサーバである役割を行うネットワーク通信制御部
108 帳票印刷を行う為の帳票テンプレートの格納部分
109 フォームデータ等のデータ格納部
110 データ処理部で各業務に従ったアプリケーションロジック
111 帳票イメージを決められた様式に従って作成する画像生成部
112 プリンタドライバ
113 サーバ側の印刷装置(プリンタ等)
201、301、401 PCなどのモニタに表示されるブラウザのウィンドウ
202、302、402 タイトルが表示されるエリア
203、303、403 ブラウザが持つコマンドが表示されるエリア
204、304、404 ブラウザが持つコマンドが表示されるエリア
205、305、405 接続するWebサーバのアドレスを入出力するテキストフィールド
206、306、406 クライアント側のユーザが選択する為のフィールド
207、307、407 クライアント側のユーザが選択する為のフィールド
208 送信ボタン
209 表示される帳票のイメージ
210 印刷イメージのサムネイル画像から成る印刷イメージ
308、408 サーバ側の印刷機からの印刷ボタン
309、409 サーバ側の印刷機から印刷される帳票のイメージ(合計4ページ)
311、411 印刷イメージのサムネイル画像
312、412 サーバ側の印刷結果を示す文字列をラスタライズした画像
Claims (1)
- 画像情報の出力指示情報を外部装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記出力指示情報に応じて、前記画像情報の出力イメージを表すサムネイル画像を前記画像情報の各ページに夫々対応させて生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された前記サムネイル画像を1ページ内に配置した返答用画像情報を、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002305021A JP2004139461A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002305021A JP2004139461A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004139461A true JP2004139461A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32452271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002305021A Pending JP2004139461A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004139461A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274350A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びネットワークシステム |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002305021A patent/JP2004139461A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274350A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びネットワークシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7405838B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method and print systems | |
US20060055969A1 (en) | Print system and information processing apparatus | |
US7538896B2 (en) | Data processing device generating print jobs in PDL and BMI formats | |
US20130208296A1 (en) | Image forming system, image forming apparatus, and recording medium | |
US20040184072A1 (en) | Storing and accessing thumbnail images corresponding to print jobs | |
US20020063892A1 (en) | Information processing apparatus, print system, information processing method, and print method | |
JP2002269017A (ja) | データ送信装置、データ送信方法、データ送信プログラムおよびデータ送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JPH09231022A (ja) | 文書蓄積装置 | |
JP2007253598A (ja) | 印刷装置 | |
US8194269B2 (en) | Image forming method and system using XHTML-print data | |
JP2008077171A (ja) | データ配信装置、データ表示装置、データ配信方法、データ表示方法、データ配信プログラム、データ表示プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 | |
JP7318386B2 (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP2005532628A (ja) | コンテントプロバイダサーバと出力サーバとの間のデータ移動を流すための方法およびシステム | |
JP4266324B2 (ja) | ウェブ・ページ表示システム | |
JP6327880B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム | |
JP2004005385A (ja) | 色域不足を通知するシステムおよび方法 | |
JP2000066867A (ja) | プリンタ装置およびページ情報印刷制御用プログラムを記憶した記憶媒体 | |
JP4227426B2 (ja) | データ処理方法、プログラム及び情報処理装置 | |
JP2004139461A (ja) | 情報処理装置 | |
JP4839206B2 (ja) | 情報処理装置、電子メール送信方法、及び記録媒体 | |
JP2006338281A (ja) | プリンタサーバ,印刷システム,プログラム及び印刷制御方法 | |
JP3878038B2 (ja) | ジョブ生成装置、印刷装置、ジョブ生成方法、印刷方法、ジョブ生成プログラム、印刷プログラム、および、これらのプログラムを記録した記録媒体 | |
JP2004013835A (ja) | 画像形成装置、情報管理装置、画像形成システム、画像形成方法、画像データ送信方法、プログラム及び記録媒体 | |
JP2004139460A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2004094381A (ja) | 情報管理装置、データ出力方法、プログラム及び記録媒体 |