JP2004138140A - スライド軸における潤滑剤供給装置 - Google Patents
スライド軸における潤滑剤供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004138140A JP2004138140A JP2002302659A JP2002302659A JP2004138140A JP 2004138140 A JP2004138140 A JP 2004138140A JP 2002302659 A JP2002302659 A JP 2002302659A JP 2002302659 A JP2002302659 A JP 2002302659A JP 2004138140 A JP2004138140 A JP 2004138140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- lubricant
- slide shaft
- shaft
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
【解決手段】スライド体23を支持するスライド支持部43a、43bには、潤滑剤収納部51を挟んで潤滑剤案内形成部49と堰形成部53とが形成され、潤滑剤案内形成部49は、スライド体23が潤滑剤収納部51から見て堰形成部側へ移動するとき、潤滑剤収納部51内の潤滑剤がスライド面側へ案内されるように斜めに形成された案内傾斜面59を有し、堰形成部53は、スライド軸41の周面と摺接する摺接面61と、該摺接面61の潤滑剤案内形成部49側に形成されるエッジ部65とを備えている。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置においてキャリッジ等のスライド体がスライド軸に対して滑らかに移動できるように潤滑剤を持続的に供給するための潤滑剤供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軸受等への潤滑剤の供給に関する従来技術には以下に記載のものがある(特許文献1参照)。
即ち、内周面に対し、周方向及び軸方向の複数箇所に、長手方向を周方向へ向けたスリット状の下孔を設け、各下孔は、軸方向に設けた給油孔6と内部連通する。各下孔の内部に、その内部底面に沿わすようにして針金材より成る流通ガイドを装入する。また、下孔内において、流通ガイドの装入部以外に生じている空間は、適宜パッド部材によって充填し、閉鎖する。この構造では、下孔の内面と流通ガイドの外面との間に隙間状の支流路が形成されているため、給油孔から潤滑剤を供給すると、給油孔と各下孔との連通部分から潤滑剤が流通ガイドに沿って内周面へと流れ出るようになり、この内面面に挿通される軸部材との間で潤滑が行われる。
【0003】
また、以下のような従来技術がある(特許文献2参照)。
即ち、軸の外周面に対し、潤滑剤を供給するための流出孔を設け、この流出孔のまわりに放電加工等により、細凹部が集合して成る粗面状の保湿部を設ける。流出孔から出た潤滑剤がこの保湿部で滞留し、軸受側の部材の内周面との間で潤滑状態の常時維持が確実に行える。
【0004】
また、以下のような従来技術がある(特許文献3参照)。
即ち、軸に沿ってキャリッジを往復運動するようにした直線移動用キャリッジの軸又はキャリッジ摺動部に溶媒で希釈した含フッ素重合体を塗布、加熱することにより、前記軸又は、前記摺動部に薄膜を形成させる。
【0005】
また、以下のような従来技術がある(特許文献4参照)。
即ち、キャリッジが、その摺動部を主軸および補助軸の外周面に摺動案内されて軸方向に直線移動する。キャリッジは全体を含油樹脂で形成したもので、主軸および補助軸を挿通する貫通穴が摺動部になっている。キャリッジの摺動部の相手面となる主軸および補助軸の外周面には、それぞれ多数の微小凹部が形成されている。これら微小凹部はそれぞれに独立したくぼみ状をなし、上記外周面にランダムに分布している。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−249146号公報
【特許文献2】
特開2000−18252号公報
【特許文献3】
特開平8−74846号公報
【特許文献4】
特開平9−229062号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、記録装置のキャリッジのように高速で且つ高面圧で直線運動をする装置では、軸と軸受との摺動部に供給される潤滑剤は、軸受の移動により軸の表面から掻き取られ、消失してしまうことがある。潤滑剤が消失した状態で摺動部での運動を続けると、軸受が軸に対して焼き付いたり、摩耗して磨り減ったり、あるいは摺動負荷の増加により駆動源に弊害を生じる場合がある。このような問題は上記従来技術でも十分に解決されておらず、その解決が望まれていた。
【0008】
本発明の目的は、軸上をスライドする軸受等のスライド体に潤滑剤を持続的に安定供給することができるスライド軸における潤滑剤供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、スライド軸と、前記スライド軸に沿って移動可能なスライド体とを備えるスライド機構であって、前記スライド体は、前記スライド軸の周面に対して摺接可能なスライド面を有し且つ前記スライド体を前記スライド軸に対して支持する少なくとも1つのスライド支持部を備えており、前記スライド支持部には、前記スライド軸の軸線方向に互いに離れた関係にある潤滑剤案内形成部と堰形成部とが形成され、前記潤滑剤案内形成部と堰形成部との間には潤滑剤収納部が形成されており、前記潤滑剤案内形成部は、前記スライド面に隣接して形成されるとともに、前記スライド体が前記潤滑剤収納部から見て前記堰形成部側へ移動するとき、前記潤滑剤収納部内の潤滑剤が前記スライド面側へ案内されるように斜めに形成された案内傾斜面を有し、前記堰形成部は、前記スライド軸の周面と摺接する摺接面と、該摺接面の前記潤滑剤案内形成部側に形成されるエッジ部とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の第1の態様によれば、スライド体が潤滑剤収納部から見て堰形成部側へ移動するとき、潤滑剤収納部内の潤滑剤が案内傾斜面に沿ってスライド面側へ移行し、スライド軸の周面とスライド面との間に押し込まれるような作用を受けるため、潤滑剤収納部内に潤滑剤が存在する限り、スライド面上に安定して潤滑剤を供給することができる。
また、スライド体が潤滑剤収納部から見てスライド面側へ移動するときには、堰形成部に形成されたエッジ部がスライド軸の周面に余分に供給された潤滑剤を掻き取る作用をなすため、余分な潤滑剤は潤滑剤収納部内に回収されて、次回の潤滑剤供給に備えることができる。
【0011】
また、本発明の第2の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、上記第1の態様において、2つのスライド支持部を備えており、互いに他方のスライド支持部に近い側にそれぞれ前記堰形成部が形成され、互いに他方のスライド支持部から離れた側にそれぞれ前記潤滑剤案内形成部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、2つのスライド支持部が往復動するときに、上記潤滑剤の供給作用と回収作用が2つのスライド支持部で交互に行われるため、スライド体の滑らかなスライド動作を実現することができる。
【0012】
また、本発明の第3の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、上記第1または第2の態様において、前記潤滑剤収納部が前記スライド軸のほぼ半周に亘って形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、装置の構造を簡単にすることができるとともに、潤滑剤収納部からスライド面に移行した潤滑剤が、スライド体の往復動時にスライド面及びスライド軸の周面の全方向に回り込み平均化される。
【0013】
また、本発明の第4の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、上記第1〜第3のいずれかの態様において、前記案内傾斜面は、前記スライド軸の軸線に対して45°以下の角度で傾斜していることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、スライド体が潤滑剤収納部から見て堰形成部側へ移動するとき、潤滑剤収納部内の潤滑剤が案内傾斜面に沿ってスライド面側へ移行しやすくなる。
【0014】
また、本発明の第5の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、上記第1〜第4のいずれかの態様において、前記潤滑剤収納部には、外部から潤滑剤収納部内に潤滑剤を供給するための供給孔が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、スライド軸からスライド体を外さなくても容易に潤滑剤を潤滑剤収納部に補充することができる。
【0015】
また、本発明の第6の態様に係るスライド軸における潤滑剤供給装置は、上記第1〜第5いずれかの態様において、前記スライド体は、インクカートリッジを走査駆動するキャリッジであることを特徴とするものである。本発明の第6の態様によれば、キャリッジの走査が安定するため、記録紙への記録が滑らかとなり、高品質の記録を実現することができる。
【0016】
また、本発明の第7の態様に係る記録装置は、上記第1〜第6のいずれかの態様のスライド軸における潤滑剤供給装置を備えることを特徴とするものである。本発明の第7の態様によれば、スライド体の焼き付けや摩耗、あるいは摺動負荷の増加による駆動源への弊害がなくなるため、耐久性のある記録装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のスライド軸における潤滑剤供給装置を適用した記録装置の一例であるインクジェット式記録装置を示す側面図であり、図2は同インクジェット式記録装置のキャリッジの駆動機構の一部を示す斜視図であり、図3は同インクジェット式記録装置のキャリッジの後方斜視図であり、図4は同インクジェット式記録装置のスライド支持部周辺の拡大斜視図であり、図5は同インクジェット式記録装置のスライド支持部の拡大断面図である。
【0018】
図1に示す如く、インクジェット式記録装置1は、記録装置本体3と、該記録装置本体3の後方上部に設けられる給紙部5と、記録装置本体3の前方に形成される排紙部7とを備えている。
給紙部5には給紙トレイ11が形成されており、給紙トレイ11には複数枚の用紙Pが積載できるようになっている。給紙トレイ11の直ぐ下流側には給紙ローラ13が設けられている。給紙ローラ13は、対向する分離パッド14との間で給紙トレイ11の最上部に位置する用紙Pを挟圧して、前方へ送り出す作用をする。
【0019】
送り出された用紙Pは、下側の紙送り駆動ローラ15及び上側の紙送り従動ローラ17から構成される紙送りローラ19に至り、駆動系により記録工程における精密な紙送り動作を受けながら、紙送りローラ19の下流側に位置する記録ヘッド21へ給紙されるようになっている。
【0020】
記録ヘッド21は、スライド体であるキャリッジ23に支持されており、キャリッジ23は給紙方向と直交する方向(以下、主走査方向という)へ往復運動できるようになっている。記録ヘッド21と対向する位置にはプラテン24が設けられており、該プラテン24は、記録ヘッド21によって用紙Pに記録を行う際に、用紙Pを下側から支持する作用を担う。
【0021】
記録ヘッド21とプラテン24上に下から支持されている用紙の上面との距離、即ちペーパーギャップは、記録ヘッド21を支持するキャリッジ23を上下動させる従来公知の機構により、用紙Pの厚さに応じて適宜調節できるようになっている。ペーパーギャップが適正に調整されている状態で、用紙Pはプラテン24上を滑らかに通過しながら、高品質の記録が行なわれるようになっており、記録ヘッド21で記録された用紙Pは、排紙部7に設けられる排紙ローラ27によって順次排出される。排紙ローラ27は、下側の排紙駆動ローラ29及び上側の排紙ギザローラ31から構成されており、用紙Pが排紙駆動ローラ29の回転駆動により引き出されて排出される機構となっている。
【0022】
記録装置本体の基枠に取り付けられた駆動モータ(図示せず)の出力軸には駆動プーリ(図示せず)が設けられ、駆動プーリの反対側には従動プーリ(図示せず)が回転自在に設けられている。そして駆動プーリと従動プーリとの間には、図2に示す如く内周面に複数の歯33が形成された無端ベルト35が巻回されている。無端ベルト35にはキャリッジ装着装置37を介してキャリッジ23が装着されており、駆動プーリが駆動して無端ベルト35が時計回り又は反時計回りに周回運動をすることにより、キャリッジ23が主走査方向へ往復運動することができる。
【0023】
キャリッジ23の下方にはキャリッジ支承体39が突出形成されており、キャリッジ支承体39の両端には、記録装置本体3に固定されているスライド軸41に対してスライド可能に支持されるスライド支持部43a、43bが形成されている。
【0024】
本発明の潤滑剤供給装置はこのスライド支持部43a、43bの構成に関するものであり、以下その詳細な構成について具体的に説明する。各スライド支持部43a、43bは、キャリッジ23の中心を通る垂直面に関して左右対称に形成されている。従って、ここでは図3中、左側に示されているスライド支持部43a、すなわち記録装置の前面から見ると右側に位置するスライド支持部43aを代表して説明する。
【0025】
スライド支持部43aには、スライド軸41が貫通可能な円筒形の貫通孔45が形成されており、貫通孔45の内面にはスライド軸41の周面が摺接するスライド面47が形成されている。このスライド面47から見て他方のスライド支持部43bの方向には、スライド面47に隣接して潤滑剤案内形成部49が形成されている。
【0026】
また、潤滑剤案内形成部49に隣接して、スライド軸41のほぼ半周に亘って潤滑剤収納部51が形成されており、潤滑剤収納部51を挟んで潤滑剤案内形成部49の反対側には堰形成部53が形成されている。言い換えると、潤滑剤案内形成部49と堰形成部53とはスライド軸41の軸線方向に互いに離れた関係にあり、潤滑剤案内形成部49と堰形成部53との間に潤滑剤収納部51が形成されている構成になっている。潤滑剤収納部51の底面55はスライド面47よりも一段下がって形成されており、該底面55には外部から潤滑剤収納部51内にグリス等の潤滑剤を供給するための供給孔57が形成されている。尚、供給孔57の潤滑剤収納部51側は面取りが形成され、外部から潤滑剤収納部51内に潤滑剤を入れやすくなっている。
【0027】
潤滑剤案内形成部49には、スライド面47から潤滑剤収納部51の底部55にかけて斜めに形成された案内傾斜面59が形成されている。このような案内傾斜面59が形成されていることで、図5に示す如く、キャリッジ23が潤滑剤収納部51から見て堰形成部53側(矢印54で示す)へ移動するとき、潤滑剤収納部51内の潤滑剤が、案内傾斜面59に沿って、矢印56で示す如く、スライド面47側へ案内されやすくなる。案内傾斜面59は、このような機能を有するため、なるべく緩い傾斜であることが望ましく、その傾斜角度αは、スライド軸41の軸線に対して45°以下の角度であることが好ましい。
【0028】
また堰形成部53は、スライド軸41の周面と摺接する摺接面61を備え、摺接面61の潤滑剤案内形成部49側には、該摺接面61と、潤滑剤収納部51の堰形成部53側に形成される、スライド軸41の軸線方向とほぼ垂直に延びるエッジ形成面63との交差部分に形成されたエッジ部65が形成されている。このようなエッジ部65により、図5に示す如く、キャリッジ23が潤滑剤収納部51から見てスライド面47側(矢印58で示す)へ移動するとき、エッジ部65がスライド軸41の周面に余分に供給されている潤滑剤を掻き取る作用をなすため、余分な潤滑剤は矢印60で示す如く潤滑剤収納部51内に回収されて、次回の潤滑剤供給に備えることができる。
【0029】
前述したように2つのスライド支持部43a、43bは、キャリッジ23の中心を通る垂直面に関して左右対称に形成されているので、図3においてキャリッジ23が右側へ移動するときには、図3中左側のスライド支持部43aでは、潤滑剤案内形成部49が潤滑剤をスライド軸41の周面とスライド面47との間に供給する作用をなし、このとき図3中右側のスライド支持部43bでは、エッジ部65がスライド軸41の周面の余分な潤滑剤を掻き取る作用をなす。逆に図3において、キャリッジ23が左側へ移動するときには、図3中右側のスライド支持部43bでは、潤滑剤案内形成部49が潤滑剤をスライド軸41の周面とスライド面47との間に供給する作用をなし、このとき図3中左側のスライド支持部43aでは、エッジ部65がスライド軸41の周面の余分な潤滑剤を掻き取る作用をなす。
【0030】
以上、本発明のスライド軸における潤滑剤供給装置を、2つのスライド支持部43a、43bを備えるキャリッジ23を例にとって説明したが、キャリッジ23が1つのスライド支持部によって支持されている形態や、3以上のスライド支持部によって支持されている形態でも、同様に本願発明を適用することができる。またスライド軸に対して往復動するスライド体であれば、キャリッジ23に限らず、種々のスライド体に対しても本願発明を同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置を示す側面図である。
【図2】同記録装置の駆動機構の一部を示す斜視図である。
【図3】同記録装置のキャリッジの後方斜視図である。
【図4】同記録装置のスライド支持部周辺の拡大斜視図である。
【図5】同記録装置のスライド支持部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式記録装置、 3 記録装置本体、 5 給紙部
7 排紙部、11 給紙トレイ、13 給紙ローラ、14 分離パッド
15 紙送り駆動ローラ、17 紙送り従動ローラ、19 紙送りローラ
21 記録ヘッド、23 キャリッジ、24 プラテン、27 排紙ローラ
29 排紙駆動ローラ、31 排紙ギザローラ、33 歯、35 無端ベルト
37 キャリッジ装着装置、39 キャリッジ支承体、41 スライド軸
43a、43b スライド支持部、45 貫通孔、47 スライド面
49 潤滑剤案内形成部、51 潤滑剤収納部、53 堰形成部
54 矢印、55 潤滑剤収納部の底面、56 矢印、57 供給孔、58 矢印59 案内傾斜面、60 矢印、61 摺接面、63 エッジ形成面、
65 エッジ部、 P 用紙
Claims (7)
- スライド軸と、前記スライド軸に沿って移動可能なスライド体とを備えるスライド機構であって、
前記スライド体は、前記スライド軸の周面に対して摺接可能なスライド面を有し且つ前記スライド体を前記スライド軸に対して支持する少なくとも1つのスライド支持部を備えており、
前記スライド支持部には、前記スライド軸の軸線方向に互いに離れた関係にある潤滑剤案内形成部と堰形成部とが形成され、前記潤滑剤案内形成部と堰形成部との間には潤滑剤収納部が形成されており、
前記潤滑剤案内形成部は、前記スライド面に隣接して形成されるとともに、前記スライド体が前記潤滑剤収納部から見て前記堰形成部側へ移動するとき、前記潤滑剤収納部内の潤滑剤が前記スライド面側へ案内されるように斜めに形成された案内傾斜面を有し、
前記堰形成部は、前記スライド軸の周面と摺接する摺接面と、該摺接面の前記潤滑剤案内形成部側に形成されるエッジ部とを備えていることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。 - 請求項1において、2つのスライド支持部を備えており、互いに他方のスライド支持部に近い側にそれぞれ前記堰形成部が形成され、互いに他方のスライド支持部から離れた側にそれぞれ前記潤滑剤案内形成部が形成されていることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。
- 請求項1または2において、前記潤滑剤収納部が前記スライド軸のほぼ半周に亘って形成されていることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、前記案内傾斜面は、前記スライド軸の軸線に対して45°以下の角度で傾斜していることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、前記潤滑剤収納部には、外部から潤滑剤収納部内に潤滑剤を供給するための供給孔が形成されていることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、前記スライド体は、インクカートリッジを走査駆動するキャリッジであることを特徴とするスライド軸における潤滑剤供給装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置を備えることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302659A JP4238970B2 (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | スライド軸における潤滑剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302659A JP4238970B2 (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | スライド軸における潤滑剤供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004138140A true JP2004138140A (ja) | 2004-05-13 |
JP4238970B2 JP4238970B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=32450666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002302659A Expired - Fee Related JP4238970B2 (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | スライド軸における潤滑剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4238970B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009977A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Brother Ind Ltd | 軸受け構造及びミシン |
CN114838058A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-08-02 | 江苏欧斯特精密机械有限公司 | 一种电机轴承状态监控预警装置及轴承用散热润滑装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230264498A1 (en) * | 2020-07-15 | 2023-08-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Lubrication for carriage beam arrangements |
-
2002
- 2002-10-17 JP JP2002302659A patent/JP4238970B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009977A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Brother Ind Ltd | 軸受け構造及びミシン |
JP4655781B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2011-03-23 | ブラザー工業株式会社 | 軸受け構造及びミシン |
CN114838058A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-08-02 | 江苏欧斯特精密机械有限公司 | 一种电机轴承状态监控预警装置及轴承用散热润滑装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4238970B2 (ja) | 2009-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7887179B2 (en) | Inkjet recording apparatus | |
JP4415937B2 (ja) | シート搬送装置、画像記録装置 | |
EP1905710A2 (en) | Sheet conveying device | |
CN1314543C (zh) | 记录介质输送装置和包括该装置的成像设备 | |
JP2010023948A (ja) | ベルト駆動装置及び記録装置 | |
CN1990366A (zh) | 片材输送装置 | |
JP2007181934A (ja) | プーリホルダ支持構造、プーリホルダ | |
JP2004138140A (ja) | スライド軸における潤滑剤供給装置 | |
JP4924551B2 (ja) | インクジェット記録用プラテン及びインクジェット記録装置 | |
JP3809765B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2007331283A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2018164980A (ja) | インクジェットプリンタ | |
US20110205295A1 (en) | Recording apparatus and wiping device | |
JP2014104648A (ja) | 移動装置 | |
MXPA04007380A (es) | Cojinete. | |
JP4395701B2 (ja) | キャリッジ移動装置、記録装置 | |
JP7180197B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011118276A (ja) | 所定ストロークで往復動する走行体の支持機構及びこれを用いた画像読取装置 | |
JP2009208449A (ja) | 記録装置 | |
JP2010052268A (ja) | 記録装置 | |
JP2005212180A (ja) | 記録装置 | |
JP2009083983A (ja) | ローラ装置、記録装置 | |
JP2008238785A (ja) | シリアルプリンタ | |
CN1743180A (zh) | 记录装置和液体喷射装置 | |
JP2005199583A (ja) | キャリッジ及び記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080811 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081126 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081209 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4238970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |