JP2004137852A - 調光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池により発電された電力の無駄を省き、太陽電池による発電量を十分に高くすることが可能な調光装置を提供する。
【解決手段】透過型太陽電池パネル15を透過した光が液晶パネル12に照射される配置としており、透過型太陽電池パネル15により発電された電力により液晶パネル12を駆動制御している。透過型太陽電池パネル15は、発電という本来の役目だけではなく、窓を透過する日射量を低減させるという役目を果たす。このため、液晶パネル12の駆動電力を低減して、液晶パネル12の負担を軽減することができ、調光機能と電力の利用効率の向上を共に実現することができる。また、透過型太陽電池パネル15は、日射量を検出するセンサの役目も果たしており、透過型太陽電池パネル15の発電量に応じて液晶パネル12の透過率を調節し、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にしている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓枠に取付けられた液晶パネルを駆動制御することにより窓の調光を行う調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の装置としては、例えば図6に示す様なものがある。この装置では、液晶パネル101をアルミニウム等からなる窓枠102に取付け、太陽電池103を窓枠102の一辺102aに取り付けている。液晶パネル101は、2枚のガラス板を僅かに間隙を開けて対向配置し、該各ガラス板間に液晶を注入封止し、該各ガラス板の外側面にそれぞれの偏光方向を90度ずらした各偏光板を貼り合わせ、該各ガラス板の内側面に液晶用マトリクス回路等(図示せず)を配置したものである。
【0003】
液晶用マトリクス回路は、駆動信号を印加され、この駆動信号に応答して液晶パネル101の液晶を制御し、液晶パネル101を指示された透過率に設定する。これにより、液晶パネル101が窓枠102のブラインドとしての役目を果たす。
【0004】
また、特許文献1には、図6と同様の装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−184273号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、太陽電池103により発電された電力を液晶パネル101の駆動のためにだけ利用しており、余剰電力を抵抗等に流して処理(廃棄)していた。
【0007】
また、太陽電池103を設置するためのスペースを必要とすることから、窓枠102の幅が広くなり、逆に窓そのものの採光面積が狭くなった。このため、太陽電池103を小型化して、窓枠102の幅を狭くすることが考えられるが、この場合は、太陽電池103による発電量が低下して、電力不足を招くことがあった。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、太陽電池により発電された電力の有効活用を図り、太陽電池による発電量を十分に高くすることが可能な調光装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、液晶パネルを駆動制御して該液晶パネルを通過する光を調整する調光装置において、液晶パネルの駆動用電力を発電する太陽電池パネルを備え、該太陽電池パネルを透過した光が液晶パネルに照射される配置としている。
【0010】
この様な構成の本発明によれば、太陽電池パネルを透過した光が液晶パネルに照射される配置としていることから、液晶パネルだけではなく、太陽電池パネルによっても日射量が低減される。このため、液晶パネルの駆動電力を低減して、液晶パネルの負担を軽減することができ、調光機能の向上と電力の利用効率の向上を共に果たすことができる。また、太陽電池パネルによって採光面積が低減されことはなく、太陽電池パネルを大型化して、太陽電池パネルによる発電量を十分に高くすることができる。例えば、この調光装置を窓に適用する場合は、従来の様に太陽電池を設けるために窓枠の幅を広くする必要がなく、太陽電池パネルを大型化し、かつ窓そのものの採光面積を広くとることができる。
【0011】
また、本発明においては、液晶パネルの制御手段を備え、制御手段は、入力データに応じて液晶パネルを制御している。
【0012】
例えば、液晶パネルの透過率を示すデータを制御手段に入力して、この透過率を制御手段の制御により設定する。あるいは、表示パターンや画像を示すデータを制御手段に入力して、表示パターンや画像を制御手段の制御により液晶パネルに表示させる。
【0013】
更に、本発明においては、液晶パネルの制御手段を備え、制御手段は、太陽電池パネルの発電量に応じて液晶パネルの透過率を制御している。
【0014】
ここでは、太陽電池パネルの発電量が外来光である日射量に応じて変動することから、液晶パネルの透過率を該発電量に応じて変動させることができる。これにより、窓から透過される日射量を略一定にすることができる。
【0015】
また、本発明においては、制御手段は、多結晶シリコン又は連続粒界シリコン等(以下CGシリコンと称する)の結晶性シリコンにより構成されている。この結晶性シリコンを用いれば、部品点数や半田等による接続箇所を減少させて、制御手段の信頼性を高くすることができる。更に、制御手段による液晶パネルのきめ細かな制御が可能になる。
【0016】
更に、本発明においては、パワーコンディショナー手段を備え、パワーコンディショナー手段は、太陽電池パネルにより発電された電力を液晶パネルの駆動用に供給すると共に、該電力を外部電力線に回帰させている。
【0017】
太陽電池パネルにより発電された電力を外部電力線に回帰させれば、余剰電力を有効利用することができる。
【0018】
また、本発明においては、パワーコンディショナー手段は、多結晶シリコン又はCGシリコン等の結晶性シリコンにより構成されている。この結晶性シリコンを用いれば、部品点数や半田等による接続箇所を減少させて、パワーコンディショナー手段の信頼性を高くすることができる。
【0019】
更に、本発明においては、液晶パネルの太陽電池パネル側に照明部を備えている。
【0020】
この様な照明部を設ければ、この照明部により室内を照明することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1及び図2は、本発明の調光装置の一実施形態の表側及び裏側を示す図である。本実施形態の調光装置11を室の窓に設置すると、室外からは図1に示す様な表側がみられ、室内からは図2に示す様な裏側がみられる。
【0023】
本実施形態の調光装置11は、液晶パネル12をアルミニウム等からなる窓枠13の裏側に取付け、窓枠13の一辺の裏側に操作制御パネル14を設け、透過型太陽電池パネル15を窓枠13の表側に取付けている。
【0024】
図3は、本実施形態の調光装置11における端部近傍を示す側面図である。
【0025】
液晶パネル12は、各ガラス板16,17を僅かに間隙を開けて対向配置し、各ガラス板16,17間に液晶を注入封止し、各ガラス板16,17の外側面にそれぞれの偏光方向を90度ずらした各偏光板18,19を貼り合わせ、一方のガラス板16の内側面に透明電極膜を配置し、他方のガラス板17の内側面にアクティブマトリクスや単純マトリクス等の液晶用マトリクス回路を配置したものである。
【0026】
また、ガラス板16は、ガラス17よりも大きくて、その外周縁に駆動回路30が配置されている。この駆動回路30は、液晶パネル12の液晶用マトリクス回路を駆動し、液晶用マトリクス回路の各画素電極と透明電極膜間の液晶に電圧を印加して、各画素の液晶の向きを変化させ、各画素の濃度を調節する。また、この駆動回路30は、多結晶シリコン又はCGシリコン等の結晶性シリコンにより構成されている。この様な結晶性シリコンを用いれば、駆動回路30をガラス板16上に形成することができ、部品点数や半田等による接続箇所を減少させて、駆動回路30の信頼性を高くすることができる。また、駆動回路30を液晶パネル12の周縁に近接配置することが可能になり、液晶パネル12と駆動回路30間の配線を簡略化して、高い信頼性を得ることができる。
【0027】
透過型太陽電池パネル15は、透明なガラス板31に複数の太陽電池セル32をマトリクス状に配列し、これらの太陽電池セル32を相互接続したものである。
【0028】
透過型太陽電池パネル15は、例えばガラス板31上に、透明導電膜、非晶質シリコン系半導体からなる光電変換膜、及び裏面電極膜(透明電極膜、金属電極膜、及びレジスト膜からなるもの)を順次積層し、光電変換膜と裏面電極膜を分割することにより各太陽電池セル32を形成し、これらの太陽電池セル32を相互に接続したものである。各太陽電池セル32間の分割ラインは、透光性開口部となり、この透光性開口部で光が通過する。従って、分割ラインの間隔を調整することによっても透過型太陽電池パネル15の透過する光量を予め調整することができる。
【0029】
また、透明なガラス板31の端部には、パワーコンディショナー回路33を設けている。パワーコンディショナー回路33は、制御回路34(制御手段)を含み、透過型太陽電池パネル15により発電された電力を供給されて動作し、この電力を制御回路34、駆動回路30、及び操作制御パネル14に更に供給したり、余剰電力を電力ケーブル35を通じて外部の商用電源用ケーブルに回帰させて電力会社に売る。また、このパワーコンディショナー回路33は、多結晶シリコン又はCGシリコン等の結晶性シリコンにより構成されている。この様な結晶性シリコンを用いれば、パワーコンディショナー回路33をガラス板31上に一体形成することができ、部品点数や半田等による接続箇所を減少させて、パワーコンディショナー回路33の信頼性を高くすることができる。
【0030】
制御回路34は、透過型太陽電池パネル15の発電量をパワーコンディショナー回路33を介して監視しており、この発電量に応じた液晶パネル12の透過率を示す制御信号を生成し、この制御信号を導体ライン36を通じて駆動回路30に出力する。駆動回路30は、この透過率を示す制御信号を入力すると、この透過率に対応する駆動信号を生成し、この駆動信号を液晶パネル12の液晶用マトリクス回路に加えて、液晶用マトリクス回路の各画素電極と透明電極膜間の液晶の向きを変化させ、液晶パネル12全体を該透過率に設定する。つまり、透過型太陽電池パネル15の発電量が日射量に応じて変動することから、液晶パネル12全体の透過率を該発電量に応じて変化させ、これにより液晶パネル12全体の濃度を調節して、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にしている。
【0031】
液晶パネル12は、各画素電極と透明電極膜間の液晶に電圧が印加されていないときに光の透過率が最大となるノーマリーホワイトの特性を有する。このため、日射量が殆ど無くて、透過型太陽電池パネル15の発電量が少なく、駆動信号の電圧を上げることができなくても、液晶パネル12の透過率を最大限に設定することができる。逆に、日射量が増大して、透過型太陽電池パネル15の発電量が多く、透過型太陽電池パネル15からの電力供給が十分にあるときには、駆動信号の電圧を十分に上げて、液晶パネル12の透過率を低下させることができる。
【0032】
一方、操作制御パネル14は、制御回路34と同様に、透過型太陽電池パネル15の発電量をパワーコンディショナー回路33を介して監視している。また、この操作制御パネル14は、ユーザにより操作される操作キー、予め設定された表示パターンを記憶した記憶装置、フレキシブルディスクやメモリカード等の記録媒体から画像データを読み出す読取り装置、及びLAN等のネットワークに接続されるインターフェイス等を備えている。この操作制御パネル14の回路も、多結晶シリコン又はCGシリコン等の結晶性シリコンにより構成されたものであって、ガラス板31上に一体形成され、部品点数や半田等による接続箇所が少なく、信頼性が高い。
【0033】
操作制御パネル14では、操作キーの入力操作により自動モードと手動モードのいずれかが選択される。更に、自動モードが数種類に分かれており、操作キーの入力操作によりいずれかの種類が選択される。例えば、日射量が増大する程、液晶パネル12に表示されるストライプ模様の黒色部分の幅を広くして、液晶パネル12の透過率を低くするという自動モード、日射量が増大する程、液晶パネル12に表示される格子模様の黒色部分の幅を広くして、液晶パネル12の透過率を低くするという自動モード、及び日射量が増大する程、液晶パネル12に表示されるブラインドの様なパターンを下降させて、液晶パネル12の透過率を低くするという自動モード等がある。
【0034】
そして、操作制御パネル14は、いずれかの自動モードが選択されると、制御回路34に代わり、この選択された自動モードに従って、液晶パネル12を駆動回路30を介して駆動制御する。例えば、日射量に応じてストライプ模様の黒色部分の幅を変化させる自動モードが選択されれば、操作制御パネル14は、ストライプ模様を記憶装置から読み出し、透過型太陽電池パネル15の発電量、つまり日射量に応じたストライプ模様の黒色部分の幅を設定し、このストライプ模様を示す制御信号を導体ライン37を通じて駆動回路30に加えて、このストライプ模様を液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にする。同様に、日射量に応じて格子模様の黒色部分の幅を変化させる自動モードが選択されれば、操作制御パネル14は、格子模様を記憶装置から読み出し、透過型太陽電池パネル15の発電量に応じた格子模様の黒色部分の幅を設定し、この格子模様を駆動回路30を介して液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にする。また、日射量に応じてブラインドパターンの昇降位置を変化させる自動モードが選択されれば、操作制御パネル14は、ブラインドパターンを記憶装置から読み出し、透過型太陽電池パネル15の発電量に応じたブラインドパターンの昇降位置を設定し、この昇降位置のブラインドパターンを駆動回路30を介して液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にする。
【0035】
また、手動モードにおいても、自動モードと同様に、ストライプ模様、格子模様、ブラインドパターンというそれぞれの種類に分けられており、操作制御パネル14の操作キーの入力操作によりいずれかの種類が選択される。そして、その上で操作キーの入力操作により液晶パネル12の透過率が指示される。操作制御パネル14は、いずれかの手動モードが選択され、かつ液晶パネル12の透過率が指示されると、制御回路34に代わり、この選択された手動モードに従って、液晶パネル12を駆動回路30を介して駆動制御する。例えば、ストライプ模様の手動モードが選択され、かつ液晶パネル12の透過率が指示されれば、操作制御パネル14は、指示された透過率に対応するストライプ模様の黒色部分の幅を設定し、このストライプ模様を示す制御信号を導体ライン37を通じて駆動回路30に加え、このストライプ模様を液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12の透過率を調節する。同様に、格子模様の手動モードが選択され、かつ透過率が指示されれば、操作制御パネル14は、指示された透過率に対応する格子模様の黒色部分の幅を設定し、この格子模様を液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12の透過率を調節する。また、ブラインドパターンの手動モードが選択され、かつ透過率が指示されれば、操作制御パネル14は、指示された透過率に対応するブラインドパターンの昇降位置を設定し、この昇降位置のブラインドパターンを液晶パネル12に表示させ、液晶パネル12の透過率を調節する。
【0036】
更に、操作制御パネル14は、操作キーの入力操作により画像の表示が指示されると、読取り装置を通じて記録媒体から画像データを読出したり、インターフェイスを通じてLAN等のネットワークからの画像データを入力し、この画像データに対応する制御信号を駆動回路30に加えて、この画像データによって示される画像を液晶パネル12に表示させる。
【0037】
尚、画像の表示品位を向上させるには、液晶パネル12の各画素のサイズや密度をパーソナルコンピュータ等に用いられる液晶パネルと同等に設定することが好ましい。
【0038】
この様に本実施形態の調光装置11では、透過型太陽電池パネル15を透過した光が液晶パネル12に照射される配置としており、透過型太陽電池パネル15により発電された電力により液晶パネル12を駆動制御している。透過型太陽電池パネル15は、発電という本来の役目だけではなく、窓を透過する日射量を低減させるという役目を果たす。このため、液晶パネル12の駆動電力を低減して、液晶パネル12の負担を軽減することができ、調光機能と電力の利用効率の向上を共に実現することができる。また、透過型太陽電池パネル15によって窓の採光面積が低減されことはなく、透過型太陽電池パネル15を大型化して、透過型太陽電池パネル15による発電量を十分に高くすることができる。
【0039】
また、透過型太陽電池パネル15は、日射量を検出するセンサの役目も果たしており、透過型太陽電池パネル15の発電量に応じて液晶パネル12の透過率を調節し、液晶パネル12を透過する日射量を略一定にしている。
【0040】
また、液晶パネル12に各種の表示パターンを表示することによって、日射量を調節したり、液晶パネル12に画像を表示することによって、この調光装置11を窓のインテリアとして用いることができる。
【0041】
図4は、本発明の調光装置の他の実施形態における端部近傍を示す側面図である。尚、本実施形態の調光装置11Aの外観は、図1及び図2の装置と同様である。また、図4において、図3と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
【0042】
本実施形態の調光装置11Aでは、図1乃至図3の装置の液晶パネル12の代わりに、カラー表示用の液晶パネル12Aを適用し、またシートバッテリー41及び光源42を付加している。
【0043】
図5は、カラー表示用の液晶パネル12Aを部分的に拡大して示す側面図である。尚、図5において、図1の液晶パネル12と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
【0044】
このカラー表示用の液晶パネル12Aは、各ガラス板16,17を僅かに間隙を開けて対向配置し、各ガラス板16,17間に液晶24を注入封止し、各ガラス板16,17の外側面にそれぞれの偏光方向を90度ずらした各偏光板18,19を貼り合わせ、一方のガラス板16の内側面にカラーフィルタ21及び透明電極膜22を配置し、他方のガラス板17の内側面に液晶用マトリクス回路23を配置したものである。
【0045】
液晶用マトリクス回路23は、複数の画素に対応するそれぞれの薄膜トランジスタ(TFT)やMIM(Metal Insulator Metal)及び透明なそれぞれの画素電極をマトリクス状に配列したものである。ガラス板16は、ガラス17よりも大きくて、その外周縁に駆動回路30を配置されている。この駆動回路30は、液晶用マトリクス回路23を駆動し、液晶用マトリクス回路23の各画素電極と透明電極膜22間の液晶24に電圧を印加して、各画素の液晶の向きを変化させ、各画素の濃度を調節する。
【0046】
カラーフィルタ21は、各画素に対応するそれぞれの領域に区分されており、赤の各画素の領域に割当てられたそれぞれの赤フィルタ、緑の各画素の領域に割当てられたそれぞれの緑フィルタ、及び青の各画素の領域に割当てられたそれぞれの青フィルタを有し、各画素を赤、緑、及び青に着色する。これにより、液晶パネル12は、表示パターンや画像をカラー表示することができる。
【0047】
シートバッテリー41は、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池等の2次電池であり、窓枠13の外周に設置され、パワーコンディショナー回路33に接続されている。パワーコンディショナー回路33は、透過型太陽電池パネル15により発電された電力を供給されると、この電力を制御回路34、駆動回路30、及び操作制御パネル14に更に供給したり、余剰電力を電力ケーブル35を通じてシートバッテリー41に供給して、シートバッテリー41を充電する。このシートバッテリー41が満充電状態になったときには、余剰電力が電力ケーブル35を通じて外部の商用電源用ケーブルに回帰される。
【0048】
また、夜間であったり、日照量が少なくなって、透過型太陽電池パネル15による発電量が殆ど無くなると、パワーコンディショナー回路33は、シートバッテリー41の電力を電力ケーブル35を通じて取出し、この電力を駆動回路30及び操作制御パネル14に供給する。これにより、夜間や日照量が少ないときでも、駆動回路30及び操作制御パネル14による液晶パネル12の駆動制御が可能になる。
【0049】
光源42は、例えば赤、緑、青の各発光ダイオードであり、透過型太陽電池パネル15のガラス板31に設けられて、パワーコンディショナー回路33に接続されている。光源42の各色の発光ダイオードの発光により白色光が室内に照射され、スポットライトの機能を果たす。尚、光源42として、白色の発光ダイオードを適用しても構わない。
【0050】
尚、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、本発明を単なる窓だけではなく、日射量のより多く受けることができる天窓等に適用したり、あるいは電車や自動車等の乗り物の窓に適用しても構わない。また、日射光以外の人工的な光に対する調光のためであっても良い。
【0051】
また、液晶パネルとして、他の構造を有するものを適用しても良い。更に、光源として、LEDとは異なる他の種類のものを用いても構わない。
【0052】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、太陽電池パネルを透過した光が液晶パネルに照射される配置としていることから、液晶パネルだけではなく、太陽電池パネルによっても日射量が低減される。このため、液晶パネルの駆動電力を低減して、液晶パネルの負担を軽減することができ、調光機能の向上と電力の利用効率の向上を共に果たすことができる。また、太陽電池パネルによって採光面積が低減されることはなく、太陽電池パネルを大型化して、太陽電池パネルによる発電量を十分に高くすることができる。例えば、この調光装置を窓に適用する場合は、従来の様に太陽電池を設けるために窓枠の幅を広くする必要がなく、太陽電池パネルを大型化し、かつ窓そのものの採光面積を広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調光装置の一実施形態の表側を示す図である。
【図2】図1の調光装置の裏側を示す図である。
【図3】図1の調光装置における端部近傍を示す側面図である。
【図4】本発明の調光装置の他の実施形態における端部近傍を示す側面図である。
【図5】図4の調光装置における液晶パネルを部分的に拡大して示す側面図である。
【図6】従来の装置を示す平面図である。
【符号の説明】
11  調光装置
12  液晶パネル
13  窓枠
14  操作制御パネル
15  透過型太陽電池パネル
16,17  ガラス板
18,19  偏光板
21  カラーフィルタ
22  透明電極膜
23  液晶用マトリクス回路
24  液晶
30  駆動回路
31  ガラス板
32  太陽電池セル
33  パワーコンディショナー回路
34  制御回路
35  電力ケーブル
36,37  導体ライン
41  シートバッテリー
42  光源

Claims (7)

  1. 液晶パネルを駆動制御して該液晶パネルを通過する光を調整する調光装置において、
    液晶パネルの駆動用電力を発電する太陽電池パネルを備え、
    該太陽電池パネルを透過した光が液晶パネルに照射される配置とすることを特徴とする調光装置。
  2. 液晶パネルの制御手段を備え、
    制御手段は、入力データに応じて液晶パネルを制御することを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
  3. 液晶パネルの制御手段を備え、
    制御手段は、太陽電池パネルの発電量に応じて液晶パネルを制御することを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
  4. 制御手段は、結晶性シリコンにより構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の調光装置。
  5. パワーコンディショナー手段を備え、
    パワーコンディショナー手段は、太陽電池パネルにより発電された電力を液晶パネルの駆動用に供給すると共に、該電力を外部電力線に回帰させることを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
  6. パワーコンディショナー手段は、結晶性シリコンにより構成されていることを特徴とする請求項5に記載の調光装置。
  7. 液晶パネルの太陽電池パネル側に照明部を備えることを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
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