JP2004137785A - 電気式ドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントサイドドアまたはリヤサイドドアのドア開の検出が正常に行われなかった場合に、ラッチの破損を防止する。
【解決手段】フロントサイドドアハンドル27またはリヤサイドドアハンドル32が開操作されると、ラッチ50はアンラッチされる。この時、ECU33では、各ハンドルスイッチ23、34のオフからオンへの変化が検知されると、各カーテシスイッチ19、29がオフからオンに変わっていないと判定された場合に、所定時間が経過した後、ラッチ50の作動禁止フラグを立て、アンラッチ状態に保持する。また、各カーテシスイッチ19、29の両方がオフとなっても、ラッチ50の作動禁止フラグが立っていると判定された場合には、ラッチを作動させない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気式ドアラッチ装置に係り、特に、側部に前後のドアを有する自動車等の車両に適用される電気式ドアラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、側部に前後のドアを有する自動車等の車両に適用される電気式ドアラッチ装置においては、図8に示される如く、前後のドア104、106を閉じると、連結手段100のアクチュエータ102の作動により、前後でロックされるようになっている。即ち、フロントサイドドア104側の第1連結部材108は、基部108Aと、該基部108Aから車両後方側に延びる連結ピン108Bとから構成されており、基部108Aがアクチュエータ102と連結されて、車両前後方向へスライド可能に構成されている。また、リヤサイドドア106側の第2連結部材110は、連結ピン108Bが嵌合する連結孔110Aを有し、サイドインパクトバー112及び上下補強部材114に固定されている。
【0003】
また、アクチュエータ102は、前後ドアの各ドアハンドルに設けられたドアハンドルスイッチにリレー116を介して電気的に接続されており、各ドアハンドルの取っ手を手前に引くと第1連結部材108が前方へスライドして連結ピン108Bと連結孔110Aの係合状態が解除される一方、前後のドアを閉じると第1連結部材108が後方へスライドして連結ピン108Bが連結孔110Aに係合するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−280744公報(段落[0084]、段落[0085]、図15、図16)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この電気式ドアラッチ装置においては、フロントサイドドアとリヤサイドドアがそれぞれ確実に閉じていない状態でないと、アクチュエータ102によりラッチ(連結ピン108B)は作動しないが、フロントサイドドアのカーテシスイッチまたはリヤサイドドアのカーテシスイッチが不良等でフロントサイドドアまたはリヤサイドドアの開の検出が正常に行われなかった場合には、ラッチが作動し、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアが開いている状態で、ラッチが突出してしまう。この結果、そのまま、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアを閉じると、ラッチを破損してしまう恐れがある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアの開の検出が正常に行われなかった場合に、ラッチの破損を防止できる電気式ドアラッチ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、前側のドアの開閉操作を検出するフロントサイドドア操作検出手段と、
後側のドアの開閉操作を検出するリヤサイドドア操作検出手段と、
前側のドアの開閉を検出するフロントサイドドア開閉検出手段と、
後側のドアの開閉を検出するリヤサイドドア開閉検出手段と、
を備えた車両側部における前後のドアを連結する電気式ドアラッチ装置であって、
前記フロントサイドドア開閉検出手段または前記リヤサイドドア開閉検出手段がドア閉の状態で、前記フロントサイドドア操作検出手段または前記リヤサイドドア操作検出手段がドア開操作を検出したにもかかわらず、前記フロントサイドドア開閉検出手段または前記リヤサイドドア開閉検出手段がドア開にならない場合には、アンラッチの状態に保持する制御手段を有することを特徴とする。
【0008】
従って、制御手段により、フロントサイドドア開閉検出手段またはリヤサイドドア開閉検出手段がドア閉の状態で、フロントサイドドア操作検出手段またはリヤハンドルスイッチがドア開操作を検出したにもかかわらず、フロントサイドドア開閉検出手段またはリヤサイドドア開閉検出手段がドア開にならない場合には、アンラッチの状態に保持する。この結果、フロントサイドドア開閉検出手段またはリヤサイドドア開閉検出手段が不良の場合には、アンラッチの状態に保持される。このため、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアのドア開の検出が正常に行われなかった場合に、そのまま、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアを閉じても、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアの一方に設けたラッチと他方に設けたストライカとは干渉せず、ラッチが破損することはない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明における電気式ドアラッチ装置の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0010】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0011】
図1に示される如く、本実施形態の車両10は、センターピラーのないセンターピラーレス車両となっており、車両側部における前後のドアのうち、フロントサイドドア12がスイングドアで、リヤサイドドア14がスライドドアで構成されている。
【0012】
フロントサイドドア12は、前端部12Aが上下一対の周知のヒンジ15、16によって、フロントピラー18に取付けられており、閉塞位置と開放位置との間をスイング可能となっている。なお、フロントサイドドア12は、図2に示される閉位置から開く場合に、ヒンジ15、16を中心に車幅方向外方(図2の矢印R方向)に回転するようになっている。
【0013】
一方、リヤサイドドア14には、周知のスライド機構としてのローラ(図示省略)が配設されており、これらのローラと車体10側に配設した周知のスライド機構としてのレール(図示省略)によって、閉塞位置と開放位置との間をスライド可能となっている。なお、リヤサイドドア14は、図2に示される閉位置から開く場合には、先ず、車両斜め後方外側(図2の矢印S方向)に移動するようになっている。
【0014】
図1に示される如く、フロントサイドドア12の後端上部12Bには、フロントサイドドア12の開閉を検出するフロントサイドドア開閉検出手段としてのカーテシスイッチ19が配設されており、カーテシスイッチ19は、フロントサイドドア12の開操作によってオフからオンすると共に、閉操作によってオンからオフするようになっている。
【0015】
また、フロントサイドドア12には、フロントサイドドアハンドル27の開操作によってオフからオンするフロントサイドドア操作検出手段としてのハンドルスイッチ23が設けられている。
【0016】
コントローラ24は、フロントサイドドアハンドル27におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルと、ドアロック装置20、26との間に介在されており、ロック状態の時には、フロントサイドドアハンドル27におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルの作動を、操作してもドアが開かない、無効にすると共に、アンロック状態の時には、フロントサイドドアハンドル27におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルの作動を、操作した場合にドアが開く、有効にするようになっている。
【0017】
なお、ドアロック装置20は、フロントサイドドア12の後端上部12Bに配設されており、ドアロック装置26は、フロントサイドドア12の後端下部12Cに配設されている。
【0018】
一方、リヤサイドドア14の後端部における上下方向中央部14Aには、リヤサイドドア14の開閉を検出するリヤサイドドア開閉検出手段としてのカーテシスイッチ29が配設されており、カーテシスイッチ29は、リヤサイドドア14の開操作によってオフからオンすると共に、閉操作によってオンからオフするようになっている。
【0019】
また、コントローラ30は、リヤサイドドアハンドル32におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルと、ドアロック装置28との間に介在されており、ロック状態の時には、リヤサイドドアハンドル32におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルの作動を、操作してもドアが開かない、無効にすると共に、アンロック状態の時には、リヤサイドドアハンドル32におけるのアウトサイドハンドルとインサイドハンドルの作動を、操作した場合にドアが開く、有効にするようになっている。
【0020】
なお、ドアロック装置28は、リヤサイドドア14の後端部における上下方向中央部14Aに配設されている。また、コントローラ30には、リヤサイドドアハンドル32の開操作によってオフからオンするリヤサイドドア操作検出手段としてのハンドルスイッチ34が設けられている。
【0021】
なお、フロントサイドドア12のコントローラ24と、リヤサイドドア14のコントローラ30は、インストルメントパネル内に設けられた制御手段としてのECU33に接続されており、ECU33は、各ドアのカーテシスイッチ19、29、ハンドルスイッチ23、34からの信号を受け、これらの信号に基づき後述するクローズアクチュエータ58、リリースアクチュエータ64の作動を制御するようになっている。
【0022】
また、フロントサイドドア12の後端部における上下方向中間部12Dには、ドア連結装置40が配設されており、リヤサイドドア14の前端部における上下方向中間部14Bには、ストライカ41が配設されている。
【0023】
図4に示される如く、ドア連結装置40のポール48は回転軸46の一方の端部に固定されており、回転軸46と一体的に上下方へ回転するようになっている。また、回転軸46の他方の端部に固定されたレバー42は、リンク機構44を介してフロントサイドドアハンドル27に連結されている。従って、フロントサイドドアハンドル27が(引き)操作されると、リンク機構44のロッド44Aが上方(図4の矢印A方向)へ引き上げられ、ポール48が上方へ回転するようになっている。
【0024】
ドア連結装置40のラッチ50は回転軸52を中心に車幅方向へ回転可能となっており、リヤサイドドア14のストライカ41が、フロントサイドドア12のドア連結装置40内に進入してきた際に回動することで、ドア連結装置40のラッチ50と連結するようになっている。また、ドア連結装置40のラッチ50は、常時開放方向(図4の矢印C方向)にバネによって付勢されており、連結時に付勢力に抗して後述のクローズアクチュエータ58により連結方向に回動されるようになっている。
【0025】
ポール48は、ドア連結装置40のラッチ50がストライカ41と連結した後に、ラッチ50と係合し、ラッチ50の開放方向への回動を規制するようになっている。また、ポール48は常時係合方向にバネにより付勢されており、ラッチ50とストライカ41との連結を解除する際に、前記付勢力に抗してリリースアクチュエータ64により係合解除の作動が行われるようになっている。
【0026】
また、回転軸52にはラッチ50の回転によりオン・オフするロータリースイッチ54が配設されている。
【0027】
図3に実線で示される如く、ラッチ50とストライカ41との連結状態で、ポール48が上方(図3の矢印B方向)へ回転すると、ポール48とラッチ50との係合が解除されたラッチ50が、実線で示すストライカ41との連結状態から、車幅方向内方(図3の矢印C方向)へ回転し、二点鎖線で示す連結解除状態へ移動するようになっている。
【0028】
図4に示される如く、ドア連結装置40のラッチ50の下部50Aには、回転軸52を中心とする円弧状の長孔56が形成されており、この長孔56には、ロッド60の端部60Aが係合している。また、ロッド60はラッチの作動手段としてのクローズアクチュエータ58のアーム58Aに連結されている。
【0029】
クローズアクチュエータ58は、ラッチ50を連結方向に回動させるために作動するようになっており、ECU33からの信号に基づいて作動するようになっている。
【0030】
従って、クローズアクチュエータ58が作動すると、アーム58Aが軸58Bを中心に下方(図4の矢印D方向)へ回転し、ロッド60が下方へ移動するため、ドア連結装置40のラッチ50が車幅方向外方(図4の矢印C方向と反対方向)へ回転し、連結状態に戻るようになっている。
【0031】
なお、ラッチ50が完全に連結状態へ移動すると、ロータリースイッチ54がオンして、クローズアクチュエータ58への通電が中止されるようになっている。
【0032】
図4に示される如く、レバー42には、リリースアクチュエータ64のアーム64Aが係合している。
【0033】
リリースアクチュエータ64は、ポール48をラッチ50から係合解除する際に作動するようになっており、ハンドルスイッチ34の信号がECU33に伝達され、この信号に基づいてECU33から伝達される信号により作動するようになっている。
【0034】
従って、リリースアクチュエータ64が作動すると、アーム64Aが軸64Bを中心に下方(図4の矢印F方向)へ回転し、レバー42とともに、ポール48が上方(図4の矢印B方向)に回転し、ポール48とラッチ50との係合が解除するようになっている。
【0035】
図2に示される如く、ストライカ41は平面視で開口部を車両後方へ向けたコ字状に屈曲された丸棒材で構成されており、車幅方向外側角部には傾斜部41Aが形成されている。この傾斜部41Aは、車両前方内側から車両後方外側に向って傾斜している。ラッチ50の解除方向への動きはスプリングの付勢力によって行われるが、前記傾斜部41Aの内周部がラッチ50と当接した際に、ラッチ50がストライカ41から受ける力Fの分力F1が、ラッチ50を車幅方向内方(図2の矢印C方向)へ動かす補助力となる。
【0036】
次に、本実施形態の作用を図5〜図7のフローチャートによって説明する。
【0037】
本実施形態では、フロントサイドドアハンドル27が開操作されると、ドア連結装置40のラッチ50は、リンク機構44の作動により、機械的にアンラッチとされる。この時、図5に示される如く、ECU33では、ステップ(以下Sと記載する)200において、フロントサイドドアハンドル27のハンドルスイッチ23のオフからオンへの変化が検知されると、S202において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19がオフからオンに変わったか否かを判定する。
【0038】
S202において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19がオフからオンに変わっていないと判定した場合、即ち、フロントサイドドアカーテシスイッチ19が不良の場合には、S204において、フロントサイドドアハンドル27が開操作されてからの時間Tが所定時間T1を経過したか否かを判定する。
【0039】
S204において、フロントサイドドアハンドル27が開操作されてから所定時間T1が経過したと判定した場合には、S206において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19の異常によるラッチ50の作動禁止フラグを立て、アンラッチ状態に保持する。
【0040】
一方、S202において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19がオフからオンに変わったと判定した場合には、S208において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19の異常によるラッチ50の作動禁止フラグが立っている場合には、これを解除する。
【0041】
また、本実施形態では、リヤサイドドアハンドル32が開操作されると、ラッチ50はリリースアクチュエータ64によりアンラッチされる。この時、図6に示される如く、ECU33では、S210において、リヤサイドドアハンドル32のハンドルスイッチ34のオフからオンへの変化が検知されると、S211において、リリースアクチュエータ64をオンし、S212において、リヤサイドドアカーテシスイッチ29がオフからオンに変わったか否かを判定する。
【0042】
S212において、リヤサイドドアカーテシスイッチ29がオフからオンに変わっていないと判定した場合には、S214において、リヤサイドドアハンドル32が開操作されてからの時間Tが所定時間T1を経過したか否かを判定する。
【0043】
S214において、リヤサイドドアハンドル32が開操作されてから一定時間T1が経過したと判定した場合には、S216において、リヤサイドドアカーテシスイッチ19の異常によるラッチ50の作動禁止フラグを立て、アンラッチ状態に保持する。
【0044】
一方、S212において、リヤサイドドアカーテシスイッチ29がオフからオンに変わったと判定した場合には、S218において、リヤサイドドアカーテシスイッチ19の異常によるラッチ50の作動禁止フラグが立っている場合には、これを解除する。
【0045】
また、本実施形態では、図7に示される如く、S310において、フロントサイドドアカーテシスイッチ19とリヤサイドドアカーテシスイッチ29の両方がオフであると判定した場合においても、S311において、ラッチ50の作動禁止フラグが立っているか否かの判定を行い、立っていないと判定した場合には、S312において、クローズアクチュエータ58によりラッチ50を作動させる。
【0046】
一方、S311において、ラッチ50の作動禁止フラグが立っていると判定した場合には、S314において、車速Vが所定速度V1、例えば、5km/h以上か否かを判定し、S314において、車速Vが所定速度V1、例えば、5km/h以上でないと判定した場合には、S316においてラッチを作動させない。
【0047】
このように、本実施形態では、ECU33により、フロントサイドドアカーテシスイッチ19またはリヤサイドドアカーテシスイッチ29がオフの状態で、フロントサイドドアハンドルスイッチ23またはリヤサイドドアハンドルスイッチ32がオンしたにもかかわらず、フロントサイドドアカーテシスイッチ19またはリヤサイドドアカーテシスイッチ29がオンにならない場合、即ち、フロントサイドドアカーテシスイッチ19またはリヤサイドドアカーテシスイッチ29が凍結等により固着した場合、または、断線等の電気的な故障になった場合には、アンラッチの状態に保持する。
【0048】
この結果、本実施形態では、フロントサイドドア12またはリヤサイドドア14のドア開の検出が正常に行われなかった場合に、そのまま、フロントサイドドア12またはリヤサイドドア14を閉じても、ラッチ50とストライカ41とが干渉しないので、ラッチ50が破損することはない。
【0049】
また、本実施形態では、S314において、車速が所定速度、例えば、5km/h以上と判定した場合には、S312において、ラッチ50の作動禁止フラグが立っていても、クローズアクチュエータ58によりラッチ50を作動させる。
この結果、乗員保護も確実に行える。
【0050】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、フロントサイドドア12に設けたラッチ50とリヤサイドドア14に設けたストライカ41との連結構造であったが、これに代えて、リヤサイドドア14に設けたラッチとフロントサイドドア12に設けたストライカとの連結構造であっても良い。
【0051】
また、上記実施形態では、フロントサイドドア12からのラッチ50とストライカ41との連結解除をリンク機構44で行ったが、これに代えて、フロントサイドドア12からのラッチ50とストライカ41との連結解除を、リヤサイドドア14からのラッチ50とストライカ41との連結解除と同様に、電気的にリリースアクチュエータ64を作動させる構成としても良い。
【0052】
また、本実施形態では、フロントサイドドア12をスイングドアとし、リヤサイドドア14をスライドドアとしたが、これに代えて、リヤサイドドア14をスイングドアとし、フロントサイドドア12をスライドドアとしても良い。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、前側のドアの開閉操作を検出するフロントサイドドア操作検出手段と、後側のドアの開閉操作を検出するリヤサイドドア操作検出手段と、前側のドアの開閉を検出するフロントサイドドア開閉検出手段と、後側のドアの開閉を検出するリヤサイドドア開閉検出手段と、を備えた車両側部における前後のドアを連結する電気式ドアラッチ装置であって、フロントサイドドア開閉検出手段またはリヤサイドドア開閉検出手段がドア閉の状態で、フロントサイドドア操作検出手段またはリヤサイドドア操作検出手段がドア開操作を検出したにもかかわらず、フロントサイドドア開閉検出手段またはリヤサイドドア開閉検出手段がドア開にならない場合には、アンラッチの状態に保持する制御手段を有するため、フロントサイドドアまたはリヤサイドドアのドア開の検出が正常に行われなかった場合に、ラッチの破損を防止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置を適用した車両を示す概略側面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置のラッチを示す拡大正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置の要部を示す車体斜め前方外側から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置の制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置の制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る電気式ドアラッチ装置の制御を示すフローチャートである。
【図8】従来例の電気式ドアラッチ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10  車両
12  フロントサイドドア
14  リヤサイドドア
19  カーテシスイッチ(フロントサイドドア開閉検出手段)
23  ハンドルスイッチ(フロントサイドドア操作検出手段)
24  コントローラ
27  フロントサイドドアハンドル
29  カーテシスイッチ(リヤサイドドア開閉検出手段)
30  コントローラ
32  リヤサイドドアハンドル
33  ECU(制御手段)
34  ハンドルスイッチ(リヤサイドドア操作検出手段)
40  ドア連結装置
41  ストライカ
50  ラッチ
58  クローズアクチュエータ
64  リリースアクチュエータ

Claims (1)

  1. 前側のドアハンドルの開操作を検出するフロントサイドドアハンドル操作検出手段と、
    後側のドアハンドルの開操作を検出するリヤサイドドアハンドル操作検出手段と、
    前側のドアの開閉を検出するフロントサイドドア開閉検出手段と、
    後側のドアの開閉を検出するリヤサイドドア開閉検出手段と、
    を備えた車両側部における前後のドアを連結する電気式ドアラッチ装置であって、
    前記フロントサイドドア開閉検出手段または前記リヤサイドドア開閉検出手段がドア閉の状態で、前記フロントサイドドア操作検出手段または前記リヤサイドドア操作検出手段がドア開操作を検出したにもかかわらず、前記フロントサイドドア開閉検出手段または前記リヤサイドドア開閉検出手段がドア開にならない場合には、アンラッチの状態に保持する制御手段を有することを特徴とする電気式ドアラッチ装置。
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