JP2004137667A - キーレスエントリーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のキーレスエントリーシステムよりも有効に電池の消耗を抑えることが可能なキーレスエントリーシステムを提供する
【解決手段】この無線キー側処理が開始されると、振動センサ32により無線キー3が動かされたか否かが判定され(S10)、動かされていると判定された場合は(S10:YES)、S12〜S16の処理が実行され、3秒毎にアンロック信号が出力される。一方動かされていないと判定された場合は(S10:NO)、60秒ごとに送信される(S20〜S22)。従って、このキーレスエントリーシステム1を用いると、無線キー3が動かされているときは、キーレスエントリーシステム1を有効に機能させることができ、しかも、無線キー3が動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くすることで(S20)、無線キー3の電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】この無線キー側処理が開始されると、振動センサ32により無線キー3が動かされたか否かが判定され(S10)、動かされていると判定された場合は(S10:YES)、S12〜S16の処理が実行され、3秒毎にアンロック信号が出力される。一方動かされていないと判定された場合は(S10:NO)、60秒ごとに送信される(S20〜S22)。従って、このキーレスエントリーシステム1を用いると、無線キー3が動かされているときは、キーレスエントリーシステム1を有効に機能させることができ、しかも、無線キー3が動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くすることで(S20)、無線キー3の電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーレスエントリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキーレスエントリーシステムは、無線キーと、車輌に取り付けられた錠装置とで構成され、このうち無線キーは、アンロック信号を間欠的に無線で送信するよう構成され、錠装置は、アンロック信号が間欠的に受信される開錠期間中は開錠し、アンロック信号が間欠的に受信されない施錠期間中は施錠するよう構成されている。
【0003】
このように構成されたキーレスエントリーシステムでは、ユーザーが無線キーを持って車輌に近づき、錠装置がアンロック信号を受信可能な範囲内に無線キーが位置するようになると車輌のドアの鍵が錠装置により開錠され、一方、無線キーを持っているユーザーが車輌から遠ざかり、錠装置がアンロック信号を受信不能な位置に無線キーが位置するようになると錠装置により車輌のドアの鍵が施錠される。
【0004】
従ってこのキーレスエントリーシステムを用いると、ユーザーは、無線キーを持って近づいたり遠ざかったりするだけで、キーを鍵穴に入れて操作する作業をすることなく、車輌のドアの鍵を開閉することができるのである。
尚、このキーレスエントリーシステムにおいて、アンロック信号を間欠的に送信しているのは、無線キーが電池の電力で動いているので、このようにすることによって無線キーの電力の消耗を抑えるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のキーレスエントリーシステムでは、車輌を利用しないときも、アンロック信号を常時同じタイミングで間欠的に送信し続けていたため、無線キーの電池の消耗が激しいという問題があった。
【0006】
そこで本発明では、従来のキーレスエントリーシステムよりも有効に電池の消耗を抑えることが可能なキーレスエントリーシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
ところで、一般に、ユーザーが車輌に近づくとき、あるいは、遠ざかるとき、ユーザーは無線キーをポケット、カバン等に入れてあるいは直接手に持って近づくため、無線キーは、ユーザーの歩行動作に合わせて動いている。
【0008】
そのため上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、アンロック信号を間欠的に無線で送信する無線キーと、前記アンロック信号が間欠的に受信される開錠期間中は開錠し、前記アンロック信号が間欠的に受信されない施錠期間中は施錠する錠装置とを備えるキーレスエントリーシステムにおいて、前記無線キーは、該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段で前記無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信するアンロック信号送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
このように構成された本発明のキーレスエントリーシステムでは、ユーザーが車を利用するとき、すなわちキーレスエントリーシステムを有効に機能させたいときは、上述したように無線キーは動いているので、判定手段でユーザーが動いているか否かを判定して、動いていたら、アンロック信号を第1の時間間隔毎に送信している。一方、ユーザーが車を利用しないときは、無線キーは動いていないことが多いので、動いていないと判定されたら、第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔毎にアンロック信号を送信している。
【0010】
従って、本発明のキーレスエントリーシステムを用いると、無線キーが動かされているときは、キーレスエントリーシステムを有効に機能させることができ、しかも、無線キーが動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くすることで、無線キーの電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【0011】
ところで、無線キーは、車内でアンロック信号が外部に漏れないようなものの中に置かれることがある。その場合、あまり短い時間で施錠してしまうと、車をほんの少し離れただけで無線キーを車の中に閉じ込めてしまう恐れがあるので、錠装置で施錠を行うタイミングとしては、請求項2に記載された発明のように、錠装置が施錠を行うタイミングとしては、第2の時間間隔より長い時間、アンロック信号を無線で受信しなかった場合、施錠するようにするとよい。
【0012】
次に、請求項3記載のキーレスエントリーシステムのように、前記錠装置は、開錠状態から施錠状態に移行したことを知らせる信号であって、前記アンロック信号より通信距離が長い確認信号を送信する確認信号送信手段を備え、前記無線キーは、前記確認信号を受信すると確認音を鳴らすブザー手段を備えることが好ましい。このようにすれば、無線キーがアンロック信号の通信可能領域の外に位置していても、無線キーが確認信号を受信できるので、無線キーを持っているユーザーが、アンロック信号が届かない位置で錠装置による施錠がなされたか否かを確認音が鳴ったか否かにより把握することができる。
【0013】
次に、請求項4記載のキーレスエントリーシステムのように、請求項1〜3いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、前記送信手段は、前記判定手段により該無線キーが動かされていると判定されたとき、アンロック信号を前記第1の時間間隔で予め定められた回数、間欠的に前記アンロック信号を出力してもよい。このようにすれば、無線キーが動かされていることがうまく感知できなくても、連続してアンロック信号を出力することができる。
【0014】
次に、本発明のキーレスエントリーシステムは、請求項5記載のキーレスエントリーシステムのように、請求項1〜4いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、前記錠装置は車輌に設置され、該車輌のドアの鍵を施錠あるいは開錠する装置であることが好ましい。
【0015】
次に、請求項6記載の発明のように、請求項1〜5いずれか記載のキーレスエントリーシステムで用いられる無線キーであって、当該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段で当該無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長く、かつ前記施錠時間以下の予め定められた第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信する送信手段とを備えることを特徴とする。この無線キーを用いれば、本件発明のキーレスエントリーシステムを構築することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について説明する。
尚、以下の説明で利用する図面のうち、図1はキーレスエントリーシステムの全体構成図、図2は無線キーのブロック図、図3は車輌に設置された錠装置のブロック図、図4は無線キーで行われる送信処理のフローチャート、図5は錠装置で行われる錠処理のフローチャートである。
【0017】
本実施形態のキーレスエントリーシステム1は、図1に示すように、無線キー3と、錠装置5とで構成されている。
このうち無線キー3は、図1に示すように、中央制御回路30と、送受信回路31と、振動センサ32と、ボタン回路33と、ブザー回路34と、その他の回路38とからなり、これら各回路及びセンサは、バス39で互いに通信可能に連結されている。
【0018】
中央制御回路30は一般的なマイクロコンピュータで、CPU300、ROM301、RAM302とを備え、後述する無線キー側処理を実行する。
送受信回路31は、アンテナ310を用いて、後述するアンロック信号等を錠装置5に送信すると共に、錠装置5から送信された後述する確認信号を受信する。
【0019】
振動センサ32は、無線キー3が動かされていることを検出するセンサで、無線キー3がユーザーαの着ている服等のポケットあるいはバック等に入れられ、ユーザーαが歩行するなどして動かされたことを検出するセンサである。
ボタン回路33は、ボタン330の操作により車輌βのドアの鍵の開閉を指示する開閉信号を中央制御装置30に送信する回路で、中央制御装置30は、このボタン回路33から送信された信号に基づいて、車輌βのドアの鍵の開閉を指示する開閉信号を送受信回路31及びアンテナ310を介して、錠装置5に送信する。この開閉信号の出力レベルはアンロック信号より大きいレベルに設定されている。
【0020】
ブザー回路34は、アンテナ310及び送受信回路31が錠装置5から確認信号を受信したら、確認音であるブザー音をスピーカ340で鳴らす回路である。次に、錠装置5は、図3に示すように、中央制御回路50、送受信回路51、ドアロック装置52と、その他の回路58とを備えており、これら各回路はバス59を介して通信可能に接続されている。
【0021】
中央制御回路50は一般的なマイクロコンピュータで、CPU500、ROM501、RAM502とを備え、後述する鍵装置側処理を実行する。
送受信回路51は、無線キー3から送信されたアンロック信号及び開閉信号を受信アンテナ520を介して受信すると共に、ドアロック装置により施錠が行われたときに確認信号を無線キー3に送信する回路である。この確認信号の出力レベルはアンロック信号より大きいレベルに設定されている。
【0022】
ドアロック装置52は、後述する鍵装置側処理の指示に従って、車輌βが備えている各ドアの鍵を開閉する装置である。また、この装置52は、開閉信号を無線キーから受信したときもドアの鍵を開閉可能に形成されている。
次に、本実施形態の無線キー3で実行される無線キー側処理について説明する。
【0023】
この無線キー側処理は、無線キー3に図示しない電池が取り付けられ、中央制御回路30等の各回路に電力が供給されると開始される。
この無線キー側処理が開始されると、図4に示すように、まず、振動センサ32により無線キー3が動かされたか否かを判定する(S10)。この判定(S10)では、振動センサ32から無線キー3が動かされていることを表す検出信号が出力されているか否かにより判定される。この判定(S10)で、無線キー3が動かされていないと判定された場合は(S10:NO)、次にS20の処理を行い、無線キー3が動かされていると判定された場合は(S10:YES)、次にS12の処理を行う。
【0024】
S12では、アンロック信号を出力する処理を実行し、次にS14を実行する。
S14では、前回アンロック信号を送信してから3秒経過したか否かが判定される。この判定で3秒経過していないと判定されたら、3秒経過するまで繰り返しS14を実行する。一方この判定で3秒経過したと判定されたら次にS16の処理を実行する。
【0025】
S16では、振動を検出してからアンロック信号が10回送信されたか否かを判定する処理を行っている、この判定で10回送信していないと判定されれば、再びS12の処理から本処理を実行する。このようにS12〜S16の処理を実行することで、アンロック信号が3秒おきに10回送信される。このようにすれば、無線キー3が動かされていることがうまく感知できなくても、連続してアンロック信号を出力することができる。一方、この判定で(S16)、アンロック信号を10回送信したと判定されれば、次にS30の処理を実行する。
【0026】
次に、S10の処理で振動を検出していないと判定された場合(S10:NO)、まず、前回アンロック信号を送信してから60秒以上経過したか否かが判定される(S20)。この判定(S20)で60秒経過していないと判定されると(S20:NO)、60秒経過するまでS20の判定を繰り返す。一方、この判定(S20)で60秒経過していると判定されると、アンロック信号を出力して(S22)、次に、S30を実行し、再びS10からS22の処理を実行する。S20及びS22を繰り返し処理することにより、アンロック信号を60秒おきに出力される。
【0027】
次にS30の処理では、無線キー3のアンテナ310を介して送受信回路31が錠装置5から確認信号を受信したか否かを判定する。
この判定(S30)で確認信号が受信されなかったら再びS10の判定を実行し、無線キー3が動かされなかったか否かを判定する。一方、この判定(S30)で確認信号が受信されたら、ブザー回路34及びスピーカ340を用いて確認音を出力する処理(S32)が実行され、この処理(S32)の後、再びS10を実行する。
【0028】
以上説明した無線キー側処理を実行すると、無線キー3が動かされる場合、すなわちユーザーαが車輌βに近づくかあるいは遠ざかる場合など、キーレスエントリーシステム1が正常に機能することが望まれるときは、3秒間隔(本発明の第1の時間間隔)、すなわち、短い時間間隔でアンロック信号を出力して(S12〜S16)、錠装置5による開錠が確実に行われるようにしている。一方、無線キー3が動かされない場合、すなわち無線キー3が車内や室内など、どこか動かされない部分に置かれた場合、第1の時間間隔よりも長い60秒間隔(本発明の第2の時間間隔)でアンロック信号を送信することによって、無線キー3での電力消費を抑えている。
【0029】
次に、本実施形態の錠装置5で実行される錠装置側処理について説明する。
この錠装置側処理は、図5に示すように、車輌βのバッテリーから電力の供給を受けている間、常時実行される
この錠装置処理が実行されると、まず、アンロック信号が受信されたが否かを判定する(S50)。この判定で、アンロック信号が受信されていないと判定されたら次にS52を実行し、アンロック信号が受信されていると判定されたら次にS60を実行する。
【0030】
次に、S52では、前回アンロック信号が受信されてから60秒経過したか否かが判定される。この判定で60秒経過していないと判定されたら(S52:NO)は再びアンロック信号が受信されたか否かを判定する(S50)。一方、この判定で60秒以上経過したと判定されたら(S52:YES)、S54の処理を実行する。
【0031】
次に、S54では、車輌βがロック状態か否かが判定される。S54の判定で車輌βがロック状態であるときは(S54:YES)、ロックがすでに行われているので、S50の処理を再び実行する。一方、S54の判定で車輌βが非ロック状態であるときは、ロックを行って(S56)、確認信号を送信する処理(S58)を行って、再びアンロック信号を受信したか否かを判定する(S50)。
【0032】
次に、S50でアンロック信号を受信したと判定されたら(S50:YES)、アンロック状態か否かを判定する(S60)。この判定で車輌βがアンロック状態であると判定された場合は(S60:YES)、アンロック状態が引き続き継続されるので、再びS50の処理を実行する。一方、S60でアンロック状態でないと判定されたら(S60:NO)、すなわちロック状態であると判定されたら、アンロック処理を実行し(S62)、再びS50の処理を実行する。
【0033】
この錠装置側処理を行うと、無線キー3からアンロック信号が60秒以内の間隔で送信されている間はアンロックが行われ、送信されていない間はロックが行われる。無線キー3は、車内でアンロック信号が外部に漏れないようなものの中に置かれることがあり、このような場合、あまり短い時間で施錠してしまうと、車をほんの少し離れただけで無線キーを車の中に閉じ込めてしまう恐れがあるが、本実施形態では60秒以内であれば閉じられないので、車をほんの少し離れた程度の時間内では、無線キー3を車内に閉じ込めてしまうことを防止することができる。
【0034】
また、本実施形態のキーレスエントリーシステム1では、無線キー側処理及び錠装置側処理を実行して錠装置5を開閉するばかりでなく、ボタン330を操作したときに送信される開閉信号を受信すると、錠装置5では車輌βのドアの鍵を開閉可能に形成されている。この開閉信号は、アンロック信号より通信距離が長いものを用いているので、車輌βのドアの鍵を車輌βから離れた位置から開閉することができる。
【0035】
以上説明したキーレスエントリーシステム1を用いると、無線キー3が動かされているときは、キーレスエントリーシステム1を有効に機能させることができ、しかも、無線キー3が動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くしているので(S20)、無線キー3の電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【0036】
次に、本実施形態では、錠装置5は、開錠状態から施錠状態に移行したとき(S54〜S58)、施錠を知らせる確認信号を送信し(S58)、無線キー3は、確認信号を受信すると確認音(S30、S32)を鳴らしているので、無線キー3を持っているユーザーαは、アンロック信号が届かない車輌βから離れた位置で施錠がなされたか否かを把握することができる。
【0037】
以上説明した本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、本実施形態のキーレスエントリーシステム1は、車輌βばかりではなく、一般家屋の玄関ドア等のように錠装置を備えたどのようなものに適用してもよい。
【0038】
また、本実施形態では、振動を検出したときに送信するアンロック信号の送信間隔(第1の時間間隔)は3秒で、振動を検出しないときに送信するアンロック信号の送信間隔(第2の時間間隔)は60秒であるがこれに限られるものではなく、例えば第1の時間間隔を1秒、2秒、あるいは5秒等に設定してもよいし、第2の時間間隔を30秒、45秒、90秒、120秒、5分、10分等に設定してもよいことはもちろんである。
【0039】
また、本実施形態では、無線キー側処理で、振動を検出しないとき(S10:NO)、60秒ごとにアンロック信号を出力しているが(S20、S22)、アンロック信号を出力しないようにしてもよい。
また、本実施形態では、振動を検出しないとき(S10:NO)、振動を検出しない時間が例えば1時間(第3の時間間隔)を超えたか否かを判定し、次に振動を検出するまで、S20以下の処理を行わず、S10の処理とこの判定を繰り返し、アンロック信号を出力しないようにしてもよい。このようにすれば、第2の時間間隔より長く、車をちょっと離れると想定される時間を越えた場合は、アンロック信号が出力されないので、無線キー3の電池の消耗をより効果的に抑えることができるからである。
【0040】
尚、本実施形態のS10の処理及び振動センサ32は、本発明の判定手段に相当する。本実施形態のS12、S14、S16、S20、S22の処理は、本発明のアンロック信号送信手段に相当する。本実施形態のS58の処理は、本発明の確認信号送信手段に相当する。本実施形態のS30〜S32の処理は、本発明のブザー手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーレスエントリーシステムの全体構成図である。
【図2】無線キーのブロック図である。
【図3】車輌に設置された錠装置のブロック図である。
【図4】無線キーで行われる無線キー側処理のフローチャートである。
【図5】錠装置で行われる錠装置側処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…キーレスエントリーシステム、3…無線キー、5…錠装置、30…中央制御装置、31…送受信回路、32…振動センサ、33…ボタン回路、34…ブザー回路、50…中央制御装置、51…送受信回路、52…ドアロック回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーレスエントリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキーレスエントリーシステムは、無線キーと、車輌に取り付けられた錠装置とで構成され、このうち無線キーは、アンロック信号を間欠的に無線で送信するよう構成され、錠装置は、アンロック信号が間欠的に受信される開錠期間中は開錠し、アンロック信号が間欠的に受信されない施錠期間中は施錠するよう構成されている。
【0003】
このように構成されたキーレスエントリーシステムでは、ユーザーが無線キーを持って車輌に近づき、錠装置がアンロック信号を受信可能な範囲内に無線キーが位置するようになると車輌のドアの鍵が錠装置により開錠され、一方、無線キーを持っているユーザーが車輌から遠ざかり、錠装置がアンロック信号を受信不能な位置に無線キーが位置するようになると錠装置により車輌のドアの鍵が施錠される。
【0004】
従ってこのキーレスエントリーシステムを用いると、ユーザーは、無線キーを持って近づいたり遠ざかったりするだけで、キーを鍵穴に入れて操作する作業をすることなく、車輌のドアの鍵を開閉することができるのである。
尚、このキーレスエントリーシステムにおいて、アンロック信号を間欠的に送信しているのは、無線キーが電池の電力で動いているので、このようにすることによって無線キーの電力の消耗を抑えるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のキーレスエントリーシステムでは、車輌を利用しないときも、アンロック信号を常時同じタイミングで間欠的に送信し続けていたため、無線キーの電池の消耗が激しいという問題があった。
【0006】
そこで本発明では、従来のキーレスエントリーシステムよりも有効に電池の消耗を抑えることが可能なキーレスエントリーシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
ところで、一般に、ユーザーが車輌に近づくとき、あるいは、遠ざかるとき、ユーザーは無線キーをポケット、カバン等に入れてあるいは直接手に持って近づくため、無線キーは、ユーザーの歩行動作に合わせて動いている。
【0008】
そのため上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、アンロック信号を間欠的に無線で送信する無線キーと、前記アンロック信号が間欠的に受信される開錠期間中は開錠し、前記アンロック信号が間欠的に受信されない施錠期間中は施錠する錠装置とを備えるキーレスエントリーシステムにおいて、前記無線キーは、該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段で前記無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信するアンロック信号送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
このように構成された本発明のキーレスエントリーシステムでは、ユーザーが車を利用するとき、すなわちキーレスエントリーシステムを有効に機能させたいときは、上述したように無線キーは動いているので、判定手段でユーザーが動いているか否かを判定して、動いていたら、アンロック信号を第1の時間間隔毎に送信している。一方、ユーザーが車を利用しないときは、無線キーは動いていないことが多いので、動いていないと判定されたら、第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔毎にアンロック信号を送信している。
【0010】
従って、本発明のキーレスエントリーシステムを用いると、無線キーが動かされているときは、キーレスエントリーシステムを有効に機能させることができ、しかも、無線キーが動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くすることで、無線キーの電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【0011】
ところで、無線キーは、車内でアンロック信号が外部に漏れないようなものの中に置かれることがある。その場合、あまり短い時間で施錠してしまうと、車をほんの少し離れただけで無線キーを車の中に閉じ込めてしまう恐れがあるので、錠装置で施錠を行うタイミングとしては、請求項2に記載された発明のように、錠装置が施錠を行うタイミングとしては、第2の時間間隔より長い時間、アンロック信号を無線で受信しなかった場合、施錠するようにするとよい。
【0012】
次に、請求項3記載のキーレスエントリーシステムのように、前記錠装置は、開錠状態から施錠状態に移行したことを知らせる信号であって、前記アンロック信号より通信距離が長い確認信号を送信する確認信号送信手段を備え、前記無線キーは、前記確認信号を受信すると確認音を鳴らすブザー手段を備えることが好ましい。このようにすれば、無線キーがアンロック信号の通信可能領域の外に位置していても、無線キーが確認信号を受信できるので、無線キーを持っているユーザーが、アンロック信号が届かない位置で錠装置による施錠がなされたか否かを確認音が鳴ったか否かにより把握することができる。
【0013】
次に、請求項4記載のキーレスエントリーシステムのように、請求項1〜3いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、前記送信手段は、前記判定手段により該無線キーが動かされていると判定されたとき、アンロック信号を前記第1の時間間隔で予め定められた回数、間欠的に前記アンロック信号を出力してもよい。このようにすれば、無線キーが動かされていることがうまく感知できなくても、連続してアンロック信号を出力することができる。
【0014】
次に、本発明のキーレスエントリーシステムは、請求項5記載のキーレスエントリーシステムのように、請求項1〜4いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、前記錠装置は車輌に設置され、該車輌のドアの鍵を施錠あるいは開錠する装置であることが好ましい。
【0015】
次に、請求項6記載の発明のように、請求項1〜5いずれか記載のキーレスエントリーシステムで用いられる無線キーであって、当該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、該判定手段で当該無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長く、かつ前記施錠時間以下の予め定められた第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信する送信手段とを備えることを特徴とする。この無線キーを用いれば、本件発明のキーレスエントリーシステムを構築することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について説明する。
尚、以下の説明で利用する図面のうち、図1はキーレスエントリーシステムの全体構成図、図2は無線キーのブロック図、図3は車輌に設置された錠装置のブロック図、図4は無線キーで行われる送信処理のフローチャート、図5は錠装置で行われる錠処理のフローチャートである。
【0017】
本実施形態のキーレスエントリーシステム1は、図1に示すように、無線キー3と、錠装置5とで構成されている。
このうち無線キー3は、図1に示すように、中央制御回路30と、送受信回路31と、振動センサ32と、ボタン回路33と、ブザー回路34と、その他の回路38とからなり、これら各回路及びセンサは、バス39で互いに通信可能に連結されている。
【0018】
中央制御回路30は一般的なマイクロコンピュータで、CPU300、ROM301、RAM302とを備え、後述する無線キー側処理を実行する。
送受信回路31は、アンテナ310を用いて、後述するアンロック信号等を錠装置5に送信すると共に、錠装置5から送信された後述する確認信号を受信する。
【0019】
振動センサ32は、無線キー3が動かされていることを検出するセンサで、無線キー3がユーザーαの着ている服等のポケットあるいはバック等に入れられ、ユーザーαが歩行するなどして動かされたことを検出するセンサである。
ボタン回路33は、ボタン330の操作により車輌βのドアの鍵の開閉を指示する開閉信号を中央制御装置30に送信する回路で、中央制御装置30は、このボタン回路33から送信された信号に基づいて、車輌βのドアの鍵の開閉を指示する開閉信号を送受信回路31及びアンテナ310を介して、錠装置5に送信する。この開閉信号の出力レベルはアンロック信号より大きいレベルに設定されている。
【0020】
ブザー回路34は、アンテナ310及び送受信回路31が錠装置5から確認信号を受信したら、確認音であるブザー音をスピーカ340で鳴らす回路である。次に、錠装置5は、図3に示すように、中央制御回路50、送受信回路51、ドアロック装置52と、その他の回路58とを備えており、これら各回路はバス59を介して通信可能に接続されている。
【0021】
中央制御回路50は一般的なマイクロコンピュータで、CPU500、ROM501、RAM502とを備え、後述する鍵装置側処理を実行する。
送受信回路51は、無線キー3から送信されたアンロック信号及び開閉信号を受信アンテナ520を介して受信すると共に、ドアロック装置により施錠が行われたときに確認信号を無線キー3に送信する回路である。この確認信号の出力レベルはアンロック信号より大きいレベルに設定されている。
【0022】
ドアロック装置52は、後述する鍵装置側処理の指示に従って、車輌βが備えている各ドアの鍵を開閉する装置である。また、この装置52は、開閉信号を無線キーから受信したときもドアの鍵を開閉可能に形成されている。
次に、本実施形態の無線キー3で実行される無線キー側処理について説明する。
【0023】
この無線キー側処理は、無線キー3に図示しない電池が取り付けられ、中央制御回路30等の各回路に電力が供給されると開始される。
この無線キー側処理が開始されると、図4に示すように、まず、振動センサ32により無線キー3が動かされたか否かを判定する(S10)。この判定(S10)では、振動センサ32から無線キー3が動かされていることを表す検出信号が出力されているか否かにより判定される。この判定(S10)で、無線キー3が動かされていないと判定された場合は(S10:NO)、次にS20の処理を行い、無線キー3が動かされていると判定された場合は(S10:YES)、次にS12の処理を行う。
【0024】
S12では、アンロック信号を出力する処理を実行し、次にS14を実行する。
S14では、前回アンロック信号を送信してから3秒経過したか否かが判定される。この判定で3秒経過していないと判定されたら、3秒経過するまで繰り返しS14を実行する。一方この判定で3秒経過したと判定されたら次にS16の処理を実行する。
【0025】
S16では、振動を検出してからアンロック信号が10回送信されたか否かを判定する処理を行っている、この判定で10回送信していないと判定されれば、再びS12の処理から本処理を実行する。このようにS12〜S16の処理を実行することで、アンロック信号が3秒おきに10回送信される。このようにすれば、無線キー3が動かされていることがうまく感知できなくても、連続してアンロック信号を出力することができる。一方、この判定で(S16)、アンロック信号を10回送信したと判定されれば、次にS30の処理を実行する。
【0026】
次に、S10の処理で振動を検出していないと判定された場合(S10:NO)、まず、前回アンロック信号を送信してから60秒以上経過したか否かが判定される(S20)。この判定(S20)で60秒経過していないと判定されると(S20:NO)、60秒経過するまでS20の判定を繰り返す。一方、この判定(S20)で60秒経過していると判定されると、アンロック信号を出力して(S22)、次に、S30を実行し、再びS10からS22の処理を実行する。S20及びS22を繰り返し処理することにより、アンロック信号を60秒おきに出力される。
【0027】
次にS30の処理では、無線キー3のアンテナ310を介して送受信回路31が錠装置5から確認信号を受信したか否かを判定する。
この判定(S30)で確認信号が受信されなかったら再びS10の判定を実行し、無線キー3が動かされなかったか否かを判定する。一方、この判定(S30)で確認信号が受信されたら、ブザー回路34及びスピーカ340を用いて確認音を出力する処理(S32)が実行され、この処理(S32)の後、再びS10を実行する。
【0028】
以上説明した無線キー側処理を実行すると、無線キー3が動かされる場合、すなわちユーザーαが車輌βに近づくかあるいは遠ざかる場合など、キーレスエントリーシステム1が正常に機能することが望まれるときは、3秒間隔(本発明の第1の時間間隔)、すなわち、短い時間間隔でアンロック信号を出力して(S12〜S16)、錠装置5による開錠が確実に行われるようにしている。一方、無線キー3が動かされない場合、すなわち無線キー3が車内や室内など、どこか動かされない部分に置かれた場合、第1の時間間隔よりも長い60秒間隔(本発明の第2の時間間隔)でアンロック信号を送信することによって、無線キー3での電力消費を抑えている。
【0029】
次に、本実施形態の錠装置5で実行される錠装置側処理について説明する。
この錠装置側処理は、図5に示すように、車輌βのバッテリーから電力の供給を受けている間、常時実行される
この錠装置処理が実行されると、まず、アンロック信号が受信されたが否かを判定する(S50)。この判定で、アンロック信号が受信されていないと判定されたら次にS52を実行し、アンロック信号が受信されていると判定されたら次にS60を実行する。
【0030】
次に、S52では、前回アンロック信号が受信されてから60秒経過したか否かが判定される。この判定で60秒経過していないと判定されたら(S52:NO)は再びアンロック信号が受信されたか否かを判定する(S50)。一方、この判定で60秒以上経過したと判定されたら(S52:YES)、S54の処理を実行する。
【0031】
次に、S54では、車輌βがロック状態か否かが判定される。S54の判定で車輌βがロック状態であるときは(S54:YES)、ロックがすでに行われているので、S50の処理を再び実行する。一方、S54の判定で車輌βが非ロック状態であるときは、ロックを行って(S56)、確認信号を送信する処理(S58)を行って、再びアンロック信号を受信したか否かを判定する(S50)。
【0032】
次に、S50でアンロック信号を受信したと判定されたら(S50:YES)、アンロック状態か否かを判定する(S60)。この判定で車輌βがアンロック状態であると判定された場合は(S60:YES)、アンロック状態が引き続き継続されるので、再びS50の処理を実行する。一方、S60でアンロック状態でないと判定されたら(S60:NO)、すなわちロック状態であると判定されたら、アンロック処理を実行し(S62)、再びS50の処理を実行する。
【0033】
この錠装置側処理を行うと、無線キー3からアンロック信号が60秒以内の間隔で送信されている間はアンロックが行われ、送信されていない間はロックが行われる。無線キー3は、車内でアンロック信号が外部に漏れないようなものの中に置かれることがあり、このような場合、あまり短い時間で施錠してしまうと、車をほんの少し離れただけで無線キーを車の中に閉じ込めてしまう恐れがあるが、本実施形態では60秒以内であれば閉じられないので、車をほんの少し離れた程度の時間内では、無線キー3を車内に閉じ込めてしまうことを防止することができる。
【0034】
また、本実施形態のキーレスエントリーシステム1では、無線キー側処理及び錠装置側処理を実行して錠装置5を開閉するばかりでなく、ボタン330を操作したときに送信される開閉信号を受信すると、錠装置5では車輌βのドアの鍵を開閉可能に形成されている。この開閉信号は、アンロック信号より通信距離が長いものを用いているので、車輌βのドアの鍵を車輌βから離れた位置から開閉することができる。
【0035】
以上説明したキーレスエントリーシステム1を用いると、無線キー3が動かされているときは、キーレスエントリーシステム1を有効に機能させることができ、しかも、無線キー3が動かされていないときはアンロック信号の送信間隔を長くしているので(S20)、無線キー3の電力の消耗をより有効に抑えることができる。
【0036】
次に、本実施形態では、錠装置5は、開錠状態から施錠状態に移行したとき(S54〜S58)、施錠を知らせる確認信号を送信し(S58)、無線キー3は、確認信号を受信すると確認音(S30、S32)を鳴らしているので、無線キー3を持っているユーザーαは、アンロック信号が届かない車輌βから離れた位置で施錠がなされたか否かを把握することができる。
【0037】
以上説明した本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、本実施形態のキーレスエントリーシステム1は、車輌βばかりではなく、一般家屋の玄関ドア等のように錠装置を備えたどのようなものに適用してもよい。
【0038】
また、本実施形態では、振動を検出したときに送信するアンロック信号の送信間隔(第1の時間間隔)は3秒で、振動を検出しないときに送信するアンロック信号の送信間隔(第2の時間間隔)は60秒であるがこれに限られるものではなく、例えば第1の時間間隔を1秒、2秒、あるいは5秒等に設定してもよいし、第2の時間間隔を30秒、45秒、90秒、120秒、5分、10分等に設定してもよいことはもちろんである。
【0039】
また、本実施形態では、無線キー側処理で、振動を検出しないとき(S10:NO)、60秒ごとにアンロック信号を出力しているが(S20、S22)、アンロック信号を出力しないようにしてもよい。
また、本実施形態では、振動を検出しないとき(S10:NO)、振動を検出しない時間が例えば1時間(第3の時間間隔)を超えたか否かを判定し、次に振動を検出するまで、S20以下の処理を行わず、S10の処理とこの判定を繰り返し、アンロック信号を出力しないようにしてもよい。このようにすれば、第2の時間間隔より長く、車をちょっと離れると想定される時間を越えた場合は、アンロック信号が出力されないので、無線キー3の電池の消耗をより効果的に抑えることができるからである。
【0040】
尚、本実施形態のS10の処理及び振動センサ32は、本発明の判定手段に相当する。本実施形態のS12、S14、S16、S20、S22の処理は、本発明のアンロック信号送信手段に相当する。本実施形態のS58の処理は、本発明の確認信号送信手段に相当する。本実施形態のS30〜S32の処理は、本発明のブザー手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーレスエントリーシステムの全体構成図である。
【図2】無線キーのブロック図である。
【図3】車輌に設置された錠装置のブロック図である。
【図4】無線キーで行われる無線キー側処理のフローチャートである。
【図5】錠装置で行われる錠装置側処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…キーレスエントリーシステム、3…無線キー、5…錠装置、30…中央制御装置、31…送受信回路、32…振動センサ、33…ボタン回路、34…ブザー回路、50…中央制御装置、51…送受信回路、52…ドアロック回路
Claims (6)
- アンロック信号を間欠的に無線で送信する無線キーと、
前記アンロック信号が間欠的に受信される開錠期間中は開錠し、前記アンロック信号が間欠的に受信されない施錠期間中は施錠する錠装置と
を備えるキーレスエントリーシステムにおいて、
前記無線キーは、
該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で前記無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信するアンロック信号送信手段と
を備えることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 - 請求項1記載のキーレスエントリーシステムにおいて、
前記錠装置は前記第2の時間間隔より長い時間前記アンロック信号を無線で受信しなかった場合、施錠することを特徴とするキーレスエントリーシステム。 - 請求項1,2いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、
前記錠装置は、開錠状態から施錠状態に移行したことを知らせる信号であって、前記アンロック信号より通信距離が長い確認信号を送信する確認信号送信手段を備え、
前記無線キーは、前記確認信号を受信すると確認音を鳴らすブザー手段を備えることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 - 請求項1〜3いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、
前記アンロック信号送信手段は、前記判定手段により該無線キーが動かされていると判定されたとき、前記アンロック信号を前記第1の時間間隔で予め定められた回数、間欠的に出力することを特徴とするキーレスエントリーシステム。 - 請求項1〜4いずれか記載のキーレスエントリーシステムにおいて、
前記錠装置は車輌に設置され、該車輌のドアの鍵を施錠あるいは開錠する装置であることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 - 請求項1〜5いずれか記載のキーレスエントリーシステムで用いられる無線キーであって、
当該無線キーが動かされているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で前記無線キーが動かされていると判定されると、予め定められた第1の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信し、前記判定手段で該無線キーが動かされていないと判定されると、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で前記アンロック信号を無線で送信するアンロック信号送信手段と
を備えることを特徴とする無線キー。
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