JP2004136888A - シートベルト着用促進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車における乗員のシートベルトの着用を促し、乗員の安全の確保、ひいては死亡事故の減少を図る。
【解決手段】自動車の座席における着座状態を検知する検知部とシートベルトの着用状態を検知する検知部とタイヤの回転状態を検知する検知部とを備え、かつ、当該検知部によって検知された座席における着座状態、タイヤの回転状態及びシートベルトの着用状態によってカーナビゲーションシステムやカーステレオ等の音響装置への電源供給と警告音声発生装置への電源供給とを切り替える制御部を備えている構成からなる。
【選択図】図1

Description

 本発明は、シートベルトの着用を促すシートベルト着用促進装置に関するものである。
 現代の車社会において、自動車は日常生活における必需品となってきており、広く普及している。ところが、自動車の普及により交通事故も年々増加する傾向にあり、中でも交通事故による死亡者の数は増加の一途を辿っている。この交通事故による死亡の原因の一つに、シートベルトの未着用が挙げられる。シートベルトを締めていれば、衝突事故等において高確率で死亡を回避でき、また怪我についても比較的軽度で済むこととなる。
 シートベルト未着用については社会的にも問題となっており、死亡事故の回避や怪我の程度の軽減のため、法律によってシートベルトの着用が義務付けられている。しかし、法律で義務付けられているといっても、シートベルトを着用するか否かについては、結局のところ乗員の意識や判断に委ねざるをえず、未だシートベルトの着用の徹底がなされていないのが現状である。
 かかる現状に鑑み、最近の自動車については、メーターパネル等にシートベルト未着用の警告ランプが着用まで継続して点灯表示され、これによってシートベルト着用を訴える警告機能を備えるものもある。しかしながら、係る警告機能を備えた自動車であっても、警告ランプに気付かなかったり無視したり等、シートベルト着用を徹底する効果は低い。
 そこで特開平10‐226314号公報や特開平11‐342831号公報などにおいて、シートベルト着用を徹底すべく、種々の発明が開示されている。すなわち特開平10‐226314号公報によれば、シートベルト未着用の場合に着用を促す音声を発する構成を採る。これによると、確かに警告ランプのみの場合よりも効果はあるが、発せられる音量以上の音量でカーステレオ等から音楽を流されると全く効果を発揮せず、かといって警告音声を当初より大音量にすると心臓の弱い人などに負担を課すことにもなりかねない。
 また、特開平11‐342831号公報では、シートベルト未着用の場合に音響環境及び冷暖房環境を作動させないことによりシートベルト着用を促す構成を採る。これによれば、係る環境を欲する者に対しては効果があるが、欲しない者に対しては全く効果がない。さらに係る環境を作り出すのは結局機械であるため、冬山等における機械の故障や誤作動により冷暖房環境が停止した場合に命が危険にさらされる可能性も考えられ、冷暖房環境の停止については行き過ぎである。
特開平10‐226314号公報 特開平11‐226314号公報 特開2002‐79910号公報 特開2002‐145018号公報
 本発明は、上記問題点に鑑み、自動車の乗員に対してシートベルトの着用を促すシートベルト着用促進装置を提供することを目的とする。
 前記目的を達成するため、本発明は、自動車の座席における着座状態を検知する検知部とシートベルトの着用状態を検知する検知部とタイヤの回転状態を検知する検知部とを備え、かつ、当該検知部によって検知された座席における着座状態、タイヤの回転状態及びシートベルトの着用状態によってカーナビゲーションシステムやカーステレオ等の音響装置への電源供給と警告音声発生装置への電源供給とを切り替える制御部を備えた構成となっている。
 また、本発明は、前記警告音声発生装置の警告音声について、シートベルトの着用が検知されるまで、ある一定の音量まで段階的に大きくなる構成を採ることができる。
 さらに、本発明は、前記座席における着座状態を検知する検知部及びシートベルトの着用状態を検知する検知部について、自動車の運転席、助手席及び後部座席において着座状態及び着用状態を検知する構成とすることもできる。
 またさらに、本発明は、前記後部座席におけるシートベルトの着用状態によって音響装置への電源供給と警告音声発生装置への電源供給とを切り替える場合に、自動車の走行速度がある一定の速度以上となった場合に電源供給を切り替える構成とすることもできる。
 本発明のシートベルト着用促進装置によれば、自動車の乗員に対するシートベルト着用の意識を高めることができ、乗員の安全を確保し、かつ、死亡事故の減少にも繋がるため、非常に有益である。
 以下、本発明によるシートベルト着用促進装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
 図1は、本発明によるシートベルト着用促進装置1の実施形態を示すブロック図である。このシートベルト着用促進装置1は座席における着座状態を検知する着座状態検知部2とシートベルトの着用状態を検知するシートベルト着用状態検知部3と自動車のタイヤの回転状態を検知するタイヤ回転状態検知部4の三つの検知部を備え、それぞれが制御部5に接続されている。該制御部5は音響装置6への電源供給と警告音声発生装置7への電源供給とを切り替える機能を有し、各検知部から集められた情報に基づいて音響装置6あるいは警告音声発生装置7の一方にのみ電源供給を行う。
 着座状態検知部2には、従来から用いられている座席への体重負荷により検知する手段のもの等、任意の検知手段を用いることができる。着座状態検知部2により着座が確認できた座席についてのみ、シートベルトの着用状態が検知されることとなる。
 着座状態の検知は、運転席や助手席だけではなく、後部座席についても検知を行う構成を採ることができる。後部座席についても着座状態を検知することにより、より安全性の高いシステムとすることが可能となる。
 着座状態検知部2により検知された座席について、シートベルト着用状態検知部3によりシートベルトの着用状態が検知される。着座されている座席全部についてシートベルトが着用されていれば、制御部5によって通常通りカーナビゲーションシステムやカーステレオ等の音響装置6へ電源供給が行われる。逆に、着座されている座席のうち一つでもシートベルトが着用されていなければ、制御部5によって音響装置6に供給されていた電源が、警告音声発生装置7へ切り替え供給されることとなる。
 このとき、発生される警告音声は、シートベルトの着用を促すような音声であればよく、特に限定はされない。例えば「シートベルトが外れています」や「シートベルトを締めて下さい」等であればよい。係る音声は始めのうちは音量が小さく、徐々に段階的に大音量へと変化するものが望ましい。始めから大音量であると心臓の弱い人に対して負担となる可能性があり、また、音量が小さいままであると走行音や周りの騒音等で警告音声が消えてしまい、全く効果が発揮されないからである。
 なお、後部座席におけるシートベルトの着用状態によって音響装置6から警告音声発生装置7に電源供給を切り替える場合、自動車の走行速度がある一定の速度以上となったときに始めて切り替わる構成を採ることができる。後部座席については、ある一定の速度までは運転席や助手席よりも安全であり、また、法律でもシートベルトの着用が義務付けられていないことから、係る構成による警告音声の発生としたものである。一定の速度については、後部座席についても危険性が高まる時速30kmに設定することが望ましい。このとき、後部座席に着座した状態でシートベルトを着用せず、自動車が時速30km以上となった場合に、警告音声が発生することとなる。
 図2は、本発明に係る制御部5において行われる運転席及び助手席におけるシートベルト着用促進装置1の実施態様を示すフローチャートである。シートベルト着用促進装置1はタイヤ回転状態検知部4によりタイヤの回転が検知されたと同時に作動が開始する。着座状態検知部2により着座されている座席を検知した後、該着座されている座席におけるシートベルトの着用の有無をシートベルト着用状態検知部3により検知する。その結果、シートベルトが着用されていれば通常通り音響装置6に電源供給が行われ、逆に着用されていなければ警告音声発生装置7へ電源供給が切り替わる。その後はタイヤ回転状態検知部4によるタイヤの回転の有無を検知することで、回転が有ればまた最初から同じ行程で繰り返し制御が行われる。従って、自動車の走行中に乗員がシートベルトを外した場合には、その時点で音響装置6への電源供給が警告音声発生装置7への電源供給に切り替わる。タイヤの回転が無くなった時点でシートベルト着用促進装置1の作動は終了する。
 タイヤの回転が無い状態においては、通常通り電源供給は音響装置6に行われることとなる。従って、自動車の走行によってシートベルト着用促進装置1が作動している状態から、走行を止めタイヤの回転が無くなった時点で制御部5において警告音声発生装置7に電源が供給されていた場合には、音響装置6への電源供給に切り替わってからシートベルト着用促進装置1の作動が終了することとなる。これにより、例えばエンジンをかけたまま停止している状態においては、シートベルト着用の有無にかかわらず、常に音響装置6への電源供給を行うことが可能となる。
 図3は、本発明に係る制御部5において行われる後部座席におけるシートベルト着用促進装置1の実施態様を示すフローチャートである。後部座席への着座が検知され、該後部座席においてシートベルトが着用されていない場合に、自動車の走行速度がある一定の速度以上か否かによって、制御部5が音響装置6への電源供給と警告音声発生装置7への電源供給とを切り替えることとする構成となっている。
 速度の検知方法に関しては、新たに検知部を設ける必要はなく、速度メーターや車輪の速度計測器等からの検知情報を利用することで足りる。
 なお、タイヤが回転すると同時にシートベルト着用促進装置1が作動を開始する点や着座状態の検知、シートベルトの着用状態の検知、タイヤの回転が無くなった時点で作動が終了する点等に関しては、運転席及び助手席におけるシートベルト着用促進装置1の実施態様と同様である。
本発明によるシートベルト着用促進装置1の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る制御部5において行われる運転席及び助手席におけるシートベルト着用促進装置1の実施態様を示すフローチャート。 本発明に係る制御部5において行われる後部座席におけるシートベルト着用促進装置1の実施態様を示すフローチャートである。
符号の説明
 1  シートベルト着用促進装置
 2  着座状態検知部
 3  シートベルト着用状態検知部
 4  タイヤ回転状態検知部
 5  制御部
 6  音響装置
 7  警告音声発生装置


Claims (4)

  1.  自動車の座席における着座状態を検知する検知部とシートベルトの着用状態を検知する検知部とタイヤの回転状態を検知する検知部とを備え、かつ、当該検知部によって検知された座席における着座状態、タイヤの回転状態及びシートベルトの着用状態によってカーナビゲーションシステムやカーステレオ等の音響装置への電源供給と警告音声発生装置への電源供給とを切り替える制御部を備えたことを特徴とするシートベルト着用促進装置。
  2.  前記警告音声発生装置の警告音声について、シートベルトの着用が検知されるまで、ある一定の音量まで段階的に大きくなることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト着用促進装置。
  3.  前記座席における着座状態を検知する検知部及びシートベルトの着用状態を検知する検知部について、自動車の運転席、助手席及び後部座席において着座状態及び着用状態を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシートベルト着用促進装置。
  4.  前記後部座席におけるシートベルトの着用状態によって音響装置への電源供給と警告音声発生装置への電源供給とを切り替える場合に、自動車の走行速度がある一定の速度以上となった場合に電源供給を切り替えることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のシートベルト着用促進装置。

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JP2008526583A (ja) * 2005-01-03 2008-07-24 エアバス フランス 航空機の自動操縦が非作動の際の聞こえる警告方法と装置
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