JP2004136519A - 液体噴射装置およびキャップ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体噴射装置10であって、ノズルが形成されたノズル形成面をする液体噴射ヘッド44と、液体噴射ヘッド44を搭載し、印刷領域と非印刷領域との間の走査軌道上を移動するキャリッジ42と、液体噴射ヘッド44の走査軌道上に進出または退避可能に非印刷領域に設けられ、キャリッジ42が非印刷領域へ走査するのに伴いキャリッジ42と係合駆動されることにより、液体噴射ヘッド44のノズル形成面を封止するキャップ部72と、液体噴射ヘッド44に対してキャップ部72を副走査方向に案内するガイド部30、31と、キャリッジ42が非印刷領域の所定位置より印刷領域側に位置する場合に、ガイド部30、31がキャップ部72を副走査方向へ案内することを規制するガイド規制部26b、27bとを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射装置およびキャップ機構に関する。特に本発明は、ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置およびキャップ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴射装置の一例としてのインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズル形成面に設けられたノズルからインクを吐出することにより被記録物に印刷する。インクジェット式記録装置は、印刷を休止する場合にノズルを封止するキャップ部を有するクリーニング機構を備える。クリーニング機構は、非印刷領域に配される。記録ヘッドを搭載したキャリッジが非印刷領域に移動するのに伴い、キャップ部が走査方向および記録ヘッドに近接する方向に係合駆動される。キャリッジがホームポジションに位置した場合に、キャップ部は、記録ヘッドを封止することにより、ノズルが乾燥することを抑える(例えば、特許文献1に記載)。
【0003】
【特許文献】
特開2002−127433号公報(第4−7項、第2−5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記インクジェット式記録装置において、記録ヘッドがホームポジションに移動した場合にキャップ部を副走査方向に関し記録ヘッドに対して正確に位置決めするため、ガイド部が設けられる。このガイド部は、記録ヘッドが進出してくる一方を除き、キャップ部を囲むように三方からコの字型に配される。ガイド部をコの字型に配した場合に、印刷領域から非印刷領域に移動してくる記録ヘッドを確実に受け入れるため、記録ヘッドとの間に間隙が設けられていた。しかし、記録ヘッドとの間に間隙が設けられると、その間隙の分だけ正確な位置決めをすることが難しい。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる液体噴射装置およびキャップ部を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、液体噴射装置であって、ノズルが形成されたノズル形成面を有し、ノズルから液体を吐出する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドを搭載し、印刷領域と非印刷領域との間の走査軌道上を走査するキャリッジと、液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出または退避可能に非印刷領域に設けられ、キャリッジが非印刷領域へ走査するのに伴いキャリッジと係合駆動されることにより、液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出して液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止するキャップ部と、液体噴射ヘッドに対してキャップ部を走査方向と交差する副走査方向に案内するガイド部と、キャリッジが非印刷領域の所定位置より印刷領域側に位置する場合に、ガイド部がキャップ部を副走査方向へ案内することを規制するガイド規制部とを備える。
【0007】
上記液体噴射装置によれば、キャリッジの一部が非印刷領域へ移動しても所定位置より印刷側領域であれば、ガイド部は液体噴射ヘッドの走査軌道上から離間している。よって、印字中であるにもかかわらず液体噴射ヘッドとガイド部が当接することによる噴射の乱れや雑音を生じさせることなく、キャップ部を液体噴射ヘッドに対して正確に位置決めすることができる。
【0008】
さらに、上記液体噴射によれば、キャリッジの一部が非印刷領域へ移動しても所定位置より印刷側領域であれば、ガイド部はキャップ部を副走査方向へ案内しない。したがって、液体噴射ヘッドが完全に非印刷領域に移動する前であっても、キャリッジがキャップ部を係合駆動することができ、キャップ部における走査方向の長さを短くすることができる。
【0009】
上記液体噴射装置は、液体噴射装置本体に対して固定されたフレームキャップと、キャリッジの走査方向にガイド部と共に摺動可能にフレームキャップに載置され、キャップ部を搭載するスライダキャップとをさらに備え、ガイド規制部は、スライダキャップが対応位置より印刷領域側に位置する場合に、ガイド部を液体噴射ヘッドから離間させるべく副走査方向へ規制し、スライダキャップが対応位置より非印刷領域側に位置する場合に、ガイド部を液体噴射ヘッドへ近接させるべく副走査方向へ規制するテーパー部を有してもよい。
【0010】
上記液体噴射装置によれば、キャリッジが非印刷領域へ移動しても、所定位置よりも印刷側領域であれば、ガイド部がキャリッジから離間される。したがって、ガイド部による案内が不要な位置においてガイド部の液体噴射ヘッドとの当接を確実に規制することができる。
【0011】
上記液体噴射装置において、スライダキャップは、フレームキャップに対する摺動方向に交差する方向に延出するピンを有し、フレームキャップは、スライダキャップのピンを受け入れ、キャリッジの走査方向に延びる第1の水平ガイド溝と、水平ガイド溝から非印刷領域側へ連結して設けられ、非印刷領域側へ向かってキャリッジの走査方向およびキャリッジの液体噴射ヘッドに近接する斜め方向に延びる傾斜ガイド溝と、傾斜ガイド溝から非印刷領域側へ連結して設けられ、キャリッジの走査方向へ延びる第2の水平ガイド溝とが形成される壁面を有し、テーパー部は、傾斜ガイド溝が形成される壁面において、対応位置から非印刷領域側よりも対応位置から印刷領域側の方が、副走査方向について液体噴射ヘッドとの距離が短くなるように、フレームキャップの壁面に配されてもよい。上記液体噴射装置によれば、テーパー部がフレームキャップの壁面に配されるので、その他の構成を変更したり追加したりすることなく、ガイド部による案内が不要な位置において、ガイド部が液体噴射ヘッドと当接することを簡便かつ確実に規制することができる。
【0012】
上記液体噴射装置は、液体噴射装置本体に対して固定されたフレームキャップと、キャリッジの走査方向にガイド部と共に摺動可能にフレームキャップに載置され、キャップ部を搭載するスライダキャップとをさらに備え、ガイド規制部は、フレームキャップに設けられ、スライダキャップが対応位置より印刷領域側に位置する場合に、ガイド部と当接して、走査方向および副走査方向の両方に交差する方向へガイド部を液体噴射ヘッドから離間させ、スライダキャップが対応位置より非印刷領域側に位置する場合に、ガイド部を開放して、走査方向および副走査方向の両方に交差する方向についてガイド部を液体噴射ヘッドへ近接させるガイド当接部を有してもよい。上記液体噴射装置によれば、ガイド規制部はガイド部と直接当接することによりガイド部を規制するので、ガイド部をより正確に規制することができる。
【0013】
上記液体噴射装置において、ガイド部は、キャップ部に対して、走査方向および副走査方向の両方に交差する方向に摺動可能に設けられてもよい。上記液体噴射装置によれば、ガイド部をより正確に規制することができる。
【0014】
上記液体噴射装置において、キャリッジが所定位置にある場合、キャップ部は液体噴射ヘッドとの間に間隙を有してもよい。上記液体噴射装置によれば、キャップ部が液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止する前に、ガイド部材が液体噴射ヘッドと当接してキャップ部を案内するので、キャップ部をより確実に案内することができる。
【0015】
上記液体噴射装置において、所定位置は、キャリッジのホームポジションおよびフラッシング位置より印刷領域側であってもよい。上記液体噴射装置によれば、ホームポジションおよびフラッシング位置より印刷領域側は、ガイド部による案内が不要であるので、ガイド部による案内が不要な位置までキャリッジをキャップ部の上部で走査することができるので、キャップ部における走査方向の幅を小さくできる。
【0016】
本発明の第2の形態によると、ノズルが形成されたノズル形成面を有し、ノズルから液体を吐出する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドを搭載し、印刷領域と非印刷領域との間の走査軌道上を移動するキャリッジとを有する液体噴射装置の液体噴射ヘッドを封止するキャップ部であって、液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出または退避可能に非印刷領域に設けられ、キャリッジが非印刷領域へ走査するのに伴いキャリッジと係合駆動されることにより、液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出して液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止するキャップ部と、液体噴射ヘッドに対してキャップ部を走査方向と交差する副走査方向に案内するガイド部と、キャリッジが非印刷領域の所定位置より印刷領域側に位置する場合に、ガイド部が液体噴射ヘッドを副走査方向へ案内することを規制するガイド規制部とを備える。
【0017】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、インクジェット式記録装置10の斜視図である。ここで、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例である。また、インクジェット式記録装置10の記録ヘッドは、液体噴射装置の液体噴射ヘッドの一例である。記録ヘッドに設けられるノズルは、液体噴射ヘッドの噴射口の一例である。また、被記録物11は、ターゲットの一例である。
【0020】
しかしながら、本実施形態はインクジェット式記録装置に限られない。液体噴射装置の他の例としては、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置がある。この場合、カラーフィルタ製造装置の色材噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置がある。この場合、電極形成装置の電極材(電導ペースト)噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置がある。この場合、バイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットしての試料噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。
【0021】
インクジェット式記録装置10は、電源スイッチ116、印刷部40、キャップ機構の一例としてのクリーニング機構161、プラテン20、及び駆動部118を備える。電源スイッチ116は、インクジェット式記録装置10へ電源を投入又は電源を遮断する。印刷部40は、インクカートリッジを載置するキャリッジ42、キャリッジ42の被記録物11に対向する面に設けられた記録ヘッド44、キャリッジ42に設けられた係合部46、及び係合部46に係合し、キャリッジ42を給送方向に対して略垂直な方向にスライド可能に支持するガイド48を有する。なお、記録ヘッド44は、被記録物11の給送方向に沿って配列された複数のノズルを有する。印刷部40は、更にタイミングベルト402、キャリッジモータ404、ブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408を有する。
【0022】
キャリッジモータ404がタイミングベルト402を駆動することにより、キャリッジ42は、ガイド軸48に案内されて被記録物11の給送方向に対し略直角に往復移動する。キャリッジ42の被印刷物に対向する側には、ブラックインク用ノズル及びカラーインク用ノズルを含む記録ヘッド44が搭載される。キャリッジ42の上部には、記録ヘッド44にインクを供給するブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408が着脱可能に装着されている。プラテン20は、被記録物11を印刷部40へ給送し、印刷された被記録物11に排出方向の動力を伝える。
【0023】
クリーニング機構161は、記録ヘッド44を清掃する。クリーニング機構161は、記録ヘッド44のノズル形成面を払拭するワイパ80及び記録ヘッド44から排出されたインクを搬送するインク搬送部70を備える。インク搬送部70は、記録ヘッド44のノズルを封止するキャップ部72と、ノズルがキャップ部72に吐出したインクを搬送するチューブ75と、チューブの一部を弾性変形させ、チューブ内部のインクを搬送するポンプ76と、ポンプ76が搬送したインクを蓄積する廃液ボックス79とをインクの搬送方向においてこの順に有する。インク搬送部70は、印刷領域(被記録物11の給送経路)外の非印刷領域に配置されている。ワイパ80は、弾性を有しており、キャップ部72の印刷領域側の端部近傍に配置される。ワイパ80は、モータ410により駆動される。駆動部118は、モータ404及び410を駆動することにより、プラテン20、キャリッジ42、及びワイパ80を駆動する。
【0024】
以上の構成において、インクジェット式記録装置10が印刷を行わない場合に、キャリッジ42は、印刷領域から非印刷領域へ移動する。キャリッジ42に設けられた記録ヘッド44が直上に移動してきた状態で、キャップ部72は、キャリッジ42側に上昇し、ホームポジションにおいて記録ヘッド44のノズル形成面200を封止する。ここで、この封止状態において、ポンプ76が、記録ヘッド44とキャップ部72により形成される内部空間の空気を吸引することにより、記録ヘッド44のノズルからインクが強制的に吸引排出され、ノズルのクリーニングを行うことができる。キャップ部72は、記録ヘッド44のノズル形成面200を封止することにより、ノズルの乾燥を抑えることができる。また、キャップ部72は、記録ヘッド44にインク滴を空吐出させるフラッシング時に、空吐出されたインクを受け取る。このフラッシングは、印刷とは関係のない駆動信号を記録ヘッド44に印加して行う。
【0025】
キャリッジ42は、非印刷領域から印刷領域に戻る場合、まずキャップ部72から離脱する。さらにワイパ80が記録ヘッド44の走査軌道上に進出し、キャリッジ42がさらに印刷領域側に移動するのに伴い、記録ヘッド44のノズル形成面のインクを払拭する。更に、インクジェット式記録装置10は、切り替え部54を備える。切り替え部54は、記録ヘッド44と、記録ヘッド44に対向するインクジェット式記録装置10の本体の被記録物11が配される面124との距離を切り替える。
【0026】
以上のインクジェット式記録装置10において、記録ヘッド44がフラッシングの位置またはホームポジションに移動した場合に、キャップ部72を副走査方向に関し記録ヘッド44に対して正確に位置決めするため、キャップ部72を案内するガイド部を設けることが好ましい。
【0027】
従来、ガイド部は、記録ヘッド44が進出してくる一方を除きキャップ部72を囲むように、三方からコの字型に配されていた。ガイド部をコの字型に配した場合に、印刷領域から非印刷領域に移動してくる記録ヘッド44を確実に受け入れるため、記録ヘッド44との間に間隙が設けられていた。しかし、記録ヘッド44との間に間隙が設けられると、その間隙の分だけ正確な位置決めをすることが難しい。
【0028】
この間隙をなくすために、副走査方向については片側にのみガイド部を設け、このガイド部を記録ヘッド44に当たる前の状態から記録ヘッド44の走査軌道上に進出させることが考えられる。しかしこの場合に、ガイド部は記録ヘッド44がフラッシングの位置やホームポジションに移動する前の状態から記録ヘッド44の走査軌道上に進出している。よって、走査軌道上に進出しているガイド部へ印刷領域側から移動してきた記録ヘッド44が、印字中であるにもかかわらず当接し、印字の乱れが生じたり、雑音を発生させる課題があった。
【0029】
そこで、本実施形態のインクジェット式記録装置10は、印字の乱れや雑音を生じさせることなく、キャップ部72を記録ヘッド44に対して正確に位置決めすることを目的とする。
【0030】
図2は、クリーニング機構161の詳細な構成の一例を示す。インクジェット式記録装置10のクリーニング機構161は、キャップ部72と、液体噴射装置本体に対して固定されたフレームキャップ25と、キャリッジ42の走査方向に摺動可能にフレームキャップ25に載置されるスライダキャップ23とを有する。キャップ部72は、方形状に形成されたキャップホルダ20上に形成される。キャップホルダ20は、スライダキャップ23上に搭載される。キャップホルダ20とスライダキャップ23との間には、図示しないバネが挿入され、キャップホルダ20をスライダキャップ23に対して上方に付勢する。
【0031】
スライダキャップ23は、フレームキャップ25に対する摺動方向に交差する方向に延出する複数本のピン32、34、36、38を有する。本実施形態におけるピン32、34、36、38は、スライダキャップ23の両端から水平方向に突出するように形成される。
【0032】
スライダキャップ23はさらに、記録ヘッド44に対してキャップ部72を走査方向と交差する副走査方向(図中の手前奥方向)に案内する1対のガイド部30、31を有する。1対のガイド部30、31は、キャップ部72が載置されたキャップホルダ20の一方(図中の奥側)の壁面にキャリッジ42の走査方向に併設され、それぞれキャリッジ42の走査軌道へ向かって、すなわち、図中の上方へ延出している。1対のガイド部30、31の各々は、先端から下方へおよび印刷領域側から非印刷領域側へキャップ部72に向かって広がるガイド斜面30a、31aを有する。スライダキャップ23は、さらにスライダキャップ23の端部において上方に直立するように形成された係合突起24を有する。
【0033】
フレームキャップ25は、スライダキャップ23のピン32、34をそれぞれ受け入れる溝部26、27が形成される壁面25aと、ピン36、38をそれぞれ受け入れる溝部28、29が形成される壁面25bとを有する。
【0034】
溝部26、27、28、29は、それぞれ、キャリッジ42の走査方向に延びる第1水平ガイド溝29dと、第1水平ガイド溝29dから非印刷領域側へ連結して設けられ、非印刷領域側へ向かってキャリッジ42の走査方向およびキャリッジ42の液体噴射ヘッド44に近接する斜め方向に延びる傾斜ガイド溝29eと、傾斜ガイド溝29eから非印刷領域側へ連結して設けられ、キャリッジ42の走査方向に延びる第2水平ガイド溝29fとを有する。なお図中においては簡略のため、溝部29の第1水平ガイド溝29d、傾斜ガイド溝29eおよび第2水平ガイド溝29fにのみ、参照番号が付されている。
【0035】
クリーニング機構161は、スライダキャップ23の底面およびこれと向かい合うフレームキャップ25の底面とに連結された付勢部50をさらに有する。付勢部50は、スライダキャップ23を、フレームキャップ25に対して印刷領域側かつガイド部30、31とは逆側の方向へ付勢する。
【0036】
図3は、クリーニング機構161を記録ヘッド44の方向、すなわち図2の上方から見た平面図である。フレームキャップ25におけるスライダキャップ23のカイド部30、31と反対側の壁面25aには、ガイド規制部の一例としてのテーパー部26b、27bが設けられる。
【0037】
テーパー部26bは、ピン32が挿入される溝部26の傾斜ガイド溝が形成される壁面25aにおいて、非印刷領域側よりも印刷領域側の方が、キャリッジ42の走査方向と交差する方向(図3における上下方向)について記録ヘッド44との距離が短くなるように設けられる。本実施形態の壁面25aは、テーパー部26bよりも印刷領域側であって副走査方向について記録ヘッド44との距離が短い壁面部分26aと、テーパー部26bよりも非印刷領域側であって副走査方向について記録ヘッド44との距離が長い壁面部分26cとをさらに有する。
【0038】
同様に、ピン34が挿入される溝部27の傾斜ガイド溝が形成される壁面25aにおいて、テーパ部27bと、テーパー部27bよりも印刷領域側の壁面部分27aと、テーパー部27bよりも非印刷領域側の壁面部分27cとが設けられる。
【0039】
図4(a)から図6(b)は、スライダキャップ32およびキャリッジ42の位置関係を示す概念図である。これらの図はスライダキャップ32およびキャリッジ42の位置関係を説明するものであり、説明の簡略のため、スライダキャップ32、キャリッジ42、キャリッジ42に搭載された記録ヘッド44、フレームキャップ25に設けられたテーパー部26b、27bを含む壁面25b、およびガイド部30、31以外は省略して図示されている。
【0040】
図4(a)は、キャリッジ42が所定位置よりも印刷領域側に位置する状態を示す上面図であり、図4(b)は図4(a)を非印刷領域側から見た側面図である。スライダキャップ23のピン32、34、36、38がそれぞれフレームキャップ25の溝部26、27、28、29に挿入されると、付勢部50の付勢力によりフレームキャップ25に対して印刷領域側かつガイド部30、31とは逆側の方向へ付勢される。よって、図4(a)および図(b)に示すように、スライダキャップ23のピン32、34、36、38がフレームキャップ25の溝部26、27、28、29の第1水平溝の印刷領域側の端面に当接して、スライダキャップ23がフレームキャップ25において印刷領域側に位置する。さらに、スライダキャップ23におけるピン32、34の周囲の壁部32a、34aが、それぞれテーパー部26b、27bよりも印刷領域側の壁面部分26a、27aと当接する。この場合、ガイド規制部の一例としての壁面25aの壁面部分26a、27aは、スライダキャップ32が印刷領域側に位置する場合に、ガイド部30、31を記録ヘッド44から離間させる位置に規制する。図4(a)および図4(b)に示すように、副走査方向(図4(a)の上下方向および図4(b)の左右方向)について、ガイド部30、31は、キャリッジ42に搭載された記録ヘッド44から離間する位置にある。
【0041】
図4(a)および図4(b)に示す位置関係から、キャリッジ42が非印刷領域側へ移動すると、キャリッジ42の非印刷領域側の端面がスライダキャップ23の係合突起24と係合する。この状態からさらにキャリッジ42が非印刷領域側へ移動するのに伴い、係合突起24がキャリッジ24により係合駆動されて、スライダキャップ23がフレームキャップ25に対して非印刷領域側に摺動する。この場合、スライダキャップ23のピン32、34、36、38が溝部26、27、28、29の第1水平溝に案内されることにより、スライダ23が水平方向へ摺動する。その後、ピン32、34、36、38が傾斜溝に案内されることにより、スライダ23がフレームキャップ25に対して、図4(b)の上方に摺動する。キャリッジが非印刷領域へ移動しても、スライダキャップ23におけるピン32、34の周囲の壁部32a、34aが、それぞれテーパー部26b、27bよりも印刷領域側の壁面部分26a、27aと当接している場合には、ガイド部30、31は記録ヘッド44から離間される。したがって、ガイド部30、31による案内が不要な位置においてガイド部30、31のキャップ部72への案内を確実に規制することができる。
【0042】
キャリッジ42がさらに非印刷領域側に移動することにより、スライダキャップ23のピン32、34の周囲の壁部32a、34aは、テーパー部26b、27bに当接する。ここで、ピン32、34の周囲の壁部32a、34aがテーパー部26b、27bに当接するときのキャリッジ42の位置を「所定位置」と呼び、キャリッジ42がこの所定位置にあるときのスライダキャップ23のフレームキャップ25に対する位置を「対応位置」と呼ぶ。キャリッジ42が所定位置より非印刷領域側へ移動すると、フレームキャップ25のテーパー部26b、27bは、ピン32、34の周囲の壁部32a、34aを副走査方向に案内する。これによりスライダキャップ23が、副走査方向へ案内移動される。よって、スライダキャップ23が対応位置より非印刷領域側に移動した場合に、ガイド規制部の一例としてのテーパー部26b、27bは、ガイド部30、31を記録ヘッド44へ近接移動させる。
【0043】
図5(a)および図5(b)は、フラッシングの場合のキャリッジ42およびスライダキャップ23の位置関係を示す。フラッシングの場合、キャリッジ42は所定位置よりも非印刷領域側にあるフラッシング位置に移動する。キャリッジ42がフラッシング位置に移動するのに伴い、スライダキャップ23は対応位置よりも非印刷領域側に移動する。スライダキャップ23のピン32、34、36、38がそれぞれ傾斜溝に案内されることにより、スライダ23がフレームキャップ25に対して、図5(b)における上方に摺動する。
【0044】
これに伴い、スライダキャップ23のピン32、34の周囲の壁部32a、34aは、テーパー部26b、27bよりも非印刷領域側の壁面部分26c、27cの方へ移動する。よって、ガイド部30、31は、スライドキャップ23とともにキャリッジ42の副走査方向(図5(a)の下方向および図5(b)の左方向)へ案内移動される。
【0045】
以上により、ガイド部30、31は、記録ヘッド44に当接する。図5(b)に示すように、ガイド部30、31のガイド斜面30a、31aは、右斜め下方向から記録ヘッド44のガイド側壁面42aとノズル形成面200とが交差する辺に当接する。これにより、ガイド部30、31は、フラッシングによるインクを受けるキャップ部72を、記録ヘッド44のノズル形成面200に対向した位置に確実に案内する。
【0046】
図6(a)および図6(b)は、ホームポジションにおけるキャリッジ42およびスライダキャップ23の位置関係を示す。ホームポジションは、フラッシング位置よりもさらに非印刷領域側にある。キャリッジ42が図5(a)および図5(b)に示すフラッシング位置からさらに非印刷領域側に移動するのに伴い、スライダキャップ23もさらに非印刷領域側に移動する。スライダキャップ23のピン32、34、36、38がそれぞれ傾斜溝に案内されることにより、スライダ23がフレームキャップ25に対して、図6(b)における上方にさらに摺動する。
【0047】
これに伴い、スライダキャップ23のピン32、34の周囲の壁部32a、34aは、テーパー部26b、27bよりも非印刷領域側の壁面部分26c、27cの方へ移動する。よって、ガイド部30、31は、スライドキャップ23とともに副走査方向(図6(a)にの下方向、図6(b)の左方向)へ案内移動される。これにより、ガイド部30、31は記録ヘッド44に当接して、キャップ部72を副走査方向に案内する。図6(b)に示すように、ガイド部30、31のガイド斜面30a、31aが右斜め下方向から記録ヘッド44のガイド側壁面42aとノズル形成面200とが交差する辺に当接し、これらガイド斜面30a、31aに沿って、キャップ部72は副走査方向(図中の左方)に案内される。このときキャップ部72は記録ヘッド44のノズル形成面との間に間隙を有している。よって、キャップ部72が記録ヘッド44を封止する前に、ガイド部材30、31がキャップ部72を案内するので、キャップ部72をより確実に案内することができる。
【0048】
キャリッジ42がホームポジションまで移動すると、スライダキャップ23のピン32、34、36、38がそれぞれ傾斜溝から第2水平溝に案内されて、キャップ部72は、記録ヘッド44の走査軌道上に進出する。これにより、キャップ部72は、ガイド部30、31により案内され、記録ヘッド44のノズル形成面200を封止する。よって、記録ヘッド44は、キャップ部72に確実にキャッピングされる。
【0049】
なお、キャリッジ42がホームポジションから印刷領域側に移動すると、スライダキャップ23は印刷領域側に移動してキャップ部72とともに下降し、キャップ部72が記録ヘッド44から離間する。
【0050】
以上、本実施形態によれば、キャリッジ42の一部が非印刷領域へ移動しても所定位置より印刷側領域であれば、ガイド部30、31は記録ヘッド44の走査軌道上から離間している。よって、印字中であるにもかかわらず記録ヘッド44とガイド部30,31が当接することによる印字の乱れや雑音を生じさせることなく、キャップ部72を記録ヘッド44に対して正確に位置決めすることを目的とする。
【0051】
さらに、本実施形態によれば、キャリッジ42の一部が非印刷領域へ移動しても所定位置より印刷側領域であれば、ガイド部30、31はキャップ部72を副走査方向へ案内しない。したがって、記録ヘッド44が完全に非印刷領域に移動する前であっても、キャリッジ42がキャップ部72を係合駆動することができ、キャップ部72における走査方向の長さを短くすることができる。
【0052】
さらに、本実施形態によれば、テーパー部26b、27bがフレームキャップ25の壁面25aに配されるので、その他の構成を変更したり追加したりすることなく、ガイド部30、31による案内が不要な位置において、ガイド部30、31がキャップ部72を案内することを簡便かつ確実に規制することができる。
【0053】
本実施形態において、ガイド規制部の一例としてのテーパー部26b、27bは、フレームキャップ25の壁面25aに設けられ、スライダキャップ23のピン32、34の周囲の壁部32a、34aを、副走査方向に規制する。しかしながらガイド規制部の構成は、これに限られない。
【0054】
図7は、ガイド規制部の他の例を示す。図7に示すクリーニング機構162は、ガイド規制部の構成が図2に示すクリーニング機構161と異なり、他の構成は同一であるので、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。さらに図7は、説明のためガイド規制部が分解斜視図として示されている。ガイド規制部は、ガイド部材30、31のキャップ部72と反対側の面に形成された突起30b、31bと、これら突起30b、31bの上方向の移動を規制するガイド当接部90、91とを有する。
【0055】
突起30b、31bは、図2と同様に、それぞれキャップ部72が載置されたキャップホルダ20の一方(図中の奥側)の壁面にキャリッジ42の走査方向に併設される。
【0056】
ガイド当接部90、91は、それぞれ突起30b、31bと上方から当接するように、フレームキャップ25に設けられる。以下、ガイド当接部91の構成はガイド当接部90の構成と同様であるので、ガイド当接部90の構成のみを説明し、ガイド当接部91の説明を省略する。ガイド当接部90は、印刷領域側に位置し走査方向に水平に延出する第1水平板90aと、第1水平版90aの非印刷領域側に連結し、非印刷領域側が上方となるように傾斜する傾斜板90bと、傾斜板90aの非印刷領域側に連結し、走査方向に水平に延出する第2水平板90cとを有する。
【0057】
ガイド当接部90のこれら第1水平板90a、傾斜板90bおよび第2水平板90cの上下方向の位置は、以下の関係となるようにする。まず、フラッシング位置よりも印刷領域側である所定位置に対し、キャリッジ42が印刷領域側に位置する場合に、キャップホルダ20とスライダキャップ23との間に配されるバネの付勢力に抗して、ガイド部30、31およびキャップ部72のこれらガイド部30、31が配される側を、図中の下方向へ規制し、ガイド部30、31を記録ヘッド44から離間させる。次に、キャリッジ42がフラッシング位置にある場合に、ガイド部30、31のガイド斜面30a、31aが右斜め下方向から記録ヘッド44のガイド側壁面42aとノズル形成面200とが交差する辺に当接する。さらに、キャリッジ42がホームポジションに位置する場合に、ガイド部30、31の上下方向の規制を開放して、ガイド部30、31を記録ヘッド44へ近接させる。
【0058】
上記ガイド規制部によれば、図2に示すガイド規制部と同様の効果を得ることができる。さらに、ガイド規制部はガイド部と直接当接することによりガイド部を規制するので、ガイド部をより正確に規制することができる。
【0059】
図7に示すガイド部30、31は、キャップホルダ20と共に一体に移動するように設けられる。しかし、ガイド部30、31の構成はこれに限られない。例えば、ガイド部30、31は、キャップホルダ20およびこれに搭載されるキャップ部72に対して、上下方向に摺動可能に設けられてもよい。
【0060】
以上、本実施形態のインクジェット式記録装置10によれば、印字中であるにもかかわらず記録ヘッド44とガイド部30,31が当接することによる印字の乱れや雑音を生じさせることなく、キャップ部72を記録ヘッド44に対して正確に位置決めすることができる。
【0061】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置の斜視図。
【図2】クリーニング機構の詳細な構成の一例。
【図3】クリーニング機構の平面図。
【図4】(a)および(b)はスライダキャップとキャリッジの位置関係を示す。
【図5】(a)および(b)はスライダキャップとキャリッジの位置関係を示す。
【図6】(a)および(b)はスライダキャップとキャリッジの位置関係を示す。
【図7】ガイド規制部の他の例。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置、20 キャップホルダ、23 スライドキャップ、25 フレームキャップ、26b、27b テーパー部、30、31 ガイド部、42 キャリッジ、44 記録ヘッド、72 キャップ部、90、91ガイド当接部
Claims (8)
- ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、
ノズルが形成されたノズル形成面を有し、前記ノズルから液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドを搭載し、印刷領域と非印刷領域との間の走査軌道上を移動するキャリッジと、
前記液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出または退避可能に前記非印刷領域に設けられ、前記キャリッジが前記非印刷領域へ移動するのに伴い前記キャリッジと係合駆動されることにより、前記液体噴射ヘッドの前記走査軌道上に進出して前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を封止するキャップ部と、
前記液体噴射ヘッドに対して前記キャップ部を走査方向と交差する副走査方向に案内するガイド部と、
前記キャリッジが前記非印刷領域の所定位置より前記印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部が前記キャップ部を副走査方向へ案内することを規制するガイド規制部と
を備える液体噴射装置。 - 前記液体噴射装置は、液体噴射装置本体に対して固定されたフレームキャップと、前記キャリッジの前記走査方向に前記ガイド部と共に摺動可能に前記フレームキャップに載置され、前記キャップ部を搭載するスライダキャップとを有し、
前記ガイド規制部は、前記フレームキャップにおける前記キャリッジの前記所定位置に対応する対応位置に設けられ、前記スライダキャップが前記対応位置より印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部を前記液体噴射ヘッドから離間させるべく前記副走査方向へ規制し、前記スライダキャップが前記対応位置より非印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部を前記液体噴射ヘッドへ近接させるべく前記副走査方向へ規制するテーパー部を有する
請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記スライダキャップは、前記フレームキャップに対する摺動方向に交差する方向に延出するピンを有し、
前記フレームキャップは、前記スライダキャップの前記ピンを受け入れ、前記キャリッジの走査方向に延びる第1の水平ガイド溝と、前記水平ガイド溝から非印刷領域側へ連結して設けられ、前記非印刷領域側へ向かって前記キャリッジの走査方向および前記キャリッジの前記液体噴射ヘッドに近接する斜め方向に延びる傾斜ガイド溝と、前記傾斜ガイド溝から非印刷領域側へ連結して設けられ、前記キャリッジの走査方向に延びる第2の水平ガイド溝とが形成される壁面を有し、
前記テーパー部は、前記傾斜ガイド溝が形成される壁面において、前記対応位置から非印刷領域側よりも前記対応位置から印刷領域側の方が、前記副走査方向について前記液体噴射ヘッドとの距離が短くなるように、前記フレームキャップの前記壁面に配される
請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記液体噴射装置は、液体噴射装置本体に対して固定されたフレームキャップと、前記キャリッジの前記走査方向に前記ガイド部と共に摺動可能に前記フレームキャップに載置され、前記キャップ部を搭載するスライダキャップとをさらに備え、
前記ガイド規制部は、前記フレームキャップに設けられ、前記スライダキャップが前記対応位置より印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部と当接して、前記走査方向および前記副走査方向の両方に交差する方向へ前記ガイド部を前記液体噴射ヘッドから離間させ、前記スライダキャップが前記対応位置より非印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部を開放して、前記走査方向および前記副走査方向の両方に交差する方向について前記ガイド部を前記液体噴射ヘッドへ近接させるガイド当接部を有する
請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記ガイド部は、前記キャップ部に対して、前記走査方向および前記副走査方向の両方に交差する方向に摺動可能に設けられる請求項4に記載の液体噴射装置。
- 前記キャリッジが前記所定位置にある場合、前記キャップ部は前記液体噴射ヘッドとの間に間隙を有する請求項1から5のいずれかに記載の液体噴射装置。
- 前記所定位置は、前記キャリッジのホームポジションおよびフラッシング位置より前記印刷領域側である請求項1から6のいずれかに記載の液体噴射装置。
- ノズルが形成されたノズル形成面を有し、前記ノズルから液体を吐出する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを搭載し、印刷領域と非印刷領域との間の走査軌道上を移動するキャリッジとを有する液体噴射装置の前記液体噴射ヘッドを封止するキャップ機構であって、
前記液体噴射ヘッドの走査軌道上に進出または退避可能に前記非印刷領域に設けられ、前記キャリッジが前記非印刷領域へ走査するのに伴い前記キャリッジと係合駆動されることにより、前記液体噴射ヘッドの前記走査軌道上に進出して前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を封止するキャップ部と、
前記液体噴射ヘッドに対して前記キャップ部を走査方向と交差する副走査方向に案内するガイド部と、
前記キャリッジが前記非印刷領域の所定位置より前記印刷領域側に位置する場合に、前記ガイド部が前記液体噴射ヘッドを副走査方向へ案内することを規制するガイド規制部と
を備えるキャップ機構。
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