JP2004135803A

JP2004135803A - Game machine

Info

Publication number: JP2004135803A
Application number: JP2002302233A
Authority: JP
Inventors: I Asazaki; 浅崎　松士
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2002-10-16
Filing date: 2002-10-16
Publication date: 2004-05-13

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a game machine without the danger of giving uncomfortable feeling or unpleasant feeling by heat generation to a player. <P>SOLUTION: The game machine (1) such as a slot machine is provided with a transparent screen (21) having a front surface and a back surface, rear display means (31a-31c) performing rear display from the back surface side of the transparent screen (21), and a hitting means (35) capable of projecting light to the back surface of the transparent screen (21). Front display visible from a front surface side by the light projected by the hitting means (35) can be displayed on the transparent screen (21). Since just the light is projected to the transparent screen (21), the transparent screen itself hardly generates heat. Thus, there is no danger of giving uncomfortable feeling or unpleasant feeling by the heat generation to the player. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシン、パチスロ、パロット（登録商標）、パチンコ機に代表される遊技機の画像表示装置及びそれを備える遊技機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
これまでに知られている遊技機の画像表示装置は、図柄が描かれた複数個の回転体と、この回転体の前方に位置する画像表示部と、を備えている。回転体は、円柱状ドラムを横に３個並べたものであって、それぞれに図柄が描かれている。図柄は、回転体の回転により変動表示され、停止により静止表示される。画像表示部は複数の窓を備えており、これらの窓を通して回転体の図柄が目視できるようになっていて、停止表示された回転体の図柄の組み合わせにより役（権利）成立の正否を遊技者が確認できるように構成されている。この画像表示部には、単に窓を備える機能のみを有するものと、窓を備える機能のほかに次に述べる表示機能を有するものがある。この表示機能とは、画像表示部が透明エレクトロルミネッセンスパネル（ＥＬパネル）を備えることに基づく機能である。
【０００３】
図９に示す画像表示部１０１が備えるＥＬパネル１０３は、各円柱状のドラム（図９では省略）の数に対応した数のＥＬパネル小片１０３ａ，１０３ｂ，１０３ｃからなる。つまり、上記のドラムは３個であるから、３個のＥＬパネル小片１０３ａ，１０３ｂ，１０３ｃからＥＬパネル１０３が構成されている。ドラムが４個ならＥＬパネル小片も４個となる。ＥＬパネルが複数のＥＬパネル小片により構成されているのは、小さいもののほうが大きいものより生産時の歩留まりが高いからであるとされている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−８５６２４（第２頁、段落番号０００４）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術には、次の問題点がある。第１に、ＥＬパネルは、内部で高電圧を発生させるため、その寸法の大きさの大小を問わず長時間の駆動により大量の熱を発生する。このため、この発生した熱により遊技機前面が熱くなり、これが遊技者に違和感や不快感を与える恐れがある。第２に、複数のＥＬパネル小片の各々を制御しなければならないため、ＥＬパネル小片の数と同数の配線を設ける必要がありその配線作業が複雑である。第３に、複数のＥＬパネル小片を合わせた全体を１つの画像表示機として使用しているため、これらを同期させ統一した画像を作り出すための制御が難しい。最後に、並べたＥＬパネル小片間に隙間がある。この隙間は、ＥＬパネル小片間に間隔をあけることにより画像を表示する領域をできるだけ大きく見せることを目的とするものである。このように不可避的な隙間であるが、これらの隙間による画像の抜けが画像全体の一体感を阻害することも事実である。この結果、たとえば、図９に示す画像「Ｚ」が、隙間があるため途切れて見えてしまう。これらの４つの問題点を解決することが、本発明の目的である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、次の構成を備えている。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る発明にも適用されるものとする。
【０００７】
（請求項１に記載された発明の特徴）
請求項１に記載された発明に係る遊技機は、前面と背面とを有する透明スクリーンと、当該透明スクリーン背面側から後方表示を行う後方表示手段と、当該透明スクリーンの背面に光を投射可能な投射手段と、当該投射手段を制御する投射制御手段と、を含み、当該透明スクリーンが、当該投射手段が投射した光により前面側（遊技者側）から目視可能な前方表示を表示可能に構成されていることを特徴とする。遊技機の代表例として、パチスロやパチンコ機がある。透明スクリーンは、半透明のものを含み、着色の有無は問わない。
【０００８】
請求項１の遊技機によれば、前面側に位置する遊技者は透明スクリーンを通して後方表示を見ることができる。透明スクリーンの前面には、投射手段が投射した光による前方表示が表示されたとき、遊技者は前方表示と後方表示とを併せ見る（重ね合わせて見る）ことができる。したがって、両者を適宜組み合わせることにより、多様性に富む表示が可能となる。投射手段が投射する光は投射制御手段により制御されるが、この制御により透明スクリーン上に様々な映像を表示することが可能となる。透明スクリーンは、その内部に高電圧を発生させる必要はなく光の投射のみにより前方表示（映像）を表示可能であるため、それ自体の発熱がほとんどない。このため、透明スクリーンと向き合う遊技者が、透明スクリーンから熱を感じることはなく、熱による違和感や不快感を受ける恐れがない。さらに、透明スクリーンは間断のない一体化した画像の表示領域を有しているので、そこに表示する前方表示も間断のない連続的なものとすることができる。さらに、透明スクリーンへの電気的配線が不要であるため、その設置に特別な手間が要らない。同様な理由から、透明スクリーンの保守も簡単である。制御は、投射制御手段だけで行われるので、複数の制御を有する場合に比べて極めて容易である。
【０００９】
（請求項２に記載された発明の特徴）
請求項２に記載された発明に係る遊技機は、請求項１の遊技機であって、前記前方表示が、当該前方表示を通して（透かして）前記後方表示を重ね合わせて見られるように構成されていることを特徴とする。
前方表示として、たとえば、文字と絵を用いた場合に、この文字や絵を透かして後方表示が見られるようになっている。
【００１０】
請求項２の遊技機によれば、請求項１の遊技機の作用効果に加え、前方表示を透かして後方表示を遊技者に見せられるので、より多様性に富む表示が可能となる。透けない（後が見えない）前方表示を排除する趣旨ではないが、透ける前方表示とすることにより、後方表示が部分的にでも前方表示の陰に隠れてしまうことがない。後方表示の隠れを考慮する必要がないということは、それだけ前方表示に多様性を持たせることができる。
【００１１】
（請求項３に記載された発明の特徴）
請求項３に記載された発明に係る遊技機は、請求項１又は２の遊技機であって、前記前方表示が、静止画及び／又は動画であることを特徴とする。前方表示が、静止画のみの場合、動画のみの場合及び静止画と動画の双方の場合をいう。
【００１２】
請求項３の遊技機によれば、請求項１又は２の遊技機の作用効果に加え、静止画と動画を適宜組み合わさった前方表示により、多用かつ効果的な演出が可能となる。
【００１３】
（請求項４に記載された発明の特徴）
請求項４に記載された発明に係る遊技機は、請求項１乃至３の何れかの遊技機であって、前記透明スクリーンが、透明板と、当該透明の背面に貼り付けられた屈折フィルムと、を含むことを特徴とする。透明板は、透明又は半透明であればその材質に制限はない。たとえば、ガラス、合成樹脂により構成することができる。屈折フィルムとは、プリズムのように光を屈折させる働きを持ったフィルムのことをいう。
【００１４】
請求項４の遊技機によれば、請求項１乃至３の何れかの遊技機の作用効果に加え、透明スクリーン背面の屈折フィルムに投射された光は、その屈折作用により屈折した入射光の進行方向とは異なる方向に進む。この異なる方向を透明スクリーンの前面から離れる方向に設定しておけば、遊技者に当該光、すなわち、前方表示を見せることができる。
【００１５】
（請求項５に記載された発明の特徴）
請求項５に記載された発明に係る遊技機は、請求項４の遊技機であって、前記屈折フィルムが、ホログラムスクリーンであることを特徴とする。ホログラムスクリーンとは、一般にフォトポリマー等の樹脂でできた屈折機能を有するフィルムである。
【００１６】
請求項５の遊技機によれば、請求項４の遊技機であって、屈折フィルムとしてホログラムスクリーンを選択すれば、他の屈折フィルムに比べ、より入手が容易で価格も妥当であるから、遊技機に適用しやすい。
【００１７】
（請求項６に記載された発明の特徴）
請求項６に記載された発明に係る遊技機は、請求項４又は５の遊技機であって、前記投射手段が、前記後方表示手段の上方領域又は下方領域に配されていることを特徴とする。
【００１８】
請求項６の遊技機によれば、請求項４又は５の遊技機の作用効果に加え、後方表示手段の上方領域又は下方領域を有効利用することが可能となる。後方表示手段の上方領域や下方領域は、その空間容積に比較的余裕がある。他方、屈折フィルム（ホログラムスクリーン）を用いれば、斜め上又は斜め下から光を投射することになるが、このとき上方領域又は下方領域内に投射手段を設置することができる。
【００１９】
（請求項７に記載された発明の特徴）
請求項７に記載された発明によれば、請求項１乃至６の何れかに記載された遊技機がスロットマシンであることを特徴とする。
【００２０】
請求項７の遊技機によれば、前方表示と後方表示の組み合わせと、特に前者の多様性に富む演出表示とから、スロットマシンに適用することが好ましいと考えられる。パチンコ機に代表される他の遊技機を排除する趣旨ではない。
【００２１】
【発明の実施の形態】
次に、各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図１は、遊技機の一例であるスロットマシンの正面図である。図２は、図１に示すスロットマシンのＡ−Ａ断面図である。図３は、図２に示すスロットマシンの腰部を拡大した斜視図である。図４は、図２に示すスロットマシンの変形例を示す断面図である。図５は、図３に示すスロットマシンの変形例を示す斜視図である。図６は、スロットマシンの電気的構成を示す図である。図７は、スロットマシンの遊技の流れを示すフローチャートである。図８は、前方表示の例を示す正面図である。
【００２２】
（遊技機の外観構造）
図１乃至５を参照しながら、遊技機の代表例であるスロットマシンの概略構造について説明する。フロントドア５は、その上段に装飾フレーム７を、中段に操作パネル９を、下段に装飾パネル１１を、それぞれ有し、さらに、最下段には遊技者方向に突き出る受け皿１３と、多数の小孔群１５，１５と、を有している。小孔群１５，１５は、フロントドア５の背面に設けてある１対のスピーカー（図４参照）の音声を外部に流すためのものである。
【００２３】
装飾フレーム７には、前方表示手段として機能する透明スクリーン２１（後述）をはめ込んであり、スロットマシン１は、後述する種々の部材を収納する筐体３とこの筐体３に対して開閉自在にヒンジ結合したフロントドア５とから概ね構成してある。スクリーン２１の背面側には仕切板２３（図３において想像線で示す）を設けてある。仕切板２３は、横方向（図３の紙面横方向）に並ぶ３個の矩形小窓２３ａ，２３ｂ，２３ｃを有している。仕切板２３の背面側には、３個のリール３１ａ〜３１ｃを配してある。
【００２４】
仕切板２３は、リール３１ａ〜３１ｃ間の隙間を塞いで、その隙間からリールの駆動部分が遊技者から見えないように（目隠し）することを主目的に設けたものである。この仕切板２３を省略して、その代わりに、たとえば、図５に示す目隠し部材２３´，２３´をリール３１ａ〜３１ｃの間の隙間に設けることもできる。目隠し部材２３´，２３´の取り付けは、たとえば、これをリールフレーム（図示を省略）と一体に設けるとともに、リール３１ａ〜３１ｃ間の隙間に配列することに行うことができる。上述した仕切板２３の省略により、図２に示すリール３１ａ〜３１ｃと装飾フレーム７（透明スクリーン２１）までの距離を、前者を後者に近づけることにより、図４に示す同距離にまで小さくすることができる。これにより、図４に示すリール３１ａ〜３１ｃの方が図２に示すリール３１ａ〜３１ｃよりも遊技者にとって近くに位置するため見やすくなる一方、仕切板２３を省略した分だけ筐体３内に余裕空間を形成することができる。
【００２５】
図２における斜め右上には、透明スクリーン２１の背面に光を投射する液晶プロジェクタ（投射手段）３５と、この液晶プロジェクタ３５を制御する投射制御回路（投射制御手段）３７とを設けてある。符合３２は、リール３１ａ〜３１ｃを内面から照らすためのバックライトを示し、符合３９は、リール３１ａ〜３１ｃの表面を照らすための蛍光灯を示している。
【００２６】
図１に示すように、操作パネル９には、１枚用ベットスイッチ４１、２枚用ベットスイッチ４２、マックスベットスイッチ４３、キャンセルスイッチ４４、スタートレバー４５、ストップスイッチ４７ａ，４７ｂ，４７ｃ、メダル投入口４９を設けてある。１枚用ベットスイッチ４１はベット用に貯留してあるメダルから１枚分だけベットするときに操作するスイッチであり、２枚用ベットスイッチ４２は同じく２枚をベットするときに操作するスイッチである。マックスベットスイッチ４３は、その遊技状態において最多枚数のメダルを貯留してあるメダルから投入するためのスイッチである。キャンセルスイッチ４４は、ベット用に貯留してあるメダルを清算するときに押すスイッチであり、これを操作すると貯留した枚数に相当する枚数のメダルが受け皿１３に払い出されるようになっている。スタートレバー４５は、押し下げ操作によりリールを回転させる機能を持っている。ストップスイッチ４７ａ，４７ｂ，４７ｃは、それぞれがリール３１ａ〜３１ｃを停止させようとするときに押すスイッチである。メダル投入口４９は、ベットするメダルを投入するための投入口である。符合５０は、フロンドドア５を筐体３にロックするときに鍵を差し込む鍵穴を示している。
【００２７】
（透明スクリーン）
図２及び３を参照しながら、透明スクリーン２１の詳細な構造について説明する。本実施形態における透明スクリーン２１は、透明ガラス（透明板）２１ａと屈折フィルム２１ｂとからなり、両者併せて透明又は半透明に構成してある。無色でもよいが、透明性に悪影響がない程度に着色したものであってもよい。透明ガラス２１ａは、これをアクリル等の合成樹脂材により構成してもよい。屈折フィルム２１ｂは、透明ガラス２１ａの背面側に貼り付けてある。屈折フィルム２１ｂは、透明ガラス２１ａの背面全域に設ける必要は必ずしもない。一部にしか映像を表示しないのであれば、その形状を問わず必要な範囲にだけ屈折フィルム２１ｂを貼り付ければ足りる。屈折フィルム２１ｂは、それ自体が発熱するものではないから透明スクリーン２１自体はほとんど熱くならない。したがって、遊技者に違和感や不快感を与える恐れはない。
【００２８】
（屈折フィルム）
屈折フィルム２１ｂは、プリズムのように光を屈折させる働きを持ったフィルムである。この光の屈折を利用して遊技者に見える映像（前方表示に該当）を透明スクリーン２１上に表示する。つまり、光（映像）を所定の入射角（投射角）を持たせて屈折フィルム２１ｂに投射してやると、投射した光は屈折して遊技者方向に直進する。これにより遊技者が投射された映像を見ることができるのである。この映像としては、たとえば、文字、図柄、記号、これらを適当に組み合わせたものがあるが、この映像自体の透明性（透明又は半透明）は必ずしも必要ない。つまり、映像の後側は、遊技者から見えても見えなくてもよい。しかし、映像を表示しない部分、たとえば、文字と図柄との間の部分や記号とそれを囲む図柄との間の部分は、ある程度の透明性が必要である。透明性がないと、リール３１ａ〜３１ｃの表示を重畳的に見ることができなくなってしまうからである。映像自体が透明性を有する場合は、上記問題は生じない。前方表示としての映像は、上記の文字等を含まずに単なる着色だけで構成してもよい。たとえば、映像がなければ無色だった透明スクリーン２１が、映像が表示されることにより赤みがかったり青みがかったりする等の演出も可能である。
【００２９】
上記した屈折フィルム２１ｂとして好適に用いられるのが、ホログラムスクリーンである。ホログラムスクリーンは、一般に精密な回折格子が形成された合成樹脂製の特殊フィルムであって、通常、スクリーン背面に対して斜め下又は斜め上３５°±２°の投射角の光を投射すると、その光による映像をスクリーン前面のほぼ正面から見ることができるようになっている。なお、透明ガラス２１ａ自体が上記した屈折機能又はこれと同等の機能を有するのであれば屈折フィルム２１ｂを省略可能であり、屈折フィルム自体が透明ガラスの機能を果たせるのであれば透明ガラス２１ａを省略可能であることは言うまでもない。透明スクリーン２１の背面側には、前述した後方表示手段としてのリール３１ａ〜３１ｃを配する必要があるため、当該背面側に液晶プロジェクタを配するスペースはない。この点、ホログラムスクリーンに代表される屈折フィルムであれば、所定の投射角度を必要とするため液晶プロジェクタを屈折フィルムの斜め下又は斜め上に配することが可能となる。
【００３０】
（液晶プロジェクタ）
液晶プロジェクタ３５は、筐体３内におけるリール３１ａ〜３１ｃの上方領域に設置する（図２、４参照）。下方領域に設置したり、上方と下方の両領域にそれぞれ設置したりしてもよい。液晶プロジェクタ３５が屈折フィルム２１ｂの背面に投影する光の投影角度は、屈折フィルム２１ｂの屈折角度に合わせて設定する。上記したホログラムスクリーンを用いた場合は、光軸中心の投影角度が３５°±２°となるように調整する。液晶プロジェクタ３５の制御については後述する。
【００３１】
（リール）
図３及び５に示すように、リール３１ａ〜３１ｃの胴部分には、後方表示となる「りんご」の絵、「鈴」の絵、数字の「７」等の各種の図柄や文字等を描いてある。リール３１ａ〜３１ｃは、図３の下から上方向に回転しながら変動表示を行い、回転が停止しているときに静止表示を行うようになっている。回転は、リールモータ６３ａ〜６３ｃ（図４参照）により行われる。各リールの中にはバックライト３２，．．を設けてあり、これらの点灯により、仕切板２３の小窓２３ａ，２３ｂ，２３ｃを通して変動状態又は静止状態の各図柄や文字等を表示可能に構成してある。このようにして表示された各図柄や文字等は、透明スクリーン２１の前面側から遊技者が目視可能となっている。バックライト３２の点灯制御については後述する。このバックライト３２，．．と前述した蛍光灯３９及びリール３１ａ〜３１ｃとにより、本実施形態の後方表示手段を構成している。
【００３２】
（スロットマシンの制御）
図６に基づいて説明する。遊技機１を制御する制御装置５１には、ＣＰＵ５２、ＲＯＭ５３、ＲＡＭ５４、入力インターフェイス５５、出力インターフェイス５６の他、駆動回路５７ａ〜５７ｃ、駆動回路５８、駆動回路５９ａ〜５９ｂ等を設けてある。入力インターフェイス５５には、メダル投入口４９の近傍に設けたメダル投入センサ６１、ベットスイッチ４３、スタートレバー４５、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃ、清算スイッチ４１を接続してある。他方、駆動回路５７ａ〜５７ｃは、それぞれリール駆動モータ６３ａ〜６３ｃに接続してある。さらに、駆動回路５８はメダルを払い出すための払出装置６４に、駆動回路５９ａ〜５９ｂはスピーカー６５ａ〜６５ｂに、それぞれ接続してある。また、出力インターフェイス５６は投射制御回路３７に接続してあり、投射制御回路３７は前述したよう液晶プロジェクタ３５を制御して透明スクリーン２１上に映像を表示させるようになっている。
【００３３】
（遊技の流れ）
ここで、図７に示すフローチャートを中心に、図１乃至４を参考にしながら遊技の流れを説明する。遊技は、遊技者がメダルをメダル投入口４９に投入することから始まる（Ｓ１）。投入されたメダルは、メダル投入センサ６１により検知され、その検知信号は入力インターフェイス５５に入力される。この検知信号を受けたＣＰＵ５２は、駆動回路５９ａ〜５９ｂを介してスピーカー６５ａ〜６５ｂから投入効果音を投入メダル毎に発生させる。これと同時にＣＰＵ５２は、投射制御回路３７に信号を送り液晶プロジェクタ３５にメダル投入を示す画像を投射させる（Ｓ３）。遊技者は投入効果音と透明スクリーン２１上に表示された映像（前方表示）とにより、聴覚的・視覚的にメダル投入を確認かつ実感する。この際、前方表示を際立たせるために、蛍光灯３９とバックライト３２は消灯させておくのが好ましい。
【００３４】
投入されたメダルは、メダル選別装置（図示を省略）によりその真贋が判断され、受け入れるべきメダルだけが通過を許され、受け入れるべきでないメダルは受け皿１３へ返却される。本実施形態では、メダル投入の煩わしさを少なくするために、多数のメダルを前もって預けて（クレジットして）おけるようにしてある。メダルの預けは、メダル投入口４９に投入することにより行う。預けたメダルは、ベットスイッチ４３を１回押す毎に１枚づつ減算され、減算された分がベットに回される。つまり、１０枚預けてあったメダルがベットスイッチ４３を１回操作することにより１枚が減算されて残り９枚となり、減算された１枚がベットに回されることになる。同じく、２回操作すれば残り８枚で２枚がベットに回され、３回操作すれば残り７枚で３枚がベットに回される。回されたメダルは、投入されたメダルと同じに扱われる。
【００３５】
メダルの投入信号を受けたＣＰＵ５２は、受け入れるべきメダルの枚数（ベット数）に応じて有効な有効ラインＬ１〜Ｌ５を設定する（図３参照）。この有効ラインＬ１〜Ｌ５は、液晶プロジェクタ３７が透明スクリーン２１上に表示する（Ｓ５）。表示した有効ラインＬ１〜Ｌ５は、これらを静止表示としてもよいが、遊技者の注意を喚起するために点滅させたり色彩を変化させたりする等の変動表示としてもよい。この表示とともにバックライト３２，．．及び蛍光灯３９を点灯させるかどうかは、映像効果の好み等に応じて任意に選択してよい。具体的な設定では、メダル数が１枚のときは中段の水平方向に延びる有効ラインＬ１を有効とし、メダル数が２枚のときは有効ラインＬ１に加え、その上下段にある有効ラインＬ２，Ｌ３を有効とする。さらに、メダル数が３枚のときは有効ラインＬ１〜Ｌ３に加え、これらを対角線方向に横切るＬ４及びＬ５を有効とする。４枚目のメダルは受け入れずに、受け皿１３へ返却するように構成してある。なお、３枚だけしかベットできないように設定も可能である。その場合は、常に有効ラインＬ１〜Ｌ５を有効とすればよい。
【００３６】
有効ラインＬ１〜Ｌ５が透明スクリーン２１上に表示されたところで、遊技者がスタートレバー４５を操作すると、そのスタート信号は制御装置５１に入力され（Ｓ７）、続いてＣＰＵ５２が抽選処理（役抽選）を行う（Ｓ９）。この抽選処理は、たとえば、プログラムに基づいて生成された乱数値を読み込み、この乱数値が所定の当選値の何れかと一致するかどうかを判定する作業のことをいう。乱数値生成プログラムは、たとえばＲＡＭ５４に格納しておく。
【００３７】
続いて、ＣＰＵ５２は投射制御回路３７に信号を送り、液晶プロジェクタ３５に役を暗示（予告）する図柄を透明スクリーン２１上に表示させる（Ｓ１１）。メダル獲得へのより強い期待感を抱かせることにより、遊技者がゲームを深く楽しめるようにするためである。役を暗示する図柄には、たとえば、図８（ａ）に示すような「最高獲得枚数３４５枚」の文字、同じく（ｂ）に示すような「ビッグボーナスの発生」「ＷＩＮ」等の文字やこれらと図形とを組合せた図柄、さらに、同じく（ｃ）に示すような「リーチ」の文字等がある。「リーチ」は、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃの操作中、後述する大役や小役等を成立させるために必要な３つの図柄のうち２つが揃い、最後の１つの図柄を表示するリールが回転している状態のことをいう。これらとは別に、天の川の図柄のように、何か良い事が起きることを予感させる図柄や、メダルの大量獲得を匂わせるべく大量のメダルが溢れ出すような図柄等であってもよい。もっとも役を暗示する図柄は、必ずしも役そのものを示すものでなくてもよい。「当りか外れかどっちかな？」と思わせるような演出も、遊技を楽しんでもらうために有効である。
【００３８】
ここでリール３１ａ〜３１ｃを回転させる（Ｓ１３）。この回転は、ＣＰＵ５２が駆動回路５７ａ〜５７ｃを介してリール駆動モータ６３ａ〜６３ｃを駆動させることにより行われる。リール３１ａ〜３１ｃの回転時には、ＣＰＵ５２の指令により駆動回路６０ａと駆動回路６０ｂを介してバックライト３２と蛍光灯３９のみを点灯させ（Ｓ１５）、透明スクリーン２１には何も表示させないことが好ましい。遊技客はリール３１ａ〜３１ｃの回転に集中したいと考えるので、余分な表示を控えるためである。バックライト３２が点灯すると、裏側から光が照射されてリール３１ａ〜３１ｃの図柄（後方表示）がくっきりと表示される。なお、抽選処理からリール回転という手順とは逆に、リール回転を抽選処理に先行させてもよいし、両者を同時処理してもよい。
【００３９】
リール３１ａ〜３１ｃが回転を始め、所定の回転速度に達したら、ＣＰＵ５２が投射制御回路３７に信号を送り液晶プロジェクタ３５にストップスイッチ４７ａ〜４７ｃを操作できる状態になった画像を透明スクリーン２１上に表示させる（Ｓ１７）。たとえば、「ＰＵＳＨ」「押してください」の文字や、ストップボタンを押す様子を示す「人差し指を突き出した手」の絵などが、表示方法として挙げられる。上記例における「ＰＵＳＨ」の文字を表示したとすると、遊技者は、バックライト３２に照射されながら回転するリール３１ａ〜３１ｃと、その手前の「ＰＵＳＨ」の文字とを重ねて（重畳的に）見ることになり、その奥行き感を感じ取ることができるとともに、「ＰＵＳＨ」の文字に促されてスムーズなゲーム運びを行うことが可能となる。つまり、リール３１ａ〜３１ｃの回転が所定の域に達していないのにストップスイッチ４７ａ〜４７ｃを操作してしまったり、逆に操作可能なのになかなか操作できなかったりしたことが原因のエラーを回避することが可能となる。
【００４０】
本実施形態では、上記した透明スクリーン２１上の表示とともに、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃの点灯色を変化させることにより操作可能状態にあるかどうかをさらに判断しやすくしてある。具体的には、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃを、スタートレバー４５の始動時には赤く点灯させておき、操作可能状態になったときに緑に点灯させるようになっている。この場合、操作可能の表示を見た遊技者がストップスイッチ４７ａ〜４７ｃのうち、止めようとするリール３１ａ〜３１ｃに対応するものを順に押すと、押されたストップスイッチがそれぞれ緑から赤に戻り、以後の操作ができなくなる。そして押されたストップスイッチに対応するリールの回転が停止する。たとえば、ストップスイッチ４７ａ、４７ｃさらに４７ｂの順で押したとすると、リール３１ａ、３１ｃさらに３１ｂの順で回転が止まることになる。なお、赤と緑以外の色を採用可能であることは言うまでもない。
【００４１】
リール３１ａ〜３１ｃが所定の速度に達した後、一定時間が経過したら、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃが操作されたかどうかをＣＰＵ５２が判定する（Ｓ１９）。ＣＰＵ５２は、３個あるストップスイッチ４７ａ〜４７ｃの全てが操作されたことが判定できたら、投射制御回路３７に信号を送り上記例における「ＰＵＳＨ」の文字を消滅させる（Ｓ２１）。消滅させた後に、たとえば、前述した天の川の絵や役を暗示させる表示を行ってもよい。
【００４２】
なお、順番が前後するが、前記したＳ９における抽選処理の結果に応じて、演出抽選を行わせてもよい。演出抽選も、ＣＰＵ５２の役目である。演出抽選とは、後述する大役や小役が成立したときに、その旨を遊技者に伝達する手段であって、その伝達方法を決定するための抽選である。演出抽選の結果は、その抽選の契機となった当該ゲームだけに有効となるように、すなわち、ゲーム毎に抽選を行うように設定してもよいが、複数のゲームに渡って有効となるように設定してもよい。後者の設定を選択した場合、役判定はゲーム毎に必ず行うが、演出抽選はゲーム毎に行う場合もあれば、ゲーム毎には行わず以前に行った抽選結果を何ゲームかに渡って持ち越し使用する場合もある。
【００４３】
演出表示の態様例を説明する。演出表示はバックライト３２，．．、蛍光灯３９及び透明スクリーン２１の３者を使って行う。まず、演出の度合いを地味なものと派手なものの２段階に分ける。地味な演出は、たとえば、バックライト３２，．．だけを点滅させ、蛍光灯３９は点灯（又は消灯）させたまま変化させず、透明スクリーン２１には何も投影しない状態とする。これだとリール３１ａ〜３１ｃは目立つが他の２者は目立たないため全体として地味である。派手な演出は、たとえば、バックライト３２，．．と蛍光灯３９を同時に点滅させ、透明スクリーン２１にも映像を投射してこれも同時に点滅させる状態とする。これだと３者が同時点滅するので、明暗の差がはっきりと出るため遊技者に与える演出効果は極めて大きい。演出効果が大きければ大きいほど、また、地味と派手のメリハリがあればあるほど遊技者にとってゲームがより楽しいものとなる。
【００４４】
上記に加え、透明スクリーン２１に投影する映像を利用すれば、さらに効果的な演出を行うことができる。たとえば、役を示す図柄を誇張表示させたり、大量のメダル獲得を予期させる動画を表示させたりするのが、その好例である。これらの表示を点滅させてもよい。さらに、それらの表示に合わせてスピーカー２７ａ〜２７ｂから適当な効果音を出させてもよい。
【００４５】
次いで、ＣＰＵ５２は、リール３１ａ〜３１ｃの各々が停止したかどうかを確認し（Ｓ２３）、全てのリールが停止したことを確認したら役確認を行う（Ｓ２５）。この役確認により、大役、小役の成立、或いは外れを決定する（Ｓ２７，Ｓ３１）。役確認は、前述した有効ラインＬ１〜Ｌ５上に、前述したＳ９で行った抽選処理の結果と対応する特定の図柄が揃っているか否かによって行う。投入されたコインが１枚なら有効ラインＬ１上に、同じく２枚なら有効ラインＬ１〜Ｌ３上に、さらに同じく３枚なら有効ラインＬ１〜Ｌ５に、それぞれ揃っていれば入賞となり、揃っていなければハズレとなる。
【００４６】
本実施形態では、上記した特定図柄の揃い方が、たとえば、「果物，果物，果物」ならば、通常の入賞であるが、「７，７，７」のときは大役（ビッグボーナスゲーム）モードに移行し、「鈴，鈴，鈴」のときに小役モードに移行するように設定してある。通常の入賞の場合は、それに応じたメダルを払い出したこところで終了であるが、大役モード或いは小役モードに移行した場合は、次に述べるように遊技者にとって多数のメダルを獲得する絶好の機会となる。
【００４７】
Ｓ２７において大役が成立している場合は、これまで行って来た通常遊技モードから大役モードに移行するとともに（Ｓ２９）、この移行の事実を遊技者に報知する。移行事実の報知は、たとえば、蛍光灯３９とバックライト３２を消灯した状態で透明スクリーン２１に「ビッグボーナス発生」等の文字や、その事実を連想させる絵柄などを表示することにより行う。同時に、駆動回路５９ａ，５９ｂからスピーカー６５ａ，６５ｂを経て効果音を発生させてもよい。さらに、蛍光灯３９やバックライト３２とは別に装飾用ランプ（図示を省略）を設け、この装飾用ランプを点灯させたり点滅させたりすることにより、大役モードへの移行を遊技者に対してより明確に報知する方法もある。
【００４８】
大役モードへの移行に際しては、上述したように蛍光灯３９とバックライト３２を消灯させてあるため、リール３１ａ〜３１ｃや、これらのリール３１ａ〜３１ｃが表示する図柄、すなわち、後方表示には光が当らないため、遊技者にとって、この後方表示は見づらい。逆にいうと、遊技者の目に入るのは透明スクリーン２１の表示（前方表示）だけとなるため、ボーナスモードへの移行事実の報知がより強調される。移行事実の報知がなされたところで、大役モードの中に設けてある小役ゲームに移行する。
【００４９】
上記の小役ゲームの中では、小役図柄が揃ったとき、透明スクリーン２１に装飾用の動画を表示すると同時に、蛍光灯３９及びバックライト３２を点滅させ、それらの点灯・消灯タイミングを微妙に変化させる表示を行ってもよい。このような表示を行えば、小役成立の確率が通常遊技モードのときよりも増大している「特別の状態」である旨を強調することができるので、遊技者心理を刺激する上で好ましい。
【００５０】
上記の「特別の状態」では、いわゆる「リプレイハズシ」という技術が遊技者により活用される場合がある。これは、大役モード中の小役ゲーム数を最多まで消化し、これにより獲得賞品メダル数を可及的に増大させるため、ストップスイッチ４７ａ〜４７ｃを、特定のタイミングで操作する、という技術である。「リプレイハズシ」に必要不可欠な技術として、いわゆる「目押し」技術があるが、この「目押し」技術を阻害しないようなタイミングで蛍光灯３９やバックライト３２が点灯・点滅するように設定されていることはもちろんである。
【００５１】
上記小役ゲーム中において、いわゆる「ジャックイン」すると、ジャックゲームに移行する。その際、通常遊技モードから大役モードへの移行時と同様な表示を行うことが好ましい。すなわち、蛍光灯３９及びバックライト３２を消灯した状態で透明スクリーン２１に「ジャックイン」等の文字、それを連想させる絵柄などを効果音の発生とともに表示して、「ジャックイン」したことを遊技者に対して明確に報知するようにする。ジャックゲームは、前述した「リプレイハズシ」等の特殊な技術が不要であり表示態様の制限がほとんどない。このため、透明スクリーン２１のみへの画像表示、リール３１ａ〜３１ｃ用の照明（蛍光灯３９、バックライト３２）の点滅制御と透明スクリーン２１の組合せによる画像演出表示、または、リール３１ａ〜３１ｃ用の照明（蛍光灯３９、バックライト３２）の点滅制御と透明スクリーン２１の何れかを任意に組合せによる表示の何れかを行ったとしても、その表示に起因する遊技技術上の問題は生じない。
【００５２】
Ｓ３１において小役が成立している場合の演出表示として、小役を成立させるための図柄を遊技客に事前表示する小役予告がある。この小役予告は、常時実行されるものではなく、ある条件が満足された場合に所定の確率のもとで実行される。小役予告の演出として、たとえば、スタートレバー４５の押し下げ（図７に示すＳ７）に基づく小役の成立からストップスイッチ４７ａ〜４７ｃの何れかが操作されるまでの任意のタイミング、言いかえれば図柄の停止表示直前までに、透明スクリーン２１に小役構成図柄（前記例における「鈴，鈴，鈴」）を、遊技者が認識できる程度の長さの瞬間表示を行う。このとき、表示を認識しやすいように、蛍光灯３９とバックライト３２とを消灯しておく。
【００５３】
上記の瞬間表示により、小役の成立と、その対応図柄とが遊技者に対して明瞭に表示されるため、これを見た遊技者は該当図柄を目押しすることによって確実に小役を成立させることができる。また、透明スクリーン２１上の表示を瞬間的なものとすることにより、いわゆる「目押し」技術を阻害する可能性を最小限にとどめ、その演出に起因した遊技技術上の問題を回避するだけでなく、表示時間を限定することで遊技者に緊張感を持たせることが可能となる。遊技者の緊張感は、すなわち遊技の面白みや射幸心ともいえる。なお、大役が成立せず、さらに小役も成立しない場合は、ハズレ処理を行い（Ｓ３５）、スタートに戻る。
【００５４】
メダルの払出は、払出装置６４（図６参照）が行う。払出装置６４は、ＣＰＵ５２の指示に基づいて、役に応じた枚数のメダルを受け皿１３に払い出す。他方、この払出の代わりに、クレジット数を加算するようにしてもよい。払出枚数を１０枚とすると、前者の場合は１０枚のメダルそのものを受け皿１３に払い出し、後者の場合はクレジットの残数に１０を加算することになる。たとえば、大役が成立したことにより獲得したメダル数を、透明スクリーン２１上に表示して（図８（ｂ）参照）、満足感と新たなゲームに挑戦しようとする意欲等を遊技者に芽生えさせるように設定するのもよい。この場合、蛍光灯３９とバックライト３２とを消灯させるほうが表示を目立たせる点で好ましいが、点灯させたり点滅させたりしても構わない。
【００５５】
本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも適用することができる。スロットマシンに類似するパチスロはもとより、メダルの代わりにパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機や、スロットマシンとパチンコ機を組合せた機能を持つパロット（登録商標）等が、遊技機の代表例として挙げられる。
【００５６】
【発明の効果】
本発明によれば、透明スクリーン自体の発熱がほとんどないため、透明スクリーンと向き合う遊技者が、透明スクリーンから熱を感じることはない。したがって、遊技者に熱による違和感や不快感を与える恐れがない。さらに、透明スクリーンは間断のない一体化した画像の表示領域を有しているので、そこに表示する前方表示も間断のない連続的なものとすることができる。さらに、透明スクリーンへの電気的配線が不要であるため、その設置に特別な手間が要らない。同様な理由から、透明スクリーンの保守も簡単である。制御は、投射制御手段だけで行われるので、複数の制御を有する場合に比べて極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】遊技機の一例であるスロットマシンの正面図である。
【図２】図１に示すスロットマシンのＡ−Ａ断面図である。
【図３】図２に示すスロットマシンの腰部を拡大した斜視図である。
【図４】スロットマシンの電気的構成を示す図である。
【図５】図３に示すスロットマシンの変形例を示す斜視図である。
【図６】スロットマシンの電気的構成を示す図である。
【図７】スロットマシンの遊技の流れを示すフローチャートである。
【図８】前方表示の例を示す正面図である。
【図９】従来の画像表示装置の概略正面図である。
【符号の説明】
１　　　　　スロットマシン（遊技機）
３　　　　　筐体
５　　　　　フロンドドア
７　　　　　装飾フレーム
９　　　　　操作パネル
１１　　　　　装飾パネル
１３　　　　　受け皿
１５　　　　　スピーカー孔群
２１　　　　　透明スクリーン（前方表示手段）
２１ａ　　　　透明板
２１ｂ　　　　ホログラムシート
２３　　　　　仕切板
２３ａ　　　　小窓
２３ｂ　　　　小窓
２３ｃ　　　　小窓
２７　　　　　スピーカー
３１ａ　　　　リール（後方表示手段）
３１ｂ　　　　リール（後方表示手段）
３１ｃ　　　　リール（後方表示手段）
３５　　　　　プロジェクター（投射手段）
３７　　　　　投射制御回路
３９　　　　　蛍光灯
４１　　　　　１枚用ベットスイッチ
４２　　　　　２枚用ベットスイッチ
４３　　　　　３枚用ベットスイッチ
４４　　　　　キャンセルレバー
４５　　　　　スタートレバー
４７ａ　　　　ストップスイッチ
４７ｂ　　　　ストップスイッチ
４７ｃ　　　　ストップスイッチ
４９　　　　　メダル投入口
５１　　　　　メイン基板
５２　　　　　ＣＰＵ
５３　　　　　ＲＯＭ
５４　　　　　ＲＡＭ
５５　　　　　入力インターフェース
５６　　　　　出力インターフェース
５７〜６０　　駆動回路
６１　　　　　メダル投入センサ
６３　　　　　リールモータ
６４　　　　　払出装置推敲[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image display device of a gaming machine represented by a slot machine, a pachislot, a parrot (registered trademark), and a pachinko machine, and a gaming machine including the same.
[0002]
[Prior art]
A known image display device for a gaming machine includes a plurality of rotating bodies on which symbols are drawn, and an image display unit located in front of the rotating bodies. The rotating body is formed by arranging three cylindrical drums sideways, and a pattern is drawn on each of them. The symbols are displayed fluctuated by the rotation of the rotating body, and are displayed statically when stopped. The image display unit has a plurality of windows, through which the design of the rotating body can be viewed. The combination of the stopped and displayed design of the rotating body allows the player to determine whether the combination (right) has been established. Is configured to be able to be confirmed. Some of the image display units have only a function of providing a window, and others have a display function described below in addition to the function of providing a window. This display function is a function based on the fact that the image display unit includes a transparent electroluminescence panel (EL panel).
[0003]
The EL panel 103 included in the image display unit 101 shown in FIG. 9 includes EL panel small pieces 103a, 103b, and 103c corresponding to the number of the cylindrical drums (omitted in FIG. 9). That is, since the number of the drums is three, the EL panel 103 is composed of the three EL panel small pieces 103a, 103b, and 103c. If there are four drums, there will be four EL panel pieces. It is said that an EL panel is composed of a plurality of EL panel pieces because a small one has a higher production yield than a large one (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-85624 (page 2, paragraph 0004)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above prior art has the following problems. First, since an EL panel generates a high voltage internally, it generates a large amount of heat by long-time driving regardless of its size or size. Therefore, the generated heat causes the front of the gaming machine to become hot, which may give the player a sense of discomfort or discomfort. Second, since it is necessary to control each of the plurality of EL panel pieces, it is necessary to provide the same number of wires as the number of EL panel pieces, and the wiring work is complicated. Third, since the entirety of a plurality of EL panel pieces is used as one image display, it is difficult to synchronize them to create a unified image. Finally, there is a gap between the arranged EL panel pieces. This gap is intended to make the area for displaying an image look as large as possible by providing an interval between the EL panel pieces. Although such unavoidable gaps are present, it is also a fact that omission of an image due to these gaps hinders the sense of unity of the entire image. As a result, for example, the image “Z” shown in FIG. It is an object of the present invention to solve these four problems.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention has the following configuration. It should be noted that definitions of terms used in the description of the invention according to any one of claims are applied to inventions according to other claims to the extent possible in nature.
[0007]
(Characteristics of the invention described in claim 1)
The gaming machine according to the first aspect of the present invention has a transparent screen having a front surface and a rear surface, a rear display means for performing a rear display from the rear side of the transparent screen, and capable of projecting light on the rear surface of the transparent screen. The transparent screen includes a projection unit and a projection control unit that controls the projection unit, and the transparent screen is configured to be able to display a front display that can be viewed from the front side (player side) by light projected by the projection unit. It is characterized by having. Pachislot and pachinko machines are typical examples of gaming machines. The transparent screen includes a translucent screen and may or may not be colored.
[0008]
According to the gaming machine of the first aspect, the player located on the front side can see the rear display through the transparent screen. When the front display by the light projected by the projection means is displayed on the front surface of the transparent screen, the player can watch the front display and the rear display together (superimpose). Therefore, by appropriately combining the two, it is possible to provide a variety of displays. The light projected by the projection means is controlled by the projection control means. By this control, various images can be displayed on the transparent screen. The transparent screen does not need to generate a high voltage inside, and can display a forward display (image) only by projecting light, and therefore generates little heat. For this reason, the player facing the transparent screen does not feel heat from the transparent screen, and there is no fear of feeling uncomfortable or uncomfortable due to the heat. Further, since the transparent screen has a continuous display area of an integrated image, the front display displayed there can be made continuous without interruption. Further, since no electric wiring is required for the transparent screen, no special labor is required for the installation. For similar reasons, maintenance of the transparent screen is also easy. Since the control is performed only by the projection control means, it is extremely easy as compared with a case having a plurality of controls.
[0009]
(Characteristics of the invention described in claim 2)
A gaming machine according to a second aspect of the present invention is the gaming machine according to the first aspect, wherein the front display is seen through the front display so that the rear display is superimposed. It is characterized by having.
For example, when a character and a picture are used as the front display, the rear display can be seen through the character or the picture.
[0010]
According to the gaming machine of the second aspect, in addition to the operation and effect of the gaming machine of the first aspect, the rear display can be shown to the player through the front display, so that a more versatile display is possible. This does not mean that the front display that is not transparent (the back is not visible) is not excluded, but by using the transparent front display, the rear display is not partially hidden behind the front display. The fact that there is no need to consider the hiding of the rear display allows the front display to have more diversity.
[0011]
(Characteristics of the invention described in claim 3)
A gaming machine according to a third aspect of the present invention is the gaming machine according to the first or second aspect, wherein the front display is a still image and / or a moving image. The forward display means a case where only a still image is displayed, a case where only a moving image is displayed, and a case where both the still image and the moving image are displayed.
[0012]
According to the gaming machine of the third aspect, in addition to the functions and effects of the gaming machine of the first or second aspect, the front display in which a still image and a moving image are appropriately combined enables a versatile and effective effect.
[0013]
(Characteristics of the invention described in claim 4)
The gaming machine according to the invention described in claim 4 is the gaming machine according to any one of claims 1 to 3, wherein the transparent screen includes a transparent plate and a refraction film attached to the transparent back surface. , Is included. The material of the transparent plate is not limited as long as it is transparent or translucent. For example, it can be made of glass or synthetic resin. The refraction film refers to a film having a function of refracting light, such as a prism.
[0014]
According to the gaming machine of the fourth aspect, in addition to the functions and effects of the gaming machine of any one of the first to third aspects, the light projected on the refraction film on the rear surface of the transparent screen travels through the incident light refracted by the refraction. Go in a different direction than the direction. If this different direction is set in a direction away from the front surface of the transparent screen, the player can see the light, that is, the front display.
[0015]
(Characteristics of the invention described in claim 5)
A gaming machine according to a fifth aspect of the present invention is the gaming machine according to the fourth aspect, wherein the refraction film is a hologram screen. The hologram screen is a film having a refraction function, generally made of a resin such as a photopolymer.
[0016]
According to the gaming machine of the fifth aspect, in the gaming machine of the fourth aspect, if a hologram screen is selected as the refraction film, it is easier to obtain and the price is more reasonable than other refraction films. Easy to apply to machines.
[0017]
(Characteristics of the invention described in claim 6)
A gaming machine according to a sixth aspect of the present invention is the gaming machine according to the fourth or fifth aspect, wherein the projection means is arranged in an upper area or a lower area of the rear display means. I do.
[0018]
According to the gaming machine of the sixth aspect, in addition to the functions and effects of the gaming machine of the fourth or fifth aspect, it is possible to effectively use the upper area or the lower area of the rear display means. The upper area and the lower area of the rear display means have a relatively large space capacity. On the other hand, if a refraction film (hologram screen) is used, light is projected from obliquely above or obliquely below. At this time, a projection unit can be provided in an upper region or a lower region.
[0019]
(Characteristics of the invention described in claim 7)
According to the invention described in claim 7, the gaming machine described in any one of claims 1 to 6 is a slot machine.
[0020]
According to the gaming machine of the seventh aspect, it is considered that it is preferable to apply the present invention to a slot machine from the combination of the front display and the rear display, and particularly the effect display of the former, which is rich in variety. This does not mean that other gaming machines represented by pachinko machines are excluded.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a slot machine which is an example of a gaming machine. FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA of the slot machine shown in FIG. FIG. 3 is an enlarged perspective view of the waist of the slot machine shown in FIG. FIG. 4 is a sectional view showing a modification of the slot machine shown in FIG. FIG. 5 is a perspective view showing a modification of the slot machine shown in FIG. FIG. 6 is a diagram showing an electrical configuration of the slot machine. FIG. 7 is a flowchart showing a flow of the game of the slot machine. FIG. 8 is a front view showing an example of front display.
[0022]
(Appearance structure of gaming machine)
A schematic structure of a slot machine which is a typical example of a gaming machine will be described with reference to FIGS. The front door 5 has a decorative frame 7 in an upper stage, an operation panel 9 in a middle stage, and a decorative panel 11 in a lower stage. Further, a tray 13 protruding toward the player is provided at a lowermost stage, and a number of small holes. Groups 15 and 15. The small hole groups 15, 15 are for outputting sound of a pair of speakers (see FIG. 4) provided on the back of the front door 5 to the outside.
[0023]
A transparent screen 21 (described later) functioning as a front display means is fitted in the decorative frame 7, and the slot machine 1 includes a housing 3 for housing various members described later and a freely openable and closable opening for the housing 3. The front door 5 is generally constituted by a hinged front door 5. On the back side of the screen 21, a partition plate 23 (shown by imaginary lines in FIG. 3) is provided. The partition plate 23 has three rectangular small windows 23a, 23b, and 23c arranged in the horizontal direction (the horizontal direction in FIG. 3). On the back side of the partition plate 23, three reels 31a to 31c are arranged.
[0024]
The partition plate 23 is provided mainly for the purpose of closing the gap between the reels 31a to 31c so that the drive portion of the reel cannot be seen (blinded) from the gap by the player. The partition plate 23 may be omitted, and instead, for example, blind members 23 ', 23' shown in FIG. 5 may be provided in the gap between the reels 31a to 31c. The attachment of the blind members 23 ', 23' can be performed, for example, by providing the blind members 23 'and 23' integrally with a reel frame (not shown) and arranging them in a gap between the reels 31a to 31c. By omitting the partition plate 23 described above, the distance between the reels 31a to 31c and the decorative frame 7 (transparent screen 21) shown in FIG. 2 is reduced to the same distance shown in FIG. 4 by bringing the former closer to the latter. Can be. Thus, the reels 31a to 31c shown in FIG. 4 are located closer to the player than the reels 31a to 31c shown in FIG. A space can be formed.
[0025]
2, a liquid crystal projector (projection means) 35 for projecting light on the rear surface of the transparent screen 21 and a projection control circuit (projection control means) 37 for controlling the liquid crystal projector 35 are provided. Reference numeral 32 indicates a backlight for illuminating the reels 31a to 31c from the inside, and reference numeral 39 indicates a fluorescent lamp for illuminating the surfaces of the reels 31a to 31c.
[0026]
As shown in FIG. 1, the operation panel 9 has a bet switch 41 for one sheet, a bet switch 42 for two sheets, a max bet switch 43, a cancel switch 44, a start lever 45, stop switches 47a, 47b, 47c, and a medal insertion. A mouth 49 is provided. The one-bet switch 41 is a switch that is operated when betting only one medal from the medals stored for betting, and the two-bet switch 42 is a switch that is also operated when two bets are placed. . The max bet switch 43 is a switch for inserting the largest number of medals from the stored medals in the gaming state. The cancel switch 44 is a switch that is pressed when clearing medals stored for betting. When this switch is operated, a number of medals corresponding to the stored medals are paid out to the receiving tray 13. The start lever 45 has a function of rotating the reel by pressing down. The stop switches 47a, 47b, 47c are switches to be pressed when trying to stop the reels 31a to 31c, respectively. The medal insertion slot 49 is an insertion slot for inserting medals to bet. Reference numeral 50 indicates a keyhole into which a key is inserted when the front door 5 is locked to the housing 3.
[0027]
(Transparent screen)
The detailed structure of the transparent screen 21 will be described with reference to FIGS. The transparent screen 21 in the present embodiment includes a transparent glass (transparent plate) 21a and a refraction film 21b, both of which are configured to be transparent or translucent. It may be colorless, but may be colored to the extent that transparency is not adversely affected. The transparent glass 21a may be made of a synthetic resin material such as acrylic. The refraction film 21b is attached to the back side of the transparent glass 21a. The refraction film 21b does not necessarily need to be provided on the entire rear surface of the transparent glass 21a. If only a part of the image is displayed, it is sufficient to stick the refraction film 21b only to a necessary range regardless of its shape. Since the refraction film 21b does not itself generate heat, the transparent screen 21 itself hardly heats up. Therefore, there is no fear that the player will feel uncomfortable or uncomfortable.
[0028]
(Refraction film)
The refraction film 21b is a film having a function of refracting light like a prism. An image visible to the player (corresponding to a front display) is displayed on the transparent screen 21 using the refraction of the light. That is, when light (image) is projected onto the refraction film 21b with a predetermined incident angle (projection angle), the projected light is refracted and travels straight toward the player. This allows the player to see the projected image. The video includes, for example, characters, designs, symbols, and any combination thereof, but the transparency (transparent or translucent) of the video itself is not necessarily required. That is, the rear side of the video may or may not be visible to the player. However, a part that does not display an image, for example, a part between a character and a pattern or a part between a symbol and a design surrounding it needs some degree of transparency. If there is no transparency, it is impossible to superimpose the display on the reels 31a to 31c. If the image itself has transparency, the above problem does not occur. The video as the front display may be constituted by simple coloring without including the above-mentioned characters. For example, it is possible to produce an effect such that the transparent screen 21 that is colorless without an image becomes reddish or bluish when the image is displayed.
[0029]
A hologram screen is preferably used as the refraction film 21b. The hologram screen is generally a special film made of synthetic resin on which a precise diffraction grating is formed, and normally, when projecting light at a projection angle of 35 ° ± 2 ° obliquely downward or obliquely upward to the back of the screen, the The light image can be seen from almost the front of the screen. Note that the refraction film 21b can be omitted if the transparent glass 21a itself has the above-described refraction function or a function equivalent thereto, and the transparent glass 21a can be omitted if the refraction film itself can perform the function of the transparent glass. Needless to say, Since it is necessary to arrange the reels 31a to 31c as the above-mentioned rear display means on the rear side of the transparent screen 21, there is no space for disposing the liquid crystal projector on the rear side. In this regard, in the case of a refraction film represented by a hologram screen, a predetermined projection angle is required, so that the liquid crystal projector can be disposed obliquely below or obliquely above the refraction film.
[0030]
(LCD projector)
The liquid crystal projector 35 is installed in an area above the reels 31a to 31c in the housing 3 (see FIGS. 2 and 4). It may be installed in the lower region, or may be installed in both the upper and lower regions. The projection angle of the light projected by the liquid crystal projector 35 on the rear surface of the refraction film 21b is set according to the refraction angle of the refraction film 21b. When the above-mentioned hologram screen is used, the adjustment is made so that the projection angle at the center of the optical axis is 35 ° ± 2 °. Control of the liquid crystal projector 35 will be described later.
[0031]
(reel)
As shown in FIGS. 3 and 5, various designs and characters such as a picture of "apple", a picture of "bell", and a numeral "7" are displayed on the body of the reels 31a to 31c. It is. The reels 31a to 31c perform variable display while rotating upward from the bottom in FIG. 3, and perform stationary display when rotation is stopped. The rotation is performed by reel motors 63a to 63c (see FIG. 4). Each of the reels includes a backlight 32,. . By turning on these lights, it is possible to display symbols or characters in a fluctuating state or a stationary state through the small windows 23a, 23b and 23c of the partition plate 23. The symbols, characters, and the like displayed in this manner are visible to the player from the front side of the transparent screen 21. The lighting control of the backlight 32 will be described later. The backlights 32,. . And the above-described fluorescent lamp 39 and the reels 31a to 31c constitute the rear display means of the present embodiment.
[0032]
(Slot machine control)
A description will be given based on FIG. The control device 51 for controlling the gaming machine 1 is provided with drive circuits 57a to 57c, a drive circuit 58, drive circuits 59a to 59b, and the like, in addition to the CPU 52, the ROM 53, the RAM 54, the input interface 55, and the output interface 56. To the input interface 55, a medal insertion sensor 61 provided near the medal insertion slot 49, a bet switch 43, a start lever 45, stop switches 47a to 47c, and a clearing switch 41 are connected. On the other hand, the drive circuits 57a to 57c are connected to reel drive motors 63a to 63c, respectively. Further, the drive circuit 58 is connected to a payout device 64 for paying out medals, and the drive circuits 59a to 59b are connected to speakers 65a to 65b, respectively. The output interface 56 is connected to the projection control circuit 37, and the projection control circuit 37 controls the liquid crystal projector 35 to display an image on the transparent screen 21 as described above.
[0033]
(Game flow)
Here, the flow of the game will be described mainly with reference to the flowchart shown in FIG. 7 and with reference to FIGS. The game starts when the player inserts a medal into the medal insertion slot 49 (S1). The inserted medals are detected by a medal insertion sensor 61, and the detection signal is input to the input interface 55. Upon receiving this detection signal, the CPU 52 causes the speakers 65a to 65b to generate insertion sound effects for each insertion medal via the drive circuits 59a to 59b. At the same time, the CPU 52 sends a signal to the projection control circuit 37 to cause the liquid crystal projector 35 to project an image indicating medal insertion (S3). The player confirms and realizes medal insertion auditorily and visually based on the insertion effect sound and the image (front display) displayed on the transparent screen 21. At this time, it is preferable to turn off the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 in order to make the front display stand out.
[0034]
The authenticity of the inserted medals is determined by a medal selection device (not shown). Only medals to be accepted are allowed to pass, and medals not to be accepted are returned to the tray 13. In the present embodiment, in order to reduce the trouble of inserting medals, a large number of medals can be deposited (credited) in advance. The deposit of medals is performed by inserting them into the medal insertion slot 49. Each time the bet switch 43 is pressed once, the deposited medals are deducted one by one, and the deducted amount is turned to a bet. That is, by operating the bet switch 43 once, one medal that has been deposited is reduced to one and the remaining nine medals are obtained, and the reduced one is turned to a bet. Similarly, if the operation is performed twice, two of the remaining eight cards are turned into a bet, and if the operation is performed three times, three of the remaining seven cards are turned into a bet. The turned medals are treated the same as the inserted medals.
[0035]
Upon receiving the medal insertion signal, the CPU 52 sets valid valid lines L1 to L5 according to the number of medals to be accepted (the number of bets) (see FIG. 3). The effective lines L1 to L5 are displayed on the transparent screen 21 by the liquid crystal projector 37 (S5). The displayed active lines L1 to L5 may be displayed statically, or may be displayed in a variable manner such as blinking or changing colors to draw the player's attention. Along with this display, the backlights 32,. . Whether or not to turn on the fluorescent lamp 39 may be arbitrarily selected according to the preference of the video effect. In a specific setting, when the number of medals is one, the middle effective line L1 extending in the horizontal direction is made effective. When the number of medals is two, the effective line L1 is added, and the effective lines L2, L3 is made valid. Further, when the number of medals is three, in addition to the effective lines L1 to L3, L4 and L5 which cross these diagonally are effective. The fourth medal is not accepted, but is returned to the tray 13. It is also possible to set so that only three bets can be placed. In that case, the valid lines L1 to L5 may be always valid.
[0036]
When the player operates the start lever 45 when the valid lines L1 to L5 are displayed on the transparent screen 21, the start signal is input to the control device 51 (S7), and subsequently, the CPU 52 performs a lottery process (role lottery). Is performed (S9). The lottery process refers to, for example, an operation of reading a random number value generated based on a program and determining whether the random number value matches any one of predetermined winning values. The random number generation program is stored in, for example, the RAM 54.
[0037]
Subsequently, the CPU 52 sends a signal to the projection control circuit 37 to cause the liquid crystal projector 35 to display a symbol indicating a combination (notice) on the transparent screen 21 (S11). This is because the player can enjoy the game deeply by giving a stronger sense of expectation for medal acquisition. The symbols that imply the role are, for example, characters such as “maximum number of 345 obtained” as shown in FIG. 8A, characters such as “generation of big bonus” and “WIN” as shown in FIG. There is a pattern that combines these with a figure, and further, a character “reach” as shown in FIG. The "reach" indicates that during the operation of the stop switches 47a to 47c, two of the three symbols necessary for establishing a large role or a small role to be described later are aligned, and the reel displaying the last one symbol rotates. The state of being. Apart from these, a design that predicts that something good will happen, such as a design of the Milky Way, or a design that overflows with a large amount of medals to smell a large acquisition of medals may be used. However, the design that implies the role does not necessarily have to indicate the role itself. Direction that makes you think "Whether it is a hit or not?" Is also effective to have you enjoy the game.
[0038]
Here, the reels 31a to 31c are rotated (S13). This rotation is performed by the CPU 52 driving the reel drive motors 63a to 63c via the drive circuits 57a to 57c. When the reels 31a to 31c are rotating, it is preferable that only the backlight 32 and the fluorescent lamp 39 be turned on via the driving circuit 60a and the driving circuit 60b in accordance with a command from the CPU 52 (S15), and nothing is displayed on the transparent screen 21. Since the player wants to concentrate on the rotation of the reels 31a to 31c, this is to avoid extra display. When the backlight 32 is turned on, light is emitted from the back side, and the symbols (rear display) of the reels 31a to 31c are clearly displayed. It should be noted that, contrary to the procedure from the lottery process to the reel rotation, the reel rotation may precede the lottery process, or both may be processed simultaneously.
[0039]
When the reels 31a to 31c start to rotate and reach a predetermined rotation speed, the CPU 52 sends a signal to the projection control circuit 37 to cause the liquid crystal projector 35 to operate the stop switches 47a to 47c. It is displayed (S17). For example, characters such as “PUSH” and “please press”, and a picture of “hand with index finger sticking out” indicating that the stop button is being pressed, etc., can be cited as display methods. Assuming that the character "PUSH" in the above example is displayed, the player superimposes (in a superimposed manner) the reels 31a to 31c which rotate while being illuminated by the backlight 32 and the character "PUSH" in front thereof. As a result, the sense of depth can be sensed, and the game can be smoothly carried by being prompted by the letters “PUSH”. In other words, it is possible to avoid an error caused by operating the stop switches 47a to 47c while the rotation of the reels 31a to 31c has not reached the predetermined range, or conversely, being unable to operate the reels 31a to 31c. Becomes possible.
[0040]
In the present embodiment, by changing the lighting color of the stop switches 47a to 47c together with the display on the transparent screen 21 described above, it is further easy to determine whether the operation is possible. Specifically, the stop switches 47a to 47c are lit in red when the start lever 45 is started, and are lit in green when the operable state is reached. In this case, when the player who sees the display indicating that operation is possible presses one of the stop switches 47a to 47c corresponding to the reels 31a to 31c to be stopped sequentially, the pressed stop switches return from green to red. , And subsequent operations cannot be performed. Then, the rotation of the reel corresponding to the pressed stop switch is stopped. For example, if the stop switches 47a, 47c and 47b are pressed in this order, the rotation stops in the order of the reels 31a, 31c and 31b. It goes without saying that colors other than red and green can be adopted.
[0041]
After a predetermined time has elapsed after the reels 31a to 31c have reached the predetermined speed, the CPU 52 determines whether or not the stop switches 47a to 47c have been operated (S19). When it is determined that all of the three stop switches 47a to 47c have been operated, the CPU 52 sends a signal to the projection control circuit 37 to erase the character "PUSH" in the above example (S21). After the disappearance, for example, the above-mentioned display of the picture of the Milky Way and the role may be displayed.
[0042]
In addition, although the order is changed, the effect lottery may be performed according to the result of the lottery process in S9 described above. The production lottery is also a role of the CPU 52. The production lottery is a means for transmitting information to a player when a large role or a small role to be described later is established, and is a lottery for determining a transmission method. The result of the production lottery may be set to be valid only for the game that triggered the lottery, that is, may be set to be performed for each game, but may be set to be valid for a plurality of games. May be set. When the latter setting is selected, the role determination is always performed for each game, but the production lottery may be performed for each game, or it may not be performed for each game, and the results of the previous lottery are carried over to several games May be used.
[0043]
An example of the effect display will be described. The staging display is the backlight 32,. . , A fluorescent lamp 39 and a transparent screen 21. First of all, the degree of production is divided into two stages: plain and flashy. The plain effect is, for example, the backlight 32,. . Is turned on, the fluorescent lamp 39 is turned on (or extinguished), no change is made, and nothing is projected on the transparent screen 21. In this case, the reels 31a to 31c are conspicuous, but the other two are inconspicuous, so that the reels are generally plain. The flashy effects are, for example, the backlights 32,. . And the fluorescent lamp 39 are blinked at the same time, and an image is projected on the transparent screen 21 so as to blink at the same time. In this case, since the three players blink at the same time, the difference in lightness and darkness clearly appears, so that the production effect given to the player is extremely large. The greater the staging effect, and the more sober and flashy, the more enjoyable the game for the player.
[0044]
In addition to the above, if an image projected on the transparent screen 21 is used, more effective production can be performed. For example, it is a good example to exaggerate a symbol indicating a combination or to display a moving image that is expected to obtain a large number of medals. These displays may blink. Further, appropriate sound effects may be output from the speakers 27a to 27b in accordance with the display.
[0045]
Next, the CPU 52 confirms whether or not each of the reels 31a to 31c has stopped (S23), and performs a winning combination confirmation after confirming that all the reels have stopped (S25). Based on this combination confirmation, it is determined whether a large combination or a small combination is established or deviated (S27, S31). The winning combination is determined based on whether or not a specific symbol corresponding to the result of the lottery process performed in S9 described above is aligned on the aforementioned effective lines L1 to L5. If one coin has been inserted, it is on the activated line L1, if two coins are on the activated lines L1 to L3, and if the same three coins are on the activated lines L1 to L5, it is a prize. Lost.
[0046]
In the present embodiment, if the above-mentioned specific symbol arrangement is, for example, “fruit, fruit, fruit”, a normal prize is won. However, if it is “7, 7, 7”, a big win (big bonus game) mode Is set to shift to the small role mode at the time of “bell, bell, bell”. In the case of a normal prize, the game ends when the corresponding medal is paid out.However, when the mode shifts to the large role mode or the small role mode, as described below, a great opportunity for the player to acquire a large number of medals is provided. Become.
[0047]
When the main role is established in S27, the normal game mode which has been performed so far is shifted to the main mode (S29), and the fact of this shift is notified to the player. The notification of the transition fact is performed by, for example, displaying characters such as "occurrence of a big bonus" and a picture reminiscent of the fact on the transparent screen 21 with the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 turned off. At the same time, sound effects may be generated from the drive circuits 59a and 59b via the speakers 65a and 65b. Further, a decoration lamp (not shown) is provided separately from the fluorescent lamp 39 and the backlight 32, and by turning on or blinking the decoration lamp, the transition to the major role mode is more easily performed for the player. There is also a clear way of reporting.
[0048]
At the time of shifting to the main role mode, the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 are turned off as described above, so that the reels 31a to 31c and the symbols displayed by these reels 31a to 31c, that is, the rear display has light. , The rear display is difficult for the player to see. Conversely, since the player can only see the transparent screen 21 (front display), the notification of the fact that the player has shifted to the bonus mode is more emphasized. When the transition fact is notified, the game shifts to the small role game provided in the large role mode.
[0049]
In the above-described small role game, when the small role symbols are aligned, a decorative moving image is displayed on the transparent screen 21 and at the same time, the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 are blinked, and the timing of turning on / off the light is delicate. The display to be changed may be performed. By performing such display, it is possible to emphasize that the probability of the formation of the small role is a "special state" in which the probability of the formation of the small role is greater than that in the normal game mode, which is preferable in stimulating the psychology of the player. .
[0050]
In the above "special state", a technique called a so-called "replay paper" may be utilized by the player. This is a technique in which the stop switches 47a to 47c are operated at a specific timing in order to exhaust the number of small role games in the large role mode to the maximum and thereby increase the number of acquired prize medals as much as possible. . As an indispensable technology for the “replay paper”, there is a so-called “pressing” technology. The fluorescent lamp 39 and the backlight 32 are set so as to be turned on and blinking at a timing that does not hinder the “pressing” technology. Of course it is.
[0051]
When the so-called "jack-in" is performed during the small win game, the game shifts to a jack game. At this time, it is preferable to perform the same display as when shifting from the normal game mode to the large role mode. That is, with the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 turned off, characters such as "jack-in" and a pattern reminiscent of the characters are displayed on the transparent screen 21 together with the generation of sound effects, and it is determined that "jack-in" has been performed. Make sure to notify the people clearly. The jack game does not require a special technique such as the above-described “replay paper” and has almost no restriction on the display mode. For this reason, the image display only on the transparent screen 21, the image effect display by the combination of the blinking control of the illumination (the fluorescent lamp 39 and the backlight 32) for the reels 31 a to 31 c and the transparent screen 21, or the image display for the reels 31 a to 31 c Even if the blinking control of the lighting (the fluorescent lamp 39 and the backlight 32) and the display by any combination of any of the transparent screens 21 are performed, there is no problem in the game technology caused by the display.
[0052]
As an effect display when the small combination is established in S31, there is a small combination notice in which a symbol for establishing the small combination is displayed to the player in advance. This small role announcement is not always executed, but is executed with a predetermined probability when a certain condition is satisfied. As an effect of the small part notice, for example, an arbitrary timing from the establishment of the small part based on the depression of the start lever 45 (S7 shown in FIG. 7) to the operation of any of the stop switches 47a to 47c, in other words, the pattern Immediately before the stop display, the small combination symbol ("bell, bell, bell" in the above example) is instantaneously displayed on the transparent screen 21 as long as the player can recognize. At this time, the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 are turned off so that the display can be easily recognized.
[0053]
With the above instantaneous display, the formation of the small hand and the corresponding symbol are clearly displayed to the player, and the player who sees this is surely formed the small hand by pushing the corresponding symbol. Can be done. Further, by making the display on the transparent screen 21 instantaneous, it is possible to minimize the possibility of obstructing the so-called “gaze” technique, and to simply avoid the game technology problem caused by the effect. Instead, it is possible to give the player a sense of tension by limiting the display time. The player's sense of tension, that is, the fun and gambling of the game can be said. If the major combination is not established and the small combination is not established, a losing process is performed (S35), and the process returns to the start.
[0054]
The payout of medals is performed by the payout device 64 (see FIG. 6). The payout device 64 pays out the number of medals corresponding to the combination to the tray 13 based on the instruction of the CPU 52. On the other hand, instead of the payout, the number of credits may be added. Assuming that the number of payouts is 10, in the former case, 10 medals themselves are paid out to the receiving tray 13, and in the latter case, 10 is added to the remaining number of credits. For example, the number of medals obtained by the achievement of the main role is displayed on the transparent screen 21 (see FIG. 8B), and the player feels satisfied and willing to try a new game. It may be set as follows. In this case, it is preferable to turn off the fluorescent lamp 39 and the backlight 32 in order to make the display more conspicuous, but it may be turned on or blinked.
[0055]
The present invention can be applied to gaming machines other than slot machines. Pachislot machines similar to slot machines, pachinko machines using pachinko balls instead of medals, and parrots (registered trademark) having functions combining slot machines and pachinko machines are examples of gaming machines. Can be
[0056]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the transparent screen itself hardly generates heat, a player facing the transparent screen does not feel heat from the transparent screen. Therefore, there is no fear of giving the player a sense of discomfort or discomfort due to heat. Further, since the transparent screen has a continuous display area of an integrated image, the front display displayed there can be made continuous without interruption. Further, since no electric wiring is required for the transparent screen, no special labor is required for the installation. For similar reasons, maintenance of the transparent screen is also easy. Since the control is performed only by the projection control means, it is extremely easy as compared with a case having a plurality of controls.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a slot machine which is an example of a gaming machine.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA of the slot machine shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged perspective view of a waist of the slot machine shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram showing an electrical configuration of the slot machine.
FIG. 5 is a perspective view showing a modification of the slot machine shown in FIG.
FIG. 6 is a diagram showing an electrical configuration of the slot machine.
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of a game of the slot machine.
FIG. 8 is a front view showing an example of front display.
FIG. 9 is a schematic front view of a conventional image display device.
[Explanation of symbols]
1 slot machine (game machine)
3 Case
5 Front Door
7 Decorative frame
9 Operation panel
11 Decorative panel
13 saucer
15 Speaker hole group
21 Transparent screen (front display means)
21a transparent plate
21b Hologram sheet
23 Partition plate
23a small window
23b small window
23c small window
27 speakers
31a Reel (rear display means)
31b reel (rear display means)
31c reel (rear display means)
35 Projector (projection means)
37 Projection control circuit
39 fluorescent light
41 Single bed switch
42 bet switch for 2 sheets
43 bet switch for 3 cards
44 Cancel lever
45 Start lever
47a Stop switch
47b stop switch
47c stop switch
49 medal slot
51 Main board
52 CPU
53 ROM
54 RAM
55 input interface
56 output interface
57-60 drive circuit
61 Medal insertion sensor
63 reel motor
64 Elaboration of dispensing device

Claims

A transparent screen having a front and a back,
Rear display means for performing rear display from the back side of the transparent screen,
Projection means capable of projecting light on the back of the transparent screen,
And projection control means for controlling the projection means,
A gaming machine, wherein the transparent screen is configured to be able to display a front display visible from the front side by light projected by the projection means.

The gaming machine according to claim 1, wherein the front display is configured so that the rear display can be viewed by overlapping the rear display through the front display.

3. The gaming machine according to claim 1, wherein the front display is a still image and / or a moving image.

The gaming machine according to any one of claims 1 to 3, wherein the transparent screen includes a transparent plate and a refraction film attached to the transparent back surface.

The gaming machine according to claim 4, wherein the refraction film is a hologram screen.

The gaming machine according to claim 4, wherein the projection unit is arranged in an upper region or a lower region of the rear display unit.

7. The gaming machine according to claim 1, wherein the gaming machine is a slot machine.