JP2004135229A - コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアント側端末のユーザが、携帯電話機に配信されるコンテンツの対価を支払えるようにする。
【解決手段】クライアント側端末10を用いるユーザが、クライアント端末を操作して、コンテンツ配信サーバ20が配信可能なコンテンツの中から所望のコンテンツを選択し、さらに、当該コンテンツの配信先となる携帯電話機60のメールアドレスを入力する。コンテンツ配信サーバは、プロバイダ課金サーバ30に、クライアント端末のユーザへの当該コンテンツの対価の課金を行うよう要求するとともに、配信先に指定された携帯電話機に当該コンテンツのダウンロードが可能となる情報(URL情報)を配信する。また、所定の期間が経過しても携帯電話機によって当該コンテンツのダウンロードが行われなかった場合には、クライアント側端末のユーザに当該コンテンツの対価を返金し、携帯電話機から当該コンテンツのダウンロードができないようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアント側端末10を用いるユーザが、クライアント端末を操作して、コンテンツ配信サーバ20が配信可能なコンテンツの中から所望のコンテンツを選択し、さらに、当該コンテンツの配信先となる携帯電話機60のメールアドレスを入力する。コンテンツ配信サーバは、プロバイダ課金サーバ30に、クライアント端末のユーザへの当該コンテンツの対価の課金を行うよう要求するとともに、配信先に指定された携帯電話機に当該コンテンツのダウンロードが可能となる情報(URL情報)を配信する。また、所定の期間が経過しても携帯電話機によって当該コンテンツのダウンロードが行われなかった場合には、クライアント側端末のユーザに当該コンテンツの対価を返金し、携帯電話機から当該コンテンツのダウンロードができないようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどのネットワークを介して、携帯電話機が、着信メロディなどのコンテンツのダウンロードが可能なコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機では着信の際に、楽曲を再生して当該着信の通知を行うために楽曲を再生することが可能な機能を有している。この着信通知に用いられる楽曲は着信メロディ(一般に、着メロとも呼ばれている)と呼ばれ、また、携帯電話機は、着信通知の際に着信メロディ用データ(以下、楽曲データと呼ぶ)の再生を行う。また、携帯電話機を用いて、キャリアの運営・管理するサーバやインターネット上に存在するWebサーバから、こうした楽曲データをダウンロード(サーバから携帯電話機への転送)し、携帯電話機内に楽曲データを取り込むことが可能である。なお、こうした携帯電話機がダウンロード可能なコンテンツは、楽曲データに限定されず、携帯電話機は、画像データ、映像データ、プログラムなどの様々なコンテンツをダウンロードすることが可能であり、こうしたコンテンツの対価は、コンテンツのダウンロード時に、携帯電話機のユーザに対して課金処理される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−73053号公報
【0004】
また、例えば特許文献1には、ユーザが、PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)などのクライアント側端末を操作して音声データ配信サーバ(コンテンツ配信サーバ)にアクセスし、音声データ配信サーバが、配信可能な曲リストを表示するためのリストデータを送信し、ユーザは、クライアント側端末のディスプレイに表示されるリストデータを参照しながら、音声データ配信サーバに対して所望の楽曲データを所望の携帯電話機(所望の携帯電話機のメールアドレス)に配信するよう要求することが可能となるコンテンツ配信システムが開示されている。
【0005】
このコンテンツ配信システムによって、ユーザは、クライアント側端末を用いて、携帯電話機の楽曲データを購入し、携帯電話機に対して楽曲データの配信を行うことが可能となり、携帯電話機から楽曲データの検索や試聴、ダウンロードなどに係る操作を行う必要がなくなる。また、一般的に、クライアント側端末から音声データ配信サーバにアクセスするほうが、携帯電話機から音声データ配信サーバにアクセスするより通信費が安く済み(クライアント側端末の通信費は固定料金制であるのに対し、携帯電話機の通信費は従量制)、ユーザは、楽曲データの検索や試聴を行う際の通信費を安く抑えることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムでは、音声データ配信サーバから配信されたデータの配信先(配信データを受ける端末)が課金処理の対象となっている。すなわち、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムでは、例えば、クライアント側端末が試聴用楽曲データ(試行用コンテンツ)を音声データ配信サーバからダウンロードした場合には、試聴用楽曲データの対価を支払うのはクライアント側端末のユーザであり、また、携帯電話機が楽曲データ(コンテンツ:着信メロディ用データ)を音声データ配信サーバからダウンロードした場合には、楽曲データの対価を支払うのは携帯電話機のユーザである。
【0007】
クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが同一である場合には、携帯電話機によってダウンロードされるコンテンツの対価を支払うのは、クライアント側端末及び携帯電話機の両方を利用するユーザであるが、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、例えば、以下に挙げる問題点が生じる。
【0008】
(1)クライアント側端末のユーザが携帯電話機のユーザにコンテンツをプレゼントしようとした場合、プレゼントを受け取る携帯電話機のユーザに対して課金処理が行われてしまう。
(2)故意に又は誤ってクライアント側端末から携帯電話機に対する不必要なコンテンツのダウンロード指示が行われてしまう可能性がある。この場合、携帯電話機では簡単な操作(例えば、1クリック)でコンテンツをダウンロードすることが可能なので、不必要なコンテンツのダウンロードが行われてしまう可能性があり、ダウンロードが行われた場合には、携帯電話機のユーザに対して課金処理が行われてしまう。すなわち、特に、いたずらを目的として、ダウンロード先に所定の携帯電話機が指定されてしまい、その携帯電話機のユーザは不必要なコンテンツをダウンロードして、その対価を請求されてしまう可能性がある。
【0009】
また、例えば、会社などから提供される携帯電話機のように、携帯電話機のユーザと携帯電話機の料金を支払う者(この場合は会社)とが異なっている場合がある。このような場合、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムにおいて、携帯電話機のユーザが、クライアント側端末を操作して所望の楽曲データを携帯電話機に配信しようとしたとき、最終的に楽曲データのダウンロードを行う際に携帯電話機の名義人などへの課金処理が行われてしまうことになり、所望の楽曲データのダウンロードを諦めざるを得ない状況に陥ってしまう。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、携帯電話機上でコンテンツの購入操作を行いたくない場合、携帯電話機でのコンテンツの購入操作が禁じられている場合などにおいても、携帯電話機によるコンテンツのダウンロードが可能となり、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにすることを可能とするコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して課金処理が行われ、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにしている。
【0012】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記配信サーバから前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価の課金を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。
【0013】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザに対して、前記コンテンツの対価の課金が行われないよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明では、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して設定されているポイント情報(ポイント)に係る処理が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザがそのポイント分の対価を支払うようにしている。
【0015】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザ毎にポイント情報を設定しておき、前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信操作を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。
【0016】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザの前記ポイント情報を、前記コンテンツの配信操作前の状態に戻すよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0017】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間内に、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われた場合には、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記コンテンツの対価に基づいて更新された前記ポイント情報に応じた課金が行われるよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0018】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信サーバが提供される。
【0019】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、前記クライアント側端末を用いるユーザ毎に設定されたポイント情報を格納するユーザ情報管理データベースと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うポイント情報更新手段とを、
有することを特徴とするコンテンツ配信サーバが提供される。
【0020】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うことを特徴とするコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムが提供される。
【0021】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
所定のデータベースから、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザのポイント情報を読み出すステップと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うステップとを、
有する処理をコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムが提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムについて説明する。図1は、本発明のコンテンツ配信システムの実施の形態を示すネットワーク構成図である。なお、本発明のコンテンツ配信システムでは、画像データ、映像データ、プログラムなどの様々なコンテンツを扱うことが可能であるが、本実施の形態では、コンテンツが着信メロディ用データ(楽曲データ)である場合を一例として説明する。
【0023】
図1に示すコンテンツ配信システムでは、クライアント側端末10、コンテンツ配信サーバ(音声データ配信サーバ)20、プロバイダ課金サーバ30、携帯電話機中継サーバ40がインターネット70に接続可能なよう構成されている。また、携帯電話機中継サーバ40には無線基地局50が接続しており、携帯電話機60は、この無線基地局50及び携帯電話機中継サーバ40を介して、インターネット70やインターネット70に接続するサーバや通信端末と通信を行うことができるようになっている。
【0024】
次に、図1に示すコンテンツ配信システムを構成する各装置について説明する。クライアント側端末10は、インターネット70を介してコンテンツ配信サーバ20にアクセスして楽曲データの検索、試聴、選択などを行うことが可能な通信端末であり、例えば、一般的なPCによって実現することが可能である。なお、不図示だが、クライアント側端末10は、CPUなどの制御手段、ディスプレイ、スピーカ、キーボードやマウスなどの入力手段、インターネット70上の情報が閲覧可能となるWebブラウザ、試聴用楽曲データの再生が可能なプレイヤを有している。
【0025】
また、コンテンツ配信サーバ20は、楽曲データなどのコンテンツの配信を行うための配信サーバであり、また、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルを利用して、配信可能な楽曲データのリストやその他の情報をインターネット70上に公開し、配信することが可能なWebサーバ21の機能も有している。
【0026】
また、コンテンツ配信サーバ20は、楽曲データベース22、ダウンロード履歴データベース23、ユーザ情報管理データベース24を有している。楽曲データベース22は、クライアント側端末10に配信するための試聴用楽曲データや、携帯電話機60に配信するための楽曲データを格納している手段である。なお、クライアント側端末10がダウンロード可能な試聴用楽曲データは無料であり、Webサーバ21からインターネット70上に公開されているが、携帯電話機60がダウンロード可能な楽曲データは有料であり、所定の課金処理や認証処理などが行われた場合のみ、携帯電話機60への楽曲データの配信が行われるよう構成されている。
【0027】
また、ダウンロード履歴データベース23は、クライアント側端末10の指定した携帯電話機60が楽曲データをダウンロードする履歴を格納する手段である。なお、各楽曲データの人気度調査などを目的としたダウンロード回数の解析データなどを、ダウンロード履歴データベース23に格納することも可能である。また、ユーザ情報管理データベース24は、クライアント側端末10のユーザに対して、携帯電話機60でダウンロードされた楽曲データの課金を行うための情報(各ユーザ名、各ユーザの暗証番号、各ユーザに設定されているポイントなどの情報)を格納する手段である。
【0028】
また、プロバイダ課金サーバ30は、クライアント側端末10のユーザに対して、携帯電話機60でダウンロードされる楽曲データの課金処理を行うサーバであり、コンテンツ配信サーバ20からインターネット70を介して通知される情報に従って課金が行われるよう構成されている。例えば、プロバイダ課金サーバ30は、クライアント側端末10のユーザが口座(銀行口座)を有する金融機関(銀行)のコンピュータと必要なデータ通信を行い、そのユーザの口座から楽曲データの対価を自動的に引き落とすように構成されている。なお、課金の方法としては、クライアント側端末10のユーザに対して対価の振込みを求める請求書を郵送したり、クレジットカードの管理会社を経由して対価の引き落としを行ったりするなど、様々な方法を利用することが可能である。また、コンテンツ配信サーバ20とプロバイダ課金サーバ30とを同一サーバで構成し、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードと、クライアント側端末10のユーザへの課金とを統括的に管理することも可能である。
【0029】
また、携帯電話機中継サーバ40は、所定のデータ形式への変換を行い、インターネット70への信号又はインターネット70からの信号を中継する手段、無線基地局50は、携帯電話機60からの信号又は携帯電話機60への信号の変復調を行う手段であり、携帯電話機60は、これらの手段を介して、インターネット70にアクセス可能となり、また、インターネット70上のコンテンツ配信サーバ20との通信を行うことが可能となっている。なお、これらの携帯電話機中継サーバ40及び無線基地局50は、第1種又は第2種電気通信事業者によって管理されている。
【0030】
また、携帯電話機60は、通話機能とデータ伝送機能を有している携帯電話機である。なお、不図示だが、携帯電話機60は、例えば、CPUなどの制御手段、ROMやRAM、ディスプレイ、操作手段、通信手段、インターネット70上の情報が閲覧可能となるWebブラウザ、楽曲データの再生(特に、着信通知時の再生)が可能なプレイヤなどを有しており、携帯電話機60には、従来の携帯電話機60を用いることが可能である。また、本実施の形態では、携帯電話機60が楽曲データのダウンロードを行う場合について説明しているが、携帯電話機60の代わりに情報携帯端末やPCを用いることも可能であり、画像データ、映像データ、プログラムなど様々なコンテンツをダウンロード対象とすることも可能である。
【0031】
次に、図1に示すコンテンツ配信システムにおける処理及びデータの流れについて説明する。図2及び図3は、本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートである。なお、図2及び図3では、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)が示されている。また、後で、本発明を第1及び第2の実施の形態に分けて説明するが、図2及び図3は、これらの第1及び第2の実施の形態に共通の処理である。
【0032】
まず、クライアント側端末10でWebブラウザを起動して、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に楽曲データの一覧情報を要求し(ステップS101)、コンテンツ配信サーバ20は、この要求を受けて(ステップS201)、楽曲データベース22に格納されているデータの中から、携帯電話機60に配信可能な楽曲データのリスト情報(着信メロディのリスト情報)を読み出し、クライアント側端末10に送信する(ステップS203)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20から楽曲データのリスト情報を受信して(ステップS103)、これをディスプレイ上に表示する(ステップS105)。
【0033】
図10及び図11は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第1及び第2の例である。図10には、「今週の新曲」、「今週の特集」、「検索」の各項目が示されており、例えば、クライアント側端末10で「今週の新曲」を選択(マウスによるクリック)すると、再度、クライアント側端末10が、コンテンツ配信サーバ20から楽曲データのリスト情報を取得し、図11に示す「今週の新曲」のリスト情報がディスプレイ上に表示される。なお、楽曲データの一覧の項目や形式などは上記に限定されず、また、五十音順やアルファベット順に並べられた楽曲データの一覧やキーワードによる検索によって、クライアント側端末10において、所望の楽曲データを探し出せるようにすることも可能である。
【0034】
上記のようにして、クライアント側端末10のユーザが所望の楽曲データを探し出した場合、クライアント側端末10のディスプレイ上には、図12に示すような購入画面が表示される(ステップS107)。図12は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示される購入画面の一例である。図12に示す購入画面には、特定の楽曲データの購入を可能とする「購入」ボタンと試聴を可能とする「試聴」ボタンとが表示されている。
【0035】
マウスなどの操作によって、クライアント側端末10で「試聴」が選択された場合、クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、当該楽曲データに係る試聴用楽曲データを要求し(ステップS109)、コンテンツ配信サーバ20は、この試聴の要求を受けて(ステップS205)、楽曲データベース22に格納されているデータの中から、当該試聴用楽曲データを読み出し、クライアント側端末10に送信する(ステップS207)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20から試聴用楽曲データを受信して(ステップS111)、クライアント側端末10のプレイヤによって、試聴用楽曲データの再生(試聴)を行う(ステップS113)。
【0036】
一方、試聴を行わずに楽曲データを購入することも可能である。この場合には、クライアント側端末10で「購入」が選択されて、クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、当該楽曲データの購入を要求する(ステップS115)。コンテンツ配信サーバ20は、この購入の要求を受けて(ステップS209)、ユーザ認証を行うための情報(ユーザ認証用情報)をクライアント側端末10に送信する(ステップS211)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20からこのユーザ認証用情報を受信して(ステップS117)、これをディスプレイ上に表示する(ステップS119)。
【0037】
図13は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にユーザ認証用情報を表示した際のユーザ認証画面の一例である。図13に示すように、ユーザ認証画面には、ユーザの識別を可能とするユーザID情報の入力箇所、及び、ユーザのみが知っているパスワード情報の入力箇所が表示される。クライアント側端末10のユーザは、各入力箇所に適切な情報を入力し、「送信」ボタンをクリックすることによって、クライアント側端末10からコンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、ユーザ情報(ユーザID情報及びパスワード情報)が送信される(ステップS121)。なお、あらかじめクライアント側端末10を操作するユーザは、コンテンツ配信サーバ20に対して、ユーザ登録を行っており、当該ユーザのユーザID情報やパスワード情報などがユーザ情報管理データベース24に格納されているものとする。また、ユーザ情報の伝送の際、ユーザ情報は暗号化されることが好ましい。
【0038】
コンテンツ配信サーバ20は、ユーザ情報を受けて(ステップS213)、クライアント側端末10から受けたユーザ情報と、ユーザ情報管理データベース24に格納されているユーザ情報とが一致するか否かを認証する(ステップS215)。ユーザ情報が一致せず、認証できなかった場合には、認証がエラーとなったことを示すエラー通知情報をクライアント側端末10に送信し(ステップS217)、クライアント側端末10は、このエラー通知情報を受信して(ステップS123)、ディスプレイ上に「ユーザID又はパスワードが間違っています」などのエラー通知情報を表示する(ステップS125)。
【0039】
一方、認証が成功した場合には、コンテンツ配信サーバ20は、メールアドレス入力用情報をクライアント側端末10に送信する(ステップS219)。クライアント側端末10は、このメールアドレス入力用情報を受信して(ステップS127)、ディスプレイ上に表示する(ステップS129)。図14は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にメールアドレス入力用情報を表示した際のメールアドレス入力用画面の一例である。図14に示すように、メールアドレス入力用画面には、購入する楽曲データの配信先(例えば、携帯電話機のメールアドレス)の入力箇所が表示される。なお、複数の配信先の指定や各配信先への配信数の指定を行えるようにすることも可能である。
【0040】
クライアント側端末10のユーザは、楽曲データを配信したい携帯電話機60のメールアドレスを配信先の入力箇所に入力し、「送信」ボタンをクリックすることによって、クライアント側端末10からコンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、メールアドレス情報が送信される(ステップS131)。コンテンツ配信サーバ20は、メールアドレス情報を受けて(ステップS221)、このメールアドレス情報に対応する携帯電話機60に対して、クライアント側端末10が購入した楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を送信する(ステップS223)。携帯電話機60は、このURL情報を受信し、その後、URL情報が示すURLにアクセスすることによって、クライアント側端末10で購入された楽曲データのダウンロードを行うことが可能となる。
【0041】
図15は、本発明に係る携帯電話機のディスプレイ上にURL情報を表示した表示画面の一例である。図15に示すように、URL情報には、楽曲データのダウンロードが可能となるURLの他に、例えば、この楽曲データを購入したクライアント側端末10のユーザ名や、楽曲データのダウンロードの有効期限などが含まれており、これらの情報が携帯電話機60の表示画面上に表示される。
【0042】
<第1の実施の形態>
次に、図2に示すシーケンスチャート以降の決済処理に関する本発明の第1の実施の形態に関して、図4〜図6を用いて説明する。なお、図4〜図6では、左から右に、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)、プロバイダ課金サーバ30の処理(300番台のステップ)、携帯電話機60の処理(600番台のステップ)が示されており、上から下に、時間が経過する様子が示されている。
【0043】
図4は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。コンテンツ配信サーバ20は、購入された楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を携帯電話機60に送信する(ステップS223:図3のステップS223と同一)と同時に、クライアント側端末10のユーザに対する楽曲データの課金処理をプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS225)。この課金処理では、クライアント側端末10のユーザが契約している課金サーバ30(例えば、クライアント側端末10がインターネット70に接続する際に利用しているインターネット接続プロバイダのサーバ)に対して、楽曲データの対価に係る課金処理を行うよう要求するものである。
【0044】
プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の要求を受けて(ステップS301)、その要求に応じた課金処理を行い(ステップS303)、コンテンツ配信サーバ20及びクライアント側端末10に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価が課金されたことを通知する(ステップS305、S307、S227、S133)。なお、課金の方法は、例えば、楽曲データの対価をインターネット接続料金に加算して請求したり、楽曲データの対価を銀行口座から引き落としたりするなど、様々な方法が可能である。
【0045】
また、携帯電話機60のユーザが楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザの意図通り、楽曲データを携帯電話機60に配信させることが可能であるが、例えば、携帯電話機60のユーザがダウンロードを拒否したり、ダウンロードできることに気付かなかったりした場合には、クライアント側端末10のユーザの意図に反して、携帯電話機60に楽曲データが配信されない結果となってしまう。このような場合に対応するため、コンテンツ配信サーバ20は、当該楽曲データのダウンロードの有効期限情報(例えば、2週間の有効期限を設定)をダウンロード履歴データベース23に格納する(ステップS229)。
【0046】
次に、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われた場合について説明する。図5は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われ(ステップS601)、コンテンツ配信サーバ20が、楽曲データの配信要求を受けた場合(ステップS231)には、当該楽曲データの配信を行い(ステップS233、S603)、上記の一連の流れを示す識別情報などを参照して、上記の一連の流れで購入された楽曲データが2重にダウンロードできなくなるような処理を行う(ステップS235:楽曲データのロック)。
【0047】
一方、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われない場合が生じることもある。図6は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われなかった場合には、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザに対する楽曲データの課金処理の取り消しをプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS237)。プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の取り消しの要求を受けて(ステップS309)、その要求に応じた課金の取り消し処理(返金処理)を行い(ステップS311)、コンテンツ配信サーバ20に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価の課金が取り消された旨を通知し(ステップS313、S239)、また、クライアント側端末10に対して、楽曲データがダウンロードされなかった旨、及び、楽曲データの対価の課金が取り消された旨を通知する(ステップS315、S135)。
【0048】
また、コンテンツ配信サーバ20は、上記の一連の流れで購入された楽曲データのダウンロードを不可能にする(ステップS241:楽曲データのロック)とともに、携帯電話機60に対して当該楽曲データのダウンロードが無効になった旨を通知する(ステップS243、S605)。以上の処理によって、携帯電話機60が楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザに対して楽曲データの対価の課金が行われ、携帯電話機60から、有効期限を過ぎても楽曲データがダウンロードされなかった場合には、クライアント側端末10のユーザに対して課金が行われないようにすることが可能となる。
【0049】
<第2の実施の形態>
上記の第1の実施の形態では、プロバイダ課金サーバ30が課金の取り消し処理を行っているが、下記の第2の実施の形態では、コンテンツ配信サーバ20が課金の取り消し処理を行い、確実に課金処理が行われる必要がある場合のみ、プロバイダ課金サーバ30に課金処理の要求を行うようにしている。以下、図2に示すシーケンスチャート以降の決済処理に関する本発明の第2の実施の形態に関して、図7〜図9を用いて説明する。なお、図7〜図9では、左から右に、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)、プロバイダ課金サーバ30の処理(300番台のステップ)、携帯電話機60の処理(600番台のステップ)が示されており、上から下に、時間が経過する様子が示されている。
【0050】
図7は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。コンテンツ配信サーバ20は、購入された楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を送信する(ステップS223:図3のステップS223と同一)と同時に、クライアント側端末10のユーザに対して設定されている楽曲データのポイントの減算処理を行う(ステップS251)。楽曲データのポイントとは、ユーザ登録を行っているクライアント側端末10の各ユーザに対して付与されて、ユーザ情報管理データベース24に格納されているもので、そのユーザの楽曲データ購入可能数を示すものである。
【0051】
例えば、クライアント側端末10のユーザが、あらかじめこのポイントを購入しておくことも可能であり、購入分のポイントが、そのユーザに付与されている。そして、購入した楽曲データ数に応じて、ポイントを減算することによって、そのユーザがあらかじめ持っているポイント分だけ、楽曲データを購入できるようにしている。なお、上記のように、ユーザが、あらかじめポイントを購入しておく態様の場合(プリペイド式)には、ユーザは、コンテンツ配信サーバ20に対して、ポイント購入の対価を前もって支払う必要がある。また、このポイントを楽曲データの購入数やユーザが支払うべき対価の指標として用い、ユーザは、後でポイント分の対価を支払うようにすることも可能である。ここでは、後者の場合について説明する。
【0052】
また、ステップS251におけるポイントの減算処理後、第1の実施の形態と同様に、クライアント側端末10のユーザの意図に反して携帯電話機60に楽曲データが配信されない場合に対応するため、コンテンツ配信サーバ20は、当該楽曲データのダウンロードの有効期限情報(例えば、2週間の有効期限を設定)をダウンロード履歴データベース23に格納する(ステップS253)。
【0053】
次に、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われた場合について説明する。図8は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われ(ステップS651)、コンテンツ配信サーバ20が、楽曲データの配信要求を受けた場合(ステップS255)には、当該楽曲データの配信を行い(ステップS257、S653)、上記の一連の流れを示す識別情報などを参照して、上記の一連の流れで購入された楽曲データが2重にダウンロードできなくなるような処理を行う(ステップS259:楽曲データのロック)。また、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザが使用したポイント分の課金処理をプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS271)。プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の要求を受けて(ステップS371)、その要求に応じた課金処理を行い(ステップS373)、コンテンツ配信サーバ20及びクライアント側端末10に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価が課金されたことを通知する(ステップS375、S377、S273、S173)。
【0054】
一方、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われない場合が生じることもある。図9は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われなかった場合には、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザのポイントの減算処理を取り消す処理(ポイントを元に戻す復元処理)を行い(ステップS261)、クライアント側端末10に対して、楽曲データがダウンロードされなかった旨、及び、楽曲データに係るポイントが返還された旨を通知する(ステップS263、S153)。
【0055】
また、コンテンツ配信サーバ20は、上記の一連の流れで購入された楽曲データのダウンロードを不可能にする(ステップS265:楽曲データのロック)とともに、携帯電話機60に対して当該楽曲データのダウンロードが無効になった旨を通知する(ステップS267、S655)。以上の処理によって、まず、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザに設定されているポイントの減算処理を行い、携帯電話機60が楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、ポイント分の対価の課金が行われ、携帯電話機60から有効期限を過ぎても楽曲データがダウンロードされなかった場合には、クライアント側端末10のユーザのポイントを返還することによって課金が行われないようにすることが可能となる。
【0056】
なお、上記の第1及び第2の実施の形態では、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われる前に、課金処理やポイント減算処理を行っているが、単純に、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが有効期限内に行われたか否かを判断し、有効期限内に携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われた場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、楽曲データの対価を請求し、有効期限内に携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われなかった場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、その対価を請求しないようにすることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して課金処理が行われ、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにしているので、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、携帯電話機上でコンテンツの購入操作を行いたくない場合、携帯電話機でのコンテンツの購入操作が禁じられている場合などにおいても、携帯電話機によるコンテンツのダウンロードが可能となり、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ配信システムの実施の形態を示すネットワーク構成図である。
【図2】本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートの1枚目である。
【図3】本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートの2枚目である。
【図4】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図5】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図6】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図7】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図8】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図9】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図10】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第1の例である。
【図11】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第2の例である。
【図12】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示される購入画面の一例である。
【図13】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にユーザ認証用情報を表示した際のユーザ認証画面の一例である。
【図14】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にメールアドレス入力用情報を表示した際のメールアドレス入力用画面の一例である。
【図15】本発明に係る携帯電話機のディスプレイ上にURL情報を表示した表示画面の一例である。
【符号の説明】
10 クライアント側端末
20 コンテンツ配信サーバ(音声データ配信サーバ)
30 プロバイダ課金サーバ
40 携帯電話機中継サーバ
50 無線基地局
60 携帯電話機
70 インターネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどのネットワークを介して、携帯電話機が、着信メロディなどのコンテンツのダウンロードが可能なコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機では着信の際に、楽曲を再生して当該着信の通知を行うために楽曲を再生することが可能な機能を有している。この着信通知に用いられる楽曲は着信メロディ(一般に、着メロとも呼ばれている)と呼ばれ、また、携帯電話機は、着信通知の際に着信メロディ用データ(以下、楽曲データと呼ぶ)の再生を行う。また、携帯電話機を用いて、キャリアの運営・管理するサーバやインターネット上に存在するWebサーバから、こうした楽曲データをダウンロード(サーバから携帯電話機への転送)し、携帯電話機内に楽曲データを取り込むことが可能である。なお、こうした携帯電話機がダウンロード可能なコンテンツは、楽曲データに限定されず、携帯電話機は、画像データ、映像データ、プログラムなどの様々なコンテンツをダウンロードすることが可能であり、こうしたコンテンツの対価は、コンテンツのダウンロード時に、携帯電話機のユーザに対して課金処理される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−73053号公報
【0004】
また、例えば特許文献1には、ユーザが、PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)などのクライアント側端末を操作して音声データ配信サーバ(コンテンツ配信サーバ)にアクセスし、音声データ配信サーバが、配信可能な曲リストを表示するためのリストデータを送信し、ユーザは、クライアント側端末のディスプレイに表示されるリストデータを参照しながら、音声データ配信サーバに対して所望の楽曲データを所望の携帯電話機(所望の携帯電話機のメールアドレス)に配信するよう要求することが可能となるコンテンツ配信システムが開示されている。
【0005】
このコンテンツ配信システムによって、ユーザは、クライアント側端末を用いて、携帯電話機の楽曲データを購入し、携帯電話機に対して楽曲データの配信を行うことが可能となり、携帯電話機から楽曲データの検索や試聴、ダウンロードなどに係る操作を行う必要がなくなる。また、一般的に、クライアント側端末から音声データ配信サーバにアクセスするほうが、携帯電話機から音声データ配信サーバにアクセスするより通信費が安く済み(クライアント側端末の通信費は固定料金制であるのに対し、携帯電話機の通信費は従量制)、ユーザは、楽曲データの検索や試聴を行う際の通信費を安く抑えることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムでは、音声データ配信サーバから配信されたデータの配信先(配信データを受ける端末)が課金処理の対象となっている。すなわち、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムでは、例えば、クライアント側端末が試聴用楽曲データ(試行用コンテンツ)を音声データ配信サーバからダウンロードした場合には、試聴用楽曲データの対価を支払うのはクライアント側端末のユーザであり、また、携帯電話機が楽曲データ(コンテンツ:着信メロディ用データ)を音声データ配信サーバからダウンロードした場合には、楽曲データの対価を支払うのは携帯電話機のユーザである。
【0007】
クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが同一である場合には、携帯電話機によってダウンロードされるコンテンツの対価を支払うのは、クライアント側端末及び携帯電話機の両方を利用するユーザであるが、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、例えば、以下に挙げる問題点が生じる。
【0008】
(1)クライアント側端末のユーザが携帯電話機のユーザにコンテンツをプレゼントしようとした場合、プレゼントを受け取る携帯電話機のユーザに対して課金処理が行われてしまう。
(2)故意に又は誤ってクライアント側端末から携帯電話機に対する不必要なコンテンツのダウンロード指示が行われてしまう可能性がある。この場合、携帯電話機では簡単な操作(例えば、1クリック)でコンテンツをダウンロードすることが可能なので、不必要なコンテンツのダウンロードが行われてしまう可能性があり、ダウンロードが行われた場合には、携帯電話機のユーザに対して課金処理が行われてしまう。すなわち、特に、いたずらを目的として、ダウンロード先に所定の携帯電話機が指定されてしまい、その携帯電話機のユーザは不必要なコンテンツをダウンロードして、その対価を請求されてしまう可能性がある。
【0009】
また、例えば、会社などから提供される携帯電話機のように、携帯電話機のユーザと携帯電話機の料金を支払う者(この場合は会社)とが異なっている場合がある。このような場合、特許文献1に開示されているコンテンツ配信システムにおいて、携帯電話機のユーザが、クライアント側端末を操作して所望の楽曲データを携帯電話機に配信しようとしたとき、最終的に楽曲データのダウンロードを行う際に携帯電話機の名義人などへの課金処理が行われてしまうことになり、所望の楽曲データのダウンロードを諦めざるを得ない状況に陥ってしまう。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、携帯電話機上でコンテンツの購入操作を行いたくない場合、携帯電話機でのコンテンツの購入操作が禁じられている場合などにおいても、携帯電話機によるコンテンツのダウンロードが可能となり、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにすることを可能とするコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して課金処理が行われ、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにしている。
【0012】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記配信サーバから前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価の課金を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。
【0013】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザに対して、前記コンテンツの対価の課金が行われないよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明では、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して設定されているポイント情報(ポイント)に係る処理が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザがそのポイント分の対価を支払うようにしている。
【0015】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザ毎にポイント情報を設定しておき、前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信操作を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。
【0016】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザの前記ポイント情報を、前記コンテンツの配信操作前の状態に戻すよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0017】
さらに、本発明によれば、上記発明において、所定の期間内に、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われた場合には、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記コンテンツの対価に基づいて更新された前記ポイント情報に応じた課金が行われるよう構成されているコンテンツ配信システムが提供される。
【0018】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信サーバが提供される。
【0019】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、前記クライアント側端末を用いるユーザ毎に設定されたポイント情報を格納するユーザ情報管理データベースと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うポイント情報更新手段とを、
有することを特徴とするコンテンツ配信サーバが提供される。
【0020】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うことを特徴とするコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムが提供される。
【0021】
また、本発明によれば、携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
所定のデータベースから、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザのポイント情報を読み出すステップと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うステップとを、
有する処理をコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムが提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のコンテンツ配信システム及びコンテンツ配信サーバ並びにそのプログラムについて説明する。図1は、本発明のコンテンツ配信システムの実施の形態を示すネットワーク構成図である。なお、本発明のコンテンツ配信システムでは、画像データ、映像データ、プログラムなどの様々なコンテンツを扱うことが可能であるが、本実施の形態では、コンテンツが着信メロディ用データ(楽曲データ)である場合を一例として説明する。
【0023】
図1に示すコンテンツ配信システムでは、クライアント側端末10、コンテンツ配信サーバ(音声データ配信サーバ)20、プロバイダ課金サーバ30、携帯電話機中継サーバ40がインターネット70に接続可能なよう構成されている。また、携帯電話機中継サーバ40には無線基地局50が接続しており、携帯電話機60は、この無線基地局50及び携帯電話機中継サーバ40を介して、インターネット70やインターネット70に接続するサーバや通信端末と通信を行うことができるようになっている。
【0024】
次に、図1に示すコンテンツ配信システムを構成する各装置について説明する。クライアント側端末10は、インターネット70を介してコンテンツ配信サーバ20にアクセスして楽曲データの検索、試聴、選択などを行うことが可能な通信端末であり、例えば、一般的なPCによって実現することが可能である。なお、不図示だが、クライアント側端末10は、CPUなどの制御手段、ディスプレイ、スピーカ、キーボードやマウスなどの入力手段、インターネット70上の情報が閲覧可能となるWebブラウザ、試聴用楽曲データの再生が可能なプレイヤを有している。
【0025】
また、コンテンツ配信サーバ20は、楽曲データなどのコンテンツの配信を行うための配信サーバであり、また、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルを利用して、配信可能な楽曲データのリストやその他の情報をインターネット70上に公開し、配信することが可能なWebサーバ21の機能も有している。
【0026】
また、コンテンツ配信サーバ20は、楽曲データベース22、ダウンロード履歴データベース23、ユーザ情報管理データベース24を有している。楽曲データベース22は、クライアント側端末10に配信するための試聴用楽曲データや、携帯電話機60に配信するための楽曲データを格納している手段である。なお、クライアント側端末10がダウンロード可能な試聴用楽曲データは無料であり、Webサーバ21からインターネット70上に公開されているが、携帯電話機60がダウンロード可能な楽曲データは有料であり、所定の課金処理や認証処理などが行われた場合のみ、携帯電話機60への楽曲データの配信が行われるよう構成されている。
【0027】
また、ダウンロード履歴データベース23は、クライアント側端末10の指定した携帯電話機60が楽曲データをダウンロードする履歴を格納する手段である。なお、各楽曲データの人気度調査などを目的としたダウンロード回数の解析データなどを、ダウンロード履歴データベース23に格納することも可能である。また、ユーザ情報管理データベース24は、クライアント側端末10のユーザに対して、携帯電話機60でダウンロードされた楽曲データの課金を行うための情報(各ユーザ名、各ユーザの暗証番号、各ユーザに設定されているポイントなどの情報)を格納する手段である。
【0028】
また、プロバイダ課金サーバ30は、クライアント側端末10のユーザに対して、携帯電話機60でダウンロードされる楽曲データの課金処理を行うサーバであり、コンテンツ配信サーバ20からインターネット70を介して通知される情報に従って課金が行われるよう構成されている。例えば、プロバイダ課金サーバ30は、クライアント側端末10のユーザが口座(銀行口座)を有する金融機関(銀行)のコンピュータと必要なデータ通信を行い、そのユーザの口座から楽曲データの対価を自動的に引き落とすように構成されている。なお、課金の方法としては、クライアント側端末10のユーザに対して対価の振込みを求める請求書を郵送したり、クレジットカードの管理会社を経由して対価の引き落としを行ったりするなど、様々な方法を利用することが可能である。また、コンテンツ配信サーバ20とプロバイダ課金サーバ30とを同一サーバで構成し、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードと、クライアント側端末10のユーザへの課金とを統括的に管理することも可能である。
【0029】
また、携帯電話機中継サーバ40は、所定のデータ形式への変換を行い、インターネット70への信号又はインターネット70からの信号を中継する手段、無線基地局50は、携帯電話機60からの信号又は携帯電話機60への信号の変復調を行う手段であり、携帯電話機60は、これらの手段を介して、インターネット70にアクセス可能となり、また、インターネット70上のコンテンツ配信サーバ20との通信を行うことが可能となっている。なお、これらの携帯電話機中継サーバ40及び無線基地局50は、第1種又は第2種電気通信事業者によって管理されている。
【0030】
また、携帯電話機60は、通話機能とデータ伝送機能を有している携帯電話機である。なお、不図示だが、携帯電話機60は、例えば、CPUなどの制御手段、ROMやRAM、ディスプレイ、操作手段、通信手段、インターネット70上の情報が閲覧可能となるWebブラウザ、楽曲データの再生(特に、着信通知時の再生)が可能なプレイヤなどを有しており、携帯電話機60には、従来の携帯電話機60を用いることが可能である。また、本実施の形態では、携帯電話機60が楽曲データのダウンロードを行う場合について説明しているが、携帯電話機60の代わりに情報携帯端末やPCを用いることも可能であり、画像データ、映像データ、プログラムなど様々なコンテンツをダウンロード対象とすることも可能である。
【0031】
次に、図1に示すコンテンツ配信システムにおける処理及びデータの流れについて説明する。図2及び図3は、本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートである。なお、図2及び図3では、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)が示されている。また、後で、本発明を第1及び第2の実施の形態に分けて説明するが、図2及び図3は、これらの第1及び第2の実施の形態に共通の処理である。
【0032】
まず、クライアント側端末10でWebブラウザを起動して、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に楽曲データの一覧情報を要求し(ステップS101)、コンテンツ配信サーバ20は、この要求を受けて(ステップS201)、楽曲データベース22に格納されているデータの中から、携帯電話機60に配信可能な楽曲データのリスト情報(着信メロディのリスト情報)を読み出し、クライアント側端末10に送信する(ステップS203)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20から楽曲データのリスト情報を受信して(ステップS103)、これをディスプレイ上に表示する(ステップS105)。
【0033】
図10及び図11は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第1及び第2の例である。図10には、「今週の新曲」、「今週の特集」、「検索」の各項目が示されており、例えば、クライアント側端末10で「今週の新曲」を選択(マウスによるクリック)すると、再度、クライアント側端末10が、コンテンツ配信サーバ20から楽曲データのリスト情報を取得し、図11に示す「今週の新曲」のリスト情報がディスプレイ上に表示される。なお、楽曲データの一覧の項目や形式などは上記に限定されず、また、五十音順やアルファベット順に並べられた楽曲データの一覧やキーワードによる検索によって、クライアント側端末10において、所望の楽曲データを探し出せるようにすることも可能である。
【0034】
上記のようにして、クライアント側端末10のユーザが所望の楽曲データを探し出した場合、クライアント側端末10のディスプレイ上には、図12に示すような購入画面が表示される(ステップS107)。図12は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示される購入画面の一例である。図12に示す購入画面には、特定の楽曲データの購入を可能とする「購入」ボタンと試聴を可能とする「試聴」ボタンとが表示されている。
【0035】
マウスなどの操作によって、クライアント側端末10で「試聴」が選択された場合、クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、当該楽曲データに係る試聴用楽曲データを要求し(ステップS109)、コンテンツ配信サーバ20は、この試聴の要求を受けて(ステップS205)、楽曲データベース22に格納されているデータの中から、当該試聴用楽曲データを読み出し、クライアント側端末10に送信する(ステップS207)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20から試聴用楽曲データを受信して(ステップS111)、クライアント側端末10のプレイヤによって、試聴用楽曲データの再生(試聴)を行う(ステップS113)。
【0036】
一方、試聴を行わずに楽曲データを購入することも可能である。この場合には、クライアント側端末10で「購入」が選択されて、クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、当該楽曲データの購入を要求する(ステップS115)。コンテンツ配信サーバ20は、この購入の要求を受けて(ステップS209)、ユーザ認証を行うための情報(ユーザ認証用情報)をクライアント側端末10に送信する(ステップS211)。クライアント側端末10は、コンテンツ配信サーバ20からこのユーザ認証用情報を受信して(ステップS117)、これをディスプレイ上に表示する(ステップS119)。
【0037】
図13は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にユーザ認証用情報を表示した際のユーザ認証画面の一例である。図13に示すように、ユーザ認証画面には、ユーザの識別を可能とするユーザID情報の入力箇所、及び、ユーザのみが知っているパスワード情報の入力箇所が表示される。クライアント側端末10のユーザは、各入力箇所に適切な情報を入力し、「送信」ボタンをクリックすることによって、クライアント側端末10からコンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、ユーザ情報(ユーザID情報及びパスワード情報)が送信される(ステップS121)。なお、あらかじめクライアント側端末10を操作するユーザは、コンテンツ配信サーバ20に対して、ユーザ登録を行っており、当該ユーザのユーザID情報やパスワード情報などがユーザ情報管理データベース24に格納されているものとする。また、ユーザ情報の伝送の際、ユーザ情報は暗号化されることが好ましい。
【0038】
コンテンツ配信サーバ20は、ユーザ情報を受けて(ステップS213)、クライアント側端末10から受けたユーザ情報と、ユーザ情報管理データベース24に格納されているユーザ情報とが一致するか否かを認証する(ステップS215)。ユーザ情報が一致せず、認証できなかった場合には、認証がエラーとなったことを示すエラー通知情報をクライアント側端末10に送信し(ステップS217)、クライアント側端末10は、このエラー通知情報を受信して(ステップS123)、ディスプレイ上に「ユーザID又はパスワードが間違っています」などのエラー通知情報を表示する(ステップS125)。
【0039】
一方、認証が成功した場合には、コンテンツ配信サーバ20は、メールアドレス入力用情報をクライアント側端末10に送信する(ステップS219)。クライアント側端末10は、このメールアドレス入力用情報を受信して(ステップS127)、ディスプレイ上に表示する(ステップS129)。図14は、本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にメールアドレス入力用情報を表示した際のメールアドレス入力用画面の一例である。図14に示すように、メールアドレス入力用画面には、購入する楽曲データの配信先(例えば、携帯電話機のメールアドレス)の入力箇所が表示される。なお、複数の配信先の指定や各配信先への配信数の指定を行えるようにすることも可能である。
【0040】
クライアント側端末10のユーザは、楽曲データを配信したい携帯電話機60のメールアドレスを配信先の入力箇所に入力し、「送信」ボタンをクリックすることによって、クライアント側端末10からコンテンツ配信サーバ20のWebサーバ21に、メールアドレス情報が送信される(ステップS131)。コンテンツ配信サーバ20は、メールアドレス情報を受けて(ステップS221)、このメールアドレス情報に対応する携帯電話機60に対して、クライアント側端末10が購入した楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を送信する(ステップS223)。携帯電話機60は、このURL情報を受信し、その後、URL情報が示すURLにアクセスすることによって、クライアント側端末10で購入された楽曲データのダウンロードを行うことが可能となる。
【0041】
図15は、本発明に係る携帯電話機のディスプレイ上にURL情報を表示した表示画面の一例である。図15に示すように、URL情報には、楽曲データのダウンロードが可能となるURLの他に、例えば、この楽曲データを購入したクライアント側端末10のユーザ名や、楽曲データのダウンロードの有効期限などが含まれており、これらの情報が携帯電話機60の表示画面上に表示される。
【0042】
<第1の実施の形態>
次に、図2に示すシーケンスチャート以降の決済処理に関する本発明の第1の実施の形態に関して、図4〜図6を用いて説明する。なお、図4〜図6では、左から右に、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)、プロバイダ課金サーバ30の処理(300番台のステップ)、携帯電話機60の処理(600番台のステップ)が示されており、上から下に、時間が経過する様子が示されている。
【0043】
図4は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。コンテンツ配信サーバ20は、購入された楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を携帯電話機60に送信する(ステップS223:図3のステップS223と同一)と同時に、クライアント側端末10のユーザに対する楽曲データの課金処理をプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS225)。この課金処理では、クライアント側端末10のユーザが契約している課金サーバ30(例えば、クライアント側端末10がインターネット70に接続する際に利用しているインターネット接続プロバイダのサーバ)に対して、楽曲データの対価に係る課金処理を行うよう要求するものである。
【0044】
プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の要求を受けて(ステップS301)、その要求に応じた課金処理を行い(ステップS303)、コンテンツ配信サーバ20及びクライアント側端末10に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価が課金されたことを通知する(ステップS305、S307、S227、S133)。なお、課金の方法は、例えば、楽曲データの対価をインターネット接続料金に加算して請求したり、楽曲データの対価を銀行口座から引き落としたりするなど、様々な方法が可能である。
【0045】
また、携帯電話機60のユーザが楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザの意図通り、楽曲データを携帯電話機60に配信させることが可能であるが、例えば、携帯電話機60のユーザがダウンロードを拒否したり、ダウンロードできることに気付かなかったりした場合には、クライアント側端末10のユーザの意図に反して、携帯電話機60に楽曲データが配信されない結果となってしまう。このような場合に対応するため、コンテンツ配信サーバ20は、当該楽曲データのダウンロードの有効期限情報(例えば、2週間の有効期限を設定)をダウンロード履歴データベース23に格納する(ステップS229)。
【0046】
次に、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われた場合について説明する。図5は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われ(ステップS601)、コンテンツ配信サーバ20が、楽曲データの配信要求を受けた場合(ステップS231)には、当該楽曲データの配信を行い(ステップS233、S603)、上記の一連の流れを示す識別情報などを参照して、上記の一連の流れで購入された楽曲データが2重にダウンロードできなくなるような処理を行う(ステップS235:楽曲データのロック)。
【0047】
一方、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われない場合が生じることもある。図6は、本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われなかった場合には、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザに対する楽曲データの課金処理の取り消しをプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS237)。プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の取り消しの要求を受けて(ステップS309)、その要求に応じた課金の取り消し処理(返金処理)を行い(ステップS311)、コンテンツ配信サーバ20に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価の課金が取り消された旨を通知し(ステップS313、S239)、また、クライアント側端末10に対して、楽曲データがダウンロードされなかった旨、及び、楽曲データの対価の課金が取り消された旨を通知する(ステップS315、S135)。
【0048】
また、コンテンツ配信サーバ20は、上記の一連の流れで購入された楽曲データのダウンロードを不可能にする(ステップS241:楽曲データのロック)とともに、携帯電話機60に対して当該楽曲データのダウンロードが無効になった旨を通知する(ステップS243、S605)。以上の処理によって、携帯電話機60が楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザに対して楽曲データの対価の課金が行われ、携帯電話機60から、有効期限を過ぎても楽曲データがダウンロードされなかった場合には、クライアント側端末10のユーザに対して課金が行われないようにすることが可能となる。
【0049】
<第2の実施の形態>
上記の第1の実施の形態では、プロバイダ課金サーバ30が課金の取り消し処理を行っているが、下記の第2の実施の形態では、コンテンツ配信サーバ20が課金の取り消し処理を行い、確実に課金処理が行われる必要がある場合のみ、プロバイダ課金サーバ30に課金処理の要求を行うようにしている。以下、図2に示すシーケンスチャート以降の決済処理に関する本発明の第2の実施の形態に関して、図7〜図9を用いて説明する。なお、図7〜図9では、左から右に、クライアント側端末10の処理(100番台のステップ)、コンテンツ配信サーバ20の処理(200番台のステップ)、プロバイダ課金サーバ30の処理(300番台のステップ)、携帯電話機60の処理(600番台のステップ)が示されており、上から下に、時間が経過する様子が示されている。
【0050】
図7は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。コンテンツ配信サーバ20は、購入された楽曲データのダウンロードを可能とするURL情報を送信する(ステップS223:図3のステップS223と同一)と同時に、クライアント側端末10のユーザに対して設定されている楽曲データのポイントの減算処理を行う(ステップS251)。楽曲データのポイントとは、ユーザ登録を行っているクライアント側端末10の各ユーザに対して付与されて、ユーザ情報管理データベース24に格納されているもので、そのユーザの楽曲データ購入可能数を示すものである。
【0051】
例えば、クライアント側端末10のユーザが、あらかじめこのポイントを購入しておくことも可能であり、購入分のポイントが、そのユーザに付与されている。そして、購入した楽曲データ数に応じて、ポイントを減算することによって、そのユーザがあらかじめ持っているポイント分だけ、楽曲データを購入できるようにしている。なお、上記のように、ユーザが、あらかじめポイントを購入しておく態様の場合(プリペイド式)には、ユーザは、コンテンツ配信サーバ20に対して、ポイント購入の対価を前もって支払う必要がある。また、このポイントを楽曲データの購入数やユーザが支払うべき対価の指標として用い、ユーザは、後でポイント分の対価を支払うようにすることも可能である。ここでは、後者の場合について説明する。
【0052】
また、ステップS251におけるポイントの減算処理後、第1の実施の形態と同様に、クライアント側端末10のユーザの意図に反して携帯電話機60に楽曲データが配信されない場合に対応するため、コンテンツ配信サーバ20は、当該楽曲データのダウンロードの有効期限情報(例えば、2週間の有効期限を設定)をダウンロード履歴データベース23に格納する(ステップS253)。
【0053】
次に、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われた場合について説明する。図8は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われ(ステップS651)、コンテンツ配信サーバ20が、楽曲データの配信要求を受けた場合(ステップS255)には、当該楽曲データの配信を行い(ステップS257、S653)、上記の一連の流れを示す識別情報などを参照して、上記の一連の流れで購入された楽曲データが2重にダウンロードできなくなるような処理を行う(ステップS259:楽曲データのロック)。また、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザが使用したポイント分の課金処理をプロバイダ課金サーバ30に要求する(ステップS271)。プロバイダ課金サーバ30は、この課金処理の要求を受けて(ステップS371)、その要求に応じた課金処理を行い(ステップS373)、コンテンツ配信サーバ20及びクライアント側端末10に対して、クライアント側端末10のユーザが購入した楽曲データの対価が課金されたことを通知する(ステップS375、S377、S273、S173)。
【0054】
一方、有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロードが行われない場合が生じることもある。図9は、本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。有効期限内に、携帯電話機60で楽曲データのダウンロード操作が行われなかった場合には、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザのポイントの減算処理を取り消す処理(ポイントを元に戻す復元処理)を行い(ステップS261)、クライアント側端末10に対して、楽曲データがダウンロードされなかった旨、及び、楽曲データに係るポイントが返還された旨を通知する(ステップS263、S153)。
【0055】
また、コンテンツ配信サーバ20は、上記の一連の流れで購入された楽曲データのダウンロードを不可能にする(ステップS265:楽曲データのロック)とともに、携帯電話機60に対して当該楽曲データのダウンロードが無効になった旨を通知する(ステップS267、S655)。以上の処理によって、まず、コンテンツ配信サーバ20は、クライアント側端末10のユーザに設定されているポイントの減算処理を行い、携帯電話機60が楽曲データをダウンロードした場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、ポイント分の対価の課金が行われ、携帯電話機60から有効期限を過ぎても楽曲データがダウンロードされなかった場合には、クライアント側端末10のユーザのポイントを返還することによって課金が行われないようにすることが可能となる。
【0056】
なお、上記の第1及び第2の実施の形態では、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われる前に、課金処理やポイント減算処理を行っているが、単純に、携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが有効期限内に行われたか否かを判断し、有効期限内に携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われた場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、楽曲データの対価を請求し、有効期限内に携帯電話機60による楽曲データのダウンロードが行われなかった場合には、クライアント側端末10のユーザに対して、その対価を請求しないようにすることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、クライアント側端末でコンテンツの購入操作が行われ、所望の携帯電話機へのコンテンツの配信が行われた場合、クライアント側端末のユーザに対して課金処理が行われ、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにしているので、クライアント側端末のユーザと携帯電話機のユーザとが異なる場合、携帯電話機上でコンテンツの購入操作を行いたくない場合、携帯電話機でのコンテンツの購入操作が禁じられている場合などにおいても、携帯電話機によるコンテンツのダウンロードが可能となり、クライアント側端末のユーザがコンテンツの対価を支払うようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ配信システムの実施の形態を示すネットワーク構成図である。
【図2】本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートの1枚目である。
【図3】本発明のコンテンツ配信システムにおけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となるまでの処理及びデータの流れについて説明するためのシーケンスチャートの2枚目である。
【図4】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図5】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図6】本発明のコンテンツ配信システムの第1の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図7】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態におけるクライアント側端末で購入された楽曲データが携帯電話機でダウンロード可能となった後の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図8】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われた場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図9】本発明のコンテンツ配信システムの第2の実施の形態における有効期限内に携帯電話機で楽曲データのダウンロードが行われなかった場合の処理及びデータの流れを説明するためのシーケンスチャートである。
【図10】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第1の例である。
【図11】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示されるリスト情報の表示画面の第2の例である。
【図12】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上に表示される購入画面の一例である。
【図13】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にユーザ認証用情報を表示した際のユーザ認証画面の一例である。
【図14】本発明に係るクライアント側端末のディスプレイ上にメールアドレス入力用情報を表示した際のメールアドレス入力用画面の一例である。
【図15】本発明に係る携帯電話機のディスプレイ上にURL情報を表示した表示画面の一例である。
【符号の説明】
10 クライアント側端末
20 コンテンツ配信サーバ(音声データ配信サーバ)
30 プロバイダ課金サーバ
40 携帯電話機中継サーバ
50 無線基地局
60 携帯電話機
70 インターネット
Claims (9)
- 携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記配信サーバから前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価の課金を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザに対して、前記コンテンツの対価の課金が行われないよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 携帯通信端末と、前記携帯通信端末と通信可能な配信サーバと、前記配信サーバと通信可能なクライアント側端末とを有し、前記クライアント側端末を利用して前記配信サーバが有するコンテンツを前記携帯通信端末に配信するコンテンツ配信システムにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザ毎にポイント情報を設定しておき、前記携帯通信端末に配信される前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信操作を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 所定の期間が経過しても、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われなかった場合には、前記クライアント側端末を用いる前記ユーザの前記ポイント情報を、前記コンテンツの配信操作前の状態に戻すよう構成されていることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
- 所定の期間内に、前記携帯通信端末による前記配信サーバからの前記コンテンツの取得が行われた場合には、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して、前記コンテンツの対価に基づいて更新された前記ポイント情報に応じた課金が行われるよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信システム。
- 携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - 携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにおいて、
前記クライアント側端末を用いるユーザ毎に設定されたポイント情報を格納するユーザ情報管理データベースと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うポイント情報更新手段とを、
有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - 携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価の課金を、前記クライアント側端末を用いるユーザに対して行うことを特徴とするコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラム。 - 携帯通信端末及びクライアント側端末と通信可能であり、前記クライアント側端末からの要求に応じて、前記携帯通信端末にコンテンツを配信することが可能なよう構成されているコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラムにおいて、
所定のデータベースから、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザのポイント情報を読み出すステップと、
前記携帯通信端末に配信する前記コンテンツの対価に基づいて、前記コンテンツの配信要求を行った前記クライアント側端末を用いるユーザの前記ポイント情報の更新を行うステップとを、
有する処理をコンテンツ配信サーバにより実行可能なプログラム。
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