JP2004133575A - 医療情報管理システム及び医療情報管理方法 - Google Patents

医療情報管理システム及び医療情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処置を行うべき医療機関などの利用者の確実な確認が可能となる医療情報管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】医療機関を利用する利用者情報と医療機関に関する情報をあわせて識別可能にバーコード表示出力して(S3)利用者と一体化(手足に固定したり、皮膚に直接転写)する。そして処置を行うに際してバーコードを読み込み(S8)、読み込んだ読み込み情報から医療機関による利用者に対する処置が適切な医療機関よりの適切な相手に対する処置かを確認し(S9)、確認が取れた後に必要な処置を施し(S12)、処置を施したことを登録し(S13)処置履歴を確実に作成できる。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療機関における医療情報管理ステムで及び医療情報管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院などにおいては、多数の患者が治療を受けており、入院患者に対する薬の投与、その他の処置も多種多様になってきている。患者の識別は、看護婦などにより目視確認のほか、例えば入院患者であれば疾病科目において入院病棟の区別、入院ベッドの頭の上に入院日・診療科目・氏名・生年月日・担当医師名が記入されたプレートを下げて確認していた。
【0003】
新生児のように区別がつきにくくかつ多数のベッドに並んでいるような場合には各新生児を間違わないように例えばプラスチック製のブレスレットに新生児両親名を記入したり、シール状のテープに出産者名を記入して腕や足などに貼ったりして識別及び特定を行っていた。
【0004】
また、患者などへの投薬、各種の処置を行う場合には、処方箋やカルテの患者情報の記載とベッド上の表示、或いは手足に固定されているテープやブレスレットを確認し、その後に処方箋に記載されている薬の投与及び処置を行っていた。
【0005】
実際には薬などを用意するときに処方箋を確認するのみであり、後は患者名を記載したカードなどと共にベッドサイドに持参して投与していた。
【0006】
また、医療機関においても電子化が進み、カルテの電子化、処方箋のコンピュータ管理、会計処理のコンピュータ化が進み、医療機器にもコンピュータが用いられるようになってきた。
【0007】
大きな病院では、病院内LANを構築して患者ごとに患者情報や治療履歴などを一元管理化も進んできている。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、実際には患者のいる場所では処方箋を見ながら持ってきた薬が正しいかどうかといった確認は十分に行われていない場合もあり、投与するべき患者を間違えたり、投与するべき薬を間違えたりする可能性があった。
【0009】
また、医療現場のコンピュータ化が進んではいても、あくまでも処方箋の発行やレセプトを作成する場合に用いるのみであり、医療現場でも患者の状態を監視する患者状態監視装置などに応用されているに過ぎなかった。
【0010】
このため、対象となる患者を取り違えたり、投与薬の間違いなどが発生するおそれのない信頼性の高い医療情報管理が望まれていた。
【0011】
本発明は、係る課題に鑑みて成されたもので、例えば医療機関の利用者に確実に所望の処置などを受けさせることができる医療情報管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0013】
即ち、医療機関における医療情報管理ステムであって、医療機関を利用する利用者情報と医療機関に関する情報をあわせて識別可能に表示出力する表示出力手段と、前記表示出力手段の表示出力を読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段の読み込んだ読み込み情報から医療機関による利用者に対する処置が適切な医療機関よりの適切な相手に対する処置かを確認する確認手段とを備え、前記表示出力手段の表示出力結果を利用者と一体に管理し前記確認手段の確認が取れた処置を利用者に施すことにより適切な医療処置実行を可能とすることを特徴とする。
【0014】
そして例えば、前記表示出力手段は、少なくとも利用者氏名及び生年月日情報、医療機関側主担当者情報、処置科目情報を含むことを特徴とする。
【0015】
また例えば、前記表示出力手段は、表示出力をバーコード情報として表示出力し、前記読み込み手段はバーコード情報を読み取る事を特徴とする。
【0016】
さらに例えば、前記表示出力手段の出力は、利用者の身体の一部に固定されることを特徴とする。
【0017】
また例えば、前記利用者は医療機関への入院者であり、処置に従って前記読取手段で読み取った前記表示出力手段の表示出力より表示された利用者情報により処置対象者であることを確認して処置を許可する許可手段を備え、前記許可手段による許可を確認して処置実行を許可することを特徴とする。
【0018】
または、医療機関における医療情報管理ステムにおける医療情報管理方法であって、医療機関を利用する利用者情報と医療機関に関する情報をあわせて識別可能に表示出力し、前記表示出力を医療機関利用者と一体化し、その後当該利用者が処置を受ける前に前記利用者と一体化した表示情報を読み取って処置をうけるべき利用者であることを確認して処置を施すように管理し、前記表示出力結果を利用者と一体に管理し確認が取れた処置のみを利用者に施すことにより適切な医療処置実行を可能とする医療情報管理方法であることを特徴とする。
【0019】
そして例えば、前記表示出力は、少なくとも利用者氏名及び生年月日情報、医療機関側主担当者情報、処置科目情報をバーコード表示する医療情報管理方法であることを特徴とする。
【0020】
また例えば、前記表示出力は、利用者の身体の一部に固定されることを特徴とする。或いは、前記利用者は医療機関への入院者であり、処置に従って読み取った前記利用者情報により処置対象者であることを確認して処置を許可し、適切な処置を施す医療情報管理方法とすることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る一実施の形態例を詳細に説明する。本発明に係る一実施の形態例においては、医療機関に入院して治療を受ける入院患者に対して確実に間違いなく所望の医療行為を行える医療情報管理システムを説明する。しかし、本発明は以上の例に限定される物ではなく、人間ドックのような医療機関を利用して複数種の処置などを受ける利用者や、通院患者に適用できることはもちろんであり、医療機関を利用するあらゆる人に適用できることはもちろんである。
【0022】
(第1の実施の形態例)
以下、図面を参照して本発明に係る一実施の形態例を詳細に説明する。第1の実施の形態例では、入院患者の氏名及び生年月日情報、病院の主担当医師名、診療科目などをバーコード表示して入院患者と一体化させ、各種処置の前にこのバーコードを読み取って確実に処置などを受ける患者を特定してから必要な処置などを行うようにする。これにより、患者を間違えたり、誤って異なる処置を行ったりすることを未然に防ぐことができる。
【0023】
[構成]
図1は本発明に係る一実施形態の医療情報管理祖システムの概略ブロツク構成図である。
【0024】
図1において、10は医療機関の各種情報をセーブするサーバ装置、20は入院患者、通院患者、或いは健康診断を受ける医療機関利用者などの氏名、性別、生年月日、血液型、医療履歴といった利用者情報を入力する患者情報入力装置であり、例えば医療機関の受付部などに設置されている。
【0025】
30は意思などが医療機関利用者に対する各種処置の指示などを入力する処方箋入力装置であり、例えば患者への投薬の処方箋や、入院患者への各種処置の指示、所見の入力などを行うための処方線入力装置である。
【0026】
40は後述する人体に無害の材料で出力されるバーコード情報45を可視表示出力するバーコード出力装置である。バーコード出力装置40は、例えば以下の情報をバーコードとして印刷出力する。
【0027】
例えば医療機関などの施設内の利用に限定される場合には「診療科目」や「患者の氏名」、「生年月日」、「性別及び年齢」、「主治医名」などをバーコード化してカードに、或いは転写シールに印刷出力する。施設内に限定されず、他の医療機関とも共通のものにする場合には、例えば、「地域番号」、「病院名」、「診療科目」「患者の氏名」「性別」、「生年月日」、「主治医名」等の情報をバーコード化することになる。以上の情報を所定桁、例えば16桁の数字を数値化したバーコードに置き換える。
【0028】
そしてこのバーコード情報を塗料によりカード、或いはシールに印刷出力する。そして例えば、この印刷出力されたバーコード情報は、患者などの腕部或いは脚部、足部などに直接転写できるようにすれば、確実に患者を特定することができ、途中でバーコードを紛失するようなこともなくなり、確実かつ安全に患者を特定できる。なお、バーコード出力装置40から直接にバーコード情報を身体の一部に印刷出力してもよい。
【0029】
このように患者などの身体の一部に直接バーコードを印刷又は転写して表示することを予定した場合には、塗料が問題となり、以下の要件を満たす塗料により印刷出力する必要がある。
【0030】
即ち、
*「身体や皮膚に害を及ぼさない材料とする」
*「アレルギーなどの身体的拒否反応を起こさない」
*「水や熱湯に強い」
*「汗や水分などで変化を起こさない」
*「太陽光など自然光に変化を起こさない」
*「ある程度の期間、効果が変わらない」
*「人意的に手を加える事が出来ない。」
*「特殊な液体でしか落とすことが出来ない」
といった仕様をできるだけ満たす塗料を用いることが望ましい。具体的には、化粧品原材料を用いて塗料とすることが身体への影響が一番少なく、かつ自然で量産性も高いものとできる。
【0031】
他に、特定波長の光では顕在化するが、他の波長の光では不可視である塗料を用いればさらに利便性が増す。
【0032】
以上の仕様の塗料で、例えば医療機関利用者の身体の胸部、上腕部、脚部などに刷込む、或いは転写するなどの方法で利用者と一体化することにより、確実に利用者を特定することが可能となる。
【0033】
身体に直接表示できない場合には、利用者自身が剥がしてしまう虞がある点で最善とはいえないが、例えば手術の縫合時に使用するテープ等に印刷出力して利用者の皮膚表面に貼着する方法などを採用できる。
【0034】
更に、このように直接身体にバーコードを転写などすることにより、当人の特定、医療情報などを読み取ることができ、例えば医療情報を一括管理すれば、このバーコードを読み取るのみで、個人健康情報や疾病情報、投薬情報などをとこの医療機関でも取得することができ、例えば緊急の場合でも適切な対応が可能となる。例えば、糖尿病や心臓疾患を持った患者等には利便性が高い。
【0035】
本実施の形態例ではとりあえず同一医療機関内で有効なバーコード情報とし、入院患者に用いる場合には落ちにくい塗料を、健康診断を行う利用者には汗などでは落ちない塗料で利用者などの皮膚表面にバーコードを現すこととしている。
【0036】
そして210、250がこのバーコードを読み取り、必要な医療情報を取得して確認可能な端末装置であり、各端末装置は、端末装置210に示すように、各種情報を表示する表示部211、バーコード情報を読み取るためのバーコードリーダ215などを備えている。
【0037】
以上の各装置は例えばLAN100で互いに情報通信可能に構成されており、装置はベッドサイドに設置されていたり、或いは病室ごと、治療室ごとに設置されていてもよい。或いは医療機器への影響が少ないエリアでは無線LANであってもよい。
【0038】
そして、例えば入院患者に対する投薬を行おうとした場合には、患者のベッドサイドにいって患者からバーコードを読み取る。すると、例えば患者情報が端末装置に表示され、或いは必要に応じてこれから施すべき処方や処置などをLAN100を介して他の装置より取得し、表示部211に表示するように制御すれば、患者を特定するのみならず、実際にベッドサイドで患者に必要な処置を行う際に、確実に確認しながら処置を行える。さらに、点滴や、注射などを行う場合、或いは処方箋を持参した場合には、点滴や注射の開始に先立ち、医薬品に表示されているバーコード情報をバーコードリーダ215で読み込み、確かに当該患者に対して処置すべき医薬であることを確認して初めて実際の投薬などを行うようにすれば、誤って処方と違う薬を投与したりすることが確実に防げる。
【0039】
のみならず、適切に処置などがなされているかを確実に監視することができ、投薬などがなされていない場合にアラームを発生させることも可能となり、より適切な医療が実現する。特に、時間管理を厳密に行う必要がある患者に対する処置が行われているかの確認も容易となる。
【0040】
以上の構成を備える本実施の形態例の医療情報管理システムの動作を図2のフローチャートを参照して以下に説明する。図2は本実施の形態例の医療情報管理システムの医療情報管理制御を説明するためのフローチャートである。
【0041】
図2において、まず患者はステップS1に示す入院手続きを行う。続いてステップS2で患者情報入力装置20などを用いて患者情報を入力する。この患者情報は、「患者の氏名」、「生年月日」、「性別及び年齢」、「問診結果」などであり、例えば患者が自身で血圧測定などを行う場合には「血圧」測定結果なども含まれる。
【0042】
以上の患者情報は、例えば今まで通院していた患者の場合にはすでに通院時に取得されており、この場合には入院手続きにより自動的に患者情報が抽出される。
【0043】
続いてステップS3の処理に進み、患者特定情報に従ってバーコード出力装置40により患者を特定するための患者特定シールを作成する。この患者特定シールは、上述した患者の氏名及び生年月日情報、病院の主担当医師名、診療科目をバーコード印刷表示したものであり、このバーコード表示を患者と一体化する。例えば、患者の手首に捲きつけたり、首から容易に外れないように吊り下げることが考えられる。
【0044】
あるいは、患者の腕部或いは脚部、足部などに直接転写すれば、確実にかつ間違いなく患者を特定できる。なお、このバーコード印刷時にバーコードと共に患者の顔写真シールを合わせて印刷出力することによりバーコード表示を患者と一体化する際に確実に患者を確認しながらバーコードを一体化できる。
続いてステップS4で患者に対して行うべき処置(投薬や診断を含む治療行為)を決定する。例えば投薬であれば投与する薬及び投与時間、量などを決定する。
【0045】
そして次にステップS5において、例えば処方箋入力装置30からステップS4で決定した患者に行うべき処置を入力して患者に対する処置として登録する。
【0046】
続いてステップS6で処置を行うに際して手配するべき処置必要品を検索して一覧表示する。例えば、患者に与えるべき薬の名前、投薬時間、投薬量、患者のために用意する医療器械名、患者に行うべき処置名、処置を行う医師名或いは看護師名(又は介護士名)などを時系列に、或いは処置を行う必要のある時間が迫るごとに検索して表示する。
【0047】
なお、このとき、患者の病歴や過去の処置履歴などから、注意が必要な処置が登録されたときには、当該処置を行うか否か再度の確認を促したり、他と区別のつく表示態様で表示して注意を喚起することが望ましい。
【0048】
次にステップS7において、ステップS6の一覧表示に基づいて処置に必要なものを取り揃えて患者に処置を行う場所に移動する。例えばベッドサイドで処置を行うのであれば処置に必要なものを取り揃えてベッドサイドにいき、特別の処置室などで処置を行うのであれば処置に必要なもの及び人員を処置室に用意すると共に患者を処置室に移動させる。
【0049】
そしてステップS8において、処置の開始に先立ち患者と一体化しているステップS3で出力したバーコードを例えば端末装置のバーコードリーダより読み込む。
【0050】
続くステップS9で処置を行うべき対象者が間違いなくバーコードを読み込んだ患者であることを確認する。確認の結果、対象者が異なっていた場合にはステップS10に進み、アラーム処置を行って誤った処置が行なわれるのを未然に防止する処置が取られる。
【0051】
その後例えばステップS6に戻りこの患者のために必要な処置を行うようにする。或いは、行うべく用意した処置を行うべき正しい患者を特定して特定した患者に対して当該処置を行うように制御する。なお、誤りがあったときには一連の処置をすべてキャンセルしてステップS4に戻り最初から患者処置決定をやりなおしてもよい。
【0052】
一方、ステップS9において、確認の結果、対象者が正しく予定された患者である場合にはステップS11に進み、例えば端末装置にこれから当該患者に対して行うべき処置を一覧表示する。そして続くステップS12において一覧表示された処置を順次実行する。なお、ステップS11の処理を行わず、単に確認の結果患者に間違いがないことを表示するのみであってもよい。
【0053】
そしてステップS13において実行された処置を登録する。例えば投薬された薬にバーコードが付与されている場合にはこのバーコードを読み込み、また、体温測定や医療機器の監視状態に確認などであれば確認結果を登録することで代えてもよい。
【0054】
以上のように制御することによりシステムでどの患者にどのような処置が行なわれたかを確実に把握することができる。この登録結果はあとで変更できないように制御すれば、治療履歴の証明ともなり、後日治療行為が問題となったような場合であっても治療行為の内容が容易に証明できる。
【0055】
次にステップS14でまだ行うべき処理があるか否かを調べ、複数の処置を行うような場合で次に行うべき処置が残っている場合にはステップS12に進み次に処置を実行する。
【0056】
一方、ステップS14ですべての処置が終了している場合にはステップS4に戻り、次の処置を行う場合に備える。
【0057】
以上説明したように本実施の形態例によれば、患者に対する処置を行う前に処置を受けるべき患者と一体化されたバーコード情報を読み込むことにより、処置を受けるべき患者を確実に確認することができる。このため誤治療などの発生する可能性をなくすことができる。さらに、処置を施した履歴を登録可能とすることにより、確実に治療行為の行なわれた結果を確認でき、適切な時間に適切な治療が行なわれたか否かを確実に確認できる。
【0058】
このため、処置を行うべき患者の確認と施すべき処置を確実に確認でき、かつ処置履歴も容易に整えることができ、信頼性の高い治療が可能となる。
(他の実施の形態例)
以上の説明は入院患者に対してバーコード管理する例を説明したが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば健康診断目的で医療機関に来院したり人間ドックを受ける施設利用者にもそのまま適用することができる。この場合には検査がどこまで行なわれたか、あるいは利用者の検査ごとの待ち時間も容易に把握することができ、また、遅れている検査と早く済んでいる検査を適切に把握することにより、より効率のよい検査体制を採用することができ、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
【0059】
また、システムの適用範囲もひとつの医療機関に限定されるものではなく、ひとつの地域単位で上記適用を行ってもよい。
【0060】
以上に説明した医療機関における利用者識別管理システムとして用いることにより以下の作用効果が期待できる。即ち、
(1)大学付属病院や個人総合病院、専門病院(特に産院・老人病院・精神病院)などの医療機関における医療事故防止、
(2)入院患者に対する安全且つ適切な医療行為の提供。
(3)医療機関における入院患者の事務管理の一元化。
(4)医療機関内での利用者(入院患者など)診療情報の共有化。
(5)医療機関同士の疾病者診療情報の共有化。
(6)医療現場での患者識別の明瞭化。
【0061】
具体的には、医療現場での手術患者の取違や産院での新生児の取違などが発生する可能性をなくすことができると共に電子カルテや医薬品処方、会計処理などにも活用することができる。
【0062】
特に利用者の識別をバーコード情報を利用して行うことにより、POSなどで広く応用されている認識方法を活用することができ、簡単な構成で確実に利用者の確認ができる。更に、端末装置としても、バーコード情報を読み取れるものであればよく、GPS等を利用した携帯端末などでも、例えばアイモード(登録商標)対応の個人健康情報や疾病情報・投薬情報などを取り扱うことが可能となる。
【0063】
また、緊急の場合などに利用できる緊急救命用キーワードを設定することで何処の医療機関でも患者の必要情報が取得でき、安全で適切な医療処置が受けることが出来るようにすることができる。特に病歴や治療履歴の適切な把握が有効な糖尿病や心臓疾患を持った患者等には福音となる。,
【0064】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、処置を行うべき医療機関などの利用者の確実な確認が可能となる。同様に、例えば、確認した利用者に施すべき処置を確実に所望の利用者に施すことができ、かつ処置履歴も容易に整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態例の概略ブロツク構成図である。
【図2】本実施の形態例の医療情報管理制御を説明するためのフローチャートである。

Claims (9)

  1. 医療機関における医療情報管理ステムであって、
    医療機関を利用する利用者情報と医療機関に関する情報をあわせて識別可能に表示出力する表示出力手段と、
    前記表示出力手段の表示出力を読み込む読み込み手段と、
    前記読み込み手段の読み込んだ読み込み情報から医療機関による利用者に対する処置が適切な医療機関よりの適切な相手に対する処置かを確認する確認手段とを備え、
    前記表示出力手段の表示出力結果を利用者と一体に管理し前記確認手段の確認が取れた処置を利用者に施すことにより適切な医療処置実行を可能とすることを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 前記表示出力手段は、少なくとも利用者氏名及び生年月日情報、医療機関側主担当者情報、処置科目情報を含むことを特徴とする請求項1記載の医療情報管理システム。
  3. 前記表示出力手段は、表示出力をバーコード情報として表示出力し、前記読み込み手段はバーコード情報を読み取る事を特徴とする請求項1又は請求項2記載の医療情報管理システム。
  4. 前記表示出力手段の出力は、利用者の身体の一部に固定されることを特徴とする請求項3記載の医療情報管理システム。
  5. 前記利用者は医療機関への入院者であり、処置に従って前記読取手段で読み取った前記表示出力手段の表示出力より表示された利用者情報により処置対象者であることを確認して処置を許可する許可手段を備え、
    前記許可手段による許可を確認して処置実行を許可することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の医療情報処理システム。
  6. 医療機関における医療情報管理ステムにおける医療情報管理方法であって、
    医療機関を利用する利用者情報と医療機関に関する情報をあわせて識別可能に表示出力し、前記表示出力を医療機関利用者と一体化し、その後当該利用者が処置を受ける前に前記利用者と一体化した表示情報を読み取って処置をうけるべき利用者であることを確認して処置を施すように管理し、前記表示出力結果を利用者と一体に管理し確認が取れた処置のみを利用者に施すことにより適切な医療処置実行を可能とすることを特徴とする医療情報管理方法。
  7. 前記表示出力は、少なくとも利用者氏名及び生年月日情報、医療機関側主担当者情報、処置科目情報をバーコード表示することを特徴とする請求項5記載の医療情報管理方法。
  8. 前記表示出力は、利用者の身体の一部に固定されることを特徴とする請求項6記載の医療情報管理方法。
  9. 前記利用者は医療機関への入院者であり、処置に従って読み取った前記利用者情報により処置対象者であることを確認して処置を許可し、適切な処置を施すことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の医療情報処理方法。
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