JP2004133371A - 光コネクタ - Google Patents

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山口 邦明
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Abstract

【課題】心線をかしめ等により固定することなく、外被及び抗張力線をかしめることができ、光学特性の向上を図ることのできる光コネクタを提供する。
【解決手段】本発明は、前記光ケーブル2の心線15端部を収容するフェルール3と、該フェルール3を先端側に付勢するスプリング5と、該スプリング5を支持するストップリング6と、前記光ケーブル2の抗張力線露出部分33から外被先端部分34に渡って覆うように前記ストップリング6内に設けられたカシメリング22と、該カシメリング22の内側において、前記抗張力線露出部分33から前記外被先端部分34に渡って心線15と抗張力線14との間に設けられたカシメ座とを備えた光コネクタであり、心線15をかしめることなく、外被13及び抗張力線14を堅固且つ確実にかしめることができる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルを接続するために用いられる光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光通信システムにおいて、光ケーブル相互間、又は光ケーブルと他の光デバイスとの間で着脱可能な接続を行なうために光コネクタが使用されており、従来の光コネクタとしては、例えば、特開2001−141960号公報に開示されているものがある。
【0003】
この光コネクタ1は、図10〜図13に示されているように、光ケーブル2の心線端部を収容するフェルール3と、フェルール3を先端側に付勢するスプリング5と、スプリング5の基端側を支持するストップリング6と、ストップリング6内に設けられたカシメリング7と、カシメリング7の内側に設けられたカシメ座8と、ストップリング6の先端側を覆うように設けられたプラグフレーム9と、プラグフレーム9及びストップリング6を覆うように設けられたツマミ10と、ストップリング6の端部18に取付けられたフード11とから構成されている。そして、図11及び図12に示されているように、カシメリング7及びカシメ座8は共に円筒状を成し、カシメ座8はカシメリング7より硬質の材料製であり、カシメリング7の基端側外周部分には環状凹部12が形成されている。
【0004】
このような光コネクタ1を光ケーブル2に取付ける場合、先ず、光コネクタ1のカシメリング7、スプリング5、ストップリング6、及びフード11をそれぞれ光ケーブル2に挿通させ、光ケーブル2の先端から所定長の外被13を除去し、抗張力線14を露出させると共に、抗張力線14を所定長に切断する。そして、光ケーブル2の先端側から抗張力線14と心線15との間にカシメ座8を挿入し、外被13の端面16に押し付けると共に、カシメリング7を抗張力線14及び外被13に被嵌する。次に、この状態で、光ケーブル2の先端部をフェルール3に固定させて取付けた後、カシメリング7を外側から専用のカシメ治具によりかしめる。そうすると、抗張力線14はカシメリング7とカシメ座8との間に挟持され、また、外被13はカシメリングにより外側からかしめられる。この時、カシメリング7の凹部12にはカシメ力が掛からないため、図13に示すように、凹部12の内側に係止部17が形成され、これにより、外被13のカシメリング7からの抜け落ちを防止するようになっている。
【0005】
その後、フェルール3をプラグフレーム9とツマミ10の組立品に入れ、その基端側からスプリング5とそのスプリング5の基端側を支持するストップリング6を挿入する。そして、ストップリング6の端部18とその端部18近傍の外被13に接着剤を塗布し、ストップリング6の端部18にフード11を嵌合し、固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、光コネクタ1を介して光ケーブル2を接続する場合、フェルール3が相手側のフェルールと所定の接触圧で接触可能なように、心線15はフェルール3と共に軸心方向に移動可能に設けられる必要がある。しかしながら、上記した従来の光コネクタでは、外被13に塗布した接着剤が毛細管現象により先端側の心線15部分にまで達してしまい、光ケーブル2内で抗張力線14等と接着してしまい、フェルール3の接触時に心線15が軸心方向に動かず、光学特性に不良を生じさせるおそれがあった。
【0007】
また、光ケーブル2の外径寸法は、製造業者により多少ばらつきがあるため、外被13や抗張力線14をかしめる時に、心線15部分までかしめてしまい、フェルール3の接触時に心線15が軸心方向に動かなくなり、光学特性を損なうおそれもあった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、心線をかしめ等により固定することなく、外被及び抗張力線を確実にかしめることができ、光学特性の向上を図ることのできる光コネクタを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光ケーブルを接続するための光コネクタであって、前記光ケーブルの心線端部を収容するフェルールと、該フェルールを先端側に付勢するスプリングと、該スプリングを支持するストップリングと、前記光ケーブルの抗張力線露出部分と外被先端部分を覆うように前記ストップリング内に設けられたカシメリングと、該カシメリングの内側において、前記抗張力線露出部分及び前記外被先端部分の心線と抗張力線との間に設けられたカシメ座とを備えていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、光ケーブルを接続するための光コネクタであって、前記光ケーブルの心線端部を収容するフェルールと、該フェルールを先端側に付勢するスプリングと、該スプリングを支持するストップリングと、前記光ケーブルの抗張力線露出部分と外被先端部分を覆うように前記ストップリング内に設けられたカシメリングと、該カシメリングの内側において、前記抗張力線露出部分の心と抗張力線との間に設けられたカシメ座とを備え、前記外被先端部分を覆う前記カシメリングの基端側部分には、前記外被先端部分を部分的に内側に押圧して固定可能な固定部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
好ましくは、前記カシメ座は、前記外被先端部分の心線と抗張力線との間にも設けられている。
【0012】
また、前記固定部は、前記カシメリングの基端側の外周に均等に配置されている。
【0013】
或いは、前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に折曲することにより形成された羽根部である。
【0014】
或いは、前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に凹ませることにより形成された凹部である。
【0015】
或いは、前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に突き破ることにより形成された刃状突起である。
【0016】
さらに好ましくは、前記カシメリングの外径は、前記抗張力線露出部分を覆う先端側部分より前記外被先端部分を覆う基端側部分の方が小さくなっている。
【0017】
このような構成により、心線をかしめることなく、外被及び抗張力線を堅固且つ確実にかしめることができる。したがって、光ケーブルの接続時に、心線が軸心方向に動き、フェルール同士が所定の接触圧で接触するため、光学特性の向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明におけるケーブルは従来例のものと同じなので、図中、光ケーブルの構成要素を示す符号は従来例と同一のものを使用する。
【0019】
図1は本発明の第1の実施の形態における光コネクタの結線部21を示しているが、説明の簡略化のため、上記した従来の光コネクタ1と同等の構成については図示せず、図1はカシメリング22とカシメ座23のみを示している。
【0020】
カシメリング22は、例えば、黄銅製で、円筒状を成し、カシメリング22の先端内周部分には傾斜面24が形成されている。カシメリング22の外径は、先端側部分25より基端側部分26の方が小さく、外周部に段差部27が形成されている。
【0021】
カシメ座23は、カシメリング22と同程度の硬質の材料製、好ましくは、カシメリング22より硬質の材料製、例えば、ステンレス製で、円筒状を成している。カシメ座23の先端側部分28の外径はカシメリング22の内径より小さく、先端側部分28の内径は光ケーブル2の心線15の外径より大きくなっている。また、カシメ座23の基端側部分29の外径はその先端側部分28の外径より小さく、基端側部分29の内径はその先端側部分28の内径より小さく且つ心線15の外径より大きくなっている。すなわち、カシメ座23には、外周部及び内周部にそれぞれ外側段差部30及び内側段差部31が形成されている。そして、カシメ座23の基端側部分29の端部は外周部分に形成された傾斜面32により先細状に形成されている。
【0022】
次に、結線部21を光ケーブル2に取付ける時のカシメリング22及びカシメ座23の作用を説明する。
【0023】
光ケーブル2の先端から所定長の外被13を除去し、露出した抗張力線14を所定長に切断した状態で、光ケーブル2の先端側から抗張力線14と心線15との間にカシメ座23を挿入する。そして、抗張力線14を介して外側段差部30が外被13の端面16に当接するまでカシメ座23を押込むと、カシメ座23は、先端側部分28が抗張力線露出部分33の抗張力線14と心線15の間に、また、基端側部分29が外被先端部分34の抗張力線14と心線15の間にそれぞれ位置するようになる。この時、カシメ座23の基端側部分29の端部が先細状に形成されているため、このカシメ座23の挿入、押込み作業は容易且つ円滑に行うことができる。
【0024】
このようにカシメ座23を挿入、押込んだ後、予め光ケーブル2に挿入しておいたカシメリング22を先端側に移動させ、抗張力線露出部分33と外被先端部分34を覆うようにする。このカシメリング22の先端側への移動作業は、カシメリング22の先端内周部分に傾斜面24が形成されているため、容易且つ円滑に行うことができる。そして、心線15の先端部にフェルール(図示せず)を固定後、カシメリング22を外側から専用のカシメ治具によりかしめる。そうすると、抗張力線露出部分33の抗張力線14は、主にカシメリング22の先端側部分25とカシメ座23の先端側部分28との間に挟持され、また、外被13及び抗張力線14は、主にカシメリング22の基端側部分26とカシメ座23の基端側部分29との間に挟持され、それぞれ光コネクタの結線部21として固定された状態となる。
【0025】
この時、カシメ座23の基端側部分29が外被先端部分34の抗張力線14と心線15との間に挿入されているので、カシメリングの基端側部分26のカシメ力はカシメ座の23の基端側部分29により受け止められ、その内径はほとんど小さくならず、その部分の心線15をかしめることはない。また、カシメリング22の外周に段差部27が形成されており、外側からのカシメ力は先端側部分25より基端側部分26の方が小さくなるため、外被先端部分34を過度にかしめることがなく、その部分の心線15までをかしめてしまうおそれもない。さらに、カシメ座23の内周部に内側段差部31が形成され、カシメ座23を抗張力線14と心線15との間に挿入した時に心線15と先端側部分28との間に円筒形状の隙間35が形成されるので、カシメリング22の先端側部分25に基端側部分26より大きなカシメ力が作用しても、心線15をかしめてしまうおそれはない。このように、心線15をかしめることなく、外被13及び抗張力線14を堅固且つ確実にかしめることができるので、光ケーブル2の接続時に、フェルール3同士が所定の接触圧で接触し、光学特性の向上を図ることができる。
【0026】
なお、カシメ座23は、図2に示すように、基端側部分29の厚さを薄くしたり、或いは、図3に示すように、基端側部分29の傾斜面32の形成部分を大きくする等、形状の各種変更が可能であることは言う迄もない。また、カシメ座23は、図4に示すように、先端側部分28と基端側部分29を分離し、それぞれ別々に形成させてもよい。
【0027】
次に、図5を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態における光コネクタの結線部41について説明する。なお、説明の簡略化のため、上記した第1の実施の形態と同等の構成については、図中、同一符号を付し、それらの構成についての説明は省略する。
【0028】
カシメリング42は、例えば、黄銅製で、円筒状を成し、カシメリング42の先端内周部分には傾斜面44が形成されている。カシメリング42の外径は、先端側部分45より基端側部分46の方が小さく、外周部に段差部47が形成されている。そして、基端側部分46の外周部には対向する位置に固定部をなす一対の羽根部48が設けられ、羽根部48はコの字状に切り込みを入れることにより形成され、内側に折曲可能となっている。また、基端側部分46の外周部には位置決め用の角穴49が形成されている。
【0029】
カシメ座43は、カシメリング42と同程度の硬質の材料製、好ましくは、カシメリング42より硬質の材料製、例えば、ステンレス製で、円筒状を成している。カシメ座43の外径はカシメリング42の内径より小さく且つ光ケーブル2の心線15の外径より大きくなっており、心線15との間に円筒形状の隙間50が形成されるようになっている。
【0030】
次に、結線部41を光ケーブル2に取付ける時のカシメリング42及びカシメ座43の作用を説明する。
【0031】
光ケーブル2の先端から所定長の外被13を除去し、露出した抗張力線14を所定長に切断した状態で、光ケーブル2の先端側から抗張力線14と心線15との間にカシメ座43を挿入し、抗張力線14を介してカシメ座43の基端側端面51が外被13の端面16に当接するまでカシメ座43を押込む。そして、抗張力線露出部分33と外被先端部分34を覆うようにカシメリング42を設け、心線15の先端部にフェルール(図示せず)を固定後、専用のカシメ治具によりカシメリング42を外側からかしめる。このカシメ治具には、特に図示しないが、羽根部48及び角穴49に対応する位置にカシメ用突起部及び位置決め用突起部がそれぞれ設けられているので、カシメリング42をかしめると、抗張力線露出部分33の抗張力線14がカシメリング42の先端側部分45とカシメ座43との間に挟持されてかしめられると共に、前記カシメ用突起部により羽根部48が内側に折曲され、羽根部48により外被先端部分34の外被13が部分的に押圧されてその部分の外被13及び抗張力線14がかしめられる。
【0032】
この時、外被先端部分34の外被13は、羽根部48を内側に折曲することにより部分的にかしめられるようになっているので、堅固且つ確実にかしめられるが、過度にかしめられることがなく、その部分の心線15迄かしめられてしまうおそれはない。また、カシメ座43の挿入時に、カシメ座43と心線15との間に隙間50が形成されるようになっているので、抗張力線露出部分33の心線15をかしめてしまうおそれはない。さらに、前記位置決め用突起部が角穴49に係合することにより、前記カシメ用突起部は羽根部48に正確に係合するので、カシメ作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0033】
なお、図6に示すように、カシメ座43の代わりに、上記した第1の実施の形態におけるカシメ座23を使用してもよい。この場合には、カシメ座23の基端側部分29が外被先端部分34の抗張力線14と心線15の間に挿入されるので、カシメリングの基端側部分46のカシメ力はカシメ座の23の基端側部分29により受け止められ、その部分の心線15をかしめるおそれはない。
【0034】
また、羽根部48の設置位置又は設置個数は、上記した場合に限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、対向する位置に2対設けてカシメ力を強化する等、カシメリング42の基端側部分46の外周に均等に配置してもよい。
【0035】
次に、図8を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態における光コネクタの結線部61について説明する。なお、説明の簡略化のため、上記した第1及び第2の実施の形態と同等の構成については、図中、同一符号を付し、それらの構成についての説明は省略する。
【0036】
カシメリング62は、例えば、黄銅製で、円筒状を成し、カシメリング62の先端内周部分には傾斜面63が形成されている。カシメリング62の外径は、先端側部分64より基端側部分65の方が小さく、外周部に段差部66が形成されている。
【0037】
次に、結線部61を光ケーブル2に取付ける時のカシメリング62及びカシメ座23の作用を説明する。
【0038】
光ケーブル2の先端から所定長の外被13を除去し、露出した抗張力線14を所定長に切断した状態で、光ケーブル2の先端側から抗張力線14と心線15との間にカシメ座23を挿入する。そして、抗張力線14を介してカシメ座23の外側段差部30が外被13の端面16に当接するまでカシメ座23を押込むと、カシメ座23は、先端側部分28が抗張力線露出部分33の抗張力線14と心線15の間に、また、基端側部分29が外被先端部分34の抗張力線14と心線15の間にそれぞれ位置するようになる。
【0039】
その後、抗張力線露出部分33と外被先端部分34を覆うようにカシメリング62を設け、心線15の先端部にフェルール(図示せず)を固定後、専用のカシメ治具68によりカシメリング62を外側からかしめる。このカシメ治具68には、カシメリング62の基端側部分65に対応する部分にカシメ用突部69が設けられており、カシメリング62をかしめると、抗張力線露出部分33の抗張力線14がカシメリング62の先端側部分64とカシメ座23との間に挟持されてかしめられると共に、カシメ用突部69によってカシメリング62の基端側部分65に固定部をなす凹部67が形成され、凹部67により外被先端部分34が部分的に押圧されてかしめられる。
【0040】
この時、カシメ治具68によりカシメリング62をかしめる時に、カシメリング62を周方向に位置決めする必要がないので、上記カシメ作業の簡素化が図れ、また、外被先端部分34は、凹部67により部分的に押圧されて固定されるようになっているので、外被先端部分34の肉厚にバラツキがあったとしても、堅固且つ確実にかしめることができる。さらに、カシメ座23の基端側部分29が外被先端部分34の抗張力線14と心線15との間に挿入されているので、カシメリング62の基端側部分65のカシメ力はカシメ座の23の基端側部分29により受け止められ、その内径はほとんど小さくならず、その部分の心線15をかしめることはない。また、心線15と先端側部分28との間に形成された円筒形状の隙間35のため、カシメリング62の先端側部分64に基端側部分65より大きなカシメ力が作用しても、心線15をかしめてしまうおそれはない。このように、心線15をかしめることなく、外被13及び抗張力線14を堅固且つ確実にかしめることができるので、光ケーブル2の接続時に、フェルール3同士が所定の接触圧で接触し、光学特性の向上を図ることができる。
【0041】
なお、凹部67の設置位置又は設置個数は、上記した場合に限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、対向する位置に2対設けてカシメ力を強化する等、カシメリング62の基端側部分65の外周に均等に配置してもよい。また、凹部67は、図8及び9に示されているように円錐状に形成させる他、周方向或いは軸線方向に長手状に形成させてもよい。
【0042】
さらに、カシメ座23の代わりに、上記した第2の実施の形態におけるカシメ座43を使用してもよく、この場合には、外被先端部分34の外被13は、凹部67により部分的に押圧されて固定され、堅固且つ確実にかしめられる。
【0043】
さらにまた、上記第2の実施の形態における羽根部48又は第3の実施の形態における凹部67の代わりに、カシメリング22の基端側部分26の任意の箇所を内側に突き破り、刃状突起を形成させ、その刃状突起により外被先端部分34を部分的に内側に押圧して固定するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、心線をかしめ等により固定することなく、外被及び抗張力線を堅固且つ確実にかしめることができ、また、外被の固定のために接着剤を使用する必要がない。したがって、光コネクタを介して光ケーブルを接続する場合、心線が軸心方向に動き、フェルール同士が所定の接触圧で接触するため、光学特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す半断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカシメ座の実施例を示す半断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるカシメ座の別の実施例を示す半断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるカシメ座のさらに別の実施例を示す半断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す半断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の別の実施例を示す半断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のさらに別の実施例を示す半断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す半断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の別の実施例を示す半断面図である。
【図10】従来例を示す半断面図である。
【図11】従来例におけるカシメリングを示す断面図である。
【図12】従来例におけるカシメ座を示す断面図である。
【図13】従来例においてカシメリングをかしめた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2     光ケーブル
3     フェルール
5     スプリング
6     ストップリング
13    外被
14    抗張力線
15    心線
21    結線部
22    カシメリング
23    カシメ座
25    先端側部分
26    基端側部分
33    抗張力線露出部分
34    外被先端部分
41    結線部
42    カシメリング
43    カシメ座
45    先端側部分
46    基端側部分
48    羽根部
61    結線部
62    カシメリング
64    先端側部分
65    基端側部分
67    凹部

Claims (8)

  1. 光ケーブルを接続するための光コネクタであって、
    前記光ケーブルの心線端部を収容するフェルールと、
    該フェルールを先端側に付勢するスプリングと、
    該スプリングを支持するストップリングと、
    前記光ケーブルの抗張力線露出部分と外被先端部分を覆うように前記ストップリング内に設けられたカシメリングと、
    該カシメリングの内側において、前記抗張力線露出部分及び前記外被先端部分の心線と抗張力線との間に設けられたカシメ座と、
    を備えていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 光ケーブルを接続するための光コネクタであって、
    前記光ケーブルの心線端部を収容するフェルールと、
    該フェルールを先端側に付勢するスプリングと、
    該スプリングを支持するストップリングと、
    前記光ケーブルの抗張力線露出部分と外被先端部分を覆うように前記ストップリング内に設けられたカシメリングと、
    該カシメリングの内側において、前記抗張力線露出部分の心線と抗張力線との間に設けられたカシメ座と、
    を備え、前記外被先端部分を覆う前記カシメリングの基端側部分には、前記外被先端部分を部分的に内側に押圧して固定可能な固定部が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
  3. 前記カシメ座は、前記外被先端部分の心線と抗張力線との間にも設けられている請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記固定部は、前記カシメリングの基端側の外周に均等に配置されている請求項2に記載の光コネクタ。
  5. 前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に折曲することにより形成された羽根部である請求項2に記載の光コネクタ。
  6. 前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に凹ませることにより形成された凹部である請求項2に記載の光コネクタ。
  7. 前記固定部は、前記カシメリングの基端側部分を内側に突き破ることにより形成された刃状突起である請求項2に記載の光コネクタ。
  8. 前記カシメリングの外径は、前記抗張力線露出部分を覆う先端側部分より前記外被先端部分を覆う基端側部分の方が小さくなっている請求項1〜7のいずれか1の請求項に記載の光コネクタ。
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