JP2004131195A - 積層紙の移送補助装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作業者側を下方に傾斜した傾斜テーブル27に、作業者が保持して移送する積層紙5の通過を感知する通過センサ32を設ける。この傾斜テーブル27の下面に、通過センサ32の感知信号により移送目的部2方向に摺動突出し、傾斜テーブル27上を移動する積層紙5を移送目的部2方向に誘導する摺動テーブル28を配置して移送補助装置3を構成する。この移送補助装置3を積層紙5の供給部1と移送目的部2の間隔に配置する。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、リフト等の積層紙の供給部と、棒積み揃え装置、棒積み装置、紙揃え装置、裁断装置等の移送目的部との間隔に配置し、作業者が積層紙を保持して供給部から移送目的部に移送する際の補助を行うための積層紙の移送補助装置に係るもので、移送を行う作業者の身体的な負担を軽減するとともに、積層紙の移送を円滑かつ迅速に行い、移送作業効率を高める事を目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特許第3218002号公報
【特許文献2】特許第3318253号公報
【特許文献3】特願2001−249519号
【0003】
従来、積層紙の裁断装置、特許文献1、2に記載の紙揃え装置、特許文献3に記載の棒積み揃え装置等の移送目的部に、積層紙を移送する際は、リフト等の供給部に荒積みされた積層紙から、人間が適量を両手で掴み取り、これを持ち上げて両手で保持したまま、移送目的部の上面まで運搬していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重量のある積層紙を人手で持ち上げて移送する事は、作業者への身体的な負担が大きく、長時間の作業が困難で作業効率の低下を招いていた。また、一度に保持する積層紙の分量を少なくすれば、身体的負担が軽減されるが、移送回数が多くなり、やはり作業効率が低下する。また、積層紙の移送の際に、重みで積層紙が垂れ下がり、先に移送目的部に載置した積層紙に、該移送中の積層紙が引っ掛かって、揃え済みの積層紙を乱す可能性もあった。
【0005】
本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、積層紙の供給部から、棒積み揃え装置、棒積み装置、紙揃え装置、裁断装置等の積層紙の移送目的部に、人手により積層紙を移送する際に、その移送を補助する事で作業者の身体的な負担を軽減し、積層紙の移送作業を効率的に行う事を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、作業者に対向して配置した積層紙の供給部と積層紙の移送目的部の間隔に配置し、作業者側を下方に傾斜した傾斜テーブルを上面に配置し、この傾斜テーブルに、作業者が保持して移送する積層紙の通過を感知する通過センサを配置するとともに傾斜テーブルの下面に配置する摺動テーブルを、通過センサの感知信号を感知して移送目的部方向に摺動突出し、傾斜テーブル上を移動する積層紙を移送目的部方向に誘導するように配置して成るものである。
【0007】
また、積層紙の移送目的部は、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に枠本体に接続し、この枠本体を、傾斜機構により少なくとも一方の角部方向に傾斜可能に配置し、紙載置台に積層した積層紙の一方の角部を形成する二辺に、積層紙の突当部を配置するとともに、積層紙に振動を与え紙揃えを行うための振動器を紙載置台に配置した棒積み揃え装置であっても良い。
【0008】
また、積層紙の移送目的部は、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に設けた棒積み装置であっても良い。
【0009】
また、積層紙の移送目的部は、紙揃え装置であっても良い。
【0010】
また、積層紙の移送目的部は、紙の裁断装置であっても良い。
【0011】
また、積層紙の供給部は、作業者によって移送目的部に移送された積層紙の厚み分だけ上昇し、積層紙の上端面位置を常に一定としたリフト装置であっても良い。
【0012】
また、積層紙の供給部は、積層紙の上面に積層紙の移送方向と略直角に折返し棒を突出し、移送する積層紙を折返し棒を介して折り返した後に傾斜テーブルに移動可能としても良い。
【0013】
また、積層紙の供給部と移送目的部は、水平方向に0°≦θ’≦100°の角度を介して配置しても良い。
【0014】
また、傾斜テーブルは、作業者方向に0°<θ≦15°の角度で傾斜させても良い。
【0015】
また、傾斜テーブルは、表面にメッキ処理又はフッ素樹脂加工を施し積層紙のスライドを容易としても良い。
【0016】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、作業者が積層紙の供給部から適量の積層紙を掴み取り、前記供給部と移送目的部との間隔に配置した傾斜テーブルの上面を、該積層紙を保持して移送目的部方向にスライドしながら移送し、積層紙を通過させる。このスライド移送の際には、作業者が腕を移送方向に動かしながら移送を行ったり、身体を移送方向に回転させながら行うので、積層紙に遠心力が作用する。しかし、本発明では前記傾斜テーブルを、作業者側を下方に傾斜しているので、手前方向へ落下しようとする力が作用し、この力が前記遠心力を相殺するものとなる。従って、作業者は積層紙をスライドしながら、少ない力で円滑に傾斜テーブル上面を通過させる事ができる。
【0017】
そして、傾斜テーブルの上面を積層紙が通過すると、この通過を通過センサが感知して感知信号を発する。この感知信号を感知する事により、傾斜テーブルの下面に収納された摺動テーブルが、移送目的部方向に摺動突出する。従って、作業者は、移送目的部の上面に突出した摺動テーブルをガイドとして、傾斜テーブルから移送目的部まで積層紙をスライドさせながら、少ない力で容易に移送する事ができる。また、この摺動テーブルが間に介在する事により、移送目的部上面の積層紙に、移送中の積層紙が接触して引っ掛かったりしにくいものとなり、既に揃え作業や積み作業等の終了した移送目的部上面の積層紙の乱れを抑える事ができる。
【0018】
また、積層紙の移送の誘導が完了すると、摺動テーブルが傾斜テーブル方向に復元摺動して、該傾斜テーブルの下面に戻り、移送目的部の上面に突出する事がないから、移送目的部での積層紙の載置作業、その後の紙揃え作業、棒積み揃え作業、棒積み作業、裁断作業等を何ら支障なく行う事ができる。
【0019】
このように、積層紙の供給部と移送目的部との間隔に、傾斜テーブル、摺動テーブルから成る移送補助装置を配置した事により、作業者は供給部から移送目的部まで、積層紙を大きく持ち上げる事無く、スライド移送により少ない力で円滑に積層紙を移送する事ができ、作業効率の向上が可能となるとともに、作業者の腕や腰等への身体的負担を軽減する事ができる。
【0020】
また、積層紙の移送目的部は、前述の如く、紙揃え装置であっても良いし、棒積み揃え装置、棒積み装置、裁断装置であっても良く、何れの装置にも、円滑かつ迅速に積層紙を移送する事ができるとともに、積層紙の乱れも防ぐから、各装置での作業効率を向上させる事ができる。
【0021】
また、棒積み揃え装置の一例としては、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に枠本体に接続し、この枠本体を、傾斜機構により少なくとも一方の角部方向に傾斜可能に配置する。また、枠本体には、紙載置台に積層した積層紙の一方の角部を形成する二辺に、積層紙の突当部を配置するとともに、積層紙に振動を与え紙揃えを行うための振動器を紙載置台に配置する。
【0022】
このような棒積み揃え装置では、枠本体に摺動テーブルを接続すれば、傾斜機構により枠本体を傾斜すると、紙載置台とともに摺動テーブルも傾斜する。従って、摺動テーブルを、常に紙載置台と平行に突出摺動させる事ができ、摺動テーブルによる積層紙の誘導を常に良好に行う事が可能となる。このように、紙載置台への積層紙のスライド移送作業を効率的に行う事が可能となるとともに、積層紙の乱れも防止するから、棒積み揃え装置での良好な棒積み揃え作業が可能となるし、作業者の身体的負担も軽減して、効率的な作業が可能となる。
【0023】
また、積層紙の移送目的部を棒積み装置とした場合、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に設ければ、積層紙の載置やスライド移送を円滑に可能となるし、作業者への身体的負担も少なくする事ができる。
【0024】
また、積層紙の移送目的部は、印刷や製本等のために積層紙を厳密に揃える紙揃え装置であっても良いし、紙裁断装置等であっても良い。何れの場合でも、積層紙を人手で大きく持ち上げる必要がなく、積層紙の効率的なスライド移送が可能となり、作業者の身体的負担も軽減可能で、効率的な移送作業が可能となる。
【0025】
また、積層紙の供給部は、作業テーブル、台車等、何れのものであっても良いが、作業者によって移送目的部に移送された積層紙の厚み分だけ上昇し、積層紙の上端面位置を常に一定とする事が可能なリフト装置とすれば、移送作業により供給部の積層紙が少なくなっても、作業者が腰を屈めて積層紙を掴み取る必要が無く、常に一定の体勢で積層紙の掴み取りとスライド移送を行う事が可能となる。従って、作業者の身体的負担を軽減して、効率的な作業が可能となる。
【0026】
また、積層紙を裏返して裏面の検品を行う必要がある場合等、前記リフト装置、その他の積層紙の供給部は、積層紙の上面に積層紙の移送方向と略直角に折返し棒を突出し、移送する積層紙を折返し棒を介して折り返した後に傾斜テーブルに移動可能とすれば、積層紙を容易に裏返す事ができ、作業者の身体的負担を軽減するとともに、検品作業等を効率的に行う事ができる。また、折返し棒に、折返し方向に回転するローラーを取り付ければ、積層紙の折返し作業を少ない力で容易に行う事ができる。そして、この折返しを行いながら積層紙を移送目的部方向に容易にスライドさせる事ができる。
【0027】
また、積層紙の供給部と移送目的部、移送補助装置を設置する際のレイアウトは、供給部と移送目的部とを、配置角度θ’=0°即ち一直線上に配置すれば、作業者は積層紙を保持して供給部から移送目的部まで歩きながらスライド移送し、その後供給部まで数歩戻って、新たな積層紙の掴み取りやスライド移送を行う必要があるが、縦方向への積層紙の移動が無く、スライド移送の際に作用する遠心力が小さくなる。そして、移送補助装置により、積層紙を大きく持ち上げる必要がなく、従来に比べて効率的で身体的負担の無い移送作業が可能となる。更に、装置全体を幅方向には長尺であるが奥行き方向へのスペースを取らない配置とする事ができ、奥行きの狭い場所や長方形状の場所等への設置に適したものとなる。
【0028】
逆に、例えば供給部と移送目的部とを、配置角度θ’=90°即ち直角に配置すれば、一直線上の配置に比べて奥行きは増えるが、幅方向の長さを短くする事ができ、正方形状の設置場所等に適したものとなる。また、供給部で積層紙を掴み取って、その場で足を軸に移送方向に身体を回転させるだけで、供給部から移送目的部まで積層紙をスライド移送させる事ができ、作業者や積層紙の移動距離をより短くする事ができ、効率的な移送作業が可能となる。何れの場合でも、装置の設置場所や作業環境に最適のレイアウトを選択するのが好ましい。
【0029】
上記を踏まえて、積層紙の供給部と移送目的部は、水平方向に0°≦θ’≦100°の角度を介して配置すれば、供給部から移送目的部までの作業者や積層紙の移動距離を極力少なくして、積層紙の移送作業を迅速に行う事が可能となるとともに、積層紙を大きく持ち上げる必要が無く、身体的負担も少なくする事ができる。尚、配置角度θ’<0°とすると、供給部から移送目的部までの歩行距離が長くなり、作業効率が低下する。また、配置角度θ’>100°とすると、作業者の回転角度が大きくなり、作業者がふらつく等して円滑な動作が困難となるとともに、積層紙のスライド移送距離が長くなり、やはり作業効率が低下する。好ましくは配置角度を60°前後とすれば、作業者の移動距離や回転量を短くして、積層紙のより効率的なスライド移送が可能となるとともに、作業者の身体的負担も軽減可能となる。
【0030】
また、傾斜テーブルの傾斜角度θは、0°<θ≦15°とするのが良く、積層紙のスライド移送時に発生する遠心力を予想して、その遠心力の大きさに応じて適宜に調整する。例えば、供給部と移送目的部とを一直線上に配置した場合、積層紙のスライド移送時の遠心力が小さいので、傾斜テーブルの傾斜角度が0°に近い小さな値でも、傾斜テーブル上面の円滑なスライド移送が可能となる。一方、供給部と移送目的部とを直角に配置した場合は、積層紙を回転させながらスライド移送して、大きな遠心力が発生するので、この大きな遠心力を相殺可能なように、傾斜テーブルの傾斜角度を15°に近い大きな値とする。
【0031】
ただし、傾斜テーブルの傾斜角度をθ>15°とすると、供給部と移送目的部との配置角度が大きく遠心力が大きい場合でも、傾斜テーブルの傾斜角度が急過ぎて、遠心力に比べて落下方向への力が大きくなり、スライド移送の際に積層紙を作業者が支える必要が生じて無駄な労力を使ったり、支えきれずに積層紙が滑り落ちる虞もあり、積層紙のスライド移送を円滑に行えなくなる可能性がある。また、供給部と移送目的部とを一直線上に配置して、積層紙を平行移動する場合でも、作業者が移送方向に腕を回しながら行う事があるので、多少の遠心力が生じる。そのため、傾斜角度をθ≦0°とすると、積層紙のスライド移送が困難となる虞がある。
【0032】
また、傾斜テーブルは、表面にクロームメッキ等のメッキ処理、又はフッ素樹脂加工等の表面処理を施せば、積層紙との摩擦抵抗を小さくする事ができ、傾斜テーブル上面での積層紙のスライド移送を、より円滑に行う事ができる。
【0033】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に於て説明する。図1は本発明の積層紙の移送補助装置を間に配置した棒積み揃え装置とリフト装置との平面図で、リフト装置上面の積層紙を、折返し棒を介して折り返した状態を示している。また、図2は、積層紙が傾斜テーブル上面を通過すると同時に摺動テーブルが摺動突出して、傾斜テーブルから棒積み揃え装置への積層紙の移送を誘導している状態を示す平面図である。図3は、積層紙を移送目的部に移送が完了して、摺動テーブルが元位置に戻った状態を示す平面図である。また、図4は、図1の全体斜視図で、図5は図1の白抜き矢印方向からの傾斜テーブルと摺動テーブルとの拡大斜視図である。また、図6は、摺動テーブル及びその摺動手段であるスライド棒やシリンダを示した一部切り欠き拡大斜視図で、図7は摺動テーブルが棒積み揃え装置方向に摺動突出した際のスライド棒、シリンダの状態を示す拡大斜視図である。
【0034】
上記図1〜図7に示す第1実施例では、積層紙(5)の供給部であるリフト装置(1)と、移送目的部である棒積み揃え装置(2)との間に、本発明の移送補助装置(3)を配置している。尚、リフト装置(1)と棒積み揃え装置(2)とは、図1〜図3に示す如く、互いの配置角度θ’を、約60°で配置している。
【0035】
まず、上記リフト装置(1)は、リフト本体(4)に、積層紙(5)を載置する供給台(6)を、上下動可能に接続している。この供給台(6)の上下動は、リフト本体(4)に設けたチェーンブロック(図示せず)や電動モータ(9)等から成る上下動機構(7)により行っている。この上下動機構(7)による供給台(6)の上下動操作は、作業者が積層紙(5)の載置量に応じて、任意に上下動させるものであっても良いし、適宜のセンサ等により積層紙(5)の上端面位置を感知して、自動で上下動させるものとしても良い。また、本実施例では、移送目的部にスライド移送した積層紙(5)の厚み分だけ供給台(6)を上昇させ、積層紙(5)の上端面位置を常に一定とする事により、作業者が常に一定の体勢で積層紙(5)のスライド移送作業を行う事を可能とし、作業者の身体的負担を軽減するとともに作業効率の向上を可能としている。
【0036】
また、リフト装置(1)は、供給台(6)の上面に、積層紙(5)の移送方向と略直角に折返し棒(8)を突出し、移送する積層紙(5)を折返し棒(8)を介して折り返し可能としている。また、この折返しを更に容易とするため、折返し棒(8)の外周に、折返し方向に回転するローラー(10)を設けるとともに、折返し時の積層紙(5)の遊びを防止可能な押さえ板(11)を積層紙(5)と平行に配置している。
【0037】
また、折返し棒(8)は、リフト本体(4)に回動可能に軸支している。そして、積層紙(5)の折返しを必要としない場合は、軸支部(12)を介してリフト本体(4)方向に回動して垂直に配置し、供給台(6)の上面に突出しないようにする。このような折返し棒(8)の配置により、作業者は、供給台(6)の適量の積層紙(5)を両手で保持して、移送目的部方向に水平にスライドさせながら移送する事ができる。
【0038】
次に、棒積み揃え装置(2)の構成を説明すると、(13)は紙載置台で、リフト本体(4)から移送されてくる積層紙(5)を上面に棒積み可能としている。そして、この紙載置台(13)を、チェーンブロックや電動モータ(18)等の上下動機構(14)により上下動可能に枠本体(15)に接続している。また、枠本体(15)は、傾斜機構(19)により一方向に傾斜可能としている。この傾斜機構(19)として、床等の設置面にL字形に設置した基台(16)に、軸支部(17)を介してL字形の枠本体(15)を傾斜可能に軸支している。
【0039】
そして、枠本体(15)の左背面に別個に配置した電動モータ(29)を回動させる事により、枠本体(15)を、紙載置台(13)とともに前記軸支部(17)を支点として、紙載置台(13)の左背面側の角部方向に傾斜可能としている。また、上記とは逆方向に電動モータ(29)を回動する事により、枠本体(15)が先の回動方向とは反対方向に回動し、紙載置台(13)の水平位置への復元を可能としている。
【0040】
また、紙載置台(13)に移送された積層紙(5)を背面側と左側の直交する二辺で揃えるため、枠本体(15)には、該積層紙(5)の外周端面を突き当てて支持可能な棒状の突当部(20)(21)を、図1〜図3に示す如く、紙載置台(13)の背面側に2本、左側に1本配置している。尚、紙載置台(13)には、背面側と左側に各々貫通口(22)(23)を設けて各突当部(20)(21)を貫通可能としているので、紙載置台(13)の上下動が突当部(20)(21)によって何ら妨げるられる事がない。更に、左側の貫通口(23)は、左右方向に長尺に形成し、左側の突当部(21)を左右方向に自在に移動可能とする事で、長短何れのサイズの積層紙(5)でも、本棒積み揃え装置(2)で揃え作業が可能なようにしている。
【0041】
また、前記紙載置台(13)上面に移送された積層紙(5)に振動を与え、紙揃えを行うための振動器(24)を、背面右側の一方の突当部(20)の両側と、左側の突当部(21)の両側に設けるとともに、該振動器(24)の振動を増幅して積層紙(5)に伝達するための振動伝達板(25)を、突当部(20)(21)の両側に同一平面状に配置している。この振動伝達板(25)に、積層紙(5)の外周端面が接触する事により、振動器(24)の振動を確実に積層紙(5)に伝達可能となるし、振動伝達板(25)の内壁に積層紙(5)が振動しながら突き当たるので、紙揃え効果も高まるものとなる。また、紙載置台(13)は、積層紙(5)の載置量に応じて、上下動機構(14)により適宜下降させる事により、新たにスライド移送させた積層紙(5)が、常に振動伝達板(25)に突き当たるようにする。
【0042】
また、振動器(24)は、積層紙(5)に振動を与える事が可能であれば、従来公知の何れの手段を用いても良く、図示はしないが例えばケースの内部に設けた溝部に、ボール体を摺動可能に係合したものを使用する。この製品は、ケース内部にエアーを導入して、ケース内部の溝部に沿ってボール体を偏心回転させる事により、振動を発生するものである。
【0043】
また、紙載置台(13)に新たに積層紙(5)を載置した刺激や、揃えのためのサバキ作業を行った際の風圧等で、揃え済みの積層紙(5)が乱雑とならないように、本実施例では、図1〜図7に示す如く、紙載置台(13)上面の積層紙(5)を押圧して一時的に固定可能な押圧体(26)を、背面側の突当部(20)に隣接して設けている。この押圧体(26)は、一端を軸支され、電動モータ(図示せず)等により水平方向及び垂直方向に回動可能となっている。
【0044】
従って、押圧体(26)は、振動器(24)と突当部(20)(21)による紙揃え中は、図3、図6に示す如く、背面方向に回動して垂直状態を保つので、紙揃え作業を妨げる事がない。そして、紙揃えが終了したタイミングで、図5に示す如く、前方に回動する事により、水平状態となった押圧体(26)が積層紙(5)を一時的に押圧固定し、紙揃え済みの積層紙(5)の上面に新たな紙揃え目的の積層紙(5)を積み上げたり、サバキ作業を行っても、揃え済みの積層紙(5)が乱雑となるのを防ぐ事ができる。
【0045】
また、上記リフト装置(1)と棒積み揃え装置(2)との間隔に配置する移送補助装置(3)は、図1〜図7に示す如く、上面に配置する傾斜テーブル(27)と、この傾斜テーブル(27)の下面に配置し棒積み揃え装置(2)方向に進退動可能な摺動テーブル(28)を設けている。
【0046】
まず、傾斜テーブル(27)は、図1〜図3に示す如く、60°の配置角度で配置したリフト装置(1)と棒積み揃え装置(2)との間の空間をほぼカバー可能な平滑面を有する扇形とし、アーム部(30)を介してリフト装置(1)のリフト本体(4)に接続固定している。また、積層紙(5)のスライド移送の際に生じる遠心力を相殺して、積層紙(5)の傾斜テーブル(27)上面の円滑な移送を可能とするため、傾斜テーブル(27)は、図5に示す如く、作業者側を下方に配置して傾斜させているが、この傾斜角度θは、0°<θ≦15°程度とするのが良く、本実施例ではθ=5°の傾斜角度で傾斜テーブル(27)を配置している。また、傾斜テーブル(27)は、棒積み揃え装置(2)側の一側に、棒積み揃え装置(2)方向に傾斜するガイド面(31)を設ける事により、傾斜テーブル(27)から棒積み揃え装置(2)方向へのスライド移送を更に円滑なものとしている。
【0047】
また、傾斜テーブル(27)は、表面にクローム等の金属メッキを施す事により、摩擦抵抗を少なくして、傾斜テーブル(27)上面の積層紙(5)のスライド移送をより円滑なものとしている。また、傾斜テーブル(27)の摩擦抵抗を少なくするために、金属メッキ以外にも、フッ素樹脂加工等、適宜の表面処理を施す事ができる。また、傾斜テーブル(27)は、図5に示す如く、積層紙(5)の通過を感知して感知信号を送信可能な通過センサ(32)を設けている。
【0048】
一方、棒積み揃え装置(2)方向に突出摺動して積層紙(5)のスライド移送を誘導するための摺動テーブル(28)は、図5〜図7に示す如く、棒積み揃え装置(2)の枠本体(15)に接続固定したアーム部(33)に、進退動可能に係合している。この摺動テーブル(28)の摺動手段として、図6、図7に示す如く、摺動テーブル(28)の下面に、進退方向に平行な2本のスライド棒(34)を固定し、このスライド棒(34)を、前記枠本体(15)に固定したアーム部(33)に進退動可能に挿通している。そして、摺動テーブル(28)に接続したシリンダ(35)により、スライド棒(34)を介して摺動テーブル(28)を摺動せしめるものである。
【0049】
このように棒積み揃え装置(2)の枠本体(15)に、摺動テーブル(28)を設ける事により、枠本体(15)の傾斜の際に、該枠本体(15)及び紙載置台(13)とともに、摺動テーブル(28)が同一方向に傾斜するので、摺動テーブル(28)を、常に紙載置台(13)と平行に摺動させる事が可能となる。
【0050】
尚、上記摺動テーブル(28)は、通常は図1、図5に示す如く、傾斜テーブル(27)の下面に位置し、紙載置台(13)の上面に突出する事はない。そして、前記傾斜テーブル(27)の上面を積層紙(5)が通過した際に、通過センサ(32)の感知信号を受信し、図2、図7に示す如く、紙載置台(13)方向に摺動突出して積層紙(5)のスライド移送を誘導するものである。また、この誘導終了後は、再び傾斜テーブル(27)の下面に復元摺動するから、棒積み揃え装置(2)での積層紙(5)の載置や揃え作業を何ら支障なく行う事ができる。
【0051】
上述の如きリフト装置(1)、棒積み揃え装置(2)、移送補助装置(3)を用いて積層紙(5)のスライド移送を行う手順を以降に説明する。まず、棒積み揃え装置(2)では、棒積み揃え後の積層紙(5)の運搬や印刷機、製本機等へのセットを容易とするため、棒積み揃え装置(2)の上面に図4に示す如く、パレット(36)を設置し、該パレット(36)の上面に積層紙(5)を棒積み可能とする。そして、上下動機構(14)を駆動して、パレット(36)とともに紙載置台(13)を上昇させ、振動伝達板(25)に臨ませて配置する。
【0052】
次に、傾斜機構(19)を作動して枠本体(15)を回動し、紙載置台(13)とともに摺動テーブル(28)を左背面方向に傾斜させる。この傾斜により、紙載置台(13)の積層紙(5)は、左側と背面側の二辺が揃えられるものとなる。
【0053】
一方、リフト装置(1)では、図4に示す如く、積層紙(5)を荒積みしたパレット(37)を供給台(6)に載置し、この供給台(6)を上下動機構(7)により適宜上下動し、積層紙(5)の最上端面を傾斜テーブル(27)に臨ませて配置する。また、折返し棒(8)を積層紙(5)方向に回動して、図1に示す如く、積層紙(5)の上面に臨ませて折返し棒(8)を突出配置させる。
【0054】
そして、作業者は、供給台(6)上面の積層紙(5)の右端部側を適量掴み取り、図1の2点鎖線で示す如く、この掴み取った積層紙(5)を保持し、折返し棒(8)を介して折返しながら、傾斜テーブル(27)方向に積層紙(5)をスライド移送する。尚、折返しの際は、折返し棒(8)のローラー(10)により摩擦抵抗が小さく、容易な折返しが可能となるし、押さえ板(11)により積層紙(5)の遊び等も防ぐものとなる。また、この積層紙(5)の折返しを行う事により、作業者は裏面の印刷状態等を確認して、検品作業を容易に行う事ができる。
【0055】
次に、作業者は上記折返しを行った積層紙(5)の右端部を左手に持ちかえてスライドさせながら、自身の身体を移送方向に回転させると、図2に示す如く、積層紙(5)が裏返った状態で傾斜テーブル(27)方向にスライドしながら移動する。そして、作業者が積層紙(5)を保持して引き続き身体を回転させると、傾斜テーブル(27)の上面を積層紙(5)が円弧状にスライドしながら通過する。この円弧状の通過により、積層紙(5)には、傾斜テーブル(27)の背面方向に飛び出そうとする遠心力が作用する。しかし、この傾斜テーブル(27)は作業者方向に傾斜させているから、落下方向への力が作用して、前記遠心力が相殺されるとともに、金属メッキ処理等により摩擦抵抗を小さくしているから、作業者は傾斜テーブル(27)に於ける積層紙(5)の円弧状のスライド移送を円滑に行う事ができる。また、供給台(6)から積層紙(5)を大きく持ち上げる事無く、スライドさせるだけで移送が可能となり、少ない労力で円滑な作業が可能となる。
【0056】
そして、傾斜テーブル(27)から棒積み揃え装置(2)の紙載置台(13)方向に積層紙(5)をスライド移送するが、摺動テーブル(28)が無い場合では、積層紙(5)が傾斜テーブル(27)を離れた瞬間に自重で下方に落下し、突当部(20)(21)による揃え位置まで積層紙(5)を持ち上げて移送する必要があり、身体的負担が大きくなる。また、積層紙(5)を揃え位置までスライド移送する際に、紙載置台(13)に積み上げた積層紙(5)の上面を引き摺ったり、引っ掛けたりする事があり、揃え済みの積層紙(5)を乱してしまう可能性もある。また、揃え済みの積層紙(5)は、前述の如く、押圧体(26)により、一時的に押圧固定され、該積層紙(5)の上面に、押圧体(26)が突設している。そのため、移送目的の積層紙(5)が、上面に突出した前記押圧体(26)に突き当たる事もあり、円滑な移送作業に支障を来したり、移送中の積層紙(5)まで乱雑となる可能性もある。
【0057】
しかしながら、本発明では、摺動テーブル(28)が紙載置台(13)方向に突出摺動して、積層紙(5)のスライド移送を誘導するので、上記不具合を生じる事なく、揃え位置まで円滑に積層紙(5)をスライド移送させる事ができるとともに、揃え済みの積層紙(5)や移送中の積層紙(5)が乱雑となるのを防止する事ができる。その作用は、まず前述の如く積層紙(5)が傾斜テーブル(27)をスライド通過すると、この通過を通過センサ(32)が感知して感知信号を発する。この感知信号を受信すると、図2に示す如く、摺動テーブル(28)が棒積み揃え装置(2)の紙載置台(13)の上面に摺動突出する。
【0058】
従って、この紙載置台(13)の上面に突出した摺動テーブル(28)をガイドとして、作業者は、傾斜テーブル(27)から左背面側の揃え位置まで確実に積層紙(5)をスライドさせながら移送する事ができ、移送中の積層紙(5)が揃え済みの積層紙(5)に引っ掛かったり、押圧体(26)に突き当たる事が無いものとなる。また、傾斜テーブル(27)の一側に、摺動テーブル(28)方向に傾斜するガイド面(31)を設けた事も、傾斜テーブル(27)から紙載置台(13)方向への積層紙(5)のスライド移送を容易としている。
【0059】
そして、上記揃え位置までの積層紙(5)のスライド移送完了時には、図3に示す如く、既に摺動テーブル(28)が傾斜テーブル(27)方向に復元摺動しているので、前記積層紙(5)を紙載置台(13)のパレット(36)の上面或いは揃え済みの積層紙(5)の上面に、支障なく載置する事ができる。また、この載置の際に、パレット(36)の上面で、作業者が積層紙(5)をサバいて用紙と用紙との間に空気を入れるようにすれば、積層紙(5)間の摩擦抵抗が減り、棒積み揃え装置(2)での紙揃え作業を行い易くなる。
【0060】
また、棒積み揃え装置(2)では、前述の如く、前記積層紙(5)の載置やサバキ作業を行っている間は、前回揃え済みの積層紙(5)を押圧体(26)にて押さえておくようにする事で、積層紙(5)のスライド移送やサバキ作業により、揃え済みの積層紙(5)が乱雑になるのを防止する事ができる。
【0061】
この揃え位置への積層紙(5)の載置及びサバキ作業が完了したら、図3、図6に示す如く、押圧体(26)を後方に回動させて積層紙(5)の押圧固定を解除するとともに、振動器(24)を一定時間作動し、振動伝達板(25)を介して積層紙(5)に振動を与える。この振動により、積層紙(5)は、直交する二辺が次第に突き揃えられて行くとともに、良好な紙揃えが可能となる。この振動による紙揃え作業が終了したら、振動器(24)を停止する。また、この紙揃え作業の終了と同時に、図5に示す如く、押圧体(26)が前方に回動させて積層紙(5)を一時的に押圧固定する事により、次の積層紙(5)のスライド移送やサバキ作業により、揃え済みの積層紙(5)が乱雑になるのを防止する事ができる。
【0062】
上述の如く、一掴み分の積層紙(5)のスライド移送及び揃え作業が終了したら、作業者は再び供給台(6)から適量の積層紙(5)を掴み取り、移送補助装置(3)による積層紙(5)の円滑なスライド移送と、棒積み揃え装置(2)での棒積み揃え作業を続行する事ができる。そして、移送補助装置(3)により、作業者は積層紙(5)を大きく持ち上げて移送する必要が無く、少ない労力と無理の無い体勢で積層紙(5)をスライドさせて移送する事が可能となり、作業者の身体的負担を軽減する事ができる。また、傾斜テーブル(27)と摺動テーブル(28)の補助により、スライド移送作業自体も迅速に行う事ができるし、大きく持ち上げる必要が無いから、一度により多くの分量の積層紙(5)を移送する事が可能となり、作業効率を向上させる事ができる。
【0063】
また、上記摺動テーブル(28)は、進退動速度を適宜に調整する事により、摺動テーブル(28)を積層紙(5)の移送のガイドとしてだけでなく、積層紙(5)の運搬機能を持たせる事ができる。即ち、摺動テーブル(28)の紙載置台(13)方向への突出摺動速度を遅くすると、摺動テーブル(28)は、積層紙(5)を載置した状態で紙載置台(13)方向に移動するものとなり、一掴み分の重量が重い積層紙(5)であっても、作業者はスライド移送作業を負担無く行う事ができる。
【0064】
また、上記実施例では、積層紙(5)の供給部としてリフト装置(1)を使用しているが、床面に載置したパレット(37)等から直に積層紙(5)をスライド移送しても良いし、積層紙(5)を供給可能であれば、より簡易な昇降装置や、作業台等を供給部としても良い。また、積層紙(5)の移送目的部を、棒積み揃え装置(2)としているが、揃え機能を持たず棒積みのみを行う棒積み装置であっても良いし、紙の裁断装置や紙揃え装置等であっても良い。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したものであり、積層紙の供給部と移送目的部との間隔に、移送補助装置を配置する事により、積層紙のスライド移送途中で、傾斜テーブルを通過させる事により、移送の際に発生する遠心力を傾斜テーブルの傾斜により相殺するとともに、移送方向への摩擦抵抗を少なくする事ができ、積層紙の円滑なスライド移送が可能となる。更に、傾斜テーブルから移送目的部にスライド移送する際には、摺動テーブルが移送目的部方向に摺動突出する事で、積層紙の移送を誘導するものとなる。従って、積層紙の移送作業者は、積層紙を大きく持ち上げたりする事無く、少ない労力で迅速に積層紙をスライド移送する事ができ、作業効率が向上するとともに、作業者の身体的負担を軽減する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リフト装置と棒積み揃え装置との間隔に移送補助装置を配置した第1実施例の平面図で、リフト装置上面の積層紙を、折返し棒を介して折り返した状態を示す。
【図2】積層紙が傾斜テーブルの上面を通過し、この通過と同時に摺動テーブルが突出摺動した状態を示す平面図。
【図3】積層紙を紙載置台まで移送するとともに、摺動テーブルが傾斜テーブルの下面に戻った状態の平面図。
【図4】図1の斜視図。
【図5】図1の白抜き矢印方向から見た摺動テーブルと傾斜テーブル付近の拡大斜視図。
【図6】摺動テーブルの一部切り欠き拡大斜視図。
【図7】摺動テーブルが紙載置台方向に摺動突出した状態の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 リフト装置(本発明の供給部)
2 棒積み揃え装置(本発明の移送目的部)
5 積層紙
8 折返し棒
13 紙載置台
15 枠本体
19 傾斜機構
20 突当部
21 突当部
24 振動器
27 傾斜テーブル
28 摺動テーブル
32 通過センサ
Claims (10)
- 作業者に対向して配置した積層紙の供給部と積層紙の移送目的部の間隔に配置し、作業者側を下方に傾斜した傾斜テーブルを上面に配置し、この傾斜テーブルに、作業者が保持して移送する積層紙の通過を感知する通過センサを配置するとともに傾斜テーブルの下面に配置する摺動テーブルを、通過センサの感知信号を感知して移送目的部方向に摺動突出し、傾斜テーブル上を移動する積層紙を移送目的部方向に誘導するように配置した事を特徴とする積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の移送目的部は、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に枠本体に接続し、この枠本体を、傾斜機構により少なくとも一方の角部方向に傾斜可能に配置し、紙載置台に積層した積層紙の一方の角部を形成する二辺に、積層紙の突当部を配置するとともに、積層紙に振動を与え紙揃えを行うための振動器を紙載置台に配置した棒積み揃え装置である事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の移送目的部は、積層紙を上面に配置する紙載置台を上下動可能に設けた棒積み装置である事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の移送目的部は、紙揃え装置である事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の移送目的部は、紙の裁断装置である事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の供給部は、作業者によって移送目的部に移送された積層紙の厚み分だけ上昇し、積層紙の上端面位置を常に一定としたリフト装置である事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の供給部は、積層紙の上面に積層紙の移送方向と略直角に折返し棒を突出し、移送する積層紙を折返し棒を介して折り返した後に傾斜テーブルに移動可能とした事を特徴とする請求項1又は6の積層紙の移送補助装置。
- 積層紙の供給部と移送目的部は、水平方向に0°≦θ’≦100°の角度を介して配置した事を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7の積層紙の移送補助装置。
- 傾斜テーブルは、作業者方向に0°<θ≦15°の角度で傾斜させた事を特徴とする請求項1の積層紙の移送補助装置。
- 傾斜テーブルは、表面にメッキ処理又はフッ素樹脂加工を施し積層紙のスライドを容易とした事を特徴とする請求項1又は9の積層紙の移送補助装置。
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