JP2004128575A - プロジェクタおよびデータ入出力システム - Google Patents

プロジェクタおよびデータ入出力システム Download PDF

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佐藤 玄太
Naomoto Kubo
久保 直基
Keizo Uchioke
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Abstract

【課題】投影されている画像を見易くすると共に、簡易かつ安価な構成で投影するプロジェクタおよびデータ入出力システムを提供する。
【解決手段】カメラ50の採光によって得られたAEデータ,AWBデータに基づき、プロジェクタ10の光源12の輝度,色補正度が、スクリーン38における光量,色に対応するよう調整される。即ち、プロジェクタ10において、スクリーン38の周囲の輝度,スクリーン38の色変化たとえばスクリーン38の黄ばみ等の劣化,スクリーン38の周囲のたとえば蛍光灯などの発光色における色温度に対応し、そのため外光に対応する輝度及び投射される背景画面が常に一定の明るさ,色味に設定できるので、光源12における消費電力が低減され、かつ投影される画像が見易くなる。また、プロジェクタ10に従来のような周囲光量検出装置などが不要となるので、構成が簡易になり、かつ安価となる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源から射出された光で、かつ画像情報により示される画像を担持した光を投影面に投影するプロジェクタおよびデータ入出力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタには、周囲の光量を検出する周囲光量検出装置(調光センサーなど)を備える技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、上記特許文献1に係る発明は、内蔵された周囲光量検出装置から出力された制御信号に基づき、光源に供給する電力を増減し、プロジェクタの輝度(明るさ)を調整する。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−131668公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に係る発明では、プロジェクタ内に周囲光量検出装置を内蔵するので、構成が複雑となり、そのため高価となっていた。また、上記特許文献1に係る発明では、周囲光量検出装置で周囲の光量を検出するのみであり、色あせなどによって劣化したスクリーンの色を検出するものではなく、映像が非常に見にくい色で表示されたままである。
【0005】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、投影されている画像を見易くすると共に、簡易かつ安価な構成で投影するプロジェクタおよびデータ入出力システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のプロジェクタでは、光源から射出された光で、かつ画像情報により示される画像を担持した光を投影面に投影するプロジェクタであって、前記投影面における光量を光量情報として検出する光量検出手段または前記投影面における色を色情報として検出する色検出手段の少なくとも一方を備えた撮像装置から、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を入力する入力手段と、前記光源から射出される投影光の光量または色の少なくとも一方を調整する調整手段と、前記入力手段によって入力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方に基づいて、前記投影光の光量または色の少なくとも一方が、前記投影面における光量または色の少なくとも一方に対応するように、前記調整手段を制御する制御手段と、を有する。
【0007】
また、請求項3記載に係るデータ入出力システムは、投影面における光量を光量情報として検出する光量検出手段または前記投影面における色を色情報として検出する色検出手段の少なくとも一方と、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を出力する出力手段とを備える撮像装置と、前記撮像装置の前記出力手段から出力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を入力する入力手段と、光源から射出される投影光の光量または色の少なくとも一方を調整する調整手段と、前記入力手段によって入力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方に基づいて前記投影光の光量または色の少なくとも一方が前記投影面における光量または色の少なくとも一方に対応するよう前記調整手段を制御する制御手段とを備えるプロジェクタと、を有する。
【0008】
本発明においては、撮像装置の採光によって得られた光量情報(輝度情報)または色情報(色差情報)に基づき、プロジェクタの光源の光量または色が、投影面たとえばスクリーンにおける光量または色に対応するよう調整されるので、スクリーンの周囲の輝度,スクリーンの黄ばみ等の劣化による色変化,スクリーンの周囲のたとえば蛍光灯などの発光色における色温度に対応できる。
【0009】
例えば、スクリーンの周囲が暗い場合には、プロジェクタから投射される背景画面表示の輝度を暗くする。一方、スクリーンの周囲が明るい場合には、プロジェクタから投射される背景画面表示の輝度を明るくする。また、プロジェクタの調整手段は、撮像装置の採光によって得られた色情報に基づき、スクリーンの色変化,スクリーンの周囲における色温度に対応するように、ホワイトバランスを設定する。
【0010】
即ち、本発明によれば、プロジェクタにおいて、外光に対応する輝度または投射される背景画面が常に一定の明るさ又は色味に設定できるので、光源における消費電力が低減すると共に、投影される画像が見易くなり視認性が向上する。また、本発明によれば、撮像装置の採光によって得られた光量情報または色情報に基づいて、プロジェクタの光源の輝度または色が、外光に対応する輝度またはスクリーンの色変化に対応するよう制御されるので、プロジェクタに従来のような周囲光量検出装置などが不要となり、そのため構成が簡易になると共に、安価となる。
【0011】
なお、請求項2記載に係るプロジェクタは、請求項1において、前記調整手段による前記投影光の光量または色の調整タイミングを、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方が変化したタイミングとする。請求項2に係る発明によれば、光量情報または色情報が変化したタイミングで、調整手段が投影光の光量または色を調整するので、プロジェクタの投影状況の変動に迅速かつ的確に対応できる。
【0012】
また、本発明に係る電子機器は、デジタルカメラ,デジタルビデオカメラ,撮像機能を備えた携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal  Digital Assistance)などを含む概念である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5に基づいて、本発明の実施形態であるプロジェクタおよびデータ入出力システムについて説明する。なお、図1は本実施形態のデータ入出力システムの外観を示す斜視図、図2は図1に示すプロジェクタのブロック図、図3は図1に示すデジタルスチルカメラ(以下、単に「デジタルカメラ」という)のブロック図である。
【0014】
また、本実施形態のプロジェクタ10は、画像データをパーソナル・コンピュータ(以下、単に「PC」という)80から入力すると共に、AE(Automatic Exposure:自動露出)データおよびAWB(Automatic White Balance:オートホワイトバランス調整)データをデジタルカメラ50から入力するタイプである。即ち、本実施形態のデジタルカメラ50は、採光によって得られたAEデータ(輝度情報)およびAWBデータ(色差情報)を、外部に出力できるように設定している。
【0015】
ここで、AWBデータは、光質を判断するため白い色を測定するホワイトバランスを、色温度の変化に追随するよう自動的に調整するオートホワイトバランスデータである。また、本実施形態では、撮像装置であるデジタルカメラ50の採光によって得られたAEデータおよびAWBデータに基づき、プロジェクタ10の光源12の輝度および色補正度が変更されるようになっている。
【0016】
図2に示すように、データ入出力システムは、プロジェクタ10,デジタルカメラ50,およびPC80を備え、デジタルカメラ50およびPC80をプロジェクタ10に接続する。プロジェクタ10は、ハロゲンランプなどで構成される光源12と、光源12の照射方向に配置された複数(例えば3枚)の透過型カラー液晶パネル14と、カラー液晶パネル14にそれぞれ対向して配置された複数のコリメータレンズ16と、コリメータレンズ16にそれぞれ対向して配置された複数のハーフミラー18と、投影レンズ20を備える。
【0017】
カラー液晶パネル14は、3原色光の赤色光,緑色光,青色光(RGB)を、それぞれ透過する各パネルによって構成している。即ち、カラー液晶パネル14は、赤色光(R光)のみを透過するパネル、緑色光(G光)のみを透過するパネル、および青色光(B光)のみを透過するパネルを備える。
【0018】
プロジェクタ10には、コリメータレンズ16を光軸に沿ってスライドさせるレンズドライバー22が配置されており、ズーム操作によってコリメータレンズ16の焦点距離が変わる。また、カラー液晶パネル14には、R光,G光,B光毎に割り振られた画像データに応じた画像が表示される。そして、投影レンズ20には、カラー液晶パネル14からのR光,G光,B光の各画像が、ハーフミラー18を介し、重なり合うカラー画像として担持される。
【0019】
なお、投影レンズ20は図示しないレンズ筒内をスライドし、ズーム操作によって投影レンズ20の焦点距離が変わる。また、投影面としてのスクリーン38上には、投影レンズ20からの投影像(カラー画像)が投影される。本実施形態では、投影面を、スクリーン38の代わりに、壁面などを使用しても良い。
【0020】
プロジェクタ10には、光源(ハロゲンランプ)12の光量を制御する光量制御手段(出力ドライバー)26と、カラー液晶パネル14に対して色バランス,色相,色彩度,コンストラスト,階調カーブなどの色再現特性(RGB比率)を制御する色補正制御部(出力ドライバー)28が、プロジェクタ10全体の動作を司る制御手段としての中央演算処理装置(CPU)24に、それぞれ接続されている。
【0021】
そして、光量調整手段である光量制御部26は、メモリ30に記録されたデジタルカメラからのAEデータに基づいて、スクリーン38の周囲の輝度に対応する輝度(光量)を演算し、この演算値に対応するように光源12の輝度を制御する。
【0022】
また、色補正調整手段である色補正制御部28は、メモリ30に記録されたデジタルカメラからのAWBデータに基づいて、スクリーン38の色変化たとえばスクリーン38の黄ばみ等の劣化,スクリーン38の周囲のたとえば蛍光灯などの発光色における色温度に対応する色補正度(ホワイトバランス)を設定し、この設定値に対応するように光源12の色補正度を制御する。
【0023】
即ち、CPU24は、色補正制御部28を介してカラー液晶パネル14の色バランスまたは透過率などを制御することにより、カラー液晶パネル14におけるR光,G光,B光が、RGB各色の画像に対応するカラー液晶パネル14の画素の電極を駆動することによって変調される。
【0024】
CPU24には、コリメータレンズ16に対するズーム処理を行うレンズドライバー22と、光量,色を変換するデータなどを司るルックアップテーブル,プログラムなどの各種データが予めに記憶領域に記憶されたメモリ30とがそれぞれ接続されている。
【0025】
メモリ30には、デジタルカメラ50から入力されるAEデータおよびAWBデータが記録される。そして、光量制御部26および色補正制御部28は、メモリ30から読み出されたAEデータおよびAWBデータに基づいて、輝度(光量)およびホワイトバランスの色補正度を設定する。なお、CPU24には、電源スイッチ,モード切換スイッチなどの各種操作キーを備える操作部32、および各種データの授受を中継するインターフェース(I/F)34,36がそれぞれ接続されている。
【0026】
即ち、入力手段の一部を構成するI/F34は、デジタルカメラ50との間で各種データの授受を中継し、デジタルカメラ50から転送されるAEデータおよびAWBデータなどのデータ転送を制御する。また、I/F36は、PC80との間で各種データの授受を中継し、PC80から転送される画像データなどのデータ転送を制御する。
【0027】
次に、図3に基づいて、デジタルカメラ50の構成について説明する。デジタルカメラ50は、被写体像を結像させる複数枚の撮影レンズを含んで構成された光学ユニット52と、上記撮影レンズの光軸後方に配設されたCCD54と、CCD54からの出力信号に基づき被写体像を示すデジタル画像データを生成すると共に光学ユニット52の各部,CCD54などを駆動するためのタイミング信号を生成する信号処理部56と、主としてCCD54による撮像によって得られたデジタル画像データを記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)58と、デジタルカメラ50の全体的な動作を司る制御部(CPU)60と、を含んで構成されている。
【0028】
光学ユニット52に含まれる撮影レンズは焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、光学ユニット52はレンズ駆動機構を備える。レンズ駆動機構はズームモータ及び焦点調整モータを含み、ズームモータ及び焦点調整モータは制御部60の制御下で図示しないAF制御回路から供給された駆動信号によって駆動される。
【0029】
制御部60は、CCD54による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。即ち、デジタルカメラ50では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるように撮影レンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The  Lens)測光方式を採用しており、オートフォーカス・フレームによって示される撮影位置に被写体が位置した状態でシャッターボタンを半押しすることによって、自動的に合焦制御がなされるように構成されている。なお、TTL測光方式では、撮影レンズを通過する光を光電変換し、この光電変換された信号電荷に基づきAEデータを生成することにより、露出を自動的に計測する。
【0030】
制御部60は、図示しない所定容量のラインバッファを内蔵した撮像制御部と、所定の圧縮形式(本実施形態ではJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式)でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張部と、がバスを介して相互に接続されて構成されている。
【0031】
また、制御部60には、AE機能を働かせるために必要とされる物理量(CCD54による撮像によって得られた画像の明るさを示す量)を検出する光量検出手段のAE検出部62と、AWB機能を働かせるために必要とされるAWBデータ(RGBの各色差信号に基づいて演算されるオートホワイトバランスデータ)を検出する色補正検出手段のAWB検出部64と、AE検出部62から検出された輝度に基づいて制御されるシャッター・絞り駆動部66とがそれぞれ接続されている。
【0032】
デジタルカメラ50では、制御部(CPU)60が、AEおよびAWBの制御を行う。即ち、シャッター・絞り駆動部66は、制御部60と光学ユニット52との間に接続され、光学ユニット52に含まれるシャッター・絞りのシャッタースピードまたは絞り値などをAE制御する。さらに、制御部60には、各種パラメータなどを記憶した記憶部(フラッシュROM)68と、電源スイッチ,モード切換スイッチ,シャッターボタンなどの各種操作キーを備える操作部70と、CCD54による撮像によって得られた被写体像や各種情報を表示する表示部(LCD)72と、USBコネクタなどのインターフェイス(I/F)74と、を含んで構成されている。
【0033】
出力手段の一部を構成するI/F74と制御部60との間には外部接続部が接続されており、外部接続部はI/F74に接続された外部端末(本実施形態では、プロジェクタ10)との間の通信を司る。なお、信号処理部56は、図示しない相関2重サンプリング回路(CDS)と、ゲインコントローラと、A/Dコンバータと、タイミングジェネレータと、を含んで構成されている。
【0034】
そして、CCD54から出力された信号は、相関2重サンプリング回路によって相関2重サンプリング処理が施され、ゲインコントローラによってCCD54におけるR(赤),G(緑),B(青)毎の感度調整が施された後、各画素毎のR、G、B信号としてA/Dコンバータに加えられる。
【0035】
A/Dコンバータは、ゲインコントローラから順次加えられるR,G,B信号を、各々12ビットのR,G,B信号(以下、「デジタル画像データ」という。)に変換して画像処理手段である制御部60に出力する。そして、制御部60は、内蔵しているラインバッファにA/Dコンバータから順次入力されるデジタル画像データを、蓄積して一旦SDRAM58に格納する。
【0036】
SDRAM58に格納されたデジタル画像データは、制御部60によって読み出され、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を再びSDRAM58に格納する。
【0037】
操作部70に配置されたシャッターボタンが撮影者によって押圧操作された場合には、SDRAM58に格納されたYC信号を、圧縮・伸張部によって所定の圧縮形式で圧縮した後にフラッシュROM68に記憶する。即ち、フラッシュROM68には、被写体の画像データが記憶される。
【0038】
デジタルカメラ50は、I/F74を介してプロジェクタ10が接続された際の通信モードとして、接続されたプロジェクタ10に対してフラッシュROM68に記憶されているAEデータおよびAWBデータなどの各種データを、送信することができるように構成されている。
【0039】
引続き、図4および図5を参照して、プロジェクタ10に関する輝度調整処理および色調整処理について説明する。なお、輝度調整処理および色調整処理は、図2に示すように、デジタルカメラ50がI/F34を介してプロジェクタ10に接続されている状態で実行される。なお、画像データを投影像としてスクリーン38(図3参照)上に投影する投影モードとするには、PC80がI/F36を介してプロジェクタ10に接続する必要がある。
【0040】
図4および図5に示す輝度調整処理および色調整処理は、プロジェクタ10およびデジタルカメラ50の電源スイッチ(図示省略)がオンされた際にCPU24および制御部60によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートであり、該プログラムは予めメモリ30およびフラッシュROM68のプログラム領域(図示省略)に記憶されている。
【0041】
図4に示すプロジェクタ10の処理において、ステップ100では、デジタルカメラ50がプロジェクタ10に接続されているか否かを判断する。デジタルカメラ50とプロジェクタ10とを接続するためには、入力手段および出力手段の一部を構成する図1に示すようなケーブル40を用いる。なお、上記接続の有無は、プロジェクタ10の図示しない接続部のオン・オフ状態で判断する。
【0042】
ステップ100が肯定の場合すなわちデジタルカメラ50がプロジェクタ10に接続されている場合には、ステップ102において、AEデータおよびAWBデータをデジタルカメラ50に要求する。AEデータおよびAWBデータの要求は、ステップ100で接続されていると判断された場合すなわち最初の1回のみ、データ要求信号をデジタルカメラ50に出力することによって行う。プロジェクタ10の投影状況(具体的にはスクリーン38の周囲の状況)は、一般的に変動しないと想定されるからである。
【0043】
なお、ステップ102におけるデータ要求タイミングは、所定周期(例えば5分間隔)毎に行うようにしても良い。この場合には、デジタルカメラ50からAEデータおよびAWBデータをリアルタイムに取得することができるので、プロジェクタ10におけるAEおよびAWBの処理を迅速かつ確実に行うことができる。
【0044】
また、上記データ要求タイミングは所定周期毎に行い、そしてプロジェクタ10におけるAEおよびAWBの設定変更を行うのはAEデータおよびAWBデータが変化した時のみとしても良い。この場合には、プロジェクタ10の投影状況の変動に迅速かつ的確に対応できる。さらに、上記データ要求タイミングは、手動の操作に基づいて行うようにしても良い。この場合には、ユーザの判断によって任意に選択でき、使い勝手が良くなる。
【0045】
一方、プロジェクタ10におけるステップ102の処理後は、図5に示すデジタルカメラ50の処理に移行する。ステップ120では、プロジェクタ10からAEデータおよびAWBデータが要求されているか否かを判断する。
【0046】
ステップ120が肯定の場合すなわちデータ要求がある場合には、ステップ122において、撮影モードに設定されているか否かを判断する。ここで、撮影モードとは、シャッター操作に基づいてデジタル画像データをフラッシュROM68に記憶する前提として、CCD54による連続的な撮像による動画像の撮影画像(スルー画像としての背景画像)が得られるモードである。
【0047】
即ち、撮影モードでは、TTL測光方式において、光学ユニット52内の撮影レンズを通過する光を光電変換し、この光電変換された信号電荷に基づきAEデータが生成される。具体的には、図3に示すAE検出部62でCCD54による撮像によって得られた画像の明るさを示す量(AEデータ)が検出され、図3に示すAWB検出部64でRGBの色差信号に基づいて演算されるオートホワイトバランスデータ(AWBデータ)が検出される。
【0048】
そして、AEデータおよびAWBデータは、図3に示すフラッシュROM68に記憶される。なお、プロジェクタ10から投射される無信号状態での背景画面表示より、デジタルカメラ50がAEデータおよびAWBデータを複数区分(例えば9区分)の背景画面領域に分割して検出すれば、プロジェクタ10の光源12における色ムラなどの特性が、各領域毎に検出できる。
【0049】
また、図1に示すように、本実施形態は、スクリーン38上におけるプロジェクタ10の投影領域L1を、デジタルカメラ50の撮影領域L2(投影領域L1におけるAEおよびAWBを検出する領域)よりも若干小さくなるように設定する。
【0050】
ステップ122が肯定の場合すなわち撮影モードに設定されている場合には、ステップ124において、上記AEデータおよびAWBデータをプロジェクタ10に出力する。即ち、ステップ124の処理は、AEデータおよびAWBデータを、フラッシュROM68から読出すと共に、I/F74,34を介してプロジェクタ10に転送する。
【0051】
ステップ122が否定の場合すなわち撮影モードに設定されていない場合には、撮影モードに設定されるのを待つ。また、ステップ120が否定の場合すなわちデータ要求がない場合またはステップ124の処理後は、図5のフローチャートの処理を終了する。
【0052】
そして、デジタルカメラ50におけるステップ124の処理後は、再び図4に示すプロジェクタ10の処理に移行する。ステップ104では、AEデータおよびAWBデータが、デジタルカメラ50から入力されたか否かを判断する。なお、上記データがプロジェクタ10に入力されると、AEデータおよびAWBデータは、メモリ30に記憶される。
【0053】
ステップ104が肯定の場合すなわちデータ入力がある場合には、ステップ106において、図2に示す光源12の光量(AE)を、プロジェクタ10に対応するよう制御する。即ち、ステップ106では、デジタルカメラ50からのAEデータをメモリ30から読出すと共に、光量制御部26で上記AEデータに基づいて、スクリーン38の周囲の輝度に対応する輝度(光量)を演算し、この演算値に対応するように光源12の輝度を制御する。
【0054】
上記光源12の光量は上記AEデータに対するメモリ30内のルックアップテーブルによって設定され、光源12に対する電圧および電流(電力)は設定値に基づいて制御される。具体的には、スクリーン38の周囲が暗い場合、プロジェクタ10から投射される無信号状態での背景画面表示の輝度を暗くする。一方、スクリーン38の周囲が明るい場合には、プロジェクタ10から投射される無信号状態での背景画面表示の輝度を明るくする。
【0055】
また、ステップ108では、デジタルカメラ50からのAWBデータをメモリ30から読出すと共に、色補正制御部28で上記AWBデータに基づいて、スクリーン38の色変化たとえばスクリーン38の黄ばみ等の劣化,スクリーン38の周囲のたとえば蛍光灯などの発光色における色温度に対応する色補正度(ホワイトバランス)を演算し、この演算値に対応するようにカラー液晶パネル14の色補正度をゲイン制御する。
【0056】
即ち、カラー液晶パネル14の色バランス(ホワイトバランス)または透過率(RGB比率)などは上記AWBデータに対するメモリ30内のルックアップテーブルによって設定され、この設定値に対応するようホワイトバランスまたはRGB各色の画像に対応するカラー液晶パネル14の画素の電極を駆動制御する。
【0057】
ステップ110では、ステップ106および108での光源12の輝度およびカラー液晶パネル14の色補正度が制御された、変更投影画面を表示させる。ステップ104が否定の場合すなわちAEデータおよびAWBデータが入力されない場合には、上記データが入力されるのを待つ。また、ステップ100が否定の場合すなわちデジタルカメラ50がプロジェクタ10に接続されていない場合またはステップ110の処理後は、図4のフローチャートの処理を終了する。
【0058】
なお、変更投影画面表示における投影モードでは、PC80から転送された画像データに応じて割り振られたR光,G光,B光が各カラー液晶パネル14に表示され、この状態で光源12から射出された光が各カラー液晶パネル14を透過すると、RGB各色毎の画像が担持された光となる。そして、投影レンズ20にはカラー液晶パネル14からのR光,G光,B光の各画像が各ハーフミラー18を介して重なり合うカラー画像として担持され、この重なり合ったカラー画像(映像)がスクリーン38上に投影される。
【0059】
本実施形態によれば、デジタルカメラ50の採光によって得られたAEデータおよびAWBデータに基づき、プロジェクタ10の光源12の輝度および色補正度が、スクリーン38における光量または色に対応するよう変更されるので、スクリーン38の周囲の輝度、およびスクリーン38の色変化たとえばスクリーン38の黄ばみ等の劣化,またはスクリーン38の周囲のたとえば蛍光灯などの発光色における色温度に対応できる。
【0060】
即ち、本実施形態によれば、プロジェクタ10において、外光に対応する輝度及び投射される背景画面が常に一定の明るさ及び色味に設定できるので、光源12における消費電力が低減(省エネルギー化に寄与)すると共に、投影される画像が見易くなり視認性が向上する。
【0061】
また、本実施形態によれば、デジタルカメラ50の採光によって得られたAEデータおよびAWBデータに基づいて、プロジェクタ10の光源12の輝度および色補正度が、外光に対応する輝度及びスクリーン38の色変化に対応するよう制御するので、プロジェクタ10に従来のような周囲光量検出装置などが不要となり、そのため構成が簡易になると共に、安価となる。
【0062】
なお、本実施形態ではプロジェクタ10と他の装置(デジタルカメラ50,PC80)とをI/F34,36などにより接続する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、有線通信(例えば、IEEE1394等)により接続する形態や、無線通信(例えば、ブルートゥース、IrDA等)により接続する形態とすることもできる。
【0063】
また、本実施形態において説明した各プログラムの処理の流れ(図4および図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態に係るデータは、AEデータまたはAWBデータの少なくとも一方のみとしても良い。
【0064】
さらに、上記実施形態の撮像装置はデジタルスチルカメラとした例であるが、本発明に係る撮像装置はデジタルビデオカメラ,撮像機能を備える携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal  Digital Assistance)などであっても、同様に適用できる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮像装置の採光によって得られた光量情報または色情報に基づき、プロジェクタの光源の光量または色が、投影面たとえばスクリーンにおける光量または色に対応するよう調整されるので、光源における消費電力が低減すると共に、投影される画像が見易くなり視認性が向上する。また、本発明によれば、撮像装置の採光によって得られた光量情報または色情報に基づいて、プロジェクタの光源の輝度または色が、外光に対応する輝度またはスクリーンの色変化に対応するよう制御されるので、プロジェクタに従来のような周囲光量検出装置などが不要となり、そのため構成が簡易になると共に、安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ入出力システムの外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプロジェクタのブロック図である。
【図3】図1に示すデジタルスチルカメラのブロック図である。
【図4】図1に示すプロジェクタによって実行される輝度調整処理および色調整処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図1に示すデジタルカメラによって実行される輝度調整処理および色調整処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10         プロジェクタ
12         光源
14         カラー液晶パネル
24         中央演算処理装置(制御手段)
26         光量制御部(光量調整手段)
28         色補正制御部(色補正調整手段)
34         インターフェース(入力手段)
38         スクリーン(投影面)
40         ケーブル(入力手段および出力手段)
50         デジタルカメラ(撮像装置)
62         AE検出部(光量検出手段)
64         AWB検出部(色補正検出手段)
74         インターフェース(出力手段)

Claims (3)

  1. 光源から射出された光で、かつ画像情報により示される画像を担持した光を投影面に投影するプロジェクタであって、
    前記投影面における光量を光量情報として検出する光量検出手段または前記投影面における色を色情報として検出する色検出手段の少なくとも一方を備えた撮像装置から、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を入力する入力手段と、
    前記光源から射出される投影光の光量または色の少なくとも一方を調整する調整手段と、
    前記入力手段によって入力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方に基づいて、前記投影光の光量または色の少なくとも一方が、前記投影面における光量または色の少なくとも一方に対応するように、前記調整手段を制御する制御手段と、
    を有するプロジェクタ。
  2. 前記調整手段による前記投影光の光量または色の調整タイミングを、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方が変化したタイミングとする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 投影面における光量を光量情報として検出する光量検出手段または前記投影面における色を色情報として検出する色検出手段の少なくとも一方と、前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を出力する出力手段とを備える撮像装置と、
    前記撮像装置の前記出力手段から出力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方を入力する入力手段と、光源から射出される投影光の光量または色の少なくとも一方を調整する調整手段と、前記入力手段によって入力された前記光量情報または前記色情報の少なくとも一方に基づいて前記投影光の光量または色の少なくとも一方が前記投影面における光量または色の少なくとも一方に対応するよう前記調整手段を制御する制御手段とを備えるプロジェクタと、
    を有するデータ入出力システム。
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