JP2004128385A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送損失の少ないマイクロ波発振器を備えたプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマエッチング装置1は、ウエハWを収容するチャンバ11と、チャンバ11内に処理ガスを供給するガス供給装置27と、チャンバ11内にプラズマ生成用のマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置50を具備し、マイクロ波導入装置50は、マイクロ波発振器30と、アンテナ13a〜13dからなるアンテナ部13とを有する。マイクロ波発振器30は所定電力のマイクロ波を出力する4つアンプ部33を有し、各アンプ部33から各アンテナ13a〜13dに所定電力のマイクロ波が伝送される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理基板に対してエッチング等のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスや液晶表示装置の製造工程においては、半導体ウエハやガラス基板といった被処理基板にエッチング処理や成膜処理等のプラズマ処理を施すために、プラズマエッチング装置やプラズマCVD成膜装置等のプラズマ処理装置が用いられる。
【0003】
プラズマ処理装置におけるプラズマの発生方法としては、平行平板電極が配置されたチャンバ内に処理ガスを供給し、この平行平板電極に所定の電力を供給して、電極間の容量結合によってプラズマを発生させる方法や、マイクロ波によって発生する電場とチャンバ外に配置された磁場発生装置によって発生した磁場とによって電子を加速し、この電子が処理ガスの中性分子と衝突して中性分子を電離させることによってプラズマを発生させる方法等が知られている。
【0004】
後者のマイクロ波による電場と磁場発生装置による磁場のマグネトロン効果を利用する方法の場合には、所定電力のマイクロ波を導波管/同軸管を通してチャンバ内に配置されたアンテナに供給し、アンテナからマイクロ波をチャンバ内の処理空間に放射させている。
【0005】
図8は従来の一般的なマイクロ波導入装置の概略構成を示す説明図である。マイクロ波導入装置90は、大略的に、所定電力に調整されたマイクロ波を出力するマグネトロン91aおよびマグネトロン91aに所定周波数のアノード電流を供給するマイクロ波発生電源91bを有するマイクロ波発振器91と、マイクロ波発振器91から出力されたマイクロ波をチャンバ内の処理空間に放射するアンテナ94と、アンテナ94からマイクロ波発振器91へ戻ろうとする反射マイクロ波を吸収するアイソレータ92と、反射マイクロ波の電力が小さくなるようにアンテナ94に対する整合を行うチューナーを備え、導波管から同軸管への変換を行うマッチャー93と、を有している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特許第2722070号公報
【特許文献2】
特開平8−306319号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マグネトロン91aを用いたマイクロ波発振器91では、マグネトロン91aの寿命は約半年と短いために、装置コストおよびメンテナンスコストが嵩むという問題がある。また、マグネトロン91aの発信安定性は約1%あり、しかも出力安定性が3%程度とばらつきが大きいために、安定したマイクロ波を発信することが困難であった。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、長寿命なマイクロ波発振器を備えたプラズマ処理装置を提供することを目的とする。また本発明は、マイクロ波を安定して供給することができるマイクロ波発振器を備えたプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する手段として、本発明者らは先に半導体増幅素子を用いてマイクロ波を所定の出力に増幅するプラズマ処理装置を提案し、特許出願した(特願2002−288769号.以下「先行出願」という)。図7は、その先行出願に係る半導体増幅素子を用いたマイクロ波発振器を備えたマイクロ波導入装置の概略構成を示す説明図である。
【0010】
マイクロ波導入装置80は、所定電力のマイクロ波を発振するマイクロ波発振器80aと、マイクロ波発振器80aから出力されたマイクロ波のうちマイクロ波発振器80aへ戻ろうとする反射マイクロ波を吸収するアイソレータ85と、チャンバ内に設けられ、アイソレータ85を通して出力されるマイクロ波をチャンバの処理空間に向けて発振するアンテナ87と、アンテナ87からの反射マイクロ波を低減するようにアンテナ87に対する整合を行うマッチャー86と、を有している。
【0011】
また、マイクロ波発振器80aは、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生器81と、マイクロ波発生器81から出力されたマイクロ波を複数(図7には4経路に分配させた場合を示す)のマイクロ波に分配する分配器82と、分配器82から出力された4経路の各マイクロ波を個別に所定の電力に増幅する4台のソリッドステートアンプ83と、各ソリッドステートアンプ83において増幅されたマイクロ波を合成する合成器84と、を有している。
【0012】
マイクロ波発生器81は、所定周波数(例えば、2.45GHz)のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生源(ジェネレータ)81aと、マイクロ波発生源81aで発生させたマイクロ波の電力を所定レベルに減衰させる可変アッテネータ81bと、を有している。ソリッドステートアンプ83は、入力されたマイクロ波をさらに複数のマイクロ波に分配する副分配器83a(図7には4系統に分配した場合を示す)と、各副分配器83aから出力されたマイクロ波を所定の電力に増幅する半導体増幅素子83bと、各半導体増幅素子83bから出力された増幅されたマイクロ波を合成する副合成器83cと、を有している。
【0013】
このようなマイクロ波導入装置によれば、半導体増幅素子83bによる電力増幅を行うために、装置寿命は半永久的となり、また出力の安定したマイクロ波をチャンバ内へ放射することができるようになる。
【0014】
しかしながら、このようなマイクロ波導入装置80では、ソリッドステートアンプ83内におけるインピーダンス整合に加えて、分配器82および合成器84におけるインピーダンス整合を行う必要があるために、特性インピーダンスの不整合によって電力損失が大きくなる問題がある。また、プラズマ処理装置においては、例えば、アンテナ87に2〜3kWのマイクロ波を伝送する必要があり、マイクロ波導入装置80では、このような大電力のマイクロ波が合成器84で合成される。このために特に合成器84では、マイクロ波の電力損失を抑制するために、より精密なインピーダンス整合が求められる。
【0015】
さらに、合成器84から出力された大電力がマイクロ波がアイソレータ85に伝送されるために、アイソレータ85としても数キロワット級の大型のものが必要となり、接地場所の自由度が少なくなる問題や、装置自体が高価になるといった問題が発生する。さらにまた、アンテナ87へは合成されたマイクロ波が1本の同軸管により伝送されるために、アンテナ87の面内でマイクロ波の出力分布を調整することはできない。
【0016】
本発明は前記先行出願において新たに生ずるこれらの問題、すなわち、伝送損失の増大の問題と、マイクロ波を供給する装置の大型化の問題と、放射するマイクロ波の電力分布の調整不能の問題と、をも解決するものである。
【0017】
本発明によれば、被処理基板を収容するチャンバと、
前記チャンバ内に処理ガスを供給するガス供給装置と、
前記チャンバ内にプラズマ生成用のマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置と、
を具備し、
前記マイクロ波導入装置は、
複数の所定出力のマイクロ波を出力するマイクロ波発振器と、
前記マイクロ波発振器から発振された複数のマイクロ波のそれぞれが伝送されるアンテナを複数有するアンテナ部と、
を有することを特徴とするプラズマ処理装置、が提供される。
【0018】
このような本発明のプラズマ処理装置によれば、マグネトロンを用いずに半導体増幅素子を用いたアンプ部によって低電力のマイクロ波を電力増幅するために、アンプ部の寿命を半永久的とすることができる。これにより、設備コストやメンテナンスコストが低く抑えられる。また、半導体増幅素子は出力安定性に優れるために、安定した特性を有するマイクロ波をチャンバ内に放射することが可能となる。これによりプラズマの発生状態を良好に保持して、基板の処理品質を高めることができる。さらに、アンプ部では、出力調整範囲が0%〜100%と広く、調整も容易である。
【0019】
さらに、マイクロ波はアンテナ部を構成する複数のアンテナに伝送されるために、アンテナ部へ至るまでの伝送線路において大電力のマイクロ波を合成する必要がない。こうして合成器が不用となるため、合成器による電力損失の発生を回避することができる。また、アンテナ部に伝送する個々のマイクロ波の出力を小さくすることができるために、大電力用のアイソレータを用いる必要がなく、これによりマイクロ波発振器の大型化を回避することができる。さらに、アンテナ部を構成する複数のアンテナには、それぞれ電力の異なるマイクロ波を供給することができ、これによってアンテナ部から放射されるマイクロ波の出力に分布を持たせることもできる。
【0020】
このようなプラズマ処理装置において、マイクロ波発振器を、低電力のマイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、このマイクロ波発生器から出力されたマイクロ波を複数のマイクロ波に分配する分配器と、この分配器から出力された各マイクロ波を所定の電力に増幅する複数のアンプ部から構成すると、複数のアンプ部から出力される各マイクロ波をアンテナ部を構成する各アンテナへ伝送することができる。
【0021】
この場合において、複数のアンプ部がそれぞれ、分配器から出力されたマイクロ波を所定のレベルに減衰させる可変アッテネータと、可変アッテネータから出力されたマイクロ波を所定の電力に増幅するソリッドステートアンプと、ソリッドステートアンプからアンテナへ出力されたマイクロ波の内、ソリッドステートアンプに戻ろうとする反射マイクロ波を分離するアイソレータと、反射マイクロ波の電力を調整するマッチャーと、を具備する構成とすると、各可変アッテネータでの減衰率を調整することによって、複数のアンテナにそれぞれ異なる電力のマイクロ波を供給することができ、これによりチャンバ内に発生するプラズマに分布を生じさせることができる。
【0022】
アイソレータは、反射マイクロ波を熱に変換するダミーロードと、ソリッドステートアンプから出力されたマイクロ波をアンテナへ導き、アンテナからの反射マイクロ波をダミーロードに導くサーキュレータと、を有する。1台のソリッドステートアンプから出力されるマイクロ波の電力は極端に大きなものではないために、小型のアイソレータが使用でき、また、装置コストも安価に抑えることができる。
【0023】
ソリッドステートアンプは、入力されるマイクロ波を複数のマイクロ波に分配する副分配器と、副分配器から出力された複数のマイクロ波をそれぞれ所定の電力に増幅する複数の半導体増幅素子と、複数の半導体増幅素子によって電力増幅されたマイクロ波を合成する合成器と、を有する。この半導体増幅素子としては、パワーMOSFETまたはGaAsFETまたはGeSiトランジスタ等が好適に用いられる。
【0024】
前記アンテナ部としては、中心に設けられた円形アンテナと、この円形アンテナの外側を囲う複数の略扇形アンテナと、これら円形アンテナと略扇形アンテナとを分離する分離板と、から構成されるものを用いることができる。各アンテナは、遅波板と、冷却板と、スロット板とを有する。なお、分離板は金属部材であって、かつ、接地されていることが好ましい。
【0025】
この場合において、円形アンテナのスロット板には、円形アンテナの外周からλg/4内側の円周上に所定長さの第1スロットを設け、この第1スロットからλg/2ずつ内側の同心円上に所定長さの第2スロットを設けることが好ましい。また、略扇形アンテナのスロット板にはそれぞれ、略扇形アンテナどうしの境界からλg/4内側に所定長さの第3スロットを設け、第3スロットからλg/2ずつ内側に所定長さの第4スロットを設けることが好ましい。これによりマイクロ波を効率よくチャンバ内へ放射することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、プラズマ処理装置の一例であるプラズマエッチング装置1の概略構成を示す断面図であり、図2はプラズマエッチング装置1に備えられているマイクロ波導入装置50のより詳細な構成を示す説明図である。なお、プラズマエッチング装置1の被処理基板を半導体ウエハWとする。
【0027】
プラズマエッチング装置1は、ウエハWを収容するチャンバ11と、チャンバ11に設けられたガス導入口26を通してチャンバ11の内部にプラズマ生成用の処理ガス(例えば、塩素(Cl))を供給するガス供給装置27と、チャンバ11に設けられた排気口24を通してチャンバ11の内部を排気する排気装置25と、チャンバ11内においてウエハWを保持する基板保持ステージ23と、チャンバ11内部の処理空間20に磁場を発生させる空心コイル21と、チャンバ11内にマイクロ波を供給するマイクロ波導入装置50と、を有している。
【0028】
マイクロ波導入装置50は、複数(図1および図2には4経路の場合を示す)の所定出力のマイクロ波を出力するマイクロ波発振器30と、マイクロ波発振器30から出力されたマイクロ波が別々に給電されるアンテナ13a・13b・13c・13d(図1には13dを図示せず)から構成されるアンテナ部13と、を有している。
【0029】
マイクロ波発振器30は、低電力のマイクロ波を発生するマイクロ波発生器31と、マイクロ波発生器31から出力されたマイクロ波を複数のマイクロ波に分配する分配器32(図2には4分配した場合を示す)と、分配器32から出力された各マイクロ波を所定の電力に増幅する複数のアンプ部33(図2には4つのアンプ部33を示す)とを具備している。これら4つのアンプ部33から出力される各マイクロ波はアンテナ13a〜13dにそれぞれ設けられた給電ポイント60a・60b・60c・60dへそれぞれ伝送される。
【0030】
マイクロ波発生器31は、所定周波数(例えば、2.45GHz)のマイクロ波を発生させる。分配器32では、マイクロ波の損失ができるだけ起こらないように、入力側と出力側のインピーダンス整合を取りながらマイクロ波の分配が行われる。
【0031】
アンプ部33はそれぞれ、分配器32から出力されたマイクロ波を所定のレベルに減衰させる可変アッテネータ41と、可変アッテネータ41から出力されたマイクロ波を所定の電力に増幅するソリッドステートアンプ42と、ソリッドステートアンプ42からアンテナ部13を構成する各アンテナ13a〜13dへ出力されたマイクロ波の内、ソリッドステートアンプ42に戻ろうとする反射マイクロ波を分離するアイソレータ43と、反射マイクロ波の電力を調整するマッチャー44と、を有している。
【0032】
可変アッテネータ41は、ソリッドステートアンプ42へ入力するマイクロ波の電力レベルを調整する。したがって、可変アッテネータ41における減衰レベルを調整することによって、ソリッドステートアンプ42から出力されるマイクロ波の電力を設定することができる。4つのアンプ部33には個々に可変アッテネータ41が装着されているために、これら可変アッテネータ41の減衰率を個別に変えることによって、4つのアンプ部33から出力されるマイクロ波の電力を個々に異ならせることができる。つまり、マイクロ波発振器30においては、アンテナ13a〜13dにそれぞれ異なる電力のマイクロ波を供給することができ、これによってチャンバ11内に均一なプラズマを発生させたり、逆に、発生するプラズマに分布を生じさせることができる。
【0033】
ソリッドステートアンプ42は、入力されたマイクロ波をさらに複数のマイクロ波に分配する副分配器42a(図2には4系統に分配した場合を示す)と、副分配器42aから出力された各マイクロ波を所定の電力に増幅する半導体増幅素子42bと、各半導体増幅素子42bから出力された増幅されたマイクロ波を合成する合成器42cと、を有している。
【0034】
副分配器42aは分配器32と同じ構成を有する。半導体増幅素子42bとしては、例えば、パワーMOSFETが用いられる。1個の半導体増幅素子42bから出力されるマイクロ波の最大電力は、例えば、100W〜150Wである。これに対して、アンテナ部13に供給しなければならないマイクロ波の全電力は、一般的に1000〜3000Wであるから、アンテナ13a〜13dに平均で250W〜750Wのマイクロ波が伝送されるように、各アンプ部33の可変アッテネータ41の減衰率を調整すればよい。
【0035】
合成器42cでは、インピーダンス整合を取りながら、各半導体増幅素子42bから出力されたマイクロ波の合成が行われる。この際、整合回路としては、ウィルキンソン型、ブランチライン型、ソータバラン型等を用いることができる。
【0036】
ソリッドステートアンプ42から出力されたマイクロ波は、アイソレータ43とマッチャー44とを通してアンテナ部13を構成するアンテナ13a〜13dに送られる。このときアンテナ13a〜13dから一部のマイクロ波がソリッドステートアンプ42に戻るように反射してくる。アイソレータ43は、サーキュレータ43aとダミーロード(同軸終端器)43bとを有しており、サーキュレータ43aは、アンテナ13a〜13dからソリッドステートアンプ42へ向けて逆行しようとする反射マイクロ波をダミーロード43bへ導く。ダミーロード43bはサーキュレータ43aによって導かれた反射マイクロ波を熱に変換する。
【0037】
先に図7に示したように、ソリッドステートアンプ83によって所定の電力に増幅されたマイクロ波を合成してアイソレータ84に通す場合には、アイソレータ84は、数キロワットの電力に耐えるものが必要となり、アイソレータ84自体が大型化し、かつ、高価なものとなる。しかし、マイクロ波発振器30のように、ソリッドステートアンプ42によって所定電力に増幅されたマイクロ波を合成することなく、そのままアイソレータ43に通す場合には、1台のソリッドステートアンプ42から出力されるマイクロ波の電力は極端に大きなものではないために、アイソレータ43として小型のものを使用することができ、装置コストも安価に抑えられる。
【0038】
マッチャー44は、アンテナ13a〜13dから反射されてダミーロード43bに導かれるマイクロ波が少なくなるように、アンテナ13a〜13dに対して整合を取るチューナーを有している。マイクロ波は、マッチャー44からアンテナ13a〜13dに設けられた給電ポイント60a〜60dへ、同軸管外導体16aと同軸管内導体16bを通して伝送される。同軸管内導体16bのアンテナ13a〜13d側の端部には、マイクロ波の反射を抑制/低減するためのテーパー部22が設けられている。
【0039】
図3にアンテナ部13の構造を平面的に示す説明図を示す。円盤状のアンテナ部13は、中心に設けられた円形のアンテナ13aと、アンテナ13aの外側を囲う3つの略扇形のアンテナ13b〜13dと、これらのアンテナ13a〜13dを分離する分離板19から構成されている。換言すれば、アンテナ部13は、従来の円盤形アンテナを分離板19によって4つのアンテナ13a〜13dに分割した構造を有する。なお、給電ポイント60a〜60d、つまり同軸管外導体16aと同軸管内導体16bの取り付け部は、アンテナ13a〜13dに1箇所ずつ設けられている。
【0040】
図1に示されるように、アンテナ13aは、所定位置にマイクロ波を放射するスロット(図1に示さず)が形成された金属からなるスロット板14aと、窒化アルミニウム(AlN)等からなる遅波板17aを有している。同様に、アンテナ13b〜13dはそれぞれ、スロット(図1に示さず)が形成されたスロット板14bと、遅波板17bを有している。なお、遅波板17a・17bはそれぞれ冷却板の役割をも果たす。また、アンテナ部13は、スロット板14a・14bと処理空間20に発生するプラズマとの直接接触を防止するマイクロ波透過絶縁板15を有している。
【0041】
分離板19は金属部材であって、かつ、接地されていることが好ましい。給電ポイント60a〜60dを通してアンテナ13a〜13dに供給されたマイクロ波は、分離板19で位相が180度回転して全反射する。つまり、アンテナ13a〜13d間でのマイクロ波の移動はなく、それぞれが独立してマイクロ波を処理空間20に放射する。分離板19によるこのようなマイクロ波の反射形態を考慮すれば、遅波板17a・17bには定在波が立つので、スロット板14a・14bのこの定在波の腹の部分に対応する位置に、定在波の進行方向と垂直な細長いスロットを形成すると、これらのスロットから効率的にマイクロ波を処理空間20に放射することができる。
【0042】
図3には、アンテナ13aのスロット板14aに設けられるスロット61a・61bおよびアンテナ13b〜13dのスロット板14bに設けられるスロット61c・61dの位置を並記している。なお、図3ではスロット61a〜61dを実線で示しているが、これはスロット61a〜61dの位置および概略形状を便宜的に示すためのものであって、スロット61a〜61dは実際には所定の幅を有する孔部である。
【0043】
図3に示されるように、円形のアンテナ13aにおいては、マイクロ波の波長をλとし、遅波板17a・17bの比誘電率をεrとし、λgをλ/εr1/2と定義したときに、アンテナ13aの外周から略λg/4だけ内側の円周上に所定長さのスロット61aを設け、このスロット61aから略λg/2ずつ内側の同心円上に所定長さのスロット61bを設けるとよい。また、略扇形のアンテナ13b〜13dにおいては、アンテナ13b〜13dどうしの境界から略λg/4だけ内側に所定長さのスロット61cを設け、このスロット61cから略λg/2ずつ内側に所定長さのスロット61dを設ければよい。これらのスロット61a〜61dの形成位置が前述した定在波の腹の位置とほぼ一致する。
【0044】
スロット板14a・14bに形成されたスロット61a〜61dから放射されたマイクロ波は、マイクロ波透過絶縁板15を通過して処理空間20に達し、処理空間20にマイクロ波の電場を形成する。これと同時に、空心コイル21を作動させて処理空間に磁場を発生させると、マグネトロン効果によって、効率的にプラズマを発生させることができる。但し、この空心コイル21は、必ずしも必要ではなく、アンテナ部13から放射されるマイクロ波のみによっても、プラズマを発生させることができる。
【0045】
プラズマエッチング装置1においては、マイクロ波導入装置50によって処理空間20に電力の安定したマイクロ波が供給されるために、処理空間20に安定してプラズマを発生させることができ、これによってウエハWの処理品質が高められる。また、放射されるマイクロ波の電力に分布を設けることによって、発生するプラズマに分布を形成し、例えば、中心部と外周部とで異なるプラズマ密度での処理を行うことができる。
【0046】
ところで、アンテナ部13全体の外径やアンテナ13a〜13dのそれぞれの形状、スロットの形成位置については、一般的な円盤形のアンテナを設計する際の手法を援用することができる。そこで以下に、円盤形アンテナについての形状設計方法について簡単に説明する。図4は円盤形アンテナ70の概略断面図であり、円盤形アンテナ70を、スロット板71と、遅波板72と、冷却板73と同軸管74と、から構成している。冷却板73は遅波板72の外周を覆っており、遅波板72の周縁に到達したマイクロ波を内側へ反射させる。
【0047】
遅波板72は、内径が2×r、外径が2×R、厚さhの平リング状の形状を有する。マイクロ波の波長をλとし、遅波板72の比誘電率をεrとしたときに、λg(=λ/εr1/2)と定義すると、遅波板72の幅L(=R−r)は、λgの略整数倍とすることが好ましい。これにより、遅波板72の周縁が定在波の節となり、遅波板72の周縁からλg/4だけ内側の円上、およびこの円からλg/2ずつ内側の同心円上が定在波の腹の位置となる。スロット板71におけるスロットの形成位置は、この定在波の腹の位置の合わせる。これによって、もし同軸管74と遅波板72の特性インピーダンスが不一致となっても、アンテナ70からマッチャーへ戻る反射マイクロ波の電力を小さく抑制することができる。
【0048】
遅波板72の厚さhは次のようにして求める。例えば、同軸管74としてWX−39Dを使用すると、遅波板72の内径2r=38.8mmとなる。同軸管74の特性インピーダンスは、通常、50Ωであるから、平行板線路の特性インピーダンスZは、下式(1)で与えられ、この(1)式から遅波板72の厚さhは下式(2)のように求めることができる。なお、εは窒化アルミニウムの平均的な誘電率であり、μは窒化アルミニウムの透磁率である。ここで、窒化アルミニウムは誘電材(絶縁材)であるため、比透磁率(μr)は1としている。
【0049】
【数1】
Figure 2004128385
【0050】
次にアンテナ70におけるインピーダンス整合の方法について説明する。図5に示す回路において、電源電圧をVg、線路の特性インピーダンスをZ、負荷インピーダンスをZeとすると、負荷点の電圧Vは下式(3)で示され、反射係数Γは下式(4)で与えられる。
【0051】
【数2】
Figure 2004128385
【0052】
負荷で有効に伝送されたマイクロ波のエネルギーを消費させるには、Ze=Z0として、負荷とマッチャーの合成インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに一致させる必要がある。ところがプラズマを点火するためには、Paschenの法則より、点火電圧Vsは、圧力Pとギャップ(放電距離)Lの関数式である下式(5)で表される。
【0053】
【数3】
Figure 2004128385
【0054】
式(5)より、ギャップLが定まれば一義的に点火電圧は決定される。例えば、プロセス時間を短縮するためには、点火時には式(3)より、Ze>Zの条件にすると負荷点の電圧Vを高くすることができるから、図6のスミスチャートに示すように、プラズマ点火時には適当な誘導的反射を持つようにインピーダンスを点Aから誘導的領域を通って中心点Oへ移動させ、プラズマ点火後のプロセス時には中心点O(インピーダンス整合位置)で保持するとよい。
【0055】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。例えば、マイクロ波発振器30の回路構成やソリッドステートアンプ42の回路構成は、図2に示す構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0056】
一例としては、アンテナ部13から放射されるマイクロ波に分布を設ける必要がない場合には、アンテナ13a〜13dのマイクロ波放射面積を等しくして、アンプ部33には可変アッテネータ41を設けずに、マイクロ波発生器31と分配器32の間に可変アッテネータを設けた構成とすることができる。これにより可変アッテネータの部品点数を減らすことができる。
【0057】
また、アンテナ13a〜13dに異なる電力のマイクロ波を伝送する場合には、半導体増幅素子装着数の異なるソリッドステートアンプを有するアンプ部を用いることも可能である。例えば、アンテナ13aには600Wのマイクロ波を伝送するために、半導体増幅素子を4個有するソリッドステートアンプを備えたアンプ部を用い、アンテナ13b〜13dには300Wのマイクロ波を伝送するために、半導体増幅素子42を2個有するソリッドステートアンプを備えたアンプ部を用いることができる。
【0058】
アンテナ部13は、4つのアンテナ13a〜13dから構成される形態に限定されず、より多くのアンテナまたはより少ないアンテナから構成してもよい。また、アンテナの形状は、図3に示すような円形や略扇形に限定されるものではない。より多くのアンテナからアンテナ部を構成した場合には、アンプ部の数を増やす必要があるが、それぞれのアンプ部から出力するマイクロ波の電力を小さくしてアンプ部を小型化することができる。
【0059】
上記説明においては、プラズマ処理としてエッチング処理を取り上げたが、本発明のプラズマ処理装置は、プラズマCVD処理(成膜処理、酸窒化膜の膜改質)やアッシング処理等の他のプラズマ処理にも用いることができる。この場合には、処理目的に応じて適切な処理ガスをチャンバ11内に供給すればよい。また、被処理基板は半導体ウエハWに限定されず、LCD基板、ガラス基板、セラミックス基板等であってもよい。
【0060】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、マグネトロンを用いずに半導体増幅素子を用いたアンプ部によって低電力のマイクロ波を電力増幅するために、アンプ部の寿命を半永久的とすることができる。これにより、設備コストやメンテナンスコストが低く抑えられる。また、半導体増幅素子は出力安定性に優れるために、安定した特性を有するマイクロ波をチャンバ内に放射することが可能となる。これによりプラズマの発生状態を良好に保持して、基板の処理品質を高めることができる。さらに、アンプ部では、出力調整範囲が0%〜100%と広く、調整も容易である。
【0061】
また、最終的なマイクロ波の合成がアンテナにおいて行われるために、大電力のマイクロ波を合成する合成器が不用となり、この合成器における電力損失の発生を回避することができる。また、アンテナに伝送する個々のマイクロ波の出力を小さくすることができるために、大電力用のアイソレータを用いる必要がなく、これによりマイクロ波発振器の大型化を回避することができる。さらに、複数のアンテナからなるアンテナ部を用い、各アンテナに電力の異なるマイクロ波を供給することができるために、各アンテナから放射されるマイクロ波の出力に分布を持たせることができ、これによって多用な処理に対応することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマエッチング装置の概略構成を示す断面図。
【図2】プラズマエッチング装置に備えられたマイクロ波導入装置の構成を示す説明図。
【図3】アンテナの構造を平面的に示す説明図。
【図4】円盤形アンテナの構造を示す概略断面図。
【図5】インピーダンス整合に用いられる等価回路の一例。
【図6】プラズマ点火およびプロセス時のインピーダンス変化を示す説明図(スミスチャート)。
【図7】半導体増幅素子を用いたマイクロ波発振器を備えたマイクロ波導入装置の概略構成を示す説明図。
【図8】従来のマイクロ波導入装置の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1;プラズマエッチング装置
11;チャンバ
13;アンテナ部
13a〜13d;アンテナ
14a・14b;スロット板
17a・17b;遅波板
19;分離板
20;処理空間
21;空心コイル
27;ガス供給装置
30;マイクロ波発振器
31;マイクロ波発生器
32;分配器
33;アンプ部
41;可変アッテネータ
42;ソリッドステートアンプ
42a;副分配器
42b;半導体増幅素子
42c;合成器
43;アイソレータ
43a;サーキュレータ
43b;ダミーロード
44;マッチャー
60a〜60d;給電ポイント
61a〜61d;スロット

Claims (11)

  1. 被処理基板を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内に処理ガスを供給するガス供給装置と、
    前記チャンバ内にプラズマ生成用のマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置と、
    を具備し、
    前記マイクロ波導入装置は、
    複数の所定出力のマイクロ波を出力するマイクロ波発振器と、
    前記マイクロ波発振器から発振された複数のマイクロ波のそれぞれが伝送されるアンテナを複数有するアンテナ部と、
    を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記マイクロ波発振器は、
    低電力のマイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、
    前記マイクロ波発生器から出力されたマイクロ波を複数のマイクロ波に分配する分配器と、
    前記分配器から出力された各マイクロ波を所定の電力に増幅する複数のアンプ部と、
    を具備し、
    前記複数のアンプ部から出力される各マイクロ波が前記複数のアンテナへ伝送されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記複数のアンプ部はそれぞれ、
    前記分配器から出力されたマイクロ波を所定のレベルに減衰させる可変アッテネータと、
    前記可変アッテネータから出力されたマイクロ波を所定の電力に増幅するソリッドステートアンプと、
    前記ソリッドステートアンプから前記アンテナへ出力されたマイクロ波の内、前記ソリッドステートアンプに戻ろうとする反射マイクロ波を分離するアイソレータと、
    前記反射マイクロ波の電力を調整するマッチャーと、
    を具備することを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記アイソレータは、
    前記反射マイクロ波を熱に変換するダミーロードと、
    前記ソリッドステートアンプから出力されたマイクロ波を前記アンテナへ導き、前記アンテナからの反射マイクロ波を前記ダミーロードに導くサーキュレータと、
    を具備することを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記ソリッドステートアンプは、
    入力されるマイクロ波を複数のマイクロ波に分配する副分配器と、
    前記副分配器から出力された複数のマイクロ波をそれぞれ所定の電力に増幅する複数の半導体増幅素子と、
    前記複数の半導体増幅素子によって電力増幅されたマイクロ波を合成する合成器と、
    を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記半導体増幅素子はパワーMOSFETまたはGaAsFETまたはGeSiトランジスタであることを特徴とする請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記複数のアンテナはそれぞれ、遅波板と、冷却板と、スロット板とを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記アンテナ部は、
    中心に設けられた円形アンテナと、
    前記円形アンテナの外側に前記円形アンテナを囲う複数の略扇形アンテナと、
    前記円形アンテナと前記複数の略扇形アンテナとを分離する分離板と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記分離板は金属部材であって、かつ、接地されていることを特徴とする請求項8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記マイクロ波の波長をλとし、前記遅波板の比誘電率をεrとし、λgをλ/εr1/2と定義した場合において、
    前記円形アンテナのスロット板には、前記円形アンテナの外周からλg/4内側の円周上に所定長さの第1スロットが設けられ、前記第1スロットからλg/2ずつ内側の同心円上に所定長さの第2スロットが設けられ、
    前記略扇形アンテナのスロット板にはそれぞれ、前記扇形アンテナどうしの境界からλg/4内側に所定長さの第3スロットが設けられ、前記第3スロットからλg/2ずつ内側に所定長さの第4スロットが設けられていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記チャンバ内に磁場を発生させる磁場発生装置をさらに具備し、
    前記チャンバ内に放射されるマイクロ波によって発生する電場と、前記磁場発生装置によって発生する磁場とによって、マグネトロン効果を生じさせることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
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