JP2004124723A - 排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 - Google Patents

排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、PMの捕集率を高く確保するとともに、圧力損失の上昇を抑制する。
【解決手段】ウォールフロー構造の中心構造部13と,中心構造部13の外周に一体形成されたストレートフロー構造の外周構造部15と,よりなるウォールフローハニカム構造部1の上流側に近接して、排ガス流を中心構造部13へ向かうように整流して誘導する整流誘導部2を配置した。
中心構造部13のガス通過抵抗が小さい間は、PMは中心構造部13に高捕集率で捕集される。中心構造部13へのPMの堆積が進行するとガス通過抵抗が増大するため、排ガスは外周構造部15に流入しやすくなる。これにより圧力損失の増大が防止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンからの排ガスなど、パティキュレートを含む排ガスを浄化する排ガス浄化装置と、その排ガス浄化装置を用いた排ガス浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガソリンエンジンについては、排ガスの厳しい規制とそれに対処できる技術の進歩とにより、排ガス中の有害成分は確実に減少されてきている。しかし、ディーゼルエンジンについては、有害成分がパティキュレート(粒子状物質:炭素微粒子、サルフェート等の硫黄系微粒子、高分子量炭化水素微粒子( SOF)等、以下PMという)として排出されるという特異な事情から、規制も技術の進歩もガソリンエンジンに比べて遅れている。
【0003】
現在までに開発されているディーゼルエンジン用排ガス浄化装置としては、大きく分けてトラップ型の排ガス浄化装置(ウォールフロー)と、オープン型の排ガス浄化装置(ストレートフロー)とが知られている。このうちトラップ型の排ガス浄化装置としては、セラミック製の目封じタイプのハニカム体(ディーゼルPMフィルタ(以下DPFという))が知られている。このDPFは、セラミックハニカム構造体のセルの開口部の両端を例えば交互に市松状に目封じしてなるものであり、排ガス下流側で目詰めされた流入側セルと、流入側セルに隣接し排ガス上流側で目詰めされた流出側セルと、流入側セルと流出側セルを区画するフィルタ隔壁とよりなり、フィルタ隔壁の細孔で排ガスを濾過してPMを捕集することで排出を抑制するものである。
【0004】
しかしDPFでは、PMの堆積によって圧損が上昇するため、何らかの手段で堆積したPMを定期的に除去して再生する必要がある。そこで従来は、圧損が上昇した場合に高温の排ガスを流してPMを燃焼させることでDPFを再生することが行われている。しかしながらこの場合には、PMの堆積量が多いほど燃焼時の温度が上昇し、DPFが溶損したり、熱応力でDPFが破損する場合もある。
【0005】
そこで近年では、DPFの上流側に酸化触媒を配置した排ガス浄化装置や、DPFのフィルタ隔壁の表面にアルミナなどからコート層を形成し、そのコート層に白金(Pt)などの触媒金属を担持して触媒層とした連続再生式DPFが開発されている。この連続再生式DPFによれば、捕集されたPMが触媒金属の触媒反応によって酸化燃焼するため、捕集と同時にあるいは捕集に連続して燃焼させることでDPFを再生することができる。そして触媒反応は比較的低温で生じること、及び捕集量が少ないうちに燃焼できることから、DPFの溶損を防止でき、作用する熱応力が小さいので破損も防止されるという利点がある。
【0006】
例えば特開平01−318715号公報にはDPFの上流側に酸化触媒を配置した排ガス浄化装置が開示され、特開2001−303932号公報などには触媒付きDPFの上流側に酸化触媒を配置した排ガス浄化装置が開示されている。これらの浄化装置によれば、酸化触媒で生成したNO によってDPFに捕集されたPMを酸化除去することができる。
【0007】
また、特開平06−182204号公報には、Pdを担持したウォールフロー構造部の外周にPtを担持したストレートフロー構造部を一体形成したディーゼル排ガス用の浄化装置が開示されている。この浄化装置によれば、低温域の排ガスは主としてストレートフロー構造部を流れるので、低温活性に優れたPtによって SOFを分解除去することができる。また高温域の排ガス流は、中心部ほど流速が大きく圧力も高いのでウォールフロー構造部にも流入し、PMが捕集される。そしてPdはSO の酸化作用が小さいのでサルフェートの生成が抑制され、その結果PMの排出量が低減される。さらにPdは高温における酸化活性が高いので、捕集されたPMは高速走行時などに燃焼除去される。
【0008】
ところがDPFの中心部は温度が速やかに上昇するが、外周部は排ガス流速が小さく外気に最も近いために、温度が上昇しにくくしかも冷めやすい。そのためDPFあるいは触媒付きDPFの上流側に酸化触媒を配置した排ガス浄化装置においても、外周部に堆積したPMの浄化が困難となるという問題がある。
【0009】
そこで特開2000−145429号公報には、DPFの上流側に近接した位置に流れ制御部材を配置し、排ガスを外周部に積極的に流すようにすることが記載されている。また特開平10−030428号公報には、DPFの外周部の入口端面を目封じすることが記載されている。これらの装置によれば、外周部の温度上昇を促進でき、あるいは外周部へのPMの堆積を防止できるので、触媒付きDPFに応用することでPM浄化能が向上することが期待される。ところがこれらの装置では、圧力損失が増加するため、エンジン出力が低下するという問題がある。
【0010】
また、触媒付きDPFにおいても、PMの堆積量が増大した場合に、高温の排ガスを流して堆積したPMを燃焼させDPFを再生するという処理が必要となる場合がある。そのためには、PMの堆積量が所定値以上であることを検知しなければならない。この検知は、一般にDPFにおける圧力損失が所定値以上となったことを検出することで行われている。
【0011】
しかし触媒付きDPFでは、捕集されたPMの酸化は触媒金属と接触する界面で生じるために、堆積したPMと触媒層との界面でのみPMが除去され、PM堆積層と触媒層の間に空洞が生じる場合がある。このような場合には空洞によって圧力損失が低くなるために、PM堆積量が所定値を超えていてもそれを検出することが困難となる。
【0012】
さらに触媒付きDPFにおいては、再生時のDPFの中心部と外周部との温度差は 200℃にもなり、中心部では溶損などの不具合が生じやすいにも関わらず、外周部ではPMの燃え残りが生じる場合もあった。
【0013】
【特許文献1】特開平01−318715号
【特許文献2】特開2001−303932号
【特許文献3】特開平06−182204号
【特許文献4】特開2000−145429号
【特許文献5】特開平10−030428号
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、PMの捕集率を高く確保するとともに、圧力損失の上昇を抑制することを目的とする。また本発明のもう一つの目的は、DPFの再生処理が必要な時期を確実に判定できるようにして、再生時における溶損などを確実に防止することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の排ガス浄化装置の特徴は、内燃機関から排出されたパティキュレートを含む排ガスを浄化する排ガス浄化フィルタ触媒であって、排ガス下流側で目詰めされた流入側セルと,流入側セルに隣接し排ガス上流側で目詰めされた流出側セルと,流入側セルと流出側セルを区画するフィルタ隔壁と,フィルタ隔壁の表面及び/又はフィルタ隔壁の細孔の表面に形成された触媒金属を含む触媒層と,からなる中心構造部と、中心構造部の外周に同軸的に一体形成され排ガスが直流するストレートセルからなる外周構造部と、よりなるウォールフローハニカム構造部と、
ウォールフローハニカム構造部の排ガス上流側に近接して設けられ排ガス流を中心構造部へ向かうように整流して誘導する整流誘導部と、からなることにある。
【0016】
外周構造部あるいは整流誘導部にも触媒層が形成されていることが望ましい。また整流誘導部は、排ガスが直流するストレートフローハニカム構造体よりなることが望ましい。
【0017】
さらにウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側には、出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段が配置され、PM濃度が所定値を超えたときに少なくとも中心構造部の再生処理が行われることが望ましい。
【0018】
また本発明の排ガス浄化方法の特徴は、請求項1に記載の排ガス浄化装置を用い、整流誘導部で整流誘導されたパティキュレートを含む排ガスを主として中心構造部に流してパティキュレートを捕集し、中心構造部におけるパティキュレートの堆積量の増加に伴って外周構造部を流れる排ガス量を多くすることにある。
【0019】
本発明の排ガス浄化方法において、ウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側には出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段が配置され、PM濃度が所定値を超えたときに少なくとも中心構造部の再生処理を行うことが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の排ガス浄化装置では、ウォールフローハニカム構造部は、ウォールフロー構造の中心構造部とストレートフロー構造の外周構造部とから構成され、ウォールフローハニカム構造部の上流側に近接配置された整流誘導部が排ガス流を中心構造部へ向かうように整流して誘導する。したがって中心構造部のガス通過抵抗が小さい間は、排ガスはほとんどが中心構造部へ流入し、PMは中心構造部に高捕集率で捕集される。そして捕集されたPMは、触媒層に含まれる触媒金属の触媒作用によって酸化燃焼される。
【0021】
中心構造部へのPMの堆積が進行すると、中心構造部のガス通過抵抗が増大するため、整流誘導部から出た排ガスは外周構造部に流入しやすくなる。これによりPMの捕集率は低下する方向に行くものの圧力損失の増大は防止され、エンジン出力の低下などの不具合がない。また外周構造部にも触媒層が形成されていれば、排ガスが通過しやすいことから外周構造部の温度が上昇するため、外周構造部においても SOFなどを酸化浄化することができPMの排出を抑制することができる。
【0022】
そして中心構造部に堆積したPMを燃焼させて再生する場合には、外周構造部が断熱層として作用するため、中心構造部の外周部分の温度低下が防止され、PMの燃え残りを防止することができる。
【0023】
さらに整流誘導部にも触媒層が形成されていれば、整流誘導部においても SOFなどを酸化浄化することができる。また整流誘導部で生成したNO によって、中心構造部に捕集されたPMの酸化がより促進される。したがってPMの排出をさらに抑制することができる。
【0024】
本発明の排ガス浄化装置において、中心構造部へのPMの堆積が進行すると、整流誘導部から出た排ガスは外周構造部に流入しやすくなり、外周構造部からの出ガス中のPMが増加してPM捕集率が低下するようになる。そこでウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側に、出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段を配置することが望ましい。このようにすれば、出ガス中のPM濃度が所定量を超えた場合に中心構造部へのPMの堆積量が所定量を超えたと判定されるので、その時点で高温の排ガスを流すなどして堆積したPMを燃焼させ中心構造部のPM捕集能を再生することができる。したがって圧力損失を指標として再生処理を行う場合に比べて、再生処理を行う時期判断の精度が向上し、中心構造部の溶損や熱応力による破損などの不具合を確実に防止することができる。
【0025】
また再生処理後にも出ガス中のPM濃度が所定量を超えている場合には、中心構造部にアッシュが堆積していると判断されるので、その場合にはウォールフローハニカム構造部を取り出して洗浄又は交換が行われる。したがって本発明の排ガス浄化装置によれば、アッシュによる閉塞などの異常も容易に検知することができる。
【0026】
中心構造部と外周構造部とよりなるウォールフローハニカム構造部は、コーディエライトなどの耐熱性セラミックスから製造することができる。そして両者を一体に構成するには、先ずストレートハニカム形状の構造体を押出成形により形成し、外周部を除く中心部のみにおいて、一端面のセル開口を市松状などに目詰めを施して流出側セルを形成し、流出側セルに隣接するセルの反対側の端面に目詰めして流入側セルを形成し、その後に焼成すればよい。
【0027】
少なくとも中心構造部のフィルタ隔壁は、気孔率が40〜80%であり平均細孔径が10〜40μmの範囲が好ましく、気孔率が60〜75%、平均細孔径が22〜35μmであることが特に望ましい。これによりPMを効率よく捕集できるとともに、触媒層を 100〜 200g/L形成しても圧損の増大を抑制することができる。フィルタ隔壁に細孔を形成するには、コーディエライト粉末など主成分とするスラリー中にカーボン粉末、木粉、澱粉、ポリマーなどの可燃物粉末などを混合しておき、可燃物粉末が焼成時に消失することで細孔を形成することができる。またフィルタ隔壁の気孔率及び平均細孔径を調整するには、可燃物粉末の粒径と量を調整することで行うことができる。
【0028】
フィルタ隔壁に形成される触媒層は、多孔質酸化物に触媒金属を担持してなるものであり、多孔質酸化物としては Al、ZrO、CeO、TiO、SiOなどの酸化物あるいはこれらの複数種からなる複合酸化物を用いることができる。この触媒層は、フィルタ隔壁の表面ばかりでなく、可燃物粉末の消失によって形成された細孔内の表面にも形成されていることが望ましい。
【0029】
このフィルタ隔壁に形成されている触媒層は、中心構造部の体積1リットルあたり50〜 200gのコート量とするのが好ましい。コート量が50g/L未満では触媒活性の耐久性の低下が避けられず、 200g/Lを超えると圧損が高くなりすぎて実用的ではない。
【0030】
触媒層となるコート層を形成するには、酸化物粉末あるいは複合酸化物粉末をアルミナゾルなどのバインダ成分及び水とともにスラリーとし、そのスラリーをフィルタ隔壁に付着させた後に焼成すればよい。スラリーをフィルタ隔壁に付着させるには通常の浸漬法を用いることができるが、エアブローあるいは吸引によって細孔内に入ったスラリーの余分なものを除去することが望ましい。
【0031】
触媒層に担持される触媒金属としては、触媒反応によってPMの酸化を促進するものであれば用いることができるが、少なくともPt、Rh、Pdなどの白金族の貴金属から選ばれた一種あるいは複数種を担持することが好ましい。さらにNO 吸蔵材を担持することも好ましい。貴金属の担持量は、中心構造部の体積1リットルあたり1〜5gの範囲とすることが好ましい。担持量がこれより少ないと活性が低すぎて実用的でなく、この範囲より多く担持しても活性が飽和するとともにコストアップとなってしまう。
【0032】
また貴金属を担持するには、貴金属の硝酸塩などを溶解した溶液を用い、吸着担持法、含浸担持法などによって酸化物粉末あるいは複合酸化物粉末からなるコート層に担持すればよい。また酸化物粉末あるいは複合酸化物粉末に予め貴金属を担持しておき、その触媒粉末を用いて触媒層を形成することもできる。
【0033】
触媒層に担持されるNO 吸蔵材としては、K,Na,Cs,Liなどのアルカリ金属、Ba,Ca,Mg,Srなどのアルカリ土類金属、あるいはSc,Y,Pr,Ndなどの希土類元素から選択して用いることができる。中でもNO 吸蔵能に長けたアルカリ金属及びアルカリ土類金属の少なくとも一種を用いることが望ましい。
【0034】
このNO 吸蔵材の担持量は、中心構造部の体積1リットルあたり0.25〜0.45モルの範囲とすることが好ましい。担持量がこれより少ないと活性が低すぎて実用的でなく、この範囲より多く担持すると貴金属を覆って活性が低下するようになる。
【0035】
またNO 吸蔵材を担持するには、酢酸塩、硝酸塩などを溶解した溶液を用い、吸水担持法などによって触媒層に担持すればよい。また酸化物粉末あるいは複合酸化物粉末に予めNO 吸蔵材を担持しておき、その粉末を用いて触媒層を形成することもできる。
【0036】
外周構造部は中心構造部と通常は一体に形成されるので、目詰めされていないこと以外は中心構造部と同様の構造とするのが便利である。したがって外周構造部のセル隔壁はフィルタ隔壁と同様の細孔構造をもち、触媒層も中心構造部と同様に形成することが好ましい。
【0037】
整流誘導部は、排ガス流を中心構造部へ向かうように整流して誘導するものであればその材質及び形状は特に制限されない。一般にはガス通路をもち、そのガス通路が中心構造部の端面に向かって開口するものが用いられ、例えば金属製の波板と平板を交互に積層したハニカム構造体、あるいは耐熱性セラミック製のストレートフローハニカム構造体などを用いることができる。またフィルタ隔壁が圧力損失を生じさせない程度の十分な大きさの細孔をもつDPFを用いてもよい。この整流誘導部の下流側端面の径は、中心構造部の上流側端面の径と同一又はそれ以下とするのが望ましい。
【0038】
整流誘導部の排ガス出口側端面は中心構造部の入口側端面と近接していることが必要であり、その間隔は20mm以下であることが望ましい。この間隔が大きすぎると整流誘導作用が低下し、中心構造部にPMが堆積していない場合でも外周構造部へ流入する排ガスが多くなるためPM捕集率が低下してしまう。また整流誘導部と中心構造部の間の間隙に、排ガスが外周構造部へ向かうのを抑制する案内板を設けることも好ましい。なお整流誘導部と中心構造部との間に間隙が無い場合には、中心構造部にPMが堆積した場合でも排ガスが外周構造部に流入できないので、圧力損失が増大してしまう。したがって整流誘導部と中心構造部との間には間隙が必要であるが、その最小量は排ガス流量や外周構造部と中心構造部の比率などによって異なる。
【0039】
また中心構造部の整流誘導部に対向する端面には、排ガスを流入側セルへ案内する傾斜部を有することが望ましい。これにより排ガスを流入側セルへより流しやすくなるとともに、整流誘導部に対向する端面へのPMの堆積を抑制することができる。この傾斜部は、フィルタ隔壁の変形により形成された流出側セルの目詰め部であることが望ましい。フィルタ隔壁の変形により形成された目詰め部であれば、排ガスの流通が可能であり傾斜部でもPMを濾過することができる。そして目詰め部といえども、その傾斜部の熱容量はフィルタ隔壁と同等であり従来の目詰め栓に比べて小さい。したがって昇温特性が向上し、傾斜部に堆積するPMの酸化浄化活性が向上する。
【0040】
整流誘導部にも触媒層を形成することが好ましい。この触媒層は酸化触媒層、NO 吸蔵還元型触媒層などとすることができる。したがって、ウォールフローハニカム構造部と同様の構造の触媒層とすることができ、上記と同様にして形成することができる。
【0041】
PM濃度を検知するPM濃度検知手段としては、PM濃度を直接的に検知できるスモークセンサー、PM濃度を間接的に検知できる酸素センサー,A/Fセンサーなどを用いることができる。
【0042】
そして本発明の排ガス浄化方法では、上記した排ガス浄化装置を用い、整流誘導部で整流誘導されたPMを含む排ガスを主として中心構造部に流してPMを捕集し、中心構造部におけるPMの堆積量の増加に伴って外周構造部を流れる排ガス量を多くする。これによりPMの堆積量が多くなっても圧力損失の増大を抑制でき、エンジン出力の低下を防止することができる。
【0043】
さらにPM濃度検知手段を設け、PM濃度が所定値を超えたときに中心構造部の再生処理を行えば、外周構造部からのPMの排出量を所定以下に抑制することができる。そして再生時の発熱量を抑制できるので、中心構造部の溶損などを防止することができる。また外周構造部が断熱層として作用するため、中心構造部の外周部分の温度低下が防止され、PMの燃え残りを防止することができる。
【0044】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
【0045】
(実施例1)
図1に本実施例の排ガス浄化装置の断面図を示す。この排ガス浄化装置は、ウォールフローハニカム構造部1と、ウォールフローハニカム構造部1の排ガス上流側に配置されたストレートフローハニカム構造体2(整流誘導部)とから構成されている。
【0046】
ウォールフローハニカム構造部1は、排ガス下流側で目詰めされた流入側セル10と、流入側セル10に隣接し排ガス上流側で目詰めされた流出側セル11と、流入側セル10と流出側セル11を区画するフィルタ隔壁12とよりなる中心構造部13と、中心構造部13の外周に同軸的に一体形成され排ガスが直流するストレートセル14からなる外周構造部15と、から構成され、フィルタ隔壁12及びストレートセル14の表面及び細孔表面には触媒層が形成されている。
【0047】
またストレートフローハニカム構造体2は、上流側ストレートセル20と上流側ストレートセル20どうしを区画する上流側セル隔壁21と、上流側セル隔壁21に形成された触媒層とから構成され、その外径は中心構造部13の外径と同一に構成されている。そしてストレートフローハニカム構造体2は、中心構造部13と同軸位置で、中心構造部13の排ガス上流側端面からt=10mm離間した位置に配置されている。
【0048】
以下、この排ガス浄化装置の製造方法を説明し、構成の詳細な説明に代える。
【0049】
直径 129mm,長さ 150mm,体積2000cc,セル数46.5セル/cm の、四角形セルをもつストレートハニカム形状のコーディエライト製の基材を用意した。基材の気孔率は65%、平均細孔径は30μmである。
【0050】
次にアルミナ,タルク,カオリン,シリカからなるコーディエライト組成の粉末に所定量の有機バインダと水を混合し、安定した保形性のあるクリーム状のペーストを調製する。このペーストを用い、所定長さのパイプをもつペースト注入機(ディスペンサ)を用いて、基材の上流側端面で外周部の約 600個のセルを除いて1マス置きに目詰めし、基材の下流側端面では外周部の約 600個のセルを除いて上流側端面で目詰めされていないセルを目詰めした。その後1400℃で焼成し、中心構造部13と外周構造部15を形成した。
【0051】
続いてアルミナ粉末とセリア−ジルコニア複合酸化物粉末とを主とするスラリーを全体にウォッシュコートし、 110℃で乾燥後 450℃で焼成してコート層を形成した。コート層は基材1リットルあたり75g形成され、フィルタ隔壁12及びストレートセル14の表面及び細孔の表面に形成された。次いで含浸担持法によりPtを担持して、触媒層を形成し、ウォールフローハニカム構造部1を調製した。基材1リットルあたりのPtの担持量は2gである。
【0052】
一方、直径 117mm,長さ60mm,体積 700cc,セル数62セル/cm の、四角形セルをもつストレートハニカム形状のコーディエライト製の基材を用意した。そしてアルミナ粉末を主とするスラリーを全体にウォッシュコートし、 110℃で乾燥後 450℃で焼成してコート層を形成した。コート層は基材1リットルあたり 270g形成された。次いで含浸担持法によりPt,Li,Ba及びKをそれぞれ担持して触媒層を形成し、ストレートフローハニカム構造体2を調製した。基材1リットルあたりの担持量は、Ptが2g、Liが 0.2モル、Baが 0.1モル、Kが0.05モルである。
【0053】
そして触媒コンバータ中に、ストレートフローハニカム構造体2が排ガス上流側、ウォールフローハニカム構造部1が排ガス下流側となり、両者の間隔が10mmとなるように配置して、実施例1の排ガス浄化装置とした。
【0054】
(実施例2)
図2に本実施例の排ガス浄化装置の断面図を示す。この排ガス浄化装置は、ウォールフローハニカム構造部1の中心構造部13において、排ガス上流側で目詰めされた流出側セル11の目詰め部16がストレートフローハニカム構造体2に向かって先鋭状となっていること以外は実施例1と同様の構成である。
【0055】
アルミナ,タルク,カオリン,シリカからなるコーディエライト組成の粉末に所定量の有機バインダと水及びカーボン粉末を混合したペーストを用い、直径 129mm,長さ 150mm,体積2000cc,セル数46.5セル/cm の、四角形セルをもつストレートハニカム形状のグリーン基材を、押出成形により形成した。
【0056】
一方、図3に示す押圧治具4を用意した。この押圧治具4はヒータ部40と、ヒータ部40から突出する複数の針41とよりなる剣山状をなし、複数の針41はヒータ部40によって加熱可能となっている。また複数の針41は、断面正方形のストレート部42と、ストレート部42の先端に形成された高さ3mmのピラミッド形状の先端部43とから構成され、ストレート部42の断面の一辺及び先端部43の底辺の長さは、グリーン基材3のセル開口の一辺のルート2倍となっている。
【0057】
そしてヒータ部40によって複数の針41を加熱した状態で、図3に示すようにグリーン基材3の一端面から外周部の約 600個のセルを除くセル内へ1マス置きに挿入した。これによりグリーン基材3のセルの排ガス流入側が変形して、これを焼成することで、先鋭状の目詰め部16をもつ流出側セル11が形成された。なお形成された基材の気孔率は60%、平均細孔径は30μmである。
【0058】
以後、実施例1と同様にして、実施例2の排ガス浄化装置を製造した。
【0059】
(比較例1)
外周構造部15も中心構造部13と同様のウォールフロー構造のウォールフローハニカム構造部1としたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の排ガス浄化装置を製造した。
【0060】
(比較例2)
ストレートフローハニカム構造体2(整流誘導部)を配置しなかったこと以外は実施例1と同様にして、比較例2の排ガス浄化装置を製造した。
【0061】
(比較例3)
ストレートフローハニカム構造体2とウォールフローハニカム構造部1の間隔を50mmとしたこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の排ガス浄化装置を製造した。
【0062】
<試験・評価>
上記の各排ガス浄化装置を2Lディーゼルエンジンの排気系にそれぞれ装着し、2450 rpm×50Nm,リーン定常,入りガス温度 300℃,入りスモーク濃度12.5%の条件の排ガスを流通させて、PM捕集量、圧力損失の経時変化を測定した。そしてPM捕集率を算出し、PM捕集量に対するPM捕集率の関係を図4に、PM捕集量に対する圧力損失を図5にそれぞれ示す。
【0063】
図4,5より、実施例1の排ガス浄化装置は、比較例2,3に比べて圧力損失は同等又は少し劣るが、PM捕集量が増大しても高いPM捕集率を維持している。また比較例1はPM捕集率の低下度合いは実施例1より小さいものの、圧力損失が大きい。すなわち実施例1の排ガス浄化装置は、各比較例に比べてPM捕集率及び圧力損失のバランスが取れていることがわかる。これは、ストレートフローハニカム構造体2とウォールフローハニカム構造部1を近接して配置し、ウォールフローハニカム構造部1にストレートフロー構造の外周構造部15を形成した効果である。
【0064】
そして実施例2は実施例1に比べて、PM捕集量が増大しても高いPM捕集率を維持することができ、これは、流出側セル11の目詰め部16を先鋭形状として流入側セル10に排ガスをより流入しやすくした効果である。
【0065】
次に、実施例1,2及び比較例1,2の各排ガス浄化装置に対し、上記と同様の排ガスを流通させ、ウォールフローハニカム構造部1の1リットルあたりPMをそれぞれ4g捕集した。その後、ストレートフローハニカム構造体2の上流側において排ガス中に軽油を噴霧注入し、ウォールフローハニカム構造部1の中心温度が 600℃となる条件で5分間保持する再生処理をそれぞれ行った。再生処理前後の重量差から残存PM量を算出し、結果を図6に示す。
【0066】
図6より、各実施例の浄化装置は各比較例に比べて残存PM量が少ないことがわかり、これは、各比較例では外周部に堆積したPMが燃焼せずに残存したためと考えられる。つまり比較例1の浄化装置では、外周構造部までウォールフロー構造であるために外周構造部にもPMが堆積し、再生処理時には外周構造部の温度が低いためにPMが燃え残ったと考えられる。また比較例2では、ストレートフローハニカム構造体2をもたないために、フィルタ本体1の前側の温度が上昇しにくく燃え残りが多かったと考えられる。しかし実施例1,2の浄化装置によれば、外周構造部15が断熱層として作用し、中心構造部13に堆積したPMが燃焼しやすいために残存PM量が少ない。
【0067】
(実施例3)
外周構造部15における触媒層のコート量を、外周構造部15の体積1リットルあたり 270gとしたこと以外は、実施例1と同様の構成とした。中心構造部13における触媒層のコート量は、中心構造部13の体積1リットルあたり75gである。
【0068】
このように外周構造部15の触媒層を厚くすると、外周構造部15へのガス流入抵抗が大きくなる。したがって排ガスがより外周部に流れにくくなり、PM捕集量に対するPM捕集率の減少速度が低下するため、PM浄化率が向上する。また触媒金属の担持密度が低くなるので、貴金属の粒成長、あるいはNO 吸蔵材と基材との反応などが防止され、耐久性が向上する。
【0069】
(実施例4)
図7に示す本実施例の排ガス浄化装置では、実施例1の浄化装置をケーシングする際に、ストレートフローハニカム構造体2とウォールフローハニカム構造部1の間に整流筒5を形成している。整流筒5はストレートフローハニカム構造体2の外表面を覆い、ストレートフローハニカム構造体2の下流側端面から突出し、ウォールフローハニカム構造部1の上流側端面から5mmの位置まで延びている。
【0070】
この浄化装置によれば、中心構造部13のガス通過抵抗が小さい間は、ストレートフローハニカム構造体2の出ガスが外周構造部15に流入するのがより規制されるので、PM浄化率がさらに向上する。なお、このように整流筒5を形成する場合には、ストレートフローハニカム構造体2とウォールフローハニカム構造部1との間隔は20mm以下にこだわらないが、整流筒5が整流誘導部の一部であるので、整流筒5の端面とウォールフローハニカム構造部1との間隔を20mm以下とすることが好ましい。
【0071】
(実施例5)
図8に本実施例の排ガス浄化装置を示す。本実施例では、実施例1の排ガス浄化装置のウォールフローハニカム構造部1の下流側に、透過式のスモークセンサー6を配置している。スモークセンサー6からの検出信号はECU7に送られ、ECU7はその検出信号に応じて再生処理の可否を判定して燃料噴射装置8を制御している。
【0072】
以下、ECU7の制御内容を図9のフローチャートに従って説明する。
【0073】
先ずステップ 100では、エンジンの現実の負荷及び回転数が読み込まれ、ステップ 101で単位時間当りのPM発生量(a)が算出される。これは予め記憶されたマップから算出される。
【0074】
次にステップ 102でスモークセンサー6からの検出信号が読み込まれ、出ガス中のPM濃度が測定される。そしてステップ 103では、測定されたPM濃度から単位時間当りのPMすり抜け量(b)が算出され、ステップ 104でb/aが演算されてPM捕集率Rが求められる。
【0075】
そしてステップ 105では所定値(x)と演算された(R)とが比較され、PM捕集率が所定値(x)以上である場合にはまだ再生処理は行われず、処理はステップ 100に戻る。一方、PM捕集率が所定値(x)未満である場合には、PMが所定量以上堆積していると判定され、ステップ 106で燃料噴射装置から燃料を排ガス中に噴射するなどの再生処理が行われる。
【0076】
すなわち本実施例の排ガス浄化装置では、PM堆積の進行とともにPM捕集率が低下する本発明特有の現象を利用し、ウォールフローハニカム構造部1の外周構造部15からのPMのすり抜け量が所定量となると、それを判定して再生を行っている。したがってストレートフロー構造の外周構造部15を有していても、高いPM浄化率を維持することができる。
【0077】
【発明の効果】
すなわち本発明の排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法によれば、排ガスを中心構造部に優先的に流すことができるので、PMを効率よく捕集することができる。そして中心構造部のPM堆積量が多くなると、排ガスは外周構造部に流れるので、圧力損失の増大を防止することができ、エンジン出力の低下を防止することができる。したがってPM捕集率の低下度合いと圧力損失の増大度合いとがバランスされる。
【0078】
またウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側には出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段を備えれば、外周構造部をすり抜けたPM量を検知することができ、それによって中心構造部のPM堆積量を推定できるので、再生処理の時期を正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の排ガス浄化装置の概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の排ガス浄化装置の概略断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の排ガス浄化装置の製造方法を示す説明図である。
【図4】PM捕集量とPM捕集率との関係を示すグラフである。
【図5】PM捕集量と圧力損失との関係を示すグラフである。
【図6】実施例及び比較例の排ガス浄化装置の再生後のPM残存量を示すグラフである。
【図7】本発明の第4の実施例の排ガス浄化装置の概略断面図である。
【図8】本発明の第5の実施例の排ガス浄化装置のブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施例の排ガス浄化装置におけるECUの制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:ウォールフローハニカム構造部
2:ストレートフローハニカム構造体(整流誘導部)
10:流入側セル    11:流出側セル    12:フィルタ隔壁
13:中心構造部    14:ストレートセル  15:外周構造部

Claims (7)

  1. 内燃機関から排出されたパティキュレートを含む排ガスを浄化する排ガス浄化フィルタ触媒であって、
    排ガス下流側で目詰めされた流入側セルと,該流入側セルに隣接し排ガス上流側で目詰めされた流出側セルと,該流入側セルと該流出側セルを区画するフィルタ隔壁と,該フィルタ隔壁の表面及び/又は該フィルタ隔壁の細孔の表面に形成された触媒金属を含む触媒層と,からなる中心構造部と、該中心構造部の外周に同軸的に一体形成され排ガスが直流するストレートセルからなる外周構造部と、よりなるウォールフローハニカム構造部と、
    該ウォールフローハニカム構造部の排ガス上流側に近接して設けられ排ガス流を該中心構造部へ向かうように整流して誘導する整流誘導部と、からなることを特徴とする排ガス浄化装置。
  2. 前記外周構造部にも触媒層が形成されている請求項1に記載の排ガス浄化装置。
  3. 前記整流誘導部は排ガスが直流するストレートフローハニカム構造体よりなる請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化装置。
  4. 前記整流誘導部にも触媒金属を含む触媒層が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の排ガス浄化装置。
  5. 前記ウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側には出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段が配置され、該PM濃度が所定値を超えたときに少なくとも前記中心構造部の再生処理が行われる請求項1〜4のいずれかに記載の排ガス浄化装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の排ガス浄化装置を用い、該整流誘導部で整流誘導されたパティキュレートを含む排ガスを主として該中心構造部に流してパティキュレートを捕集し、該中心構造部におけるパティキュレートの堆積量の増加に伴って該外周構造部を流れる排ガス量を多くすることを特徴とする排ガス浄化方法。
  7. 前記ウォールフローハニカム構造部の排ガス下流側には出ガス中のPM濃度を検知するPM濃度検知手段が配置され、該PM濃度が所定値を超えたときに少なくとも前記中心構造部の再生処理を行う請求項6に記載の排ガス浄化方法。
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