JP2012087680A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部への放熱を抑制すると共に、排気抵抗を径方向で均一にして、再生処理した後の微粒子状物質の燃え残りを防止することができる排気浄化装置を提供することにある。
【解決手段】内燃機関からの排ガス51が流通する排気管11に設けられ、酸化触媒13と、酸化触媒13の排ガス流通方向下流側に配置され、酸化触媒13と比べて大径であり、前記排ガス中の微粒子状物質を捕集するパティキュレートレートフィルタ15とを備えた排気浄化装置であって、パティキュレートレートフィルタ15の少なくとも排ガス流入側の端面部15bに設けられ、酸化触媒13の径断面と同形の前記排ガスが流通可能な穴部16bを有するとともに、穴部16bとパティキュレートレートフィルタ15の外周縁との間に排ガスの流通を抑制するマスク部16aを有する遮蔽部材16を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置に関し、内燃機関、特にディーゼルエンジンなどから排出される排ガスの処理に用いて好適な排気浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンなどからの排ガスを排出する排気管には、排ガス中のパティキュレートマター(微粒子状物質、Particulate Matter;以下、PMと称す)を捕集するパティキュレートフィルタ(Diesel particulate filter)が設けられている。パティキュレートフィルタを強制的に昇温することで、捕集したPMを間欠的に燃焼除去している。すなわち、パティキュレートフィルタの再生処理が間欠的に行われている。
ところで、パティキュレートフィルタを再生処理しても、パティキュレートフィルタが十分に昇温せず、パティキュレートフィルタで捕集したPMが燃え残ることがある。パティキュレートフィルタの外周部分は、その中心部からの熱が伝わりにくく、排気管の外部への放熱もある。そのため、パティキュレートフィルタの温度が低下しやすくなっている。その結果、パティキュレートフィルタの外周部分では、その中心部分と比べてPMの燃え残りが多くなる。このようにパティキュレートフィルタの径方向にてPMの燃え残りに偏りが生じると、パティキュレートフィルタを再生処理するときの昇温挙動にも偏りが生じる。これにより、再生処理時のピーク温度の推定が困難となり、その推定精度が低下する。ピーク温度の推定精度が低下するとパティキュレートフィルタにて過昇温が発生する可能性が高くなり、これに伴ってパティキュレートフィルタの再生処理の制御性が悪化してしまう。
このようなことから、パティキュレートフィルタの外周部分の放熱を防止する技術が種々開発されている。例えば、特許文献1には、ガス流入側とガス流出側の両端面において、その外周部から規定幅(所定幅)の外周領域にあるセルに栓詰めを行って外周保温層を設けたディーゼルパティキュレートフィルタを備えた内燃機関の排ガス浄化装置が記載されている。
特開2005−48754号公報(例えば、明細書の段落[0036]−[0040]、[図1],[図2],[図3](a)など参照)
上述した内燃機関の排ガス浄化装置では、外周保温層により外部への放熱を抑制し、再生処理後のPMの燃え残りを防止できるものの、排気抵抗の低減を図ることに関しては検討されていなかった。パティキュレートフィルタを昇温するために、パティキュレートフィルタの排ガス流通方向上流側にパティキュレートフィルタと比べて小径である酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst)が配置されることがある。このような場合、排ガスの流通速度がパティキュレートフィルタの径方向で不均一になり、パティキュレートフィルタの外周部近傍にて排気抵抗を増大させていた。これにより、排ガス中のPMがパティキュレートフィルタの径方向にて不均一に分布し、パティキュレートフィルタでのPMの堆積量もパティキュレートフィルタの径方向にて不均一になり、パティキュレートフィルタを再生処理してもPMの燃え残りが生じてしまう可能性があった。
以上のことから、本発明は上述したような問題を解決するために為されたものであって、外部への放熱を抑制すると共に、排気抵抗を径方向で均一にして、再生処理した後の微粒子状物質の燃え残りを防止することができる排気浄化装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る排気浄化装置は、
内燃機関からの排ガスが流通する排気管に設けられ、
前記排ガス中の被酸化成分を酸化する酸化触媒と、
前記酸化触媒の排ガス流通方向下流側に配置され、当該酸化触媒と比べて大径であり、前記排ガス中の微粒子状物質を捕集するフィルタとを備えた排気浄化装置であって、
前記フィルタの少なくとも排ガス流入側の端面に設けられ、前記酸化触媒の径断面と同形の前記排ガスが流通可能な穴部を有するとともに、該穴部と該フィルタの外周縁との間に前記排ガスの流通を抑制するマスク部を有する遮蔽手段を形成した
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る排気浄化装置は、
第1の発明に係る排気浄化装置であって、
前記穴部が、前記排ガスが流通する方向から見て前記酸化触媒の径断面と重なるように設けられる
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る排気浄化装置は、
第1または第2の発明に係る排気浄化装置であって、
前記遮蔽手段が前記フィルタの排ガス流出側の端面に具備される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る排気浄化装置は、
第1〜第3の発明の何れか1つに係る排気浄化装置であって、
前記酸化触媒と前記フィルタが近接して配置される
ことを特徴とする。
本発明に係る排気浄化装置によれば、遮蔽部材によりフィルタの外周部近傍を閉塞し同箇所への排ガスの流入が抑制される。フィルタの外周部近傍に排ガスが流入しないことから保温層として機能する。これにより、フィルタの温度が中央部分からこの外周部近傍に亘って均一になる。また、酸化触媒を通過した排ガスが排気管の径方向に拡散せずフィルタに流入し、排ガスの流通速度がフィルタの径方向で均一となり、排気抵抗がフィルタの径方向で均一になる。
本発明の第1の実施例に係る排気浄化装置の概略断面図である。 排気浄化装置が具備する遮蔽部材の説明図であって、図2(a)にその模式を示し、図2(b)にパティキュレートフィルタの中心からの距離と再生処理時(微粒子状物質の燃焼時)の温度との関係を示す。 本発明の第2の実施例に係る排気浄化装置が具備するパティキュレートフィルタ近傍の断面図である。 本発明の第3の実施例に係る排気浄化装置が具備する遮蔽部材の説明図であって、図4(a)にその平面を示し、図4(b)に図4(a)におけるb−b断面を示す。
以下に、本発明に係る排気浄化装置を実施するための形態について、各実施例にて説明する。
本発明の第1の実施例に係る排気浄化装置について、図1および図2に基づいて具体的に説明する。
本実施例に係る排気浄化装置10は、図1に示すように、ディーゼルエンジンなど内燃機関からの排気ガスが流通する排気管11内に設けられる、酸化触媒13とパティキュレートフィルタ(フィルタ)15とを具備する。パティキュレートフィルタ15は、酸化触媒13の排ガス流通方向下流側に配置される。排気管(外筒)11は、小径をなす小径部11aと、小径部11aと比べて大径をなす大径部11bと、小径部11aと大径部11bとを接続し、拡径する拡径部11cとを有する。排気管11の小径部11aには酸化触媒13が配置される。排気管11の大径部11bにはパティキュレートフィルタ15が配置される。
排気管11の小径部11aの端部にはフロントコーン18が設けられる。排気管11の大径部11bの端部にはリヤコーン19が設けられる。フロントコーン18は、排気管11の小径部11aの外周部分に沿う筒部18aと、筒部18aの端部に接続し、縮径する縮径部18bとで構成される。リヤコーン19は、排気管11の大径部11bの外周部分に沿う筒部19aと、筒部19aの端部に接続し、縮径する縮径部19bとで構成される。
酸化触媒13は、筒内ポスト噴射や排気管噴射によって未燃燃料(HC)が供給されると、排ガス中の被酸化成分、例えば、未燃炭化水素類、一酸化炭素、窒素酸化物や黒鉛炭素成分を酸化し、酸化反応により発熱する触媒である。この熱がパティキュレートフィルタ15に伝わりパティキュレートフィルタ15が昇温することにより、パティキュレートフィルタ15に捕集したパティキュレートマター(微粒子状物質、以下、PMと称す)を燃焼除去している。
パティキュレートフィルタ15は、ハニカム形状に形成されたフィルタであって、排ガスに含まれるPMを捕集するフィルタである。パティキュレートフィルタ15は酸化触媒13と比べて大径をなす形状に形成されている。パティキュレートフィルタ15の担体材料としては、従来のパティキュレートフィルタの担体材料と同じもの、例えば、炭化ケイ素、コージェライト、アルミニウムチタネートなどが挙げられる。
酸化触媒13の外周部13aには、マット状担体保持部材12が巻き掛けられている。パティキュレートフィルタ15の外周部15aには、マット状担体保持部材14が巻き掛けられている。マット状担体保持部材12,14としては、ガラスウールなどが挙げられる。
酸化触媒13の直径は、パティキュレートフィルタ15の直径より僅かに小径である。これは、酸化触媒13の直径がパティキュレートフィルタ15の直径に対しあまりに小さいと、酸化触媒13での酸化反応による熱をパティキュレートフィルタ15の径方向全体に亘って均一に伝えることができなくなるためである。酸化触媒13及びパティキュレートフィルタ15は、互いの軸心が一致するよう配置することが好ましい。これにより、酸化触媒13を通過した排ガス52をパティキュレートフィルタ15に効率よく流通させることができる。
パティキュレートフィルタ15における、排ガス流入側の端面部15bおよび排ガス流出側の端面部15cには、遮蔽部材(遮蔽手段)16,17がそれぞれ設けられる。遮蔽部材16,17は、外周部にマスク部16a,17aがパティキュレートフィルタ15と同じ外径で設けられ、中央部に穴部16b,17bが設けられた形状である。マスク部16aの大きさd1とマスク部17aの大きさd2は同じである。遮蔽部材16,17の穴部16b,17bは、酸化触媒13の直径と同じ大きさである。これにより、酸化触媒13を通過した排ガス52は、パティキュレートフィルタ15の外周部分へ拡散することなく、パティキュレートフィルタ15の中央部分を通ってそのまま排出することになる。マスク部16a,17aとしては、パティキュレートフィルタ15の再生処理時の熱への耐性を有する材質であれば良く、例えば、鉄や鋼などが挙げられる。
よって、ディーゼルエンジンなど内燃機関からの排ガス51が酸化触媒13に流入し、酸化触媒13を通過した排ガス52がパティキュレートフィルタ15に流入し、パティキュレートフィルタ15でPMが捕集された排ガス53がパティキュレートフィルタ15の端面部15cから排出することになる。
上述した構成の排気浄化装置の組み立て手順について説明する。
まず、酸化触媒13の外周部13aにマット状担体保持部材12を巻き掛ける。パティキュレートフィルタ15の外周部15aにマット状保持部材14を巻き掛ける。パティキュレートフィルタ15の端面部15b,15cに遮蔽部材16,17をそれぞれ取り付ける。
続いて、排気管11の一方の端部から酸化触媒13を圧入し、排気管11の小径部11aにおける所定の位置に酸化触媒13を配置する。
続いて、排気管11の他方の端部から遮蔽部材16,17を取り付けたパティキュレートフィルタ15を圧入し、排気管11の大径部11bにおける所定の位置にパティキュレートフィルタ15を配置する。
続いて、排気管11の一方の端部にフロントコーン18を取り付け、排気管11の他方の端部にリヤコーン19を取り付ける。よって、マット状担体保持部材12,14が巻き掛けられた、酸化触媒13およびパティキュレートフィルタ15がそれぞれ排気管11の所定の位置に配置される。酸化触媒13とパティキュレートフィルタ15の軸心が一致するように配置される。
ここで、パティキュレートフィルタ15の中心からの距離と再生処理時(PM燃焼時)の温度との関係について図2(a)および図2(b)を参照して説明する。図2(b)にて、直線L1が遮蔽部材16,17のマスク部16a,17aの幅d1,d2が10mmの場合を示し、直線L2がマスク部16a,17aの幅d1,d2が5mmの場合を示し、直線L3がマスク部16a,17aの幅d1,d2が0mmの(マスク部が無い)場合を示す。温度P1が微粒子状物質の燃焼開始温度を示す。
図2(b)から分かるように、マスク部が無い場合やマスク部16a,17aの幅d1,d2が5mmの場合には、パティキュレートフィルタ15の外周部分(最外周位置)にて燃焼開始温度P1よりも低くなり、パティキュレートフィルタ15に捕集したPMの全てを燃焼除去することができず、PMの燃え残りが生じる可能性があることが分かる。これに対し、マスク部16a,17aの幅d1,d2を10mmにすることにより、パティキュレートフィルタ15の外周部分(最外周位置)にて燃焼開始温度P1に到達し、パティキュレートフィルタ15に捕集したPMを燃焼除去することができることが分かる。すなわち、マスク部16a,17aの幅d1,d2を少なくとも10mm以上とすることにより、パティキュレートフィルタ15の外周部分にて燃焼開始温度P1に到達し、パティキュレートフィルタ15に捕集したPMを燃焼除去することができる。
したがって、本実施例に係る排気浄化装置10によれば、遮蔽部材16,17を構成するマスク部16a,17aによりパティキュレートフィルタ15の外周部15a近傍を閉塞し同箇所への排ガス52への流入が抑制されて、同箇所へのPMの侵入が抑制される。パティキュレートフィルタ15の外周部15a近傍に排ガス52が流入しないことから保温層として機能する。これにより、パティキュレートフィルタ15の温度が中央部分から外周部15a近傍に亘って均一になる。また、酸化触媒13を通過した排ガス52が排気管11の径方向に拡散せずにパティキュレートフィルタ15に流入し、排ガスの流通速度がパティキュレートフィルタ15の径方向で均一となり、排気抵抗がパティキュレートフィルタ15の径方向で均一になる。これにより、排ガス中のPMがパティキュレートフィルタ15の径方向で均一に分布することになり、パティキュレートフィルタ15に捕集し当該パティキュレートフィルタ15に堆積するPMはパティキュレートフィルタ15の径方向で均一になる。よって、パティキュレートフィルタ15を再生処理した後のPMの燃え残りを防止することができる。
また、酸化触媒13とパティキュレートフィルタ15が近接して配置されることにより、酸化触媒13を通過した排ガス52の排気管11の径方向へ拡散をより一層低減することができる。さらに、酸化触媒13とパティキュレートフィルタ15間での排ガス52の滞留を低減し、排ガス52をパティキュレートフィルタ15に導入することができる。よって、排ガス中のPMがパティキュレートフィルタ15の径方向で均一に分布することになり、パティキュレートフィルタ15で捕集し当該パティキュレートフィルタ15に堆積するPMがパティキュレートフィルタ15の径方向で均一になる。よって、パティキュレートフィルタ15を再生処理した後のPMの燃え残りをより一層確実に防止することができる。
本発明の第2の実施例に係る排気浄化装置について、図3に基づいて具体的に説明する。
本実施例は、上述した第1の実施例における排気管および遮蔽手段を変形したものであって、それ以外は第1の実施例に係る排気浄化装置と同一の構成である。すなわち、パティキュレートフィルタの排ガス流通方向上流側には、パティキュレートフィルタよりも小径な酸化触媒が配置される。
本実施例に係る排気浄化装置では、図3に示すように、マット状担体保持部材14が巻き掛けられたパティキュレートフィルタ15が筒状の排気管(コンバータ)21内に配置される。排気管21は、筒部21aと底面部21bと穴部21cとを有する。底面部21bは、筒部21aの一方の端部に接続される。穴部21cは、底面部21bの中央に設けられ、酸化触媒13の直径と同じ大きさとなっており、排ガスが流通可能となっている。パティキュレートフィルタ15の一方の端面部15cが排気管21の底面部21bと接触して配置される。パティキュレートフィルタ15の他方の端面部15bには、遮蔽部材(遮蔽手段)23が接触して設けられる。遮蔽部材23は、板状であって、固定部(マスク部)23aとフランジ部23bと穴部23cを有する。フランジ部23bは、固定部23aの外周部に接続し、固定部23aに直交する方向に延在している。穴部23cは、固定部23aの中央に設けられ、酸化触媒13の直径と同じ大きさとなっている。これにより、酸化触媒13を通過した排ガス52は、パティキュレートフィルタ15の外周部分へ拡散することなく、パティキュレートフィルタ15の中央部分を通ってそのまま排出することになる。
排気管21の入口側端部には、フロントコーン22が設けられる。フロントコーン22は、排気管21の筒部21aの外周部分に沿う筒部22aと、筒部22aの端部に接続し、縮径する縮径部22bとを有する。
ここで、上述した構成の排気浄化装置の組み立て手順について説明する。
排気管21の一方の端部からパティキュレートフィルタ15を挿入し、パティキュレートフィルタ15の端面部15cと排気管21の底面部21bとを接触させる。続いて、排気管21の一方の端部から遮蔽部材23をさらに挿入し、遮蔽部材23の固定部23aとパティキュレートフィルタ15の端面部15bとを接触させる。続いて、遮蔽部材23のフランジ部23bを排気管21に固定する。これにより、パティキュレートフィルタ15が排気管21の所定の位置に配置される。
したがって、本実施例に係る排気浄化装置によれば、上述した第1の実施例に係る排気浄化装置と同様、外部への放熱が抑制される。排気抵抗が径方向で均一となる。これにより、パティキュレートフィルタ15を再生処理した後のPMの燃え残りを防止することができる。さらに、排気管21の一部を利用してパティキュレートフィルタ15を固定することができる。遮蔽部材23にフランジ部23bを設けたことにより遮蔽部材23を排気管21に容易に固定することができる。
本発明の第3の実施例に係る排気浄化装置について、図4に基づいて具体的に説明する。
本実施例は、上述した第1,第2の実施例に係る排気浄化装置が具備する遮蔽手段を変形したものであって、それ以外は第1,第2の実施例に係る排気浄化装置と同一の構成である。
本実施例に係る排気浄化装置は、図4に示すように、パティキュレートフィルタにおける、排ガス流入側の端面部および排ガス流出側の断面部のそれぞれに設けられた遮蔽部材31を具備する。
遮蔽部材(遮蔽手段)31は、板状であって、中央に円形状の穴部31bを有すると共に、円形状の外周部(マスク部)31aを有する円盤形状である。遮蔽部材31は、一方の側面部31d側で突出し、他方の側面部31c側で凹んだビード32が穴部31bに沿って設けられている。このような形状の遮蔽部材31をパティキュレートフィルタに取り付けた際に、遮蔽部材31自体の撓みが抑制され、パティキュレートフィルタの外周部分への排ガスの流入が抑制されて、同箇所へのPMの侵入が抑制される。
したがって、本実施例に係る排気浄化装置によれば、上述した第1,第2の実施例に係る排気浄化装置と同様、外部への放熱が抑制される。排気抵抗が径方向で均一となる。これにより、パティキュレートフィルタを再生処理した後のPMの燃え残りを防止することができる。遮蔽部材31にビード32を設けたことにより遮蔽部材31の撓みを抑制でき、パティキュレートフィルタの外周部近傍への排ガスの流入を抑制して、同箇所へのPMの侵入をより一層確実に防止できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、遮蔽部材の形状や排気管の形状を変更することは可能である。
例えば、上述の実施例では、パティキュレートフィルタ15とは別部材の遮蔽手段を用いたがこれに限定されない。すなわち、パティキュレートフィルタ15の外周部への排ガス流入が抑制されればよくパティキュレートフィルタ15の最外周壁の壁厚を厚くすることでマスク部として用い遮蔽手段としてもよい。
また、上述の実施例では、遮蔽手段がパティキュレートフィルタ15における、排ガス流入側の端面部および排ガス流出側の端面部のそれぞれに設けられているがこれに限定されない。すなわち、少なくとも遮蔽手段が排ガス流入側の端面部に具備されればよいことは言うまでもない。
本発明に係る排気浄化装置は、外部への放熱を抑制すると共に、排気抵抗を径方向で均一にして、再生処理した後の微粒子状物質の燃え残りを防止することができるので、自動車産業などにおいて、極めて有益に利用することができる。
10 排気浄化装置
11 排気管
13 酸化触媒
15 パティキュレートフィルタ
16,17 遮蔽部材(遮蔽手段)
21 排気管
23 遮蔽部材(遮蔽手段)
31 遮蔽部材(遮蔽手段)
32 ビード
51 排ガス
52 酸化触媒を通過した排ガス
53 パティキュレートフィルタを通過した排ガス

Claims (4)

  1. 内燃機関からの排ガスが流通する排気管に設けられ、
    前記排ガス中の被酸化成分を酸化する酸化触媒と、
    前記酸化触媒の排ガス流通方向下流側に配置され、当該酸化触媒と比べて大径であり、前記排ガス中の微粒子状物質を捕集するフィルタとを備えた排気浄化装置であって、
    前記フィルタの少なくとも排ガス流入側の端面に設けられ、前記酸化触媒の径断面と同形の前記排ガスが流通可能な穴部を有するとともに、該穴部と該フィルタの外周縁との間に前記排ガスの流通を抑制するマスク部を有する遮蔽手段を形成した
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載された排気浄化装置であって、
    前記穴部は、前記排ガスが流通する方向から見て前記酸化触媒の径断面と重なるように設けられる
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  3. 請求項1または2に記載された排気浄化装置であって、
    前記遮蔽手段が前記フィルタの排ガス流出側の端面に具備される
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載された排気浄化装置であって、
    前記酸化触媒と前記フィルタが近接して配置される
    ことを特徴とする排気浄化装置。
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CN114517726B (zh) * 2022-02-17 2023-03-31 金华职业技术学院 一种机动车尾气催化净化器

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