JP2004124510A - 道路標示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路標示を、外部から良好に視認される状態と外部から見えない状態とに切り換えることが可能な道路標示装置を提供する。
【解決手段】上面が路面に露出するように道路に埋設される筐体30と、筐体30の内部に配設された発光部31と、発光部31が発した光を拡散して面状に発光する光拡散板43と、光拡散板43の直上に配設された半透過パネル42と、筐体30の上面に嵌め込まれたクリアパネル41とを備える。半透過パネル42は、道路の路面と同色または類似する色に着色されているので、発光部31が点灯した状態では、光拡散板43が面状に発光してクリアパネル41の全体が外部から明瞭に視認され、発光部31が消灯した状態では、発光部31が半透過パネル42によって隠蔽され、道路標示が外部から見えなくなる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路上の各種標示を行うため道路に埋設される道路標示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、道路上において交差点の中心位置や道路の走行区分には道路鋲が設置されている。道路鋲の多くは、日光や車のヘッドライトを反射する反射板を備えることで視認性の向上を図っており、近年では、夜間における視認性を向上させるため、光源を内蔵した自発光式道路鋲(発光鋲)が多く利用されている。
さらに、交通を妨げないように、路面からの突出を小さくした道路鋲が種々提案されている(例えば、特許文献1,2,3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−74217号公報(第3頁、第2図)
【特許文献2】
特開平8−3946号公報(第2−3頁、第3図)
【特許文献3】
特開平6−330512号公報(第3−4頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自発光式道路鋲は、いかなる場合でも運転者に良好に視認されることを目的として反射板や光源を内蔵したものであった。従って、道路鋲の存在そのものを目立たなくする機能を備えたものは無かった。特に、上記特許文献1,2,3に開示された道路鋲は、路面からの突出を小さくするために光源が路面から見えやすい位置にあり、日光や車のヘッドライトで照らされた場合に路上から光源の色が視認できる。このため、光源の発光時だけでなく非発光時も目立つものであった。
【0005】
道路標示の中には、限られた時間帯や日時においてのみ使用されるものがある。このような道路標示は、使用時に明瞭に出現し、かつ、使用しない時には見えなくなることが非常に好ましいが、従来、そのような機能を実現するものはなかった。このため、道路標示を見た運転者は、その標示がその時点で道路標示が有効か否かを判断する必要があり、不便であった。
【0006】
本発明は、道路標示を、良好に視認される状態と目立たない状態とに切り換えることが可能な標示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明は、上面が路面に露出するように道路に埋め込まれる筐体を有し、道路の路面標示を行う道路標示装置であって、前記筐体の上面には発光窓を備え、前記筐体内には、前記発光窓に向けて光を発する発光状態と、前記発光窓に向けた光を発しない非発光状態とを切り換え可能な発光部と、前記発光窓と前記発光部との間に設けられ、前記非発光状態において前記発光部を隠蔽する隠蔽部材とを備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の第1の発明によれば、発光部の発光状態では発光窓から光を発するので、道路上に明瞭に道路標示として視認することができ、また、発光部の非発光状態では発光部が隠蔽され、外部から道路標示を見えなくすることができる。従って、本発明の道路標示装置を用いて道路標示を形成すれば、道路標示が外部から明瞭に視認される状態と外部から視認できない状態とを切り換えることにより、所定の時間帯に使用される道路標示を実現できる。さらに、上面の発光窓を路面と同一面とすれば、路面上への突出が殆ど無く、交通の妨げにならない。このため、埋設場所が限定されず、様々な場所における道路標示に用いることができる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明の道路標示装置において、前記隠蔽部材は、前記路面と同色または類似する色に着色され、前記発光部が発した光を透過する半透明板であることを特徴とする。
【0010】
上記の第2の発明によれば、隠蔽部材が、路面と同色または類似する色に着色され、発光部が発した光を透過させる半透明板である。従って、発光部が非発光状態にあるときに、発光部を、発光窓の外から見えないよう隠蔽することができる。これにより、可動部を用いることなく半透明板を配設するだけで、発光状態において道路標示を明瞭に出現させ、かつ、非発光状態において道路標示を外部から見えないようにすることができる。
【0011】
第3の発明は、第1の発明の道路標示装置において、前記隠蔽部材は、光を透過する状態と光を遮蔽する状態とを切り換え可能な切換遮光板であることを特徴とする。
【0012】
上記の第3の発明によれば、隠蔽部材が、光を透過する状態と光を遮蔽する状態とを切り換え可能な切換遮光板であるので、道路標示が、発光状態において明瞭に視認されるようにし、さらに、非発光状態において外部から見えないようにすることができる。
【0013】
第4の発明は、第1から第3の発明の道路標示装置において、前記発光部は、点灯および消灯が切換可能な光源と、前記光源の上方に配設され、前記光源が発した光を拡散することにより面状に発光する拡散板とを備えて構成されることを特徴とする。
【0014】
上記の第4の発明によれば、発光状態において、道路標示装置の外部からは面状に発光する拡散板が見える。このため、道路上に、外部から明瞭に視認される道路標示を実現することができる。また、拡散板を備えたことで、光源が点光源または線状に発光する光源であっても、道路標示装置の外部から発光する面が見えるので、様々な光源を用いることができる。
【0015】
第5の発明は、第4の発明の道路標示装置において、前記光拡散板は、白色の状態と透明な状態とを切り換え可能な切換光拡散板であることを特徴とする。
【0016】
上記の第5の発明によれば、光拡散板が、白色の状態においては光源からの光を良好に拡散して面状に発光する。さらに、光源が消灯している間、切換光拡散板を透明な状態に切り換えれば、道路標示装置の外部から内部の部材が見えないので、道路標示を外部から見えなくすることができる。
【0017】
第6の発明は、第1から第3の発明の道路標示装置において、前記発光部は、点灯および消灯が切換可能な長尺の光源と、前記光源に近接して配設され、側面から前記光源が発した光を導入して面状に発光する導光板とを備えたことを特徴とする。
【0018】
上記の第6の発明によれば、発光状態において、道路標示装置の外部から面状に発光する導光板が見えるので、道路上に、外部から明瞭に視認される道路標示を実現できる。また、導光板を備えたことで、線状に発光する光源を用いることが可能であり、例えば、照明用光ファイバのような低コストな光源を用いることができる。
【0019】
第7の発明は、第1から第3の発明の道路標示装置において、前記発光部は、光源と、前記光源が上方へ向けて発した光を遮る位置、および、前記光源が上方へ向けて発した光を遮らない位置に移動可能な遮光板と、前記遮光板を前記2つの位置に移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする。
【0020】
上記の第7の発明によれば、移動機構によって遮光板を移動させることで、光源を点灯させたままで、発光状態と非発光状態を切り換えることができる。また、遮光板を、光源の周囲を回転するように移動可能なフードとした場合、フードの曲率半径を大きくすることにより、面上に発光する光源を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態における道路標示装置1の設置状態を示す図であり、図1は複数の道路標示装置1を連結した構成例を示す斜視図であり、図2は図1に示す構成例の側面図である。
【0022】
道路標示装置1は箱形の筐体30を有し、筐体30の上面にはクリアパネル41が嵌め込まれる。道路標示装置1を道路に埋設して道路標示に用いる場合、図1に示すように、必要な数の道路標示装置1を連結管20を介して連結する。連結管20は、筐体30に内蔵される発光部31に電源を供給するための電源ライン等を収容する。なお、道路に埋設された状態において、道路標示装置1は、クリアパネル41が路面とほぼ同一平面を成すように路面に埋設される。
【0023】
また、道路標示装置1を複数連結する場合、図2に示すように、連結された複数の道路標示装置1の終端に1台の電源供給装置10を接続し、電源供給装置10から各道路標示装置1へ、連結管20を介して電源を供給する。
【0024】
図3は、道路標示装置1の構成を示す一部切断斜視図である。また、図4は道路標示装置1のA−A線断面図である。
【0025】
筐体30は、上面が開口した中空の箱であり、その上端面は道路の路面と同色または類似する色に着色されている。
筐体30内の内部には発光部31が設置される。発光部31は、電源ライン32を介して電源供給装置10に接続される。発光部31は、例えば、白色に発光するLED(Light Emitting Diode)、レーザまたは各種電球等の光源を内蔵し、電源ライン32から供給される電源により光源を点灯させる。
【0026】
発光部31の上方は、複数の板状部材で覆われている。発光部31の直上には光拡散板43が配設される。光拡散板43は、発光部31が発した光を拡散して表面全体が発光する板である。その上方には、光拡散板43の上面を覆うように、半透過パネル42が配設される。半透過パネル42は、道路の路面と同色または類似する色に着色された半透明の板であり、光拡散板43が発した光を透過させる。そして、半透過パネル42の上面はクリアパネル41により覆われる。クリアパネル41は筐体30の上面の開口部を封止する透明な板である。
【0027】
なお、クリアパネル41、半透過パネル42および光拡散板43を構成する材料としては、強化ガラス等のガラス材料、またはアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材料を用いることができる。また、クリアパネル41は路面に露出するものであるから、表面に滑り止め加工等を施しても良い。さらに、クリアパネル41の表面に、不要な光の反射を防ぐため反射防止加工等を施しても良い。
【0028】
図5は、複数の道路標示装置1を連結して道路に埋設した状態を示し、(a)は発光部31が点灯した状態を示し、(b)は発光部31が消灯した状態を示す。図中、100は、道路の路面である。
発光部31が点灯した場合、発光部31からの光が光拡散板43により拡散され、光拡散板43が面状に発光する。光拡散板43が発した光は半透過パネル42およびクリアパネル41を透過するので、道路標示装置1の上方からは、クリアパネル41の全体が発光しているように見える。
従って、発光部31が点灯している状態では、図5(a)に示すように、道路標示装置1は道路上の白い長方形の線として、明瞭に視認される。
【0029】
一方、発光部31が消灯した状態では、図5(b)に示すように、道路標示装置1は路面100と同色または類似する色に見え、路面100の他の部分と区別できない。
例えば日中は、道路標示装置1の外部が明るく、筐体30の内部は暗いので、マジックミラーと同一の原理により、筐体30の内部を道路標示装置1の外から見ることはできない。また、夜間は、道路標示装置1の外部が暗く、半透過パネル42が完全な無色透明ではないので、半透過パネル42の下方の様子は道路標示装置1の外部からは見えない。
従って、日中であっても夜間であっても、発光部31が消灯した状態で、道路標示装置1を上方から見ると、道路標示装置1の上面は半透過パネル42の色に見える。
【0030】
さらに、道路標示装置1が備える半透過パネル42は、道路と同色または類似する色に着色されている。このため、道路標示装置1は、発光部31が消灯した状態では道路の路面と同色または類似する色に見えるので、路面の他の部分と区別することができない。このため、発光部31が消灯すると、図5(b)に示すように、道路標示装置1は路面100と同じように見える。
【0031】
このように、道路標示装置1を道路に埋設して、道路標示装置1が内蔵する発光部31の点灯状態を切り換えることにより、発光部31の点灯時には道路標示が明瞭に視認でき、発光部31の消灯時には道路標示が目立たない道路標示を実現できる。従って、例えばリバーシブルレーンやバス専用レーンといった、限られた時間帯にのみ使用される道路標示を実現できる。
【0032】
さらに、道路標示装置1は、クリアパネル41が路面と同一平面を成すように埋設されるので、路面上への突出がほとんど無く、交通の妨げにならない。
【0033】
また、発光部31が内蔵する光源としては様々な発光色のLED、レーザまたは各種電球等を用いることができる。また、白色に発光する光源を用い、この光源に着色された外装を被せることで、任意の色を出すことが可能である。
従って、例えば、道路標示装置1の筐体30内に、白色に発光する発光部31と橙色に発光する発光部31とを併設すれば、これら2つの発光部31の点灯状態を切り換えることにより、道路標示装置1は、白色に発光する状態と、橙色に発光する状態と、非発光状態とを切り換えて使用できる。すなわち、必要に応じて、道路標示の標示状態とともに標示色を切り換えることが可能になる。これにより、センターライン等、色によって異なる意味をもつ道路標示に用いれば、複数種類の道路標示を切り換えることが可能となる。
【0034】
なお、上記第1の実施の形態において、道路標示装置1が有する発光部31の点灯/消灯を切り換える動作は、各発光部31が、例えばタイマや制御回路等を内蔵し、このタイマや制御回路の動作によって点灯/消灯を切り換えるようにしても良いし、または、電源供給装置10によって、連結管20に収容される電源ライン32への電源供給をON/OFFすることにより、発光部31の点灯/消灯を切り換えるようにしても良い。
【0035】
実施の形態2.
図6は、本発明の第2の実施の形態における道路標示装置2の構成を示す一部切断斜視図である。また、図7は道路標示装置2のB−B線断面図である。
なお、本第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分は、同一の符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0036】
図6および図7に示す道路標示装置2は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1において、発光部31および電源ライン32に代えて、ライトファイバ33を備えたものである。ライトファイバ33は照明用の光ファイバであり、終端には光源(図示省略)が接続される。そして、ライトファイバ33は、前記光源の点灯時に、その側面から光を発する。
ライトファイバ33は、筐体30内の内部に、筐体30の長手方向に沿って配設される。
【0037】
また、複数の道路標示装置2を連結する際には、電源供給装置10に内蔵される光源(図示省略)からの光がライトファイバ33に入射される構成とすれば良く、この場合、ライトファイバ33は、連結管20を通って上記複数の道路標示装置2に跨って配設される。
【0038】
以上のように構成される道路標示装置2は、ライトファイバ33の終端に接続された光源の点灯に応じて光拡散板43が発光する。また、ライトファイバ33の発光色は、ライトファイバ33の終端に接続される光源(図示省略)の発光色を変更し、または、ライトファイバ33に着色されたカラーフィルタを装着することで、任意の色にすることできる。これにより、道路標示装置2は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1と同様の効果を奏する。
さらに、ライトファイバ33を用いた道路標示装置2は、ライトファイバ33がもともと長尺であるので、例えば、道路上に長尺の線を表示する際には特に有用である。
【0039】
図8は、道路標示装置2をパーキングメータの区画線に適用した例を示す図である。
図8に示す例では、長尺に形成した道路標示装置2によって、道路の路面100に駐車位置区画線102を標示している。この場合、パーキングメータ装置101によって道路標示装置2の点灯/消灯を制御すれば、路面100における駐車位置区画線102の標示/非標示を切り換えることができる。
これにより、例えば、パーキングメータを利用可能な時間帯にのみ駐車位置区画線102が道路標示され、パーキングメータを利用できない時間帯には、駐車位置区画線102が標示されないようにすることができる。
【0040】
また、パーキングメータ装置101に光源(図示省略)を内蔵し、この光源にライトファイバ33の終端を接続する構成とすれば、路面を掘削して筐体30を埋設し、その後にクリアパネル41、半透過パネル42、光拡散板43を現場で組み立てることが可能であるので、道路標示装置2を簡単に設置することができる。
【0041】
実施の形態3.
図9は、本発明の第3の実施の形態における道路標示装置3の構成を示す一部切断斜視図である。
なお、本第3の実施の形態において、上記第1〜2の実施の形態と同様に構成される部分は、同一の符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0042】
図9に示す道路標示装置3は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1において、発光部31に代えて2本のライトファイバ33を備え、さらに光拡散板43に代えて導光板44を備えたものである。
導光板44は、半透過パネル42の直下に配設された平板であり、所定の厚みを有し、側端面から入射した光を拡散することで上面および下面が面状に発光する。
【0043】
そして、道路標示装置3においては、2本のライトファイバ33が、それぞれ導光板44の両側端面に接するように配設されている。なお、複数の道路標示装置3を連結して使用する場合、ライトファイバ33は、連結管20の内部を通って上記複数の道路標示装置3に跨って配設される。
【0044】
以上のように構成される道路標示装置3においては、ライトファイバ33の終端に接続された光源の点灯時に、導光板44が面状に発光する。従って、道路標示装置3は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1および第2の実施の形態における道路標示装置2と同様の効果を奏する。
【0045】
実施の形態4.
図10は、本発明の第4の実施の形態における道路標示装置4の構成を示す一部切断斜視図である。
なお、本第4の実施の形態において、上記第1〜3の実施の形態と同様に構成される部分は、同一の符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0046】
図10に示す道路標示装置4は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1において、光拡散板43に代えて透明/白色切換板45を備えたものである。透明/白色切換板45は、電圧が印加された状態では透明となり、電圧が印加されない状態では白色となる板である。なお、透明/白色切換板45は、白色に変化するものに限らず、乳白色に変化するものであっても良いし、遮光しない色であれば白や乳白色以外の色に変化するものであっても良い。
透明/白色切換板45は、電圧が印加されていない白色の状態において、上記第1の実施の形態における光拡散板43と同様の機能を発揮するものである。
【0047】
以上のように構成される道路標示装置4は、発光部31の点灯状態とともに透明/白色切換板45への印加電圧のON/OFFを切り換えることにより、上記第1の実施の形態における道路標示装置1と同様の効果を奏するものである。
さらに、透明/白色切換板45は、電圧が印加された状態においては透明となる。このため、発光部31の消灯時に、透明/白色切換板45に電圧を印加すると、筐体30内に発光するものが全く存在しないことになる。この状態で、道路標示装置4は、外部からは路面と同色または類似する色に見えるので、路面との区別が非常に困難になる。すなわち、道路標示装置4は、発光部31が消灯して透明/白色切換板45が透明な時には上部から見えなくなるので、道路標示装置4を用いて、使用しない時に目立たない道路標示を実現することができる。
【0048】
なお、透明/白色切換板45は板状部材に限らず、柔軟なフィルムであっても良い。この場合、例えば、上記フィルムを半透過パネル42の下面に貼り付けて透明/白色切換板45とする構成としても良いし、或いは、半透過パネル42の下方に透明な板を設置し、この透明な板の上面または下面に上記フィルムを貼り付けて透明/白色切換板45を構成するようにしても良い。
【0049】
実施の形態5.
図11は、本発明の第5の実施の形態における道路標示装置5の構成を示す一部切断斜視図である。
なお、本第5の実施の形態において、上記第1〜4の実施の形態と同様に構成される部分は、同一の符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0050】
図11に示す道路標示装置5は、上記第1の実施の形態における道路標示装置1において、半透過パネル42に代えて透明/黒色切換板46を備えたものである。
透明/黒色切換板46は、電圧が印加された状態では透明となり、電圧が印加されない状態では黒色となる板である。なお、透明/黒色切換板46は、黒色に変化するものに限らず、その他の遮光性を有する色に変化するものを用いても良い。
【0051】
以上のように構成される道路標示装置4は、発光部31の点灯状態とともに透明/黒色切換板46への印加電圧のON/OFFを切り換えることにより、上記第1の実施の形態における道路標示装置1と同様の効果を奏するものである。
すなわち、発光部31の消灯時に透明/黒色切換板46への印加電圧をOFFにすれば、道路標示装置5は、上方からは黒く見える。従って、道路標示装置5は、発光部31の点灯時には明瞭な道路標示として機能し、発光部31の消灯時には上部から見えなくすることができる。
【0052】
さらに、透明/黒色切換板46は、電圧が印加された状態においては透明となるので、発光部31の点灯時に透明/黒色切換板46への印加電圧をONにすると、光拡散板43で拡散された光が、透明/黒色切換板46およびクリアパネル41を透過して放射される。すなわち、透明/黒色切換板46を用いると、着色された半透過パネル42を用いた場合に比べ、光拡散板43が発した光を損失なく透過させることができる。従って、道路標示装置5を用いることによって、非常に目立つ道路標示を実現することができる。
【0053】
なお、透明/黒色切換板46は板状部材に限らず、柔軟なフィルムであっても良い。この場合、例えば、上記フィルムをクリアパネル41の下面に貼り付けて透明/黒色切換板46とする構成としても良いし、或いは、クリアパネル41の下方に透明な板を設置し、この透明な板の上面または下面に上記フィルムを貼り付けて透明/黒色切換板46を構成するようにしても良い。
【0054】
実施の形態6.
図12は、本発明の第6の実施の形態における標示装置6の構成を示す一部切断斜視図である。また、図13は、標示装置6に設けられた回転フード51を回転させる回転機構を示す斜視図である。図14は、回転フード51を半回転させた状態を示す一部切断斜視図である。
なお、本第6の実施の形態において、上記第1〜5の実施の形態と同様に構成される部分は、同一の符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0055】
図12に示す道路標示装置6は、筐体30の内部において、クリアパネル41の下方に、2本のライトファイバ33と、これらライトファイバ33の周囲にそれぞれ配設される2個の回転フード51とを備えたものである。
【0056】
図13に示すように、回転フード51は半円筒形状であり、ライトファイバ33の軸を中心とした場合の中心角が約180度となる範囲において、ライトファイバ33が発する光を遮るフードである。回転フード51の内面、すなわちライトファイバ33側の面は光を良好に反射する。一方、回転フード51の外面は道路の路面と同色または類似する色に着色されている。
なお、回転フード51の内面は、塗装、メッキまたは研磨等により鏡面に加工されていると好ましい。
【0057】
筐体30の内部には、回転フード51をライトファイバ33の軸を中心として回転させるギアボックス52と、ギアボックス52を駆動する駆動装置53とが配設される。駆動装置53によってギアボックス52を駆動することにより、回転フード51がライトファイバ33の周囲を回転移動する。
【0058】
図12に示すように、回転フード51が33の上方に位置する状態では、ライトファイバ33が発した光は回転フード51により遮られる。この状態では、クリアパネル41から光が上方に放射されない。
従って、道路標示装置6を上方から見た場合、クリアパネル41は回転フード51の外面の色、すなわち路面と同色または類似する色に見える。
【0059】
一方、図14に示すように、回転フード51がライトファイバ33の下方に位置する場合、ライトファイバ33が発した光がクリアパネル41を透過して上方に放射される。さらに、ライトファイバ33が筐体30の底に向けて発した光は、回転フード51の内面で、クリアパネル41に向けて反射される。特に、回転フード51の曲率半径が大きい場合、ライトファイバ33が発した光の殆ど全てが、クリアパネル41に向かって反射される。
従って、ライトファイバ33からの直接光と回転フード51の内面で反射された光とによって、クリアパネル41が面状に発光する。
【0060】
従って、道路標示装置6は、回転フード51を回転させることにより、外部から明瞭に視認される状態と、外部から見えない状態とを切り換えられるので、使用時にのみ視認できる道路標示を実現することができ、上記第1の実施の形態における道路標示装置1と同様の効果を奏するものである。
さらに、道路標示装置6は、ライトファイバ33の発光状態を切り換えることなく、クリアパネル41の上面の発光状態を切り換えることができる。これにより、複数の道路標示装置6を連結して一カ所の光源(図示省略)から光を供給する場合、前記光源を常時点灯させておいて、回転フード51を回転させるだけで道路標示装置6を見えなくすることが可能である。
【0061】
なお、上記第1〜第6の実施の形態において、筐体30、クリアパネル41、半透過パネル42、光拡散板43、導光板44、透明/白色切換板45および透明/黒色切換板46のサイズについては特に制限は無い。また、クリアパネル41と半透過パネル42との間隔、半透過パネル42と光拡散板43との間隔、半透過パネル42と導光板44との間隔、半透過パネル42と透明/白色切換板45との間隔、光拡散板43と透明/黒色切換板46との間隔についても、特に制限は無く、設計上の都合に合わせて変更可能である。
また、筐体30内に設置される発光部31、電源ライン32、およびライトファイバ33の数については特に制限はなく、筐体30のサイズに応じて複数設置しても良い。さらに、発光部31やライトファイバ33に代えて有機EL(Electroluminescence )パネルを用いることも可能である。この場合、光拡散板43および導光板44を用いなくても同様の効果が得られる。その他の細部構成についても、適宜変更可能であることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明の道路標示装置によれば、道路標示が外部から明瞭に視認される状態と外部から見えない状態とを切り換えることにより、時間帯や交通状況に応じて道路標示の標示状態を切り換えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における道路標示装置1を複数個連結した構成例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す道路標示装置1の側面図である。
【図3】図1に示す道路標示装置1の構成を示す一部切断斜視図である。
【図4】図1に示す道路標示装置1のA−A線断面図である。
【図5】複数の道路標示装置1を連結して道路に埋設した状態を示し、(a)は発光部31が点灯した状態を示し、(b)は発光部31が消灯した状態を示す。
【図6】本発明の第2の実施の形態における道路標示装置2の構成を示す一部切断斜視図である。
【図7】図6に示す道路標示装置2のB−B線断面図である。
【図8】道路標示装置2をパーキングメータの区画線に適用した例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における道路標示装置3の構成を示す一部切断斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における道路標示装置4の構成を示す一部切断斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における道路標示装置5の構成を示す一部切断斜視図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態における道路標示装置6の構成を示す一部切断斜視図である。
【図13】図12に示す道路標示装置6に内蔵される回転フード51の回転機構を示す斜視図である。
【図14】図12に示す回転フード51を半回転させた状態を示す一部切断斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6…道路標示装置
10…電源供給装置
20…連結管
30…筐体
31…発光部
32…電源ライン
33…ライトファイバ
41…クリアパネル
42…半透過パネル
43…光拡散板
44…導光板
45…透明/白色切換板
46…透明/黒色切換板
51…回転フード
52…ギアボックス
53…駆動装置

Claims (7)

  1. 上面が路面に露出するように道路に埋め込まれる筐体を有し、道路の路面標示を行う道路標示装置であって、
    前記筐体の上面には発光窓を備え、
    前記筐体内には、前記発光窓に向けて光を発する発光状態と、前記発光窓に向けた光を発しない非発光状態とを切り換え可能な発光部と、
    前記発光窓と前記発光部との間に設けられ、前記非発光状態において前記発光部を隠蔽する隠蔽部材とを備えたことを特徴とする道路標示装置。
  2. 前記隠蔽部材は、前記路面と同色または類似する色に着色され、前記発光部が発した光を透過する半透明板であることを特徴とする請求項1記載の道路標示装置。
  3. 前記隠蔽部材は、光を透過する状態と光を遮蔽する状態とを切り換え可能な切換遮光板であることを特徴とする請求項1記載の道路標示装置。
  4. 前記発光部は、
    点灯および消灯が切換可能な光源と、
    前記光源の上方に配設され、前記光源が発した光を拡散することにより面状に発光する拡散板とを備えて構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の道路標示装置。
  5. 前記光拡散板は、白色の状態と透明な状態とを切り換え可能な切換光拡散板であることを特徴とする請求項4記載の道路標示装置。
  6. 前記発光部は、
    点灯および消灯が切換可能な長尺の光源と、
    前記光源に近接して配設され、側面から前記光源が発した光を導入して面状に発光する導光板とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の道路標示装置。
  7. 前記発光部は、
    光源と、
    前記光源が上方へ向けて発した光を遮る位置、および、前記光源が上方へ向けて発した光を遮らない位置に移動可能な遮光板と、
    前記遮光板を前記2つの位置に移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の道路標示装置。
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