JP2004123518A - 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子 - Google Patents

半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子 Download PDF

Info

Publication number
JP2004123518A
JP2004123518A JP2003310137A JP2003310137A JP2004123518A JP 2004123518 A JP2004123518 A JP 2004123518A JP 2003310137 A JP2003310137 A JP 2003310137A JP 2003310137 A JP2003310137 A JP 2003310137A JP 2004123518 A JP2004123518 A JP 2004123518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze
semiconductive
oxide
insulator
knao
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003310137A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Imai
今井  修
Masaru Murase
村瀬  勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2003310137A priority Critical patent/JP2004123518A/ja
Publication of JP2004123518A publication Critical patent/JP2004123518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)
  • Insulators (AREA)

Abstract

【課題】他の釉特性を低下させることなく、熱膨張率が低く、碍子に施すことで高い機械的強度を得ることができる半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を施した碍子を提供する。
【解決手段】ゼーゲル式で表して、塩基性成分が、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部からなるKNaO−MgO−CaO−Al−SiO系基礎釉と、酸化スズ、酸化アンチモンからなる金属酸化物と、からなる釉薬組成物100wt%に対し、10wt%以下の溶融剤を添加する。
【選択図】なし

Description

 本発明は、磁器碍子の表面に施されて導電釉碍子を構成する半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を施した碍子に関するものである。
 従来から、磁器碍子の表面に釉薬を施して、碍子と釉薬との熱膨張率の差(一般に、碍子が高く釉薬が低い)を利用して、釉薬が碍子を圧縮するいわゆるコンプレッション効果を発現させて、碍子の強度を高めることが行われている。このような釉薬の中で、碍子表面に若干の電気が流れるよう構成して、碍子表面に付着する汚損物を取り除くことで、特に汚損時の電気絶縁特性を改善するために、半導電性釉薬が使用されている。
 このような半導電性釉薬として、本出願人は、フリット化した酸化スズ−酸化アンチモン系導電釉を開示している(特許文献1参照)。また、酸化スズ−酸化アンチモン−酸化ニオブ系導電釉も開示している(特許文献2参照)。さらに、ρ分布を規定した酸化スズ−酸化アンチモン系導電釉も開示している(特許文献3参照)。
特公昭49−3816号公報(第6頁) 特公昭55−37804号公報(第1頁) 特公昭59−23051号公報(第1頁)
 上述したいずれの導電釉も熱膨張率が例えば0.32%程度と高かった。しかしながら、従来のようにこれらの導電釉を高い熱膨張率の素地、例えば、熱膨張率0.42%程度のクリストバライト素地と組み合わせている限りは、熱膨張率差が0.10%程度となり、釉薬塗布による十分なコンプレッション効果を得ることができていた。
 しかし、近年、例えば熱膨張率0.38%程度のノンクリストバライト素地が、LP碍子、SP碍子、碍管等で使用されるようになってきており、その場合、上述した従来の導電釉を使用すると熱膨張率差は0.06%と小さくなり、コンプレッション効果もそれに伴って小さくなる問題が現れてきた。その結果、碍子の強度も小さくなり、所定の強度を達成できない問題があった。
 本発明の目的は上述した課題を解消して、他の釉特性を低下させることなく、熱膨張率が低く、碍子に施すことで高い機械的強度を得ることができる半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を施した碍子を提供しようとするものである。
 本発明の半導電性釉薬は、ゼーゲル式で表して、塩基性成分が、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部からなるKNaO−MgO−CaO−Al−SiO系基礎釉と、酸化スズ、酸化アンチモンからなる金属酸化物と、からなる釉薬組成物100wt%に対し、10wt%以下の溶融剤を添加してなることを特徴とするものである。
 上述した本発明の半導電性釉薬において、溶融剤が酸化硼素であること、ゼーゲル式で表して、基礎釉が、さらに、Al:0.5〜0.9、SiO:4〜7の範囲であること、釉薬組成物が、60〜80wt%の基礎釉と、40〜20wt%の金属酸化物と、からなること、金属酸化物中の酸化アンチモン量が2〜15wt%であること、および、金属酸化物中の5wt%以下が酸化ニオブであることは、いずれも本発明をさらに好適に実施することができるため好ましい態様となる。
 また、本発明の半導電性釉薬の製造方法は、基礎釉と金属酸化物とからなる釉薬組成物および溶融剤の原料を所定量混合し、混合物に水を加えて泥漿化して釉薬を製造する半導電性釉薬の製造方法において、釉薬組成物および溶融剤の原料粒子を、粒径10μm以上の粗大粒子が15wt%以下となるよう微細化することを特徴とするものである。
 上述した本発明の半導電性釉薬の製造方法において、Ca源として珪灰石を使用することは、本発明をさらに好適に実施することができるため好ましい態様となる。
 さらに、本発明の半導電性釉薬を施した碍子は、半導電性釉薬を碍子本体の表面に施したことを特徴とするものである。この本発明の半導電性釉薬を施した碍子では、碍子の素地の熱膨張係数が低くなっても、高い機械的強度を得ることができる。
 上述した本発明の半導電性釉薬では、釉薬組成物を構成する基礎釉の組成を、ゼーゲル式で表して、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部と限定すること、および、釉薬組成物100wt%に対し10wt%以下の溶融剤を添加すること、の相乗効果で、他の釉特性を低下させることなく、熱膨張率が低く、碍子に施すことで高い機械的強度を得ることができ、また釉薬の表面状態も良好にできる。
 また、上述した本発明の半導電性釉薬の製造方法では、原料粒子を粒径10μm以上の粗大粒子が15wt%以下と微細化することで、他の釉特性を低下させることなく、熱膨張率が低く、碍子に施すことで高い機械的強度を得ることができ、釉薬の表面状態も良好になる。
 本発明の半導電性釉薬の特徴となる構成は、まず、釉薬組成物を構成する基礎釉として、ゼーゲル式で表して、塩基性成分が、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部からなるKNaO−MgO−CaO−Al−SiO系基礎釉を用いること、次に、釉薬組成物100wt%に対し、10wt%以下の溶融剤を添加することにある。なお、ここでゼーゲル式とは、釉薬の各成分の表記方法の一例で、特に、釉薬の成分表記に用いられる化学式のことをいう。
 ここで、ゼーゲル式で表してKNaOを0.1〜0.4と限定したのは、後述する実施例からも明らかなように、KNaOが0.1未満であると釉薬の溶けが悪化するとともに、KNaOが0.4を超えると熱膨張率が所望の低熱膨張率とならないためである。なお、KNaOの範囲はゼーゲル式で表して0.2〜0.35であると更に好ましい。また、ゼーゲル式で表してMgOを0.2〜0.6と限定したのは、後述する実施例からも明らかなように、MgOが0.2未満であると熱膨張率が所望の低熱膨張率とならないとともに、MgOが0.6を超えると、釉薬の抵抗が高くなり釉薬の溶けが悪化するためである。なお、MgOの範囲はゼーゲル式で表して0.25〜0.5の範囲であると更に好ましい。
 本発明の対象となる半導電性釉薬において、釉薬の溶けが悪化すると、気泡に基づき表面に外観上目視で確認できる凹凸部が形成され、その凹凸部が実使用時に表面に流れる電流によってチッピング等の原因となるため問題となる。また、釉薬の熱膨張率が所望の低熱膨張率とならず高いと、例えば、近年使用する要望の高い熱膨張率の低いノンクリストバライト素地の表面に用いる導電釉としてこの釉薬を使用すると、十分な破壊荷重を得られなくなるため問題となる。
 また、KNaO−MgO−CaO−Al−SiO系基礎釉において、ゼーゲル式で表して、さらに、Al:0.5〜0.9、SiO:4〜7を限定することは好ましい態様である。ここで、Alを0.5〜0.9とすると好ましいのは、0.5未満であると熱膨張率が高くなる場合があるとともに、0.9を超えると溶けが悪化する場合があるためである。さらに、SiOを4〜7とすると好ましいのは、4未満であると熱膨張率が高くなる場合があるとともに、7を超えると溶けが悪化する場合があるためである。
 また、釉薬組成物を構成する基礎釉と金属酸化物との混合比率については、特に限定するものでなく従来の釉薬と同様の混合比率とすることができ、一例として、60〜80wt%より好ましくは65〜75wt%の基礎釉と、40〜20wt%より好ましくは35〜25wt%の金属酸化物とから構成すれば良い。さらに、金属酸化物中の酸化スズおよび酸化アンチモンの添加量についても、特に限定するものでなく従来の金属酸化物と同様の添加量とすることができ、一例として酸化アンチモンを2〜15wt%と構成すれば良い。さらにまた、金属酸化物として、さらに、5wt%以下の酸化ニオブを含ませることもできる。以上の混合比率、添加量により表面抵抗率、抵抗温度特性、耐電蝕性等の良好な半導電性釉薬が提供できる。
 次に、釉薬組成物に対し溶融剤好ましくは酸化硼素を添加するのは、溶融剤のフラックス作用により釉薬の溶けを良好にするためである。ここで、釉薬組成物100wt%に対し、溶融剤10wt%以下と添加量を限定するのは、好ましくは、硼素成分を酸化硼素に換算して10wt%以下と添加量を限定するのは、10wt%を超えると釉薬の抵抗が高くなり釉薬の熱膨張率が高くなるためである。
 さらに、本発明の半導電性釉薬の製造方法における特徴となる構成は、釉薬組成物および溶融剤の原料粒子を、粒径10μm以上の粗大粒子が15wt%以下となるよう微細化することにある。ここで、釉薬組成物および溶融剤の原料粒子を、粒径10μm以上の粗大粒子が15%wt以下となるよう微細化するのは、釉薬の溶けを改善するためである。また、Ca源として珪灰石を使用するのは、通常のようにCa源として炭酸カルシウムを使用した場合に比べて、発泡状態を改善するためである。
 以下、実際の例について説明する。
 酸化スズ94wt%、酸化アンチモン5wt%、酸化ニオブ1wt%を混合して金属酸化物を準備した。また、化学組成が、ゼーゲル式で表して、以下の表1に示す値となるよう混合したKNaO、MgO、CaO、さらに、0.7Al、5.0SiOを含む基礎釉を準備した。次に、準備した金属酸化物30wt%、基礎釉70wt%を混合して釉薬組成物を準備した。その後、釉薬組成物100wt%に対し、溶融剤としての酸化硼素を以下の表1に示す値となるよう添加し、さらに水65wt%を加えて、ボールミルで粉砕、混合し、以下の表1に示すように本発明例および比較例の半導電性釉薬の泥漿を作製した。
 作製した本発明例および比較例の半導電性釉薬の泥漿を、20mm×40mm×60mmの板状テストピースに施釉厚0.3〜0.4mmとなるように施釉し、乾燥後、最高温度1275℃で焼成した。得られたテストピースに対し、表面抵抗率を測定するとともに、外観を目視で検査した。表面抵抗率の測定は、表面に1cm間隔で電極を設け、電極間に所定の電流を流すことで測定した。表面抵抗率が測定できない程高いと導電釉として機能せず、表面抵抗率は最大でも1000MΩ程度である必要がある。また、外観の目視検査は、気泡に基づき発生する凹凸部を目視で検査することで行った。そして、以下の表1では、凹凸部が全く認められなかったものを◎、凹凸部が若干求められるが所定値以下で問題ないものを○、凹凸部が所定値以上多数認められ問題のあるものを×として表記した。
 一方、作製した本発明例および比較例の半導電性釉薬を、ノンクリストバライト素地からなる胴径が105mmの77kV用ステーションポスト碍子成形体に施釉し、乾燥後最高温度1275℃で焼成した。焼成後所定の金具をセメント接着し、曲げ破壊試験により破壊荷重を求めた。破壊荷重は大きい程好ましく、この破壊荷重が大きいことは、使用した半導電性釉薬の熱膨張率が低いことを示す指標となる。結果を以下の表1に示す。
Figure 2004123518
 表1の結果から、本発明例および比較例を対比すると、基礎釉の組成を、ゼーゲル式で表して、塩基性成分を、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部とする必要があること、および、溶融剤としての酸化硼素を釉薬組成物100wt%に対し10wt%以下添加する必要のあることがわかる。また、本発明例を比較することで、ゼーゲル式で、KNaO:0.2〜0.35であること、および、MgO:0.25〜0.5であること、が好ましいこともわかる。
 好ましい態様として、基礎釉中のAlとSiOの効果を調べるため、溶融剤としての酸化硼素の添加量を釉薬組成物100wt%に対し3wt%と固定し、基礎釉のKNaO、MgO、CaOをゼーゲル式で0.25KNaO−0.4MgO−0.35CaOと固定した状態で、以下の表2に示すように、AlとSiOの量を変化させて半導電性釉薬を作製した。作製した半導電性釉薬を使用して、実施例1と同様に、テストピースの表面抵抗率、外観、および、製品の破壊荷重を求めた。結果を以下の表2に示す。なお、表2において、外観の△は凹凸部が多数認められるが使用できる最低限の状態であることを示す。
Figure 2004123518
 表2の結果から、基礎釉中のAlとSiOの量は、ゼーゲル式で、Al:0.5〜0.9、SiO:4〜7の範囲が好ましいことがわかる。
 製造方法の好ましい態様として、基礎釉を構成するCaOのCa源となる原料、および、釉薬組成物および溶融剤の原料における粉砕粒子径の効果を調べるため、溶融剤としての酸化硼素の添加量を釉薬組成物100wt%に対し3wt%と固定し、基礎釉の組成をゼーゲル式で0.25KNaO−0.4MgO−0.35CaO−5SiO−0.7Alと固定した状態で、以下の表3に示すように、Ca源原料と粉砕粒子径を変化させて半導電性釉薬を作製した。ここで、Ca源原料は珪灰石と従来から用いられている炭酸カルシウムとで比較した。また、粉砕粒子径は、粉砕粒子測定機(セディグラフ)で10μm以上の粒子が何wt%あるかを求めた。作製した半導電性釉薬を使用して、実施例1と同様に、テストピースの表面抵抗率、外観、および、製品の破壊荷重を求めた。結果を以下の表3に示す。なお、表3において、外観の△は凹凸部が多数認められるが使用できる最低限の状態であることを示す。
Figure 2004123518
 表3の結果から、まず、釉薬組成物および溶融剤の原料の粉砕粒子径は、10μm以上の粒子が15wt%以下となるようにすることが好ましいことがわかる。また、基礎釉を構成するCaOのCa源原料としては珪灰石を使用することが好ましいこともわかる。
 本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、幾多の変更が可能である。例えば、上述した実施例では、溶融剤として酸化硼素の例を示したが、従来から溶融剤として知られている他の材料、例えば、酸化チタン、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化リチウム等も使用でき、酸化硼素と同様の効果を得られることはいうまでもない。また、上述した実施例では、塩基性成分として、KNaO、MgO、CaOの3成分を示したが、他に微量の酸化鉄、酸化チタン、酸化マンガン、酸化クロムなどが含まれていることもいうまでもない。さらに、上述した実施例では、金属酸化物として、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化ニオブの3種類を含む例を示したが、酸化ニオブを含まなくても良いことはいうまでもない。
 また、上述した本発明の半導電性釉薬の製造方法では、原料の一部が粗大粒子を含むため、原料を混合しながら粉砕して微細化することで所定の粒度としているが、予め微細化した原料が準備できる場合は、原料を混合するだけで所望の釉薬を得ることができることはいうまでもない。
 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、釉薬組成物を構成する基礎釉の組成を、ゼーゲル式で表して、塩基性成分を、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部と限定すること、および、釉薬組成物100wt%に対し10wt%以下の溶融剤を添加すること、の相乗効果で、他の釉特性を低下させることなく、溶けも良好で、熱膨張率が低く、碍子に施すことで高い機械的強度を示す半導電性釉薬を得ることができる。
 また、表面状態も良好なため、耐電蝕性の良好な碍子を得ることができる。
 なお、この碍子は汚損時の電気絶縁特性、コロナ特性、熱安定性も良好である。

Claims (9)

  1.  ゼーゲル式で表して、塩基性成分が、KNaO:0.1〜0.4、MgO:0.2〜0.6、CaO:残部からなるKNaO−MgO−CaO−Al−SiO系基礎釉と、酸化スズ、酸化アンチモンからなる金属酸化物と、からなる釉薬組成物100wt%に対し、10wt%以下の溶融剤を添加してなることを特徴とする半導電性釉薬。
  2.  前記溶融剤が酸化硼素である請求項1記載の半導電性釉薬。
  3.  ゼーゲル式で表して、前記基礎釉が、さらに、Al:0.5〜0.9、SiO:4〜7である請求項1または2記載の半導電性釉薬。
  4.  前記釉薬組成物が、60〜80wt%の基礎釉と、40〜20wt%の金属酸化物と、からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導電性釉薬。
  5.  前記金属酸化物中の酸化アンチモン量が2〜15wt%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導電性釉薬。
  6.  前記金属酸化物中の5wt%以下が酸化ニオブである請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導電性釉薬。
  7.  基礎釉と金属酸化物とからなる釉薬組成物および溶融剤の原料を所定量混合し、混合物に水を加えて泥漿化して釉薬を製造する半導電性釉薬の製造方法において、釉薬組成物および溶融剤の原料粒子を、粒径10μm以上の粗大粒子が15wt%以下となるよう微細化することを特徴とする半導電性釉薬の製造方法。
  8.  Ca源として珪灰石を使用する請求項7記載の半導電性釉薬の製造方法。
  9.  請求項1〜6記載の半導電性釉薬を碍子本体の表面に施したことを特徴とする碍子。
JP2003310137A 2002-09-13 2003-09-02 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子 Pending JP2004123518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310137A JP2004123518A (ja) 2002-09-13 2003-09-02 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268765 2002-09-13
JP2003310137A JP2004123518A (ja) 2002-09-13 2003-09-02 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004123518A true JP2004123518A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32301625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003310137A Pending JP2004123518A (ja) 2002-09-13 2003-09-02 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004123518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103489540A (zh) * 2013-10-15 2014-01-01 句容市睿远科技有限公司 一种电气化铁路接触网用绝缘子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103489540A (zh) * 2013-10-15 2014-01-01 句容市睿远科技有限公司 一种电气化铁路接触网用绝缘子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9902646B2 (en) Lead-free sealing glass and manufacture method thereof
JP2007103594A (ja) 抵抗体組成物並びに厚膜抵抗体
KR102580922B1 (ko) 극고온 내화 케이블
JP2008251324A (ja) 導電性ペースト
JP6293735B2 (ja) 絶縁層形成用材料、絶縁層形成用ペースト
EP1831120B1 (en) Enamel composition, assembly and use thereof on a substrate surface
CN101217067B (zh) Ptc热敏电阻器用无铅铝电极浆料及其制备方法
US7262143B2 (en) Semiconductive glaze product, method for producing the glaze product, and insulator coated with the glaze product
CN109153595B (zh) 金属密封用玻璃管以及金属密封用玻璃
JP2011178634A (ja) 耐酸性を有する無鉛低融点ガラス
CN107188417A (zh) 一种用于高压陶瓷的半导体釉及其制备方法
JPS631262B2 (ja)
WO2001090012A1 (fr) Composition de verre et materiau de formation de verre comprenant cette composition
JPH0378726B2 (ja)
JP2004123518A (ja) 半導電性釉薬、その釉薬の製造方法、および、その釉薬を使用した碍子
JP2008303076A (ja) 無鉛絶縁性被膜材料
JPH0416551A (ja) 低温焼結磁器組成物
WO2010013692A1 (ja) 無鉛ガラス組成物
JPH03170346A (ja) ガラス組成物およびそれを用いた絶縁体
WO2013031957A1 (ja) 導体形成用無鉛ガラス組成物
JPS6221739B2 (ja)
JPH03176905A (ja) 導電性ペースト
JP7390103B2 (ja) 抵抗体用組成物、抵抗ペースト、厚膜抵抗体
JPH09227221A (ja) アルミナ磁器、及びスパークプラグ用の絶縁碍子
CN108046590A (zh) 一种高强度有色玻璃绝缘子材料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090804