JP2004121742A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技時の混乱を招くことなく、大当たりの発生確率を適正化する。
【解決手段】今回の大当たり発生時に各通過口34a〜34cを通過した遊技球の個数をカウントし、次回の大当たり発生時に、遊技球の通過個数の最も多い通過口34a〜34cの下方にV入賞口38をスライド移動させる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、特に、パチンコ機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機では、羽根部材を開閉させることにより入賞空間を変化させることが可能な可変入賞球装置を備えたものがあった。
そして、この可変入賞球装置では、入賞空間内に複数の入賞口が設けられ、羽根部材の開閉動作中に、これらの複数の入賞口のうち予め定められた特定入賞口(V入賞口)に入賞することにより、特定遊技状態(大当たり状態)に移行するものがあった。
【0003】
ここで、V入賞口の位置は、通常、入賞空間内に設けられた複数の入賞口のうちのどれか1個に固定されるが、例えば、特許文献1、2に開示されているように、各入賞口の入賞回数に応じて、V入賞口の位置を切り替えることにより、遊技の趣向を向上させたものがあった。
また、例えば、特許文献3に開示されているように、大入賞口内に特別入賞口を設け、入賞回数に基づいて特別入賞口の位置を移動させることにより、遊技の趣向を向上させたものがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−55079号公報
【特許文献2】
特開6−238045号公報
【特許文献3】
特開2000−334096号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1、2に開示されている方法では、複数の入賞口の中からV入賞口の選択が行なわれる。
このため、どの入賞口がV入賞口として選択されているのか把握し難く、大当たり状態に移行させるため、どの入賞口を狙ったらよいか混乱することがあるという問題があった。
【0006】
また、所定の入賞回数に最も早く到達した入賞口がV入賞口として選択されるため、V入賞口の入賞する確率が不当に大きくなることがあり、遊技の緊張感を損なうことがあった。
また、特許文献3に開示されている方法では、大入賞口内で特別入賞口を移動させ、大入賞口への入賞の規制が行なわれるため、大当たり発生の契機とすることができないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、遊技時の混乱を招くことなく、大当たりの発生確率を適正化することが可能な遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の遊技機によれば、遊技盤面上に設置され、開閉動作に基づいて遊技球の受け入れ状態を変更する可動部材が設けられた可変入賞球装置と、前記可変入賞球装置に入った遊技球を複数の経路に誘導する誘導手段と、前記複数の経路のうちのいずれかに対応して設けられた入賞口と、所定条件に基づいて、前記複数の経路のうちのいずれか1つを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された経路を通過した遊技球が前記入賞口に入賞するように、前記入賞口の位置を移動させる移動手段と、前記入賞口の入賞に基づいて、前記可動部材の開閉動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、複数の経路に対して入賞口を1個設けることで、入賞口を各経路に対応して配置することが可能となる。
このため、入賞口の位置を変更する場合においても、入賞口がどこにあるかを容易に把握することが可能となり、遊技時の混乱を招くことなく、大当たりの発生確率を適正化することが可能となる。
【0010】
また、請求項2記載の遊技機によれば、遊技盤面上に設置され、開閉動作に基づいて遊技球の受け入れ状態を変更する可動部材が設けられた可変入賞球装置と、前記可変入賞球装置に入った遊技球を複数の経路に誘導する誘導手段と、前記複数の経路のうちのいずれかに対応して設けられた入賞口と、前記各経路を通過する遊技球の個数をカウントするカウント手段と、前記入賞口に入賞する確率が所定の範囲に収まるように、前記入賞口を移動させる移動手段と、前記入賞口の入賞に基づいて、前記可変入賞球装置を特定遊技状態に移行させる移行手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
これにより、可変入賞球装置における遊技球の流路に偏りがある場合においても、大当たりの発生確率を適正化することが可能となるとともに、入賞口の位置を変更する場合においても、入賞口がどこにあるかを容易に把握することが可能となり、遊技時の混乱を防止することが可能となる。
また、請求項3記載の遊技機によれば、所定の解除条件に基づいて、前記入賞口の移動先を元に戻す解除手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、可変入賞球装置における遊技球の流路に偏りを是正するために、入賞口の位置を変更した場合においても、大当たりの発生確率が不当に増大することを防止することができ、大当たりの発生確率を容易に適正化することが可能となる。
また、請求項4記載の遊技機によれば、前記入賞口の移動先を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
これにより、入賞口の位置を変更した場合においても、入賞口がどこにあるかを容易に把握することが可能となり、遊技時の混乱を減少させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る遊技機について、パチンコ機を例にとって説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の概略構成を示す正面図である。
【0015】
図1において、パチンコ機1の前面には、前面枠2が設けられ、前面枠2には扉保持枠3が設けられている。そして、扉保持枠3には、ガラス扉枠4および前面扉板6が開閉自在に設けられ、ガラス扉枠4には、遊技盤5が設けられている。
ここで、前面扉板6には、賞球払い出し口9から排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を打球発射レールに誘導する打球供給皿7、大当たり発生時などに効果音を発生するスピーカ8および入賞時に遊技球を打球供給皿7に排出する賞球払い出し口9などが設けられている。
【0016】
また、扉保持枠3の下方には、賞球払い出し口9が満杯になった時に、余剰の遊技球を貯留する余剰球受け皿10、余剰の遊技球を余剰球受け皿10に排出する余剰球払い出し口11および遊技球の打ち出し操作を行なうハンドル12などが設けられ、扉保持枠3の上方には、大当たり状態などに点滅する枠ランプ13a〜13dなどが設けられている。
【0017】
また、遊技盤5には、遊技球を遊技盤5内に導く遊技球誘導レール21、遊技領域を区画する遊技領域形成レール22、開閉動作に基づいて遊技球の受け入れ状態を変更するための羽根部材33a、33bが設けられ、特定遊技状態(大当たり状態)に移行可能な可変入賞球装置23、ランプ付き風車24a、24b、遊技球の入賞に伴って賞球を払い戻すための普通入賞口25a、25b、風車26a〜26d、遊技球の入賞に伴って賞球を払い戻すとともに、チューリップの開閉動作を行なうチューリップ式入賞口27a、27b、遊技球の入賞に伴って賞球を払い戻すとともに、所定回数だけ羽根部材33a、33bを開閉させる始動入賞口28a〜28c、遊技球の収集を行うアウト口29、大当たり状態を知らせる遊技効果ランプ30a、30bなどが設けられている。
【0018】
図2(a)は、本発明の第1実施形態に係る可変入賞球装置の概略構成を示す正面図、図2(b)は、図2(a)のE−E線で切断した断面図である。
図2において、可変入賞球装置23には、遊技球を可変入賞球装置23内に受け入れる入賞空間41が設けられ、入賞空間41の上部には、遊技球が入賞空間41に入ることを規制する入賞規制部31が設けられている。
【0019】
また、入賞規制部31には、通過口34a〜34cに対応して入賞表示LED32a〜32cが設けられ、入賞表示LED32a〜32cは、遊技球101が通過した通過口34a〜34cに対応して入賞表示を行なう。
また、入賞空間41の周囲には飾り40が設けられるとともに、入賞空間41の両側には、開閉動作が可能な羽根部材33a、33bが設けられ、羽根部材33a、33bが閉じると、羽根部材33a、33bが入賞規制部31と噛み合うことで、入賞空間41が閉鎖され、可変入賞球装置23内への遊技球101の受け入れを拒否することができる。
【0020】
一方、羽根部材33a、33bが開閉動作すると、羽根部材33a、33bで拾われた遊技球101が入賞空間41に誘導され、遊技球101が可変入賞球装置23内へ進入することが可能となる。
ここで、入賞空間41には、入賞空間41に入った遊技球101を可変入賞球装置23の奥に進入させる通過口34a〜34cおよび可変入賞球装置23の手前に排出する排出口37a〜37cが設けられている。
【0021】
そして、通過口34a〜34cの下方には上部プレート35が設けられ、上部プレート35は、可変入賞球装置23の手前から奥に向かって傾くように設置され、通過口34a〜34cに進入した遊技球101を可変入賞球装置23の奥に誘導できるように構成されている。
そして、可変入賞球装置23の奥には、各通過口34a〜34cに進入した遊技球をカウントするカウントスイッチ62〜64がそれぞれ設けられている。
【0022】
また、排出口37a〜37cの下方には下部プレート36が設けられ、下部プレート36は、可変入賞球装置23の奥から手前に向かって傾くように設置され、可変入賞球装置23の奥に進入した遊技球101を可変入賞球装置23の手前に誘導できるように構成されている。
また、下部プレート36の下方には、左右に移動可能なV入賞口38が設けられるとともに、V入賞口38の駆動制御を行なうV入賞口駆動装置73が設けられ、V入賞口38には、V入賞口38を通過した遊技球101をカウントするVスイッチ65が設けられている。
【0023】
また、V入賞口38の下方には、可変入賞球装置23に入った遊技球101を排出するアウト穴39が設けられている。
図3は、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の制御部の概略構成を示すブロック図である。
図3において、パチンコ機1の制御部には、パチンコ機1の主制御を行なう主制御CPU51、パチンコ機1の制御プログラムやデータなどを格納するROM52、各種データを一時的に格納するRAM53、主制御CPU51との間で信号入力を行なう入力ポート54、主制御CPU51との間で信号出力を行なう出力ポート55、始動入賞球検出を行なうスタートスイッチ61、各通過口34a〜34cの通過数をカウントするカウントスイッチ62〜64、V入賞球検出を行なうVスイッチ65、遊技効果ランプ30a、30bなどの表示制御を行なう表示灯制御装置71、スピーカ8の駆動制御を行なう音声制御装置72、V入賞口38の駆動制御を行なうV入賞口駆動装置73、チューリップ式入賞口27a、27bなどの開閉制御を行う普通電動役物用ソレノイド74、羽根部材33a、33bの開閉制御を行う羽根開閉用ソレノイド75、入賞時に遊技球を払い戻す賞球装置76およびハンドル12の操作に基づいて遊技球を遊技盤5内に発射する発射装置77が設けられている。
【0024】
ここで、RAM53にはカウンタ53a〜53cが設けられ、各カウンタ53a〜53cには、カウントスイッチ62〜64によるカウント値がそれぞれ格納される。
そして、スタートスイッチ61、カウントスイッチ62〜64およびVスイッチ65からの信号は、入力ポート54を介して主制御CPU51に入力される。
【0025】
そして、主制御CPU51は、ROM52に格納されているプログラムに従ってこれらの信号を処理し、表示灯制御装置71、音声制御装置72、V入賞口駆動装置73、普通電動役物用ソレノイド74、羽根開閉用ソレノイド75、賞球装置76および発射装置77を制御するための制御信号を、出力ポート55を介して出力する。
【0026】
次に、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の動作について説明する。
図1〜3において、遊技者のハンドル12の操作により、遊技球が発射装置77から発射されると、その遊技球が遊技球誘導レール21に案内されて、遊技盤5内の上方に放出される。そして、遊技球は、釘、ランプ付き風車24a、24b、もしくは風車26a〜26dなど当たって移動方向を変えながら、その一部は、普通入賞口25a、25b、チューリップ式入賞口27a、27bあるいは始動入賞口28a〜28cに入賞する。
【0027】
ここで、遊技球が普通入賞口25a、25bあるいはチューリップ式入賞口27a、27b入に入賞すると、所定数の賞球が賞球装置76を介して遊技者に払い戻される。
一方、遊技球が始動入賞口28a〜28cに入賞すると、所定数の賞球が賞球装置76を介して遊技者に払い戻されるとともに、スタートスイッチ61がオンし、その信号が入力ポート54を介して主制御CPU51に送られる。
【0028】
そして、主制御CPU51は、スタートスイッチ61からの信号を受け取ると、出力ポート55を介して羽根開閉用ソレノイド75を制御し、羽根部材33a、33bを1回または2回だけ開閉動作させる。
例えば、主制御CPU51は、中央の始動入賞口28bに遊技球が入賞した場合には、羽根部材33a、33bを2回だけ開閉動作させ、両側の始動入賞口28a、28cに遊技球が入賞した場合には、羽根部材33a、33bを1回だけ開閉動作させることができる。
【0029】
そして、羽根部材33a、33bが開閉動作している時に、遊技盤5内に放出された遊技球が、羽根部材33a、33bで拾われると、可変入賞球装置23の入賞空間41に誘導される。
そして、遊技球が可変入賞球装置23の入賞空間41に誘導されると、遊技球は通過口34a〜34cのいずれか1つに進入し、上部プレート35上を転がり落ち、可変入賞球装置23の奥に誘導される。
【0030】
そして、遊技球が可変入賞球装置23の奥に誘導されると、遊技球が通過した通過口34a〜34cに対応するカウントスイッチ62〜64がオンして、その信号が出力ポート55を介して主制御CPU51に入力される。
そして、主制御CPU51は、カウントスイッチ62〜64からの信号を受け取ると、そのカウントスイッチ62〜64に対応したカウンタ53a〜53cのカウント値をカウントアップさせる。
【0031】
そして、カウントスイッチ62〜64を通過した遊技球は、下部プレート36上を転がり落ち、可変入賞球装置23の手前に誘導されて、排出口37a〜37cから排出される。
そして、例えば、V入賞口38が排出口37bの下方にある場合、通過口34bを通過して排出口37bから排出された遊技球は、V入賞口38に入賞する。
【0032】
そして、遊技球がV入賞口38に入賞すると、Vスイッチ65がオンして、その信号が出力ポート55を介して主制御CPU51に入力される。
そして、主制御CPU51は、Vスイッチ65からの信号を受け取ると、可変入賞球装置23を特定遊技状態(大当たり状態)に移行させる。
すなわち、主制御CPU51は、出力ポート55を介して表示灯制御装置71および音声制御装置72を制御し、枠ランプ13a〜13dおよび遊技効果ランプ30a、30bを点滅させるとともに、スピーカ8から効果音を発生させる。
【0033】
また、主制御CPU51は、出力ポート55を介して羽根開閉用ソレノイド75を制御し、羽根部材33a、33bを連続して最高18回だけ開閉させる。ただし、羽根部材33a、33bの開閉動作中に、可変入賞球装置23に10回だけ入賞すると、羽根部材33a、33bが18回開閉する前でも、羽根部材33a、33bが閉じられる。
【0034】
そして、主制御CPU51は、羽根部材33a、33bの18回の開閉動作中に、可変入賞球装置23に入った遊技球がV入賞口38に再び入賞すると、根部材33a、33bの18回の開閉動作を更新し、この更新を予め定められた最大回数(例えば、8回)まで許容する。
一方、V入賞口38が排出口37bの下方にある時に、通過口34a、34cを通過して排出口37a、37cからそれぞれ排出された遊技球は、V入賞口38に入賞することなく、アウト穴39に導かれ、賞球が払い出される。
【0035】
また、普通入賞口25a、25b、チューリップ式入賞口27a、27bあるいは始動入賞口28a〜28cに入らなかった遊技球は、遊技盤5下部に設けられたアウト口29に入り、遊技球の収集が行われる。
ここで、主制御CPU51は、羽根部材33a、33bの開閉動作中に、遊技球が可変入賞球装置23に入賞した場合、カウントスイッチ62〜64からの信号に基づいて、各通過口34a〜34cを通過した遊技球の個数をカウントし、そのカウント値をカウンタ53a〜53cにそれぞれ格納する。
【0036】
そして、主制御CPU51は、このカウント値に基づいて、V入賞口駆動装置73を制御し、V入賞口38を左右にスライド移動させる。
例えば、主制御CPU51は、今回の大当たり発生時に各通過口34a〜34cを通過した遊技球の個数をカウントし、次回の大当たり発生時に、遊技球の通過個数の最も多い通過口34a〜34cの下方にV入賞口38を移動させることができる。
【0037】
例えば、図2(a)に示すように、通過口34bの下方にV入賞口38がある時に、通過口34aを通過した遊技球の個数が最も多い場合、主制御CPU51は、図4に示すように、入賞口駆動装置73を介し、V入賞口38の位置を通過口34aの下方にスライド移動させる。
これにより、次回の大当たり発生時では、前回の大当たり発生時に通過回数の最も多かった通過口34aに遊技球を通過させることにより、可変入賞球装置23を大当たり状態に移行させることができ、通過口34a〜34cの通過し易さに偏りがある場合においても、大当たり確率を上昇させて、遊技者に満足を与えることが可能となる。
【0038】
また、通過個数の少ない通過口34a〜34cから通過個数の多い通過口34a〜34cにV入賞口38を移動させる場合、遊技球が可変入賞球装置23に所定回数だけ入賞した後に、通過個数の少ない通過口34a〜34cから通過個数の多い通過口34a〜34cにV入賞口38を移動させるようにしてもよい。
これにより、通過個数の多い通過口34a〜34cにV入賞口38を移動させる場合においても、大当たり確率が不当に上昇することを防止することが可能となり、大当たり確率を適正に維持することが可能となる。
【0039】
また、通過個数の多い通過口34a〜34cにV入賞口38を移動させた後、所定の解除条件を満たすことにより、V入賞口38の位置を元に戻すようにしてもよい。
ここで、解除条件としては、例えば、始動入賞口28a〜28cへの入賞数が所定回数に達した場合、始動アクションにおいて、羽根部材33a、33bの開閉動作が所定回数だけ行なわれた場合、役物(可変入賞球装置23)の入賞数が所定回数に達した場合、V入賞口38に所定回数だけ入賞した場合などを挙げることができる。
【0040】
図5は、本発明の第1実施形態に係る大当たり発生後のV入賞口の移動位置の決定および解除に至る流れを示す図である。
図5において、遊技球が始動入賞口28a〜28cに入賞すると(ステップS1)、羽根部材33a、33bが所定回数だけ開閉動作する(ステップS2)。
そして、羽根部材33a、33bの開閉動作中に、可変入賞球装置23のV入賞口38に入賞すると、大当たり状態となり(ステップS3)、可変入賞球装置23は大当たり動作を行なう(ステップS4)。
【0041】
そして、大当たり動作中に、遊技球が通過口34a〜34cを通過すると(ステップS5)、各通過口34a〜34cの通過回数がカウントされ、カウンタ53a〜53cにそれぞれ格納される(ステップS6〜S8)。
そして、大当たり状態が終了すると(ステップS9)、各通過口34a〜34cの通過回数に基づいて、次回の大当たり発生時におけるV入賞口38の位置を決定する(ステップS10)。
【0042】
ここで、各通過口34a〜34cの通過回数に基づいて、次回の大当たり発生時におけるV入賞口38の位置を決定することにより、今回の大当たり中の入賞経過状態を次回の大当たり発生の契機とすることができ、遊技に緊張感を発生させることができる。
そして、V入賞口38の位置を移動させた後、所定の解除条件を満たした場合(ステップS11)、V入賞口38の位置を元に戻す。
【0043】
例えば、所定の解除条件としては、V入賞口38に所定回数だけ入賞した場合を挙げることができ、V入賞口38に所定回数だけ入賞した後に、V入賞口38の位置を元に戻すことにより、通過個数の多い通過口34a〜34cにV入賞口38を移動させた場合においても、大当たり確率が不当に上昇することを防止することが可能となり、大当たり確率を適正に維持することが可能となる。
【0044】
図6は、本発明の第2実施形態に係る可変入賞球装置の概略構成を示す正面図である。
図6において、可変入賞球装置80には、遊技球を可変入賞球装置80内に受け入れる入賞空間92が設けられ、入賞空間92の上部には、遊技球が入賞空間92に入ることを規制する入賞規制部81が設けられている。
【0045】
また、入賞規制部81には、V入賞口88の位置を決定するための図柄を表示する図柄表示装置82が設けられている。
また、入賞空間92の周囲には飾り90が設けられるとともに、入賞空間92の両側には、開閉動作が可能な羽根部材83a、83bが設けられ、羽根部材83a、83bが閉じると、羽根部材83a、83bが入賞規制部81と噛み合うことで、入賞空間92が閉鎖され、可変入賞球装置80内への遊技球の受け入れが拒否される。
【0046】
一方、羽根部材83a、83bが開閉動作すると、羽根部材83a、83bで拾われた遊技球が入賞空間92に誘導され、遊技球が可変入賞球装置80内へ進入することが可能となる。
ここで、入賞空間92には、入賞空間92に入った遊技球を可変入賞球装置80の奥に進入させる通過口84a〜84cおよび可変入賞球装置80の手前に排出する排出口87a〜87cが設けられている。
【0047】
そして、通過口84a〜84cの下方には上部プレート85が設けられ、上部プレート85は、可変入賞球装置80の手前から奥に向かって傾くように設置され、通過口84a〜84cに進入した遊技球を可変入賞球装置80の奥に誘導できるように構成されている。
そして、可変入賞球装置80の奥には、各通過口84a〜84cに進入した遊技球をカウントするカウントスイッチがそれぞれ設けられている。
【0048】
また、排出口87a〜87cの下方には下部プレート86が設けられ、下部プレート86は、可変入賞球装置80の奥から手前に向かって傾くように設置され、可変入賞球装置80の奥に進入した遊技球を可変入賞球装置80の手前に誘導できるように構成されている。
また、下部プレート86の下方には、左右に移動可能なV入賞口88が設けられ、V入賞口88には、V入賞口88を通過した遊技球をカウントするVスイッチ91が設けられている。
【0049】
また、V入賞口88の下方には、可変入賞球装置80に入った遊技球を排出するアウト穴89が設けられている。
ここで、V入賞口88の位置を決定するための図柄を表示する図柄表示装置82を可変入賞球装置80に設けることにより、V入賞口88の位置を遊技者に報知することが可能となり、V入賞口88が移動する場合においても、遊技者はV入賞口88の位置を的確に把握することができる。
【0050】
なお、図1、2の可変入賞球装置23は請求項1、2の可変入賞球装置、図2の通過口34a〜34c、上部プレート35、下部プレート36および排出口37a〜37cは請求項1、2の誘導手段、図2のV入賞口38は請求項1、2の入賞口、図3の主制御CPU51および図5のステップS10の処理は請求項1の特定手段、図2、3のV入賞口駆動装置73は請求項1、2の移動手段、図3の主制御CPU51および羽根開閉用ソレノイド75は請求項1の制御手段、図3のカウントスイッチ62〜64は請求項2のカウント手段、図3の主制御CPU51および図5のステップS4の処理は請求項2の移行手段、図3の主制御CPU51および図5のステップS11の処理は請求項3の解除手段、図6の図柄表示装置82は請求項4の報知手段として用いることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、可変入賞球装置に設けられた複数の経路に対して入賞口を移動させることにより、入賞口の位置を変更する場合においても、入賞口がどこにあるかを容易に把握することが可能となり、遊技時の混乱を招くことなく、大当たりの発生確率を適正化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の概略構成を示す正面図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第1実施形態に係る可変入賞球装置の概略構成を示す正面図、図2(b)は、図2(a)のE−E線で切断した断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る可変入賞球装置における遊技球の移動経路の一例を示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る大当たり発生後のV入賞口の移動位置の決定および解除に至る流れを示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る可変入賞球装置の概略構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 前面枠
3 扉保持枠
4 ガラス扉枠
5 遊技盤
6 前面扉板
7 打球供給皿
8 スピーカ
9 賞球払い出し口
10 余剰球受け皿
11 余剰球払い出し口
12 ハンドル
13a〜13d 枠ランプ
21 遊技球誘導レール
22 遊技領域形成レール
23 可変入賞球装置
24a、24b ランプ付き風車
25a、25b 普通入賞口
26a〜26d 風車
27a、27b チューリップ式入賞口
28a〜28c 始動入賞口
29 アウト口
30a、30b 遊技効果ランプ
31、81 入賞規制部
32a〜32c 入賞表示LED
33a、33b、83a、83b 羽根部材
34a〜34c、84a〜84c 通過口
35、85 上部プレート
36、86 下部プレート
37a〜37c、87a〜87c 排出口
38、88 V入賞口
39、89 アウト穴
40、90 飾り
41、92 入賞空間
51 主制御CPU
52 ROM
53 RAM
53a〜53c カウンタ
54 入力ポート
55 出力ポート
61 スタートスイッチ
62〜64 カウントスイッチ
65、91 Vスイッチ
71 表示灯制御装置
72 音声制御装置
73 V入賞口駆動装置
74 普通電動役物用ソレノイド
75 羽根開閉用ソレノイド
76 賞球装置
77 発射装置
82 図柄表示装置
101、102 遊技球

Claims (4)

  1. 遊技盤面上に設置され、開閉動作に基づいて遊技球の受け入れ状態を変更する可動部材が設けられた可変入賞球装置と、
    前記可変入賞球装置に入った遊技球を複数の経路に誘導する誘導手段と、
    前記複数の経路のうちのいずれかに対応して設けられた入賞口と、
    所定条件に基づいて、前記複数の経路のうちのいずれか1つを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された経路を通過した遊技球が前記入賞口に入賞するように、前記入賞口の位置を移動させる移動手段と、
    前記入賞口の入賞に基づいて、前記可動部材の開閉動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤面上に設置され、開閉動作に基づいて遊技球の受け入れ状態を変更する可動部材が設けられた可変入賞球装置と、
    前記可変入賞球装置に入った遊技球を複数の経路に誘導する誘導手段と、
    前記複数の経路のうちのいずれかに対応して設けられた入賞口と、
    前記各経路を通過する遊技球の個数をカウントするカウント手段と、
    前記入賞口に入賞する確率が所定の範囲に収まるように、前記入賞口を移動させる移動手段と、
    前記入賞口の入賞に基づいて、前記可変入賞球装置を特定遊技状態に移行させる移行手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  3. 所定の解除条件に基づいて、前記入賞口の移動先を元に戻す解除手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記入賞口の移動先を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の遊技機。
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