JP2004120766A - 離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための回路構成及び方法 - Google Patents

離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための回路構成及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための回路構成と方法を提供する。
【解決手段】 離散マルチトーン変調によって生成された信号は、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を示し、各キャリア周波数は、信号ベクトル(a‘、b‘)を示す。本回路構成は、多数の第1加算回路(18、19)を含む。この多数の第1加算回路には、第1誤差信号ベクトルが供給され、この多数の第1加算回路(18、19)は、誤差補正済み第1信号ベクトル(a 、b )を生成するために、第1誤差信号ベクトルを、少なくとも1つの第1信号ベクトル(a‘、b‘)に加算する。本回路構成は、第1誤差信号に調整可能な係数(Caa (n)、Cba (n)、Cbb (n)、Cab (n))を乗算する多数の第1乗算回路(14、15、16、17)を含む。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための回路構成と、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための方法とに関する。
 離散マルチトーン変調(DMT)(マルチキャリア変調とも称する)は、特に、線形状に歪むチャネルを介したデータ送信に適する変調方式である。例えば、1つのキャリア周波数を有する振幅変調方式等の所謂シングルキャリア方式と比較して、多数のキャリア周波数が、離散マルチトーン変調には用いられる。この種類の変調において、信号は、数多くの正弦波信号で構成され、個々の各信号は、1つのキャリア周波数を有し、直角振幅変調方式(QAM)によって、振幅変調及び位相変調される。これによって、多数の直角振幅変調信号すなわちQAM変調信号が得られる。この構成において、1つのキャリア周波数当たり、特定の数のビットを送信し得る。データレートあるいは伝送スペクトルが、伝送チャネルや障害環境に対して柔軟に適合することから、シングルキャリア方式と比較して、利点を得ることができる。離散マルチトーン変調は、例えば、OFDM(直交周波数分割多重)という呼称でデジタル音声放送(DAB)に用いられ、また、例えば、ADSL(非対称デジタル加入者線)等の電話回線を介したデータ伝送に用いられる。
 ADSLでは、データは、DMT変調信号の助けを借りて、電話回線を介したアナログ接続で、交換局から加入者に送信される。このため、ETSI及びANSI規格は、各キャリア周波数が、約4kHzの帯域幅を有し、最大15ビット/秒/Hzを搬送すると規定している。実際のビット数/秒/Hzは、各キャリア周波数に対して異なってもよく、この結果、データレートや伝送スペクトルは伝送チャネルに整合させることができる。
 DMT伝送システムは、送信対象のシリアルデジタルデータ信号のビットをブロックに組み合わせる符号器を有する。QAM変調の規模に応じて、各々、複素数が、ブロックの特定数のビットに対して割当てられる。複素数は、i=1、2、・・・、N/2の場合、キャリア周波数f=i/Tを表し、全キャリア周波数fが、等周波数間隔に分散されている。Tは、1ブロックの周期である。信号ベクトルで表されたキャリア周波数は、逆フーリエ変換(IFT)によって、時間領域に変換され、この場合、送信されるDMT信号のN個のサンプルを直接表す。複素信号ベクトルは、ブロック内において送信される余弦振動(実数部)及び正弦振動(虚数部)の複素振幅と見なすことができる。2の累乗が、Nに対して選択される場合、時間領域への変換のために逆高速フーリエ変換(IFFT)を用いることが可能であり、これによって、実行の手間が大幅に低減される。
 逆高速フーリエ変換後、周期的な前置が行なわれ、この場合、最後のM(M<N)個のサンプルが、再度、ブロックの始めに付加される。その結果、ある伝送チャネルによって生成される復帰が、M個のサンプル後、時間T・M/Nだけ減衰した場合、周期信号が受信機にシミュレートされる。伝送チャネルの線形障害を除去するためには、受信機での復調後、伝送チャネルの逆伝達関数による乗算だけが必要なため、受信機に必要な等化量は、周期的な前置によって、大幅に低減し得る。これによって、各キャリア周波数に対して、1つの複素数又は4つの実数の乗算が必要である。
 ADSLにおいて、伝送チャネルは、2線回線(対銅線)である。ブロックの長さと比較して、2線回線は、復帰のために長い時間が必要であり、これには、比較的規模の大き
な周期的前置が必要である。一方、周期的前置により必要とされる追加的な伝送容量は、可能な限り小さいほうがよい。ブロック長がN=512であると、ADSLの場合、M=32の周期的前置が規定されている。しかしながら、2線回線の復帰は、M=32の値後、まだ減衰していない。その結果、周波数領域で等化器によって除去できない障害が、受信機において発生する。
 このような障害は、特別な信号処理手段の助けを借りて、受信機において低減し得る。このために、時間領域等化器(TDEQ)が復調器の前に接続されている。時間領域等化器は、調整可能な係数を有するデジタル横型フィルタとして構成されている。時間領域等化器の機能は、伝送チャネルの復帰を短縮化すること、又は、それぞれ、送信機、伝送チャネル、及び時間領域等化器から構成されるシステム全体のインパルス応答を短縮化することにある。従って、可能ならば、デジタル横型フィルタのインパルス応答値の数は、周期的な前置サンプルの数Mより小さくなければならない。このような時間領域等化器の設計方法は、アル・ダヒール(Al−Dhahir)、N.シオッフィ(Cioffi)による“マルチキャリア送受信機の最適有限長等化”、IEEE通信分科会会報、Vol.44、No.1、1996年1月、に記載されている。しかしながら、このような時間領域等化器の欠点は、時間領域等化器として用いられるデジタル横型フィルタが示す係数(20から40個の係数)の数が大きいために、回路に高度な複雑さが付加されることである。更に、このような時間領域等化器の欠点は、計算の手間が大きいことであり、これは、20から40個の係数のフィルタ長の場合、乗算が、1秒間当たり約5千万回から1億回であり、また、それ相応に回路の高度な複雑さが伴う。更に、各係数は、デジタル横型フィルタを適合化するために、調整されなければならない。
 図5は、受信機端において、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための特許文献1に記載された回路構成を示す。直列/並列変換器1が、離散マルチトーン変調によって生成された信号INのデジタルサンプルを受信する。直列/並列変換器1は、供給されたデジタルサンプルからブロックを形成し、1つのブロックは、Nが2の累乗であるとすると、復調器2に供給される多数のN並列信号を有する。
 復調器2は、時間領域において供給されたこの多数のN並列信号を、周波数領域における多数のnキャリア周波数f乃至fに変換する高速フーリエ変換復調器であり、各キャリア周波数は、離散マルチトーン変調における直角振幅変調(QAM)に用いられる。各キャリア周波数は、信号ベクトルa、b乃至a、bを有する。各信号ベクトルは、複素数の実数部と虚数部を表す2つの要素を示す。複素数の大きさと位相は、そのキャリア周波数の下でQAM変調された信号に対応する。それぞれのキャリア周波数は、周波数チャネル又はチャネルとも呼ばれる。ADSLにおいて、例えば、それぞれ4.3124kHzの周波数間隔を有する256個のキャリア周波数の内、周波数スペクトル30.1875kHz乃至1078.125kHzに対応するキャリア周波数7乃至250が、信号伝送に用いられ、それより低く4kHzまでの周波数範囲が音声伝送に用いられる。
 この多数の信号ベクトル又はキャリア周波数に対応して、周波数領域等化器3−1、・・・、3−n(FDEQ)が、信号ベクトルa、b乃至a、bを等化するために設けられている。周波数領域等化器は、信号ベクトルのチャネル等化のために用いられる。周波数領域等化器は、その入力信号にそれぞれの逆複素チャネル伝達関数値を乗算する。このために、各周波数領域等化器は、キャリア周波数に特有な伝送チャネルの伝達特性に適合化し得る。各周波数領域等化器3−1、・・・、3−nの出力部において、それぞれ等化信号ベクトルa‘、b‘乃至a‘、b‘が存在する。
 各周波数領域等化器3−1、・・・、3−nは、それぞれ、決定回路4−1又は4−n
を伴う。決定回路は、QAM変調キャリア周波数の信号状態空間において、どの信号状態が、供給された信号ベクトルに割当てられるか決定する。信号状態は、離散値振幅及び離散値位相を有する離散値信号ベクトルa“、b“乃至a“、b“に対応する。信号ベクトルを離散値信号ベクトルに正しく割当てるための決定係数は、伝送による障害が可能な限り少ない信号ベクトルである。
 各決定回路4−1、・・・、4−nは、それぞれ復号回路5−1、・・・、5−nを伴う。復号回路は、供給された離散値信号ベクトルa“、b“乃至a“、b“から、信号ベクトルに含まれる2進数信号OUT0乃至OUTnを復号化する。
 任意の等化信号ベクトルa‘、b‘が、基準信号ベクトルとして用いられる。従って、基準信号ベクトルに割当てられた周波数チャネルは、基準周波数チャネルと呼ばれる。基準周波数チャネルの基準信号ベクトルは、第1決定回路4−1によって、離散値基準信号ベクトルa“、b“に変換される。基準信号ベクトルは、他の全ての信号ベクトルを補正するために用いられる。このことは、個々の信号ベクトル相互の独立性によって可能である。
 基準信号ベクトルから、他の全ての信号ベクトルを補正するために用いられる誤差信号ベクトルが生成される。このために、基準信号ベクトルの実数部a‘と離散値実数部a“が、第1減算回路6に供給され、互いに減算される。第1減算回路6の出力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の実数部△aが存在する。これに応じて、基準信号ベクトルの虚数部b‘及び離散値虚数部b“は、第2減算回路7に供給される。第2減算回路7の出力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の虚数部△bが存在する。基準信号ベクトルの要素から誤差信号ベクトルの要素を形成するための式は、次の通りである。
Figure 2004120766
 しかしながら、誤差信号ベクトル△a、△bは、係数の助けを借りて、補正対象の信号ベクトルに適合化され、また、補正対象の周波数チャネルに対応する信号ベクトルに補正のために加えられる。
 以下、等化信号ベクトルa‘、b‘に対応する任意の周波数チャネルを例にして、この方法について説明する。各周波数チャネルは、基準信号ベクトルを示す周波数チャネルとは別個に補正される。誤差信号ベクトルの実数部△aは、第1乗算回路8に供給され、また、並行して、第2乗算回路11に供給される。第1乗算回路8は、誤差信号ベクトルの実数部△aに第1係数Caa を乗算する。第2乗算回路11は、誤差信号ベクトルの実数部△aに第2係数Cab を乗算する。誤差信号ベクトルの虚数部△bは、第3乗算回路9に供給され、また、並行して、第4乗算回路10に供給される。第3乗算回路9は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに第3係数Cba を乗算する。第4乗算回路10は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに第4係数Cbb を乗算する。
 第1乗算回路8と第3乗算回路9の出力信号は、第1加算回路12に供給される。周波数領域等化器3−1の出力部に存在する等化信号ベクトルa‘、b‘の実数部a‘も、第1加算回路12に供給される。第1加算回路12は、これら3つの供給された信号を、信号ベクトルの誤差補正済み実数部a に加算する。第2乗算回路11と第4乗算回路10の出力信号は、第2加算回路13に供給される。第2加算回路13にも、第2周波数領域等化器3−nの出力部に存在する等化信号ベクトルa‘、b‘の虚数部b
‘が供給される。これら3つの供給された信号を加算する第2加算回路13の出力部において、信号ベクトルの誤差補正済み虚数部b が存在する。
 上述した方法は、次の式によって、表すことができる。即ち、
Figure 2004120766
Figure 2004120766
 誤差補正済み信号ベクトルa 、b の誤差補正済み実数部a 及び誤差補正済み虚数部b は、誤差補正済み実数部a 及び誤差補正済み虚数部b を、それぞれ、離散値信号ベクトルa“、b“の離散値実数部a“に、又は、離散値虚数部b“に変換する第2決定回路4−nに供給される。離散値信号ベクトルa“、b“は、復号回路5−nに供給される。復号回路5−nは、供給された信号ベクトルから信号OUTnを復号化する。
 この方法において、基準信号ベクトル以外の各信号ベクトルに対して、誤差信号ベクトルは、補正対象の周波数チャネルに基づき重み付けされ、その周波数チャネルに対応する等化信号ベクトルに加算される。誤差信号ベクトルを重み付けするための重み付け係数Caa 、Cab 、Cba 及びCbb は、例えば、平均平方誤差(MSE)アルゴリズム等、誤差最小化のための繰り返しアルゴリズムによって逐次調整し得る。
Figure 2004120766
 kは、離散時間を示し、gは、補正変数を規定する。式(1)に基づき重み付け係数Caa 、Cba 、Cab 及びCbb を算出する場合、基準信号ベクトルの誤差信号ベクトル△a、△bと、補正対象のn番目の誤差信号ベクトル△a、△bの両方が必要である。次に、補正対象のn番目の誤差信号ベクトル△a、△bは、基準周波数チャネルの誤差信号ベクトルに基づき、形成される。
 信号ベクトルが、低周波数帯域においてのみ補正される場合、対称な重み付け係数Caa 、Cba 、Cab 及びCbb による簡略化したアルゴリズムで充分である。例えば、このことは、復調器2に先行する時間領域等化器と直列/並列変換器1が用いられる場合である。この時間領域等化器に対する必要性は、障害が補正されていない時間領域等化器に対する必要性より小さい。この場合、重み付け係数Caa 、Cba 、Cab 及びCbb は、以下の様に計算される。即ち、
Figure 2004120766
 重み付け係数が対称性を有することにより、重み付け係数を記憶するために必要な記憶スペースが低減されるという利点が得られる。この場合、その調整のためのアルゴリズムは、以下の通りである。即ち、
Figure 2004120766
 乗算の簡素化のために、補正変数gが、2−pの累乗として選択される。その結果、補正変数による乗算に対して、簡単なシフトレジスタを用い得る。更に、誤差信号ベクトルの実数部△a及び虚数部△bの符号を用いるだけで、簡素化し得る(このことは、式(2b)によって簡素化されたアルゴリズムにも当てはまる)。式(2b)の括弧内の乗算は、このようにして、1ビットの演算になる。この方法の1つの利点は、サンプリング周波数のクロックレートではなくFFT復調器のブロッククロックレートで実行しなければならないため、実行上の手間が低減されることにあり、また、一方、係数が、簡単に調整し得ることにある。
独国DE19901465号
 しかしながら、図5を参照して上述した補正方法の正確な分析によると、基準周波数チャネルを用いて、伝送チャネルの復帰に起因する誤差を完全に消去することは、以下の条件下でのみ可能であることが分かる。
 1)復帰は、FFT復調器の1ブロック後、減衰していなければならない。
 2)それぞれ、2次伝達関数によって、送信及び受信フィルタが含まれる伝送チャネルの記述が可能でなければならず、あるいは、一定係数の2次線形微分方程式によって、復帰の記述が可能でなければならない。
 第1の条件は、通常満足されるが、第2の条件は、通常満足されないため、復帰に起因する誤差は、図5の回路構成によって完全に除去することはできない。残留誤差が残る。従って、図5の回路構成の欠点は、復帰が良好でないシステムにおいて、必要な精度で復帰を補正することができない場合があって、これらの場合、上述した方法及び上述した回路構成を限られた範囲でしか使用できないことである。
 図5の回路構成の更なる欠点は、基準信号ベクトルの周波数チャネルすなわち基準周波数チャネルが、補正されないため、データ伝送に完全に使用できないことである。更に、基準周波数チャネルに起因する誤決定は、対象のFFTブロック内での誤差の増倍に至る
可能性がある。
 図5の回路構成の更なる欠点は、その回路が極めて複雑なことである。
 本発明の目的は、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための方法と、この方法を実行するための回路構成を提供することであり、簡単で、且つ、効率的であり誤差が除去されたデータ伝送を可能にする方法と回路構成を提供することである。
 この目的は、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための請求項1又は11に記載された回路構成によって、また、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための請求項14又は23に記載された方法によって、達成される。
 本発明は、離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための回路構成に関する。離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示す。また、各キャリア周波数は、信号ベクトルを示す。本回路構成は、多数の第1加算回路を含む。この多数の第1加算回路には、第1誤差信号ベクトルが供給される。また、この多数の第1加算回路は、誤差補正済み第1信号ベクトルを生成するために、第1誤差信号ベクトルを、少なくとも1つの第1信号ベクトルに加算する。更に、本回路構成は、多数の第1乗算回路を含む。この多数の第1乗算回路は、多数の第1加算回路に先行し、また、第1誤差信号に調整可能な係数を乗算する。第1誤差信号ベクトルは、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトルである。
 これに対する従属請求項は、請求項1又は11に記載された回路構成及び請求項14又は23に記載された方法における利点の多い開発の所産と改善を含む。
 本回路構成の好適な開発の所産によると、第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数に隣接するキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数の直近に先行するキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、本回路構成は、更に、多数の第1加算回路に続く、少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路を含む。逐次誤差補正済み信号ベクトルを生成するために、前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路には、各々、更なる誤差信号ベクトルが供給され、また、前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路は、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルを前記少なくとも1つの信号ベクトルに加算する。また、本回路構成は、前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路に先行し、また、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する少なくとも1つの更なる多数の第1乗算回路を含む。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、特定の誤差信号ベクトルの先行バージョンである。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、本回路構成は、更に、誤差信号ベクトルの先行バージョンを記憶するための少なくとも1つのバッファ回路を有する。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、本回路構成は、更に、誤差補正済み第1信号ベクトルを離散値第1信号ベクトルにマッピングする決定回路を含む。また、本回路構成は、第1信号ベクトルと離散値第1信号ベクトルを互いに減算する第2誤差信号ベクトルを形成するための減算回路を含む。第2誤差信号ベクトルは、第1信号ベクトルのキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第2信号ベクトルの誤差補正済み第2信号ベクトルを生成するために用いられる。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、本回路構成は、更に、多数の第2加算回路を含む。前記多数の第2加算回路には、第2誤差信号ベクトルが供給される。また、前記多数の第2加算回路は、誤差補正済み第2信号ベクトルを生成するために、第2誤差信号ベクトルを第2信号ベクトルに加算する。また、本回路構成は、前記多数の第2加算回路に先行し、また、第2誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する多数の第2乗算回路を含む。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、本回路構成は、更に、誤差補正済み第2信号ベクトルを離散値第2信号ベクトルにマッピングする更なる決定回路を含む。また、本回路構成は、第2信号ベクトルと離散値第2信号ベクトルを互いに減算する第3誤差信号ベクトルを形成するための更なる減算回路を含む。第3誤差信号ベクトルは、第2信号ベクトルのキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第3信号ベクトルの誤差補正済み第3信号ベクトルを生成するために用いられる。
 また、本発明は、離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための回路構成であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトルを示す前記回路構成に関する。本回路構成は、各々、基準信号ベクトルが供給され、また、それぞれの基準信号ベクトルをそれぞれの離散値基準信号ベクトルにマッピングする決定回路を含む。また、本回路構成は、それぞれの誤差信号ベクトルを形成するための減算回路を含む。前記減算回路は、それぞれの基準信号ベクトルとそれぞれの離散値基準信号ベクトルを互いに減算する。また、本回路構成は、第1加算回路群を含む。各第1加算回路群には、各々、誤差信号ベクトルが供給される。また、第1加算回路群は、逐次誤差補正される信号ベクトルを生成するために、それぞれの誤差信号ベクトルを少なくとも1つの信号ベクトルに加算する。更に、本回路構成は、各々、第1加算回路群に先行し、また、それぞれの誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する第1乗算回路群を含む。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、前記調整可能な係数は、補正変数によって調整可能である。
 更に、本回路構成の好適な開発の所産によると、2の累乗が、前記調整可能な係数として選択される。
 また、本発明は、離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための方法に関する。離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトルを示す。この方法は、少なくとも1つの誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する段階を含む。また、本方法は、誤差補正済み
信号ベクトルを生成するために、前記調整可能な係数が乗算された前記少なくとも1つの誤差信号ベクトルを、少なくとも1つの信号ベクトル加算する段階を含む。本方法において、前記少なくとも1つの誤差信号ベクトルは、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトルである。
 本方法の好適な開発の所産によると、第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数に隣接するキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数の直近に先行するキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、本方法は、更に、それぞれの更なる誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する段階と、逐次誤差補正済み信号ベクトルを生成するために、調整可能な係数が乗算されたそれぞれの更なる誤差信号ベクトルを前記少なくとも1つの信号ベクトルに加算する段階と、を含む。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトルである。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、特定の誤差信号ベクトルの先行バージョンである。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、本方法は、更に、誤差補正済み第1信号ベクトルを離散値第1信号ベクトルにマッピングする段階と、第2誤差信号ベクトルを形成するために、第1信号ベクトルと離散値第1信号ベクトルを互いに減算する段階を含む。ここで、前記第2誤差信号ベクトルは、第1信号ベクトルのキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第2信号ベクトルの誤差補正済み第2信号ベクトルを生成するために用いられる。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、本方法は、更に、第2誤差信号ベクトルに調整可能な係数を乗算する段階と、誤差補正済み第2信号ベクトルを生成するために、調整可能な係数が乗算された第2誤差信号ベクトルを第2信号ベクトルに加算する段階と、を含む。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、本方法は、更に、誤差補正済み第2信号ベクトルを離散値第2信号ベクトルにマッピングする段階と、第3誤差信号ベクトルを形成するために、第2信号ベクトルと離散値第2信号ベクトルを互いに減算する段階と、を含む。ここで、第3誤差信号ベクトルは、第2信号ベクトルのキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第3信号ベクトルの誤差補正済み第3信号ベクトルを生成するために用いられる。
 また、本発明は、離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための方法であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトルを示す前記方法に関する。本方法は、それぞれの基準信号ベクトルをそれぞれの離散値基準信号ベクトルにマッピングする段階と、それぞれの誤差信号ベクトルを形成するために、それぞれの基準信号ベクトルとそれぞれの離散値基準信号ベクトルを互いに減算する段階と、それぞれの誤差信号ベクトルに調整
可能な係数を乗算する段階と、逐次誤差補正される信号ベクトルを生成するために、調整可能な係数が乗算されたそれぞれの誤差信号ベクトルを少なくとも1つの信号ベクトルに加算する段階と、を含む。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、前記調整可能な係数は、補正変数によって調整可能である。
 更に、本方法の好適な開発の所産によると、2の累乗が、前記調整可能な係数として選択される。
 本発明の1つの利点は、補正及び適合化調整のための1秒間当りの乗算回数で測られる上述した回路構成及び上述した方法の実現の手間は、現在用いられている方法や回路構成の場合より極めて少ないことにある。
 本発明の更なる利点は、ここに説明した回路構成を用いると、伝送リンク(送信並びに受信フィルタ及び伝送チャネル)の復帰に起因する出力信号の残留誤差を所定の大きさに常に低減できることにある。伝送リンクの特性に応じて、回路構成を選択でき、これによって、残留誤差を充分に小さくできる。
 本発明の更なる利点は、伝送チャネルを介したデータの伝送に用いられないキャリア周波数を有する誤差信号ベクトルを用いることによって、そうでない場合、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数を有する基準信号ベクトルから誤差信号ベクトルを生成するために必要な決定回路や減算回路を用いる必要がないことにある。これによって、回路構成を大幅に簡素化でき、また、その製造コストを大きく低減できる。
 以下の本文において、本発明の好適な例示の実施形態について、添付の図面を参照して、更に詳細に説明する。
 例えば、ADSL等の加入者回線技術において、FFT変調に用いられる周波数チャネルは、全てではないが、データ伝送にも実際用いられる。同じ回線を介して、デジタルデータ信号と同時にアナログ音声信号も伝送できるように、ADSLでは、最初の5から6個の周波数チャネルは、未使用のまま残される。一方、基本的に任意の周波数チャネルの信号ベクトルは、復帰補正用の基準信号ベクトルとして用い得るため、データ伝送に用いられない周波数チャネルの信号ベクトルも用い得る。この場合、誤差信号ベクトルは、決定回路によって生成される必要もない。データ伝送に用いられない基準周波数チャネル用のFFT復調器の出力部における信号ベクトルは、復帰による誤差成分を補正するために直接用い得る。
 図1は、本発明による回路構成の第1実施形態例を示す。この回路構成は、直列/並列変換器(図示せず)によって、多数のN個の並列信号から構成されるブロックが供給される復調器2を有する。好適には、復調器2は、時間領域において供給されたこの多数のN個の並列信号を周波数領域において、多数のN個のキャリア周波数f乃至fに変換する高速フーリエ変換復調器であり、各キャリア周波数は、離散マルチトーン変調における直角振幅変調(QAM)に用いられる。各キャリア周波数は、信号ベクトルを示すが、ここでは、この場合、データ伝送に用いられる周波数チャネル又はユーザ周波数チャネルであるn番目の周波数チャネル用の信号ベクトルa、bのみを示す。各信号ベクトルは、複素数の実数部と虚数部を表す2つの要素を示す。複素数の大きさと位相は、QAMによりそのキャリア周波数に変調された信号に対応する。
 復調器2に続き、周波数領域等化器が、各周波数チャネルに対して配置されている。この場合、信号ベクトルa、bを等化し、それに基づき、等化信号ベクトルa‘、b‘を生成するn番目の周波数チャネル用の周波数領域等化器3−nのみを示す。
 図1に示す回路構成において、データ伝送に用いられない周波数チャネルの信号ベクトルが、基準信号ベクトルa、bとして用いられ、また、残り全ての等化信号ベクトルを補正するために用いられる。基準信号ベクトルa、bは、係数の助けを借りて、補正対象の信号ベクトルに適合化され、この信号ベクトルに加算され補正される。図1において、n番目の周波数チャネルの例を参照して、このことについて説明する。基準信号ベクトルを示す周波数チャネル以外の各周波数チャネルが補正される。等化信号ベクトルa‘、b‘を補正する場合、基準信号ベクトルの実数部aが、第1乗算回路14に供給され、また、並行して、第2乗算回路15に供給される。第1乗算回路14は、基準信号ベクトルa、bの実数部aに第1係数Caa (n)を乗算する。第2乗算回路15は、基準信号ベクトルa、bの実数部aに第2係数Cab (n)を乗算する。基準信号ベクトルの虚数部bは、第3乗算回路16に供給され、また、並行して、第4乗算回路17に供給される。第3乗算回路16は、基準信号ベクトルa、bの虚数部bに第3係数Cba (n)を乗算する。第4乗算回路17は、基準信号ベクトルa、bの虚数部bに第4係数Cbb (n)を乗算する。
 第1乗算回路14と第3乗算回路16の出力信号は、第1加算回路18に供給される。周波数領域等化器3−nの出力部に存在する等化信号ベクトルの実数部a‘も、第1加算回路18に供給される。第1加算回路18は、これら3つの供給された信号を、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み実数部a に加算する。第2乗算回路15と第4乗算回路17の出力信号は、第2加算回路19に供給される。第2加算回路19にも、周波数領域等化器3−nの出力部に存在する等化信号ベクトルの虚数部b‘が供給される。これら3つの供給された信号を加算する第2加算回路19の出力部において、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み虚数部b が存在する。次に、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み実数部a 及び誤差補正済み虚数部b は、復号回路(図示せず)に供給される。
 精確な分析によれば、n次伝達関数で正確に記述できる伝送システムであって、その復帰が、FFT復調器の1ブロック後完全に減衰する伝送システムの場合、ちょうどn/2基準周波数チャネルが、その復帰を補正するために必要であることが分かる。従って、2次伝達関数(n=2)は、1つの基準周波数チャネルを必要とし、4次伝達関数(n=4)は、2つの基準周波数チャネルを必要とし、6次伝達関数(n=6)は、3つの基準周波数チャネルを必要とする等々である。基準周波数チャネルの数を大きくすると、現実の伝送システムにおける伝送チャネルの復帰に起因する残りの残留誤差は、更に低減することができる。
 図2は、本発明による回路構成の第2実施形態例を示す。図示した回路構成において、1つの基準周波数チャネルの代わりに、m個の基準周波数チャネルが、任意のn番目の周波数チャネルの補正に用いられるが、これら基準周波数チャネルのいずれもデータ伝送には用いられない。復調器2によって生成される基準周波数チャネルのキャリア周波数は、基準信号ベクトルa1r、b1r乃至amr、bmrを示す。図1の実施形態例のように、それぞれの基準信号ベクトルa1r、b1r乃至amr、bmrのm個の実数部a1r乃至amrは、各々、第1乗算回路14−1乃至14−mに供給され、また、各々、OLE_LINK1第2乗算回路15−1乃至15−mにOLE_LINK1供給される。各第1乗算回路14−1乃至14−mは、それぞれの基準信号ベクトルの実数部a1r乃至amrに、それぞれ関連する第1係数Caa (1,n)乃至Caa (m,n)を乗算し、各第2乗算回路15−1乃至15−mは、それぞれの基準信号ベクトルの虚数部b1r乃至bmrに、それぞ
れ関連する第2係数Cab (1,n)乃至Cab (m,n)を乗算する。それぞれの基準信号ベクトルa1r、b1r乃至amr、bmrのm個の虚数部b1r乃至bmrは、各々、第3乗算回路16−1乃至16−mに供給され、また、各々、第4乗算回路17−1乃至17−mに供給される。各第3乗算回路16−1乃至16−mは、それぞれの基準信号ベクトルの虚数部b1r乃至bmrに、それぞれ関連する第3係数Cba (1,n)乃至Cba (m,n)を乗算し、各第4乗算回路17−1乃至17−mは、それぞれの基準信号ベクトルの虚数部b1r乃至bmrに、それぞれ関連する第4係数Cbb (1,n)乃至Cbb (m,n)を乗算する。
 それぞれの第1乗算回路14−1乃至14−mとそれぞれの第3乗算回路16−1乃至16−mの出力信号は、それぞれ第1加算回路18−1乃至18−mに供給される。周波数領域等化器3−nの出力部に存在し、また、第1加算回路18−1乃至18−mの内、加算回路18−1に供給されるn番目のユーザ周波数チャネルにおける等化信号ベクトルの実数部a‘に基づき、信号ベクトルの逐次誤差補正される実数部a −1乃至a −m(これを含む)が、第1加算回路18−1乃至18−mの各出力部において供給される。
 それぞれの第2乗算回路15−1乃至15−mとそれぞれの第4乗算回路17−1乃至17−mの出力信号は、それぞれ第2加算回路19−1乃至19−mに供給される。周波数領域等化器3−nの出力部に存在し、また、第2加算回路19−1乃至19−mの内、加算回路19−1に供給されるn番目のユーザチャネルにおける等化信号ベクトルの虚数部b‘に基づき、信号ベクトルの逐次誤差補正される虚数部b −1乃至b −mが、第2加算回路19−1乃至19−mの各出力部において供給される。
 図2に示す本実施形態例の他の選択可能な例として、同時にデータ伝送に用いられる基準周波数チャネルを用いることもできる。この場合、対応する誤差信号が、決定回路によって生成されなければならない。
 既に上述したように、復帰時を除き、残りの残留誤差は、基準周波数チャネルの選択にも依存する。更により精確な分析によれば、残留誤差は、任意の周波数チャネルの復帰に対する補正時、この任意の周波数チャネルに対して周波数間隔が可能な限り小さい基準周波数チャネルが、補正に用いられると、低減されることが分かる。このため、隣接する周波数チャネルが、常に、ユーザ周波数チャネルの復帰成分を補正するための基準周波数チャネルとして用いられれば、利点が得られる。
 図3は、本発明による回路構成の他の実施形態例を示す。復調器2に続き、ユーザ周波数チャネルの信号ベクトルa、b;a、b;a、b;・・・、を等化する周波数領域等化器3−1、3−2、3−3、・・・、が配置される。一例として、3つの信号ベクトルと周波数領域等化器のみを示すが、任意の数の信号ベクトル及びユーザ周波数チャネルの処理が可能である。図3において分かるように、データ伝送に用いられない先行の周波数チャネルは、信号ベクトルa、bを有する第1ユーザ周波数チャネルを補正又は修正するために用いられる。基準周波数チャネルとして用いられるこの周波数チャネルは、信号ベクトルa、bを示し、後者の誤差値は、直接、復調器2の出力部で得ることができる。基準信号ベクトルa、bの実数部aは、乗算回路14に供給され、また、並行して、乗算回路15に供給される。乗算回路14は、基準信号ベクトルa、bの実数部aに係数Caa (1)を乗算する。乗算回路15は、基準信号ベクトルa、bの実数部aに係数Cab (1)を乗算する。基準信号ベクトルa、bの虚数部bは、乗算回路16に供給され、また、並行して、乗算回路17に供給される。乗算回路16は、基準信号ベクトルa、bの虚数部bに係数Cba (1)を乗算する。乗算回路17は、基準信号ベクトルa、bの虚数部bに係数Cbb (1)を乗
算する。
 乗算回路14と乗算回路16の出力信号は、加算回路18に供給される。周波数領域等化器3−1の出力部に存在する第1ユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルの実数部a‘も、加算回路18に供給される。加算回路18は、これら3つの供給された信号を、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み実数部a に加算する。乗算回路15と乗算回路17の出力信号は、加算回路19に供給される。周波数領域等化器3−1の出力部に存在するユーザ周波数チャネルの信号ベクトルの虚数部b‘が加算回路19にも供給される。加算回路19は、これら3つの供給された信号を、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み虚数部b に加算する。次に、誤差補正済み信号ベクトルa 、b は、第1決定回路14−1によって、離散値信号ベクトルa“、b”に変換される。
 次に、離散値信号ベクトルa“、b”を有する第1ユーザ周波数チャネルは、基準周波数チャネルとして、第2隣接ユーザ周波数チャネルの補正に用いられる。第2ユーザ周波数チャネルは、信号ベクトルa、bを示す。離散値信号ベクトルa“、b“及び等化信号ベクトルa‘、b‘から、第2ユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルa‘、b‘を補正するために用いられる誤差信号ベクトルが生成される。このために、等化信号ベクトルa‘、b‘の実数部a‘と信号ベクトルの離散値実数部a“が、第1減算回路6−1に供給され、互いに減算される。第1減算回路6−1の出力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の実数部△aが存在する。これに応じて、等化信号ベクトルa‘、b‘の虚数部b‘及び信号ベクトルの離散値虚数部b“は、第2減算回路7−1に供給される。第2減算回路7−1の出力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の虚数部△bが存在する。誤差信号ベクトルの実数部△aは、乗算回路8−1に供給され、また、並行して、乗算回路11−1に供給される。乗算回路8−1は、誤差信号ベクトルの実数部△aに係数Caa (2)を乗算する。乗算回路11−1は、誤差信号ベクトルの実数部△aに係数Cab (2)を乗算する。誤差信号ベクトルの虚数部△bは、乗算回路9−1に供給され、また、並行して、乗算回路10−1に供給される。乗算回路9−1は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに係数Cba (2)を乗算する。乗算回路10−1は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに係数Cbb (2)を乗算する。
 乗算回路8−1と乗算回路9−1の出力信号は、加算回路12−1に供給される。周波数領域等化器3−2の出力部に存在する第2ユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルの実数部a‘も、加算回路12−1に供給される。加算回路12−1は、これら3つの供給された信号を、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み実数部a に加算する。乗算回路11−1と乗算回路10−1の出力信号は、加算回路13−1に供給される。周波数領域等化器3−2の出力部に存在する第2ユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルの虚数部b‘が加算回路13−1にも供給される。これら3つの供給された信号を加算する加算回路13−1の出力部において、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み虚数部b が存在する。次に、誤差補正済み信号ベクトルa 、b は、決定回路4−2によって、離散値信号ベクトルa“、b”に変換される。
 そして、離散値信号ベクトルa“、b“を有する第2ユーザチャネルが、隣接第3ユーザ周波数チャネルとして用いられる。第3ユーザ周波数チャネルは、信号ベクトルa、bを示す。第2ユーザ周波数チャネルの離散値信号ベクトルa“、b“及び等化信号ベクトルa‘、b‘から、第3ユーザ周波数チャネルの信号ベクトルを補正するために用いられる誤差信号ベクトルが生成される。
 このために、等化信号ベクトルa‘、b‘の実数部a‘及び信号ベクトルの離散値実数部a“が、減算回路6−1に供給され、互いに減算される。減算回路6−2の出
力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の実数部△aが存在する。これに応じて、等化信号ベクトルa‘、b‘の虚数部b‘及び信号ベクトルの離散値虚数部b“は、第2減算回路7−2に供給される。第2減算回路7−2の出力部において、誤差信号ベクトル△a、△bに含まれる誤差信号を表す複素数の虚数部△bが存在する。誤差信号ベクトルの実数部△aは、乗算回路8−2に供給され、また、並行して、乗算回路11−2に供給される。乗算回路8−2は、誤差信号ベクトルの実数部△aに係数Caa (3)を乗算する。乗算回路11−2は、誤差信号ベクトルの実数部△aに係数Cab (3)を乗算する。誤差信号ベクトルの虚数部△bは、乗算回路11−2に供給され、また、並行して、乗算回路10−2に供給される。乗算回路11−2は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに係数Cba (3)を乗算する。乗算回路10−2は、誤差信号ベクトルの虚数部△bに係数Cbb (3)を乗算する。
 乗算回路8−2及び乗算回路9−2の出力信号は、加算回路12−2に供給される。また、周波数領域等化器3−3の出力部に存在する第3ユーザ周波数信号の等化信号ベクトルの実数部a‘も、加算回路12−2に供給される。加算回路12−2は、これら3つの供給された信号を、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み実数部a に加算する。乗算回路11−2と乗算回路10−2の出力信号は、加算回路13−2に供給される。周波数領域等化器3−3の出力部に存在する第3ユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルの虚数部b‘が加算回路13−2にも供給される。これら3つの供給された信号を加算する加算回路13−2の出力部において、誤差補正済み信号ベクトルの誤差補正済み虚数部b が存在する。
 加算回路12−2及び13−2には、誤差補正済み信号ベクトルのa 及びb から離散値信号ベクトルa“、b”を生成するための他の決定回路4−3が続く。更に、第3等化信号ベクトルa‘、b’及び離散値信号ベクトルa“、b”から誤差信号ベクトル△a、△bを生成する減算回路6−3及び7−3を、第3ユーザ周波数チャネルを基準周波数チャネルとして有する第4ユーザ周波数チャネルの補正のために、設けることができる。このことは、任意の数のユーザ周波数チャネルに対して継続し得る。チャネルn用の基準周波数チャネルとして用いられるのは、常にチャネルn−1である。
 図1、2及び3による回路構成は、他の構成を派生し得る基本構造を表す。従って、例えば、等化器構造を規定することができ、この場合、まだデータ伝送に用いられていない最後の2つの周波数チャネルが、最初の8ユーザ周波数チャネル用の基準周波数チャネルとして用いられ、8番目のユーザ周波数チャネルは、残りのユーザ周波数チャネル用の基準周波数チャネルとして用いられる。従って、可能な限り小さい残留誤差に関して最適な回路構成を規定し得る。
 既に説明したように、ここに記載した回路構成は、復帰が、FFT復調器(FFTブロック)によって供給された1つのブロック内で減衰した場合、等化のためにのみ用い得る。このことは、よくあることである。1つのFFTブロック内で復帰が減衰していない伝送システムの場合、例えば、極めて急峻なフィルタ傾斜を有する送信機及び/又は受信機のフィルタにより、図1、2及び3に記載した回路構成は、このようなシステムの等化のために、拡張して用い得る。そして、復帰エラーを補正する場合、現FFTブロックの基準チャネル誤差の他に、先行FFTブロックの基準チャネル誤差を用いなければならない。
 図4は、現FFTブロックの誤差と先行FFTブロックの誤差が誤差補正に用いられる本発明による回路構成の更なる実施形態例を示す。用いられる基準周波数チャネルに対し
て、図4による回路構成は、図1による回路構成に対応する。また、図2及び3による回路構成も、現FFTブロックの誤差だけでなく、先行FFTブロックの誤差もまた補正に用いられるように拡張し得る。しかしながら、このような回路構成は、本文では、別々に表現してはいない。
 本実施形態例は、n番目のユーザチャネルの実施形態を示す。データ伝送に用いられない基準周波数チャネルの先行信号ベクトルa−1、b−1;a−2、b−2;a−3、b−3;、・・・、を記憶する場合、バッファ回路又はタイミング部20−1、20−2、・・・、が設けられている。基準周波数チャネルの現信号ベクトルa−1、b−1及び先行信号ベクトルa−2、b−2;a−3、b−3;、・・・、の実数部及び虚数部は、n番目のユーザ周波数チャネルの等化信号ベクトルa‘、b‘から、逐次、連続誤差補正済み信号ベクトルa −1、b −1;a −2、b −2、・・・、を生成するために、係数Caa (n,1)、Cba (n,1)、Cbb (n,1)、Cab (n,1)、Caa (n,2)、Cba (n,2)、Cbb (n,2)、Cab (n,2)等を有する乗算回路14乃至17に供給され、次に、加算回路18−1、18−2、及び19−2に供給される。
 補正に必要な係数調整に関しては、図5を参照して説明した手順を用いることができ、また、DE19901465を参照する。全ての係数は、接続立ち上げ時、繰り返し調整アルゴリズムによって、簡単に調整可能であり、また、データ伝送時、再調整が可能であり、更に、その後に続く伝送チャネルのあらゆる変化に対して適合することも可能である。このことにより、補正前の基準周波数チャネル誤差の符号及び対応するユーザ周波数チャネル誤差の符号のみが用いられる所謂符号対符号アルゴリズムを用いると、簡単な実行に関して、特に、利点が得られる。
 現在広く用いられている時間領域等化器による等化方法と比較して、ここに記載した回路構成及び方法は、残りの残留誤差に関して、より良好な特性を提供する。特に、時間領域等化器の係数を調整するための複雑な方法を、簡単な繰り返し調整方法で置き換えることができる。ここに述べた補正方法は、周波数領域において、FFT変調器のブロッククロックレートで動作することから、1秒間当たり必要な乗算の回数が、より少ない。
 ここに説明した回路構成を用いると、伝送リンク(送信並びに受信フィルタ及び伝送チャネル)の復帰に起因する出力信号の残留誤差を所定の大きさに低減することが常に可能である。伝送リンクの特性に応じて、回路構成を選択でき、これによって、残留誤差を充分に小さくできる。
 伝送チャネルを介したデータの伝送に用いられないキャリア周波数の誤差信号ベクトルを用いると、そうでない場合、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数を有する基準信号ベクトルから誤差信号ベクトルを生成するために必要な決定回路や減算回路を無くすことができる。これによって、回路構成を大幅に簡素化でき、また、その製造コストを大きく低減できる。
本発明に基づく、離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための回路構成の実施形態例を示す図。 本発明に基づく回路構成の更なる実施形態例を示す図。 本発明に基づく回路構成の更なる実施形態例を示す図。 本発明に基づく回路構成の更なる実施形態例を示す図。 離散マルチトーン変調によって生成された信号の障害を補正するための既知の回路構成を示す図。
符号の説明
 2・・・復調器、3・・・周波数領域等化器、4・・・決定回路、5・・・復号回路、6・・・減算回路、7・・・減算回路、8・・・乗算回路、9・・・乗算回路、10・・・乗算回路、11・・・乗算回路、12・・・加算回路、13・・・加算回路、14・・・乗算回路、15・・・乗算回路、16・・・乗算回路、17・・・乗算回路、18・・・加算回路、19・・・加算回路、20・・・バッファ回路。

Claims (25)

  1. 離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための回路構成であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)を示す前記回路構成において、
     多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)であって、多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)には、第1誤差信号ベクトルが供給され、多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)は、誤差補正済み第1信号ベクトル(a 、b ;a −1、b −1;a 、b )を生成するために、第1誤差信号ベクトルを、少なくとも1つの第1信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)に加算する前記多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)と、
     前記多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)に先行し、また、第1誤差信号に調整可能な係数(Caa (n)、Cba (n)、Cbb (n)、Cab (n);Caa (1,n)、Cba (1,n)、Cbb (1,n)、Cab (1,n);Caa (1)、Cba (1)、Cbb (1)、Cab (1);Caa (n,1)、Cba (n,1)、Cbb (n,1)、Cab (n,1))を乗算する多数の第1乗算回路(14、15、16、17;14−1、15−1、16−1、17−1)と、を含み、
     第1誤差信号ベクトルは、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトル(a、b;a1r、b1r;a−1、b−1)である回路構成。
  2. 請求項1に記載の回路構成であって、
     前記第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数に隣接するキャリア周波数の信号ベクトル(a、b)である回路構成。
  3. 請求項1又は2に記載の回路構成であって、
     前記第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数の直近に先行するキャリア周波数の信号ベクトル(a、b)である回路構成。
  4. 請求項1又は2に記載の回路構成であって、更に、
     前記多数の第1加算回路(18、19;18−1、19−1)に続く少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路(18−2、19−2乃至18−m、19−m)であって、逐次誤差補正済み信号ベクトル(a −2、b −2乃至a −m、b −m)を生成するために、前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路(18−2、19−2乃至18−m、19−m)には、各々、更なる誤差信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr;a−2、b−2、a−3、b−3)が供給され、また、前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路(18−2、19−2乃至18−m、19−m)は、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr;a−2、b−2、a−3、b−3)を前記少なくとも1つの信号ベクトル(a‘、b‘)に加算する前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路(18−2、19−2乃至18−m、19−m)と、
     前記少なくとも1つの更なる多数の第1加算回路(18−2、19−2乃至18−m、19−m)に先行し、また、前記それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr;a−2、b−2、a−3、b−3)に調整可能な係数(Caa (2,n)、Cba (2,n)、Cbb (2,n)、Cab (2,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n);Caa (n,2)
    ba (n,2)、Cbb (n,2)、Cab (n,2))を乗算する少なくとも1つの更なる多数の第1乗算回路(14−2、15−2、16−2、17−2乃至14−m、15−m、16−m、17−m)と、を含むことを特徴とする回路構成。
  5. 請求項4に記載の回路構成であって、
     前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr)である回路構成。
  6. 請求項4又は5に記載の回路構成であって、
     前記それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a−2、b−2、a−3、b−3)は、各々、特定の誤差信号ベクトル(a−1、b−1)の先行バージョンである回路構成。
  7. 請求項6に記載の回路構成であって、
     誤差信号ベクトル(a−1、b−1)の先行バージョンを記憶するための少なくとも1つのバッファ回路(20−1、20−2)を有する回路構成。
  8. 請求項1、2、又は3に記載の回路構成であって、更に、
     誤差補正済み第1信号ベクトル(a 、b )を離散値第1信号ベクトル(a“、b“)にマッピングする決定回路(4−1)と、
     第1信号ベクトル(a‘、b‘)と離散値第1信号ベクトル(a“、b“)を互いに減算する第2誤差信号ベクトル(△a、△b)を形成するための減算回路(6−1、7−1)と、を含み、
     第2誤差信号ベクトル(△a、△b)は、第1信号ベクトル(a‘、b‘)のキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第2信号ベクトル(a‘、b‘)の誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を生成するために用いられることを特徴とする回路構成。
  9. 請求項8に記載の回路構成であって、更に、
     多数の第2加算回路(12−1、13−1)であって、多数の第2加算回路(12−1、13−1)には、第2誤差信号ベクトル(△a、△b)が供給され、また、多数の第2加算回路(12−1、13−1)は、誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を生成するために、第2誤差信号ベクトル(△a、△b)を第2信号ベクトル(a‘、b‘)に加算する前記多数の第2加算回路(12−1、13−1)と、
     前記多数の第2加算回路(12−1、13−1)に先行し、また、第2誤差信号ベクトル(△a、△b)に調整可能な係数(Caa (2)、Cba (2)、Cbb (2)、Cab (2))を乗算する多数の第2乗算回路(8−1、9−1、10−1、11−1)と、を含むことを特徴とする回路構成。
  10. 請求項9に記載の回路構成であって、更に、
     誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を離散値第2信号ベクトル(a“、b“)にマッピングする更なる決定回路(4−2)と、
     第2信号ベクトル(a‘、b‘)と離散値第2信号ベクトル(a“、b“)を互いに減算する第3誤差信号ベクトル(△a、△b)を形成するための更なる減算回路(6−2、7−2)と、を含み、
     前記第3誤差信号ベクトル(△a、△b)は、第2信号ベクトル(a‘、b‘)のキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第3信号ベクトル(a‘、b‘)の誤差補正済み第3信号ベクトル(a 、b )を生成するために用いられることを特徴とする回路構成。
  11. 離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための回路構成であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)を示す前記回路構成において、
     各々基準信号ベクトル(a1r、b1r乃至amr、bmr)が供給され、また、それぞれの基準信号ベクトル(a1r、b1r乃至amr、bmr)をそれぞれの離散値基準信号ベクトルにマッピングする決定回路と、
     それぞれの誤差信号ベクトルを形成するための減算回路であって、それぞれの基準信号ベクトル(a1r、b1r乃至amr、bmr)とそれぞれの離散値基準信号ベクトルを互いに減算する前記減算回路と、
     第1加算回路(18−1、19−1乃至18−m、19−m)群であって、各第1加算回路(18−1、19−1乃至18−m、19−m)群には、各々、誤差信号ベクトルが供給され、また、第1加算回路(18−1、19−1乃至18−m、19−m)群は、逐次誤差補正される信号ベクトル(a −1、b −1乃至a −m、b −m)を生成するために、それぞれの誤差信号ベクトルを少なくとも1つの信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)に加算する前記第1加算回路(18−1、19−1乃至18−m、19−m)群と、
     各々、第1加算回路(18−1、19−1乃至18−m、19−m)群に先行し、また、それぞれの誤差信号ベクトルに調整可能な係数(Caa (1,n)、Cba (1,n)、Cbb (1,n)、Cab (1,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n))を乗算する第1乗算回路(14−1、15−1、16−1、17−12乃至14−m、15−m、16−m、17−m)群と、を含む回路構成。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の回路構成であって、
     前記調整可能な係数は、補正変数によって調整可能である回路構成。
  13. 請求項12に記載の回路構成であって、
     2の累乗が、調整可能な係数として選択される回路構成。
  14. 離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための方法であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)を示す前記方法において、
     少なくとも1つの誤差信号ベクトルに調整可能な係数(Caa (n)、Cba (n)、Cbb (n)、Cab (n);Caa (1,n)、Cba (1,n)、Cbb (1,n)、Cab (1,n);Caa (1)、Cba (1)、Cbb (1)、Cab (1);Caa (n,1)、Cba (n,1)、Cbb (n,1)、Cab (n,1))を乗算する段階と、
     誤差補正済み信号ベクトル(a 、b ;a −1、b −1;a 、b )を生成するために、前記調整可能な係数が乗算された前記少なくとも1つの誤差信号ベクトルを、少なくとも1つの信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)に加算する段階と、を含み、
     前記少なくとも1つの誤差信号ベクトルは、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトル(a、b;a1r、b1r;a−1、b−1)である方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
     前記第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数に隣接するキャリア周波数の信号ベクトル(a、b)である方法。
  16. 請求項14又は15に記載の方法であって、
     前記第1誤差信号ベクトルは、周波数領域において、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられるキャリア周波数の直近に先行するキャリア周波数の信号ベクトル(a、b)である方法。
  17. 請求項14又は15に記載の方法であって、更に、
     それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr;a−2、b−2、a−3、b−3)に調整可能な係数(Caa (2,n)、Cba (2,n)、Cbb (2,n)、Cab (2,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n);Caa (n,2)、Cba (n,2)、Cbb (n,2)、Cab (n,2))を乗算する段階と、
     逐次誤差補正済み信号ベクトル(a −2、b −2乃至a −m、b −m)を生成するために、調整可能な係数(Caa (2,n)、Cba (2,n)、Cbb (2,n)、Cab (2,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n);Caa (n,2)、Cba (n,2)、Cbb (n,2)、Cab (n,2))が乗算された前記それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr;a−2、b−2、a−3、b−3)を前記少なくとも1つの信号ベクトル(a‘、b‘)に加算する段階と、を含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、
     前記それぞれの更なる誤差信号ベクトルは、各々、伝送チャネルを介してデータを伝送するために用いられないキャリア周波数の信号ベクトル(a2r、b2r乃至amr、bmr)である方法。
  19. 請求項17又は18に記載の方法であって、
     前記それぞれの更なる誤差信号ベクトル(a−2、b−2、a−3、b−3)は、各々、特定の誤差信号ベクトル(a−1、b−1)の先行バージョンである方法。
  20. 請求項14、15、又は16に記載の方法であって、更に、
     誤差補正済み第1信号ベクトル(a 、b )を離散値第1信号ベクトル(a“、b“)にマッピングする段階と、
     第2誤差信号ベクトル(△a、△b)を形成するために、第1信号ベクトル(a‘、b‘)と離散値第1信号ベクトル(a“、b“)を互いに減算する段階であって、前記第2誤差信号ベクトル(△a、△b)は、第1信号ベクトル(a‘、b‘)のキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第2信号ベクトル(a‘、b‘)の誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を生成するために用いられる前記段階と、を含む方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、更に、
     第2誤差信号ベクトル(△a、△b)に調整可能な係数(Caa (2)、Cba (2)、Cbb (2)、Cab (2))を乗算する段階と、
     誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を生成するために、調整可能な係数(Caa (2)、Cba (2)、Cbb (2)、Cab (2))が乗算された第2誤差信号ベクトル(△a、△b)を第2信号ベクトル(a‘、b‘)に加算する段階と
    、を含むことを特徴とする方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、更に、
     誤差補正済み第2信号ベクトル(a 、b )を離散値第2信号ベクトル(a“、b“)にマッピングする段階と、
     第3誤差信号ベクトル(△a、△b)を形成するために、第2信号ベクトル(a‘、b‘)と離散値第2信号ベクトル(a“、b“)を互いに減算する段階であって、第3誤差信号ベクトル(△a、△b)は、第2信号ベクトル(a‘、b‘)のキャリア周波数の直近にあるキャリア周波数の第3信号ベクトル(a‘、b‘)の誤差補正済み第3信号ベクトル(a 、b )を生成するために用いられる前記段階と、を含むことを特徴とする方法。
  23. 離散マルチトーン変調(DMT)によって生成された信号の障害を補正するための方法であって、離散マルチトーン変調によって生成された信号は、伝送チャネルを介してデータを送信するために用いられる多数のキャリア周波数を周波数領域において示し、各キャリア周波数は、信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)を示す前記方法において、
     それぞれの基準信号ベクトル(a1r、b1r乃至amr、bmr)をそれぞれの離散値基準信号ベクトルにマッピングする段階と、
     それぞれの誤差信号ベクトルを形成するために、それぞれの基準信号ベクトル(a1r、b1r乃至amr、bmr)とそれぞれの離散値基準信号ベクトルを互いに減算する段階と、
     それぞれの誤差信号ベクトルに調整可能な係数(Caa (1,n)、Cba (1,n)、Cbb (1,n)、Cab (1,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n))を乗算する段階と、
     逐次誤差補正される信号ベクトル(a −1、b −1乃至a −m、b −m)を生成するために、調整可能な係数(Caa (1,n)、Cba (1,n)、Cbb (1,n)、Cab (1,n)乃至Caa (m,n)、Cba (m,n)、Cbb (m,n)、Cab (m,n))が乗算されたそれぞれの誤差信号ベクトルを少なくとも1つの信号ベクトル(a‘、b‘;a‘、b‘)に加算する段階と、を含む方法。
  24. 請求項14乃至23のいずれかに記載の方法であって、
     前記調整可能な係数は、補正変数によって調整可能である方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、
     2の累乗が、調整可能な係数として選択される方法。
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