JP2004120406A - 画像分割表示装置 - Google Patents

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Kunihiko Fujii
藤井 邦彦
Toshihiro Miyoshi
三好 敏博
Hisaharu Murata
村田 久治
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Abstract

【課題】画像の半分を切り出して、例えば左半分に原画を、右半分に処理画を、というように同一画像内の表示で原画と処理画を切り出して並べるためには、左右分割の場合は1/2ライン期間遅延が必要となる。また上下分割の場合は1/2フィールド期間遅延が必要となる。このような構成をLSIで実現する場合、上記した遅延メモリの内蔵が必要になるため、コストアップの大きな要因となってしまう。
【解決手段】画像の特定部分を切り出して並べるのではなく、水平同期信号あるいは垂直同期信号を基準に生成した画像分割信号で信号処理を切り替えたり制御信号をマスクすることで、ライン単位あるいはフィールド単位の遅延を必要とすることなく、同一画像で原画と処理画の比較を行うことができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はY/C分離やノイズリダクション、時間軸誤差補正といった映像信号の画質改善技術による効果を評価するための画像分割表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
映像信号の画質改善のための信号処理として、Y/C分離やノイズリダクション(以下、NRとする)、時間軸誤差補正(タイムベースコレクタ:以下、TBCとする)といった技術が広く導入されている。Y/C分離は周波数軸上で多重された輝度信号と色信号を分離する技術であり、NRは映像信号中に含まれるノイズ成分を検出して除去する技術である。これらの技術は高画質化のためにフレーム相関を利用した3次元処理を行うことが一般的である。またTBCはVTRの再生信号などに含まれる時間軸変動を除去し、揺れのない安定した映像信号を得る技術である。
【0003】
画質改善に対する評価は、原画像と処理画像の比較により行われることが一般的であり、LSI化されたものではテストモードにおいて回路を固定することで、原画像と処理画像とを出力で切り替えて評価している。これは画質改善の度合いがS/N比のような数値による絶対評価のみで決まるのではなく、最終的には原画像と処理画像の相対評価で画質が決められるためである。
【0004】
このような評価を、画像を切り替えることなく、1つの画像でもって行うことを可能にする技術として、画像を2分割して、画像の左右、あるいは上下で原画と処理画を表示する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図15は、従来の技術による画像信号復号器の検査装置の構成を示すブロック図である。15a,15bは入力端子であり、送信側で間引かれた映像信号と、その補間のためのモード信号が、それぞれ入力される。遅延器120,124は画像を左右に分割する場合には、1/2ライン分のラインメモリで構成され、映像信号とモード信号はそれぞれ1/2ライン期間遅延する。15d,15eは入力端子であり、それぞれクロックとH(水平同期)信号が入力される。カウンタ129はH信号のタイミングでカウントを行い、1/2ラインカウントしたところでクリア信号を生成する。フリップフロップ128はH信号でセット、クリア信号でリセットした画像分割信号を生成する。この画像分割信号がHighの時には、選択器121は、映像信号を、Lowの時には1/2ライン期間遅延した映像信号を選択する。また選択器125は同様のタイミングでモード信号と、その1/2ライン期間遅延したモード信号とを選択する。選択器126は、画像分割信号がHighの時に強制的にLowに固定され、Lowの時に選択器125の出力が選択される。補間回路122は、4種類の補間方法に対応した補間回路を有しており、選択器123は選択器126の出力により、4種類の補間結果を選択し、端子15cに出力する。
【0006】
図16(a)のような評価画像を用いた時、端子15cに出力される画像は図16(b)のような画像左半分を並べたものになる。そして、モード信号がLowの時には間引きなしであるとすると、画像分割信号がHighにある画像左半分の画像に対しては補間なしの送信側画像(原画)が出力され、右半分にはモード信号に応じた補間画像(処理画)が出力される。
【0007】
【特許文献1】
特開平3−278793号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の構成は、例えば画像の左半分を切り出して、左半分に原画、右半分に処理画というように、同一画像内の表示で原画と処理画との比較ができるものである。
しかしながら、この方法では、画像の特定部分を切り出して並べるために、左右分割の場合は、1/2ライン期間遅延が必要となる。また上下分割の場合は1/2フィールド期間遅延が必要となる。このような構成をLSIで実現する場合、上記した遅延メモリの内蔵が必要になるため、コストアップの大きな要因となってしまう。
【0009】
本発明は上記の画像信号復号器の検査装置の問題点を解決するためになされたもので、画像の特定部分を切り出して並べるのではなく、水平同期信号と垂直同期信号とを基準に生成した画像分割信号でもって信号処理を切り替えたり、制御信号をマスクしたりすることで、ライン単位あるいはフィールド単位の遅延を必要とすることなく、同一画像で原画と処理画との比較を行うことができる画像分割表示装置を提供することを目的としている。
【0010】
本発明を用いた動き適応型3次元Y/C分離を実現する画像分割表示装置では、上記した画像分割信号を用いて動き検出信号をマスクすることにより、分割した画像毎に動き適応型3次元Y/C分離処理と2次元Y/C分離処理の結果を表示することが可能となる。
【0011】
また本発明を用いたNRを実現する画像分割表示装置では、上記した画像分割信号による選択で、分割した画像毎にNR処理の結果と原画像を表示することが可能となる。
【0012】
また本発明を用いたTBCを実現する画像分割表示装置では、上記した画像分割信号を用いて時間軸誤差情報をマスクすることにより、分割した画像毎にTBC処理の結果と原画像を表示することが可能となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明(請求項1)にかかる画像分割表示装置は、映像信号のフレーム相関を利用したくし形フィルタにより、コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力するとともに、フレーム間での映像信号の動きの有無を検出し、動き検出信号として出力する3次元色信号分離回路と、映像信号のライン相関を利用したくし形フィルタにより、前記コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力する2次元色信号分離回路と、前記コンポジットビデオ信号を、前記3次元色信号分離回路および前記2次元色信号分離回路での処理に要した処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記動き検出信号をマスクするゲート回路と、前記動き検出信号が前記ゲート回路でマスクされた期間には、前記2次元色信号分離回路の出力を選択し、それ以外の期間には、前記動き検出信号の出力に応じて前記3次元色信号分離回路の出力と、前記2次元色信号分離回路の出力のいずれかを適応的に選択する選択回路と、前記遅延調整回路の出力から、前記選択回路の出力を減算する減算回路とを備えたものである。
【0014】
また、本発明(請求項2)にかかる画像分割表示装置は、請求項1記載の画像分割表示装置において、前記画像表示制御回路は、水平同期信号基準でカウントを行うHカウンタと、前記Hカウンタの出力をデコードし、水平方向の画像分割信号を生成する第1のデコード回路と、垂直同期信号基準でカウントを行うVカウンタと、前記Vカウンタの出力をデコードし、垂直方向の画像分割信号を生成する第2のデコード回路と、前記第1のデコード回路の出力と、前記第2のデコード回路の出力のいずれかを第1のモード信号に応じて選択する選択回路と、前記選択回路の出力と、第2のモード信号とで論理演算を行い、マスク信号として出力するゲート回路とを備えたものである。
【0015】
また、本発明(請求項3)にかかる画像分割表示装置は、映像信号のライン相関あるいはフレーム相関を利用して、入力された映像信号からノイズ成分を検出し、そのノイズ除去を行うノイズリダクション回路と、前記映像信号を、前記ノイズリダクション回路による処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時には、前記ノイズリダクション回路の出力を、分割の無効を示す時には、前記遅延調整回路の出力を選択する選択回路とを備えたものである。
【0016】
また、本発明(請求項4)にかかる画像分割表示装置は、同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、前記メモリの出力のデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する補間回路と、前記補間回路の出力を、前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えたものである。
【0017】
また、本発明(請求項5)にかかる画像分割表示装置は、同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、前記メモリの出力のデジタル信号を、前記標本化周波数の整数倍の周波数にオーバーサンプリングする固定位置補間回路と、前記固定位置補間回路によりオーバーサンプリングされたデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する可変位置補間回路と、前記可変位置補間回路からのデジタル信号に対して、その標本化周波数がA/D変換器と同じとなるように信号を間引く間引き回路と、前記間引き回路の出力を前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。図1において、1aは入力端子であり、3次元色信号分離回路1と、2次元色信号分離回路2、および遅延調整回路4で処理が行われるコンポジットビデオ信号を入力する。1bは出力端子であり、選択回路3によって選択された色信号を出力する。1cは出力端子であり、減算回路5で得られた輝度信号を出力する。1d,1e,1fは入力端子であり、1dは画像表示制御回路6で使われる水平同期信号(以下、HSとする)を入力する。1eは垂直同期信号(以下、VSとする)を入力する。1fはモード信号を入力する。1は3次元色信号分離回路であり、端子1aに入力されたコンポジットビデオ信号と、そのフレーム遅延信号とをもとに、色信号を分離するとともに、画像の動きの有無を判断する動き検出信号を出力する。
【0019】
2は2次元色信号分離回路であり、端子1aに入力されたコンポジットビデオ信号と、コンポジットビデオ信号をライン単位で遅延させた信号とをもとに、色信号を分離する。
3は選択回路であり、3次元色信号分離回路1で分離された色信号と、2次元色信号分離回路2で分離された色信号とを、ゲート回路7の出力により選択する。
4は遅延調整回路であり、3次元色信号分離回路1および2次元色信号分離回路2の信号処理遅延分だけ、コンポジットビデオ信号を遅延させる。
5は減算回路であり、遅延調整回路4の出力から選択回路3の出力を減算する。
6は画像表示制御回路であり、HSあるいはVSから画像を水平あるいは垂直に分割する画像分割信号を出力する。
7はゲート回路であり、3次元色信号分離回路1から出力された動き検出信号を、画像表示制御回路6から出力された画像分割信号でマスクする。
【0020】
このように構成される本発明の実施の形態1による画像分割表示装置の動作を以下に説明する。
本実施の形態1の説明においては、端子1aに入力されるコンポジットビデオ信号はNTSC方式であるとする。またHSおよびVSはそれぞれ同期分離された1ビット信号であり、モード信号は、水平あるいは垂直方向の画像分割の選択と、画像分割の有無の選択とを行う2ビット信号であるとする。
【0021】
ここで3次元色信号分離回路1の一構成例を図2に示す。2aは入力端子で、フレームメモリ10と低域通過フィルタ12および減算回路20で処理が行なわれるコンポジットビデオ信号を入力する。2b,2cは出力端子で、2bは動き判定回路19の出力である動き検出信号を出力する。2cは減算回路20で分離された色信号を出力する。10,11はフレームメモリで、フレームメモリ10はコンポジットビデオ信号を1フレーム期間遅延させる。フレームメモリ11はコンポジットビデオ信号を2フレーム期間遅延させる。12,13,14は低域通過フィルタ(以下、LPFとする)で、LPF12はコンポジットビデオ信号の低域成分を抽出する。LPF13は1フレーム期間遅延したコンポジットビデオ信号の低域成分を抽出する。LPF14は2フレーム期間遅延したコンポジットビデオ信号の低域成分を抽出する。15,16は減算回路であり、減算回路15はコンポジットビデオ信号の低域成分から1フレーム期間遅延したコンポジットビデオ信号の低域成分を減算し、1フレーム差分信号を出力する。減算回路16はコンポジットビデオ信号の低域成分から2フレーム分遅延したコンポジットビデオ信号の低域成分を減算し、2フレーム差分信号を出力する。17,18は比較回路であり、比較回路17は1フレーム差分信号と閾値Aとを比較し、その結果を1フレーム動き信号として出力する。比較回路18は2フレーム差分信号と閾値Bとを比較し、その結果を2フレーム動き信号として出力する。19は動き判定回路であり、1フレーム動き信号と2フレーム動き信号をもとに演算し、画像の動きの有無を判断する動き検出信号として出力する。20は減算回路であり、コンポジットビデオ信号から1フレーム期間遅延したコンポジットビデオ信号を減算して色信号を分離する。以上が3次元色信号分離回路の内部構成である。
【0022】
次に、3次元色信号分離回路1の動作を内部構成に即して説明する。コンポジットビデオ信号はフレームメモリ10およびフレームメモリ11でそれぞれ1フレーム期間および2フレーム期間遅延し、LPF12,13,14でそれぞれの低域成分が抽出される。この低域成分は輝度信号の低域を意味しており、静止画であればLPF12,13,14の出力はほぼ一致する。減算回路15で算出された1フレーム差分信号は比較回路17で閾値Aと比較される。このとき1フレーム動き信号は1フレーム差分信号がAよりも小さければ静止画を示すLow、大きければ動画を示すHighとなる。また減算回路16で算出された2フレーム差分信号は比較回路18で閾値Bと比較される。このとき2フレーム動き信号は2フレーム差分信号がBよりも小さければ静止画を示すLow、大きければ動画を示すHighとなる。動き判定回路19は1フレーム動き信号と2フレーム動き信号から画像の動きの有無を判定する。判定には一般的にエリアフィルタが用いられ、動き判定の対象となる画素の周囲数画素の状態を見て、静止画判定ならLow、動画判定ならHighを出力する。減算回路20はコンポジットビデオ信号から1フレーム期間遅延したコンポジット信号を減算するが、NTSC信号は1フレーム間で色信号のみが位相反転する特長を利用して、差分を取ることにより3次元くし型フィルタで分離した色信号を得ることができる。
【0023】
以後の動作は再び図1によって説明を行う。2次元色信号分離回路2は上記のような色信号を出力する。
ここで2次元色信号分離回路2の一構成例を図3に示す。3aは入力端子であり、ラインメモリ21と,帯域通過フィルタ23で使われるコンポジットビデオ信号を入力する。3bは出力端子であり、選択回路29で選択された色信号を出力する。21,22はラインメモリであり、ラインメモリ21はコンポジットビデオ信号を1ライン期間遅延させる。ラインメモリ22はコンポジットビデオ信号を2ライン期間遅延させる。23,24,25は帯域通過フィルタ(以下、BPFとする)であり、BPF23はコンポジットビデオ信号から色信号を抽出する。BPF24は1ライン期間遅延したコンポジットビデオ信号から色信号を抽出する。BPF25は2ライン期間遅延したコンポジットビデオ信号から色信号を抽出する。26,27は減算回路であり、減算回路26は1ライン期間遅延した色信号から現在の色信号を減算して色信号を分離する。減算回路27は1ライン期間遅延した色信号から2ライン期間遅延した色信号を減算して色信号を分離する。28は相関検出回路であり、3ラインの色信号を用いて上下ラインの相関の有無を検出する。29は選択回路であり、相関検出回路28の結果により、減算回路26,減算回路27,BPF24のいずれかの色信号を選択する。以上が2次元色信号分離回路2の内部構成である。
【0024】
次に2次元色信号分離回路2の動作を内部構成に即して説明する。NTSC信号は1ライン間で色信号のみが位相反転する特長を利用して、差分を取ることにより2次元くし型フィルタで分離した色信号を得ることができる。BPF23,24,25で抽出した3ライン分の色信号は、BPF24の出力を基準に考えると、BPF23との差分を取る減算回路26は、2次元下ラインくし型フィルタの構成により色信号を分離する。一方BPF25との差分を取る減算回路27は2次元上ラインくし型フィルタの構成により色信号を分離する。相関検出回路28は、上下どちらのラインがより相関が強いかを検出し、下ラインとの相関が強ければ選択回路29は減算回路26の出力を選択し、上ラインとの相関が強ければ減算回路27の出力を選択し、いずれのラインとも相関がなければ、BPF24の出力を選択する。
【0025】
以後の動作は再び図1によって説明を行う。画像表示制御回路6は上記のような画像分割信号を出力する。
ここで、画像表示制御回路6の一構成例を図4に示す。4a,4b,4cは入力端子で、4aはHカウンタで使われるHSを入力する。4bはVカウンタで使われるVSを入力する。4cは選択回路34とゲート回路35で使われるモード信号を入力する。4dは出力端子で、ゲート回路の出力である画像分割信号を出力する。30はHカウンタであり、HSのタイミングで初期化され、1クロック毎に計数を行う。31はVカウンタであり、VSのタイミングで初期化され、1クロック毎に計数を行う。32,33はデコード回路であり、デコード回路32はHカウンタ30の出力値が所定の範囲にあるときにHighを出力する。デコード回路33は、Vカウンタ31の出力値が所定の範囲にあるときにHighを出力する。34は選択回路であり、1ビット目のモード信号により、デコード回路32とデコード回路33の出力を選択する。35はゲート回路であり、2ビット目のモード信号と選択回路34の出力との論理積をとる。以上が、画像表示制御回路6の内部構成である。
【0026】
次に、画像表示制御回路6の動作を、その内部構成に即して説明する。
図5は、画像分割のイメージを示した図である。
例えば、図5(a)に示すように画像を左右に分割する場合、1ビット目のモード信号はHカウンタ30とデコード回路32の経路を選択回路34で選択する。このとき、HSのタイミングで初期化されたHカウンタ30の計数値が0からM画素目を示す値となるまで、デコード回路32はLowを出力する。そしてHカウンタ30がM+1画素目を示す値を出力してから次のHSのタイミングで初期化されるまでデコード回路32はHighを出力する。また図5(b)に示すように画像を上下に分割する場合、1ビット目のモード信号はVカウンタ31とデコード回路33の経路を選択回路34で選択する。このとき、VSのタイミングで初期化されたVカウンタ31の計数値が0からNライン目を示す値となるまで、デコード回路33はLowを出力する。そしてVカウンタ31がN+1ライン目を示す値を出力してから、次のVSのタイミングで初期化されるまでデコード回路33はHighを出力する。画像分割を行う場合は、2ビット目のモード信号はHighとなり、ゲート回路35は選択回路34の出力を有効にする。画像分割を行わない場合は、2ビット目のモード信号はLowとなり、ゲート回路35は選択回路34の出力を無効にする。
【0027】
以後の動作は、再び図1によって説明を行う。上記したような画像表示制御回路6の動作により、画像分割を行う場合、画像分割信号がHighの期間では3次元色信号分離回路1の出力である動き検出信号はゲート回路7で論理和をとられてHigh固定となる。動き検出信号がHighのときには動画であると判断されて、色信号は2次元色信号分離回路2の出力が選択回路3で選択される。そして遅延調整回路4で遅延量を合わされたコンポジットビデオ信号から2次元色信号分離回路2の出力である2次元分離された色信号を減算回路5で減算することにより、2次元分離された輝度信号を得ることができる。一方画像分割信号がLowの期間では動き検出信号が有効となり、動画時には3次元処理、静止画時には2次元処理を行う、一般的な動き適応型3次元Y/C分離となる。
【0028】
このような本実施の形態1による画像分割制御装置においては、HSあるいはVS基準で動作するカウンタ、及び該カウンタの出力をデコードするデコード回路を用いて、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号と、動き検出信号の論理和をとるだけで、画像の半分に動き適応型3次元Y/C分離処理の出力を、もう半分に2次元Y/C分離処理の出力を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、Y/C分離処理の性能比較を行うことができる。
【0029】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。6aは入力端子であり、NR回路40と遅延調整回路41で使用される映像信号が入力される。6bは出力端子であり、選択回路42の出力を信号処理後の映像信号として出力する。1d,1e,1fは実施の形態1で説明した入力端子である。40はNR回路であり、入力された映像信号に含まれるノイズ成分を除去する。41は遅延調整回路であり、NR回路40の信号処理遅延分、入力された映像信号を遅延させる。6は実施の形態1で説明した画像表示制御回路である。42は選択回路であり、NR回路40でノイズ除去された映像信号と遅延調整回路41で遅延した入力の映像信号とを画像表示制御回路6の出力により選択する。このように構成される本実施の形態2による画像分割表示装置の動作を以下に説明する。
【0030】
ここでNR回路40の一構成例を図7に示す。6aは入力端子で、減算回路43および45で使われる映像信号が入力される。6bは出力端子で、減算回路43の出力であるノイズ除去された映像信号が出力される。43は減算回路であり、入力された映像信号からノイズ除去を行う。44は遅延回路であり減算回路43の出力を1フレーム期間遅延させる。45は減算回路であり、入力の映像信号から遅延回路44の出力を減算する。46は係数回路であり、減算回路45の出力に所定の係数値を乗じる。以上がNR回路40の内部構成である。
【0031】
次に、NR回路40の動作を内部構成に即して説明する。
ノイズ除去された映像信号は、遅延回路44で1フレーム期間遅延され、減算回路45で入力の映像信号から減算される。この差分値が小さければフレーム間での動きがなく、かつノイズと見なすことができる。一方差分値が大きければフレーム間で動きがあると判断できる。係数回路46は差分値が所定値以上である場合には係数値0を掛け、逆にある範囲にあるときには1以下の係数を掛ける。このようにして得られたノイズ成分を、減算回路43で入力の映像信号から減算することで、ノイズ除去が可能となる。
【0032】
以後の動作は、再び図6によって説明を行う。実施の形態1で説明した画像表示制御回路6の動作により、画像分割を行う場合、画像分割信号がLowのときには遅延調整回路41の出力である入力の映像信号が原画として、また画像分割信号がHighのときには、NR回路40の出力であるノイズ除去された映像信号が処理画として、選択回路42で選択されて出力される。
【0033】
このような本実施の形態2による画像分割制御装置においては、HSあるいはVS基準で動作するカウンタ、及び該カウンタの出力をデコードするデコード回路を用いて、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号で、画像の半分にノイズ除去された処理画像を、もう半分に原画像を表示できるため、画像を切り替えることなく、NR処理の性能比較を行うことができる。
【0034】
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。8aは入力端子であり、A/D変換器51で使われるアナログ映像信号が入力される。8bは出力端子であり、D/A変換器58の出力である時間軸補正されたアナログ映像信号が出力される。1d,1e,1fは実施の形態1で説明した入力端子である。50は基準信号発生回路であり、一定時間間隔のクロックを発生させる。51はA/D変換器であり、端子8aから入力されたアナログ映像信号を前記クロックでデジタル信号に変換する。52は同期信号検出回路であり、水平同期信号が検出される。53は時間軸誤差検出回路であり、デジタル化された映像信号の水平同期部分から時間軸誤差の情報を出力する。54は書き込み制御回路であり、同期信号検出回路52の出力である同期検出信号を基準とした書き込みアドレスを生成する。55は読み出し制御回路であり、前記クロックをフリーランで分周した信号を基準とした読み出しアドレスを生成する。56はメモリであり、書き込み制御回路54で生成された書き込みアドレスにA/D変換器51の出力を書き込み、読み出し制御回路55で生成された読み出しアドレスからデータを読み出す。57は補間回路であり、メモリ56の出力を、ゲート回路59の出力である時間軸誤差情報に基づき補間する。58はD/A変換器であり、補間回路57の出力を前記クロックでアナログ信号に変換する。59はゲート回路であり、時間軸誤差検出回路53の出力と画像表示制御回路6の出力との論理積をとる。6は上記実施の形態1で説明した画像表示制御回路である。
【0035】
このように構成される本実施の形態3による画像分割表示装置の動作を以下に説明する。
説明を簡単にするため、入力されるアナログ映像信号はNTSC方式であるとし、基準信号発生回路50で発生する一定時間間隔のクロック周波数は13.5MHzであるとする。
【0036】
図11は映像信号および水平同期信号を表す波形図と、メモリ56の構成を示したブロック図である。A/D変換器51は図11(a)に示したアナログ映像信号を13.5MHzのクロックでデジタル信号に変換する。変換されたデジタル映像信号は、メモリ56と、同期信号検出回路52と、時間軸誤差検出回路53とに入力される。同期信号検出回路52は映像信号の同期部分を検出し、図11(b)に示すような同期検出信号を出力する。書き込み制御回路54は同期検出信号が検出されたときに書き込みアドレスをリセットする。メモリ56は、例えば図11(c)に示すような1H+αの容量を持つ3本のラインメモリで構成されるとする。なお、1Hの容量は13.5MHzのクロックでは858サンプル分の容量を表す。ラインメモリの先頭アドレスがそれぞれ、0000,1000,2000とし、現在1本目のラインメモリに書き込みを行っている場合、次の同期検出信号が検出されると書き込みアドレスはリセットされ、2本目のラインメモリの先頭アドレスに移る。このようにして、同期検出信号が検出される度に書き込みアドレスはリセットされ、3本のラインメモリの先頭アドレスに順に移っていく動作を行う。
【0037】
以後の動作は、再び図8によって説明を行う。上記した書き込み制御回路54の動作により、水平同期信号基準で映像信号がメモリ56に1ライン毎に順次書き込まれていく。読み出し制御回路55は13.5MHzのクロックをフリーランで1/858分周した基準信号で読み出しアドレスを生成する。すなわち、メモリ56の3本のラインメモリに書き込まれたデータを858サンプルずつ順次読み出す動作を行う。
【0038】
時間軸誤差検出回路53は上記のような情報を出力する。ここで、時間軸誤差検出回路53の一構成例を図9に示す。9a,9c,9dは入力端子であり、9aは時間軸誤差演算回路60で使われる映像信号を入力する。9cは時間軸誤差演算回路60と、フリップフロップ61、およびカウンタ64で使われる同期検出信号を入力する。9dはカウンタ64と、フリップフロップ68で使われるクロックを入力する。9bは出力端子であり、加算器69の出力である時間軸誤差情報が出力される。60は時間軸誤差演算回路であり、1クロック以下の時間軸変動を算出する。61,68はフリップフロップであり、フリップフロップ61は時間軸誤差演算回路60で算出された時間軸変動を一水平同期期間保持する。フリップフロップ68は加算器67の出力を1クロック期間保持する。62,65は遅延回路であり、フリップフロップ61およびベロシティーエラー検出回路63の出力を一定期間遅延させる。65はベロシティーエラー検出回路であり、1ライン間のベロシティエラーを検出する。64はカウンタであり、同期検出信号でリセットされ、クロックでカウントを行う。66は除算器であり、遅延回路65の出力を設定値Nで除算する。67,69は加算器であり、加算器67は除算器66の出力と、フリップフロップ68の出力とを加算する。加算器69は遅延回路62の出力と、加算器67の出力とを加算する。以上が、時間軸誤差検出回路53の内部構成である。
【0039】
次に、時間軸誤差検出回路53の動作を、その内部構成に即して説明する。
時間軸誤差演算回路60は入力された映像信号の水平同期部分を所定のしきい値でスライスし、そのしきい値レベルと直前のサンプル点との1クロック以下の時間軸誤差を算出する。図12は水平同期信号をしきい値でスライスしたときの時間軸誤差を説明する概念図である。2ライン間で算出した時間軸誤差をそれぞれE0とE1とする。フリップフロップ61で保持された1ライン前の時間軸誤差E0と、現ラインの時間軸誤差E1とが、ベロシティーエラー検出回路63に入力される。一方、カウンタ64は端子9cから入力される同期検出信号と、端子9dから入力されるクロックとを用いて、E0からE1までのクロック数をカウントし、そのカウント値kをベロシティーエラー検出回路63に入力する。ベロシティーエラー検出回路63は、E0,E1,kを用いて、この1ラインの時間Heを以下の式で求める。
He=(1−E0)+k+E1
【0040】
本来の1ラインの正確な時間をHs、1ラインの時間軸誤差をTeとすると、Teは以下の式で求められ、このTeがベロシティエラー検出回路63で検出される。
Te=Hs−He
【0041】
このE0とTeはそれぞれ遅延回路62,65でメモリ56からのデータの読み出しタイミングに合わせた遅延が与えられる。その後、除算器66,加算器67,69およびフリップフロップ68により次式の処理が行われて、時間軸誤差情報Eoutが求められる。
Eout=E0+(Te/N)×i
ただし、iは0〜857の値をとり、ラインメモリの先頭アドレスのときに0となる。クロック周波数が13.5KHzの時には、N=858となる。
【0042】
以後の動作は、再び図8によって説明を行う。上記した時間軸誤差検出回路53の動作により、時間軸誤差情報Eoutが検出される。上記実施の形態1で説明した画像表示制御回路6の動作により、画像分割を行う場合、画像分割信号がLowのときには、ゲート回路59は時間軸誤差情報Eoutを出力し、画像分割信号がHighのときには時間軸誤差情報Eoutはマスクされ0あるいは1に固定される。読み出し制御回路55から出力される読み出しアドレスによって順次読み出されたデータと、ゲート回路59から出力された時間軸誤差情報Eoutとが、補間回路57に入力される。補間回路57は上記したような補間信号を出力する。
【0043】
ここで補間回路57の一構成例を第10図に示す。10a,10bは入力端子であり、10aはフリップフロップ70とセレクタ77で処理が行なわれる映像信号を入力する。10bは時間軸誤差処理回路83で使われる時間軸誤差情報を入力する。10cは出力端子であり、加算回路82の出力である補間された映像信号を出力する。70,71,72,73,74,75,76はフリップフロップである。85はシフトレジスタであり、フリップフロップ70,71,72,73,74,75,76で構成される。77はセレクタであり、シフトレジスタ85の連続する4つの出力を1組とし、5組のデータを時間軸誤差処理回路83の出力により選択する。78,79,80,81は乗算器であり、セレクタ77の出力と係数発生器84の出力を乗算する。82は加算回路であり、乗算器78,79,80,81の出力を加算する。83は時間軸誤差処理回路であり、時間軸誤差情報Eoutから1クロック単位の誤差情報と、1クロック以下の誤差情報とを出力する。84は係数発生器であり、時間軸誤差処理回路83からの1クロック以下の時間軸誤差情報から乗算器78,79,80,81に与える補間係数を生成する。以上が補間回路57の内部構成である。
【0044】
次に、補間回路57の動作を、その内部構成に即して説明する。
メモリ56から入力された信号は、シフトレジスタ85に入力され、このシフトレジスタ85の4クロック分のデータを1組として、5組のデータがセレクタ77に入力される。この5組のデータは、時間軸誤差処理回路83の出力である1クロック単位の誤差情報に応じて選択される。係数発生器84は時間軸誤差処理回路83のもう一方の出力である1クロック以下の誤差情報をもとに補間係数を生成し、セレクタ77で選択された4クロック分のデータと、乗算器78〜81で乗算される。加算回路82は乗算器78〜81の出力の和をとり、補間回路57の出力として端子10cから出力される。
【0045】
以後の動作は再び図8によって説明を行う。上記した補間回路57の動作により、補間回路57から出力された信号は基準の時間軸を有する信号となる。補間回路57の出力は、D/A変換器58に入力され、13.5MHzのクロックでアナログ信号に変換され、時間軸変動の補正された映像信号として、端子8bから出力される。
【0046】
このような本実施の形態3による画像分割表示装置においては、HSあるいはVS基準で動作するカウンタ、及び該カウンタの出力をデコードするデコード回路を用いて、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号を一定時間間隔のクロックで標本化された信号から時間軸変動を検出し、同一のクロック上で補間手段を用いて時間軸変動を補正する時間軸誤差補正装置に適用することにより、画像の半分に時間軸誤差を補正された処理画像を、もう半分に未補正の画像を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、時間軸補正処理の性能比較を行うことができる。
【0047】
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。8aは上記実施の形態3で説明した入力端子である。8bは上記実施の形態3で説明した出力端子である。1d,1e,1fは上記実施の形態1で説明した入力端子である。50は上記実施の形態3で説明した基準信号発生回路である。90は分周回路であり、基準信号発生回路50から出力されたクロックを1/2分周したクロックを出力する。51はA/D変換器であり、端子8aから入力されたアナログ映像信号を前記1/2分周クロックでデジタル信号に変換する。52は本実施の形態3で説明した同期信号検出回路である。53は本実施の形態3で説明した時間軸誤差検出回路である。54は本実施の形態3で説明した書き込み制御回路である。55は読み出し制御回路であり、前記1/2分周クロックをフリーランで分周した信号を基準とした読み出しアドレスを生成する。56は上記実施の形態3で説明したメモリである。91は固定位置補間回路であり、メモリ56の出力を前記クロックでオーバーサンプリングする。92は可変位置補間回路であり、固定位置補間回路91の出力を、ゲート回路59の出力である時間軸誤差情報に基づき補間する。93は間引き回路であり、可変位置補間回路92の出力を1/2に間引く。58はD/A変換器であり、間引き回路93の出力を前記1/2分周クロックでアナログ信号に変換する。59は上記実施の形態3で説明したゲート回路である。6は上記実施の形態1で説明した画像表示制御回路である。このように構成される本実施の形態4による画像分割表示装置の動作を以下に説明する。
【0048】
説明を簡単にするため、入力されるアナログ映像信号はNTSC方式であるとし、基準信号発生回路50から出力される一定時間間隔のクロック周波数は27MHzとし、このとき分周回路90から出力される1/2分周クロックは13.5MHzとなる。
【0049】
図11は、映像信号および水平同期信号を表す波形図と、メモリ56の構成を示したブロック図である。A/D変換器51は図11(a)に示したアナログ映像信号を13.5MHzのクロックでデジタル信号に変換する。変換されたデジタル映像信号は、メモリ56と、同期信号検出回路52と、時間軸誤差検出回路53とに入力される。同期信号検出回路52は映像信号の同期部分を検出し、図11(b)に示すような同期検出信号を出力する。書き込み制御回路54は同期検出信号が検出されたときに書き込みアドレスリセットする。メモリ56は例えば第11図(c)に示すような1H+αの容量を持つ3本のラインメモリで構成されるとする。なお、1Hの容量は13.5MHzのクロックでは858サンプル分の容量を表す。ラインメモリの先頭アドレスがそれぞれ、0000,1000,2000とし、現在1本目のラインメモリに書き込みを行っている場合、次の同期検出信号が検出されると書き込みアドレスはリセットされ、2本目のラインメモリの先頭アドレスに移る。このようにして、同期検出信号が検出される度に書き込みアドレスはリセットされ、3本のラインメモリの先頭アドレスに順に移っていく動作を行う。
【0050】
以後の動作は、再び図13によって説明を行う。上記した書き込み制御回路54の動作により、水平同期信号基準で映像信号がメモリ56に1ライン毎に順次書き込まれていく。読み出し制御回路55は13.5MHzのクロックをフリーランで1/858分周した基準信号で読み出しアドレスを生成する。すなわち、メモリ56の3本のラインメモリに書き込まれたデータを858サンプルずつ順次読み出す動作を行う。上記実施の形態3で説明した時間軸誤差検出回路53の動作により、時間軸誤差情報Eoutが検出される。上記実施の形態1で説明した画像表示制御回路6の動作により、画像分割を行う場合、画像分割信号がLowのときにはゲート回路59は時間軸誤差情報Eoutを出力し、画像分割信号がHighのときには時間軸誤差情報Eoutはマスクされ0あるいは1に固定される。読み出し制御回路55から出力される読み出しアドレスによって順次読み出されたデータは固定位置補間回路91によって、27MHzのクロックにより2倍の周波数にオーバーサンプリングされる。そしてオーバーサンプリングされたデータと、ゲート回路59から出力された時間軸誤差情報Eoutが、可変位置補間回路92に入力される。可変位置補間回路92は上記したような補間信号を出力する。ここで可変位置補間回路92の一構成例を第14図に示す。14a,14bは入力端子であり、14aはフリップフロップ100とセレクタ107で使われる映像信号を入力する。14bは時間軸誤差処理回路112で使われる時間軸誤差情報を入力する。14cは出力端子であり、加算回路111の出力である補間された映像信号が出力される。100,101,102,103,104,105,106はフリップフロップである。114はシフトレジスタであり、フリップフロップ100,101,102,103,104,105,106で構成される。107はセレクタであり、シフトレジスタ114の連続する3つの出力を1組とし、6組のデータを時間軸誤差処理回路112の出力により選択する。108,109,110は乗算器であり、セレクタ107の出力と係数発生器113の出力とを乗算する。111は加算回路であり、乗算器108,109,110の出力を加算する。112は時間軸誤差処理回路であり、時間軸誤差情報Eoutから1クロック単位の誤差情報と1クロック以下の誤差情報とを出力する。113は係数発生器であり、時間軸誤差処理回路112からの1クロック以下の時間軸誤差情報から乗算器108,109,110に与える補間係数を生成する。以上が、可変位置補間回路92の内部構成である。
【0051】
次に、可変位置補間回路92の動作を内部構成に即して説明する。
固定位置補間回路91から入力された信号はシフトレジスタ114に入力され、このシフトレジスタ114の3クロック分のデータを1組として、6組のデータがセレクタ107に入力される。この6組のデータは時間軸誤差処理回路112の出力である1クロック単位の誤差情報に応じて選択される。係数発生器113は時間軸誤差処理回路112のもう一方の出力である1クロック以下の誤差情報をもとに補間係数を生成し、セレクタ107で選択された3クロック分のデータと、乗算器108〜110で乗算される。加算回路111は乗算器108〜110の出力の和をとり、可変位置補間回路92の出力として端子14cから出力される。以後の動作は、再び図3によって説明を行う。上記した可変位置補間回路92の動作により、可変位置補間回路92から出力された信号は基準の時間軸を有する信号となる。可変位置補間回路92の出力はD/A変換器58に入力され、13.5MHzのクロックでアナログ信号に変換され、時間軸変動の補正された映像信号として端子8bから出力される。
【0052】
このような本実施の形態4による画像分割表示装置においては、HSあるいはVS基準で動作するカウンタ、及び該カウンタの出力をデコードするデコード回路を用いて、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号を一定時間間隔のクロックで標本化された信号から時間軸変動を検出し、オーバーサンプリングでフィルタのタップ数を減らし、回路規模を削減した補間手段を用いて時間軸変動を補正する時間軸誤差補正装置に適用することにより、画像の半分に時間軸誤差を補正された処理画像を、もう半分に未補正の画像を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、時間軸補正処理の性能比較を行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の画像分割表示装置によれば、映像信号のフレーム相関を利用したくし形フィルタにより、コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力するとともに、フレーム間での映像信号の動きの有無を検出し、動き検出信号として出力する3次元色信号分離回路と、映像信号のライン相関を利用したくし形フィルタにより、前記コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力する2次元色信号分離回路と、前記コンポジットビデオ信号を、前記3次元色信号分離回路および前記2次元色信号分離回路での処理に要した処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記動き検出信号をマスクするゲート回路と、前記動き検出信号が前記ゲート回路でマスクされた期間には、前記2次元色信号分離回路の出力を選択し、それ以外の期間には、前記動き検出信号の出力に応じて前記3次元色信号分離回路の出力と、前記2次元色信号分離回路の出力のいずれかを適応的に選択する選択回路と、前記遅延調整回路の出力から、前記選択回路の出力を減算する減算回路とを備えたものとしたので、HSあるいはVS基準で動作するカウンタとデコード回路との組み合わせにより、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号と動き検出信号の論理和をとるだけで、画像の半分に動き適応型3次元Y/C分離処理の出力を、もう半分に2次元Y/C分離処理の出力を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、Y/C分離処理の性能比較を行うことができる。
【0054】
請求項2に記載の画像分割表示装置によれば、請求項1記載の画像分割表示装置において、前記画像表示制御回路は、水平同期信号基準でカウントを行うHカウンタと、前記Hカウンタの出力をデコードし、水平方向の画像分割信号を生成する第1のデコード回路と、垂直同期信号基準でカウントを行うVカウンタと、前記Vカウンタの出力をデコードし、垂直方向の画像分割信号を生成する第2のデコード回路と、前記第1のデコード回路の出力と、前記第2のデコード回路の出力のいずれかを第1のモード信号に応じて選択する選択回路と、前記選択回路の出力と、第2のモード信号とで論理演算を行い、マスク信号として出力するゲート回路とを備えたものとしたので、HSあるいはVS基準で動作するカウンタとデコード回路との組み合わせにより、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号と動き検出信号の論理和をとるだけで、画像の半分に動き適応型3次元Y/C分離処理の出力を、もう半分に2次元Y/C分離処理の出力を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、Y/C分離処理の性能比較を行うことができる。
【0055】
請求項3に記載の画像分割表示装置によれば、映像信号のライン相関あるいはフレーム相関を利用して、入力された映像信号からノイズ成分を検出し、そのノイズ除去を行うNR回路と、前記映像信号を、前記NR回路による処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時には、前記ノイズリダクション回路の出力を、分割の無効を示す時には、前記遅延調整回路の出力を選択する選択回路とを備えたものとしたので、HSあるいはVS基準で動作するカウンタとデコード回路の組み合わせにより、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号で、画像の半分にノイズ除去された処理画像を、もう半分に原画像を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、NR処理の性能比較を行うことができる。
【0056】
請求項4に記載の画像分割表示装置によれば、同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、前記メモリの出力のデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する補間回路と、前記補間回路の出力を前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えたものとしたので、HSあるいはVS基準で動作するカウンタとデコード回路との組み合わせにより、画像分割信号を容易に生成できる。そしてこの画像分割信号を一定時間間隔のクロックで標本化された信号から時間軸変動を検出し、同一のクロック上で補間手段を用いて時間軸変動を補正する時間軸誤差補正装置に適用することにより、画像の半分に時間軸誤差を補正された処理画像を、もう半分に未補正の画像を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、時間軸補正処理の性能比較を行うことができる。
【0057】
請求項5に記載の画像分割表示装置によれば、同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、前記メモリの出力のデジタル信号を、前記標本化周波数の整数倍の周波数にオーバーサンプリングする固定位置補間回路と、前記固定位置補間回路によりオーバーサンプリングされたデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する可変位置補間回路と、前記可変位置補間回路からのデジタル信号に対して、その標本化周波数がA/D変換器と同じとなるように信号を間引く間引き回路と、前記間引き回路の出力を前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えたものとしたので、HSあるいはVS基準で動作するカウンタとデコード回路との組み合わせにより、画像分割信号を容易に生成することができる。そしてこの画像分割信号を一定時間間隔のクロックで標本化された信号から時間軸変動を検出し、オーバーサンプリングでフィルタのタップ数を減らし、回路規模を削減した補間手段を用いて時間軸変動を補正する時間軸誤差補正装置に適用することにより、画像の半分に時間軸誤差を補正された処理画像を、もう半分に未補正の画像を、表示することができるため、画像を切り替えることなく、時間軸補正処理の性能比較を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による画像分割表示装置における、3次元色信号分離回路1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1による画像分割表示装置における、2次元色信号分離回路2の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1による画像分割表示装置における、画像表示制御回路6の内部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1による画像分割表示装置における、画像表示制御回路6により画像分割された状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2による画像分割表示装置における、NR回路40の内部構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3による画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3による画像分割表示装置における、時間軸誤差検出回路53の内部構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態3による画像分割表示装置における、補間回路57の内部構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3による画像分割表示装置における、A/D変換器51に入力されるアナログ映像信号の波形、同期信号検出回路53から出力される同期検出信号の波形、およびメモリ56の内部構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3による画像分割表示装置における、時間軸誤差検出回路53の内部動作を説明する水平同期信号部分のサンプリングの状態を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態4による、画像分割表示装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態4による画像分割表示装置における、可変位置補間回路92の内部構成を示す図である。
【図15】従来技術による画像信号復号器の検査装置の構成を示す図である。
【図16】従来技術による画像信号復号器の検査装置の動作を説明するための画像の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 3次元色信号分離回路
2 2次元色信号分離回路
3,29,34,42 選択回路
4,41 遅延調整回路
5,15,16,20,26,27,43,45 減算回路
6 画像表示制御回路
7,35,59 ゲート回路
10,11 フレームメモリ
12,13,14 低域通過フィルタ(LPF)
17,18 比較回路
19 動き判定回路
21,22 ラインメモリ
23,24,25 帯域通過フィルタ(LPF)
28 相関検出回路
30 Hカウンタ
31 Vカウンタ
32,33 デコード回路
40 NR回路
41 遅延調整回路
44 遅延回路
46 係数回路
50 基準信号発生回路
51 A/D変換器
52 同期信号検出回路
53 時間軸誤差検出回路
54 書き込み制御回路
55 読み出し制御回路
56 メモリ
57,122 補間回路
58 D/A変換器
60 時間軸誤差演算回路
61,68,71〜76,100〜106,128 フリップフロップ
63 ベロシティエラー検出回路
64,129 カウンタ
66 除算器
67,69 加算器
77,107 セレクタ
78〜81,108〜110 乗算器
82,111 加算回路
83,112 時間軸誤差処理回路
84,113 係数発生器
85,114 シフトレジスタ
90 分周回路
91 固定位置補間回路
92 可変位置補間回路
93 間引き回路
120,124 遅延器
121,125,123,126 選択器

Claims (5)

  1. 映像信号のフレーム相関を利用したくし形フィルタにより、コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力するとともに、フレーム間での映像信号の動きの有無を検出し、動き検出信号として出力する3次元色信号分離回路と、
    映像信号のライン相関を利用したくし形フィルタにより、前記コンポジットビデオ信号から色信号を分離して出力する2次元色信号分離回路と、
    前記コンポジットビデオ信号を、前記3次元色信号分離回路および前記2次元色信号分離回路での処理に要した処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、
    水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、
    前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記動き検出信号をマスクするゲート回路と、
    前記動き検出信号が前記ゲート回路でマスクされた期間には、前記2次元色信号分離回路の出力を選択し、それ以外の期間には、前記動き検出信号の出力に応じて前記3次元色信号分離回路の出力と、前記2次元色信号分離回路の出力のいずれかを適応的に選択する選択回路と、
    前記遅延調整回路の出力から、前記選択回路の出力を減算する減算回路とを備えた、
    ことを特徴とする画像分割表示装置。
  2. 請求項1記載の画像分割表示装置において、
    前記画像表示制御回路は、
    水平同期信号基準でカウントを行うHカウンタと、
    前記Hカウンタの出力をデコードし、水平方向の画像分割信号を生成する第1のデコード回路と、
    垂直同期信号基準でカウントを行うVカウンタと、
    前記Vカウンタの出力をデコードし、垂直方向の画像分割信号を生成する第2のデコード回路と、
    前記第1のデコード回路の出力と、前記第2のデコード回路の出力のいずれかを第1のモード信号に応じて選択する選択回路と、
    前記選択回路の出力と、第2のモード信号とで論理演算を行い、マスク信号として出力するゲート回路とを備えた、
    ことを特徴とする画像分割表示装置。
  3. 映像信号のライン相関あるいはフレーム相関を利用して、入力された映像信号からノイズ成分を検出し、そのノイズ除去を行うノイズリダクション回路と、
    前記映像信号を、前記ノイズリダクション回路による処理時間分、遅延させる遅延調整回路と、
    水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、
    前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時には、前記ノイズリダクション回路の出力を、分割の無効を示す時には、前記遅延調整回路の出力を選択する選択回路とを備えた、
    ことを特徴とする画像分割表示装置。
  4. 同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、
    前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、
    前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、
    水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、
    前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、
    前記メモリの出力のデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する補間回路と、
    前記補間回路の出力を、前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えた、
    ことを特徴とする画像分割表示装置。
  5. 同期信号を有するアナログ信号を一定の時間間隔の標本化周波数で標本化してデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器からのデジタル信号を蓄える複数の縦列したラインメモリから成るメモリと、
    前記A/D変換器からのデジタル信号中の同期信号が検出されるごとに、前記メモリの各縦列ラインメモリの先頭番地より書き込みが始まるように、前記書き込みを制御する書き込み制御回路と、
    前記A/D変換器からのデジタル信号の時間軸誤差を検出し、時間軸誤差情報として出力する時間軸誤差検出回路と、
    水平同期信号と垂直同期信号とを基準として、表示画像を任意に分割する制御信号を生成し、モード選択信号により分割方向の選択と、分割の有効、無効の選択とを行う画像表示制御回路と、
    前記画像表示制御回路の出力が分割の有効を示す時に、前記時間軸誤差検出回路の出力をマスクするゲート回路と、
    前記メモリの出力のデジタル信号を、前記標本化周波数の整数倍の周波数にオーバーサンプリングする固定位置補間回路と、
    前記固定位置補間回路によりオーバーサンプリングされたデジタル信号に対して、前記ゲート回路が前記時間軸誤差検出回路の出力を出力している時のみ時間軸誤差情報に基づいて信号を補間し、基準の時間軸を有するデジタル信号として出力する可変位置補間回路と、
    前記可変位置補間回路からのデジタル信号に対して、その標本化周波数がA/D変換器と同じとなるように信号を間引く間引き回路と、
    前記間引き回路の出力を前記標本化周波数でアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えた、
    ことを特徴とする画像分割表示装置。
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