JP2004119253A - 端子金具 - Google Patents

端子金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2004119253A
JP2004119253A JP2002282659A JP2002282659A JP2004119253A JP 2004119253 A JP2004119253 A JP 2004119253A JP 2002282659 A JP2002282659 A JP 2002282659A JP 2002282659 A JP2002282659 A JP 2002282659A JP 2004119253 A JP2004119253 A JP 2004119253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
arm pieces
terminal fitting
electric wire
pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002282659A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kobayashi
小林 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002282659A priority Critical patent/JP2004119253A/ja
Publication of JP2004119253A publication Critical patent/JP2004119253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電線の並び方向に関する幅寸法を短く形成することが可能な端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具10は、一枚の導電性の金属板片60から折り曲げ形成されるものであり、並んで延出される一対のアーム片11を有する電線挟持部12と、この電線挟持部12の延出方向に沿って延出される端子接続部13とを備える。両アーム片11の電線挟持面17は、常には板厚方向で密着状態に対面しており、芯線22を挟んだときには外側に撓み変形しつつその芯線22を挟圧保持する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のアーム片の間に電線を挟むことで電気的接続をとるようにした端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の端子金具としては、図16に示す特許文献1記載の端子金具1が知られている。このものは、一枚の導電性の金属板片に打ち抜き加工と折り曲げ加工を施して形成されており、板幅方向で対面して配される一対のアーム片2と、各アーム片2の基端をつなぐ連結部3と、連結部3の中央部よりアーム片2の延出方向と逆向きに延出される端子接続部4とからなる。そして、各アーム片2は、全体としてL字状をなすよう中央部にて屈曲しており、図示左前側に延出される部分は、その間に形成される隙間に電線の芯線を差し込み、これを挟持することで電気的接続をとる電線挟持部5となっている。また、端子接続部4は、図示しない相手側の端子金具に接続可能となっている。
この種の端子金具1は、図17に示すように、複数の電線6を整列配置する際に各電線6に対応するよう一定のピッチを置いて配設されるものであり、このピッチ内には絶縁のための絶縁壁7が介設されることがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−17501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては、両アーム片2が板幅方向で対向する構成をとっており、しかも両アーム片2が幅広に形成されているため、端子金具1全体の幅寸法が長くなってしまう懸念がある。ところで、一定範囲に所定数の電線6を整列させようとすると、端子金具1間のピッチを狭く設定する必要があるが、上記のような幅寸法の長い端子金具1を用いる場合にはピッチ内に設けられる絶縁壁7の壁厚L(図17参照)を薄くしなければならず、ひいては絶縁壁7の成形を困難なものとする。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的とするところは、電線の並び方向に関する幅寸法を短く形成することが可能な端子金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、導電性の金属板片から折り曲げ形成されるものであり、電線を一対のアーム片の間に弾性的に挟むことで電気的接続をとる電線挟持部と、この電線挟持部の延出方向に延出され、相手側の端子金具に接続可能な端子接続部とを備える端子金具であって、両アーム片の電線挟持面は、板厚方向で対面して形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両アーム片は、その延出方向に沿った折り目を境として折り重ねて形成されており、前記端子接続部の端子接触面は、前記折り目部分の外側において前記両アーム片と連続して形成されていることころに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両アーム片は、これら両アーム片の基板の長さ方向に関する中央部を折り目として折り重ねて形成され、前記端子接続部の端子接触面は、相互に面一をなす前記両アーム片の板幅方向に関する端縁によって形成されていることころに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1に記載のものにおいて、両アーム片の基板の一端に対称形状の斜めの折り目を設け、この折り目を境として内向きに突き合わせることで前記両アーム片が形成されており、前記端子接続部の端子接触面は、前記基板の他端において前記両アーム片が形成される側とは反対側に形成されているところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記端子接続部と連続する基部を有し、この基部からは板厚方向で対向しつつ延出される一対の支持片が形成されており、各支持片の延出方向に関する先端よりその延出方向と直交する方向に前記両アーム片が立ち上がり形成されているところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
端子金具は、複数の電線を整列配置させる際に各電線に対応してピッチを置いて配設される。この場合において、端子金具の両アーム片は、板厚方向で対面した状態から電線を挟持するため、板幅方向で挟持するのと比べて、電線の並び方向に関する幅寸法を短く設定することができる。また、端子接続部も、電線挟持部の延出方向に延出されるため、本発明の端子金具は、全体として電線の並び方向に関する幅寸法を短く設定することができる。その結果、端子金具間のピッチを広くとることが可能となるため、ピッチ内に所定の壁厚の絶縁壁を介設することができる。
【0012】
<請求項2の発明>
端子接続部の端子接触面は、折り目部分の外側において両アーム片と連続して形成されて破断面とならないため、表面に施されるメッキが剥がれ落ちたりするのを回避できる。
【0013】
<請求項3の発明>
端子接続部の端子接触面は、相互に面一をなす両アーム片の幅方向に関する端縁に形成されているため、相手側の端子金具に面当りすることができ、もって接触信頼性を高めることができる。
【0014】
<請求項4の発明>
端子接続部の端子接触面は、基板の他端において両アーム片が形成される側とは反対側に形成されており、平面で且つ破断面とならない面として構成することが可能となるため、表面に施されるメッキの剥がれ落ちを回避できるとともに、接触信頼性を高めることができる。
【0015】
<請求項5の発明>
両アーム片は、一対の支持片の先端部よりその支持片の延出方向と直交する方向に立ち上がり形成されており、電線挟持面の間に電線を差し入れたときには基部を回動支点軸として回動する。この際、両アーム片の延出方向と回動支点軸とが平行関係にあるため、両アーム片の延出方向に関して電線の差し込み深さにばらつきがあっても、その差し込み深さに関わりなく両アーム片の拡開変形量がほぼ一定となる。したがって、両アーム片は、電線の差し込み深さとは無関係に、電線を所望のクランプ力でもって挟持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図10によって説明する。
本実施形態の端子金具10は、フラットケーブル20の端末に接続して用いられるプラグ側コネクタ30(以下、プラグという)に装着されるものであり、プラグ30は、回路基板40上に取り付けられた図8に示すリセプタクル側コネクタ50(以下、リセプタクルという)と嵌合されるようになっている。
フラットケーブル20は、図3に示すように、複数本のシールド電線21を固定したものであり、その端末からは各シールド電線21の芯線22が露出されて一定ピッチで並列に突出されている。また、芯線22よりも基端側には、各芯線22の周囲を覆う全てのシールド層(図示せず)が帯板状の短絡板23によって短絡された状態で固定されている。この短絡板23は、リセプタクル50側の図示しないアース用端子に接続されるものである。さらに、芯線22の先端部同士は整列シート24により所定ピッチに保持されている。
プラグ30は、図6に示すように、フラットケーブル20の各シールド電線21に対応した複数の端子金具10が装着される本体部31と、これに開閉可能に組み付けられる蓋部(図示せず)とからなる。さらに、本体部31は、リセプタクル側と嵌合可能な嵌合部32と、この上端に一体に連設されるケーブル接続部35とを備えており、これらの部位が導電性金属板よりなる基部側シェルと、これに一体化された合成樹脂製の基部側ハウジングとから構成されている。
【0017】
嵌合部32の内部には、上下に開口した端子装着孔33が複数形成され、各端子装着孔33には端子金具10が装着可能とされている。端子装着孔33は、前後2列となって左右に一定ピッチで並んで設けられ、前側と後側とで端子金具10が互いに前後逆向きに装着される。また、図2に示すように、前側の端子装着孔33と後側の端子装着孔33とは前後にずれた千鳥配置となっている。さらに、端子装着孔33の孔壁には、図4に示すように、端子金具10の後述する係止爪16を嵌め込んで端子金具10を抜け止め状態で係止する係止凹部34が設けられている。
一方、リセプタクル50は、図8に示す合成樹脂製のリセプタクル側ハウジング51と、複数のリセプタクル側端子金具52(本発明の「相手側の端子金具」に相当)とを備えている。リセプタクル側ハウジング51は、上面が開放された筒状嵌合部52を有しており、回路基板40上に固定されている。筒状嵌合部52には、リセプタクル側端子金具53が前側と後側との2列に分かれ、上記した端子装着孔33に対応位置して一定ピッチで取り付けられている。リセプタクル側端子金具53は、導電性の金属板片からなり、その一端に形成された基板接続部54が筒状嵌合部52の底部から外方に水平に延出され、半田付けにて回路基板40上の回路に接続されている。リセプタクル側端子金具53のもう一方の端部には弾性接触片55が形成され、筒状嵌合部52の内側に立設されている。
【0018】
さて、端子金具10は、一枚の導電性の金属板片から折り曲げ加工されるものであり、図9の(A)、(B)に示すように、芯線22を一対のアーム片11の間に弾性的に挟むことで電気的接続をとる電線挟持部12と、この電線挟持部12の延出方向に沿って延出されてリセプタクル側端子金具53と接続可能な端子接続部13とを備えている。
両アーム片11は、板厚方向で対向しつつ上下に延出されている。両アーム片11の対向面は電線挟持面17を構成しており、この電線挟持面17は、常には板厚方向で密着状態に対面するよう形成されている。両アーム片11の先端において電線挟持面17と連続する部分は、互いに離間する方向に開く電線20の誘い込み面14となっている。
【0019】
一方、端子接続部13は、両アーム片11の基端側の板幅方向に関する端縁につながって両アーム片11の長さ方向に沿って設けられている。また、端子接続部13は、後述する両アーム片11を折り重ねて形成する際の折り返し部分に相当し、その外側面は、両アーム片11の外側面と面一で連続するとともに、折り返しによってその折り返し端縁がアール状をなしている。この端子接続部13のアール状をなす面は、リセプタクル側端子金具53と接続可能な端子接触面15を構成し、ここには金メッキ等のメッキが施される(図中網掛けを施した部分)。端子金具10において左右の外側面の対向位置には、前記係止凹部34に嵌合可能な係止爪16が切り起こしによって形成されている。
【0020】
端子金具10を製造するには、まず図10に示す端子金具10の展開形状をなす金属板片としての基板60を打ち抜きによって形成するとともに、係止爪16を切り起こしによって形成しておく。基板60は、中央部において長さ方向に延びる折り目61を間に左右対称に形成されており、この折り目61を境として折り重ねることにより、電線挟持面17を密着状態で対面させて両アーム片11を形成している。このように端子金具10は、打ち抜き加工後に一回の折り曲げ加工を経るだけで簡単に製造できるものである。
【0021】
次にプラグ30を組み付けるには、まず端子金具10を嵌合部32の内部に形成された端子装着孔33に下方から挿入する。端子金具10が正規の挿入位置に至ると、係止爪16が係止凹部34に嵌まり込んで端子金具10が抜け止め状態で係止される。続いて、ケーブル接続部35へ上方からフラットケーブル20の端末を設置し、各シールド電線21の芯線22を対応する端子金具10における一対のアーム片11間に差し入れる。このとき、両アーム片11は外側に弾性的に撓み変形しつつ板厚方向で芯線22を挟圧保持する。そして、ケーブル接続部35に対して上方から図示しない蓋部を覆い被せる。
【0022】
次に、図8に示すように、プラグ30の嵌合部43をリセプタクル50の筒状嵌合部52へ嵌入する。これにより、前側、後側のリセプタクル側端子金具53の弾性接触片55が端子金具10の端子接続部13に弾性的に接触して、フラットケーブル20における各シールド電線21の芯線22が回路基板40上の回路に電気的に接続される。
【0023】
本実施形態によれば、電線挟持部12における両アーム片11の電線挟持面17が板厚方向で対面した状態に形成されているため、図16の従来図が示すような板幅方向で対面するのと異なり、芯線22の並び方向に関するアーム片11の幅寸法L1(図5参照)を短く設定することができる。また、端子接続部13は、折り曲げ加工する際の折り返し部分に形成されており、かくして端子金具10全体が芯線22の並び方向に関する幅寸法を短く設定できる。なお、本実施形態では、端子金具10の挟ピッチ化が図られているため、仮に端子金具10間に絶縁壁を介設するような場合であっても、その端子金具10間の間隔を広く空けることが可能となり、絶縁壁の壁厚を薄くしなくて済む。
【0024】
また、端子接続部13の端子接触面15は、折り目部分の外側において両アーム片11と連続して形成されることで破断面とならず、加えて端子接触面15が曲面で形成されているため、表面に施される金メッキ等のメッキが剥がれ落ちたりするのを回避できる。
【0025】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図11及び図12によって説明する。第2実施形態では、端子接続部13Aの構造が第1実施形態と異なるが、その他は第1実施形態とほぼ同様であり、同一の形状、構造を示す部分は同一符号を付すこととし、同一の作用効果を奏するところは説明を省略する。
第2実施形態に係る端子金具10Aは、その展開形状をなす図12に示す基板60A(導電性の金属板片)を折り曲げ加工することで形成される。この基板60Aは、帯状に延出されており、その長さ方向に関する中央部を折り目61Aとし、その折り目61Aを間に対称関係にある。そして、両アーム片11は、折り目61Aを境として、板幅方向に関する端縁が相互に面一をなすよう折り重ねることで形成される。両アーム片11の基端側における一方の端縁は、両アーム片11の延出方向に沿って張り出しており、この張り出し部分で端子接続部13Aを形成している。端子接続部13Aの端子接触面15Aは、両アーム片11の張り出し部分のうち相互に面一をなす端縁によって形成され、第1実施形態の端子接触面15がアール面となるのと異なり、平面となっている。なお、図中符号80は、両アーム片11の開き止めを行うためのリベットである。
【0026】
このように、第2実施形態における端子接続部13Aの端子接触面15Aは、相互に面一をなす平面として形成されるため、リセプタクル側端子金具53の弾性接触片55が面当りすることができ、もって接触信頼性を高めることができる。
【0027】
<第3実施形態>
図13及び図14は本発明の第3実施形態を示す。第1実施形態と同一の形状、構造を示す部分は同一符号を付すこととし、同一の作用効果を奏するところは説明を省略する。
第3実施形態の端子金具10Bは、その展開形状をなす図14に示す基板60B(導電性の金属板片)を折り曲げ加工することで形成される。第3実施形態では、電線挟持部12と端子接続部13Bとの間に連結部70を介在させている。
この連結部70の一面側には電線挟持部12のうち両アーム片11を除いた残余の部分が密着状態で折り重なるとともに、他面側には端子接続部13Bが密着状態で折り重なっており、全体として断面S字状をなしている。基板60Bの長さ方向に関する中央部は、連結部70を形成するための領域Sとなり、この領域Sの両端に設けられた折り目62を境として折り重ねることで、連結部70、端子接続部13B、電線挟持部12の夫々を形成している。
【0028】
また、基板60Bの一端側は電線挟持部12を形成するための領域S1であり、この領域S1には基板60Bの両側縁に向けて下り勾配となる左右一対で対称形状の斜めの折り目61Bが設けられており、この折り目61Bを境として基板60Bを内向きに突き合わせることで両アーム片11が対面状に形成される。一方、基板60Bの他端側は端子接続部13Bを形成するための領域S2であり、この領域S2の一面側を端子接触面15Bとしてある。この端子接触面15Bは、折り曲げ加工後には両アーム片11が形成される側と反対側を向くように形成される。
【0029】
これにより、第3実施形態における端子接続部13Bの端子接触面15Bは、平面且つ破断面でない面として構成されるため、表面に施されるメッキの剥がれ落ちを回避できるとともに、接触信頼性を高めることができる。また、連結部70を介して電線挟持部12と端子接続部16とが折り重なって形成されるため、端子金具10B全体の低背化の要求に適っている。
【0030】
<第4実施形態>
図15は、本発明の第4実施形態を示す。第1実施形態と同一の形状、構造を示す部分は同一符号を付すこととし、同一の作用効果を奏するところは説明を省略する。
第4実施形態の端子金具10Eは、端子接続部13と連続するとともに、端子接続部13との間で全体としてL字状をなすよう水平に延出される基部18と、その基部18の延出方向に関する先端にて折り返されて、板厚方向で対向しつつ基部18の延出方向とは逆向きに延出される一対の支持片19とを備えている。
基部18の延出方向に関する先端には、くびれ部18Aを介して左右に幅広の基部本体18Bがほぼ垂直に立ち上がり形成されている。一対の支持片19は、この基部本体18Bの左右両端の夫々から延出されており、延出方向の先端側に行くにつれて互いに接近し、且つその先端にて板厚方向で密着状態に対向するよう形成されている。両支持片19の先端は、端子接続部13のほぼ上方に位置しており、この先端より端子接続部13の延出方向に、すなわち支持片19の延出方向と直交する方向に、両アーム片11が立ち上がり形成される。これにより、両アーム片11は、芯線22を差し入れたときに基部本体18Bの延出方向に沿う軸を回動支点軸Kとして回動可能となる。
【0031】
第4実施形態によれば、両アーム片11の延出方向と基部本体18Bにおける回動支点軸Kとが平行関係にあるため、両アーム片11の延出方向に関する芯線22の差し込み深さにばらつきがあっても、その差し込み深さに関わりなく両アーム片11の拡開変形量がほぼ一定となる。したがって、両アーム片11は、芯線22の差し込み深さとは無関係に、芯線22を所望のクランプ力でもって挟持することができる。
【0032】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、フラットケーブルの端末に接続される端子金具を示したが、本発明は、フラットケーブル以外の電線に接続されるものにも適用できる。
(2)第3実施形態においては、連結部が無く、電線挟持部と端子接続部とが連続する態様であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態においてプラグにフラットケーブルを組み付けた状態を示す平面図
【図2】プラグにフラットケーブルを組み付ける前の状態を示す拡大平面図
【図3】プラグにフラットケーブルを組み付けた状態を示す拡大平面図
【図4】フラットケーブルを組み付ける前のプラグを示す拡大断面図
【図5】フラットケーブルを組み付けた状態のプラグを示す拡大断面図
【図6】フラットケーブルを組み付ける前のプラグを示す側断面図
【図7】フラットケーブルを組み付けた状態のプラグを示す側断面図
【図8】プラグとリセプタクルとの嵌合状態を示す側断面図
【図9】(A)端子金具の斜視図
(B)電線挟持部に芯線を接続した状態を示す斜視図
【図10】第1実施形態の端子金具の展開形状をなす基板の平面図
【図11】(A)第2実施形態の端子金具の斜視図
(B)電線挟持部に芯線を接続した状態を示す斜視図
【図12】第2実施形態の端子金具の展開形状をなす基板の平面図
【図13】(A)第3実施形態の端子金具の斜視図
(B)電線挟持部に芯線を接続した状態を示す斜視図
【図14】第3実施形態の端子金具の展開形状をなす基板の平面図
【図15】(A)第4実施形態の端子金具の斜視図
(B)電線挟持部に芯線を接続した状態を示す斜視図
【図16】従来の端子金具の斜視図
【図17】両アーム片が電線を挟持した状態を示す平面図
【符号の説明】
10、10A、10B、10E…端子金具
11…アーム片
12…電線挟持部
13、13A、13B…端子接続部
15、15A、15B…端子接触面
17…電線挟持面
18…基部
19…支持片
22…芯線
61、61A、61B…折り目

Claims (5)

  1. 導電性の金属板片から折り曲げ形成されるものであり、
    電線を一対のアーム片の間に弾性的に挟むことで電気的接続をとる電線挟持部と、この電線挟持部の延出方向に延出され、相手側の端子金具に接続可能な端子接続部とを備える端子金具であって、
    両アーム片の電線挟持面は、板厚方向で対面して形成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記両アーム片は、その延出方向に沿った折り目を境として折り重ねて形成されており、
    前記端子接続部の端子接触面は、前記折り目部分の外側において前記両アーム片と連続して形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記両アーム片は、これら両アーム片の基板の長さ方向に関する中央部を折り目として折り重ねて形成され、
    前記端子接続部の端子接触面は、相互に面一をなす前記両アーム片の板幅方向に関する端縁によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  4. 両アーム片の基板の一端に対称形状の斜めの折り目を設け、この折り目を境として内向きに突き合わせることで前記両アーム片が形成されており、
    前記端子接続部の端子接触面は、前記基板の他端において前記両アーム片が形成される側とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  5. 前記端子接続部と連続する基部を有し、この基部からは板厚方向で対向しつつ延出される一対の支持片が形成されており、各支持片の延出方向に関する先端よりその延出方向と直交する方向に前記両アーム片が立ち上がり形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
JP2002282659A 2002-09-27 2002-09-27 端子金具 Pending JP2004119253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282659A JP2004119253A (ja) 2002-09-27 2002-09-27 端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282659A JP2004119253A (ja) 2002-09-27 2002-09-27 端子金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004119253A true JP2004119253A (ja) 2004-04-15

Family

ID=32276755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002282659A Pending JP2004119253A (ja) 2002-09-27 2002-09-27 端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004119253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010021058A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010021058A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8043114B2 (en) Reduced-height wire to board connector
US7252549B2 (en) Connector, receptacle for connector and plug for connector
US6482045B2 (en) Connector socket, connector plug and connector assembly
US7001189B1 (en) Board mounted power connector
US10714872B2 (en) Connector structure enabling replacement of a shield twisted pair cable and an unshield twisted pair cable without large structural change
TWI320249B (en) Connector with ground connection improved in protection against a noise trouble
JP3312339B2 (ja) 回路基板実装用電気コネクタ
JP5594053B2 (ja) 電気コネクタ及びその組立体
KR101181608B1 (ko) 커넥터 및 케이블 리테이너
JPH11345645A (ja) リセプタクル電気端子
JPH06267606A (ja) 電気コネクタの端子及びその製造方法
JP2000223218A (ja) 小型コネクタ
JP2000516028A (ja) 基板取付可能なシールド電気コネクタ
JP2005507141A (ja) 改良された接地手段を備えたコネクタ
CN109792124B (zh) 连接器结构
JP2005310515A (ja) 同軸ケーブル用コネクタ
JP2010073512A (ja) 電気コネクタ
US6840798B2 (en) Shielding connector, a shielding connector system, a terminal fitting and use thereof
US5800204A (en) Electrical connector for flat cable
JP2000223191A (ja) 小型コネクタ
CN114072971A (zh) 具有低高度的线到板连接器
TW201034299A (en) Electrical connector and the assembly
JP4132618B2 (ja) 端子金具のタブ
TW201212435A (en) Connector and body used by the connector
JP2001110527A (ja) シールド型コネクタ