JP2004118546A - バス調停方式及びデータ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】優先度の低いチャネル装置のオーバーランやアンダーランの発生を防止しバスを効率的に使用可能としたバス調停を実現すること。
【解決手段】バス優先値を生成する優先値生成部26を有するチャネル装置20と、各チャネル装置20からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置20にバスの使用許可を与える優先順位判定部11とを有し、優先値生成部26は、チャネル装置20に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタ21と、チャネル装置20に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタ22と、バスの使用許可を待ち合わせる時間を計数するカウンタ23と、基本値レジスタ21の値とカウンタ23の値とさらにカウンタ23の値が許容値以上になった場合には固定値を加算してバス優先値を生成する加算器25とを有する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバス調停方式及びデータ転送装置に関し、特にバスに接続する各装置の特性に応じて優先度に関する固有値を与えてバスを効率的に調停する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来大型の情報処理装置から携帯型の情報処理装置にいたる情報処理装置や通信制御装置等を含むデータ転送装置に実装されるバスの調停においては、調停の対象となるバスを使用するバス使用装置(例えばチャネル装置)のバス要求が競合した場合予め決められた基準に従ってバスの使用を許可するバス使用装置を決定している。
【0003】
ラウンドロビン方式のように特定のバス使用装置が有利にならないようにバスの優先順位をバスの獲得実績に従って動的に変更し各バス使用装置が平均的にバスを獲得できるようにする方法や、バス使用装置が例えば異なる入出力装置や通信装置を制御するチャネル装置のようにそれぞれバスに要求される処理時間が異なるような場合は各バス使用装置に固定的に優先順位を与える方法が知られている。
【0004】
例えば、特開平11−65993号公報では、バス使用装置毎に優先順位を割り振っておき、複数のバス使用装置のバス要求が競合した場合この優先順位に従ってバスの使用許可を与えるバス使用装置を決定しているが、この公報では同じ特性を有するプロセッサ間での調停に関するものであり、バスの使用時間や待ち時間の制限等にそれぞれ異なった特性・条件を有する入出力装置やチャネル装置のような装置に対してそれぞれの特性を配慮した調停はされていない。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−65993号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のバス調停の技術においては、バス使用装置の持つ特性や動作内容に基づいた条件に考慮してバス調停をしていなかったため、各バス使用装置の特性を配慮した効率的な調停が実行されていなかった。特に、入出力装置を制御するバス使用装置のように入出力装置の使用に応じて動作速度、バスの使用時間、待ち時間の条件等がそれぞれ異なるバス使用装置で構成されたバスでは効率のよい調停技術が無かった。
【0007】
例えば、優先順位を固定にすると、優先度の低いバス使用装置では待ち時間を超過することによりオーバーランやアンダーランが発生しやすくなり、優先度を均一にすると高速のデータ転送を必要とするバス使用装置ではバス使用時間の長いのバス使用装置が連続してバスを使用すると長時間バスの使用を待たされシステム全体の性能が悪化するといった問題があった。
【0008】
本発明の目的は、優先度の低いチャネル装置のオーバーランやアンダーランの発生を防止し、バス使用を効率的に使用可能としたバス調停方式及びデータ転送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0010】
本発明の第2のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、基本値レジスタの値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の第3のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0012】
本発明の第4のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第5のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0014】
本発明の第6のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0015】
本発明の第7のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0016】
本発明の第8のバス調停方式は、バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明の第1のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0018】
本発明の第2のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、基本値レジスタの値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の第3のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0020】
本発明の第4のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0021】
本発明の第5のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0022】
本発明の第6のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0023】
本発明の第7のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とする。
【0024】
本発明の第8のデータ転送装置は、バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の構成を示したブロック図である。図1を参照すれば、本発明のバス調停方式又はデータ転送装置は、チャネル制御装置10と、複数のバス使用装置であるチャネル装置20(図では20−1〜20−3の3つを記載)とを有し、バスX30で接続されデータ転送を実行する。チャネル制御装置10は主記憶装置38とCPU39(中央処理装置)39と接続する。
【0026】
また、チャネル制御装置10と各チャネル装置20との間はそれぞれ制御信号X31、X33、X35にて接続され、制御信号X31、X33、X35はそれぞれチャネル装置20からチャネル制御装置10に対してバス使用要求を行うバス要求信号とチャネル制御装置10からチャネル装置20へバス要求に対してバス使用を許可する使用許可信号とを含んでいる。X32、X34、X36はそれぞれのチャネル装置20のバス優先度の重み値をチャネル制御装置10へ伝えるバス優先値信号である。
【0027】
チャネル制御装置10は、チャネル装置20と主記憶装置38或いはCPU39との間のデータ転送を実行するデータ転送部12と、バスX40の調停を制御する優先順位判定部11とを有する。優先順位制御部11は、複数のチャネル装置20からバス要求が競合した場合、バス優先値信号X32、X34、X36を比較して一番大きなバス優先値を持つチャネル装置20にバス使用許可を与え、バス使用許可信号で通知する。
【0028】
チャネル装置20はバスX30に複数接続し、図1ではチャネル装置20−1とチャネル装置20−2とチャネル装置20−3の3つが接続した場合を示しているが接続数を限定するものではない。各チャネル装置20はバス接続部27と優先値生成部26とを有し、優先値生成部26は基本値レジスタ21と、許容値レジスタ22と、カウンタ23と、比較器24と、加算器25とを有している。チャネル装置20の内部の説明についてチャネル装置20−1を代表として説明する。
【0029】
バス接続部27は、バスX30と接続してデータの送受信を行い、バスの使用権について信号X31により制御する。例えば、主記憶装置38からデータの読み出しを実行する場合は、まずバス使用要求信号をX31で送り、チャネル制御装置10にて調停が行われバスの使用権を獲得した場合はバス使用許可信号をX31で受けてバスX30に主記憶の読み出し要求とアドレスを送出し、主記憶装置38からの読み出しデータの到着を知らせる信号をX31で受けるとともにデータを受け取る。
【0030】
基本値レジスタ21は、チャネル装置20に与えられた優先順位を数値化した基本値を保持するレジスタであり、基本値は大きいほど優先される。また、基本値はチャネル装置20が制御する入出力装置や通信装置の特性に応じて決めるべきものであり、例えば、キーボードのような入力装置は優先順位を高くする必要はないし、磁気ディスク装置のように高速なアクセスが求められる装置は優先順位を高くする必要があり、通信装置は通信速度を満足する程度の優先順位が必要となるので、システム構成や運用条件により決めるべきものであるが、ここでは決め方については限定しない。
【0031】
許容値レジスタ22は、チャネル装置20のバス要求の待ち時間の許容値を保持するレジスタである。待ち時間の許容値はチャネル装置20の配下の装置の動作において動作を正常に実行するための処理時間に対してバス使用待ち時間の最大値或いは最大値に余裕を持たせた最大値に近い値である。従ってバス使用待ち時間が許容値以上となった場合は最優先にてバス使用許可を得る必要がある。
【0032】
カウンタ23は、バス使用要求信号の発行によって起動され一定時間毎にカウントアップするカウンタであり、バス使用許可信号を受信するとリセットされる。比較器24は、許容値レジスタ22とカウンタ23とを比較しカウンタ23の値が許容値レジスタ22の値以上となった場合加算器25に固定値(ここでは“100”とするが値を制限するものではない)を加算するよう指示する。
【0033】
加算器25は、基本値レジスタ21の値とカウンタ23の値とを加算し、さらに比較器24から指示があった場合固定値“100”を加算してバス優先値を作成し、バス優先値信号として信号線X32を介してチャネル制御装置10へ送る。
【0034】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。まず、図2のフローチャートを参照してチャネル装置20のバス優先値を生成する優先値生成部26の内部の動作について説明し、次に具体的な状態における動作を図3を参照して説明する。
【0035】
まず、チャネル装置20のバス接続部27が主記憶装置38或いはCPU39とのデータ転送のためにバス使用要求を信号線X31に出力すると(S81)、バス接続部27はカウンタ23に対してカウント動作の開始を指示する(S82)。カウンタ23はカウント有効の指示を受けると一定時間毎にカウンタ23の内容に“1”を加算する。なお、カウンタ23のカウント周期は各チャネル装置20で同じでもいいし異なるように設定してもよい。基本値と許容値との関係でより効率のよい設定をすることができる。
【0036】
バス使用許可信号を受信するまでの間は(S83)、カウンタ23の値が許容値レジスタ22の値以上となるかを比較器24が監視し(S84)、カウンタ23の値が許容値レジスタ22未満の場合は加算器25は基本値レジスタ21の値とカウンタ23の値を加算してバス優先値を生成する。カウンタ23の値が許容値レジスタ22の値と同じ又は大きくなると比較器24は加算器25へ指示し、加算器25は指示を受けると基本値レジスタ21の値とカウンタ23の値に加えてさらに固定値“100”を加算してバス優先値を生成する。
【0037】
チャネル制御装置10からバス使用許可信号を受信すると(S83)、バス接続部27はカウンタ23に対してリセットを指示する(S86)。カウンタ23はリセット指示を受けると内容を“0”にリセットし、カウント動作を停止する。これ以降新たなバス使用要求を発行するまでの間はカウンタ23は“0”のままである。このようにバス優先値が各チャネル装置20で生成され、各チャネル装置20からチャネル制御装置10のデータ転送部12へバス優先値信号として出力される。
【0038】
次に、バス調停の動作を具体的な状態について説明する。図3は(1)から(4)までの4つの具体的な状態における、チャネル装置20−1からチャネル装置20−3のそれぞれの状態を表で示している。チャネル装置20−1は基本値=“40”、許容値=“30”が設定され、チャネル装置20−2は基本値=“25”、許容値=“50”が設定され、チャネル装置20−3は基本値=“10”、許容値=“100”が設定されているものとする。
【0039】
まず図3(1)は、バス使用要求がどのチャネル装置20からも出力されていない状態を示したものである。この状態では各チャネル装置20のカウンタ23の値は“0”なのでバス優先値=基本値となっており、チャネル装置20−1がバス優先値=“40”で最も優先順位が高く、次いでバス優先値=“25”のチャネル装置20−2が優先順位が高く、バス優先値=“15”のチャネル装置20−3が一番低い優先順位となっている。
【0040】
従って、この状態で各チャネル装置20から同時にバス使用要求が出力されると、優先順位判定部11はバス優先値の一番大きいチャネル装置20−1にバス使用許可を与えるよう調停する。この場合、バス使用許可を獲得できなかったチャネル装置20−2とチャネル装置20−2とはバス使用許可が得られるまでそれぞれのカウンタ23のカウントを開始し、カウントに伴ってそれぞれのバス優先値が大きくなり待ち時間に応じてバス優先値が大きくなるので、時間の経過とともにバスを獲得しやすいようになっていく。
【0041】
次に、図3(2)はチャネル装置20−3がバス要求を出力した状態で待ち続けカウンタ23の値が“10”になった際に、チャネル装置20−1のバス使用要求と競合した状態を示している。この時、チャネル装置20−3のバス優先値は基本値“10”+カウンタ23の値“10”=“20”となっておりチャネル装置20−1のバス優先値“40”より小さいため、チャネル装置20−1にバス使用権が与えられる。このように、バスが込み合った場合は基本値の小さいチャネル装置20はバス使用権がなかなか獲得できない状態が続くことが起こりうる。図1ではチャネル装置20は3つのみ示しているが多くのチャネル装置20がバスX40に接続し基本値の大きいチャネルの数が多くなるとこの傾向は顕著となる。
【0042】
次に、図3(3)は図3(2)の状態からチャネル装置20−3がバス要求を出力した状態でさらに待ち続けカウンタ23の値が“40”になった際に、チャネル装置20−1のバス使用要求と競合した状態を示している。この場合はバス優先値はチャネル装置20−3の方が“50”となりチャネル装置20−1よい大きいのでチャネル装置20−3にバス使用権が与えられる。このように、チャネル装置20−3は基本値が小さくても待ち続けることによりバス優先値が加算されて大きくなり基本値の大きなチャネル装置20と競合してもバス使用権を獲得できるようになる。
【0043】
次に、図3(4)はチャネル装置20−2とチャネル装置20−3がともにバス使用権を獲得できずに待たされチャネル装置20−2のカウンタ23の値が許容値になった状態を示している。この場合、チャネル装置20−2とチャネル装置20−3の基本値とカウンタ23の値との和はそれぞれ“75”と“80”であり、このままではチャネル装置20−3の方が優先順位が高くなるが、チャネル装置20−2はすでにバス待ち時間の限界になっておりこれ以上待たされるとチャネル装置20−2の処理が正常に終わらない可能性が大きくなる。従って、チャネル装置20−2の優先順位を上げる必要があり、この機能を比較器24によって実行する。比較器24はカウンタ23の値=許容値を検出し加算器25に固定値“100”を加算するように指示するので、チャネル装置20−2のバス優先値は“175”となりバスの使用権を獲得できる。
【0044】
以上説明したように、本発明第1の実施の形態の構成では、各チャネル装置20の特性に応じて基本値を割り振ったのでバスの調停を効率よく実行でき、基本値の低いチャネル装置20は待ち時間に応じて優先度を上げるようにしたので待ち時間に応じてバスを獲得できるようになり、さらにバスの待ち時間の許容値を設定し待ち時間すなわちカウンタ23の値が許容値に達すると優先度を大幅に上げて優先的にバスの使用権を与えるようにしたので優先度の低いチャネル装置20でもオーバーランやアンダーランを起こしにくくすることができる。
【0045】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図4は本発明の第2の実施の形態のバス調停方式又はデータ転送装置の構成を示す図である。第1の実施の形態では各チャネル装置20にて優先値生成部26を有していたのに対して、第2の実施の形態は優先値生成部26をチャネル制御装置10内に設けて、各チャネル装置20とチャネル制御装置10間の信号線数を減らした点に特徴がある。
【0046】
図4を参照すると、本発明の第2の実施の形態のバス調停方式又はデータ転送装置の構成は、チャネル制御装置40とチャネル装置50−1、チャネル装置50−2とチャネル装置50−3とを有し、これらをバスX70で接続する。また、チャネル制御装置40は、第1の実施の形態のチャネル制御装置10と同様に主記憶装置38,CPU39と接続し、各チャネル装置50と主記憶装置38又はCPU39との間のデータ転送を制御する。
【0047】
チャネル装置50は図4では3つ示しているが接続数は特に限定しない。チャネル装置50はバス接続部57と、チャネル装置50に設定された基本値を保持する元基本値レジスタ51と、チャネル装置50に設定された許容値保持する元許容値レジスタ52とを有し、バス接続部57は図1のバス接続部27に対応し、バス接続部27の機能に加えてチャネル制御装置40からに要求に応じて元基本値レジスタ51と元許容値レジスタ52の値を読み出して返送する機能を含んでいる。なお、元基本値レジスタ51と元許容値レジスタ52はチャネル装置50のメモリ手段等に設けてもよい。
【0048】
チャネル制御装置40は優先順位判定部41と、データ転送部42と、優先値生成部43−1と、優先値生成部43−2と、優先値生成部43−3と、初期設定部46を有している。優先値生成部43、優先値生成部43−2、優先値生成部43−3はそれぞれチャネル装置50−1、チャネル装置50−2、チャネル装置50−3に対応したバス優先値を生成し、内部の構成は図1の優先値生成部26と同じであり図1の各構成要素と同じ番号を付けているので説明は省略する。ただし、基本値レジスタ21と許容値レジスタ22は初期設定部46に従って値がセットされる。
【0049】
優先順位判定部41とデータ転送部42とはそれぞれ図1の優先順位判定部11とデータ転送部12に対応し同じ機能を有する。ただし、データ転送部42はバスX70から読み出したデータ(基本値と許容値)を優先値生成部43、優先値生成部43−2、優先値生成部43−3に供給する機能を有する。
【0050】
初期設定部46はシステムの初期化時又はチャネル装置50のシステム組み込みの際にチャネル装置50の元基本値レジスタ51と元許容値レジスタ52からそれぞれ基本値と許容値とをデータ転送部42とバスX70とバス接続部57を介して読み出し、読み出した値をそれぞれ基本値レジスタ21と許容値レジスタ22へ設定する。
【0051】
図4の構成では、図1の各チャネル装置20の優先値生成部26をチャネル制御装置40にまとめて実装しているので、バス優先値の信号線X32、X34、X36に相当する信号は不要となり、チャネル制御装置40と各チャネル装置50との間の信号線数が少なくなっている。信号線X71、X72、X73は図1の信号線X31、X33、X35に相当し、それぞれバス使用要求信号やバス使用許可信号を含んでいる。
【0052】
次に本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。まず、図4に示すシステムの初期化の際に初期設定部46が動作し、バスX70に接続するチャネル装置50−1〜チャネル装置50−3に対してそれぞれの基本値と許容値とを読み出してそれぞれ対応する優先値生成部43−1〜優先値生成部43−3の基本値レジスタ21と許容値レジスタ22にセットする。なお、システム動作中にチャネル装置50を組み込む場合は、初期設定部46が同様に動作して組み込まれるチャネル装置50の基本値と許容値とをセットする。
【0053】
この後の優先値生成部43の動作は図2に示すフローチャートのように動作し、優先順位判定部41はチャネル装置50からのバス使用要求が競合した場合は、対応する優先値生成部43の優先値を比較して一番値の大きなチャネル装置50へバス使用許可信号を通知しバスの使用権を与える。このように初期化の処理を除くとバスの調停動作や優先値の生成の動作は第1の実施の形態と同様に動作するので詳細な説明は省略する。
【0054】
このように、第2の実施の形態の構成では第1の実施の形態と同様に優先度の低いチャネル装置でもオーバーランを抑えた効率のよい調停を可能とするとともに、優先値生成部43をチャネル制御装置40に集中して実装したので各チャネル装置50とチャネル制御装置40との間の信号線数を減らし遅延時間の少ない調停を可能とする。なお、図4ではチャネル装置50を3つ接続する構成を示したが、接続するチャネル装置50の数の最大値に応じて優先値生成部43をチャネル制御装置40に実装することにより論理的には多数のチャネル装置50に対応することが可能である。
【0055】
これに対して第1の実施例の構成では優先値生成部26を各チャネル装置20に実装しているので、第2の実施の形態のようにチャネル装置50の接続数に関わらず最大接続数の優先値生成部43を実装する必要が無く無駄な回路が省けるという特徴がある。従ってシステムの構成の特性に応じていずれかを選択することができる。
【0056】
以上第1又は第2の実施の形態の説明では、複数のチャネル装置間でバス使用要求が競合した場合に、優先値が等しくなった場合の動作について説明を省略したが、第1の実施の形態の場合は例えばチャネル装置の番号のように予め決められた情報に基づいて決める方法があり、第2の実施の形態ではさらに基本値の大きさによって決める方法もある。さらに、優先値が一致した場合にラウンドロビンのような方法を適用する方法もあるが特に制限しない。
【0057】
【発明の効果】
優先度の低いチャネル装置のオーバーランやアンダーランの発生を防止し、バス使用を効率的にした効率のよいバス調停を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の競合状態の例を示す表である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
10  チャネル制御装置
11  優先順位判定部
12  データ転送部
20  チャネル装置
21  基本値レジスタ
22  許容値レジスタ
23  カウンタ
24  比較器
25  加算器
26  優先値生成部
27  バス接続部
38  主記憶装置
39  CPU
40  チャネル制御装置
41  優先順位判定部
42  データ転送部
43  優先値生成部
51  元基本値レジスタ
52  元許容値レジスタ
57  バス接続部

Claims (16)

  1. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とするバス調停方式。
  2. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、基本値レジスタの値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするバス調停方式。
  3. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするバス調停方式。
  4. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するバス使用装置と、それぞれのバス使用装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするバス調停方式。
  5. バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とするバス調停方式。
  6. バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするバス調停方式。
  7. バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とバス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がバス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするバス調停方式。
  8. バスに接続してデータを転送するバス使用装置と、バス使用装置のバス優先値を生成する優先値生成部をバス使用装置に対応して有するとともにそれぞれのバス使用装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のバス使用装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有するバス制御装置とを有し、
    前記優先値生成部は、バス使用装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、バス使用装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、バス使用装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするバス調停方式。
  9. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とするデータ転送装置。
  10. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、基本値レジスタの値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするデータ転送装置。
  11. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするデータ転送装置。
  12. バスに接続してデータを転送するとともにバス優先値を生成する優先値生成部とを有するチャネル装置と、それぞれのチャネル装置からバス使用要求とバス優先値とを受けてバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部を有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置と有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするデータ転送装置。
  13. バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とカウンタの値とを加算してバス優先値を生成することを特徴とするデータ転送装置。
  14. バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするデータ転送装置。
  15. バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタを有し、
    カウンタの値とチャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値とを加算し、カウンタの値がチャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値以上となると前記加算結果にさらに固定値を加算してバス優先値を生成することを特徴とするデータ転送装置。
  16. バスに接続してデータを転送するチャネル装置と、チャネル装置のバス優先値を生成する優先値生成部をチャネル装置に対応して有するとともにそれぞれのチャネル装置からバス使用要求を受けるとバス優先値が最大のチャネル装置にバスの使用許可を与える優先順位判定部とを有しチャネル装置とプログラムやデータを記憶する主記憶装置との間のデータ転送を制御するチャネル制御装置とを有するデータ転送装置であって、
    前記優先値生成部は、チャネル装置に設定されたバスの優先度の基本値を保持する基本値レジスタと、チャネル装置に設定されたバスの待ち時間の許容値を保持する許容値レジスタと、チャネル装置がバス使用要求を発行してからバスの使用許可を受けるまでの間一定周期でカウントアップするカウンタと、カウンタの値が許容値レジスタの値以上となると固定値の加算指示を行う比較器と、基本値レジスタの値とカウンタの値とさらに固定値の加算指示があった場合は固定値とを加算してバス優先値を生成する加算器とを有することを特徴とするデータ転送装置。
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