JP2004116249A - キャビネット式便器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、キャビネット式便器において、尿が便器の袴部と床面の間に染み込み、悪臭・床の変色を引き起こすことなく、施工面においても壁裏に強固な補強を必要とせず、簡易施工を実現することができる、床置型キャビネット式便器を提供することを目的とする。
【解決手段】便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えるキャビネット式便器において、前記便器の床への設置部分となる土台部の周縁の一部が、キャビネット前面が床と接する線上に沿って構成されることを特徴とするキャビネット式便器。
【選択図】 図1
【解決手段】便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えるキャビネット式便器において、前記便器の床への設置部分となる土台部の周縁の一部が、キャビネット前面が床と接する線上に沿って構成されることを特徴とするキャビネット式便器。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えたキャビネット式便器に係り、特にその清掃性・清潔性の向上および施工手間を減らすことが出来るようにした洋風便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7、図8は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
図7に示す従来のキャビネット式便器29は、便器本体30と、該便器本体30と設備側排水管36とを接続する排水接続管31と、便器本体30の台座部53によって該便器本体30と密結されたロータンク32と、該ロータンク32の前面に配置された前板33と、該前板33とロータンク32の上方に配置された天板34と、便器本体30の上方に設置された便座35とで構成されている。
【0003】
上記前板33と天板34とで構成する部分を通常キャビネットと称しており、このように後部にキャビネットを備えた便器をキャビネット式便器という。また、便器本体30は、床38に設置・固定されており、このように便器が床に設置・固定されているようなキャビネット式便器を床置型キャビネット式便器という。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
図8に示す従来のキャビネット式便器40は、便器本体41と、該便器本体41を支えるケーシングフレーム48と、便器本体41と設備側排水管49とを接続する排水接続管42と、ロータンク44と、該ロータンク44と便器本体41を接続する洗浄管43と、ロータンク44の前面に配置された前板45と、ロータンク44の上方に配置された天板46と、便器本体41の上方に設置された便座47とで構成されている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
便器本体41は、ケーシングフレーム48に固定されており、床52とは直接触しておらず、床52との間に隙間を設けて設置されている。このように、便器のどの部分も直接床と接さずに、床との間に隙間を空けて、ケーシングフレームに取り付けられているようなキャビネット式便器を壁掛式キャビネット便器という。
【0006】
図9に示す従来の床置き式便器60では、化粧パネル65の前方においては、袴部をなくし、便器が床と接さずに、床との間に隙間を空けて、便器の後端部下面に取付座57を設け、床に取り付けられている。(特許文献3参照。)
【0007】
【特許文献1】
実開平7−15885号公報(第1図)
【特許文献2】
特開平7−268931号公報(第1図)
【特許文献3】
実開昭62−154078号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示す従来の技術の床置型キャビネット式便器29では、男性が小用を足すとき、飛び散った尿が床38に落ちたとき、便器本体30の袴部37と床面38との隙間に尿が染み込み、異臭・床の変色を引き起こす原因となっていた。
【0009】
上記問題を解決するには袴部37をなくし、便器が床と接さずに、床との間に隙間を空けて、ケーシングフレームに取り付けられている図8に示すような壁掛式キャビネット便器を提案する必要がある。しかしながら、壁掛型キャビネット式便器40では、前述の問題は解決されるが、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要がある。
【0010】
通常、トイレルームの施工は、柱、床、壁、天井などの建築躯体部を工務店が行い、配管、大便器などの器具類の施工は、水道工事店が行うが、建築躯体部へ予め補強等を必要とする場合、事前の打合せや、責任区分等の調整が難しいという問題がある。
【0011】
また、図9に示す従来の技術の便器60では、便器を床に据え置いて設置したにもかかわらず、化粧パネル65の前方しか目に触れないため、壁掛式の便器のような、外観を呈することができる。また、アングルを用いる必要なく、便器を直接床に取り付けられことから、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯対の壁裏に設けておく必要はないことを、特徴としている。
【0012】
しかしながら、取付座57より前方に、便器外周の全周に亘って、下端が床に至る化粧パネル65を配設している。この構造によると、下面部前方において、便器床取付座と化粧パネルが別々に形成されており、施工時の床の不陸への対応の際など、取付座と化粧パネル双方での対応(研磨や隙間調整)が必要。また使用時の応力集中が化粧パネルに及ぶことが十分考えられ、使用時においての化粧パネルの割れ・欠けが懸念される。
【0013】
そこで、本発明は、キャビネット式便器において、尿が便器袴と床面の間に染み込み、異臭・床の変色を引き起こすことなく、便器と床との間に空間を確保し、施工面においても壁裏に強固な補強を必要とせず、簡易施工を実現することができるキャビネット式便器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えるキャビネット式便器において、前記便器の床への設置部分となる土台部の周縁の一部が、キャビネット前面が床と接する線上に沿って構成されることを特徴とするキャビネット式便器とした。
【0015】
本発明によれば、便器の後部に土台部を有しており、該土台部が該便器を床に設置する場合は、該土台部が便器設置土台となるとともに、土台部の周縁の一部がキャビネット前面が床と接する線上に沿って構成するため、キャビネット前面において、床面には、便器の張出し部分が無くなり、壁掛け式便器同様、空間が形成され、床面の清掃性が格段に向上する。
【0016】
請求項2では、前記土台部には、壁と固定するための取付部が形成されていることを特徴とする。キャビネット式便器の床固定時において、床のみの固定ではなく、壁側および床・壁の補強材にも固定できるよう、固定の手段を設けた。このことにより、床の強度のみに依存する固定方法ではなく、壁側にも荷重を伝えられるようにすることが可能となり、建築の躯体に左右されることなく、取り付けが可能である。
【0017】
また、前記便器本体を成形する際の焼成工程においては従来の壁掛便器同様該土台部の端面を下にして炉内に該便器本体を自立させて設置するための土台となるようでき、さらに、該土台部上方には前記便器本体と前記ロータンクとを密結するための台座部を有している。
【0018】
請求項3では、前記土台部の側面は、キャビネット前面と面一で立ち上がっており、床と便器ボウルとの空間を、掃除がし易いように構成している。ここで、キャビネット前面と面一で立ち上がるとは、例えば、キャビネット前面が、下に向かって傾斜するような傾斜面を有するような前面を構成する場合は、土台部の側面もその傾斜に合わせ立ち上がるようにすることで、土台部の床とがキャビネットから突出することが無いように構成することを示す。
【0019】
請求項4では、便器には、キャビネット前面と面一の幕板が側方に張出していることで、小便器の飛散しやすい便器周囲のキャビネト前面が、便器と同じ陶器面で構成されるため、キャビネットの腐食を防止し、清掃性を向上させることができる。幕板は、便器の床への固定部分となる土台部の一部分も兼ねることもできるため、床への安定的な固定にも有効である。また、幕板の形状は任意に設定可能であるので、デザイン性を考慮したキャビネット前面を構成することも可能となる。
【0020】
請求項5では、土台部上方には、便器に給水される給水装置を取り付ける装着部を有しておりここでの給水装置とは貯水タンク及び水道直結式のフラッシュバルブを指している。また、施工面においても壁裏に強固な補強を必要とせず、簡易施工を実現することができ、さらに、ロータンクと密結して設置するための台座部を有しているので、洗浄管で該便器とロータンクとを接続する必要がなく、簡易施工で漏水の心配も少ない。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例を表す断面図である。
参照符号1は、便器を床に設置しているキャビネット式便器である。キャビネット式便器1は便器本体2と、該便器本体2と設備側排水管8とを接続する排水接続管3と、便器本体2の台座部13によって該便器本体2と密結されたロータンク4と、該ロータンク4の前面に配置された前板5(パネル)と、該前板5とロータンク4の上方に配置された天板6と、便器本体2の上方に設置された便座7と、便器本体2を固定する壁に固定された補強木9とで構成されている。
【0022】
A点は、便器の床への設置部分となる後述する土台部の周縁先端位置である。A点は、キャビネット前面が床面と接する線上に略位置しており、キャビネット前面において、便器と床面との間の部分では、便器の突出部分がない状態となる。また、周縁先端位置Aから土台部14の側面は、略垂直に立ち上がり、便器と床面とに隙間hを形成している。図2のCに示すように幕板2aの下端床との接触部は、前記線上に位置している。即ち、幕板前面とキャビネット前面は、面一となっている。また、土台部側面は、A点から斜めに立ちあがっても、垂直に立ち上がり、途中から斜めになりボール面につながって構成しても良い。本発明では、便器の床への取り付け面としての土台部の下端がキャビネット前面から突出しなければ構わない。
【0023】
また、図8に示す従来の壁掛便器では、取り付けのための凹みと、取付のボルト・ナットが露出しているが、本発明の実施例においては、取付のためのボルト・ナットはキャビネット内に隠れ、取付のための窪みも、パネル前方には形成されない。このことによって、外観に凹凸もなく、清掃性にも優れ、美しい外観を備えることが可能である。
【0024】
図1の便器と床面との空間は、土台部14より立ち上がったボウル部の形状によって決定され、垂直に立ち上がる場合が、前板前面までを掃除する際の空間確保に対して効果的である。また、土台部の側面は、前板との段差が略無い面一となるので、前板(キャビネット)から便器が突出したような印象を与える効果もあり、床置き式便器でありながら、壁掛け式便器の特徴を具備させることができる。掃除道具が入り込む場合の必要空間(高さh)は、40mmを目安にしている。これは市販の家庭用モップ、および雑巾と手のひらの厚みから設定した数値である。なお、前板5は、便器周囲全体を取り囲むように配置されておらず、上記したように土台部の側面が壁(前板)を構成しているような構造となっている。
【0025】
図2は、本発明の便器本体を示す図である。a図は、断面図、b図は、上面図、c図は正面および背面図である。便器本体2は、後部に土台部14を有しており、該土台部14の上部には台座部13が形成され、該土台部13内部にはロータンク4からの便器洗浄水を便器本体2内に供給するための洗浄水供給通路が形成されている。参照符号2aは、便器後方に張出した幕板である。
【0026】
また、土台部14は、下方に便器本体2を床10に固定するための下方固定部17および補強木9に固定するための側方固定部15,16が形成されているとともに、両側のリム部55,55に切り欠部21,21が形成されている。この切り欠き部は、土台部中央にもあり、便器からの排水を便器の中心上にある、床下配管への接続も可能にしている。
【0027】
土台部14は、便器本体2と前板5とが接する部分よりも後方に形成されており、便器本体2を床10に設置・固定するための土台を形成している。この土台部14により、便器本体2を床10に設置することで、便器本体2の重量を支えることができることから、図8に示す従来の壁掛型キャビネット式便器40のように、便器本体41をケーシングフレーム48で支える必要がなく、よって、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要もない。
【0028】
また、便器本体2の土台部14の端面(壁(補強板)取り付け面)は、上部に形成された台座部13と、下方固定部17および側方固定部15,16と、両側のリム部55,55とによって形成され、該端面を下(つまり床側)にして便器本体2を床に置いて自立できる形状になっている。
【0029】
便器本体2を形成する際の焼成工程においても、土台部14の端面を下にして焼成することができる事から、従来の焼成工程と同じようにして焼成することができる。
【0030】
なお、便器本体2の土台部14は、ロータンク4を便器本体2に密結するための台座部13を有し、便器本体2を成形する際、該便器本体2を土台部14の端面55を下にして炉内に自立させて設置でき、且つ、便器本体2を便器の使用状態において、キャビネット内にて床に取り付けられる強固な台座を有すればよく、図に示す形状に限定するものではない。便器本体に台座部を構成したことにより、図8の従来便器においては、図7に示す床置き型キャビネット式便器29のようにロータンク32を密結して設置するための台座部53を便器本体41に構成できず、洗浄管43を用いて便器本体41とロータンク44を接続している。これは、構成部材が増え、高コストとなるだけではなく、接続個所が増えるので、漏水の可能性がある部分を増やしていることになり、さらに施工手順も複雑になるという問題を回避する構造となっている。
【0031】
図1に示す前板5は、壁11から150〜260mmの位置に設置されているが、この寸法が小さいほど、便器本体2の先端12の壁11からの前出寸法を小さくすることができ、省スペースなトイレルームを実現しやすい。
【0032】
図3は、本発明の便器の補強木の取り付け状態を示す図である。
補強木9は、壁11の前面側に、壁裏に施工されている間柱22等にねじ等で固定されている。
【0033】
本発明の便器であれば、土台部14によって、便器本体2を床10に設置・固定できるが、更に強固に便器本体を設置するために、補強木9を用いた場合であっても、図8に示すような従来の壁掛型キャビネット式便器のように、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要がない。
【0034】
また、同時に土台部14の上部に形成された台座部13を備えている。台座部にはロータンクに限らず、フラッシュバルブからの洗浄管を接続するための、スパッドをも取り付けられる仕様となっている。
【0035】
便器本体2は、直接床に固定してもよいし、補強木9へも固定してもよい。また、便器本体2を補強木9等に固定する方法は、ねじ・ボルト等にて直接固定してもよい。
【0036】
図4および図5は、便器本体と設備排水管との接続状態を示す図である。
便器本体2は、図2に示すように該便器本体2の土台部14のリム部55に切り欠部21が設けられている。
【0037】
図5では、設備側排水管を便器の後方の壁面に取り付ける場合、左側面の壁面に取り付ける場合、右側面の壁に取り付ける場合の3タイプの排水管の位置関係を同図に示している。
【0038】
参照符号27は、後ろ側の壁に設けられた設備側排水管である。この場合の便器本体2と設備側排水管27との接続は、排水接続管24を用いて接続することとなる。
【0039】
参照符号26は、左側面の壁に設けられた設備側排水管である。この場合の便器本体2と設備側排水管26との接続は、排水接続管23を用いて接続することとなる。この場合、排水接続管23は、便器本体2の土台部14のリム部55に設けられた切欠き部21を通して設備側排水管26と接続することができる。
【0040】
同様に、右側面の壁に設備側排水管28が設けられている場合であっても、排水接続管25は、便器本体2の土台部14のリム部55に設けられた切欠き部21を通して設備側排水管28と接続することができる。また、便器センターの床下への排水においても、便器本体2の土台部14の中央部に切り欠きを備えているため、対応可能である。
【0041】
上記実施例では、キャビネットの前面が床面から垂直立ち上がる場合を、説明したが、例えば、図6に示すように、便器の取り付け部上端から下に向かって傾斜するような傾斜面を有するようにしても良く、また、上に向かって傾斜したり、若干湾曲するような形状でも構わない。破線のようにキャビネットの前面の全体が傾斜していても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例を表す断面図である。
【図2】図2は、本発明の便器本体を示す図である。
【図3】図3は、本発明の床置型洋風便器の補強木の取り付け状態を示す図である。
【図4】図4は、便器本体と設備側排水管との接続状態を示す図である。
【図5】図5は、便器本体と設備側排水管との接続状態を示す図である。
【図6】図6は、キャビネットの他の形態を示す図である。
【図7】図7は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
【図8】図8は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
【図9】図9は、従来の便器の断面図である。
【符号の説明】
1…キャビネット式便器、2…便器本体、2a…幕板、3…排水接続管、4…ロータンク、5…前板、6…天板、7…便座、8…設備側排水管、9…補強木、10…床、11…壁、13…台座部、14…土台部、22…間柱、43…洗浄管、48…ケーシングフレーム、50…壁裏補強、A…土台部の周縁先端位置
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えたキャビネット式便器に係り、特にその清掃性・清潔性の向上および施工手間を減らすことが出来るようにした洋風便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7、図8は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
図7に示す従来のキャビネット式便器29は、便器本体30と、該便器本体30と設備側排水管36とを接続する排水接続管31と、便器本体30の台座部53によって該便器本体30と密結されたロータンク32と、該ロータンク32の前面に配置された前板33と、該前板33とロータンク32の上方に配置された天板34と、便器本体30の上方に設置された便座35とで構成されている。
【0003】
上記前板33と天板34とで構成する部分を通常キャビネットと称しており、このように後部にキャビネットを備えた便器をキャビネット式便器という。また、便器本体30は、床38に設置・固定されており、このように便器が床に設置・固定されているようなキャビネット式便器を床置型キャビネット式便器という。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
図8に示す従来のキャビネット式便器40は、便器本体41と、該便器本体41を支えるケーシングフレーム48と、便器本体41と設備側排水管49とを接続する排水接続管42と、ロータンク44と、該ロータンク44と便器本体41を接続する洗浄管43と、ロータンク44の前面に配置された前板45と、ロータンク44の上方に配置された天板46と、便器本体41の上方に設置された便座47とで構成されている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
便器本体41は、ケーシングフレーム48に固定されており、床52とは直接触しておらず、床52との間に隙間を設けて設置されている。このように、便器のどの部分も直接床と接さずに、床との間に隙間を空けて、ケーシングフレームに取り付けられているようなキャビネット式便器を壁掛式キャビネット便器という。
【0006】
図9に示す従来の床置き式便器60では、化粧パネル65の前方においては、袴部をなくし、便器が床と接さずに、床との間に隙間を空けて、便器の後端部下面に取付座57を設け、床に取り付けられている。(特許文献3参照。)
【0007】
【特許文献1】
実開平7−15885号公報(第1図)
【特許文献2】
特開平7−268931号公報(第1図)
【特許文献3】
実開昭62−154078号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示す従来の技術の床置型キャビネット式便器29では、男性が小用を足すとき、飛び散った尿が床38に落ちたとき、便器本体30の袴部37と床面38との隙間に尿が染み込み、異臭・床の変色を引き起こす原因となっていた。
【0009】
上記問題を解決するには袴部37をなくし、便器が床と接さずに、床との間に隙間を空けて、ケーシングフレームに取り付けられている図8に示すような壁掛式キャビネット便器を提案する必要がある。しかしながら、壁掛型キャビネット式便器40では、前述の問題は解決されるが、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要がある。
【0010】
通常、トイレルームの施工は、柱、床、壁、天井などの建築躯体部を工務店が行い、配管、大便器などの器具類の施工は、水道工事店が行うが、建築躯体部へ予め補強等を必要とする場合、事前の打合せや、責任区分等の調整が難しいという問題がある。
【0011】
また、図9に示す従来の技術の便器60では、便器を床に据え置いて設置したにもかかわらず、化粧パネル65の前方しか目に触れないため、壁掛式の便器のような、外観を呈することができる。また、アングルを用いる必要なく、便器を直接床に取り付けられことから、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯対の壁裏に設けておく必要はないことを、特徴としている。
【0012】
しかしながら、取付座57より前方に、便器外周の全周に亘って、下端が床に至る化粧パネル65を配設している。この構造によると、下面部前方において、便器床取付座と化粧パネルが別々に形成されており、施工時の床の不陸への対応の際など、取付座と化粧パネル双方での対応(研磨や隙間調整)が必要。また使用時の応力集中が化粧パネルに及ぶことが十分考えられ、使用時においての化粧パネルの割れ・欠けが懸念される。
【0013】
そこで、本発明は、キャビネット式便器において、尿が便器袴と床面の間に染み込み、異臭・床の変色を引き起こすことなく、便器と床との間に空間を確保し、施工面においても壁裏に強固な補強を必要とせず、簡易施工を実現することができるキャビネット式便器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えるキャビネット式便器において、前記便器の床への設置部分となる土台部の周縁の一部が、キャビネット前面が床と接する線上に沿って構成されることを特徴とするキャビネット式便器とした。
【0015】
本発明によれば、便器の後部に土台部を有しており、該土台部が該便器を床に設置する場合は、該土台部が便器設置土台となるとともに、土台部の周縁の一部がキャビネット前面が床と接する線上に沿って構成するため、キャビネット前面において、床面には、便器の張出し部分が無くなり、壁掛け式便器同様、空間が形成され、床面の清掃性が格段に向上する。
【0016】
請求項2では、前記土台部には、壁と固定するための取付部が形成されていることを特徴とする。キャビネット式便器の床固定時において、床のみの固定ではなく、壁側および床・壁の補強材にも固定できるよう、固定の手段を設けた。このことにより、床の強度のみに依存する固定方法ではなく、壁側にも荷重を伝えられるようにすることが可能となり、建築の躯体に左右されることなく、取り付けが可能である。
【0017】
また、前記便器本体を成形する際の焼成工程においては従来の壁掛便器同様該土台部の端面を下にして炉内に該便器本体を自立させて設置するための土台となるようでき、さらに、該土台部上方には前記便器本体と前記ロータンクとを密結するための台座部を有している。
【0018】
請求項3では、前記土台部の側面は、キャビネット前面と面一で立ち上がっており、床と便器ボウルとの空間を、掃除がし易いように構成している。ここで、キャビネット前面と面一で立ち上がるとは、例えば、キャビネット前面が、下に向かって傾斜するような傾斜面を有するような前面を構成する場合は、土台部の側面もその傾斜に合わせ立ち上がるようにすることで、土台部の床とがキャビネットから突出することが無いように構成することを示す。
【0019】
請求項4では、便器には、キャビネット前面と面一の幕板が側方に張出していることで、小便器の飛散しやすい便器周囲のキャビネト前面が、便器と同じ陶器面で構成されるため、キャビネットの腐食を防止し、清掃性を向上させることができる。幕板は、便器の床への固定部分となる土台部の一部分も兼ねることもできるため、床への安定的な固定にも有効である。また、幕板の形状は任意に設定可能であるので、デザイン性を考慮したキャビネット前面を構成することも可能となる。
【0020】
請求項5では、土台部上方には、便器に給水される給水装置を取り付ける装着部を有しておりここでの給水装置とは貯水タンク及び水道直結式のフラッシュバルブを指している。また、施工面においても壁裏に強固な補強を必要とせず、簡易施工を実現することができ、さらに、ロータンクと密結して設置するための台座部を有しているので、洗浄管で該便器とロータンクとを接続する必要がなく、簡易施工で漏水の心配も少ない。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例を表す断面図である。
参照符号1は、便器を床に設置しているキャビネット式便器である。キャビネット式便器1は便器本体2と、該便器本体2と設備側排水管8とを接続する排水接続管3と、便器本体2の台座部13によって該便器本体2と密結されたロータンク4と、該ロータンク4の前面に配置された前板5(パネル)と、該前板5とロータンク4の上方に配置された天板6と、便器本体2の上方に設置された便座7と、便器本体2を固定する壁に固定された補強木9とで構成されている。
【0022】
A点は、便器の床への設置部分となる後述する土台部の周縁先端位置である。A点は、キャビネット前面が床面と接する線上に略位置しており、キャビネット前面において、便器と床面との間の部分では、便器の突出部分がない状態となる。また、周縁先端位置Aから土台部14の側面は、略垂直に立ち上がり、便器と床面とに隙間hを形成している。図2のCに示すように幕板2aの下端床との接触部は、前記線上に位置している。即ち、幕板前面とキャビネット前面は、面一となっている。また、土台部側面は、A点から斜めに立ちあがっても、垂直に立ち上がり、途中から斜めになりボール面につながって構成しても良い。本発明では、便器の床への取り付け面としての土台部の下端がキャビネット前面から突出しなければ構わない。
【0023】
また、図8に示す従来の壁掛便器では、取り付けのための凹みと、取付のボルト・ナットが露出しているが、本発明の実施例においては、取付のためのボルト・ナットはキャビネット内に隠れ、取付のための窪みも、パネル前方には形成されない。このことによって、外観に凹凸もなく、清掃性にも優れ、美しい外観を備えることが可能である。
【0024】
図1の便器と床面との空間は、土台部14より立ち上がったボウル部の形状によって決定され、垂直に立ち上がる場合が、前板前面までを掃除する際の空間確保に対して効果的である。また、土台部の側面は、前板との段差が略無い面一となるので、前板(キャビネット)から便器が突出したような印象を与える効果もあり、床置き式便器でありながら、壁掛け式便器の特徴を具備させることができる。掃除道具が入り込む場合の必要空間(高さh)は、40mmを目安にしている。これは市販の家庭用モップ、および雑巾と手のひらの厚みから設定した数値である。なお、前板5は、便器周囲全体を取り囲むように配置されておらず、上記したように土台部の側面が壁(前板)を構成しているような構造となっている。
【0025】
図2は、本発明の便器本体を示す図である。a図は、断面図、b図は、上面図、c図は正面および背面図である。便器本体2は、後部に土台部14を有しており、該土台部14の上部には台座部13が形成され、該土台部13内部にはロータンク4からの便器洗浄水を便器本体2内に供給するための洗浄水供給通路が形成されている。参照符号2aは、便器後方に張出した幕板である。
【0026】
また、土台部14は、下方に便器本体2を床10に固定するための下方固定部17および補強木9に固定するための側方固定部15,16が形成されているとともに、両側のリム部55,55に切り欠部21,21が形成されている。この切り欠き部は、土台部中央にもあり、便器からの排水を便器の中心上にある、床下配管への接続も可能にしている。
【0027】
土台部14は、便器本体2と前板5とが接する部分よりも後方に形成されており、便器本体2を床10に設置・固定するための土台を形成している。この土台部14により、便器本体2を床10に設置することで、便器本体2の重量を支えることができることから、図8に示す従来の壁掛型キャビネット式便器40のように、便器本体41をケーシングフレーム48で支える必要がなく、よって、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要もない。
【0028】
また、便器本体2の土台部14の端面(壁(補強板)取り付け面)は、上部に形成された台座部13と、下方固定部17および側方固定部15,16と、両側のリム部55,55とによって形成され、該端面を下(つまり床側)にして便器本体2を床に置いて自立できる形状になっている。
【0029】
便器本体2を形成する際の焼成工程においても、土台部14の端面を下にして焼成することができる事から、従来の焼成工程と同じようにして焼成することができる。
【0030】
なお、便器本体2の土台部14は、ロータンク4を便器本体2に密結するための台座部13を有し、便器本体2を成形する際、該便器本体2を土台部14の端面55を下にして炉内に自立させて設置でき、且つ、便器本体2を便器の使用状態において、キャビネット内にて床に取り付けられる強固な台座を有すればよく、図に示す形状に限定するものではない。便器本体に台座部を構成したことにより、図8の従来便器においては、図7に示す床置き型キャビネット式便器29のようにロータンク32を密結して設置するための台座部53を便器本体41に構成できず、洗浄管43を用いて便器本体41とロータンク44を接続している。これは、構成部材が増え、高コストとなるだけではなく、接続個所が増えるので、漏水の可能性がある部分を増やしていることになり、さらに施工手順も複雑になるという問題を回避する構造となっている。
【0031】
図1に示す前板5は、壁11から150〜260mmの位置に設置されているが、この寸法が小さいほど、便器本体2の先端12の壁11からの前出寸法を小さくすることができ、省スペースなトイレルームを実現しやすい。
【0032】
図3は、本発明の便器の補強木の取り付け状態を示す図である。
補強木9は、壁11の前面側に、壁裏に施工されている間柱22等にねじ等で固定されている。
【0033】
本発明の便器であれば、土台部14によって、便器本体2を床10に設置・固定できるが、更に強固に便器本体を設置するために、補強木9を用いた場合であっても、図8に示すような従来の壁掛型キャビネット式便器のように、ケーシングフレーム48を固定するための強固な壁裏補強50を予め建築躯体の壁裏に設けておく必要がない。
【0034】
また、同時に土台部14の上部に形成された台座部13を備えている。台座部にはロータンクに限らず、フラッシュバルブからの洗浄管を接続するための、スパッドをも取り付けられる仕様となっている。
【0035】
便器本体2は、直接床に固定してもよいし、補強木9へも固定してもよい。また、便器本体2を補強木9等に固定する方法は、ねじ・ボルト等にて直接固定してもよい。
【0036】
図4および図5は、便器本体と設備排水管との接続状態を示す図である。
便器本体2は、図2に示すように該便器本体2の土台部14のリム部55に切り欠部21が設けられている。
【0037】
図5では、設備側排水管を便器の後方の壁面に取り付ける場合、左側面の壁面に取り付ける場合、右側面の壁に取り付ける場合の3タイプの排水管の位置関係を同図に示している。
【0038】
参照符号27は、後ろ側の壁に設けられた設備側排水管である。この場合の便器本体2と設備側排水管27との接続は、排水接続管24を用いて接続することとなる。
【0039】
参照符号26は、左側面の壁に設けられた設備側排水管である。この場合の便器本体2と設備側排水管26との接続は、排水接続管23を用いて接続することとなる。この場合、排水接続管23は、便器本体2の土台部14のリム部55に設けられた切欠き部21を通して設備側排水管26と接続することができる。
【0040】
同様に、右側面の壁に設備側排水管28が設けられている場合であっても、排水接続管25は、便器本体2の土台部14のリム部55に設けられた切欠き部21を通して設備側排水管28と接続することができる。また、便器センターの床下への排水においても、便器本体2の土台部14の中央部に切り欠きを備えているため、対応可能である。
【0041】
上記実施例では、キャビネットの前面が床面から垂直立ち上がる場合を、説明したが、例えば、図6に示すように、便器の取り付け部上端から下に向かって傾斜するような傾斜面を有するようにしても良く、また、上に向かって傾斜したり、若干湾曲するような形状でも構わない。破線のようにキャビネットの前面の全体が傾斜していても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例を表す断面図である。
【図2】図2は、本発明の便器本体を示す図である。
【図3】図3は、本発明の床置型洋風便器の補強木の取り付け状態を示す図である。
【図4】図4は、便器本体と設備側排水管との接続状態を示す図である。
【図5】図5は、便器本体と設備側排水管との接続状態を示す図である。
【図6】図6は、キャビネットの他の形態を示す図である。
【図7】図7は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
【図8】図8は、従来のキャビネット式便器の断面図である。
【図9】図9は、従来の便器の断面図である。
【符号の説明】
1…キャビネット式便器、2…便器本体、2a…幕板、3…排水接続管、4…ロータンク、5…前板、6…天板、7…便座、8…設備側排水管、9…補強木、10…床、11…壁、13…台座部、14…土台部、22…間柱、43…洗浄管、48…ケーシングフレーム、50…壁裏補強、A…土台部の周縁先端位置
Claims (5)
- 便器の後方にキャビネットが設置され、そのキャビネットの内部に給水装置を備えるキャビネット式便器において、前記便器の床への設置部分となる土台部の周縁の一部が、キャビネット前面が床と接する線上に沿って構成されることを特徴とするキャビネット式便器。
- 前記土台部には、壁と固定するための取付部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のキャビネット式便器。
- 前記土台部の側面は、キャビネット前面と面一で立ち上がっていることを特徴とする請求項1記載のキャビネット式便器。
- 前記便器には、キャビネット前面と面一の幕板が側方に張出していることを特徴とする請求項1記載のキャビネット式便器。
- 前記土台部上方には、便器に給水される給水装置を取り付ける台座部を有することを特徴とする請求項1記載のキャビネット式便器。
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Cited By (1)
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JP2020111919A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 株式会社Lixil | 壁掛け便器用の固定具 |
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2002
- 2002-09-30 JP JP2002284925A patent/JP2004116249A/ja active Pending
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