JP2004114554A - 機能性シートの製造方法および製造装置 - Google Patents

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Yasuhiro Matsui
松井 康裕
Koichi Hagiwara
萩原 公一
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Abstract

【課題】粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整することができる機能性シートの製造方法および製造装置を提供すること。
【解決手段】粒子固着シート13aを挟んで送り出す一対の送りローラ30と、粒子固着シート13bを載せて運ぶ搬送ローラまたは搬送ベルト31と、粒子固着シート13bの走行ライン上に接着剤15を散布するスプレー17と、粒子固着シート13a、13bを重合させて通して粒子固着シート13a、13bを貼り合わせる一対の押圧ローラ18と、粒子固着シート13a、13bの接着された機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの配置状態を捉えるCCDカメラ16と、CCDカメラ16からの電子情報に従って、粒子固着シートの走行速度を速くしたり遅くしたり制御し、粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12b同志の接着位置を調整する制御手段とを備えている。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる機能性シートの製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、通気性の基布上に機能性粒子が固着している2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせた機能性シートに関し、例えば以下に示す先行技術がある。
【0003】
図10に示すように、この機能性シート3は、ホットメルト樹脂からなるウェブ1を介して積層単位を構成する脱臭粉粒体2同志が固着したものである。この機能性シート3では、積層単位を構成する脱臭粉粒体2同志が固着した構造となっているため、脱臭機能が増加されるにもかかわらず、脱臭粉粒体2が持つ本来の機能が損なわれず、しかも圧力損失も小さくすることができるという効果を奏する(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−57467号公報(請求項1、第2頁段落番号0010及び0011参照)
【0005】
ところが、この機能性シートにおける脱臭粉粒体同志が固着した構造は、1層毎に順に脱臭粉粒体を積層しつつ作製しなければならず、多くの手間と複雑な工程を必要としていた。
【0006】
また、この機能性シートを例えばフィルタ濾材に適用する場合、機能性シートの濾過面積を大きくするためにジグザグ形状にプリーツ加工を施すとき、プリーツの山部や谷部に脱臭粉粒体が存在すると、シャープな折り形状とならなかったり、加工時に脱臭粉粒体が基布を突き破って飛び出てしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、例えば機能性シートにプリーツ加工を施すときに、山部や谷部となる部分に機能性粒子が存在しないか、あるいは機能性粒子の量を少なくなるようにして、シャープな折り形状となるようにするなど、粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整することができる機能性シートの製造方法および製造装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
また本発明は、高機能であり、かつ圧力損失の小さい機能性シートを連続して製造することができる高効率な機能性シートの製造方法および製造装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させながら、前記少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成し、次いで、各粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる機能性シートの製造方法において、
前記少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせる前または後で、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取り、読み取った各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、各粒子固着シートの走行速度を制御して、各粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整することを特徴とする機能性シートの製造方法をその要旨とした。
【0010】
請求項2記載の発明は、粒子固着シートの走行ラインの前に、連続した通気性の基布上に機能性粒子を繰り返しパターンで固着させる工程を設け、前記連続した通気性の基布上に機能性粒子を繰り返しパターンで固着させた後、連続して粒子固着シートの貼り合わせを行うようにしたことを特徴とする機能性シートの製造方法をその要旨とした。
【0011】
請求項3記載の発明は、粒子固着シート同志の貼り合わせ工程の後に、連続して加熱工程を設けて、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせた後、連続して前記接着層の乾燥または硬化を行うようにしたことを特徴とする機能性シートの製造方法をその要旨とした。
【0012】
請求項4記載の発明は、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる走行手段と、前記少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成する接着層形成手段と、前記少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる貼り合わせ手段とを有する機能性シートの製造装置において、
前記貼り合わせ手段の前方または後方に配されて、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取る読み取り手段と、読み取り手段によって読み取られた各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、前記各粒子固着シートの走行手段の速度を制御して、各粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする機能性シートの製造装置をその要旨とした。
【0013】
請求項5記載の発明は、粒子固着シートの走行ラインの前に連続して、粒子固着シートを構成する連続した通気性の基布上に機能性粒子を所望の繰り返しパターンで固着させる固着手段を設けたことを特徴とする機能性シートの製造装置をその要旨とした。
【0014】
請求項6記載の発明は、貼り合わせ手段の後方に連続して加熱手段を設けたことを特徴とする機能性シートの製造装置をその要旨とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の機能性シートの製造方法および製造装置を図面に示した好ましい形態に従って、更に詳しく説明する。まず、本発明の機能性シートの製造方法について説明する。本発明は、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させ、その走行過程で少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成し、次いで少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して貼り合わせる機能性シートの製造方法を提供するものである。
【0016】
まず、少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる点について説明する。走行させる粒子固着シートは、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着したものである。
【0017】
この粒子固着シートを構成する通気性の基布としては、例えば不織布、織物、編物、濾紙、スポンジなどの多孔質体が挙げられ、中でも不織布は通気性に優れる点で好ましい。尚、基布には上記多孔質体を複数種組み合わせた複合体を用いることもできる。
【0018】
またこの粒子固着シートを構成する機能性粒子としては、例えば脱臭、ガス除去、触媒、光触媒、吸水、撥水、撥油、イオン交換、電磁波吸収、イオン発生、抗菌、殺菌、難燃、電磁波遮断、防音などの機能を持つ粒子をいい、具体的には活性炭、ゼオライト、酸化チタン、吸水性樹脂、撥水性樹脂、撥油性樹脂、イオン交換樹脂、金属粒子、抗菌樹脂、トルマリン、炭酸カルシウムなどを挙げることができる。機能性粒子の粒径としては、好ましくは0.05〜4mmであり、より好ましくは0.1〜2mmであり、更に好ましくは0.2〜1mmである。
【0019】
粒子固着シートにおける機能性粒子の繰り返しパターンは任意であり、用途や使用目的に応じて自由に変更することができる。例えば図1は、連続した基布11上に機能性粒子12のランダムドットの固着パターンが間隔をおいて繰り返される粒子固着シート13を示し、図2は、連続した基布11上に機能性粒子13の網目状の固着パターンが間隔をおいて繰り返される粒子固着シート13を示し、図3は、連続した基布11上に機能性粒子13の線状の固着パターンが間隔をおいて繰り返される粒子固着シート13を示している。
【0020】
尚、機能性粒子の基布への固着は、例えば連続した基布上に、点状、線状、または網目状などのパターンが間隔をおいて繰り返される繰り返しパターンに接着剤を塗布し、その接着剤に機能性粒子を付着させることで行うことができる。
【0021】
このように構成される少なくとも2枚の粒子固着シートを走行させるのである。図4に示す例では、ロール10a、10bにぞれぞれ捲回された2枚の粒子固着シート13a、13bをそれぞれ独立して走行させている。
【0022】
尚、図4に示す例では、2枚の粒子固着シート13a、13bをそれぞれ独立して走行させているが、予定する機能性シートの貼り合わせ構造に従って、3枚あるいは4枚と、複数枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させることもできる。
【0023】
図5に示す例は、2枚の粒子固着シート13a、13bをそれぞれ独立しての走行させる走行ラインの前に、連続した通気性の基布11a、11b上に機能性粒子12a、12bを繰り返しパターンで固着させる工程を設けていて、前記連続した通気性の基布11a、11b上に機能性粒子12a、12bを繰り返しパターンで固着させた後、そのまま連続して複数の粒子固着シート13a、13bが走行し、後述する貼り合わせが行われるようになっている。
【0024】
図5に示す機能性粒子の固着工程は、連続した通気性の基布11a、11b上に点状、線状、または網目状などのパターンが間隔をおいて繰り返される繰り返しパターンに接着剤14a、14bを塗布し、その接着剤14a、14bに機能性粒子12a、12bを散布して付着させ、次いで基布11a、11b上の接着剤14a、14bに付着していない機能性粒子12a、12bをエアーブロー装置または吸引装置32a、32bなどによってエアーで吹き飛ばす、または吸引することにより除去する、という手順で行われる。
【0025】
尚、固着する機能性粒子12a、12bはいずれも同じ種類であっても、異なる種類であってもよく、製造する機能性シートの用途や使用状態を考慮して適宜決定するとよい。
【0026】
こうして少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる過程で貼り合わせるべき粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成するのである。図4および図5に示す例では、2枚の粒子固着シート13a、13bのうち、一方の粒子固着シート13bの機能性粒子12bの固着側面に接着剤15を散布した。尚、接着層の形成は、粒子固着シート13bの機能性粒子12bの固着側面に接着剤15を散布するほかに、機能性粒子12bの固着側面にホットメルト樹脂からなる網目状シートを配置するなどの方法を採ることもできる。
【0027】
次いで、少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる。機能性粒子の固着側面に接着層を形成した後、少なくとも2枚の粒子固着シートは、互いに機能性粒子の固着側面を内側として重ね合わされプレスされる。これにより粒子固着シートの機能性粒子同志が接着層を介して接着され、粒子固着シート同志が貼り合わされるのである。
【0028】
図4および図5に示す例では、2枚の粒子固着シート13a、13bが重ね合わされてプレスされ、一方の粒子固着シート13bの機能性粒子12bの固着側面に付与された接着剤15を介して機能性粒子12a、12b同志が接着し、2枚の粒子固着シート13a、13bが貼り合わされている。
【0029】
尚、複数の粒子固着シートの貼り合わせ工程の後に加熱工程を設けて、複数の粒子固着シートを貼り合わせた後、連続して前記接着層の乾燥または硬化を行うようにすることもできる。
【0030】
前述したとおり、粒子固着シートには、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している。そして、それら少なくとも2枚の粒子固着シートはそれぞれ独立して走行し、貼り合わせに供せられるようになっており、このため、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンがずれて貼り合わされることがある。
【0031】
機能性粒子の繰り返しパターンがずれて貼り合わされた場合、課題の箇所でも述べたとおり、得られた機能性シートを例えば濾材として適用しようとした場合、その濾過面積を大きくするためにジグザグ形状にプリーツ加工を施すことがある。このとき、機能性粒子の繰り返しパターンがずれて貼り合わされていて、プリーツの山部や谷部に機能性粒子が存在していると、シャープな折り形状とならなかったり、加工時に機能性粒子が基布を突き破って飛び出てしまうという問題が生じる恐れがある。
【0032】
この点を解消するため、本発明では、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせる前または後で、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取り、読み取った各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、各粒子固着シートの走行速度を制御して、前記少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整するようにしている。
【0033】
少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせる前で、機能性粒子の繰り返しパターンを読み取るとは、それぞれ走行する各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターン全体の配置状態を捉えるほかに、機能性粒子が固着する固着パターンの部分のみを捉えたり、機能性粒子が固着しない固着パターンの切れ目を捉えたり、あるいは機能性粒子の繰り返しパターンの始まりまたは終わりを捉えたりして、これを電子情報として変換することをいう。
【0034】
また、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせた後で、機能性粒子の繰り返しパターンを読み取るとは、少なくとも2枚の粒子固着シートの接着された機能性粒子の繰り返しパターンの配置状態を捉え、これを電子情報として変換することをいう。
【0035】
この粒子固着シートにおける機能性粒子の繰り返しパターンの読み取りには、機能性粒子の繰り返しパターンを画像や信号として捉え、これを電子情報に変換できるCCDカメラやセンサーなどを用いることができる。
【0036】
こうして読み取られた機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンがずれて接着されると予想される場合、あるいは各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンがずれて接着されていることが確認された場合、これを修正するため、各粒子固着シートの走行速度を速めたり、あるいは遅くしたりして制御し、各粒子固着シートの機能性粒子同志が、繰り返しパターンがずれることなく接着されるように、その位置を調整するのである。
【0037】
図4に示す例では、粒子固着シート13a、13bを貼り合わせた後に、CCDカメラ16を配置して、粒子固着シート13a、13bの接着された機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの配置状態を捉え、読み取られた粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの情報に従って、粒子固着シート12bの走行速度はそのままに、粒子固着シート12aの走行速度を速くしたり遅くしたり制御し、粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12b同志の接着位置を調整するようにした。
【0038】
図5に示す例では、貼り合わせ前の各粒子固着シート13a、13bの走行ライン上に、それぞれCCDカメラ16を配置して、粒子固着シート13a、13bのそれぞれの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの配置状態を捉え、読み取られた粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの情報に従って、粒子固着シート12bの走行速度はそのままに、粒子固着シート12aの走行速度を速くしたり遅くしたり制御し、粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12b同志の接着位置を調整するようにした。
【0039】
上述したとおり、本発明の方法は、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせて機能性シートを製造する流れの中で、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報を連続して捉え、得られた粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報を、リアルタイムで粒子固着シートの走行速度の制御にフィードバックして、機能性粒子同志の接着位置を調整するようにしていることから、高精度な機能性粒子同志の接着位置調整ができるようになっている。
【0040】
本発明の方法で製造した機能性シートを図6に示す。図6に示す機能性シート20は、連続した基布11上に機能性粒子12のランダムドットの固着パターンが間隔をおいて繰り返される2枚の粒子固着シート13を接着剤15を介して機能性粒子12同志を接着して貼り合わせたものである。
【0041】
この機能性シート20は、2枚の粒子固着シート13の機能性粒子12のランダムドットの固着パターンが一致するように、機能性粒子12同志が接着していて、機能性粒子12の固着パターンの間隔も一致している。
【0042】
このため、図7に示すように、該機能性シート20の機能性粒子12の固着パターンの途切れた部分をプリーツの山部や谷部となるようにジグザグ状にプリーツ加工すると、プリーツの山部や谷部となる部分には機能性粒子12が存在していないので、プリーツの山部や谷部はシャープな折り形状となる。
【0043】
尚、本発明の方法によれば、図8に示すように、連続した基布11上に異なるランダムドットの固着パターンで機能性粒子12を固着した2枚の粒子固着シート13を接着剤15を介して機能性粒子12同志を接着して貼り合わせた機能性シート20を製造することもできる。
【0044】
またこの方法によれば、例えば図9に示すように、連続した通気性の基布11cの両表面に機能性粒子12cが繰り返しパターンで固着している粒子固着シート13cを中央にして、その粒子固着シート13cの両側に連続した通気性の基布11a、11bの一方面に機能性粒子12a、12bが繰り返しパターンで固着している粒子固着シート13a、13bを接着剤15a、15bを介してそれぞれ貼り合わせた3枚積層タイプ(機能性粒子の層としては4層タイプ)の機能性シート20を製造することもできる。
【0045】
次に、本発明の機能性シートの製造装置について説明する。尚、粒子固着シートの詳細については、製造方法の説明の箇所で詳述したので、ここでの説明は割愛する。本発明の製造装置は、連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる走行手段と、前記走行する少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を成形する接着層形成手段と、各粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる貼り合わせ手段とを有している。
【0046】
少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる走行手段としては、例えば送りローラや搬送ベルトなどを挙げることができる。図4および図5に示す例では、粒子固着シート13aを挟んで送り出す一対の送りローラ30と、粒子固着シート13bを載せて運ぶ搬送ローラまたは搬送ベルト31を粒子固着シート13aの走行手段として用いた。
【0047】
尚、図5に示す例では、2枚の粒子固着シート13a、13bをそれぞれ独立して走行させる走行ラインの前に連続して、連続した通気性の基布11a、11b上に機能性粒子12a、12bを繰り返しパターンで固着させる固着手段を設けていて、前記連続した通気性の基布11a、11b上に機能性粒子12a、12bを繰り返しパターンで固着させた後、そのまま連続して粒子固着シート13a、13bが走行し、後述する貼り合わせが行われるようになっている。
【0048】
図5に示す例における機能性粒子の固着は、連続した通気性の基布11a、11b上に点状、線状、または網目状などのパターンが間隔をおいて繰り返される繰り返しパターンに接着剤14a、14bを塗布し、その接着剤14a、14bに機能性粒子12a、12bを散布して付着させ、次いで基布11a、11b上の接着剤14a、14bに付着していない機能性粒子12a、12bをエアーブロー装置または吸引装置32a、32bなどによってエアーで吹き飛ばす、または吸引することにより除去する、という手順で行われる。
【0049】
例えば図1に示す粒子固着シート13は、帯状の空隙部分に相当する部分には凹部を設けないで帯状の空隙部分以外の部分に多数の凹部を設けたグラビアロール、あるいは多数の貫通孔を設けたスクリーンに一定間隔で帯状の無孔部分を設けたスクリーンなど(固着手段)を用い、これにより連続した通気性の基布11上に接着剤を塗布し、その塗布部分に機能性粒子12を散布することで連続的に製造することができる。
【0050】
図2に示す粒子固着シート13を作製する場合には、帯状の空隙部分に相当する部分には凹部を設けないで帯状の空隙部分以外の部分に格子状の凹部を設けたグラビアロール、あるいは格子状の貫通孔を設けたスクリーンに一定間隔で帯状の無孔部分を設けたスクリーンなど(固着手段)を用い、これにより連続した通気性の基布11上に接着剤を塗布し、その塗布部分に機能性粒子12を散布することで連続的に製造することができる。
【0051】
図3に示す粒子固着シート13を作製する場合には、帯状の空隙部分に相当する部分には凹部を設けないで帯状の空隙部分以外の部分にストライプ状の凹部を設けたグラビアロール、あるいはストライプ状の貫通孔を設けたスクリーンに一定間隔で帯状の無孔部分を設けたスクリーンなど(固着手段)を用い、これにより連続した通気性の基布11上に接着剤を塗布し、その塗布部分に機能性粒子12を散布することで連続的に製造することができる。
【0052】
尚、機能性粒子を基布に固着させる接着剤には、エマルジョン状態、ペースト状態の接着剤、あるいは熱溶融状態のものを用いることができる。
【0053】
上記走行手段によって少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させながら、貼り合わされるべき一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成する接着層形成手段として、図4および図5に示す例では、粒子固着シート13bの走行ライン上に接着剤15を散布するスプレー17を配置して、該スプレー17から粒子固着シート13bの機能性粒子12bの固着側面に溶融したホットメルト樹脂などの接着剤15を塗布することで、機能性粒子12bの固着側面に接着層を形成するようにした。
【0054】
尚、接着層の形成手段としては、粒子固着シートの走行ライン上にホッパーを配置して、ポリアミド粉末などの粉末状接着剤を機能性粒子の固着側面に散布したり、ホットメルト樹脂からなる網目状シートを機能性粒子の固着側面に配置したりするなどの手段を選択することもできる。
【0055】
貼り合わせ手段としては、一対の押圧ローラや上下に圧接した無端ベルトなどを挙げることができる。図4及び図5に示す例では、一対の押圧ローラ18を用い、これら押圧ローラ18間に粒子固着シート13a、13bを重合させて通すことにより、機能性粒子12a、12b同志を接着剤15を介して接着させ、粒子固着シート13a、13bを貼り合わせた。
【0056】
尚、粒子固着シートの貼り合わせ手段の後方に連続して加熱手段を設け、粒子固着シート同志を貼り合わせた後、連続して前記接着層の乾燥または硬化を行うようにすることもできる。
【0057】
また、本発明の製造装置は、貼り合わせ手段の前方または後方に配されて、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取る読み取り手段と、読み取り手段によって読み取られた各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、各粒子固着シートの走行手段の速度を制御して、各粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整する制御手段とを備えている。
【0058】
読み取り手段には、機能性粒子の繰り返しパターンを画像または信号として捉え、これを電子情報に変換できるCCDカメラやセンサーなどを用いることができる。
【0059】
粒子固着シートの貼り合わせ手段の前方に読み取り手段を配した場合、読み取り手段によって、走行する各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターン全体の配置状態が捉えられる。ほかに機能性粒子が固着する固着パターンの部分のみを捉えたり、機能性粒子が固着しない固着パターンの切れ目を捉えたり、あるいは機能性粒子の繰り返しパターンの始まりまたは終わりを捉えたりすることもできる。そして、読み取り手段によって捉えられた画像情報は電子情報として変換され、制御手段へと送られる。
【0060】
また、粒子固着シートの貼り合わせ手段の後方に読み取り手段を配した場合には、読み取り手段によって、各粒子固着シートの接着された機能性粒子の繰り返しパターンの配置状態を捉えられ、この読み取り手段によって捉えられた画像情報は電子情報として変換され、制御手段へと送られる。
【0061】
読み取り手段から送られた機能性粒子の繰り返しパターンの情報は、制御手段(コンピュータ)によって処理され、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンがずれて接着されると予想される場合、あるいは接着された機能性粒子の繰り返しパターンがずれていることが確認された場合、これを修正するため、各粒子固着シートを走行速度を速めたり、あるいは遅くしたりするなど、各粒子固着シートの走行手段の速度を制御し、各粒子固着シートの機能性粒子同志が、繰り返しパターンがずれることなく接着されるように、その位置を調整されるようになっている。
【0062】
図4に示す例では、粒子固着シート13a、13bを貼り合わせた後に、CCDカメラ16を配置して、粒子固着シート13a、13bの接着された機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの配置状態を捉え、これを電子情報に変換した後、制御手段(コンピュータ)へと送る。
【0063】
制御手段(コンピュータ)では、CCDカメラ16からの粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの情報に従って、粒子固着シート12bの走行速度はそのままにして、粒子固着シート12aの走行速度を速くしたり遅くしたり制御し、粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12b同志の接着位置を調整するようになっている。
【0064】
図5に示す例では、貼り合わせ前の各粒子固着シート13a、13bの走行ライン上に、それぞれCCDカメラ16を配置して、粒子固着シート13a、13bのそれぞれの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの配置状態を捉え、これを電子情報に変換した後、制御手段(コンピュータ)へと送る。 制御手段(コンピュータ)では、CCDカメラ16からの読み取られた粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12bの繰り返しパターンの情報に従って、粒子固着シート12bの走行速度はそのままにして、粒子固着シート12aの走行速度を速くしたり遅くしたり制御し、粒子固着シート13a、13bの機能性粒子12a、12b同志の接着位置を調整するようになっている。
【0065】
上記した本発明の製造方法及び製造装置によって製造される機能性シートは、高機能であり、かつ圧力損失の小さく、例えばフィルタ濾材やカーテン素材などに好適に使用される。また、機能性シートには、脱臭剤と抗菌剤など複数種の機能性粒子を使用することができ、多機能シートとして用いることもできる。
【0066】
【発明の効果】
上述したとおり、本発明の機能性シートの製造方法および製造装置は、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせて機能性シートを製造する流れの中で、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報を連続して捉え、得られた情報をリアルタイムで各粒子固着シートの走行速度の制御にフィードバックして、機能性粒子同志の接着位置を調整するようにしていることから、例えば機能性シートをプリーツ加工したときに、山部や谷部となる部分に機能性粒子が存在しないか、あるいは機能性粒子の量を少なくなるようにして、シャープな折り形状となるようにするなど、機能性粒子同志の接着位置の調整を高精度に行うことができる。
【0067】
またこの製造方法および製造装置は、粒子固着シートを走行させながら、接着層の形成、貼り合わせを行うため、高機能、かつ圧力損失の小さい機能性シートを効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって製造された機能性シートの一例を示す平面図。
【図2】本発明の製造方法によって製造された機能性シートの別の例を示す平面図。
【図3】本発明の製造方法によって製造された機能性シートのさらに別の例を示す平面図。
【図4】本発明の機能性シートの製造装置の一例を示す模式図。
【図5】本発明の機能性シートの製造装置の別の例を示す模式図。
【図6】本発明の製造方法によって製造された機能性シートのさらに別の例を示す断面図。
【図7】本発明の製造方法によって製造された機能性シートのさらに別の例を示す断面図。
【図8】本発明の製造方法によって製造された機能性シートのさらに別の例を示す断面図。
【図9】本発明の製造方法によって製造された機能性シートのさらに別の例を示す断面図。
【図10】従来の機能性シートを示す断面図。
【符号の説明】
11・・・基布
12・・・機能性粒子
13・・・粒子固着シート
15・・・接着剤
16・・・CCDカメラ
20・・・機能性シート

Claims (6)

  1. 連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させながら、前記少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成し、次いで、各粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる機能性シートの製造方法において、
    前記少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせる前または後で、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取り、読み取った各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、各粒子固着シートの走行速度を制御して、各粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整することを特徴とする機能性シートの製造方法。
  2. 粒子固着シートの走行ラインの前に、連続した通気性の基布上に機能性粒子を繰り返しパターンで固着させる工程を設け、前記連続した通気性の基布上に機能性粒子を繰り返しパターンで固着させた後、連続して粒子固着シートの貼り合わせを行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の機能性シートの製造方法。
  3. 粒子固着シート同志の貼り合わせ工程の後に、連続して加熱工程を設けて、少なくとも2枚の粒子固着シートを貼り合わせた後、連続して前記接着層の乾燥または硬化を行うようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の機能性シートの製造方法。
  4. 連続した通気性の基布上に機能性粒子が繰り返しパターンで固着している少なくとも2枚の粒子固着シートをそれぞれ走行させる走行手段と、前記少なくとも2枚の粒子固着シートのうち、一方の粒子固着シートの機能性粒子の固着側面に接着層を形成する接着層形成手段と、前記少なくとも2枚の粒子固着シートの機能性粒子同志を接着して、粒子固着シート同志を貼り合わせる貼り合わせ手段とを有する機能性シートの製造装置において、
    前記貼り合わせ手段の前方または後方に配されて、各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンを読み取る読み取り手段と、読み取り手段によって読み取られた各粒子固着シートの機能性粒子の繰り返しパターンの情報に従って、前記各粒子固着シートの走行手段の速度を制御して、各粒子固着シートの機能性粒子同志の接着位置を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする機能性シートの製造装置。
  5. 粒子固着シートの走行ラインの前に連続して、粒子固着シートを構成する連続した通気性の基布上に機能性粒子を所望の繰り返しパターンで固着させる固着手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の機能性シートの製造装置。
  6. 貼り合わせ手段の後方に連続して加熱手段を設けたことを特徴とする請求項4または5記載の機能性シートの製造装置。
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JP2007075131A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 脱臭性材料および脱臭性シート
JP2012219391A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Japan Vilene Co Ltd 固体粒子担持繊維及び固体粒子担持繊維シートの製造方法及びそれらの製造装置

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