JP2004113959A - プリーツの形成方法および形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリーツの折り高さやプリーツ間隔が正確に定まり、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材であっても、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合が生じることがないプリーツの形成方法および形成装置を提供すること。
【解決手段】プリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が一端側に載置される支持台22と、前記支持台22に配置した濾材10の1つおきの凹部11毎に先端を押し当てて、前記支持台22との間に濾材10を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材23と、前記各プリーツ形成素材23を前記支持台22の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材23を互いに重合させる移動手段24とを備えたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】プリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が一端側に載置される支持台22と、前記支持台22に配置した濾材10の1つおきの凹部11毎に先端を押し当てて、前記支持台22との間に濾材10を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材23と、前記各プリーツ形成素材23を前記支持台22の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材23を互いに重合させる移動手段24とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツの形成方法および形成装置に関する。特には、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材にプリーツを形成するのに好適なプリーツの形成方法および形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、濾材にプリーツを形成するプリーツの形成方法としては、以下に示す先行技術がある。
【0003】
例えば従来、濾材のプリーツ形状に応じた一対の歯車状のロール間に濾材を通すことでプリーツを形成する方法が一般的に知られている。
【0004】
また、別の形成方法としては、図5に示すように、上下に移動し、かつ前後に移動する上刃1と下刃2を用いて濾材3にプリーツを形成するものがある(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭64−18414号公報(第1図、実施例参照)
【0006】
また、さらに別の形成方法としては、図6に示すように、一対のロール4、4上に刃5を設けて折り目を付けた後、歯付きベルト6でプリーツ形状を固定するようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献2】
特開平06−154526号公報(請求項1、図1参照)
【0008】
ところが、上記方法は、いずれもプリーツ加工する濾材が、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返すものの場合、プリーツの折り高さが一定しなかったり、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合があった。
【0009】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、プリーツの折り高さやプリーツ間隔が正確に定まり、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材であっても、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合が生じることがないプリーツの形成方法および形成装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、濾材にプリーツを形成する方法であって、前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、次いで、前記濾材を支持台の一端側に載置し、この後前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材を前記支持台との間に濾材を挟持しつつ、前記支持台の他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0011】
請求項2記載の発明は、各プリーツ形成素材を互いに重合させた後、濾材から支持台を外し、代わりに濾材の1つおきの他の凹部毎に、互いに重合させた断面略V字状の第2のプリーツ形成素材群の各先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材とを濾材を介して噛み合わせ状態とすることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0012】
請求項3記載の発明は、濾材にプリーツを形成する方法であって、前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、次いで、前記濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状の第1のプリーツ形成素材の先端を押し当てるとともに、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に、断面略V字状の第2のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持し、その後、前記各第1のプリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材を移動させて互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0013】
請求項4記載の発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材が一端側に載置される支持台と、
前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てて、前記支持台との間に濾材を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材と、
前記各プリーツ形成素材を前記支持台の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させる移動手段とを備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0014】
請求項5記載の発明は、濾材から支持台を外した後、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てると共に互いに重合させることで、各プリーツ形成素材と濾材を介して噛み合わせ状態とされる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材を備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0015】
請求項6記載の発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第1のプリーツ形成素材と、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材と、前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持しつつ移動させて、前記各第1のプリーツ形成素材及び前記各第2のプリーツ形成素材濾材をそれぞれ互いに重合させる移動手段とを備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプリーツの形成方法および形成装置を図面に示した一実施の形態に従ってさらに詳しく説明する。
【0017】
図1に示すプリーツ形性装置21は、プリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が一端側に載置される支持台22と、前記支持台22に配置した濾材10の1つおきの凹部11毎に先端を押し当てて、前記支持台22との間に濾材10を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材23と、前記各プリーツ形成素材23を前記支持台22の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材23を互いに重合させる移動手段24とを備えたものである。
【0018】
このプリーツ形成装置21によってプリーツを形成する濾材10は、通気性を有するシート状物からなるものである。具体的には不織布、織物、編物、濾紙、スポンジなどの多孔質体、またはこれらを組み合わせた複合体を挙げることができる。上記多孔質体の中でも不織布は通気性に優れている点で好ましい。
【0019】
またこのプリーツ形成装置21によれば、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材にもプリーツを形成することができる。
【0020】
機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材としては、上記多孔質体を基材とし、その表面に機能性粒子を、点状、線状、または網目状などのパターンが間隔をおいて繰り返されるように固着させたものを挙げることができる。
【0021】
機能性粒子としては、例えば脱臭、ガス除去、触媒、光触媒、吸水、撥水、撥油、イオン交換、電磁波吸収、イオン発生、抗菌、殺菌、難燃、電磁波遮断、防音などの機能を持つ粒子であり、具体的には活性炭、ゼオライト、酸化チタン、吸水性樹脂、撥水性樹脂、撥油性樹脂、イオン交換樹脂、金属粒子、抗菌樹脂、トルマリン、炭酸カルシウムなどを挙げることができる。
【0022】
このプリーツ形成装置21によってプリーツを形成する濾材10は、予定するプリーツの形成位置に凹部11を形成したものである。図1に示す形態の場合、支持台22の前方には凹部形成手段が配置されており、濾材10のプリーツ形成に先だって、濾材10のプリーツ形成位置に凹部11が形成されるようになっている。図1に示す凹部形成手段は、濾材10の走行ライン上に配された上下一対のローラ20である。これらのローラ20の周面には幅方向にそれぞれプリーツ幅に対応する間隔をおいて凸条20aが歯車状に設けられており、この凸条20aがこれらローラ20間を濾材10が通過する際に上下方向から濾材10を押圧して凹部11が形成されるようになっている。尚、濾材10には予めプリーツ形成位置に凹部11が形成されたものを用いることもできる。
【0023】
また、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材の場合には、機能性粒子の存在しない固着パターンの切れ目部分が凹部となるように形成する。このようにすれば、プリーツを形成するときにプリーツの山部及び谷部となる部分には機能性粒子が存在せず、プリーツ形成時に機能性粒子が破損したり、多孔質体を突き破って機能性粒子が飛び出すこともない。
【0024】
こうしてプリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が支持台22の一端側に載置されるのである。支持台22上にはプリーツ形成素材23が支持台22上に接近離間可能に配されている。
【0025】
プリーツ形成素材23は、図1及び図2に示すように断面略V字状をなす板状体であり、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部23aと、プリーツの間隔を形成する間隔形成部23bとからなっている。
【0026】
そして、支持台22上に濾材10を載置したとき、このプリーツ形成素材23が濾材10に接近させ、その先端が濾材10の1つおきの凹部11毎に押し当てられ、濾材10を支持台22との間に挟持するようになっている。
【0027】
このプリーツ形成素材23は、移動手段24に多数間隔をおいて取り付けられている。濾材10の1つおきの凹部11毎に先端が押し当てられた各プリーツ形成素材23は、移動手段24によって濾材10を支持台22との間に挟持しつつ、支持台22上を他端側へと移動し、他端側で各プリーツ形成素材23の間隔形成部23bが互いに重合される。
【0028】
尚、移動手段としては特に限定されないが、例えば駆動モータとこれによって移動するベルト、チェーンなどを挙げることができる。
【0029】
これにより、濾材10は、各プリーツ形成素材23の先端が押し当たる凹部11を中心に折り山形成部23aに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材23の間隔形成部23bによってプリーツ間隔が保持されて、予定するプリーツが形成されるようになっている。
【0030】
こうして濾材10にプリーツを形成した互いに重合するプリーツ形成素材23からなる群25は濾材10から離間され、再び元の支持台22の一端側へと戻り、次の濾材10へのプリーツ形成に供されるのであるが、その場合、プリーツ形成素材23からなる群25をまとめて戻すこともできるが、先頭のプリーツ形成素材23から順に1個ずつ戻すこともできる。この場合、スライド手段24によって各プリーツ形成素材23を一定の速度を保ちながら、支持台22上を往復移動させるので、連続的なプリーツの形成が可能となる。
【0031】
尚、上記プリーツ形成素材23は加熱できるようにすることもできる。この場合、例えば濾材が熱可塑性樹脂からなるものであれば、形成されたプリーツ形状がそのまま保たれることになる。
【0032】
また、図1の矢印Aに示すように、各プリーツ形成素材23を互いに重合させた後、濾材10から支持台22を外し、代わりに図1の矢印Bに示すように、濾材10の1つおきの他の凹部11毎に、互いに重合させた断面略V字状の第2のプリーツ形成素材群35の各先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材23と各第2のプリーツ形成素材33とを濾材10を介して噛み合わせ状態とすることもできる。これにより濾材10のプリーツ形状をより高精度なものとすることができる。
【0033】
上記の如くしてプリーツが形成された濾材10は、そのままでもよいが、例えば図3に示すように、プリーツ形状がより安定な状態で保持されるようにするため、その両側面にテープ12を貼り付けることもできる。
【0034】
次に、図4に示すプリーツの形成装置について説明する。この形成装置41は、プリーツ形成位置に凹部11a、11bを形成した濾材10の1つおきの凹部11a毎に先端を押し当てる断面略V字状の第1のプリーツ形成素材43aと、前記濾材10の1つおきの他の凹部11b毎に先端を押し当てる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材43bと、前記第1のプリーツ形成素材43aと第2のプリーツ形成素材43bとで濾材10を挟持しつつ移動させて、前記各第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bをそれぞれ互いに重合させる移動手段46a、46bとを備えたものである。
【0035】
図4に示すように、第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bのいずれも、図1及び図2に示すプリーツ形成素材23と同じく断面略V字状をなす板状体であって、濾材10に対して接近離間可能に設けられている。また、これら第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bは、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部44a、44bと、プリーツの間隔を形成する間隔形成部45a、45bとからなっている。
【0036】
前記第1のプリーツ形成素材43aの先端を濾材10に接近させて濾材10の1つおきの凹部11a毎に押し当てると共に、同じく第2のプリーツ形成素材43bの先端を濾材10に接近させて濾材10の1つおきの他の凹部11b毎に押し当てることで、前記第1のプリーツ形成素材43aと第2のプリーツ形成素材43bとで濾材10が挟持されるようになっている。
【0037】
そして、上記第1のプリーツ形成素材43a及び第2のプリーツ形成素材43bがそれぞれ取り付けられた移動手段46a、46bによって、各第1のプリーツ形成素材43aと各第2のプリーツ形成素材43bとをそれぞれ移動させ、互いに重合させるのである。
【0038】
尚、移動手段としては特に限定されないが、例えば駆動モータとこれによって移動するベルト、チェーンなどを挙げることができる。
【0039】
これにより、濾材10は、第1のプリーツ形成素材43aの先端が押し当たる凹部11aを中心に折り山形成部44aに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材43aの間隔形成部45aによってプリーツ間隔が保持され、同時に第2のプリーツ形成素材43bの先端が押し当たる凹部11bを中心に折り山形成部44bに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材43bの間隔形成部45bによってプリーツ間隔が保持されて、予定するプリーツが形成されるようになっている。
【0040】
こうして濾材10にプリーツを形成した互いに重合する第1のプリーツ形成素材43aからなる群50a並びに第2のプリーツ形成素材43bからなる群50bは濾材10から離間され、再び元の位置へと戻り、次の濾材10へのプリーツ形成に供されるのであるが、その場合、第1のプリーツ形成素材43aからなる群50a並びに第2のプリーツ形成素材43bからなる群50bをそれぞれまとめて戻すこともできるが、先頭のプリーツ形成素材43a、43bから順に1個ずつ戻すこともできる。この場合、移動手段46a、46bによってそれぞれ各プリーツ形成素材43a、43bを一定の速度を保ちながら往復移動させるので、連続的なプリーツの形成が可能となる。
【0041】
尚、上記プリーツ形成素材43a、43bは加熱できるようにすることもできる。この場合、例えば濾材が熱可塑性樹脂からなるものであれば、形成されたプリーツ形状がそのまま保たれることになる。
【0042】
図4に示す形成装置41によってプリーツが形成された濾材10は、そのままでもよいが、例えば図3に示すように、プリーツ形状がより安定な状態で保持されるようにするため、その両側面にテープ12を貼り付けることもできる。
【0043】
尚、図示の例は、本発明のプリーツの形成方法及び形成装置を説明するために例示したものに過ぎず、特許請求の範囲の欄に記載された事項の範囲で自由に変更することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明のプリーツの形成方法および形成装置にあっては、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材と、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部とプリーツの間隔を形成する間隔形成部とからなるプリーツ形成素材とを用い、前記プリーツ形成素材を濾材のプリーツ形成位置に形成した凹部毎に押し当て、そして、各プリーツ形成素材を互いに重合させることで、濾材の凹部を中心にして濾材を折り山形成部に沿って折り曲げると共に、間隔形成部によってプリーツ間隔を保持して、濾材にプリーツを形成するようになっている。
【0045】
このため、プリーツの折り高さやプリーツ間隔が正確に定まり、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材であっても、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリーツの形成装置の一例を示す模式図。
【図2】図1に示すプリーツの形成装置の斜視図。
【図3】本発明のプリーツの形成装置によってプリーツが形成された濾材の両側面にテープを取り付けている状態を示す斜視図。
【図4】本発明のプリーツの形成装置の別の例を示す模式図。
【図5】従来のプリーツの形成装置を示す要部拡大斜視図。
【図6】従来の別のプリーツの形成装置を示す側面図。
【符号の説明】
10・・・濾材
11・・・凹部
21、41・・・プリーツ形成装置
22・・・支持台
23、43a、43b・・・プリーツ形成素材
24、46a、46b・・・移動手段
25・・・プリーツ形成素材群
35・・・第2のプリーツ形成素材群
50a・・・第1のプリーツ形成素材群
50b・・・第2のプリーツ形成素材群
【発明の属する技術分野】
この発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツの形成方法および形成装置に関する。特には、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材にプリーツを形成するのに好適なプリーツの形成方法および形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、濾材にプリーツを形成するプリーツの形成方法としては、以下に示す先行技術がある。
【0003】
例えば従来、濾材のプリーツ形状に応じた一対の歯車状のロール間に濾材を通すことでプリーツを形成する方法が一般的に知られている。
【0004】
また、別の形成方法としては、図5に示すように、上下に移動し、かつ前後に移動する上刃1と下刃2を用いて濾材3にプリーツを形成するものがある(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭64−18414号公報(第1図、実施例参照)
【0006】
また、さらに別の形成方法としては、図6に示すように、一対のロール4、4上に刃5を設けて折り目を付けた後、歯付きベルト6でプリーツ形状を固定するようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献2】
特開平06−154526号公報(請求項1、図1参照)
【0008】
ところが、上記方法は、いずれもプリーツ加工する濾材が、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返すものの場合、プリーツの折り高さが一定しなかったり、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合があった。
【0009】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、プリーツの折り高さやプリーツ間隔が正確に定まり、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材であっても、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合が生じることがないプリーツの形成方法および形成装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、濾材にプリーツを形成する方法であって、前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、次いで、前記濾材を支持台の一端側に載置し、この後前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材を前記支持台との間に濾材を挟持しつつ、前記支持台の他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0011】
請求項2記載の発明は、各プリーツ形成素材を互いに重合させた後、濾材から支持台を外し、代わりに濾材の1つおきの他の凹部毎に、互いに重合させた断面略V字状の第2のプリーツ形成素材群の各先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材とを濾材を介して噛み合わせ状態とすることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0012】
請求項3記載の発明は、濾材にプリーツを形成する方法であって、前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、次いで、前記濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状の第1のプリーツ形成素材の先端を押し当てるとともに、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に、断面略V字状の第2のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持し、その後、前記各第1のプリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材を移動させて互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法をその要旨とした。
【0013】
請求項4記載の発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材が一端側に載置される支持台と、
前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てて、前記支持台との間に濾材を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材と、
前記各プリーツ形成素材を前記支持台の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させる移動手段とを備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0014】
請求項5記載の発明は、濾材から支持台を外した後、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てると共に互いに重合させることで、各プリーツ形成素材と濾材を介して噛み合わせ状態とされる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材を備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0015】
請求項6記載の発明は、濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第1のプリーツ形成素材と、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材と、前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持しつつ移動させて、前記各第1のプリーツ形成素材及び前記各第2のプリーツ形成素材濾材をそれぞれ互いに重合させる移動手段とを備えたことを特徴とするプリーツの形成装置をその要旨とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプリーツの形成方法および形成装置を図面に示した一実施の形態に従ってさらに詳しく説明する。
【0017】
図1に示すプリーツ形性装置21は、プリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が一端側に載置される支持台22と、前記支持台22に配置した濾材10の1つおきの凹部11毎に先端を押し当てて、前記支持台22との間に濾材10を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材23と、前記各プリーツ形成素材23を前記支持台22の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材23を互いに重合させる移動手段24とを備えたものである。
【0018】
このプリーツ形成装置21によってプリーツを形成する濾材10は、通気性を有するシート状物からなるものである。具体的には不織布、織物、編物、濾紙、スポンジなどの多孔質体、またはこれらを組み合わせた複合体を挙げることができる。上記多孔質体の中でも不織布は通気性に優れている点で好ましい。
【0019】
またこのプリーツ形成装置21によれば、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材にもプリーツを形成することができる。
【0020】
機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材としては、上記多孔質体を基材とし、その表面に機能性粒子を、点状、線状、または網目状などのパターンが間隔をおいて繰り返されるように固着させたものを挙げることができる。
【0021】
機能性粒子としては、例えば脱臭、ガス除去、触媒、光触媒、吸水、撥水、撥油、イオン交換、電磁波吸収、イオン発生、抗菌、殺菌、難燃、電磁波遮断、防音などの機能を持つ粒子であり、具体的には活性炭、ゼオライト、酸化チタン、吸水性樹脂、撥水性樹脂、撥油性樹脂、イオン交換樹脂、金属粒子、抗菌樹脂、トルマリン、炭酸カルシウムなどを挙げることができる。
【0022】
このプリーツ形成装置21によってプリーツを形成する濾材10は、予定するプリーツの形成位置に凹部11を形成したものである。図1に示す形態の場合、支持台22の前方には凹部形成手段が配置されており、濾材10のプリーツ形成に先だって、濾材10のプリーツ形成位置に凹部11が形成されるようになっている。図1に示す凹部形成手段は、濾材10の走行ライン上に配された上下一対のローラ20である。これらのローラ20の周面には幅方向にそれぞれプリーツ幅に対応する間隔をおいて凸条20aが歯車状に設けられており、この凸条20aがこれらローラ20間を濾材10が通過する際に上下方向から濾材10を押圧して凹部11が形成されるようになっている。尚、濾材10には予めプリーツ形成位置に凹部11が形成されたものを用いることもできる。
【0023】
また、機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材の場合には、機能性粒子の存在しない固着パターンの切れ目部分が凹部となるように形成する。このようにすれば、プリーツを形成するときにプリーツの山部及び谷部となる部分には機能性粒子が存在せず、プリーツ形成時に機能性粒子が破損したり、多孔質体を突き破って機能性粒子が飛び出すこともない。
【0024】
こうしてプリーツ形成位置に凹部11を形成した濾材10が支持台22の一端側に載置されるのである。支持台22上にはプリーツ形成素材23が支持台22上に接近離間可能に配されている。
【0025】
プリーツ形成素材23は、図1及び図2に示すように断面略V字状をなす板状体であり、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部23aと、プリーツの間隔を形成する間隔形成部23bとからなっている。
【0026】
そして、支持台22上に濾材10を載置したとき、このプリーツ形成素材23が濾材10に接近させ、その先端が濾材10の1つおきの凹部11毎に押し当てられ、濾材10を支持台22との間に挟持するようになっている。
【0027】
このプリーツ形成素材23は、移動手段24に多数間隔をおいて取り付けられている。濾材10の1つおきの凹部11毎に先端が押し当てられた各プリーツ形成素材23は、移動手段24によって濾材10を支持台22との間に挟持しつつ、支持台22上を他端側へと移動し、他端側で各プリーツ形成素材23の間隔形成部23bが互いに重合される。
【0028】
尚、移動手段としては特に限定されないが、例えば駆動モータとこれによって移動するベルト、チェーンなどを挙げることができる。
【0029】
これにより、濾材10は、各プリーツ形成素材23の先端が押し当たる凹部11を中心に折り山形成部23aに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材23の間隔形成部23bによってプリーツ間隔が保持されて、予定するプリーツが形成されるようになっている。
【0030】
こうして濾材10にプリーツを形成した互いに重合するプリーツ形成素材23からなる群25は濾材10から離間され、再び元の支持台22の一端側へと戻り、次の濾材10へのプリーツ形成に供されるのであるが、その場合、プリーツ形成素材23からなる群25をまとめて戻すこともできるが、先頭のプリーツ形成素材23から順に1個ずつ戻すこともできる。この場合、スライド手段24によって各プリーツ形成素材23を一定の速度を保ちながら、支持台22上を往復移動させるので、連続的なプリーツの形成が可能となる。
【0031】
尚、上記プリーツ形成素材23は加熱できるようにすることもできる。この場合、例えば濾材が熱可塑性樹脂からなるものであれば、形成されたプリーツ形状がそのまま保たれることになる。
【0032】
また、図1の矢印Aに示すように、各プリーツ形成素材23を互いに重合させた後、濾材10から支持台22を外し、代わりに図1の矢印Bに示すように、濾材10の1つおきの他の凹部11毎に、互いに重合させた断面略V字状の第2のプリーツ形成素材群35の各先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材23と各第2のプリーツ形成素材33とを濾材10を介して噛み合わせ状態とすることもできる。これにより濾材10のプリーツ形状をより高精度なものとすることができる。
【0033】
上記の如くしてプリーツが形成された濾材10は、そのままでもよいが、例えば図3に示すように、プリーツ形状がより安定な状態で保持されるようにするため、その両側面にテープ12を貼り付けることもできる。
【0034】
次に、図4に示すプリーツの形成装置について説明する。この形成装置41は、プリーツ形成位置に凹部11a、11bを形成した濾材10の1つおきの凹部11a毎に先端を押し当てる断面略V字状の第1のプリーツ形成素材43aと、前記濾材10の1つおきの他の凹部11b毎に先端を押し当てる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材43bと、前記第1のプリーツ形成素材43aと第2のプリーツ形成素材43bとで濾材10を挟持しつつ移動させて、前記各第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bをそれぞれ互いに重合させる移動手段46a、46bとを備えたものである。
【0035】
図4に示すように、第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bのいずれも、図1及び図2に示すプリーツ形成素材23と同じく断面略V字状をなす板状体であって、濾材10に対して接近離間可能に設けられている。また、これら第1のプリーツ形成素材43a及び前記各第2のプリーツ形成素材43bは、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部44a、44bと、プリーツの間隔を形成する間隔形成部45a、45bとからなっている。
【0036】
前記第1のプリーツ形成素材43aの先端を濾材10に接近させて濾材10の1つおきの凹部11a毎に押し当てると共に、同じく第2のプリーツ形成素材43bの先端を濾材10に接近させて濾材10の1つおきの他の凹部11b毎に押し当てることで、前記第1のプリーツ形成素材43aと第2のプリーツ形成素材43bとで濾材10が挟持されるようになっている。
【0037】
そして、上記第1のプリーツ形成素材43a及び第2のプリーツ形成素材43bがそれぞれ取り付けられた移動手段46a、46bによって、各第1のプリーツ形成素材43aと各第2のプリーツ形成素材43bとをそれぞれ移動させ、互いに重合させるのである。
【0038】
尚、移動手段としては特に限定されないが、例えば駆動モータとこれによって移動するベルト、チェーンなどを挙げることができる。
【0039】
これにより、濾材10は、第1のプリーツ形成素材43aの先端が押し当たる凹部11aを中心に折り山形成部44aに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材43aの間隔形成部45aによってプリーツ間隔が保持され、同時に第2のプリーツ形成素材43bの先端が押し当たる凹部11bを中心に折り山形成部44bに沿って折り曲げられると共に、各プリーツ形成素材43bの間隔形成部45bによってプリーツ間隔が保持されて、予定するプリーツが形成されるようになっている。
【0040】
こうして濾材10にプリーツを形成した互いに重合する第1のプリーツ形成素材43aからなる群50a並びに第2のプリーツ形成素材43bからなる群50bは濾材10から離間され、再び元の位置へと戻り、次の濾材10へのプリーツ形成に供されるのであるが、その場合、第1のプリーツ形成素材43aからなる群50a並びに第2のプリーツ形成素材43bからなる群50bをそれぞれまとめて戻すこともできるが、先頭のプリーツ形成素材43a、43bから順に1個ずつ戻すこともできる。この場合、移動手段46a、46bによってそれぞれ各プリーツ形成素材43a、43bを一定の速度を保ちながら往復移動させるので、連続的なプリーツの形成が可能となる。
【0041】
尚、上記プリーツ形成素材43a、43bは加熱できるようにすることもできる。この場合、例えば濾材が熱可塑性樹脂からなるものであれば、形成されたプリーツ形状がそのまま保たれることになる。
【0042】
図4に示す形成装置41によってプリーツが形成された濾材10は、そのままでもよいが、例えば図3に示すように、プリーツ形状がより安定な状態で保持されるようにするため、その両側面にテープ12を貼り付けることもできる。
【0043】
尚、図示の例は、本発明のプリーツの形成方法及び形成装置を説明するために例示したものに過ぎず、特許請求の範囲の欄に記載された事項の範囲で自由に変更することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明のプリーツの形成方法および形成装置にあっては、プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材と、予定するプリーツ形状に対応して折り山を形成する形成部とプリーツの間隔を形成する間隔形成部とからなるプリーツ形成素材とを用い、前記プリーツ形成素材を濾材のプリーツ形成位置に形成した凹部毎に押し当て、そして、各プリーツ形成素材を互いに重合させることで、濾材の凹部を中心にして濾材を折り山形成部に沿って折り曲げると共に、間隔形成部によってプリーツ間隔を保持して、濾材にプリーツを形成するようになっている。
【0045】
このため、プリーツの折り高さやプリーツ間隔が正確に定まり、例えば機能性粒子の固着パターンが一定の間隔をおいて繰り返す濾材であっても、プリーツ加工時に機能性粒子が破損したり、濾材から機能性粒子が飛び出したりする、といった不具合が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリーツの形成装置の一例を示す模式図。
【図2】図1に示すプリーツの形成装置の斜視図。
【図3】本発明のプリーツの形成装置によってプリーツが形成された濾材の両側面にテープを取り付けている状態を示す斜視図。
【図4】本発明のプリーツの形成装置の別の例を示す模式図。
【図5】従来のプリーツの形成装置を示す要部拡大斜視図。
【図6】従来の別のプリーツの形成装置を示す側面図。
【符号の説明】
10・・・濾材
11・・・凹部
21、41・・・プリーツ形成装置
22・・・支持台
23、43a、43b・・・プリーツ形成素材
24、46a、46b・・・移動手段
25・・・プリーツ形成素材群
35・・・第2のプリーツ形成素材群
50a・・・第1のプリーツ形成素材群
50b・・・第2のプリーツ形成素材群
Claims (6)
- 濾材にプリーツを形成する方法であって、
前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、
次いで、前記濾材を支持台の一端側に載置し、この後前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材を前記支持台との間に濾材を挟持しつつ、前記支持台の他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法。 - 各プリーツ形成素材を互いに重合させた後、濾材から支持台を外し、代わりに濾材の1つおきの他の凹部毎に、互いに重合させた断面略V字状の第2のプリーツ形成素材群の各先端を押し当てて、前記各プリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材とを濾材を介して噛み合わせ状態とすることを特徴とする請求項1記載のプリーツの形成方法。
- 濾材にプリーツを形成する方法であって、
前記濾材のプリーツ形成位置に凹部を形成し、
次いで、前記濾材の1つおきの凹部毎に、断面略V字状の第1のプリーツ形成素材の先端を押し当てるとともに、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に、断面略V字状の第2のプリーツ形成素材の先端を押し当てて、前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持し、
その後、前記各第1のプリーツ形成素材と各第2のプリーツ形成素材を移動させて互いに重合させることを特徴とするプリーツの形成方法。 - 濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、
プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材が一端側に載置される支持台と、
前記支持台に配置した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てて、前記支持台との間に濾材を挟持する断面略V字状のプリーツ形成素材と、
前記各プリーツ形成素材を前記支持台の一端側から他端側へと移動させ、前記各プリーツ形成素材を互いに重合させる移動手段と、を備えたことを特徴とするプリーツの形成装置。 - 濾材から支持台を外した後、前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てると共に互いに重合させることで、各プリーツ形成素材と濾材を介して噛み合わせ状態とされる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材を備えたことを特徴とする請求項4記載のプリーツの形成装置。
- 濾材にプリーツを形成するプリーツ形性装置であって、
プリーツ形成位置に凹部を形成した濾材の1つおきの凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第1のプリーツ形成素材と、
前記濾材の1つおきの他の凹部毎に先端を押し当てる断面略V字状の第2のプリーツ形成素材と、
前記第1のプリーツ形成素材と第2のプリーツ形成素材とで濾材を挟持しつつ移動させて、前記各第1のプリーツ形成素材及び前記各第2のプリーツ形成素材濾材をそれぞれ互いに重合させる移動手段と、を備えたことを特徴とするプリーツの形成装置。
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-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002282326A patent/JP2004113959A/ja active Pending
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