JP2004114317A - デジタル発光素子書込装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくしたデジタル発光素子書込装置を提供すること。
【解決手段】本回路は、主走査1ライン分のデータをLEDアレイユニット内部ドライバにラッチさせた後、主走査開始信号より、設定した32カウント分のクロック点灯信号を分割領域毎順に出力することでLEDを点灯させ、画像印字させている。1本のLEDアレイユニットは4分割の点灯領域とし電源容量の負担を低減している。まず、システム制御装置302からの用紙幅に対応するLEDアレイユニット503−1〜3の書込開始位置と書込終了位置信号が与えられ、LED書込制御回路502に入力され、内部ICによりSRAMへのアドレス設定を行う。更に、書込開始アドレス・終了アドレスが、LED書込制御回路内502のレジスタ回路より、出力される。
【選択図】 図5
【解決手段】本回路は、主走査1ライン分のデータをLEDアレイユニット内部ドライバにラッチさせた後、主走査開始信号より、設定した32カウント分のクロック点灯信号を分割領域毎順に出力することでLEDを点灯させ、画像印字させている。1本のLEDアレイユニットは4分割の点灯領域とし電源容量の負担を低減している。まず、システム制御装置302からの用紙幅に対応するLEDアレイユニット503−1〜3の書込開始位置と書込終了位置信号が与えられ、LED書込制御回路502に入力され、内部ICによりSRAMへのアドレス設定を行う。更に、書込開始アドレス・終了アドレスが、LED書込制御回路内502のレジスタ回路より、出力される。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LEDアレイによる光ビームで印字情報を感光体に書き込むことによりデジタル画像を形成するLEDプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
LEDプリンタは、レーザープリンタのポリゴンミラーような可動部がないため高信頼性である。また、大判サイズのプリント出力を必要とする広幅機の場合には、主走査方向に光ビームを走査させるための光学的空間が不要で、LEDアレイとセルフォックレンズ等の光学素子を一体化したLEDヘッドを配置すれば良く、装置全体を小型化することができる。そのため、レーザープリンタより高い評価を受けている。
このようなLEDプリンタに関する技術として以下のものがある。
【特許文献1】
特開平10−86438号公報
【特許文献2】
特開2001−80118号公報
【0003】
特許文献1は、LEDヘッド群を、感光体の軸線方向に沿って配列した複数個のLEDヘッドによって構成し、感光体の軸線方向の最大感光幅を各LEDヘッドによって分割露光可能にしている。
なお、感光体の軸線方向に沿って千鳥状に配列した複数個のLEDヘッドによる露光可能領域の端部を感光体の軸線方向で重複させることもできる。またLEDヘッドを3個以上の奇数個によって構成し、その各LEDヘッド群の数が感光体の回動方向の下流側より上流側の方が多くなるように千鳥状に配列することもできる。
特許文献2は、複数個のLEDヘッドによって感光体の軸線方向の最大感光幅を分割露光可能にするものであり、各LEDヘッド間の明るさの違いよる印字濃度のムラをなくするために各LEDヘッド毎に単独で明るさを調整しているが、印字した時にLEDヘッド内の分割点灯間で濃度ムラが生じてしまうことまでは言及していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レーザープリンタが10mW程度の出力の光源1個を発光させそのビームをポリゴンミラー、fθレンズ等により走査させているのに対し、LEDプリンタでは1画素毎に1個LED素子を複数個主走査方向に並べ、これに各々数mA〜10mA程度の電流を流して発光するようにしており、1素子毎にデータ転送および点灯の制御している。
したがって、プリンタ・複写機の機械が大型になってくればそれだけ使用するLED素子ドライバICが増えて生産の歩留まりが低下し、またユニットが長くなり書き込みビーム配列精度を維持するため部品精度を良くするなど部品単価も小型のプリンタ・複写機のものに較べて非常に高くなってしまう。
このため価格の安い小型のプリンタ・複写機用のLED素子アレイユニットを複数個主走査方向に配置し広幅機用にしたものが提供された。
【0005】
特許文献1では、感光体の軸線上に沿って2個、3個のLED素子アレイユニットを配置し分割露光をしている。
分割露光方法として1ドットずつ主走査方向にスキャンさせていくダイナミック方法と、主走査方向を一度あるいはいくつかのブロックに分けてまとめて点灯させるスタテック方法があるが、具体的には、1個のLED素子アレイユニットの中を4分割点灯させるようにして、3個のLED素子アレイユニットを並べているので全体として12分割点灯とする方法がある。
この場合、濃い画像の時は問題なかったが淡い画像(低い濃度)の時には点灯の分割位置を境として画像濃度が変化してしまうという問題が生じた。
これはLED素子アレイユニット内で複数に分割された点灯領域のうちの両端部が内側の点灯領域よりどうしても狭くなり電源からのケーブルインピーダンス等による電圧降下の違いによって、その点灯領域の電流が大きくなり発光光量が増加する。このため画像が中間色(ハーフトーン画像)であると隣接する内側の点灯領域の画像濃度より濃い画像となりムラとして目立ってしまう。
このようにLED素子アレイユニット内でも点灯領域毎の濃度ムラが発生してしまいLED素子アレイユニット単位での光量補正では制御できなかった。
【0006】
そこで、本発明の第1の目的は、発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する手段と、一度の点灯領域毎の発光光量を制御させる発光素子点灯制御回路とで構成することにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくしたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、発光光量を減少させるように点灯制御回路を制御することにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることを可能としたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、発光光量を制御させる発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御させることにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることを可能としたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、複数個の発光素子が一方向に列設された発光素子アレイおよび前記発光素子アレイの光を感光体に結像させる結像手段とからなる発光素子アレイユニットと、前記発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する分割手段と、一度の点灯領域毎に発光光量を制御させる発光素子点灯制御手段と、を備えたことにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、前記発光素子点灯制御手段が発光光量を減少させるように制御することにより、前記第2の目的を達成する。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記発光素子点灯制御手段が、発光光量を制御する発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御することにより、前記第3の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図8を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複写機の基本構成ブロック図、図2は、この複写機の概略を示した図である。
図1に示すように、複写機は、原稿を読み取る読取手段としての読取部100、読み取られた原稿情報を記憶する記憶手段としての画像情報記憶部300、記憶された情報を転写紙に複写するための一連のプロセスを実行する書込部500、これらを制御するシステム制御装置302、このシステム制御装置にキー入力を行う操作手段としての操作部400で構成されている。
【0010】
次に、図1および図2を参照して、読取部100の構成を説明する。
オペレータが原稿を挿入口から挿入すると、原稿は、ローラ1の回転に応じて密着センサモジュール2と白色ローラ3間を搬送される。搬送中の原稿には、密着センサモジュール2に内蔵されているLEDランプにより照明され、その反射光はセンサモジュール2に結像され、原稿画像情報が読み取られる。
そして、センサ101上に結像した原稿画像は電気信号に変換され、このアナログ信号は、画像増幅回路102で増幅される。A/D(アナログ/デジタル)変換回路103は、画像増幅回路102で増幅されたアナログ画像信号を画素毎の多値デジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、同期制御回路106から出力されるクロックに同期して出力されシェーデング補正回路104により、光量ムラ、コンタクトガラスの汚れ、センサの感度ムラ等による歪を補正する。この補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105でデジタル記録画像情報に変換された後、画像メモリ部301に書き込まれる。
【0011】
次に、図2を参照して複写装置200の構成について説明する。
帯電装置4は、感光体ドラム5を−850Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャージャである。LEDヘッド503は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレイ)を介して感光体ドラム5に照射される。
LEDアレイユニット6は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレイ)を介して感光体ドラム5に照射される。このLEDアレイユニット6は、図1のLPH503−1〜3に相当する。感光体ドラム5にデジタル画像情報に基づいたLED光が照射されると、光導電現象で感光体表面の電荷が感光体ドラム5のアースに流れて消滅する。
ここで原稿濃度の淡い部分は、LEDを発光させないようにし、原稿濃度の濃い部分は、LEDを発光させる。これにより感光体ドラム5のLED光非照射部は、画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像を現像ユニット7によって現像する。現像ユニット7内のトナーは撹拌により負に帯電されておりバイアスは−700Vに印加されているためLED光照射部分だけにトナーが付着する。
【0012】
一方転写紙は、3つのロール給紙台および手差し給紙台から選択し、レジストローラ8で所定のタイミングで感光体ドラム5の下部を通過し、この時に転写チャージャ9によりトナー像を記録紙上に転写させる。記録紙は次に感光体ドラム5より分離チャージャ10により分離されて搬送タンク11により搬送されて定着ユニット12に送られ、そこでトナーが記録紙に定着される。
その後、トナーが定着された記録紙は排紙トレイ13または14により機外の前後の排紙トレイに送られ排紙される。
【0013】
次に、画像メモリ部301から書込部への画像信号の流れを説明する。
画像信号の流れは、画像メモリ部301からイーブン(E:2bit)、オッド(O:2bit)の4値画像データが2ラインパラレルの25MHzでLED書込制御回路502に送られてくる。
2ラインで送られてきた画像信号は、LED書込制御回路502内部で一旦、1ラインに合成した後、各々のLED当たり2分割で全体として6分割され、LEDアレイユニット503_1、503_2、503_3へ9.5MHzで転送される。
【0014】
次に、図4を参照してLED書込制御回路502の各ブロック説明を行う。
まず、画像データ入力部512について説明する。
画像信号イーブン(E:2bit)、オッド(O:2bit)およびタイミング信号は、画像メモリ部301より低電圧作動信号素子LVDSドライバを使用しパラレルからシリアルに変換され、LED書込制御回路502に25MHzで送られてくるため、LED書込制御回路502でもLVDSレシーバ512を使用し、シリアル信号からパラレル信号に変換し、PKDE・PKDO・XPCLK・XPLSYNC・XPLGATE・XPFGATE_IOUとして第1_IC510に入力する。
タイミング信号のXPLSYNCとXPFGATE_IPUは第1_IC510の内部クロックと同期させ、画像信号処理時間分遅らせ、RLSYNC、RFGATEとして第2_IC511に入力される。
【0015】
次に、画像データRAM部514A_1〜514A_6、514B_1〜514B_6について説明する。
第1_IC、510に入力された画像信号はED(2bit)、OD(2bit)としてSRAMアドレス信号AADR(10..0)およびBADR(10..0)と共にA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B群SRAM6個(514B_1〜514B_6)に25MHzで出力される。
LEDアレイユニット503_1〜503_3は、総dot数23040(A3幅7680dot×3本)で画像信号転送が6分割(1本/2分割×3本)方式のため、A3幅LEDアレイユニット1本の1分割分である3840dot(7680dot/2分割)毎に、A群としてSRAM1〜6、514A_1〜514A_6の6個を設け、2dot(ED:2bit、OD:2bit)分の画像データを4bitとして1アドレスに割り当て、主走査1ライン分の画像信号をA群のSRAM1、514A_1にLEDアレイユニット1、503_1の1分割目の画像信号、SRAM2、514A_2にLEDアレイユニット1、503_1の2分割目の画像信号、SRAM3、514A_3にLEDアレイユニット2、503_2の1分割目の画像信号、SRAM4、514A4にLEDアレイユニットユニット2、503_2の2分割目の画像信号、SRAM5、514A_5にLEDアレイユニット3、503_3の1分割目の画像信号、SRAM6、514A_6にLEDアレイユニット3、503_3の2分割目の画像信号を格納する。
【0016】
25MHzでA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に順次格納された画像信号は、4.65MHzでA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)から同時に読み出され、SRAM1、514A_1、SRAM2、514A_2から読み出されたLEDアレイユニット1、503_1の画像信号は、第2_IC、511へSODA1(3..0)、SODA2(3..0)として入力され、SRAM3、514A_3、SRAM4、514A_4から読み出されたLEDアレイユニット2、503_2の画像信号および、SRAM5、514A_5、SRAM6、514A_6から読み出されたLEDアレイユニット3、503_3の画像信号は、画像遅延メモリ部のフィールドメモリ515_1〜515_3に送られる。
A群SRAM6個(514A_1〜514A_6)が読み出しを行っている間に、次のラインをB群のSRAM1〜6、514B_1〜514B_6の6個にA群と同様に画像信号を格納する。
このリード、ライト動作をA郡SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B郡SRAM6個(514B_1〜514B_6)をトグル動作させる。
【0017】
画像データ遅延部(515_1〜515_3)について説明する。
(1)LEDアレイユニット2、503_2の画像信号遅延部(515_1、515_2)、A3幅LEDアレイユニット(515_1〜515_3)3本を千鳥配置しているため、LEDアレイユニット1、503_1を基準とし、LEDアレイユニット2、503_2は、メカレイアウト上、副走査方向に7mmずらして取り付けている。このため、A郡SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B郡SRAM6個(514B_1〜514B_6)から出力された画像信号を同時に処理し、LEDアレイユニット2、503_2へ転送すると、LEDアレイユニット1、503_1に対して、LEDアレイユニット2、503_2は、副走査方向に7mm(7mm/42.3μm(600dpiの1dot)=165ライン)ずれて印字してしまう。
【0018】
このメカ的なずれを補正するため、4.75MHzでA郡SRAM3,4、514A_3〜514A_4、A郡SRAM3、4 514B_3〜514B_4から出力されたLEDアレイユニット2、503_2の2分割分の画像信号(各4bit)を8bitの画像信号としてフィールドメモリ515_1に転送ライン順に4.75MHzで100ライン(固定)書き込む。
次に、書き込まれた順に4.75MHzでフィールドメモリ515_1より画像信号を読み出すと同時に、カスケード接続されたフィールドメモリ515_2に65ライン(可変)書き込む。
次に、書き込まれた順に4.75MHzでフィールドメモリ515_2より画像信号を読み出し、FMOD2(7..0)として、第2_IC511へ入力する。これによりLEDアレイユニット2、503_2の画像信号は、165ライン(7mm)遅延されたことになる。遅延させるライン数はLEDアレイユニット2、503_2の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位での制御が可能である。
【0019】
(2)LEDアレイユニット3、503_3画像データ遅延部について、説明する。
同様にLEDアレイユニット3、503_3は副走査方向に1mmずらして取り付けている。このため、A群SRAM5,6、514A_5、514A_6、B群SRAM5,6、514B_5、514B_6から出力されたLEDアレイユニット3、503_3の2分割分の画像信号(各4bit)を、FMOD3(7..0)として23ライン(1mm)遅延させる。
【0020】
光量補正ROM部516_1、516_2、516_3について説明する。
LEDアレイユニット503_1〜503_3に各LED素子の光量バラツキを補正するために、LED素子毎に5bitの補正データおよびLED素子が192個おきのLEDアレイチップ毎の補正データが入った光量補正ROM516_1、516_2、516_3があり、電源投入時に光量バラツキ補正データを各LEDアレイ503_1〜503_3に転送する。
まず、電源投入時およびLED書き込み制御回路がリセットした後、最初にLEDユニット1503_1の光量補正ROM516_1より 第2_IC511からのアドレス信号HOSEIADR(12..0)により0000Hより、順番に読み出され光量補正データはHOSEID(4..0)として、第2_IC511に入力される。
【0021】
第2_IC511内部にて、0000h(1dot目の補正データ)のデータをラッチし、0001h(3841dot目の補正データ)のデータと同時にLEDアレイユニット1503_1へ9.5MHzで並列転送される。この処理を1E28h(7720個の補正データ)まで繰り返しLEDアレイユニット1、503_1の光量補正を行う。
LEDアレイユニット1、503_1の補正データ転送終了後、同様に順次、LEDアレイユニット2、503_2、LEDアレイユニット3、503_3の光量補正を行う。
転送した光量補正データは、LEDアレイユニット503_1〜503_3電源をOFFしない限り、LEDアレイユニット503_1〜503_3内部にて補正データが保持される。
【0022】
ダブルコピーSRAM部513について説明する。
主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて印字しコピー、プリンターの生産性を2倍にする機能を有する。
ダブルコピー時、画像メモリ部301からの画像信号(E、O)では、XPLSYNCは1/2以下でLED書込制御回路502に転送されてくる。これを利用し一つのXPLSYNCの中で、画像信号のダビング操作を行う構成としている。
【0023】
画像メモリ部301から25MHzで送られてきた画像信号(E、O)は、第1_IC510よりEDW,ODWとしてダブルコピーSRAM513にアドレス信号WADR(13..0)と共に出力され、ダブルコピーSRAM513に画像データを格納すると同時に、画像データRAM部のA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に格納する。
画像メモリ部301からの画像信号格納終了と同時にダブルコピーSRAM513に格納した画像データを読み出し、第1_IC510に取り込み、画像メモリ部301から送られてきた画像データと同様にA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に追加読み込みさせる。
これによりA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)には、ダブルコピー画像主走査1ライン分が格納されたことになる。
この動作をA群SRAM6個(5514A_1〜514A_6)、B群SRAM6個(514B_1〜514B_6)をトグルさせることによりライン間の繋ぎを行う。
【0024】
次に、画像データ出力部について説明する。
第2_IC511に入力されたLEDアレイユニット1〜3、503_1〜503_3 の2dot単位の画像信号は、第2_IC511内部にて1ライン合成される。LEDアレイユニット1、503_1の1分割目の画像信号は、D1A、2分割目の画像信号はD1B、LEDアレイユニット2、503_2の1分割目の画像信号はD2A、2分割目の画像信号はD2B、LEDアレイユニット3、503_3の1分割目の画像信号はD3A、2分割目の画像信号は、D3Bとして第2_IC511からタイミング信号と共に出力され、ドライバ519を介し、各LEDアレイユニット503_1〜503_3に9.5MHzのスピードで転送される。
【0025】
次に、ダウンロード部517について説明する。
第1_IC510,第2_IC511はSRAMタイプのCPLDであるため、電源OFFにより、第1_IC510、第2_IC511内部の書き込み制御プログラムが全て消去される。そのため電源ON時、EPROM517よりプログラムのダウンロード(コンフィギュレーション)が毎回行われる。
まず、電源が投入されると、第1_IC510にEPROM517よりDOWNLOAD_CPLD1としてプログラムをシリアルデータで転送しダウンロードを行い第1_IC510にダウンロードが終了すると同時に、第2_IC511にEPROM517よりDOWNLOAD_CPLD2としてプログラムをシリアルデータで転送し、プログラムがダウンロードされる。
【0026】
リセット回路部518について説明する。
電源ON時およびLED書込制御回路502の供給電源の電圧降下によりリセットIC518よりシステムリセット信号RESET_CPLD1およびRESET_CPLD2が出力される。システムリセット信号RESET_CPLD1は第1_IC510に、システムリセット信号RESET_CPLD2は、第2_IC511にそれぞれ入力され、これを基に第1_IC510および第2_IC511内部のカウンタのリセットを行いシステムの初期化をする。
【0027】
システム制御装置302について説明する。
LED書込制御回路502への書き込み条件設定(ダブルコピーの有無、書き込み用紙サイズetc.)はシステム制御装置302からの制御信号入力データバスLDATA(7..0)、アドレスバスLADR(6..0)、ラッチ信号VDBCS、画像転送信号XPFGATE_IOB、XPSGATE、XTLGATEを 第1_IC510、第2_IC511に入力することにより制御される。
【0028】
次に、図6を参照してLEDアレイユニット1〜3、503_1〜503_3の一つ、LEDアレイユニット1、503_1について説明する。
LEDアレイユニット1、503−1の内部は、LEDアレイ590_1〜LEDアレイ590_40の192個単位で40分割され、主走査方向に等間隔に配置されている(192*40=7680ドット)。各々のLEDアレイには、発光光量を制御するドライバ591_1〜591_40がそれぞれ接続されている。
【0029】
ドライバ591には各ドットに対応する画像データおよびLEDをその時間だけ点灯させるストローブSTB信号、データ転送用のクロックCLK、データ転送を開始するためのセットRESET(LOAD)信号、光量補正と通常画像の階調制御を切換するSEL信号が、入力信号として接続されている。
また、チップサ−ミスタ599がヒートシンクまたは、プリント基板に取り付いていて、各々のドライバ591−1〜40に接続してあり温度検知しLED電流を温度補正制御している。チップサーミスタ599からの電圧は、LED書込制御回路502にも入力され、温度をモニタしたりできるようになり、更にLED書込制御回路502からもVref信号により温度補正できる構成となっている。
【0030】
次に、図7を参照してドライバIC591_1〜591_40の一つのドライバ591_1内部回路構成について説明する。
LED書込制御回路502から入力されるSEL、D1AorD1B(画像データ)、CLK、RESET信号は、ドライバIC内591−1のバスクロック593に転送される。SEL信号は、電源ON時のLED光量補正データ転送モードと通常の階調制御モードの切換信号であり、電源ONの最初のみまたは指定されたタイミングで光量補正データをチップ補正データラッチブロック596に転送させ、階調制御時はデータバス594に転送される。
次に、データバス594から出力されたデータは階調制御用ラッチにてデータをラッチさせ、定電流ドライバ597に転送する。定電流ドライバ597では、温度による補正Vrefからの信号での補正、およびチップ補正データラッチ596からの光量補正データの補正を行い、LEDを発光させるためのSTB信号によりLEDを発光させる。
【0031】
本実施例の具体的な制御について以下に記載する。
図5を参照して、LEDアレイユニットの点灯制御回路の説明をする。
本回路は、主走査1ライン分のデータをLEDアレイユニット内部ドライバにラッチさせた後、主走査開始信号より、設定した32カウント分のクロック点灯信号(STB:ストローブ信号)を分割領域毎順に出力することでLEDを点灯させ、画像印字させている。1本のLEDアレイユニットは4分割の点灯領域とし電源容量の負担を低減している。
まず、システム制御装置302からの用紙幅に対応するLEDアレイユニット503−1〜3の書込開始位置と書込終了位置信号が与えられ、LED書込制御回路502に入力され、内部ICによりSRAMへのアドレス設定を行う。更に、書込開始アドレス・終了アドレスが、LED書込制御回路内502のレジスタ回路より、出力される。出力された書込開始・終了アドレスは、図5のセレクタ736に入力されて、LEDアレイユニット1〜3の、どこの点灯領域を変更するのか選択し、分割領域信号1〜12を出力し、次のセレクタ737−1〜3へ入力させる。その後、3系統の制御は同等なので、ここでは、セレクタ737−2つまりLEDアレイユニット2の制御について説明する。
【0032】
セレクタ736からの分割領域信号5〜8が、セレクタ737−2に入力され、更に点灯させるDUTYに対して32クロック分の1クロックの周期レジスタSTBCYC(NOR、ST、END)(図5 748)とクロック期間レジスタSTBDTY(NOR、ST、END)(図5 748)が入力され、分割領域信号5〜8の信号と比較し、どのレジスタSTBCYC、STBDTYの設定値を使用するか選択し出力する。
画像印字幅210mmの場合、使用するLEDアレイユニットは、503−2で分割領域は5〜8となる。レジスタ開始・終了アドレスより、主走査画像領域開始は、分割領域5で、使用する周期レジスタはSTBCYC_STとクロック期間レジスタSTBDTY_STとなる。
【0033】
次に、分割領域6、7は、周期レジスタSTBCYC_NOR、クロック期間レジスタSTBDTY_NORとなり、主走査画像終了の分割領域8は、周期レジスタSTBCYC_END、クロック期間レジスタSTBDTY_ENDが選択される。
セレクタ737−2から選択された1クロックの周期STBCYCと期間STBDTYは、STBクロック回路743−2に入力される。STBクロック回路743−2の内部回路は、まず、LED書込制御回路内502の第1_IC510で生成された画像開始信号RLSYNCと基準同期信号SYSCKをカウンタ744−2に入力し、カウントアップさせカウンタSTBWDを出力する。
【0034】
前記カウンタSTBWDは、LEDアレイユニットへ出力する点灯ストローブの1クロック分の内部カウンタである。カウンタリセットは、セレクタ737−2で選択されたストローブ1クロック分の周期STBCYCにてリセットさせる。
次に、カウンタSTBWDとレジスタSTBCYCをカウンタ745−2に入力させカウンタSTBCNTを出力させる。カウンタリセットは、カウンタSTBCNTが31カウント(0〜31で32カウント)になったらリセットさせる。次にカウンタSTBCNTの31カウント毎にカウンタ746−2に入力させSTBCNTを基準にカウンタSTBBLKを出力させる。カウンタリセットは、カウンタSTBBLKが4カウント(STBBLK0〜3)になったらリセットさせる。STBBLK信号は、セレクタ737−2にフィードバックされる。前記回路、744−2、745−2、746−2で生成された信号をSTBクロック生成回路747−2に入力させ、4本の点灯信号(STBCLK0〜3)を出力させる。
【0035】
次に、ストローブ1クロック分の周期STBCYCと中間カウント値期間STBDTYの設定方法について記す。LEDヘッドの点灯時間は、主走査期間に対して8%〜15%としている。仮に点灯時間10%とすると主走査期間470.3μSだと47.03μSがストローブクロック周期となり32クロックが含まれている。1クロックの周期は、47.03μS/32クロックで1.47μSとなる。基準同期クロックSYSCKは19MHzであり0.052 μSの周期なので1クロックの周期1.47μSは、基準同期クロックSYSCKが28カウント分となる。(カウンタSTBWD0〜27カウント)よって、ストローブ1クロック分の周期STBCYCは、設定値27となり、中間カウント値期間STBDTYは、設定値13となる。
【0036】
次に、図8を参照して、点灯時間制御について説明する。
A系列定型サイズ210mm(4960dot)の時、LEDアレイユニット503−2が指定され、分割領域5〜8を使用することになる。レジスタ開始・終了アドレスより、印字領域が1つの点灯ブロック内で半分以下(所定量)と指定された場合、その点灯ブロックの点灯時間を制御しLEDの発光光量を変化させる。
ここでは、主走査画像領域開始の点灯ブロック5の印字領域は、点灯ブロック領域の半分以下のドット数しかないので、点灯ブロック6、7と点灯DUTYが同じだと電源からのケーブルインピーダンス等による電圧降下の違いによって、点灯ブロック5の電流が大きくなり発光光量が増加する。このため画像が中間色(ハーフトーン画像)であると隣接する内側の点灯ブロック6の画像濃度より濃い画像となりムラとして目立ってしまうので、点灯DUTYをへらして点灯ブロック6と同じ画像濃度となるように8%で制御し、終了分割領域8も同様に点灯DUTY8%で制御し、分割領域6,7は点灯DUTY10%で点灯制御する。この点灯DUTYをへらす量は両端部の印字領域によって調整することが必要で、図3に示すようにA4横幅とA2横幅の場合は、内側の印字領域との差が少ないので、特に必要がないがA4縦幅とA3横幅とA1横幅の場合には、点灯DUTYをへらしていて、A3横幅のように狭くなるほどDUTYをへらす量を大きくする。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する手段と、一度の点灯領域毎の発光光量を制御させる発光素子点灯制御回路とで構成したので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくするデジタル発光素子書込装置を提供することが可能となる。
請求項2の発明においては、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、発光光量を減少させるように点灯制御回路を制御するようにしたので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることが可能となる。
請求項3においては、発光光量を制御させる発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御させるようにしたので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の基本構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複写機の概略を示した図である。
【図3】各用紙サイズに対応した印字領域を説明する図である。
【図4】LED書込制御回路の構成を示したブロック図である。
【図5】LEDアレイユニットの点灯制御回路を説明をした図である。
【図6】LEDアレイユニット1503_1について説明した図である。
【図7】ドライバ591_1の内部回路構成について説明した図である。
【図8】点灯時間制御について説明した図である。
【符号の説明】
5 感光体ドラム
8 レジストローラ
9 転写チャージャ
10 分離チャージャ
11 搬送タンク
12 定着ユニット
100 読取部
102 画像増幅回路
103 A/D変換回路
104 シェーデング補正回路
105 画像処理回路
106 同期制御回路
300 画像情報記憶部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
400 操作部
500 書込部
502 LED書込制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、LEDアレイによる光ビームで印字情報を感光体に書き込むことによりデジタル画像を形成するLEDプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
LEDプリンタは、レーザープリンタのポリゴンミラーような可動部がないため高信頼性である。また、大判サイズのプリント出力を必要とする広幅機の場合には、主走査方向に光ビームを走査させるための光学的空間が不要で、LEDアレイとセルフォックレンズ等の光学素子を一体化したLEDヘッドを配置すれば良く、装置全体を小型化することができる。そのため、レーザープリンタより高い評価を受けている。
このようなLEDプリンタに関する技術として以下のものがある。
【特許文献1】
特開平10−86438号公報
【特許文献2】
特開2001−80118号公報
【0003】
特許文献1は、LEDヘッド群を、感光体の軸線方向に沿って配列した複数個のLEDヘッドによって構成し、感光体の軸線方向の最大感光幅を各LEDヘッドによって分割露光可能にしている。
なお、感光体の軸線方向に沿って千鳥状に配列した複数個のLEDヘッドによる露光可能領域の端部を感光体の軸線方向で重複させることもできる。またLEDヘッドを3個以上の奇数個によって構成し、その各LEDヘッド群の数が感光体の回動方向の下流側より上流側の方が多くなるように千鳥状に配列することもできる。
特許文献2は、複数個のLEDヘッドによって感光体の軸線方向の最大感光幅を分割露光可能にするものであり、各LEDヘッド間の明るさの違いよる印字濃度のムラをなくするために各LEDヘッド毎に単独で明るさを調整しているが、印字した時にLEDヘッド内の分割点灯間で濃度ムラが生じてしまうことまでは言及していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レーザープリンタが10mW程度の出力の光源1個を発光させそのビームをポリゴンミラー、fθレンズ等により走査させているのに対し、LEDプリンタでは1画素毎に1個LED素子を複数個主走査方向に並べ、これに各々数mA〜10mA程度の電流を流して発光するようにしており、1素子毎にデータ転送および点灯の制御している。
したがって、プリンタ・複写機の機械が大型になってくればそれだけ使用するLED素子ドライバICが増えて生産の歩留まりが低下し、またユニットが長くなり書き込みビーム配列精度を維持するため部品精度を良くするなど部品単価も小型のプリンタ・複写機のものに較べて非常に高くなってしまう。
このため価格の安い小型のプリンタ・複写機用のLED素子アレイユニットを複数個主走査方向に配置し広幅機用にしたものが提供された。
【0005】
特許文献1では、感光体の軸線上に沿って2個、3個のLED素子アレイユニットを配置し分割露光をしている。
分割露光方法として1ドットずつ主走査方向にスキャンさせていくダイナミック方法と、主走査方向を一度あるいはいくつかのブロックに分けてまとめて点灯させるスタテック方法があるが、具体的には、1個のLED素子アレイユニットの中を4分割点灯させるようにして、3個のLED素子アレイユニットを並べているので全体として12分割点灯とする方法がある。
この場合、濃い画像の時は問題なかったが淡い画像(低い濃度)の時には点灯の分割位置を境として画像濃度が変化してしまうという問題が生じた。
これはLED素子アレイユニット内で複数に分割された点灯領域のうちの両端部が内側の点灯領域よりどうしても狭くなり電源からのケーブルインピーダンス等による電圧降下の違いによって、その点灯領域の電流が大きくなり発光光量が増加する。このため画像が中間色(ハーフトーン画像)であると隣接する内側の点灯領域の画像濃度より濃い画像となりムラとして目立ってしまう。
このようにLED素子アレイユニット内でも点灯領域毎の濃度ムラが発生してしまいLED素子アレイユニット単位での光量補正では制御できなかった。
【0006】
そこで、本発明の第1の目的は、発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する手段と、一度の点灯領域毎の発光光量を制御させる発光素子点灯制御回路とで構成することにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくしたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、発光光量を減少させるように点灯制御回路を制御することにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることを可能としたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、発光光量を制御させる発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御させることにより主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることを可能としたデジタル発光素子書込装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、複数個の発光素子が一方向に列設された発光素子アレイおよび前記発光素子アレイの光を感光体に結像させる結像手段とからなる発光素子アレイユニットと、前記発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する分割手段と、一度の点灯領域毎に発光光量を制御させる発光素子点灯制御手段と、を備えたことにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、前記発光素子点灯制御手段が発光光量を減少させるように制御することにより、前記第2の目的を達成する。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記発光素子点灯制御手段が、発光光量を制御する発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御することにより、前記第3の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図8を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複写機の基本構成ブロック図、図2は、この複写機の概略を示した図である。
図1に示すように、複写機は、原稿を読み取る読取手段としての読取部100、読み取られた原稿情報を記憶する記憶手段としての画像情報記憶部300、記憶された情報を転写紙に複写するための一連のプロセスを実行する書込部500、これらを制御するシステム制御装置302、このシステム制御装置にキー入力を行う操作手段としての操作部400で構成されている。
【0010】
次に、図1および図2を参照して、読取部100の構成を説明する。
オペレータが原稿を挿入口から挿入すると、原稿は、ローラ1の回転に応じて密着センサモジュール2と白色ローラ3間を搬送される。搬送中の原稿には、密着センサモジュール2に内蔵されているLEDランプにより照明され、その反射光はセンサモジュール2に結像され、原稿画像情報が読み取られる。
そして、センサ101上に結像した原稿画像は電気信号に変換され、このアナログ信号は、画像増幅回路102で増幅される。A/D(アナログ/デジタル)変換回路103は、画像増幅回路102で増幅されたアナログ画像信号を画素毎の多値デジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、同期制御回路106から出力されるクロックに同期して出力されシェーデング補正回路104により、光量ムラ、コンタクトガラスの汚れ、センサの感度ムラ等による歪を補正する。この補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105でデジタル記録画像情報に変換された後、画像メモリ部301に書き込まれる。
【0011】
次に、図2を参照して複写装置200の構成について説明する。
帯電装置4は、感光体ドラム5を−850Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャージャである。LEDヘッド503は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレイ)を介して感光体ドラム5に照射される。
LEDアレイユニット6は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレイ)を介して感光体ドラム5に照射される。このLEDアレイユニット6は、図1のLPH503−1〜3に相当する。感光体ドラム5にデジタル画像情報に基づいたLED光が照射されると、光導電現象で感光体表面の電荷が感光体ドラム5のアースに流れて消滅する。
ここで原稿濃度の淡い部分は、LEDを発光させないようにし、原稿濃度の濃い部分は、LEDを発光させる。これにより感光体ドラム5のLED光非照射部は、画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像を現像ユニット7によって現像する。現像ユニット7内のトナーは撹拌により負に帯電されておりバイアスは−700Vに印加されているためLED光照射部分だけにトナーが付着する。
【0012】
一方転写紙は、3つのロール給紙台および手差し給紙台から選択し、レジストローラ8で所定のタイミングで感光体ドラム5の下部を通過し、この時に転写チャージャ9によりトナー像を記録紙上に転写させる。記録紙は次に感光体ドラム5より分離チャージャ10により分離されて搬送タンク11により搬送されて定着ユニット12に送られ、そこでトナーが記録紙に定着される。
その後、トナーが定着された記録紙は排紙トレイ13または14により機外の前後の排紙トレイに送られ排紙される。
【0013】
次に、画像メモリ部301から書込部への画像信号の流れを説明する。
画像信号の流れは、画像メモリ部301からイーブン(E:2bit)、オッド(O:2bit)の4値画像データが2ラインパラレルの25MHzでLED書込制御回路502に送られてくる。
2ラインで送られてきた画像信号は、LED書込制御回路502内部で一旦、1ラインに合成した後、各々のLED当たり2分割で全体として6分割され、LEDアレイユニット503_1、503_2、503_3へ9.5MHzで転送される。
【0014】
次に、図4を参照してLED書込制御回路502の各ブロック説明を行う。
まず、画像データ入力部512について説明する。
画像信号イーブン(E:2bit)、オッド(O:2bit)およびタイミング信号は、画像メモリ部301より低電圧作動信号素子LVDSドライバを使用しパラレルからシリアルに変換され、LED書込制御回路502に25MHzで送られてくるため、LED書込制御回路502でもLVDSレシーバ512を使用し、シリアル信号からパラレル信号に変換し、PKDE・PKDO・XPCLK・XPLSYNC・XPLGATE・XPFGATE_IOUとして第1_IC510に入力する。
タイミング信号のXPLSYNCとXPFGATE_IPUは第1_IC510の内部クロックと同期させ、画像信号処理時間分遅らせ、RLSYNC、RFGATEとして第2_IC511に入力される。
【0015】
次に、画像データRAM部514A_1〜514A_6、514B_1〜514B_6について説明する。
第1_IC、510に入力された画像信号はED(2bit)、OD(2bit)としてSRAMアドレス信号AADR(10..0)およびBADR(10..0)と共にA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B群SRAM6個(514B_1〜514B_6)に25MHzで出力される。
LEDアレイユニット503_1〜503_3は、総dot数23040(A3幅7680dot×3本)で画像信号転送が6分割(1本/2分割×3本)方式のため、A3幅LEDアレイユニット1本の1分割分である3840dot(7680dot/2分割)毎に、A群としてSRAM1〜6、514A_1〜514A_6の6個を設け、2dot(ED:2bit、OD:2bit)分の画像データを4bitとして1アドレスに割り当て、主走査1ライン分の画像信号をA群のSRAM1、514A_1にLEDアレイユニット1、503_1の1分割目の画像信号、SRAM2、514A_2にLEDアレイユニット1、503_1の2分割目の画像信号、SRAM3、514A_3にLEDアレイユニット2、503_2の1分割目の画像信号、SRAM4、514A4にLEDアレイユニットユニット2、503_2の2分割目の画像信号、SRAM5、514A_5にLEDアレイユニット3、503_3の1分割目の画像信号、SRAM6、514A_6にLEDアレイユニット3、503_3の2分割目の画像信号を格納する。
【0016】
25MHzでA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に順次格納された画像信号は、4.65MHzでA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)から同時に読み出され、SRAM1、514A_1、SRAM2、514A_2から読み出されたLEDアレイユニット1、503_1の画像信号は、第2_IC、511へSODA1(3..0)、SODA2(3..0)として入力され、SRAM3、514A_3、SRAM4、514A_4から読み出されたLEDアレイユニット2、503_2の画像信号および、SRAM5、514A_5、SRAM6、514A_6から読み出されたLEDアレイユニット3、503_3の画像信号は、画像遅延メモリ部のフィールドメモリ515_1〜515_3に送られる。
A群SRAM6個(514A_1〜514A_6)が読み出しを行っている間に、次のラインをB群のSRAM1〜6、514B_1〜514B_6の6個にA群と同様に画像信号を格納する。
このリード、ライト動作をA郡SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B郡SRAM6個(514B_1〜514B_6)をトグル動作させる。
【0017】
画像データ遅延部(515_1〜515_3)について説明する。
(1)LEDアレイユニット2、503_2の画像信号遅延部(515_1、515_2)、A3幅LEDアレイユニット(515_1〜515_3)3本を千鳥配置しているため、LEDアレイユニット1、503_1を基準とし、LEDアレイユニット2、503_2は、メカレイアウト上、副走査方向に7mmずらして取り付けている。このため、A郡SRAM6個(514A_1〜514A_6)、B郡SRAM6個(514B_1〜514B_6)から出力された画像信号を同時に処理し、LEDアレイユニット2、503_2へ転送すると、LEDアレイユニット1、503_1に対して、LEDアレイユニット2、503_2は、副走査方向に7mm(7mm/42.3μm(600dpiの1dot)=165ライン)ずれて印字してしまう。
【0018】
このメカ的なずれを補正するため、4.75MHzでA郡SRAM3,4、514A_3〜514A_4、A郡SRAM3、4 514B_3〜514B_4から出力されたLEDアレイユニット2、503_2の2分割分の画像信号(各4bit)を8bitの画像信号としてフィールドメモリ515_1に転送ライン順に4.75MHzで100ライン(固定)書き込む。
次に、書き込まれた順に4.75MHzでフィールドメモリ515_1より画像信号を読み出すと同時に、カスケード接続されたフィールドメモリ515_2に65ライン(可変)書き込む。
次に、書き込まれた順に4.75MHzでフィールドメモリ515_2より画像信号を読み出し、FMOD2(7..0)として、第2_IC511へ入力する。これによりLEDアレイユニット2、503_2の画像信号は、165ライン(7mm)遅延されたことになる。遅延させるライン数はLEDアレイユニット2、503_2の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位での制御が可能である。
【0019】
(2)LEDアレイユニット3、503_3画像データ遅延部について、説明する。
同様にLEDアレイユニット3、503_3は副走査方向に1mmずらして取り付けている。このため、A群SRAM5,6、514A_5、514A_6、B群SRAM5,6、514B_5、514B_6から出力されたLEDアレイユニット3、503_3の2分割分の画像信号(各4bit)を、FMOD3(7..0)として23ライン(1mm)遅延させる。
【0020】
光量補正ROM部516_1、516_2、516_3について説明する。
LEDアレイユニット503_1〜503_3に各LED素子の光量バラツキを補正するために、LED素子毎に5bitの補正データおよびLED素子が192個おきのLEDアレイチップ毎の補正データが入った光量補正ROM516_1、516_2、516_3があり、電源投入時に光量バラツキ補正データを各LEDアレイ503_1〜503_3に転送する。
まず、電源投入時およびLED書き込み制御回路がリセットした後、最初にLEDユニット1503_1の光量補正ROM516_1より 第2_IC511からのアドレス信号HOSEIADR(12..0)により0000Hより、順番に読み出され光量補正データはHOSEID(4..0)として、第2_IC511に入力される。
【0021】
第2_IC511内部にて、0000h(1dot目の補正データ)のデータをラッチし、0001h(3841dot目の補正データ)のデータと同時にLEDアレイユニット1503_1へ9.5MHzで並列転送される。この処理を1E28h(7720個の補正データ)まで繰り返しLEDアレイユニット1、503_1の光量補正を行う。
LEDアレイユニット1、503_1の補正データ転送終了後、同様に順次、LEDアレイユニット2、503_2、LEDアレイユニット3、503_3の光量補正を行う。
転送した光量補正データは、LEDアレイユニット503_1〜503_3電源をOFFしない限り、LEDアレイユニット503_1〜503_3内部にて補正データが保持される。
【0022】
ダブルコピーSRAM部513について説明する。
主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて印字しコピー、プリンターの生産性を2倍にする機能を有する。
ダブルコピー時、画像メモリ部301からの画像信号(E、O)では、XPLSYNCは1/2以下でLED書込制御回路502に転送されてくる。これを利用し一つのXPLSYNCの中で、画像信号のダビング操作を行う構成としている。
【0023】
画像メモリ部301から25MHzで送られてきた画像信号(E、O)は、第1_IC510よりEDW,ODWとしてダブルコピーSRAM513にアドレス信号WADR(13..0)と共に出力され、ダブルコピーSRAM513に画像データを格納すると同時に、画像データRAM部のA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に格納する。
画像メモリ部301からの画像信号格納終了と同時にダブルコピーSRAM513に格納した画像データを読み出し、第1_IC510に取り込み、画像メモリ部301から送られてきた画像データと同様にA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)に追加読み込みさせる。
これによりA群SRAM6個(514A_1〜514A_6)には、ダブルコピー画像主走査1ライン分が格納されたことになる。
この動作をA群SRAM6個(5514A_1〜514A_6)、B群SRAM6個(514B_1〜514B_6)をトグルさせることによりライン間の繋ぎを行う。
【0024】
次に、画像データ出力部について説明する。
第2_IC511に入力されたLEDアレイユニット1〜3、503_1〜503_3 の2dot単位の画像信号は、第2_IC511内部にて1ライン合成される。LEDアレイユニット1、503_1の1分割目の画像信号は、D1A、2分割目の画像信号はD1B、LEDアレイユニット2、503_2の1分割目の画像信号はD2A、2分割目の画像信号はD2B、LEDアレイユニット3、503_3の1分割目の画像信号はD3A、2分割目の画像信号は、D3Bとして第2_IC511からタイミング信号と共に出力され、ドライバ519を介し、各LEDアレイユニット503_1〜503_3に9.5MHzのスピードで転送される。
【0025】
次に、ダウンロード部517について説明する。
第1_IC510,第2_IC511はSRAMタイプのCPLDであるため、電源OFFにより、第1_IC510、第2_IC511内部の書き込み制御プログラムが全て消去される。そのため電源ON時、EPROM517よりプログラムのダウンロード(コンフィギュレーション)が毎回行われる。
まず、電源が投入されると、第1_IC510にEPROM517よりDOWNLOAD_CPLD1としてプログラムをシリアルデータで転送しダウンロードを行い第1_IC510にダウンロードが終了すると同時に、第2_IC511にEPROM517よりDOWNLOAD_CPLD2としてプログラムをシリアルデータで転送し、プログラムがダウンロードされる。
【0026】
リセット回路部518について説明する。
電源ON時およびLED書込制御回路502の供給電源の電圧降下によりリセットIC518よりシステムリセット信号RESET_CPLD1およびRESET_CPLD2が出力される。システムリセット信号RESET_CPLD1は第1_IC510に、システムリセット信号RESET_CPLD2は、第2_IC511にそれぞれ入力され、これを基に第1_IC510および第2_IC511内部のカウンタのリセットを行いシステムの初期化をする。
【0027】
システム制御装置302について説明する。
LED書込制御回路502への書き込み条件設定(ダブルコピーの有無、書き込み用紙サイズetc.)はシステム制御装置302からの制御信号入力データバスLDATA(7..0)、アドレスバスLADR(6..0)、ラッチ信号VDBCS、画像転送信号XPFGATE_IOB、XPSGATE、XTLGATEを 第1_IC510、第2_IC511に入力することにより制御される。
【0028】
次に、図6を参照してLEDアレイユニット1〜3、503_1〜503_3の一つ、LEDアレイユニット1、503_1について説明する。
LEDアレイユニット1、503−1の内部は、LEDアレイ590_1〜LEDアレイ590_40の192個単位で40分割され、主走査方向に等間隔に配置されている(192*40=7680ドット)。各々のLEDアレイには、発光光量を制御するドライバ591_1〜591_40がそれぞれ接続されている。
【0029】
ドライバ591には各ドットに対応する画像データおよびLEDをその時間だけ点灯させるストローブSTB信号、データ転送用のクロックCLK、データ転送を開始するためのセットRESET(LOAD)信号、光量補正と通常画像の階調制御を切換するSEL信号が、入力信号として接続されている。
また、チップサ−ミスタ599がヒートシンクまたは、プリント基板に取り付いていて、各々のドライバ591−1〜40に接続してあり温度検知しLED電流を温度補正制御している。チップサーミスタ599からの電圧は、LED書込制御回路502にも入力され、温度をモニタしたりできるようになり、更にLED書込制御回路502からもVref信号により温度補正できる構成となっている。
【0030】
次に、図7を参照してドライバIC591_1〜591_40の一つのドライバ591_1内部回路構成について説明する。
LED書込制御回路502から入力されるSEL、D1AorD1B(画像データ)、CLK、RESET信号は、ドライバIC内591−1のバスクロック593に転送される。SEL信号は、電源ON時のLED光量補正データ転送モードと通常の階調制御モードの切換信号であり、電源ONの最初のみまたは指定されたタイミングで光量補正データをチップ補正データラッチブロック596に転送させ、階調制御時はデータバス594に転送される。
次に、データバス594から出力されたデータは階調制御用ラッチにてデータをラッチさせ、定電流ドライバ597に転送する。定電流ドライバ597では、温度による補正Vrefからの信号での補正、およびチップ補正データラッチ596からの光量補正データの補正を行い、LEDを発光させるためのSTB信号によりLEDを発光させる。
【0031】
本実施例の具体的な制御について以下に記載する。
図5を参照して、LEDアレイユニットの点灯制御回路の説明をする。
本回路は、主走査1ライン分のデータをLEDアレイユニット内部ドライバにラッチさせた後、主走査開始信号より、設定した32カウント分のクロック点灯信号(STB:ストローブ信号)を分割領域毎順に出力することでLEDを点灯させ、画像印字させている。1本のLEDアレイユニットは4分割の点灯領域とし電源容量の負担を低減している。
まず、システム制御装置302からの用紙幅に対応するLEDアレイユニット503−1〜3の書込開始位置と書込終了位置信号が与えられ、LED書込制御回路502に入力され、内部ICによりSRAMへのアドレス設定を行う。更に、書込開始アドレス・終了アドレスが、LED書込制御回路内502のレジスタ回路より、出力される。出力された書込開始・終了アドレスは、図5のセレクタ736に入力されて、LEDアレイユニット1〜3の、どこの点灯領域を変更するのか選択し、分割領域信号1〜12を出力し、次のセレクタ737−1〜3へ入力させる。その後、3系統の制御は同等なので、ここでは、セレクタ737−2つまりLEDアレイユニット2の制御について説明する。
【0032】
セレクタ736からの分割領域信号5〜8が、セレクタ737−2に入力され、更に点灯させるDUTYに対して32クロック分の1クロックの周期レジスタSTBCYC(NOR、ST、END)(図5 748)とクロック期間レジスタSTBDTY(NOR、ST、END)(図5 748)が入力され、分割領域信号5〜8の信号と比較し、どのレジスタSTBCYC、STBDTYの設定値を使用するか選択し出力する。
画像印字幅210mmの場合、使用するLEDアレイユニットは、503−2で分割領域は5〜8となる。レジスタ開始・終了アドレスより、主走査画像領域開始は、分割領域5で、使用する周期レジスタはSTBCYC_STとクロック期間レジスタSTBDTY_STとなる。
【0033】
次に、分割領域6、7は、周期レジスタSTBCYC_NOR、クロック期間レジスタSTBDTY_NORとなり、主走査画像終了の分割領域8は、周期レジスタSTBCYC_END、クロック期間レジスタSTBDTY_ENDが選択される。
セレクタ737−2から選択された1クロックの周期STBCYCと期間STBDTYは、STBクロック回路743−2に入力される。STBクロック回路743−2の内部回路は、まず、LED書込制御回路内502の第1_IC510で生成された画像開始信号RLSYNCと基準同期信号SYSCKをカウンタ744−2に入力し、カウントアップさせカウンタSTBWDを出力する。
【0034】
前記カウンタSTBWDは、LEDアレイユニットへ出力する点灯ストローブの1クロック分の内部カウンタである。カウンタリセットは、セレクタ737−2で選択されたストローブ1クロック分の周期STBCYCにてリセットさせる。
次に、カウンタSTBWDとレジスタSTBCYCをカウンタ745−2に入力させカウンタSTBCNTを出力させる。カウンタリセットは、カウンタSTBCNTが31カウント(0〜31で32カウント)になったらリセットさせる。次にカウンタSTBCNTの31カウント毎にカウンタ746−2に入力させSTBCNTを基準にカウンタSTBBLKを出力させる。カウンタリセットは、カウンタSTBBLKが4カウント(STBBLK0〜3)になったらリセットさせる。STBBLK信号は、セレクタ737−2にフィードバックされる。前記回路、744−2、745−2、746−2で生成された信号をSTBクロック生成回路747−2に入力させ、4本の点灯信号(STBCLK0〜3)を出力させる。
【0035】
次に、ストローブ1クロック分の周期STBCYCと中間カウント値期間STBDTYの設定方法について記す。LEDヘッドの点灯時間は、主走査期間に対して8%〜15%としている。仮に点灯時間10%とすると主走査期間470.3μSだと47.03μSがストローブクロック周期となり32クロックが含まれている。1クロックの周期は、47.03μS/32クロックで1.47μSとなる。基準同期クロックSYSCKは19MHzであり0.052 μSの周期なので1クロックの周期1.47μSは、基準同期クロックSYSCKが28カウント分となる。(カウンタSTBWD0〜27カウント)よって、ストローブ1クロック分の周期STBCYCは、設定値27となり、中間カウント値期間STBDTYは、設定値13となる。
【0036】
次に、図8を参照して、点灯時間制御について説明する。
A系列定型サイズ210mm(4960dot)の時、LEDアレイユニット503−2が指定され、分割領域5〜8を使用することになる。レジスタ開始・終了アドレスより、印字領域が1つの点灯ブロック内で半分以下(所定量)と指定された場合、その点灯ブロックの点灯時間を制御しLEDの発光光量を変化させる。
ここでは、主走査画像領域開始の点灯ブロック5の印字領域は、点灯ブロック領域の半分以下のドット数しかないので、点灯ブロック6、7と点灯DUTYが同じだと電源からのケーブルインピーダンス等による電圧降下の違いによって、点灯ブロック5の電流が大きくなり発光光量が増加する。このため画像が中間色(ハーフトーン画像)であると隣接する内側の点灯ブロック6の画像濃度より濃い画像となりムラとして目立ってしまうので、点灯DUTYをへらして点灯ブロック6と同じ画像濃度となるように8%で制御し、終了分割領域8も同様に点灯DUTY8%で制御し、分割領域6,7は点灯DUTY10%で点灯制御する。この点灯DUTYをへらす量は両端部の印字領域によって調整することが必要で、図3に示すようにA4横幅とA2横幅の場合は、内側の印字領域との差が少ないので、特に必要がないがA4縦幅とA3横幅とA1横幅の場合には、点灯DUTYをへらしていて、A3横幅のように狭くなるほどDUTYをへらす量を大きくする。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する手段と、一度の点灯領域毎の発光光量を制御させる発光素子点灯制御回路とで構成したので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくするデジタル発光素子書込装置を提供することが可能となる。
請求項2の発明においては、一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、発光光量を減少させるように点灯制御回路を制御するようにしたので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることが可能となる。
請求項3においては、発光光量を制御させる発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御させるようにしたので、主走査方向の分割点灯位置の光量ムラをなくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の基本構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複写機の概略を示した図である。
【図3】各用紙サイズに対応した印字領域を説明する図である。
【図4】LED書込制御回路の構成を示したブロック図である。
【図5】LEDアレイユニットの点灯制御回路を説明をした図である。
【図6】LEDアレイユニット1503_1について説明した図である。
【図7】ドライバ591_1の内部回路構成について説明した図である。
【図8】点灯時間制御について説明した図である。
【符号の説明】
5 感光体ドラム
8 レジストローラ
9 転写チャージャ
10 分離チャージャ
11 搬送タンク
12 定着ユニット
100 読取部
102 画像増幅回路
103 A/D変換回路
104 シェーデング補正回路
105 画像処理回路
106 同期制御回路
300 画像情報記憶部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
400 操作部
500 書込部
502 LED書込制御回路
Claims (3)
- 複数個の発光素子が一方向に列設された発光素子アレイおよび前記発光素子アレイの光を感光体に結像させる結像手段とからなる発光素子アレイユニットと、
前記発光素子アレイユニットの一度の点灯領域を複数に分割する分割手段と、
一度の点灯領域毎に発光光量を制御させる発光素子点灯制御手段と、を備えたことを特徴とするデジタル発光素子書込装置。 - 一度の点灯領域の点灯領域が少ない箇所は、前記発光素子点灯制御手段が発光光量を減少させるように制御することを特徴とする請求項1記載のデジタル発光素子書込装置。
- 前記発光素子点灯制御手段が、発光光量を制御する発光素子点灯制御は一度の点灯領域に応じて制御することを特徴とする請求項2記載のデジタル発光素子書込装置。
Priority Applications (1)
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JP2002276704A JP2004114317A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | デジタル発光素子書込装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008070469A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Ricoh Co Ltd | 光書き込み装置及び画像形成装置 |
JP2008201121A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-09-04 | Seiko Epson Corp | ラインヘッド及び該ラインヘッドを用いた画像形成装置 |
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2002
- 2002-09-24 JP JP2002276704A patent/JP2004114317A/ja active Pending
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