JP2004114085A - レーザマーキング装置及びそのレンズユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な配線作業を要することなくコストを低減しつつ焦点距離調整を容易に行うことが可能なレーザマーキング装置及びレンズユニットを提供する。
【解決手段】レーザユニット10にLEDポインタ20が配置されており、レンズホルダ15の上面に第1及び第2の反射ミラー21,22が配置されている。第1の反射ミラー21は、レンズホルダ15がレーザユニット10に装着された状態でLEDポインタ20からの可視光Kの一部を受けて収束レンズ14の焦点位置Pを通過する方向に反射させ、残りの可視光Kを透過させる。第2の反射ミラー22は、第1反射ミラーを透過した可視光Kを受けて収束レンズ14の焦点位置Pを通過する方向に反射させる。第1の反射ミラー21からの第1可視光K1と、第2の反射ミラー22からの第2可視光K2は、レンズホルダ15の透過孔23,23を介してレーザユニット10の外部に出射され、収束レンズ14の焦点位置Pで互いに交差する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可視光を利用した焦点距離指示機能を備えたレーザマーキング装置及びそのレンズユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザマーキング装置は、例えば印字用のレーザ光を出射するレーザ光源と、そのレーザ光の光路途中に配されてレーザ光の方向を変える一対のガルバノスキャナと、ガルバノスキャナからのレーザ光を収束して被印字対象物たるワーク上に照射点を形成する収束レンズとを備えて、印字すべき文字、記号、図形等(以下、「文字等」)に基づいてガルバノスキャナを駆動させてワーク上で照射点を走査するようにして文字等を印字するものである。この種のものでは、レーザ光の効率を考慮して、収束レンズからのレーザ光のレーザ密度が最も高くなる当該収束レンズの焦点位置にワークの印字表面が位置するように収束レンズからワークまでのワーク距離を調整する必要がある。
ところで、このようなレーザマーキング装置では、例えば、収束レンズが破損等した場合に同一特性の収束レンズに交換したり、或いは材質の異なるワークに印字するため、或いは異なる印字範囲(エリア)に印字するために他の特性の収束レンズに交換したりしなければならないことがある。
【0003】
そこで、下記の特許文献1に開示されたもののように、各種の特性の収束レンズをそれぞれ保持し、レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能な複数のレンズホルダを備えて、収束レンズを交換可能な構成としたものがある。ここで、各収束レンズはその特性によって焦点距離が異なるから、装着された収束レンズ毎に調整すべきワーク距離が異なり、しかも印字用のレーザ光は不可視光であるためにこの照射像を視認することでワーク距離の調整することは極めて困難である。そこで、同文献1のものでは、各レンズホルダに、保持した収束レンズの焦点位置において互いに交差する可視光を出射する一対のLEDポインタを設けた構成となっている。このような構成であれば、装着された収束レンズの焦点位置を各LEDポインタからの可視光の交差位置から視覚的に認識することができるから、この交差位置にワークの表面が来るようにレーザマーキング装置とワークとの距離を調整することで容易に焦点距離調整を行うことができるのである。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−15465公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構成では、一対のLEDポインタがレンズホルダ側に設けられた構成であるために、収束レンズの交換毎にLEDポインタと、レーザマーキング装置本体側に設けられた駆動回路等との電気的配線を行う必要があり、レンズ交換作業が煩雑になるという問題があった。しかも、この配線作業を行うにはレーザマーキング装置の装置本体のカバーを外して分解しなければならないが、この装置本体のカバーは一般的に防塵対策が施されており、分解組立には複雑な作業が必要となる。また、レンズホルダ毎にLEDポインタを設ける必要があるためにコストが高くなるという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複雑な配線作業を要することなく、コストを低減しつつ焦点距離調整を容易に行うことが可能なレーザマーキング装置及びそのレンズユニットを提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係るレーザマーキング装置は、印字用レーザ光源から出射されたレーザ光を収束レンズにて収束して、被印字対象であるワーク上にレーザ光の照射点を形成させて印字を行うレーザマーキング装置であって、収束レンズが、レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダに保持されてレンズ交換可能な構成とされるとともに、装置本体に装着されている収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点を、可視光源から出射される可視光によって指示する焦点距離指示機能を備えたものにおいて、可視光源は装置本体側に設けられ、レンズホルダには、可視光源からの可視光を受光可能に配された複数の反射部材が設けられ、それら複数の反射部材は、レンズホルダが装置本体に装着されたときにおいて、それぞれで反射した互いに光軸方向の異なる複数の可視光が、基準点で互いに交差するように構成されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載のレーザマーキング装置において、複数の反射部材は、可視光源から出射された可視光のうち、一部の可視光を反射するとともにそれ以外の可視光を透過する第1反射ミラーと、第1反射ミラーにて透過した可視光を受光可能に配された第2反射ミラーとを備えてなり、第1及び第2の反射ミラーが受けた可視光を基準点で互いに交差させるように反射する構成になっているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1記載のレーザマーキング装置において、ワーク上の所定位置に載置される調整用反射板を備えるとともに、複数の反射部材は、可視光源から出射された可視光を受けて基準点を通過させるように反射する第1の反射ミラーと、ワークが正規の被印字姿勢にある状態において、第1の反射ミラーから照射され調整用反射板にて反射した可視光を受けて再び基準点を通過させるよう反射する第2の反射ミラーとで構成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載のレーザマーキング装置において、調整用反射板は、基準点一致領域と、それを包囲するように基準点不一致領域とを有し、基準点一致領域及び基準点不一致領域のいずれか一方の領域には、入射した光を正反射させる正反射面が形成され、他方の領域には、入射した光を拡散反射させる拡散反射面が形成されているところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明に係るレーザマーキング装置のレンズユニットは、レーザマーキング装置の印字用レーザ光源からのレーザ光を収束して被印字対象であるワーク上にレーザ光の照射点を形成させる収束レンズと、収束レンズを保持し、レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダとを備えてなるレンズユニットであって、レンズホルダには、装置本体側に設けられた可視光源からの可視光を受光可能に配された複数の反射部材が設けられ、レンズホルダが装置本体に装着されたときにおいて、複数の反射部材が受けた可視光を、収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点で互いに交差させるように反射する構成になっているところに特徴を有する。
【0011】
請求項6の発明は、請求項5記載のレーザマーキング装置のレンズユニットにおいて、複数の反射部材は、可視光源から出射された可視光のうち、一部の可視光を反射するとともにそれ以外の可視光を透過する第1反射ミラーと、第1反射ミラーにて透過した可視光を受光可能に配された第2反射ミラーとを備えてなり、第1及び第2の反射ミラーが受けた可視光を基準点で互いに交差させるように反射する構成になっているところに特徴を有する。
【0012】
請求項7の発明は、請求項5に記載のレーザマーキング装置のレンズユニットにおいて、複数の反射部材は、可視光源から出射された可視光を受けて基準点を通過させるように反射する第1の反射ミラーと、第1の反射ミラーから照射され正規の被印字姿勢にあるワーク上に載置された調整用反射板にて反射した可視光を受けて再び基準点を通過させるよう反射する第2の反射ミラーとで構成されているところに特徴を有する。
なお、上記発明でいう「正規の被印字姿勢」とは、ワークの被印字面が収束レンズの中心軸に対して垂直をなすようなワーク姿勢に限らず、被印字面が収束レンズの中心軸に対して斜めになるようなワーク姿勢であっても良く、要するに、ワークの形状や印字パターンに応じて所望の印字を行うのに適した姿勢をいう。
【0013】
【発明の作用及び効果】
<請求項1及び請求項5の発明>
本構成によれば、焦点距離指示機能に利用される可視光を出射する可視光源が装置本体側に設けられる一方で、レンズホルダには、装置本体に装着した際に、前記可視光源からの可視光を受光可能に配された複数の反射部材が設けられ、それら複数の反射部材のそれぞれで反射した可視光が、当該レンズホルダに保持された収束レンズの基準点(装置本体に装着されている収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の任意点、例えば当該収束レンズの焦点位置)で互いに交差するよう構成されている。つまり、装置本体に装着される各種の収束レンズ毎にそれぞれ対応した基準点が可視光の交差位置によって指示される。従って、各反射部材で反射した可視光が形成する照射像がワーク上において一致するように収束レンズとワークとのワーク距離を調整することで各種の収束レンズに応じた焦点距離への調整作業を容易に行うことができる。
【0014】
ここで、可視光源であるLEDポインタをレンズホルダ側に設けた上記の従来構成では、レンズ交換毎にレンズホルダ側のLEDポインタと装置本体側の駆動回路等との電気的配線作業が必要であった。しかしながら、本発明では可視光源は装置本体側に設けられているから、レンズ交換の際には電気的配線作業を行うことなくレンズホルダの着脱作業だけでレンズ交換作業を容易に行うことができる。しかもレンズホルダ毎に可視光源を設ける必要がないから上記従来の構成に比べてコストの低減を図ることが可能になる。
【0015】
<請求項2及び請求項6の発明>
本構成によれば、複数の反射部材に対して単一の可視光源を設けるだけで請求項1の構成を実現することができるから、可視光源を各反射部材毎に設けた構成に比べてコストの低減を図ることができる。
【0016】
<請求項3及び請求項7の発明>
本構成によれば、ワーク上の調整用反射板上に基準点が配され、かつ正規の被印字姿勢(例えばワークの被印字面が収束レンズの中心軸に対して垂直をなすときの姿勢)にあるときにおいて、第1反射ミラーで反射した可視光が形成する照射像と、第2反射ミラーで反射した可視光が形成する照射像とが反射面上、即ち基準点で一致することになる。従って、第1及び第2の反射ミラーからの可視光が形成する照射像を調整用反射板で一致するようにすることで、焦点距離への調整ができると同時に、ワークが前記正規の被印字姿勢になっているかどうかも知ることができる。また、第1及び第2の反射ミラーに対して単一の可視光源を設けるだけで請求項1の構成を実現することができるから、可視光源を各反射部材毎に設けた構成に比べてコストの低減を図ることができる。
【0017】
<請求項4の発明>
第1及び第2の反射ミラーからの可視光により形成される照射像は、正反射面上よりも拡散反射面上の方が鮮明に投影される。そこで、例えば、まず第1反射ミラーからの可視光を調整用反射板のうち、基準点一致領域内に入光するようにワークを配置する。ここで、例えば基準点一致領域を正反射面で形成したものでは、第1反射ミラーからの可視光が基準点一致領域からずれて基準点不一致領域に入光している場合にはそこで拡散反射して照射像が鮮明に投影されるからそのずれを容易に視認することができる。次いで、第2の反射ミラーからの可視光をも基準点一致領域内に入光するようにワーク位置及び姿勢を調整する。このときもやはり第2反射ミラーからの可視光が基準点一致領域からずれて基準点不一致領域に入光している場合にはそこで拡散反射して照射像が鮮明に投影されるからそのずれを容易に視認することができる。これにより第1及び第2の反射ミラーからの可視光による両照射像が一致しているかどうかを容易に視認することができ、作業効率の向上を図ることができる。なお、基準点一致領域を拡散反射面で形成したもののでも同様の効果を得ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図4によって説明する。
本実施形態に係るレーザマーキング装置は、例えば図1に示すように被印字対象であるワークWに対向配置されるレーザユニット10(本発明の「装置本体」に相当)と、コントローラ11とからなる。レーザユニット10には印字用のレーザ光Lを出射するレーザ光源12と、そのレーザ光源12からのレーザ光Lの光路途中に配置されてレーザ光Lの方向を変える一対のガルバノミラー13(同図では一方のみ図示)と、そのガルバノミラー13からのレーザ光Lを収束してワークW上に照射点を形成する収束レンズ14(例えばfθレンズ)とを備えてなる。コントローラ11は、印字すべき文字、記号、図形等(以下、「文字等」)の印字データに基づいてレーザ光源12にオンオフ信号を与えるとともにガルバノミラー13に駆動信号を与える。これにより、ガルバノミラー13が駆動してレーザ光LがワークW上を走査するように照射され、もって所望の文字等をワークW上に印字することができる。
【0019】
収束レンズ14は、レーザユニット10に対して交換可能な構成となっている。この構成について詳説すると、収束レンズ14は、図2に示すように矩形板状のレンズホルダ15に保持されてユニット化されている。具体的には、レンズホルダ15の中央部には収束レンズ14を収容するための断面円形状の収容穴16が貫通形成されている。この収容穴16は、全体として収束レンズ14の外径とほぼ同じ大きさの内径に形成されるとともに、収容穴16の下端部分は収束レンズ14の外形よりやや小さい内径で形成されてストッパ部16aを構成している。収束レンズ14は収容穴16に収容され、この収容穴16に嵌合可能な環状保持具17が上方から嵌着される。これにより収容レンズは、周縁部がストッパ部16aと環状保持具17とで挟まれてレンズホルダ15に保持されている。
【0020】
そして、レーザユニット10の下面には、レンズホルダ15の外形に対応した平断面を有する浅めの凹所18が形成され、その底面の中央部分にレンズホルダ15の外形より小さい同形の開口部19が貫通形成されている。レンズホルダ15を前記凹所18内に嵌め合わせるようにして、その周縁部に形成された図示しない挿通孔に取付ねじを通しつつレーザユニット10に螺合させることで、レンズホルダ15がレーザユニット10に対して位置決め固定されることになる。従って、取付ねじの締め付け及び取り外し作業によってレーザユニット10に対してレンズホルダ15が着脱可能となり、もって同一特性或いは異なる特性の各種の収束レンズ14をそれぞれ保持する複数のレンズホルダ15を取り換えることで、同一或いは異なる特性の各種の収束レンズ14間で交換可能な構成になっている。
【0021】
さて、レーザマーキング装置では、上記の従来技術説明の欄でも述べたように、レーザ光Lの効率を考慮して、収束レンズ14からのレーザ光Lのレーザ密度が最も高くなる当該収束レンズ14の焦点位置にワークWの印字表面が位置するように収束レンズ14からワークWまでのワーク距離を調整する必要がある。特に、収束レンズ14が破損等した場合に同一特性の収束レンズ14に交換したり、或いは材質の異なるワークWに印字するため、或いは異なる印字範囲(エリア)に印字するために他の特性の収束レンズ14に交換したりした場合には交換した各収束レンズ14に応じた焦点位置にワークWの被印字面がくるようにワーク距離を調整しなければならない。そこで、本実施形態のレーザマーキング装置には、レーザユニット10に装着されている収束レンズ14の焦点位置(本発明の「基準点」に相当)を、可視光源から出射される可視光によって指示する焦点距離指示機能が備えられている。このための構成について次に説明する。
【0022】
まず、図1及び図3に示すように、レーザユニット10には、その開口部19の側方内壁面に可視光源に相当するLEDポインタ20が配置されており、その出射方向が例えば装着された収束レンズ14の中心軸側に向けられて、出射した可視光Kが前記開口部19のやや上方を横切るように光軸調整されている。
【0023】
一方、レンズホルダ15の上面には、図2に示すように、収束レンズ14を挟んで第1及び第2の反射ミラー21,22が略対称配置されている。このうち第1の反射ミラー21はハーフミラーであって、受けた光の一部を反射させ、それ以外の光を透過させる。図3に示すように、第1の反射ミラー21は、レンズホルダ15がレーザユニット10に装着された状態においてLEDポインタ20の出射口の手前に位置し、LEDポインタ20からの可視光K(例えばワークW上の照射像を鮮明に投影させることが可能な狭光芒の平行光)の一部を受けて収束レンズ14の焦点位置(同図ではP)を通過する方向に反射させる一方で、残りの可視光Kを透過させる。第1反射ミラーを透過した可視光Kは、それと対称位置にある第2の反射ミラー22側に向う。この第2の反射ミラー22は、この透過された可視光Kを受けて、やはり収束レンズ14の焦点位置を通過する方向に反射させる。第1の反射ミラー21で反射した可視光(以下、「第1可視光K1」)と、第2の反射ミラー22で反射した可視光(以下、「第2可視光K2」)は、レンズホルダ15に貫通形成された透過孔23,23を介してレーザユニット10の外部に出射され、収束レンズ14の焦点位置Pで互いに交差することになる。なお、本実施形態では、各透過孔23は透光部材24で塞がれておりレーザユニット10内部に塵埃が侵入しないよう防塵対策が施されている。
【0024】
特性の異なる各種の収束レンズ14については、それを保持するレンズホルダ15に配置された第1及び第2の反射ミラー21,22の傾斜角度が、各収束レンズの焦点位置(収束率)に応じて調整されている。具体的には、図4に示すように、例えば現在装着されている収束レンズ14よりも焦点距離が短い収束レンズ14’の場合には、第1の反射ミラー21はLEDポインタ20から受けた可視光Kが収束レンズ14’の焦点距離P’を通過するよう反射させる傾斜角度(同図で二点破線で示した第1の反射ミラー21’)になっており、第2の反射ミラー22は第1の反射ミラー21を透過して受けた可視光Kが同じく収束レンズ14’の焦点距離P’を通過するよう反射させる傾斜角度(同図で二点破線で示した第2の反射ミラー22’)になっている。
【0025】
以上のような構成により、LEDポインタ20からの可視光Kを、第1及び第2の反射ミラー21,22でそれぞれ反射させて収束レンズ14の焦点位置Pで交差させるようにしたから、この交差位置をもって現在装着されている収束レンズ14の焦点位置Pを視覚的に知ることができ、もって焦点距離指示機能を備えた構成が実現化されている。収束レンズ14からワークWまでのワーク距離が、収束レンズ14の焦点距離に一致していないときには、第1可視光K1の照射像と第2可視光K2の照射像とがワークWの被印字面上で別々の位置に投影される一方で、焦点距離に一致したときには第1可視光K1の照射像と第2可視光K2の照射像とが同じ位置に投影されることになるから、第1及び第2の可視光K1,K2の両照射像に基づいてワーク距離調整を容易に行うことができる。
【0026】
このように、本実施形態では、LEDポインタ20をレーザユニット10側に設けた構成であるから、レンズ交換作業は、レンズホルダ15とレーザユニット10とを固定する前記取付ねじの取り外し及び締め付け作業だけで容易に行うことができる。即ち、LEDポインタ20を各レンズホルダ15毎に設けた従来構成のような電気的配線作業を要することなくレンズ交換作業を行うことができるのである。しかも、各レンズホルダ15については、それらが保持する各収束レンズ14の特性に応じた傾斜角度に配置された第1及び第2の反射ミラー21,22を設けるだけで、レーザユニット10側に配された共通のLEDポインタ20からの可視光Kを利用して焦点距離指示機能を持たせることができる。つまり、各レンズホルダ15毎に可視光源を設ける必要がないから上記従来の構成に比べてコストの低減を図ることが可能になる。
【0027】
<変形例>
本第1実施形態の変形例として次のようなものがある。
(1)ハーフミラーとしての上記第1反射ミラー21の代わりに、図5に示すように、LED20からの可視光Kの光路の一部(同図では光路断面の上半分)を遮るように全反射板25が設けられている。この全反射板25は受けた可視光Kが収束レンズ14の焦点位置Pを通過するように全反射させ、反射板に遮られなかった残りの可視光Kを第2の反射ミラー22側にそのまま透過させるになっている。
【0028】
(2)また、次のような構成であっても良い。
「請求項2記載のレーザマーキング装置において、前記第1の反射ミラーは、所定形状の反射面を有し、前記可視光源からの可視光の一部を前記反射面で反射させ、その前記反射面に入光しなかった可視光を透過させるよう構成し、前記第2の反射ミラーは前記第1の反射ミラーにて透過された可視光の全てを受光できるように構成されているもの」。
或いは、「請求項6記載のレーザマーキング装置のレンズユニットにおいて、前記第1の反射ミラーは、所定形状の反射面を有し、前記可視光源からの可視光の一部を前記反射面で反射させ、その前記反射面に入光しなかった可視光を透過させるよう構成し、前記第2の反射ミラーは前記第1の反射ミラーにて透過された可視光の全てを受光できるように構成されているもの」。
【0029】
具体的には、図6に示すように第1の反射ミラー21は例えば透光板の中央部分に十字状の反射膜21aが形成されたものであって、その反射膜21a部分がLEDポインタ20からの可視光Kの光束内に入るように位置されている。そうすると、LEDポインタ20から出射された可視光Kの光束断面形状(例えば円形)のうち第1の反射ミラー21の反射膜21aの十字形状が刳り貫かれた光束断面形状の可視光Kが第2の反射ミラー22に入光することになる。従って、第1可視光K1がワークW上に形成する照射像は十字形状(同図でA)をなし、第2可視光K2がワークW上に形成する照射像は円形から前記十字形状が刳り貫かれた形状(同図でB)をなし、これらを嵌め合わせてワークW上で円形形状の照射像(同図でC)が形成されるようにすることでワーク距離が焦点距離に一致したことを容易に知ることができる。
【0030】
実際には、第1及び第2の反射ミラー21,22からそれぞれ出射された可視光は一定の広がりを有しており、その分だけワークW上での照射像が周囲に広がって見える。従って、焦点距離調整の際、第1及び第2の反射ミラー21,22からの反射光によってそれぞれ形成される照射像が単に丸形のもの同士ではそれらが完全に一致したことを正確に確認することができない場合がある。そこで、上記構成によれば、可視光源から出射された可視光は、その一部が第1の反射ミラー21の所定形状の反射面で反射し、それ以外が第2の反射ミラー22に入光するよう構成されている。これにより、第1の反射ミラー21での反射光は前記反射面と同一形状の照射像をワークW上に形成し、第2の反射ミラー22での反射光は前記反射面の形状が刳り貫かれたような形の照射像をワークW上に形成することになる。従って、両照射像の形状が嵌め合わさっているかどうかは、丸形の照射像同士が一致しているかどうかに比べて視覚的に確認し易く、焦点距離調整作業における精度の向上及び効率性の向上を図ることができる。
【0031】
(3)更に、次のような構成であっても良い。
「請求項2記載のレーザマーキング装置において、前記第1の反射ミラーで反射された可視光の光路途中には、その可視光の一部を透過可能な開口部を有する第1の遮光部材が設けられ、前記第2の反射ミラーで反射された可視光の光路途中には、その可視光の一部を透過可能な開口部を有する第2遮光部材が設けられ、前記第1及び第2の遮光部材の両開口部の形状は互いに重ね合わせることで特定の形状をなすよう構成されているもの」。
或いは、「請求項6記載のレーザマーキング装置のレンズユニットにおいて、前記第1の反射ミラーで反射された可視光の光路途中には、その可視光の一部を透過可能な開口部を有する第1の遮光部材が設けられ、前記第2の反射ミラーで反射された可視光の光路途中には、その可視光の一部を透過可能な開口部を有する第2遮光部材が設けられ、前記第1及び第2の遮光部材の両開口部の形状は互いに重ね合わせることで特定の形状をなすよう構成されているもの」。
【0032】
具体的には、図7に示すように、上記第1実施形態(図3)の構成に対して、各透光部材24,24の例えば上面に遮光板50がそれぞれ設けられている。このうち第1反射ミラー側の遮光板50aには、その中央部において十字形状の開口部51aが形成されている。一方、第2反射ミラー側の遮光板50bには、その中央部において円形から前記十字形状を刳り貫いたような形状の開口部51bが形成されている。そして、これらの開口部51a,51bを合わせることで円形(上記「特定の形状)をなす。これにより上記変形例2と同様、第1可視光K1がワークW上に形成する照射像は十字形状(同図でA)をなし、第2可視光K2がワークW上に形成する照射像は円形から前記十字形状が刳り貫かれた形状(同図でB)をなし、これらを嵌め合わせてワークW上で円形形状の照射像(同図でC)が形成されるようにすることでやはり両照射像の形状を容易に嵌め合わせることができ、焦点距離調整作業における精度の向上及び効率性の向上を図ることができる。
【0033】
<第2実施形態>
図8及び図9は(請求項3及び請求項7の発明に対応する)第2実施形態を示す。前記実施形態との相違は、レンズホルダ15に設けた複数の反射部材の構成にあり、その他の点は前記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
【0034】
図8に示すように、本実施形態に係るレンズホルダ15には、LEDポインタ20の出射口の手前に第1の反射ミラー30が設けられ、この第1の反射ミラー30は、LEDポインタ20からの可視光Kを受けて当該レンズホルダ15に保持された収束レンズ14の焦点位置Pを通過する方向に反射させる。ここで、本実施形態に係るレーザマーキング装置にはワークWの被印字面に載置される調整用反射板31が設けられている。レンズホルダ15の下面には第2の反射ミラー32が配置されている。この第2の反射ミラー32は、例えば、被印字面が収束レンズ14の中心軸に対して垂直をなす基準姿勢(本発明でいう「正規の被印字姿勢」に相当)にあって、かつワーク距離が焦点距離と一致している(収束レンズ14の焦点位置が被印字面上に位置する)ワークW上に載置された調整用反射板31で反射した可視光の光軸に対して垂直な反射面を有し、受けた可視光K1を再び収束レンズ14の焦点位置Pを通過する方向に反射させるよう構成されている。つまり、ワークWが上記基準姿勢及び焦点距離にあるときだけ、第1及び第2の反射ミラーで反射した両可視光K1,K2が形成する照射像が調整用反射板31上において1箇所(収束レンズ14の焦点位置P)で結ばれることになる。従って、まず、第1の反射ミラー30からの第1可視光K1をワークW上の調整用反射板31で反射させて、その反射光が第2の反射ミラー32に入光するようにワーク距離を調整する。
【0035】
ここで、例えばワークWが上記基準姿勢に対して傾いていれば第1及び第2の可視光K1,K2により調整用反射板上31に形成される両照射像は別々の位置に投影される(図9参照)一方で、基準姿勢になっていれば両照射像は同じ箇所に投影される。従って、これら両照射像の投影位置に基づいてワーク距離が焦点距離になっているかどうかを知ることができるだけでなく、ワークWが基準姿勢から傾いていないかどうかをも知ることができ、もってワークWの位置及び姿勢を同時に調整することができる。
なお、本実施形態では、図9に示すように、調整用反射板31は、その中央領域が正反射面31aで形成され、その回りの領域が拡散反射面31bで形成されている(請求項4の構成に相当)。
【0036】
第1及び第2の可視光により形成される照射像は、正反射面上よりも拡散反射面上の方が鮮明に投影される。そこで、まず、調整用反射板31を、その正反射面31a(基準点一致領域)がワークWの被印字面の中央にくるように載置し、第1可視光K1を正反射面31a内に入光するようにワーク位置を調整する。ここで、第1可視光K1が正反射面31aからずれて拡散反射面31b(基準点不一致領域)に入光している場合にはその照射像が鮮明に投影されるからそのずれを容易に視認することができる。次いで、第2可視光K2をも正反射面31a内に入光するようにワーク位置及び姿勢を調整する。このときもやはり第2可視光K2が正反射面31aからずれて拡散反射面31bに入光している場合にはその照射像が鮮明に投影されるからそのずれを容易に視認することができる。これにより第1及び第2の可視光K1,K2による両照射像が一致しているかどうかを容易に視認することができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0037】
<第3実施形態>
本実施形態は上記第1及び第2実施形態の構成を組合せたものである。具体的には、図10ないし図12に示すように、第1実施形態の構成(図1〜図3)に対して、第2実施形態の第2反射ミラー32に相当する第3の反射ミラー40及びワークW上に載置される調整用反射板31を加えた構成になっている。これにより、ワークW配置前においては、第1及び第2の反射ミラー21,22からの両可視光K1,K2の交差位置によって視覚的に収束レンズ14の焦点位置Pを知ることができ、焦点距離調整を容易かつ迅速に行うことができる。そして、ワークW配置後には第1及び第3の反射ミラー21,40の両可視光K1,K3が形成する照射像を調整用反射板31上で一致させるようにすることでワークWを前記基準姿勢にさせることができる。これによりワーク距離調整及びワーク姿勢調整のための一連の作業を効率良く行うことができる。
【0038】
<他の発明の実施形態>
上記課題を解決するために、上記発明以外に次のような構成による発明が本願出願人によって考案されている。
即ち、「印字用レーザ光源から出射されたレーザ光を収束レンズにて収束して、被印字対象であるワーク上に前記レーザ光の照射点を形成させて印字を行うレーザマーキング装置であって、
前記収束レンズが、レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダに保持されてレンズ交換可能な構成とされるとともに、
前記装置本体に装着されている前記収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点を、可視光源から出射される可視光によって指示する焦点距離指示機能を備えたものにおいて、
前記可視光源が前記装置本体側に設けられるとともに、前記ワーク上の所定位置に配される調整用反射板が備えられ、
前記レンズホルダには、前記ワークが前記焦点位置Pに配置されたときにおいて、前記可視光源からの可視光を受けて、前記基準点を通過させるよう反射する反射部と、前記調整用反射板が前記平面に対して面一となるように配された状態において、前記反射部材から照射され前記調整用反射板にて反射した可視光が入光可能な入光部とが設けられる一方で、
前記装置本体側には、前記入光部における入光位置を撮像し、これに応じた出力信号を出力する撮像素子を備えているもの」。
【0039】
或いは、「レーザマーキング装置の印字用レーザ光源からのレーザ光を収束して被印字対象であるワーク上に前記レーザ光の照射点を形成させる収束レンズと、
前記収束レンズを保持し、前記レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダとを備えてなるレンズユニットであって、
前記レンズホルダには、そのレンズホルダが前記装置本体に装着されたときにおいて、前記可視光源からの可視光を受けて、前記収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点を通過させるよう反射する反射部と、前記反射部から照射され前記平面に対して面一となる反射面にて反射した可視光が入光可能な入光部とが設けられているもの」。
【0040】
なお、上記構成における調整用反射板についても、請求項4の構成と同様に、「基準点一致領域と、それを包囲するように基準点不一致領域とを有し、前記基準点一致領域及び基準点不一致領域のいずれか一方の領域には、入射した光を正反射させる正反射面が形成され、他方の領域には、入射した光を拡散反射させる拡散反射面が形成されたもの」であっても良い。
【0041】
次に上記構成についての一実施形態について説明する。なお、以下の説明において上記第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図13に示すように、レンズホルダ15上面には、LEDポインタ20の出射口の手前に位置し、そこから出射された可視光Kを受けて収束レンズ14の焦点位置Pを通過する方向に反射させる反射ミラー60が設けられている。また、収束レンズ14を挟んで反射ミラー60と略対称となる位置には、ワークWが前記焦点位置及び基準姿勢にある場合において反射ミラー60から照射されワークW上に載置された調整用反射板31で反射し、透過孔23を透過した可視光Kを受光するスクリーン61が設けられている。また、このスクリーン61には、ワークWが前記焦点位置及び基準姿勢にあるときに入光する可視光Kの入光位置に照準マーク61aが表示されている。
【0042】
一方、レーザユニット10側には、スクリーン61を上方から撮像する撮像素子62(例えばCCD素子)が設けられている。ここで、ワークWが基準姿勢からずれて配置されているときには、図14に示すように調整用反射板31にて反射した可視光Kは透過孔23から反れるか、或いは、その透過孔23を透過したとしてもスクリーン61上の照準マーク61aから反れた位置に入光することになる。従って、この撮像素子62からの信号に基づいて図示しないモニタ等の表示装置にスクリーン61上の映像を表示させ、その表示画面を見ながらスクリーン61上の入光位置を前記照準マーク61aに一致させるようにワーク距離及びワーク姿勢を調整することでワークWを前記焦点位置及び基準姿勢にすることができる。なお、表示装置には、スクリーン61上の映像ではなく、撮像素子62からの信号に基づいてスクリーン61上における入光位置に対応した数値を表示させるようにしても良い。また、図15に示すように、反射ミラー60側の透過孔23内に収束レンズ63を配して、その収束レンズ63を透過した可視光Kが前記スクリーン61上で焦点を結ぶように構成しても良い。この構成によれば、調整用反射板31上においてある程度大きな照射像を投影させつつスクリーン61上の照射像を小さくすることができ、例えばワークWの微小な傾きについても前記表示装置上の表示に反映させることができる。
【0043】
<変形例>
図16及び図17に示すように、レーザユニット10側においてLEDポインタ20の出射口手前にビームスプリッタ64を設ける一方で、レンズホルダ15には、ビームスプリッタ64によって分割された可視光K1,K2を受ける一対の反射ミラーを設けて、これらの反射ミラーで反射され、前記基準姿勢にあるワークW上の調整用反射板にて反射した光が透過孔を介してスクリーン61の照準マーク61aに入光するようにしても良い。このような場合には、調整用反射板上には両反射ミラーからの可視光によって照射像が2つできるから、ワークWの傾きによって各可視光の入光位置が照準マーク61aから反れることになり、ワークWの姿勢調整をより精度よく行うことができる。
【0044】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1実施形態では、LEDポインタ20を1つ設けた構成としたが、複数の反射部材に対応して複数の可視光源を装置本体側に設けた構成であっても良い。
(2)上記各実施形態において基準点は収束レンズ14の焦点位置Pとしたが、これに限らず、レーザユニット10に装着されている収束レンズ14の焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズ14の中心軸に対して垂直な平面上の任意点(本発明でいう「基準点」)であれば良い。また、この複数の基準点は、焦点位置を含む平面上において印字エリア(印字可能領域)の四隅に位置するものであっても良い。
(3)可視光源は可視光を出射するものであれば、例えばLD素子によるものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレーザマーキング装置の断面図
【図2】レンズユニットの上面図
【図3】レンズユニット取付部分の拡大断面図
【図4】各収束レンズと各反射ミラーの傾斜角度との関係を示したレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図5】変形例1の全反射板部分を示す拡大断面図
【図6】変形例2のレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図7】変形例3のレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図8】第2実施形態のレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図9】レンズユニット取付部分を上方から見た斜視図
【図10】第3実施形態のレンズユニットの上面図
【図11】レンズユニット取付部分の拡大断面図
【図12】レンズユニット取付部分を上方から見た斜視図
【図13】他の発明の実施形態のレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図14】レンズユニット取付部分を上方から見た斜視図
【図15】反射ミラー周辺の拡大断面図
【図16】変形例のレンズユニット取付部分の拡大断面図
【図17】レンズユニット取付部分を上方から見た斜視図
【符号の説明】
10…レーザユニット(装置本体)
12…レーザ光源
14,14’…収束レンズ
15…レンズホルダ
20…LEDポインタ(可視光源)
21,30…第1の反射ミラー(反射部材)
22,32…第2の反射ミラー(反射部材)
25…全反射板
31…調整用反射板
62…撮像素子
K(K1,K2,K3)…可視光
L…レーザ光
P,P’…焦点位置
W…ワーク

Claims (7)

  1. 印字用レーザ光源から出射されたレーザ光を収束レンズにて収束して、被印字対象であるワーク上に前記レーザ光の照射点を形成させて印字を行うレーザマーキング装置であって、
    前記収束レンズが、レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダに保持されてレンズ交換可能な構成とされるとともに、
    前記装置本体に装着されている前記収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点を、可視光源から出射される可視光によって指示する焦点距離指示機能を備えたものにおいて、
    前記可視光源は前記装置本体側に設けられ、
    前記レンズホルダには、前記可視光源からの可視光を受光可能に配された複数の反射部材が設けられ、それら複数の反射部材は、前記レンズホルダが前記装置本体に装着されたときにおいて、それぞれで反射した互いに光軸方向の異なる複数の可視光が、前記基準点で互いに交差するように構成されていることを特徴とするレーザマーキング装置。
  2. 前記複数の反射部材は、前記可視光源から出射された可視光のうち、一部の可視光を反射するとともにそれ以外の可視光を透過する第1反射ミラーと、前記第1反射ミラーにて透過した可視光を受光可能に配された第2反射ミラーとを備えてなり、前記第1及び第2の反射ミラーが受けた可視光を前記基準点で互いに交差させるように反射する構成になっていることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキング装置。
  3. 前記ワーク上の所定位置に載置される調整用反射板を備えるとともに、前記複数の反射部材は、前記可視光源から出射された可視光を受けて前記基準点を通過させるように反射する第1の反射ミラーと、前記ワークが正規の被印字姿勢にある状態において、前記第1の反射ミラーから照射され前記調整用反射板にて反射した可視光を受けて再び前記基準点を通過させるよう反射する第2の反射ミラーとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキング装置。
  4. 前記調整用反射板は、基準点一致領域と、それを包囲するように基準点不一致領域とを有し、前記基準点一致領域及び基準点不一致領域のいずれか一方の領域には、入射した光を正反射させる正反射面が形成され、他方の領域には、入射した光を拡散反射させる拡散反射面が形成されていることを特徴とする請求項3記載のレーザマーキング装置。
  5. レーザマーキング装置の印字用レーザ光源からのレーザ光を収束して被印字対象であるワーク上に前記レーザ光の照射点を形成させる収束レンズと、
    前記収束レンズを保持し、前記レーザマーキング装置の装置本体に対して着脱可能なレンズホルダとを備えてなるレンズユニットであって、
    前記レンズホルダには、前記装置本体側に設けられた可視光源からの可視光を受光可能に配された複数の反射部材が設けられ、それら複数の反射部材は、前記レンズホルダが前記装置本体に装着されたときにおいて、それぞれで反射した互いに光軸方向の異なる複数の可視光が、前記収束レンズの焦点を含む平面であって、かつ、その収束レンズの中心軸に対して垂直な平面上の基準点で互いに交差するように構成されていることを特徴とするレーザマーキング装置のレンズユニット。
  6. 前記複数の反射部材は、前記可視光源から出射された可視光のうち、一部の可視光を反射するとともにそれ以外の可視光を透過する第1反射ミラーと、前記第1反射ミラーにて透過した可視光を受光可能に配された第2反射ミラーとを備えてなり、前記第1及び第2の反射ミラーが受けた可視光を前記基準点で互いに交差させるように反射する構成になっていることを特徴とする請求項5記載のレーザマーキング装置のレンズユニット。
  7. 前記複数の反射部材は、前記可視光源から出射された可視光を受けて前記基準点を通過させるように反射する第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーから照射され正規の被印字姿勢にある前記ワーク上に載置された調整用反射板にて反射した可視光を受けて再び前記基準点を通過させるよう反射する第2の反射ミラーとで構成されていることを特徴とする請求項5記載のレーザマーキング装置のレンズユニット。
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