JP2004113745A - 自動車用洗浄ブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転軸の外周部に複数のブラシ片が形成されてある自動車用洗浄ブラシにおいて、前記回転軸の一端に空気流入手段が形成されてあると共に、前記回転軸の外周部に前記空気流入手段と連通するように空気流出手段が形成されてあり圧縮空気を前記空気流入手段より流入させる事により、前記圧縮空気を前記空気流出手段より流出させて前記ブラシ片に吹き付け、前記ブラシ片を乾燥させるように形成されてあるものである。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用の洗浄ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用洗浄ブラシを、以下図1及び図2を用いて説明する。
【0003】
図1は、従来の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。また、図2は、従来の自動車用洗浄ブラシに使用するブラシ片を示す正面図である。図1及び図2において1は洗浄ブラシ、2は回転軸、3はブラシ片、4は支持体、5はスリット、6は円孔、8は固定ピンである。従来の自動車用洗浄ブラシは、図1及び図2の如く、回転軸2にたいして、ブラシ片3を支持体4にて挟み付け、固定ピン8にて固定する構成になっている。ブラシ片3のスリット5は、深浅交互に形成されてあると共に、各スリット5の内端に連なって円孔6が形成されてある。上記の如くの技術が、実用新案登録第3071326号に開示されてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動車用洗浄ブラシにおいては、使用時にブラシ片3に付着した水分を乾燥させる為に、使用後に洗浄ブラシ1を放置して自然乾燥させるか、あるいは洗浄ブラシ1を回転させながら水分を飛散させる方法を採用していた。その為、寒冷地等においては、水分が乾燥するまでに長い時間を必要とし、ブラシ片3が凍結したり、完全に乾燥しきらないという課題を有していた。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ブラシ片が凍結する事が無く、かつ水分を完全に乾燥できる自動車用洗浄ブラシを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる自動車用洗浄ブラシは、次のように構成したものである。
(1)回転軸の外周部に複数のブラシ片が形成されてある自動車用洗浄ブラシにおいて、前記回転軸の一端に空気流入手段が形成されてあると共に、前記回転軸の外周部に前記空気流入手段と連通するように空気流出手段が形成されてあり圧縮空気を前記空気流入手段より流入させる事により、前記圧縮空気を前記空気流出手段より流出させて前記ブラシ片に吹き付け、前記ブラシ片を乾燥させるように形成されてあるものである。
【0007】
(2)上記(1)記載の自動車用洗浄ブラシにおいて、前記圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用して形成されてあるものである。
【0008】
(3)上記(1)あるいは(2)記載の自動車用洗浄ブラシにおいて、前記温風を前記回転軸の回転時に前記空気流入手段より流入させる事により、前記温風を前記空気流出手段より流出させて前記ブラシ片に吹き付け、前記ブラシ片を乾燥させるように形成されてあるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図3及び図4に実施の形態1を示す。図3は、本発明の実施の形態1の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。図3において、11は洗浄ブラシ、12は回転軸、13はブラシ片、14は止め金具、15は流入口、16は流出口である。また、図4は、図3の自動車用洗浄ブラシの断面図である。
【0010】
本発明の実施の形態1の洗浄ブラシ11は、図3の如く、回転軸12、ブラシ片13及び止め金具14より構成されてある。ブラシ片13は、止め金具14に装着されて、回転軸12の外周部に形成された溝部にたいして、勘合挿入されて、複数、形成されてある。回転軸12は、図4の如く、一端に、流入口15が形成されてあり、回転軸12の外周部には、流入口15と連通するように複数の流出口16が形成されてある。また、流出口16は、それぞれのブラシ片13の間に、複数、並列の状態にて形成されてある。洗浄ブラシ11は、ブラシ片13を乾燥させる時には、流入口15より流入させた圧縮空気を、流出口16より流出させる事により、ブラシ片13に吹き付け、ブラシ片13を乾燥させる。
【0011】
本発明の実施の形態1の洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっている為、圧縮空気をブラシ片13に吹き付け、ブラシ片13を完全に乾燥させることができる。またブラシ片13を乾燥させることができる為、ブラシ片13の凍結を防止することができる。
【0012】
本発明の実施の形態1の自動車用洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっているが、ブラシ片13の材料としては、使用する目的に応じて、適時、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、織布、不織布、編物、天然繊維、化学繊維、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ゲル材、フィルム材、メッシュ材、ボア材あるいは紙等を使用しても、何ら支障は無い。また、流入口及び流出口の詳細形状、配置状態、個数等についても、使用目的に応じて、適時、設定しても何ら支障は無い。
【0013】
実施の形態2
図5及び図6にて実施の形態2を示す。図5は、本発明の実施の形態2の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。図5において、21は洗浄ブラシ、22は回転軸、23はブラシ片、24は止め金具、25は流入口、26は流出口である。また、図6は、図5の自動車用洗浄ブラシの断面図である。
【0014】
本発明の実施の形態2の洗浄ブラシ21は、図5の如く、回転軸22及びブラシ片23より構成されてある。ブラシ片23は、回転軸22の外周部にたいして、螺旋形状に形成されてある。回転軸22は、図5の如く、一端に、流入口25が形成されてあり、回転軸22の外周部には、図5及び図6の如く、流入口25と連通するように、長手方向にたいして、長円形状の開口を有する複数の流出口26が形成されてある。その為、流出口26は、図5の如く、ブラシ片23の長手方向と直交するように、複数、回転軸22の円周方向にたいして等分の状態にて形成されてある。洗浄ブラシ21は、ブラシ片23を乾燥させる時には、流入口25より流入させた所定温度に設定された温風の圧縮空気を、流出口26より流出させる事により、ブラシ片23に吹き付け、ブラシ片23を乾燥させる。
【0015】
本発明の実施の形態2の洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっている為、所定温度に設定された温風の圧縮空気をブラシ片23に吹き付け、ブラシ片23を完全に乾燥させることができる。また、ブラシ片23を乾燥させることができる為、ブラシ片23の凍結を防止することができる。さらにまた、本発明の実施の形態2の洗浄ブラシは、圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用している為、圧縮空気に冷風を使用した場合に比べて、迅速にブラシ片23を乾燥させることができる。
【0016】
本発明の実施の形態2の洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっているが、ブラシ片23の材料としては、使用する目的に応じて、適時、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、織布、不織布、編物、天然繊維、化学繊維、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ゲル材、フィルム材、メッシュ材、ボア材あるいは紙等を使用しても、何ら支障は無い。また、流入口及び流出口の詳細形状、配置状態、個数等についても、使用目的に応じて、適時、設定しても何ら支障は無い。
【0017】
実施の形態3
図7にて実施の形態3を示す。図7は、本発明の実施の形態3の自動車用洗浄ブラシの使用状態を示す断面図である。図7において、31は洗浄ブラシ、32は回転軸、33はブラシ片、35は流入口、36は流出口、37は軸受け、38、39はフレームである。
【0018】
本発明の実施の形態3の洗浄ブラシ31は、図7の如く、回転軸32及びブラシ片33より構成されてある。ブラシ片33は、回転軸32の外周部にたいして、螺旋形状に形成されてある。回転軸32は、一端に、流入口35が形成されてあり、回転軸32の外周部には、流入口35と連通するように、複数の流出口36が形成されてある。また、流出口36は、ブラシ片33の長手方向と直交するように、複数、回転軸32の円周方向にたいして等分の状態にて形成されてある。回転軸32の両端には、軸受け37が形成されてあり、軸受け37を介して、フレーム38、39が形成されてある。洗浄ブラシ31は、ブラシ片33を乾燥させる時には、回転軸32を回転させた状態にて、流入口35より流入させた所定温度に設定された温風の圧縮空気を、流出口36より流出させる事により、ブラシ片33に吹き付け、ブラシ片33を乾燥させる。
【0019】
本発明の実施の形態3の洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっている為、所定温度に設定された温風の圧縮空気をブラシ片33に吹き付け、ブラシ片33を完全に乾燥させることができる。また、ブラシ片33を乾燥させることができる為、ブラシ片33の凍結を防止することができる。さらにまた、本発明の実施の形態3の洗浄ブラシは、回転軸32を回転させた状態にて、圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用している為、回転軸を回転させない状態あるいは、圧縮空気に冷風を使用した場合に比べて、迅速にブラシ片33を乾燥させることができる。
【0020】
本発明の実施の形態3の洗浄ブラシは、上記の如くの構成となっているが、流出口の形状については、使用する目的に応じて、例えば、回転軸の外周部に、金属製のメッシュ材を円筒形状に形成して、流出口として使用しても、何ら支障は無い。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の洗浄ブラシは次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
【0022】
(1)圧縮空気をブラシ片に吹き付け、ブラシ片を完全に乾燥させることができる。またブラシ片を乾燥させることができる為、ブラシ片の凍結を防止することができる。
【0023】
(2)所定温度に設定された温風の圧縮空気をブラシ片に吹き付け、ブラシ片を、完全に乾燥させることができる。また、ブラシ片を乾燥させることができる為、ブラシ片の凍結を防止することができる。さらにまた、圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用している為、圧縮空気に、冷風を使用した場合に比べて、迅速にブラシ片を乾燥させることができる。
【0024】
(3)所定温度に設定された温風の圧縮空気をブラシ片に吹き付け、ブラシ片を、完全に乾燥させることができる。また、ブラシ片を乾燥させることができる為、ブラシ片の凍結を防止することができる。さらにまた、回転軸を回転させた状態にて、圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用している為、回転軸を回転させない状態あるいは、圧縮空気に冷風を使用した場合に比べて、迅速にブラシ片を乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。
【図2】従来の自動車用洗浄ブラシに使用するブラシ片を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。
【図4】図3の自動車用洗浄ブラシの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2の自動車用洗浄ブラシを示す斜視図である。
【図6】図5の自動車用洗浄ブラシの断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3の自動車用洗浄ブラシの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 洗浄ブラシ 2、12、22、32 回転軸
3、13、23、33 ブラシ片 4 支持体 5 スリット
6 円孔 14、24 止め金具 15、25、35 流入口
16、26、36 流出口 37 軸受け 38、39 フレーム
Claims (3)
- 回転軸の外周部に複数のブラシ片が形成されてある自動車用洗浄ブラシにおいて、前記回転軸の一端に空気流入手段が形成されてあると共に、前記回転軸の外周部に前記空気流入手段と連通するように空気流出手段が形成されてあり、圧縮空気を前記空気流入手段より流入させる事により、前記圧縮空気を前記空気流出手段より流出させて前記ブラシ片に吹き付け、前記ブラシ片を乾燥させることを特徴とする自動車用洗浄ブラシ。
- 請求項1記載の構成よりなる自動車用洗浄ブラシにおいて、前記圧縮空気に、所定温度に設定された温風を使用することを特徴とする自動車用洗浄ブラシ。
- 請求項1あるいは2記載の構成よりなる自動車用洗浄ブラシにおいて、前記温風を前記回転軸の回転時に前記空気流入手段より流入させる事により、前記温風を前記空気流出手段より流出させて前記ブラシ片に吹き付け、前記ブラシ片を乾燥させることを特徴とする自動車用洗浄ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319030A JP2004113745A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 自動車用洗浄ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002319030A JP2004113745A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 自動車用洗浄ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004113745A true JP2004113745A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32289648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002319030A Pending JP2004113745A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 自動車用洗浄ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004113745A (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
KR100807286B1 (ko) | 2006-12-15 | 2008-02-28 | 한림기계 주식회사 | 자동세차기의 롤 피니셔 조립체 |
KR101677380B1 (ko) * | 2015-07-22 | 2016-11-17 | 주식회사 포스코 | 코일용 도금분말 제거장치 |
KR101770719B1 (ko) | 2016-01-13 | 2017-08-24 | 이동효 | 자동세차기의 드라잉롤러 건조장치 |
KR102267958B1 (ko) * | 2021-01-25 | 2021-06-22 | 주식회사 불스 | 마늘 수확장치 |
WO2022226415A1 (en) * | 2021-04-23 | 2022-10-27 | Belanger, Inc. | Vehicle wash system having dryer media devices and an air moving assembly for removing moisture from the dryer media devices |
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2002
- 2002-09-25 JP JP2002319030A patent/JP2004113745A/ja active Pending
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