JP2004113612A - マイナスイオン発生器 - Google Patents

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JP2004113612A JP2002283453A JP2002283453A JP2004113612A JP 2004113612 A JP2004113612 A JP 2004113612A JP 2002283453 A JP2002283453 A JP 2002283453A JP 2002283453 A JP2002283453 A JP 2002283453A JP 2004113612 A JP2004113612 A JP 2004113612A
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Abstract

【課題】マイナスイオン発生部をコンパクトでき、口腔内等に挿入しても安全であり、充分な量のマイナスイオンを全空間に渡って均一に放出可能なマイナスイオン発生器を提供する。
【解決手段】このマイナスイオン発生器10は、マイナス電圧を印加する電源ユニット20と、ここから伸びるケーブル30と、ケーブル30の末端に接続されるマイナスイオン発生部50とからなる。マイナスイオン発生部50は、軸体91を介して接続される放電体92と、軸体91及び放電体92を覆う放電体カバー80とを備え、電源ユニット20によりマイナス電圧を付与し、軸体91を介して放電体92からマイナスイオンを発生させる。軸体91は紙、木、又は樹脂からなり、放電体92が繊維状物からなることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイナスイオンを利用して、口臭軽減や歯周病治療、水虫の治療等を行なうためのマイナスイオン発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイナスイオンが人体に対して良い結果をもたらすことが注目されており、活性酸素の抑制作用、ストレス抑制作用、免疫活性の向上、高血圧症や自律神経障害の治療等の、健康・医療分野等において、マイナスイオンを利用することが研究されている。また、マイナスイオンによる消臭効果を利用して口臭軽減を行なうこと等も検討されている。
【0003】
マイナスイオン発生器としては、従来より各種のタイプが知られており、例えば、マイナスイオンを発生するための複数の放電電極部を有するマイナスイオン発生装置であって、前記複数の放電電極部のうち、隣接する一の放電電極部と他の放電電極部とにおいて、針状の先端部の向いている方向が互いに広がる方向に配置されているマイナスイオン発生装置が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、マイナスイオンによる消臭効果を利用して歯周炎,顎関節炎などを鎮静し、口臭,肩こりなどを解消する技術として、尖部を有するガラス容器と、該ガラス容器内に封入され、マイナスイオン化された少なくともSi又はSiOx (0<x≦2)とを有することを特徴とする歯用活性化具が開示されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−321661号公報
【特許文献2】
特開2000−189442号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開2001−321661号公報に開示されているような通常のマイナスイオン発生装置においては、放電体として複数の針状の先端部を備えている。したがって、例えば、上記のように口腔内に挿入するような用途に適用する場合にはコンパクト性に欠けるという問題があった。
【0007】
また、放電部分が針状をなしていることから、そのまま口腔内に挿入した場合、又は針状電極が誤って露出した場合には口腔内を損傷する恐れがあり安全性にも問題があった。また、針状電極の先端からのマイナスイオンの発生は針の軸方向に強く、その周囲へは弱いという指向性があり、口腔内の空間全体に渡って均一に多数のマイナスイオンを照射することが困難であった。
【0008】
また、特開2000−189442号公報の歯用活性化具においては、あらかじめマイナスイオン化された物質を歯内に埋設したものであるので、マイナスイオンの発生量が少なく効果が不充分であるという問題があった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、マイナスイオンの発生部をコンパクト化でき、また、口腔内等に挿入しても安全であり、更に指向性がなく全空間に渡ってマイナスイオンを均一に放出可能であり、しかも、口臭軽減や歯周病治療、水虫の治療等を行なうのに充分な量のマイナスイオンを発生させることが可能なマイナスイオン発生器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、マイナス電圧を印加する電圧供給手段と、この電圧供給手段に軸体を介して接続される放電体と、前記軸体及び前記放電体を覆う筒状ケースとを備え、前記電圧供給手段により、前記軸体を介して前記放電体にマイナス電圧を付与するように構成されていることを特徴とするマイナスイオン発生器を提供するものである。
【0011】
本発明によれば、電圧供給手段に軸体を介して放電体を接続したので、例えば、口腔内に挿入して口臭軽減又は歯周病治療に用いる場合にもコンパクトな構成とすることができる。また、電圧供給手段により放電体からマイナスイオンを放出するように構成したので、マイナスイオン化された物質を歯内に埋設した場合に比べて多量のマイナスイオンを発生させることができる。
【0012】
本発明においては、前記軸体が紙、木、又は樹脂からなり、前記放電体が繊維状物からなることが好ましい。
【0013】
これによれば、放電体を繊維状物とすることにより、放電体の全表面に形成される各繊維の先端からマイナスイオンが放出されるので、マイナスイオンの発生効率を高めて充分な量のマイナスイオンを、あらゆる方向に向かって発生させることができる。また、繊維状物が柔軟であるので、誤って軸部及び放電部が露出して直接口腔内等に接触した場合においても安全性が高い。更に、軸体を紙、木又は樹脂とすることにより、放電体におけるマイナスイオンの発生を減衰させることなく、マイナスイオンの発生効率を向上させることができる。
【0014】
また、本発明においては、前記放電体が綿からなることが好ましい。これによれば、綿は特にマイナスイオンが発生しやすく、また、天然繊維であるので安全性も高く、本発明に極めて好適に用いられる。
【0015】
更に、本発明においては、前記電圧供給手段が、5.0〜7.0kVのマイナス電圧を印加できるものであることが好ましい。これによれば、放電体から充分な量のマイナスイオンを発生させることができる。
【0016】
また、本発明においては、上記のマイナスイオン発生器が、口臭軽減又は歯周病治療に用いられることが好ましい。また、水虫の治療に用いられることが好ましい。本発明のマイナスイオン発生器は、上記のように人体に対して安全であり、マイナスイオンの発生効率に優れ、しかもコンパクトであるので、上記の用途に特に好適に用いられる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜5には本発明によるマイナスイオン発生器の一実施形態が示されている。図1はマイナスイオン発生器の概略図、図2は同発生器のマイナスイオン発生部の分解斜視図、図3は同発生器のマイナスイオン発生部の断面図、図4は、同発生器の電源ユニットにおける回路図、図5は、同発生器の使用状態を示す図であって、マイナスイオン発生部を口腔内に挿入した状態を示す概略図である。
【0018】
図1に示すように、このマイナスイオン発生器10は、マイナス電圧を発生させるための電源ユニット20と、この電源ユニット20から伸びるケーブル30と、ケーブル30の先端に接続されたマイナスイオン発生部50とから主に構成されている。
【0019】
電源ユニット20及びケーブル30は、本発明における電源供給手段を構成している。電源ユニット20には、その前面に、電源スイッチ21、タイマー動作等の作動状態を示す動作表示ランプ22、電源ランプ23、及びケーブル接続部24が設けられている。また、電源ユニット20の背面には、図示しない電源プラグが設けられており、AC100Vで駆動できるようになっている。
【0020】
電源ユニット20の内部には、図4に示すように、高電圧回路40を含む回路が設けられており、AC100V電圧が入力される入力端子25から、電源スイッチ21及びフューズ26を介して高電圧回路40に接続され、出力端子27から、5.0〜7.0kVのマイナス電圧を取り出すようになっている。
【0021】
高電圧回路40は、AC100V電圧が入力される直流定電圧回路41と、この直流定電圧回路41に接続される発振回路42とを備え、直流定電圧回路41と発振回路42からの出力が、トランス43によって変圧された後、倍電圧回路44を介して、出力端子27に接続されるように構成されている。
【0022】
また、入力端子25と高電圧回路40との間にはタイマー28が設けられており、このタイマー28によって、マイナスイオンの発生時間を調整できるようになっている。
【0023】
なお、本発明における電源ユニット20としては、特に上記のものに限定されず、出力端子からのマイナス電圧として、5.0〜7.0kVのマイナス電圧を印加できるように構成されているものであればよい。
【0024】
電源ユニット20のケーブル接続部24からは、ケーブル30が伸びている。ケーブル30は、図2に示すように芯線31を樹脂等で被覆した公知のものを用いることができる。また、ケーブル30の長さは特に限定されないが、3m以内が好ましい。
【0025】
ケーブル30の末端は、マイナスイオン発生部50に接続されている。図2、3に示すように、マイナスイオン発生部50は、電線31の末端に接続されるマイナス電極35と、マイナス電極35に一端が挿入された軸体91と、更に、軸体91の先端に設けられた球状の放電体92とより主に構成されている。また、軸体91及び放電体92を覆う筒状ケースとして、外筒60及び放電体カバー80が、中間スリーブ70によって連結されている。
【0026】
ケーブル30の末端部分は被覆カバー32で覆われており、内部の電線31の末端は、マイナス電極35に接続されている。マイナス電極35としては特に限定されず、従来公知の金属電極等を用いることができる。また、電線31とマイナス電極35との接合は、はんだ付け等によって行なうことができ特に限定されない。
【0027】
マイナス電極35には、軸体91の一端が挿入され、バネ弾性によって保持されている。この軸体91によって、放電体92におけるマイナスイオンの発生を安定的に行なうことができる。軸体91の材質としては、紙、木、又は樹脂からなることが好ましく、紙又は木であることがより好ましく、紙であることが特に好ましい。
【0028】
軸体91の大きさは特に限定されないが、安定的にマイナスイオンを発生させるために、軸長さ1〜4cm、太さ1〜5mmであることが好ましい。また、軸体91は、軸形状であれば特に限定されず、筒状であってもよい。
【0029】
軸体91の他端の先端部分には、繊維状をなしている球状の放電体92が接合されている。
【0030】
本発明においては、マイナスイオンを効率良く充分な量発生させるために、放電体92の形状と材質を選択することが重要である。放電体92の形状としては繊維状物であることが好ましい。これによって、各繊維の先端部分からマイナスイオンが発生するので、従来より多量のマイナスイオンを発生させることができる。また、繊維状物が球状であるので、全空間に渡って均一にマイナスイオンを発生させることができ、金属の針状電極のように特定方向にのみマイナスイオンが発生するのを防止できる。
【0031】
放電体92の材質としては、植物繊維であることが好ましく、綿であることがより好ましい。一方、放電体の材質が化学繊維や、鳥の羽等であると、マイナスイオンの発生量が減少するので好ましくない。このような本発明に好適に用いられる軸体91及び放電体92としては、紙軸に植物性の綿を接続したものが例示できる。
【0032】
上記のマイナス電極35、軸体91及び放電体92を覆うような筒状ケースとして、外筒60及び放電体カバー80が、中間スリーブ70によって連結されている。
【0033】
外筒60は、末端の電線31が納入される側に、キャップ62が設けられ、更に、キャップ61内には導入口61が設けられて、ケーブル30が挿入されるようになっており、この外筒60によって、ケーブル30を保護している。外筒60の材質としては、金属やプラスチック等を用いることができる。
【0034】
外筒60の他端の開口部には、中間スリーブ70の差込み部71が差込まれている。中間スリーブ70は、外筒60と放電体カバー80とを連結するために設けられており、外筒60の内部に差込んで連結するためのテーパー状の差込部71と、放電体カバー80の内部にねじ込んで連結するためのネジ部72が設けられている。
【0035】
中間スリーブ70の材質としては、感電を防ぐために非導電性の材質であることが好ましく、絶縁性の高いテフロン等のプラスチック成形品であることが好ましい。
【0036】
中間スリーブ70のネジ部72には、筒状の放電体カバー80が連結されている。この、放電体カバー80は、基部82及びカバー部83とからなり、基部82とカバー部83との境にはフランジ81が設けられている。
【0037】
放電体カバー80は、図3に示すように、その筒内に軸体91及び放電体92が挿入され、これらを保護して剛性を保持するとともに、口腔内等に挿入した際に、人体への感電を防ぐ役割をなしている。また、フランジ81によって、口腔内等に挿入した際に、必要以上にマイナスイオン発生部50が口腔内に挿入されるのを防止する役割もなしている。放電体カバー80の材質は、中間スリーブ70と同様に、人体の感電を防ぐために非導電性の材質であることが好ましく、絶縁性の高いテフロン等のプラスチック成形品であることが好ましい。
【0038】
放電体カバー80のカバー部83の先端には、口腔内に挿入した際に、唾液等が放電体カバー80の内部に入るのを防止するためのフィルター93が設けられている。このフィルター93の材質としては、マイナスイオンが通過できる材料であれば特に限定されないが、放電体92と同じ材質であることが好ましく、綿であることがより好ましい。また、放電体92とフィルタ93とは離れていてもよいが、充分なマイナスイオンの発生量を得るためには、図3に示すように、放電体92とフィルタ93とが接していることが好ましい。
【0039】
次に、上記のマイナスイオン発生器10の使用方法について、人体の口腔内に挿入して口臭軽減、歯周病治療に用いる場合を例に挙げて説明する。
【0040】
まず、図5に示すように、マイナスイオン発生部50のカバー部83を、口腔95内に挿入する。このとき、基部82及び外筒60によって、マイナスイオン発生部50を手で保持することができる。また、フランジ81によって、口腔95内への挿入量を調整し、必要以上にマイナスイオン発生部50が口腔95内に挿入されるのを防止することができる。
【0041】
次に、電源スイッチ21を入れ、電源ユニット20からマイナス電圧を発生させてマイナス電極35にマイナス電圧を印加する。ここで、印加電圧としては、5.0〜7.0kVのマイナス電圧であることが好ましい。印加電圧が5.0kV未満であると、マイナスイオンの発生量が不足するので好ましくなく、7.0kVを超えて印加すると、オゾン発生の原因となり、また、安全性の点で好ましくない。
【0042】
これにより、マイナス電極35から軸体91を介し、放電体92からマイナスイオンが発生する。発生したマイナスイオンは、カバー部83及びフィルター93を通過して口腔95内に均一に照射される。ここで、マイナスイオンの発生数は、使用目的や使用部位等によって適宜選択される。
【0043】
上記のマイナスイオン発生器10によれば、マイナスイオンの発生部をコンパクトできるので口腔内等への挿入が容易であり、また、放電体に針状の電極を用いなくてもよいのでカバーが外れた場合等でも安全である。また、放電体に指向性がなく、全空間に渡ってマイナスイオンを均一に放出可能であり、しかも、口臭軽減や歯周病治療等を行なうのに充分な量のマイナスイオンを発生させることができる。
【0044】
なお、本発明のマイナスイオン発生器は、上記の口臭軽減や歯周病治療等の用途の他、例えば、水虫の治療等にも好適に用いることができる。
【0045】
【実施例】
実施例1
図1〜4に示すマイナスイオン発生器10を用い、電源ユニット20からマイナス電圧として6.7KVを印加して、放電体92よりマイナスイオンを発生させ、マイナスイオンの発生量の分布を測定した。なお、軸部91として径2mm、長さ4cmの円柱状の紙を使用し、放電体92として繊維状の綿を用いた。
【0046】
マイナスイオンの発生量は、マイナスイオン測定装置(エアーイオンカウンター)によって計測した。その結果を図6、7に示す。図中、KC(キロカウント)は発生したマイナスイオン数の1/1000を示している。したがって、2500Kはマイナスイオン数が2500000個/cmであることを意味する。
【0047】
図6は、横軸に放電体92からの距離D、縦軸に発生した1cmあたりのマイナスイオン数を示している。これによれば、放電体92からの距離Dが増加するにつれて、指数的にマイナスイオン数が減少しているが、放電体92から20cm以内では、200万個/cm以上のマイナスイオンが発生しており、充分な量のマイナスイオンが得られることがわかる。
【0048】
図7は放電体92からのマイナスイオン数の平面分布を示している。図7の中心が放電体である。これによれば、本発明のマイナスイオン発生器においては、放電体92から、ほぼ360度の全範囲に渡って均一にマイナスイオンが発生していることがわかる。
【0049】
実施例2
実施例1と同じマイナスイオン発生器10を用い、口腔内の口臭抑制効果について評価した。
【0050】
マイナスイオンは、発生数200万個以上/cmの条件で口腔内に10分間照射し、照射前後の口臭測定、及び、唾液中の嫌気性菌数を測定した。その結果を図8、9に示す。
【0051】
口臭測定は、マイナスイオン照射前、照射直後(0分)、照射後15分、30分、1時間における口臭を測定した。測定は口臭測定器(株式会社ヨシダ製、商品名:ブレストロンBT−814)を用いて、揮発性硫黄化合物(V.S.C)濃度を測定した。なお、測定値は被験者5名の平均値とした。
【0052】
唾液中の嫌気性菌数は、マイナスイオン照射前、照射直後(0分)、照射1時間後に唾液を採取し、10−4〜10−6まで連続希釈を行ない、血液寒天平培地上に0.1ml滴下し、嫌気的条件下にて37℃、72時間培養後のコロニー数を測定した。なお、測定値は被験者3名の平均値とした。
【0053】
図8から、V.S.C濃度は、照射直後に減少し、照射15分後において最も低い値となり、照射1時間後においては若干上昇するものの、照射前に比べて低い数値であり、本発明においては口臭濃度が低下していることがわかる。
【0054】
また、図9から、照射前と比較して照射直後において嫌気性菌数の有意な減少が認められ、照射1時間後においては若干上昇するものの、照射前に比べて低い数値であり、本発明においては口臭濃度の原因となる嫌気性菌数が低下していることがわかる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマイナスイオン発生器によれば、先端部は柔軟性を有しており口腔内等に挿入しても安全であり、発生するマイナスイオンに指向性がなく全空間に渡って均一にマイナスイオンを放出可能であり、しかも、口臭軽減や歯周病治療、水虫の治療等を行なうのに充分な量のマイナスイオンを発生させることが可能なマイナスイオン発生器を提供することができる。このマイナスイオン発生器は、口臭軽減や歯周病治療、水虫の治療等に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイナスイオン発生器の概略図である。
【図2】同発生器のマイナスイオン発生部の分解斜視図である。
【図3】同発生器のマイナスイオン発生部の断面図である。
【図4】同発生器の電源ユニットにおける回路図である。
【図5】同発生器の使用状態を示す図であって、マイナスイオン発生部を口腔内に挿入した状態を示す概略図である。
【図6】実施例におけるマイナスイオンの数を測定した図表である。
【図7】実施例におけるマイナスイオンの数を測定した図表である。
【図8】実施例における揮発性硫黄化合物の測定結果を示す図表である。
【図9】実施例における嫌気性菌数の測定結果を示す図表である。
【符号の説明】
10 マイナスイオン発生器
20 電源ユニット
21 電源スイッチ
22 動作表示ランプ
23 電源ランプ
24 ケーブル接続部
25 入力端子
26 フューズ
27 出力端子
28 タイマー
30 ケーブル
31 電線
32 被覆カバー
35 マイナス電極
40 高電圧回路
41 直流定電圧回路
42 発振回路42
43 トランス
44 倍電圧回路
50 マイナスイオン発生部
60 外筒
61 導入口
62 キャップ
70 中間スリーブ
71 差込部
72 ネジ部
80 放電体カバー
81 フランジ
82 基部
83 カバー部
91 軸体
92 放電体
93 フィルター
95 口腔

Claims (6)

  1. マイナス電圧を印加する電圧供給手段と、この電圧供給手段に軸体を介して接続される放電体と、前記軸体及び前記放電体を覆う筒状ケースとを備え、前記電圧供給手段により、前記軸体を介して前記放電体にマイナス電圧を付与するように構成されていることを特徴とするマイナスイオン発生器。
  2. 前記軸体が紙、木、又は樹脂からなり、前記放電体が繊維状物からなる請求項1記載のマイナスイオン発生器。
  3. 前記放電体が綿からなる請求項2記載のマイナスイオン発生器。
  4. 前記電圧供給手段が、5.0〜7.0kVのマイナス電圧を印加できるものである請求項1〜3のいずれか1つに記載のマイナスイオン発生器。
  5. 口臭軽減又は歯周病治療に用いられる請求項1〜4のいずれか1つに記載のマイナスイオン発生器。
  6. 水虫の治療に用いられる請求項1〜4のいずれか1つに記載のマイナスイオン発生器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005000950B3 (de) * 2005-01-08 2006-08-10 Mylius, Harald W., Dipl.-Ing. Behandlungsgerät
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