JP2004113218A - 粉粒体供給装置付き田植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】雨除けや日除け機能が得られる運転キャビンを実現しながら、苗補給や肥料補給等の機上作業も行い易い粉粒体供給装置付き田植機を提供する。
【解決手段】走行機体の後部から後方に延出されたリンク機構8を介して苗植付装置9を昇降自在に連結し、機体の後部に運転座席31を配置するとともに、粉粒体繰出し機構27に供給する粉粒体を貯留するホッパ24を、運転座席31の後における走行機体に搭載してある施肥装置付き田植機において、運転座席31の上方に屋根13Bを設け、この屋根13Bに、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部16を形成するとともに、吹出し部16にエアー供給自在な送風機構19を設けて、吹出し部16から下向きに吹く風によってホッパ24の周りにエアーカーテンを形成可能に構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】走行機体の後部から後方に延出されたリンク機構8を介して苗植付装置9を昇降自在に連結し、機体の後部に運転座席31を配置するとともに、粉粒体繰出し機構27に供給する粉粒体を貯留するホッパ24を、運転座席31の後における走行機体に搭載してある施肥装置付き田植機において、運転座席31の上方に屋根13Bを設け、この屋根13Bに、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部16を形成するとともに、吹出し部16にエアー供給自在な送風機構19を設けて、吹出し部16から下向きに吹く風によってホッパ24の周りにエアーカーテンを形成可能に構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施肥装置等の粉粒体供給装置を有した田植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉粒体供給装置付き田植機として、運転座席の直後における走行機体に肥料繰出し機構と肥料ホッパとを配備し、苗の植付作動に伴って、苗植付装置に装備した作溝器に肥料を所定量ずつ送るようにした施肥装置付き田植機(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【特許文献1】
【0003】
特開2002−238318号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
田植機のシーズンは雨季であることが多いので、雨天の日にはカッパ等の雨具を装備した状態での田植作業となるが、雨具を装備するのは煩わしく、不快であることも多いので、天候に係らず快適に田植作業できるよう、運転キャビンを設けることが考えられた。運転キャビンを装備すれば、雨天作業における肥料補給時に、ホッパーの蓋を開けた際に雨がホッパ内に入り込むことを防止でき、雨による肥料濡れに起因した施肥不良もほぼ解消できる利点も得られる。
【0005】
しかしながら、室内と室外とを仕切る運転キャビンを設けると、左右の側壁等が作業者の動く範囲を制限してしまうので、それによって苗補給や肥料補給等の作業性が悪くなってしまうことが予測されることから、単純に密室型の運転キャビンを設けるのは困難な感がある。
【0006】
本発明の目的は、雨除けや日除け機能が得られる運転キャビンを実現しながら、苗補給や肥料補給等の機上作業も行い易い粉粒体供給装置付き田植機を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の構成は、走行機体の後部から後方に延出されたリンク機構を介して苗植付装置を昇降自在に連結し、機体の後部に運転座席を配置するとともに、粉粒体繰出し機構に供給する粉粒体を貯留するホッパを、運転座席の後における走行機体に搭載してある粉粒体供給装置付き田植機において、
運転座席の上方に屋根を設け、この屋根に、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部を形成するとともに、吹出し部にエアー供給自在な送風機構を設けて、吹出し部から下向きに吹く風によってホッパの周りにエアーカーテンを形成可能に構成してあることを特徴とする。
【0008】
〔作用及び効果〕
請求項1の構成によれば、運転席に屋根を付けることで、雨除けや日除けの機能を得ながら、側壁がないことによって苗補給や肥料補等の機上作業の妨げとなることもない。そして、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部を屋根に形成し、吹出し部にエアー供給自在な送風機構を設けて、吹出し部から下向きに吹く風によってホッパの周りにエアーカーテンを形成可能に構成してあるから、雨天の日にホッパの蓋を開けて肥料補給する場合に、斜め下方に降ってくる雨が横からホッパに侵入するのをエアーカーテンによって防止することができるようになる。
【0009】
その結果、ホッパ周りにエアーカーテンが形成できる機能を備えた屋根を設ける工夫により、苗補給や肥料供給作業といった機上作業に悪影響を及ぼすことなく、そして、肥料等の粉粒体を雨で濡らしてしまうことなく、日除け雨除け機能が得られる粉粒体供給装置付き田植機を提供することができた。
【0010】
〔構成〕
請求項2の構成は、請求項1の構成において、粉粒体繰出し機構に、粉粒体を風力移送するための送風機を設けるとともに、送風機を、粉粒体の風力移送に用いる第1使用状態と、送風機構として用いる第2使用状態とに切換え自在に構成してあることを特徴とするものである。
【0011】
〔作用及び効果〕
請求項2の構成によれば、粉粒体を風力移送するための送風機を、ホッパーに対するエアーカーテンの送風源として用いることもできるので、エアーカーテン用の送風機を省略することができ、その分の軽量化、コストダウンが行えるようになった。これは、肥料補給時は肥料供給作動させていないときに行うといった具合に、粉粒体を風力供給するときと粉粒体の補給時とを同時に行うことは無いことから、送風機を粉粒体の供給作動と、エアーカーテン作動との使い分けが可能になったのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた走行機体Bの前部に、エンジン3とミッションケース4とを配置し、ミッションケース4の側面入口部分に設けたHST(静油圧式無段変速装置)5とエンジン3の出力軸とに亘ってベルト式伝動機構6を架設してある。機体中央部には運転キャビン13を有した運転部7を形成するとともに、機体後部に昇降リンク機構8を介して苗植付装置9を連結して乗用型田植機を構成してある。
【0013】
苗植付装置9は、6条用の苗載台54を有した6条植えに構成されており、3個の植付伝動ケース10、植付伝動ケース10の左右両側には二つの植付機構11を備えた回転ケース12を設けて、二つの植付機構11で交互に苗を切り出し圃面に植付けるように構成してある。
【0014】
施肥装置(粉粒体供給装置の一例)Cについて説明する。図1、図2に示すように、粉粒体である肥料を貯留するホッパ24、このホッパ24から流下してくる肥料を供給管路としての施肥ホース25、施肥ホース25の始端部としての漏斗部26に所定量ずつ繰り出す機構(粉粒体繰出し機構の一例)27、施肥ホース25で送られてくる肥料を圃場に供給する作溝器28、漏斗部26に繰り出された肥料を風力で施肥ホース25に送り込むブロワ(請求項2に言う送風機の一例)29、ブロワ29で生起された風を計6箇所の施肥ホース25に分配供給する送風ダクト30等から構成されている。
【0015】
図2に示すように、4個の各ロールケースのボス部に亘って、断面6角状の1本の駆動軸42が回転自在に支持されており、駆動軸42に駆動ギヤ(図示省略)を相対回転自在に外嵌してある。そして、シフト回転体(図示省略)が駆動軸42に一体回転及びスライド自在に外嵌されて、シフト回転体(図示省略)を駆動ギヤ(図示省略)への交合側に付勢するバネ(図示省略)を備え、バネ(図示省略)に抗してシフト回転体(図示省略)を駆動ギヤ(図示省略)より離脱させるべく、揺動自在なシフト部材(図示省略)を備えてある。つまり、図示しないワイヤーを引張ることでシフト部材を強制揺動させて、駆動ギヤ(図示省略)の回転動力が繰り出し機構27に伝わるのを遮断可能な施肥クラッチ47を構成してある。
【0016】
運転キャビン13は、ボンネット14の計器パネル15の直前位置において立ち上がる前壁である支持部分13Aと、この支持部分からホッパ24の上方に後端が位置する状態に延びた屋根部分(屋根の一例)13Bとから成る前片持ち支持構造のものに、すなわち、左右及び後の側壁が省略されたものに構成されている。施肥装置Cの主要部分である繰出し機構27、及びホッパ24は、運転座席31の直後における走行機体Bに搭載されている。ホッパ24は、本体24bと、後部に設けた左右向きの支点Z周りの揺動によって開閉自在な蓋24aとで構成されている。
【0017】
図1、図2、図4に示すように、屋根部分13Bにおける後端縁とこれに続く左右端縁の夫々に、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部16を形成してあるとともに、これら吹出し部16にエアー供給自在な送風機構19を設けて、吹出し部16から下向きに吹く風によってホッパ24の周り、エアーカーテンを形成可能に構成してある。そして、ブロワ29を、肥料の風力移送に用いる第1使用状態と、エアーカーテン用の送風機構19として用いる第2使用状態とに切換え自在に構成してある。
【0018】
すなわち、屋根部分13Bに、平面視でコ字状のエアー経路を末端に有するホースで成るヘッダー20と、このヘッダー20の左前の角隅部分から支持部分13Aの左端縁、及びフロア21の左端縁を通してブロワ29に達するエアーホース22とを設けるとともに、ブロワ29の風を送風ダクト30に送る第1位置と、ブロワ29の風をエアーホース22に送る第2位置とに切換自在な送風切換機構23を設けてある。ヘッダー20は、前後に延びる左右の縦管部20a,20bと左右に延びる横管部20cとから成り、これら左縦管部20aの下側、右縦管部20bの下側、及び横管部20cの下側の夫々に、複数の筒ボスから成る吹出し部16を形成してある。
【0019】
ブロワ29のケーシング29Kには、送風ダクト30を連結自在な第1吐出部33と、エアーホース22を連結自在な第2吐出部34が形成されるとともに、各吐出部33,34には、支点Pで揺動自在な切換弁35,36が装備されており、これらを同時操作する駆動操作部37を設けて送風切換機構23を構成してある。駆動操作部37は、切換弁35,36を駆動揺動させるギヤードモータ38、苗植付装置9の昇降を検出するスイッチ39、及びスイッチ39の検出情報によってギヤードモータ38を操作する制御装置40とで構成されている。
【0020】
スイッチ39は、この実施形態では、枕地での旋回開始時と旋回終了後に操作される強制昇降スイッチ(所謂ポンパスイッチ)を利用している。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、昇降リンク機構8の昇降動によって操作される専用のスイッチを設けても良い。
【0021】
ギヤードモータ38は、その正転駆動により、第1切換弁35を第1吐出部33が開く側に操作し、かつ、第2切換弁36を第2吐出部34が閉じる側に操作する第1使用状態[図3(イ)参照]と、逆転駆動により、第1切換弁35を第1吐出部33が閉じる側に操作し、かつ、第2切換弁36を第2吐出部34が開く側に操作する第2使用状態[図3(ロ)参照]とに切換操作自在である。
【0022】
つまり、旋回が終了して田植作業を行うべく苗植付装置9を下降させる方向にスイッチ39を押し操作すると、それによる出力信号によってブロワ29が第1使用状態に切換り、旋回開始等の田植作業を中断又は終了すべく苗植付装置9を上昇させる方向にスイッチ39を押し操作すると、それによる出力信号によってブロワ29が第2使用状態に切換わるように、送風切換機構23が自動的に操作される。
【0023】
これにより、施肥を伴う田植作業時には自動的に第1使用状態に設定され、ブロワ29の風力を肥料搬送に用いるとともに、雨天時における肥料補給時には自動的に第2使用状態に設定され、蓋24aを開けてホッパ24に肥料を供給する作業のときに、雨がホッパ24内に侵入しないように、ホッパ24の左右及び後側にエアーカーテン(図1、図2参照)が形成されるのである。
【0024】
《1》 図5に示すように、施肥クラッチ47を入り切り操作する施肥クラッチレバー48に作用して、施肥クラッチ47が入りか切りかを検出するリミットスイッチ49を装備し、施肥作動が全条停止しているとき、すなわち施肥クラッチ47が切りであるとき(リミットスイッチ49は非導通)には肥料切れ警報ランプ50が点灯しないようになり、施肥作業時、すなわち施肥クラッチ47が入りであるとき(リミットスイッチ49は導通)には肥料切れ警報ランプ50が点滅(又は点灯)して警報を発し得るように作動する警報装置51を備えている。
【0025】
肥料切れ警報ランプ50は、ボンネット14の前側に配置されたマスコットマーカー52の頂部に一体装備されている。肥料切れ警報ランプ50は、計器パネル15等に装備された植付クラッチ(図5においては図示省略)の入り切りを表示する植付クラッチランプと、苗切れ表示ランプ57とを兼ねており、苗載台54に装備された苗切れスイッチ55と植付クラッチスイッチ53とリミットスイッチ49とは並列状態でバッテリー58に接続されている。肥料切れ警報ランプ50とリミットスイッチ49との間には、複数の肥料切れスイッチ59が並列接続されたものが直列に接続されている。肥料切れスイッチ59はホッパ24内に装備されており、肥料が所定量以下に減るとスイッチONとなるように構成されている。
【0026】
肥料切れ警報ランプ50は、植付クラッチスイッチ53がONで点滅し、OFFで消え、同様に、苗切れスイッチ55がONで点滅し、OFFで消える。リミットスイッチ49はOFFで導通し、ONで導通が断絶される常閉型に構成されているが、その反対でも良い。要は、いずれかの肥料切れスイッチ59がONになっていても、施肥クラッチ47がON、すなわち施肥作業しているときでないと肥料切れ警報ランプ50が点滅しないようになっている。
【0027】
従って、肥料を撒かないときに、肥料切れ警報ランプ50が点滅して目障りである、ということが生じず、肥料切れ警報ランプ50は点滅しないので、施肥作業していないのに肥料切れが生じたという勘違いを引起すことが回避される。これにより、施肥作業していないときには、ホッパ24に肥料が入ってなくても肥料切れ警報ランプ50が点滅することが生じない。
【0028】
《2》 図6に示すように、施肥装置Cの肥料詰まり信号(出力)、及び肥料切れ信号(出力)の断続を、前述のリミットスイッチ49を介して制御装置(メインコントローラ)60に接続し、この制御装置60に、肥料詰まりランプ61、警報ブザー62、及び肥料切れランプ63(前述の肥料切れ警報ランプと同じ)といった作動の入り切り制御の対象を接続して成る警報装置64でも良い。
【0029】
(a) このように、肥料詰まり信号や肥料切れ信号をハード的にカットする手段の採用により、施肥クラッチ47が入りのときにのみ警報装置64が作動可能となる構成を採用することにより、施肥作業をしていないときに施肥に関する警報作動(肥料詰まりランプ61、警報ブザー62、肥料切れランプ63のいずれかが作動すること)は生じないようになる。従来では、施肥を行わないときでも肥料に関する警報が作動する場合があったが、そのようなことが解消され、施肥作業しているときにのみ、必要な警報作動が出るので、警報に関する判断がし易くなる利点がある。
【0030】
尚、リミットスイッチ49の2個使いで構成される判断部hを、リミットスイッチ49の3個使いとして制御装置60と肥料詰まりランプ61等との間に配置して、その部分の導通をハード的にカットし得る構成としても良い。この場合、乾燥させるために、ブロワ29は回し続けると良い。
【0031】
《3》 図7に示すように、図6に示す前述の警報装置64において、作動の入り切り制御の対象としてブロワ29を加えた警報装置65でも良い。施肥装置が作動していないときにはブロワ29も切ることにより、ブロワモータの停止による充電(バッテリーの充電)の強化が図れる利点がある。この警報装置65による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0032】
《4》 図8に示すように、図7に示す前述の警報装置65において、肥料詰まり信号と肥料切れ信号とを直接制御装置60に入力するようにし、かつ、施肥クラッチ47に関するリミットスイッチ49のON−OFF信号を施肥装置Cに入力させる構成に置き換えた警報装置66でも良い。リミットスイッチ49のON−OFFに伴うブロワ29の作動状況としては、回転させても停止させてもいずれでも良い。この警報装置66による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0033】
《5》 図9に示すように、図7に示す前述の警報装置65において、肥料詰まり信号と肥料切れ信号とを直接制御装置60に入力するようにし、かつ、施肥クラッチ47に関するリミットスイッチ49のON−OFF信号を制御装置69に入力させる構成に置き換えた警報装置67でも良い。リミットスイッチ49のON−OFFに伴うブロワ29の作動状況としては、回転させても停止させてもいずれでも良い。この警報装置67による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0034】
《6》 図10に示すように、施肥クラッチレバー48によって操作されるリミットスイッチ49のON作動(すなわち施肥クラッチ47が入り)したら、計器パネル15に装備された施肥表示ランプ69を点灯(又は点滅)させ、かつ、ブザー70を警報作動させる制御装置60を設けて成る施肥表示装置68を装備しても良い。
【0035】
従来では、施肥作業が行われているか否かの情報は、施肥クラッチレバー48の操作方向を視認するしかなく、不便さがあったが、ランプ69とブザー70を作動させる施肥表示装置68により、目による単純な目視及び聴覚からも施肥作業の有無情報を得ることができるので、施肥作業状況の把握間違いをより有効に防止できる利点が得られる。
【0036】
〔別実施形態〕
図示しないが、屋根部分13Bの後端部及び左右横側部の後部の3箇所に、下向きに送風する状態の横断流ファンを取付けて、直接にホッパ24の左右横側及び後部にエアーカーテンを形成させる手段を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き田植機の側面図
【図2】施肥装置及びエアーカーテンを示す背面図
【図3】送風切換機構の構造及び作用を示す系統図
【図4】ホッパと吹出し部との位置関係を示す斜視図
【図5】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その1
【図6】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その2
【図7】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その3
【図8】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その4
【図9】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その5
【図10】施肥表示装置を示すの機能系統図
【符号の説明】
8 リンク機構
9 苗植付装置
13B 屋根
16〜18 吹出し部
19 送風機構
24 ホッパ
27 粉粒体繰出し機構
29 送風機
31 運転座席
【発明の属する技術分野】
本発明は、施肥装置等の粉粒体供給装置を有した田植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉粒体供給装置付き田植機として、運転座席の直後における走行機体に肥料繰出し機構と肥料ホッパとを配備し、苗の植付作動に伴って、苗植付装置に装備した作溝器に肥料を所定量ずつ送るようにした施肥装置付き田植機(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【特許文献1】
【0003】
特開2002−238318号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
田植機のシーズンは雨季であることが多いので、雨天の日にはカッパ等の雨具を装備した状態での田植作業となるが、雨具を装備するのは煩わしく、不快であることも多いので、天候に係らず快適に田植作業できるよう、運転キャビンを設けることが考えられた。運転キャビンを装備すれば、雨天作業における肥料補給時に、ホッパーの蓋を開けた際に雨がホッパ内に入り込むことを防止でき、雨による肥料濡れに起因した施肥不良もほぼ解消できる利点も得られる。
【0005】
しかしながら、室内と室外とを仕切る運転キャビンを設けると、左右の側壁等が作業者の動く範囲を制限してしまうので、それによって苗補給や肥料補給等の作業性が悪くなってしまうことが予測されることから、単純に密室型の運転キャビンを設けるのは困難な感がある。
【0006】
本発明の目的は、雨除けや日除け機能が得られる運転キャビンを実現しながら、苗補給や肥料補給等の機上作業も行い易い粉粒体供給装置付き田植機を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の構成は、走行機体の後部から後方に延出されたリンク機構を介して苗植付装置を昇降自在に連結し、機体の後部に運転座席を配置するとともに、粉粒体繰出し機構に供給する粉粒体を貯留するホッパを、運転座席の後における走行機体に搭載してある粉粒体供給装置付き田植機において、
運転座席の上方に屋根を設け、この屋根に、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部を形成するとともに、吹出し部にエアー供給自在な送風機構を設けて、吹出し部から下向きに吹く風によってホッパの周りにエアーカーテンを形成可能に構成してあることを特徴とする。
【0008】
〔作用及び効果〕
請求項1の構成によれば、運転席に屋根を付けることで、雨除けや日除けの機能を得ながら、側壁がないことによって苗補給や肥料補等の機上作業の妨げとなることもない。そして、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部を屋根に形成し、吹出し部にエアー供給自在な送風機構を設けて、吹出し部から下向きに吹く風によってホッパの周りにエアーカーテンを形成可能に構成してあるから、雨天の日にホッパの蓋を開けて肥料補給する場合に、斜め下方に降ってくる雨が横からホッパに侵入するのをエアーカーテンによって防止することができるようになる。
【0009】
その結果、ホッパ周りにエアーカーテンが形成できる機能を備えた屋根を設ける工夫により、苗補給や肥料供給作業といった機上作業に悪影響を及ぼすことなく、そして、肥料等の粉粒体を雨で濡らしてしまうことなく、日除け雨除け機能が得られる粉粒体供給装置付き田植機を提供することができた。
【0010】
〔構成〕
請求項2の構成は、請求項1の構成において、粉粒体繰出し機構に、粉粒体を風力移送するための送風機を設けるとともに、送風機を、粉粒体の風力移送に用いる第1使用状態と、送風機構として用いる第2使用状態とに切換え自在に構成してあることを特徴とするものである。
【0011】
〔作用及び効果〕
請求項2の構成によれば、粉粒体を風力移送するための送風機を、ホッパーに対するエアーカーテンの送風源として用いることもできるので、エアーカーテン用の送風機を省略することができ、その分の軽量化、コストダウンが行えるようになった。これは、肥料補給時は肥料供給作動させていないときに行うといった具合に、粉粒体を風力供給するときと粉粒体の補給時とを同時に行うことは無いことから、送風機を粉粒体の供給作動と、エアーカーテン作動との使い分けが可能になったのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた走行機体Bの前部に、エンジン3とミッションケース4とを配置し、ミッションケース4の側面入口部分に設けたHST(静油圧式無段変速装置)5とエンジン3の出力軸とに亘ってベルト式伝動機構6を架設してある。機体中央部には運転キャビン13を有した運転部7を形成するとともに、機体後部に昇降リンク機構8を介して苗植付装置9を連結して乗用型田植機を構成してある。
【0013】
苗植付装置9は、6条用の苗載台54を有した6条植えに構成されており、3個の植付伝動ケース10、植付伝動ケース10の左右両側には二つの植付機構11を備えた回転ケース12を設けて、二つの植付機構11で交互に苗を切り出し圃面に植付けるように構成してある。
【0014】
施肥装置(粉粒体供給装置の一例)Cについて説明する。図1、図2に示すように、粉粒体である肥料を貯留するホッパ24、このホッパ24から流下してくる肥料を供給管路としての施肥ホース25、施肥ホース25の始端部としての漏斗部26に所定量ずつ繰り出す機構(粉粒体繰出し機構の一例)27、施肥ホース25で送られてくる肥料を圃場に供給する作溝器28、漏斗部26に繰り出された肥料を風力で施肥ホース25に送り込むブロワ(請求項2に言う送風機の一例)29、ブロワ29で生起された風を計6箇所の施肥ホース25に分配供給する送風ダクト30等から構成されている。
【0015】
図2に示すように、4個の各ロールケースのボス部に亘って、断面6角状の1本の駆動軸42が回転自在に支持されており、駆動軸42に駆動ギヤ(図示省略)を相対回転自在に外嵌してある。そして、シフト回転体(図示省略)が駆動軸42に一体回転及びスライド自在に外嵌されて、シフト回転体(図示省略)を駆動ギヤ(図示省略)への交合側に付勢するバネ(図示省略)を備え、バネ(図示省略)に抗してシフト回転体(図示省略)を駆動ギヤ(図示省略)より離脱させるべく、揺動自在なシフト部材(図示省略)を備えてある。つまり、図示しないワイヤーを引張ることでシフト部材を強制揺動させて、駆動ギヤ(図示省略)の回転動力が繰り出し機構27に伝わるのを遮断可能な施肥クラッチ47を構成してある。
【0016】
運転キャビン13は、ボンネット14の計器パネル15の直前位置において立ち上がる前壁である支持部分13Aと、この支持部分からホッパ24の上方に後端が位置する状態に延びた屋根部分(屋根の一例)13Bとから成る前片持ち支持構造のものに、すなわち、左右及び後の側壁が省略されたものに構成されている。施肥装置Cの主要部分である繰出し機構27、及びホッパ24は、運転座席31の直後における走行機体Bに搭載されている。ホッパ24は、本体24bと、後部に設けた左右向きの支点Z周りの揺動によって開閉自在な蓋24aとで構成されている。
【0017】
図1、図2、図4に示すように、屋根部分13Bにおける後端縁とこれに続く左右端縁の夫々に、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部16を形成してあるとともに、これら吹出し部16にエアー供給自在な送風機構19を設けて、吹出し部16から下向きに吹く風によってホッパ24の周り、エアーカーテンを形成可能に構成してある。そして、ブロワ29を、肥料の風力移送に用いる第1使用状態と、エアーカーテン用の送風機構19として用いる第2使用状態とに切換え自在に構成してある。
【0018】
すなわち、屋根部分13Bに、平面視でコ字状のエアー経路を末端に有するホースで成るヘッダー20と、このヘッダー20の左前の角隅部分から支持部分13Aの左端縁、及びフロア21の左端縁を通してブロワ29に達するエアーホース22とを設けるとともに、ブロワ29の風を送風ダクト30に送る第1位置と、ブロワ29の風をエアーホース22に送る第2位置とに切換自在な送風切換機構23を設けてある。ヘッダー20は、前後に延びる左右の縦管部20a,20bと左右に延びる横管部20cとから成り、これら左縦管部20aの下側、右縦管部20bの下側、及び横管部20cの下側の夫々に、複数の筒ボスから成る吹出し部16を形成してある。
【0019】
ブロワ29のケーシング29Kには、送風ダクト30を連結自在な第1吐出部33と、エアーホース22を連結自在な第2吐出部34が形成されるとともに、各吐出部33,34には、支点Pで揺動自在な切換弁35,36が装備されており、これらを同時操作する駆動操作部37を設けて送風切換機構23を構成してある。駆動操作部37は、切換弁35,36を駆動揺動させるギヤードモータ38、苗植付装置9の昇降を検出するスイッチ39、及びスイッチ39の検出情報によってギヤードモータ38を操作する制御装置40とで構成されている。
【0020】
スイッチ39は、この実施形態では、枕地での旋回開始時と旋回終了後に操作される強制昇降スイッチ(所謂ポンパスイッチ)を利用している。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、昇降リンク機構8の昇降動によって操作される専用のスイッチを設けても良い。
【0021】
ギヤードモータ38は、その正転駆動により、第1切換弁35を第1吐出部33が開く側に操作し、かつ、第2切換弁36を第2吐出部34が閉じる側に操作する第1使用状態[図3(イ)参照]と、逆転駆動により、第1切換弁35を第1吐出部33が閉じる側に操作し、かつ、第2切換弁36を第2吐出部34が開く側に操作する第2使用状態[図3(ロ)参照]とに切換操作自在である。
【0022】
つまり、旋回が終了して田植作業を行うべく苗植付装置9を下降させる方向にスイッチ39を押し操作すると、それによる出力信号によってブロワ29が第1使用状態に切換り、旋回開始等の田植作業を中断又は終了すべく苗植付装置9を上昇させる方向にスイッチ39を押し操作すると、それによる出力信号によってブロワ29が第2使用状態に切換わるように、送風切換機構23が自動的に操作される。
【0023】
これにより、施肥を伴う田植作業時には自動的に第1使用状態に設定され、ブロワ29の風力を肥料搬送に用いるとともに、雨天時における肥料補給時には自動的に第2使用状態に設定され、蓋24aを開けてホッパ24に肥料を供給する作業のときに、雨がホッパ24内に侵入しないように、ホッパ24の左右及び後側にエアーカーテン(図1、図2参照)が形成されるのである。
【0024】
《1》 図5に示すように、施肥クラッチ47を入り切り操作する施肥クラッチレバー48に作用して、施肥クラッチ47が入りか切りかを検出するリミットスイッチ49を装備し、施肥作動が全条停止しているとき、すなわち施肥クラッチ47が切りであるとき(リミットスイッチ49は非導通)には肥料切れ警報ランプ50が点灯しないようになり、施肥作業時、すなわち施肥クラッチ47が入りであるとき(リミットスイッチ49は導通)には肥料切れ警報ランプ50が点滅(又は点灯)して警報を発し得るように作動する警報装置51を備えている。
【0025】
肥料切れ警報ランプ50は、ボンネット14の前側に配置されたマスコットマーカー52の頂部に一体装備されている。肥料切れ警報ランプ50は、計器パネル15等に装備された植付クラッチ(図5においては図示省略)の入り切りを表示する植付クラッチランプと、苗切れ表示ランプ57とを兼ねており、苗載台54に装備された苗切れスイッチ55と植付クラッチスイッチ53とリミットスイッチ49とは並列状態でバッテリー58に接続されている。肥料切れ警報ランプ50とリミットスイッチ49との間には、複数の肥料切れスイッチ59が並列接続されたものが直列に接続されている。肥料切れスイッチ59はホッパ24内に装備されており、肥料が所定量以下に減るとスイッチONとなるように構成されている。
【0026】
肥料切れ警報ランプ50は、植付クラッチスイッチ53がONで点滅し、OFFで消え、同様に、苗切れスイッチ55がONで点滅し、OFFで消える。リミットスイッチ49はOFFで導通し、ONで導通が断絶される常閉型に構成されているが、その反対でも良い。要は、いずれかの肥料切れスイッチ59がONになっていても、施肥クラッチ47がON、すなわち施肥作業しているときでないと肥料切れ警報ランプ50が点滅しないようになっている。
【0027】
従って、肥料を撒かないときに、肥料切れ警報ランプ50が点滅して目障りである、ということが生じず、肥料切れ警報ランプ50は点滅しないので、施肥作業していないのに肥料切れが生じたという勘違いを引起すことが回避される。これにより、施肥作業していないときには、ホッパ24に肥料が入ってなくても肥料切れ警報ランプ50が点滅することが生じない。
【0028】
《2》 図6に示すように、施肥装置Cの肥料詰まり信号(出力)、及び肥料切れ信号(出力)の断続を、前述のリミットスイッチ49を介して制御装置(メインコントローラ)60に接続し、この制御装置60に、肥料詰まりランプ61、警報ブザー62、及び肥料切れランプ63(前述の肥料切れ警報ランプと同じ)といった作動の入り切り制御の対象を接続して成る警報装置64でも良い。
【0029】
(a) このように、肥料詰まり信号や肥料切れ信号をハード的にカットする手段の採用により、施肥クラッチ47が入りのときにのみ警報装置64が作動可能となる構成を採用することにより、施肥作業をしていないときに施肥に関する警報作動(肥料詰まりランプ61、警報ブザー62、肥料切れランプ63のいずれかが作動すること)は生じないようになる。従来では、施肥を行わないときでも肥料に関する警報が作動する場合があったが、そのようなことが解消され、施肥作業しているときにのみ、必要な警報作動が出るので、警報に関する判断がし易くなる利点がある。
【0030】
尚、リミットスイッチ49の2個使いで構成される判断部hを、リミットスイッチ49の3個使いとして制御装置60と肥料詰まりランプ61等との間に配置して、その部分の導通をハード的にカットし得る構成としても良い。この場合、乾燥させるために、ブロワ29は回し続けると良い。
【0031】
《3》 図7に示すように、図6に示す前述の警報装置64において、作動の入り切り制御の対象としてブロワ29を加えた警報装置65でも良い。施肥装置が作動していないときにはブロワ29も切ることにより、ブロワモータの停止による充電(バッテリーの充電)の強化が図れる利点がある。この警報装置65による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0032】
《4》 図8に示すように、図7に示す前述の警報装置65において、肥料詰まり信号と肥料切れ信号とを直接制御装置60に入力するようにし、かつ、施肥クラッチ47に関するリミットスイッチ49のON−OFF信号を施肥装置Cに入力させる構成に置き換えた警報装置66でも良い。リミットスイッチ49のON−OFFに伴うブロワ29の作動状況としては、回転させても停止させてもいずれでも良い。この警報装置66による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0033】
《5》 図9に示すように、図7に示す前述の警報装置65において、肥料詰まり信号と肥料切れ信号とを直接制御装置60に入力するようにし、かつ、施肥クラッチ47に関するリミットスイッチ49のON−OFF信号を制御装置69に入力させる構成に置き換えた警報装置67でも良い。リミットスイッチ49のON−OFFに伴うブロワ29の作動状況としては、回転させても停止させてもいずれでも良い。この警報装置67による作用効果は前述(a)と略同等である。
【0034】
《6》 図10に示すように、施肥クラッチレバー48によって操作されるリミットスイッチ49のON作動(すなわち施肥クラッチ47が入り)したら、計器パネル15に装備された施肥表示ランプ69を点灯(又は点滅)させ、かつ、ブザー70を警報作動させる制御装置60を設けて成る施肥表示装置68を装備しても良い。
【0035】
従来では、施肥作業が行われているか否かの情報は、施肥クラッチレバー48の操作方向を視認するしかなく、不便さがあったが、ランプ69とブザー70を作動させる施肥表示装置68により、目による単純な目視及び聴覚からも施肥作業の有無情報を得ることができるので、施肥作業状況の把握間違いをより有効に防止できる利点が得られる。
【0036】
〔別実施形態〕
図示しないが、屋根部分13Bの後端部及び左右横側部の後部の3箇所に、下向きに送風する状態の横断流ファンを取付けて、直接にホッパ24の左右横側及び後部にエアーカーテンを形成させる手段を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き田植機の側面図
【図2】施肥装置及びエアーカーテンを示す背面図
【図3】送風切換機構の構造及び作用を示す系統図
【図4】ホッパと吹出し部との位置関係を示す斜視図
【図5】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その1
【図6】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その2
【図7】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その3
【図8】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その4
【図9】施肥装置に関する警報装置を示す機能系統図その5
【図10】施肥表示装置を示すの機能系統図
【符号の説明】
8 リンク機構
9 苗植付装置
13B 屋根
16〜18 吹出し部
19 送風機構
24 ホッパ
27 粉粒体繰出し機構
29 送風機
31 運転座席
Claims (2)
- 走行機体の後部から後方に延出されたリンク機構を介して苗植付装置を昇降自在に連結し、機体の後部に運転座席を配置するとともに、粉粒体繰出し機構に供給する粉粒体を貯留するホッパを、前記運転座席の後における走行機体に搭載してある粉粒体供給装置付き田植機であって、
前記運転座席の上方に屋根を設け、この屋根に、エアーを下向きに吹き出し自在な吹出し部を形成するとともに、前記吹出し部にエアー供給自在な送風機構を設けて、前記吹出し部から下向きに吹く風によって前記ホッパの周りにエアーカーテンを形成可能に構成してある粉粒体供給装置付き田植機。 - 前記粉粒体繰出し機構に、粉粒体を風力移送するための送風機を設けるとともに、前記送風機を、粉粒体の風力移送に用いる第1使用状態と、前記送風機構として用いる第2使用状態とに切換え自在に構成してある請求項1に記載の粉粒体供給装置付き田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002285042A JP2004113218A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 粉粒体供給装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002285042A JP2004113218A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 粉粒体供給装置付き田植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004113218A true JP2004113218A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32278440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002285042A Pending JP2004113218A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | 粉粒体供給装置付き田植機 |
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JP (1) | JP2004113218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100778161B1 (ko) | 2004-09-24 | 2007-11-28 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 수전 작업차 |
CN111699797A (zh) * | 2020-07-22 | 2020-09-25 | 汪滔 | 一种能够提高秧苗成活率的抛秧装置 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002285042A patent/JP2004113218A/ja active Pending
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