JP2004111281A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】配光制御部材の着脱が可能で、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき且つ見栄えの良い照明器具を提供する。
【解決手段】ランプ1および反射板5を有し配線ダクト30に取り付けられる灯具2と、灯具2に着脱自在に取付可能な配光制御部材4とを備える。灯具2は、合成樹脂製のエンド部材6,6を備える。配光制御部材4には取付板7,7が固着されており、取付板7,7には、つまみねじからなる取付ねじ8,8が挿通されるねじ挿通孔が形成されている。エンド部材6,6に収納された各ソケット台は、取付ねじ8,8を螺合させる取付孔が形成された固定片が延設されているが、蓋体61,61によって取付孔が覆われている。蓋体61はエンド部材6の下壁6aの一部により矩形状に形成され、外周の3辺に沿ってコ字状のスリット62が形成されており、エンド部材6から切除可能となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】ランプ1および反射板5を有し配線ダクト30に取り付けられる灯具2と、灯具2に着脱自在に取付可能な配光制御部材4とを備える。灯具2は、合成樹脂製のエンド部材6,6を備える。配光制御部材4には取付板7,7が固着されており、取付板7,7には、つまみねじからなる取付ねじ8,8が挿通されるねじ挿通孔が形成されている。エンド部材6,6に収納された各ソケット台は、取付ねじ8,8を螺合させる取付孔が形成された固定片が延設されているが、蓋体61,61によって取付孔が覆われている。蓋体61はエンド部材6の下壁6aの一部により矩形状に形成され、外周の3辺に沿ってコ字状のスリット62が形成されており、エンド部材6から切除可能となっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射板を有する灯具と、ランプおよびランプソケットおよび反射板を覆うように灯具に一対の取付金具を用いて取着される透光性材料からなるカバーとを備えた照明器具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された照明器具では、取付金具が反射板におけるランプとの対向面側に取着されており、カバーの一端部が各取付金具の下端部にヒンジ部を介して回動自在に取着されているので、ランプの交換作業が容易であるという利点がある。
【0003】
また、従来から、ランプを保持した灯具に所謂Vばねを介して透光製材料からなるカバーを取着した構成の照明器具も提案されている(例えば、特許文献2,3,4参照)。
【0004】
また、ランプを保持する灯具の両端部それぞれに設けた一対のサイドキャップにより回動自在に保持されたカバーを備えた照明器具も提案されている(例えば、特許文献5参照)。ここに、各サイドキャップの互いの対向面にはカバーを回動自在に保持するための円環状の溝が形成されている。
【0005】
また、図28に示すように、リード線(図示せず)により互いに接続され配線ダクト30に取り付けられる一対の本体2a,2bと、各本体2a,2bそれぞれに設けられたランプソケット(図示せず)間に保持された直管形蛍光ランプからなるランプ1と、上記リード線が収納され本体2a,2b間に架設される支持パイプ3とを備え配線ダクト30に取り付けられる照明器具も提案されている。この照明器具では、ランプ1の側方および上方を覆う配光制御部材4’(図29参照)をアクセサリとして支持パイプ3に着脱自在に取り付けることができるようになっている。配光制御部材4’は、断面コ字状であって、両側片4b’,4b’がランプ1の側方に位置し両側片4b’,4b’を連結する中央片4a’がランプ1の上方に位置するように支持パイプ3に取り付けられるものであり、中央片4a’の下面には支持パイプ3に固定するための止め金具4c’が設けられている。ここに、配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付ける際には、図30(a)に示すように配光制御部材4’を傾けた状態から、止め金具4c’が支持パイプ3を掴むように配光制御部材4’を移動させ、図30(b)に示すように配光制御部材4’の傾きがなくなるように配置すればよい。なお、上記特許文献1〜4ではカバーが配光制御部材を構成している。
【0006】
図28に示した照明器具では、配光制御部材4’を支持パイプ3へ着脱自在に取り付けることができるので、あらかじめ種々の配光制御部材4’を用意しておけば、配光制御部材4’を適宜交換することで所望の配光を得ることができるという利点がある。また、この照明器具では、一対の本体2a,2bのうちの一方に設けたランプソケットが固定され他方に設けたランプソケットがランプ1の長手方向に可動できるように構成されているので、ランプ1を可動となっているランプソケット側へ押しつければ固定側のランプソケットからランプ1を外すことができるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−285723号公報(第2頁−第3頁、図1、図3、図5)
【特許文献2】
特開平8−17227号公報(第3頁−第4頁、図1、図4)
【特許文献3】
特開平8−31219号公報(第4頁−第6頁、図3、図6)
【特許文献4】
特開平8−200336号公報(第4頁−第6頁、図1、図3、図5)
【特許文献5】
実開平7−27015号公報(第7頁−第10頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の照明器具では、ランプの交換作業が容易であるという利点があるが、外部から配光制御部材であるカバーを通して取付金具が見えてしまうので、見栄えが良くなかった。
【0009】
また、特許文献2〜4に記載の照明器具は、Vばねによって配光制御部材としてのカバーを引き上げることができ、比較的大きな照明器具や埋込型の照明器具に有効であるが、Vばねを取り付けるためのカバー枠やVばねを引き上げるための金具が必要であり、配光制御部材を外して使用することができなかった。
【0010】
また、特許文献5に記載の照明器具は、配光制御部材としてのカバーを回動させることでランプを交換することができるという利点があるが、カバーを回動自在に保持するために専用のサイドキャップを設けたものであり、カバーを外して使用することができなかった。
【0011】
また、図28に示した構成の照明器具では、配光制御部材4’を取り外せば容易にランプ1の交換作業を行うことができる。しかしながら、配光制御部材4’が必要なくて配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付けていない状態では支持パイプ3が外部から見えるので、見栄えが良くなかった。また、配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付けた構成では、止め金具4c’や支持パイプ3が影となって目立つ場合があるという不具合があった。
【0012】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、配光制御部材の着脱が可能で、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき且つ見栄えの良い照明器具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材を取り付ける固定部が配光制御部材を通して見えない位置に設けられ、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられてなることを特徴とするものであり、灯具への配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも固定部が配光制御部材を通して見えることもないので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられているので、見栄えを良くすることができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記灯具は、前記蓋体が切除可能に設けられているので、前記配光制御部材を取り付ける場合には前記蓋体を切除すればよく、前記配光制御部材の取り付けに際して前記蓋体が邪魔になるのを防止することができる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記蓋体は、前記固定部を覆う位置と前記固定部を覆わない位置との間でスライド自在となるように前記灯具に保持されているので、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外した場合でも前記固定部を前記蓋体により覆うことができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記灯具には、前記蓋体が前記固定部を覆う方向に前記蓋体を付勢する復帰ばねが収納されているので、前記配光制御部材を取り付ける際には復帰ばねのばね力に抗して前記蓋体をスライドさせればよく、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外す際には、前記復帰ばねの復帰力によって前記固定部が前記蓋体により覆われるから、前記固定部を自動的に覆うことができる。
【0017】
請求項5の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材が長板状のパネルであって、灯具にはパネルの長手方向の両端部それぞれが挿入され且つパネルを短手方向に沿ってスライド自在に保持するスリットが形成された一対のエンド部材が設けられてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材のスリットに保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、パネルを取り外すことなく、パネルを短手方向に沿ってスライドさせることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0018】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記パネルは、弾性材により形成されているので、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、前記パネルを取り外すことなく、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が大きくなるように前記パネルを弾性変形させてランプの交換作業を行うことが可能となる。
【0019】
請求項7の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、反射部材に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、反射部材は、配光制御部材が所望の配光を得るための位置とランプの交換を可能とする位置との間で移動可能となるように灯具にスライド自在に保持されてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができるとともに配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、見栄えを良くすることができる。また、器具のコンパクト化を図って配光制御部材とランプとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、反射部材をスライドさせることで配光制御部材を取り外すことなくランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0020】
請求項8の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材は長手方向に直交する断面が円弧状のパネルであって、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれが挿入される円弧状のスリットが形成されたエンド部材を有し、配光制御部材を前記長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段がエンド部材内に設けられてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、パネルを取り外すことなく、パネルを弧状のスリットに沿って回動させることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0021】
請求項9の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれを保持する一対のエンド部材を有し、エンド部材は、配光制御部材の端部が長手方向に直交する方向からスライド自在に収納される第1の分割体と、第1の分割体に結合される第2の分割体とからなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材を取り付けていない状態での見栄えを良くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の照明器具は、天井に敷設された配線ダクトに取り付ける照明器具であって、図1に示すように、直管形蛍光ランプからなるランプ1を保持する一対のランプソケット(図示せず)およびランプ1の光を反射する反射部材たる反射板5を有し配線ダクト30に取り付けられる灯具2と、ランプ1を覆うように灯具2に着脱自在に取着されランプ1から放射された光による配光を制御する配光制御部材4とを備えている。なお、配光制御部材4としては、透光性材料からなりランプ1の側方および下方を覆うカバーを採用している。
【0023】
ここにおいて、灯具2は、長手方向に直交する断面が上向きに開放したコ字状に形成され配線ダクト30と長手方向を一致させた形で配線ダクト30が嵌合する鋼板製の器具本体(図示せず)と、長手方向に直交する断面が上向きに開放したコ字状に形成され器具本体に取着される鋼板製の反射板5と、それぞれランプソケットが取着され器具本体の長手方向の両端部に設けられたソケット台(図示せず)と、器具本体の長手方向の両端部それぞれに設けられソケット台を覆う合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のエンド部材6,6とを備えている。なお、器具本体には、配線ダクト30に着脱自在に取り付けるための配線ダクト用プラグも取着されているが、配線ダクト用プラグについては周知の構成を採用すればよいので説明を省略する。
【0024】
また、器具本体は、両脚片を連結する中央片の下面側に、ランプ1を点灯させる安定器からなる点灯装置などが配設されているが、点灯装置は反射板5によって覆われて外部から見えないようになっている。
【0025】
ところで、配光制御部材4は、上向きに開放した断面コ字状であって、ランプ1の下方に位置する中央片4aと、中央片4aの短手方向の両端縁からそれぞれ上方へ延設された一対の側片4b,4bとが連続一体に形成されており、中央片4aの長手方向の両端部それぞれに矩形板状の取付板7,7の長手方向の一端部が固着されている。ここに、各取付板7,7の長手方向の他端縁には上方に突出する位置決め片7b,7bが延設されており、位置決め片7b,7bの互いの対向面をエンド部材6,6の外側面に重ねることで配光制御部材4の長手方向の位置決めを行うことができるようになっている。また、各取付板7,7には、位置決め片7b,7bの近傍につまみねじからなる取付ねじ8,8が挿通されるねじ挿通孔(図示せず)が形成されている。
【0026】
これに対して、各ソケット台は、取付ねじ8,8を螺合させる取付孔9a,9a(図2(b)参照)が形成された固定片9,9(図2(b)参照)が下端縁から互いに離れる向きへ延設されているが、エンド部材6,6に連続一体に設けられた蓋体61,61(図2(a)参照)によって取付孔9a,9aが覆われているので、外部から取付孔9a,9aが見えないようになっている。ここに、蓋体61はエンド部材6の下壁6aの一部により矩形状に形成され、外周の3辺に沿ってコ字状のスリット62が形成されており、エンド部材6から切除可能となっている。したがって、配光制御部材4を灯具2に取り付ける際には、例えば図2(a)に示すようにマイナスドライバ11などの先端部をスリット62における蓋体61の自由端側の部位に差し込んで同図中の矢印Bの向きへこじって蓋体61を折ること(つまり、蓋体61を切除すること)で、取付孔9aを露出させることができるようになっている。要するに、灯具2へ配光制御部材4を取り付ける場合には、各エンド部材6,6の蓋体61,61を切除した後で、取付板7,7をエンド部材6,6の下壁6a,6aに重ねて、取付ねじ8,8を締め付ければよい。
【0027】
なお、2つのソケット台のうちの一方に支持されたランプソケットは固定されているが、他方に支持されたランプソケットは両ランプソケット間の距離を短くする向きに付勢するばね(図示せず)によって可動できるように構成されているので、配光制御部材4を取り付けていない状態では、ランプ1を可動となっているランプソケット側へ押しつければ固定側のランプソケットからランプ1の一端側を外すことが可能となるから、ランプ1を交換することができる。
【0028】
しかして、本実施形態の照明器具では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61はエンド部材6に切除可能に設けられているので、配光制御部材4を取り付ける場合には蓋体61を切除すればよく、配光制御部材4の取り付けに際して蓋体61が邪魔になるのを防止することができる。なお、本実施形態では、取付孔9aが固定部を構成している。
【0029】
(実施形態2)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4に示すように、ランプソケット12が固着されたソケット台13から延設された固定片9に固定部たる取付孔9aが形成されている。本実施形態では、蓋体61がエンド部材6とは別体であって、図3および図4(a)に示すように取付孔9aを覆う位置と図4(b)に示すように取付孔9aを覆わない位置との間で固定片9に沿ってスライド自在となるようにエンド部材6に保持されている点が相違する。他の構成は実施形態1と同様なので図示および説明を省略する。
【0030】
蓋体61は、図5に示すようにスライド方向の一端部の両側部に突片61b,61bが突設されている。一方、エンド部材6には蓋体61の突片61b,61bをスライド自在に保持するガイド溝62が形成されるとともに、蓋体61の突片61b,61bをガイド溝62に落とし込む挿入溝63が形成されており、挿入溝63から挿入した蓋体61の突片61b,61bがガイド溝62の内側面と固定片9との間に挟まれてスライド自在に保持されるようになっている。
【0031】
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態1と同様、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61が、固定部たる取付孔9aを覆う位置と取付孔9aを覆わない位置との間でスライド自在となるように灯具2に保持されているので、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外した場合でも、取付孔9aを蓋体61により覆うことができる。
【0032】
(実施形態3)
本実施形態の照明器具は、図6に示すように、蓋体61が取付孔9aを覆う位置と覆わない位置との間でスライド自在となるようにエンド部材6に保持されている点は実施形態2と同様であるが、本実施形態では、エンド部材6の下壁6aにおいて固定片9に対応する部位にエンド部材6内へ取付ねじ8を挿入する挿入口6bが穿孔されており、コイルスプリングからなる復帰ばね65によって蓋体61が取付孔9aおよび挿入口6bを塞ぐ向きに付勢されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
ところで、蓋体61の下面側には取付ねじ8の先端部が当接する傾斜面61aが形成されている。ここに、傾斜面61aは復帰ばね65から離れるにつれて固定片9からの距離が徐々に小さくなっている。したがって、取付ねじ8を挿入口6bを通してエンド部材6内へ押し込むことにより、復帰ばね65のばね力に抗して蓋体61が開くので、取付ねじ8を取付孔9aに螺合させることが可能となり、取付ねじ8を外せば蓋体61が復帰ばね65の復帰力によって取付孔9aを塞ぐ位置まで戻るようになっている。このため、取付ねじ8がエンド部材6内へ挿入されていないときには、蓋体61が閉じているので、内部へ塵や埃などが侵入するのを防止することができる。エンド部材6は、挿入口6bの開口周縁に、蓋体61の移動範囲を規制する規制突起6cが突設されており、蓋体61には蓋体61が挿入口6bおよび取付孔9aを塞ぐ位置で規制突起6cに係合する係合突起61cが突設されている。
【0034】
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態2と同様、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61が、固定部たる取付孔9aを覆う位置と取付孔9aを覆わない位置との間でスライド自在となるように灯具2に保持されているので、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外した場合でも、取付孔9aを蓋体61により覆うことができる。また、灯具2のエンド部材6には蓋体61が取付孔9aを覆う方向に蓋体61を付勢する復帰ばね65が収納されているので、配光制御部材4を取り付ける際には復帰ばね65のばね力に抗して蓋体61をスライドさせればよく、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外す際には、復帰ばね65の復帰力によって取付孔9aが蓋体61により覆われるから、取付孔9aを自動的に覆うことができる。
【0035】
なお、本実施形態では、復帰ばね65としてコイルスプリングを採用しているが、復帰ばね65はコイルスプリングに限定するものではなく、例えば板ばねを採用してもよい。また、取付ねじ8としては、図6に示すように、先端部の形状が先端面に近づくほど外径が小さくなる形状に形成されていることが望ましい。
【0036】
(実施形態4)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7ないし図9に示すように、エンド部材6においてランプソケット12が露出する部位の両側に上下方向に走る縦長のスリット66,66が形成されており、一方のエンド部材6の各スリット66,66に帯板状のパネルからなる配光制御部材4の長手方向の一端部を挿入し且つ他方のエンド部材6の各スリット66,66に配光制御部材4の長手方向の他端部を挿入して、エンド部材6,6間に2枚の配光制御部材4を保持している点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
配光制御部材4は、長手方向の寸法がエンド部材6,6間の距離よりも長く設定してある。一方、スリット66は、2枚の配光制御部材4,4の並設方向の幅が配光制御部材4の厚み寸法よりもやや大きく設定され、上下方向の幅が配光制御部材4の短手方向の幅よりも十分に大きな寸法に設定してある。したがって、図10に示すように、配光制御部材4の両端部をスリット66,66に沿って上方へ押し上げることによって、ランプ1の側方に配光制御部材4,4が位置しないような状態を実現でき、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4,4間の寸法が比較的小さな場合でもランプ1の交換作業を容易に行うことができるのである。
【0038】
配光制御部材4を取り付ける際には、図9の左右方向を左右方向として説明すれば、配光制御部材4を同図中に一点鎖線で示すように右端部が左端部よりも高い位置になるように傾けた状態で配光制御部材4の右端部を右側のエンド部材6のスリット66を通してエンド部材6内に深く挿入し、その後、同図中に二点鎖線で示すように配光制御部材4の左端部を持ち上げることで配光制御部材4の傾きを小さくして左端部を左側のエンド部材6のスリット66に挿入し、続いて同図中に実線で示すように配光制御部材4の傾きをなくせばよい。ここに、エンド部材6内には配光制御部材4の左右方向への移動を禁止する移動規制突起68が設けられている。逆に、配光制御部材4を灯具2から取り外す場合には、配光制御部材4を図9中に二点鎖線で示すように傾けた後、配光制御部材4をさらに傾けて右端部をエンド部材6内に深く突っ込み、配光制御部材4の左端部を左側のエンド部材6のスリット66から引き抜き、続いて配光制御部材4の右端部を右側のエンド部材6のスリット66から引き抜けばよい。
【0039】
しかして、本実施形態の照明器具においても、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用できる。また、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4とランプ1との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を上向きにスライドさせることで配光制御部材4,4を取り外すことなくランプ1の交換作業を容易に行うことができる。また、本実施形態では、配光制御部材4が板状のパネルにより構成されているので、配光制御部材4を取り付けずに保管するような場合でも保管スペースを少なくすることができる。
【0040】
ところで、図11に示すようにエンド部材6を外して配光制御部材4,4を取り付けるように構成してもよい。図11の構成では、ソケット台13の下端縁から配光制御部材4,4の端部を載置する載置片14をソケット台12に直交する方向へ延設してあり、ソケット台13との間に配光制御部材4を保持するガイド片15,15が載置片14の両側縁から上方へ延設され、配光制御部材4の長手方向への移動範囲を規制するL字状の規制片16,16が各ガイド片15,15においてソケット台13から遠い側の側縁から延設されている。
【0041】
なお、上述の配光制御部材4は交換可能であって、図12に示すように例えば「展示物A」というような表記を印刷しておけば、所謂サインパネルとして使用することができる。
【0042】
(実施形態5)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図13に示すように、配光制御部材4として長手方向に直交する断面が下向きに開放したコ字状であって、弾性を有する拡散シートにより形成されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
しかして、本実施形態では、配光製制御部材4が弾性材により形成されているので、ランプ1と配光制御部材4との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を取り外すことなく、図14に示すようにランプ1と配光制御部材4との間の隙間が大きくなるように配光制御部材4を弾性変形させれば、ランプ1の交換作業を容易に行うことが可能となる。
【0044】
なお、図13に示した例では、断面コ字状の配光制御部材4の中央片4aがつまみねじ21を用いて反射板5に取り付けられており、中央片4aがランプ1の上方に位置し、中央片4aの両側縁から下方へ延設された両側片4b,4bがランプ1の側方に位置しているが、配光制御部材4は図15に示すように一方の側片4bをなくした断面逆L字状に形成してもよい。また、配光制御部材4の軽量化を図ることで、図16に示すように配光制御部材4を板状の磁石22を用いて反射板5に取り付けるようにしてもよい。また、配光制御部材4を粘着材(例えば、両面テープ)を用いて反射板5に取り付けるようにすればより見栄えを良くすることができる。
【0045】
また、本実施形態では、配光制御部材4として拡散シートのようなシート状の部材を用いているので、配光制御部材4の形状として種々の形状の注文に低コストで対応することができ、また、施工現場で配光制御部材4を容易に加工することができるから、施工現場において例えば図17に示すように配光制御部材4の側片4bの下端縁の形状が波状となるように加工することもできる。
【0046】
また、本実施形態では、配光制御部材4としてランプ1からの光を拡散透過する拡散シートを採用しているが、ランプ1からの光を反射する合成樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製)の反射シートを採用してもよく、反射シートを採用すれば、ウォールウォッシャ的に壁面の明かりをアップすることも可能となる。なお、配光制御部材4の機械的強度によっては配光制御部材4を固定する取付部に板金などを設置した方が良い場合もある。
【0047】
(実施形態6)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図18(a),(b)に示すように配光制御部材4がエンド部材6,6ではなくて反射板5に固定されており、反射板5がエンド部材6,6に対して上下方向にスライド自在となる(このとき、配光制御部材4は短手方向に沿って移動することになる)ようにエンド部材6,6に保持されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
反射板5は、図19に示すように、長手方向に直交する断面がコ字状であって、短冊状の主片5aの両側縁から上方へ側片5b,5bが延設されており、各側片5bの長手方向の両端縁から段差部5cを介して連結片5dが延設されている。ここにおいて、連結片5dは上下方向の寸法が側片5bよりも大きく設定してあり、連結片5dの下部には上下方向を長手方向とする長孔5eが形成されている。ただし、連結片5dと側片5bとは上端縁が同一平面上に位置している。本実施形態における反射板5は、器具本体(図示せず)の長手方向の両端部において両側部に突設された係合突起18が図18(a)に示すように長孔5eに係合することで器具本体に保持される。
【0049】
しかして、本実施形態の照明器具では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材4は両端部が器具本体に保持されエンド部材6,6で覆われているので、配光制御部材4を取り付けた状態での見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態での見栄えを良くすることができるという効果がある。
【0050】
ところで、配光制御部材4は長手方向に直交する断面が下方に開放したコ字状であって、図18(a)の状態では配光制御部材4の側片4bがランプ1(図18(b)参照)の側方に位置している。これに対して、図18(b)のように反射板5を上方へ持ち上げた状態では側方からランプ1を視認することが可能となる位置まで配光制御部材4も上方へ移動するので、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4とランプ1との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を取り外すことなく、ランプ1の交換作業を行うことが可能となる。
【0051】
なお、本実施形態のように反射板5を上方にスライドさせる必要がある構造は、配線ダクトに取り付ける照明器具や天井吊り下げ型の照明器具などに適している。
【0052】
(実施形態7)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図20および図21に示すように、エンド部材6においてランプソケット12の周囲に、円弧状のスリット68が形成されており、長手方向に直交する断面が円弧状のパネルからなる配光制御部材4の端部をスリット68に挿入することで配光制御部材4が灯具2に保持されるように構成されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
ところで、スリット68は周方向の長さが配光制御部材4よりも長く設定されており、配光制御部材4は長手方向に直交する面内で回動自在となるようにエンド部材6,6間に保持されている。要するに、配光制御部材4は、例えば図22(a)に示すようにランプ1の側方(図では右横)に位置する状態、同図(b)に示すようにランプ1の上方に位置する状態、同図(c)に示すようにランプ1の下方に位置する状態などをとることができ、配光制御部材4を同図(b)の位置に配置すればランプ1の交換作業を容易に行うことができる。
【0054】
配光制御部材4のうちスリット68に挿入された部分は、エンド部材6内に配置された板ばねよりなる押えばね70(図23(a),(b)参照)が圧接することにより回動位置が位置決めされるようになっている。ここに、本実施形態では、配光制御部材4の長手方向に直交する断面における円弧を含む仮想扇形の中心角を90度よりも大きく設定してあり、コ字状の押えばね70の両脚片70b,70bの少なくとも一方が図23(a),(b)に示すように配光制御部材4に圧接するように、押えばね70の主片70aに対する両脚片70b,70bの開き角度を90度よりも大きく設定してある。なお、配光制御部材4は、図24に示すように、長手方向の端面とエンド部材6の内側面との間に介在し当該内側面から配光制御部材4の端面が離れる向きに付勢されたコイルスプリングよりなる保持ばね71によって保持される。ここに、保持ばね71は、コイルスプリングに限らず、板ばねであってもよい。
【0055】
本実施形態の照明器具を壁際に設置する場合において、配光制御部材4を図22(a)のようにランプ1の側方に位置するように配置すれば、片側配光のウォールウォッシャとして使用することができる。ここにおいて、配光制御部材4がランプ1の光を反射する材料により形成されている場合、配光制御部材4を図22(a)の位置に配置すれば、ランプ1から側方へ放射される光の一部を遮光することができ、同図(b)の位置に配置すれば、ランプ1の下方の照明エリアにおける照度を高めることができ、同図(c)の位置に配置すれば、ランプ1の下方へ放射される光の一部を遮光することができて半間接照明のように天井面を明るくすることが可能となる。
【0056】
なお、本実施形態では、押えばね70が、配光制御部材4を長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段を構成している。
【0057】
しかして、本実施形態では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材4は両端部がエンド部材6,6内で保持されているので、配光制御部材4を取り付けた状態での見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態ではスリット66が見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り外すことなく、配光制御部材4を円弧状のスリット66に沿って回動させることでランプ1の交換作業を容易に行うことが可能となる。
【0058】
(実施形態8)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図25に示すように、配光制御部材4において長手方向に直交する断面の形状がL字状に形成され、配光制御部材4の長手方向の両端部がエンド部材6内に配置される点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】
ところで、本実施形態では、図25(b)および図26に示すようにエンド部材6が2つの分割体60a,60bにより構成されており、ランプソケット12が固着された矩形板状のソケット台13と、タッピングねじ(図示せず)を用いて分割体60aに固定されるコ字状の取付台19とが連続一体に形成されている。ここに、取付台19は、両脚片19b,19b間を連結する連結片19aの中央に上記タッピングねじが挿通される挿通孔19eが形成され、分割体60aは、挿通孔19eに対応する部位にボス60eが形成されている。したがって、上記タッピングねじを取付台19の挿通孔19eに挿入してボス60eに螺合させることで取付台19を分割体60aに結合することができる。
【0060】
取付台19の両脚片19b,19bには、配光制御部材4をガイドするガイド片19c,19cが矩形状の係合孔19d,19dの内周縁に連続一体に形成されている。ここに、各ガイド片19c,19cは両脚片19b,19bそれぞれの一部を互いに近づく向きに切り起こすことにより形成されており、配光制御部材4を側方からスライドさせる際に配光制御部材4の長手方向の端縁をガイドする機能を有している。
【0061】
分割体60bには、係合孔19d,19dに係合する一対の係合脚60d,60dが突設されており、分割体60aに結合された取付台19に結合できるようになっている。なお、本実施形態では、分割体60aが第1の分割体を構成し、分割体60bが第2の分割体を構成している。
【0062】
しかして、本実施形態においても、配光制御部材4を固定する部分が外部から見えないので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り外して使用することもできる。
【0063】
なお、配光制御部材4を図27に示すように短冊状の形状として長手方向の両端部に段差部4d,4dを介して鍔部4e,4eを設け、エンド部材6側に鍔部4eを嵌め込むスリットを設けるようにしてもよい。ここに、図27に示した配光制御部材4には、鍔部4eから段差部4dに跨ってランプソケット12を通すための切欠部4fが形成されている。
【0064】
なお、上記各実施形態では配線ダクトに取り付ける照明器具について説明したが、ねじやボルトを用いて施工面に取り付ける照明器具に本発明の技術思想を適用できることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材を取り付ける固定部が配光制御部材を通して見えない位置に設けられ、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられてなるものであり、灯具への配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも固定部が配光制御部材を通して見えることもないので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられているので、見栄えを良くすることができるという効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記灯具は、前記蓋体が切除可能に設けられているので、前記配光制御部材を取り付ける場合には前記蓋体を切除すればよく、前記配光制御部材の取り付けに際して前記蓋体が邪魔になるのを防止することができるという効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記蓋体は、前記固定部を覆う位置と前記固定部を覆わない位置との間でスライド自在となるように前記灯具に保持されているので、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外した場合でも前記固定部を前記蓋体により覆うことができるという効果がある。
【0068】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記灯具には、前記蓋体が前記固定部を覆う方向に前記蓋体を付勢する復帰ばねが収納されているので、前記配光制御部材を取り付ける際には復帰ばねのばね力に抗して前記蓋体をスライドさせればよく、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外す際には、前記復帰ばねの復帰力によって前記固定部が前記蓋体により覆われるから、前記固定部を自動的に覆うことができるという効果がある。
【0069】
請求項5の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材が長板状のパネルであって、灯具にはパネルの長手方向の両端部それぞれが挿入され且つパネルを短手方向に沿ってスライド自在に保持するスリットが形成された一対のエンド部材が設けられてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材のスリットに保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、パネルを取り外すことなく、パネルを短手方向に沿ってスライドさせることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0070】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記パネルは、弾性材により形成されているので、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、前記パネルを取り外すことなく、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が大きくなるように前記パネルを弾性変形させてランプの交換作業を行うことが可能となるという効果がある。
【0071】
請求項7の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、反射部材に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、反射部材は、配光制御部材が所望の配光を得るための位置とランプの交換を可能とする位置との間で移動可能となるように灯具にスライド自在に保持されてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができるとともに配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、器具のコンパクト化を図って配光制御部材とランプとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、反射部材をスライドさせることで配光制御部材を取り外すことなくランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0072】
請求項8の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材は長手方向に直交する断面が円弧状のパネルであって、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれが挿入される円弧状のスリットが形成されたエンド部材を有し、配光制御部材を前記長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段がエンド部材内に設けられてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、パネルを取り外すことなく、パネルを弧状のスリットに沿って回動させることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0073】
請求項9の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれを保持する一対のエンド部材を有し、エンド部材は、配光制御部材の端部が長手方向に直交する方向からスライド自在に収納される第1の分割体と、第1の分割体に結合される第2の分割体とからなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材を取り付けていない状態での見栄えを良くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は分解斜視図、(b)は要部拡大図である。
【図2】同上の要部説明図である。
【図3】実施形態2における要部斜視図である。
【図4】同上における要部説明図である。
【図5】同上における要部説明図である。
【図6】実施形態3における要部説明図である。
【図7】実施形態4における要部斜視図である。
【図8】同上における要部斜視図である。
【図9】同上における配光制御部材の取り付け方の説明図である。
【図10】同上におけるランプの交換方法の説明図である。
【図11】同上の要部斜視図である。
【図12】同上の使用形態ようにおける正面図である。
【図13】実施形態5を示す要部断面図である。
【図14】同上の要部説明図である。
【図15】同上の他の構成例の要部断面図である。
【図16】同上の別の構成例の要部断面図である。
【図17】同上の使用形態の説明図である。
【図18】実施形態6における照明器具の動作説明図である。
【図19】同上に用いる反射板の斜視図である。
【図20】実施形態7における要部斜視図である。
【図21】同上における要部斜視図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】同上の他の構成例の要部断面図である。
【図25】実施形態8を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略分解図である。
【図26】同上の要部分解斜視図である。
【図27】同上の他の構成例における要部斜視図である。
【図28】従来例を示す照明器具の使用形態における概略斜視図である。
【図29】同上に用いる配光制御部材の一部破断した斜視図である。
【図30】同上の照明器具への配光制御部材の取り付け方の説明図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 灯具
4 配光制御部材
5 反射板
6 エンド部材
6a 下壁
7 取付板
8 取付ねじ
30 配線ダクト
61 蓋体
62 スリット
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射板を有する灯具と、ランプおよびランプソケットおよび反射板を覆うように灯具に一対の取付金具を用いて取着される透光性材料からなるカバーとを備えた照明器具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された照明器具では、取付金具が反射板におけるランプとの対向面側に取着されており、カバーの一端部が各取付金具の下端部にヒンジ部を介して回動自在に取着されているので、ランプの交換作業が容易であるという利点がある。
【0003】
また、従来から、ランプを保持した灯具に所謂Vばねを介して透光製材料からなるカバーを取着した構成の照明器具も提案されている(例えば、特許文献2,3,4参照)。
【0004】
また、ランプを保持する灯具の両端部それぞれに設けた一対のサイドキャップにより回動自在に保持されたカバーを備えた照明器具も提案されている(例えば、特許文献5参照)。ここに、各サイドキャップの互いの対向面にはカバーを回動自在に保持するための円環状の溝が形成されている。
【0005】
また、図28に示すように、リード線(図示せず)により互いに接続され配線ダクト30に取り付けられる一対の本体2a,2bと、各本体2a,2bそれぞれに設けられたランプソケット(図示せず)間に保持された直管形蛍光ランプからなるランプ1と、上記リード線が収納され本体2a,2b間に架設される支持パイプ3とを備え配線ダクト30に取り付けられる照明器具も提案されている。この照明器具では、ランプ1の側方および上方を覆う配光制御部材4’(図29参照)をアクセサリとして支持パイプ3に着脱自在に取り付けることができるようになっている。配光制御部材4’は、断面コ字状であって、両側片4b’,4b’がランプ1の側方に位置し両側片4b’,4b’を連結する中央片4a’がランプ1の上方に位置するように支持パイプ3に取り付けられるものであり、中央片4a’の下面には支持パイプ3に固定するための止め金具4c’が設けられている。ここに、配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付ける際には、図30(a)に示すように配光制御部材4’を傾けた状態から、止め金具4c’が支持パイプ3を掴むように配光制御部材4’を移動させ、図30(b)に示すように配光制御部材4’の傾きがなくなるように配置すればよい。なお、上記特許文献1〜4ではカバーが配光制御部材を構成している。
【0006】
図28に示した照明器具では、配光制御部材4’を支持パイプ3へ着脱自在に取り付けることができるので、あらかじめ種々の配光制御部材4’を用意しておけば、配光制御部材4’を適宜交換することで所望の配光を得ることができるという利点がある。また、この照明器具では、一対の本体2a,2bのうちの一方に設けたランプソケットが固定され他方に設けたランプソケットがランプ1の長手方向に可動できるように構成されているので、ランプ1を可動となっているランプソケット側へ押しつければ固定側のランプソケットからランプ1を外すことができるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−285723号公報(第2頁−第3頁、図1、図3、図5)
【特許文献2】
特開平8−17227号公報(第3頁−第4頁、図1、図4)
【特許文献3】
特開平8−31219号公報(第4頁−第6頁、図3、図6)
【特許文献4】
特開平8−200336号公報(第4頁−第6頁、図1、図3、図5)
【特許文献5】
実開平7−27015号公報(第7頁−第10頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の照明器具では、ランプの交換作業が容易であるという利点があるが、外部から配光制御部材であるカバーを通して取付金具が見えてしまうので、見栄えが良くなかった。
【0009】
また、特許文献2〜4に記載の照明器具は、Vばねによって配光制御部材としてのカバーを引き上げることができ、比較的大きな照明器具や埋込型の照明器具に有効であるが、Vばねを取り付けるためのカバー枠やVばねを引き上げるための金具が必要であり、配光制御部材を外して使用することができなかった。
【0010】
また、特許文献5に記載の照明器具は、配光制御部材としてのカバーを回動させることでランプを交換することができるという利点があるが、カバーを回動自在に保持するために専用のサイドキャップを設けたものであり、カバーを外して使用することができなかった。
【0011】
また、図28に示した構成の照明器具では、配光制御部材4’を取り外せば容易にランプ1の交換作業を行うことができる。しかしながら、配光制御部材4’が必要なくて配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付けていない状態では支持パイプ3が外部から見えるので、見栄えが良くなかった。また、配光制御部材4’を支持パイプ3に取り付けた構成では、止め金具4c’や支持パイプ3が影となって目立つ場合があるという不具合があった。
【0012】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、配光制御部材の着脱が可能で、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき且つ見栄えの良い照明器具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材を取り付ける固定部が配光制御部材を通して見えない位置に設けられ、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられてなることを特徴とするものであり、灯具への配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも固定部が配光制御部材を通して見えることもないので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられているので、見栄えを良くすることができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記灯具は、前記蓋体が切除可能に設けられているので、前記配光制御部材を取り付ける場合には前記蓋体を切除すればよく、前記配光制御部材の取り付けに際して前記蓋体が邪魔になるのを防止することができる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記蓋体は、前記固定部を覆う位置と前記固定部を覆わない位置との間でスライド自在となるように前記灯具に保持されているので、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外した場合でも前記固定部を前記蓋体により覆うことができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記灯具には、前記蓋体が前記固定部を覆う方向に前記蓋体を付勢する復帰ばねが収納されているので、前記配光制御部材を取り付ける際には復帰ばねのばね力に抗して前記蓋体をスライドさせればよく、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外す際には、前記復帰ばねの復帰力によって前記固定部が前記蓋体により覆われるから、前記固定部を自動的に覆うことができる。
【0017】
請求項5の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材が長板状のパネルであって、灯具にはパネルの長手方向の両端部それぞれが挿入され且つパネルを短手方向に沿ってスライド自在に保持するスリットが形成された一対のエンド部材が設けられてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材のスリットに保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、パネルを取り外すことなく、パネルを短手方向に沿ってスライドさせることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0018】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記パネルは、弾性材により形成されているので、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、前記パネルを取り外すことなく、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が大きくなるように前記パネルを弾性変形させてランプの交換作業を行うことが可能となる。
【0019】
請求項7の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、反射部材に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、反射部材は、配光制御部材が所望の配光を得るための位置とランプの交換を可能とする位置との間で移動可能となるように灯具にスライド自在に保持されてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができるとともに配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、見栄えを良くすることができる。また、器具のコンパクト化を図って配光制御部材とランプとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、反射部材をスライドさせることで配光制御部材を取り外すことなくランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0020】
請求項8の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材は長手方向に直交する断面が円弧状のパネルであって、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれが挿入される円弧状のスリットが形成されたエンド部材を有し、配光制御部材を前記長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段がエンド部材内に設けられてなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、パネルを取り外すことなく、パネルを弧状のスリットに沿って回動させることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0021】
請求項9の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれを保持する一対のエンド部材を有し、エンド部材は、配光制御部材の端部が長手方向に直交する方向からスライド自在に収納される第1の分割体と、第1の分割体に結合される第2の分割体とからなることを特徴とするものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材を取り付けていない状態での見栄えを良くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の照明器具は、天井に敷設された配線ダクトに取り付ける照明器具であって、図1に示すように、直管形蛍光ランプからなるランプ1を保持する一対のランプソケット(図示せず)およびランプ1の光を反射する反射部材たる反射板5を有し配線ダクト30に取り付けられる灯具2と、ランプ1を覆うように灯具2に着脱自在に取着されランプ1から放射された光による配光を制御する配光制御部材4とを備えている。なお、配光制御部材4としては、透光性材料からなりランプ1の側方および下方を覆うカバーを採用している。
【0023】
ここにおいて、灯具2は、長手方向に直交する断面が上向きに開放したコ字状に形成され配線ダクト30と長手方向を一致させた形で配線ダクト30が嵌合する鋼板製の器具本体(図示せず)と、長手方向に直交する断面が上向きに開放したコ字状に形成され器具本体に取着される鋼板製の反射板5と、それぞれランプソケットが取着され器具本体の長手方向の両端部に設けられたソケット台(図示せず)と、器具本体の長手方向の両端部それぞれに設けられソケット台を覆う合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)のエンド部材6,6とを備えている。なお、器具本体には、配線ダクト30に着脱自在に取り付けるための配線ダクト用プラグも取着されているが、配線ダクト用プラグについては周知の構成を採用すればよいので説明を省略する。
【0024】
また、器具本体は、両脚片を連結する中央片の下面側に、ランプ1を点灯させる安定器からなる点灯装置などが配設されているが、点灯装置は反射板5によって覆われて外部から見えないようになっている。
【0025】
ところで、配光制御部材4は、上向きに開放した断面コ字状であって、ランプ1の下方に位置する中央片4aと、中央片4aの短手方向の両端縁からそれぞれ上方へ延設された一対の側片4b,4bとが連続一体に形成されており、中央片4aの長手方向の両端部それぞれに矩形板状の取付板7,7の長手方向の一端部が固着されている。ここに、各取付板7,7の長手方向の他端縁には上方に突出する位置決め片7b,7bが延設されており、位置決め片7b,7bの互いの対向面をエンド部材6,6の外側面に重ねることで配光制御部材4の長手方向の位置決めを行うことができるようになっている。また、各取付板7,7には、位置決め片7b,7bの近傍につまみねじからなる取付ねじ8,8が挿通されるねじ挿通孔(図示せず)が形成されている。
【0026】
これに対して、各ソケット台は、取付ねじ8,8を螺合させる取付孔9a,9a(図2(b)参照)が形成された固定片9,9(図2(b)参照)が下端縁から互いに離れる向きへ延設されているが、エンド部材6,6に連続一体に設けられた蓋体61,61(図2(a)参照)によって取付孔9a,9aが覆われているので、外部から取付孔9a,9aが見えないようになっている。ここに、蓋体61はエンド部材6の下壁6aの一部により矩形状に形成され、外周の3辺に沿ってコ字状のスリット62が形成されており、エンド部材6から切除可能となっている。したがって、配光制御部材4を灯具2に取り付ける際には、例えば図2(a)に示すようにマイナスドライバ11などの先端部をスリット62における蓋体61の自由端側の部位に差し込んで同図中の矢印Bの向きへこじって蓋体61を折ること(つまり、蓋体61を切除すること)で、取付孔9aを露出させることができるようになっている。要するに、灯具2へ配光制御部材4を取り付ける場合には、各エンド部材6,6の蓋体61,61を切除した後で、取付板7,7をエンド部材6,6の下壁6a,6aに重ねて、取付ねじ8,8を締め付ければよい。
【0027】
なお、2つのソケット台のうちの一方に支持されたランプソケットは固定されているが、他方に支持されたランプソケットは両ランプソケット間の距離を短くする向きに付勢するばね(図示せず)によって可動できるように構成されているので、配光制御部材4を取り付けていない状態では、ランプ1を可動となっているランプソケット側へ押しつければ固定側のランプソケットからランプ1の一端側を外すことが可能となるから、ランプ1を交換することができる。
【0028】
しかして、本実施形態の照明器具では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61はエンド部材6に切除可能に設けられているので、配光制御部材4を取り付ける場合には蓋体61を切除すればよく、配光制御部材4の取り付けに際して蓋体61が邪魔になるのを防止することができる。なお、本実施形態では、取付孔9aが固定部を構成している。
【0029】
(実施形態2)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4に示すように、ランプソケット12が固着されたソケット台13から延設された固定片9に固定部たる取付孔9aが形成されている。本実施形態では、蓋体61がエンド部材6とは別体であって、図3および図4(a)に示すように取付孔9aを覆う位置と図4(b)に示すように取付孔9aを覆わない位置との間で固定片9に沿ってスライド自在となるようにエンド部材6に保持されている点が相違する。他の構成は実施形態1と同様なので図示および説明を省略する。
【0030】
蓋体61は、図5に示すようにスライド方向の一端部の両側部に突片61b,61bが突設されている。一方、エンド部材6には蓋体61の突片61b,61bをスライド自在に保持するガイド溝62が形成されるとともに、蓋体61の突片61b,61bをガイド溝62に落とし込む挿入溝63が形成されており、挿入溝63から挿入した蓋体61の突片61b,61bがガイド溝62の内側面と固定片9との間に挟まれてスライド自在に保持されるようになっている。
【0031】
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態1と同様、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61が、固定部たる取付孔9aを覆う位置と取付孔9aを覆わない位置との間でスライド自在となるように灯具2に保持されているので、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外した場合でも、取付孔9aを蓋体61により覆うことができる。
【0032】
(実施形態3)
本実施形態の照明器具は、図6に示すように、蓋体61が取付孔9aを覆う位置と覆わない位置との間でスライド自在となるようにエンド部材6に保持されている点は実施形態2と同様であるが、本実施形態では、エンド部材6の下壁6aにおいて固定片9に対応する部位にエンド部材6内へ取付ねじ8を挿入する挿入口6bが穿孔されており、コイルスプリングからなる復帰ばね65によって蓋体61が取付孔9aおよび挿入口6bを塞ぐ向きに付勢されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
ところで、蓋体61の下面側には取付ねじ8の先端部が当接する傾斜面61aが形成されている。ここに、傾斜面61aは復帰ばね65から離れるにつれて固定片9からの距離が徐々に小さくなっている。したがって、取付ねじ8を挿入口6bを通してエンド部材6内へ押し込むことにより、復帰ばね65のばね力に抗して蓋体61が開くので、取付ねじ8を取付孔9aに螺合させることが可能となり、取付ねじ8を外せば蓋体61が復帰ばね65の復帰力によって取付孔9aを塞ぐ位置まで戻るようになっている。このため、取付ねじ8がエンド部材6内へ挿入されていないときには、蓋体61が閉じているので、内部へ塵や埃などが侵入するのを防止することができる。エンド部材6は、挿入口6bの開口周縁に、蓋体61の移動範囲を規制する規制突起6cが突設されており、蓋体61には蓋体61が挿入口6bおよび取付孔9aを塞ぐ位置で規制突起6cに係合する係合突起61cが突設されている。
【0034】
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態2と同様、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態で取付孔9aを覆う蓋体61が設けられているので、見栄えを良くすることができる。また、蓋体61が、固定部たる取付孔9aを覆う位置と取付孔9aを覆わない位置との間でスライド自在となるように灯具2に保持されているので、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外した場合でも、取付孔9aを蓋体61により覆うことができる。また、灯具2のエンド部材6には蓋体61が取付孔9aを覆う方向に蓋体61を付勢する復帰ばね65が収納されているので、配光制御部材4を取り付ける際には復帰ばね65のばね力に抗して蓋体61をスライドさせればよく、配光制御部材4を一度取り付けてから取り外す際には、復帰ばね65の復帰力によって取付孔9aが蓋体61により覆われるから、取付孔9aを自動的に覆うことができる。
【0035】
なお、本実施形態では、復帰ばね65としてコイルスプリングを採用しているが、復帰ばね65はコイルスプリングに限定するものではなく、例えば板ばねを採用してもよい。また、取付ねじ8としては、図6に示すように、先端部の形状が先端面に近づくほど外径が小さくなる形状に形成されていることが望ましい。
【0036】
(実施形態4)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7ないし図9に示すように、エンド部材6においてランプソケット12が露出する部位の両側に上下方向に走る縦長のスリット66,66が形成されており、一方のエンド部材6の各スリット66,66に帯板状のパネルからなる配光制御部材4の長手方向の一端部を挿入し且つ他方のエンド部材6の各スリット66,66に配光制御部材4の長手方向の他端部を挿入して、エンド部材6,6間に2枚の配光制御部材4を保持している点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
配光制御部材4は、長手方向の寸法がエンド部材6,6間の距離よりも長く設定してある。一方、スリット66は、2枚の配光制御部材4,4の並設方向の幅が配光制御部材4の厚み寸法よりもやや大きく設定され、上下方向の幅が配光制御部材4の短手方向の幅よりも十分に大きな寸法に設定してある。したがって、図10に示すように、配光制御部材4の両端部をスリット66,66に沿って上方へ押し上げることによって、ランプ1の側方に配光制御部材4,4が位置しないような状態を実現でき、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4,4間の寸法が比較的小さな場合でもランプ1の交換作業を容易に行うことができるのである。
【0038】
配光制御部材4を取り付ける際には、図9の左右方向を左右方向として説明すれば、配光制御部材4を同図中に一点鎖線で示すように右端部が左端部よりも高い位置になるように傾けた状態で配光制御部材4の右端部を右側のエンド部材6のスリット66を通してエンド部材6内に深く挿入し、その後、同図中に二点鎖線で示すように配光制御部材4の左端部を持ち上げることで配光制御部材4の傾きを小さくして左端部を左側のエンド部材6のスリット66に挿入し、続いて同図中に実線で示すように配光制御部材4の傾きをなくせばよい。ここに、エンド部材6内には配光制御部材4の左右方向への移動を禁止する移動規制突起68が設けられている。逆に、配光制御部材4を灯具2から取り外す場合には、配光制御部材4を図9中に二点鎖線で示すように傾けた後、配光制御部材4をさらに傾けて右端部をエンド部材6内に深く突っ込み、配光制御部材4の左端部を左側のエンド部材6のスリット66から引き抜き、続いて配光制御部材4の右端部を右側のエンド部材6のスリット66から引き抜けばよい。
【0039】
しかして、本実施形態の照明器具においても、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、配光制御部材4をランプ1に重ならない位置で固定することができるので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用できる。また、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4とランプ1との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を上向きにスライドさせることで配光制御部材4,4を取り外すことなくランプ1の交換作業を容易に行うことができる。また、本実施形態では、配光制御部材4が板状のパネルにより構成されているので、配光制御部材4を取り付けずに保管するような場合でも保管スペースを少なくすることができる。
【0040】
ところで、図11に示すようにエンド部材6を外して配光制御部材4,4を取り付けるように構成してもよい。図11の構成では、ソケット台13の下端縁から配光制御部材4,4の端部を載置する載置片14をソケット台12に直交する方向へ延設してあり、ソケット台13との間に配光制御部材4を保持するガイド片15,15が載置片14の両側縁から上方へ延設され、配光制御部材4の長手方向への移動範囲を規制するL字状の規制片16,16が各ガイド片15,15においてソケット台13から遠い側の側縁から延設されている。
【0041】
なお、上述の配光制御部材4は交換可能であって、図12に示すように例えば「展示物A」というような表記を印刷しておけば、所謂サインパネルとして使用することができる。
【0042】
(実施形態5)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図13に示すように、配光制御部材4として長手方向に直交する断面が下向きに開放したコ字状であって、弾性を有する拡散シートにより形成されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
しかして、本実施形態では、配光製制御部材4が弾性材により形成されているので、ランプ1と配光制御部材4との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を取り外すことなく、図14に示すようにランプ1と配光制御部材4との間の隙間が大きくなるように配光制御部材4を弾性変形させれば、ランプ1の交換作業を容易に行うことが可能となる。
【0044】
なお、図13に示した例では、断面コ字状の配光制御部材4の中央片4aがつまみねじ21を用いて反射板5に取り付けられており、中央片4aがランプ1の上方に位置し、中央片4aの両側縁から下方へ延設された両側片4b,4bがランプ1の側方に位置しているが、配光制御部材4は図15に示すように一方の側片4bをなくした断面逆L字状に形成してもよい。また、配光制御部材4の軽量化を図ることで、図16に示すように配光制御部材4を板状の磁石22を用いて反射板5に取り付けるようにしてもよい。また、配光制御部材4を粘着材(例えば、両面テープ)を用いて反射板5に取り付けるようにすればより見栄えを良くすることができる。
【0045】
また、本実施形態では、配光制御部材4として拡散シートのようなシート状の部材を用いているので、配光制御部材4の形状として種々の形状の注文に低コストで対応することができ、また、施工現場で配光制御部材4を容易に加工することができるから、施工現場において例えば図17に示すように配光制御部材4の側片4bの下端縁の形状が波状となるように加工することもできる。
【0046】
また、本実施形態では、配光制御部材4としてランプ1からの光を拡散透過する拡散シートを採用しているが、ランプ1からの光を反射する合成樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート製)の反射シートを採用してもよく、反射シートを採用すれば、ウォールウォッシャ的に壁面の明かりをアップすることも可能となる。なお、配光制御部材4の機械的強度によっては配光制御部材4を固定する取付部に板金などを設置した方が良い場合もある。
【0047】
(実施形態6)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図18(a),(b)に示すように配光制御部材4がエンド部材6,6ではなくて反射板5に固定されており、反射板5がエンド部材6,6に対して上下方向にスライド自在となる(このとき、配光制御部材4は短手方向に沿って移動することになる)ようにエンド部材6,6に保持されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
反射板5は、図19に示すように、長手方向に直交する断面がコ字状であって、短冊状の主片5aの両側縁から上方へ側片5b,5bが延設されており、各側片5bの長手方向の両端縁から段差部5cを介して連結片5dが延設されている。ここにおいて、連結片5dは上下方向の寸法が側片5bよりも大きく設定してあり、連結片5dの下部には上下方向を長手方向とする長孔5eが形成されている。ただし、連結片5dと側片5bとは上端縁が同一平面上に位置している。本実施形態における反射板5は、器具本体(図示せず)の長手方向の両端部において両側部に突設された係合突起18が図18(a)に示すように長孔5eに係合することで器具本体に保持される。
【0049】
しかして、本実施形態の照明器具では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材4は両端部が器具本体に保持されエンド部材6,6で覆われているので、配光制御部材4を取り付けた状態での見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態での見栄えを良くすることができるという効果がある。
【0050】
ところで、配光制御部材4は長手方向に直交する断面が下方に開放したコ字状であって、図18(a)の状態では配光制御部材4の側片4bがランプ1(図18(b)参照)の側方に位置している。これに対して、図18(b)のように反射板5を上方へ持ち上げた状態では側方からランプ1を視認することが可能となる位置まで配光制御部材4も上方へ移動するので、灯具2のコンパクト化を図って配光制御部材4とランプ1との間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、配光制御部材4を取り外すことなく、ランプ1の交換作業を行うことが可能となる。
【0051】
なお、本実施形態のように反射板5を上方にスライドさせる必要がある構造は、配線ダクトに取り付ける照明器具や天井吊り下げ型の照明器具などに適している。
【0052】
(実施形態7)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図20および図21に示すように、エンド部材6においてランプソケット12の周囲に、円弧状のスリット68が形成されており、長手方向に直交する断面が円弧状のパネルからなる配光制御部材4の端部をスリット68に挿入することで配光制御部材4が灯具2に保持されるように構成されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
ところで、スリット68は周方向の長さが配光制御部材4よりも長く設定されており、配光制御部材4は長手方向に直交する面内で回動自在となるようにエンド部材6,6間に保持されている。要するに、配光制御部材4は、例えば図22(a)に示すようにランプ1の側方(図では右横)に位置する状態、同図(b)に示すようにランプ1の上方に位置する状態、同図(c)に示すようにランプ1の下方に位置する状態などをとることができ、配光制御部材4を同図(b)の位置に配置すればランプ1の交換作業を容易に行うことができる。
【0054】
配光制御部材4のうちスリット68に挿入された部分は、エンド部材6内に配置された板ばねよりなる押えばね70(図23(a),(b)参照)が圧接することにより回動位置が位置決めされるようになっている。ここに、本実施形態では、配光制御部材4の長手方向に直交する断面における円弧を含む仮想扇形の中心角を90度よりも大きく設定してあり、コ字状の押えばね70の両脚片70b,70bの少なくとも一方が図23(a),(b)に示すように配光制御部材4に圧接するように、押えばね70の主片70aに対する両脚片70b,70bの開き角度を90度よりも大きく設定してある。なお、配光制御部材4は、図24に示すように、長手方向の端面とエンド部材6の内側面との間に介在し当該内側面から配光制御部材4の端面が離れる向きに付勢されたコイルスプリングよりなる保持ばね71によって保持される。ここに、保持ばね71は、コイルスプリングに限らず、板ばねであってもよい。
【0055】
本実施形態の照明器具を壁際に設置する場合において、配光制御部材4を図22(a)のようにランプ1の側方に位置するように配置すれば、片側配光のウォールウォッシャとして使用することができる。ここにおいて、配光制御部材4がランプ1の光を反射する材料により形成されている場合、配光制御部材4を図22(a)の位置に配置すれば、ランプ1から側方へ放射される光の一部を遮光することができ、同図(b)の位置に配置すれば、ランプ1の下方の照明エリアにおける照度を高めることができ、同図(c)の位置に配置すれば、ランプ1の下方へ放射される光の一部を遮光することができて半間接照明のように天井面を明るくすることが可能となる。
【0056】
なお、本実施形態では、押えばね70が、配光制御部材4を長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段を構成している。
【0057】
しかして、本実施形態では、配光制御部材4の着脱が可能で配光制御部材4を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材4は両端部がエンド部材6,6内で保持されているので、配光制御部材4を取り付けた状態での見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材4が取り付けられていない状態ではスリット66が見えるだけなので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り外すことなく、配光制御部材4を円弧状のスリット66に沿って回動させることでランプ1の交換作業を容易に行うことが可能となる。
【0058】
(実施形態8)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図25に示すように、配光制御部材4において長手方向に直交する断面の形状がL字状に形成され、配光制御部材4の長手方向の両端部がエンド部材6内に配置される点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】
ところで、本実施形態では、図25(b)および図26に示すようにエンド部材6が2つの分割体60a,60bにより構成されており、ランプソケット12が固着された矩形板状のソケット台13と、タッピングねじ(図示せず)を用いて分割体60aに固定されるコ字状の取付台19とが連続一体に形成されている。ここに、取付台19は、両脚片19b,19b間を連結する連結片19aの中央に上記タッピングねじが挿通される挿通孔19eが形成され、分割体60aは、挿通孔19eに対応する部位にボス60eが形成されている。したがって、上記タッピングねじを取付台19の挿通孔19eに挿入してボス60eに螺合させることで取付台19を分割体60aに結合することができる。
【0060】
取付台19の両脚片19b,19bには、配光制御部材4をガイドするガイド片19c,19cが矩形状の係合孔19d,19dの内周縁に連続一体に形成されている。ここに、各ガイド片19c,19cは両脚片19b,19bそれぞれの一部を互いに近づく向きに切り起こすことにより形成されており、配光制御部材4を側方からスライドさせる際に配光制御部材4の長手方向の端縁をガイドする機能を有している。
【0061】
分割体60bには、係合孔19d,19dに係合する一対の係合脚60d,60dが突設されており、分割体60aに結合された取付台19に結合できるようになっている。なお、本実施形態では、分割体60aが第1の分割体を構成し、分割体60bが第2の分割体を構成している。
【0062】
しかして、本実施形態においても、配光制御部材4を固定する部分が外部から見えないので、見栄えを良くすることができる。また、配光制御部材4を取り外して使用することもできる。
【0063】
なお、配光制御部材4を図27に示すように短冊状の形状として長手方向の両端部に段差部4d,4dを介して鍔部4e,4eを設け、エンド部材6側に鍔部4eを嵌め込むスリットを設けるようにしてもよい。ここに、図27に示した配光制御部材4には、鍔部4eから段差部4dに跨ってランプソケット12を通すための切欠部4fが形成されている。
【0064】
なお、上記各実施形態では配線ダクトに取り付ける照明器具について説明したが、ねじやボルトを用いて施工面に取り付ける照明器具に本発明の技術思想を適用できることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材を取り付ける固定部が配光制御部材を通して見えない位置に設けられ、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられてなるものであり、灯具への配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも固定部が配光制御部材を通して見えることもないので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられているので、見栄えを良くすることができるという効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記灯具は、前記蓋体が切除可能に設けられているので、前記配光制御部材を取り付ける場合には前記蓋体を切除すればよく、前記配光制御部材の取り付けに際して前記蓋体が邪魔になるのを防止することができるという効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記蓋体は、前記固定部を覆う位置と前記固定部を覆わない位置との間でスライド自在となるように前記灯具に保持されているので、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外した場合でも前記固定部を前記蓋体により覆うことができるという効果がある。
【0068】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記灯具には、前記蓋体が前記固定部を覆う方向に前記蓋体を付勢する復帰ばねが収納されているので、前記配光制御部材を取り付ける際には復帰ばねのばね力に抗して前記蓋体をスライドさせればよく、前記配光制御部材を一度取り付けてから取り外す際には、前記復帰ばねの復帰力によって前記固定部が前記蓋体により覆われるから、前記固定部を自動的に覆うことができるという効果がある。
【0069】
請求項5の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材が長板状のパネルであって、灯具にはパネルの長手方向の両端部それぞれが挿入され且つパネルを短手方向に沿ってスライド自在に保持するスリットが形成された一対のエンド部材が設けられてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材のスリットに保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、パネルを取り外すことなく、パネルを短手方向に沿ってスライドさせることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0070】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記パネルは、弾性材により形成されているので、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、前記パネルを取り外すことなく、前記ランプと前記パネルとの間の隙間が大きくなるように前記パネルを弾性変形させてランプの交換作業を行うことが可能となるという効果がある。
【0071】
請求項7の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、反射部材に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、反射部材は、配光制御部材が所望の配光を得るための位置とランプの交換を可能とする位置との間で移動可能となるように灯具にスライド自在に保持されてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができるとともに配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、器具のコンパクト化を図って配光制御部材とランプとの間の隙間が指の入りにくい狭い隙間である場合でも、反射部材をスライドさせることで配光制御部材を取り外すことなくランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0072】
請求項8の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材は長手方向に直交する断面が円弧状のパネルであって、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれが挿入される円弧状のスリットが形成されたエンド部材を有し、配光制御部材を前記長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段がエンド部材内に設けられてなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材が取り付けられていない状態ではスリットが見えるだけなので、見栄えを良くすることができるという効果がある。また、パネルを取り外すことなく、パネルを弧状のスリットに沿って回動させることでランプの交換作業を容易に行うことができるという利点もある。
【0073】
請求項9の発明は、ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれを保持する一対のエンド部材を有し、エンド部材は、配光制御部材の端部が長手方向に直交する方向からスライド自在に収納される第1の分割体と、第1の分割体に結合される第2の分割体とからなるものであり、配光制御部材の着脱が可能で配光制御部材を交換することで配光を変化させることができ、しかも配光制御部材は両端部がエンド部材内で保持されているので、配光制御部材を取り付けた状態での見栄えを良くすることができ、また、配光制御部材を取り付けていない状態でも使用でき、しかも、配光制御部材を取り付けていない状態での見栄えを良くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は分解斜視図、(b)は要部拡大図である。
【図2】同上の要部説明図である。
【図3】実施形態2における要部斜視図である。
【図4】同上における要部説明図である。
【図5】同上における要部説明図である。
【図6】実施形態3における要部説明図である。
【図7】実施形態4における要部斜視図である。
【図8】同上における要部斜視図である。
【図9】同上における配光制御部材の取り付け方の説明図である。
【図10】同上におけるランプの交換方法の説明図である。
【図11】同上の要部斜視図である。
【図12】同上の使用形態ようにおける正面図である。
【図13】実施形態5を示す要部断面図である。
【図14】同上の要部説明図である。
【図15】同上の他の構成例の要部断面図である。
【図16】同上の別の構成例の要部断面図である。
【図17】同上の使用形態の説明図である。
【図18】実施形態6における照明器具の動作説明図である。
【図19】同上に用いる反射板の斜視図である。
【図20】実施形態7における要部斜視図である。
【図21】同上における要部斜視図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】同上の他の構成例の要部断面図である。
【図25】実施形態8を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略分解図である。
【図26】同上の要部分解斜視図である。
【図27】同上の他の構成例における要部斜視図である。
【図28】従来例を示す照明器具の使用形態における概略斜視図である。
【図29】同上に用いる配光制御部材の一部破断した斜視図である。
【図30】同上の照明器具への配光制御部材の取り付け方の説明図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 灯具
4 配光制御部材
5 反射板
6 エンド部材
6a 下壁
7 取付板
8 取付ねじ
30 配線ダクト
61 蓋体
62 スリット
Claims (9)
- ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材を取り付ける固定部が配光制御部材を通して見えない位置に設けられ、配光制御部材が取り付けられていない状態で固定部を覆う蓋体が設けられてなることを特徴とする照明器具。
- 前記灯具は、前記蓋体が切除可能に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 前記蓋体は、前記固定部を覆う位置と前記固定部を覆わない位置との間でスライド自在となるように前記灯具に保持されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 前記灯具には、前記蓋体が前記固定部を覆う方向に前記蓋体を付勢する復帰ばねが収納されてなることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
- ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材が長板状のパネルであって、灯具にはパネルの長手方向の両端部それぞれが挿入され且つパネルを短手方向に沿ってスライド自在に保持するスリットが形成された一対のエンド部材が設けられてなることを特徴とする照明器具。
- 前記パネルは、弾性材により形成されてなることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
- ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、反射部材に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、反射部材は、配光制御部材が所望の配光を得るための位置とランプの交換を可能とする位置との間で移動可能となるように灯具にスライド自在に保持されてなることを特徴とする照明器具。
- ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、配光制御部材は長手方向に直交する断面が円弧状のパネルであって、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれが挿入される円弧状のスリットが形成されたエンド部材を有し、配光制御部材を前記長手方向に直交する面内で回動自在となるように保持する保持手段がエンド部材内に設けられてなることを特徴とする照明器具。
- ランプを保持するランプソケットおよびランプから放射された光を反射する反射部材を有する灯具と、灯具に着脱自在に取付可能でありランプから放射された光による配光を制御する配光制御部材とを備え、灯具は、配光制御部材の長手方向の両端部それぞれを保持する一対のエンド部材を有し、エンド部材は、配光制御部材の端部が長手方向に直交する方向からスライド自在に収納される第1の分割体と、第1の分割体に結合される第2の分割体とからなることを特徴とする照明器具。
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JP2002273905A JP2004111281A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 照明器具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015162445A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 三菱電機株式会社 | 光制御部材、光源ユニット、および照明器具 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273905A patent/JP2004111281A/ja not_active Withdrawn
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