JP2004110483A - 文書診断プログラム及び文書診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】識別子により記載内容が区分された文書に関して、記載された用語が適切に使用されているか否かのチェック作業を軽減することができる文書診断プログラムを提供すること。
【解決手段】コンピュータ11の読み取り手段18は、フレキシブルディスク21から所定の識別子により記載内容が区分された明細書の文字データを該識別子と共に取り込み、制御手段16が、前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の既出指示語を検出する。そして、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否か検索する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば特許出願に係る明細書等のように識別子により記載内容が区分された文書における記載内容の適否をコンピュータに診断させるための文書診断プログラム及び該プログラムに基づきコンピュータが行う文書診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許出願の際に特許庁へ提出する文書の一つである明細書は、記載内容が不明瞭であると拒絶理由を有することになる。そのため、かかる明細書については、特許庁へ提出する前に、作成者がその明細書を読み返して用語を適切に使用した明瞭な記載内容になっているか否かのチェックを行い、不明瞭な記載内容がある場合には、修正するといった作業を行っていた。
【0003】
しかし、前記したチェックを行うには時間がかかる上に、多大な注意力が必要である。また、人間が行うことであるので、多大な注意力を払って時間をかけたにもかかわらず、勘違いやケアレスミス等によってチェック洩れが生じてしまうということもある。そのため、かかるチェック漏れを防止すべく複数回に亘るチェック作業も必要となり、このようなチェック作業は、作成者にとって大きな負担になっていた。
【0004】
そこで、近時は、コンピュータが明細書の記載内容に不適切な用語が使用されていないかどうかについて自動チェックするプログラムを作成し、当該プログラムを実行させることにより作成者の代わりにコンピュータに記載内容の適否チェックを行わせるようにした発明が提案されている。
【0005】
例えば、このような発明の一つとして、文書の記載内容において指示代名詞が適切に使用されているか否かをコンピュータにチェックさせるようにした発明がある(特許文献1)。即ち、この発明では、チェック文書の文書データを一定量(例えば、2文)ずつ読みとり、その読み取りした文書データ内において指示代名詞の対象となる語(対象語句)が該指示代名詞よりも前に記載されているか否かによって、該指示代名詞が適切に使用されているか否かを判断するようにしていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−257970号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許出願の際に提出する明細書は、特許法等の規定により識別子ごとにその記載内容が分類整理されている。また、識別子ごとにおける記載内容のボリューム、つまり文字データの量は必ずしも同一のデータ量になっているとはいえない。
【0008】
従って、前記特許文献1の発明のように、文書データを規則的に一定量(例えば2文)ずつ読み取りし、その読み取りデータ単位ごとに指示代名詞と対象語句との位置関係をチェックする方式のものでは、各識別子にて区分された記載内容の文書データ量に多寡がある明細書のチェック方式として不適切であった。
【0009】
また、各識別子における記載内容は、識別子ごとに原則別個のものとして独立しているが、特定の語、例えば「請求項1に記載」等の語によって、他の識別子が示す記載内容と関係することもある。このため、たとえ仮に、その識別子における記載内容のデータ量が前記一定量(例えば2文)の読み取りデータ量と一致していたとしても、当該識別子の記載内容中に「請求項1に記載」等の特定の語がある場合には、前記特許文献1の発明のチェック方式によって適切なチェックが行えないという問題もあった。このため、そのような場合、最終的には作成者が、不明瞭な記載があるか否かチェックする必要があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、識別子により記載内容が区分された文書のチェック作業を軽減でき、しかもチェック洩れを解消できる文書診断プログラム及び文書診断方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため、請求項1の発明は、コンピュータに、所定の識別子により記載内容が区分された文書の校正を行わせる文書診断プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記文書の記載内容を示す文字データを前記識別子と共に取り込む取り込みステップと、前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否か検索する検索ステップと、を実行させる。
【0012】
請求項2の発明は、コンピュータに、特許法によって予め書式が定められた特許庁に提出する文書であって、所定の識別子により記載内容が区分された明細書の校正を行わせる文書診断プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記明細書の特許請求の範囲の記載内容を示す文字データを請求項を表す所定の識別子と共に取り込む取り込みステップと、前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の判定文字列を抽出する抽出ステップと、該文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、前記判定文字列に基づいて、前記識別子と従属関係を有する他の識別子を判別する判別ステップと、前記判別ステップで判別した他の識別子により区分された記載内容をも前記既出指示語より以前の記載内容とした上で、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否かを検索する検索ステップと、を実行させる。
【0013】
請求項3の発明は、前記コンピュータに、前記検索ステップで検索した結果を表示手段に表示する表示ステップを実行させる。
請求項4の発明は、コンピュータが、所定の識別子により記載内容が区分された文書の校正を行う文書診断方法において、前記コンピュータが、前記文書の記載内容を示す文字データを前記識別子と共に取り込む取り込みステップと、前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否か検索する検索ステップと、を実行する。
【0014】
請求項5の発明は、コンピュータが、特許法によって予め書式が定められた特許庁に提出する文書であって、所定の識別子により記載内容が区分された明細書の校正を行う文書診断方法において、前記コンピュータが、前記明細書の特許請求の範囲の記載内容を示す文字データを請求項を示す所定の識別子と共に取り込む取り込みステップと、前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から予め決められた判定文字列を抽出する抽出ステップと、該文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、前記判定文字列に基づいて、前記識別子と従属関係を有する他の識別子を判別する判別ステップと、前記判別ステップで判別した他の識別子により区分された記載内容をも前記既出指示語より以前の記載内容とした上で、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否かを検索する検索ステップと、を実行する。
【0015】
請求項6の発明は、前記コンピュータが、前記検索ステップで検索した結果を表示手段に表示する表示ステップを実行する。
(作用)
請求項1又は4に記載の発明によれば、コンピュータが、所定の識別子により記載内容が区分された文書の文字データを取り込み、適切に既出指示語が使用されているか否か判断する。このため、作成者は、多大な注意力を払うことなく、かつ多大な時間をかけることなくチェックを確実に行える。
【0016】
請求項2又は5に記載の発明によれば、コンピュータが、前記識別子が示す記載内容が従属する他の識別子が示す記載内容を判断してから、適切に既出指示語が使用されているか否か判断する。このため、複雑な従属関係を持つ識別子や、たくさんの識別子によって記載内容が分類されている場合にも、作成者は、既出指示語が適切に使用されているか否かを容易に判断することができる。
【0017】
請求項3又は6に記載の発明によれば、コンピュータが、検索結果を表示手段に表示するため、作成者は、容易に適切に既出指示語が使用されているか否か判断することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
コンピュータ11は、本体12と、本体12に接続された表示手段としてのディスプレイ13と、本体12に接続されたキーボード14と、本体12に接続されたマウス15とを備えている。本体12は、CPU(中央処理装置)及びメモリ等を含む制御手段16と、文書診断プログラムを記憶した記憶手段17と、読み取り手段18とを備えている。文字データ等を入力するためのキーボード14及び選択指示を行うためのマウス15は、制御手段16に接続されており、制御手段16にはプリンタ19が接続されている。マウス15は、文書診断プログラムの処理手順を指示する指示手段である。
【0019】
図1に示すCD−ROM等の記憶媒体20には文書診断プログラムが格納されている。記憶手段17に記憶されている文書診断プログラムは、記憶媒体20に格納されている文書診断プログラムがインストールされたものである。また、記憶手段17には、文書を作成するための文書作成プログラムが記憶されている。
【0020】
読み取り手段18は、フレキシブルディスク21に記憶されている文書に関する文字データを読み取って制御手段16へ与える機能と、制御手段16から与えられた文書に関する文字データをフレキシブルディスク21に書き込む機能とを有している。
【0021】
本実施形態において、文書とは、特許出願の際、願書に添付する明細書を指す。この明細書は、特許法で定められた所定の書式で構成されている。即ち、墨付き括弧で示される識別子によって、その記載内容が分類整理(区分)されている。尚、ここでいう識別子とは、墨付き括弧内に項目が記載されたものであり、墨付き括弧内の項目がその識別子が示す記載内容のインデックスとなっている。
【0022】
識別子は大きく分けて5つに分類されており、具体的にいうと、「書類名」「発明の名称」「特許請求の範囲」「発明の詳細な説明」「図面の簡単な説明」に係わる記載内容を示す識別子に分類される。本実施形態では、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容、つまり、特許請求の範囲の記載内容は、識別子「特許請求の範囲」から識別子「発明の詳細な説明」までの範囲に記載されている文字データである。識別子「特許請求の範囲」は、さらに、識別子「請求項N」(Nには、1以上の整数が入る)によってその記載内容が分類されている。
【0023】
識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容に、識別子「請求項N」が複数存在する場合に、識別子「請求項N」が示す記載内容によっては、該記載内容が他の識別子「請求項M」(MはNより小さい整数)が示す記載内容に従属する従属関係が生じる場合がある。尚、識別子「請求項N」が示す記載内容とは、識別子「請求項N」から識別子「請求項L」(L=N+1)までの範囲に記載されている文字データである。また、識別子「請求項N」が示す記載内容が識別子「請求項M」が示す記載内容に従属するというのを、以下単に、識別子「請求項N」が識別子「請求項M」に従属するという。
【0024】
この従属関係は、識別子「請求項N」が示す記載内容の中に存在する所定の文字列(以下、判定文字列という)から判定することができる。この判定文字列とは、例えば、識別子「請求項N」が示す記載内容の中に「請求項Mに記載」、「請求項Mにおいて」、又は「請求項O〜請求項Pに記載」(M<N、O<P<N、O及びPはいずれも整数)等の表現によって判定することができる。尚、本実施形態においては、記憶手段17に、この判定文字列のリストが記憶されている。
【0025】
また、識別子「請求項N」が示す記載内容において、説明を簡略化し、かつ、文字列についてその意味を明確にするために、所定の既出指示語を使用して、その文字列を修飾することがある。尚、本実施の形態における既出指示語は、例えば、「前記」という語、「前記の」という語、「前記した」という語、「該」という語、「この」という語であり、記憶手段17にこれらの既出指示語のリストが記憶されている。また、本実施形態における既出指示語が修飾する文字列とは、既出指示語の後から続く文字列であって、「に」、「は」、「が」又は「を」等の助詞までの間の文字列のことである。
【0026】
従って、既出指示語により修飾された文字列は、以前に説明した文字列と同じものであることを簡易的に示すために使用される語であるので、該既出指示語より以前の記載内容に、既出指示語により修飾された文字列と一致する文字列が存在する必要がある。尚、各識別子がそれぞれ示す記載内容は、その識別子によって区分(分類整理)された一つの文字データと見なされるので、該既出指示語から遡って識別子(例えば、「請求項N」という記載)までの範囲で前記修飾された文字列と一致する文字列が存在する必要がある。
【0027】
しかしながら、例えば、識別子「請求項N」が識別子「請求項M」に従属している場合に、識別子「請求項N」の示す記載内容に、所定の既出指示語によって修飾された文字列を含んでいるにもかかわらず、識別子「請求項N」の示す記載内容中に修飾された文字列が他に記載されていないときがある。これは、従属元の識別子「請求項N」の示す記載内容に修飾された文字列が他に記載されていなくても、従属先の識別子「請求項M」が示す記載内容に該文字列が含まれていれば、該既出指示語は適切に使用されていると解される。つまり、従属元(識別子「請求項N」)の記載内容においては、既に従属先(識別子「請求項M」)の記載内容は説明されているということなので、従属元の記載内容に、従属先の記載内容で使用された文字列を修飾する既出指示語が使われていても、それは適切な使用方法ということになる。
【0028】
次に、文書診断プログラムを動作させるまでの手順について簡単に説明する。制御手段16は、キーボード14におけるキー押し下げ操作あるいはマウス15の選択操作に基づいて、記憶手段17に記憶されている文書作成プログラムを読み込み、該文書作成プログラムに基づいて、図4(a)に示すような文書作成画面22を表示する。
【0029】
文書作成画面22には公知のタイトルバー23、メニューバー24及びツールバー25が表示される。タイトルバー23の右部には終了指示ボタン26が表示されている。ツールバー25の下方には明細書等を表示するための文書表示部27が区画表示される。メニューバー24にはメニュー項目241,242,243が表示されている。メニュー項目241は、ファイルに関する処理、メニュー項目242は、文書編集に関する処理、メニュー項目243は、文書診断に関する処理を行うためのものである。ツールバー25にはファイルを開くためのボタン251、ファイルを保存するためのボタン252、印刷を行うためのボタン253等が表示されている。
【0030】
ここで、文書診断に関する処理を行うためメニュー項目243がマウス15にて選択されると、制御手段16は、記憶手段17に記憶されている文書診断プログラムを読み込み、その後、文書診断プログラムと、キーボード14からの入力信号と、マウス15からの入力信号とに基づいて、その動作が制御される。つまり、制御手段16は、図2及び図3にフローチャートで示すように文書診断プログラムに従った処理を遂行する。
【0031】
以下、図2及び図3にフローチャートで示す文書診断プログラムに従った処理を説明する。
図4(a)に示すように、ディスプレイ13には文書作成画面22が表示されているものとする。文書作成画面22が表示されている状態では、制御手段16は、マウス15又はキーボード14からの指示が入力されるまで待機している。このとき、メニュー項目243がマウス15の操作によって選択されると、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、図4(b)に示す検査画面28をディスプレイ13に表示する(ステップS1)。
【0032】
検査画面28には公知のタイトルバー23、メニューバー24及びツールバー25が表示される。タイトルバー23の右部には終了指示ボタン26が表示される。ツールバー25の下方には明細書等を表示するための文書表示部27が区画表示される。メニューバー24にはメニュー項目241,242,244が表示される。メニュー項目244は、文書診断に関する処理を行うためのものである。ツールバー25にはファイルを開くためのボタン251、ファイルを保存するためのボタン252、印刷を行うためのボタン253等が表示される。また、ツールバー25には、検査処理の開始指示を受け付けるためのボタン254が表示される。
【0033】
検査画面28の表示後、マウス15の操作にてボタン251が選択されることによって選択用ウインド画面(明細書を示す名称の一覧が表記されたもので図示略)が表示される。この選択用ウインド画面上で検査対象である明細書を示す名称がマウス15の操作にて選択されると、制御手段16は、検査対象として該明細書に係わる文字データを読み込み、該検査画面28の文書表示部27に表示する(ステップS2)。図4(b)では検査対象としての明細書における特許請求の範囲の欄の一部が検査画面28の文書表示部27に図示してある。
【0034】
検査対象が検査画面28に表示されている状態で、ボタン254がマウス15にて選択されると、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容がどこまでであるのか、即ち、文書診断プログラムにて検査する検査範囲を判断する(ステップS3)。制御手段16は、識別子「特許請求の範囲」と同格の識別子までの範囲が検査範囲であると判断する。具体的には、制御手段16は、識別子「特許請求の範囲」の後から識別子「発明の詳細な説明」までの範囲を識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容が検査範囲であると判断する。
【0035】
次に、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容に存在する識別子「請求項N」間の従属関係を調べる。
具体的には、制御手段16は、まず、識別子「請求項N」がいくつあるか調べる(ステップS4)。
【0036】
ステップS4において、制御手段16は、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容に識別子「請求項1」だけがあると判断すると、識別子「請求項1」は他の識別子に従属しないと判断し、従属関係を調べることを終了し、次のステップS9の処理(後述)に移る。
【0037】
ステップS4において、識別子「請求項N」が複数あると判断すると、制御手段16は、識別子「請求項1」から順番に、識別子「特許請求の範囲」が示す全ての識別子について従属関係を調べる(ステップS5〜ステップS7)。
【0038】
まず、制御手段16は、識別子「請求項N」が示す記載内容を特定し、その記載内容に、前述した判定文字列があるか否か検索する(ステップS5)。
そして、ステップS5において、判定文字列が存在しないと判断した場合、制御手段16は、識別子「請求項N」が示す記載内容は、独立請求項である、即ち、他の識別子「請求項M」が示す記載内容と従属関係を持たないものであると判断する(ステップS6)。
【0039】
本実施形態においては、図4(b)に示すように、識別子「請求項1」が示す記載内容には判定文字列と一致する文字列が存在しないので、制御手段16は、識別子「請求項1」は従属関係を持たないと判断する。
【0040】
そして、ステップS6の後、制御手段16は、全ての識別子「請求項N」に対して従属関係を調べたか否か判断する(ステップS7)。調べ終えていないと判断したならば、制御手段16は、再びステップS5に移り、同様にして、次項の識別子が示す記載内容に判定文字列があるか否か調べる。全てが調べ終わったと判断したら、制御手段16は、次のステップS9の処理(後述)に移る。
【0041】
また、ステップS5において、判定文字列が存在すると判断した場合、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、識別子「請求項N」が示す記載内容が、どの識別子「請求項M」が示す記載内容に従属するか判定文字列から判断(判別)する(ステップS8)。
【0042】
具体的には、判定文字列は、「請求項Mに記載」、「請求項O乃至請求項Pに記載」、「請求項O又はM又はPにおいて」というように、必ず数字を1又は複数含んでので、制御手段16は、まず、判定文字列に含まれている数字の個数を調べる。尚、ここでいう数字の個数を数える際には、連続した数字の列を1個と数える。例えば、「123」という数字の列は1個と数える。また、数字と数字の間にひらがな又は漢字などを含んだ場合、例えば、「2又は14」というようなときは、数字の個数は2個であると数える。
【0043】
制御手段16が、判定文字列に1個だけ数字が含まれていると判断した場合、識別子「請求項N」が示す記載内容は、その数字が示す請求項の記載内容に従属関係を持つ。例えば、判定文字列の中に「M」という数字だけが含まれている場合、識別子「請求項N」が示す記載内容は、識別子「請求項M」が示す記載内容に従属する従属関係を持つ。
【0044】
例えば、本実施形態の場合、図4(b)に示すように、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、識別子「請求項2」が示す記載内容には、判定文字列「請求項1に記載」があると判断し、該判定文字列「請求項1に記載」の中にいくつ数字が含まれているかその個数を調べる。制御手段16は、該判定文字列に1個の数字が含まれていると判断し、識別子「請求項2」は、識別子「請求項1」に従属する従属関係を持つと判断する。
【0045】
尚、制御手段16が、判定文字列に2個だけ数字が含まれていると判断した場合、文書診断プログラムに基づいて、数字と数字の間の文字列を調べ、該文字列からどの識別子が示す記載内容に従属関係を持つか調べる。
【0046】
具体的には、例えば、数字「9」と数字「11」との間に、「から」、「〜」及び「乃至」という文字列が存在した場合、制御手段16は、識別子「請求項N」が示す記載内容は、識別子「請求項9」又は識別子「請求項10」又は識別子「請求項11」が示す記載内容に従属関係を持つと判断する。また、例えば、数字「9」と数字「11」との間に、「又は」及び「または」という文字列が存在した場合、制御手段16は、識別子「請求項N」が示す記載内容は、識別子「請求項9」又は識別子「請求項11」が示す記載内容に従属する従属関係を持つと判断する。
【0047】
制御手段16は、3個以上数字が含まれていると判断した場合も、前述した2個だけ数字が含まれている場合と同様にして、識別子「請求項N」の示す記載内容がどの識別子が示す記載内容に従属するか判定する。
【0048】
そして、その後、制御手段16は、全ての識別子に対して従属関係を調べたか否か判断する(ステップS7)。そして、調べ終えていないならば、再びステップS5に移り、次項の識別子が示す記載内容に判定文字列があるか否か調べる。また、制御手段16が、全ての識別子についてその従属関係を調べ終えたと判断すると(ステップ8においてYES)、文書診断プログラムに基づいて、従属関係を調べた各識別子についてそれぞれの従属先の識別子を表した一覧表を作成し、一時的に記憶する(ステップS9)。また、ステップS4において、識別子が一つしかないと判断した場合(つまり、ステップS4においてNO)も、同様に、該識別子は独立請求項である旨を表した一覧表を作成し、一時的に記憶する(ステップS9)。
【0049】
従属関係を調べ終えた後、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、次に、識別子「特許発明の範囲」が示す記載内容の最初から順番に所定の既出指示語と一致する文字列があるか否か検出する(ステップS10)。
【0050】
ステップS10において識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容に、所定の既出指示語が存在しないと判断した場合、制御手段16は、表示画面に従属関係を表した一覧表を表示して(ステップS11)、検査処理を終了する。
【0051】
ステップS10において、所定の既出指示語を検出した場合、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、所定の既出指示語が修飾する文字列を抽出し、制御手段16は、該既出指示語から遡って、識別子までの範囲内で抽出した文字列が存在するか否か検索する(ステップS12)。尚、図3においては、図面の都合上、抽出した文字列を「抽出語」と省略している。
【0052】
ステップS12において、該範囲内で抽出した文字列が存在しない場合、次に、制御手段16は、従属関係を表した前記一覧表を参照して、検索対象となった記載内容が他の記載内容に従属する従属関係を持つか否か判断する(ステップS13)。
【0053】
ステップS13において、従属関係がないと判断した場合、制御手段16は、その既出指示語は適切に使用されていないものと判断する(ステップS14)。次に、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、不適切に使用された該既出指示語及び直後の文字列の組み合わせを一時的に記憶する(ステップS15)。
【0054】
そして、制御手段16は、これら一連の処理で適切に使用されたか否か判断した既出指示語の後から再び所定の既出指示語を識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容の最後まで検索する(ステップS16)。再び既出指示語を検索できた場合(ステップS16において、YES)、制御手段16は、ステップS12の処理に移る。識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容の最後まで既出指示語を検索できなかった場合(ステップS16において、NO)、制御手段16は、ステップS19の処理(後述)に移る。
【0055】
尚、ステップS12において、既出指示語から遡って、識別子までの範囲内で抽出した文字列と一致する文字列を検索した場合(ステップS12において、YES)、制御手段16は、該既出指示語は適切に使用されていると判断し(ステップS17)、前述したステップS16の処理に移る。
【0056】
また、ステップS13において、従属関係があると判断した場合(ステップS13において、YES)、制御手段16は、従属先の識別子が示す記載内容に既出指示語にて修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否か判断する(ステップS18)。従属先の記載内容に一致する文字列が存在すると判断した場合(ステップS18において、YES)、制御手段16は、該既出指示語は適切に使用されたものと判断する(ステップS17)。
【0057】
ステップS18において、従属先の記載内容に該文字列が存在しないと判断した場合(ステップS18においてNO)、制御手段16は、ステップS13の処理に移り、従属先の識別子が示す記載内容がさらに他の識別子が示す記載内容に従属しているか否か判断する。従属先がなければ、制御手段16は、前述したのと同様にして、ステップS14の処理に移り、該既出指示語は適切に使用されていないと判断する。従属先があれば、制御手段16は、ステップS18の処理に移り、従属先の識別子が示す記載内容に該文字列を一致する文字列があるか否か検索する。
【0058】
ここで、既出指示語が適切に使用されているか否か判断する一連の処理について、図面に即して具体的に述べる。
例えば、図4(b)における検査画面28の文書表示部27に図示の例において、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容には、既出指示語である「前記」という語が複数記載されている。
【0059】
識別子「請求項1」が示す記載内容に記載されている第1番目の「前記」には「記憶部」という文字列が続いて付属している。従って、第1番目の「前記」は、第1番目の「前記」よりも前に位置する「記憶部」を指し示していることになる。第1番目の「前記」よりも前には「記憶部」という文字列があるため、制御手段16は、第1番目の「前記」は、適切に使用された既出指示語であると判断する。
【0060】
識別子「請求項2」が示す記載内容に記載されている第2番目の「前記」には「文書診断プログラム」という文字列が続いて付属している。第2番目の「前記」より遡って、識別子「請求項2」までの範囲には、「文書診断プログラム」という文字列が記載されていないが、識別子「請求項2」が示す記載内容に「請求項1に記載」という判定文字列がある。このため、制御手段16は、従属関係を調べたときに作成した一覧表を参照して、識別子「請求項2」は、識別子「請求項1」に従属すると判断し、識別子「請求項1」が示す記載内容に「文書診断プログラム」という文字列が記載されているか調べる。識別子「請求項1」が示す記載内容に「文書診断プログラム」という文字列が記載されているので、第2番目の「前記」は、適切に使用された既出指示語であると判断する。
【0061】
識別子「請求項3」が示す記載内容に記載された第3番目の「前記」には「入力手段」という語が続いて付属している。第3番目の「前記」より遡って、識別子「請求項3」までの範囲には、「入力手段」という文字列が記載されていないが、識別子「請求項3」が示す記載内容に「請求項1に記載」という判定文字列がある。そこで、制御手段16は、従属関係を調べたときに作成した一覧表を参照して、識別子「請求項3」は、識別子「請求項1」に従属すると判断し、識別子「請求項1」が示す記載内容に「入力手段」という文字列が記載されているか調べる。しかし、「入力手段」という文字列は、識別子「請求項2」が示す記載内容には存在しているが、識別子「請求項1」が示す記載内容には存在しておらず、また、識別子「請求項1」は他の識別子に従属していないので、制御手段16は、第3番目の「前記」は、不適切に使用された既出指示語であると判断する。
【0062】
このようにして、制御手段16は、既出指示語が適切に使用されているか否か判断していく。
ステップS16において、識別子「特許請求の範囲」に示す記載内容の最後まで検索し終わると(ステップS16において、NO)、次に、制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて、文書診断結果を示すメッセージを表示画面30に表示する(ステップS19)。
【0063】
尚、本実施形態では、ステップS2が取り込みステップに相当し、ステップS10,S16が検出ステップに相当する。また、ステップS12,S18が検索ステップに相当し、ステップS5が抽出ステップに相当する。そして、ステップS8が判別ステップに相当し、ステップS11,S19が表示ステップに相当する。
【0064】
該メッセージは、図5に示すように、識別子が示す記載内容の従属関係と、一時的に記憶した不適切な使用であると判断した所定の既出指示語及び直後の文字列を含んでいる。作成者は、このメッセージを確認して、明細書の修正を行う。
【0065】
以上詳述したように本実施形態では以下の効果が得られる。
(1)制御手段16は、文書診断プログラムに基づいて検査範囲としての特許請求の範囲の欄、つまり、識別子「特許請求の範囲」の記載内容から抽出された既出指示語に続いて付属する文字列が適切に使用されているか検査する。このため、作成者は、検査結果を示すメッセージを参照して、特許請求の範囲の欄にある既出指示語が適切に使用されているか否か容易に把握できる。そのため、作成者は、多大な注意力を払うことなく、かつ多大な時間をかけることなく、特許請求の範囲の欄にある既出指示語が適切に使用されたか否かのチェックを確実に行える。つまり、特許請求の範囲の欄を検査範囲とした文書診断プログラムは、作成者が特許請求の範囲の欄の文書を読むことなく、特許請求の範囲の欄における既出指示語が適切に使用されたか否かを確認可能にする。
【0066】
その結果、特許請求の範囲の欄にある既出指示語が適切に使用されたか否かのチェック作業が軽減され、しかもチェック洩れも解消される。
(2)制御手段16は、識別子間の従属関係を調べてから、既出指示語が適切に使用されているか否か検査する。このため、複雑な従属関係を持つ識別子や、多数の識別子によって記載内容が分類されている場合にも、作成者は、既出指示語が適切に使用されているか否かを容易に判断することができる。
【0067】
本発明では以下のような実施の形態も可能である。
○上記実施形態において、検査対象を選択指示したときに、検査対象の文書を検査画面28に表示しなくともよい。この場合には、文書作成画面22を表示させて文書表示部27に検査対象を表示し、必要に応じて検査対象の文書を修正すればよい。
【0068】
○上記実施形態では、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容について既出指示語が適切に使用されているか否か検査したが、他の識別子が示す記載内容について検査しても良い。
【0069】
○上記実施形態において、プリンタ19を表示手段とし、メッセージをプリンタ19で印刷して表示してもよい。
○上記実施形態では、特許出願の際に願書に添付する明細書について文書診断を行う際に本発明を適用したが、実用新案登録出願の際に願書に添付する明細書について文書診断を行う際に本発明を適用しても良い。
【0070】
○上記実施形態では、特許出願の際に願書に添付する明細書について文書診断を行う際に本発明を適用したが、特許法等にて規定する手続補正書について文書診断を行う際に本発明を適用しても良い。
【0071】
○上記実施形態において、明細書以外の文書、例えば各種技術文書についても、所定の識別子により記載内容が区分されているならば、当該文書の文書診断を行う際に本発明を適用してもよい。
【0072】
○上記実施形態では、制御手段16は、識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容を、検査範囲として既出指示語が適切に使用されているか否か判断したが、他の識別子が示す記載内容を、検査範囲としてもよい。例えば、図6(a)において、ツールバー25に識別子「特許請求の範囲」が示す記載内容を検査範囲とするボタン247と、識別子「発明の実施の形態」が示す記載内容を検査範囲とするボタン248とが選択可能に表示されている。ここで、ボタン248がマウス15にて選択されると、制御手段16は、識別子「発明の実施の形態」が示す記載内容が検査範囲として既出指示語が適切に使用されているか否か判断する。そして、その結果を制御手段16は、図6(b)のように、表示画面30に表示する。
【0073】
○上記実施形態では、既出指示語が修飾する文字列を、既出指示語の後から続く文字列であって、「に」、「は」、「が」又は「を」等の助詞まで間の文字列としたが、助詞の代わりの語を予め設定し、その語を末尾に含んだ文字列を既出指示語が修飾する文字列としてもよい。例えば、「部」、「手段」、「プログラム」というような語を末尾に含んだ文字列を既出指示語が修飾する文字列としてもよい。
【0074】
前記した実施の形態から把握できる発明について以下に記載する。
(イ)前記表示ステップで表示手段に表示する結果は、前記判別ステップで判別した識別子の従属関係を表したメッセージを含むことを特徴とする請求項3に記載の文書診断プログラム。
【0075】
(ロ)前記表示ステップで表示手段に表示する結果は、前記判別ステップで判別した識別子の従属関係を表したメッセージを含むことを特徴とする請求項6に記載の文書診断方法。
【0076】
【発明の効果】
識別子により記載内容が区分された文書に関して、記載された用語が適切に使用されているか否かのチェック作業を軽減し、しかもチェック洩れも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における文書作成装置を示す構成図。
【図2】文書診断プログラムの処理手順を示すフローチャート。
【図3】文書診断プログラムの処理手順を示すフローチャート。
【図4】(a)は、文書作成画面を示す画面図。(b)は、検査画面を示す画面図。
【図5】メッセージ表示部を示す画面図。
【図6】(a)は、検査画面を示す画面図。(b)は、メッセージ表示部を示す画面図。
【符号の説明】
11…コンピュータ、12…本体、13…ディスプレイ、14…キーボード、16…制御手段、17…記憶手段、20…記憶媒体、30…表示画面。

Claims (6)

  1. コンピュータに、所定の識別子により記載内容が区分された文書の校正を行わせる文書診断プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記文書の記載内容を示す文字データを前記識別子と共に取り込む取り込みステップと、
    前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、
    該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否かを検索する検索ステップと、
    を実行させることを特徴とする文書診断プログラム。
  2. コンピュータに、特許法によって予め書式が定められた特許庁に提出する文書であって、所定の識別子により記載内容が区分された明細書の校正を行わせる文書診断プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記明細書の特許請求の範囲の記載内容を示す文字データを請求項を表す所定の識別子と共に取り込む取り込みステップと、
    前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の判定文字列を抽出する抽出ステップと、
    該文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、
    前記判定文字列に基づいて、前記識別子と従属関係を有する他の識別子を判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで判別した他の識別子により区分された記載内容をも前記既出指示語より以前の記載内容とした上で、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否かを検索する検索ステップと、
    を実行させることを特徴とする文書診断プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記検索ステップで検索した結果を表示手段に表示する表示ステップを実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の文書診断プログラム。
  4. コンピュータが、所定の識別子により記載内容が区分された文書の校正を行う文書診断方法において、
    前記コンピュータが、
    前記文書の記載内容を示す文字データを前記識別子と共に取り込む取り込みステップと、
    前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、
    該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否か検索する検索ステップと、
    を実行することを特徴とする文書診断方法。
  5. コンピュータが、特許法によって予め書式が定められた特許庁に提出する文書であって、所定の識別子により記載内容が区分された明細書の校正を行う文書診断方法において、
    前記コンピュータが、
    前記明細書の特許請求の範囲の記載内容を示す文字データを請求項を示す所定の識別子と共に取り込む取り込みステップと、
    前記識別子により区分された記載内容の文字データ中から予め決められた判定文字列を抽出する抽出ステップと、
    該文字データ中から所定の既出指示語を検出する検出ステップと、
    前記判定文字列に基づいて、前記識別子と従属関係を有する他の識別子を判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで判別した他の識別子により区分された記載内容をも前記既出指示語より以前の記載内容とした上で、該既出指示語より以前の記載内容の文字データ中に、該既出指示語で修飾された文字列と一致する文字列が存在するか否かを検索する検索ステップと、
    を実行することを特徴とする文書診断方法。
  6. 前記コンピュータが、
    前記検索ステップで検索した結果を表示手段に表示する表示ステップを実行することを特徴とする請求項4又は5に記載の文書診断方法。
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