JP4401292B2 - グリフレット - Google Patents

グリフレット Download PDF

Info

Publication number
JP4401292B2
JP4401292B2 JP2004524276A JP2004524276A JP4401292B2 JP 4401292 B2 JP4401292 B2 JP 4401292B2 JP 2004524276 A JP2004524276 A JP 2004524276A JP 2004524276 A JP2004524276 A JP 2004524276A JP 4401292 B2 JP4401292 B2 JP 4401292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
glyphlet
attributes
glyph
identified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004524276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005535020A (ja
Inventor
ジョン エス. レナー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adobe Inc
Original Assignee
Adobe Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adobe Systems Inc filed Critical Adobe Systems Inc
Publication of JP2005535020A publication Critical patent/JP2005535020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4401292B2 publication Critical patent/JP4401292B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • G06F40/109Font handling; Temporal or kinetic typography

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、テキスト文書においてグリフを与えることに関するものである。
キャラクタは意味値を持った書かれた言語の最も小さなコンポーネントである。キャラクタとは、特定の形状ではなく、抽象的な意味及び/又は形状のことを意味する。グリフはキャラクタの表現である。グリフイメージは、ラスタライズ化されるか又はその他の態様で何等かのディスプレイ表面上にイメージ化されたグリフ表現の実際の具体的なイメージである。
エンコードされたキャラクタは、例えば、ASCII(情報交換用の米国スタンダードコード)又はユニコード等のキャラクタセットスタンダード内に包含されるスカラー値等のエンコーディング値と関連している。エンコーディング値は、そのキャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性へマップする。キャラクタセットスタンダードは、スタンダード機構によって定義され、例えば、ASCIIスタンダードはANSIによって定義され、且つISOスタンダード8859はISO(国際標準化機構)により定義されている。キャラクタセットスタンダードは、通常、度々改訂される。典型的に、キャラクタセットスタンダードが定義される場合には、エンコーディング値が同時的に定義される。
キャラクタ属性は、以下のもの、即ちキャラクタケース、キャラク結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタのうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。その他のキャラクタ属性も可能である。
グリフは、対応するキャラクタの表現に対する外観情報を定義する1組のグリフ属性と関連させることが可能である。グリフ属性は、以下のもの、即ちグリフ形状、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングのうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。通常、グリフ属性はグリフイメージをレンダリングするのに必要な情報を提供する。
フォントはグリフと対応するエンコーディングマッピングの集まりである。フォントは、典型的に、キャラクタセットスタンダードをサポートするために構築される。即ち、フォントは、キャラクタセットスタンダード内に包含されるキャラクタを表わすグリフを包含している。キャラクタセットスタンダードが改訂されると、フォント製造業者は、新たなグリフの付加を包含して、その変更を取り入れるためにフォントを改訂することが必要な場合がある。その場合には、新たなキャラクタセットスタンダードに適合した新たなフォントが再発行される。フォントの改訂は設計者にとってコストがかかり且つフォントの改訂を追跡し且つ最新のキャラクタセットスタンダードをサポートするフォントを有しているか否かを判別せねばならないユーザにとって厄介なものである。
テキスト文書は典型的に、そのテキストにおけるキャラクタを表わす1個又はそれ以上のエンコーディング値を包含するテキストストリングを包含している。エンコーディング値は、キャラクタセットスタンダードにおける1個のキャラクタに対して且つそのキャラクタセットスタンダードをサポートするために構築されたフォントにおけるグリフに対してマップすることが可能である。従って、エンコーディング値からなるテキストストリングを包含する電子文書を処理するテキストエンジン(例えば、ワードプロセシングアプリケーション)は、そのエンコーディング値をキャラクタセットスタンダードに対してマッピングすることによりそのエンコーディング値により表わされるエンコードされたキャラクタに関してのキャラクタ属性情報を得ることが可能である。該テキストエンジンは、又、同一のエンコーディング値を使用して、特定したフォントから得られるグリフ属性情報に基づいて、そのキャラクタの表現、即ち、グリフイメージをレンダリングすることが可能である。エンコーディング値−属性関連性は、典型的に、エンコーディング値によりインデックスされている固定された且つスタチックなテーブルにおいてそれらを探し出すことによりテキストエンジンが参照するために使用可能である。該属性は該文書自身の一部ではないが、通常、テキストエンジン又は該アプリケーションにより使用されるオペレーティングシステム内にビルトインされる。
キャラクタは、そのキャラクタ属性及び/又はグリフ属性に基づいて処理することが可能である。例えば、縦書きモードでテキストを設定しているレイアウトエンジンが特別の態様で数字を取り扱う場合があり、又は幾つかの文脈における数字とは異なって通貨記号を取り扱う場合がある。別の例として、ユーザが対応するグリフの部首、画数又は発音に基づいてキャラクタを選択することが必要な場合があるので(例えば、中国語/日本語キャラクタを選択することを助けるために使用されるソフトウエアエージェント)、入力方法に対して属性は重要なものである場合がある。従って、電子文書において完全に参加するためのキャラクタ(即ち、グリフ)の表現に対して、そのキャラクタ及び対応するグリフのキャラクタ属性及びグリフ属性はその電子文書を処理するテキストエンジンによりアクセス可能なものでなければならない。
本発明は、電子テキスト文書を処理し且つ作成するための方法及びコンピュータプログラムプロダクトを包含する装置を提供する。一般的に、1つの側面において、本発明は、1個又はそれ以上の参照を包含するストリングを包含する電子文書を用意し且つ参照を識別するために該ストリングを構文解析することを特徴とする。識別された参照に基づいて、キャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性及びそのキャラクタの表現に対する外観情報を定義する1組のグリフ属性を包含するグリフレットが識別される。該識別されたグリフレットに対する1個又はそれ以上のキャラクタ属性又はグリフ属性を使用して該電子文書におけるテキストを処理する。
本発明の実現において以下のうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。該ストリングは、エンコーディングスタンダードで定義された1個又はそれ以上の帯域内値を有する複数個の参照を包含することが可能である。参照を識別するために該ストリングを構文解析することは、識別された参照を定義するために複数個の帯域内値を解釈することを包含する場合がある。識別された参照を定義するために複数個の帯域内値を解釈することは、1個又はそれ以上のターゲット属性を識別することを包含する場合があり、且つ識別された参照に基づいてグリフレットを識別することは、識別されたターゲット属性に基づいて一群のグリフレットのうちで1個のグリフレットを識別することを包含する場合がある。該一群のグリフレットは、電子文書内に埋込むことが可能であり、又は電子文書の外部とすることが可能である。
一方、該複数個の帯域内値は識別したグリフレットを定義することが可能である。別の代替例においては、該複数個の帯域内値は、それから識別されたグリフレットを検索することが可能な電子文書外部の位置を識別することが可能である。
別の実現例において、該ストリングは、エンコーディングスタンダードで定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を有する1個又はそれ以上の参照を包含することが可能である。その識別された参照は、該帯域外値のうちの1個又はそれ以上を包含することが可能である。識別されたグリフレットが電子文書内に埋込まれている場合には、該1個又はそれ以上の帯域外値は、直接的に識別されたグリフレットと関連付けることが可能である。識別された参照に基づいてのグリフレットの識別は、識別された参照に基づいて1個又はそれ以上のターゲット属性を識別すること及び識別されたターゲット属性に基づいて一群のグリフレットの中で1個のグリフレットを識別することを包含することが可能である。該一群のグリフレットは、電子文書内に埋め込むことが可能であり、又は電子文書外部のものとすることが可能である。該1個又はそれ以上の帯域外値は、電子文書外部の位置を識別することが可能であり、そこから識別したグリフレットを検索することが可能である。
該1組のキャラクタ属性は、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタからなるグループから選択した1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含することが可能である。該1組のグリフ属性は、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択した1個又はそれ以上のグリフ属性を包含することが可能である。
識別したグリフレットは、電子文書外部のメモリから検索することが可能であり、且つ一群のグリフレットから検索することが可能である。一方、識別したグリフレットは、電子文書内に格納されている一群のグリフレットからのものを包含する、電子文書内に埋め込まれている格納部から検索することが可能である。
一般的に、別の側面においては、本発明は、テキスト文書を作成する方法及び装置を特徴としている。キャラクタを選択するユーザ入力が受取られ、且つ選択したキャラクタに対応するグリフレットが識別される。該グリフレットは、選択したキャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性及び選択したキャラクタを表現するグリフに対する外観情報を定義する1組のグリフ属性を包含している。識別したグリフレットに対する参照はテキスト文書内に挿入される。
本発明の実現例は以下のうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。識別したグリフレットはテキスト文書内に埋込むことが可能である。キャラクタを選択するユーザ入力は、そのキャラクタを表わすグリフ形状を選択するユーザ入力を包含することが可能である。識別したグリフレットに対する参照は、エンコーディングスタンダードにおいて定義される1個又はそれ以上の帯域内値を包含することが可能である。該1個又はそれ以上の帯域内値は、一群のグリフレットにおいて識別したグリフレットを一意的に識別する1個又はそれ以上のターゲット属性を定義することが可能である。一方、該1個又はそれ以上の帯域内値は識別したグリフレットを定義することが可能である。
識別したグリフレットに対する参照は、エンコーディングスタンダードにおいて定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を包含することが可能である。該1個又はそれ以上の帯域外値は一群のグリフレットにおいて識別したグリフレットを一意的に識別する1個又はそれ以上のターゲット属性と関連付けることが可能である。一方、その識別したグリフレットがテキスト文書内に埋め込まれている場合には、該1個又はそれ以上の帯域外値は識別したグリフレットと直接的に関連付けることが可能である。
一般的に、別の側面においては、本発明は、テキスト文書におけるキャラクタを表現する方法及び装置を特徴としている。グリフレットを識別する参照がテキスト文書内に挿入される。識別したグリフレットは、キャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性及び該キャラクタの表現に対する外観情報を定義する1組のグリフ属性を包含している。
本発明の実現例は以下のうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。識別したグリフレットはテキスト文書内に埋込むことが可能である。参照は、それから識別したグリフレットを識別することが可能な1個又はそれ以上のターゲット属性を識別すべく解釈されるエンコーディングスタンダードにおいて定義されている1個又はそれ以上の帯域内値を包含することが可能である。一方、該参照は、識別したグリフフレットを定義すべく解釈される1個又はそれ以上の帯域内値を包含することが可能である。
別の実現例において、該参照はエンコーディングスタンダードにおいて定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を包含することが可能である。該1個又はそれ以上の帯域外値は1個又はそれ以上のターゲット属性を識別することが可能であり、且つ該参照は該1個又はそれ以上のターゲット属性に基づいて一群のグリフレットからそのグリフレットを識別することが可能である。一方、その識別されたグリフレットがテキスト文書内に埋め込まれている場合には、該1個又はそれ以上の帯域外値は該識別したグリフレットと直接的に関連付けることが可能である。
該1組のキャラクタ属性は、キャラクタケース、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタからなるグループから選択した1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含することが可能である。該1組のグリフ属性は、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択した1個又はそれ以上のグリフ属性を包含することが可能である。
一般的に、別の側面においては、本発明はグリフレットを特徴としている。グリフレットは、コンピュータにより読取可能な媒体上に格納されているデータ構造である。該データ構造は、キャラクタの意味情報を定義する1個又はそれ以上のキャラクタ属性を表わすキャラクタデータ、及び該キャラクタの表現に対する外観情報を定義する1個又はそれ以上のグリフ属性を表わすグリフデータを包含している。
本発明の実現例は以下のうちの1つ又はそれ以上を包含することが可能である。該1つ又はそれ以上のキャラクタ属性は、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタからなるグループから選択した1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含することが可能である。該1個又はそれ以上のグリフ属性は、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択した1個又はそれ以上のグリフ属性を包含することが可能である。
一般的に、別の側面においては、本発明は、コンピュータによって読取可能な媒体上に格納されている電子文書を特徴としている。該電子文書は、グリフレットを識別する1個又はそれ以上の参照を包含するストリングを定義する電子データを包含している。グリフレットは、キャラクタの意味情報を定義する1個又はそれ以上のキャラクタ属性を表わす1組のキャラクタデータ、及び該キャラクタの表現に対する外観情報を定義する1個又はそれ以上のグリフ属性を表わす1組のグリフデータを包含している。
本発明の実現例は以下のうちの1個又はそれ以上を包含することが可能である。該電子文書は、更に、該ストリングにおける参照により識別される1個又はそれ以上のグリフレットの集まりを定義する電子データを包含することが可能である。参照は、それからグリフレットを識別することが可能な1個又はそれ以上のターゲット属性を識別するために解釈されるエンコーディングスタンダードにおいて定義された1個又はそれ以上の帯域内値を包含することが可能である。一方、参照は、グリフレットを定義するために解釈される1個又はそれ以上の帯域内値を包含することが可能である。
別の実現例において、参照は、エンコーディングスタンダードにおいて定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を包含することが可能である。該1個又はそれ以上の帯域外値は、1個又はそれ以上のターゲット属性を識別することが可能であり、且つ該参照は該1個又はそれ以上のターゲット属性に基づいて一群のグリフレットから1個のグリフレットを識別することが可能である。該電子データは、該ストリングにおける参照により識別される1個又はそれ以上のグリフレットの集まりを定義することが可能であり、且つ1個又はそれ以上の帯域外値は該集まりにおける1個又はそれ以上のグリフレットと直接的に関連付けることが可能である。
該1組のキャラクタ属性は、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタからなるグループから選択される1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含することが可能である。該1組のグリフ属性は、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択される1個又はそれ以上のグリフ属性を包含することが可能である。
本発明は、以下の利点のうちの1つ又はそれ以上を実現するために実施することが可能である。グリフレット(グリフ属性及びキャラクタ属性を包含している)は参照に基づいて識別することが可能であるので、テキストエンジンは、特定のエンコーディングマッピングに依存することなしに、グリフレットに関するグリフ及びキャラクタ属性情報へアクセスすることが可能である。テキストエンジンは、キャラクタセットスタンダードに対するエンコーディングマッピング内に包含される任意のグリフとしてグリフレットを完全に処理することが可能である。1組の属性に対する参照に基づいてグリフレットを識別することは、従来の1対1エンコーディングマッピングを超えてグリフに対するサーチ可能なアクセスの1つのレベルを付加する。ターゲットグリフは、フォント外部に格納することが可能である。フォントは、一群の1個又はそれ以上のグリフレットに関連して使用される場合に付加的なグリフ形状へのアクセスを有することにより拡張可能なものとさせることが可能であり、そのグリフレットはそのフォントにおけるテキストを包含する文書を処理するテキストエンジンによりアクセス可能である。フォントに関連して一群のグリフレットを使用することの能力は、付加的なグリフを包含する改訂したフォントを作成し、配布し、インストールする必要性を除去することが可能であり、そのことは、フォント製造業者にとってもユーザにとっても費用効果的であり、便利であり、且つ効率的である。
本発明の1つ又はそれ以上の実施例の詳細について添付の図面及び以下の説明において記載する。本発明のその他の特徴及び利点は該説明、図面、特許請求の範囲から明らかとなる。
キャラクタセットスタンダードにおけるキャラクタを表わすものでなく、又はフォントにおけるエンコーディング値を有しておらず、従って、キャラクタセットスタンダード内のキャラクタと関連付けされていないグリフは、時折、外字(「外来のグリフ」という意味の日本語の用語)として言及される。キャラクタセットスタンダードはエンコーディング値から外字に対する1組のキャラクタ属性に対するマッピングを包含するものではないので、外字と関連するキャラクタ属性は存在しない。現在のところ、ユーザが文書内に外字を挿入することを所望する場合には、その外字のグリフ形状の別個のグラフィック画像を作成し且つテキスト処理アプリケーションにより表示されているテキストのレイアウトにおけるギャップ内に挿入させることが可能である。グリフ形状の表示は、その外字がテキストの一部であるような幻想を与えるが、そのテキストの基礎となるストリング自身はその外字又はその外字に対する参照を包含するものではない。更に、外字は、例えば、エンコードしたキャラクタを表わすグリフが可能であるような選択、検索/置換、スペルチェック等のテキスト処理アクティビティに参加することは不可能である。何故ならば、テキスト処理アプリケーションはその外字と関連するキャラクタ属性に関する情報を有するものではないからである。外字がフォント内に包含されていない場合には、テキスト処理アプリケーションもその外字と関連するグリフ属性に関する情報を有するものではない場合がある。
キャラクタ及びグリフ属性がグリフと共に格納されている場合には、テキストエンジンはそのグリフと関連するキャラクタ及びグリフ属性を決定するためにいずれかの特定のエンコーディングに依存することは必要ではない。従って、このようなグリフは、例えそのグリフがフォントにより1組のグリフ属性へマップされておらず、且つキャラクタセットスタンダードにおける1組のキャラクタ属性にマップされていないものであっても、エンコードされたキャラクタを表わすグリフとして完全に参加することが可能である。
グリフレットは、1組のグリフ属性及び1組のキャラクタ属性である。グリフ属性は、キャラクタの表現に対する外観情報を定義し、且つグリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングを包含することが可能である。キャラクタ属性は、キャラクタの意味情報を定義し、且つ、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタを包含することが可能である。上のグリフ及びキャラクタ属性のリストはこれらだけというものではなくその他の属性も可能である。
グリフレットは、キャラクタの表現(即ち、グリフ)と関連するキャラクタ属性及びグリフ属性との間の直接的な関係を与える。キャラクタ及びグリフ属性は、対応するグリフレットの識別が既知である場合に、アクセスすることが可能である。対照的に、フォント内に包含されているグリフは、そのグリフに関連している1組のキャラクタ属性に対して間接的に関連しているに過ぎない。該キャラクタ属性は、上述した如く、キャラクタセットスタンダードにより定義されている。フォント内のグリフとキャラクタセットスタンダード内の1組のキャラクタ属性との間の関係は、キャラクタセットスタンダード及びフォントのエンコーディングマッピングを介して形成される。この関係とは別に、グリフ及び1組のキャラクタ属性は互いに独立的である。例えば、この関係が存在しない場合には、あるフォントがそのフォントを構築するために使用されるキャラクタセットスタンダードにおける対応するマッピングを有するものでない場合には、テキストエンジンはそのグリフに対するキャラクタ属性情報へアクセスすることは不可能である。アクセス可能なキャラクタ属性なしで、そのグリフはテキスト文書内のキャラクタとして完全に参加することは不可能である。
グリフレットは、キャラクタ属性及びグリフ属性、又は、例えば、ポインタ又はインデックス等のそれらに対する代わりのものを格納するデータ構造として実現することが可能である。1つの実現例において、グリフレットは、少なくとも2つのテーブル、即ちグリフ形状に対する1つとキャラクタ及びグリフ属性を包含するメタデータに対しての1つとを包含する「sfnt」(Open Type)構造型フォントとしてパッケージ化されている。このメタデータテーブルは属性キー値エントリのインデックスされたリストである。グリフレットは、そのキーが所望の属性と一致するエントリに対するメタデータリストをサーチすることにより属性に対してクエリー即ち質問することが可能である。グリフレットのメタデータは、又、プリフェッチし且つデータベースにおいてキャッシュすることが可能であり、それは各グリフレットのsfnt構造を直接的に検査するよりも一層効率的にクエリーすることが可能である。
テキスト文書内に包含されているグリフレットは、テキストストリング内に包含されている「参照」により表わすことが可能であり、テキストストリングはエンコードしたキャラクタを表わすエンコーディング値に加えて参照を包含することが可能である。グリフレットを包含する電子文書の処理は、それからグリフレットを識別することが可能な参照を認識し且つその参照を解釈してグリフレットを識別する形態とされたテキストエンジンを使用して実現することが可能であり、その点について以下に更に詳細に説明する。
それからグリフレットを識別することが可能な参照は、エンコーディングスタンダードにおいて定義されていない帯域外値とすることが可能である。例えば、参照は、エンコーディングマッピング内に包含されていないグリフレットを参照する場合にテキストエンジンにより認識可能な整数値とすることが可能である。帯域外値は、電子文書内に埋め込まれているグリフレットと直接的に関連付けることが可能である。一方、該帯域外値は、例えば、それからグリフレットをダウンロードすることが可能なサーバーへのアドレス等の、テキスト文書外部のどこでグリフレットを見付けることが可能であるかを表わす情報と関連付けることが可能である。
別の変形例において、該帯域外値は、グリフレットを一意的に識別する電子文書内に埋め込まれている1個又はそれ以上のターゲット属性と関連付けることが可能である。ターゲット属性は、それからグリフレットを識別することが可能な一群のグリフレットをクエリーするために使用されるクエリーの基礎を形成する。該一群のグリフレットは文書内に埋め込むことが可能であり、又は該一群のグリフレットを何処で見つけることが可能であるかの外部格納部を表わす情報を文書内に埋めこむことが可能である。
いずれの場合においても、テキストエンジンがグリフレットを処理するのに必要な属性情報に対してキャラクタセットスタンダード以外のどこか別の場所を探せばならないように、それからグリフレットを識別することが可能な参照として適宜の形態とされたテキストエンジンにより認識可能なものであるように参照が選択される。エンコーディングスタンダード内に包含されるエンコーディング値及び参照を包含するストリングを処理するテキストエンジンがその範囲内の整数を参照として認識し且つグリフレットとして識別するように、1個の整数又はある範囲の整数が参照として使用するためにのみ取り分けることが可能である。
別の実現例においては、参照はエンコーディングスタンダードにおいて定義されている1個又はそれ以上の帯域内値とすることが可能である。帯域内値はグリフレットを定義することが可能であり、即ち、グリフ属性及びキャラクタ属性を包含することが可能である。一方、帯域内値はテキスト文書外部の何処でグリフレットを見つけることが可能であるか、例えば、それからグリフレットをダウンロードすることが可能なサーバーへのアドレスを識別することが可能である。
別の変形例においては、帯域内値はグリフレットを識別するために使用することが可能な1個又はそれ以上のターゲット属性を定義することが可能である。帯域内値により定義されるターゲット属性はクエリーを形成するために使用することが可能である。クエリーを使用して、グリフレットを一群のグリフレットから識別することが可能であり、そのグリフレットはそのクエリーを満足する1個又はそれ以上の属性を包含している。上述したように、該一群のグリフレットは、テキスト文書内に埋め込むことが可能であり、又はテキスト文書内に埋め込まれている情報により識別される外部格納部において見つけることが可能である。
帯域内値は、例えば、1個又はそれ以上のタグ付き要素を包含するXMLストリングを包含することが可能である。タグ付き要素は、ターゲット属性を定義する属性−値の対とすることが可能である。図1は幾つかのエンコードしたキャラクタ105及びそれからグリフレットを識別することが可能な帯域内参照110を包含しているテキストストリング100の表現を示している。テキスト文書において、テキストストリング100はエンコーディング値、例えば、エンコードされたキャラクタ105及び帯域内値参照110内に包含されるエンコードされたキャラクタの各々と関連しているASCII値から形成される。例示的な目的のために、代表的なキャラクタが図1に示されている。
この例において、参照110は、それからグリフレットを識別することが可能な属性情報を包含している。例えば、キャラクタカテゴリ(charcat)属性は、「通貨記号」の値を有している。上述したように、参照110により定義された属性はクエリーを形成するために使用することが可能である。一群のグリフレットをクエリーすることが可能であり且つ該クエリーを満足する1個又はそれ以上の属性を具備するグリフレットを識別することが可能である。参照110において定義されている属性を持っているキャラクタを表わすグリフ形状は、識別したグリフレットからアクセス可能なグリフ属性情報を使用してレンダリングさせることが可能である。この例においては、ユーロ記号
Figure 0004401292
120に対するグリフ形状を、テキストストリング100内に包含されているエンコードされたキャラクタ105を表わすグリフ形状と共に、レンダリングさせ且つ例えばモニタ又はプリンタ等のディスプレイ装置により表示させることが可能である。
1個又はそれ以上のグリフレットをテキスト文書内に包含されているキャッシュ内に包含させることが可能であり、且つ、上述したように、参照はキャッシュ内のグリフレットに対するポインタ又はオフセットとすることが可能である。一方、参照はそのグリフレットを格納するメモリ内の位置に対するポインタとすることが可能である。
図2は、例えば、テキスト文書を処理するテキストエンジンを使用して、グリフレットから属性情報を検索するプロセスを示している。上述したように、テキスト文書内のストリングはエンコードしたキャラクタと関連しているエンコーディング値及びグリフレットと関連している参照の両方を包含している。第一ステップにおいて、ストリング内において参照に遭遇し且つそれからグリフレットを識別することが可能な参照であるとして認識される(ステップ205)。この認識が発生する理由は、例えば、その参照が参照用に予約されている整数範囲内の帯域外値整数であるか、又はその参照がグリフレットのターゲット属性を定義する1個又はそれ以上の帯域内値であるからである。テキストエンジンがそのグリフレットに対するキャラクタ又はグリフ属性情報を必要とする場合には、テキストエンジンはグリフレットをクエリーする(ステップ210)。そのクエリーに応答してグリフレットから属性情報が検索される(ステップ215)。例えば、テキストエンジンは、テキスト文書に対する用語索引を構築するタスクが課される場合があり、そのことは文書内の単語のカウントを必要とする。ストリングにより形成される単語を識別するために、テキストエンジンは、そのストリング内に包含されている参照により表わされるグリフレットに対するキャラクタ属性情報を検索することが必要な場合がある。例えば、テキストエンジンは、その単語を識別するためにグリフレットの発音を決定することが必要な場合がある。そのグリフレットを包含するストリングは、検索した属性情報に基づいて処理することが可能である(ステップ220)。
上述したように、参照は1個又はそれ以上のターゲット属性を識別するために使用することが可能であり、それからターゲットグリフレットを識別することが可能である。図3は1組の属性に対する参照に基づいてグリフレットを識別するプロセスを示している。例示的な目的のために、テキスト文書を処理するテキストエンジンについて考える。テキストエンジンは参照を受取り、それはエンコードされているキャラクタと関連しているエンコーディング値の間のストリング内に包含させることが可能であり、且つその参照が1組の属性が参照するものとして認識する(ステップ305)。上述したように、該参照は、例えば、参照のために予約されているある範囲の整数値内の1個の整数であるので、該参照は1組の属性を参照するものとして認識することが可能である。一方、参照は属性を特定することが可能であり、例えば、参照は1組の属性を特定するタグ付きXMLストリング(テキストストリング内に包含されている)とすることが可能である。参照と関連するグリフレットを識別するために、テキストエンジンは該参照により識別された1組の属性に基づいてクエリーを発生する(310)。
次いで、そのクエリーを満足する1個又はそれ以上の属性を包含するグリフレットを識別するために1個又はそれ以上のグリフレットからなる集まりをクエリーする(315)。2個又はそれ以上のグリフレットがクエリーを満足することが可能であり、その場合には、ユーザにはグリフレットの視覚的表現が定義され且つ選択を行なうことが促される。一方、どのグリフレットもクエリーを満足しない可能性がある。この場合には、例えば、エラーメッセージを表示することにより、又は適切である場合には、テキスト内の関連位置にデフォルトのグリフを挿入することによって、対応するグリフレットが使用可能でないことをユーザに警告すべくテキストエンジンを構成することが可能である。該一群のグリフレットは、テキスト文書内に包含されているグリフレットのキャッシュとすることが可能であり、又はテキスト文書とは別個のメモリ内に格納させることが可能である。該クエリーを満足する1個又はそれ以上の属性を包含するグリフレットが識別される(ステップ320)。次いで、テキストエンジンは、該グリフレットからの情報へアクセスしそのグリフをレンダリングし(即ち、グリフ属性)又は、そうでない場合にはそのグリフレットを処理する(即ち、キャラクタ属性)。
キャラクタセットスタンダード又はフォントからのグリフレットの独立性は、比較的簡単にテキスト処理アプリケーション内に新たなキャラクタを導入させることを可能とさせる。例示的な例として、ヨーロッパにおける共通通貨の導入について考えると、それは「ユーロ」という新たな共通の欧州通貨を表わす新たなタイポグラフィ上の記号を必要とした。殆どの既存のキャラクタセットスタンダード及びフォントはユーロを表わす記号
Figure 0004401292
を包含するものではなかった。究極的に、キャラクタセットスタンダードが変更され改訂されたキャラクタセットスタンダードに適合する新たなフォントが開発され且つ配布された。
新たなユーロ記号の導入に対する別のアプローチは、グリフ属性とキャラクタ属性とを包含する
Figure 0004401292
記号を表わすグリフレットを配布することであった。該グリフレットはオペレーティングシステムにより格納することが可能である。1つの実現例において、オペレーティングシステムにより格納されている1個又はそれ以上のこのようなグリフレットの集まりからテキスト文書において使用するのに使用可能なキャラクタを表わすメニュー又はパレットをテキストエンジンが構築することが可能である。テキストエンジンは該グリフレットをクエリーし且つ対応するメニュー項目を発生することが可能であり、それは、ユーザが示されたキャラクタを選択するために使用することが可能である。そのキャラクタはグラフィック表現、即ち対応するグリフレットから得られたグリフ属性情報に基づいてレンダリングされたグリフ形状によるか、又はキャラクタ名等のグリフレットに対して一意的な1個又はそれ以上のキャラクタ属性により表わすことが可能である。メニュー項目を選択することにより、ユーザはメニュー項目により示されるキャラクタに対応するグリフレットに対する参照をテキスト文書内に挿入することが可能である。
別の実現例においては、メニュー項目は、グリフレットと関連付けられるのではなく1個又はそれ以上のキャラクタ属性と関連付けることが可能である。メニュー項目が選択されると、1個又はそれ以上の関連するキャラクタ属性に基づいて、テキストエンジンはクエリーを発生し且つオペレーティングシステムにより格納することが可能な1個又はそれ以上のグリフレットの集まりをクエリーすることが可能である。一致が見つかると、即ち、1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含するグリフレットがクエリーを満足する場合には、グリフ形状をレンダリングするか又はそうでなければグリフレットを処理するためにグリフレットを処理することが可能である。
上述したことを例示するために、ユーロの例について検討する。図4はグリフレットに対する参照を包含するテキスト文書を作成するプロセスを示している。この例において、ワードプロセシングアプリケーションはキャラクタのメニューを有しており、それは記号のグラフィックイメージであるユーロ記号、記号の名前、即ちユーロ、又は明確にユーロを識別する何等かのその他の属性の表現を包含している(ステップ405)。例えばユーロを表わすメニュー項目をハイライトするか又はクリックすることによりユーロを選択するユーザ入力が受取られる(ステップ410)。
次いで、選択したキャラクタに対応するグリフレットが識別される(ステップ415)。例えば、メニュー項目は、そのグリフレットが格納されているメモリ位置へ追従することが可能なポインタと関連付けることが可能である。一方、1個又はそれ以上のターゲット属性をメモリ位置に格納することが可能であり、それからクエリーを形成することが可能である。クエリーはそのクエリーを満足する1個又はそれ以上の属性を有するターゲットグリフレットを識別するために一群のグリフレットをクエリーするために使用することが可能である。
グリフレットが識別されると、その識別されたグリフレットに対する参照がテキスト文書内に挿入される(ステップ420)。上述したように、該参照は帯域外値又は1個又はそれ以上の帯域内値とすることが可能である。ターゲットグリフレット内に包含されているグリフ属性からレンダリングされたグリフ形状は、テキスト文書のディスプレイ、例えばモニタ上又はプリンタにより表示させることが可能である。該参照は、その後に、ターゲットグリフレットを識別するためにテキスト文書を処理するテキストエンジンにより使用することが可能である。
異なるテキストエンジン及び異なるコンピュータを使用してテキスト文書を処理するテキスト文書の受取人はそのテキスト文書内の参照が意味のないものであることが分かり、特に、その受取人のテキストエンジンがそのグリフレットへのアクセスを有するものでない場合にそうである。この状態を回避するために、該グリフレットはテキスト文書内に埋め込むことが可能であり、従ってテキスト文書の受取人に対してアクセス可能なものとすることが可能である。別の実現例においては、該参照は、該文書を処理するテキストエンジンへ、対応するグリフレットを何処で得るかについての情報、例えば、該グリフレットをサーバーから検索することが可能なアドレスを与えることが可能である。上述したように、キャラクタセットスタンダードが改訂されると、そのキャラクタセットスタンダードの前のバージョンの下で作成されたフォントは時代遅れなものとなり且つ不完全且つ非適合なものと考えられる場合がある。フォントを改訂されたキャラクタセットスタンダードと適合させることは、該フォントを改訂し、且つ既存のフォントのユーザに対して新たなフォントを配布し且つインストールすることを必要とする。1個又はそれ以上のグリフレットを使用することにより、改訂したフォントを配布し且つフォントユーザによりインストールすることの必要性なしに、フォントによりアクセス可能なグリフ形状を拡張することが可能である。
フォントによりアクセス可能なグリフ形状を拡張するための1つのアプローチはフォントユーザに基礎となるキャラクタセットスタンダードに対してなされた変更に対する1個又はそれ以上のグリフレットの集まりを提供することである。例えば、新たなキャラクタがキャラクタセットスタンダードへ付加される場合に、新たなキャラクタに対するグリフイメージを包含する改訂したフォントを配布し且つキャラクタセットスタンダードにおける対応する新たなキャラクタの属性に対するエンコーディング値のマッピングを共有する代わりに、既存のフォントに関連して使用することが可能な該新たなキャラクタに対する新たなグリフレットをフォントユーザへ配布する。その新たなグリフレットはフォントタイプフェースに適合するのに必要な任意のスタイル特徴で該新たなキャラクタを表わすグリフ形状をレンダリングするためのグリフ属性を包含している。その新たなグリフレットは、又、新たなキャラクタに対応するキャラクタ属性を包含している。該キャラクタ属性は該新たなキャラクタに対応する改訂したキャラクタセットスタンダード内に包含されるものへ反映するが、キャラクタセットスタンダードに対するエンコーディング値マッピングによるのではなく新たなグリフレットをクエリーすることによりアクセスすることが可能である。従って、該新たなグリフレットと関連するフォントは、あたかも、該新たなキャラクタに対するグリフイメージ及びキャラクタセットスタンダードにおける該新たなキャラクタに対する対応するマッピングを包含する改訂されたフォントを使用しているかのように動作する。このように、フォントの改訂版を発行することの必要性なしに付加的なグリフ形状を容易に、迅速に、且つ廉価にアクセス可能なものとさせることが可能である。
グリフレットを使用してフォントによりアクセス可能なグリフ形状を拡張するための別のアプローチは、フォントにおける1個又はそれ以上の参照に対するマッピングを包含することである。該1個又はそれ以上の参照は、1個又はそれ以上のグリフレットを識別するために使用することが可能である。上述したように、該参照は、グリフレットと一意的に関連付けることが可能であり、又はターゲットグリフレットを識別するために使用可能な1個又はそれ以上のターゲット属性を識別することが可能である。
例示的な例として、上述した「ユーロ」を表わす新たなタイポグラフィ上の記号を導入する場合について検討する。記号
Figure 0004401292
がユーロを表わすようになる前に、新たな共通の通貨が確立されること、及び通貨を表わすために新たな記号が必要となる蓋然性があることが知られていた。従って、フォント製造業者等が、新たな通貨記号の導入により時代遅れなものとされるようなことが分かっているフォントをレリーズした期間が存在していた。ユーロ記号の表現が未だに決定されていないが、それからフォントが作成されたキャラクタセットスタンダードがユーロに対するエンコーディング値及びキャラクタ属性を包含すべく改訂されている場合がある。1つの解決策は、フォントにおいてユーロエンコーディング値から1組の属性への参照へのマッピングを包含させることであり、その属性は、後に、それからユーログリフレットを識別することが可能なクリエーを形成するために使用することが可能である。例えば、該1組の属性は「通貨記号」属性を包含することが可能である。後に、その記号が決定されると、フォント製造業者は適切な組のグリフ属性及びキャラクタ属性、例えば、値「ユーロ」を有する名前属性及び「通貨記号」属性を包含する新たなグリフレットを提供することが可能である。
図5は「ダイナミック」フォントによりアクセス可能なグリフ形状を拡張するプロセスを示している。上に例示した例を使用して、第一ステップは、「通貨記号」属性を具備するグリフレットを識別するために使用することが可能な参照に対するマッピングを包含するフォントであるダイナミックフォントを受取ることを包含している(ステップ505)。該フォントは
Figure 0004401292
に対するフォント内のグリフに対してマップされたエンコーディング値を包含するものではない。何故ならば、該フォントは、
Figure 0004401292
記号がユーロを表わすことが知られる前にレリーズされたからである。
Figure 0004401292
記号がユーロを表わすことが知られると、フォント製造業者は1組のグリフ属性及びキャラクタ属性を包含するユーロキャラクタを表わすグリフレットを作成する。そのユーログリフレットは、全く新たなフォントのインストールを必要とするのではなく、フォントのユーザへ提供され且つインストールされる(例えば、メモリ内に格納される)(ステップ510)。次いで、ユーザは、例えば、上述した如く、テキスト処理アプリケーション上のドロップダウンメニューからその記号を選択することにより、
Figure 0004401292
記号を包含するテキスト文書を作成することが可能である。該アプリケーションは、テキスト文書内にそれからユーログリフレットを識別することが可能な「通貨記号」属性等の1組の1個又はそれ以上の属性に対する参照を挿入する。
Figure 0004401292
記号を包含するテキスト文書を処理するテキストエンジンはその参照に遭遇し且つその参照が、それからグリフレットを識別することが可能な1組の属性を参照するものとして認識する。次いで、テキストエンジンは該1組の属性に基づいてクエリーを発生する(ステップ515)。キャッシュ又は一群のグリフレットがクエリーされる(ステップ520)。該テキストエンジンはそのクエリーを満足する(即ち、ある程度一致する)属性を有するものとして該一群のグリフレットからユーログリフレットを識別する(ステップ525)。次いで、該テキストエンジンは、グリフ形状、この例においては、
Figure 0004401292
記号をレンダリングし、又は、そうでない場合には、あたかもグリフがフォントのエンコーディング内に包含されており且つ基礎となるキャラクタセットスタンダードに対してマップされているかのようにそのグリフレットを処理することが可能である。
1つの実現例において、ユーロ記号の例の文脈において上述したように、それからグリフレットを識別することが可能な参照に対するマッピングから完全にフォントを形成することが可能である。そのフォントを1個又はそれ以上のグリフレットからなる集まりと関連して使用することにより、そのフォントにより参照されるグリフレットはグリフ形状をレンダリングするため又はそうでない場合にはグリフレットのキャラクタ及びグリフ属性に基づいてそのグリフレットを処理するためにアクセスすることが可能である。
テキストエンジンが最初に参照に遭遇し且つその参照に基づいてグリフレットを識別すると、該テキストエンジンはその参照と関連するグリフレットに対する識別子を格納する事が可能である。次にその参照に遭遇すると、テキストエンジンは、別のクエリーを実施する必要性無しに、格納されている識別子に基づいてそのグリフレットを識別することが可能である。例えば、そのグリフレットが名前を包含している場合には、該テキストエンジンは該グリフレットの名前を該参照と関連付けることが可能である。次にその参照に遭遇すると、該テキストエンジンは2番目のクエリーを必要とすることなしにそのグリフレットへアクセスためにそのグリフレットの名前を使用することが可能である。
フォントレンダリングシステムの文脈において上述したことを要約するために、フォントから所望のグリフ形状をレンダリングするための作業を行うフォントレンダリングシステムについて検討する。該フォントがグリフ定義に対するマッピングを包含している場合には、該システムはグリフイメージを表示する。該フォントが、それからグリフレットを識別することが可能な参照に対するマッピングを包含している場合には、該システムは該参照に基づいて該グリフレットを識別し且つグリフイメージを表示する。該参照はグリフレットか又はそれからグリフレットを識別することが可能な1組の属性のいずれかと関連付けることが可能であり、又は、上述したように、そのグリフレットを包含することが可能である。該参照が1組の属性を識別すると、該システムは該属性に基づいてクエリーを形成することが可能であり、且つそのクエリーに最も良く一致する属性を具備するグリフレットを見つけるためにグリフレットの格納部をサーチすることが可能である。該システムはそのサーチを実施するために外部メカニズムを稼動することが可能である。該外部メカニズムはそのクエリーを満足する属性を包含するグリフレットを該システムへ返す。該システムは該グリフレットをメモリ内にキャッシュし且つ該グリフイメージを表示することが可能であり、又は、そうでない場合には、該グリフ及び/又はキャラクタ属性に基づいて該グリフレットを処理することが可能である。
1つの実現例において、タイプフェースを完全にグリフレットから形成することが可能である。グリフレットを基礎としたタイプフェースは、フォントにおけるグリフ及びキャラクタセットスタンダードにおけるキャラクタに対してマップされた何等かのエンコーディング値を包含するものではない。そうではなく、該タイプフェースは、上述した如く、テキスト文書内に包含されている参照により識別することが可能な1個又はそれ以上のグリフレットの集まりから形成される。該参照は、直接的にグリフレットと関連付けることが可能であり、又はそれからグリフレットを識別することが可能な1個又はそれ以上のターゲット属性と関連付けることが可能である。このようなフォントは、しばしば変化する蓋然性のあるグリフに対して有用なものである場合がある。
本発明は、デジタル電子回路において、又はコンピュータハードウエア、ファームウエア、ソフトウエアにおいて、又はそれらの組み合わせにおいて実現することが可能である。本発明の装置は、プログラム可能なプロセッサにより実行するために機械読取可能な格納装置にタンジブルに実現させたコンピュータプログラムプロダクトで実現することが可能であり、且つ本発明の方法ステップは、入力データに関して操作を行い且つ出力を発生することにより本発明の機能を実施するための命令からなるプログラムを実行するプログラム可能なプロセッサにより実施することが可能である。本発明は、データ格納システム、少なくとも1個の入力装置、少なくとも1個の出力装置からデータ及び命令を受取り、且つそれらへデータ及び命令を送信すべく結合されている少なくとも1個のプログラム可能なプロセッサを包含するプログラム可能なシステム上で実行可能な1つ又はそれ以上のコンピュータプログラムで有益的に実現することが可能である。各コンピュータプログラムは、ハイレベル手順又はオブジェクト指向型プログラミング言語で、又は所望により、アッセンブリ又は機械言語で実現することが可能であり、且つ、いずれの場合においても、その言語はコンパイル型又はインタプリタ型の言語とすることが可能である。適宜なプロセッサは、例示として、汎用及び特別目的マイクロプロセッサの両方を包含している。通常、プロセッサはリードオンリメモリ及び/又はランダムアクセスメモリから命令及びデータを受取る。通常、コンピュータはデータファイルを格納するための1個又はそれ以上の大量記録装置を包含しており、このような装置は例えば内部ハードディスク及び着脱自在なディスク等の磁気ディスク、磁気−光学的ディスク、光学的ディスクを包含している。コンピュータプログラム命令及びデータをタンジブルに実現するのに適した格納装置は、すべての形式の非揮発性メモリを包含しており、例示として、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ装置等の半導体メモリ装置、内部ハードディスク及び着脱自在なディスク等の磁気ディスク、磁気−光学的ディスク、CD−ROMディスクを包含している。前述したもののいずれもASIC(応用特定集積回路)により補充されるか又はその中に組込むことが可能である。
ユーザとのインタラクションを与えるために、本発明は、ユーザに対して情報を表示するためのモニタ又はLCDスクリーン等のディスプレイ装置及びキーボード及びそれによりユーザがコンピュータシステムへ入力を供給することが可能なマウス又はトラックボール等のポインティング装置を有するコンピュータシステム上で実現することが可能である。該コンピュータシステムは、それを介してコンピュータプログラムがユーザと相互作用するグラフィカルユーザインターフェースを提供すべくプログラムすることが可能である。
本発明を特定の実施例について説明した。その他の実施例は、特許請求の範囲内のものである。例えば、本発明のステップは異なる順番で実施することが可能であり且つ尚且つ所望の結果を達成する。
帯域内値参照及び複数個のエンコードしたキャラクタを包含しているテキストストリングを示した概略図。 グリフレットに対する参照を包含するテキストを処理するプロセスを示したフローチャート。 1組の属性に対する参照に基づいてグリフレットを識別するプロセスを示したフローチャート。 グリフレットを包含するテキスト文書を作成するプロセスを示したフローチャート。 ダイナミックフォントにより参照されるグリフを識別するプロセスを示したフローチャート。

Claims (23)

  1. テキスト文書を作成するために、コンピュータに、
    前記コンピュータ上のどのフォントからも選択されたものではないキャラクタを選択するユーザ入力を受取る手順、
    前記選択したキャラクタに対応するグリフレットであって、前記選択したキャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性と前記選択したキャラクタを表わすグリフを含む前記選択したキャラクタの外観情報を定義する1組のグリフ属性とを包含しているグリフレットを識別する手順、
    前記グリフレットを前記テキスト文書内に埋込む手順、
    前記識別したグリフレットに対する参照であって、前記ユーザ入力により選択されたキャラクタに対するグリフレットの前記1組のキャラクタ属性と前記1組のグリフ属性とにアクセスするために使用することが可能な参照を前記テキスト文書内のテキストを画定するストリング内に挿入する手順、
    を実行させてテキスト文書を作成する方法。
  2. 請求項1において、キャラクタを選択するユーザ入力が前記キャラクタを表わすグリフ形状を選択するユーザ入力を包含している方法。
  3. 請求項1において、前記識別したグリフレットに対する参照がエンコーディングスタンダードにおいて定義された1個又はそれ以上の帯域内値を包含している方法。
  4. 請求項3において、前記1個又はそれ以上の帯域内値が一群のグリフレットにおいて前記識別したグリフレットを一意的に識別する1個又はそれ以上のターゲット属性を定義することを特徴とする方法。
  5. 請求項3において、前記1個又はそれ以上の帯域内値が前記識別したグリフレットを定義することを特徴とする方法。
  6. 請求項1において、前記識別したグリフレットに対する参照がエンコーディングスタンダードにおいて定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を包含している方法。
  7. 請求項6において、前記1個又はそれ以上の帯域外値が一群のグリフレットにおいて前記識別したグリフレットを一意的に識別する1個又はそれ以上のターゲット属性と関連している方法。
  8. 請求項6において、前記1個又はそれ以上の帯域外値が前記識別したグリフレットと直接的に関連している方法。
  9. 請求項1において、前記1組のキャラクタ属性が、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ及び表意キャラクタからなるグループから選択した1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含している方法。
  10. 請求項1において、前記1組のグリフ属性が、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイプグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択した1個又はそれ以上のグリフ属性を包含している方法。
  11. テキスト文書を処理するために、コンピュータを、
    前記テキスト文書のテキストを構成するストリングを包含している電子文書であって、前記ストリングが前記コンピュータ上のどのフォント内のどのキャラクタに対しても参照するものではないグリフに対する1個又はそれ以上の参照を包含する前記ストリングを包含している電子文書を得る手段、
    前記ストリングを構文解析させて参照を識別する手段、
    前記識別した参照に基づいて、キャラクタの意味情報を定義する1組のキャラクタ属性と前記キャラクタを表すグリフを含む前記キャラクタの外観情報を定義する1組のグリフ属性とを包含するグリフレットを識別する手段、
    前記電子文書内に埋め込まれている格納部から前記識別したグリフレットを検索する手段、
    前記電子文書におけるテキストを処理するために前記識別したグリフレットに対する1個又はそれ以上のキャラクタ属性又はグリフ属性を使用する手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  12. 請求項11において、
    前記ストリングがエンコーディングスタンダードにおいて定義されている1個又はそれ以上の帯域内値を有する複数個の参照を包含しているコンピュータプログラム。
  13. 請求項12において、参照を識別するために前記ストリングを構文解析すべく動作可能な命令が前記識別した参照を定義するために複数個の帯域内値を解釈すべく動作可能な命令を包含しているコンピュータプログラム。
  14. 請求項13において、
    前記識別した参照を定義するために複数個の帯域内値を解釈すべく動作可能な命令が、1個又はそれ以上のターゲット属性を識別すべく動作可能な命令を包含しており、且つ
    前記識別した参照に基づいてグリフレットを識別すべく動作可能な命令が前記識別したターゲット属性に基づいて一群のグリフレットの中で1個のグリフレットを識別すべく動作可能な命令を包含している、
    コンピュータプログラム。
  15. 請求項13において、前記複数個の帯域内値が前記識別したグリフレットを定義するコンピュータプログラム。
  16. 請求項13において、前記複数個の帯域内値がそこから前記識別したグリフレットを検索することが可能な前記電子文書外部の位置を識別するコンピュータプログラム。
  17. 請求項11において、前記ストリングがエンコーディングスタンダードにおいて定義されていない1個又はそれ以上の帯域外値を有する1個又はそれ以上の参照を包含しているコンピュータプログラム。
  18. 請求項17において、前記識別した参照が前記帯域外値の1個又はそれ以上を包含しているコンピュータプログラム。
  19. 請求項18において、前記1個又はそれ以上の帯域外値が直接的に前記識別したグリフレットと関連しているコンピュータプログラムプロダクト。
  20. 請求項18において、前記識別した参照に基づいてグリフレットを識別すべく動作可能な命令が、前記識別した参照に基づいて1個又はそれ以上のターゲット属性を識別し且つ前記識別したターゲット属性に基づいて一群のグリフレットの中で1個のグリフレットを識別すべく動作可能な命令を包含しているコンピュータプログラム。
  21. 請求項11において、
    前記1組のキャラクタ属性が、キャラクタケース、キャラクタカテゴリ、キャラクタ結合クラス、キャラクタ方向性、キャラクタ数値、数学的キャラクタ、キャラクタ言語、文字キャラクタ、アルファベットキャラクタ、表意キャラクタからなるグループから選択した1個又はそれ以上のキャラクタ属性を包含しているコンピュータプログラム。
  22. 請求項11において、前記1組のグリフ属性が、グリフ形状、タイポグラフィ上のウエイト、タイポグラフィ上の幅、スラント、画数、グリフメトリック、タイプフェース名、グリフベースライン、グリフカーニングからなるグループから選択した1個又はそれ以上のグリフ属性を包含しているコンピュータプログラム。
  23. 請求項15において、前記識別したグリフレットが一群のグリフレットから検索されることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2004524276A 2002-07-31 2003-07-31 グリフレット Expired - Lifetime JP4401292B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/210,512 US7639257B2 (en) 2002-07-31 2002-07-31 Glyphlets
PCT/US2003/024111 WO2004012099A2 (en) 2002-07-31 2003-07-31 Glyphlets

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005535020A JP2005535020A (ja) 2005-11-17
JP4401292B2 true JP4401292B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=31187351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004524276A Expired - Lifetime JP4401292B2 (ja) 2002-07-31 2003-07-31 グリフレット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7639257B2 (ja)
EP (1) EP1554662B1 (ja)
JP (1) JP4401292B2 (ja)
DE (1) DE60325993D1 (ja)
WO (1) WO2004012099A2 (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712024B2 (en) 2000-06-06 2010-05-04 Microsoft Corporation Application program interfaces for semantically labeling strings and providing actions based on semantically labeled strings
US7716163B2 (en) 2000-06-06 2010-05-11 Microsoft Corporation Method and system for defining semantic categories and actions
US7788602B2 (en) 2000-06-06 2010-08-31 Microsoft Corporation Method and system for providing restricted actions for recognized semantic categories
US7213265B2 (en) * 2000-11-15 2007-05-01 Lockheed Martin Corporation Real time active network compartmentalization
US7225467B2 (en) * 2000-11-15 2007-05-29 Lockheed Martin Corporation Active intrusion resistant environment of layered object and compartment keys (airelock)
US7778816B2 (en) 2001-04-24 2010-08-17 Microsoft Corporation Method and system for applying input mode bias
US7707496B1 (en) 2002-05-09 2010-04-27 Microsoft Corporation Method, system, and apparatus for converting dates between calendars and languages based upon semantically labeled strings
US7742048B1 (en) 2002-05-23 2010-06-22 Microsoft Corporation Method, system, and apparatus for converting numbers based upon semantically labeled strings
US7707024B2 (en) 2002-05-23 2010-04-27 Microsoft Corporation Method, system, and apparatus for converting currency values based upon semantically labeled strings
US7827546B1 (en) 2002-06-05 2010-11-02 Microsoft Corporation Mechanism for downloading software components from a remote source for use by a local software application
US7356537B2 (en) 2002-06-06 2008-04-08 Microsoft Corporation Providing contextually sensitive tools and help content in computer-generated documents
US7716676B2 (en) 2002-06-25 2010-05-11 Microsoft Corporation System and method for issuing a message to a program
US7209915B1 (en) 2002-06-28 2007-04-24 Microsoft Corporation Method, system and apparatus for routing a query to one or more providers
US7146643B2 (en) * 2002-10-29 2006-12-05 Lockheed Martin Corporation Intrusion detection accelerator
US20040083466A1 (en) * 2002-10-29 2004-04-29 Dapp Michael C. Hardware parser accelerator
US7080094B2 (en) * 2002-10-29 2006-07-18 Lockheed Martin Corporation Hardware accelerated validating parser
US20070061884A1 (en) * 2002-10-29 2007-03-15 Dapp Michael C Intrusion detection accelerator
US8666065B2 (en) * 2003-02-07 2014-03-04 Britesmart Llc Real-time data encryption
US7783614B2 (en) 2003-02-13 2010-08-24 Microsoft Corporation Linking elements of a document to corresponding fields, queries and/or procedures in a database
US20040172234A1 (en) * 2003-02-28 2004-09-02 Dapp Michael C. Hardware accelerator personality compiler
US7711550B1 (en) 2003-04-29 2010-05-04 Microsoft Corporation Methods and system for recognizing names in a computer-generated document and for providing helpful actions associated with recognized names
US7739588B2 (en) 2003-06-27 2010-06-15 Microsoft Corporation Leveraging markup language data for semantically labeling text strings and data and for providing actions based on semantically labeled text strings and data
US7719536B2 (en) * 2004-03-31 2010-05-18 Adobe Systems Incorporated Glyph adjustment in high resolution raster while rendering
US7992085B2 (en) 2005-09-26 2011-08-02 Microsoft Corporation Lightweight reference user interface
US7788590B2 (en) 2005-09-26 2010-08-31 Microsoft Corporation Lightweight reference user interface
FR2892885B1 (fr) * 2005-11-02 2008-01-25 Streamezzo Sa Procede de gestion de polices de caractere a l'interieur de scenes multimedia, programme d'ordinateur et terminal correspondants.
US20070115488A1 (en) * 2005-11-22 2007-05-24 International Business Machines Corporation Methods and systems for multiple encodings within a code page
US7853869B2 (en) * 2005-12-14 2010-12-14 Microsoft Corporation Creation of semantic objects for providing logical structure to markup language representations of documents
US8201088B2 (en) * 2006-07-25 2012-06-12 Monotype Imaging Inc. Method and apparatus for associating with an electronic document a font subset containing select character forms which are different depending on location
US20080068383A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-20 Adobe Systems Incorporated Rendering and encoding glyphs
JP2009294788A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム及び記録媒体
US9087337B2 (en) * 2008-10-03 2015-07-21 Google Inc. Displaying vertical content on small display devices
US9319444B2 (en) 2009-06-22 2016-04-19 Monotype Imaging Inc. Font data streaming
US8381101B2 (en) * 2009-11-16 2013-02-19 Apple Inc. Supporting platform-independent typesetting for documents
US20110258535A1 (en) * 2010-04-20 2011-10-20 Scribd, Inc. Integrated document viewer with automatic sharing of reading-related activities across external social networks
US8615709B2 (en) 2010-04-29 2013-12-24 Monotype Imaging Inc. Initiating font subsets
JPWO2012114807A1 (ja) * 2011-02-22 2014-07-07 シャープ株式会社 表示用データ生成装置
US20130215126A1 (en) * 2012-02-17 2013-08-22 Monotype Imaging Inc. Managing Font Distribution
TW201407385A (zh) * 2012-08-15 2014-02-16 Arphic Technology Co Ltd 於嵌入式設備處理字串的方法
US9817615B2 (en) 2012-12-03 2017-11-14 Monotype Imaging Inc. Network based font management for imaging devices
US9569865B2 (en) 2012-12-21 2017-02-14 Monotype Imaging Inc. Supporting color fonts
WO2014110206A2 (en) 2013-01-09 2014-07-17 Monotype Imaging Inc. Advanced text editor
EP2763051B1 (en) * 2013-01-31 2019-08-14 Google LLC Serving font glyphs
CN104182396B (zh) * 2013-05-21 2017-12-05 北大方正集团有限公司 终端、版式文档内容描述优化装置和方法
US9317777B2 (en) 2013-10-04 2016-04-19 Monotype Imaging Inc. Analyzing font similarity for presentation
JP5974024B2 (ja) * 2014-01-18 2016-08-23 株式会社モリサワ フォント配信システム、及びフォント配信方法
US9691169B2 (en) 2014-05-29 2017-06-27 Monotype Imaging Inc. Compact font hinting
US10115215B2 (en) 2015-04-17 2018-10-30 Monotype Imaging Inc. Pairing fonts for presentation
US11537262B1 (en) 2015-07-21 2022-12-27 Monotype Imaging Inc. Using attributes for font recommendations
IN2015CH05327A (ja) * 2015-10-05 2015-10-16 Wipro Ltd
US11334750B2 (en) 2017-09-07 2022-05-17 Monotype Imaging Inc. Using attributes for predicting imagery performance
US10909429B2 (en) 2017-09-27 2021-02-02 Monotype Imaging Inc. Using attributes for identifying imagery for selection
US11657602B2 (en) 2017-10-30 2023-05-23 Monotype Imaging Inc. Font identification from imagery
US11960818B2 (en) * 2022-08-23 2024-04-16 Adobe Inc. Automatic detection and removal of typographic rivers in electronic documents

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6390994A (en) * 1993-04-05 1994-10-24 Taligent, Inc. Font selection system
US5748975A (en) * 1995-07-06 1998-05-05 Sun Microsystems, Inc. System and method for textual editing of structurally-represented computer programs with on-the-fly typographical display
US5926189A (en) * 1996-03-29 1999-07-20 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for typographic glyph construction including a glyph server
US5877776A (en) * 1996-04-26 1999-03-02 Apple Computer, Inc. Method and system for supporting multiple font formats by a font scaler sub-system
US6952210B1 (en) * 1997-12-05 2005-10-04 Adobe Systems Incorporated Method of generating multiple master typefaces containing kanji characters
US6678410B1 (en) * 1999-02-17 2004-01-13 Adobe Systems Incorporated Generating a glyph
JP2000311160A (ja) 1999-04-27 2000-11-07 Ntt Data Corp 電子文書の交換方法、システム及び記録媒体
US7188313B2 (en) * 2001-10-03 2007-03-06 Hallmark Cards, Incorporated Context sensitive font generation

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004012099A3 (en) 2004-12-16
DE60325993D1 (de) 2009-03-12
US7639257B2 (en) 2009-12-29
US20040025118A1 (en) 2004-02-05
EP1554662B1 (en) 2009-01-21
WO2004012099A2 (en) 2004-02-05
EP1554662A2 (en) 2005-07-20
JP2005535020A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4401292B2 (ja) グリフレット
US7823061B2 (en) System and method for text segmentation and display
RU2316814C2 (ru) Способ выбора шрифта
US20080303822A1 (en) Font metadata
US7519900B2 (en) System and method for processing digital annotations
US7584188B2 (en) System and method for searching and matching data having ideogrammatic content
US7707139B2 (en) Method and apparatus for searching and displaying structured document
JP4585039B2 (ja) アプリケーションからの視覚的形式の情報をデータベースに格納しデータベースから検索する情報格納および検索システム
US20030217071A1 (en) Data processing method and system, program for realizing the method, and computer readable storage medium storing the program
US20220222292A1 (en) Method and system for ideogram character analysis
US8127279B2 (en) Systems and methods for graphical indexer operation on documents with SOSI characters
JP2006227914A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、プログラム、記憶媒体
JP5326781B2 (ja) 抽出規則作成システム、抽出規則作成方法及び抽出規則作成プログラム
JP3071703B2 (ja) 表作成装置およびその方法
JP2008210229A (ja) 知的財産情報検索装置、知的財産情報検索方法及び知的財産情報検索プログラム
JP2017068307A (ja) 情報検索装置及びその制御方法、情報検索用プログラム
WO2019108464A1 (en) Preview of downloadable fonts
JPH08115330A (ja) 類似文書検索方法および装置
JP4906044B2 (ja) 情報検索装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、並びに、記憶媒体
JP2008009606A (ja) 電子書籍閲覧装置
JP2006039811A (ja) ドキュメント管理プログラム、ドキュメント管理方法、及びドキュメント管理装置
JP2006301809A (ja) データ処理システム
JP2005208687A (ja) 多言語文書処理装置及びプログラム
CN116149629A (zh) 编辑代码的方法和装置
JP2002082804A (ja) 動的識別子情報を利用するエディタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4401292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term