JP2004110267A - テスト実行装置、方法およびプログラム - Google Patents

テスト実行装置、方法およびプログラム Download PDF

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Satoyuki Yamaguchi
山口 聡之
Chikashi Kosaka
小坂 史
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Abstract

【課題】GUIを含むソフトウェアの自動テストを容易に且つ確実に行うことが可能なテスト実行装置、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】状態DBはGUI部の状態を保存し、操作DBはテストを実行する際にユーザが指定するユーザシーケンスと、ユーザシーケンスが手順通りに実行するために補完される補完シーケンスとを保存し、ユーザシーケンスの実行手順をユーザシーケンス実行手順部に保存する。そして、シーケンス実行部はユーザシーケンスの実行手順に従ってユーザシーケンスを実行する際に、状態確認部でGUI部の状態を確認し、確認したGUI部の状態の元でユーザシーケンスが実行できる場合は、ユーザシーケンスを実行し、確認したGUI部の状態の元でユーザシーケンスが実行できない場合、補完部で補完した補完シーケンスを実行した後に、ユーザシーケンスを実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テスト実行装置、方法およびプログラムに関し、特に、GUIを含むソフトウェアのテストの自動化を実現するテスト実行装置、方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウス等のポインティングデバイスによって行うことができるGUI(Graphical User Interface)をベースとしたソフトウェアが主流となり、最近ではGUIを利用するための基本的なプログラムをOS(Operating System)が提供することにより、アプリケーションソフトの操作感の統一および開発負担の軽減等が図れている。
【0003】
そして、ソフトウェアの開発段階においては、作成したソフトウェアが仕様通りに動作するかを確認するためのテストが行われ、従来、人手によりマウス若しくはキーボード等の操作を行うことで、テストを実行していた。更に、人手によるテストの実行の手間を省くために、最近では、テストの自動化を実現するために、自動テストが提案されている。
【0004】
ここで、従来利用されてきた自動テストは、テスト実行時の人手によるマウス若しくはキーボード等の操作手順を一旦記録し、記録した操作手順を再現することで、テストを実行するという記録再現型がほとんどであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、記録再生型では、記録した操作手順でしか再現できないため、全てのテストについて予め操作手順を入力しなければならなかった。更に、GUIの機能が複雑になるに連れ、操作によって動的に変化するウィンドウの配置および種類との組み合わせが莫大になるため、入力する操作の組み合わせも莫大になり、全ての操作の組み合わせを漏れなく入力することは困難であるという問題がある。
【0006】
また、記録再生型では、記録した操作手順の通りに実行することしかできないため、テスト実行時に何らかの不具合が発生してしまうと、テストの実行を中止してしまうので、結局テスト実行時には誰かがテストを監視しなければならないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、GUIを含むソフトウェアの自動テストを容易に且つ確実に行うことが可能なテスト実行装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行方法において、前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の状態属性を定義し、前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを定義するとともに、該ユーザシーケンスおよび該補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定し、前記ソフトウェアのテストを行う際に、該ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認し、該確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行可能か否か前記状態属性変化情報に基づいて確認し、前記ユーザシーケンスが実行不可能な場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、該検索した補完シーケンスを実行した後に該ユーザシーケンスを実行することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記状態属性変化情報として、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索し、該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返すことを特徴とする。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行する手順のテストを行う際に、該第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンス若しくは補完シーケンスが実行不可能な場合、該第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、該検索した補完シーケンスを実行した後に該第2のユーザシーケンス群を実行することを特徴とする。
【0012】
また、請求項5の発明は、GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行装置において、前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の状態属性を記憶する状態属性記憶手段と、前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを記憶するシーケンス記憶手段と、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定する状態属性変化情報設定手段と、前記ソフトウェアのテストとして、複数のユーザシーケンスの実行手順を設定する実行手順設定手段と、前記実行手順設定手段で設定した複数のユーザシーケンスの実行手順に従ってユーザシーケンスを実行するシーケンス実行手段と、前記ユーザシーケンス実行手段がユーザシーケンスを実行する際に、前記ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認する状態属性確認手段と、前記状態属性確認手段で確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行不可能である場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて補完する補完手段とを具備し、前記シーケンス実行手段は、補完手段で補完された補完シーケンスを実行した後に前記ユーザシーケンスを実行することを特徴とする。
【0013】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記状態属性変化情報設定手段は、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記補完手段は、
前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索し、該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返すことを特徴とする。
【0015】
また、請求項8の発明は、請求項5の発明において、第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行するテストの際に、第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンス若しくは補完シーケンスが実行不可能な場合、前記補完手段は、前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、前記シーケンス実行手段は、第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、前記補完手段で検索した補完シーケンスを実行した後に該第2のユーザシーケンスを実行することを特徴とする。
【0016】
また、請求項9の発明は、GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行プログラムにおいて、前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の状態属性を定義する処理と、前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを定義するとともに、該ユーザシーケンスおよび該補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定する処理と、前記ソフトウェアのテストを行う際に、該ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認する処理と、該確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行可能か否か前記状態属性変化情報に基づいて確認する処理と、前記ユーザシーケンスが実行不可能な場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索する処理と、該検索した補完シーケンスを実行した後に該ユーザシーケンスを実行する処理とをコンピュータに動作させることを特徴とする。
【0017】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記状態属性変化情報として、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定することを特徴とする。
【0018】
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索する処理と、該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返す処理とをコンピュータに動作させることを特徴とする。
【0019】
また、請求項12の発明は、請求項9の発明において、第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行する手順のテストを行う際に、該第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンスもしくは補完シーケンスが実行不可能な場合、前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索する処理と、前記第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスを実行する処理とをコンピュータに動作させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるテスト実行装置、方法およびプログラムの実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係わるテスト実行装置1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図1に示すように、テスト実行装置1は、入力部2、状態DB3、操作DB4、ユーザシーケンス実行手順部5、シーケンス実行部6、状態確認部7、補完部8から構成されている。
【0023】
ここで、状態DB3はソフトウェアのGUI部に関する状態を保存し、操作DB4はテストを実行する際にユーザが指定するユーザシーケンスと、ユーザシーケンスが手順通りに実行するために補完される補完シーケンスとを保存する。なお、ユーザは入力部2でGUI部の状態、ユーザシーケンスおよび補完シーケンスを作成して状態DB3または操作DB4に保存する。
【0024】
ユーザは、実行するテストに基づいてユーザシーケンスの実行手順を入力部2からユーザシーケンス実行手順部5に入力する。
【0025】
そして、シーケンス実行部6はユーザシーケンス実行手順部5から指示されるユーザシーケンスの実行手順に従ってユーザシーケンスを実行する。なお、ユーザシーケンスを実行する際に、状態確認部7でGUI部の状態を確認し、確認したGUI部の状態の元でユーザシーケンスが実行できる場合は、ユーザシーケンスを実行し、また、確認したGUI部の状態の元でユーザシーケンスが実行できない場合、補完部8で補完した補完シーケンスを実行した後に、ユーザシーケンスを実行する。
【0026】
図2は、本実施例におけるGUI部の状態、シーケンスおよびシーケンス要素について詳細に説明する図である。
【0027】
本実施例において、図2に示すように、「S1」、「S2」、「S3」、「S4」および「S5」をシーケンス要素とし、順番のある一連のシーケンス要素の集合をシーケンスとしている。
【0028】
そして、シーケンス要素を実行する度に、実行の対象となるソフトウェアのGUI部に関する状態は変化していく。例えば、図2のように、初めGUI部の状態が「状態A」だとすると、「状態A」の元でシーケンス要素「S1」を実行することで「状態B」に変化し、「状態B」の元でシーケンス要素「S2」を実行することで「状態C」に変化し、「状態C」の元でシーケンス要素「S3」を実行することで「状態D」に変化し、「状態D」の元でシーケンス要素「S4」を実行することで「状態E」に変化し、「状態E」の元でシーケンス要素「S5」を実行することで「状態F」に変化している。
【0029】
ここで、シーケンス要素を実行するための前提とする状態を「PRE状態」とし、シーケンス要素を実行した後の状態を「POST状態」とし、各シーケンス要素に状態変化の情報として「PRE状態」と「POST状態」とを付加する。これは、図2のように、シーケンス要素「S1」には、「PRE状態=状態A」、「POST状態=状態B」、「SEQ1」という操作を実行するという情報が付加され、また、シーケンス要素「S2」には、「PRE状態=状態B」、「POST状態=状態C」、「SEQ2」という操作を実行するという情報が付加され、また、シーケンス要素「S3」には、「PRE状態=状態C」、「POST状態=状態D」、「SEQ3」という操作を実行するという情報が付加され、また、シーケンス要素「S4」には、「PRE状態=状態D」、「POST状態=状態E」、「SEQ4」という操作を実行するという情報が付加され、また、シーケンス要素「S5」には、「PRE状態=状態E」、「POST状態=状態F」、「SEQ5」という操作を実行するという情報が付加されている。なお、「PRE状態」がGUI部の状態と一致しなければ、シーケンス要素を実行することはできない。
【0030】
次に、ユーザシーケンスを実行する際に補完シーケンスを補完する処理について詳細に説明する。
【0031】
図3は、状態DB3に保存されたGUI部の状態の一例、および操作DB4に保存されたユーザシーケンスおよび補完シーケンスの一例を示す図である。
【0032】
図3に示すように、状態DB3には「状態A」、「状態B」、「状態C」、「状態D」、「状態E」および「状態F」が保存され、操作DB4にはユーザシーケンスである「USER SEQ1」および「USER SEQ2」、補完シーケンスである「補完SEQ1」、「補完SEQ2」および「補完SEQ3」が保存されている。
【0033】
ここで、「USER SEQ1」は「PRE状態=状態C」なので、GUI部の状態が「状態C」でなければ、「USER SEQ1」を実行することはできず、また、「USER SEQ2」は「PRE状態=状態E」なので、GUI部の状態が「状態E」でなければ、「USER SEQ2」を実行することはできない。
【0034】
また、「補完SEQ1」は「PRE状態=状態A」、「POST状態=状態B」であり、「補完SEQ2」は「PRE状態=状態B」、「POST状態=状態C」であり、「補完SEQ3」は「PRE状態=状態D」、「POST状態=状態E」である。
【0035】
図4は、ユーザシーケンスを手順通りに実行するために、補完シーケンスを補完する処理を示す図である。
【0036】
GUI部の状態が「状態A」である際に、「USER SEQ1」から「USER SEQ2」の手順でテストを実行する(図4(a)参照)。しかし、「USER SEQ1」は「PRE状態=状態C」なので、「状態A」の元では「USER SEQ1」を実行することはできない。
【0037】
そこで、「POST状態=状態C」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「USER SEQ1」の実行の前に、「POST状態=状態C」である「補完SEQ2」の実行を仮決定する。しかし、「補完SEQ2」は「PRE状態=状態B」なので、「状態A」の元では「補完SEQ2」を実行することはできないため、「POST状態=状態B」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「補完SEQ2」の実行の前に、「POST状態=状態B」である「補完SEQ1」の実行を仮決定する。ここで、「補完SEQ1」は「PRE状態=状態A」なので、「状態A」の元で「補完SEQ1」を実行することができる(図4(b)参照)。
【0038】
そして、「状態A」の元で「補完SEQ1」を実行すると、GUI部の状態が「状態B」に変化する。
【0039】
同様に、「POST状態=状態C」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「USER SEQ1」の実行の前に、「POST状態=状態C」である「補完SEQ2」の実行を仮決定し、「補完SEQ2」は「PRE状態=状態B」なので、「状態B」の元で「補完SEQ2」を実行する。
【0040】
そして、GUI部の状態が「状態C」に変化し、次に「状態C」の元で「USER SEQ1」を実行すると、GUI部の状態が「状態D」に変化する(図4(c)参照)。
【0041】
ここで、GUI部の状態が「状態D」である際に、「USER SEQ2」の実行を試みるも、「USER SEQ2」は「PRE状態=状態E」なので、「状態D」の元では「USER SEQ2」を実行することはできない。
【0042】
そこで、「POST状態=状態E」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「USER SEQ2」の実行の前に、「POST状態=状態E」である「補完SEQ3」の実行を仮決定する。ここで、「補完SEQ3」は「PRE状態=状態D」なので、「状態D」の元で「補完SEQ3」を実行することができる(図4(d)参照)。
【0043】
そして、「状態D」の元で「補完SEQ3」を実行すると、GUI部の状態が「状態E」に変化し、次に「状態E」の元で「USER SEQ2」を実行すると、GUI部の状態が「状態F」に変化する(図4(e)参照)。
【0044】
以上のように、「USER SEQ1」の実行の前に「補完SEQ1」および「補完SEQ2」を補完し、「USER SEQ2」の実行の前に「補完SEQ3」を補完することで、ユーザシーケンスを手順通りに実行することできる。
【0045】
次に、ユーザシーケンスを実行する際に行う処理手順について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
ユーザシーケンスの実行手順(一連のユーザシーケンス群)を入力し(ステップS501)、テストが開始すると、次に実行するユーザシーケンスを取り出す(ステップS502)。現在のGUI部の状態を確認し(ステップS503)、確認したGUI部の状態がユーザシーケンスの「PRE状態」と一致するか否か確認する(ステップS504)。
【0047】
ここで、現在のGUI部の状態がユーザシーケンスの「PRE状態」と一致しない場合(ステップS504でNO)、操作DBから「POST状態」がユーザシーケンスの「PRE状態」と一致する補完シーケンスを検索し(ステップS505)、検索した補完シーケンスの「PRE状態」が現在のGUI部の状態と一致するか否か確認する(ステップS506)。
【0048】
ここで、現在のGUI部の状態が補完シーケンスの「PRE状態」と一致しない場合(ステップS506でNO)、操作DBから「POST状態」が補完シーケンスの「PRE状態」と一致する補完シーケンスを検索し(ステップS507)、ステップ507に戻り、検索した補完シーケンスの「PRE状態」が現在のGUI部の状態と一致するか否か確認する。
【0049】
また、現在のGUI部の状態が補完シーケンスの「PRE状態」と一致する場合(ステップS506でYES)、検索した補完シーケンスを実行し(ステップS508)、ステップS503に戻る。
【0050】
また、ステップS504において、現在のGUI部の状態がユーザシーケンスの「PRE状態」と一致する場合(ステップS504でYES)、ユーザシーケンスを実行し(ステップS509)、未実行のユーザシーケンスが存在すれば(ステップS510でNO)、ステップS502に戻る。
【0051】
また、ステップS510において、未実行のユーザシーケンスが存在しなければ(ステップS510でYES)、処理手順を終了する。
【0052】
次に、何らかの理由でユーザシーケンスが実行不可能になってしまった場合、実行不可能なユーザシーケンスをスキップする際に行う処理について詳細に説明する。
【0053】
図6は、実行不可能なユーザシーケンスをスキップするために、補完シーケンスを補完する処理を示す図である。
【0054】
GUI部の状態が「状態A」である際に、ユーザシーケンス群▲1▼の「USERSEQ1」、「USER SEQ2」、および、ユーザシーケンス群▲2▼の「USER SEQ3」の手順でテストを実行しようと試みる(図6(a)参照)。
【0055】
そして、「状態A」の元で「USER SEQ1」を実行すると、GUI部の状態が「状態B」に変化する(図6(b)参照)。
【0056】
ここで、「USER SEQ2」が何らかの理由で実行不可能な場合、「USER SEQ2」をスキップしてユーザシーケンス群▲2▼の最初のユーザシーケンスである「USER SEQ3」を実行しようと試みるものの、「USER SEQ3」は「PRE状態=状態D」なので、「状態B」の元では「USER SEQ3」を実行することはできない。そこで、「POST状態=状態D」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「USER SEQ3」の実行の前に、「POST状態=状態D」である「補完SEQ2」の実行を仮決定する。しかし、「補完SEQ2」は「PRE状態=状態C」なので、「状態B」の元では「補完SEQ2」を実行することはできないため、「POST状態=状態C」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「補完SEQ2」の実行の前に、「POST状態=状態C」である「補完SEQ1」の実行を仮決定する。ここで、「補完SEQ1」は「PRE状態=状態B」なので、「状態B」の元で「補完SEQ1」を実行することができる(図6(c)参照)。
【0057】
そして、「状態B」の元で「補完SEQ1」を実行すると、GUI部の状態が「状態C」に変化し、同様に補完処理を実施した後に「状態C」の元で「補完SEQ2」を実行すると、GUI部の状態が「状態D」に変化し、次に「状態D」の元で「USER SEQ3」を実行すると、GUI部の状態が「状態E」に変化する(図6(d)参照)。
【0058】
以上のように、ユーザシーケンス群▲1▼の途中の「USER SEQ2」が実行不可能になっても、「USER SEQ3」の実行の前に「補完SEQ1」および「補完SEQ2」を補完し、「USER SEQ2」をスキップして「USER SEQ3」の実行に移れることができ、後のユーザシーケンス群の実行を停止することなく一連のテストにおけるユーザシーケンスを手順通りに実行することできる。また、実行できたユーザシーケンスとスキップしたユーザシーケンスをログ等に記憶しておくことで、テスト実行者はそのログを見て、テストの解析を容易に行うことが可能になる。
【0059】
次に、実行不可能なユーザシーケンスをスキップする際に行う処理手順について図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図5のフローチャートにおけるステップS509の処理が開始すると、図7のフローチャートが開始する。
【0060】
ユーザシーケンスが実行可能か否か確認し(ステップS701)、ユーザシーケンスが実行不可能な場合(ステップS701でNO)、次のユーザシーケンス群が存在するか否か確認する(ステップS702)。
【0061】
ここで、次のユーザシーケンス群が存在する場合(ステップS702でYES)、次のユーザシーケンスの「PRE状態」を確認し(ステップS703)、操作DBから「POST状態」が次のユーザシーケンスの「PRE状態」と一致する補完シーケンスを検索し(ステップS704)、検索した補完シーケンスの「PRE状態」が現在のGUI部の状態と一致するか否か確認する(ステップS705)。
【0062】
ここで、現在のGUI部の状態が補完シーケンスの「PRE状態」と一致しない場合(ステップS705でNO)、操作DBから「POST状態」が補完シーケンスの「PRE状態」と一致する補完シーケンスを検索し(ステップS706)、ステップ705に戻り、検索した補完シーケンスの「PRE状態」が現在のGUI部の状態と一致するか否か確認する。
【0063】
また、現在のGUI部の状態が補完シーケンスの「PRE状態」と一致する場合(ステップS705でYES)、検索した補完シーケンスを実行し(ステップS707)、次のユーザシーケンスを実行し(ステップS708)、処理手順を終了する。
【0064】
また、ステップS701において、ユーザシーケンスが実行可能な場合(ステップS701でYES)、ユーザシーケンスを実行し(ステップS709)、処理手順を終了する。
【0065】
また、ステップS702において、次のユーザシーケンス群が存在しない場合(ステップS702でNO)、実行不可能なユーザシーケンスをスキップし、処理手順を終了する。
【0066】
次に、ユーザシーケンスを実行する際に、補完シーケンスを補完する処理について具体的な実施例を参照して詳細に説明する。ここで、ある文書作成ソフトウェア(以後、Applicationと呼ぶ)で作成した文書を印刷するというテストを具体的な実施例とする。
【0067】
図8は、状態DB3に保存されたGUI部の状態の具体例、および操作DB4に保存されたユーザシーケンスおよび補完シーケンスの具体例を示す図である。
【0068】
図8に示すように、状態DB3には「Application画面がCLOSE」、「Application画面がOPEN」、「ファイル選択画面がOPEN」、「印刷画面がOPEN」および「プリンタドライバがOPEN」が保存され、操作DB4にはユーザシーケンスである「文書”xx”を開く」、「印刷実施」および「用紙サイズ”A4”に設定」、補完シーケンスである「Applicationを起動する」、「印刷画面を開く」、「プリンタドライバを閉じる」、「ファイル選択画面を開く」および「プリンタドライバを開く」が保存されている。
【0069】
図9は、ユーザシーケンスの実行手順を示す図である。
【0070】
図9に示すように、GUI部の状態が「Application画面がCLOSE」である際に、「文書”xx”を開く」、「用紙サイズ”A4”に設定」、「印刷実施」の手順で実行する。
【0071】
図10は、ユーザシーケンスを手順通りに実行するために、補完シーケンスを補完する処理の具体例を示す図である。
【0072】
GUI部の状態が「Application画面がCLOSE」である際に、ユーザシーケンスである「文書”xx”を開く」の実行を試みるも、「文書”xx”を開く」は「PRE状態=ファイル選択画面がOPEN」なので、「Application画面がCLOSE」の元では「文書”xx”を開く」を実行することはできない。
【0073】
そこで、「POST状態=ファイル選択画面がOPEN」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「文書”xx”を開く」の実行の前に、「POST状態=ファイル選択画面がOPEN」である「ファイル選択画面を開く」の実行を仮決定する。しかし、「ファイル選択画面を開く」は「PRE状態=Application画面がOPEN」なので、「Application画面がCLOSE」の元では「ファイル選択画面を開く」を実行することはできない。
【0074】
そこで、「POST状態=Application画面がOPEN」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「ファイル選択画面を開く」の実行の前に、「POST状態=Application画面がOPEN」である「Applicationを起動する」の実行を仮決定する。ここで、「Applicationを起動する」は「PRE状態=Application画面がCLOSE」なので、「Application画面がCLOSE」の元で「Applicationを起動する」を実行することができる。
【0075】
同様に補完操作により「Application画面がCLOSE」の実行を仮決定し、「Application画面がCLOSE」の元で「Applicationを起動する」を実行すると、GUI部の状態が「Application画面がOPEN」に変化し、次に「Application画面がOPEN」の元で「ファイル選択画面を開く」を実行すると、GUI部の状態が「ファイル選択画面がOPEN」に変化する。そして、「ファイル選択画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「文書”xx”を開く」を実行することができ、「文書”xx”を開く」を実行すると、GUI部の状態が「Application画面がOPEN」に変化する。
【0076】
ここで、GUI部の状態が「Application画面がOPEN」である際に、「用紙サイズ”A4”に設定」の実行を試みるも、「用紙サイズ”A4”に設定」は「PRE状態=プリンタドライバがOPEN」なので、「Application画面がOPEN」の元では「用紙サイズ”A4”に設定」を実行することはできない。
【0077】
そこで、「POST状態=プリンタドライバがOPEN」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「用紙サイズ”A4”に設定」の実行の前に、「POST状態=プリンタドライバがOPEN」である「プリンタドライバを開く」の実行を仮決定する。しかし、「プリンタドライバを開く」は「PRE状態=印刷画面がOPEN」なので、「Application画面がOPEN」の元では「プリンタドライバを開く」を実行することはできない。
【0078】
そこで、「POST状態=印刷画面がOPEN」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「プリンタドライバを開く」の実行の前に、「POST状態=印刷画面がOPEN」である「印刷画面を開く」の実行を仮決定する。ここで、「印刷画面を開く」は「PRE状態=Application画面がOPEN」なので、「Application画面がOPEN」の元で「印刷画面を開く」を実行することができる。
【0079】
同様に補完操作により「印刷画面を開く」の実行を仮決定し、「Application画面がOPEN」の元で「印刷画面を開く」を実行すると、GUI部の状態が「印刷画面がOPEN」に変化し、次に「印刷画面がOPEN」の元で「プリンタドライバを開く」を実行すると、GUI部の状態が「プリンタドライバがOPEN」に変化する。そして、「プリンタドライバがOPEN」の元でユーザシーケンスである「用紙サイズ”A4”に設定」を実行することができ、「用紙サイズ”A4”に設定」を実行し、GUI部の状態は「プリンタドライバがOPEN」のままである。
【0080】
ここで、GUI部の状態が「プリンタドライバがOPEN」である際に、「印刷実施」の実行を試みるも、「印刷実施」は「PRE状態=印刷画面がOPEN」なので、「プリンタドライバがOPEN」の元では「印刷実施」を実行することはできない。
【0081】
そこで、「POST状態=印刷画面がOPEN」である補完シーケンスを操作DBから検索し、「印刷実施」の実行の前に、「POST状態=印刷画面がOPEN(=プリンタドライバがCLOSE)」である「プリンタドライバを閉じる」の実行を仮決定する。ここで、「プリンタドライバを閉じる」は「PRE状態=プリンタドライバがOPEN」なので、「プリンタドライバがOPEN」の元で「プリンタドライバを閉じる」を実行することができる。
【0082】
そして、「プリンタドライバがOPEN」の元で「プリンタドライバを閉じる」を実行すると、GUI部の状態が「印刷画面がOPEN」に変化する。そして、「印刷画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「印刷実施」を実行することができ、「印刷実施」を実行し、テストは終了する。
【0083】
次に、図10で記述したユーザシーケンスを手順通りに実行するための補完シーケンスを補完する処理においての実際のGUI部の操作について説明する。
【0084】
図11は、ユーザシーケンスの実行手順の入力の一例を示す図である。
【0085】
図11に示すように、1番目の実行手順の操作の項目9に、「文書を開く」の操作が入力され、1番目の実行手順の値の項目10には、開く文書として「xx」が入力され、1番目のユーザシーケンスとして「文書”xx”を開く」が決定し、2番目の実行手順の操作の項目11に、「用紙サイズを設定」の操作が入力され、2番目の実行手順の値の項目12には、用紙サイズとして「A4」が入力され、2番目のユーザシーケンスとして「用紙サイズ”A4”を設定」が決定し、3番目の実行手順の操作の項目13に、「印刷実施」の操作が入力され、3番目のユーザシーケンスとして「印刷実施」が決定する。
【0086】
以上のように、ユーザシーケンスの実行手順を容易に入力することができる。
【0087】
図12は、図10におけるGUI部の状態が「Application画面がCLOSE」の元で補完シーケンスである「Applicationを起動する」を実行している際の操作を示す図である。
【0088】
図12に示すように、マウス等のポインティングデバイス14(以後、マウスと呼ぶ)により、「スタート」15をクリックし、「プログラム」16をクリックし、「Application」17をクリックすることで、Applicationが起動してApplication画面が開く。
【0089】
そして、Application画面が開くと、「ファイル選択画面を開く」の補完シーケンスが実行され、ファイル選択画面が開く。
【0090】
図13は、図10におけるGUI部の状態が「ファイル選択画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「文書”xx”を開く」を実行している際の操作を示す図である。
【0091】
図13に示すように、マウス14により、Application画面18に表示されたファイル選択画面19上の「xx」の文書名20を選択し、「開く」ボタン21をクリックすることで、文書”xx”が開くとともに、ファイル選択画面19が閉じる。
【0092】
図14は、図10におけるGUI部の状態が「Application画面がOPEN」の元で補完シーケンスである「印刷画面を開く」を実行している際の操作を示す図である。
【0093】
図14に示すように、文書”xx”22が表示され、マウス14により、「ファイル」23をクリックし、「印刷」24をクリックすることで、印刷画面が開く。
【0094】
図15は、図10におけるGUI部の状態が「印刷画面がOPEN」の元で補完シーケンスである「プリンタドライバを開く」を実行している際の操作を示す図である。
【0095】
図15に示すように、マウス14により、印刷画面25上の「プロパティ」のボタン26をクリックすることで、プリンタドライバが開く。
【0096】
図16は、図10におけるGUI部の状態が「プリンタドライバがOPEN」の元でユーザシーケンスである「用紙サイズ”A4”に設定」を実行した後、補完シーケンスである「プリンタドライバを閉じる」を実行している際の操作を示す図である。
【0097】
図16に示すように、マウス14により、プリンタドライバ27上の「用紙サイズ」のコンボボックス28を「A4 210×297 mm」に設定し、「OK」のボタン29をクリックすることで、プリンタドライバ27が閉じる。
【0098】
図17は、図10におけるGUI部の状態が「印刷画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「印刷実施」を実行している際の操作を示す図である。
【0099】
図17に示すように、マウス14により、印刷画面25上の「OK」のボタン30をクリックすることで、印刷が開始され、テストが終了する。
【0100】
なお、上記実施例で説明したテスト実行装置と同様の動作を行うことが可能なテスト実行プログラムを、一般的なPC(Personal Computer)にインストールする構成でも適用可能である。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、GUIを含むソフトウェアの自動テストを容易に且つ確実に行うことを可能にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるテスト実行装置1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるGUI部の状態、シーケンスおよびシーケンス要素について詳細に説明する図である。
【図3】状態DB3に保存されたGUI部の状態の一例、および操作DB4に保存されたユーザシーケンスおよび補完シーケンスの一例を示す図である。
【図4】ユーザシーケンスを手順通りに実行するために、補完シーケンスを補完する処理を示す図である。
【図5】ユーザシーケンスを実行する際に行う処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実行不可能なユーザシーケンスをスキップするために、補完シーケンスを補完する処理を示す図である。
【図7】実行不可能なユーザシーケンスをスキップする際に行う処理手順を示すである。
【図8】状態DB3に保存されたGUI部の状態の具体例、および操作DB4に保存されたユーザシーケンスおよび補完シーケンスの具体例を示す図である。
【図9】ユーザシーケンスの実行手順を示す図である。
【図10】ユーザシーケンスを手順通りに実行するために、補完シーケンスを補完する処理の具体例を示す図である。
【図11】ユーザシーケンスの実行手順の入力の一例を示す図である。
【図12】図10におけるGUI部の状態が「Application画面がCLOSE」の元で補完シーケンスである「Applicationを起動する」を実行している際の操作を示す図である。
【図13】図10におけるGUI部の状態が「ファイル選択画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「文書”xx”を開く」を実行している際の操作を示す図である。
【図14】図10におけるGUI部の状態が「Application画面がOPEN」の元で補完シーケンスである「印刷画面を開く」を実行している際の操作を示す図である。
【図15】図10におけるGUI部の状態が「印刷画面がOPEN」の元で補完シーケンスである「プリンタドライバを開く」を実行している際の操作を示す図である。
【図16】図10におけるGUI部の状態が「プリンタドライバがOPEN」の元でユーザシーケンスである「用紙サイズ”A4”に設定」を実行した後、補完シーケンスである「プリンタドライバを閉じる」を実行している際の操作を示す図である。
【図17】図10におけるGUI部の状態が「印刷画面がOPEN」の元でユーザシーケンスである「印刷実施」を実行している際の操作を示す図である。
【符号の説明】
1  テスト実行装置
2  入力部
3  状態DB
4  操作DB
5  ユーザシーケンス実行手順部
6  シーケンス実行部
7  補完部
8  状態確認部
9  1番目の実行手順の操作の項目
10  1番目の実行手順の値の項目
11  2番目の実行手順の操作の項目
12  2番目の実行手順の値の項目
13  3番目の実行手順の操作の項目
14  マウス
15  「スタート」
16  「プログラム」
17  「Application」
18  Application画面
19  ファイル選択画面
20  「xx」の文書名
21  「開く」ボタン
22  文書”xx”
23  「ファイル」
24  「印刷」
25  印刷画面
26  「プロパティ」のボタン
27  プリンタドライバ
28  「用紙サイズ」のコンボボックス
29、30  「OK」のボタン

Claims (12)

  1. GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行方法において、
    前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の属性を定義し、
    前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを定義するとともに、該ユーザシーケンスおよび該補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定し、
    前記ソフトウェアのテストを行う際に、該ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認し、該確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行可能か否か前記状態属性変化情報に基づいて確認し、
    前記ユーザシーケンスが実行不可能な場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、該検索した補完シーケンスを実行した後に該ユーザシーケンスを実行する
    ことを特徴とするテスト実行方法。
  2. 前記状態属性変化情報として、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のテスト実行方法。
  3. 前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索し、
    該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返す
    ことを特徴とする請求項2記載のテスト実行方法。
  4. 第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行する手順のテストを行う際に、該第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンス若しくは補完シーケンスが実行不可能な場合、該第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、該検索した補完シーケンスを実行した後に該第2のユーザシーケンス群を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載のテスト実行方法。
  5. GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行装置において、
    前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の状態属性を記憶する状態属性記憶手段と、
    前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを記憶するシーケンス記憶手段と、
    前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定する状態属性変化情報設定手段と、
    前記ソフトウェアのテストとして、複数のユーザシーケンスの実行手順を設定する実行手順設定手段と、
    前記実行手順設定手段で設定した複数のユーザシーケンスの実行手順に従ってユーザシーケンスを実行するシーケンス実行手段と、
    前記ユーザシーケンス実行手段がユーザシーケンスを実行する際に、前記ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認する状態属性確認手段と、
    前記状態属性確認手段で確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行不可能である場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて補完する補完手段と
    を具備し、
    前記シーケンス実行手段は、
    補完手段で補完された補完シーケンスを実行した後に前記ユーザシーケンスを実行する
    ことを特徴とするテスト実行装置。
  6. 前記状態属性変化情報設定手段は、
    前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定する
    ことを特徴とする請求項5記載のテスト実行装置。
  7. 前記補完手段は、
    前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索し、
    該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返す
    ことを特徴とする請求項6記載のテスト実行装置。
  8. 第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行するテストの際に、第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンス若しくは補完シーケンスが実行不可能な場合、
    前記補完手段は、
    前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索し、
    前記シーケンス実行手段は、
    第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、前記補完手段で検索した補完シーケンスを実行した後に該第2のユーザシーケンスを実行する
    ことを特徴とする請求項5記載のテスト実行装置。
  9. GUIを基にするソフトウェアのテストを行うテスト実行プログラムにおいて、
    前記ソフトウェアのGUI部に関する状態の状態属性を定義する処理と、
    前記テストを行う際の具体的な操作の要素であるユーザシーケンスおよびユーザシーケンスの実行を補完する補完シーケンスを定義するとともに、該ユーザシーケンスおよび該補完シーケンスに、実行前後の状態属性変化を示す状態属性変化情報を設定する処理と、
    前記ソフトウェアのテストを行う際に、該ソフトウェアのGUI部の状態属性を確認する処理と、
    該確認したGUI部の状態属性の元において前記ユーザシーケンスが実行可能か否か前記状態属性変化情報に基づいて確認する処理と、
    前記ユーザシーケンスが実行不可能な場合、前記GUI部の状態属性を該ユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索する処理と、
    該検索した補完シーケンスを実行した後に該ユーザシーケンスを実行する処理と
    をコンピュータに動作させることを特徴とするテスト実行プログラム。
  10. 前記状態属性変化情報として、前記ユーザシーケンスおよび前記補完シーケンスの実行において、該実行に必須な状態属性を示す前状態属性と、該実行により変化した状態属性を示す後状態属性とを設定する
    ことを特徴とする請求項9記載のテスト実行プログラム。
  11. 前記ソフトウェアのGUI部の状態属性がユーザシーケンスに設定された前状態属性と一致しない場合、該前状態属性と一致する後状態属性が設定された補完シーケンスを検索する処理と、
    該検索した補完シーケンスに設定された前状態属性が前記ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致しない際は、該ソフトウェアのGUI部の状態属性と一致する前状態属性が設定された補完シーケンスを検索するまで、検索を繰り返す処理と
    をコンピュータに動作させることを特徴とする請求項10記載のテスト実行プログラム。
  12. 第1のユーザシーケンス群を実行した後に第2のユーザシーケンス群を実行する手順のテストを行う際に、該第1のユーザシーケンス群内のユーザシーケンスもしくは補完シーケンスが実行不可能な場合、
    前記GUI部の状態属性を該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスが実行可能な状態属性に変化させることが可能な一連の補完シーケンスを前記状態属性変化情報に基づいて検索する処理と、
    前記第1のユーザシーケンス群の実行を回避し、該第2のユーザシーケンス群の最初のユーザシーケンスを実行する処理と
    をコンピュータに動作させることを特徴とする請求項9記載のテスト実行プログラム。
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