JP2004109901A - 画像形成装置及びその方法 - Google Patents

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佐藤 光彦
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Abstract

【課題】画像形成の待機中にトナーの攪拌を連続して行うと、チャージアップやトナーの劣化が発生すると、現像スリーブ上のトナーが感光ドラム上に移動しにくくなるため、感光ドラム上へのトナーの付着が不良になり、所望の濃度の画像が形成されない。
【解決手段】画像の形成時間間隔が所定値以上になると(ステップS8)、現像ユニットと現像剤供給ユニットの少なくともいずれかの動作を停止する(ステップS11)。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式により記録材に画像を形成する画像形成装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像信号に応じて変調されたレーザ光を感光ドラム上に照射して、その感光ドラム上に静電潜像を形成し、そこに帯電されたトナー(現像剤)を付着させて画像を形成し、記録シートに転写させて画像を記録する電子写真式のレーザビームプリンタが知られている。
【0003】
このようなレーザビームプリンタでは、トナーを収容したカートリッジを使用し、このカートリッジ内では、記録動作が開始されると、カートリッジ内のスクリューを回転させてトナーを攪拌しており、感光ドラムから記録シートに転写されたトナー分を補給しながら感光ドラム上にトナーを供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在の画像記録が終了してから次の記録シートに記録するまでの時間(紙間状態)(高圧が印加され、現像スリーブも回転しており、いつでも画像形成が可能な待機状態)が長くなると、新しいトナーの供給が無いままトナーが撹拌され続けることになる。これによりトナー同士の摩擦によりチャージアップ(帯電)が発生し、またトナーの劣化(トナーが損傷した状態)が発生する。このようなチャージアップやトナーの劣化が発生すると、現像スリーブ上のトナーが感光ドラム上に移動しにくくなるため、感光ドラム上へのトナーの付着が不良になり、所望の濃度の画像が形成されないという問題があった。
【0005】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、現画像の形成が終了してから次の画像形成までの時間が所定時間以上になると現像のための動作を停止することにより、現像剤の劣化等に起因する画像品位の低下を防止した画像形成装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
静電潜像を形成する静電潜像手段と、前記静電潜像手段の静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記現像手段へ現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記現像剤供給手段へ現像剤を補給する現像剤補給手段とを具備する画像形成装置であって、
形成される画像の時間間隔を計時する計時手段と、
前記時間間隔が所定値以上になると、前記現像手段と前記現像剤供給手段の少なくともいずれかの動作を停止するように制御する制御手段と、
とを有することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために本発明の画像形成方法は以下のような工程を備える。即ち、
静電潜像を形成する静電潜像ユニットと、前記静電潜像ユニットの静電潜像を現像剤により現像するための現像ユニットと、前記現像ユニットへ現像剤を供給する現像剤供給ユニットと、前記現像剤供給ユニットへ現像剤を補給する現像剤補給ユニットとを具備する画像形成装置における画像形成方法であって、
形成される画像の時間間隔を計時する計時工程と、
前記計時工程における時間間隔が所定値以上になると、前記現像ユニットと前記現像剤供給ユニットの少なくともいずれかの動作を停止するように制御する制御工程と、とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明の実施に形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図で、ここでは電子写真方式のプリンタ装置の例で示している。
【0010】
図において、1は画像形成装置本体を示し、この画像形成装置1は大別して、画像形成部(4つのステーションa,b,c,dが並設されており、それぞれの構成は基本的に同一である)、給紙部、中間転写部、記録シート(記録材)Pの搬送部、定着ユニット、操作部、及び制御ユニット(不図示)を備えている。
【0011】
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。
【0012】
まず各画像形成部について説明する。画像形成部は、像担持体としての感光ドラム11a,11b,11c,11dを有し、その感光ドラムは中心で軸支され、それぞれ矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。これら感光ドラム11a〜11dのそれぞれ外周面に対向して、その回転方向にローラ帯電器12a,12b,12c,12d、スキャナ13a,13b,13c,13d、現像装置14a,14b,14c,14dが配置されている。ローラ帯電器12a〜12dのそれぞれは、感光ドラム11a〜11dの対応するドラムの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナ13a〜13dのそれぞれにより、記録画像信号に応じて変調された、例えばレーザビームなどの光線を、それぞれ対応する感光ドラム11a〜11d上に露光することによって、各感光ドラム上に静電潜像を形成する。更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって、その感光ドラム上の静電潜像を顕像化する。こうして顕像化された各色に対応する可視画像は中間転写体30に転写される。以上に示したプロセスにより、4色のトナーによるカラー画像の形成が順次行われる。
【0013】
次に給紙部について説明する。
【0014】
この給紙部は、記録シートPを収納する部分と、記録シートPを搬送するためのローラ、記録シートPの通過を検知するためのセンサ、記録シートPの有無を検知するためのセンサ、記録シートPを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)を備えている。21a,21b,21c,21dのそれぞれはカセット、27は手差しトレイ、28はデッキで、記録シートPを収納している。22a,22b,22c,22dのそれぞれは、カセット21a〜21dのそれぞれから記録シートPを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。これらピックアップローラ22a〜22dにより複数枚の記録シートPが送り出されることがあるが、BCローラ23a,23b,23c,23dによって確実に一枚だけに分離される。こうして各BCローラ23a〜23dによって一枚ずつに分離された記録シートPは、更に、引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25の位置まで搬送される。また、手差しトレイ27に収納された記録シートPは、BCローラ29によって一枚ずつに分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25の位置まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録シートPは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけに確実に分離され、引き抜きローラ62の位置まで搬送される。更に、記録シートPは、レジ前ローラ26によってレジストローラ25の位置まで搬送される。
【0015】
次に中間転写ユニットについて詳細に説明する。
【0016】
30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。32は中間転写ベルト30に駆動を伝達する駆動ローラであり、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33、中間転写ベルトを挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支持されている。駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト30が対向する位置の、中間転写ベルト30の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高電圧が印加されている一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成する。この二次転写ローラ36は、中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。また、中間転写ベルト30上の二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され。このクリーニング装置50は、クリーナブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)及び廃トナーを収納する廃トナーボックス52を有している。
【0017】
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラ41aに加圧されるローラ41bを備えている(このローラ41bにも熱源を備える場合もある)。そして、これらローラ41a,41bから排出された記録シートPを搬送する内排紙ローラ44が設けられている。
【0018】
一方、レジストローラ25まで搬送された記録シートPは、このレジストローラ25よりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止され、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。これにより記録シートPは後述の二次転写領域へ送り出される。
【0019】
二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録シートPは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパ73によって、搬送先が切り替えられる。即ち、切り替えフラッパ73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録シートPは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。一方、切り替えフラッパ73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録シートPは反転ローラ72a,72b,72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。
【0020】
なお、記録シートPの搬送路には、記録シートPの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a,64b,64c,64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71等がある。また、記録シートPを収納するカセット21a〜21dのそれぞれには、記録シートPの有無を検知するカセット紙有り/無しセンサ63a,63b,63c,63dが配置されている。また手差しトレイ27には、手差しトレイ27上の記録シートPの有無を検知する手差しトレイ紙有り/無しセンサ74が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録シートPの有無を検知するデッキ紙有り/無しセンサ75が配置されている。
【0021】
制御ユニット(図8の制御部810に相当)は、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)を備えている。
【0022】
操作部4は、この画像形成装置1の上面に配置されており、この操作部4により、記録シートPが収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択、タブ紙束の指定等が可能である。
【0023】
以上の構成を備える画像形成装置の動作を以下に説明する。尚、ここでは一例として、カセット21aから記録シートPを搬送し、その記録シートPに画像を記録する場合で説明する。
【0024】
画像形成動作の開始信号が発せられてから所定時間が経過した後、ピックアップローラ22aにより、カセット21aから記録シートPが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23aによって記録シートPが引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25の位置まで搬送される。その時レジストローラ25の回転は停止されており、記録シートPの先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25が回転を開始し、この回転時期は、記録シートPと画像形成部より中間転写ベルト30上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域において丁度一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0025】
一方、画像形成部では、画像形成動作の開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像(ブラック)が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。こうして一次転写されたトナー像は、次の一次転写領域まで搬送される。尚、ここでは、各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写されることになる。以下も同様の工程が繰り返され、最終的に4色のトナー像が中間転写ベルト30上に一次転写される。
【0026】
その後、記録シートPが二次転写領域に進入して、中間転写ベルト30に接触すると、記録シートPの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が印加される。そして前述したプロセスにより中間転写ベルト30上に形成された4色のトナー画像が記録シートPの表面に転写される。その後、記録シートPは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a,41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が記録シートPの表面に定着される。その後、切り替えフラッパ73の切り替え方向に応じて、フェイスアップ排紙トレイ2又はフェイスダウントレイ3のいずれかに排出される。
【0027】
図2は、前述の画像形成部を構成するカートリッジの断面図で、11は感光ドラム、101は現像スリーブ、102はドクターブレード、103はインダクタンスセンサ、104はAスクリュー、105はBスクリューである。
【0028】
図3は、図2に示す画像形成部の水平方向の断面図で、110は新しい現像剤(トナー)の補給口を示している。
【0029】
Aスクリュー104で撹拌された現像剤(トナー)は、現像スリーブ101に汲み上げられ、その下方配置されたドクターブレード102とカット極(N1極)の磁気カット規制によって現像スリーブ101上に現像剤層が形成される。そして現像領域を通過した後の現像剤は現像容器内に戻され、反発極(N2極)が形成する反発磁界によって現像スリーブ101表面から離れ、Aスクリュー104により撹拌された後に、再び現像スリーブ101に供給される。
【0030】
またBスクリュー105は、Aスクリュー104を通過した後(現像後)のトナーを受け取り、インダクタンスセンサ103によって現像剤の透磁率が測定される。こうして測定された透磁率の変化を現像剤の濃度の変化に換算して、これに基づいて適正量の新たな現像剤(トナー)の補給がなされる。このようにBスクリュー105は、それを撹拌、搬送して再びAスクリュー104に供給する役割を果たしている。
【0031】
次に、インダクタンスセンサ103による現像剤の透磁率と、現像剤の補給に関して説明する。
【0032】
まず画像形成を開始すると、インダクタンスセンサ103の検出結果を一定周期でサンプリングして、その平均をとる。ここでは、16ms毎に10点サンプリングをするものとする。そして、その平均値をSGNLとする。
【0033】
次に、初期のSGNL値をSGNLi、インダクタンスセンサ103の感度をrateとして、ΔT/Dを算出する。
【0034】
ΔT/D=(SGNLi−SGNL)÷rate
ここでΔT/D≦0のとき、現像剤補給有りで、ΔT/D>0のとき、現像剤補給無しとなる。
【0035】
こうして算出されたΔT/Dを基に現像剤の補給量を決定して補給することにより現像剤の濃度を安定化させる。
【0036】
図4は、本実施の形態に係る画像形成装置(プリンタ)と、このプリンタに対し画像データを所定の手順に従って送出するホストコンピュータとの間の通信手順の一例と画像形成のタイミングについて示した図面である。
【0037】
まず最初に、ホストコンピュータからプリンタに対して「画像形成準備開始要求」が通知される(401)。これによりプリンタにおける画像形成準備が完了すると「準備完了」を返す(402)。
【0038】
次に、ホストコンピュータから「画像形成開始1」(添え字は何枚目の記録データかを示す)が通知されると(403)、プリンタは画像形成動作を開始すると共に「画像形成開始OK1」を返す(404)。この後、ホストコンピュータは、画像形成動作を行ないつつ、プリンタから「画像形成開始OK1」を受け取ると(404)、次の画像形成を行うかどうかを判断し、行う場合は「画像形成開始2」をプリンタへ通知する(405)。このような繰り返しにより、n枚の画像形成動作が完了するとホストコンピュータは「画像形成終了要求」を通知する(406)。これによりプリンタが画像形成の終了処理を行い、その後に「終了」を返す(407)。
【0039】
ここで、プリンタからホストコンピュータに送信される「画像形成開始OKi」の間の時間間隔をTとすると、この時間間隔Tの周期で画像形成が行われることになる。即ち、ホストコンピュータは、この時間間隔Tの間に次の「画像形成開始」を通知しなければならない。但し、実際には時間間隔Tに対し規定のマージンを差し引く必要があるが、ここでは便宜的に時間Tで説明をする。
【0040】
また、この時の現像動作を図5に示す。図5は、記録シートPの搬送と現像スリーブ101の動作を説明するタイミング図である。
【0041】
ここでは画像形成が連続しているため、現像スリーブ101を停止させず、動作している。これは、現像スリーブ101の回転の立上げ、立ち下げ時間の合計が2枚分の画像形成の間(紙間)よりも長いためである。
【0042】
図6は、時間間隔Tの間に「画像形成開始」が通知されなかった場合の例を示している。尚、前述の図4と共通する部分は同じ記号で示している。
【0043】
ここでは、401で、2枚目の「画像形成開始OK2」をプリンタが返したにもかかわらず、ホストコンピュータが時間間隔Tの間に次の画像形成開始要求「画像形成開始3」を通知できずに、2枚目の画像形成が終了してから、かなり時間がたってから「画像形成開始3」を通知している(411)。この場合、プリンタは「画像形成開始OK2」から時間Tが経過した時点で「画像形成開始3」が来ないと判断し、現像動作を停止する。
【0044】
その場合のタイミングチャートを図7に示す。
【0045】
図7では、例として記録材の搬送を基準にし、感光ドラム11への帯電などの高圧印加、そして現像スリーブ101のオン/オフのタイミングを示している。ここで記録シートPの搬送タイミングは便宜的なものであり、実際は、2次転写位置で記録シートPに転写される画像が感光ドラム11上に形成される位置が、現像スリーブ101を通過するタイミングを示している。即ち、図7では、記録シートPに転写される画像の形成が完了し、記録シートPの搬送が開始されている場合に現像スリーブ101をオンしている。即ち、図7の例では、プリンタが「画像形成開始OKi」を返した場合のみオンしている。このように、ホストコンピュータから「画像形成開始i」が遅れるのは、ホストコンピュータでの画像処理/画像データ展開に多くの時間を要することなどが考えられる。
【0046】
図8は、本実施の形態に係る画像形成装置(レーザビームプリンタ)の制御部の構成を主に説明するブロック図である。
【0047】
図において、801はホストコンピュータ(外部機器)で、この画像形成装置に印刷データを出力しており、この画像形成装置はこの印刷データに基づいて画像を記録シートPに印刷(画像形成)する。802は入力部で、この画像形成装置に設けられ、ホストコンピュータ801との間でのデータのやり取りを制御している。810は制御部で、この画像形成装置全体の動作を制御している。803はプリンタエンジンで、具体的には前述した図1の構成を備えている。このプリンタエンジン803には、トナーカートリッジ821が装着可能であり、モータ822は、このカートリッジ内のスクリュー104,105や現像スリーブ101を回転させるためのモータで、このモータ822の回転は制御部810により制御されている。
【0048】
次に制御部810について説明する。811はマイクロコンピュータ等のCPUで、ROM812に記憶されたプログラムに従って各種動作制御を実行する。813はRAMで、CPU811による制御動作の実行時に、各種データを一時的に保存するワークメモリとしても使用される。814はタイマで、CPU811の指示に応じて、例えば前述した時間間隔Tを計時するのに使用される。
【0049】
図9は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御部810のCPU811による制御動作を説明するフローチャートで、このフローチャートで示された制御プログラムを実行するプログラムはROM812に記憶されている。
【0050】
まずステップS1で、入力部802を介して、ホストコンピュータから「画像形成準備開始要求」が入力されるとステップS2に進み、感光ドラムの回転、現像器への高電圧の印加、定着器のプレヒート等といった、画像形成のための準備を開始する。準備が完了するとホストコンピュータ801に対して「準備完了」を通知する。
【0051】
次にステップS3に進み、ホストコンピュータ801から「画像形成開始要求」が入力されたかを調べ、この「開始要求」が入力されるとステップS4に進み、ホストコンピュータ801から送られてくる印刷データを受信し、それを解析してイメージに展開する。そしてステップS5では、その画像信号を基に感光ドラム11上に静電潜像を形成する画像形成動作を開始するとともに、記録シートPの搬送を開始し、ホストコンピュータ801に対して画像形成の開始が始まったことを通知する(「画像形成開始OK」)。こうしてステップS6では、感光ドラムへの静電潜像の形成、トナーによる現像及び記録シートPへの転写、及び定着処理を実行する。
【0052】
次にステップS7で、ホストコンピュータ801から次の画像形成要求が入力されたかを調べ、入力されるとステップS3に戻り、前述と同様に、その印刷データの受信を及び画像形成処理を実行する。
【0053】
一方ステップS7で、次の画像形成要求が入力されていない時はステップS8に進み、時間Tが経過したかをみる。これはステップS5で「画像形成開始OK」をホストコンピュータ801に送信すると同時にタイマ814を起動し、そのタイマによる計時時間がTになったかどうかによる判断する。時間Tが経過していない時はステップS9に進み、現在実行中の画像形成処理が終了したかを調べ、終了していなければステップS6に戻って前述の処理を実行する。また終了していればステップS10に進み、ホストコンピュータ801から画像形成の終了を示す「画像形成終了要求」を受信したかを調べる。ここで、「画像形成終了要求」を受信すると、この画像形成処理を終了するが、そうでない時はステップS7に戻って、前述の処理を実行する。
【0054】
またステップS8で、タイマ814による計時が時間T以上になるとステップS11に進み、モータ822の回転を停止し、現像スリーブ101、スクリュー104,105の回転を停止させる。そしてステップS10に進み、ホストコンピュータ801から「画像形成終了要求」を受信したかを調べ、前述した処理を実行する。
【0055】
以上説明したように本実施の形態1によれば、1枚の記録シートへの画像形成が終了した後、所定時間内に次の画像形成要求が入力されない場合には、現像剤であるトナーを攪拌したり、トナーを供給するための動作を停止することにより、トナーが帯電されたり、或いはトナーが破壊されることによる記録画像の濃度変化を防止できるという効果がある。
【0056】
[実施の形態2]
図10は、本発明の実施の形態2に係る画像形成装置における動作を説明する図で、前述の図と共通する部分は同じ記号で示している。
【0057】
この図10では、ホストコンピュータから「画像形成開始3」を受け取っている(411)にも拘わらず、プリンタ側の要因により「画像形成開始OK3」(412)の送信タイミングを、時間Tが経過した後にまで遅らせている。つまり3枚目の画像形成そのものを遅らせている場合を示す図である。
【0058】
この場合も、前述の図7に示す場合と同様に、現像スリーブ101のオン/オフ制御を行なっている。もちろん、この場合はプリンタ側の都合で3枚目の画像形成を遅らせているわけであるから、時間Tが経過するのを待たずに、2枚目の画像形成完了と同時に現像スリーブ101をオフしても良い。
【0059】
このようにホストコンピュータから「画像形成開始」を通知されていながら所定のタイミングで画像形成を開始できず、「画像形成開始OK」を返せない場合としては、以下の場合がある。例えば記録シートPの種類の変更に伴い画像形成速度の変更をする時にモータの変速および安定待ちを行う場合、又はカラーモードを切り替える場合、また、不図示の排紙アクセサリ(ソータ、フィニッシャなど)の排紙トレイ移動に時間がかかる場合などが考えられる。
【0060】
図11は、この実施の形態2に係る処理を説明するフローチャートで、前述の9と共通するステップには同じ記号を付して、その説明を省略する。
【0061】
ここでは、ステップS6で画像の印刷(形成)が開始されるとステップS21に進み、上述した「画像形成開始OK」を返せない場合が発生したかをみる。そうであればステップS22に進み、モータ822の回転を停止させて、現像スリーブ101、スクリュー104,105の回転を停止させる。そしてステップS23に進み、「画像形成開始OK」を返せない状態が解消するのを待って「画像形成開始OK」をホストコンピュータ801を返送する。そしてステップS10に進み、ホストコンピュータ801から画像形成の終了を示す「画像形成終了要求」を受信したかを調べる。ここで、「画像形成終了要求」を受信すると、この画像形成処理を終了し、そうでない時はステップS3に戻って、前述の処理を実行する。
【0062】
このように外部よりの印刷データの遅れだけでなく、装置内の状態に基づく印刷処理の遅れが発生した場合でも、現像剤であるトナーを攪拌したり、トナーを供給するための動作を停止することにより、トナーが帯電されたり、或いはトナーが破壊されることによる記録された画像の濃度変化を防止できるという効果がある。
【0063】
[その他の実施の形態]
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0064】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0065】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0066】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0068】
以上説明したように本実施の形態によれば、画像ごとの静電潜像の形成時間間隔が所定時間よりも長い場合、現像手段と現像剤供給手段のどちらかまたは両方を、潜像非形成部の全て又は一部で停止させることにより形成される画像の濃度を安定させることができる。
【0069】
尚、上記実施の形態では、ホストコンピュータと接続されたプリンタの場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば複写機やファクシミリ装置等の場合にも適用できる。その場合、例えば、実施の形態1における印刷データの遅れは、ファクシミリ装置の場合はファクシミリ信号の遅れ、複写機の場合は、用紙サイズの交換等に伴う、次の原稿の読み取りまでの時間の遅れなどによるものが考えられる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、現画像の形成が終了してから次の画像形成までの時間が所定時間以上になると現像のための動作を停止することにより、現像剤の劣化等に起因する画像品位の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構造を説明する断面図である。
【図2】本実施の形態に係る画像形成部の構成を示す断面図である。
【図3】本実施の形態に係る画像形成部の水平断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるn枚の画像形成動作(通常)を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における通常の現像シーケンスを説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置において3枚目の画像形成の開始指示が遅れた場合の動作シーケンスを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における待ち時間が長くなった場合の現像シーケンスを説明する図である。
【図8】本実施の形態に係る画像形成装置を含む印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置において3枚目の画像形成開始OKが遅れた場合の動作シーケンスを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。

Claims (6)

  1. 静電潜像を形成する静電潜像手段と、前記静電潜像手段の静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記現像手段へ現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記現像剤供給手段へ現像剤を補給する現像剤補給手段とを具備する画像形成装置であって、
    形成される画像の時間間隔を計時する計時手段と、
    前記時間間隔が所定値以上になると、前記現像手段と前記現像剤供給手段の少なくともいずれかの動作を停止するように制御する制御手段と、
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計時手段は、画像形成を要求する信号の時間間隔を計時することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記形成される画像の時間間隔は、前記静電潜像手段により静電潜像が形成される時間間隔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 静電潜像を形成する静電潜像ユニットと、前記静電潜像ユニットの静電潜像を現像剤により現像するための現像ユニットと、前記現像ユニットへ現像剤を供給する現像剤供給ユニットと、前記現像剤供給ユニットへ現像剤を補給する現像剤補給ユニットとを具備する画像形成装置における画像形成方法であって、
    形成される画像の時間間隔を計時する計時工程と、
    前記計時工程における時間間隔が所定値以上になると、前記現像ユニットと前記現像剤供給ユニットの少なくともいずれかの動作を停止するように制御する制御工程と、
    とを有することを特徴とする画像形成方法。
  5. 前記計時工程では、画像形成を要求する信号の時間間隔を計時することを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 前記形成される画像の時間間隔は、前記静電潜像ユニットにより静電潜像が形成される時間間隔であることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成方法。
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