JP2004109503A - 光伝送モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】導光路3a,3b,3cの固定部材1に対する位置決め精度の向上を図り、通常の切削研磨や射出成形を採用することによりコストダウンを図り、結合損失を低減することにより高性能化を図ることができる光伝送モジュールを提供すること。
【解決手段】固定部材1の配置孔1a,1b,1cに導光路3a,3b,3cを配置し、導光路3a,3b,3cの端部、角部に発生するバリ9a,9b,9c,9dを凹部2a,2b,2c,2dで収容して逃げる。凹部2a,2b,2c,2dに代えて貫通孔12a,12b,12c,12d,あるいはその他の空孔であっても良い。
【選択図】 図1
【解決手段】固定部材1の配置孔1a,1b,1cに導光路3a,3b,3cを配置し、導光路3a,3b,3cの端部、角部に発生するバリ9a,9b,9c,9dを凹部2a,2b,2c,2dで収容して逃げる。凹部2a,2b,2c,2dに代えて貫通孔12a,12b,12c,12d,あるいはその他の空孔であっても良い。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光伝送モジュールに関し、特に、精度の高い組み立ての位置決めが可能であり、高性能化及びコストダウンを図る光伝送モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する先行技術文献情報として次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−147351号公報
【0004】
図5は、特許文献1に記載されている電子回路装置を示す。この電子回路装置は複数の電子回路基板200(201〜208)と、光バス回路基板100にそれぞれの電子回路基板200(201〜208)を接続するための複数の電気コネクタ301(1つのみ図示)と、電気コネクタ301からの電気信号を光信号に変換する電気・光変換回路400と、光信号を伝送する光信号伝達装置500と、伝送された光信号を電気信号に変換して電気コネクタ301に出力する光・電気変換回路600が備えられている。ここで、複数の電気コネクタ301及び電気・光変換回路400、光・電気変換回路600及び複数の電気コネクタ301は、図示しない電気配線で接続されている。
【0005】
電気・光変換回路400は、例えば、複数のレーザダイオード411〜418より成るレーザダイオードアレイ410と、レーザダイオード駆動回路420とにより構成される。一方、光・電気変換回路600は、複数のフォトダイオード611〜618より成るフォトダイオードアレイ610と、フォトダイオード駆動回路620と、フォトダイオードの受光信号をロジック信号として変換できるレベルまで増幅する増幅回路630で構成される。また、光信号伝達装置500は、直方体形状の透光性媒体で構成され、透光性媒体の光入射側端面に透過型光拡散層が配置されているが、図示上省略してある。
【0006】
次に、図5の電子回路装置の作用を説明する。各電子回路基板201〜208からの電気信号は、電気コネクタ301を介して、レーザダイオード駆動回路420に入力し、レーザダイオード駆動回路420は、電気信号を入力した電子回路基板200の1つに対応するレーザダイオード411〜418の1つを制御して発光させることにより、電気信号を光信号に変換して、光信号伝達装置500に入射する。
【0007】
光信号伝達装置500で入射した光信号は、光・電気変換回路600内のフォトダイオード611〜618で受光される。光信号を受光したフォトダイオード611〜618は、電気信号をフォトダイオード駆動回路620に入力し、フォトダイオード駆動回路620からの電気信号は増幅回路630で増幅されて、電気コネクタ301を介して、電子回路基板201〜208に伝送される。
【0008】
このようにして複数の電子回路基板201〜208の間で光信号伝達装置500を有した光バス回路基板100を介して信号の送受信が行われる。
ここで、図5の電子回路装置では、光信号伝達装置500の入出射部にレーザダイオードアレイ410の複数のレーザダイオード411〜418とフォトダイオードアレイ610の複数のフォトダイオード611〜618を正確に光学的に結合されるように位置決めしなければならない。
【0009】
しかし、位置決めの精度は受発光素子及び光伝送媒体がサイズ的に比較的大きい場合はあまり問題にならないが、信号速度の高速化に伴って受発光素子及び光伝送媒体が小さくなると、より高い位置決め精度が要求されるようになる。
そこで、本出願人は光伝送装置を特願2002−11753号において提案している。この光伝送装置に係る特許出願は未だ公開されていないので、「従来の技術」を構成するものではないが、以下説明する。
【0010】
図6(a)、(b)、(c)は特願2002−11753号の光伝送装置を示す。図6(a)において、光信号を伝送する導光路31の一端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部33aと、導光路の他端の各段差部に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部33b、33c、33dと、導光路31の一端に設けられた位置決め部32とを備える。位置決め部32は、導光路31の底面に対して垂直面を有する。また、 入出射部33a、33b、33c、33dは傾斜面として45度面を有しており、導光路31の底面に対して垂直な方向から光信号を入射し、または出射し、または入射および出射することができる機能を有している。
【0011】
図6(b)、(c)において、導光路31を保持する保持部37と、導光路31の位置決め部32を受け止める位置決め基準部35とを備える固定部材40を示す。保持部37は位置決め基準部35と一体的に形成されている。また、光伝送装置は、保持部37上の導光路31の入出射部33a、33b、33c、33dに対応する位置にそれぞれ光ファイバ36a、36b、36c、36dを備える。
【0012】
光伝送装置における導光路31の位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部37上に導光路31を載せる。その後、位置決め基準部35に位置決め部32を合わせ、両垂直面が密着するように微調整する。また、幅方向の位置決めは、導光路31を別の位置決め基準部35aの間に挿入することにより自動的に行われる。この位置決め基準部35aは、位置決め基準部35と一体的に構成されているが、別々に構成してもよい。
【0013】
導光路31の保持部37への固定方法については図示を省略しているが、位置決め基準部35、35aを用いて位置決めした後に導光路31は保持部37に固定される。固定方法は特に手段を選ばず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを用いることができる。
【0014】
このようにして保持部37に固定された導光路31は、例えば、光ファイバ36aから垂直な方向に入射された光信号を入出射部33aの45度面を介して水平な方向に伝搬し、対向する各入出射部33b、33c、33dの45度面を介して垂直方向に伝搬することで光ファイバ36b、36c、36dに結合させることができる。入出射部33a〜33dの45度面では全反射により効率よく光信号の方向を変えることができるが、より広がった光を効率よく利用するために45度面にミラーを形成しても良い。ここで導光路31の入出射部33aに水平方向に光信号を広く拡散できる光拡散手段を設けることで、複数の光ファイバ36b〜36dに光信号をほぼ均一に分岐させることが可能となる。
【0015】
以上の光伝送装置において、導光路31、及び位置決め基準部35、35a及び保持部37を有する固定部材40は、プラスチック材料によって切削研磨や射出成形により形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願2002−11753号によって提案された光伝送装置は、切削研磨や射出成形によって導光路を形成する時に発生するバリの問題を検討していない。導光路にバリが発生すると、固定部材との間にあたり、ぶつかり等の干渉が発生するため、導光路の固定部材に対する位置決め精度が低下し、その結果、光信号の結合損失が生ずる恐れがある。
【0017】
従って、本発明の目的は、導光路の固定部材に対する位置決め精度の向上を図った光伝送モジュールを提供することである。
【0018】
本発明の他の目的は、通常の切削研磨や射出成形を採用することによりコストダウンを図ることができる光伝送モジュールを提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、結合損失を低減することにより高性能化を図ることができる光伝送モジュールを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を実現するため、光信号を伝送する透光性材料の導光路と、前記導光路を所定の位置に固定する固定部材を有する光伝送モジュールにおいて、前記固定部材は、前記導光路のバリ等の異常突起が形成される可能性のある位置に対応して、前記異常突起とのあたり、ぶつかり等の干渉を回避する逃げ構造を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0021】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記異常突起を収容する凹部、貫通孔等の空孔であることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0022】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記導光路の前記光信号の主伝搬方向に向かって形成される前記異常突起を収容する構成を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0023】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記導光路の端部、角部等の前記異常突起が形成される可能性の高い位置に対応して、前記固定部材に設けられていることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0024】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記導光路は、前記光信号の主伝搬方向に沿って幅を減少させる複数の段差部を有し、前記段差部を前記光信号の入出射部とすることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0025】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記導光路の前記入出射部は、前記光信号を伝送する光ファイバと光結合された構成を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0026】
本発明では、主として導光路形成時に生じるバリを問題にしているが、バリ以外の異常突起に対しても応用することができる。バリとは、主として成形型の組合せの境界部に発生するものであるが、切削、研磨等の機械加工であっても、発生する。
【0027】
射出成形によって導光路を形成するとき、導光路の光信号の主伝搬方向の面は成形型の大きな面によって形成され、主伝搬方向に対して垂直な面あるいは45°の傾斜面は、成形型の大きな面に合わさる面を有した成形型によって形成される。その結果、導光路の光信号の主伝搬方向の面に成形型の境界面が存在するため、主伝搬方向に向いたバリが発生する。従って、本発明では、光信号の主伝搬方向に向いたバリを回避する逃げ構造を有した固定部材を実施の形態として説明するが、本発明はこれに限定するものではない。
【0028】
【実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の光伝送モジュールを示す。この光伝送モジュールは、プラスチックの射出成形で形成された固定部材1と、アクリル等の透明樹脂から射出成形によって形成される導光路3a,3b,3cによって構成される。固定部材1はバリの逃げ構造として使用される凹部2a,2b,2c,2dを有する。導光路3a,3b,3cは固定部材1に所定の寸法精度で形成された配置孔1a,1b,1cに配置されている。導光路3a,3b,3cは同一の形状を有し、光信号の入出射部5a,6a,7a,8a(導光路3aに対して)、5b,6b,7b,8b(導光路3bに対して)、5c,6c,7c,8c(導光路3cに対して)を有し、また、位置決め用の垂直部10a,10b,10cを有する。導光路3aの形状は、入出射部5aが位置する広幅部に続いて入出射部6a,7aにおいて階段状に幅が狭くなって行き、入出射部8aが位置する狭幅部で終端している。導光路3b,3cも同一の形状を有する。
【0029】
図2(a),(b),(c)は図1のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す。
【0030】
図2(a)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、入出射部5a,8a(図1)に対応する位置に45°の傾斜面15a,18aが形成されている。導光路3aの両端では、光信号の主伝搬方向Aの方向に伸びたバリ9a,9bが凹部2a,2dに収容されている。
【0031】
図2(b)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、一端に形成された垂直部10aが配置孔1aの位置決め基準壁に密接しており、入出射部7a(図1)に対応する位置に45°の傾斜面17aが形成されている。導光路3aの他端では、光信号の主伝搬方向Bの方向に伸びたバリ9cが凹部2cに収容されている。
【0032】
図2(c)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、一端に形成された垂直部10aが配置孔1aの位置決め基準壁に密接しており、入出射部6a(図1)に対応する位置に45℃の傾斜面16aが形成されている。導光路3aの他端では、光信号の主伝搬方向Cの方向に伸びたバリ9dが凹部2bに収容されている。
【0033】
図1に戻ると、導光路3b、3cも導光路3aと同一の形状を有しており、一端に位置決め用の垂直部10b、10cを有する。
【0034】
以上の構成において、導光路3aの入出射部5aから光信号を入射すると、傾斜面15aで反射されて主伝搬方向A、B、Cの方向に光信号が伝送され、傾斜面16a、17a、18aで反射されて入出射部6a、7a、8aから光信号を出射することができる。光信号の入射は入出射部5aに限定されず、入出射部6a、7a、8aの1つ以上の入出射部であっても良い。2つ以上の入出射部から光信号を入射するときは、波長の異なった光信号が入射される。また、光信号は単一波長のものであっても良いし、波長多重信号であっても良い。
【0035】
以上の実施の形態において、導光路3a、3b、3cの角部に対応する固定部材1の位置に凹部2a、2b、2c、2dが形成されているため、バリ9a、9b、9c、9dがあってもあてつけ時に干渉して不具合になることはない。凹部2a、2b、2c、2dの形状は図示されたものに限定されないのは当然である。また、図6(a)、(b)、(c)に示した光伝送装置の中でこの実施の形態に利用できる技術があれば、それを利用しても良い。
【0036】
図3は本発明の第2の実施の形態の光伝送モジュールを示す。図1と同一の部分には同一の引用数字及び符号を使用したので、重複する説明は省略するが、凹部が貫通孔12a、12b、12c、12dによって置換されており、入出射部に光ファイバ11a、13a、14a、15a(導光路3aに対して)、光ファイバ11b、13b、14b、15b(導光路3bに対して)、光ファイバ11c、13c、14c、15c(導光路3cに対して)が配置されていることで相違している。
【0037】
図4(a)、(b)、(c)は図3のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す。ここでも、図2(a)、(b)、(c)及び図3と同一の部分には同一の引用数字及び符号を使用したので、重複する説明は省略する。
【0038】
図4(a)、(b)、(c)において、光ファイバ11a、13a、14a、15aが光信号の入出射部に位置しており、導光路3aの光信号の主伝搬方向A、B、Cの方向に伸びたバリ9a、9b、9c、9dが貫通孔12a、12b、12c、12dに収容されている。
【0039】
以上の構成において、光ファイバ11aから光信号が出射されると導光路3aに入射し、45℃の傾斜面15aで光信号が反射されて主伝搬方向A、B、Cの方向に伝送され、45℃の傾斜面16a、17a、18aで反射されて導光路3aから光ファイバ13a、14a、15aに入射される。導光路3b、3cにおいても同様の光伝送が行われる。また、光ファイバ11a、13a、14a、15aの中で入力用光ファイバ、及び出力用光ファイバの設定は任意に行うことができる。
【0040】
以上の実施の形態においても、導光路3a、3b、3cの角部に対応する固定部材1の位置に貫通孔12a、12b、12c、12dが形成されているので、導光路3に形成時のバリがあってもあてつけ時に干渉することはなく、その結果、高い位置精度で導光路3a、3b、3cを固定部材1に固定することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明は以下の効果を奏することができる。
(1)固定部材に固定される導光路のバリ等の異常突起が形成される可能性のある位置に対応して、前記異常突起とのあたり、ぶつかり等の干渉を回避するための逃げ構造を固定部材に形成したため、異常突起と固定部材の干渉を防ぐことができ、その結果、高い位置精度で導光路を固定部材に固定することができる。このため、光信号の入出射部における結合損失を低減することができ、高性能な光伝送モジュールを提供することができる。また、導光路を通常の射出成形、切削研磨によって形成できるので、コストダウンを図ることができる。
(2)前記逃げ構造を凹部、貫通孔等の空孔で形成したため、構成の複雑化を抑え、また、コストアップを抑えることができる。
(3)前記逃げ構造を導光路の光信号の主伝搬方向に向かって形成される異常突起を収容する構成にしたため、異常突起と固定部材の干渉を的確に防止することができる。
(4)前記逃げ構造を導光路の端部、角部等の異常突起が形成される可能性の高い位置に対応して、固定部材に設けたため、異常突起と固定部材の干渉を的確に防止することができる。
(5)導光路に幅が減少する複数の段差部を設け、この段差部を光信号の入出射部としたため、入出力数の多い光伝送モジュールの構成を複雑にしないで低コストで形成することができる。
(6)導光路に幅が減少する複数の段差部を設け、この段差部に光信号を入出射する光ファイバを配置したため、入出力数の多い光カプラ方式の光伝送モジュールの構成を複雑化しないで低コストで形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光伝送モジュールを示す平面図。
【図2】(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図、(c)は図1のC−C断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の光伝送モジュールを示す平面図。
【図4】(a)は図3のA−A断面図、(b)は図3のB−B断面図、(c)は図3のC−C断面図。
【図5】従来の電子回路装置を示す説明図。
【図6】(a)は特願2002−11753号によって提案した光伝送装置の導光路を示す斜視図。(b)は特願2002−11753号によって提案した光伝送装置を示す側面図。(c)は(b)の光伝送装置を示す平面図。
【符号の説明】
1 固定部材
1a,1b,1c 配置孔
2a,2b,2c,2d 凹部
3a,3b,3c, 導光路
5a,6a,7a,8a 入出射部
5b,6b,7b,8b 入出射部
5c,6c,7c,8c 入出射部
10a,10b,10c 垂直部
11a,11b,11c 光ファイバ
13a,13b,13c 光ファイバ
14a,14b,14c 光ファイバ
15a,15b,15c 光ファイバ
12a,12b,12c,12d 貫通孔
【発明の属する技術分野】
本発明は光伝送モジュールに関し、特に、精度の高い組み立ての位置決めが可能であり、高性能化及びコストダウンを図る光伝送モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する先行技術文献情報として次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−147351号公報
【0004】
図5は、特許文献1に記載されている電子回路装置を示す。この電子回路装置は複数の電子回路基板200(201〜208)と、光バス回路基板100にそれぞれの電子回路基板200(201〜208)を接続するための複数の電気コネクタ301(1つのみ図示)と、電気コネクタ301からの電気信号を光信号に変換する電気・光変換回路400と、光信号を伝送する光信号伝達装置500と、伝送された光信号を電気信号に変換して電気コネクタ301に出力する光・電気変換回路600が備えられている。ここで、複数の電気コネクタ301及び電気・光変換回路400、光・電気変換回路600及び複数の電気コネクタ301は、図示しない電気配線で接続されている。
【0005】
電気・光変換回路400は、例えば、複数のレーザダイオード411〜418より成るレーザダイオードアレイ410と、レーザダイオード駆動回路420とにより構成される。一方、光・電気変換回路600は、複数のフォトダイオード611〜618より成るフォトダイオードアレイ610と、フォトダイオード駆動回路620と、フォトダイオードの受光信号をロジック信号として変換できるレベルまで増幅する増幅回路630で構成される。また、光信号伝達装置500は、直方体形状の透光性媒体で構成され、透光性媒体の光入射側端面に透過型光拡散層が配置されているが、図示上省略してある。
【0006】
次に、図5の電子回路装置の作用を説明する。各電子回路基板201〜208からの電気信号は、電気コネクタ301を介して、レーザダイオード駆動回路420に入力し、レーザダイオード駆動回路420は、電気信号を入力した電子回路基板200の1つに対応するレーザダイオード411〜418の1つを制御して発光させることにより、電気信号を光信号に変換して、光信号伝達装置500に入射する。
【0007】
光信号伝達装置500で入射した光信号は、光・電気変換回路600内のフォトダイオード611〜618で受光される。光信号を受光したフォトダイオード611〜618は、電気信号をフォトダイオード駆動回路620に入力し、フォトダイオード駆動回路620からの電気信号は増幅回路630で増幅されて、電気コネクタ301を介して、電子回路基板201〜208に伝送される。
【0008】
このようにして複数の電子回路基板201〜208の間で光信号伝達装置500を有した光バス回路基板100を介して信号の送受信が行われる。
ここで、図5の電子回路装置では、光信号伝達装置500の入出射部にレーザダイオードアレイ410の複数のレーザダイオード411〜418とフォトダイオードアレイ610の複数のフォトダイオード611〜618を正確に光学的に結合されるように位置決めしなければならない。
【0009】
しかし、位置決めの精度は受発光素子及び光伝送媒体がサイズ的に比較的大きい場合はあまり問題にならないが、信号速度の高速化に伴って受発光素子及び光伝送媒体が小さくなると、より高い位置決め精度が要求されるようになる。
そこで、本出願人は光伝送装置を特願2002−11753号において提案している。この光伝送装置に係る特許出願は未だ公開されていないので、「従来の技術」を構成するものではないが、以下説明する。
【0010】
図6(a)、(b)、(c)は特願2002−11753号の光伝送装置を示す。図6(a)において、光信号を伝送する導光路31の一端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部33aと、導光路の他端の各段差部に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部33b、33c、33dと、導光路31の一端に設けられた位置決め部32とを備える。位置決め部32は、導光路31の底面に対して垂直面を有する。また、 入出射部33a、33b、33c、33dは傾斜面として45度面を有しており、導光路31の底面に対して垂直な方向から光信号を入射し、または出射し、または入射および出射することができる機能を有している。
【0011】
図6(b)、(c)において、導光路31を保持する保持部37と、導光路31の位置決め部32を受け止める位置決め基準部35とを備える固定部材40を示す。保持部37は位置決め基準部35と一体的に形成されている。また、光伝送装置は、保持部37上の導光路31の入出射部33a、33b、33c、33dに対応する位置にそれぞれ光ファイバ36a、36b、36c、36dを備える。
【0012】
光伝送装置における導光路31の位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部37上に導光路31を載せる。その後、位置決め基準部35に位置決め部32を合わせ、両垂直面が密着するように微調整する。また、幅方向の位置決めは、導光路31を別の位置決め基準部35aの間に挿入することにより自動的に行われる。この位置決め基準部35aは、位置決め基準部35と一体的に構成されているが、別々に構成してもよい。
【0013】
導光路31の保持部37への固定方法については図示を省略しているが、位置決め基準部35、35aを用いて位置決めした後に導光路31は保持部37に固定される。固定方法は特に手段を選ばず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを用いることができる。
【0014】
このようにして保持部37に固定された導光路31は、例えば、光ファイバ36aから垂直な方向に入射された光信号を入出射部33aの45度面を介して水平な方向に伝搬し、対向する各入出射部33b、33c、33dの45度面を介して垂直方向に伝搬することで光ファイバ36b、36c、36dに結合させることができる。入出射部33a〜33dの45度面では全反射により効率よく光信号の方向を変えることができるが、より広がった光を効率よく利用するために45度面にミラーを形成しても良い。ここで導光路31の入出射部33aに水平方向に光信号を広く拡散できる光拡散手段を設けることで、複数の光ファイバ36b〜36dに光信号をほぼ均一に分岐させることが可能となる。
【0015】
以上の光伝送装置において、導光路31、及び位置決め基準部35、35a及び保持部37を有する固定部材40は、プラスチック材料によって切削研磨や射出成形により形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願2002−11753号によって提案された光伝送装置は、切削研磨や射出成形によって導光路を形成する時に発生するバリの問題を検討していない。導光路にバリが発生すると、固定部材との間にあたり、ぶつかり等の干渉が発生するため、導光路の固定部材に対する位置決め精度が低下し、その結果、光信号の結合損失が生ずる恐れがある。
【0017】
従って、本発明の目的は、導光路の固定部材に対する位置決め精度の向上を図った光伝送モジュールを提供することである。
【0018】
本発明の他の目的は、通常の切削研磨や射出成形を採用することによりコストダウンを図ることができる光伝送モジュールを提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、結合損失を低減することにより高性能化を図ることができる光伝送モジュールを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を実現するため、光信号を伝送する透光性材料の導光路と、前記導光路を所定の位置に固定する固定部材を有する光伝送モジュールにおいて、前記固定部材は、前記導光路のバリ等の異常突起が形成される可能性のある位置に対応して、前記異常突起とのあたり、ぶつかり等の干渉を回避する逃げ構造を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0021】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記異常突起を収容する凹部、貫通孔等の空孔であることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0022】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記導光路の前記光信号の主伝搬方向に向かって形成される前記異常突起を収容する構成を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0023】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記逃げ構造が、前記導光路の端部、角部等の前記異常突起が形成される可能性の高い位置に対応して、前記固定部材に設けられていることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0024】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記導光路は、前記光信号の主伝搬方向に沿って幅を減少させる複数の段差部を有し、前記段差部を前記光信号の入出射部とすることを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0025】
本発明は、上記の目的を実現するため、前記導光路の前記入出射部は、前記光信号を伝送する光ファイバと光結合された構成を有することを特徴とする光伝送モジュールを提供する。
【0026】
本発明では、主として導光路形成時に生じるバリを問題にしているが、バリ以外の異常突起に対しても応用することができる。バリとは、主として成形型の組合せの境界部に発生するものであるが、切削、研磨等の機械加工であっても、発生する。
【0027】
射出成形によって導光路を形成するとき、導光路の光信号の主伝搬方向の面は成形型の大きな面によって形成され、主伝搬方向に対して垂直な面あるいは45°の傾斜面は、成形型の大きな面に合わさる面を有した成形型によって形成される。その結果、導光路の光信号の主伝搬方向の面に成形型の境界面が存在するため、主伝搬方向に向いたバリが発生する。従って、本発明では、光信号の主伝搬方向に向いたバリを回避する逃げ構造を有した固定部材を実施の形態として説明するが、本発明はこれに限定するものではない。
【0028】
【実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の光伝送モジュールを示す。この光伝送モジュールは、プラスチックの射出成形で形成された固定部材1と、アクリル等の透明樹脂から射出成形によって形成される導光路3a,3b,3cによって構成される。固定部材1はバリの逃げ構造として使用される凹部2a,2b,2c,2dを有する。導光路3a,3b,3cは固定部材1に所定の寸法精度で形成された配置孔1a,1b,1cに配置されている。導光路3a,3b,3cは同一の形状を有し、光信号の入出射部5a,6a,7a,8a(導光路3aに対して)、5b,6b,7b,8b(導光路3bに対して)、5c,6c,7c,8c(導光路3cに対して)を有し、また、位置決め用の垂直部10a,10b,10cを有する。導光路3aの形状は、入出射部5aが位置する広幅部に続いて入出射部6a,7aにおいて階段状に幅が狭くなって行き、入出射部8aが位置する狭幅部で終端している。導光路3b,3cも同一の形状を有する。
【0029】
図2(a),(b),(c)は図1のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す。
【0030】
図2(a)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、入出射部5a,8a(図1)に対応する位置に45°の傾斜面15a,18aが形成されている。導光路3aの両端では、光信号の主伝搬方向Aの方向に伸びたバリ9a,9bが凹部2a,2dに収容されている。
【0031】
図2(b)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、一端に形成された垂直部10aが配置孔1aの位置決め基準壁に密接しており、入出射部7a(図1)に対応する位置に45°の傾斜面17aが形成されている。導光路3aの他端では、光信号の主伝搬方向Bの方向に伸びたバリ9cが凹部2cに収容されている。
【0032】
図2(c)において、固定部材1の配置孔1aに導光路3aが位置しており、一端に形成された垂直部10aが配置孔1aの位置決め基準壁に密接しており、入出射部6a(図1)に対応する位置に45℃の傾斜面16aが形成されている。導光路3aの他端では、光信号の主伝搬方向Cの方向に伸びたバリ9dが凹部2bに収容されている。
【0033】
図1に戻ると、導光路3b、3cも導光路3aと同一の形状を有しており、一端に位置決め用の垂直部10b、10cを有する。
【0034】
以上の構成において、導光路3aの入出射部5aから光信号を入射すると、傾斜面15aで反射されて主伝搬方向A、B、Cの方向に光信号が伝送され、傾斜面16a、17a、18aで反射されて入出射部6a、7a、8aから光信号を出射することができる。光信号の入射は入出射部5aに限定されず、入出射部6a、7a、8aの1つ以上の入出射部であっても良い。2つ以上の入出射部から光信号を入射するときは、波長の異なった光信号が入射される。また、光信号は単一波長のものであっても良いし、波長多重信号であっても良い。
【0035】
以上の実施の形態において、導光路3a、3b、3cの角部に対応する固定部材1の位置に凹部2a、2b、2c、2dが形成されているため、バリ9a、9b、9c、9dがあってもあてつけ時に干渉して不具合になることはない。凹部2a、2b、2c、2dの形状は図示されたものに限定されないのは当然である。また、図6(a)、(b)、(c)に示した光伝送装置の中でこの実施の形態に利用できる技術があれば、それを利用しても良い。
【0036】
図3は本発明の第2の実施の形態の光伝送モジュールを示す。図1と同一の部分には同一の引用数字及び符号を使用したので、重複する説明は省略するが、凹部が貫通孔12a、12b、12c、12dによって置換されており、入出射部に光ファイバ11a、13a、14a、15a(導光路3aに対して)、光ファイバ11b、13b、14b、15b(導光路3bに対して)、光ファイバ11c、13c、14c、15c(導光路3cに対して)が配置されていることで相違している。
【0037】
図4(a)、(b)、(c)は図3のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す。ここでも、図2(a)、(b)、(c)及び図3と同一の部分には同一の引用数字及び符号を使用したので、重複する説明は省略する。
【0038】
図4(a)、(b)、(c)において、光ファイバ11a、13a、14a、15aが光信号の入出射部に位置しており、導光路3aの光信号の主伝搬方向A、B、Cの方向に伸びたバリ9a、9b、9c、9dが貫通孔12a、12b、12c、12dに収容されている。
【0039】
以上の構成において、光ファイバ11aから光信号が出射されると導光路3aに入射し、45℃の傾斜面15aで光信号が反射されて主伝搬方向A、B、Cの方向に伝送され、45℃の傾斜面16a、17a、18aで反射されて導光路3aから光ファイバ13a、14a、15aに入射される。導光路3b、3cにおいても同様の光伝送が行われる。また、光ファイバ11a、13a、14a、15aの中で入力用光ファイバ、及び出力用光ファイバの設定は任意に行うことができる。
【0040】
以上の実施の形態においても、導光路3a、3b、3cの角部に対応する固定部材1の位置に貫通孔12a、12b、12c、12dが形成されているので、導光路3に形成時のバリがあってもあてつけ時に干渉することはなく、その結果、高い位置精度で導光路3a、3b、3cを固定部材1に固定することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明は以下の効果を奏することができる。
(1)固定部材に固定される導光路のバリ等の異常突起が形成される可能性のある位置に対応して、前記異常突起とのあたり、ぶつかり等の干渉を回避するための逃げ構造を固定部材に形成したため、異常突起と固定部材の干渉を防ぐことができ、その結果、高い位置精度で導光路を固定部材に固定することができる。このため、光信号の入出射部における結合損失を低減することができ、高性能な光伝送モジュールを提供することができる。また、導光路を通常の射出成形、切削研磨によって形成できるので、コストダウンを図ることができる。
(2)前記逃げ構造を凹部、貫通孔等の空孔で形成したため、構成の複雑化を抑え、また、コストアップを抑えることができる。
(3)前記逃げ構造を導光路の光信号の主伝搬方向に向かって形成される異常突起を収容する構成にしたため、異常突起と固定部材の干渉を的確に防止することができる。
(4)前記逃げ構造を導光路の端部、角部等の異常突起が形成される可能性の高い位置に対応して、固定部材に設けたため、異常突起と固定部材の干渉を的確に防止することができる。
(5)導光路に幅が減少する複数の段差部を設け、この段差部を光信号の入出射部としたため、入出力数の多い光伝送モジュールの構成を複雑にしないで低コストで形成することができる。
(6)導光路に幅が減少する複数の段差部を設け、この段差部に光信号を入出射する光ファイバを配置したため、入出力数の多い光カプラ方式の光伝送モジュールの構成を複雑化しないで低コストで形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光伝送モジュールを示す平面図。
【図2】(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図、(c)は図1のC−C断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の光伝送モジュールを示す平面図。
【図4】(a)は図3のA−A断面図、(b)は図3のB−B断面図、(c)は図3のC−C断面図。
【図5】従来の電子回路装置を示す説明図。
【図6】(a)は特願2002−11753号によって提案した光伝送装置の導光路を示す斜視図。(b)は特願2002−11753号によって提案した光伝送装置を示す側面図。(c)は(b)の光伝送装置を示す平面図。
【符号の説明】
1 固定部材
1a,1b,1c 配置孔
2a,2b,2c,2d 凹部
3a,3b,3c, 導光路
5a,6a,7a,8a 入出射部
5b,6b,7b,8b 入出射部
5c,6c,7c,8c 入出射部
10a,10b,10c 垂直部
11a,11b,11c 光ファイバ
13a,13b,13c 光ファイバ
14a,14b,14c 光ファイバ
15a,15b,15c 光ファイバ
12a,12b,12c,12d 貫通孔
Claims (6)
- 光信号を伝送する透光性材料の導光路と、
前記導光路を所定の位置に固定する固定部材を有する光伝送モジュールにおいて、
前記固定部材は、前記導光路のバリ等の異常突起が形成される可能性のある位置に対応して、前記異常突起とのあたり、ぶつかり等の干渉を回避する逃げ構造を有することを特徴とする光伝送モジュール。 - 前記逃げ構造が、前記異常突起を収容する凹部、貫通孔等の空孔であることを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
- 前記逃げ構造が、前記導光路の前記光信号の主伝搬方向に向かって形成される前記異常突起を収容する構成を有することを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
- 前記逃げ構造が、前記導光路の端部、角部等の前記異常突起が形成される可能性の高い位置に対応して、前記固定部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
- 前記導光路は、前記光信号の主伝搬方向に沿って幅を減少させる複数の段差部を有し、前記段差部を前記光信号の入出射部とすることを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
- 前記導光路の前記入出射部は、前記光信号を伝送する光ファイバと光結合された構成を有することを特徴とする請求項5記載の光伝送モジュール。
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