JP2010160422A - 光導波路、光伝送装置及び光伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化が可能であり、リップルを抑制して光の利用効率を高めることが可能な光導波路、光伝送装置及び光伝送システムを提供する。
【解決手段】光伝送装置1は、発光素子21からの入射信号光を伝搬する光導波路10と発光素子21からの入射信号光を反射する誘電体フィルタ15とを備えている。発光素子21からの入射信号光の光軸は誘電体フィルタ15に対してほぼ垂直に入射する方向に設定されている。この光伝送装置1を光送信装置及び光受信装置として用い、光ファイバ2を介して光送信装置及び光受信装置間を接続して双方向光伝送を行う。
【選択図】図1
【解決手段】光伝送装置1は、発光素子21からの入射信号光を伝搬する光導波路10と発光素子21からの入射信号光を反射する誘電体フィルタ15とを備えている。発光素子21からの入射信号光の光軸は誘電体フィルタ15に対してほぼ垂直に入射する方向に設定されている。この光伝送装置1を光送信装置及び光受信装置として用い、光ファイバ2を介して光送信装置及び光受信装置間を接続して双方向光伝送を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、光導波路、光伝送装置及び光伝送システムに関する。
従来、一心双方向光通信に使用される双方向光伝達装置の一例としては、例えば発光素子が実装された缶パッケージと受光素子が実装されたホルダとを互いに直交して取り付けた構成の光半導体素子モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この缶パッケージの発光素子と対向する部位には、光ファイバがファイバホルダを介して取り付けられている。缶パッケージ内には光分離フィルタが発光素子の光軸と45度の角度をもって配置されている。
この特許文献1に記載された従来の光半導体素子モジュールによると、発光素子からの集光された出力光は光分離フィルタを透過し、光ファイバへと光結合される。一方、光ファイバから出射された入力光は光分離フィルタを反射し、受光素子へと導かれる。この光分離フィルタにより波長が異なる入出力光を透過方向及び反射方向に分岐させることで一心双方向光通信が可能となっている。
双方向光伝達装置の他の一例としては、例えば光導波路を用いた双方向WDM(波長多重)光送受信モジュールが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来の双方向WDM光送受信モジュールは、Si基板上にY字状の光分岐導波路を形成している。その光分岐導波路の分岐位置には誘電体多層膜フィルタが垂直直線状に配置されている。Y字状の光分岐導波路の2つに分岐する光導波路の光軸は、誘電体多層膜フィルタに対して傾斜している。一方の光導波路には送信用LDが配置され、誘電体多層膜フィルタを挟んで対向する位置には受信用PDが配置されている。他方の光導波路には光ファイバが配置されている。
この特許文献2に記載された従来の双方向WDM光送受信モジュールによれば、送信用LDから出射した光は誘電体多層膜フィルタに傾斜して進入する。進入した光は誘電体多層膜フィルタを反射し、光ファイバへと導かれる。一方、光ファイバから出射された光は誘電体多層膜フィルタに傾斜して進入する。その光は誘電体多層膜フィルタを透過し、受光素子へと導かれる。
本発明の目的は、小型化が可能であり、リップルを抑制して光の利用効率を高めることが可能な光導波路、光伝送装置及び光伝送システムを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の光導波路、光伝送装置及び光伝送システムを提供する。
[1]透光性媒体と、前記透光性媒体に設けられ、第1の波長の信号光を出力し、第2の波長の信号光を入力する端面と、前記透光性媒体に設けられ、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体内に反射する第1の光路変換面と、前記第2の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第2の光路変換面と、前記第1の光路変換面と前記第2の光路変換面との間の前記透光性媒体に前記第1及び第2の波長の信号光の光軸がほぼ垂直に入射するように設けられ、前記信号光の波長に応じて透過方向及び反射方向に分岐させるフィルタとを備えた光導波路。
[2]請求項1に記載された光導波路と、前記光導波路の前記第1の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を発生する発光素子と、前記光導波路の前記第2の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第2の波長の信号光を受光する受光素子とを備えた光伝送装置。
[3]前記光導波路の前記透光性媒体に設けられ、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第3の光路変換面と、前記第3の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を受光する受光素子とを更に備えた上記[2]記載の光伝送装置。
[4]前記第1の光路変換面は、前記端面に対向する位置に設けられ、前記フィルタは、前記第1の波長の信号光が前記第1の光路変換面から前記端面へ伝播する経路に存在せず、前記第2の波長の信号光が前記端面から前記第2の光路変換面へ伝播する経路に設けられた上記[2]に記載の光伝送装置。
[5]前記光導波路は、アレイ状に配置された光導波路アレイであり、前記フィルタは、前記光導波路アレイを横断して共通に設けられた上記[2]〜[4]のいずれか1つに記載の光伝送装置。
[6]上記[2]〜[5]のいずれか1つに記載された第1の光伝送装置と、透光性媒体と、前記透光性媒体に設けられ、第2の波長の信号光を出力し、第1の波長の信号光を入力する端面と、前記透光性媒体に設けられ、前記第2の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体内に反射する第1の光路変換面と、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第2の光路変換面と、前記第1の光路変換面と前記第2の光路変換面との間の前記透光性媒体に前記第1及び第2の波長の信号光の光軸がほぼ垂直に入射するように設けられ、前記信号光の波長に応じて透過方向及び反射方向に分岐させるフィルタとを備えた光導波路と、前記光導波路の前記第1の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第2の波長の信号光を発生する発光素子と、前記光導波路の前記第2の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を受光する受光素子とを備えた第2の光伝送装置と、前記第1及び第2の光伝送装置を接続する光ファイバとを備えた光伝送システム。
請求項1、2、6に記載された発明によれば、Y分岐導波路を用いる場合と比較して、小型化が可能であり、リップルを抑制して光の利用効率を高めることが可能である。
請求項3に記載された発明によれば、第3の光路変換面に対向された受光素子の出力信号に基づいて発光素子のフィードバック制御を行うことができる。
請求項4に記載された発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比べて、光の利用効率を高めることが可能になる。
請求項5に記載された発明によれば、多心双方向の伝送を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
(光伝送装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示しており、図1(a)は同平面図、図1(b)は同正面図である。
(光伝送装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示しており、図1(a)は同平面図、図1(b)は同正面図である。
この光伝送装置1は、一心双方向型の光伝送装置であり、高分子フィルムからなる光導波路10と、FR4等のプリント基板20と、基板20上に搭載したチップ状の発光素子21及びチップ状の受光素子22とを有する。
光導波路10、基板20、発光素子21及び受光素子22は、平面実装型のセラミックパッケージ30の内部に実装されている。このセラミックパッケージ30内には、発光素子21を駆動させる図示しないIC、及び受光素子22からの出力信号を増幅する図示しないIC等の各種の構成部品が実装されている。セラミックパッケージ30内に実装された構成部品は、図示しない蓋体により封入されている。光ファイバ2のアタッチメントである光コネクタ3には、光導波路10の端部が嵌入固定されている。光導波路10は、図示しない支持部材によりプリント基盤20上に支持されている。
発光素子21は、例えば面発光型半導体レーザ(VCSEL)が用いられるが、端面発光型半導体レーザダイオードやLED等を用いることもできる。
受光素子22は、例えばフォトダイオード(PD)が用いられるが、高速なシリコン系、ガリウムヒ素系のPINフォトダイオードやMSM型フォトダイオード等を用いることもできる。
光ファイバ2は、例えばBF04433(古河電気工業製、NA=0.2、コア径/クラッド径=50/125μm)のマルチモード光ファイバを用いることができる。
(光導波路の構成)
光導波路10は、図1(a)及び(b)に示すように、平坦な下部クラッド11と、下部クラッド11上に延在する平坦な透光性媒体としての光導波路コア12と、光導波路コア12上に形成された上部クラッド13とを有している。光導波路10の光伝搬方向の始端部(光ファイバ側)は、角隅部に段差14をもつ階段形状をなしている。光導波路10は、例えば全長約3mm、厚み約100μmで形成されている。光導波路10の始端部(光ファイバ側)の段差14の幅は、例えば約40μmであり、光導波路10の終端部(光ファイバの反対側)の幅は、例えば約80μmである。なお、クラッドはコアの上面と下面のみならず、両側面に形成されていてもよい。また、クラッドを有しない構成でもよい。この場合は、透光性媒体の周囲の空気がクラッドと同様の機能を果たす。また、透光性媒体が図示しない支持部材により基板10上に支持される。
光導波路10は、図1(a)及び(b)に示すように、平坦な下部クラッド11と、下部クラッド11上に延在する平坦な透光性媒体としての光導波路コア12と、光導波路コア12上に形成された上部クラッド13とを有している。光導波路10の光伝搬方向の始端部(光ファイバ側)は、角隅部に段差14をもつ階段形状をなしている。光導波路10は、例えば全長約3mm、厚み約100μmで形成されている。光導波路10の始端部(光ファイバ側)の段差14の幅は、例えば約40μmであり、光導波路10の終端部(光ファイバの反対側)の幅は、例えば約80μmである。なお、クラッドはコアの上面と下面のみならず、両側面に形成されていてもよい。また、クラッドを有しない構成でもよい。この場合は、透光性媒体の周囲の空気がクラッドと同様の機能を果たす。また、透光性媒体が図示しない支持部材により基板10上に支持される。
光導波路10の段差14の端面には、図1(a)及び(b)に示すように、上面に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10aが形成されている。一方、光導波路10の光伝搬方向の終端部(光導波路コア終端側)の端面には、光路変換用ミラー面10aとは反対側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10bが形成されている。これらの光路変換用ミラー面10a,10bはレーザ照射により切削加工することで形成される。これらの光路変換用ミラー面10a,10bの傾斜角度は、45度程度が望ましいが、傾斜角度及び傾斜方向は特に限定されるものではない。
光導波路10は、図1(a)及び(b)に示すように、光路変換用ミラー面10aの直下の発光素子21と光結合されるとともに、光路変換用ミラー面10bの直下の受光素子22と光結合されている。
光導波路10の中間部には、図1(a)及び(b)に示すように、上部クラッド13から光導波路コア12を介して下部クラッド11にかけてスリット状の溝部10cが垂直直線状に形成されている。溝部10cはダイシングソーを用いて切削加工することで形成される。溝部10c内には誘電体多層膜からなる波長選択素子(誘電体フィルタ)15が光導波路10の幅方向にわたって垂直直線状に配置されている。
誘電体フィルタ15は、例えば厚みが約500μmであるガラス基板(例えば、BK−7)上に金属酸化物等からなる複数の誘電体層を積層して構成されている。誘電体フィルタ15は、入射信号光の波長λ1,λ2に応じて透過方向及び反射方向に分岐させる機能を有している。本実施の形態の誘電体フィルタ15は、波長λ1=850nmの信号光を反射させ、波長λ2=780nmの信号光を透過せる機能を有している。以下、波長λ1の信号光を信号光λ1、波長λ2の信号光を信号光λ2と称して説明する。
(光伝送装置の動作)
発光素子21から出射された波長850nmである入射信号光λ1は、光路変換用ミラー面10aにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、光導波路コア12内を伝搬する。その信号光λ1は光導波路コア12を介して誘電体フィルタ15に概ね0度の入射角度をもってほぼ垂直入射する。誘電体フィルタ15に入射した信号光λ1は誘電体フィルタ15により反射され、光ファイバ2へと導かれる。一方、光ファイバ2から出射された波長780nmである入射信号光λ2は光導波路コア12内を伝搬する。その入射信号光λ2は誘電体フィルタ15を透過し、光路変換用ミラー面10bにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、下部クラッド11を通して受光素子22へと導かれる。
発光素子21から出射された波長850nmである入射信号光λ1は、光路変換用ミラー面10aにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、光導波路コア12内を伝搬する。その信号光λ1は光導波路コア12を介して誘電体フィルタ15に概ね0度の入射角度をもってほぼ垂直入射する。誘電体フィルタ15に入射した信号光λ1は誘電体フィルタ15により反射され、光ファイバ2へと導かれる。一方、光ファイバ2から出射された波長780nmである入射信号光λ2は光導波路コア12内を伝搬する。その入射信号光λ2は誘電体フィルタ15を透過し、光路変換用ミラー面10bにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、下部クラッド11を通して受光素子22へと導かれる。
(入射信号光の光軸と誘電体フィルタの配置)
図2は、異なる入射角度で同一の誘電体フィルタに入射信号光を入射させたときの特性を説明するための図である。同図において、透過率(%)を縦軸とし、波長(nm)を横軸としてそれぞれ表している。誘電体フィルタとしては、LPF(ロングパスフィルタ)を用いている。符号2−1は、誘電体フィルタに対して約45度の入射角度で入射させた透過特性を示している。符号2−2は、誘電体フィルタに対して約90度の入射角度で垂直入射させた透過特性を示している。
図2は、異なる入射角度で同一の誘電体フィルタに入射信号光を入射させたときの特性を説明するための図である。同図において、透過率(%)を縦軸とし、波長(nm)を横軸としてそれぞれ表している。誘電体フィルタとしては、LPF(ロングパスフィルタ)を用いている。符号2−1は、誘電体フィルタに対して約45度の入射角度で入射させた透過特性を示している。符号2−2は、誘電体フィルタに対して約90度の入射角度で垂直入射させた透過特性を示している。
図2から明らかなように、入射信号光が誘電体フィルタの膜面に対して垂直入射する場合と比較すると、入射信号光が誘電体フィルタの膜面に対して約45度入射する場合は、リップル(透過率変動)発生の度合いが大きくなることが分かる。誘電体フィルタへの入射が斜めになるとリップルが発生し、誘電体フィルタの波長特性(反射効率)に悪影響を及ぼすことになる。このリップルを回避するためには、誘電体層の積層数をさらに多くすることが必要となる。しかしながら、誘電体フィルタの設計の複雑化や製作コストの高騰などを招くこととなり、好ましくない。一方、誘電体フィルタの膜面に対して垂直入射する場合は、誘電体フィルタの膜面に対して約45度入射する場合よりも周期的なリップルを減少させることができるということが分かる。誘電体フィルタの反射率については図示していないが、100%−透過率≒反射率の関係から、誘電体フィルタの反射率についても理解することができる。
この第1の実施の形態にあっては、入射信号光の光軸を誘電体フィルタの膜面に対して垂直に配置する(入射信号光の光軸を誘電体フィルタの膜面の法線とは平行に配置する)ことが肝要である。この第1の実施の形態に係る光伝送装置1は、発光素子21から出射された入射信号光λ1の光軸、及び光ファイバ2から出射された入射信号光λ2の光軸を誘電体フィルタ15の膜面に対してほぼ垂直に入射する方向としている。このような構成は、リップルを抑制するとともに、光の利用効率を高める。また、誘電体多層膜による波長選択フィルタの層数低減が可能となる。
[第1の実施の形態の変形例]
図3〜図8は、第1の実施の形態に係る光伝送装置の第1〜第6の変形例をそれぞれ示す。誘電体フィルタ15の幅及び配置位置は、図示例に限定されるものではなく、例えば発光素子21からの入射信号光が受光素子22へ直接入射しない範囲で任意の幅をもって配置すればよい。また、光導波路10の角隅部に形成された階段状の段差14の幅及び配置位置にあっても、図示例に限定されるものではなく、例えば受光素子22の受光径等の設計に合わせて任意の幅もって配置すればよい。なお、これらの図において上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付し、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
図3〜図8は、第1の実施の形態に係る光伝送装置の第1〜第6の変形例をそれぞれ示す。誘電体フィルタ15の幅及び配置位置は、図示例に限定されるものではなく、例えば発光素子21からの入射信号光が受光素子22へ直接入射しない範囲で任意の幅をもって配置すればよい。また、光導波路10の角隅部に形成された階段状の段差14の幅及び配置位置にあっても、図示例に限定されるものではなく、例えば受光素子22の受光径等の設計に合わせて任意の幅もって配置すればよい。なお、これらの図において上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付し、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
図3は、第1の変形例の光伝送装置の平面図である。同図において、上記第1の実施の形態と異なるところは、上記第1の実施の形態では、誘電体フィルタ15を光導波路10の幅全体に横断して配置した構成であったものを、この第1の変形例では、誘電体フィルタ15を光導波路10の幅方向の一部に配置した点にある。図示例によれば、誘電体フィルタ15は、光導波路コア始端側の段差14と対応して垂直直線状に配置されている。誘電体フィルタ15の幅は、光導波路10の段差14の端面と同一の幅寸法に設定されている。
図4は、第2の変形例の光伝送装置の正面図である。同図において、上記第1の実施の形態と異なるところは、上記第1の実施の形態では、光導波路10に誘電体フィルタ15を固定した構成となっていたものを、この第2の変形例にあっては、光導波路10と補強板16とにより誘電体フィルタ15を固定した点にある。その補強板16は、例えばPET等の材料からなる。補強板16の厚みは、例えば約500μmであり、光導波路10の厚みよりも厚く設定されている。図示例によれば、補強板16には、光導波路10のスリット状の溝部10cと対応する部位にスリット状の溝部16aが垂直直線状に形成されている。補強板16は、光導波路10の上部クラッド13上に接着剤を介して接合されている。溝部10c,16a内には、誘電体フィルタ15が光導波路10の幅方向にわたって垂直直線状に配置されており、光導波路10に誘電体フィルタ15を強固に取り付けている。
図5は、第3の変形例の光伝送装置の平面図である。同図において、上記第1の実施の形態と異なるところは、上記第1の実施の形態では、光導波路10の始端部(光ファイバ側)に階段状の段差14を形成した構成となっていたものを、この第3の変形例では、光導波路コア始端側の段差14と対応して光導波路10の終端部(光ファイバの反対側)の角隅部に階段状の段差14を形成した点にある。図示例にあっては、誘電体フィルタ15は、光導波路コア終端側の段差14の端面に垂直直線状に配置されている。光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bは、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは対向しないように光導波路コア終端に配置されている。一方の受光素子22は、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bの直下に対向して設置されており、発光素子21とは対向していない。
図6は、第4の変形例の光伝送装置の平面図である。同図において、上記第1の実施の形態と異なるところは、上記第1の実施の形態では、光導波路コア終端部(光ファイバの反対側)の幅全体にわたって光路変換用ミラー面10bを形成した構成となっていたものを、この第4の変形例では、光導波路コア終端部の角隅部に光路変換用ミラー面10bを形成した点にある。図示例によれば、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aと光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bとは互いに対向しないように配置されている。受光素子22は、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bの直下に対向して設置されており、発光素子21とは対向していない。
図7は、第5の変形例の光伝送装置の平面図である。同図において、上記図6に示す第4の変形例と異なるところは、第4の変形例では、誘電体フィルタ15を光導波路10の幅全体に配置した構成であったものを、この第5の変形例では、誘電体フィルタ15を光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aだけに対向して設置した点にある。図示例によると、誘電体フィルタ15は、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aと同一の幅寸法に設定されている。
図8は、第6の変形例の光伝送装置の平面図である。同図において、上記図5に示す第3の変形例と異なるところは、第3の変形例では、光導波路コア始端側の段差14に対応して光導波路コア終端側の角隅部に段差14を形成した構成となっていたものを、この第6の変形例では、光導波路コア始端側の段差14とは対応しない光導波路コア終端側の角隅部に階段状の段差14を形成した点にある。図示例によれば、光導波路コア終端側の段差14の端面を除く角隅部には、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aと対応して光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bが形成されている。これらの光路変換用ミラー面10a,10b間には、誘電体フィルタ15が垂直直線状に設置されている。誘電体フィルタ15と光路変換用ミラー面10a,10bとは同一の幅寸法に設定されている。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図9(a)は、同平面図であり、図9(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、上記第1の実施の形態では、光導波路コア始端部に発光素子21を、光導波路コア終端部に受光素子22をそれぞれ設けた構成となっていたものを、この第2の実施の形態では、光導波路コア始端部に受光素子22を、光導波路コア終端部に発光素子21をそれぞれ設けた点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図9(a)は、同平面図であり、図9(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、上記第1の実施の形態では、光導波路コア始端部に発光素子21を、光導波路コア終端部に受光素子22をそれぞれ設けた構成となっていたものを、この第2の実施の形態では、光導波路コア始端部に受光素子22を、光導波路コア終端部に発光素子21をそれぞれ設けた点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
(光伝送装置及び光導波路の構成)
光導波路10の始端部(光ファイバ側)の角隅部には、図9(a)及び(b)に示すように、光伝搬方向に階段形状をなす段差14が形成されている。その段差14の端面は上面に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10aが形成されている。この光路変換用ミラー面10aには、上部クラッド13から光導波路コア12を介して下部クラッド11にかけてスリット状の溝部10cが垂直直線状に形成されている。この溝部10c内には、誘電体フィルタ15が光導波路10の幅方向の一部に垂直直線状に配置されている。一方、光導波路10の終端部の一部には、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは反対側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10bが形成されている。発光素子21は、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bの直下に対向して設置されている。一方の受光素子22は、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aの直下に対向して設置されている。
光導波路10の始端部(光ファイバ側)の角隅部には、図9(a)及び(b)に示すように、光伝搬方向に階段形状をなす段差14が形成されている。その段差14の端面は上面に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10aが形成されている。この光路変換用ミラー面10aには、上部クラッド13から光導波路コア12を介して下部クラッド11にかけてスリット状の溝部10cが垂直直線状に形成されている。この溝部10c内には、誘電体フィルタ15が光導波路10の幅方向の一部に垂直直線状に配置されている。一方、光導波路10の終端部の一部には、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは反対側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10bが形成されている。発光素子21は、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bの直下に対向して設置されている。一方の受光素子22は、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aの直下に対向して設置されている。
(光伝送装置の動作)
発光素子21から出射された波長850nmの入射信号光λ1は、光路変換用ミラー面10bにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、光導波路コア12内を伝搬する。その入射信号光λ1は、光導波路コア12を介して光ファイバ2へと導かれる。ここで、誘電体フィルタ15に直接到達した入射信号光λ1は、誘電体フィルタ15により反射される。一方、光ファイバ2から出射された波長780nmの入射信号光λ2は、光導波路コア12内を伝搬し、光導波路コア10の終端において反射される。その反射した入射信号光λ2は、光導波路コア12を介して誘電体フィルタ15を透過し、光路変換用ミラー面10aにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、下部クラッド11を通して受光素子22へと導かれる。入射信号光λ1は、誘電体フィルタ15を経ずに直接光コネクタ3(端面)に到達できるので、さらに光の利用効率を高めることが可能になる。
発光素子21から出射された波長850nmの入射信号光λ1は、光路変換用ミラー面10bにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、光導波路コア12内を伝搬する。その入射信号光λ1は、光導波路コア12を介して光ファイバ2へと導かれる。ここで、誘電体フィルタ15に直接到達した入射信号光λ1は、誘電体フィルタ15により反射される。一方、光ファイバ2から出射された波長780nmの入射信号光λ2は、光導波路コア12内を伝搬し、光導波路コア10の終端において反射される。その反射した入射信号光λ2は、光導波路コア12を介して誘電体フィルタ15を透過し、光路変換用ミラー面10aにおいて概ね90度の光路変換を受けて反射され、下部クラッド11を通して受光素子22へと導かれる。入射信号光λ1は、誘電体フィルタ15を経ずに直接光コネクタ3(端面)に到達できるので、さらに光の利用効率を高めることが可能になる。
[第2の実施の形態の変形例]
図10は、上記第2の実施の形態に係る光伝送装置の変形例を模式的に示す正面図である。同図において、光導波路10は、光導波路コア始端側の段差14に対応して光導波路コア終端側の角隅部に階段状の段差14を形成している。光導波路10の残余の構成については、上記第2の実施の形態による光伝送装置1の基本構成と変わるところはない。
図10は、上記第2の実施の形態に係る光伝送装置の変形例を模式的に示す正面図である。同図において、光導波路10は、光導波路コア始端側の段差14に対応して光導波路コア終端側の角隅部に階段状の段差14を形成している。光導波路10の残余の構成については、上記第2の実施の形態による光伝送装置1の基本構成と変わるところはない。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図11(a)は、同平面図であり、図11(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、発光素子21から出射された入射信号光λ1をモニターするモニター用受光素子(MPD)23を配置した点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図11(a)は、同平面図であり、図11(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、発光素子21から出射された入射信号光λ1をモニターするモニター用受光素子(MPD)23を配置した点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
(光伝送装置及び光導波路の構成)
発光素子21からの入射信号光λ1の出力は、例えば外部温度により変動する。安定した入射信号光出力を得るには、入射信号光をモニターし、発光素子21の駆動電流を変化させるフィードバック制御を行うことが肝要である。この第3の実施の形態では、図11(a)及び(b)に示しているように、光導波路コア始端側の段差14に対応して光導波路コア終端側の角隅部に階段状の段差14を形成している。光導波路コア10の終端部の一部には、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは反対側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10bが形成されている。光導波路コア終端側の段差14の端面には、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bとは同一方向に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10dが形成されている。これらの光路変換用ミラー面10b,10d間には、誘電体フィルタ15が垂直直線状に設置されている。
発光素子21からの入射信号光λ1の出力は、例えば外部温度により変動する。安定した入射信号光出力を得るには、入射信号光をモニターし、発光素子21の駆動電流を変化させるフィードバック制御を行うことが肝要である。この第3の実施の形態では、図11(a)及び(b)に示しているように、光導波路コア始端側の段差14に対応して光導波路コア終端側の角隅部に階段状の段差14を形成している。光導波路コア10の終端部の一部には、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは反対側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10bが形成されている。光導波路コア終端側の段差14の端面には、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bとは同一方向に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10dが形成されている。これらの光路変換用ミラー面10b,10d間には、誘電体フィルタ15が垂直直線状に設置されている。
発光素子21は、図11(a)及び(b)に示しているように、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aの直下に対向して設置されている。一方の受光素子22は、光導波路コア終端側の光路変換用ミラー面10bの直下に対向して設置されている。モニター用受光素子23は、光導波路コア中間側の光路変換用ミラー面10dの直下に対向して設置されている。発光素子21から出射された波長850nmの入射信号光λ1の一部は、モニター用受光素子23へ直接導かれる。発光素子21の出力をモニターしてフィードバックすることが可能になり、温度湿度等の外部条件の変化にも安定した光出力が得られる。
[第3の実施の形態の変形例]
図12〜図14は、第3の実施の形態に係る光伝送装置の第1〜第3の変形例をそれぞれ示している。なお、これらの図において上記第3の実施の形態と実質的に同じものには同一の名称と符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図12〜図14は、第3の実施の形態に係る光伝送装置の第1〜第3の変形例をそれぞれ示している。なお、これらの図において上記第3の実施の形態と実質的に同じものには同一の名称と符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図12は、第1の変形例の光伝送装置を概略的に示す平面図である。同図において、光導波路コア始端側の段差14の端面の一部には、上面に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10aが形成されている。光導波路10の残余の構成については、上記第3の実施の形態による光伝送装置1の基本構成と変わるところはない。
図13(a)は、第2の変形例の光伝送装置を概略的に示す平面図であり、図13(b)は、同正面図である。この第2の変形例の光伝送装置は、図9に示す第2の実施の形態に対し、光導波路コア始端側と光導波路コア終端側との間に上側に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10dを形成したものである。
モニター用受光素子23は、光導波路コア中間側の光路変換用ミラー面10dの直下に対向して設置されている。この光路変換用ミラー面10dと、光導波路10に直交する垂直面10eとにより楔状の切れ込み部が形成されている。切れ込み部としては、例えば本出願人が既に提案した特開2006−208794号公報に記載されている切れ込み部の構成を使用している。光路変換用ミラー面10dは、光導波路10の主面に対して傾斜した傾斜面からなる。その傾斜面は、光導波路コア始端側の光路変換用ミラー面10aとは同一方向に向けて傾斜する45度傾斜面とされている。
図14は、第3の変形例の光伝送装置を模式的に示す平面図である。同図において、上記図13に示す第2の変形例と異なるところは、、光導波路コア始端側の段差14の端面の一部に、上面に向けて45度に傾斜する光路変換用ミラー面10aが形成されている点にある。光導波路コア10の残余の構成については、図13(a)及び(b)に示す上記第2の変形例による光伝送装置1の基本構成と変わるところはない。
[第4の実施の形態]
図15は、本発明の第4の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図15(a)は、同平面図であり、図15(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、上記第1の実施の形態では、一心双方向型の光伝送装置の構成となっていたものを、この第4の実施の形態では、多心双方向型の光伝送装置の構成とした点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
図15は、本発明の第4の実施の形態に係る光伝送装置の一構成例を模式的に示している。図15(a)は、同平面図であり、図15(b)は、同正面図である。これらの図において、上記第1の実施の形態と大きく異なるところは、上記第1の実施の形態では、一心双方向型の光伝送装置の構成となっていたものを、この第4の実施の形態では、多心双方向型の光伝送装置の構成とした点にあり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
この光伝送装置100は、所定の間隔をもって複数の第1の実施の形態の光伝送装置を同一平面上に並列配置している。光伝送装置100の基本構成は、複数の光導波路10を同一平面上に並列配置した光導波路アレイ110と、基板120上に複数の発光素子を並列配置した発光素子アレイ121及び複数の受光素子を並列配置した受光素子アレイ122とにより構成されている。図示例によると、4ビットアレイ状の光導波路10、基板120、4ビットアレイ状の発光素子及び受光素子(例えば、受光径約80μm)は、セラミックパッケージ130の内部に実装されている。
4本の光導波路10の中間部には、スリット状の溝部10cが同一直線上に垂直に形成されている。その溝部10c内には、共通の誘電体フィルタ150が光導波路コア12を垂直に横断するように直線状に配置されている。セラミックパッケージ130内に実装された各構成部品は、図示しない蓋体により気密に封入されている。光ファイバ2のアタッチメントである光コネクタ3には、光導波路10の端部が嵌入固定されている。
ファイバアレイ102のアタッチメントである光コネクタ103には、光導波路アレイ110の端部が嵌入固定されている。ファイバアレイ102としては、例えば複数の異なる波長の光信号を伝送するための光ファイバ2を4本並列配置してなる4心リボンのマルチモード光ファイバ(例えば、コア径/クラッド径=50/62.5μm)を使用している。光導波路アレイ110、発光素子アレイ121、受光素子アレイ122及び光ファイバ2のそれぞれは、約250μmピッチで並んで構成されている。この第4の実施の形態では、4チャンネルの光伝送装置100を例示しているが、図示例に限定されるものではなく、例えばチャンネル数は任意に設定することができる。
[第5の実施の形態]
図16は、本発明の第5の実施の形態に係る光伝送システムの一構成例を模式的に示している。図16(a)は、同平面図であり、図16(b)は、同正面図である。この光伝送システムは、第4の実施の形態と同様に構成された第1及び第2の光伝送装置100A,100Bをファイバアレイ102により接続したものである。
図16は、本発明の第5の実施の形態に係る光伝送システムの一構成例を模式的に示している。図16(a)は、同平面図であり、図16(b)は、同正面図である。この光伝送システムは、第4の実施の形態と同様に構成された第1及び第2の光伝送装置100A,100Bをファイバアレイ102により接続したものである。
第1の光伝送装置100Aは、第4の実施の形態と同様に、光信号λ1を発生する発光素子アレイと、光信号λ2を受光する受光素子アレイと、光信号λ1を反射し、光信号λ2を透過させる誘電体フィルタとを備える。
第2の光伝送装置100Bは、光信号λ2を発生する発光素子アレイと、光信号λ1を受光する受光素子アレイと、光信号λ2を反射し、光信号λ1を透過させる誘電体フィルタ15を用いる。
第1及び第2の光伝送装置100A,100Bは、光コネクタとしてPMTコネクタ(Connector for Polymer Waveguides connected with MT connector)113を用いている。ファイバアレイ102の両方の端部には、PMTコネクタ113に接続されるMTコネクタ114を用いている。PMTコネクタ113とMTコネクタ114とは、2つのピン孔113a,114aに図示しないガイドピンを介して接続される。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な設計変更が可能である。
1…光伝送装置、2…光ファイバ、3…光コネクタ、10…光導波路、10a,10b,…光路変換用ミラー面、10c…溝部、10d…光路変換用ミラー面、10e…垂直面、11…下部クラッド、12…光導波路コア、13…上部クラッド、14…段差、15…誘電体フィルタ、16…補強板、16a…溝部、20…基板、21…発光素子、22…受光素子、23…モニター用受光素子、30…セラミックパッケージ、100…光伝送装置、100A…第1の光伝送装置、100B…第2の光伝送装置、102…ファイバアレイ、110…光導波路アレイ、113…PMTコネクタ、113a,114a…ピン孔、114…MTコネクタ、120…基板、121…発光素子アレイ、122…受光素子アレイ、130…セラミックパッケージ
Claims (6)
- 透光性媒体と、
前記透光性媒体に設けられ、第1の波長の信号光を出力し、第2の波長の信号光を入力する端面と、
前記透光性媒体に設けられ、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体内に反射する第1の光路変換面と、
前記第2の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第2の光路変換面と、
前記第1の光路変換面と前記第2の光路変換面との間の前記透光性媒体に前記第1及び第2の波長の信号光の光軸がほぼ垂直に入射するように設けられ、前記信号光の波長に応じて透過方向及び反射方向に分岐させるフィルタとを備えた光導波路。 - 請求項1に記載された光導波路と、
前記光導波路の前記第1の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を発生する発光素子と、
前記光導波路の前記第2の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第2の波長の信号光を受光する受光素子とを備えた光伝送装置。 - 前記光導波路の前記透光性媒体に設けられ、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第3の光路変換面と、
前記第3の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を受光する受光素子とを更に備えた請求項2に記載の光伝送装置。 - 前記第1の光路変換面は、前記端面に対向する位置に設けられ、
前記フィルタは、前記第1の波長の信号光が前記第1の光路変換面から前記端面へ伝播する経路に存在せず、前記第2の波長の信号光が前記端面から前記第2の光路変換面へ伝播する経路に設けられた請求項2に記載の光伝送装置。 - 前記光導波路は、アレイ状に配置された光導波路アレイであり、
前記フィルタは、前記光導波路アレイを横断して共通に設けられた請求項2〜4のいずれか1項に記載の光伝送装置。 - 請求項2〜5のいずれか1項に記載された第1の光伝送装置と、
透光性媒体と、前記透光性媒体に設けられ、第2の波長の信号光を出力し、第1の波長の信号光を入力する端面と、前記透光性媒体に設けられ、前記第2の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体内に反射する第1の光路変換面と、前記第1の波長の信号光を光路を変換して前記透光性媒体外に反射する第2の光路変換面と、前記第1の光路変換面と前記第2の光路変換面との間の前記透光性媒体に前記第1及び第2の波長の信号光の光軸がほぼ垂直に入射するように設けられ、前記信号光の波長に応じて透過方向及び反射方向に分岐させるフィルタとを備えた光導波路と、
前記光導波路の前記第1の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第2の波長の信号光を発生する発光素子と、
前記光導波路の前記第2の光路変換面に対向する位置に設けられ、前記第1の波長の信号光を受光する受光素子とを備えた第2の光伝送装置と、
前記第1及び第2の光伝送装置を接続する光ファイバとを備えた光伝送システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009003758A JP2010160422A (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 光導波路、光伝送装置及び光伝送システム |
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JP2010160422A true JP2010160422A (ja) | 2010-07-22 |
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JP2009003758A Pending JP2010160422A (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 光導波路、光伝送装置及び光伝送システム |
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