JP2004109052A - 走査型プローブ顕微鏡用プローブ及びそれを用いた走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡用プローブ及びそれを用いた走査型プローブ顕微鏡 Download PDF

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内藤 裕一
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Abstract

【課題】従来の走査型プローブ顕微鏡においては、金属層は非常に薄いため、高インピーダンス、つまり低導電性となる。この結果、容量センサの感度が低下する。また、プローブ先端の曲率半径が大きいので、空間分解能を大きくできないという課題がある。
【解決手段】一端を先鋭化した金属ワイアと、水晶振動子と、これらを支持するホルダーから成るプローブであって、該ワイアの先端を試料表面に対して垂直方向を主成分とした方向に配置されるように水晶振動子に固定し、さらに該ワイアの基部を別にホルダーに固定するというこれらの2箇所の固定部を有する。このような構成で金属ワイアと水晶振動子を組み合わせたものを走査型プローブ顕微鏡用のプローブとする。この結果、低インピーダンスの金属ワイアを高い精度で、かつ非光学的な距離制御手法を持って走査型プローブ顕微鏡用のプローブとして使用することが可能となり、容量センサの感度が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は走査型プローブ顕微鏡たとえば走査型容量顕微鏡及び走査型プローブ顕微鏡用のプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の走査型プローブ顕微鏡を図4、図5を参照して説明する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図4においては、原子間力顕微鏡と走査型容量顕微鏡とを組合せてある。すなわち、試料101(例えば半導体デバイス)は圧電素子102上に搭載され、この結果、試料101は圧電素子102によりX、Y、Z方向に移動できる。導電性プローブユニット103は試料101の表面に近接し、他方、試料101と導電性プローブユニット101との間に接続された電圧変調回路104によって交流/直流変調電圧が試料101に供給される。また、容量センサ105は導電性プローブユニット103と電圧変調回路104との間に接続されている。さらに、レーザダイオード106は光ビームを導電性プローブユニット103に照射し、他方、検出器107は導電性プローブユニット103から反射光ビームを検出し、これにより、導電性プローブユニット103の変位を検出できる。
【0004】
図5の(A)に図4の導電性プローブユニット103の概略図を示す。すなわち、導電性プローブユニット103は、その自由端に鋭利なプローブ1031aを有するカンチレバー1031及び該カンチレバー1031を保持するホルダー1032よりなる。
【0005】
図5の(B)は図4の導電性プローブユニット103の断面図である。すなわち、プローブ1031aを含むカンチレバー1031はシリコン酸化層あるいはシリコン窒化層(図示せず)で覆われた単結晶シリコン基板201及び単結晶シリコン基板201を覆うAu、Pt/IrあるいはCo/Crなどよりなる厚さ約100nmの金属層202よりなる。従って、カンチレバー1031はスプリングとして作用する。
【0006】
図4、図5に示す走査型プローブ顕微鏡においては、検出器107がカンチレバー1031からの反射光ビームによってカンチレバー1031の変位を検出する。換言すればプローブ1031aの試料101に対する接触圧力を検出する。他方、試料101とプローブ1031aとのZ方向の相対的な距離は圧電素子102によって、プローブ1031aの試料101に対する接触圧力があらかじめ設定されたある一定値になるように制御される。また、試料101とプローブ1031aとの間の容量に関わる情報が、LC共振回路、発振回路、ダイオードを含む検波回路からなる容量センサ105を用いて検出される。この結果、試料101の容量情報が2次元的に画像化されると共に試料101の表面の凹凸も2次元的に画像化される。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−54403号公報(第2−5頁、図1、図2、図5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4、図5に示す走査型プローブ顕微鏡においては、金属層202は非常に薄く、従って、金属層202は高インピーダンス、つまり低導電性となり、この結果、容量センサ105の感度が低下するという課題がある。
【0009】
また、カンチレバー1031の金属層202はプローブ1031aの金属層202より大きい面積を有するので、カンチレバー1031と試料101との間に大きな浮遊容量が発生し、この結果、容量センサ105の感度が低下するという課題がある。
【0010】
さらに、プローブ1031aの先端の曲率半径が大きいので、空間分解能を大きくできないという課題がある。この空間分解能を大きくするために、金属層202の膜厚を小さくしてプローブ1031aの先端の曲率半径を減少させなくてはならないが、この場合には、金属層202のインピーダンスが増大してしまう。
【0011】
さらに、金属層202は単結晶シリコン基板201上に被覆されているので、金属層202と試料101との接触による摩擦によって金属層202が剥れ易いという課題がある。
【0012】
さらに、プローブ1031aと試料101間に直流電流が流れると、ジュール熱が発生してプローブ1031aの先端に滞り、この結果、プローブ1031aの先端の金属層202が溶融し、単結晶シリコン基板201が露出することによりプローブ1031aの導電率が減少するという課題がある。
【0013】
従って、本発明の目的は、低インピーダンス、小浮遊容量、曲率半径が小さく、剥れにくくかつ溶融しにくい先端を有する導電性プローブを提供することにある。
【0014】
また、他の目的は、上述の導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、
一端を先鋭化した金属製ワイアと、圧電素子と、これらを支持するホルダーから成るプローブであって、該ワイアの先端を試料表面に対して垂直方向を主成分とした方向に配置されるように圧電素子に固定し、さらに該ワイアの基部を別にホルダーに固定するというこれらの2箇所の固定部を有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明による走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、
前記ワイアは、前記圧電素子との固定部と前記ワイア先端の間において、前記先端が試料表面に対してほぼ垂直となるような曲げ部を有していることを特徴とする。
【0017】
また、本発明による前記プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記走査型プローブ顕微鏡用のプローブの振動を検出する手段によって検出される信号が、前記ワイア先端と前記試料との相互作用の変化によって変化するところの前記プローブに関わる共振振動の振幅、共振周波数、あるいは共振のQ値であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明による走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、
前記圧電素子が、水晶振動子であってもよい。
【0019】
また、本発明による走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、
前記水晶振動子として音叉型振動子であってもよく、その場合、プロンジの向きは金属ワイアの2箇所の固定点間の方向に対して垂直であることを特徴とする。
【0020】
また、本発明による走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、
前記圧電素子が、それに固有の共振周波数近傍で前記ワイアの先鋭化した先端を振動させることを特徴とする。
【0021】
また、本発明によるプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端を励振する圧電素子によって、前記プローブの振動状態を電気的に検出することを特徴とする。
【0022】
また、本発明によるプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイアと電気的にカップルするラインにより該情報に関わる信号を検出し、次にダイオードにより該信号を検波し、検波された信号から前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧と同じ周波数の成分を検出することを特徴とする。
【0023】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧の周波数の2倍の周波数で変化する成分を検出することを特徴とする。
【0024】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から前記金属ワイア先端の変位の振動周波数と同じ周波数成分を検出することを特徴とする。
【0025】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から、前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧と同じ周波数の成分を検出し、該検出成分からさらに前記金属ワイア先端の変位の振動周波数と同じ周波数の成分を検出することを特徴とする。
【0026】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイアを含んで構成された電気的共振器の、試料と電気的にカップルすることによるQ値の変化を検出することを特徴とする。
【0027】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイア先端と前記試料との力学的相互作用による前記金属ワイア先端の振動に由来する前記負帰還系内の信号から得られる試料の表面形状に関わる情報と、
前記検波信号から得られるところの
前記印加交流電圧と同じ周波数の成分と、
前記印加交流電圧の2倍周波数成分と、
前記金属ワイア先端の変位の振動周波数成分と
さらには
前記印加交流電圧の周波数成分中で前記金属ワイア先端の変位の振動周波数で変化する成分と、
において、これらのすべてあるいは一部を一度の走査により同時に画像化することを特徴とする。
【0028】
また、本発明による導電性プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡では、
前項記載の走査座標を一にする各画像を用いてそれらのすべてあるいは一部を単に重ね合わせあるいは画像により透過度を変化させて重ね合わせる手段と重ね合わせた合成画像を表示する手段を有することを特徴とする。
【0029】
このように、本発明は、プローブの先端を導電性の高い金属のみで構成することによって、(1)低インピーダンス、(2)浮遊容量を小さくすることが出来る、(3)金属コート層が無いために、探針先端の曲率半径を小さくすることが出来る、(4)金属コート層が擦過して剥がれるという恐れが無い、(5)直流的な電圧あるいは電流に対しての耐性を持たせる、などの効果を奏することができ、また、プローブを圧電素子によって試料面に垂直な面内で振動させることにより、試料表面の静電容量分布に関わる情報を高い精度で、かつ表面形状と同時に測定することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の原理を示す図である。図1においては、例えば半導体デバイスのような試料1は走査用圧電素子2上に載置され、この結果、試料1は走査用圧電素子2によってX,Y,Z方向に移動できる。
【0031】
金属ワイア3は試料1の表面と近接するように設けられている。金属ワイア3は約20〜100μm直径のW、Pt/IrあるいはNiの金属棒よりなり、鋭利な先端3aを有する。この先端3aは金属棒に電解研磨プロセスを実施することによって得られる。この場合、先端3aの曲率半径は、電解液の濃度、印加電圧あるいは電解液に浸している時間によって調整され、従って、先端3aの曲率半径は再現性よく実現できる。なお、電解研磨プロセスの代りに、放電加工プロセス等を用いることもできる。
【0032】
また、金属ワイア3は励振用の音叉型水晶振動子4に固定部4bにおいて固定されているとともに、金属ワイア3の基部は金属ワイア3を保持するためのホルダー9に固定部9bにおいて固定されている。また金属ワイア3は固定部4bとその先端3aの間、望ましくは固定部4bのなるべく近傍において、先端3aが試料表面に対してほぼ垂直となるよう曲げ部を有している。
【0033】
ここで図1に示すように、励振用の音叉型水晶振動子4は、そのプロンジの向きが前記金属製ワイアの2箇所の固定点間の方向に対して垂直となるよう配置されている。このような方向で取り付けることにより、固定部4bの占める面積を小さくすることができる。
【0034】
また、金属ワイア3の先端3aを含む部分が試料表面に対して必ずしも厳密に垂直となるように配置されている必要は無く、先端3aが試料表面に対して垂直方向を主成分とした方向に配置されていれば良い。
【0035】
励振用の水晶振動子4には、駆動電圧を供給する発振器5が接続されている。なお、金属ワイア3と水晶振動子4とは電気的に絶縁されており、かつ、金属ワイア3は水晶振動子4によって、水晶振動子4固有の共振周波数状態近傍で励振される。この励振周波数をfする。fの周波数が30kHz近辺の水晶振動子が利用できる。また、水晶振動子4は金属ワイア3を励振すると同時に、自身の変形を圧電効果による電流信号として出力する。これにより例えば図4に述べられているような従来の光てこ方式とは異なり、光学的手法を用いなくとも金属ワイア先端3aと試料1との距離制御を行うことが出来る。この距離制御の精度は水晶振動子4の共振特性に依存し、精度を向上するためには水晶振動子4が力学的に高いQ値を持つことが必要である。
【0036】
水晶振動子4からの電流信号は、検出器6に入力され、電流−電圧変換され、水晶振動子4の振動の振幅、あるいは水晶振動子4の共振周波数、あるいは水晶振動子4の共振のQ値に関わる信号などの出力信号を得る。
【0037】
金属ワイア3は水晶振動子4固有の共振周波数近傍で励振され、またその振動振幅や共振周波数は金属ワイア3と試料1との相互作用により変化する。この時、金属ワイア3は9bと4bの2箇所で固定されているが、力学的に高いQ値を持つ水晶振動子4の固有の共振特性をできるだけ損なわぬようにしなくてはならない。
水晶振動子4の共振特性に影響を与えるのは前記金属ワイア3の質量と、固定部4bにおける接着剤の質量、そして金属ワイア3のバネ定数である。例えば特開平9−113521では、先端が先鋭化された金属ワイアに中折れ部を設け、カンチレバーとして利用している。すなわち、金属ワイアはホルダー上の一箇所でのみ固定されている。しかしながら本発明ではホルダー上の固定部9bと水晶振動子上の固定部4bを別に設けている。これにより水晶振動子4に金属ワイア3全体の質量が負荷とならないように配置できる。
【0038】
また図1において水晶振動子4への負荷となる金属製ワイア3の質量及び固定部4bにおける接着剤の質量を小さくするために、固定部4bから先端3aまでの長さは該4bとホルダー上の固定部9bとの間の長さより極めて短くする。また固定部4bにおいて水晶振動子4のプロンジと金属ワイア3は直交する向きとなっている。
【0039】
また金属ワイア3は固定部4bとその先端3aの間、望ましくは固定部4bの近傍において、先端3aが試料表面に対してほぼ垂直となるよう曲げ部を有している。この効果により、また前述したように固定部4bから先端3aまでの距離を短くすることにより、先端3aを含む先端は水晶振動子4の振動に対して剛体として追随することが可能となる。
【0040】
さらに、水晶振動子4への負荷となる金属ワイア3のバネ定数を小さくするためにホルダー上の固定部9bから水晶振動子上の固定部4bは出来るだけ長くすることが望ましい。具体的には、金属ワイア3の直径が100μmの場合、ホルダー上の固定部9bから水晶振動子上の固定部4bの長さが1cmあれば金属ワイア3のバネ定数はおよそ5N/mとなり水晶振動子4のバネ定数8000N/mに対して十分無視しうる。
【0041】
金属ワイア3と水晶振動子4を図1に示すような構成で用いることにより、本発明では水晶振動子4の共振特性を出来るだけ損なわずに非光学的な手法を持って高い精度で金属ワイア先端3aと試料1との間の距離制御を行うことが出来る。
【0042】
走査用圧電素子2には、Z方向の位置制御およびXY方向の走査を制御する制御装置10が接続されている。検出器6から出力される水晶振動子4の振動振幅、あるいは水晶振動子4の共振周波数に関わる信号は、制御装置10に入力され、制御装置10の出力は走査用圧電素子2に印加されて試料1をZ方向に上下動させ、水晶振動子4の振動振幅、あるいは水晶振動子4の共振周波数があらかじめ設定したある一定値になるように試料1と金属ワイア先端3aとの相対的な距離を負帰還制御する。
【0043】
さらに、周波数fを有する交流電圧が電圧変調回路7によって試料1に供給される。この場合、交流電圧の周波数fは発振器5の周波数fと干渉しないよう、これより高い周波数範囲に設定されることが望ましい。たとえば、fの周波数は〜1MHzである。
【0044】
さらに、容量センサ8を金属ワイア3に接続し、これにより、金属ワイア先端3aと試料1との間の容量に関わる信号を検出する。
【0045】
図1に示す走査型プローブ顕微鏡において、金属ワイア3は低インピーダンスであり、容量センサ8と試料との間の直列抵抗が図5A、図5Bに示す通常の金属コートプローブの使用時とに比べれば低下するので容量センサ8の感度は向上する。
【0046】
また、金属ワイア3は試料1に対して小さな投影面積しか有さないので、金属ワイア3と試料1との間に発生する浮遊容量は小さくなり、従って、容量センサ8の信号のS/N比に与える影響は低い。
【0047】
さらに、金属ワイア3の先端3aの曲率半径を小さくでき、空間分解能を向上できる。
【0048】
さらに、金属ワイア3はその先端3aと一体で単一の材料よりなるので、金属ワイア3の先端3aは先端3aと試料1との摩擦によって剥れるという恐れは無い。
【0049】
さらに、先端3aと試料1との間に直流電流が流れると、ジュール熱が発生するが、結果として溶融しても、全体が単一の材料からなるので導電性が失われることは無い。このようにして、金属ワイア3の導電率は減少しない。
【0050】
次に、図1の本発明の原理を適用した発明の実施の形態を説明する。
【0051】
図2は本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0052】
図2において、金属ワイア3は水晶振動子4により水晶振動子4固有の共振周波数近傍の周波数で励振される。同時に、振動は水晶振動子4の変形の圧電効果による電流信号として検出される。さらに、プリアンプ6aによって増幅された振動信号は、FM復調器6bにより共振周波数の変移に関わる出力信号となる。ここで、この変移は振動信号周波数と水晶振動子4の共振周波数極近傍の基準周波数からの変移であり、金属ワイア先端3aと試料1の相互作用により変化する。ところで、プリアンプ6aによって増幅された振動信号は、フェイズシフター5bを介してオートマチックゲインコントロール5aへとフィードバックされ、水晶振動子4を常に一定の振幅値をもって共振するよう自励発振させる。次に、FM復調器6bの出力は差動アンプ10bに入力され、差動アンプ10bはその出力を圧電素子2に印加して試料1をZ方向に上下動させ、振動信号周波数があらかじめ定めたある一定値となるよう試料1と金属ワイア先端3aとの相対的な距離に負帰還される。
【0053】
また、本実施例の走査型プローブ顕微鏡では、水晶振動子4の振動状態は、水晶振動子4自身によって電気的に検出されるため、図4に示した従来例のように、金属ワイア3と試料1との距離を制御するための光学系を必要としない。それゆえ、試料1及び金属ワイア3及び水晶振動子4を真空チャンバー中やクライオスタット中などの小空間に導入することが容易になるという利点もある。
【0054】
同時に、コンピューター10aは、試料1のあらかじめ定めた領域を金属ワイア先端3aが走査するように、走査回路11に圧電素子2に加える電圧を指示する。これにより、金属ワイア先端3aは、試料1の表面の凹凸に沿って、試料1との間の相互作用を一定に保ちながら、試料1の表面を走査する。また、コンピューター10aは、内蔵する記憶手段に圧電素子2のZ方向の移動量に相当する差動アンプ10bの出力を金属ワイア先端3aのXY方向の位置と対応させて格納する。
【0055】
このようにして、図3(A)に示すごとく、圧電素子2のZ方向の移動量を用いて試料1のトポ像(表面形状像)をコンピューター10aによってトポ像表示装置12上に得ることができる。この図3(A)は2.5μm×2.5μmの範囲で走査した結果である。
【0056】
容量センサ8は、金属ワイアの先端3aと試料1との間の容量に関わる信号Cを出力する。
例えば試料1が半導体試料の場合、金属ワイア先端3aと試料1との間の容量には電圧によって変調される成分が存在する。ロックインアンプ14は電圧変調回路7によって試料1に印加した交流電圧の周波数fを参照して容量センサ8の出力信号を検波し、金属ワイア先端3aと試料1との間の容量の電圧微分に相当するdC/dV信号を検出する。ここで、試料1が半導体試料であれば、dC/dV信号の符号から金属ワイア先端3a直下のドーパントの極性が決まり、また、dC/dV信号の大きさはドーパントの密度に関する情報を与える。このdC/dV信号を金属ワイア先端3aのXY方向の位置と対応させてコンピューター10aの内蔵する記憶手段に格納することにより、試料1のdC/dV信号の走査面内の分布画像がコンピューター10aによってdC/dV表示装置15上に表示される。dC/dV像の一例である図3の(B)は、図3の(A)に同じく2.5μm×2.5μmの範囲で走査して得られたものである。
【0057】
また、容量センサ8からの出力信号は水晶振動子4の振動周波数によっても変調されている。ロックインアンプ13はオートマチックゲインコントローラー5aから供給される周波数fを参照して容量センサ8の出力信号を検波し、金属ワイア先端3aと試料1との間の容量の高さ方向微分に相当するdC/dZ信号を検出する。ここでZは金属ワイア3の振動する方向である。dC/dZ信号は金属ワイア先端3aのXY方向の位置と対応させてコンピューター9の内蔵する記憶手段に格納することにより、試料1のdC/dZ信号の走査面内の分布画像がコンピューター9によってdC/dZ表示装置17上に表示されることになる。図3の(C)に示すdC/dZ像の一例は図3の(A)、(B)と同じく2.5μm×2.5μmの範囲で走査した結果である。
【0058】
このdC/dZ信号を測定することにより、試料表面の局所的な容量の分布がわかる。プローブ−試料間ギャップの容量をC、試料の容量をC、測定される容量をCとすると、次式となりdC/dZ信号はおおよそ試料の容量の2乗に比例する。
【0059】
【数1】
Figure 2004109052
【0060】
(ε:プローブ−試料間ギャップの誘電率、S:プローブ先端の面積)
ゆえにdC/dZ像は試料表面の局所的な容量の変化を強調するような画像情報を与える。従来のSCMではdC/dZ信号のように外部から印加した変調交流電圧に応答する容量情報を主に検出しているが、今回の発明による効果であるdC/dZ信号では電圧に応答しない容量情報例えば高誘電率膜の局所的な誘電率の変化であっても高感度に測定できる。
【0061】
また、図2に示す本発明による第1の実施の形態では、dC/dZ信号を検出するために容量センサ8からの出力信号をまずオートマチックゲインコントローラー5aの周波数fにおいてロックインアンプ13によって検波するという構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく容量センサ8からの出力信号をまず電圧変調回路7によって試料1に印加された交流電圧の周波数fにおいて復調し、その後オートマチックゲインコントローラー5aの周波数fを参照して検波することによりdC/dVdZ信号を得るという構成にしても良い。この場合、dC/dZ画像の中で電圧によって変調される成分が選択的に画像化される。
【0062】
また、ロックインアンプ16は電圧変調回路7によって試料1に印加された交流電圧の周波数fの第二高調波、すなわち2fを参照して容量センサ8の出力信号を検波し、2f信号を検出する。この2f信号は金属ワイア先端3aのXY方向の位置と対応させてコンピューター10aの内蔵する記憶手段に格納し、この記憶データから試料1の2f信号の走査面内の分布に関する画像をコンピューター10aによって2f表示装置18上に表示する。2f像の一例を図3の(D)に示す。この図3の(D)は、図3の(A)、(B)、(C)に同じく2.5μm×2.5μmの範囲で走査した結果である。また図3の図3の(A)、(B)、(C)、(D)の画像は、図2に示す本発明による第一の実施の形態により一度の走査によって同時に取得されたものである。
この2f像では、先に出願した特願2001−247863にも述べたように、半導体のp−n接合位置に関する情報が得られる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては金属ワイアと水晶振動子を組み合わせたものを走査型プローブ顕微鏡用のプローブとする構成を取っている。金属ワイアは低インピーダンスであり、この結果、容量センサの感度が向上できる。また、金属ワイアの試料に対する投影面積は僅少であり、金属ワイアと試料との間の浮遊容量を低減し、この結果、容量センサからの信号感度を向上できる。さらに、従来のSi製感知レバーに金属コートするなどの手法にくらべて金属ワイアでは先端の曲率半径を小さくできるので、空間分解能を向上できる。さらに、金属ワイアはその先端と一体で単一の材料よりなるので、先端と試料との摩擦によって導電性の先端が剥れ、導電性が失われるという恐れは無い。さらに、先端と試料との間に直流電流が流れると、ジュール熱が発生するが、結果として溶融しても金属ワイアはその先端と一体で単一の材料よりなるので、導電性が失われることは無い。
【0064】
また、本発明における走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、金属ワイアを水晶振動子によって励振する構成としており、さらに金属ワイアはホルダー上と水晶振動子上の2箇所で固定されている。この効果により金属ワイアの質量やバネ定数により水晶振動子の共振特性を損なう恐れが最小限となるので、高い精度を持って金属ワイアの先端と被測定試料との間の距離を制御することが可能となる。
【0065】
また、本発明における走査型プローブ顕微鏡用のプローブでは、金属製ワイアを励振する水晶振動子によって振動の検出を電気的に行うので、従来用いられるような光学系を必要とはせず、走査型プローブ顕微鏡装置の簡略化を図ることが可能となる。ゆえに走査型プローブ顕微鏡装置を真空チャンバーやクライオスタットなどの小空間内に導入することが容易となる。
【0066】
また、本発明における走査型プローブ顕微鏡では、金属製ワイア先端を試料面に対して垂直方向に、周波数fで振動させ、金属ワイアには容量センサを接続し、それらの検出系からの出力信号を周波数fで検波することにより、dC/dZ信号を得ることができる。このdC/dZ像は試料表面の局所的な容量の変化を強調するような画像情報を与える。従来のSCMにおいてはdC/dV信号のように外部から印加した変調交流電圧に応答する容量情報を主に検出しているが、今回の発明による効果であるdC/dZ信号では電圧に応答しない容量情報例えば高誘電率膜の局所的な誘電率の変化などでも高感度に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の原理を示す図である。
【図2】本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の第一の実施の形態である。
【図3】本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の第一の実施の形態によって取得された画像の一例である。
【図4】従来の走査型容量顕微鏡の原理を示す図である。
【図5】従来の走査型容量顕微鏡に用いられる金属コートされたSi製カンチレバーの構造を示す図であり、Aは斜視図、Bは断面図である。
【符号の説明】
1 試料
2 走査用圧電素子
3 金属ワイア
3a 金属ワイアの先端
4 水晶振動子
4b 金属ワイア3の、水晶振動子4上での固定部
5 発振器
5a オートマチックゲインコントローラー
5b フェイズシフター
6 検出器
6a プリアンプ
6b FM復調器
7 電圧変調回路
8 容量センサ
9 金属ワイア用ホルダー
9b 金属ワイア3の、金属ワイア用ホルダー9上での固定部
10 制御装置
10a コンピューター
10b 差動アンプ
11 XY走査回路
12 Topo表示装置
13 ロックインアンプ3
14 ロックインアンプ1
15 dC/dV表示装置
16 ロックインアンプ2
17 dC/dZ表示装置
18 2f表示装置
101 試料
102 圧電素子
103 金属ワイアユニット
1031 カンチレバー
1031a プローブ
1032 ホルダー
104 電圧変調回路
105 容量センサ
106 レーザダイオード
107 検出器
201 単結晶シリコン基板
202 金属層

Claims (14)

  1. 一端を先鋭化した金属製ワイアと、圧電素子と、これらを支持するホルダーから構成されるプローブであって、該ワイアの先端が試料表面に対して垂直方向を主成分とした方向に配置されるように圧電素子に固定され、該ワイアの基部は別にホルダーに固定され、これらの2箇所の固定部を有することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用のプローブ。
  2. 前記ワイアは、前記圧電素子との固定部と前記ワイアの先端の間において、前記先端が試料表面に対してほぼ垂直となるような曲げ部を有していることを特徴とする請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡用のプローブ。
  3. 前記走査型プローブ顕微鏡用のプローブの振動を検出する手段によって検出される信号が、前記ワイア先端と前記試料との相互作用の変化によって変化するところの前記プローブに関わる共振振動の振幅、共振周波数、あるいは共振のQ値であることを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記圧電素子が、水晶振動子であることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  5. 前記水晶振動子が音叉型であり、そのプロンジの向きは前記金属製ワイアの2箇所の固定点間の方向に対して垂直であることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  6. 前記圧電素子が、それに固有の共振周波数近傍で前記金属製ワイア先端を振動させることを特徴とする請求項1記載のプローブ。
  7. 前記金属製ワイア先端を励振する圧電素子によって、金属製ワイア先端の振動状態を電気的に検出することを特徴とする請求項3記載の走査型プローブ顕微鏡。
  8. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイアと電気的にカップルするラインにより該情報に関わる信号を検出し、次にダイオードにより該信号を検波し、検波された信号から前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧と同じ周波数の成分を検出することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  9. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧の周波数の2倍の周波数で変化する成分を検出することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  10. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から前記金属ワイア先端の変位の振動周波数と同じ周波数成分を検出することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  11. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記検波信号から、前記金属ワイア先端と前記試料の間に印加された交流電圧と同じ周波数の成分を検出し、該検出成分からさらに前記金属ワイア先端の変位の振動周波数と同じ周波数の成分を検出することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  12. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイアを含んで構成された電気的共振器の、試料と電気的にカップルすることによるQ値の変化を検出することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  13. 前記金属ワイア先端と前記試料の間の容量情報を検出するに際して、前記金属ワイア先端と前記試料との力学的相互作用による前記金属ワイア先端の振動に由来する前記負帰還系内の信号から得られる試料の表面形状に関わる情報と、
    前記検波信号から得られるところの
    前記印加交流電圧と同じ周波数の成分と、
    前記印加交流電圧の2倍周波数成分と、
    前記金属ワイア先端の変位の振動周波数成分と
    さらには
    前記印加交流電圧の周波数成分中で前記金属ワイア先端の変位の振動周波数で変化する成分と、
    において、これらのすべてあるいは一部を一度の走査により同時に画像化することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
  14. 前項記載の走査座標を一にする各画像を用いてそれらのすべてあるいは一部を単に重ね合わせあるいは画像により透過度を変化させて重ね合わせる手段と重ね合わせた合成画像を表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載のプローブを用いた走査型プローブ顕微鏡。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007218803A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Research Institute Of Biomolecule Metrology Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡システム及び観察方法
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